中西健治
なかにしけんじ
小選挙区(神奈川県第三区)選出
自由民主党
当選回数1(参2)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月22日 | 第177回国会 参議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 質問に先立ち、今回の東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方の御冥福をお祈りするとともに、被災地の皆様に心からお見舞いを申し上げます。 また、みんなの党の福島が地元の小熊慎司議員は震災以来ずっと現地に入っておりますので、本日は...全文を見る |
○中西健治君 経産省の方でお願いします。 | ||
○中西健治君 専任の責任者が必要なんではないかと私は思うわけでございますが、それと少し関連をいたしまして、政府としての現地対策本部の体制はどのようになっているのでしょうか。閣僚級の人が常駐をして現地での迅速な意思決定ができるような権限を与えているのでしょうか。こちらは内閣府にお答...全文を見る | ||
○中西健治君 副大臣の方が奮闘されているというのはよく分かっているわけでございますが、やはり閣僚級の方が現地にいてしっかり対応しているという姿を見せることによって国民は納得するし安心もするんじゃないかなと我々は考えている次第でございます。もし改善ができるのであれば改善をしていただ...全文を見る | ||
○中西健治君 こちらは内閣府でお願いいたします。 | ||
○中西健治君 そうなりますと、まだ判断は行われていないということのようでございますが、やはり我々といたしましては、自治体同士のマッチングですとか移送手段の確保、それに国が、政府が積極的に国費をもって関与していくべきなのではないかというふうに考えております。 次に、原発関連の質...全文を見る | ||
○中西健治君 本日いろんな方から、各委員から、原発から三十キロ圏内の方々の生活の困難について御指摘があったわけでございますけれども、三十キロ圏内に十分な支援が迅速に行えないのであれば、屋内退避ではなくて、避難指示を行うことを至急検討すべきではないかと考えております。刻一刻を争う、...全文を見る | ||
○中西健治君 是非対策を充実させていただきたいと思います。 現在、希望者に対して実施をしておりますスクリーニング、この必要性、さらに対象者の基準等について説明をお願いしたいと思います。現時点で原子力から漏れている放射線のレベルで県内から避難してきた人や物に付着した放射性物質が...全文を見る | ||
○中西健治君 全員にスクリーニングが行われているのならばいいんですが、私たちが聞いているところでは、かなり中途半端な形で行われてしまっているということが更に疑心暗鬼を生じさせているのではないか、その点について非常に大きな心配を持っております。やるのであれば全員にということを徹底し...全文を見る | ||
○中西健治君 これ、今朝ちょっと質問通告をさせていただいたので大変急で申し訳ないのですが、東日本ではいつまで停電が続くのかという心配が強くなっているというところだと思いますので、今後の電力需要に関連して確認をしたいと思います。 夏場の需要ピーク時に向けて、今回被害を受けた施設...全文を見る | ||
○中西健治君 そうしましたら、被災者関連の質問をさせていただきます。 各県各避難所ごとの物資の偏在があるやに伺っておりますが、政府はこの物資の偏在をどのように把握して、どのようにコントロールされているのでしょうか。 | ||
○中西健治君 それでは、経済関連の質問をさせていただきます。 これまで、企業の三月決算の問題ですとか現地企業の資金繰りの問題等につきましては、既に震災対策合同会議や実務者会合で党として指摘をしております。そうしたことについては、早急に検討の上、対応をお願いすることとして、本日...全文を見る | ||
○中西健治君 今少しお述べいただきましたけれども、与謝野大臣は先週のファイナンシャル・タイムズのインタビューで、今回の地震による日本経済への影響はさほど大きくはないと、GDPに直してマイナスの〇・一%から〇・二%であるというふうに述べられました。 これは我々のちょっと肌感覚と...全文を見る | ||
○中西健治君 大臣がおっしゃられたとおり、電力という供給側の制約というのも非常に大きいというふうに思いますし、今回は全国的にやはり消費者のマインドなんかも冷え込んでくるということでございますので、需要サイドも大きな減退というのも覚悟しなければいけないのではないかなというふうに思っ...全文を見る | ||
○中西健治君 忙しくなるのであれば、まずは復興策をと私は思う次第でございます。 現政権においてマクロ経済の運営をどなたがやっているのかずっと分からないで、不明であるというふうに思っていらっしゃる方が非常に多いのではないかと思います。税と社会保障の一体改革もいいんですが、税と社...全文を見る | ||
○中西健治君 我が国はこれまでの危機対応がよくツーリトル・ツーレートの傾向があるということが言われます。そして、復興、再生が遅れてしまうということを経験してまいりました。是非、今回の対応に当たってはそうしたことのないように、国としてし得る最大限の支援策というものを当初から、小出し...全文を見る | ||
03月24日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第3号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。 まず、予算審議の在り方について質問いたします。 今回、予算案と予算関連法案が一体となって参議院に送付されてきませんでした。与党の国会運営によるものとはいえ、一参議院議員として、今...全文を見る |
○中西健治君 今回の予算が成立した後に補正予算が組まれるということがもう濃厚になってきているわけですが、大震災のこととは別に、本予算の主要な項目について補正予算で何でも変えても構わないという考えなのでしょうか。 本来、本予算の中身に当たる部分を変えるのであれば、本予算の修正を...全文を見る | ||
○中西健治君 次に、税と社会保障の一体改革に関連してお伺いします。 一昨日の予算委員会で、私、質問に立たせていただきました。その際、与謝野大臣には、私の質問、新経済成長戦略は大幅な見直しが求められるのではないかという問いに対しまして、経済そして財政の先行きについては見直しが必...全文を見る | ||
○中西健治君 であれば、一月二十一日に内閣府が発表した経済財政の中長期試算ですとか、財務省が一月に策定をいたしました平成二十三年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算の数字も当然変わってくるということになるかと思いますが、そういう理解でよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 野田財務大臣、昨日の内閣府の数字ということをおっしゃられましたけれども、これも先ほど古川委員から出ておりましたけれども、供給サイドの電力の制約ですとか消費マインドの低下、一切加味されておりませんので、要するに今の段階では全く影響が分からないに近いということなんではな...全文を見る | ||
○中西健治君 本当に四月、六月というスケジュールで進めていけると財務大臣は現実的にお考えでしょうか。経済財政の中長期的な見通しもないような状況です。いかがでしょうか。 | ||
○中西健治君 仮に、無理やりとは言わず、まあスケジュールどおりに進めていくことは可能としても、本当にそうすべきかどうかという議論をしなければならないのではないかというふうに思っております。 未曽有の大災害に直面しているわけです。復興政策の策定に全力を集中すべきではないかと思っ...全文を見る | ||
○中西健治君 私が申し上げたいのは、その復興、そしてマクロの経済政策、これが非常に大事であるということだと思います。そして、それを策定した上で、やはり税収の見込みはこうなるんだろうというようなことから税と社会保障の一体改革というのは初めて成せるんじゃないかな、できるのではないかな...全文を見る | ||
○中西健治君 時間が参りましたので終わらせていただきますが、税と社会保障の一体改革という言葉が随分と言われてきたわけですが、今大臣がおっしゃられたとおり、やはり経済と税と社会保障の一体改革、これを是非お願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ありがとうございました。 | ||
03月25日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第4号 議事録を見る | ○中西健治君 震災後の金融市場に関しまして自見大臣にお伺いします。 一昨日に質問通告を行いましたが、昨日の大門委員とのやり取りも踏まえた上で、詳細な質問通告を改めて昨日も行わせていただきましたので、的確にお答えをいただきたいと思います。 震災直後、本邦株式市場は、二日間に...全文を見る |
○中西健治君 決意の方はよく分かるんですけれども、その切迫した状況の中で首都圏の交通は麻痺していました。神奈川や千葉からも東京に働きに行けない、そんなような状況の中で東証を本当に開いていくべきだったのか。また、株式市場が下落している中で更に不安感があおられたというところも軽視でき...全文を見る | ||
○中西健治君 動揺することなく冷静にというのは当然のことだと思うんですが、そんな中で、何らかの客観的な基準という、判断のポイントというのがあったはずなんです。そうでなければ開けるという判断もしなかったはずなんですが、そのポイントは何だったのだろうかということを私はお伺いしています...全文を見る | ||
○中西健治君 もう一度、今、証拠金取引という言葉が出ましたが、これ次の質問なんですけれども、株式市場が大きく動く中で、個人投資家がデリバティブ取引で大きな損失を被るケースが散見されました。そして、追い証を負担させられた証券会社がビジネスから撤退するというようなことも起こったわけで...全文を見る | ||
○中西健治君 済みません、では野田財務大臣にお伺いさせていただきます。 復興や復旧にどれくらいのコストが掛かるのかということはこれまでも多々質問が出ているわけですが、現況を精査して積み上げて計算するということですけれども、恐らくはそうしたコストの計算のときに為替レートや今後の...全文を見る | ||
○中西健治君 震災対応、そして世界的なコモフレーションとも言われる資源価格の上昇に備える意味でも、今後原油備蓄をもっと増やした方がいいのではないかという意見が多数ございます。 また、復興復旧の過程で国家全体として見ると、一次産品をドル建てで大量に輸入するということになるのでは...全文を見る | ||
○中西健治君 時間が来ておりますので、最後に私の方から提言ということなんですが、そうしたドル建てでもし外為特会利用できるということであれば是非とも活用していただきたいなというふうに思っておりますし、昨年の介入二兆円規模でございましたし、今回、介入の規模は分かりませんけれども、それ...全文を見る | ||
03月30日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第6号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。どうぞよろしくお願いします。 法案についての質問もいたしますが、まずは、先週の本委員会における私の質問に対する野田大臣の答弁に関して確認をさせていただきたいと思います。 税と社会保障の一体改革のスケジュールについて三月二十四日の本委...全文を見る |
○中西健治君 スケジュールの変更を閣議決定していないから、大臣がおっしゃっていることと官房長官や菅総理がおっしゃっていることが整合的であるというのは、なかなか報道で聞いている限りにおいてはそうは思えないなというふうに思います。 主要閣僚は、こうした発言をする前に野田財務大臣に...全文を見る | ||
○中西健治君 ありがとうございます。 復旧復興が第一だと、大事だということは、当然私もそう思っております。だからこそ、二十四日の本委員会で私は、復興政策をまずはきちんと策定し、それを踏まえた経済成長、そして経済成長戦略、経済政策をきちんと作った上で中長期的な税と社会保障の議論...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございます。 じゃ、四月、六月のスケジュールは変わらないということで私は理解をさせていただきました。 続きまして、復興財源の地方との分担等について財務大臣にお伺いしたいと思います。 三月二十二日の予算委員会におきまして財務大臣は、財政が制...全文を見る | ||
○中西健治君 一々国と地方の調整を行わないで済ませるためにも、これは予算委員会でも少し提案させていただいたんですが、復興のための枠組みを考えるに当たって、まあ一気に道州制というところまでは行かないにしても、県という自治体のレベルを超えて総合的な広域開発を担う日本版TVAのような公...全文を見る | ||
○中西健治君 是非、前向きにというか幅広に知恵を集めていただきたいというふうに考えております。 それでは、中小企業金融円滑化法についてお伺いをいたします。 大震災の影響が各地に及ぶという状況の下、我々も反対するものではありませんけれども、来年の今ごろも恐らくは延長すべきか...全文を見る | ||
○中西健治君 コメントを差し控えるということでしたし、発生をしないという方向でということでしたが、実際問題は幾らかは当然発生していくということになりますので、金融庁としてはそこのところはやはり警戒的に見ておく必要があるのであろうということを申し上げさせていただきます。 そして...全文を見る | ||
○中西健治君 経営再建計画があって、それでも二度三度リピートしなければならないということですと、その経営再建計画自体が実効性のあるものだったかどうかということが問われるということになりますので、そこはやはり見ておいていただいた方がいいんじゃないかなというふうに考えております。 ...全文を見る | ||
○中西健治君 法律とはもう別個のもので、恒久的に検査マニュアルはもう変えたということで理解いたしましたが、そうなってまいりますと、実際にこの検査マニュアルの妥当性をやはり検証するときが必要になってくるのではないかなと思います。 先ほど来、実効性のある経営再建計画について言及さ...全文を見る | ||
04月12日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第7号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治でございます。 本日は、日本銀行に全て質問をさせていただきたいと思います。 まず、質問に入る前に、この震災の中で日本の金融システムが安定して稼働しており、国民一般そして世界中からも不安を抱かれていないという事実をまず指摘しておきたいと思い...全文を見る |
○中西健治君 本日の会議の冒頭の報告の中で、足下経済における下押し圧力の要因として、生産設備の毀損、サプライチェーンにおける障害、電力供給の制約、こういったものが挙げられました。それはそうだと思います。 では、日銀の金融政策運営の枠組みでいうところの第二の柱に当たります、より...全文を見る | ||
○中西健治君 そうしますと、総裁がおっしゃられた需要の蒸発ではないというのは、要するに海外のことだけを指して言っていると、そういうことで考えてよろしいですね。分かりました。 続きまして、三月十四日の総裁会見、そして三月二十三日の宮尾審議委員の講演でも、不安心理の高まりあるいは...全文を見る | ||
○中西健治君 白川総裁は常々上振れのリスクと下振れのリスクがあるというお話をされるわけですが、私のように金融業界でずっと生きてきた人間にしますと、リスクには方向と量ということだけではなくて、スピードというか、突発性、急変性ということを身にしみて経験してきているわけですけれども、急...全文を見る | ||
○中西健治君 続きまして、三月二十七日の日本経済新聞の一面にも記事がございましたけれども、この震災の後、企業の資金ニーズが急速に高まってきているということでございます。こうした資金需要にこたえていくことは金融業界の責務でありますけれども、一方で、我が国の発行する借換債も含めた大量...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、当面、非連続的な何かショックが起こらない限りにおいては民間部門と公的部門で資金の取り合いになってぶつかり合うということは想定していないと、そういうことでよろしいですか。 | ||
○中西健治君 ちょっと別の質問をいたします。 震災被災地への中央銀行としての直接支援として、先日、短期的に地域系金融機関サポートのために一年〇・一%で貸出枠一兆円の検討を決められた、これもこれで高く評価できることだと思いますが、先週七日の決定会合では、骨子素案を取りまとめて次...全文を見る | ||
○中西健治君 今の質問に対する答えとしてはよく分かったわけなんですが、私がなぜこのような質問をしたかといいますと、金融政策決定会合の位置付けに関して懸念というか、私は常日ごろからちょっと不満のようなものを持っておりまして、それは金融政策決定会合と執行部の位置付けというのは何なんだ...全文を見る | ||
○中西健治君 時間が参りましたので、私の質問は終わらせていただきますが、私が質問したかったのは、一生懸命やられていることはきっと間違いないんだと思うんですが、真剣にやられていることも間違いないんだと思いますが、白川総裁に対して実証的な観点から反駁ができる人が本当にいるのだろうか、...全文を見る | ||
04月21日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第8号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、週末に被災地に行ってこられたという自見担当大臣にお伺いしたいと思います。 午前中からの議論を聞いておりますと、各委員のところにもいろいろ訴えというのが来ているようですが、私の方にもやはり、金融...全文を見る |
○中西健治君 直近の対応についてお伺いしたんですが、できれば手短にお答えいただけると有り難いかなと思います。是非周知徹底していただきたいと思います。 金商法については、公認会計士制度につきましてはもう多数の委員の方から質問が出ておりましたので、私としましては、企業財務会計士、...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございます。 このライツオファリングに関しましては、外国人投資家の取扱いというのも非常に問題になるということであるというふうに認識しておりますけれども、日本の株式は外国人の持ち株比率というのが上がってきているという中ですので特に重要となってくるの...全文を見る | ||
○中西健治君 そうすると、米国人投資家の取扱いについては今後決めていくと、そういうことだというふうに理解させていただきました。 続きまして、ライツオファリングではありませんが、英文開示についてお伺いしたいんですが、東京市場の国際化を進めていくということに関して言えば、英文開示...全文を見る | ||
○中西健治君 分かりました。 それでは次に、国際協力銀行法、JBIC法についてお伺いしたいと思います。 来週にも法案が出てきて、それについて質疑を行うという予定であるということはよく分かっているんですが、我々に与えられた質問時間というのは来週は多分十分ということになると思...全文を見る | ||
○中西健治君 分かりました。 そして、民営化するかどうかということについてちょっとお伺いしたいんですが、元々、日本政策投資銀行もJBIC、輸銀と同様、官製金融、政策金融会社としてスタートをいたしました。当時は、超長期の資本を提供する金融機関が存在しない、あるいは発電ですとか空...全文を見る | ||
○中西健治君 JBICの行う業務について重要性がないというふうに私は言っているわけでは決してないわけですけれども。 民間ができないことを官がやるということの理由としては幾つか考えられると思うんですが、一つ目としては、民間よりも官が高度な金融能力を持っている、そういったような理...全文を見る | ||
○中西健治君 民業補完というのはよく分かるんですが、じゃ、なぜそのときに民はそのリスクを取れないんでしょうか、官は取れるんでしょうか。そこなんですよ。 | ||
○中西健治君 そこで官が取れるというのはやはり日本国の信用力だと、そういうふうに考えればよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 JBICがJBICとして通っているのは、あくまでもやはり日本政府が後ろに付いているからであるということだろうと思います。私はそういうふうに理解しておりますので、やはり官が官としてやっていくのは国の保証力、国の信用力に基づいているんであろうというふうに思っておりますが...全文を見る | ||
○中西健治君 民間金融機関であれば、自らの存亡に直接リスクというのはリンクしますから、常にリスク管理能力というのを向上させるということが必要になってくるわけですけれども、この官営の政策金融機関においてどうやってリスク管理能力の向上というものを図っていこうと考えていらっしゃるでしょ...全文を見る | ||
○中西健治君 時間が参りましたので、後段の質問は来週にでもさせていただきます。 どうもありがとうございました。 | ||
04月26日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第9号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。よろしくお願いいたします。 震災の税制上の対応につきましては速やかに行うべきであると我々も思っているわけですけれども、そこで野田財務大臣にお伺いいたします。 大臣は、これまでも答弁の中で、阪神・淡路の震災の後のスケジュールと対比して...全文を見る |
○中西健治君 それは了解いたしました。 今回第一弾ということですので、第二弾、第三弾が出てくるということになるかと思いますが、じゃ、そのスケジュール感について、そしてどういったことが出てくるのかについて少し教えてください。 | ||
○中西健治君 先週、菅首相の方から、税と社会保障の一体改革は予定どおり六月に政府・与党の成案を得るという話がありました。そして、これは野田財務大臣はずっと言ってきたことですけれども、となりますと、復旧復興に関する青写真、グランドデザインが決まって、必要な費用もおおむね六月までに確...全文を見る | ||
○中西健治君 整合性を取るということは大変大事なことだと思いますが、今のお話でいきますと、この税と社会保障の一体改革の成案を取りまとめるに当たっては、復興構想会議などが財源についてどうするかというようなことは反映されてこないだろうと、今のスケジュール感だと反映されづらいと思います...全文を見る | ||
○中西健治君 再建のグランドデザインすら決まっていない中で、政府あるいは与党内から財源についての発言というのも相次いでいるわけですけれども、財務大臣はこうした状況についてどのようにお考えになっていらっしゃいますか。 | ||
○中西健治君 よく分かるんですが、しかしながら、政府内から所得税の増税だというような声が上がっているということについてはどう考えられますか。 | ||
○中西健治君 確定的なことは今の時点ではおっしゃれないということだと思いますけれども、今後、国債を発行するのか、それとも税制改革なのかということについて判断をしていかなきゃいけないということになるわけですけれども、今考える判断のポイントというのはどういうところにあるでしょうか。 | ||
○中西健治君 その国債の発行にもかかわるところなんですけれども、今回、一次補正予算案の財源として年金国庫負担の引下げで二・五兆円程度を捻出するとしていますけれども、これは積立金を一時的に取り崩して資金を借りてくるという性質のものかなというふうに思います。これは埋蔵金、剰余金という...全文を見る | ||
○中西健治君 とはいえ、年金財政に後でお返しをしようという気持ちは持っていらっしゃるということだろうと思います、そういうふうに報道もされておりますので。やはり、公債を発行してお金を返すと、借金をして返すのとまるっきり変わらないと私は思うわけでございますが、今回、もうちょっと時間も...全文を見る | ||
04月28日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第10号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。よろしくお願いします。 国際協力銀行法案につきまして、野田財務大臣にお伺いいたします。 本法案は、大まかに言いますと、JBICの機能強化と組織分離の二つを行おうとするものであると理解しておりますけれども、この機能強化と組織分離は各々...全文を見る |
○中西健治君 先週の本委員会で野田財務大臣は、政策金融改革の経緯にも言及されまして、今後もJBICの民営化はあり得ないということを明言されたわけですけれども、JBIC、業績は下がっていながらも黒字であることは変わらないということでございます。この黒字経営の組織を民営化させないとす...全文を見る | ||
○中西健治君 ありがとうございます。 やはり、先週の本委員会で野田財務大臣は、JBICの行う業務について民業補完だということを強調されたわけですけれども、今法案で掲げられております先進国向けの輸出の金融ですとか短期のつなぎ資金供与、あとMアンドAの支援貸付けなどは民間でも十二...全文を見る | ||
○中西健治君 民業の補完であるというところにとどまるという位置付けであるということを、是非ともこれからも守っていただきたいというふうに思いますが。 そうしましたら、今度は組織分離について伺いたいと思います。 機能強化イコール組織分離というふうにはつながらないというふうに私...全文を見る | ||
○中西健治君 今の説明は全く説得力に欠けていると私は思います。 今おっしゃられた、組織分離の理由として機動性、専門性等の確保ということと多額の外貨を外国投資家から安定的に調達するための独自の財務管理を行う必要性、こうしたことを財務省の方は言ってきているわけですけれども、まず一...全文を見る | ||
○中西健治君 やはり説得力を欠いていると私は思います。機動性、専門性、大事です。国際金融では非常に大事ですが、そうした人を中で登用していけばいいというふうに思います。 分離独立の必然性はないだろうと思いますし、後段の外貨調達ということに関してですが、国際会計基準にのっとる財務...全文を見る | ||
○中西健治君 中国のことはパンダ債のことも私はよく存じておりますけれども、そうしたことに分離独立しなくても対応ができるのではないかと私は考えているということでございます。 いろいろ理由が付けられていますけれども、今法案では、機能強化のうち先行実施可能なものについては会社の設立...全文を見る | ||
○中西健治君 組織分離の理由にはならないのではないかと思います。 そして、JBICにはかねてより財務省の有力官僚の天下りポストを提供しているという指摘がございます。今のJBICでも、専任、専担と企画部門を合わせてJBICの経営に携わっている役員の数は十名いるわけですけれども、...全文を見る | ||
○中西健治君 十分注意していくのであれば、財務省のための組織の分離ではないということであるのであれば、今後、財務官僚経験者がJBICの役職に就任しないことを明言できますでしょうか。 | ||
○中西健治君 それでは手ぬるいのではないかと私は思うわけです。 今回の原発事故に関しても、経産省の資源エネルギー庁の長官が東電の顧問として天下っていたということに関して我々は何度も質問をしたわけですが、政府はそのときには天下りではないと、あっせんがなかったから天下りではないと...全文を見る | ||
○中西健治君 李下に冠を正さずという言葉がありますので、この財務省とJBICの関係ということに関しては世間が厳しく見ているということを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。 | ||
○中西健治君 ありがとうございます。 私は、本法案に対しまして、反対の立場から討論を行わせていただきます。 元々、平成二十年、二〇〇八年に行われました政府系金融機関改革は、政策金融は中小零細企業、個人の資金調達支援、国策上重要な海外資源確保、国際競争力確保に不可欠な金融、...全文を見る | ||
05月02日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第12号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治でございます。どうぞよろしくお願いします。 補正予算の財源についてですが、これまでも各委員の方から出ておりますが、私自身も確認させていただきたいんですが、この補正予算策定に当たって、追加国債は発行しないとしている理由は何なんでしょうか。元々税...全文を見る |
○中西健治君 今までの経緯は分かりましたが、補正予算の規模を考えた場合、今後の補正予算、第二次以降では国債を発行せざるを得ないということは、もうこれは確認、それでよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 何にせよ、国債というものをどういう形にせよ発行せざるを得ないということであれば、今回の補正予算だけ国債を発行しないということだと、やはりなぜそこまでこだわるのかというところに疑問が生じるかなというふうに思います。 先ほど大臣がおっしゃられた平成二十一年からの比較...全文を見る | ||
○中西健治君 ですので、根拠がちょっとよく分からないなと。四十四兆三千億円、なぜそれでいいのかということについて分からないので、今後国債を発行していくのであれば、幾らまでに抑える、それはどうしてだというようなことを説明していただかないといけないのではないかなというふうに思っており...全文を見る | ||
○中西健治君 臨時の財源では限界があるということはそもそもお分かりになっていたことではないかと思います。にもかかわらず、本予算について、菅首相、そして野田財務大臣も、ベストなものであるということを繰り返しおっしゃられたと思うんです。そうではなかったということをお認めになりますか。 | ||
○中西健治君 今回、流用されるではありませんか。そのことから振り返っていかがだったんでしょうか。 | ||
○中西健治君 ちょっとよく分からないんですが、ベストではなかったというふうに私は思わざるを得ないという気がいたします。 そして、この先週の質問に対してストレートな答えを返していただいておりません。今回、この年金の財源を取り崩して、そして将来的に何らかの形で返すということであれ...全文を見る | ||
○中西健治君 今の御答弁ですが、先ほど大塚耕平副大臣は、取り崩した分について復興国債で充てても構わないというようなことを、考えられるということをおっしゃられたわけですけれども、財務大臣の答弁はそうではないんだということを明言するということでしょうか。 | ||
○中西健治君 野田財務大臣、最近の答弁、私の質問、そしてほかの方からの質問に関しても、現段階で政府として確たるものがあるわけではないという答弁に終始されているというふうに思いますけれども、決まったことだけを後から質問するのであれば議論にも何にもならないということでございます。 ...全文を見る | ||
○中西健治君 この年金国庫負担については税制抜本改革により確保される財源を活用して繰り入れるというふうに明記されておりますので、これに関してはやはり税金であるということなんでしょうか、増税であるということなんでしょうか。 | ||
○中西健治君 じゃ、これで終わります。どうもありがとうございました。 | ||
○中西健治君 私、中西健治は、東日本大震災に対処するために必要な財源確保を図るための特別措置に関する法律案に対し、みんなの党を代表して、賛成の立場から討論を行います。 本法案は、震災からの一刻も早い復旧のために行われる瓦れき処理を始めとする様々な施策の財源を確保するためのもの...全文を見る | ||
05月12日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第13号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 預金保険法改正案につきましては我々は賛成ということで、本日は、金融機関のもう一つの国の枠組み、保険制度の枠組みであります地震再保険に関連して御質問をさせていただきたいというふうに考えております。 まず、今資料を配付させていただいて...全文を見る |
○中西健治君 この五千五百億円というのは、先ほどの三百億円を含むということで考えてよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 一兆五千億円もあるということでございますので、この共済事業が国の地震再保険の制度の中に組み込まれていないということは、今後のことも考えますと余り良くないことではないかと私は考えておりまして、これは省庁の垣根ということもあるのかもしれませんけれども、是非ともそうしたも...全文を見る | ||
○中西健治君 リスク額が全国で六千億円で今回の支払が二千億ということですと、三分の一ということになっておりますから、多分その元々の六千億という数字が甘い試算になっているのではないかということが多分容易に想像できるのではないかと思います。ですので、ここら辺も見直していくことが必要な...全文を見る | ||
○中西健治君 先日、この委員会で大久保理事も年金基金の運用について取り上げたわけでございますけれども、そのときには、不動産ファンド、不動産証券化商品を過大に買っているのではないか、過大に買っているという、そういったことについて問題点を指摘されていたわけですけれども、こうしたことは...全文を見る | ||
○中西健治君 当然、他の原発はどうなんだという疑問が出ているわけでございますけれども、今後、政府は日本各地にある原子力発電所において安全性を再評価するということをしていくんだろうというふうに私は思っておりますけれども、これは全ての原発、実用炉、実験炉など用途を問わず、全ての核物質...全文を見る | ||
○中西健治君 こうした安全確認については一時停止のコストなども事業者には掛かってくるということになりますので、できることならば、この原子力事業は対価を払って国が責任を持ってしばらく持つということも考えていくべきではないか、そして安全性を確認していくべきなんではないかというふうに思...全文を見る | ||
○中西健治君 時間がなくなってきましたので最後にしますけれども、今、国有化、一時的にでも国有化すべきではないかということについてはお答えいただけませんでしたけれども、そうしますと、中部電力若しくはほかの電力系が将来的に来るかもしれませんけれども、そうした必要な費用負担については第...全文を見る | ||
○中西健治君 私はこれで終わります。どうもありがとうございました。 | ||
05月13日 | 第177回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 損害賠償スキームについて、まず質問させていただきます。 今回の賠償機構案では、東電の事故の賠償に対してほかの八つの原子力事業者も負担をするということになっているようでございますけれども、将来の事故ならばともかく、現在もう起こってし...全文を見る |
○中西健治君 そんなことは全然聞いておりません。 過去に起こったことについて、どうしてそのときに責任がなかった別会社が負担をしなければならないのか、その根拠を教えてください。 | ||
○中西健治君 また全然答えていただいていません。 今回の事故に対して、どうして八電力が賠償の負担をすることになるのか、その根拠を教えてください。 | ||
○中西健治君 沖縄電力が入っていないのはよく分かっています。だから八つの原子力事業者というふうに申し上げたんです。全く答えていただいておりません。きっと法的根拠がないということだろうというふうに思います。また、これもお得意のお願いということなんではないかと思います。 では、株...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、明示的に株主責任を問うということでしょうか。 | ||
○中西健治君 全く分からない答弁ということでございます。 私であれば、例えば価格一円で増資を行う、それを政府が引き受けることによって大幅なダイリューションを起こす、そういったことによる希薄化を起こす、そうしたことによって株価を思い切り下げることによって実質的に今の株主に責任を...全文を見る | ||
○中西健治君 今のは確認でございました。 ということは、社債権者には累が及ばない形で銀行融資はカット、リスケができるという理解でよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 銀行の融資をリスケするということで考えますと、すぐ思い付くのが、三月の下旬にメガバンク三行が行った一・九兆円の融資ということになるわけでございます。もう賠償責任が出てくる、そういったリスクがある中であえて一・九兆円の融資を行ったと。よくこんな融資をするなというふうに...全文を見る | ||
○中西健治君 枝野官房長官は記者会見で今こちらにおりませんので、これ以上これについては議論はできませんけれども、私どもとしては、この一・九兆円のローンについて政府が介在したのではないか、そして、これは返して、返すよといったようなことについて裏で保証をしていたのではないか、そんなよ...全文を見る | ||
○中西健治君 これもやはり思い付きで、場当たり的におっしゃられたのかなというふうに今の答弁を聞いて思ったわけでございます。もしエネルギー政策を白紙に戻すのであれば、原子力に係る施策を盛り込んでいるこの法案は当然取り下げるべきじゃないですか。 | ||
○中西健治君 白紙に戻すということは、今までかいてあった絵を消すということから始めるということだと思いますので、この地球温暖化基本法もやはり一つの絵がかかれているわけですから、それを白紙に戻すのが当然なのではないかと私は思うわけでございます。 それでは、この二〇二〇年までの温...全文を見る | ||
○中西健治君 エネルギー政策に関しましては、みんなの党は、今こそ電力供給の在り方を大改革すべきであるというふうに考えております。 原発や火力に頼る、そうした依存をどんどん下げていく、そして新エネルギー、再生可能エネルギーの普及、これを図っていく必要があるだろうというふうに考え...全文を見る | ||
○中西健治君 是非ともこの発電と送電の分離、そして地域独占を排する、これは是非ともやっていただかなければならないというふうに考えております。 それでは、東京電力にお伺いいたします。 東電のリストラについてお伺いします。 東電は、役員報酬の削減、社員給与の削減で年間五百...全文を見る | ||
○中西健治君 現時点では検討していないというのは、これから検討するということですか、検討しないということですか。 | ||
○中西健治君 それはちょっとおかしいんじゃないでしょうか。 今声も上がりましたけれども、JALも大幅にやりました。政府の支援を仰ぐのであれば、やはりこの退職債務、年金、手を付けるべきなのではないでしょうか。 | ||
○中西健治君 JALは現役で五割、OBで三割の削減ということをしたわけですけれども、こんな今の清水社長の答弁でよろしいんでしょうか。菅総理、いかがお考えでしょうか。 | ||
○中西健治君 是非ともやはり年金の削減ということを考える、実行するということがなければ国民の理解は得られにくい、得られないということをお伝え申しておきます。 それでは、もう一つ東電にお聞きします。 これまで年間で幾ら政界への交際費、そしてマスコミへの広報宣伝費を計上してい...全文を見る | ||
○中西健治君 九十億円という金額も非常に大きいというふうに思いますが、こうしたものを見直さなきゃいけないだろうと思います。 そして、政界への交際費というのが取り出すことができないというのは、これはちゃんとした経理が行われていないということなのか、それとも時間を掛ければ出すこと...全文を見る | ||
○中西健治君 時間を掛ければ分かるということでしょうか。 | ||
○中西健治君 是非とも検討をしていただいて、多分分かることだと思いますので、本委員会に提出いただきたいというふうに考えております。 風評被害についてお伺いいたします。 今やもう政府は国民に対して安心を提供できなくなっているという状況になっているかと思います。政府が幾ら安全...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございました。 | ||
05月17日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第14号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。本日は、東京電力問題の金融市場への影響に関してお伺いしたいと思います。 東京電力は、今後、国がその経営に深く関与していく方針が既に固まっており、一般の民間会社ともはや考えることはできなくなっているという状態だと思います。すなわち、株価や...全文を見る |
○中西健治君 金融庁設置法第三条には、金融庁の任務として、「我が国の金融の機能の安定を確保し、預金者、保険契約者、有価証券の投資者その他これらに準ずる者の保護を図るとともに、金融の円滑を図ること」ということが掲げられております。 東京電力に関して、枝野官房長官が唐突に金融機関...全文を見る | ||
○中西健治君 民間のことなんであるからこそ枝野官房長官の発言は不適切じゃないでしょうか。 | ||
○中西健治君 金融担当大臣として、金融市場のルール若しくは法律を守ろうということを中心に考えて、発言を訂正させ、そういったことを閣内で指導していく、そうしたお考えはないんでしょうか。 | ||
○中西健治君 大変おかしいと皆さん感じていると思うんです。株主の責任を明示的に取らせないままに金融機関、銀行に債権放棄をお願いする、そんなことはあってはならないというふうに我々は考えている。そう考えている人は非常に多いんじゃないかと思いますが、金融担当大臣、ここら辺についてはいか...全文を見る | ||
○中西健治君 優先劣後について確認ですけれども、まずは責任を取るのは東電そのもの、東電の経営陣、そして株主、そして無担保の融資を行っている銀行、さらにその上に有担の社債の権者がいるという理解でよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 優先劣後の確認をしたかったわけですけれども、今はそれについて直接的なお答えはいただけなかったということが残念です。 それでは最後に、東京電力の借入金ですけれども、昨年十二月末時点で一・六兆円程度あります。東京電力の社債は十二月末時点で四・五兆円程度あります。今回...全文を見る | ||
○中西健治君 済みません。 時間が来ましたけれども、不良債権として認識するかどうかということについてお伺いしているんですが、それについてはいかがでしょうか。 | ||
○中西健治君 もう終わりますけれども、もう実質的に債務超過という状況になっているというふうに考えております。損害賠償の金額に上限を設けなかったという時点でもう実質的な債務超過ということですので、当然何らかの認識をしていかなければならないということだと思いますが、それについてのお答...全文を見る | ||
05月27日 | 第177回国会 参議院 決算委員会 第8号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 まずは、金融庁に対して幾つか質問をさせていただきます。 東北地方の信用金庫や信用組合といった協同組織金融機関の疲弊に対して、信金中央金庫や全国信用協同組合連合会、こういった中央組織は現在どのように対応しているのでしょうか。 ど...全文を見る |
○中西健治君 公的資金を入れる前提として中央機関が信用金庫や信用組合に対して指導を行うということもあるんだろうというふうに思いますけれども、こうした信金中金などに更にもっと強い要請をしていく、何かこういうことをしてくれ、そんなようなことを前提として考えているということはありますか...全文を見る | ||
○中西健治君 ありがとうございます。 平成十年から十五年の早期健全化法などにより公的資金注入の最終的な損益は国へどのようになっているのか、お尋ねいたします。まだ未返済の銀行というのも、りそな銀行ですとか中央三井ですとか、こういったところがあるかと思いますので、そうしたものにつ...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございます。 ということは、平成十年から十五年に注入した公的資金については、収益を目的とは当然していないわけですけれども、基本的にはプラスの収支になりそうだと、そういうことですね。分かりました。ありがとうございます。 それではもう一つ、財政金...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、今はストップしているけれども、来年の通常国会に向けて法案は提出するということですね。分かりました。 続きまして、野田財務大臣にお伺いいたします。 特別会計の制度そのものについての質問ですが、特別会計、皆さん御承知のとおり、特別会計では剰余金をわ...全文を見る | ||
○中西健治君 次に、国の債務管理についてお伺いします。 今後、金利が上昇すると利払い費が膨れ上がっていくということになるわけですけれども、金利上昇にも景気回復を伴う、したがって、税収が増加するであろういわゆる良い金利の上昇と景気回復を伴わない悪い金利の上昇とがあるわけですけれ...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、現時点では精緻なマクロモデルを使っていろんなシナリオを分析する、そうしたことは一切、一切とは言いませんけれども、ほとんどやっていないということでしょうか。 | ||
○中西健治君 内閣府でも簡単なモデルが、シンプルなモデルがあるというのは存じておりますけれども、財務省にはそうしたマクロモデルはないということでしょうか。 | ||
○中西健治君 財務省は毎年の単年度の予算を作るのにきゅうきゅうとしているかなと、四苦八苦している、苦労しているということだろうというふうに思いますけれども、中長期的な視野を持って債務管理を行うのであれば、債務管理オフィス、デット・マネジメント・オフィスというのを主計局のある財務省...全文を見る | ||
○中西健治君 ありがとうございます。 続きまして、国土交通大臣にお伺いいたします。 我が国の防災関係の支出を見ますと、平成九年度のピーク時には三兆四千七百一億円あったわけですけれども、平成二十一年度には一兆六千六百六十六億円と半減しております。国土交通省の事業においても、...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、これまでの防災対策、予算はずっと削減されてきましたけれども、今後は是非とも増やしていきたいと、そういうことでよろしいわけですね。はい、分かりました。 次に、ビジット・ジャパン事業の今後の展開についてお伺いいたします。 ほかの委員もお聞きしていた...全文を見る | ||
○中西健治君 是非、ビジット・ジャパン事業自体の旗は降ろさない、野心的な目標を継続してできる限りのことをしていただきたいと思います。 時間が来ましたので、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 | ||
06月07日 | 第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。本日は、川田龍平議員に代わって質問の方させていただきます。 まず、税と社会保障一体改革に関連して個別の質問をさせていただきます。 後発医薬品利用促進についてですが、これまで後発医薬品の数量ベースのシェアを三〇%以上にするというのが政...全文を見る |
○中西健治君 続きまして、税と社会保障一体改革について全体的な質問をさせていただきます。 そもそも、二月以降、集中検討会議は何を目的として議論をしてきたのでしょうか。六月二日の原案によりますと、給付抑制には余り踏み込まずに機能強化策を並べることに傾注して、現行制度を継続するよ...全文を見る | ||
○中西健治君 今大臣、重点化、効率化ということをおっしゃられましたけれども、今回の案では、低所得者への年金加算が六千億円増としながら、一方で高所得者の年金減額は四百五十億円にとどまってしまっているということですので、やはり踏み込み不足ということは否めないんじゃないかと思います。 ...全文を見る | ||
○中西健治君 一点確認させていただきたいんですが、今後、税の在り方の議論が始まるわけですけれども、財源上の制約によって給付の抑制の再検討がなされることあると考えていいでしょうか。その場合はどこの会議で検討し決定をしていくのか、端的にお答えください。 | ||
○中西健治君 一つ要望ですけれども、政府案には例えば医師の偏在是正ですとか、先ほど申し上げました後発医薬品の使用促進だとか、メニューは掲げられているんですが、いかにということが全然方策が書かれていないということですので、国民が知りたいのはどのようにこれからやっていくのかということ...全文を見る | ||
○中西健治君 今のお話でも出ました平成二十一年の財政検証ですが、この財政検証では、物価上昇率が一・〇%、名目賃金上昇率は二・五%、名目予定運用利回り四・一%が厚生労働大臣によって決定されてGPIFに指示をされています。これらの数値は運用ポートフォリオを設計するために非常に重要な数...全文を見る | ||
○中西健治君 最後の質問をさせていただきますが、公的年金資金の運用は、国が運営する公的年金の支払能力を担保するための積立金運用であるという前提で考えますと、必ずしも予想に基づいてキャッシュフローを合わせるということではなくて、リスクを減らしていくということも考えないといけないと思...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございました。 | ||
06月16日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第16号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 まず、付託された法案についてですけれども、法律の文言上、特例の対象金融機関の範囲について、財務状況が東日本大震災により相当程度悪化したこととして、東日本大震災の影響ということが明文化、明示されているわけですけれども、実際には震災が主た...全文を見る |
○中西健治君 信用金庫、信用組合等の協同組織金融機関向けに対する資本参加に関して、国と中央機関の負担割合に関する基準は法文上全くございませんし、金融庁に聞いてみると、まだ決まっていないというようなことをお答えをいただいておりますけれども、全く決まっていないということは問題なのでは...全文を見る | ||
○中西健治君 二つの視点はもっともだと思うんですけれども、それから出てくる答えがどうなってくるのかということについて、今のところはちょっとよく分からなかったと思いますので、今後、何らかの目安というものができるのであれば是非とも公表していただきたいと思います。 そして、この信金...全文を見る | ||
○中西健治君 次に、これまでもずっと出てきております二重債務問題ですけれども、当然のことながらこれ非常に難しい問題です。何らかの救済を行うということは当然必要ということになりますけれども、一方では被災者間の公平性の確保という視点も大変重要だと思います。いたずらに金融機関の債権放棄...全文を見る | ||
○中西健治君 是非、公平性の担保についてはしっかり考えていただきたいと思います。 二次補正か一・五次補正か分かりませんが、今週、首相の方から財務大臣の方に補正を出すようにと、作るようにという指示があったようですけれども、その中に二重ローン問題への対処が含まれているということで...全文を見る | ||
○中西健治君 是非、土地の買上げは前向きに検討していただきたいと思います。 続きまして、原発事故の損害賠償スキームについてお伺いいたします。 五月十七日の本委員会での私の質問に対しまして、自見大臣は個別の企業にかかわることのコメントは差し控えるとの答弁に終始されました。そ...全文を見る | ||
○中西健治君 是非ともお願いしたいと思います。 金融庁、そして金融担当大臣に我々が期待しているのは、金融機関を守ってくれということではなくて、金融秩序、市場を守ってくれ、その秩序を守ってほしい、その番人としてやっていただきたいということでございます。 そうしますと、昨日、...全文を見る | ||
○中西健治君 今の答弁でも、やはり「債務超過にさせない。」という言葉自体はおかしいのではないかという疑念は私としては拭い得ないというふうに思っています。 最後の質問です。 関西電力、九州電力が相次いで六月中に予定していた起債を見送りました。電力債市場では、大震災以前の三月...全文を見る | ||
○中西健治君 一方では民間企業といい、一方では民間企業でないような企業の扱いということをしている、そこに非常に違和感を感じる、ちぐはぐさを感じるということを申し述べまして、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
06月21日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第17号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 そもそも、年度の当初予算関連の法案が六月になってもこのような状態になっていることに対する政権運営には大変不満ではありますが、付託された法案に関しては、内容的にはNPOの寄附金税制の拡充には積極的に賛成であり、他の措置についても異論はあ...全文を見る |
○中西健治君 財政法第六条では、当該剰余金のうち、二分の一を下回らない金額は、これを剰余金を生じた年度の翌々年度までに公債又は借入金の返済に充てなければならないと規定されています。剰余金の活用が半分以上ということになりますと、法整備が必要となるということであります。 みんなの...全文を見る | ||
○中西健治君 全く納得できない説明だというふうに思います。両方とも償還に充てられる財源ということですので、もし財源としてどちらの方がいいのかという議論をするのであれば、決算剰余金はもちろんその年度によって大きく変動する種類のものです。昨年は決算プラスになったかもしれませんが、今年...全文を見る | ||
○中西健治君 これまでもあったことというのであれば、国債整理基金の剰余金も何度も使われておりますので今のは理由にならないと思います。 | ||
○中西健治君 ちょっと苦しい答弁だという気がいたしますけれども、私どもは国債整理基金の剰余金こそ活用すべきであるというふうに考えております。 次の質問に移らせていただきます。 一次補正予算の財源に転用しました基礎年金の国庫負担維持に必要な二・五兆円の財源の穴埋めについて、...全文を見る | ||
○中西健治君 注視しているということですが、認められないと明言するべきことなんじゃないでしょうか。 | ||
○中西健治君 赤字国債と復興債は違うということですが、今の論旨でいきますと、それまでの答弁からもそうなんですが、二・五兆円は一次補正で復興のために使われたのであるから震災復興債の使途としては問題ないかもしれないと、そんなような趣旨であるかというふうに思いますが、これは大変おかしい...全文を見る | ||
○中西健治君 そうしましたら、じゃ、私の意見として今のことをもう一回申し述べさせていただきます。もしこれを、一次補正で使った二・五兆円を復興債で賄おうということであれば、初めから国債を発行、国債で賄ったと同じことであるということを申し上げたいと思います。 それでは、外為特会に...全文を見る | ||
○中西健治君 これまでの外国為替介入の結果とはいえ、やはり大き過ぎるのではないだろうかというふうに私は思っております。 この百十兆円という大きさなんですけれども、日本の人口一人当たりに換算してみますと、日本の人口は一億二千万人以上おりますけれども、計算の簡便化ということで一・...全文を見る | ||
○中西健治君 外為特会のこれまでの金利収入等についても、私はよく存じているつもりではありますけれども。 二枚目の資料を御覧いただければと思うんですが、この百十兆円、これは国内で政府証券の形で円で調達をして、運用はほとんどがアメリカや欧州の国債、国際機関債に投資をされているとい...全文を見る | ||
○中西健治君 安定のためにということでしたし、流動性を重視して米国債ということでしたが、何も全部米国債で持つ必要は当然ないのではないか。その一部を復興ドル債、日本政府が発行するのを充てることは十二分に考えられることなんではないかというふうに思います。そもそも国内で調達したお金なん...全文を見る | ||
07月25日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第18号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 本法律案及び復興の財源についてお伺いいたします。 これまで、みんなの党は様々な場面で復興財源として国債整理基金や労働保険特会の積立金や外為特会の活用について提案を行ってまいりましたが、財務大臣もそして菅総理も全く聞く耳を持たず、我...全文を見る |
○中西健治君 つれないことはおっしゃらないということですので。 先週の日本経済新聞に、政府は二十兆円を超えると推計される復興財源の一部を国債整理基金や労働保険特会、外為特会で賄う検討に入ったと報道がされておりましたけれども、こうした検討をしていることは事実でしょうか。 | ||
○中西健治君 是非とも、我々がこれまで提案していることについて前向きに考えていただきたいと思います。 そんな中で、外国為替資金の活用につきまして、以前当委員会で私質問させていただきました。そして、先日は本会議で同僚の柴田議員が質問いたしましたが、まだ私たちの主張を正確に理解し...全文を見る | ||
○中西健治君 今もまたちょっと私の提案をそしゃくしていただいていないなと思うんですが、政策投資銀行がドル債を発行して、それをそのまま外為特会が引き受けるわけですから、市中で消化をしろと言っていることでは全くありませんので、政投銀の調達金利が上がるという懸念はあり得ないというふうに...全文を見る | ||
○中西健治君 是非とも我々の提案をしっかりと分かっていただきたいというふうに思います。その上でお答えを是非ともいただきたいというふうに考えております。 そして、今回の法律案、先ほど西田委員の方からありましたけれども、実際には剰余金を活用するということですので純債務を減らすこと...全文を見る | ||
○中西健治君 先ほど特別会計の積立金についても考えていくというお話でございましたので、是非ともこちらも、大きな金額を使うことについては、冒頭の質問についてですね、考えていただきたいと思います。 もう一つ、六月十五日に与謝野大臣は、二〇一一年度の実質GDP成長率が、政府の当初の...全文を見る | ||
○中西健治君 今の経済情勢からすれば、具体的に明らかにすることはできないとしても、税収に関して、税収は減るであろうということは普通に考えれば見込まれるのではないかなというふうに思いますが、税収に関して減額補正がこれからされていくとなった場合には、復興基本法の定めによって復興関連支...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、税収に関して減額補正がなされるというような場合にはもう復興財源とは別に当初予算に立ち返るということになると赤字国債を当初考えたよりも多く発行しなければならないということになるだろうと。そうなりますと、政府が初めの予算で昨年度当初予算並みに国債発行は抑え...全文を見る | ||
○中西健治君 今論理的な帰結ということを求めたわけでございますが、私はそうなるだろうということを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
07月29日 | 第177回国会 参議院 本会議 第29号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 政府提出の原子力損害賠償支援機構法案に関連して、みんなの党を代表して、質問をさせていただきます。 本日のような本会議場での質疑に当たって、菅総理始め閣僚の答弁は、よく、答えにくいところは答えを飛ばしたり、質問をまとめてしまうといっ...全文を見る |
08月09日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第19号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 今日の委員会の質疑と答弁を聞きながら、まず野田財務大臣に一点確認をさせていただきたいと思います。 今朝の報道で、特例公債法案が通過した、成立した暁には野田財務大臣は辞任をするということを今日中にも発表をするということが報道をされて...全文を見る |
○中西健治君 野田財務大臣がこのままいらっしゃるということを前提に質問をさせていただきます。 日本と同じように自国通貨が高くなって今非常に困っているのがスイスということでございます。そして、スイス中央銀行、今皆さんに資料をお配りいたしましたけれども、八月三日のヨーロッパの早朝...全文を見る | ||
○中西健治君 そうすると、確認ですが、為替レートの水準そのものも問題であるというふうに考えているということですね。 | ||
○中西健治君 私自身は一定の水準を言っていただきたいと、そういうわけではありませんが、今円高であるということをすごく問題視しているということだというふうに私は受け止めさせていただきました。 同じことを日銀総裁にもお伺いしたいと思いますけれども、日銀総裁も、先週の決定会合のステ...全文を見る | ||
○中西健治君 ずれているというふうに申し上げているわけではありませんが、もっともっと、まあプロアクティブという言葉は後でちょっと質問させていただきますけれども、言っておられる以上は、能動的な行為というのが、言動というのが必要になってくるのではないかというふうに問題意識を持っている...全文を見る | ||
○中西健治君 安全性、流動性ということをおっしゃられましたけれども、今回の格下げによって、米国債も安全だリスクフリーだということは言い切れないということが再認識されたのではないかと思います。 さらには、今回の格下げによって、これは私の意見ですけれども、アメリカ政府は日本政府が...全文を見る | ||
○中西健治君 最後の質問をさせていただきます。 これは日銀総裁及び野田財務大臣、それぞれにお答えいただきたいんですが、私自身はこの基金、さらに内容も拡充する、増額もしていかなければならないというふうに考えておりますが、この現在五十兆円に達した基金が今後どこまで増加させることが...全文を見る | ||
○中西健治君 ありがとうございました。 | ||
08月23日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第21号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 まずは、増税に対するスタンスについてお伺いしたいと思います。 野田財務大臣は、八月十四日のNHKの討論番組で、東日本大震災の復興財源を賄うための臨時増税の実施時期について、政府や日銀、国際機関、民間シンクタンクも来年は三%近い成長...全文を見る |
○中西健治君 時期の方は言えませんということだったということですが、前原前外相は民放のテレビ番組で、復興と言いながら増税するのは日本の景気のみならず世界の潮流から反するのではないか、一、二年は極めて慎重であるべきだと述べております。要するに、一、二年はしないということを言っている...全文を見る | ||
○中西健治君 野田財務大臣は、最近の発言としましては増税の時期について柔軟に対応することが必要ということをおっしゃられて、先ほどタイミングはまだ決まっていないということ、基本的には同じことなんだろうと思いますけれども、ただ報道によりますと軌道修正が図られているというようなことを言...全文を見る | ||
○中西健治君 このような勘ぐりというか憶測が生じてしまっているのは、はっきりしたことが言えないというか、はっきりした発言が出ていないからであるというふうに思うわけですが、復興のため、あとデフレ脱却のためにしっかりとした景気回復をまずは行って、その後は着実に財政再建を進めるというの...全文を見る | ||
○中西健治君 是非とも、いろいろな考え方があるということでしたけれども、デフレに苦しんできた日本ですので、やはり名目GDPでコミットしていただくということを是非ともお考えいただきたいというふうに思っております。 そして、増税のためのもう一つの前提条件というのは国民の声というこ...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、確認ですけれども、消費税実施をする前には総選挙は行わねばならないというお考えだということでよろしいですね。はい、分かりました。 そうしましたら、次の質問ですが、野田財務大臣が文芸春秋に寄稿された文章では、野田財務大臣の優先事項がよく分かるかなという...全文を見る | ||
○中西健治君 同じ文芸春秋の中で、大臣は内閣府の試算を引用されています、先ほど林委員の方からも話がありましたけれども。その中で、名目三%の経済成長が続いても、債務残高のGDP比が増加し続け、財政健全化が達成されない姿が示されていますとしております。 今、経済成長を否定するもの...全文を見る | ||
○中西健治君 野田財務大臣、この内閣府の試算引いてこられましたけれども、内閣府の試算、かなり問題が多そうだというふうに私も思っておるわけですが、うのみにしているのでしょうかということをお聞きしたいと思います。 というのも、先ほども出ましたけれども、経済成長に伴う税収の伸びを余...全文を見る | ||
○中西健治君 是非ともしっかりと見ていただきたいというふうに思います。政府が出しているこうしたマクロの経済に関する予測はこれしかないということですので、これが信頼性が足らないということでしたらマクロの経済運営そのものができないのではないかというふうに思いますので、是非財務大臣は精...全文を見る | ||
○中西健治君 民主党が理念を持ってでしょうけれども、マニフェストで掲げた、我々がばらまきと呼んでいるところの様々な政策は財源の見込みがあったからこそ実現できるはずであったわけですけれども、財源の方は大変困難だとこれまでも認めているわけですけれども、こうした諸施策の撤回、あるいは財...全文を見る | ||
○中西健治君 ばらまき四Kと我々は呼んでいますが、こういう言葉を使うのは嫌かもしれませんけれども、いわゆるばらまき四Kについては、子ども手当か児童手当かということで先週、国会が空転してしまいました。そのことに象徴されるように、三党合意は非常に曖昧なのではないかというふうに私は考え...全文を見る | ||
○中西健治君 そうしましたら、そもそも今回の三党合意では、子ども手当の見直しで、元々、自民党、公明党時代に行ってきた児童手当が年間一兆円の財源だったのに対して、今回の見直しでも二・二兆円もの財源が必要ということになっております。そうしますと、年間で当初予算対比四千から五千億円程度...全文を見る | ||
○中西健治君 大臣は、先ほど引用させていただいた文芸春秋の中で、国会は野党のためにあるはまさに至言ですと述べておられます。三党合意を国会で押し通すというこうしたやり方についてどのようにお考えでしょうか。 野田財務大臣は、野党は、どうでしょう、自民党と公明党だけというふうにお考...全文を見る | ||
○中西健治君 少数会派としては安心した答弁をいただきました。 最後の質問です。 今回、これだけの規模の赤字国債を発行しながら、民主党がマニフェストで掲げた国会議員定数の削減ですとか議員歳費削減、国家公務員人件費削減などの項目が全く進んでいないか、あるいはマニフェストで掲げ...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございました。 残りの質問は、また菅総理がいらっしゃってからさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 | ||
○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 一人しか委員がおりませんので、今日二回目の質問となりますのをお許しください。 まず、総理も来ていただいているわけですけれども、野田財務大臣とも財務大臣としては最後の議論ということになるかもしれません。積み残しもありますので、まず質...全文を見る | ||
○中西健治君 政府短期証券を発行して百十兆円以上国内でファイナンスを行っている、日本国民から調達を行っているそのお金ですので、ギリシャやポルトガルの財政支援、米国の財政支援に使うべきではないというふうに私は申し上げております。 円高になって協調介入もしてくれない若しくは介入に...全文を見る | ||
○中西健治君 他国への財政支援ではないというふうにおっしゃられましたけれども、結果としてアメリカの公務員の給与にこのお金が充てられるということになっているはずですし、あと、前々回の質問のときには、欧州安定化基金の発行する債券を日本政府が世界で一番多く購入した、それは財政支援の目的...全文を見る | ||
○中西健治君 めぐっては日本のためといいますが、日本を第一に考えていただきたいなということを私は申し上げたいと思います。 続きまして、これは野田財務大臣に対して質問通告をさせていただきましたけれども、そもそも論のことでございますので、まず菅総理にお答えいただきたいなというふう...全文を見る | ||
○中西健治君 おっしゃられるとおり、マーケットでは建設国債と赤字国債を特に区別して取引はしないということですけれども、この復興に関しては、やはりインフラである、インフラの整備だということを鑑みると、やはりこちらを建設国債にして、赤字国債の発行こそ抑制していくということが取るべき道...全文を見る | ||
○中西健治君 先ほどの議論でも今の御答弁でも、多角的な検討ですとか詳細な分析が必要だというお答えでしたけれども、そもそも、昨年の十月の初旬に菅総理が臨時国会の所信演説でこのTPPということを表明されてもう一年近くがたつということでございますので、主要閣僚として野田財務大臣は当然賛...全文を見る | ||
○中西健治君 代表選の候補者が出そろっていないので争点というのも時期尚早じゃないかということでしたが、もう来週の月曜日というふうに伺っておりますので、是非とも、候補者になられる方はそこら辺も明確にしていただきたいなというふうに思っております。 続きまして、今の質問に関連して、...全文を見る | ||
○中西健治君 世論調査の数字を見るまでもなく、国民は菅総理そして菅内閣に対して不信の声を上げているわけですけれども、その内閣の一員であった、しかも主要ポストを占めた野田財務大臣が次期総理候補たり得るのかという疑問の声もよく耳にするところです。 これについて、野田財務大臣、そし...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございました。 質問を終わります。 | ||
08月26日 | 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第22号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 私は、みんなの党を代表して、平成二十三年度特例公債法案に対し、反対の立場から討論を行います。 本年度予算は三月二十九日に成立いたしましたが、それから五か月、未曽有の大震災、津波、それに伴う原子力発電所事故という国難の中、円高も最高...全文を見る |
08月26日 | 第177回国会 参議院 本会議 第36号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 私は、みんなの党を代表して、平成二十三年度特例公債法案に対し、反対の立場から討論を行います。 みんなの党は、本年度予算の策定に当たって、本年二月二十八日の衆議院予算委員会において、大胆な組替えにより特例公債の発行を大幅に抑えること...全文を見る |
10月27日 | 第179回国会 参議院 財政金融委員会 第2号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 短い時間の休憩でお戻りいただきまして、大変ありがとうございます。今日は安住大臣と初めての議論ということで大変楽しみにしております。 それでは、早速質問の方を始めさせていただきます。私は、まず韓国との通貨スワップ協定について取り上げ...全文を見る |
○中西健治君 未然の予防策ということですけれども、言い換えれば不測の事態を避けるためということでしょうけれども、不測の事態は起こるからこそやはりこういったものをつくるという認識なんだろうと思います。 枠があるからこれはリスクがないというような御答弁ではこれは済まされないんじゃ...全文を見る | ||
○中西健治君 枠があるから大丈夫というのは、今のヨーロッパに当てはめて考えてみますと、まさかギリシャがこんなような状況になるわけはない、EUのメンバーなので貸したお金が返ってこなくなるようなことはあり得ないと、こんなことで貸し込んだんじゃないかと思いますけれども。しかし、これもや...全文を見る | ||
○中西健治君 民間の金融機関がお金を貸すというときであれば毀損は基本的にはないだろうといっても、一時的にはどれぐらいの損失が生じるのか、こうしたことは当然計算した上でメリットとリスクを勘案するということになると思いますが、国や政府がやることもそうしたことは取り入れていってほしいな...全文を見る | ||
○中西健治君 是非ともこの数値目標等をしっかりと把握していっていただきたいと思いますが、これに関連して、ちょっと円高のこととは外れますけれども、十月十七日に会計検査院報告がなされました。皆さんも御覧になったと思いますけれども、会計検査院が国庫補助金等により都道府県等に設置、造成さ...全文を見る | ||
○中西健治君 二兆円全てが無駄になるということでは私もないだろうというふうに思っておりますが、せっかく二〇〇八年、二〇〇九年に景気対策として打たれたお金がいまだに使われていないというのは、景気対策としてはどうだったのだろうかという疑問は持たざるを得ないと思いますし、余っているお金...全文を見る | ||
○中西健治君 介入をするとすれば、それは水準調整でしょうか、それとも速度調整でしょうか。 | ||
○中西健治君 現状の動きそのものについて、速いとお考えでしょうか。 | ||
○中西健治君 七十五円台に入ったりしていますけれども、七十六円、七十五円で膠着しているという状況が続いていますから、速いという評価は多分市場ではしないだろうというふうに思います。 その上で断固たる措置をとるということであれば、現在の水準に対して調整をするということになりますけ...全文を見る | ||
○中西健治君 必要によっては断固たる処置をとるということですけれども、さらに外為特会で米国債を中心とした外国債を積み上げて、ただでさえ先進国中で突出している日本の外貨準備を増やすということを考えていらっしゃるのでしょうか。私の質問は、外貨準備高はどこまで大きくなっても構わないとい...全文を見る | ||
○中西健治君 総合対策の中で、リスクに負けない強靱な経済の構築というのが書かれておりますけれども、その施策を見てみますと、節電エコ補助金ですとか住宅エコポイントなどの補助金ばかりということになっております。この対応策の中で財政規律の維持が重要であるとわざわざ書かれているのに、なぜ...全文を見る | ||
○中西健治君 続きまして、自見大臣にお伺いいたします。 九月二十七日に金融庁は金融機関に対して、円高の状況に鑑みコンサルティング機能を十分に発揮するということをまた言っているわけですけれども、円高関連のコンサルティングとは具体的に何を指しているのでしょうか。この委員会でもコン...全文を見る | ||
○中西健治君 続きまして、JBICを介した融資、出資についてお伺いいたします。 エネルギーや資源、食料、こうしたものを購入するのに外為資金を使っていくということはやっていくべきなんではないかなと私も思っておりますけれども、ただ、海外MアンドAを進めるためにこれを手助けするとい...全文を見る | ||
○中西健治君 このJBICを通したMアンドA資金供給は、八月二十四日に発表された円高対応緊急パッケージでは民間資金の外貨への転換、いわゆる円投の促進による為替相場の安定化が目的とされていましたけれども、今回の総合的対応策では円高メリット活用の文脈でのみ言及されているということにな...全文を見る | ||
○中西健治君 政府は呼び水という言葉をしきりに使ってきていますけれども、政府の想定する呼び水は、多くの場合、幻想にすぎないというふうに思われます。 例えば、JBICの行うローンに対して、協調ローンの形で邦銀が為替リスクを取って円投で参加するとしていますけれども、邦銀が融資を行...全文を見る | ||
○中西健治君 時間が来ましたので質問を終わりにしますが、MアンドAでの外貨買いというのは市場のハイライト、大きな注目点です。それに伴って大きなフローが出てくるというのを私は何度も体験しましたので、外貨をそのまま貸し付けてしまうということになるとそのフローを殺してしまうことになるの...全文を見る | ||
11月11日 | 第179回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 まず初めに、みんなの党は、経済規模でも国際社会における存在感においても縮小を続けている日本の現状を変えていかねばならない、縮小均衡ではなくて成長によって我が国の再興を図ることを目指しており、その観点から、TPPへの参加には明確に賛成の...全文を見る |
○中西健治君 ということは、司令塔を設けないということでしょうか。 | ||
○中西健治君 私は、これまでも民主党のいろんなマクロ政策、経済政策について司令塔がいないことを非常に不安視しているということを申し上げてきましたけれども、このTPPのような大事な案件については総理の下に司令塔が一人必ず責任を持ってやるべきなんではないかというふうに考えていますので...全文を見る | ||
○中西健治君 今まではなかったかもしれませんが、TPPはこれだけ国論を二分するような大きな問題ですので、そうした協議会というのは是非つくるべきではないかと思います。あと、外交の継続性ということも大変重要ということになってまいりますので、是非検討していただきたいと思います。 次...全文を見る | ||
○中西健治君 国民の不安を取り除く努力が不十分だという指摘を受けているかと思いますので、是非とも改善していただきたいと思います。 TPP若しくはもっと広い意味で自由貿易協定に参加するに際して、これから起こるであろう変化に対する覚悟と備えについて具体的に伺いたいと思います。 ...全文を見る | ||
○中西健治君 では、続いて、総理にお伺いいたしますけれども、総理は農業の改革はTPPに入る入らないにかかわらず待ったなしの課題だという答弁をされていますけれども、それであれば、農業改革は当然スピード感を持って推し進めていくという考えであると思いますけれども、先ほど申し上げました十...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、確認ですけれども、三百四十億円では少ない、足らないということで、来年度の本予算においてこれは農業政策を反映させていくという理解でよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 是非、来年度の予算からスピード感を持ってやっていただきたいと思います。 次に、為替問題についてお伺いいたします。 為替レートは交易条件の基本であります。TPPの下で自由貿易体制を進めるということは、国家が関税によって価格支持をしないということを意味しています...全文を見る | ||
○中西健治君 為替を何とかしたいという気持ちはよく分かりますけれども、自由貿易協定と為替介入は思想的には相入れないものだと思います。 そもそも、為替介入は対症療法でしかないのですから、もっと抜本的な解決が必要であるというふうに考えております。デフレ下では円が買われるのは言わば...全文を見る | ||
○中西健治君 これだけTPPについて国論を二分するような議論が行われているわけですから、労働市場への影響について政府は具体的な試算を行っていると思いますが、TPP締結後、どれくらいの期間にどの程度の雇用調整が行われるかについて、政府としての試算を教えてください。 | ||
○中西健治君 こうした重要な雇用問題について政府は当然試算、検討を行うべきであるというふうに考えております。 小宮山大臣、先ほどセーフティーネットのこともおっしゃられましたけれども、正しい政策を打つためには正しい分析検討が当然必要となってきますので、それをしていないというのは...全文を見る | ||
○中西健治君 最後の質問をさせていただきます。 規制緩和についてお伺いします。 昨年閣議決定されました規制改革一〇〇には、参入障壁が高いとかねてより指摘されている農業、医療、教育といった分野での大胆な規制緩和がほとんど盛り込まれていません。現在、蓮舫大臣が担当している行政...全文を見る | ||
○中西健治君 他の党の質問もありますので、終わります。 どうもありがとうございました。 | ||
11月17日 | 第179回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 みんなの党は、増税なき復興をこれまでもずっと訴え続けております。既に、残念ながら、自民党、公明党までもが増税を容認してしまっている中、今日は、復興のためには増税の必要が全くない、すべきではないということについて明らかにしたいと思います...全文を見る |
○中西健治君 六兆、まあ五兆台ということだというふうに理解しておりますけれども、そうなりますと、マニフェストに従えば年間その五分の一ということですから、一兆円以上の金額が削減できるということになるわけですけれども。 それでは、復興財源として人件費削減、単年度で幾ら、そして総額...全文を見る | ||
○中西健治君 金額、期間とも、マニフェストからするとおかしいのではないかというふうに思うわけですけれども、なぜ二年間分しか盛り込んでいないんでしょうか。 | ||
○中西健治君 制度上とおっしゃったのは、法案は二年分しか出していないと、そういう意味でしょうか。 | ||
○中西健治君 なぜ二年分しか出していないんでしょうか。 | ||
○中西健治君 そうしますと、二年が経過した後はどうなるでしょうか、ゼロに戻るということなんでしょうか。 | ||
○中西健治君 川端大臣、大変おかしなことをおっしゃられたと思います。 臨時というふうにおっしゃられました、非常ということをおっしゃられましたけれども、マニフェストの二割削減、そうするとどうなっちゃうんですか。 | ||
○中西健治君 大変おかしなことをおっしゃられていると思います。 マニフェストで二割削減ということを言っているのに、二年後にもう一度考えるということをおっしゃっているわけですけれども、そうするとマニフェストで言っていることを守る気がないということでしょうか。 | ||
○中西健治君 答えになっていないと思います。 民主党がこれまで我々に対して説明していたことは、衆議院の任期が終わるまで四年間で実現するのがマニフェストであるということを言っていたにもかかわらず、二年の時限立法しかしないということでは、マニフェストの二割削減は実現しないと言って...全文を見る | ||
○中西健治君 ということであれば、この二年以内に、私は人件費全体ということは分かっています、給与だけということではないのはよく分かっていますが、二割削減のための法案をしっかり出すということでしょうか。 | ||
○中西健治君 そうなりますと、この七・八%の給与削減に追加をして、これから来年か再来年の間に法案を出して処置をするべきものは処置をしていくと、そういうことでよろしいですね。 | ||
○中西健治君 法律の措置が必要なものはやるということをおっしゃられたというふうに理解しております。 ところで、このマニフェストですけれども、これまで菅前総理も野田財務大臣も、任期の折り返しのときには見直しを行うということを何度も何度も繰り返し説明をされてきましたけれども、それ...全文を見る | ||
○中西健治君 党内では行って、国民に説明をしたんでしょうか。 | ||
○中西健治君 何もしていないということを私は申し上げているんではありません。 二年たったところで見直しを全面的に行うということを菅総理も野田前財務大臣もおっしゃっていたわけです。それをしているとは思えないということを申し上げたいんですが、いかがでしょうか。 | ||
○中西健治君 じゃ、公務員についてはどうするつもりなんでしょうか。やるんですか。 | ||
○中西健治君 ということは、やるということですよね、旗を下ろさないということですね。 そうであるならば、どうして二千九百億円、二年しか織り込まないんですか。二割カットしたら一兆円出てくるということが、先ほど安住大臣が六兆円近くということをおっしゃられたわけですから、一兆円は少...全文を見る | ||
○中西健治君 マニフェストは守るということをおっしゃられている以上は、一兆円の削減をすると言っているのと同じことです。どうして復興財源に織り込まないんでしょうか。 | ||
○中西健治君 答えになっていないと思います。なぜ二千九百億円しか織り込まないのかということを聞いているんです。一兆円削減するというのがマニフェストで書かれていて、それを守るということをおっしゃっているわけですから、どうしてそれを織り込まないのかということを申し上げているんです。 | ||
○中西健治君 こちらに衆議院予算委員会での安住大臣の答弁があります。そのときにお答えになったのは、現時点で明らかにその歳入を見込めるわけではないから、今の時点で確実に歳入の見込めるもので我々としては予算を作っている、だから二千九百億だというお答えをされているのとちょっと違うんです...全文を見る | ||
○中西健治君 というのであれば、二千九百億円、確定しているんですか。 〔理事川上義博君退席、委員長着席〕 | ||
○中西健治君 確定していないということは、今現状では確定していないというのが事実なんではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 | ||
○中西健治君 東京メトロ株式の売却は正式に確定しているんでしょうか。 | ||
○中西健治君 確定していないものを一方では織り込んで、一方では確定していないからと織り込まないというのは理屈になっていないんじゃないでしょうか。 | ||
○中西健治君 総理は、歳出削減、税外収入の積み上げに関してできることは何でもやると発言しているわけですけれども、財務大臣は違う見解だということでしょうか。 | ||
○中西健治君 できることは何でもやる、そしてマニフェストは堅持するのであれば、一兆円を織り込むのは当然じゃないですか。 | ||
○中西健治君 ちょっとよく分からない答弁が続いているわけですが。 では、川端大臣にお伺いいたします。 国家公務員に準じて地方公務員の給与も決まってくるということなんではないかと思いますが、国家公務員の人件費が七・八%引き下げられた場合、地方公務員の給与というのは、国から出...全文を見る | ||
○中西健治君 地方公務員の給与を国が強制的に変えることはできないというのはよく分かっていますけれども、地方公務員の給与は国家公務員に準ずるという在り方だという理解ではないんでしょうか。 | ||
○中西健治君 決められないのは、国が決められないのは分かっていると申し上げましたけれども、国から行く、国の負担している財政援助の負担分、これは国が引き下げるということが当然できると思いますけれども、その金額について試算しているでしょうか。 | ||
○中西健治君 財務大臣としては地方公務員の引下げを求める考えはないということでしょうか。 | ||
○中西健治君 そのほかにも問題があると思っているのは、復興債の償還期限ということですが、元々五年で始まりました。臨時増税という言葉にひょっとしたらなじんだかもしれません。それが十年になり十五年になり二十五年ということでは臨時増税とはならないということだと思いますし、後世代にツケを...全文を見る | ||
○中西健治君 では、これまで言っていた後世代というのは、後の世代というのはどういう世代を指しているんでしょうか。 | ||
○中西健治君 今年生まれた子供も所得税増税分を支払うということになりますけれども、後の世代というのはそれよりももっと先のことを指しているんでしょうか。 | ||
○中西健治君 全く詭弁だと言わざるを得ないと私は思います。そもそも臨時増税ということにもなりません。そして、後世代にツケを回さないという大義名分もありません。そんな中で増税を行う必要はないと私は思います。増税をするべきではないというふうに考えております。 是非とも支出をカット...全文を見る | ||
11月21日 | 第179回国会 参議院 本会議 第7号 議事録を見る | ○中西健治君 中西健治です。 本日は、みんなの党を代表して質問させていただきます。 みんなの党は、経済規模でも国際社会における存在感においても縮小を続けている日本の現状を変えていかねばならない、縮小均衡ではなくて成長によって我が国の再興を図ることを目指しており、その観点か...全文を見る |
11月21日 | 第179回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 まず、復興財源における国家公務員人件費削減の織り込みについて、先週の木曜日の本委員会で安住財務大臣と川端総務大臣にお聞きしたことを踏まえて、今日は野田総理大臣の考えを確認させていただきたいと思います。 そこで、委員長へのお願いです...全文を見る |
○中西健治君 大臣とはちょっと今のはニュアンスが違うというふうに私は思うんです。 大臣は、震災のための臨時ということだけをおっしゃられて、財政事情が厳しいという法律に書かれている一つ目の理由というのは一切おっしゃらなかったんです、前回も。ということでいうと、やはり今の財政状況...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、二年後に財政状況が良くなっているというふうには今の状況では考えられないということですから、この法案は二年で切れるものではない、更に延びていくという理解でよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 ということは、今の質問ですけれども、もう一度お答えいただきたいんですが、二年後に新たな法案を出し直すということでよろしいですか。 | ||
○中西健治君 そもそも、どうして二年間しか織り込まないのかということについて先週もお伺いしているわけですけれども、総理は、この二割削減という旗を下ろさないと今も明言されたわけですので、二割というのは一兆円以上という金額になりますが、どうして復興財源に一兆円を書かないのか、そしてど...全文を見る | ||
○中西健治君 今の説明でいきますと、二千九百億円、七・八%の法案提出しているから書き込んでいる、そして一兆円の方はまだ法案提出していないから書き込んでいない、こういうことですけれども、いずれも不確定であるということ自体は変わらないと思いますけれども、それは不確定であるということは...全文を見る | ||
○中西健治君 この一兆円削減ということについては民主党のマニフェストに明言されていることです。それについて、今のところ、二年間の二千九百億円しか財源として手当てをしようとしてもいない。そして、この一兆円については今のところ道筋は全く示されていません。 平成二十五年まであともう...全文を見る | ||
○中西健治君 私が申し上げているのは、マニフェストに書かれていることの具体的な設計というのが国民に示されていない、にもかかわらず、マニフェストに書かれていない消費税増税に関しては来年の早いうちに法案を出してくる、しかも、いついつまでに幾ら上げる、こんなことをしようとしているのは整...全文を見る | ||
○中西健治君 野田総理は、仮に復興のための費用が現在想定しているよりも膨らんだ場合、膨らんでいく可能性も十二分にあるということもおっしゃっているわけですが、その財源として、更なる増税を行うのではなくて、歳出削減、税外収入の上積みを行うということを述べているわけですけれども、復興の...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、五年の集中期間なのか、その後の復興期間の中なのかと、そんなようなことだと思いますけれども、そうしますと、今二十五年間増税をしようとしているその二十五年の中には当然入ってくるということになるかと思いますが、そのときに税外収入の上積みができる、歳出の削減が...全文を見る | ||
○中西健治君 先週、財務大臣もそして総務大臣も、地方公務員の人件費削減については政府として要請するつもりはない、もちろんそれは地方で決めるということは分かっておりますけれども、政府としてもその気はないという答弁をされておりましたけれども、総理も同じ認識でしょうか。何でもやるという...全文を見る | ||
○中西健治君 そうすると、地方公務員の給与削減もあり得るだろうと、こういうことをおっしゃっているんでしょうか。 | ||
○中西健治君 国家公務員の給与引下げ、これは求めておいて、国家公務員の給与に準ずると思われる地方公務員の削減については、政府としては地方任せで一切何も要請しない、何も働きかけを行わないと、そういうことですか。 | ||
○中西健治君 元々、次の世代、後世代にツケを回さないとして五年の臨時増税から始まった話が、十年になって十五年になって二十五年になりました。そして、この二十五年について安住大臣に、おかしいのではないかと、今生まれてきた子供も増税を課されることになるからおかしいのではないか、こうした...全文を見る | ||
○中西健治君 私は、今、先週の答弁の適切さについてお伺いしているんです。大学院に入って社会人にならなければ課税されないんだから次の世代に回したことにならない、こういうふうにおっしゃられたわけですよ。これは総理、どう思いますか。 | ||
○中西健治君 それは私の質問に対して斜めに答えたとしか言いようがないんですが、総理、どう思いますか。 | ||
○中西健治君 そもそも十一・二兆円の財源を二十五年ということになりますと、たかだか年間四千四百億円ということになりますけれども、概算要求段階で来年度も百兆円近くの要求がされているという中で、この百兆円を少しずつ絞り込んでいくということになるかと思いますが、なぜ四千億円程度は歳出削...全文を見る | ||
○中西健治君 もう臨時という言葉も当てはまらないと思います。そして、次の世代にツケを回さないということも前提が失われつつあると。そんな中で、増税という結論にしがみつくべきではないんじゃないでしょうか。増税ではなくて歳出削減でやっていく四千四百億円なんではないでしょうか。総理、お願...全文を見る | ||
○中西健治君 済みません。最後に一問、選挙制度改革について、がらっと変わりますけれども、お聞きいたします。 みんなの党は、ブロック単位で非拘束名簿に基づく比例代表投票を行い、それを全国で集計して各党の議席配分を行うという画期的な一人一票比例代表制を提唱しています。これは投票価...全文を見る | ||
○中西健治君 総理のお考えを聞きたかったですが、お考えいただけないようなので、これでおしまいにさせていただきます。 それでは、どうも失礼いたします。ありがとうございました。 | ||
11月29日 | 第179回国会 参議院 財政金融委員会 第4号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。これまでの安住大臣との質疑を踏まえまして、再度、復興のために増税をすべきではないという立場から質問をさせていただきます。 〔委員長退席、理事大久保勉君着席〕 まずは、法律の立て付けについて伺いたいと思うんですが、復興基本法、前の...全文を見る |
○中西健治君 今、様々な財源に活用するとおっしゃいましたけれども、復興の財源というものも含まれるということでよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 もし捻出できればというのは非常に弱いトーンですけれども、マニフェストで二割削減ということを掲げておりまして、財務大臣も総理も、平成二十五年度までには二〇%を達成する、その旗を下ろしていないというふうにおっしゃっているわけですから、もしできればというのは弱過ぎるんじゃ...全文を見る | ||
○中西健治君 そうしますと、平成二十五年度までに二割削減という措置を講ずるという意向であるということでよろしいですね。 | ||
○中西健治君 そうなりますと、一年当たり一兆円強のお金の話をしているわけですので、税負担大きく減る、所得税そして住民税が劇的に減るということも考えられるということでよろしいでしょうか。 | ||
○中西健治君 この公務員の人件費の削減のほかに、子ども手当の見直しですとか東京メトロの株式売却など、少なくとも税外収入、今回五兆円という中に項目として含まれているものについては、更なる財源が確保される場合には、この今の、今回の増税の中で負担軽減されると明示すべきなんじゃないですか...全文を見る | ||
○中西健治君 そうなりますと、子ども手当の圧縮ですとか東京メトロ株式、こうした項目として挙げられるものについてもし財源が確保できるんであれば、所得税、住民税を減らすことはあり得るということでよろしいですね。 | ||
○中西健治君 そうしますと、東京メトロの株式は幾らぐらいで売却する予定なんですか。 | ||
○中西健治君 東京メトロの、これ幾らにならなきゃいけないという議論をするつもりではありませんけれども、利益の出ている会社です。経常利益だけで毎年六百億円以上出ているということですし、当然、これをもし東京都に売却するというようなことであれば都営地下鉄とのシナジー効果というのも見込め...全文を見る | ||
○中西健治君 是非そうしていただいて、そしてそれも、しかも復興の増税の負担軽減に役立てていただきたいと、このように思います。 これ元々、次の世代に回さないということで始まっているわけですけれども、そういう大義名分で五年で検討がスタートして、そして法案では十年になって、十五年、...全文を見る | ||
○中西健治君 四千四百億円程度の歳出削減ができないということは、今後、社会保障制度改革ですとか財政健全化を行う際に必要となってくる追加の財源については全て税金で賄うということでしょうか。 | ||
○中西健治君 臨時という前提も失われていますし、次の世代にツケを残さないという大義名分も失われていますから、初めに増税ありきという結論にしがみつくのではなくて、前提が失われたのであれば結論も変えるべきであると私は思っております。 復興債についてお伺いしたいと思います。 復...全文を見る | ||
○中西健治君 被災を受けた地域といっても、実際にこれが復興の費用なのか、それとも別のインフラ整備の費用なのかということについては判断がしづらい部分もあるのではないかと思いますが、明確な基準を設けるつもりはありますか。 | ||
○中西健治君 具体的に一つお伺いしますけれども、復興基本法二条によりますと、少子高齢化ですとか、環境、食料、エネルギー問題などの解決に向けての先導的な施策というものも復興というものに含まれるようになっているんですが、これ一般予算と復興予算、どういうふうに区別したらいいんでしょうね...全文を見る | ||
○中西健治君 今のは雇用のことを聞いたんじゃなくて、少子高齢化、環境、食料、エネルギー、こうしたものがどうして復興に含まれるのかということをお聞きしているんです。 | ||
○中西健治君 赤字国債とそして復興債、ちょっとどういうふうに分けるのか、そして建設国債をどういうふうに分けていくのかということは、今後、四十四兆円の国債の発行の限度というものと復興債がどういうふうに絡み合っていくのかということも大変問題だと思いますので、本来であれば明確な基準を設...全文を見る | ||
○中西健治君 一言だけ、済みません。大臣、それでいいんですか。 | ||
○中西健治君 ありがとうございました。終わります。 | ||
○中西健治君 どうもお話ありがとうございました。 大槻参考人に幾つかお伺いしたいと思いますけれども、お話の中で今も出ていましたけれど、CDS市場の機能不全ということがありましたけれども、今回、ギリシャの債務があれだけ大幅に削減されたにもかかわらず、結局デフォルト事由ということ...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございます。 それから、これまでのソブリンのデフォルトというと、ラテンアメリカですとかロシアですとか、先進国でないところで起こっていて、先進国で自国通貨建ての債務で実際にデフォルトが起こり得るのかどうかと。ギリシャについて言うと、ユーロですから自...全文を見る | ||
○中西健治君 お話の中で、A格以上のソブリンなんかも狙い撃ちされるようになってきているということも含めてなんですけれども、格付って一体何なんだろうということなんですが、格付機関にも勤務なさっていたということですが、最近、このユーロのソブリンの問題の陰に隠れていますけれども、ノルウ...全文を見る | ||
○中西健治君 最後に、ざくっとした質問というか、漠とした質問なんですが、今ユーロで起こっていること、EUで起こっていることというのは、財政と金融が分離してしまっているという構造的な要因というものを指摘されているわけですけれども、今のドイツのかたくなな態度なんかを見てみますと、EU...全文を見る | ||
○中西健治君 どうもありがとうございました。 | ||
○中西健治君 みんなの党の中西健治です。再度質問に立たせていただきます。 まず、復興増税の税目についてお伺いしたいんですけれども、三次補正まで大変多くの時間が経過してしまいましたから、税目に関する議論というのは、たばこ税を除くともうずっと前のことになってしまいましたけれども、...全文を見る | ||
○中西健治君 消費税を税目から外したのは、所得税、住民税は復興財源として、そして消費税は社会保障改革の財源として割り振ることによって、税と社会保障の一体改革の議論との交錯、複雑化を避けることによって、虎の子の消費税をこちらの方に取っておこう、温存しようと、そういう本音があったんじ...全文を見る | ||
○中西健治君 増税の税目を決める際には被災地への負担ということも議論されました。そして、消費税だと被災地にも負担が起こり得るということで否定的な見解というのを示されていたと思いますけれども、そのときには所得税、住民税であれば被災地は免除し得ると、そういう肯定的な、所得税、住民税に...全文を見る | ||
○中西健治君 法人について私は伺っておりません、個人について聞いているわけですけれども、収入がないから十分配慮されているというのはおかしな答弁じゃありませんか。 | ||
○中西健治君 明示的に所得税、住民税は免除するということをどうしてしなかったんでしょうか。 | ||
○中西健治君 今の個人的な思いというのは答弁になっていないと思いますが。どうしてしなかったのかということについて、政府はどうしてそうしたのかということについてお聞きしているんです。 | ||
○中西健治君 消費税は温存されたということになりましたが、一方で所得税、住民税は税率がいじられたということになったわけですけれども、今後、税と社会保障の一体改革ということが国会でも議論が始まるわけですけれども、そうなりますと、財源の在り方ですとか、税方式なのかそれとも保険料方式な...全文を見る | ||
○中西健治君 ということは、増税したものをまたいじると、そういうつもりだということですね。 | ||
○中西健治君 午前中、安住大臣と何が復興にかかわる費用なのかという議論をさせていただきましたけれども、その中で、やはり基準が不明確であるという印象は全ての方が拭い得ないということなんじゃないかと思いますが、復興債という言わば打ち出の小づちになり得るものを民主党政権は今手に入れてい...全文を見る | ||
○中西健治君 そうしますと、十五・五兆円を上回るということはあり得ないということで理解いたしました。 そうしますと、中長期の財政フレームでは、国債は四十四兆円、そして復興債については十五・五兆円、これは守るということでよろしいでしょうか。これは総理にお聞きしたいです。 | ||
○中西健治君 復興債が上限が十五・五兆円と、そこまで明確におっしゃるのであれば、何らかの形で法案に書き込むのか、それとも基本方針の中で言うのか、公的なものに出すべきじゃありませんか。 | ||
○中西健治君 じゃ、この委員会での答弁をもって十五・五兆円は明確に守るという理解であるということで私は理解させていただきます。 次に、消費税についてお伺いいたしますけれども、消費税の増税がどの程度経済へ影響するかということをどれだけ見込んでいるかということについてお伺いしたい...全文を見る | ||
○中西健治君 これまで何度も出ております附則百四条の経済状況の好転という前提についてですけれども、これまで野田総理も安住大臣も経済状況の好転は総合的に判断するという答弁を繰り返しているわけですが、もっと明確な形で判断基準を示すべきであるというふうに考えております。 慢性的なデ...全文を見る | ||
○中西健治君 また個人的な見解というのが出てきましたけれども、一つ例を挙げたいんですが、名目GDP、二〇〇七年度の日本の名目GDP、リーマン・ショック前ということになりますけれども、五百十五・八兆円ありました。それが昨年度は四百七十五・八兆円まで落ち込みました。一口に五百兆円ぐら...全文を見る | ||
○中西健治君 生活実感というものは非常に重要となってまいりますので、名目GDPを特に重視すべきではないかと私は申し上げておりますが、それについてはいかがでしょうか。 | ||
○中西健治君 水掛け論になるのかちょっとよく分かりませんが、名目GDPの絶対値を指標とすべきであるということを私は考えていると、私は提言しているということを申し上げて、次の質問に移りますが。 これは、先ほど、午前中も安住大臣にお聞きしたことですが、復興増税についてですが、元々...全文を見る | ||
○中西健治君 済みませんと言ったのは、安住大臣とはもうお話ししたことなので、同じ質問なので総理にお答えいただきたかったんですが、総理、お願いします。 | ||
○中西健治君 この程度の金額を増税に頼ってしまう。しかも、所得税も上げる、住民税も上げる、たばこ税は上げなくなったけれども、法人税は一旦下げて期間限定で上げるという、非常にややこしいことをすること自体が大きな国民コストを伴っているというふうに私は思います。 この程度の削減もで...全文を見る | ||
○中西健治君 みんなの党は、所得税法等の一部を改正する法律案及び震災復興のための財源確保法案に対して反対の立場から討論をさせていただきます。 みんなの党は、増税なき復興を訴え、徹底した歳出削減、政府保有の資産売却、特別会計における剰余金等の有効活用等を行えば十一・二兆円程度の...全文を見る | ||
11月30日 | 第179回国会 参議院 本会議 第9号 議事録を見る | ○中西健治君 中西健治です。 みんなの党は、所得税法等の一部を改正する法律案及び震災復興のための財源確保法案に対して、反対の立場から討論をさせていただきます。 みんなの党は、増税なき復興を訴え、徹底した歳出削減、政府保有の資産売却、特別会計における剰余金等の有効活用を行え...全文を見る |
12月06日 | 第179回国会 参議院 財政金融委員会 第6号 議事録を見る | ○中西健治君 みんなの党の中西健治です。 法案につきましては特段問題がないというふうに思っておりますので、別途二点質問させていただきたいと思います。ミクロの問題とマクロの問題ということで質問させていただきたいと思います。 まず、ミクロということで、先週発表になりました公務...全文を見る |
○中西健治君 当然こういう反応になるだろうという予想をすべきだったのではないかということなんです、問題は。そうした以前の判断ということについて、間違っていたのかどうかということについてはいかがでしょうか。 | ||
○中西健治君 違約金は幾らになったんでしょうか。 | ||
○中西健治君 確定したときには公表するんでしょうか。 | ||
○中西健治君 私も全廃せよと言っているわけではありませんけれども、昨年時点で国家公務員の宿舎は約二十二万戸ありました。そのうち、三つのカテゴリーになっているわけですけれども、公邸、議長の公邸ですとか、これが二百戸、そして無料宿舎と呼ばれているところが一万八千戸、そして残りの、全体...全文を見る | ||
○中西健治君 そうしますと、この資料でいいますと、一番と三番が無料宿舎ということになるわけですけれども、あと二番と四番と五番の三つは有料宿舎ということでよろしいでしょうか。やはり政務官、お願いします。 | ||
○中西健治君 そうなりますと、三つのカテゴリーのうちの大部分が有料宿舎ということだろうというふうに思っておりますが。 これ、大臣にちょっと法律の趣旨についてお伺いしたいんですが、そもそも国家公務員宿舎法では、なぜこうして無料宿舎と有料宿舎の概念を分けているのでしょうか。真に必...全文を見る | ||
○中西健治君 保有資産を全部売却すれば約一・七兆円になるということは財務省自身が説明をしていることですから、私自身は二十二万戸のうちのこの二十万戸、有料宿舎についてはやはり売却をして、これ単純に計算しますと一・五兆円を超える財源が出てくるということになりますので、こうした資産は国...全文を見る | ||
○中西健治君 一点だけ。 大きなことではありませんけれども、衆議院の方の決算行政監視委員会の行政監視に関する小委員会で、宿舎に住んでいる人のタクシー代どうなっているんですかという質問が出ておりました。これ財務省預かりだと思いますので、タクシー代、幾ら年間払っているのか、教えて...全文を見る | ||
○中西健治君 マクロの方の質問に移りたいと思います。 資料をやはり御用意させていただきました。 欧州経済金融危機といいますと、どうしても欧州大陸に目が行くわけですけれども、そして財政再建をしなければならないという論旨で強調されがちですけれども、海外の事例を参考にするのであ...全文を見る | ||
○中西健治君 時間が参りましたので、今後、成長という観点から、次は通常国会になってしまうかもしれませんけれど、議論をさせていただきたいと思います。 ありがとうございました。 |