中西健治

なかにしけんじ

小選挙区(神奈川県第三区)選出
自由民主党
当選回数1(参2)回

中西健治の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第180回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  まず、TPP、FTA等に関してお尋ねいたします。  私、さきの臨時国会で、TPP参加に賛成の立場からということでありますが、政府の交渉体制について、法律に基づいた交渉チームを設置して司令塔となる責任者を任命するべきであるということを...全文を見る
○中西健治君 藤村官房長官は年明けというふうに言っていたわけですが、一月、もう今日は末日ということですので大分時間がたっていますけれども、どうして、それも四か国との交渉も、協議も始まっているということですけれども、どうして迅速に政府代表を決めないんでしょうか。
○中西健治君 仄聞するところによると、人選が難航しているというふうにも聞いておりまして、それはひょっとして、党内に深刻な対立、このTPPに関して深刻な対立があるので憎まれ役にもなりかねない、だからなり手がないということなんじゃないでしょうか。
○中西健治君 総理は増税には大変強い関心を持っていらっしゃるようですが、このTPPの問題も当然のことながら大変重要な問題ということであります。そして、十一月のこの委員会でも説明が足りないというようなことについて集中砲火を浴びたということだと思いますので、是非とも政権の発信力を高め...全文を見る
○中西健治君 今こうしてお聞きしているのは、TPP交渉国と二国間の交渉もある程度同じような時期に進めてしまうということによって、どちらの国にも賛成派、反対派というのがいるわけです、その中で議論が交錯してしまうのではないか、若しくはあらかじめ反対の意見が非常に強くなって次のものが進...全文を見る
○中西健治君 これについてもきっと大きな議論というのが沸き上がってくるということになるのではないかと思います。  ちょっとお聞きしたいのは、この二国間と多国間、使い分けをどのようにしようと考えているのか、戦略があるのかということについてお聞きしたいと思います。  アメリカはも...全文を見る
○中西健治君 今、外務大臣から国家戦略担当大臣という言葉もありましたけれども、これ、ちょっと総理に確認したいんですが、こうした自由貿易協定ですとか通商政策全般の全体の戦略を描いている人というのは国家戦略担当大臣なんですか。
○中西健治君 それであれば、この集中にもいなければならない人なんではないかなというふうに思うわけですが、また、何でいないのかちょっとよく分からないなという気がいたします。(発言する者あり)要求というよりも、これがTPPに関する集中なんであれば、当然出ている大臣なんではないかという...全文を見る
○中西健治君 その日中韓のFTAですけれども、この中韓のFTAが日中韓のFTAより先行してしまうリスク、それについてはどうお考えでしょうか。
○中西健治君 日韓のEPAというのは韓国にとって余りメリットがないので、現状一向に動いていないという理解をしておりますが、そうなりますと、日中韓FTAに関しては韓国がサボタージュをすることによって全然進まないということも考えられるわけですが、そうしたときの戦略というのも考えていら...全文を見る
○中西健治君 対中の、この場合は戦術ということになると思いますが、中国をしっかり引きずり込むという戦術をしっかりと政府は持っていなければいけないんだろうというふうに思います。  日韓関係についてですが、先ほどの日韓首脳会談もそうですが、これまで日本は朝鮮王朝由来の古文書の引渡し...全文を見る
○中西健治君 会談内容の詳細というのは私の方も理解しておりますが、総理の方からは李明博大統領にこれからも人道的見地から知恵を絞るというようなことを最後に言っているということのようでございますが、この人道的見地から知恵を絞るというのはどういう意味でしょうか。
○中西健治君 ギブとテークのバランスが非常に悪いのではないかなという気がいたします。まあやられっ放しという感が非常に強いわけですが、続いて中国についてお伺いいたします。  昨年末の日中首脳会談で、日本当局による中国の国債への投資ということが合意に至ったようでございます。外国為替...全文を見る
○中西健治君 そうした漠とした答えが返ってくるのではないかなというふうに思っていたわけですが、より具体的に今後の、日中のFTAということもあるわけですけれども、そうしたものについての戦術という位置付けはないんですか。
○中西健治君 これまでのお話を伺っていると、どうも場当たり的なちょっと外交というところに終始している感もありますし、もちろん外交は相手のあることですから自分たちでペースは決められないということもあるかと思いますが、大きな戦略は必要だと思います。  そこで、最後に総理にお伺いいた...全文を見る
○中西健治君 どうもありがとうございました。  これで終わります。
02月08日第180回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  まず、四次補正予算についてお伺いしたいと思います。  さきの臨時国会で復興増税十一・二兆円というものが、みんなの党は反対しましたけれども、決められてしまいました。今回の四次補正、二・五兆円もの財源があるのであれば、本来これは復興のた...全文を見る
○中西健治君 財務大臣は十二月に確定したと言いましたけれども、我々が審議をしている十月や十一月の時点でもうこの税収の上振れなんというのは当然予想ができたはずです。  というのは、これは法人税の減税を今年度やるはずだったのがやらなかったということに基づいているわけですし、年度が進...全文を見る
○中西健治君 こういう時代というふうにおっしゃられましたけれども、不要不急のものも随分入っているのではないかなというふうに私は思うわけです。  お聞きしますけれども、今回の補正予算で二十四年度予算の概算要求で削られたものが入っているでしょうか。
○中西健治君 類似のものがあるということであれば、本来二十四年度本予算に回すべきものがこの第四次補正予算に入れられることによって、二十四年度の予算の歳出規模を抑制しようとしたんじゃないですか。
○中西健治君 類似のものがあるということではお認めになっていらっしゃいますけれども、政府が自ら決めているのが中期財政フレームです。その中で、基礎的財政収支対象経費について、前年度当初予算の規模、七十一兆円ですけれども、を実質的に上回らないこととしていますけれども、その上限が、来年...全文を見る
○中西健治君 申し上げたとおり、中期財政フレームでは実質的にという言葉が使われています。類似のものがあるのであれば、これは表面的には上回らないことができたかもしれませんが、政府自らが決めている実質的に上回らないということは達成できていないんじゃないでしょうか。
○中西健治君 ちょっと苦しい言い訳にしか聞こえないというふうに思います。高齢者医療等の基金延長されていますけれども、その大部分は二十四年度で使われるものでもありますから、やはり中期財政フレームは実質的には守られていない、言わば破綻をしているということなんではないかというふうに考え...全文を見る
○中西健治君 総理にお伺いしたいんですが、今の財務大臣の答弁を聞いて、中期財政フレームを策定した政府の最終責任者は総理でありますので、今回の、来年度の予算に向けて中期財政フレームを守ったと胸を張って言うことができるんですか、財政規律をゆがめていないと胸を張って言うことができるでし...全文を見る
○中西健治君 こうした特異な先例を設けるのではなくて、国民に対して中期財政フレームは守ることができませんでしたと、そういうことをおわびして国債を増額発行するのが正直なやり方、正心誠意なやり方だと思いませんか。こうした取り繕いが不信感を高めていると思いませんか、総理。
○中西健治君 昨日も交付国債についてはいろんな議論あったわけですけれども、その中で安住大臣は、償還財源について、消費税増税が実施できないことは想定していないと答弁されましたけれども、ということは、経済状況の好転を条件とするという弾力条項が発動されることは全く想定していないと言って...全文を見る
○中西健治君 では、全く想定していないとはどういう意味なんでしょうか。
○中西健治君 昨日の答弁を忠実に言いますと、消費税増税が実施できないことは想定していないと言ったので、実施のことを言っているんだと当然解釈するではありませんか。(発言する者あり)
○中西健治君 ちょっと総理にお伺いしたいんですけれども、今回の改革案では五%増税、そして政府が発表していますプライマリーバランスの黒字化、そのためには十六兆円ぐらい足らないから、それを執行しようとすると、消費税に置き直すと六%ということになります。あと、最低保障年金導入によって、...全文を見る
○中西健治君 増税の前にやるべきことがたくさんある、いや、できることがたくさんあるということを本予算の審議でも主張していくということを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。
○中西健治君 中西健治です。  みんなの党は、平成二十三年度第四次補正予算二案に対して賛成の立場から討論をさせていただきます。  まず、そもそも今回二・五兆円の財源が捻出できるのであれば、昨年の臨時国会でみんなの党の反対にもかかわらず可決、成立した二十五年間にも及ぶ所得税増税...全文を見る
03月14日第180回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  本日はエネルギー問題に絞ってお聞きしたいと思います。  まずは、原発の再稼働についてですが、最近、枝野経産大臣や細野担当大臣から定期検査後の再稼働を容認する発言がなされ、また、総理自身も三月十一日の記者会見で自らが先頭に立つと発言を...全文を見る
○中西健治君 再稼働をできれば進めていきたいというニュアンスのように聞こえますけれども、原発の地元の知事は新たな基準によるテストを行うべきであると意見を表明しておりますし、また、班目原子力安全委員長は、国が原発の再稼働条件としているストレステストの一次評価について、安全性の評価と...全文を見る
○中西健治君 国が政治判断をするといっても、安全性に関してはいまだ十分安心できる状況になっていないというふうに私自身は思っております。  野田総理、総理は、就任当初こそ脱原発依存と度々言及しておりましたけれども、最近ではトーンダウンしているのか、若しくは増税で頭がいっぱいなのか...全文を見る
○中西健治君 低減する、原発への依存度を低減するという表現を使われましたけれども、原発への依存を時間を掛けてゼロにするということでよろしいでしょうか。
○中西健治君 ゼロにするというのはまだ分からないということのようですが、総理にお伺いします。  総理は、寿命が来たら廃炉、そして新規は無理というのは一つの基本的流れであるという発言をされておりましたけれども、これは意味するところは、時間を掛けて原発ゼロという結論にしかならないん...全文を見る
○中西健治君 確認したいんですけれども、新規はあり得ると、そういうことでしょうか。
○中西健治君 もう一度確認します。  新規は困難だけれども可能性はあるということを今おっしゃられたという理解でよろしいでしょうか。総理にお伺いします。総理の発言についてお伺いします。
○中西健治君 その上で可能性があるかどうかということにお伺いしているんです。はっきりお答えください。総理、お願いします。
○中西健治君 新規の原発は可能性があるかどうか、イエスかノーでお答えください。
○中西健治君 じゃ、確認です。可能性はあり得るということでよろしいですね。
○中西健治君 済みません、私も何度も聞いているんですから、はっきりお答えください。可能性はあるということですよね。
○中西健治君 今ので大分クリアになりましたけれども、じゃ、建設中のものを除いては新規はあり得ないということでよろしいですね。
○中西健治君 そうした中長期の目標も含めて、なぜまだ工程表というのが出てきていないんでしょうか。今年の夏までまだ待たなきゃいけないということでしょうか。
○中西健治君 枝野大臣がおっしゃるとおり、長期的に大変重要な問題だというふうに私も認識しておりますから、こうした計画が決められる前に、あるいは国会での事故調の結果が出る前に、目先の再稼働を行うということは国民の意思にかなっていないということで、そういう理解でよろしいでしょうか。
○中西健治君 中長期の話が決まらなければ短期のことも決まってこないのではないでしょうか。
○中西健治君 脱原発依存というその一言だけしか方針は決まっていないという気がいたします。  その中で、いつまでに原発がどういう状況になっていくのか、その間にどういう電源で生活ができるのか、そういったことを示さなければいけないと私は申し上げているわけです。まず、自国で原発に、そし...全文を見る
○中西健治君 まずは、先ほども申し上げましたけれども、我が国が中長期的にどういうふうに原発と向き合うのかということを決めることが大切であるというふうに私は思っております。  原子力協定などもやはり拙速にやっていくべきではないという意見を持っておりますが、では、危機管理体制につい...全文を見る
○中西健治君 順次レベルは上がっているということでありましたけれども、原子力規制庁もいまだできていない、そしてその在り方についてもいろんな議論があるということでありますし、法制化しなければならないところもまだできていないというところですから、やはりやるべきことをやる、改めるところ...全文を見る
○中西健治君 相当な節電ということですが、昨年の夏を思い出しますと、あの暑くて暗い夏というイメージがあるのではないかと思いますが、それを繰り返すということを想定しているのでしょうか。そうであれば、一年たつのに無策だということなのではないでしょうか。
○中西健治君 様々な模索をしているということでしたけれども、昨年を思い出しますと、熱中症でお年寄りの方が亡くなるといった痛ましい事故が繰り返されました。そんなことに対してはどのような対策を取ろうとしているでしょうか。
○中西健治君 春になって夏が近づいてきますと、大変、夏の電力の需給状況がどうなるのか、需給の見通しがどうなるのかということについて皆さん関心が高くなってくるというところだと思いますが、枝野大臣、詰めを行っているということでありましたけれども、いつごろ政府として需給見通しというのは...全文を見る
○中西健治君 そうした供給力の情報、基になるデータというのは、電力会社のものをそのまま用いるということでしょうか。
○中西健治君 電力会社が出す需給情報の信頼性、客観性というのはかなり低いというふうに受け止められていると思います。ですので、電力会社が提出したデータをそのまま使って作成をするということになると、はい、そうですかというわけにはなかなかいかないんだろうというふうに思います。  よく...全文を見る
○中西健治君 是非とも、そうした委員会によって、委員会の検証を経ることによって客観性、信頼性を高める、そうしたものを検討していただきたいというふうに思います。  そして、もう一つ、エネルギーの備蓄についてお伺いしたいと思います。  現在、政府としては、石油と石油ガス、LPガス...全文を見る
○中西健治君 震災後、発電需要からLNGへの依存度が急速に高まっているということですので、このLNG及び天然ガスの備蓄を考えるというお考えはないでしょうか。
○中西健治君 最後に一問、財務大臣にお聞きをしたいと思います。  再生可能エネルギーの固定価格買取り制度というのがもうすぐ始まりますけれども、それと同時に、政府が今回提案している環境関連投資促進税制、これにおきますと、こうした環境ビジネスをやっている、風力発電、太陽光発電をやっ...全文を見る
○中西健治君 質問を終わりますけれども、一年ぐらい運用を見ていて、それで本当にちゃんと目的どおりになっているか、これは検証する必要があると思います。  どうもありがとうございました。
03月16日第180回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  まず、歳入庁についてお伺いいたします。  昨日、我々みんなの党は歳入庁設置法案を参議院に提出いたしました。これは、税金並びに保険料等の徴収に関する業務の効率化、納付を行う方々の利便性の向上、あわせて、納付状況の改善を図ることを目的と...全文を見る
○中西健治君 みんなの党の提出した法案は、かつての民主党案とは異なり、主に徴収業務に限定して統合していくという内容となっておりますので、覚悟があればそんなに時間を掛けずに実行に移せるものではないかというふうに我々は考えております。来週木曜日に、衆参の与野党を問わず全議員を対象にし...全文を見る
○中西健治君 私は、前提は全く満たされていないというふうに考えております。(資料提示)  資料をお配りさせていただきましたけれども、資料の赤線のグラフは、デフレによる価格や賃金の下落をも反映し、実質GDPよりも生活実感に近いと言われる名目GDPの推移です。平成二十年度、すなわち...全文を見る
○中西健治君 聞いたことに答えていただきたいと思うんですが、八%も名目GDPが下がってしまった、そんなときに増税を政策のプライオリティーとするのですかということを聞いたわけです。  総理、お願いします。
○中西健治君 一時的であるというのであれば、この八%回復を待つべきなんじゃないでしょうか。
○中西健治君 順次立ち直りつつあるというのがこのグラフから見て取れますでしょうか。
○中西健治君 ですから、私は申し上げているんですよ。この八%下がったのが一時的なものであるというのが岡田副総理も安住財務大臣も言っていることじゃないですか。そうであるならば、そこまで回復するのを待つ、そうしたことを数値目標と入れることもできるんじゃないですか。
○中西健治君 一時的という言葉を使ったのとちょっと整合性がないかなというふうに思います。  三年前の水準に名目GDPが戻らないと考えているんですか。
○中西健治君 増税法案では、経済状況の好転について、数値目標は明示せず、総合的に勘案という曖昧な表現にとどめているようですけれども、これまでの民主党幹部の発言などからしますと、一%か二%くらいの成長があれば、経済の好転の状況が整うというようなことも聞かれております。  じゃ、こ...全文を見る
○中西健治君 申し上げているように、二〇一一年度の数字ですから、これにはまだ入っていないということですが、このグラフを見て、税収と名目GDPがやはり見事なまでに相関している、連動しているというふうに見るのが普通なのではないかと思います。  このグラフを見て、では野田総理、どうい...全文を見る
○中西健治君 数値目標、何らかの指標というものが必要だと思いますし、これだけ、何度も申し上げているとおり八%名目で落ち込んでしまったというのは、価格、賃金も含めての落ち込みということですから、生活実感に非常に近いものですから、やはり名目GDPがどこまで戻るということが目標となって...全文を見る
○中西健治君 私も、公債、国債ですが、そうした言葉の定義のことを言おうと思っているわけではありません。  林委員も正直にという言葉を中期財政フレームから引いていらっしゃいました。私自身は、この中期財政フレームでは実質的にという言葉が使われている、これを引いていきたいと思いますけ...全文を見る
○中西健治君 財政運営の基本方針ということでお聞きしているんですけれども、表面上の取り繕いではなくて実質を当然重視するということでよろしいですか。
○中西健治君 財政運営をしていくというところで、基本方針としては表面上の取り繕いということではなくて実質的なことを当然重視していくということでよろしいですよね、それは当然そうですよね。
○中西健治君 中期財政フレームに実質的にという言葉が使われているので、当然実質だろうというふうに思いまして確認をさせていただいたというところですが。  交付国債、これを引き受ける側のGPIFからしますと、国庫から本来であれば二・六兆円の負担金が支払われると想定していたわけですけ...全文を見る
○中西健治君 現金化するということをおっしゃられましたけれども、多分、GPIFのポートフォリオを考えると、手持ちの国債、換金性なども考えると、その売却というのが大半を占めるのではないかと思います。そうなりますと、独立行政法人であるGPIFも実質的に政府部門であるわけですから、結局...全文を見る
○中西健治君 四十四兆円の赤字国債と建設国債、それと年金交付国債、本質的な違いはあるんでしょうか。
○中西健治君 言葉の定義というより、本質的な違いとして何があるかということをお聞きしております。
○中西健治君 これまでの安住大臣の答弁では、四十四兆円の部分は償還財源としてめどがはっきり立っているものではない、けれども年金交付国債は特定されているから本質的な違いがあると、そういったこともおっしゃられていたかと思います。そういう理解でよろしいですか。
○中西健治君 本質的な違いがあるということ自体が大変まずいことなんです。これは交付国債について私が議論したかったもう一つのポイントなんですが、その他の国債と分けて財源を特定した新種の国債をつくり出すことは大変大きな問題をはらんでいます。  ネガティブ・プレッジという言葉を御存じ...全文を見る
○中西健治君 国債市場にしっかり説明ができるものでなければいけないということを言っているわけです。赤字国債の保有者というのはたくさんいるわけじゃないですか。そういう人たちが償還財源をGPIFより劣後される立場になりかねない、これが大きな問題をはらんでいるということなんです。  ...全文を見る
○中西健治君 これは大変大きな問題だと思いますよ。  これは、来年度だけで収まらない話になりかねない、次の年もやるかもしれないということですし、そもそも、復興国債においても似たようなことが起こってしまっているじゃないですか。復興債は、財源確保法において償還財源が建設国債、特例公...全文を見る
○中西健治君 国債の信認を守りたいということをいつも安住大臣おっしゃっているじゃないですか。そのためにこそ大事だと私は言っているわけですよ。こういう新たな、新種の債券をつくって財源を取り分けてしまうということは、元々の国債の信認を失わせるということだと私は申し上げているんですよ。...全文を見る
○中西健治君 是非とも、ネガティブ・プレッジの問題を財務省内でもしっかり検討していただきたいと思います。それを申し上げて、東京電力の総合特別事業計画について枝野大臣に御質問させていただきたいと思います。  今回の東京電力への資本注入については、私自身は、増資を行うのであれば議決...全文を見る
○中西健治君 では、現時点では、要請がないとはいえ、資本注入の目的についてお考えはないということですか。
○中西健治君 私自身はということでいいますと、二つの大きな目的が達せられなければ意味がないだろうというふうに考えています。一つは、東電による損害賠償を迅速、確実にすること。もう一つは、経営権を握ることによって電力改革をトップ企業である東電から始めてしまうことだというふうに考えてお...全文を見る
○中西健治君 今後のこと、まあもうすぐのことでありますけれども、まだ今後のことということで、ちょっとくぎを刺す意味でもお聞きしたいと思いますが。  金融機関から東電へ総額一兆円強と言われる追加融資がされるということを聞いております。その中で幾つか契約条件が当然入ってくるというこ...全文を見る
○中西健治君 これはちょっと聞いておかなきゃいけないということなんですが、今回、追加融資が行われるとしたら、これまでの融資とは異なって、銀行は担保付社債と同様の返済順位を求めているということを聞いております。そうなると、損害賠償請求権などの一般債権者が銀行団に劣後してしまうという...全文を見る
○中西健治君 東京電力のリストラについて最後お聞きしたいんですが、東京電力の年金削減は、八十歳以上という一部の受給者のみが削減対象となっており、ほかは保証利回りを実勢とは懸け離れた六・五%から言わば普通並みの二・二五%に抑えることのみと聞いておりますが、最近のAIJ投資顧問の問題...全文を見る
○中西健治君 もう終わりますけれども、同じく公的資金を注入したJALの場合のOB三割、現役五割カットと比して、東電の内容は甘いということではいけないと、料金値上げもできないということなんではないかと私は思っております。  どうもありがとうございました。
03月22日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  本日は、AIJ問題についてお聞きしたいと思います。金融庁と証券取引等監視委員会にお聞きしていきたいというふうに考えておりますが、AIJ問題に関しましては、厚生年金基金の運用ガイドラインの見直しですとか、金融商品取引法上のプロ、アマとい...全文を見る
○中西健治君 できれば簡潔に御答弁いただきたいと思います。  プラスの評価というのは人気ランキングですから、要するにうその情報に基づいてこれだけ運用利回りが出ているからということで人気ランキングが定量的に高かったということですから、それはプラスの評価を金融庁がするということ自体...全文を見る
○中西健治君 情報の収集を通じてリスクが多くありそうだと、相対的に多くありそうだというところに入っていくという御説明だと思いますけれども、そうであるならば、なぜAIJが後回しになったのか、それを説明していただけますか。
○中西健治君 ポイントは、苦情がたくさんある中でAIJに関しては四件だったということのようですけれども、顧客からの苦情は四件だったかもしれませんけれども、業界内ではいろんな声が上がっていたと聞いています。そうした業界内の声というのを拾い上げる、そういったことは金融庁、証券取引等監...全文を見る
○中西健治君 私自身は単純に規制を強化するということについては反対の立場を取っています。  この投資一任業が認可制から登録制に変更したメリット、デメリット、これをどのように整理されているでしょうか。簡潔にお願いします。
○中西健治君 今のお話だと、この登録制にしたことが間違いだった、そんなようなニュアンスなんですか、大臣は。
○中西健治君 どうも直接お答えをいただいていませんけれども、ちょっと次の質問に行きます。  金融業に携わっていた者からしますと、元金がそのまま損失となることは一般的には考えにくく、元金が何らかの違うところに流用されていたりすることも念頭に置かなきゃならないというふうに思っていま...全文を見る
○中西健治君 最後の質問、今のに関連しますけれども、一般論として、仮に刑事犯罪のようなことが想定されると考えた場合に、金融庁、証券取引等監視委員会はどのようなアクションを起こせるのか、司法当局とはどのような連携を図っていくのか、それについて明確にお答えください。お願いします。
○中西健治君 どうもありがとうございました。  AIJに関しては次回以降も是非お聞きしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  どうもありがとうございました。
03月22日第180回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  本日は、三人の公述人の方々、お忙しい中どうもありがとうございます。大変興味を持ってお話の方を聞かせていただきました。  それでは、質問をさせていただきます。  まず、土居先生にお伺いしたいと思います。  私、土居先生のまとめられ...全文を見る
○中西健治君 続きまして、藤井先生にお伺いしたいと思います。  藤井先生のおっしゃること、大変共感するところも多くて魅力的だなというふうに思いましたけれども。  まずは、これも質問じゃないんですが、内閣府の財政計算のモデルについて、私自身もかねがね疑問に思っておりまして、これ...全文を見る
○中西健治君 どうもありがとうございます。  きちんとした議論が必要だということもしかりだと思いますし、この新幹線は非常に効果が高いということなんだと思いますが、ただ、同じような考え方の下で、空港もたくさん造られてきたということなんではないかと思います。さらには、八ツ場ダムに関...全文を見る
○中西健治君 お三方にお聞きしたいんですが、ちょっと離れますけれども、世代間格差を緩和する一つの手段として、相続税を思いっ切り引き上げて、けれども、若年層に対する贈与を広げると、贈与税を掛けないとか贈与を広げるというようなことをセットで行うということ、そういう意見がありますけれど...全文を見る
○中西健治君 ありがとうございました。
03月27日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  今日は五十分間の質問時間をいただきました。両筆頭理事、今はちょっと離席中ですけれども、御配慮に感謝を申し上げたいというふうに冒頭申し上げます。  それでは、先週に引き続きまして、まだちょっと金融庁は来ておりませんけれども──はい、お...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、今の発言、ちょっとよく分からないんですが、投資顧問業を登録制にしたことは誤りではなかったというふうに考えているということでよろしいですか。
○中西健治君 端的にお答えいただきたいんですが、認可制に戻すということはないということでよろしいですね。
○中西健治君 分かりました。じゃ、検討課題だということですね。  今回の事件を受けて、ずさんな運用の再発を防ぐために資産を管理する信託銀行が警告を発する仕組みを導入しようとしているというふうに伺っておりますが、これは私は大賛成ということであります。  お聞きしたいのは、監査法...全文を見る
○中西健治君 是非しっかりと対応していただきたいとお願いを申し上げます。  年金や年金基金には、投資顧問会社が設計、運用する私募投信のほかに、仕組み債といった形で、複雑な為替連動債ですとか、金の価格にリンクしている債券ですとか、クレジットリンク債ですとか、こうしたものが多数証券...全文を見る
○中西健治君 特に、年金、年金基金に対してそうした適正とも思えない投資勧誘が行われているということについて、実情を把握されていますでしょうか。
○中西健治君 行政処分の事例が出てからでは遅いというふうに私は思うんです。検査を行う中で、どのようにこの仕組み債の販売及び顧客先への投資勧誘が適正かどうかというのを確保しているんでしょうか。
○中西健治君 温泉旅館での接待とか、把握していますか。
○中西健治君 そもそも金融庁及び証券取引等監視委員会は、年金や年金基金の運用というのは実態は知らないはずですよね。
○中西健治君 依然としてやはり不適切な投資勧誘が行われているようだ、そんなようなことを耳にしますので、是非ともしっかりやっていっていただきたいと、そういうつもりで申し上げております。  厚生労働省が年金基金の資産運用指針の見直しを行おうと今考えているようですが、六月ぐらいまでに...全文を見る
○中西健治君 金融庁が投資一任業者を今検査しているというふうに言いましたけれども、そういうことだと思いますが、申し上げたとおり、証券会社が仕組み債を売るという、こういう実態もあるわけですよ。そうすると、年金側をしっかり調査していかなければ実態は分からないということになるじゃないで...全文を見る
○中西健治君 是非とも、申し上げたとおり、年金の資産運用サイドというのは厚生労働省と金融庁の共管とすべきであるということを、金融庁からは少なくとも求めていくべきではないかなというふうに私は考えております。  証券取引等監視委員会や財務局のマンパワーですとか金融行政の効率性、検査...全文を見る
○中西健治君 是非とも、オフサイトモニタリング、そしてリスクベースの判断というのが、ちょっとリスクベースの判断というのは、この間も議論しましたが、漠として分からない部分もあるので、やはり質を高めてもらわないといけないだろうというふうに思っております。  そして、今回の事案を受け...全文を見る
○中西健治君 是非とも検査結果の発表を早めにしていただいて、市場の透明性を確保するということをしていただきたいというふうにお願いを申し上げます。  それでは、安住大臣にお伺いしたいと思います。  三月十六日の予算委員会で、私はネガティブ・プレッジという言葉を使いました。これは...全文を見る
○中西健治君 国と企業に違いがあるというのは私も重々承知して質問をさせていただいているわけですが、まさにその徴税権が一部、要するに消費税というもので増税をしますよというものが、一般国債の投資家からすると取りにいけなくなってしまうということが問題なんだろうというふうに思っているのと...全文を見る
○中西健治君 現時点では、年金交付国債二・六兆円という話ですけれども、また来年以降も同じ手法を取るかもしれない。そうなってくると、やはり相対的な比重というのは高まってきますから、さらに、復興国債というのも、新手な国債として個人向けは特に別扱いで売っていたりしますから。やはり、そう...全文を見る
○中西健治君 このグラフを見て、戻る過程にあるというふうにお考えになりますか。
○中西健治君 一時的というのはアメリカのような場合に当てはまるんじゃないですか。二〇〇八年から二〇〇九年、リーマン・ショックで一旦落ちました。けれども、もう元に戻っていますよ。これを一時的というのであって、日本は二〇〇七年、五百十兆円以上ですよ。五百十五・八兆円もあったものが現時...全文を見る
○中西健治君 岡田副総理の答弁聞いて私すごく驚いたんですけれども、この間出したものは年度別のGDPを出しました。ですので、二〇一一年度は終わっていないので二〇一〇年度までの数字だったんです。それに岡田副総理は非常に不満そうで、二〇一一年度を出してくれと、こういう言い方をされたんで...全文を見る
○中西健治君 大幅に上昇しているどころか、大きく下がっているというふうに見るのが通常なんじゃないですか、もう三月ですけれども。
○中西健治君 来年度、復興需要などで少しは良くなっていくだろうと私自身も期待してはいますけれども、ただ、これまでの三年間の落ち込みが余りに大きい。もう何度も言いますけれども、リーマン・ショック前は五百十兆円以上だったのが四百七十兆円以下まで下がっているんです。となると、やはり経済...全文を見る
○中西健治君 経済を悪くしてほしいなんて全く思っておりませんけれども。  私が申し上げたいのは、やはりデフレから脱却する、経済成長をということを政府が言うのであれば、デフレ脱却も確かめられるであろう名目のGDPを使って、どこかにしっかりと数値目標を置くべきなんではないかというふ...全文を見る
○中西健治君 政治の判断をする前提として物差しが必要なんじゃないかなと私は思っております。  税制改正についてお伺いいたします。  地球温暖化対策税、税収がエネルギー特会に行ってしまうということの理由として、先日の本会議におきましては枝野経産大臣が受益と負担の関係を明確にする...全文を見る
○中西健治君 これに続きまして、環境関連促進税についてもちょっとお伺いしたいんですが、これも以前、少しお伺いいたしました。  環境関連促進税では、太陽光発電ですとか風力発電で即時償却が認められるということにするものですけれども、一方で、再生可能エネルギーの固定価格買取り制度が七...全文を見る
○中西健治君 財務省内でも私と同じような問題意識を持っている人がいるというふうには伺っておりますが、これは一年間の法律ですけれども、これがまた延長されていくというようなときには、やはり一定期間たった後、いや、実はやっぱり損金をつくりたいところが多かったよねというようなことが確認さ...全文を見る
○中西健治君 続きまして、自動車税についてお伺いしますが、今回の税制改正では取得税の撤廃は見送られました。そして、重量税は僅かばかりの減税、〇・五トンにつき九百円、一・五トンだったら年間二千七百円にしかすぎない減税となりましたけれども、政治的な妥協がなされたというふうに理解してお...全文を見る
○中西健治君 中途半端な重量税減税であるというふうに私は思っておりまして、千五百億円の税収減ということのようですけれども、千五百億円に見合うだけの経済効果があるのかどうかということについてお伺いしたいと思いましたが、資料があるということであれば今度見せていただきたいというふうに思...全文を見る
○中西健治君 金融庁に休眠口座のことについてお伺いしたいと思います。  休眠口座の活用を内閣府の方で考えているということを聞いておりますが、財産権の侵害のおそれがあるという指摘に対してどのように考えていますでしょうか。
○中西健治君 例えば諸外国の例を見ますと、カナダでは一旦中央銀行に預金を移管すると。そして、一定額未満の預金、千カナダドルということですけれども、預金は最後の取引から四十年間払出しの手続がないものに関しては使うということにしているようですが、そうした中央銀行を間に挟むというような...全文を見る
○中西健治君 財産権の保護の問題のほかに口座の管理コストということもよく指摘されておりますけれども、その部分についてはどのように考えていますか。
○中西健治君 では最後に、各銀行はもう既に会計上利益として認識してしまっているということになっていますけれども、そうした場合、法的に何らかの制約が出るのかどうかお伺いして、私の質問を終えます。
○中西健治君 ありがとうございます。  終わります。
03月28日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  本日は、歳入庁についてお伺いしたいと思います。  御承知かと思いますけれども、みんなの党は、三月十五日に歳入庁設置法案、これを参議院に提出をいたしました。政府の方もここに来てようやく前向きに検討をしているというようでありまして、今回...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、議論をすることには前向きだけれども、設置することについては前向きか後ろ向きかはまだ判断できかねると、そういうことでよろしいですか。
○中西健治君 先ほど申し上げました、みんなの党の勉強会に民主党からは七十名参加をしていただきました。そのことについては、財務大臣、どういう御感想をお持ちになりますか。
○中西健治君 我々も税収がアップするというふうには思っておりません。社会保険料の取り漏れ、これを何とか改善することができるだろうということが主眼になっておりますし、あと、使う方からすると、いろんなところに払いに行くのではなくて、一か所に払いに行った方がよっぽど利便性が高まりますよ...全文を見る
○中西健治君 今の点について申し上げますと、統合した上で職員の数というのは国税庁の職員の数を大きく上回らない、そのように効率化していかなければならないだろうというふうに我々は法案の中に書かせていただいておりますので、かなり効率化をしなければならないという提案になっているということ...全文を見る
○中西健治君 年金機構では、徴収部門に従事している人数というのはそんなに多くないということで我々はこういう提案を申し上げておりますが。  一つお聞きしたいのは、そのことはちょっと離れて、二〇〇七年に民主党さんは歳入庁設置法案を出しています。その歳入庁設置法案では、歳入庁は内閣府...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、内閣府の外局というのは取りあえずは取り下げていると、そういうことですか、今の段階では。
○中西健治君 まさか安住大臣も、財務大臣になったから財務省から国税庁を所管外にするのは嫌だなんていう、そういう狭い了見でおっしゃっているわけじゃないですよね。そこだけ確認させてください。
○中西健治君 私が申し上げているのも、税務行政に対する信頼というのはあるだろうというのが前提にあるんです。けれども、旧社会保険庁に対しては信頼はないですよねという中で、じゃ信頼を回復していくためにはどういう方策があるんでしょうかねと。その中の一つの方策として、国税庁の信頼というの...全文を見る
○中西健治君 メリット、デメリットを全てテーブルにのせてそれで議論をするということは、それはすればいいというふうに思いますけれども、タイムラインどれぐらいで考えていますか。  その歳入庁設置の措置を講ずるということを法案に書き込むのであれば、当然、増税と絡んで、どういう時期まで...全文を見る
○中西健治君 ただ、増税法案に書き込むということであれば、やはり増税のタイミングとは平仄を合わせなきゃいけない。それはどうですか。
○中西健治君 時間が来ましたので質問を終わりますけれども、方向性を出していくではなくて、形をつくるということが求められているのではないかというふうに思っております。  それでは終わります。
○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  本日は、この後趣旨説明がされます中小企業円滑化法、そして企業再生支援機構法ですけれども、それぞれについて問題があると私は思っておりまして、私の時間も限られておりますので、趣旨説明に先行して、今日、円滑化法の議論をさせていただいて、明日...全文を見る
○中西健治君 そんなのは全く言い訳にならないと思います。過度な負担になんかなるわけないじゃないですか。件数だけ報告させるんですよ。そんなコンサルティング機能に支障が生じるとは全く思いませんけど、どうしてやらないんですか。
○中西健治君 ヒアリングベースでざっくり何割などというのはいいかげんに過ぎるというふうに私は思っているんです。  今回、もし延長するのであれば、最低限でも、自社や関連企業合わせて何度目の延長なのか、個社を識別する法務局の法人番号ですとか金融機関の口座番号などを用いて、報告を義務...全文を見る
○中西健治君 今の私の提言に答えてもらっていませんけれども、法務局の法人番号などを用いる、口座番号を用いる、そして名寄せをする、そうしたことをすればいいじゃないですか。何でそういうことをしようとしないんですか。
○中西健治君 リスケですとか再リスケの回数も分からなければ、結局どれだけの企業が立ち直ったのか、どれだけの企業が時間を稼いでいるだけなのか、そうしたことが分からないじゃないですか。そうすると、政策効果の判断の指標がないということになっちゃうので私は昨年も申し上げたんです。そして、...全文を見る
○中西健治君 ですので、ざっくり八割だとかいうのではなくて、しっかりと数値を徴求しなきゃいけないんではないかと私は申し上げているんですが、その何割という程度であれば、ちょっと聞けば何となくは分かるかもしれませんが、実はそれはメガバンクと信用金庫では全然違うかもしれない、そうしたこ...全文を見る
○中西健治君 これは、累計の数字ではなくて、金融機関の健全性というのが大事なところなんですから、その金融機関ごとにどれだけの引き当てをしているのか、そうした数字については持っていないということですよね。
○中西健治君 これは来年に向けてというか、御提言しておきたいんですけれども、やはり今年の三月末の時点において、全金融機関に対して条件変更済みの債権の総額、そしてそれらが貸付金総額に対してどれぐらいの割合を占めているのか、さらに、そのうち引き当て済みはどれぐらい、引き当てていないの...全文を見る
○中西健治君 是非御検討をいただきたいと思います。  自見大臣にお伺いします。自見大臣、モラトリアム法の延長に関しては、今回こそ最終延長ということになっておりますが、そういう話になっておりますが、法案の中には書き込まれていません。今回が本当に最後だということを何らかの形で担保で...全文を見る
○中西健治君 大臣がそう明言されているので、最終延長だというふうに承りました。  最後の質問をさせていただきます。  今大臣がおっしゃられた出口戦略ですけれども、対象となる企業の数というのが、まあ金融庁は把握していないということですが、金融庁の推計では三十万から四十万社リスケ...全文を見る
○中西健治君 どうもありがとうございました。  私も大変真剣に指摘をさせていただいているので、金融庁には真摯に対応していただきたいとお願いを申し上げます。  どうもありがとうございました。
03月29日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  昨日はモラトリアム法延長について議論をさせていただきました。本日は企業再生支援機構法の改正について議論をさせていただきたいと思います。  今回、政府はモラトリアム法の出口戦略の一環としてこの企業再生支援機構法の改正というのを提案して...全文を見る
○中西健治君 五から六万社にしても、これまでの実績が二十三件ということですから、懸け離れた数値であると言わざるを得ないというふうに思います。  この点を指摘しましたところ、この数に対処するためには、支援機構だけではなくて、各都道府県にある中小企業再生支援協議会とコラボをしていく...全文を見る
○中西健治君 今おっしゃられた大幅に増強ということについては後ほど触れたいと思いますけれども、この再生支援協議会の活動実績、全体で今二万三千社以上あると、延べであるということをおっしゃいましたけれども、これ年度ごとに詳しく見ていくと面白いことが分かります。  それは、平成二十一...全文を見る
○中西健治君 年間三千件の相談件数がモラトリアム法施行以降二千件に減った、事実としてそういうことがある、理由はどのように考えていらっしゃるでしょうか。
○中西健治君 円滑化法の影響も排除できないというふうにおっしゃられましたけれども、もっと端的に言うと、円滑化法が施行されて条件変更に金融機関が応じてくれるので、この支援協議会には行く必要がなくなったと、そういうことなんだろうというふうに思っております。となりますと、私は、この支援...全文を見る
○中西健治君 百四十六名を増やす予定というのはあるんですか。
○中西健治君 その予算措置はされていますか。
○中西健治君 もし増やすということがあり得るのであれば、それはリスクトランスファーに使えるかもしれません。しかし、今の状況であれば、新規の案件も発掘いたします、それから、JALなどのこれまでの案件のフォローもしていかなければなりません。そうしたことでは到底、各都道府県に五人しか常...全文を見る
○中西健治君 先ほどの各都道府県の支援協議会、これを大幅に強化するというお話がありましたけれども、予算で見てみると、二十三年度が四十二億円、そして来年度が四十七億円に微増するにすぎないというところですが、この予算措置でできると考えているんですか。
○中西健治君 この四十七億円という予算措置は、今回の支援機構法の延長を見越しての予算措置だったんですか。それとも、付け焼き刃で今ごろになって対応策としてこれ出してきているんじゃないんですか。
○中西健治君 そうすると、見越していなかったということを率直に言っていただいたのかなというふうに思います。受け手側の協議会がしっかり体制が整わなければ結局絵にかいたもちに終わってしまうというのは明らかなのではないかと思うので、やはりそこのところも今後考えていかなければならないポイ...全文を見る
○中西健治君 支援機構というのは官民共同の企業再生ファンドというふうに考えられていますが、ファンドというのは全体でうまく利回りが回ったかどうかということについて判断されるということになるのかと思いますが、政府保証付きで資金調達もしているというわけですから、もちろんちゃんとうまく回...全文を見る
○中西健治君 真摯にお答えいただいている大串政務官にはちょっと申し訳ないなと思うんですが、衆議院の財務金融委員会で大串政務官、支援機構の支援を受けた富士テクニカ宮津に関してこんな発言をされております。二社統合による受注価格競争を緩和する効果があったと、こういう発言をされていますけ...全文を見る
○中西健治君 ありがとうございました。  私自身は、先ほど申し上げたとおり、円滑化法と支援協議会というのが並び立たないかなというふうに思っておりますので、支援機構が存続するうちに新規案件というのはもう引き受けるのをやめて、そして支援機構がスキルトランスファーを支援協議会に行う、...全文を見る
○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  連日、安住大臣とは議論をさせていただいておりますので、それを踏まえて、本日は専ら野田総理にお伺いしたいというふうに考えております。できれば、短い時間ですから、三点お伺いしたいというふうに考えております。  一点目が、附則百四条につい...全文を見る
○中西健治君 ですので、総合的に勘案した上で、満たされているから法案を提出するということでよろしいですね。
○中西健治君 そうすると、今日時点、あした時点で経済状況は好転しているというふうに判断される、総合的にですけれども、判断しているということでよろしいですね。
○中西健治君 そうしますと、今日時点で景気が、経済状況が好転しているというふうに野田総理は判断している。しかしながら、私何度も申し上げておりますけれども、平成十九年度のピークと比べて名目GDPは今日時点で八%も落ち込んでいる。この八%も落ち込んでいる状況で、経済状況が好転している...全文を見る
○中西健治君 もう少し長期的な判断をしなければいけないのではないかなと私自身は思っております。  二つ目の質問に移らせていただきます。  景気弾力条項、例の名目三%、実質二%の経済成長ということについてお聞きしたいと思います。  一昨日の本委員会で、弾力条項に数字を明記でき...全文を見る
○中西健治君 何としても実現していただきたいと思いますけれども、私どもも含めて多くの人が経済状況の好転に関して判断基準を明らかにするべきではないかということを求めております。  そして、私自身は、名目GDPの絶対値でリーマン・ショック前に回復すること、こうしたことが一つの指標に...全文を見る
○中西健治君 二〇一四年度、二〇一五年度の時点で、十年間の平均というのは分かるんですか。
○中西健治君 二〇一四年、二〇一五年の時点では、ほとんど判断の材料とはなし得ないだろうなというふうに私自身は思っております。  三点目、歳入庁についてお伺いいたします。  歳入庁について安住大臣に見解をお伺いしたところ、メリット、デメリットをしっかりと見極めて、設置するかしな...全文を見る
○中西健治君 ということは、歳入庁を設置しないということもあり得るということですか。
○中西健治君 二〇〇七年の民主党が国会に提出した法案では、歳入庁は財務省内ではなくて内閣府の外局として設置するということになっておりましたが、野田総理の頭の中にはそういうふうになっていますか。
○中西健治君 最後の質問とさせていただきます。  この歳入庁の、設置するとすれば、設置する時期というのはタイムラインとしてどのようなものを描いていますか。二〇一四年、二〇一五年の消費税増税ということを踏まえる、そしてマイナンバー制ということも踏まえると、どこら辺に期限を区切って...全文を見る
○中西健治君 タイムスケジュールもしっかり決めて、早く決めていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
○中西健治君 私は、中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案並びに株式会社企業再生支援機構法の一部を改正する法律案に対して反対の立場から討論をさせていただきます。  金融円滑化法は、金融機関の隠れ不良債権や産業活性化に真に資している...全文を見る
04月03日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  事実関係の究明は、証券取引等監視委員会と検察の方で中心にやられているということでありますので、私は、今日来ていただいた方々の認識を中心にお伺いしていきたいというふうに考えております。  まず、AIJのホームページ拝見いたしましたけれ...全文を見る
○中西健治君 そこら辺の認識も曖昧だというのはちょっと困ったものだなと思いますが、衆議院での答弁なども考え合わせますと、多分ということですけれども、まず、営業外収益というのは、これはHSBCからの真正のNAVに基づく管理報酬、これ九年間で四十五億円ということですけれども、それから...全文を見る
○中西健治君 そういう理解でありますと、この資料の中にもありますけれども、証券取引等監視委員会の公表資料によりますと、HSBCが作成した純資産額とAIJが水増ししてつくった純資産額は、初めの一年を除いて、HSBCがつくったもの、HSBCの真正NAVの方がずっと小さくなってしまって...全文を見る
○中西健治君 一致しているというのはおかしいことではありませんか。HSBCからは真正のNAVが来ているはずですね。そして、AIJからは水増しした価格が来ているということですから、一致するはずがないんですよ。どうして一致していたということになるんですか。
○中西健治君 新規のファンドの募集期間はどれぐらいなんでしょうか。
○中西健治君 お伺いしているのは、それぞれのファンドの募集期間というのはどれぐらいになっているんでしょうか。
○中西健治君 今私の一つ前の質問に対する答えで、二〇〇九年まで新規募集を行っていたと、こんなようなお答えをされたんだと思いますけれども、その二〇〇九年までの募集していたファンドに対するNAVは、全体のNAVが反映されていたんじゃないんですか。
○中西健治君 その千四百億だか千五百億だか分かりませんけれども、それが反映されたNAVだという理解だったわけですか。
○中西健治君 全体の数字と、そしてHSBCが出しているNAVと、そしてAIJが作っているNAVというのは、当然全てのものについて差があったという理解かどうか、浅川参考人にお聞きしたいと思います。
○中西健治君 ということは、あなたは、あなた方は、新規募集に掛かる間は水増しをしないで、お金を調達して、販売して、そして新規募集期間が終わったら、そこから水増しをした、そういう理解ですね。そういうことをおっしゃっているんですね。
○中西健治君 そうしますと、確認ですが、新規募集したものについては、新規募集期間中は真正NAVをそのまま使っていたと、そういうことですよね。
○中西健治君 ここに大変大きなだます意図が感じられるのではないかというふうに思います。販売しようとするときにだけ真正NAVを使って、そして販売が終わったところで、お金を入れてもらったらその後は違うNAVを、水増ししたNAVを出してくるということになっているわけですから、当然だます...全文を見る
○中西健治君 私が申し上げているのは、新規募集期間中は真正のNAVを使いました、そして募集が終わったら真正のNAVではなくて水増しのNAVをそのファンドについて使っているということ自体にだます意図が感じられるということを申し上げているんですが、それはお認めになりませんか。
○中西健治君 そうしましたら、新規募集が終わったものについて、もし、新規募集が終わったものについて水増しをしていた、新規募集をしていないものについて水増しをしていたという事実、これをどういうふうに説明するんでしょうか。新規募集のものについては水増しをしなかった、そして新規募集が終...全文を見る
○中西健治君 とてもではありませんけれども、今の説明で納得できるということではありません。  もう一つ、このAIMグローバルファンドの投資家向け説明資料を見てみますと、日経二二五オプションのショートボラティリティーが投資戦略の中心だというふうに書かれております。  二〇一〇年...全文を見る
○中西健治君 投資家向け説明資料とは異なり、株式を中心とする投資戦略ではなくて、債券ファンドだったということですか。
○中西健治君 株式市場が低迷しているのは誰の目にも明らかだったので、債券で運用をしたように見せかけただけなんじゃないですか、運用実態なかったんじゃないですか。
○中西健治君 通常、大きな金額で取引を繰り返せば市場に何らかの取引の痕跡が残るものですけれども、市場関係者の話を聞くと、AIJにはその痕跡は見られないという意見があります。このことをどのように説明されますか。
○中西健治君 先ほどの、私の質問ではなくてほかの方の質問のときに、取引は証券会社一社とやっていたというお答えをされていましたけれども、その一社というのはどこですか。
○中西健治君 私がお尋ねしたのは、もし日本の証券会社であれば顧客適合性原則から問題があるのではないか、その論点もあるのかなというふうに思いましたが、それをひょっとしたらあえて避けて海外の証券会社でやっていたのかもしれません。  浅川社長、顧客とともに栄える、自己の利益より顧客の...全文を見る
○中西健治君 金融ビッグバン以来、金融業界は自由な環境の中で健全に成長すべく努力をしてきました。その金融業界全体の長年にわたる努力をあなたは踏みにじったわけですが、そのことに対してどのように思いますか。
○中西健治君 質問を変えます。  ここは国会の場なので、今後の金融行政をどのようにするべきかという観点からすると、浅川社長は大変貴重な生き証人でもあるということが言えるかと思います。あなたのこの十年間を振り返ったとき、金融庁はどうすればあなたの悪事を発見できたと思いますか。
○中西健治君 金融行政が事後チェック中心のルールベースの監督体制にある中、あなたのようなことをする人間というのは今後も存在し続けると思いますか。
○中西健治君 衆議院での議論で、運用報告書の改ざんについて、だますということではなくて、水増ししたNAVを継続して今の状態を維持したいということで言っているわけですと。ちょっとよく分からないことをおっしゃっておりますが、これは、しばらくばれないようにしていればいつか奇跡が起こって...全文を見る
○中西健治君 余裕がなかったということですから、いつか奇跡が起こるだろうと信じていたということですか。
○中西健治君 一生懸命やってきたということですが、バブル期に稼ぎまくった証券マンにはあなたのような人が多いのは知っております。いまだに業界に生息していることについては大変驚きました。金融について余り学ばずに、勢いと口先だけで稼いできた人が大変多いということ。この十年間、十五年間の...全文を見る
○中西健治君 あなたはコンサルタントとして仕事をしていたわけですけれども、コンサルタントという意味ではプロだったわけですよね。にもかかわらず、被害者だというふうに言っておりますけれども、あなたは一体何をしてきたんでしょうか。社保庁出身だということだけで仕事をしてきたんではないです...全文を見る
○中西健治君 御自分のことは年金運用のプロではないということを先ほども認めていらっしゃいました。そうしましたら、あなたは一体何のプロなんでしょうか。あなたの顧客はプロとしてのあなたの話を聞いて、そしてあなたは報酬を払われているわけですが、何に対して報酬が払われていたんでしょうか。...全文を見る
○中西健治君 私は、言葉の定義にもよりますけれども、官僚出身者がどこかに関連会社に行くということ全てが悪いというふうに思っているわけではありませんが、過去の職歴だけに頼って要職に就くこと、これは非常に大きな問題だというふうに思っています。社保庁出身者が厚生年金基金に多く天下り、あ...全文を見る
○中西健治君 投資勧誘の中で、非常にうまくいくんだ、こうしたような断言的な投資勧誘の手法が取られていましたでしょうか。
○中西健治君 証券会社からの勧誘の際に、かなり断定的に、このファンドの利回りはいいはずだと、このようなことをセールスが言ったり証券マンが言ったりしたでしょうか。
○中西健治君 最後の質問になりますが、渡邉参考人は被害者、当然被害者ということではありますけれども、企業年金加入者からしますと、運用を委託しているのが渡邉参考人ということに、年金基金ということになりますので、言わばプロとして運用を委託しているということになるわけですが、渡邉参考人...全文を見る
○中西健治君 はい。
○中西健治君 年金基金の制度そのもの、これを変えていかなければならないというふうに私は強く思います。こうしたことをまた委員会で今後やっていきたいと思います。  どうもありがとうございました。
04月05日第180回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  今もお話がありましたけれども、まずは原子力協定についてお話をお聞きしたいと思います。  前臨時国会におきましては、みんなの党は反対したにもかかわらず、公明党さんも反対いたしましたけれども、ロシア、ヨルダン、韓国、ベトナム、四か国と原...全文を見る
○中西健治君 総合的に勘案ということですが、トルコをあえて聞いているのは、悲惨な大地震が去年二度も起こりました。そして、日本人も亡くなりました。そうした点をどのように考慮したのですかという質問です。
○中西健治君 トルコとは何度も話合いが行われたということでしたけれども、トルコの原発に関しては地中海諸国、ほかの地中海諸国も懸念を示しているということですが、そうした点は考慮に入れたんでしょうか。
○中西健治君 玄葉大臣のお答えからは、二国間ということについては相当考慮をされたんじゃないかなというふうに思いますが、他国に対する考慮というのはどこまでされたのかはちょっと疑問が残るということであります。  これは総理にお聞きした方がいいのかもしれませんが、政府及び国会による事...全文を見る
○中西健治君 一体、政府の中で誰がどのように交渉を前に進めるのか、あるいは進めないのか、ストップするのかということを判断を行っているのでしょうか。例えば、原発事故担当大臣である細野大臣はこうした判断に関与しているんでしょうか。
○中西健治君 確認いたしますと、じゃ、判断には細野大臣は加わっているということでしょうか。
○中西健治君 そうしますと、最終の判断には加わっていないということでよろしいですか。
○中西健治君 判断権者はどなたですか。
○中西健治君 原発の再稼働については、四大臣が、総理と官房長官、経産大臣、原発事故担当大臣が判断するということが明確に決められているわけですから、やはりこの原発の輸出についても、原子力協定についてもそういったフレームワークというのはつくるべきじゃないですか、総理。
○中西健治君 是非とも、判断権者が誰なのかということを国民に明確にしていただきたいなというふうに私自身は思っております。  昨年末、野田総理はインドに行かれまして、インドでも原子力協定に関する話題がなされたというふうに認識しておりますが、インドは言うまでもなく核拡散防止条約に加...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、特に慎重に臨むということでよろしいでしょうか。
○中西健治君 玄葉大臣、うなずいてくださっていますけれども、特に慎重に臨んでいただきたいと思います。  為替問題について、財務大臣にお伺いします。  これまで外貨準備について、規模が余りに大きいことですとか、米国債へ過度な集中をしているということについて問題視して、私、何度も...全文を見る
○中西健治君 ということは、この一か月間で外貨準備のドルを売ったりはしていないということでしょうか。
○中西健治君 財政が厳しいわけですし、十三兆円も介入を行って、七十六円台から介入を行っているわけですから、当然収益が出ているということにその部分についてはなります。ですので、覆面で益出しをしてもいいのではないかぐらいに私は思っておりますけれども。  そうなりますと、円高への介入...全文を見る
○中西健治君 余剰金は金利差から出ている部分ですから、それ自体は一定の貢献をしているというのは否定いたしませんが、外貨準備自体が積み上がっているということについてやはり問題意識を持っていただかないといけないのかなというふうに思います。  現在の為替市場の動向に関して、以前よりは...全文を見る
○中西健治君 日本の貿易赤字も一因だというふうに考えていらっしゃいますか。
○中西健治君 米国の財務省は、年末に公表した半期ごとの国際経済・為替政策報告書で、昨年日本が行った為替介入を名指しで明確に批判しましたけれども、これは極めて異例のことであります。これについてどのような認識を持っていらっしゃいますでしょうか。
○中西健治君 アメリカの考えであるということですが、二〇〇三年一月から二〇〇四年三月まで日本が三十五兆円も大規模に介入を行った際には、アメリカの報告書はずっと穏当な表現になっていました。それどころか、日米の当局間でこの問題についてアクティブリー・エンゲージド・イン・ディスカッショ...全文を見る
○中西健治君 今日は郵政改革についてもお聞きしようと思ったんですが、ゆうちょやかんぽのことについて聞こうということになると、郵政改革担当大臣、そして金融担当大臣に聞くということになりますが、自見大臣がどのような立場でそこに座られているかがはっきりしないということですので議論をして...全文を見る
○中西健治君 農産物の一部ですとか医療保険制度ですとか、そうしたものをやはり想定しているんだと思いますけれども、このアメリカが言ってくるであろうことについて当然守るべき国益に含まれるのかどうか腹を決めていないといけないと思いますが、それについていかがですか。
○中西健治君 時間ですので終わらせていただきますが、ちょっと曖昧な答えですので、今後もこれは議論していきたいと思います。  どうもありがとうございました。
○中西健治君 中西健治です。  みんなの党は、平成二十四年度一般会計予算、平成二十四年度特別会計予算並びに平成二十四年度政府関係機関予算三案に対して反対の立場から討論させていただきます。  僅か五年前の平成十九年度には八十二兆円弱であった我が国の一般会計歳出額が、二十四年度予...全文を見る
04月13日第180回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  まず金融庁の監督局にお伺いしたいと思うんですが、今日の朝刊によりますと、SMBC日興証券処分勧告がなされるということですが、これはかねてから指摘されています、日本の資本市場において新株の引受増資をめぐってインサイダー取引など不透明な取...全文を見る
○中西健治君 勧告は受けていないということですけれども、これまで金融庁、証券取引等監視委員会が処分勧告を行うときには、その日の、当日の新聞にはリークをしておいて、そしてその当日に、午後に処分を行うということですから、多分もうあと数分か一時間か、そういったところで処分勧告は受け取る...全文を見る
○中西健治君 新聞社にはリークをしておいて、国会では知らない、答弁をしないというのはおかしいんじゃありませんか。
○中西健治君 勧告は受けていないにしても、事実関係については御存じでしょうか。
○中西健治君 もう本当にあと一時間以内の話なんじゃないかなと思うんですが、御答弁いただけないというのは、国会を軽視しているんではないかなということを申し上げておきます。  今回のケースでインサイダー取引に関与した投資家がいるのかどうか、こうしたことについても今後お伺いしたいと思...全文を見る
○中西健治君 日本市場の信頼を回復するためには、金融庁及び証券取引等監視委員会がやらなければならないことはたくさんあるわけでして、これは証券会社側そして投資家側双方をしっかりとメスを入れていただかなければいけないと思っています。  今日、処分勧告がなされるのかどうか分かりません...全文を見る
○中西健治君 まさにそのとおりであろうというふうに思っておりますが、私自身は、一昨年になりますが、一昨年の九月の財政金融委員会で、私議員になって初めての一問目の質問というのがこの外為特会、通貨分散をすべきである、貿易相手国ですとか決済通貨に応じて通貨分散を図るべきであるということ...全文を見る
○中西健治君 向上しているとはいっても、今おっしゃられたように、残高で一・一兆ドルということでありますので、まだまだ小さい市場であると言わざるを得ないと思います。  私、日本の投資家にいろいろ聞きましたけれども、日本の投資家も銀行、保険会社はまだ中国国債への投資は行っておりませ...全文を見る
○中西健治君 この流動性に関してはちょっと無理があるのじゃないかなというふうに思います。  安住大臣、今回は中国国債ですけれども、今後、韓国ウォンなどの他の通貨を保有する可能性は排除しないということでよろしいでしょうか。
○中西健治君 理解いたしました。  そして今、促していこうかということを財務大臣おっしゃいましたけれども、是非ともほかの投資家にも促していきたいなということなんじゃないかと思います。今回、財務省が中国国債を買うのであれば、それを契機に本邦の投資家ももっと投資しやすくするべきなん...全文を見る
○中西健治君 是非とも今後とも進めていっていただきたいと思います。  朝霞の公務員宿舎問題についてお伺いいたします。  随分前のことになりましたけれども、昨年の十二月の財政金融委員会で私は安住大臣に質問させていただいて、公務員宿舎、違約金が発生するということですので、この違約...全文を見る
○中西健治君 二十四年度予算において公務員宿舎建設経費は、新規建て替えが凍結されたということで七一・五%、約二十億円減額されたということになっておりますが、この違約金の交渉次第では、元々総工費が百億円掛かるということでしたから、その一割、二割掛かってしまうということになってしまい...全文を見る
○中西健治君 これまでも質問が今日は幾つか出ておりますけれども、金融機関へ注入した公的資本の回収についてお伺いしたいと思います。  平成十年から十五年にかけて金融機関に注入された十二・四兆円のうち約一・五兆円分がまだ未回収ということになっておりますが、これまで資金回収を行った際...全文を見る
○中西健治君 実現損が生じたのは足利銀行ということですけれども、含み損ということであれば幾つかほかにもあると思いますが、そこをお答えください。
○中西健治君 一・五兆円に対して八千九百億円ということですから、六千百億円、今評価損が生じている、含み損が生じているということであります。  そんな中で、例えば元々優先株で入れて、そして優先株が普通株に転換されてしまうと、あとはもう何もしようがありませんから、株式市場がどう動く...全文を見る
○中西健治君 そういうことなわけで、平成二十四年十月ということですともう時間がないということになりますし、平成三十年四月というのも当然意識していかなければいけないということですので、今日いろんな委員から、舟山委員からも指摘ありました、それまでに必ず回収していく、返済を迫っていく、...全文を見る
○中西健治君 自らの判断ということだけではなくて、当然、国民の税金を使っているわけですから、やはり優先株であるうちに金融庁は何らかの強い処置をしていかなければならないということなのではないかというふうに私自身も考えております。どうぞ。
○中西健治君 今日ずっと出ているのは、あおぞら銀行に関しては配当率の引上げなどが行われてしまっているのが問題なのではないですかということが指摘されているわけです。そして、転換日が平成二十四年と平成三十年にある、それまで優先株であるならば、そこで何らかの処置をしていかなければならな...全文を見る
○中西健治君 六百億が二百六十三億、半額以下になっているということでありますが、それにしても、この二百六十三億若しくは六百億にして、どちらでも結構ですけれども、二百六十三億の方がいいですね、今の時点でこれが、優先株が普通株になったとして、政府は議決権の保有割合、どれぐらいになりま...全文を見る
○中西健治君 もう終わりますが、政府が過半数を持つというような状況になりかねないということですから、国営銀行にもなりかねないということです。そうした銀行についてしっかりと経営健全化をさせていかなければいけないということを申し上げて、私の質問は終わらせていただきます。  どうもあ...全文を見る
04月19日第180回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○委員以外の議員(中西健治君) ただいま議題となりました郵政民営化の確実な推進のための日本郵政株式会社、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の株式の処分の停止等に関する法律を廃止する等の法律案につきまして、みんなの党を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  郵政...全文を見る
04月24日第180回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○委員以外の議員(中西健治君) 寺田委員がおっしゃられたとおり、宙ぶらりんにしておくべきではない、そして何らかの方向性を出すべきだ、結論を出すべきだというのは、ここにいらっしゃる委員の方々、あと法案提出者の方々と同じ思いなんではないかというふうには思っております。  その中で、...全文を見る
○委員以外の議員(中西健治君) 金融の専門家ということでしたけれども、郵政の株が幾らで売れるのかというようなことについては、ここにいらっしゃる方も、自見大臣も先ほど分からないという答えでしたけれども、やはり市場が決める、最終的には投資家が判断するということになってまいります。 ...全文を見る
04月27日第180回国会 参議院 本会議 第14号
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○中西健治君 中西健治です。  本法案に対して、反対の立場から討論をさせていただきます。  みんなの党は、独自に郵政民営化推進法案を国会に提出し、本法案と並行して審議が行われたところでありますが、残念ながら他党の賛同を得られなかったことは大変遺憾であります。  今回議題とな...全文を見る
06月19日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  松下大臣、よろしくお願いいたします。今後、できればかみ合った議論をしていきたいというふうに考えておりますので、その前提として幾つかの疑問点を今日はぶつけさせていただきたいと思います。ぶしつけな質問も含まれると思いますけれども、初回だか...全文を見る
○中西健治君 金融大臣のポストは、亀井大臣、自見大臣に続いてこれで三代連続国民新党所属の方が就任されることになったわけですけれども、郵政民営化については国民新党として大きなこだわりがあるということで、それは横に置くとしても、金融大臣ポストが国民新党ポストとなっていることについては...全文を見る
○中西健治君 内閣総理大臣が決めたことだということでありますけれども、この金融担当大臣と郵政民営化担当大臣は利益相反の可能性があるということはかねてから指摘されておりました。郵政グループのゆうちょ、かんぽに対して殊更に甘くなってしまうのではないか、こうしたような指摘ということなわ...全文を見る
○中西健治君 ということは、おそれがないと言ったわけではなくて、おそれはあるんだけれども、法律の枠組みにきちっとのっとっていけば、それは解消されるであろう、そういった趣旨だということでよろしいですか。
○中西健治君 そもそも指摘されている郵政改革担当大臣と金融担当大臣の利益相反について、どう考えますか。
○中西健治君 話題を変えます。  大臣は、中小企業円滑化法に関して、来年度の延長に関して白紙という表現を記者会見で使われました。今日も何度か話題にはなっていますけれども、この円滑化法の再延長、これは今回で最後だということは法律には書かれていません。ですので、私もほかの委員の方も...全文を見る
○中西健治君 今のお話は九〇%ぐらい分かるような気がするんですが、ちょっと分からないのは、やはり来年の状況によっては、今、現時点での判断では最終延長だけれども、来年の、まあ二月、三月か分かりませんけれども、来年の状況によっては再々延長も可能性としてはあり得ると、そういうことですか...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、いろんな政策パッケージは考えることはあるかもしれませんけれども、円滑化法の延長、再延長ということはないということでよろしいですね。
○中西健治君 私自身としては、大臣自らがこれまでの実態を勉強、検証されるのは大いに結構なことだというふうに当然考えていますし、是非積極的に行っていただきたいと思っています。  大臣は記者会見の中で、ゾンビ企業と呼ばれているようなところには大事な血税は使ってはいけないし、しっかり...全文を見る
○中西健治君 今日も何度か質問が出ている、話題になっている、公募増資に関連してインサイダー取引についてですけれども、大臣も所信の中で適切に対処していくと言っておりますけれども、課徴金の引上げですとか、情報提供者への罰則強化ということでは、それだけでは実効性のある改善策にならないの...全文を見る
○中西健治君 今の答弁に対してですが、慎重にということは、会社法改正までは視野に入れて動こうと思っていないということか、思っているということか、そこだけ最後にお答えいただきたいと思います。
○中西健治君 質問を終わります。どうもありがとうございました。
○中西健治君 みんなの党の中西健治です。午前中に引き続き質問をさせていただきます。  まず、このAIJの事件を受けての金融庁の一斉調査について伺いたいと思いますが、その前に、五十嵐財務副大臣が、ほかにも四社ほど同じようなやり方で資金集めをしている投資顧問があって問題になるだろう...全文を見る
○中西健治君 金融庁からの情報のリークはないということを言っているようでありますけれども、それでは、金融庁は五十嵐副大臣にこの四社はどこなのかという情報を取りに行っていますか。
○中西健治君 それはちょっとおかしいんじゃないですか。これまで、それは金融担当大臣、今ちょっと前に言ったこととして、事前に少しでも早く情報を取りにいく、こういうふうに言ったわけじゃないですか。それなのに、政府のしかるべき人が、私的懇談会かもしれません、けれども、四社と言って、危な...全文を見る
○中西健治君 今日の答弁、具体的な答えがほとんど大臣から返ってきていないということに、委員の皆さん大変不満に思っているんじゃないかと思います。第二のAIJを防ぐために、この四社があるんだったらすぐさま聞きにいく、それを今やるべきなんじゃないですか。
○中西健治君 是非しっかりと対応していただきたいというふうに思います。  四月六日に出ました第一次調査の結果を見ますと、先ほど荒木委員の方からも質問にありましたけれども、投資信託との一任契約における外部監査の状況について海外私募、これは先ほど答えありませんでしたが、海外の私募で...全文を見る
○中西健治君 まさに問題意識がそこにありまして、法的に義務付けされていない。だからこそ、透明性の高いものについてはリスクは少ないのかもしれませんが、透明性の低いものについてもやはり監査が行われていないものがたくさんあるということだと思いますので、監査が軽視されている、その現状に踏...全文を見る
○中西健治君 いろんな風評被害なども考えると、対象になって問題があるところは公表できないのかもしれませんが、問題がなかったところ、これは積極的にできれば公開していただきたいというふうに思います。あと、先ほど四社の名前を財務副大臣に聞きにいくということを対応するということですから、...全文を見る
○中西健治君 今挙げられたのは、責任準備金が十分に支払えないということと、あと連帯責任について挙げられたということかと思いますが、いろんな厚生年金基金にお話を伺いに行きますとまず言われるのが、解散の条件というものが余り明確でないというか、代議員の四分の三以上の同意ですとか受給者へ...全文を見る
○中西健治君 今おっしゃられた理由要件及び事前手続要件ですけれども、例えば会員企業の五〇%以上が赤字じゃなければいけない、こんなようなことを満たさなかったので、ある県の厚生年金基金は解散が認められなかった、こんなことが言われているわけですけれども、全て明文化されて公表されていると...全文を見る
○中西健治君 法律、政令、通知等に掲載されていない、そうした内規がたくさん存在するのではないかということが指摘されておりまして、もしあるのであれば全て公表すべきであるというふうに思いますが、それはもうないということですか。それとも、あるんだけれども、それはケース・バイ・ケースに対...全文を見る
○中西健治君 いろんな年金基金の方が明文化してくれ、明確化してくれというのは全て厚労省は答えているという理解でよろしいということですね。分かりました。また、ちょっと厚生年金基金と話してみたいと思います。  連帯責任についてですけれども、この連帯責任、有識者会議の方でも解除するべ...全文を見る
○中西健治君 私が申し上げているのは単独型の場合の母体企業が倒産した場合ということですから、倒産した企業に対して国が若しくは厚生年金基金が求償はしにいきますけれども、結局のところそれは支払えないわけですから、厚生年金本体の負担になるという理解でよろしいですね。
○中西健治君 それであれば、単独型とせめて同じような取扱いというのをこの総合型でもしてあげる、それが連帯責任の解除ということなんではないかと思いますが、私の理解でよろしいでしょうか。
○中西健治君 是非、単独型とは少なくとも同じような取扱いを総合型の会員企業にも認めてあげてほしいというふうに私自身は思っております。  それから、解散をしやすくするための積立金の減額についてですけれども、厚生年金本体は、積立金を保有するといいながらも、賦課方式でありますから、過...全文を見る
○中西健治君 いろいろお話しいただきましたけれども、やはり何らかの措置をしなければならないということなんだろうと思いますので、やはりこの四割というのも一つの目安として成り立ち得るのではないかなというふうに私自身は考えております。  続きまして、受託者責任ガイドラインについてお伺...全文を見る
○中西健治君 そうおっしゃいますけど、ガイドラインの中で、理事、理事長が運用責任を負うというふうに明記されているわけですから、当然、それは投資会社とは言えないかもしれませんけれども、責任は大きく持っているということなんじゃないかと思うんです。  私自身は、投資顧問業などであれば...全文を見る
○中西健治君 私は、金融機関出身を要件にすると、そんなようなことはしない方がいいと思っているんですね、金融機関が出身だからってよく分かっているというわけじゃないので。やはり、ただ勉強はしてもらわなきゃいけないだろうというふうに思うので、それは是非してもらわなきゃいけないと思います...全文を見る
○中西健治君 続きまして、最後になりますけど、信託銀行の役割について金融庁にお伺いしたいんですけれども、信託銀行は、名義貸しあるいは腹貸しと言われるようなサービス、そして事務処理のほかに何をフィーの対価として提供しているのでしょうか。フィーをもらっているわけですから。金融庁の見解...全文を見る
○中西健治君 今のおっしゃられた業務の中に入っているといえば入っているわけですけれども、しっかりと行われているとも言えないのが、やはり信託銀行はトラスティーということですから、トラスティーの業務の中には当然、自分名義で預かっている金融資産の価値、価格付けの妥当性についての検証とい...全文を見る
○中西健治君 是非ともその方向性で信託銀行の役割を強化する、責任を高める、そうしたことをしていただきたいと思います。  私の質問は終わります。ありがとうございました。
07月19日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第4号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。本日は総理出席の委員会ですので、まずは社会保障制度全般に関する基本的な認識について質問をさせていただきたいと思います。  総理、衆議院の議論において、年金制度による安心感がもたらす非ケインズ効果について話をされておりましたけれども、今回の...全文を見る
○中西健治君 社会保障の全体像がまだ見えないという中で、そして世代間の不公平感というのは多少は緩和されるかもしれませんが、やはり実感を伴うところまではいかないだろうということで考え合わせますと、やはり安心できるというものには全然なっていないのではないかというふうに私自身は思ってお...全文を見る
○中西健治君 そもそも社会保障制度改革は、どんどん負担が重くなる現役世代の負担をどのように軽減していくのか、そして、そのために毎年一兆円自然増で増え続ける社会保障にかかわる費用をどう抑制していくのか、そうしたことが出発点だった、若しくは出発点であるべきだというふうに考えていますけ...全文を見る
○中西健治君 総理もよく使う表現ですけれども、以前は大勢の現役世代が一人を支えていたと、胴上げ型だったと。これが今、三人に一人、騎馬戦型で、近い将来に一人が一人を支えるという肩車型になると。これはもう見えているという中で、今回、一単位給付を増やしてしまうと将来世代にはそれが三倍の...全文を見る
○中西健治君 おっしゃるとおりなんですが、中身をいろいろと入り繰りをするということはやるべきだろうというふうに思うんです。しかし、全体としてネットで増やしてしまうとそれが三倍の負担となって返ってくる。それが今の若者世代ということなわけですから、今増やしてはいけない、増やさないとい...全文を見る
○中西健治君 小宮山大臣、必要なところに必要なお金を出していく、それはそうだと思うんですが、給付した分が三倍になっては返ってきませんよ。給付した分はあくまで三倍の負担となって返ってくるとしか言いようがありません。ですから、それは、今のは間違っていると申し上げます。  岡田副総理...全文を見る
○中西健治君 変わっていないというふうにはちょっと私には思えない。  三党合意で書き込まれている、明記されていることとして、子ども・子育て、使い道としてはいいのかもしれませんが、七千億円が一兆円超というふうに明記もされておりますし、あと、八%に引上げ時で導入されるという簡素な給...全文を見る
○中西健治君 となりますと、この二つについて、三千億円超増える部分、そして簡素な給付措置についても、消費税の枠外になるんだけれども財源はまだ決まっていない、こういうことでしょうか。
○中西健治君 そうなりますと、財源は決まっていないけれども給付をすることは決まっている、これは、民主党のマニフェストと三党合意というのは極めて近い性格のものなのではないかと思わざるを得ないと私は思います。  そして、一・二兆円の効率化、この中で実現したものありますか。
○中西健治君 そうしますと、重点化、効率化についても十項目、医療、介護、年金、定められていたわけですが、実現できたのは一項目にすぎないということでしょうか。
○中西健治君 給付だけは合意していて、重点化についてはまだだという御答弁のように聞こえます。  次に、国民会議についてお伺いします。  国民会議は二十名以内の有識者で構成され、国会議員も委員になり得ると規定されていますが、そして内閣に置くというふうになっていますが、国会議員を...全文を見る
○中西健治君 決まっていないということですので私から申し上げますけれども、三党合意に参加した三党だけということであれば、国民会議というのは名ばかりで、結局、有識者を招いた三党協議にほかならないということになるのではないかというふうに思いますし、あと、これは難しいところなんですが、...全文を見る
○中西健治君 じゃ、これも一言くぎを刺しておきたいんですが、国民会議とそして三党協議は並行して行われるという中で、三党協議の合意内容が全て国民会議に反映されるというようなものであれば国民会議はかいらいでしかないということになりますので、そうはならないようにしなければならないだろう...全文を見る
○中西健治君 この財源は消費増税分から充てるということでよろしいでしょうか。
○中西健治君 高所得者の年金の調整は結論を先延ばしする一方、低所得者への給付について先に方向性を決めるというのはどのように理解すればよろしいんでしょうか。
○中西健治君 検討規定があるのはよく分かっているわけですけれども、そもそも年金の減額というのは、本来、財産権の侵害という憲法上の問題をはらんでいます。だからこそ、政府案では、高所得者の年金額の調整と低所得者への給付はセットで行って、高齢者の世代内の公平化という公共の福祉の観点から...全文を見る
○中西健治君 国庫負担分を削減するにしても、財産権としては確立しているのではないか、こうしたいろんな判例があるわけですけれども、当然そうした配慮が働いているものだろうというふうに私は思っておりました。  そして、今回、先ほど大臣がおっしゃられたように、高所得者の年金の調整は検討...全文を見る
○中西健治君 ベースは年金にしていると言いますけれども、わざわざ年金の枠外というものにしてしまったという事実があります。  そして、じゃ、年金の枠外としてしまったことで、この福祉的給付ですが、なぜ年金の枠外なのに高齢者だけに配るんでしょうか。なぜ若年層に配らないんでしょうか。年...全文を見る
○中西健治君 一説には、どうして枠外に置いたのかと、これは本当かどうか分かりませんが、この六千円加算するという政府案というのは、六万四千円プラス六千円で七万円と、月額七万円という民主党の掲げる最低保障年金に極めて近い制度設計になるので、これについては自民党、公明党が大きく反対した...全文を見る
○中西健治君 補正の話も出てきておりますし、公共事業という話も出てきています。本来は民間が主導して達成すべき経済成長を、政府によってかさ上げされた、一時的にげたを履かされた数字で判断をするのではないかなという危惧がありますが、そうすると判断を間違えるということになりませんか。
○中西健治君 我々は、思い切った規制緩和、そしてTPPも含めた自由貿易、そして法人税減税、こんなことで民間の活力を高める政策を今すぐ打つべきだというふうに思っているわけで、増税のための環境整備という言葉が昨日からこの委員会で何度も使われていますが、その環境整備という言葉が一時的に...全文を見る
○中西健治君 昨年度も指摘させていただきました。昨年度は、当然、震災がありましたから、この剰余金を全て使うということについては異論はないということでありましたけれども、剰余金の二分の一を超える金額はそもそも国債の償還に回さなければならないという財政法の規定があるのはもう財務大臣、...全文を見る
○中西健治君 あの復興予算の使い残し等について、そしてこれからまた枠を広げるかもしれないというようなことについては、また次回にでも議論させていただきたいと思いますが、附則十八条の第二項、「税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、」、これはどういう意...全文を見る
○中西健治君 財政再建待ったなしの状況だというふうに思っている中で、その中で増税をしようというのが、財政による機動的対応などということはおかしな話だなというふうに思う人は大変多いと思います。  整備新幹線の着工認可が衆議院での法案採決の直後に行われたことや、三党合意に参加した政...全文を見る
○中西健治君 ちょっと分かりません。昨日のこの修正案提出者の説明とちょっと違うかなという気もしないでもありません。二〇一四年度から大規模な予算だという言葉も昨日は聞こえておりました。そうしたことからすると、こうして減災、防災だというようなことも書き込んで、経済成長とは直接かかわり...全文を見る
07月20日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第5号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  昨日に引き続き、本日は、まずは被用者年金一元化についてお伺いしたいと思います。  被用者年金一元化、保険料率を統一していくというのは賛成の立場ですけれども、実際、今回の一元化というのは運用の面などを見ても中途半端に終わっているのでは...全文を見る
○中西健治君 その結果として、結局公務員の積立金、今約四十五兆円積み上がっているわけですけれども、厚生年金と統合するのは半分ちょっとの二十四兆円だけ。残る二十兆円は、今おっしゃられた三階部分、公務員のOBや現役公務員の職域加算、旧三階部分の財源に区分して共済年金側に残すことになる...全文を見る
○中西健治君 四十五兆円中二十兆円を残すというのは、余りに大きいのではないかと私は思うわけです。あの職域加算、三階部分が入っているから、じゃ、その部分は残さなきゃいけない、そういうことなんでしょう、今おっしゃられたのはそういうことだと思いますが、あの旧三階部分の過去債務、幾らにな...全文を見る
○中西健治君 その職域加算、そもそもが公費で負担されている部分を含んでいるわけですから、その部分の多くは共済側に残すのではなくて、やはり共通財源として扱うべきであろうというふうに私は思いますが、小宮山大臣、いかがでしょうか。
○中西健治君 職域加算の部分についても、今の話ですと、確定しているからその部分については残すべきだと、そのような話のようですが、昨日の私との議論の中で、高所得者の年金カットについては、財産権としては、別に公費なんだからそれはみなさなくていいんだというのが大臣の所見だったと思うんで...全文を見る
○中西健治君 これまで官優遇がされていたんだから、やはりその部分というのは踏み込んでもいいんではないかという思いが一つと、あともう一つ、今後のこととして私は心配していることがあります。  これは皆さん御承知だと思いますが、厚生年金と公務員の共済の年金扶養比率というのを見てみます...全文を見る
○中西健治君 今の年金扶養比率の問題というのは非常に大きな問題だと思います。厳然たる事実としてあるということですから、会社員側に負担が、しわ寄せが来る可能性はかなり高いと言わざるを得ないということを指摘させていただきます。  岡田副総理にお聞きします。  政府の有識者会議がま...全文を見る
○中西健治君 そうおっしゃられますけれども、三階部分を持つ企業と比較して同じような制度になっている、同じような制度にしようと、そういうふうになっているんじゃないでしょうか。
○中西健治君 先ほど年金と退職金の組合せの問題だということをおっしゃられましたけれども、今回の有識者会議の提言では、上乗せ部分の半分を終身年金にするというふうにされていますけれども、これだと民間とは、終身年金ですからどういう金額に最終的になるか分からないということになります。 ...全文を見る
○中西健治君 国債の利回りというのは保守的かどうかは分かりません。これまで株式に投資してきた年金基金というのは非常に大きな痛手を被っているということなので、この過去二十年間を見ると、一番利回りが良かったのは債券に投資したということですから、当然そういう利回りを使うべきであろうとい...全文を見る
○中西健治君 将来の課題というよりも今の課題として考えた方がいいんじゃないかなと思います。  AIJ問題でも明らかになったように、年金運用、これは大変大きな問題です。年金運用の質を高めるということが大変重要だということは皆さん思っていらっしゃることだと思います。そんな中で、政府...全文を見る
○中西健治君 共済やGPIFなどに間接的にでも聞いてみると、共通給付の部分と独自給付の部分があって、独自給付の部分があるからなかなか運用は一緒にできないんですよみたいな言い訳を聞いたりしますけれども、多分それは当てはまらないだろうというふうに私は思っていますので、是非ともこの運用...全文を見る
○中西健治君 職員の数が五十一名にしかすぎないと。あと理事長や理事の構成を見ると、理事長が元総務省の消防庁長官、そして総務省、文部省、警察庁や地方公務員出身者が全てということになっているわけですが、資金運用のノウハウが、GPIFよりも今まで良かったのかもしれませんが、資金運用のノ...全文を見る
○中西健治君 では、安住大臣、国家公務員共済組合連合会、こちらの職員はどのようになっていますか。
○中西健治君 本部職員の数が、今おっしゃられたように三百名強ということのようですが、これは運用の問題とちょっと離れますけれども、この国家公務員共済組合連合会は、施設の職員合わせますと一万一千人以上職員を雇用しているということですが、この施設というのが、直営病院が二十五件、そして宿...全文を見る
○中西健治君 病院に関して言うとかなり公共性もあるかなというふうに思いますが、このホテル事業というものをやり続けるべきなのかどうかということについては、財務省所管のところでもありますから、是非とも検討していただきたいというふうに思っております。  それでは、復興予算について、昨...全文を見る
○中西健治君 五兆円の繰越しについて私は何も言うつもりはないんですが、この一・一兆円の使い残しと判定された部分、これがすごく大きな問題じゃないかなと私は思っているんです。そして、その使い残しの一部、一・一兆円のうち三千五百億円は復興債の償却に充てられるということですけれども、十兆...全文を見る
○中西健治君 有効な使い道というのはいいんですが、今年度の補正予算の財源として使われると報道もありますけれども、そうすると復興財源が一般財源化しかねないと、こういう懸念もあるわけです。  これまでこの復興財源を確保するという法案のときに何度もやり取りさせていただきましたけれども...全文を見る
○中西健治君 これはあくまでも確認というところであります。  では、復興予算を上方修正するとしたら、じゃ、その財源は何に求めるのでしょうか。復興債の追加発行をするということになるのか、お伺いしたいと思います。
○中西健治君 最終的な財源としては増税ではないということをおっしゃられたと思いますけれども、となりますと、まずはファイナンスをするためにどうするのかというのが私の質問なんですが、それはどのようにするんでしょうか。
○中西健治君 復興債の発行額は、昨年度で十一・六兆円、今年度の計画を加えると十四・三兆円になります。そして、安住大臣に私は何度も確認させていただきましたけれども、復興債の発行上限は十五・五兆円で間違いないと明言を何度もしていただきました。これは破らないということでよろしいでしょう...全文を見る
○中西健治君 本日の質問はこれで終わらせていただきます。  ありがとうございました。
07月26日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  まず、総合的な取引所についてお伺いします。これまで本委員会でも、総合取引所を早く創設すべきであるということを私は主張してきましたので、今回金商法がこうやって審議されるということは、遅ればせながらという感じはいたしますけれども、いいこと...全文を見る
○中西健治君 そういう意気込みで、そういう目標でやらなければ、総合取引所をつくっても、やはりアジアでナンバーワンになっていくなどということは夢物語に終わってしまうので、当然高い目標を持たなきゃいけないということを確認したいということで質問させていただきました。  そして、その高...全文を見る
○中西健治君 今おっしゃられた最後のことは、努力するということであれば、進捗状況を我々も見ていきたいので、確実にやっていただきたいと思います。  それぞれの商品取引所について少し質問をしたいと思いますが、一昨年この委員会、藤田委員長のときだったと思いますが、取引所の視察というの...全文を見る
○中西健治君 念押ししたいんですけれども、今、二〇%以上の資本を持つということに対しては注意深く取り組むという話でしたが、二〇一三年に総合的な取引所ができるという直前ですので、CMEが資本を二〇%以上持つというような申請がなされた場合には、それは認可しないということでよろしいです...全文を見る
○中西健治君 それを是非とも確認したいというふうに思いました。  そして、もう一つ訪れたところ、先ほど申し上げました東京金融取引所ですけれども、これは金利先物ですとか、あとは為替の証拠金取引、これを行っているところですが、これは私、あと大塚理事、そのときの理事も質問をしたかと思...全文を見る
○中西健治君 是非ともこの東京金融取引所に対してはきっちりやってもらわないといけないんです。  我々が委員会として視察に行って、そのときに全く関心がないということを公言しているところですから、もう一度しっかりとここに対して協力を促していくということをもう一度確認させてください。...全文を見る
○中西健治君 今、与党席からも大臣の答弁を求める声が上がりましたので、大臣の覚悟を聞かせてください。
○中西健治君 是非とも強力に指導していただきたいと思います。  もう一つ、東京穀物商品取引所、農水も来ていただいていますので、東京穀物商品取引所についてお聞きしたいと思いますが、この東穀取から東京工業品取引所への市場統合というのは二〇一〇年に一旦決定はされていました。しかし、そ...全文を見る
○中西健治君 是非しっかり進めていただきたいと思います。今後もこの総合取引所については進捗状況を我々見ていかないといけないというふうに思っております。  今回の金商法改正案の中には、インサイダー取引に関する課徴金のことも含まれておりますので、そちらについても質問をさせていただき...全文を見る
○中西健治君 私の意見としては、運用受託者がこのようなことを行わないようにするためには運用委託者、委託側の利益にまで勘案するというようなことを考えるべきなんじゃないかなというふうに思っております。  もう一つ、今回の公募増資に絡むインサイダー取引に関して、課徴金というのが課され...全文を見る
○中西健治君 最後に、今回の金商法改正の三本目の柱、店頭デリバティブ取引における電子取引システムの使用義務付けなんですけれども、電子取引システムの利用促進自体はもうずっと前から民間で行われているということでありますが、なぜ使用義務付けを法律で定めなければならないのか、それを教えて...全文を見る
○中西健治君 これで質問を終えさせていただきます。  どうもありがとうございました。
07月26日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第8号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  本日は、まずは、そもそも消費税を社会保障の目的税とすることについて、安住財務大臣と議論をさせていただきたいと思います。  本来、社会保障、言うまでもなく所得の再配分が根幹にありますから、所得関連税制とこそ密接な関係があるわけです。先...全文を見る
○中西健治君 私の理解も同じです。ほんの一部だけ財源として使っているという国はありますけれども、目的税化している国はないということだと思います。  本来、先ほど申し上げましたけれども、税の所得再配分機能と社会保障というのは不可分のはずであります。不可分のものを一体として議論すれ...全文を見る
○中西健治君 社会保障のために消費税を使ってはいけない、そんなことを申し上げるつもりは全然ないわけですが、目的税化ということがおかしいのではないかというふうに私自身は思っています。税と社会保障の一体改革に見えない、これが単に消費税増税を社会保障改革の名の下に同時に行おうとしてしま...全文を見る
○中西健治君 私、繰り返し言いますけれども、社会保障の財源として消費税を使っちゃいけないと言っているわけじゃないわけです。目的税化がおかしいのではないかということを私は申し上げているんです。硬直化にもつながるということにもなりますので。  そもそも目的税というものは、受益者と負...全文を見る
○中西健治君 本音ということでおっしゃっていただきましたけれども、それを違う言葉で言うと、社会保障のためということにすれば、結局、国民は、まあしようがないなと、増税ということに納得しやすいだろうというのが本音だという、そういうことですよね。
○中西健治君 もう一つの視点で、先ほど大臣も少しお述べになりましたけれども、復興債や年金交付国債のときに議論をさせていただきましたけれども、目的税化、財源の一部を取り分けてしまうということは、私はネガティブ・プレッジという言葉を使いましたけれども、国債の投資家というのは国債の償還...全文を見る
○中西健治君 軽減税率等についてちょっとお聞きしたいんですが、消費税の逆進性対策である軽減税率、複数税率と、所得再配分のための給付付き税額控除を消費税増税に絡めて二者択一のような議論をすること自体が私は間違っているのではないかなというふうに思います。  給付付き税額控除は税制全...全文を見る
○中西健治君 修正案では、軽減税率、給付付き税額控除、双方についてほぼ並列的に財源の問題について検討を行うと書かれておりますけれども、財源といっても両者は全く別物で、軽減税率を採用した場合には消費税収が減る、そして給付付き税額控除は、所得税体系の一部ですから、当然所得税が財源とな...全文を見る
○中西健治君 軽減税率を導入した場合には、二〇一五年に一〇%としている消費税の税率は、その税収が侵食される可能性が非常に高いということになりますから、更なる税率アップに当然つながってしまうという懸念を持つのが普通なんじゃないかと思いますが、その点についてはいかがですか。
○中西健治君 次に、保険料徴収機能強化についてお伺いしたいと思います。  歳入庁に関しては、三党合意を経て後退しているという印象は拭い得ないというところでありますけれども、岡田副総理は、厚生年金、健康保険の保険料徴収漏れ自体があるということはこれまでの答弁で認めていらっしゃいま...全文を見る
○中西健治君 副総理がおっしゃられた国税庁が活用する法人データを日本年金機構も活用すべきであるということは、衆議院の方でみんなの党の浅尾政調会長の方から提言を申し上げて、そして厚労省の方からは、二〇一二年中にシステムが稼働し、加入の呼びかけを開始すると、前向きの答弁というのをいた...全文を見る
○中西健治君 確認ですが、そうすると、今年度中にはしっかりと体制を整えて、来年度中、来年度から開始すると、そういうことだということでよろしいですか。
○中西健治君 次に、厚生年金保険料、これの上限撤廃ということについてお伺いしたいんですが、厚生年金保険料、高額所得者に対してはある程度のところから上限が決められてしまっております。その上限額の撤廃を行うつもりはあるのか、つもりはないのか、お伺いしたいと思います。
○中西健治君 その議論を行うに当たって、料率はそのままで、上限額を撤廃したら幾ら保険料収入は増えるであろうか、こうした試算は行っていますか。
○中西健治君 是非とも、今はまだ検討ということのようですけれども、やはり社会保障、これ賦課方式で今やっているわけですから、キャッシュが今足りないという中で、何としても保険料収入を増やしていく、そうした手だてというのは考えていかなきゃいけないだろうというふうに思いますので、引き続き...全文を見る
○中西健治君 まあ、固まっていないということですけれども、ちょっと考え方だけお聞きしたいんですけれども、二・五兆円、二・六兆円のお金を調達しなきゃいけないということになりますから、例えば自民党さんが言っているつなぎ国債ということであれば、これはつなぎ国債というのは赤字国債ではない...全文を見る
○中西健治君 そうすると、今のお考えで、つなぎ国債とするかどうかは別として、中期財政フレーム、四十四兆円国債発行額をいじるようなことには、その四十四兆円という数字が変わるようなことにはならないようにするつもりだ、そういうことでしょうか。
○中西健治君 もう一つ、国債関連ということで、特例公債法、解散の時期にも絡んで重要な法案とされているわけでありますけれども、安住大臣は先日、特例公債法が今国会で成立しなければ十月中にも財源が枯渇するとの試算を公表して、地方交付税や生活保護費の国の負担分を減らす可能性にまで言及をさ...全文を見る
○中西健治君 それはちょっと違うんじゃないかなと思います。私も復興債で調達したお金を流用しろなんて言うつもりは全くありません。  今おっしゃられた中で、借換債、そして建設国債、さらには赤字国債、こうしたものだけを、あと財投債もそうですね、ここら辺だけを見ていけばいいのだろうとい...全文を見る
○中西健治君 簡単な計算になりますけれども、十二兆円から十四兆円、こんなような金額になるわけです。そうしますと、一月から三月、来年の一月から三月に発行される金額というのは三十兆円、もうちょっとですね、四十兆円から五十兆円ぐらいの金額ということになるわけですけれども、その中にすっぽ...全文を見る
○中西健治君 いや、それは年度で締めたときにしっかり合っていればいいという話ですので、借換債を前に出して、そして赤字国債を後に出すということ自体は全然可能だというふうに私は思います。  この特例公債法案を一日も早く通さないと大変なことになるんだよと騒ぎ立てることによって野党に譲...全文を見る
○中西健治君 そんな政治的意図も感じられる、そうしたことに疑問を呈して、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
07月27日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第9号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  先ほど来見ておりますと、野田総理、大変お疲れのようでございまして、ロンドン・オリンピック開会式に行かないでせっかく重要な法案の審議に参加していただいておりますので、あと一時間ちょっとですから、是非集中力を切らさないようにしていただきた...全文を見る
○中西健治君 できれば簡潔に御答弁いただきたいと思うんですが、最後の部分はもうこの間もお話ししたところですので。  この四・二年という仕分がおかしいのではないかというのが私の言っているところでございます。安住財務大臣がおっしゃられたとおり、二階と三階に区別などないんです。ですか...全文を見る
○中西健治君 もう是非ともこれは見直していただかないといけないというふうに思っております。  年金扶養比率は現実としてあるということでありますから、現実を直視すれば、将来、問題が発生することはこの場合目に見えていると思います。将来の問題を取り除くためには、今やらなければならない...全文を見る
○中西健治君 是非とも公務員にばかり甘くなるというような制度設計にならないようにしていただかないとということを指摘させていただきます。  それでは、もう一つ大きな大問題であります消費税改正法案の、その中でも附則十八条関連の質問に移らせていただきます。先日も質問しましたが、三党合...全文を見る
○中西健治君 前回のほかの委員に対する答弁としては、成長によって税収が上がることによって初めてということを使っておりましたので、まあ成長というのが例示だったのかもしれませんが、他の税収が上がってということを意味しているんであろうというふうに思います。逆に言えば、税収が上がらなけれ...全文を見る
○中西健治君 他の税収が増えた場合に機動的対応が可能となる場合があるというお答えでした。  一方で、この機動的対応が可能となるという文言の解釈について、自民党の修正案提出者はこう答弁しています。これまで社会保障の分野に充てるためにほかで必要な予算が削られてきたが、今回の消費税増...全文を見る
○中西健治君 いろいろおっしゃっていますが、一方は経済成長で税収が増えて、まあ経済成長じゃなくても、他の税収が増えて初めて余裕が生じると言っていて、もう片方は消費増税で余裕ができると、こういうふうに発言されているわけですから、全く違うというふうに言わざるを得ないと思います。  ...全文を見る
○中西健治君 野田毅衆議院議員の話は、分かりやすいといえば非常に分かりやすいかなというふうに思いますが、安住財務大臣と言っていることがやっぱり違うように聞こえるんです。安住財務大臣は、税収が上がって余裕が生じるということを繰り返しおっしゃっているのに、そんなことではいけない、それ...全文を見る
○中西健治君 私は財政出動をしろと言っているわけでは決してありません。規制緩和、そして自由貿易等によって成長力を高めるべきであるというふうにずっと主張をしてきているというわけでありますが、自民党さんの、じゃ、年間五兆円の重点投資、これは財源はどこに求めるんでしょうか。
○中西健治君 財源についてお尋ねしたので、それ以降のお話というのはちょっと長過ぎるなというふうに思います。私も限られた時間ですので。  財源としておっしゃられたのは建設国債ということでした。そうすると、国債全体としては増発するという懸念もあるのかなと思いますが、安住財務大臣にち...全文を見る
○中西健治君 増額するのではないということであればそういうことだと思いますが、そうしますと、新規国債発行金額、建設国債と赤字国債の内訳はあるでしょう、けれども、新規国債発行額は、四十四兆円からその分プライマリーバランス改善幅七兆円しっかりと減らすということでよろしいですね。三十七...全文を見る
○中西健治君 私が聞いているのは、国債の発行金額四十四兆円、これもやはり中期財政フレームに目標として掲げられているものですが、これが、七兆円プライマリーバランスが改善するのが侵食されないということであれば、当然、新規国債発行金額もその分減らせるということになると思いますが、四十四...全文を見る
○中西健治君 私が言っているのは、この消費増税の七兆円というところとも重なりますけれども、プライマリーバランスが七兆円減るというふうに試算出しているわけですから、それに当たる部分は国債の発行額は減らせるじゃないかと、こう言っているわけですよ。
○中西健治君 今のよく分かりませんが、そうすると四十四兆円の国債発行額はほぼ変わらないだろうと、こういうふうに言っていらっしゃるんでしょうか。
○中西健治君 四十四兆円を守る、増税した後でも四十四兆円が変わらないということですと、元々政府が説明しているのは、国と地方を合わせて公的部分の債務残高がGDPの二〇〇%にならんとする、これを改善していかなければいけない、そうしたことを説明しているわけじゃないですか、皆さんは。とこ...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、その四十四兆円を例えば、例えば四十兆円以下にする、それぐらいの目標は掲げるんですか。
○中西健治君 いろんな税収というのはあるのは当然です。話を複雑化したくないので、当然この税収は、ほかの税収は一定と前提としないといけないと思いますが、そこで四十四兆円を守るというのが今の安住財務大臣の発言でありました。ということは、増税した後も国債の発行額というのは減らせないだろ...全文を見る
○中西健治君 十三・五兆円増税をして、そして国債の発行額は減らないということであれば、それこそ国民の皆さんはおかしいと感じるんじゃないかと思います。総理、答弁お願いします。
○中西健治君 水道の蛇口をしっかりと締めるということが明言できないようであれば、何のための増税なのか、増税して使ってしまうのでは財政再建にもならない……
○中西健治君 そういうことを申し上げて、終わらせていただきます。  ありがとうございました。
08月02日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  本日は、公述人の皆さん、貴重な御意見どうもありがとうございます。こちら宇都宮グランドホテルは、みんなの党の代表の渡辺喜美代表御夫妻が結婚式、披露宴を挙げたところということですので、大変縁の深い場所でこうした地方公聴会を開けるということ...全文を見る
○中西健治君 どうもありがとうございます。  大塚公述人にまた再びお聞きしたいと思うんですが、お話の中で、二〇一〇年からこの二年間で木材の価格が四割下がったというお話がありましたけれども、この二年間で四割下がるというのは驚愕だなというふうに思ってお聞きしたわけですけれども、デフ...全文を見る
○中西健治君 野口公述人にお伺いしたいんですけれども、みんなの党も日銀法改正案を何度も国会に提出したりですとか、考え方の中で近いところがたくさんあるんじゃないかなというふうに思っております。  そんな中で、景気条項に関してなんですが、私は国会で常々、少なくともリーマン・ショック...全文を見る
○中西健治君 どうもありがとうございました。  まさに我々も、実質で二%、名目で四%ということを主張しておりまして、そして五百十五・八兆円などというのは必要最低限のところなんじゃないかなというふうに思っていますので、御意見は我が意を得たりというふうに思って聞いておりました。 ...全文を見る
○中西健治君 ありがとうございます。  続いて内野公述人にお伺いしたいんですが、お話の中で公務員の給与が民間に比べて高いというのが明らかであるということをおっしゃられたかと思いますが、特に地方公務員のことを指しておっしゃっていたのかなと思いますが、ざくっとした感覚でどれぐらい高...全文を見る
○中西健治君 ありがとうございます。  最後に大塚公述人にお伺いしたいんですけれども、価格決定力がなかなかないんだよというお話でしたが、お知り合いですとか同業他社ですとか、そういった方々を見渡して、実際に価格転嫁ができるとお考えになるかならないか、そこら辺について御意見をお伺い...全文を見る
○中西健治君 はい。
○中西健治君 質問を終わらせていただきます。本当に公述人の方々、どうもありがとうございました。
08月03日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第13号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  皆さん、連日お疲れさまでございます。金曜日の午後となりましたので、あと四時間ちょっとということですので、集中力を高めて私の方も質問をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  みんなの党は、結党以来、増税の前にやる...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、道筋自体は来年の八月までには二割削減というのは必ず付くはずだということでよろしいでしょうか。
○中西健治君 歳出削減に関して、三党協議の当事者であります自民党の法案提出者、発議者にお伺いしたいと思います。  いまだに世論は、増税賛成よりも増税反対の声が上回っています。これは多くの国民が、増税の前に、身を切る改革を始めとした歳出削減や行政改革への取組が不十分と考えているの...全文を見る
○中西健治君 認識にずれがあるというふうにおっしゃられましたけれども、私の理解では、自民党は国家公務員の人件費削減を主張されております。それだけではなくて、それを地方公務員まで波及させるということまで主張をしているというふうに理解しております。  どうしてこうしたことを盛り込ま...全文を見る
○中西健治君 防災、減災等も、その前だけではなくて同時並行的にもきっと行っていくんだと思います。  そうしたことを書き込んでおいて、お金を使うことは書き込んでおいて、歳出を削減すること、それをどうして書き込もうとしなかったのか。私は、前後ということだけで聞いているわけではなくて...全文を見る
○中西健治君 行政改革不断の努力も、それから経済成長も前文には書かれている、法の趣旨のところには書かれています。にもかかわらず、片方だけは附則で特段の条項を作るということがバランスを失しているのではないかというのが私の質問であって、そこに自民党の姿勢が出ているのではないか、お金を...全文を見る
○中西健治君 私は趣旨も附則も同様に大事であろうというふうに考えて質問をさせていただいております。そして、附則の部分こそが三党協議で変えられたからこそその意味を問うていたということでございます。  では、もう一つお伺いさせていただきたいと思います。  みんなの党は、デフレから...全文を見る
○中西健治君 デフレ脱却、共通の課題であるということは、間違いなくそうだと思います。そんな中で、財政出動を伴うかもしれない、そうした手段についてのみ附則で書いたということは、やはりそちらの方がずっと重要だということをお考えになっていらっしゃるということでしょうか。
○中西健治君 税法と違うということであれば、防災、減災なども税法とは基本的には関係ないということだろうと思いますので、やはりデフレ脱却のための他の手段を書き込むということも考えるべきだったのではないかというふうに私自身は思っております。  さて、では、野田衆議院議員、どうもあり...全文を見る
○中西健治君 今三つの道ということ、三つのシナリオということをおっしゃられましたけれども、この経済成長ということに関して言うと、内閣府の中長期財政試算は、三%名目の成長シナリオを達成した場合でも、二〇二〇年度のプライマリーバランスの黒字化は達成できないで、八・八兆円の赤字となると...全文を見る
○中西健治君 もう一つ別のことを安住財務大臣にお伺いします。  七月の二十七日の本委員会におきまして、被用者年金の一元化後の民間会社員へのしわ寄せの懸念というものを私は指摘させていただきました。そして、安住財務大臣は、一元化に伴う財政の見通しは、今年一月に公表された人口推計を踏...全文を見る
○中西健治君 確かに解決策になり得ると思いますので、前向きな答弁、踏み込んだ答弁、どうもありがとうございました。  古川大臣にも来ていただいておりますので、日本再生戦略に関連して少し質問をしたいと思います。  日本再生戦略のアジア太平洋経済戦略の中で、二〇二〇年度までの目標と...全文を見る
○中西健治君 FTAAPの実現にもTPPが必須なのではないかなというように思いますので、TPPなしでの八〇%というのは非常に難しいんではないかなというふうに思います。  最後に、このやはり再生戦略についてですが、法人税率を引き下げるということが明記されていません。新成長戦略では...全文を見る
○中西健治君 質問を終わります。どうもありがとうございました。
08月06日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  公述人の方々には、今日は貴重な御意見、どうもありがとうございます。これだけそうそうたる方に来ていただいておりますので、まずは五名の方全員にちょっと質問をさせていただきたいと思いますが、今回の増税、財政再建待ったなしということで行われる...全文を見る
○中西健治君 同じ質問で結構です。
○中西健治君 飯田公述人にお伺いいたします。  二%インフレ、二%成長ですとか、消費税増税が本当に財政再建に役に立たないんじゃないか、そういった主張は私と本当に軌を一にするところということで共感するというところでありますが、このレジュメの中で最後に書かれていた消費税増税の準備と...全文を見る
○中西健治君 最後に、植草先生にお伺いいたします。  先ほど景気回復をさせることが順序として大切なのではないかと、そのためには財政政策もということでございましたが、具体的にはどのような政策を打っていくのか、植草先生の処方箋というものをお聞かせいただければと思います。
○中西健治君 どうもありがとうございました。
08月10日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  まずは冒頭、野党七会派が提出した首相問責決議案はつるしておいて、そそくさと増税法案だけを通してしまおうとする国会運営に再度、強く抗議するものであります。  しかし、我々は審議拒否などはせず、国会審議を通じてただすべきところはただして...全文を見る
○中西健治君 ということは、二人でいるときには話はしたけれども、何らこれについては確認はしなかったということだというふうに理解いたします。大変、事実だとすれば、随分間の抜けた話なのではないかというふうに思います。そして、そうした確認もせずに、近いうちという言葉で合意した自民党にも...全文を見る
○中西健治君 早急にというのは国会議員共通の思いなのではないかと思いますが、私が聞いているのは、一票の格差について今国会でできるのは区割り審設置法の改正までです、実際に違憲状態が解消されるまでには、区割り審を動かして勧告を受けて、さらに公職選挙法を改正する、そうするのであれば少な...全文を見る
○中西健治君 一体的な改革ということを先ほど総理おっしゃられましたけれども、自民党が〇増五減法案を提出している中、野党の多くが、違憲状態解消のために、各党の主張は横に置いて合意をするともう意見表明をしています。しかしながら、民主党がまとまらない、独自の法案に固執しているのが今の姿...全文を見る
○中西健治君 定数削減は約束しているからということでありましたけれども、その答弁はおかしいのではないでしょうか。  では、お聞きします。なぜ民主党は参議院の選挙制度については定数削減を全く行わない案を野党に示しているのでしょうか。四増四減です。民主党の代表として話に全く整合性が...全文を見る
○中西健治君 総理は民主党の代表ですよね。衆議院議員だからという答えはおかしいんじゃないかというふうに私は思います。  四十議員定数を削減する、これは参議院でも民主党はマニフェストに掲げていたことじゃありませんか。どうしてやろうとしないんですか。    〔理事大久保勉君退席、...全文を見る
○中西健治君 来年の夏までには選挙があるということでは衆議院も参議院も同じです。というよりも、来年の夏までは選挙がない参議院の制度改革のハードルは低くしておいて、反対に、いつ選挙が行われるかもしれない衆議院改革のハードルを高くする、やっていることが全く逆なのではないでしょうか。 ...全文を見る
○中西健治君 今申し上げたとおり、衆参に関して民主党が提案していること、これはやっていることが逆なんではないかというふうに私は思う、そして多くの方が思っているのではないかと思います。  野田総理にお伺いします。引き続きお伺いします。野田総理にお伺いします。  財務大臣は、特例...全文を見る
○中西健治君 いつまでにという期限をどれぐらいに考えているかという質問でしたが、それに対しては正面からのお答えいただけませんでした。  附則十八条第二項についてお伺いいたします。  これまで何度もこの附則十八条第二項の財政の機動的対応が可能となる中でという文言について議論をし...全文を見る
○中西健治君 簡潔にとお願いを申し上げましたので、そのように答弁をしていただきたいと思います。  では、財源についてのお話をします。  年間五兆円国費を投入するという財源についてただしたところ、野田毅衆議院議員は、建設国債はあって当然だというお答えをされました。そして、安住財...全文を見る
○中西健治君 野田毅議員がおっしゃったことに間髪を入れずに、今年も約六兆円だから数字が大きいということではないということは付言させていただきます、こういうふうに安住大臣はお答えになったんです。ということは、やはり内側か外側かの認識ぐらい持っていていただかないと、持っていもしないの...全文を見る
○中西健治君 民主党の方針が、今や自民党の片棒を担いでやはり大きく変質しているのではないかとしか言いようがないというふうに思います。  次に、岡田副総理にお伺いいたします。  政府は、財政健全化待ったなしと説明をして消費税増税をしようとしているのだから、消費税増税で税収が増え...全文を見る
○中西健治君 最後に、総理にお伺いいたします。  財政健全化待ったなし、だから消費税増税待ったなしということなのであれば、増税後は国債発行金額を減らす、公共事業予算は増やさないと国民に向けて約束をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○中西健治君 今の答弁で国民が納得するのかどうか、一刻も早く約束どおりに国民の信を問うことをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
09月05日第180回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  まず、自民党の法案発議者、溝手先生にお聞きしたいと思いますが、この四増四減の法案が出されたのは、八月二十八日、先ほども話題になっておりましたけれども、その日に衆議院の方では特例公債法案、そして衆議院の選挙制度改革法案を民主党が衆議院本...全文を見る
○中西健治君 私は今、問責決議案のことを聞いたのではなくて、衆議院の選挙制度改革の法案が強行採決されたその日に当たっている、そんなときに参議院の選挙制度改革の法案、これを一緒に出すのは、何か国民の目から見てつじつまが合わないのではないか、そんなふうに思われないかということを私は指...全文を見る
○中西健治君 民主党はマニフェストで、衆議院の議員定数八十削減、そして参議院の方は四十程度削減ということを明記されていたわけです。そして、衆議院の方も参議院の方も、私、選挙制度協議会、委員として参加しておりました。一川座長も衆議院の方も最後は参加されていたというふうに思っておりま...全文を見る
○中西健治君 成り立ちが違うということはそのとおりだろうというふうに思いますけれども、ただ、マニフェストで掲げられていること、それを守ろうとしなくていいのでしょうかというのが私の民主党の座長に対する気持ちで、民主党の参議院の幹事長に対する質問ということにさせていただきます。
○中西健治君 もしその思いを強く持っているのであれば、今回の法案の附則の中にも定数の削減ということを明記すべきなんではないかと思うんですね。定数削減という言葉は一切含まれていなくて、選挙制度改革等という等で読み込めということのようでありますけれども、定数削減という言葉をなぜ座長私...全文を見る
○中西健治君 やる気があるのであれば、少なくとも定数削減というのは座長の私案には出していただいて、それをみんなで議論するということをするべきだったんではないかと私は思う次第であります。  次の質問に移ります。  二〇一〇年の参議院選挙に関する高裁判決、幾つも出ているわけですが...全文を見る
○中西健治君 容認されるという意味合いについてなんですが、最高裁の判決、二〇〇七年の参院選について、四・八六倍の較差について、違憲ではないとしましたけれども、大きな不平等という表現を使ったわけであります。  今回の法案での較差は四・七五倍、是正されるといっても四・七五倍というこ...全文を見る
○中西健治君 二〇一〇年の参院選について最高裁での審理が始まるということになりますけれども、十月か十一月ぐらいには判決が出るかもしれないということであります。  その中で、一票の較差について何らかの指針が示される可能性は非常に高いのではないかというふうに思っておりますが、今回急...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、今回の法案が通った後で、一か月後か二か月後に最高裁が前回の参議院選挙について何らかの目安を示した場合にも、もう国会は今回努力をしたんだからこの法律はそのままで行きますよ、そういうことでしょうか。
○中西健治君 最高裁の判決がいつ出てくるかということにもかかわってきますので、そのときに我々もいろんなことを提案していきたいというふうに考えております。  この較差是正についてなんですが、申し上げたとおり、今回、四・七五倍に減るという、まあ微減というか、びほう策と言わざるを得な...全文を見る
○中西健治君 これで終わりますけれども、民主党が本気で較差の是正とか定数削減をしたいというのであれば、衆議院とこれほど違った対応になるのは理解ができないということを申し上げて、私は終わらせていただきます。  ありがとうございました。
○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  私は、公職選挙法改正案に反対の立場から討論をさせていただきます。  今般の参議院選挙制度改革にかかわる本法案は、これまで与野党で協議を重ねてきた議論を踏まえることなく、また、故西岡武夫前参議院議長が与野党協議を通じて示した試案、さら...全文を見る
11月15日第181回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  城島大臣とは初めての議論ということになりますけれども、幾つか質問をさせていただきます。  まず、何度か出ております野田総理の三つの提案のうち、今年度の特例公債法案本則で多年度にわたる特例公債の発行を可能にしてしまうということがこれ選...全文を見る
○中西健治君 大久保副大臣、今私が言ったことをそのまま繰り返しているような答弁はやめてもらいたいと思います。時間の無駄です。  城島大臣、お願いします。
○中西健治君 そうした三党間の話は私はよく存じません。野田総理の三つの提案の中では一番緩いだろうということを私は指摘させていただいているので、ほかの話もされたということをここで持ち出してもらっても、それは答えになっていないと言わざるを得ないと思います。  さて、この多年度で発行...全文を見る
○中西健治君 財政規律を守ることが前提ですけどというふうに今大臣おっしゃられましたけれども、どうして二十七年度まで許容できるのかということについては先ほど大門委員の方からも話がありました。経済財政の中長期試算ということに基づいているということだと思いますし、プライマリーバランスを...全文を見る
○中西健治君 今まで来ているというお話もありましたけれども。  それでは、具体的な中身、この三党の合意書の中で書かれていることについて、城島大臣、どのように思うかということをお聞きしたいと思います。どのように考えていらっしゃるかという見解をお聞きしたいと思いますが、政策的経費の...全文を見る
○中西健治君 そうすると、現時点では具体的には何も当てがないということだということですね。  それで何ができるのかということについては非常に疑問があるなというふうに思いますが、来年度以降も特例公債発行額の抑制に取り組むというふうに書かれています、来年度以降ですね。社会保障と税の...全文を見る
○中西健治君 私が次にしようと思った質問に対するちょっと今の答えに近かったのかなと思いますが、安住財務大臣は新規国債発行額は減らないとおっしゃっているんですよ。減らない。消費税増税してもそのお金は全部使い道が決まっているので新規国債発行額は減らないと断言しているのに、じゃ、なぜこ...全文を見る
○中西健治君 そうしますと、この抑制するという言葉なんですけど、今年度の公債発行額を抑制するとか来年度以降抑制するとか、これは減らすという意味じゃなくて増えるのをなるべく増やさないようにする、そういう意味ですか。
○中西健治君 繰り返しになります。確認したいんですが、抑制するということは減らすという意味ではないということですね。
○中西健治君 分かったような分からないような答弁ですが、とにかく増えることはないということですね。  先ほど城島大臣が中期財政フレーム、新規国債四十四兆円について触れられましたけれども、これは私はもう実質的に破綻しているんじゃないかなというふうに思っています。  そして、どう...全文を見る
○中西健治君 最後の質問にしますけれども、この単年度予算主義という大原則を大きく揺るがす今回のこうした措置、これを三党合意のみで進め、十分な国会審議の時間を確保しないで採決するという国会軽視のやり方について財務大臣はどのように考えているか、財務大臣の見解をお伺いしたいと思います。
○中西健治君 質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
○中西健治君 みんなの党の中西健治です。  私は、みんなの党を代表して、特例公債法案、そしてその修正案に対して反対の立場から討論を行います。  まずは手続の問題です。  本法案は、財政法第四条第一項で禁じられている赤字国債を特例として発行するための法律である特例公債法案を今...全文を見る