畠山健治郎

はたけやまけんじろう



当選回数回

畠山健治郎の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第136回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○畠山委員 質問に入る前に、ともに政治に携わる者の一人として、昨今の政治に対する国民の不信についてお尋ねをいたしたいと思っております。  住専問題、大蔵省の一部官僚の行動など、国民の政治、行政に対する批判は極めて厳しいものがございます。また、中央官僚に対する自治体の官官接待問題...全文を見る
○畠山委員 次に、機関委任事務制度についてお伺いをいたしたいと思います。  昨年五月、地方分権推進法が制定されまして、同法に基づき設置されました地方分権推進委員会は、本年三月の中間報告並びに秋以降の指針勧告に向けて鋭意検討されておるというふうに承ってございます。この検討過程にお...全文を見る
○畠山委員 次に、地方財政対策の性格についてお尋ねをいたしたいと存じます。  今回の地方財政対策の基本性格については、通常収支において、来年度は地方交付税法六条の三第二項に該当する財源不足となっておりますが、問題は、補てん措置とこの法律の規定との関係でございます。  景気が回...全文を見る
○畠山委員 もう一点、財源対策の性格についてお伺いをしたいと思います。  一九七五年度以降の財源対策と今回のそれとでは、基本的な環境が大きく変わっておると言ってよろしいかと思います。それは、地方分権が時代の潮流となっておるという点があろうかと思っております。そうしますと、財源対...全文を見る
○畠山委員 自治体単独事業についてお伺いをいたしたいと思います。  景気対策と自治体の単独事業の関連についてはいつも論じられているところでございます。国の公共事業費の伸び率が若干伸びておるにとどまっておる中で、自治体の単独事業は計画ベースでは三・一%増とされております。公共投資...全文を見る
○畠山委員 次に、自治体の行政改革についてお伺いをいたしたいと思います。  一点は、先ほどの貝沼議員と重複しておりますので、この点は省略をさせていただきます。  ただ、自治体の大綱を見てみますと、策定手法や内容において、従来のものとは異なる特徴がうかがわれます。この点、全体か...全文を見る
○畠山委員 ただいまの報告にありますように、大綱の主要内容として、行政需要の変化や多様化に、住民ニーズに対応できるための事務事業、組織機構の見直し、再編が掲げられておることはわかりました。一般論としてはそのとおりであろうかと思いますが、問題は、行政需要の変化や多様なニーズが個々の...全文を見る
○畠山委員 次に、地方分権という観点から、地域の公共交通問題、特に地方バス路線維持問題についてお伺いをいたしたいと思います。  地域経済の面でも、また住民の移動する権利保障の面でも、公共交通の確保は重要であり、高齢化社会を考えれば、この比重はますます大きくなってくるものと考えま...全文を見る
○畠山委員 時間がおくれておるようですから、御協力を申し上げるという意味で、最後の質問にさせていただきたいと思います。  現在、バス路線がないために公的、社会的サービスを十分受けられない例は少なくございません。一例を挙げますと、西日本のある都市では、市の出張所の五分の二にバス路...全文を見る
○畠山委員 終わります。ありがとうございました。
02月28日第136回国会 衆議院 地方分権に関する特別委員会 第4号
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○畠山委員 地方分権推進法が昨年春成立して以来、間もなく一年になろうとしております。この間、地方分権推進委員会は、去年の秋に基本的な考え方、十二月末には検討試案をまとめ、現在、三月の中間報告に向けて精力的に検討されておると承っております。  そこで本日は、総務、自治両大臣の所信...全文を見る
○畠山委員 昨年十二月、推進委員会は、機関委任事務の制度を廃止した場合の従前の機関委任事務取り扱いに関する検討試案を示しております。その大要は、廃止するものは廃止し、それ以外の事務は自治事務、法定受託事務とするというもので、これは機関委任事務制度に取ってかわる具体的結論という政府...全文を見る
○畠山委員 法第十五条に基づいて、推進委員会は検討試案に関する省庁の資料の提出、意見の開陳、説明を求めたと聞いておりますが、これに対する省庁の評価はどのようなものであったのか。積極的か消極的か、説明をいただきたいと思います。
○畠山委員 ただいまの説明では積極的に評価したのはどうも自治省だけのようでございまして、他省庁は軒並みに消極的のようであります。これはどういうことでしょうか。立法意義や政府見解の否定とつながるものではないだろうかと考えます。総務庁長官の見解をまずお伺いをいたしたいと思います。 ...全文を見る
○畠山委員 ただいまの省庁の説明では、省内意思の決定過程に大臣の存在は極めて希薄だと言わざるを得ないと思います。これでは内閣の政治責任はどうなるのか。しかも与党は、村山及び橋本政権発足に当たり、機関委任事務制度の廃止に合意しておるわけであります。総務、自治両大臣は直接の所管大臣で...全文を見る
○畠山委員 共同の事務論の意味するものは、機関委任事務制度が廃止され新しい事務概念に取ってかわっても、実態上従前の機関委任事務制度と同様な機能を保持すること、省庁の考え方はこれに尽きるのではありませんか。しかも、今さら統一性や効率性を持ち出すのは機関委任事務制度の廃止に反対するの...全文を見る
○畠山委員 推進委員会が、地方分権の重要なかぎである機関委任事務制度の検討にまず着手したことは十分理解できます。しかしながら、自治体の首長の皆さんからすれば、特に財政の厳しい状況では、財源の分権化に注目するのは当然と言えましょう。  そこで、地方六団体は、奨励補助金約四兆円を廃...全文を見る
○畠山委員 終わります。ありがとうございました。
03月01日第136回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○畠山分科員 冒頭、大臣初め農水省の皆さん、あるいは林野庁の皆さんに要望しておきたいというふうに思っております。  きょう、午前の第八分科会でも申し上げてまいりました。というのは、不幸な出来事が、災害が次々起こっているわけですよね。雲仙しかり、阪神・淡路しかり、トンネル問題しか...全文を見る
○畠山分科員 ぜひひとつ工夫をしていただきたいと思います。  次にお伺いをいたしたいと思いますが、いよいよもって去年の十一月から新食糧法がスタートいたしました。もはや失敗は許されないという年を迎えたわけでございます。ぜひひとつ失敗のない新食糧法のスタートを切らなければいけないと...全文を見る
○畠山分科員 必ずしも正確じゃないかもしれませんが、私の居住区を含めて相変わらずの一律配分をやっているというところが現実にあるわけですよね。さきに申し上げましたように、いわゆる計画流通米あるいは政府米、生産調整を絡めてきちんと抜かりのないようにしていくといいながらもこんなことをま...全文を見る
○畠山分科員 実効性ということだけ、生産調整失敗してはいけないということだけがしきりに強調されて、そのためにどうするか、汗水流してこれから先のことにきっちりと対応していくという方向を求めるのではなくて、今、生産調整失敗してはいけない、このことを確保するということだけにとらわれてお...全文を見る
○畠山分科員 あの手この手、やっていただいていることはよくわかります。集荷奨励なさっているということもよくわかります。しかし、集荷奨励よりも高く買いますよ、それよりも高く買いますよ、しかも、田んぼを休耕同然にさらしておくよりも、米をつくった方がもっと楽ですよというふうな誘いから、...全文を見る
○畠山分科員 そこで、私冒頭にも御要望申し上げました部分がどうしても抜けてしまうのですね。経済、経済というだけが中心の論議になってしまって、日本の農業が果たしておる公益性というような部分はどこかへ忘れてしまうわけですね。そんなことで日本の社会は、経済は、それから日本の国土は、そし...全文を見る
○畠山分科員 そこで、ひとつ大臣から一言だけお聞かせをいただきたいと思うのです。  というのは、予算の技術上はなかなか難しいことかもしれません。わかっていますが、言ってみれば、政府買い入れ米価格を決めるといったら、やはり今おっしゃるようなことよりもよりどころが出てこないという、...全文を見る
○畠山分科員 ぜひひとつそういう立場からも大臣の御活躍をお祈り申し上げたいと思います。  次に、そうでなくとも、生産調整絡みで米市場は一体どうなるのだろう。言ってみれば、備蓄米を考えても、備蓄米という、直接市場へ出る出ないは別にしても、潜在的な米余り現象と同じことだと言ってよろ...全文を見る
○畠山分科員 時間が参りましたので、最後に大臣に御要望申し上げておきたいと思います。  というのも、与野党を含めて、衆参両院で地方分権推進法の決議が満場一致でなされたわけでございます。それを受けて、昨年の五月、ようやく地方分権推進法が成立を見まして、今現在、分権推進委員会で鋭意...全文を見る
03月01日第136回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○畠山分科員 まず最初にお伺いをいたしたいのは、大変不幸な出来事が連続起こっております。雲仙・普賢岳の火山災害、昨年は阪神・淡路の大災害、続きまして、不幸にしてことしもまた豊浜トンネル災害が起こってしまいました。今度は一体何が起こるのかという危惧が率直に言ってあるわけであります。...全文を見る
○畠山分科員 そこで、くどいようですけれども、従前の物差しで危険箇所を見るというようなことじゃ当てはまらないと思うのですね、さっき申し上げましたように。山は荒れておるし、田んぼは田んぼですしね。したがって、降った水がばっと鉄砲水みたいに出てくる可能性は、以前とは違ってそういう危険...全文を見る
○畠山分科員 ぜひひとつそういう観点で、新たな観点でひとつ点検を急いでいただきたいことを重ねてお願いを申し上げたいと思います。  続きまして、ダム関係について少しお尋ねをいたしたいと思います。  豪雨災害から住民の生命財産を守る、あるいは安全で安心できる生活用水を確保する、ま...全文を見る
○畠山分科員 直轄ダムについてのアセスは、これは当然といえば当然かというふうに思っておりますけれども、補助ダムにつきましてもやはり十分細かな配慮をしていただく手だてをぜひひとりやっていただきたい、このことを要望しておきたいと思います。  次に、少し次元の低い話で申しわけないです...全文を見る
○畠山分科員 今局長のお話にもありました大館能代空港、平成十年の開港を目指して、当初予定は十月だったようですけれども、日本ジャンボリーがそばで開催されるというようなことから、七月開港を目指して今一生懸命頑張っていただいております。それにアクセスする道路工事についても、鋭意、今、県...全文を見る
○畠山分科員 開港が迫っておるわけでありますから、ぜひひとつ急いでいただきますように、重ねてお願いを申し上げたいと存じます。  最後になりますが、大臣、恐縮でございますが、先月の二十七日に記者会見をなされたようでございますが、地方分権につきまして、大臣の御発言、ペーパーで読ませ...全文を見る
○畠山分科員 最後になりますが、本当に毎日のマスコミをにぎわしておるものの一つに官官接待がございますよね。この官官接待をどう受けとめたらいいのかといったら、やはり国対地方公共団体というのは上下の関係だというふうに言わざるを得ない中身だというふうに言ってよろしいかと思います。そうい...全文を見る
05月14日第136回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号
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○畠山委員 警察法は、第一条に定められておりますように、個人の権利と自由の保護及び民主的理念を基調とする警察の管理運営の保障にかかわる基本法であると考えます。それだけに、その扱いは常に慎重でなければならないと存じます。そうした基本理念を踏まえつつ、一方では新たな犯罪に対する警察機...全文を見る
○畠山委員 今回の法改正の必要性が、ただいまの説明では十分に国民に理解していただくことが困難ではないだろうかというふうに思います。  と申しますのも、八九年十一月四日の坂本弁護士一家失腺事件、これは後には殺人事件になったわけでありますが、これを皮切りにしまして、九四年六月二十七...全文を見る
○畠山委員 私の提起をしておる国民的な立場で検証する必要があるのではないだろうか、この種の問題、極めて大事な問題ですから、あえてそのことを再提起をさせていただきたいというふうに思っております。  冒頭に申し上げましたように、警察法の扱いは慎重でなければならないと思います。歴史的...全文を見る
○畠山委員 広域化に対応する都道府県警察相互の関係については、現行法にも相互協力義務あるいは援助要求、境界周辺に関する権限、それから管轄区域外における権限あるいは共同処理に係る指揮、連絡等が五十九条から六十一条の二までにわたって規定されてございます。しかも、六十条、六十一条の二で...全文を見る
○畠山委員 今回の改正に言う「広域組織犯罪」の一例に広域暴力団が挙げられておりますが、これについては既に暴対法が定められ、現行警察法の規定によって広域的にも有効な対策が進められていると思うんです。オウム事件をもって改めて広域組織犯罪対策を強調することは理解できますが、それをもって...全文を見る
○畠山委員 今回の法改正の内容の一つは、国家公安委員会の所掌事務を定めた五条の二項五号に広域組織犯罪のための警察の態勢に関する規定を追加するものとなっております。  そこでお伺いしますが、このような改正がなされた場合、この規定は当然、第十六条二項に規定する長官の指揮監督権の行使...全文を見る
○畠山委員 第五条の追加規定が第十六条二項に及ぶ以上、なぜ新たに第六十一条の三を新設し、長官の指示権なるものを新設する必要があるでしょうか。現行の十六条二項の規定で十分であるのではないかと思うのです。指示権は指揮監督の権より下位にある概念と考えるのが当然であって、殊さら弱い規定を...全文を見る
○畠山委員 ただいまの答弁には余り説得力がないと言わざるを得ないと思います。  なぜ私がこの点を問題にするのかということは、それは今回の五条と六十一条の三の改正が自治体警察制度に影響を及ぼす可能性があるのではないかと考えるからでありまして、ただいまの答弁ではそうした危惧が消えな...全文を見る
○畠山委員 公安委員長にお伺いをいたしたいと思いますが、先ほども議論になっておりましたが、都道府県公安委員会については、とかくその存在が空洞化が指摘をされておるところでございます。しかし、民主的な警察運営を制度的に保障する機関である以上、その実在感を高める方策を検討するときに来て...全文を見る
○畠山委員 最後になりますが、警察行政のあり方、特にその透明性を確保する方策の一つとして第三十七条の財政問題について御質問を申し上げたいと思います。  三十七条は、地方警務官の給与、警備装備品等九項目について国庫支弁を定めております。これに基づく支弁金は、会計法二十四条一項に基...全文を見る
○畠山委員 以上で終わりますが、今回の改正に当たりましては、改めて自治体警察制度の枠組みの維持強化の問題、さらには、一層の警察情報の公開に努めるとともに、警察を市民に開かれたものとするような努力を今後とも引き続きやっていただきますことをお願いしながら、質問を終わりたいと思います。...全文を見る
05月23日第136回国会 衆議院 地方行政委員会 第8号
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○畠山委員 ただいま議題となりました地方公務員災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、与党を代表して質問をさせていただきます。  公務災害が発生した場合、これを補償することは当然なことでありますが、大切なことは、まずもって災害と職業病の発生を事前に防止をすることであろうか...全文を見る
○畠山委員 自治体の場合、労働安全衛生法上設置義務のある安全管理者並びに安全委員は、それぞれ九五・八%、九四・五%と高い設置率になっております。しかし、衛生管理者、安全衛生推進者、衛生委員の設置率となると低く、特に安全衛生推進者となりますと五六%と極めて低い状況にございます。問題...全文を見る
○畠山委員 職員の福利厚生に対する施設及び財政措置並びに安全衛生に関する施設の充実を要請しておきたいと存じます。  そこで、今回の法改正の考え方についてお尋ねをいたしたいと思います。  最近の審査請求処理の長期化、事案の複雑化、再審査請求件数の増加について現状を詳しく御説明を...全文を見る
○畠山委員 現状については理解いたしますが、災害に対する補償の迅速かつ公正な実施を定めた本法第一条の規定からしても、支部審査会で平均二年六カ月、本部審査会で九カ月処理に時間を要しておるというのは問題があろうかと思います。過労死問題などがその主たるものと考えますが、長期化しておる事...全文を見る
○畠山委員 先ほどからの説明には、支部が受理をして決定するまでの間の件数は入っておりませんね。受理して支部長が決定するまでの間はどれくらいかかっているのか。およそれ割ほどは一カ月以内に決定されておるようでございますが、残りの一割はどれくらいの期間がかかっておるのか、また、そうした...全文を見る
○畠山委員 今回の法改正は、支部長決定に対する審査請求及び再審査請求が三カ月経過して後再審ないし訴訟を提起することができますもので、その点では迅速化を促すものとして評価したいと思います。しかし、支部長決定までの迅速化も重要な課題であり、この点についてはどのような措置を講じているの...全文を見る
○畠山委員 認定をめぐって最終的に訴訟となることは、権利の保障の面では当然なことと思いますが、公務災害補償法という制度固有の存立意義からすれば、裁判となることは現行二審制の意義が十分機能しなかった結果とも言えると思います。可能な限り制度内で自己完結することが望ましいわけであります...全文を見る
○畠山委員 迅速化のため委員の一名の増員、それから二部制による審査体制の整備を図るとしておりますが、地公災の支部審査会に対応する労災の労働保険審査会は、現行九十三名を百二十名に増員するとしております。制度間の規模の違いはあるとはいえ増員規模が少ないようにも考えますが、一名の増員の...全文を見る
○畠山委員 最近の補償基金の財政状況を見ますと、収入に当たる負担金は、給与費の鈍化によって二%台から一%台の伸びにとどまっておるようでございます。他方、歳出に当たる給付費は五%ないし四%台の伸びとなっております。全体としては安定状況にあろうかと考えますが、いたずらに負担増を求めら...全文を見る
○畠山委員 最後になりますが、公務災害補償は請求に基づいて行われるために、メンタルな疾病や自殺と公務災害との関係はなかなか明らかとならない場合がございます。この点、佐世保市職員の自殺が公務災害と認定されたことは、社会環境の変化によるストレスの増加など、メンタルな疾病や自殺に対する...全文を見る
○畠山委員 審査の迅速化を実効あるものにしていただくようさらに御努力をいただきますことをお願い申し上げまして、終わりたいと思います。ありがとうございました。
05月30日第136回国会 衆議院 地方分権に関する特別委員会 第6号
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○畠山委員 私は、与党を代表いたしまして、三月二十九日に地方分権推進委員会の行った中間報告を中心に、厚生、建設、農水並びに総務庁、各省庁にお尋ねを申し上げたいと思います。  かなり大部な中間報告が出されたことで、今後の地方分権像がある程度明らかになってきたと考えておりますが、そ...全文を見る
○畠山委員 そこで、総務庁長官にお伺いいたしたいと思いますが、この「分権型社会の創造」と題する中間報告について、長官はどのように評価なさっていらっしゃいましょうか、お伺いいたしたいと思います。
○畠山委員 この中間報告の総論部分で最も重要なのは、国、地方公共団体間の調整ルールを一般法で定めるとする部分ではないだろうかと思っております。これに関して、我が党も数年来、国・地方関係調整法のような法定を提起してまいりましたし、地方六団体においても裁判的調整を提言しております。官...全文を見る
○畠山委員 次に、中間報告の各論部分では、主として土地利用、福祉を中心に改革方向ないしは検討すべき課題が提起されております。  そこで、厚生、建設、農水の各省にお伺いをいたします。三省はどのようにこれを受けとめ、今後推進委員会のヒアリングに対してどのような意見表明を行おうとして...全文を見る
○畠山委員 きょうは比較的とげとげしい言葉はないわけでありますけれども、三省の見解を私なりに整理をしてみますと、このような改革がなされればこういう問題が生ずる、だから問題だというように感じ取られてならないと思っております。確かにそうした問題、指摘も必要であるかもしれません。しかし...全文を見る
○畠山委員 地方分権について、個別省庁の権限問題ではなく、巨視的視点からの接近を強く要請しておきたいというふうに思っております。  そこで、改めて総務庁長官にお伺いをしたいと思いますが、推進委員会は遅くとも本年末には第一次勧告を行うと明言しております。地方分権推進法制定時にも、...全文を見る
○畠山委員 時間ですから終わりますが、最後に、くどいようですが、地方分権推進法がスタートして、今動いているわけでありますから、全省庁こぞってやはり中身に協力していただくように重ねてあえて申し上げまして、終わりたいと思います。ありがとうございました。
05月31日第136回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第2号
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○畠山分科員 九二、九三年度決算に関連して、警察庁並びに自治省及び会計検査院に対して幾つか御質問を申し上げたいと存じます。  まず、会計検査院にお伺いをしたいと思いますが、昭和二十年代に一度行ったと聞いておりますが、警察庁に対する検査報告を会計検査院が国会に行ったことがございま...全文を見る
○畠山分科員 三十年代以降一度もないということは、国会に報告すべき会計上の問題が見当たらなかったということでありましょうか。  そこで、御質問申し上げますが、会計上問題がなかったということと警察会計が国民にでき得る限り公表されるべきだということとは別問題だと考えますが、いかがで...全文を見る
○畠山分科員 確かに、会計検査院の任務は行政機関の会計上の適法性、妥当性の検査にあるわけで、公表すべきかどうかという判断の機関ではないかと思います。しかし、会計検査院といえども行政の一機関である以上、適法性、妥当性の判断は、行政機関同士ではなく、最終的には国民にゆだねるべきものだ...全文を見る
○畠山分科員 警察法第三十七条では「都道府県警察に要する経費については、予算の範囲内において、」「その一部を補助する。」と定めております。施行令三条によれば、その率は通常十分の五とされております。  そこで、自治省にお伺いしたいと思います。  これまで警察の補助事業について、...全文を見る
○畠山分科員 調査に基づく一定の改善がなされてきておるというようなお話でございますが、その限りにおいては評価をしたいというふうに思っております。  しかし、大分過去の例でございまして、近年どうなっているのかというようなことはうかがい知れないわけでございます。摂津訴訟以来、超過負...全文を見る
○畠山分科員 まだまだかなりおくれておるというふうに受けとめざるを得ないというふうに思っております。  そうしてみますと、予算補助でありますから、希望の数が多く出てくれば、どうしても超過負担というのはのしかかってくるということになるわけであります。それぞれ超過負担をなくそうとい...全文を見る
○畠山分科員 さきに、行政改革委員会から、情報公開法に関する検討メモが公表されております。  そこで、これと警察行政との関係について質問いたしたいと思いますが、このメモによる情報公開法が制定された場合、どのような点で警察行政と調和しない、あるいは対立するという部分が出てくるのか...全文を見る
○畠山分科員 犯罪の予防あるいは治安維持といった目的を第一義に考えれば、情報公開法は事警察行政に関しては余り意味がないというふうに受け取られてしまったのなら、やはり大変なことだというふうに思うわけであります。  何はともあれ、警察法第一条に、民主的な管理をするというようなことが...全文を見る
12月05日第139回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号
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○畠山委員 ラストバッターにもなりましたので、かなり重複する部分があるわけでありますが、質問通告をしてございますから、視点を少し変えながら御質問をさせていただきたいと思います。  橋本総理の掲げる行政改革、経済構造改革、金融システム改革、社会保障構造改革あるいは財政構造改革のど...全文を見る
○畠山委員 総理は、行政改革、なかんずく省庁の再編について、単なる行政機構の再分類ではなくて、国が直接関与すべき業務の範囲にふさわしい省庁体制、また経済社会の変化に対応できる組織、そして総合政策展開を可能にする分野の太くくり、そして官邸のリーダーシップ、この四つの指標を挙げておら...全文を見る
○畠山委員 これまで推進委員会での議論が相当進んでおるわけであります。他の省庁の問題についていろいろ見える部分が出てきているわけでありますが、肝心の自治省の分権に対する体制あるいは考え方、省としてですよ、そこの部分が残念ながら、担当しておりながらなかなか見えてこない、率直に言って...全文を見る
○畠山委員 昨年の地方分権推進法制定におきまして、時限立法、五年のうちの前半は推進委員会の審議、勧告に充てるし、後半は計画策定及び法改正とするということが確認をされております。  これに従いますと、既に一年半経過をしておるわけでありまして、今月末の第一次勧告あるいは年度末の第二...全文を見る
○畠山委員 次に、午前も午後からもいろいろ議論がありましたが、地方公務員の国籍条項問題でございます。地方分権とのかかわり合いで大事にしなければならないという観点から質問をさせていただきたいと思います。  この問題に関する自治大臣の談話、十一月二十二日に出されてございます。地方公...全文を見る
○畠山委員 どうも納得ができない部分が少しあります。観点を変えれば納得できないわけでもないような気もいたします。それは「職員の任用は、法令等に基づきその団体が責任をもって自主的かつ適切に行っていただくもの」とする見解部分でございます。この点に大臣の真意があるとするならば、それは理...全文を見る
○畠山委員 大臣談話の末尾にもありますように、時代の変化に採用も合わせようとする大臣の努力した結果が今度の談話だと確認をさせていただきながら評価をさせていただきたいというふうに思っております。  しかし、大臣談話をまつまでもなくて、地方公共団体の職員の任用は地方公共団体の固有の...全文を見る
○畠山委員 どうもありがとうございました。終わります。
12月13日第139回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第2号
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○畠山委員 大変残念なことではありますが、省庁汚職を含めて国民の怒りは頂点に達しておるというふうに言って間違いないと思います。そういうときだけに、政治主導でぜひひとつ行革をやり抜いてほしい、強い国民の期待であろうかと思っております。ぜひひとつ、総理のリーダーシップでしっかりとやり...全文を見る
○畠山委員 本当に時間がなくなってしまいましたが、そこで、端的にお尋ねしたいというふうに思っております。  行革会議は総理の諮問機関というふうに言ってよろしいかと思いますが、それとは別に、地方分権推進委員会のように法律によって機能が決まっておるというような部分があるわけでありま...全文を見る
○畠山委員 それでは、もう一つお尋ねいたしたいというふうに思います。  地方分権推進委員会というのは、五年の時限立法でございますよね。そして、一年半経過をしておるわけであります。総理も、今申しました行革会議、一年間で検討して四年間でやり抜く、こうおっしゃっておるわけでありますが...全文を見る
○畠山委員 調整の基本視点についても少し問題があるのではないかというふうに思っております。  所信表明で、総理は、行政改革の中核は省庁再編にあり、そのため、国が直接関与すべき業務の範囲、経済社会の変化に対応する組織、それから官邸のリーダーシップの三点の実現を明言されていらっしゃ...全文を見る
○畠山委員 まだまだ極めて不十分でありますが、時間がなくなりましたので、終わります。ありがとうございました。