畠山和也

はたやまかずや



当選回数回

畠山和也の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第188回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、昨年十二月十七日、発達した低気圧により暴風、高潮被害が発生した件について伺います。  水産と酪農の町、根室市を襲った高潮は、国交省調査で高さ二・五メートルまで達した地点もあり、冠水した家屋や商店街で商品や電気機器、顧客...全文を見る
○畠山委員 被災した一軒一軒にとっては死活問題なわけです。東日本大震災のグループ補助金ですとか能登半島地震の際の被災中小企業復興支援ファンドなどの実績があるではありませんか。被災事業者への直接支援に踏み出すべきであることを、この機会に強く求めたいと思います。  本題に入ります。...全文を見る
○畠山委員 重要なことは、特にこの数年間で経営苦に拍車がかかっているということです。  農水省の昨年九月時点の農業物価指数を見ても、二〇一〇年対比で配合飼料の平均は一二五・三、また、肥料は一〇八・五、灯油は一四一・一、軽油は一二九・〇です。これら物財費の上昇は円安によるものであ...全文を見る
○畠山委員 この間の円安によって酪農家は苦しんでいるわけです。正面から畜産、酪農の現状を見てほしい。  大規模農家は、頭数をふやし、大きな設備も導入して、大きな負債を抱えております。また、家族経営でも、離農した方の牛を可能な限り引き受けています。朝五時に牛舎に入って、夜九時に終...全文を見る
○畠山委員 この間の経営悪化というのは、その算定ルール、算定式を超えるほどの速度なわけです。補給金の決め方が実態に追いつかないから出荷戸数が減っているというふうに思います。  補給金の歴史を振り返れば、二〇〇〇年以前は、生産コストの手取りを確保するための不足払い制度というのが前...全文を見る
○畠山委員 それは知っているわけです。  大臣、いかがですか。
○畠山委員 酪農とともに、肥育農家でも深刻な経営の実態にある中で、政府が畜産、酪農を守るために責任を果たす立場に立つことを重ねて強く求めます。  次に、これ以上の離農、離脱を食いとめるための施策について伺います。  離農がとまらないどころか、加速傾向にあります。  JA北海...全文を見る
○畠山委員 政府の対策というのは、規模拡大を進める一部の担い手へ偏り過ぎているというふうに思うんです。  北農中央会が二〇一三から二〇一五年の三年間のうちに頭数をふやす計画があるかと調査したところ、あると答えたのが二八・二%、ないと答えたのが七一・八%です。中には離農された方が...全文を見る
○畠山委員 今は規模拡大できないんだけれども、行く行くは収益を上げたいとか、行く行くは後継者が戻ってくるとかいう生産者もいます。こういう人たちに柔軟な対応ができると確認してよろしいですね。
○畠山委員 確認できたと思います。  大規模農家も家族経営も、規模を問わずに、意欲ある全ての農家を支える立場に立ってこそ、離農、離脱の歯どめをかけられます。重ねて充実を求めます。  最後に、日豪EPAとTPPについて伺います。  日豪EPAの発効を十五日に控えて、関税引き下...全文を見る
○畠山委員 日豪EPAに続けてTPPなのですから、生産者の不安は大きいわけですし、政府が本当に農業を守る気があるのか、日本の食料を守る気があるのかと多くの農家は思っています。  今度は大臣にお伺いしますが、このTPP交渉に対する不安にどう応えますか。
○畠山委員 本当に日本の農業を守るのかという疑いの目が向けられているわけですよ。  安倍首相が、イギリス雑誌「エコノミスト」に、私は交渉を柔軟に進めるよう指示を出しています、この強い決意が速やかな結論に結びつくと思いますと答えています。  一方で、昨年の総選挙で安倍首相が北海...全文を見る
○畠山委員 日本共産党は、農業と地域を壊すTPP交渉からの撤退を掲げて、北海道でも十一年ぶりに議席を与えられました。ここにしっかりと民意があらわれているというふうに思います。  生産者は不安を抱えています。開拓農家として北海道に入り、日本のためにと食料もつくってきたのに、後を継...全文を見る
02月25日第189回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  西川前大臣の辞任に対して安倍首相は、みずからの任命責任を認めながら、政策を推進することで責任を果たしたいと述べました。  しかし、農業改革については、多くの農家が、この改革で自分たちの経営はよくなるのかと疑問や不安の声を上げています。...全文を見る
○畠山委員 監査権の廃止の問題は、私も多くの農家や農協さんともお話ししてきましたけれども、それによって地域農協が縛られているという話は聞いていません。営農指導を強めてほしいとか、資材調達を安くしてほしいとか、農協に対する意見は聞きますけれども、それらは協同組合の原則に立って自己改...全文を見る
○畠山委員 選択制にするほどだったら、初めからする必要もないのではないかというふうに思うんですね。  先ほどから述べているように、そもそも現場では、監査権で縛られているとか、そういうようなことに対する話は出ていないわけです。ですから、そうなると、何で殊さら監査権が問題となるのか...全文を見る
○畠山委員 今大臣が話された中身というのはもちろん承知していまして、私が聞いたのは、誰から批判をされているかというふうにお聞きしたわけです。もう一度大臣に伺います。
○畠山委員 規制改革会議などでもそういうふうに出されているはずです。問題は、規制改革会議だけではないはずですよ。  きょう、これを持ってきました。昨年六月の在日米国商工会議所の意見書です。JAグループは、日本の農業を強化し、かつ日本の経済成長に資する形で組織改革を行うべきという...全文を見る
○畠山委員 先ほどの在日米国商工会議所の意見書は、最後にこう書いているんです。在日米国商工会議所、ACCJは、こうした施策の実行のため、日本政府及び規制改革会議と緊密に連携し、成功に向けてプロセス全体を通じて支援を行う準備を整えている。つまり、日本政府と二人三脚で農協改革を進める...全文を見る
○畠山委員 生産者を中心にして地元の加工業者などとの連携を進めることは、大事だと思います。その場合も、生産者、家族農業が主役であることが大事です。  一方で、安倍首相は、昨年一月、ダボス会議で、四十年以上続いてきた米の減反を廃止します、民間企業が障壁なく農業に参入し、つくりたい...全文を見る
○畠山委員 先ほど産業競争力会議や規制改革会議のことも出しましたけれども、家族経営を大事にされるということは話はされましたけれども、この間の議論は、家族経営が大事だという議論がされていないわけですよ。  国家戦略特区のワーキンググループ座長を務めた八田達夫氏は、昨年六月に都内で...全文を見る
○畠山委員 資料をごらんください。家族経営が政府の方針に従って規模を拡大してきたところでも、多くの支えがないと今やっていけなかった。価格保障、所得補償を中心としてでないとできなかったわけです。  そして、もう一つの資料の方は、河北新報という、石巻市でその方針にのっとってきた農家...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○畠山分科員 日本共産党の畠山和也です。  先月の十二日に、北海道苫小牧市が昨年秋から整備している公園の工事現場の土中から、砒素と鉛が検出されたと発表いたしました。これは市が二〇一三年に土地交換を行いました王子製紙の苫小牧工場社宅跡地です。  北海道では、同様の事例が、二〇一...全文を見る
○畠山分科員 今、四点のことについては直接述べませんでしたが、冒頭に、CSRは企業にとって環境、社会の持続的発展にも通じる広い意味での投資と書かれているわけです。  これを確認いたしまして、同じ文書に、欧州ではCSRの定義を変更したことも紹介されています。どのように変更していま...全文を見る
○畠山分科員 今、最後にありましたけれども、こちらに、社会への影響に対する企業の責任に変更というふうに経産省の文書でもきちんと書かれているわけです。国内的にも、国際的にも、企業が環境や社会への責任を果たすことは一般的には確認されているわけです。  そこで、冒頭に述べた事案ですが...全文を見る
○畠山分科員 法に基づいて対応するというのはもちろんなんですけれども、結局、望月環境大臣が述べたようなことはされていないんじゃないか。施行前だから、当時は適正な埋め立てだったというふうに、室蘭市でさえもそう言っているということもありまして、それがなかなかできていない。  あわせ...全文を見る
○畠山分科員 それなりの責任が果たされているという今の御答弁だったんですけれども、一番こういう汚染にかかわって被害を受ける市民の声を聞くと、やはり不安感は払拭されていないわけです。例えば、市民からは、知らされていれば子供たちを公園で遊ばせなかったとか、土地を購入したばかりだった、...全文を見る
○畠山分科員 もちろん、市の方に対しても、日本共産党も、議員もそうですし、議会の方で求めてはいるわけですが、そもそも一般的な汚染でなく、先ほど述べたように、一千四百十倍もの基準を超える砒素が出たとなれば、市民が不安でいっぱいになるのは当然ですし、それを払拭するだけの説明というのは...全文を見る
○畠山分科員 いろいろと、市と事業者の関係というのは、さまざまな事情ですとか、そういうものがあるというのは大臣も承知していることはあると思うし、私も承知はしているわけです。  ただ、今述べたように、今回の事案でいえば、かなり基準値を超えるような砒素や鉛が出る中での大きな市民の不...全文を見る
○畠山分科員 大臣も手を挙げられましたので、ぜひ、あわせて御答弁を。  こういう現状で、実際に起きているケースがあるわけですから、このままではもちろんいいと思わない。大臣の認識もお伺いします。
○畠山分科員 なぜ経産省に、この分科会でこの問題を取り上げてイニシアチブを求めているかといえば、企業の行動指針についての認識の広がりが、国際的な流れとして広がっているから私は取り上げているわけです。  OECDが、二〇一一年に多国籍企業行動指針を改定しております。新たに盛り込ま...全文を見る
○畠山分科員 いや、ステークホルダーの話は、書いてあるのはもちろん承知しているんですけれども、先ほど言った国際的な流れと、今、日本国内で現に起こっている中で、世界に冠たる多国籍企業が一貫した立場を貫くということは大事だと思うんですよ。そういう社会的責任を果たすのは企業の自主的な取...全文を見る
○畠山分科員 ぜひ検討を進めていただきたいというふうに思います。  二〇〇四年に経産省が公表したCSRに関する中間報告書というのがありまして、ここには、我が国のCSRの歴史という項目がありまして、古来より我が国商工業の底流に流れているものとして、近江の商人が、売り手よし、買い手...全文を見る
03月19日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  所信表明で大臣が述べた食料・農業・農村基本計画の見直しにかかわって、先日の審議会において、農水省は、食料自給率について、前計画の二〇二〇年までに五〇%とした目標を、二〇二五年までに四五%へと引き下げました。その理由を、農水省は、計画期間...全文を見る
○畠山委員 食料の安定供給を将来にわたって確保するという点で、引き上げにはもちろん大臣も異論はないわけであります。問題は、では、なぜ自給率が下がってきたのかということです。  昨年十月に農水省が発表しています「よくわかる食料自給率」では、低下した要因として、「消費面では、米の消...全文を見る
○畠山委員 農水省が出す白書では、近年では書いていないんですけれども、二〇〇七年度の食料・農業・農村白書では、「食の外部化の進展とともに食料品等の輸入が増加」、また「海外現地法人からの輸入が増加」していることも並べて記載をしています。  大臣は触れませんでしたけれども、このよう...全文を見る
○畠山委員 そのとおりに、改定したこの目標の前提にTPPはもちろん入っていないわけです。  ですが、随分と議論もされてきたように、TPPの妥結となれば、肝心の生産現場が壊れていくのではないか。そうなると、やはり、これで本当に食料自給率が上がるのだろうかというような根本的な疑問が...全文を見る
○畠山委員 国内の需要拡大はもちろん大事なんですが、今、基本に立ち返った議論が必要だと思うんですよ。  食料・農業・農村基本法の第二条には、「国民に対する食料の安定的な供給については、世界の食料の需給及び貿易が不安定な要素を有していることにかんがみ、国内の農業生産の増大を図るこ...全文を見る
○畠山委員 今、安倍農政改革の先頭に立たれている稲田議員の質問とは思えないほどでありました。  林大臣、この稲田議員の言葉でそのままお聞きいたします。  ちゃんと国境措置をすることによって、日本の農業を守っているんですよ。自給率を上げるなら、今の国境措置、関税のあり方を見直し...全文を見る
○畠山委員 WTOのことはもちろん承知はしているんですけれども、そういう体制のもとでも自給率を引き上げてきている国々はあるわけでして、そういった欧米諸国は、自分の国の主要農産物を守るための国境措置や再生産できるだけの実質的な価格支持政策を行っているのは、これは農水省自身が一番知っ...全文を見る
○畠山委員 自給率引き上げは国民的な願いでもあります。しかし、今回の所信表明から出てくる結論はそうならないのではないか、一部の農家しか生き残れない農業改革ではないのかという問題点を、これからの審議で徹底的に議論していきたいと思っています。  なお、最後に、この後、議題になる山村...全文を見る
04月02日第189回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  時間が限られていますので、早速質問に入ります。  本改正案では、避難指示が解除された区域へ帰還する方が公営住宅へ入居できるよう要件が緩和されます。その趣旨と内容について、事務方で結構ですので、端的に述べてもらえますか。
○畠山委員 住まいをどうするかは、避難をしている方々の大きな不安のもちろん一つです。実態がさまざまなだけに、安心して暮らせるための選択肢をふやすことは大切で必要な措置だというふうに思います。  ですが、避難指示が解除されても帰還を迷っている方もまだまだ多いというのはきょうもずっ...全文を見る
○畠山委員 もちろん強制的な帰還を求めることはできないわけでして、今大臣おっしゃってくださったように、これは、ただ、先ほどの要望書が出る背景というのが、やはりさまざまな不安を持っているということでありますので、ぜひともよろしくお願いしたいと改めて思うわけです。  四年もこういう...全文を見る
○畠山委員 政府として、今確認できたように、実態に応える具体化を進めていただきたいというふうに改めて思います。  問題は、やってはいけないことは、帰還か移住かの二者択一を迫っていくということだというふうに思うんです。それでは避難者が苦しむことになってしまいます。  三月十一日...全文を見る
○畠山委員 この迷っている間というところの後押しということは、どうしても必要だというふうに思います。  さまざまな多様な選択肢を国としてきちんと準備するということの具体化を重ねて強く求めまして、私の質問を終わります。
04月15日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうの最後の質疑ですので、よろしくお願いいたします。  質問に入る前に、先月三十日、翁長沖縄知事が防衛省沖縄防衛局に対して出した名護市辺野古における新基地建設の作業停止指示について、林大臣が効力の一時停止を決定したことについて、我が...全文を見る
○畠山委員 大分御丁寧に説明をいただきまして、つまりは、主食用米から飼料用米にかえることを誘導するわけですから、その生産に見合う単価である、所得差が生じないようにするということなわけですよね。  主食用米ですけれども、ただ一方で、生産努力目標、今回立てられたものを見れば、現在の...全文を見る
○畠山委員 もちろん、なかなか十年後まで同じ単価ということを考えるのは難しいかもしれませんけれども、どこでもそうでしょうけれども、やはり安定的に見通しを持ってつくっていくということについては、交付金が維持されていくのかということについて、もちろん、多くの農家は心配されているわけで...全文を見る
○畠山委員 そもそも、飼料の自給率も下げてきたということについても、やはりこの機会に見直して、反省するべきは反省することが必要だというふうに思うんですよ。  飼料用トウモロコシの輸入は、一九六〇年に百四十七万トン、一九七〇年に四百二万トン、そして一九八〇年に一千十二万トンと急増...全文を見る
○畠山委員 国民の食生活の変化だけに原因を求めたらだめだというふうに思うんですよね。  当時、もちろん御存じだと思いますが、一九五〇年代に飼料用の穀物の輸入が自由化された後に、一九六一年でしたか、制定された農業基本法で、選択的拡大の名のもとで、外国産農産物と競合するものがほかの...全文を見る
○畠山委員 転用ですから、その後、その農地を受ける、借りる、受けたいというところが、要望がないともちろん転用されていかないわけでして、もちろん農水省がそれを何に使ったかと後追いするものではないんですけれども、それでは、どういうところが強く転用が望まれてきている、実際そのように使わ...全文を見る
○畠山委員 今、この農地をめぐってさまざまな不安の声が上がっているわけですよ。  地方創生の一括法案なども別のところで審議されていますけれども、これは、小さな拠点をつくる。今回、基本計画にも盛り込まれていますけれども、これは別の機会に議論したいと思っていますが、そこにかかわって...全文を見る
○畠山委員 今、役割分担という言葉がありまして、実際、この基本計画も、五十二ページですけれども、「農業・農村の構造変化が見込まれる中で、農地や農業用施設の維持や管理等における、多様な関係者による役割分担等の在り方について検討する。」というふうにあります。  大臣も、最初の就任を...全文を見る
○畠山委員 そもそも農村の多面的機能というのは、生産と管理が一体として、それぞれの農家の方々が自発的にそれぞれの地域において行ってきたものだというふうに思うんです。ですから、食料・農業・農村基本法の第三条にも、「農業生産活動が行われることにより生ずる」というふうに定めていて、繰り...全文を見る
04月23日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、ロシア水域におけるサケ・マス流し網漁の問題について一言伺います。  昨日のこの委員会でも、ロシアの流し網漁禁止法案について質疑がありました。大臣から、昨日の未明ですか、ロシア政府から支持する旨が表明されているとの答弁が...全文を見る
○畠山委員 領土問題ともかかわる、国の主権にかかわる問題というふうに思うんですね。  根室に行くとやはりよく言われるのが、ロシア側は、国境というかほかの国とかかわる地域だけに、開発を含めてさまざまな取り組みをやっているけれども、日本でいえば海岸線、水産の町こそ、そういう国境に面...全文を見る
○畠山委員 昨年度は、今ありましたように、決算途中ということでもありますが、一つを除いて黒字となっていますが、累積赤字を抱えている主催者も多くあるわけでして、その前の年でいえば、直近で答弁されたように、配分金を出せたのが二団体のみという現状です。  地方競馬、あと中央競馬もそう...全文を見る
○畠山委員 このような指摘があるんですね。  これは二〇一四年三月四日の日本経済新聞ですが、次のように書いてあります。「昨年、中央競馬では三連単の売り上げに占めるシェアが三五・八%で最も多かった。ただ、的中が難しく、払戻金で他のレースを購入するという循環構造が崩れ、ファン離れを...全文を見る
○畠山委員 答弁が難しくなるほど、そういう難しい仕組みになっているわけでありまして、いずれにしても、全レースに三連単が導入されたのは二〇〇七年だと思うんですが、それ以降で見ても売り上げも減ってきたということでも、やはりこのことについてこの機に検証もして見直すことが必要だということ...全文を見る
○畠山委員 もちろん農水省の文書なども見ますし、そういう話も聞けば理解はできるんですが、それなら、どうして今言ったような声が生産者から出てくるのかということをやはり掘り下げて受けとめる必要があると思うんですよね。  先ほどの調査報告では、借入金のない経営体が百五十八戸と全体の約...全文を見る
○畠山委員 局長さん、今、負債のところで五千円と言いましたけれども、五千万円でよろしいですね。  それで、今言ったように、借りかえですとかいろいろな事業はもちろんありますということですが、それでも、先ほど言ったように、農業として位置づけていないという声が出てくるのが現状です。で...全文を見る
○畠山委員 そういうふうに、食料の安定供給にかかわらないからということが出てくるので、先ほど言ったように、生産地では、軽種馬は農業ではないのかという声がずっと出てくるわけなんですよ。きちんとやはり改めて指摘をしておきたいというふうに思うんです。  最後に、TPPが馬産地に与える...全文を見る
○畠山委員 北海道は、各地で、米であっても、畜産、酪農であっても、今言ったように、軽種馬のところであっても、TPPに対する強いこのような意思が表明されてきているわけですから、改めてしっかり受けとめる必要があると思います。  安倍首相がアメリカに行って議会演説をするとかしないとか...全文を見る
04月24日第189回国会 衆議院 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうの最後ですので、よろしくお願いいたします。  甘利大臣がフロマン代表との協議後の記者会見で次のように語りました。TPPを十二カ国間で妥結するための重要な二つの要素が動き出しました、一つはTPA、貿易促進権限法案であり、一つは日米...全文を見る
○畠山委員 大臣、今なかなか言いませんでしたけれども、安定的なものになると。つまり、大統領に貿易権限が必要であるから、このTPA法案の行方を注視していたということで、もう一度確認したいんですけれども、それでよろしいですね。
○畠山委員 今ありましたように、大統領への貿易権限が必要であるということであります。  それで、この間、改めて確認すれば、昨年、TPA法案が一度廃案になり、ことし、新しい法案が出されたということは先ほどからありました。ただ、これが、中身が違うということも御存じのとおりです。 ...全文を見る
○畠山委員 きょう、資料を配付しておりまして、外務省の資料ですけれども、これの最後の下の黒丸のところに、今説明されたものを簡単にまとめれば、こういうふうに書いてありまして、「二〇一五年法案で新設。」と。つまり、大統領は全権が委任されていない、議会の関与が生まれるということであると...全文を見る
○畠山委員 私の質問にお答えになっていないんじゃないかと思いますが、改めて確認しますが、フロマンさんとの協議のときに、このTPA、新しい法案で議会が関与できるということを承知して協議に臨んだのか、もう一度答弁してください。
○畠山委員 本質が損なわれていないと。今まで、議会の関与がないようなことが、あってはならない、日本政府でそういう考え方を示してきて、今回、明らかに議会がこのように関与できるということですが、本質的に大きな、違う中身でないかというふうに思いますよ。  資料を引き続き見ていただきた...全文を見る
○畠山委員 応じないというふうになれば少し心配になるのが、逆に言えば、最初から議会が了承するような内容へと譲歩を重ねていくことになりはしないか、つまり、合意できるような内容をつくっていかざるを得なくなるのではないかという心配があるわけです。そうならないと言えないのではないか。 ...全文を見る
○畠山委員 さまざまな点が報道されてきていますけれども、例えば、知的財産についても、新しい医薬品のデータを守りたいアメリカと、後発医薬品に頼るそれ以外の国々とで大きな開きがあるような報道なども見受けられます。もうお互いに譲らない状況にあるのではないかと。  ほかにも、これは日経...全文を見る
○畠山委員 私は、歩み寄りのよしあしを聞いたつもりもありませんし、頭の体操やシミュレーションなどという言葉もありましたけれども、ただ、大臣は、できることはほぼ全てやり尽くしたと記者会見で述べていたわけです。その後に、先ほど言った数字のさまざまなものはありますけれども、具体的な、米...全文を見る
○畠山委員 確認したかったのは、もう一度今聞きますけれども、この時点で、先ほど言ったTPA法案が、まだ新しいものが出されていないときに、ほぼやり尽くしたということは、では、どういう意味なんですか。
○畠山委員 ちょっと時間が限られてきていますので、先に進みますけれども、多くのところから、やはりきょうも出ていましたけれども、結局、こういう問題でさまざまなことが何に由来しているかというと、やはり、情報も秘密、交渉過程ももちろん秘密、決断の理由もなかなか明らかにされないところも出...全文を見る
○畠山委員 内閣府だけで四百四十七件。  それで、これは議長において受理されたものがそれぞれのところに割り振りされますので、私の事務所の方で、改めて議長宛てのものも数えました。百七十六国会から始まって、今までに二千二十六に上ります。私は北海道の選挙区選出ですが、百七十九市町村の...全文を見る
05月13日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは長い委員会になりましたけれども、最後ですので、どうぞよろしくお願いします。  西村内閣府副大臣のTPPの情報を開示するとしていた発言を撤回した件について、まず、私からも伺います。  TPPは、言うまでもなく、秘密交渉です。 ...全文を見る
○畠山委員 今ありましたように、これまでの交渉は、逆に言えば、必ず情報を開示して進めてきたということになるわけです。  ですから、今進めているTPP交渉、秘密保持契約があるということは、これまでの交渉とは質が異なる交渉であるという認識はもちろんございますね。
○畠山委員 では、なぜこのように秘密保持が必要とされているかといえば、その中身、この間、二十一分野ありますけれども、ちょっと個別にいろいろ言いますけれども、農業、労働ですとか知的財産とかISDとか、さまざま、国の基本にもかかわってくるような問題で、多くの国民が不安を抱えるものがた...全文を見る
○畠山委員 ですから、まとめますと、これまでに例のない秘密交渉であること、しかも、あらゆる分野が重大な内容を日本全体にかかわって持っているということ、それから、国民からも強い要望があるということ、そして、アメリカでも国会議員は条件つきだけれどもアクセスできるということなどを見れば...全文を見る
○畠山委員 TPP交渉については、もう最終局面だというような表現でも示されるほどですし、先ほど述べた、情報開示をめぐるさまざまな状況、情勢から、情報開示を求める声が高まる、そういうのが出てくる、必然だというふうに思うんですよ。逆に言えば、この時点で出ないという方が、情報が開示され...全文を見る
○畠山委員 その話はきょう午前中からもう十回ぐらい聞いてきたわけでありまして、確かに、TPAがどうなろうとも、ただ、現状でアメリカでは国会議員がアクセスできていることは事実ですよね。  通商交渉は、アメリカは議会の権限が強くて、日本は政府の権限だと言い張るということではないと思...全文を見る
○畠山委員 TPAをめぐる情勢は、きょう、先ほどあったように、動議は否決された状況でありまして、かなり厳しく、少なくとも今月中は厳しくなったのではないかとも報じられています。  いずれにしても、きょうもずっと議論がありましたように、このTPPについて、もちろん、国民的な関心や、...全文を見る
○畠山委員 繰り返しになりますけれども、最終局面だと言われている状況の中での情報開示の必要性は言うまでもないと思いますので、検討ということは繰り返し述べられていますが、その必要性をやはり改めて強く指摘しておきたいというふうに思います。  次の質問に移ります。  副大臣、結構で...全文を見る
○畠山委員 交渉いかんにかかわらず取り組まなければいけないのならば、こんな難しい表現をしなくてもいいわけでありまして、一体この演説は何を意図したのかと、たしか本会議でも、この安倍総理の演説についての質疑を行うことになったかというふうに思うんですけれども。  例えば、演説原稿は英...全文を見る
○畠山委員 官邸サイドなのかわかりませんけれども、結局、この問題を私は軽視するべきではないというふうに思っているんですね。  ウルグアイ・ラウンドの合意を受け入れたのは細川内閣で、当時の会議録も振り返って私は読みました。例えば、平成五年十二月十三日の本会議で、当時、自民党の玉沢...全文を見る
○畠山委員 ただ、アメリカの農務省が、昨年十月でしたか、TPPが妥結した場合に、二〇二五年までに参加十二カ国の農産物貿易がどれだけふえるかというのを発表しているはずです。それで、八十五億ドル、農産物貿易がふえる、その中の輸入増の七〇%は日本だ、米国産米の輸出は二倍強ふえるという発...全文を見る
○畠山委員 結局、その後、続けて農協改革の話も出てきているわけですね。私は、予算委員会のときにも、林大臣がいらっしゃったときですけれども、この農協改革というのはアメリカからの要望でもないのかということを質問させていただきました。USTRから、二〇一〇年外国貿易障壁報告書の中で、わ...全文を見る
○畠山委員 甘味資源作物の交渉もまた秘密の中にあるわけであります。生産者も関係者も、もちろん不安が消えません。  北海道では、てん菜は甘味資源作物であるとともに、連作障害を防ぐ、欠かせない作物であります。  そこで、北海道庁が、国の試算を踏まえた、TPP関税撤廃による影響試算...全文を見る
○畠山委員 農家戸数も出されているかと思うんですが、それについては。
○畠山委員 試算されていないのですか。てん菜の部分、あると思いますよ。  それでは、時間ももったいないので、続けます。  全道十二品目の影響額の中で……(発言する者あり)きちんとそこは、通告をきのうしているんですから、お願いしますよ。
○畠山委員 全道十二品目での総影響額一兆五千八百四十六億円のうち、てん菜は影響額で一五・六%を占めます。同じく雇用では九・八%、農家戸数では、比率でいえば三三・三%を占めるほどです。  てん菜は、特に関連産業の影響額も大きい。全道十二品目での影響総額のうち、関連産業への影響が占...全文を見る
○畠山委員 年によってもちろん違いますし、緑ゲタが始まったときなどもありますので、いろいろその年によってもちろん違うんですけれども、多くは生産費の方が多く、基本的には赤字続きで進めてきているわけです。でも、それだけでやはり農家を続けられるはずがありませんし、実際、作付面積が減って...全文を見る
○畠山委員 評価がいただけるようなということは何度も繰り返し聞いてきたわけです。  最後なんですけれども、一つだけ、ちょっとそれで確認したいんですけれども、昨年四月十一日の衆議院の内閣委員会で、甘利大臣が、日豪EPAの内容が仮にTPPで採用された場合、決議との整合性はとれるので...全文を見る
○畠山委員 否定がされるような答弁ではなかったというふうに今受けとめたんですけれども、甘味資源作物も含めて、今多くの農家、生産者を初め、これだけ最終局面と言われる中で不安を抱えているわけです。その中で、情報も示されないで、仮に国会決議を守れないようであるならば、我が党はTPP交渉...全文を見る
05月14日第189回国会 衆議院 本会議 第23号
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○畠山和也君 私は、日本共産党を代表し、農協法等の一部改正案について質問いたします。(拍手)  総理は、施政方針演説で、農業人口の減少や高齢化といった農家の現状を指摘し、強い農業をつくる、農家の所得をふやすために農政の大改革が必要だと述べました。しかし、なぜ農家が苦しんでいるか...全文を見る
05月21日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  先日、六次産業化の取り組みで米の加工と販売を行っている米工房を立ち上げましたある県の農事組合法人のところへお話を伺いに行ってきたんです。そもそもは、女性グループの方々からみそをつくりたいという要望が出されて、当時の県の支援事業を使って加...全文を見る
○畠山委員 論点はいろいろあるかと思うんですけれども、きょうは、少し質問を進めたいと思うんですね。  このICAというのは、一八九五年に設立されて、御存じのように、国連への提言も行う、歴史や知見を持った組織です。今、第二、第四、第七まで述べられましたが、第七原則までありまして、...全文を見る
○畠山委員 今、第二、第四、第七だけ、なぜ引き抜いたのかというふうに思うんです。  これは二〇一四年十月九日のICA理事会で、その段階ででしたけれども、見通される農協法の改正の方向性について、ICA原則への侵害があると指摘された項目があって、それに対応する形で合致するようにした...全文を見る
○畠山委員 全中から十一月に改革案も示されて、県によっていろいろあったのかもしれませんけれども、単協あるいは組合員のところまで議論する時間がなかったというふうに私は聞くわけです。末端の組合員まで議論が尽くされたのかという点ではいろいろなことがあるかと思うんですけれども、例えば私の...全文を見る
○畠山委員 少し古い資料で恐縮なんですけれども、二〇〇二年の四月に、全中がJAの活動に関する全国一斉調査というのを行っています。なぜこれを引き合いにしたかというと、農協は県によっていろいろというのはありますけれども、多様なルートで意見の集約を図るルートや工夫というのをされてきてい...全文を見る
○畠山委員 この点に関して、私の方から本会議で質問した際の答弁でも、それぞれのところで農業所得の増大に向けて事業運営を行っていく観点からのものでもあるという答弁がされました。  先ほど述べたように、それぞれの組織の中心ともなる役員、今回でいえば、理事の要件ということは、本来は組...全文を見る
○畠山委員 今、経営責任という言葉がありまして、そのとおり、部分的にはそうですよね、理事には議決権ももちろん伴いますし。  ただ、今回の、こうやって理事の要件を変えるという点では、後で触れますけれども、第八条に、目的にかかわるところで、収益を上げることに責任を負うようなことだけ...全文を見る
○畠山委員 今、目的の話が出ましたので、あわせて、時間も残りわずかですので、現行法の第八条とかかわって一緒に質問をしたいと思います。  現行法第八条を今回削除するわけですけれども、改めてその理由を、これは事務方で結構ですので、端的にお答えください。
○畠山委員 解釈で、利益を上げてはならないというふうに、いわば誤解が生じるような、さまざまレクなどでも聞いてきたんですけれども、いろいろな農協やその関係者から聞きますけれども、そういう利益を上げちゃだめだという誤解などは聞いたことがないです。  今、条文を挙げられた改正法では、...全文を見る
○畠山委員 剰余としてきたのは、協同組合がさまざまな組合員への、現行の法には最大の奉仕という言葉が入っていて、その最大の奉仕を行った後に残るから剰余としてきたわけです。  奉仕という言葉があるからこそ、例えば昨年度でも、米価下落に対する補填ができたりだとか、あるいは子牛価格が高...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  参考人の四人の皆さんには、朝から足をお運びいただきまして、本当にありがとうございます。きょう、私が最後の質問者になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  初めに、小川参考人と鈴木参考人のお二人に、生産者の立場としてのお考えをお...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございます。  それぞれ地域ごとにさまざまな、歴史も違いますし、農地のあり方、品目、あるいは技術で伝わってきたこともあるかと思うんですよね。  そこで、次に、谷口参考人と石田参考人に、お二人にこれもあわせてお伺いしたいと思います。  今回お出しいただき...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  時間もありませんので、最後にお聞きしたいんですけれども、監査の問題についてお聞きします。  ちょっと北海道に引き寄せた話で恐縮なんですけれども、組勘制度というのが北海道はありまして、言ってみれば、対人信用保証に属するものだというふうに思...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  終わります。
06月02日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  前回の質問に続いて、農協の性格や目的にかかわる部分から質問したいと思います。  現行の第八条の変更について、改めてこの間の経過なども調べました。  与党取りまとめを踏まえた法制度等の骨格という、この間もずっと見てきましたけれども、左...全文を見る
○畠山委員 きょうも議論になっていますけれども、この現行第八条の改定、変更の問題というのは真剣に論議しなきゃいけないというふうにやはり思うんですよね。  先日の参考人質疑でも、懸念の表明が相次ぎました。  谷口参考人は、持続性を担保する上で、営利が全くない状態でいけるかといっ...全文を見る
○畠山委員 それは、もう何度も聞いてきて、誰が誤解しているのかということもさんざん議論してきたんですけれども、今言ったように、第五十二条の上限規定が残るから趣旨は残るということも、レクなどで何度も聞いてきました。  しかし、趣旨が残ることと新たな性格が加わることは意味が違う。農...全文を見る
○畠山委員 参考人などが言っていたのは、そういう道を切り開くことに対する懸念が表明されてきているというふうに思うんですよ。そして、産業競争力会議の議論などでも、今局長がおっしゃったように、フェアな競争ができる環境になっているかということから議論が始まって、さまざまな競争のイコール...全文を見る
○畠山委員 先ほど、最初に言いましたけれども、これまで農水省は会計監査と業務監査を一体にやってきたからこそ意味があったという立場をずっととってきたじゃないですか。何で、他の組織で義務づけられていないから今回外しましたと、なぜ今になってそうなるのか。  少し進めます。  農協は...全文を見る
○畠山委員 それならば、では、改めて、これまで公認会計士さんが、さまざまな国による中身に含まれているものがあったんですけれども、結局、どういう役割を果たすことにならざるを得ないかということを少し具体例で述べたいと思うんですね。  北海道の赤平市というところの市立病院があります、...全文を見る
○畠山委員 それでしたら、さらにもう少し聞きますけれども、今回の監査問題というのは、先ほど林大臣もおっしゃられたように、最後まで残った論点で、その結果、焦点が当たったというふうに話されましたけれども、残るのは残っただけの意味がやはりあったというふうに思うんですよ。  信用、共済...全文を見る
○畠山委員 そうしたら、奥原局長、なかなか正面からお答えになってもらえませんので、二〇一三年五月三十日、第十一回規制改革会議ですけれども、これは局長さん、御参加されていたはずで、このときに、いろいろ事業を展開していく上で農協の経営の透明性について外部監査を受ける必要があるという議...全文を見る
○畠山委員 林大臣に伺いますけれども、今言ったような経過だったり、規制改革会議の議論なども私も読ませていただきました。しかし、今回、公認会計士をこのように入れる問題とともに、業務監査を任意にする問題について、その趣旨がやはり理解できないんですね。そして、先ほど局長さん、くしくも二...全文を見る
○畠山委員 時間も迫ってきたんですが、結局、監査を外すことによって何が生じるのかということは大きな焦点だと思うんですね。これを外すことによって農業所得がふえるんだというのが政府の議論のたてつけになっている。  しかし、組合員にとって不利益になる懸念があるのではないかというふうな...全文を見る
○畠山委員 そういう説明でありますけれども、地域に根差しているからこそ、地域農協の意味と強みということがあると思うんです。  そこで、これは局長でよろしいんですけれども、確認ですが、理事に新たに加える農産物販売や経営のプロと言われる方々ですが、今回、法律をちゃんと読めば、先ほど...全文を見る
○畠山委員 終わりますが、多くの理事は地域から選ばれている実態もあって、だからこそ、組合員の実情も踏まえた議論と決定などがされてきたというふうに思います。  その地域農協たるゆえんが崩れないかという心配や懸念があることだけを最後に指摘して、質問を終わります。
06月09日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  通告していないんですけれども、最初に奥原局長に、先ほど松木委員の質問でのやりとりについてちょっと伺いたいんですよ。  ICAの問題について問われて、これは以前に、私もICAから政府のこの間の取り組み方について懸念が示されていないかとい...全文を見る
○畠山委員 できる限り尊重するとか、一般的な話じゃないわけですよ。ICAというのは、あのときの質問でも言いましたけれども、歴史をきちんと持って、国連に対して提言もできる、そういう機関からの懸念が示されたということを重く受けとめてほしいという質問をしたはずです。  改めて小泉副大...全文を見る
○畠山委員 第一種、第二種の兼業農家を合わせて約四割いて、これは先ほども御答弁がありましたけれども、それが農業委員会の活動にかなり影響を与えているというふうに政府が問題視をしてきたわけです。  五月二十一日の本委員会の政府答弁で、農地の利用集積や、耕作放棄地が発生しないよう点検...全文を見る
○畠山委員 それでは、もう一つ伺います。  今言ったことが認定農業者ということなんですけれども、それ以外に、認定される要件として、それでは、専業なのか兼業なのかは問われますか。
○畠山委員 今答弁のように、専業、兼業は問われないわけですよ。ちゃんと農水省の資料でも、年齢、性別や専業、兼業の別などを問わないで、今言ったような計画で認定されているというふうに書かれている。  そうであるなら、兼業農家の多いことが問題だと言うけれども、認定農業者が兼業でふえて...全文を見る
○畠山委員 それでは否定していないというふうに受けとめますよ。できるということではないですか。そういう、今私が懸念するようなことが起こらないかと。  区域内に住所を有することや耕作の業務を営むという現行の規定があるから、今、地域の代表者としての信頼が生まれているはずです。私がき...全文を見る
○畠山委員 私は、公選制が必要だと言ったのは、きのう地方公聴会をされた地域の方の言葉をそのまま用いましたけれども、農地を動かすためには顔の見える信頼と信任が大事だ、それとして公選制の役割があったんだということを述べているわけですよ。ほかが選任制でやっているから農業委員会も選任制に...全文を見る
○畠山委員 余りにもちょっと、これから決めていくようなことばかりが、先ほどからも省令で決めるようなことがあっていいのかと思いますよ。  先ほどありましたけれども、地域に住所がない人も選ぶことができる、買収や供応も禁止できない、あるいは特定の地域や団体の利害も排除できないかもしれ...全文を見る
○畠山委員 第三十八条のことを今大臣は先に述べられましたけれども、答弁されたように、これにおいては、農地等の利用の最適化の推進に関する施策についての建議というふうになっているわけですよ。農業政策全般ではないんですよね。  だから、法的根拠がなくてもできるとか、あるいは、レクなん...全文を見る
○畠山委員 自由と民主主義の国日本なわけですから、意見表明を自由にできるということは当然なわけです。  私が問題にしているのは、行政庁の農業施策に反映させるための手法が限定されたということではないかという問いです。  それなら、角度を変えて質問します。  二〇一四年二月三日...全文を見る
○畠山委員 この建議が外されるということは、後でもう一度振りますけれども、農業委員会としての性格を変えていくことにつながっていくというふうに私は思います。  農業委員会だって、もちろんこれまで好き勝手なことを言ってきたわけではありません。建議の中身が政府に厳しいことがあったとし...全文を見る
○畠山委員 農地ナビの範囲内ということで確認します。  ただ、問題は、農地ナビの範囲内というふうに出す方は考えるんですけれども、第五十二条だけでは、求めに応じて情報を提供しなければならないとしか書いていないんですね。つまり、いろいろなことをとにかくじゃんじゃん聞かれて、しかし農...全文を見る
○畠山委員 今の答弁の内容で確認しておきたいと思います。  それでは、情報と秘密にかかわって、どうしてもよくわからないのが、ずっと条文を読む中に、第十四条で、農業委員の秘密保持義務規定が新設されるんですね。この秘密保持義務規定は、農業委員だけでなく、最適化推進やネットワーク機構...全文を見る
○畠山委員 今までも、もちろん個人情報に農業委員の皆さんは触れることがあったはずなんですよね。いろいろ知り得ていたというふうに思うわけです。それでも、きちんと個人情報は守られていたのではないのか。わざわざ法律に書かなくとも、地域の農業者により選挙で選ばれた地域の代表としての自覚や...全文を見る
○畠山委員 農地の個人情報は、今になって初めて農業委員が触れているものではないはずです。法律に書かれなくても、地域の代表としての自覚で自律的に守ってこられたというふうに思います。  新しい委員の要件で、農業に関する識見を有する人というふうにしていますよね。それでは秘密を守るのに...全文を見る
○畠山委員 局長が、人と農地を守るために農業委員の役割はあるんだと答弁されたように、これ自身も、家族、人を守るための、あるいは発展させていくための重要な協定をつくる作業として、農業委員が役割を果たしているわけです。  この家族経営協定を結ぶ手順の中に、普及指導センターや農業委員...全文を見る
○畠山委員 ちょっとよく理解できないんですけれども、同じような答弁が午前中もあったかと思いますが、つまり、組織を変えるから目的を変えたということになるんですか。普通、目的がこのような、中身を変えるがゆえにこう組織を変えましょうとか、そういうことではなく、今言ったような話をもう一度...全文を見る
○畠山委員 きょうも、午前中議論がありましたけれども、小作農の話云々かんぬんはもちろん承知はしていますけれども、さまざまな産業がある中で、農家の方々がきちんと安定した手取りを確保できる、安心して生活できるということが目的として書かれている中身だったんじゃないんですか。この第一条の...全文を見る
○畠山委員 確認しました。  農地法もこのようにまだ議論を始めたばかりですし、最初に述べたように、農協法についてはまだ質問すべきことがあるというふうに思っています。  引き続き審議をすることを改めて私から強調し、質問を終わります。
○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  私も北海道選出です。どうぞ、きょうは長い時間の話となりましたけれども、最後になりますので、よろしくお願いいたします。  座って質問をさせていただきます。  四人の方から大変参考になる御意見を聞くことができまして、本当にありがとうござ...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  そこで、かかわって、小川会長さんに先にお伺いいたします。  先ほど私からも紹介したように、小川会長さんからは、農地を動かすためには顔の見える信頼と信任が大事ということを伺いました。  現行法では、農業委員の要件について、区域内に住所が...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございます。  今度は西沢組合長さんにお伺いいたします。  役員の構成の問題について、多様な方がいた方が経営の適正な判断ができるという趣旨の御意見がありまして、この点は私も同感です。協同組合という組織ということから考えて、組合員の意向や実態を最大限踏まえ...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございます。  次は、上坂会長さんに伺います。  今、西沢組合長さんから農協の利益あるいは農業者の利益という言葉がありました。今回の改正において、これは私は非常に大事なポイントだろうというふうにも思います。結局、何のための今回の改正なのかということにかか...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございます。  時間ですので、最後に西沢組合長さんにもう一つお伺いさせていただきます。監査の問題です。  会計監査と業務監査において、公認会計士の問題はクローズアップされていますけれども、業務監査が任意となるということも、一つ今回においては大事な点でない...全文を見る
○畠山委員 時間が迫ってきましたので、私の方からの質問は終わりにさせていただきます。  本当にきょうはありがとうございました。終わります。
06月17日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうのこの一般質疑の中心的な議題ではありますが、今月十一日付の毎日新聞で、山田俊男参議院議員関連の政治四団体が行った政治資金パーティーにおいて、チケットは主に国の補助金を受けたJAグループなどが購入していたと報じられました。政治資金規...全文を見る
○畠山委員 このときの予算委員会で、安倍総理にこの点を穀田議員は質問していたんですけれども、大体、今大臣が述べられたように、法にのっとってとか、適切に処理をしているなどというふうに述べるんですが、やはりこれは大臣規範として、皆さん方で、自分たちで決めた規範であって、特にこの政治資...全文を見る
○畠山委員 ちょっとかみ合っていないように思います。  先ほど述べたように、国民からこの政治資金の問題については厳しい目線が向けられているということですから、やはりこういう大規模なものは規範にのっとって自粛するということをきちんと表明されることが必要ではないかというふうに思いま...全文を見る
○畠山委員 このTAAが一緒に採決されなければ、オバマ大統領はサインできないというふうになっているところだと思うんですね。  それで、七月三十日までの延期ということであれば、そこまでで採決できるかといえば、今回の結果は大差の否決だったわけですので、七月三十日でも可決の見通しが立...全文を見る
○畠山委員 今ありましたように、まだ決まっていないし、決められない、進めるには非常に困難な情勢にあるというふうに思います。  TPA法案については、四月二十四日の内閣委員会との連合審査において、その際、私が質問を行ったときに、外務省の資料をつけて質問を行いました。  その手続...全文を見る
○畠山委員 そのように進んでいくことになるわけであります。  それで、問題は、仮に七月三十日という期限をぎりぎりまで行って、その後の閣僚会合等を通じて八月末に交渉を妥結したとして、米国議会に提出されるのは十一月末という日程も起こり得るということはあり得ます。この時期は、二月から...全文を見る
○畠山委員 今回の状況で、TPPが漂流の危機などと報じられるものもあります。しかし、現実はこのように、実際、アメリカの議会の中でTPAあるいはTAAがセットで可決されないという状況が生まれてきて、現実的にはこの状態こそ漂流と言える状況にあるのではないかというふうに思います。  ...全文を見る
○畠山委員 林大臣に米議会を管轄してくれと要求したことは一度もありませんので。  ただ、やはり、こういう形で米国議会で再採決まで延期をする情勢となっているのは、TPPに対する警戒感が議会の中でも、あるいは国民の中でも、あらわれてきているのではないか、表面化し、ふえてきているので...全文を見る
○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、日ロサケ・マス政府間協議の問題について伺いたいと思います。  先週十一日、ロシア二百海里水域分における日ロサケ・マス政府間協議が妥結されました。漁獲枠が、前年六千六百三十トンだったものが、ことしは約千九百六十二トンと七...全文を見る
○畠山委員 中型船の出漁や加工場で働く人の確保など、関係支所では準備を進めてきていたわけです。準備をしながら、今回の政府間協議と同時に進んできているロシアの流し網漁の禁止法案の動向にも、漁業者は不安でいっぱいだったはずです。  流し網漁が来年から仮に禁止された場合の影響について...全文を見る
○畠山委員 林大臣も、先日、現地代表団と面会されて、切なる実態を聞いたというふうに思います。  これまでも、北海道東部の漁業者、水産業界、自治体からは、強力な漁業外交の展開が要望されてきているはずです。あわせて、さまざま現地からも聞きましたけれども、国は水揚げの影響についての試...全文を見る
○畠山委員 サケ・マスは、道東地方はもちろんですが、北海道にとってもブランドであり、重要な経済資源であります。  日本と北海道の実態を筋道を通して訴えるとともに、これまでの蓄積や協議を通して生まれている知恵も使って対策を立てていくことなどもあわせて要望したいというふうに思います...全文を見る
○畠山委員 最初にそのことが答弁されたので、ちょっと確認だけ改めてしたいと思うんですけれども、関連して、推進委員の定数については、政令で定める基準に基づいて、条例で定めるというふうにしています。  今のこともかかわって、改めて具体的に、定数や置く置かないなど、今話したことについ...全文を見る
○畠山委員 先ほどあったように、地域ごとにさまざまな実態があるわけですから、弾力的な運用なども改めて私は求めておきたい。  それで、先ほどの議論に戻るんですけれども、役目が二つあるから分けられると言うけれども、その二つが一体となれたから農業委員が果たせてきた役割があったというふ...全文を見る
○畠山委員 農業委員が仮に半分になるとして、推進委員も同じ数だけ置いて、結局、その総数の半分ずつですから、同じところをやるとなれば、それぞれの面積がさらに広くなるということにならないですか。素朴にそうやって計算すると、なることになって、これで本当に全体の、今機動的なと言っているこ...全文を見る
○畠山委員 やはり、ちょっと話がまだ抽象的過ぎて、今言ったように、具体的な数で照らし合わせてみると、一人当たりの受け持つ面積が間違いなくふえていくことになるのではないかというふうに思うんですよ。  それで、先ほど紹介した加賀市の農業委員会の小川会長さんが、だから、今の人数がもう...全文を見る
○畠山委員 今述べてもらいましたけれども、六次産業化の出発点というのは、地域の雇用も含めてきちんと地域が安定していく、そして、何より農林漁業者が主体となって地域の二次産業、三次産業と一体的に推進するものである。まず、そのことを確認しておきたいというふうに思います。  それで、こ...全文を見る
○畠山委員 ここでも、あくまで農林漁業者が主導であるということが大事であるということを確認しておきたいと思います。  そこで、今回の改正案ですが、六次産業化のネックになっているからと、先ほど述べました農業生産法人における農業者以外の議決権要件を、二分の一ぎりぎりまで持ってよいと...全文を見る
○畠山委員 今のはちょっと、先ほど私が言ったことの答弁になっていないかと思います。二分の一未満だけれども、逆に言えば、二分の一以上は確保しているから大丈夫だという趣旨の答弁ではないかと思うんですよ。  繰り返しますが、私が質問したことは、二分の一未満まで、逆に言えば、ぎりぎりま...全文を見る
○畠山委員 なかなかかみ合った答弁になっていないように思うんですが、つまり、この点にかかわっては、参考人質疑や地方公聴会で懸念や異論が出てきた点なんですよ。  五月二十七日の参考人質疑で、有限会社横浜ファーム代表取締役社長の笠原さんは、大手商社や大手企業と一緒にやった経験を引き...全文を見る
○畠山委員 六次産業化自体については、それぞれの地域で、農林漁業者の皆さんが主体的にさまざまな意欲を発揮して、地域の二次産業、三次産業と皆さんが本当に一緒に頑張ってきている実態を私も承知していますし、私流に言えば、身の丈に合った六次産業化ということこそ大事ではないかというふうに思...全文を見る
○畠山委員 いろいろなケースがあるんですよ、今大臣がそれこそおっしゃったように。だから、正組合員へのサービスがおろそかになるから准組合員についての規制の検討云々かんぬんと、十把一からげ的な言い分といいますか答弁ということでは実態に合わないんじゃないかというふうに私は言っているわけ...全文を見る
○畠山委員 経済事業を黒字にする必要があるということであるならば、いろいろ調べたら、こういう農水省自身の議論やペーパーなどもあったので、ちょっと最後にこれを述べたいと思うんです。  これまでも、農協法は何回か改定や検討を繰り返してきています。その中には、経済事業の活性化について...全文を見る
○畠山委員 ですから、そういうことを通じて経済事業の活性化を図ろうとしていたというこの事実は間違いないんですよね。改めて確認します。
○畠山委員 今答弁したように、そのとおりなんですよ。そういうような形で准組合員をきちんと位置づけて、それで経済事業の活性化なども議論してきたわけではないですか。  それで、きょうもそうでしたし、この間の参考人質疑や地方公聴会でも、この准組合員の利用規制をしないでほしいというのは...全文を見る
06月25日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  私からも、TPPについて質問を行います。  先日、甘利大臣からは、妥結に向けて来月中にも一気に進むかとの交渉姿勢もかいま見られました。それで、先ほどからもありましたように、TPAについては上院での可決ということになりました。  農業...全文を見る
○畠山委員 私は何も法的拘束力の話なんか聞いていません。どういう立場の方々がこの声明を出したかということを聞いたわけであって、もう一度きちんと正面から答えてください。
○畠山委員 時間が限られているんですから、きちんとした答弁を求めます。  今ありましたように、さまざまな立場の方々からの懸念であることを重く受けとめる必要があると思います。  今、そのような幅広い専門家の方々が、どのような中身だったかといいますと、食品安全や健康保護、労働条件...全文を見る
○畠山委員 今、情報提供の話も大臣からありました。  この声明では、いろいろな懸念が表明されているんですけれども、その後に、幾つかの勧告というのがあるんですね。私も英文を読みましたけれども、そのうちの一つに、国会議員や市民団体が検討できるよう条文草案を公開することという勧告があ...全文を見る
○畠山委員 大筋合意した後に、ふたをあけたら何だこれはということになってはならないから、こういう形で国連の専門家からも懸念が表明されているわけです。そこはやはり改めて指摘をしておきたい。  情報公開だけではなく、勧告にはほかにもいろいろあるんですが、労働組合、消費者団体、環境保...全文を見る
○畠山委員 緊急的なバター輸入はあるにせよ、やはり家族経営を含めて、広く地域全体を支えるということはどうしても大事だ、これは共通だと思うんですね。  私が一月の閉会中審査のときに質問したとき、畜産クラスターについても使い勝手のいい柔軟な対応をということを求めました。また、規模拡...全文を見る
○畠山委員 意欲を持って経営に臨んでも、TPPとなればその意欲が沈んでしまうわけですので、重ねて撤退を求めることも最後に述べて、質問を終わります。
○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  短時間ですので、早速、本題の質問に入ります。  初めに、改めて総理の基本的認識を確認します。  全中、県中、単協など農協系統が日本の農業においてこれまで果たしてきた役割について、まず、首相はどのように認識しているかを伺います。
○畠山委員 今、農業者の協同組織として大きな役割を果たしてきたということを答弁されたことをまず確認いたします。  そこで、総理は、この農協改革の目的について、強い農業をつくるための改革、また、農家の所得をふやすための改革と述べてきました。  しかし、先ほど委員からも出ているよ...全文を見る
○畠山委員 いや、それなら、先ほども資料でありましたけれども、この間の地方公聴会などでは、いまだに疑念や不安の声が多く出されているわけですよ。  例えば、八日の山梨会場の地方公聴会で、法人化されて自社直売なども進めている方が、農業改革、何度も申しますが、実際の農業者が全く論外に...全文を見る
○畠山委員 それで、繰り返しになりますけれども、先ほど言ったように、今農家が求めているのは価格の安定です。再生産可能な経営をきちんとやれるようにしてほしいというところで、それが今回の農協改革とどう結びつくのか、先ほどからあるように、ずっと、わからないという声が出てきているんですよ...全文を見る
○畠山委員 本改正は、家族経営を支えてきた総合農協の協同組合としての性格をゆがめて、全中監査の廃止や准組合員規制の検討など、農協の存立の根幹を崩す、農業組織の解体につながるようなものだというふうに思っています。  当事者、全中の意見表明も聞けませんでした。きょうの審議でも、午前...全文を見る
07月09日第189回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  早速ですが、質問させていただきます。  集中復興期間以降のことについて、きょうも議論が行われました。先月二十四日、復興推進会議において、平成二十八年度以降、二〇一六年度以降の復旧・復興事業についてが決定されました。  この文書では、...全文を見る
○畠山委員 例えば、長期間の仮設入居などで障害が大きくなっているという御認識だったと思うんですね。  確かに、仮設の老朽化、特にカビの発生でぜんそくなどがふえているということが、きょうも午前中の資料にありましたが、厚労省の研究班の調べによって、調査した仮設入居者のうち二割に、カ...全文を見る
○畠山委員 被災者を中心としたまちづくりということは、もちろん必要だというふうに思っています。  先ほど述べたんですけれども、私はきょうは防潮堤のことも最後に質問したいと思っているんですが、いろいろな大きな事業を通じて、これを奇貨とするようなことがあってはならないというふうに同...全文を見る
○畠山委員 先ほど私、感情的にこの言葉を受けとめさせていただいたというふうに言ったんですけれども、やはり感情的に納得いかないんですよ。  被災者や自治体の必死さが足りないというようなことなども大臣は話されて、もっと必死にやれと。六月三日の記者会見では、さらに魂をたたき込んでやっ...全文を見る
○畠山委員 大臣が人徳を至らないと御謙遜されるのはよろしいんですけれども、復興大臣として、こういう被災者の声があるということをやはり受けとめていただきたいと思うんです。  負担の問題について、時間もあるので、具体的な中身で確認していきたいと思います。  自治体負担となる対象事...全文を見る
○畠山委員 基幹事業と効果促進事業を分けて、各自治体でいろいろやってきた経過があると思うんですよね。  つまり、例えば私も先月、岩手県、宮城県のいろいろな自治体に行って、首長さんからお話も伺いましたけれども、そこで、例えば新たな市街地づくりをするのに盛り土をする、そこに必要な下...全文を見る
○畠山委員 先ほど私も述べたように、それぞれの町の計画があって、相談しながらこういうふうにやってきた経過があるというふうに述べました。その経過はもちろん承知はしています。  ただ、こういう効果促進事業が、割合は別として負担を新たに求められることになり、それでも、これまで、この間...全文を見る
○畠山委員 先ほども述べましたが、復興が途上で、少なくともこの四年四カ月ではなかなか事業が、自分たちの努力ではどうにもならないところがあって進まなかった。さまざまな不安が今出ているわけですし、暮らしの面でも、冒頭に紹介したように、本当に被災地の皆さんが大変苦しまれている現状があり...全文を見る
○畠山委員 さらに確認しますが、事業主体者は海岸管理者である県とか自治体ですけれども、防潮堤の復旧復興のあり方について、それでは国がどのような関与をされるか、端的にお答えください。
○畠山委員 そうしたら、国交省は計画だけ示して、あと、県が計画をつくったら、何も関与しない、内容は確認していないということですか。内容は確認するんですよね。ちょっとその点をもう一度。
○畠山委員 なかなか内容は確認していますと言わないんだけれども、いろいろな形で、ちゃんと相談であったり、現地へ行ったり、中身は確認しているということを確認します。  そこで、具体的な事例で聞きます。  石巻市白浜地区の防潮堤です。この地域は海水浴場としても有名で、県から国交省...全文を見る
○畠山委員 わかりません。  ちょっと時間がないのでシンプルに聞きたいんですけれども、やはりこういう事業は、何の関係があるのか、全然理解できないんですよ。  そこで、大臣、これは時間がないので最後に要望としてお聞きしたいんですけれども、限られた復興関連予算で、地元からすれば、...全文を見る
○畠山委員 時間がないので、終わります。
09月02日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  関連はしますが、法案の本題に入る前に、北海道の日本海側で増加しているトドの漁業被害について一言伺いたいと思っています。  トドは、環境省版レッドリストにおいて絶滅危惧種2類に分類されてきました。しかし、個体数が増加傾向にありまして、二...全文を見る
○畠山委員 資源については、低位横ばい、長期的に見れば減少傾向というふうに言えると思うんですが、それとあわせて、今のいわゆるトドにおける漁業被害という二重の苦難ということを確認したいと思います。  こういう苦しい漁業経営の実態を前に、道庁などでも養殖などの特別対策が検討されてい...全文を見る
○畠山委員 漁業者にとっては死活問題になってきている部分がありますので、さらに重ねて要望をしたいというふうに思います。  それで本題ですが、先ほど答弁の中にもありましたように、この被害などにかかわっても大きな力を発揮しているのが水産総合研究センターであります。北海道の北海道区水...全文を見る
○畠山委員 これまでの役割の重要性を確認いたします。  それを具体的な形でさらに確認していきたいんですが、研究が委託されている状況からも、それが改めてわかるんですね。  例えば、二〇一四年度、平成二十六年度で結構ですが、種苗管理センターの受託収入のうち、国から委託されたものと...全文を見る
○畠山委員 今後半に述べた原原種の配布価格については後ほど取り上げたいと思います。  受託収入にかかわっては、国からの、独立行政法人も含むとなりますが、委託は一〇〇%であります。  資料を配付していますので、ごらんください。  資料の下の段に、統合対象となる研究所などの受託...全文を見る
○畠山委員 よくわからないんですね。  これだけにかかわらず、今回、種苗管理センターの統合についても、経緯を見ても、改めてこれは確認したいんですが、二〇〇七年の計画では種苗管理センターの統合相手は農業生物資源研究所と農業環境技術研究所、二〇一二年の計画では統合相手は家畜改良セン...全文を見る
○畠山委員 二転三転したことによって、該当機関から、ただ要望があったわけではないというふうには思うわけです。  それで、統合による二つの問題ということを指摘したいと思います。  一つは、職員や研究者の身分と労働環境、研究環境がどうなるかについては、先ほどからも繰り返し各委員か...全文を見る
○畠山委員 そうやって負担額が薄まるという話もお聞きはしましたが、ただ、いずれにしても、そのような形で受益者の方にしわ寄せが行かざるを得ないという、金額の問題でなく、そのようなことがどうしても起こらざるを得ないというふうに思うんですよ。  実際、そのように配布価格が一・五倍にも...全文を見る
○畠山委員 やはりもともとのことについても、最後に一言伺いたいんですよ。  きょうは、総務省にも来てもらっております。  内閣官房行政改革推進本部の独法改革等に関する分科会ワーキンググループの議事録を読みました。農水省から一生懸命に研究の重要性を説明しています。  しかし、...全文を見る
○畠山委員 生産者の努力と研究者の努力が相まって、日本の農林水産業が発展してきた事実を改めて確認して、質問を終わります。
○畠山委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました独立行政法人に係る改革を推進するための農林水産省関係法律の整備に関する法律案について、反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、今回の統合は、各独立行政法人の実情や必要性からではなく、統合先にありきにほかならな...全文を見る
12月03日第189回国会 衆議院 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第2号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  TPPの大筋合意が発表されて二カ月近くたちますが、まだ国会には何の報告もありません。一方で、政策大綱が発表され、補正予算まで検討されている中で、憲法の定めに基づいて野党から臨時国会開催を要求したにもかかわらず、それに政府・与党は応じよう...全文を見る
○畠山委員 政策大綱が対策でなくて政策だということなんですか。端的にもう一度確認します。
○畠山委員 ちょっと角度を変えて、では中身で確認します。それでは、これは森山大臣に伺います。  政策大綱の中にも、「経営安定・安定供給のための備え」という項目があります。経営安定にそれで万全を期すとあります。しかし、この備えのところは、協定発効に合わせて措置を講ずるというふうに...全文を見る
○畠山委員 いや、わからないですよ。  ちょっともう一度聞きますよ。  それでは、マルキンの法制化ですとか、これは農家が本当に前々から望んでいたことは、大臣御存じのことですよね。TPPがあろうがなかろうが、農家の支援は大事だということをずっと農水委員会では議論してきて、これは...全文を見る
○畠山委員 これはTPP前提ですよ。それでは今の農家の苦しみに応えていないじゃないですか。  日本の農家は、これまでも農産物の輸入拡大の波に耐えてきて、コスト削減も大規模化も、ずっと政府の示したとおりやってきた方々がたくさんいらっしゃいます。そして、生産仲間と相談しながら地域を...全文を見る
○畠山委員 それで、重要なことは、農業への打撃はTPPで終わらないということになります。  このTPPの後に、これは甘利大臣、言い続けていますけれども、RCEPとか、FTAAP、日中韓FTA、日・EU・EPAなどなど、それから、TPPに新たな国が加わることも歓迎するという中に、...全文を見る
○畠山委員 私は農林漁業に影響があるかということを質問したんですから、それに正面からお答えいただきたい。  攻めの農林漁業で一兆円の目標を掲げて前倒しで進めるということなども言ってきました。今、正面からお答えになりませんでしたけれども、否定をしなかったということじゃないんですか...全文を見る
○畠山委員 ことし農林水産委員会で農協法を議論したときに、この家族経営の問題について私もよく議論させていただきました。自発的に六次産業化を進められている農家の方ももちろんいらっしゃいます。しかし、もちろん全ての農家ができるわけでもありません。  ある農家の方から話を聞きました。...全文を見る
○畠山委員 政府として目標を四五%に先日決定したわけですよね。  そこで、食料・農業・農村基本法を改めて見れば、第二条二項に「国民に対する食料の安定的な供給については、世界の食料の需給及び貿易が不安定な要素を有していることにかんがみ、国内の農業生産の増大を図ることを基本とし、こ...全文を見る
○畠山委員 これまで食料自給率が下がった歴史を振り返れば、農産物輸入の拡大が反映して、それが符合してきたと私は思うんですよ。TPPというのは、結局この国をどうするかということにかかわると思います。  そこで、これは事務方で結構ですが、国連の世界人口白書二〇一三年版には、世界人口...全文を見る
○畠山委員 森山大臣に改めて伺います。  このような国際情勢のもとで、基本法に書かれているとおり、世界の食料の需給及び貿易には不安定な要素を有しているということは認めますね。
○畠山委員 先ほどの二〇五〇年における世界の食料需給見通しの結びにも、我が国として食料自給率の向上ということが必要だと書いてあります。自給率を下げるようなTPPなら、食料の安定供給という国の責任は果たせないということは強く指摘しておきたいと思います。  最後に、国会決議に関して...全文を見る
○畠山委員 時間ですので終わりますが、JAグループ福岡が、先日の県大会で、重要五項目の関税維持を求めた国会決議を守っていないとの特別決議を上げ、同じように、秋田の県大会でも、国会決議の内容を逸脱しているとの指摘の特別決議が上げられて、そういう思いは生産者にあふれています。  大...全文を見る
12月10日第189回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  さきの連合審査のときにも要求をしましたが、臨時国会の開催の意義は消えていないと思います。重ねて要求をしたいと思います。  きょうは、畜産、酪農を中心とした論議が行われて、私の方からも、これまで政府が酪農を初め農業全般について、TPPが...全文を見る
○畠山委員 今ありましたように、人、それから飼養頭数、そして餌、飼料の三つの点を確認します。  その中で、きょうは私は飼養頭数の点から取り上げたいと思うんですね。人手不足についても、あるいは飼料不足からもそれぞれ政策のアプローチはあるかと思うんですが、きょうは飼養頭数のことから...全文を見る
○畠山委員 規模拡大一辺倒だけではないというふうに今話をされました。  そうなんですね。規模拡大が行き過ぎたことであれば、先ほど酪肉近の文章を引用したように、大型設備の投資だとかさまざまな負担が生じることは今お認めになったと思うんです。つまり、行き過ぎれば経営を苦しめることにな...全文を見る
○畠山委員 所得率を上げるということが大事な議論で言っているわけですから、今のでは違うと思いますよ。  それで、この間、さまざまな、経営基盤強化だとか経営支援の対策で畜産クラスターですとかやっていますけれども、その申し込みが多い背景ですとか、あるいは老朽施設の改築や効率化の必要...全文を見る
○畠山委員 算定式のことについても含めて、少しそれで提案したいと思うんですよね。  酪肉近の「まえがき」でも、「生産基盤の弱体化により、」中略ですが、「このような状態を放置すれば、今後の酪農及び肉用牛生産の持続的な発展に支障が生じかねない。」と書いています。農水省としても、生産...全文を見る
○畠山委員 TPPのことも含めて、とりわけ畜産、酪農にかかわる方々は非常に不安、心配をしていますし、本委員会も含めた議論を注視していると思うんですよね。先ほど私述べましたけれども、この間、子牛の価格や業界の努力などで一息ついているという状況がありつつも、しかし、ここで下がっていっ...全文を見る
○畠山委員 二段階というのは、先ほど影響試算のことについて質問したときに、これからまだ数字が動いているような答弁と私は理解したんですけれども、それとは前の段階に数字が一定確定したものに基づいて対策というふうなことを考えたと理解していいんでしょうか。
○畠山委員 方向性で出したということであるならば、例えばマルキンについても、これは長年の関係する皆さんの要望が強く出されていたものでしたよね。そうであるならば、政策大綱に書いているようなTPP発効に合わせてとせずに措置をするべきなのではないのでしょうか。大臣、いかがですか。
○畠山委員 繰り返しで申しわけありませんけれども、政策として、方向性として必要なことだと先ほど御答弁がありました。ということは、TPPであろうがなかろうが、これは必要なことだと私は思うんですよ。  これまでこの委員会でも、酪農、畜産にかかわってはさまざまな議論があって、マルキン...全文を見る
○畠山委員 ただ、影響試算などをもとにした対策ということの順番については、先ほど別の委員からも質問があったように、それでこそ対策の本来の意義があると思うんです。それとは別に、大臣が先ほど話されたように、これまでに必要なことを合わせた方向性の趣旨として出されたものだというのであるな...全文を見る
○畠山委員 それでは、第二章の四条「関税の撤廃」と、十七条「物品の貿易に関する小委員会」については、これも御存じですね。
○畠山委員 今手元にないからすぐ出ないかと思いますが、それなら事務方でも結構ですが、この十七条の小委員会の機能について、アルファベット(a)、(b)、(c)とある(a)項で、何について協議すると書かれていますか。答えられる方はいますか。
○畠山委員 資料の二枚目を開いてごらんになってください。TPPはまだ正文の日本語訳がありませんので、私の事務所の責任のもとで翻訳したものが左側にあります。正文の翻訳がどうなるかわかりませんが、そういう趣旨のものと御理解ください。  そこでは、今大臣が答弁されたように、四条の「関...全文を見る
○畠山委員 もちろん、関税が撤廃時期のということになりますので、撤廃がなっているものの前倒しというか繰り上げ、英文ではアクセルレーティングと書いていたかと思うんですけれども、そういうことになろうかと思うんです。  それで、協議が調わなければというふうに言いました。これは、これま...全文を見る
○畠山委員 それは、もちろん違う条約ですから、違うことが生まれるのは当たり前の話でありまして、今言ったようなことを承知していたのかということは、それでは、いかがですか。改めて確認します。
○畠山委員 それでは、これを承知した上で、国会決議は守られているという判断でよろしいんですね。
○畠山委員 再協議などは七年後ということなども言われて、ただ、それ以前に、このようなレールが敷かれている事実のもとで対策をすると言って、農家が信用できるかどうか。  ある農協組合長から私は言われました。国会決議との整合性は徹底的に審議してくれ。当然の要求だろうというふうに思いま...全文を見る