畠山和也

はたやまかずや



当選回数回

畠山和也の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第190回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  TPPが日本に何をもたらすかについて質問いたします。  政府はTPPが決まったかのように補正予算や対策などなどをこの間述べてきていますが、まだ最終文書もサインされていませんし、国会での批准もまだまだです。アメリカでも、次期大統領候補か...全文を見る
○畠山委員 政策大綱、対策や補正予算をまとめれば決議を守れたというふうに言うんでしょうか。つまり、対策や予算がなければ守れていないということの告白じゃないですか。  もう一つ、資料をごらんください。  農産物の関税撤廃ですが、全体で八割にとどめたと言いますが、八割、千八百八十...全文を見る
○畠山委員 今答弁がありましたように、三九%です。つまり、約六割は外国に食料を依存しているというのが日本の現実です。その結果、日本の農産物輸入がどのような状況に置かれているか、総理は知っているでしょうか。  世界人口比の一・八%である日本が、小麦でいえば全世界の輸入量の三・七%...全文を見る
○畠山委員 この状況を異常と思わないかと、私は総理の認識を聞いたんです。TPPでさまざまな経済効果については誇らしげにいつも言うけれども、この自給率の状況を異常だと思わないか。TPPでその悪化がさらに進むと懸念されているのに、総理から聞いたことは私はないんですよ。  食料自給率...全文を見る
○畠山委員 今、私は、食料自給力の話は聞いていないんですよ。TPPとなれば、食料輸入がさらに進んで自給率が下がることになるんじゃないかという不安が全国各地から聞かれているわけです。  これまで日本がFTA、EPAを結んだ国々のうち、二〇一二年の日本の農林水産物輸入額上位五カ国を...全文を見る
○畠山委員 そんな逃げの答弁でいいんですか。だって、貿易の自由化がFTAそしてこのTPPでしょう、輸入額がふえるのは当たり前じゃないですか。ウルグアイ・ラウンドの後の四年間でも食料自給率は六%下がった、その事実を何と説明するんですか。  ウルグアイ・ラウンドの対策大綱をもう一度...全文を見る
○畠山委員 今述べたように、清涼飲料水とか健康食品とか、加工品ばかりですよね。菓子類も、中身を見たら、煎餅じゃなくてチョコレートとかキャンディーですよ。みそやしょうゆといっても、今、日本の大豆の自給率は何%ですか。七%でしょう。一体どこに日本の農産物を用いて海外に輸出して、利益を...全文を見る
○畠山委員 川西長芋のことを宣伝されて結構ですけれども、そのことは聞いていないんです。  それで、今言われたものとか全部足しますと、六百二十一億円なんですね。六千六百九十億円まで来ていると言っているうちの、わずか九・二八%です。一割にも満たない。  輸出一兆円といって、国産農...全文を見る
○畠山委員 加工の七割は国産とか言いますけれども、私は全部の品目を調べましたよ、清涼飲料水とか菓子類とか。さっき言ったじゃないですか。先ほど言ったように、生産額の千三百億円から二千百億円の減少が出る、それでも純然たる国内農産物で賄えないというのは数字が示しています。  そして、...全文を見る
○畠山委員 そういう話をすればするほど農家の不安が広がっていると今言ったばかりじゃないですか。価格の低下でどれだけ農家が不安に思っているか、わからないんですか。  全国一の生乳生産量を誇る北海道別海町へ調査に行きました。酪農が基幹産業の町で、人口の四割が第一次産業に従事している...全文を見る
02月18日第190回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。どうぞよろしくお願いいたします。比例北海道の選出です。  時間に限りがありますので、早速質問をさせていただきます。  私からお一人ずつ伺って、まず蓮井会長さんからよろしくお願いいたします。  先ほどの景気情勢の中で、個人消費の持ち直しと...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  続けて、尾崎会長さんにお伺いいたします。  同じく消費税なんですが、中小企業などにとっても、価格への転嫁やさまざまな問題で御苦労はこの間もされてきたと思います。同じく来年のこの一〇%引き上げに対する御所見とともに、もう一つ尾崎会長さんに...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  続いて、古川理事長さんにお伺いいたします。  商店街の活性化や人口減少に対応したまちづくりというのは、どこでも御苦労をされているというふうに思います。先ほど私は比例北海道選出と述べましたが、北海道でも同様に、大型店等の出店などにより、駅...全文を見る
○畠山委員 どうもありがとうございました。  最後に、三谷社長さんに一言お伺いいたします。  TPPとかかわって食料自給率の低下などが懸念されますが、政府の試算では、国による対策で自給率は変わらないということで発表されています。  実は私、妻、酪農を営んでいたところの娘と結...全文を見る
○畠山委員 貴重な御意見をありがとうございました。終わります。
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○畠山分科員 日本共産党の畠山和也です。  きょう、私で十九人目ということで、本当に大臣、お疲れと思うんですけれども、元気そうにも見えますので、厳しく質問をさせていただきたいと思っています。  初めに、遊休農地の課税問題について伺います。  遊休農地については、農業委員会が...全文を見る
○畠山分科員 合理性は農地の特殊性においてあるんだという答弁ですけれども、しかし、同じ農地でも使用状況によって税額が変わることになるのは事実であります。しかも、今言ったように、農業委員会や課税当局の判断で変わり得ることがあるので、私は、原則から外れているというふうに考えます。 ...全文を見る
○畠山分科員 四百十六件というのは、勧告まで至って、勧告をしたものですか。もう一度確認します。
○畠山分科員 その四百十六件なりの勧告したものが、今度は、課税も含めたものになっていくわけですから、つまり、農業委員からしてみれば、今度、勧告の行き着く先に、課税強化となる可能性がある勧告となるわけですよね。ですから、農業委員からすれば、課税の責任の一端を負わせられるというふうに...全文を見る
○畠山分科員 限られた時間ですから、聞いたことだけお答えください。  遊休農地の解消といって、インセンティブという言葉を使いましたけれども、それなら政策減税だけでやればいいのに、課税をするというのはディスインセンティブだということから説明はずっとしているじゃないですか。だめです...全文を見る
○畠山分科員 それで、夕張市の今のこの状況を見回せば、今年度で財政の市税収入は八億円程度とされていて、ただ、先ほど言ったように、今年度は二十一億円ぐらいになるのかな、返済の見込みだという話です。今後も、毎年約二十六億を返済することになっています。明らかに巨額です。  この返済の...全文を見る
○畠山分科員 そのようなことで、これからも同じ金額を返済し続けるということになるならば、市民の総人口や労働力人口、そして市の職員も同数いないとできない、そういう原資になっているわけですよ。  これは数字だけ端的にお答えいただきたいんですが、十年前、そして直近の夕張市の人口、あわ...全文を見る
○畠山分科員 事前に通告していますから、お願いします。  二〇一五年予測は九千二百五十八人だったはずです。いずれにしましても、予測を超える人口減少です。  そこで、資料をごらんください。二月六日付の北海道新聞で、鈴木直道市長がインタビューに次のように答えています。財政再建だけ...全文を見る
○畠山分科員 子供の減少がとりわけ、その町に住む子育て世帯の減少にもなっているわけですよね。ですから、税収が減る要因にもなります。これが、この間、国のもとで行われた財政再生の十年の結果だと私は強調したい。  どうするか。資料の三枚目をごらんください。これは、夕張市内の事業者に、...全文を見る
○畠山分科員 財政再生十年の大きな副作用がもう一つあるというふうに、夕張の鈴木市長さんの新聞を読んで私は思いました。それが市の職員の減少です。  これは、資料の最後の四ページ目をごらんください。時間がありませんので、端的に二つ指摘しておきたいと思うんです。  一つは、大幅な職...全文を見る
○畠山分科員 私は、北海道比例の選出でして、当時から夕張の現状を聞いてきた者の一人という思いがあります。国として、ぜひ今の夕張の現状に危機感を持って踏み込んでほしい、踏み込まないとだめだと私は思っているんですよ。住民サービスが削られても、あるいはこんなふうに給与が削減されても、町...全文を見る
○畠山分科員 市民だって、ただ我慢に我慢を重ねているわけじゃないんですよね。  私、先日夕張に行ったときに、あるNPOの団体の方をお伺いしました。小学校の跡地で、障害児支援とかあるいは子供の放課後支援などを地域や保護者の協力で行っていました。それだけじゃなく、調理免許のある六十...全文を見る
○畠山分科員 今、先ほどからあったように、夕張市も十年を契機にした第三者の検討委員会を立ち上げました。検証結果を持って、来月になるんでしょうか、多分市長さんが大臣にお会いに来るのではなかろうかと思うんですよ。その中身をぜひ正面から受けとめていただきまして、言葉だけの激励でなくて、...全文を見る
03月01日第190回国会 衆議院 本会議 第13号
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○畠山和也君 私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度一般会計予算外二案に反対する討論を行います。(拍手)  予算案の審議を前に、内閣を代表して経済演説を行った閣僚が口きき疑惑で辞任したことは極めて重大でした。いまだ疑惑は解明されていません。問題の根本にある、パーティー券を含む...全文を見る
03月09日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  昨日、TPP承認案と関連法案が閣議決定をされました。本委員会は、TPPに対して決議を上げた委員会です。この決議を守れたかどうかの論証は本委員会で行うべきと思い、きょうはその点を、短時間ですが、質問を行います。  高鳥副大臣にきょうはお...全文を見る
○畠山委員 別物であることを確認します。  TPP本体は、先ほど確認したように、発効後直ちに見直す規定があり、それに対して政府は、この間、日本の国益を害するものについては合意しないと答弁をしてきました。先ほども森山大臣から紹介がありました。  では、仮に交換公文でもその内容を...全文を見る
○畠山委員 では、さらに具体的にお聞きします。  今度は、本体の方の附属書二—Dの日本国の関税率表、一般的注釈9の(a)についてですが、次のように書いてあります。オーストラリア、カナダ、チリ、ニュージーランドまたはアメリカ合衆国の要請に基づき、途中略しますが、関税、関税割り当て...全文を見る
○畠山委員 同じように、ここの日本の文書に書かれている、ほかのカナダ、チリ、ニュージーランド、アメリカについても同様に、日本以外のほかの国と協議することは書かれていますか。
○畠山委員 つまり、この項目というのは、七年後の再協議という期間の問題だけでなく、日本を含めて六カ国の名前が出てくるわけですが、マルチの再協議ではないんですよ。日本と五カ国それぞれの個別協議というのがこの項目です。  農産物関税撤廃率が日本に次いで低いのはカナダ、九四・一%です...全文を見る
○畠山委員 いや、相互主義になっていないんですよ。先ほど言ったように、これはマルチの問題ではなくてバイの交渉になっていて、当時の報道にもありましたけれども、米豪とか米・ニュージーランドとか、さまざまな問題があったかと思うんですが、それでも結局、七年後の再協議のこの規定は日本とそれ...全文を見る
○畠山委員 時間ですのでもう終わりますけれども、私は情報は明確に公開されていないというふうに思います。批准を求める審議の大前提がこの交渉経過も含めた情報公開であるからこそ、このような委員会の決議が上がったのではなかったでしょうか。  改めてその点を強く指摘して、私の質問を終わり...全文を見る
04月18日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第6号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  熊本県熊本地方を中心に襲った連続的な地震で多くの被害が出ている状況に胸が痛みます。心からのお見舞いを述べますとともに、哀悼の意を表したいと思います。  政府を挙げて震災対応に当たるときではないのでしょうか。理事会でも私は発言しましたけ...全文を見る
○畠山委員 不安が尽きないわけですよね。余震も続いているし、今、交通路についてもさまざまな問題を抱えています。現場では、不眠不休の医療、看護体制で被災者を支えている状況もあります。全国的な支援も呼びかけて、万全の対策を講じるよう求めます。  そこで、厚生労働大臣に二、三確認した...全文を見る
○畠山委員 今、大臣から二つのことが答弁あったんですけれども、一つ一つ確認したいんですね。  まず、通知の問題です。  大事なことは、こういう際に通知を出すに当たって、関係自治体が判断に迷わないで、ちゅうちょなく判断できるようにすることが大事だと思います。  政府の側からす...全文を見る
○畠山委員 もちろん、被災者本人が理解していただくということは大事なんですけれども、役所に聞いたりするわけですよ。そこで役所が、正確に理解できて、ぱっと言えるという状況においては通知の意味は大事なわけであって、先ほど答弁ありましたが、保険証等がなくてもきちんと受けられるということ...全文を見る
○畠山委員 情報を出すことは当然大事なことです。繰り返しありましたように、問題は、一人一人に届くかどうかであります。  どんどん必要な情報を出すべきだと思いますし、被災者が困っていることに対して、迅速にそれを掌握して、それを伝え切るということを改めて求めたいというふうに思います...全文を見る
○畠山委員 作業を進める上で二次災害は注意しなければならないんですが、そこで確認したいことがあります。  支援物資輸送のために、昨日、十七日の朝八時半ぐらいでしょうかの時点で総理が会見したときに、米軍による支援の申し出がございますが、現在のところ、今直ちに米軍の支援が必要である...全文を見る
○畠山委員 我が党は救命救援に必要な対策はとるべきだと考えるものですが、懸念されるのは、この物資の輸送にオスプレイを活用すると昨夜中谷防衛大臣が発言した点にあります。  というのも、昨年五月二十二日の外務委員会で、我が党の穀田恵二議員が、大規模災害が発生した場合の災害救援活動に...全文を見る
○畠山委員 いろいろと説明がありましたけれども、先ほど、防災訓練の際に起きた事実ということも政府は認識をしているわけですよね。重要なことは、被災者、被災地の支援を最優先に、これ以上被害を拡大しないことであることを強調しておきたいと思います。  農業被害についても一言伺います。 ...全文を見る
○畠山委員 森山大臣、もう少しやはり政府としての決意を示していただきたいんですよ。  というのは、BSEとか口蹄疫が発生したときも、その後の再建には随分長い時間がかかりましたよね。当たり前の話だけれども、牛は一頭ずつしか出産できませんで、急速にふやすことなどできません。この間、...全文を見る
○畠山委員 準備をするということはよくわかりました。先ほどから述べているように、さまざまな苦労を農家も持って、今、前向きに営農しようという思いでいるわけですよ。きっちり受けとめて、対策をとることを強く求めます。  冒頭に述べましたが、今、政府を挙げて震災対応に当たるときです。T...全文を見る
○畠山委員 今、重大な答弁だと思いますよ。  お手元の資料をまずごらんください。  一枚目に、政府はこれまでの貿易協定で重要品目は除外または再協議としてきて、この資料にあるように、米はいずれの場合も除外、麦や牛肉、豚肉も除外や再協議として、協議の対象とはしてこなかったはずです...全文を見る
○畠山委員 石原大臣、それはごまかしですよ。例外と除外は明確に違うわけです。  もう一回聞きます。除外や再協議という区分がないという答弁がありましたが、それがわかったのは、では、いつの時点ですか。
○畠山委員 いや、それはちょっとだめですよ。  だって、これは時間系列、たしか総理が交渉参加入りをして、後に決議を上げて、そして、この決議を後ろ盾にして交渉してきたという答弁を何度もしてきたじゃないですか。しかし、実際は除外や再協議というものは区分がありませんということであるな...全文を見る
○畠山委員 今の答弁、よくわかりません。  もう一度聞きます。同じことで聞きますので、きちんと答弁してください。  例外と除外は、まず違います。そして、除外または再協議ということは、政府は、これまでのEPAなどで、きちんと明確に区分してやってきました。国会決議でも、それに基づ...全文を見る
○畠山委員 今、二月二十二日の日米の交渉の話をしましたけれども、このとき決議は上がっていませんよ。おかしいですよ。(石原国務大臣「いやいや、時系列に言っている」と呼ぶ)時系列で言ったら違うじゃありませんか。  もう一回聞きますよ。除外または再協議、区分がないとわかったのはいつで...全文を見る
○畠山委員 委員長、ちょっと今、答弁、きちんと私が質問したことに答えていないですよ。  きちんと整理して、もう一度答弁するように、委員長からも求めてください。
○畠山委員 私は、除外または再協議という区分がないのはいつわかったのかと聞いたわけです。そういうものを承知していないのは五月の時点で言ったということならば、それは初めから国会決議を守る気などなかったんじゃないですか。  この問題、また改めて別の機会に問いただしますよ。  時間...全文を見る
○畠山委員 聞いていないことは答えないでください。  除外や再協議の区分もない、十年を超える期間をかけた段階的な関税撤廃も、乳製品のホエーが挙げられましたが、幾つもあるじゃありませんか。ソーセージなどの加工品も約三割は関税撤廃ですよ。明らかに決議に反していますよ。  そこで、...全文を見る
○畠山委員 政府を信用してくださいと述べられました。  資料の二枚目をごらんください。パネルにもしてあります。  しかし、とりわけ農家、農業者は信用していないんじゃないんですか。ごらんください、日本農業新聞、三月三十一日付では、約千人の農業者を中心としたモニター調査を行いまし...全文を見る
○畠山委員 先ほどから私が事実で述べているように、国会決議に反していることは明確だと思いますよ。  先日、北海道当別町に私は行ってきました。泥炭地を大規模に土地改良して有数の米産地となり、それを町民の誇りとしている町の歴史がある中で、ミニマムアクセス米などで輸入が続き、安い米が...全文を見る
04月19日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  昨日も述べましたが、熊本県を中心とした九州地方での地震にて多くの被害が出ております。改めて、私からも、心からのお見舞いと、また、亡くなられた方や御家族に対してお悔やみを申し上げたいと思います。  きょうの委員会では、先ほどからありまし...全文を見る
○畠山委員 それで、その例外を確保したということでありますが、協定文書の農業分野にかかわる規定には、その例外さえも見直す仕掛けが幾つもあるのではないかということを、私、きょうは聞きたい。  お手元の資料とともに、本当はきのう使うつもりでいたパネルで、せっかくつくったものですから...全文を見る
○畠山委員 協議の対象であるということを確認します。  それで、その例外がきちんと例外として確保されていくのかということが次に問われなければなりません。この仕組みそのものを、きちんと中身を見なければいけないと思っています。  政府は、この間の答弁で、このような見直しや再協議の...全文を見る
○畠山委員 ないんです。  七年後の再協議についても、日本以外に五カ国の名前が出てきますが、日本以外の国同士、例えばオーストラリアと米国とか、ニュージーランドと米国などの再協議がされるということは、私、英文の条文を見ましたけれども、ありません。つまり、五カ国と日本だけとの再協議...全文を見る
○畠山委員 私が一般的な聞き方をしたのでそうなったので、少しわかりやすく言えば、つまり、七年目の再協議規定に限って言えば、相手の国からは、日本が例外としたものをテーブルとするということが要求されるのは間違いないのではないかということを問いたいわけです。この点、どうですか。
○畠山委員 そこで、七年までの間にこの小委員会が、先ほども述べたように、年一回の会合を行っていくということですから、これは、先ほど大臣から答弁があったように、ここも協議の対象にもなり得るわけです。ただ、そこで政府は国益に反する合意はしないなどということを、この間、いわば言葉の担保...全文を見る
○畠山委員 委員長、済みません、一回、定足数を確認していただけますか。
○畠山委員 大丈夫ですか。  今、石原大臣から、結局、原則関税撤廃ということと、したがって例外はかち取られたが、一緒に、再協議についてはセットであるということも委員の考えるとおりだということが言われました。私は、これは大事な答弁ではないかというふうに思います。  つまり、七年...全文を見る
○畠山委員 これは、きちんと仕組みの問題で改めて議論したいと思うんですよ。  小委員会は、もちろん、この章だけでなく、さまざまなところに置かれています。この小委員会、どういう人が委員となるかということもまた問題です。そして、これを全体としてつかさどるTPP委員会がまたあります。...全文を見る
○畠山委員 先ほどの玉木委員の発言のことについて言われましたが、議事録できちんと精査したいと思いますけれども、先ほど来の答弁で確認されたことを私も改めて確認したいというふうに思います。  それで、今答弁ありましたけれども、私が県名を挙げた三つの県ともに、政府の対策を前提とした試...全文を見る
○畠山委員 時間ですので、終わります。
04月21日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  森山大臣とは、連日TPP特別委員会で顔を合わせていまして、毎日厳しい質問をお答えになって、森山大臣もお疲れかなと思っていたんですが、お元気そうなので、きょうも安心して厳しく質問をさせていただきたいと思っています。  きょうは朝から質問...全文を見る
○畠山委員 一つに乳価交渉の面、二つに集送乳の面、そして三つ目に需給調整ということで確認をさせていただきます。  このような機能があるということについては、もちろん私も異論がありません。家族経営の多い日本の酪農経営ですから、価格交渉力を強めて、メーカーと交渉できるようにしなけれ...全文を見る
○畠山委員 やはり、何度聞いてもそれはわかりませんね。  選択肢が広がればいいとか、だからといって、廃止する理由が今論理的に何もつながっていないんですよ。  問題の本質は、酪農家の生産基盤が安定しているかどうかではないかと思います。  酪農家の減少の要因は、私たちからすれば...全文を見る
○畠山委員 今回のワーキンググループが出した提言において、朝からありましたように、現場では大変な混乱あるいは不安などの声が広がっています。根本的なところをやはり改めて捉えなければいけないと思いますし、繰り返しになりますが、酪農家の合意もなく、重要な役割を果たしているこの制度を廃止...全文を見る
○畠山委員 この間、委員会でも、この撤廃する選んだ基準というのが大体三つぐらいあるんですよね。輸入実績が少ないこととか、輸入依存度が高くて国産から置きかわりにくいとか、あるいは関税を撤廃した方が農家のメリットになるということも、この間、答弁ではありました。ですから、今、いろいろな...全文を見る
○畠山委員 全体として影響の出ないものを積み上げたらこういう数字になったというふうに理解をします。  牛肉の分野は全体として影響が少ないということではあるんですけれども、そもそも、オレンジも含めた自由化の流れの中で大変苦しまれてきた実態は一方にあるわけでした。  牛肉関税を改...全文を見る
○畠山委員 国内対策は、TPPの有無はともかくとして、しなければいけないということはもちろんだと思います。ただ、私が聞きました、なぜ九%かということについては、やはり結論は、交渉過程におけることなので答えられないので御理解いただきたいという旨だったと思うんですね。  それで、い...全文を見る
○畠山委員 つまり、一〇%で線を引いて、それより低いというのは大体為替の影響の範囲だ、したがって影響も限定的で見込みがたいというのが今の答弁でした。  確かに、一桁台の関税率が撤廃されたときには、為替の影響で余り今と変わらないみたいな答弁は、この間、さまざまな品目においてされて...全文を見る
○畠山委員 本来でしたら、これはTPP特別委員会で石原大臣も交えて質問したいところなんですけれども、先ほど言ったように、論点がたくさんあり過ぎて、またの機会には、ちょっとこの問題も含めて、交渉経過はこの間さまざまな議論もされてきましたので、追及したいというふうには思っています。 ...全文を見る
○畠山委員 ひとまず、十六年目までで七十三・八万トンということは確認しておきます。  それで、現在の牛肉の輸入数量及び国内生産というんですか、自給率ということになるでしょうが、その数字もあわせて答弁してください。
○畠山委員 重量ベースで四一、二%ぐらいということで、輸入量と合わせると、つまり、国内で消費される需要でいえば八十七万トンぐらいということになろうかと思います。  それで、今後なんですけれども、これは、日本が人口減少になると総理みずから述べているわけですから、仮に牛肉の需要、消...全文を見る
○畠山委員 時間ですので終わりますが、今、畜産クラスターも含めてさまざまな支援策をやっていますけれども、投資が過大になれば、十年、二十年単位で返済するということの見通しから、農家は考えるんですよね。そのときに、実際、今、十六年目の話ですけれども、セーフガードを発動されるときには、...全文を見る
04月25日第190回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  私からも、特区特例案における農地法特例の、法人による農地取得の件について質問を行います。  現状でも、畜産や施設栽培などで農地を利用しないものについては企業として農業参入ができるということになっています。しかし、農地においては農地法の...全文を見る
○畠山委員 ちょっと順番はいろいろありますけれども、役員要件ですね、業務執行役員が一人以上で、法人の農業経営に責任を持つことなどで、実際に農作業もすることなどであります。そして、地域の調和要件として、地域での適切な役割分担もありました。もう一つ、冒頭に言っていたものはいわゆる解除...全文を見る
○畠山委員 奥原局長、長く御答弁いただいたんですけれども、最初の九五%ぐらいは知っていた上で質問しているんです。  最後は結局、言われたように、契約によって決まるんだということですから、企業は必ずしも原状回復の責任は問われないということも理屈としてはあり得ますね。  農水大臣...全文を見る
○畠山委員 今回のこの法案は、地方公共団体に責任を委ねるということが強調されていると思うんですね。先ほどから、いろいろな経過が今回の法をつくるに当たって出されていたことが背景にあるんだろうとは思うんです。  しかし、これも先ほどから議論がありましたが、例えば、地方公共団体がまず...全文を見る
○畠山委員 今回の法案は、企業が農地を所有することの是非という問題もあるんですけれども、同時に、地方公共団体にこのような性格の中身を委ねていいのかということが、もう一つ問題があると思うんですよ。だから、法律の中身を見ても、該当企業と地方公共団体が書面で契約を結ぶに当たり、国に認定...全文を見る
○畠山委員 では、そのスキームであることを確認いたします。  いずれにしても、地方公共団体において、今ありましたように、原資が税金であるという中で、原状回復の責任もまたどうなるかよくわからないということで、実際こんな中身で本当に、兵庫県の養父市以外のところで広がっていく条件とか...全文を見る
○畠山委員 田んぼだけで例に挙げれば、百三十一万円に対して賃貸料一万三千円ですから、ちょうど百倍ぐらいのものになるわけです。ですから、先ほどからありましたけれども、リースでも最大五十年というふうにもなりますけれども、それどころか百年規模の農地価格であるわけなんですよね。  では...全文を見る
○畠山委員 農地が持っている潜在的な可能性を生かすためには企業の農地所有もあり得るという趣旨の答弁だと思うんですよね。  ただ、そうであるならば、最初に、企業がリースにおいても三つの要件が課されているということで、解除要件を私は詳しく聞きましたけれども、では、何でこの解除要件が...全文を見る
○畠山委員 確かに、困難というふうに言いましたけれども、つまり、結局、今回の要件というのは役員要件と地域調和要件が満たされればそれでいいというわけですから、事実上困難だということが今局長の答弁でありましたけれども、窓口としてはあり得る、論理的にはあり得るということだと思うんですね...全文を見る
○畠山委員 山陽さんとか福井さんは地元の企業さんであることは私も確認していますが、ただ、オリックスさんはちょっと違うんですよね。  それで、改めて見てみると、その諮問会議の有識者議員の中にこのオリックスの役員を務められている委員がいるかと思うんですが、答弁できますか。
○畠山委員 そういうことなんですね。地元の要望が出ている、市長さんにはそういう形になるわけですけれども、諮問会議においては、その委員である竹中さんが役員を務めているオリックスさんがこうやってかかわっているわけなんです。自分が役員をしている企業の農地取得について政府の機関会議で決定...全文を見る
○畠山委員 時間ですので手短にしますけれども、先ほど来、該当企業には原状回復の責任もなくてもいい可能性もあるし、外資も含めて参入にも限定はありませんし、繰り返し、農地所有へのアリの一穴となりかねないということを指摘しまして、私の質問を終わります。
04月26日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  森山大臣とは、先週の月曜日から、きょう数えたら五回目の質問ということになって、また君かというふうに思わないでいただきまして、早速質問に入りたいと思います。  本題に入る前に、国と北海道と北海道むかわ町が三月に結んだ協定について一言伺い...全文を見る
○畠山委員 今ありましたように、積極的な内容を持つし、積極的な意義があることというふうに私も思います。  大分前になるんですが、むかわ町の、合併した穂別の方にあります木質ペレット工場や森林組合を伺ったことがあります。今も、きょう議論されているとおりですが、多くの木が伐期を迎える...全文を見る
○畠山委員 今大臣、中身についても御答弁いただきましたけれども、この後、少し掘り下げて質問させていただきたいと思っています。  ただ、いずれにしても、ここは認識は同じでありますが、木材価格の低迷に対してどうするかということは重要な点だと思いますので、まずこの点を少し伺いたいと思...全文を見る
○畠山委員 今、森林組合法の話となりましたので、もう少し中身について伺います。  経営能力の発揮という点では、生産森林組合、森林組合、県森連なども含めて対象で、考え方としては同一だと思うんですが、二十六条には森林組合がみずから森林の経営ができる規定があります。  この改正案で...全文を見る
○畠山委員 先ほど、小山委員でしたか、経営上のリスクの問題であったり、今答弁がありましたが、適切な組合員の意見の反映など、協同組合としての原点である相互扶助などが厳格さを必要としていたと思うんですね。それで、今回のように、森林組合が森林を取得して森林経営を行うとすれば、組合員の利...全文を見る
○畠山委員 あわせて、関連して少し質問を前に進めたいんですが、改正案では、都道府県域を超える取引を木材安定供給確保事業計画の認定対象に追加して、計画の策定主体に木質バイオマス利用事業者を加えることにもしています。これによって、大型製材工場や木質バイオマス利用事業者等が広域から木材...全文を見る
○畠山委員 そのほかにも個別の観点でいろいろ聞きたいことがありまして、林地台帳の問題も先ほど来質問がされまして、私の方も問いたかったんですけれども、やはり事務作業を、地方自治体において負担を軽減しなければいけないという点などがあるということを指摘しておきたいと思います。  時間...全文を見る
○畠山委員 何で先ほどのような質問をしたかといいますと、同じようなところの部分で、自家労働により施業をしている林家については、この計画案の中で次のように書いてあるんですよ。地域の森林・林業を効率的かつ安定的な林業経営の主体とともに相補的に支える主体として捉えると書いてあるんですね...全文を見る
○畠山委員 施業の集約化の必要性だったり、今述べたような中身もあるかと思うんです。一概に否定するつもりはもちろんないんですが、大規模な事業体だけに限らず、バランスよく支援の仕組みを充実するということは必要だと思うんですね。  というのも、今年度予算をもう一度見てみると、例えば、...全文を見る
○畠山委員 残りの時間、最後に問いたいのが、政府の林野行政の位置づけについてです。  まず、基本を確認いたします。  森林・林業基本法は、第四条で、「森林及び林業に関する施策についての基本理念にのつとり、森林及び林業に関する施策を総合的に策定し、及び実施する責務を有する。」と...全文を見る
○畠山委員 森林の多面的機能の持続的発揮のための整備、保全、また山林における継続的な林業生産活動も一体として捉えるということがこの基本理念の中にあるかと思います。この方向で林業の再生を図っていくことが基本だろうと思います。  そこで、今回の法案を見て感じることが、国の責任を軽く...全文を見る
○畠山委員 今回の法案を審査するに当たって、私自身も本当にいろいろな現状を学ばせていただきました。所有者がわからない、先ほどあった木材価格の低迷、いろいろな問題が複合的に絡まっていて、今述べたように、歴史的に、林野行政はどうあるべきだったんだろうかということも思いました。  法...全文を見る
○畠山委員 なお、この後提案されます合法伐採木材等の法律案について一言だけ申し上げます。  地球温暖化の防止、日本を初め各国の森林資源の保安、保全に向けて、合法伐採の木材を活用することで違法なものを市場から排除する仕組みは我が党も必要なものと考えます。関係団体や国際NGO団体か...全文を見る
○畠山委員 日本共産党を代表し、森林法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  日本の森林は、戦後造成されてきた人工林の半数以上が主伐期を迎え、森林資源の有効活用と計画的な再造林を進めるべき段階に来ています。一方で、森林所有者の経営意欲の衰退や森林組合の組合員数減少、...全文を見る
05月13日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  公共交通の重要性にかかわって、本委員会でも何度も取り上げられてきていますJR北海道の安全対策や現状について質問を行います。  まず、昨年末ですが、十二月二十七日にJR北海道函館線の嵐山トンネル内で出火がありました。私は旭川にあるこのト...全文を見る
○畠山委員 もう一度確認しますが、その十二回のうちに、嵐山トンネルで避難訓練が行われたのは確認できていますか。
○畠山委員 つまり、避難訓練がされていないというわけであります。今ありましたように、電化だけでも四十三で、そのうち十二ですから、嵐山トンネル以外でも何かの事態の際の避難訓練は行われていないというわけです。国として、こういう事態に問題意識を持たなければいけないと私は思います。  ...全文を見る
○畠山委員 そうであるならば、先ほどあったように、電化区間のトンネルが四十三ある中で十二しか避難訓練が行われていないという事態については、是正が必要ではないかと改めて私は強調したいというふうに思います。鉄道事業者として乗客の命を預かっているわけですから、その責任を自覚すべきことを...全文を見る
○畠山委員 したがって、百キロ超の代行バスというのは日本にはないわけです。  そこで、今さまざまな時間のやりくりだとかJR北海道で努力をされているという旨の認識の答弁がありましたが、これは実態をやはりよく見る必要があると思うんですよ。  時間がかかるのは、先ほどの距離もそうで...全文を見る
○畠山委員 そこで、大臣に伺います。  今読み上げられました交通政策基本法では、十六条で日常生活等に必要不可欠な交通手段の確保を国の施策として書かれています。また、高齢者、障害者、妊産婦等の円滑な移動のための施策を講ずることが第十七条に書かれています。  しかし、先ほど紹介し...全文を見る
○畠山委員 今基本法に沿ったものだという答弁でしたが、でも、私が先ほど言った、車椅子の方がバスに乗るのに一カ月前から予約が必要だけれども、それは現状としてかみ合っていないことを紹介したんですよ。  第十六条も第十七条も主語は国になっていて、国が責任を負うべき内容を定めていると思...全文を見る
○畠山委員 事務方も含めて、そういうお話を何度も聞いてきたんですよね。国は調整に努めるというような話も昨年来から聞いてきました。  しかし、間もなくもう一年半になるというのに復旧の方針さえまとまらないのは、さまざまな要因がありますけれども、冒頭述べたように、JR北海道にとっても...全文を見る
○畠山委員 情勢の変化があったということだけでとどめてはいけないと私は思うんですよ。  実は、さまざまなそういう現場に行ったときに、一枚の資料をいただきました。これは手元にあるんですけれども、一九八六年五月二十二日付の朝日新聞で、当時政権党だった自民党が、もちろん今も政権党です...全文を見る
○畠山委員 今、最後に話された内容というのはこれまでもやってきて、しかし、JR北海道の経営状況も聞きましたけれども、また二年後、三年後ぐらいに運用益なども下がって、ますます大変になるんじゃないか。それが、この間の三月のダイヤ改正で減便であったり駅の廃止に直結しているというのは道民...全文を見る
05月18日第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  短時間ですが、きょうは、東日本大震災後に宮城県石巻市が新渡波西A地区に整備した十五戸の災害公営住宅をめぐり、四次下請で植栽工事、外構工事を請け負った三社の合計一千七十六万三千円の代金が未払いになっている問題について質問を行います。  ...全文を見る
○畠山委員 業法においては、対等な関係であったり、信義、あるいは誠実な立場で臨むことと記されております。  そこで、石巻市の事例ですが、今回、石巻市に建設された災害公営住宅は、民間会社等が市町村の定めた規格等に適合するよう建設した住宅を市町村が買い取るという買い取り方式によって...全文を見る
○畠山委員 このように、元請が今、建設業の許可を取り消されて、実質的な倒産状態というわけです。  現地からは、パナホームが設計や下請企業の社会保険加入を行うなど、実質的には元請ではないかという指摘もありますが、今回のような買い取り方式のもとで、パナホームは発注者であって、先ほど...全文を見る
○畠山委員 政治の力で現場を救うべきですし、同じことを繰り返さないよう求めて、私の質問を終わります。
10月04日第192回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  八月から九月にかけて襲った台風で、岩手、北海道を中心に大きな被害が出ました。改めて、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。  日本共産党は、対策本部を立ち上げまして、閉会中にも現地の調査、また防災大臣への申し入れを行いました。 ...全文を見る
○畠山委員 今、この発動を含めということもありました。前向きな検討というふうに受けとめます。書いてあるように、異常な気象災害の場合には被災農業者を含むとしているわけですから、現場では待ち望んでいることですので、重ねて要望しておきたいというふうに思います。  TPPと、この間問題...全文を見る
○畠山委員 三者で結ばれる契約ですから、まさに国が契約当事者であるわけです。ですから、この問題を人ごとにしてはもちろんなりません。  しかし、予算委員会へ提出された資料によれば、食糧法令上の問題はないとしつつ、生産者に不信感を生じさせるから、念のため調査をしていると書いています...全文を見る
○畠山委員 可能性はあるかもしれないから一応調べるという趣旨でした。  SBSというのがよくわかりにくいというふうに皆さんおっしゃるんですよね。SBSの輸入米というのは、もともとミニマムアクセス米の一部です。ミニマムアクセスというのは単なる輸入機会の提供であって、輸入義務ではな...全文を見る
○畠山委員 三千百三十五億円の損益という答弁です。  このように、巨額の税金を使ってきたわけなんですよね。それは財務省からも削減すべきだということが言われ続けて、したがって、何としてもこれを流通して、はかせていかなければいけない。そこで、好都合なのが、主に主食用として十万トン、...全文を見る
○畠山委員 一万四千円ほどになるわけですから、その品質がどうかという問題はあるにしても、この平均の価格よりも約四割安く流通できることになります。  そこで、もしこのようなことが常態化している事実があるのであるならば、価格への影響がないなんてことは言えないと思いますよ。それはそう...全文を見る
○畠山委員 そういうことも含めて、今調査をしているはずなんですよね。  この間の討議でもそうだったんですけれども、この間報道を見て、いわゆる逆の調整金があるだとかの答弁を大臣は先日もされていました。それが、金額じゃなくて、いろいろ会計上の処理でしていることもあるかもしれないとい...全文を見る
○畠山委員 多様な態様の授受があり得ることを今大臣は認められました。  そこで、問題は、この調整金なるものが価格に影響を与えているかどうかということです。それは今、期日が今週中ですか、答弁もされましたけれども、価格に対して調整金が影響を与えていることについても、そうかどうかとい...全文を見る
○畠山委員 この問題はしっかりと議論が必要だというふうに思うわけです。中身はしっかり精査しなければなりません。  そもそも、輸入米がふえることは価格に影響を与えると政府も認識していたはずです。  二〇〇九年、農水省が出しているミニマム・アクセス米に関する報告書というのがありま...全文を見る
○畠山委員 改めて今、私が読んだところをなぞられて経過を話をされたようですけれども、結局は、内外価格差があって、その影響を防ぐための国家貿易だということは認めたわけですよ。  ですから、その価格の問題が今このように焦点が当たっているわけですから、大臣も、当初の九月十六日の記者会...全文を見る
○畠山委員 今のはないですよ。一部の県だから切り捨てるような言い方はだめですよ。  総理に私は聞きました。だって、これは総理が本会議場も含めて答弁した中身です。地方自治体が誤っている理由は何ですか。
○畠山委員 丁寧な説明をするというんだったら、私は、ここは一旦撤回して、やり直すべきだと思いますよ。  だって、一部と言いましたけれども、一つの県だけじゃなくて、先ほど幾つか県を挙げました。それぞれが業務用米をつくっていて、そのように、きちんと具体的にかみ合う形で精査した、県に...全文を見る
○畠山委員 この枠、輸入がどんどんふえてきているんですよね。  それで、USAライス連合会のホームページを見てみれば、こう書いてありました。カリフォルニア産のあきたこまちやコシヒカリなどの日本の品種は、一〇〇%日本向けに栽培された特別米ですとPRをしています。  これは合計を...全文を見る
○畠山委員 今、幾つか内容について答弁されましたけれども、さらに具体的な中身をちゃんと読めば、入札回数をふやすことだとか、再入札もすることだとか、マークアップだって、一定条件がついていたはずですけれども、引き下げを行うなどが書かれているわけですよ。  つまり、目いっぱい日本は輸...全文を見る
○畠山委員 事実でない。であるならば、アメリカに対して、こんな約束していませんよと言うべきではありませんか。言わないと、認めたことになってしまいますよ。米国議会にもこのような形で報告されているわけだから、今後、何かの協議のときにこれを持ち出されてくるのははっきりしているじゃありま...全文を見る
○畠山委員 遺憾の意を表明して、では、これは違うと言ったんですね。確認します。これは事実ではないとアメリカに伝えましたか。もう一度確認します。
○畠山委員 それは、今ちょっとどこかわかりませんけれども、いつですか。いつ遺憾の意を表明したんですか。
○畠山委員 では、その結果撤回されているかといえば、撤回していないわけですよ。だって、私、この資料をきのうネット上でとることができたんですよ。まだ現存しているわけです。きちんとこの報告が残っているのであるならば、一体、撤回させるまでの抗議をきちんとしているのかどうか。重大問題です...全文を見る
○畠山委員 その結果、この後アメリカがこれに基づく要求をしてくる可能性はそれでは否定できないですよ。  総理、そうしたら、総理は、アメリカに対して、再協議があった場合にはこれは応じない、だからこの国会で批准するんだと言ってきました。今言ったように、USTRは別の機関だということ...全文を見る
○畠山委員 引き続きこの問題はきちんと追っていきたいと思いますけれども、重大な問題だというふうに思います。アメリカに、きちんとこのような形で出されてきている正式なITCの報告書ですから、日本政府としてきっちり抗議すべきものですから、改めてきちんと日本政府として態度をとるべきだとい...全文を見る
10月18日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  総括的な質疑ですので、総理にしっかりとお答えいただきたいと思います。  TPPの審議は始まりましたが、協定文などの誤訳の問題、またSBS米の価格偽装疑惑などが発覚をしました。しかし、総理はTPPの批准を急いでいます。  アメリカ大統...全文を見る
○畠山委員 肝心なことは、早く承認するかではなくて、日本国民にとってTPPがどのような協定か、徹底審議をして明らかにすることではありませんか。  批准の手続を完了していない国もただ様子見ではない状況にあることを、総理、御存じでしょうか。国民から意見を聞くなどの機会を行っている国...全文を見る
○畠山委員 国会の審議はもちろんです。他国はそれ以上に心も砕いて説明会やパブリックコメントを行ってきているということを日本政府としても学ぶべきであるし、その前のめりの、批准が先にありきのような姿勢に国民が不安を持っているということは指摘しておきたいと思うんです。  先週、私は新...全文を見る
○畠山委員 総理は同じ認識ですか。
○畠山委員 それでは、米で見てみましょう。  これまで日本が結んだ経済連携協定の中で大きなものが日豪EPAでした。このときも同じように決議が上がっていますが、重要五項目は除外または再協議の対象と決議をされています。  交渉の結果、米は日豪EPAでどのような扱いになったか、総理...全文を見る
○畠山委員 日豪EPAでは除外であります。  TPPでは、除外ではなく新たに七・八四万トンの輸入枠が設けられたことは事実です。本来なら、何でそうなったかと甘利前大臣に聞きたいところですが、報告を逐次受けていたという安倍総理にしたがって聞きたい。米は除外とするように交渉したんでし...全文を見る
○畠山委員 途中の経過については今求めていません。日本において除外または再協議と委員会で決議が上げられて、そのように米は除外してほしいと言ったかどうかだけを聞いているわけです。  先ほど述べたように、報告を甘利前大臣から聞いていた総理、どうなんですか。
○畠山委員 日本側が除外してほしいと言って、相手側がこう返してやりとりがあったみたいなことまで聞いていないんですよ。後ろ盾にして交渉してきたと言うんだったら、その証明を見せてほしいというのは当然の思いじゃないですか。きちんと国会決議を後ろ盾に交渉したと言うのであるならば、きちんと...全文を見る
○畠山委員 政府としてやったのかということです。
○畠山委員 資料として示したということですが、きちんと口で言ったかどうか。資料を示しただけで、大事ですよ、ただの参考資料なのか、その資料の位置づけがわからないじゃないですか。  総理、改めて最後に伺いたい。  先ほど述べたように、この決議が守られたかどうか、この交渉過程はつま...全文を見る
○畠山委員 一々のやりとりではなくて、政府がもともと後ろ盾にしてきたと言うんだったら、除外を求めて当たり前のはずじゃないですか。そうしたんですかと聞いただけですよ。  ですから、その後ろ盾にぎりぎりの交渉をしてきたと言いますけれども、その証明はわかりません。本当にそのようにやっ...全文を見る
○畠山委員 今、実際、国産が、供給量、在庫もあると言いますが、消費に占める割合は大体四割ぐらいということになるわけです。  十六年後、輸入量がセーフガードの発動基準でふえていくことになりますが、十六年後に輸入量が幾らになればセーフガードは発動されるのでしょうか。また、あわせて、...全文を見る
○畠山委員 今、対策の中身までを聞いているわけではなく、セーフガード発動基準がどのような意味を持つのかということを問いにして聞いていたわけですよ。  セーフガードが十六年後発動される基準というのが七十三・八万トン、よろしいですよね。そして、私が聞いて、答弁していなかったかと思う...全文を見る
○畠山委員 人口減少の中、牛肉だけが、現状少しずつふえてきたというふうに言っていますけれども、大幅に伸びることは普通ではやはり考えられないと思います。  そこで、仮に現時点と同じ消費量、供給量八十二万トンとした場合の資料、グラフなどをお渡ししています。  最大輸入、十六年目の...全文を見る
○畠山委員 今の答弁を聞きますと、諸外国などで牛肉の需要がふえているから、ここまでセーフガードが下がっても大丈夫ですから安心してくださいというように聞こえますよ。自給率一〇%になるまで、セーフガードがこの年まで発動されない場合、そういう結果があったときに、例外をかち取れたと胸を張...全文を見る
○畠山委員 つまり、全て期限つきであります。期限が来れば、セーフガードがなくなることなどで明け渡すということになりはしないか。  しかも、これは前の通常国会でも議論しましたが、十六年目を待たずして見直しとなる可能性はあります。セーフガードについても、市場アクセスのところで設置さ...全文を見る
○畠山委員 そこで、最初になるわけですよ。交渉において、例えばお米のことでも、重要五項目で除外を本当に求めたのかどうかもわからない。結果は除外なしだったではありませんか。  総理の言う例外なるものも期限つきで、しかも再協議が迫られる対象にもなっているわけです。総理はよく、結果を...全文を見る
○畠山委員 ただ、きょうの質疑では、そのセーフガードにおいても、実質的にそれが発動されるときに支えになっていないのではないかと私は指摘しました。その例外なるものが農家の支えになっていなければ、これは国会決議に反しているということを私は指摘させていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○畠山委員 農畜産業振興機構、ALICが「野菜情報」という冊子を出して、そこで各地の調査報告を出すんですよね。ちょっと古いんですが、二〇〇九年にこの川西長いもについて調査をして、このように書いています。  輸出先の開拓に取り組んではいるが、輪作体系の中に高収益作物を取り入れると...全文を見る
○畠山委員 最初に言いました。新潟でその農政全般改革に対して厳しい目が向けられていると私、初めに言ったばかりですよ。  ことしの農業白書に次のように書いています。「我が国は、引き続き「多様な農業の共存」を主張し、食料輸出国と輸入国のバランスの取れた農産物貿易ルールの確立を目指し...全文を見る
10月27日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  四人の陳述者の皆さんには、お時間をとっていただき、このような御意見を聞く機会をつくっていただいたことに、私からも初めに心から感謝を申し上げます。四人の皆さんそれぞれにお聞きしたいと思いますので、陳述のお時間について御協力をお願いいたしま...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  続いて、中原先生にお伺いします。お聞きしたいのは、酪農、畜産にかかわってです。  北海道酪農は、つい先日まで、三年連続酪農家が二百戸、年間離農、離脱するという状況などもありました。それで、TPPがあろうがなかろうが、生産基盤の強化、対策...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  続けて、崎出専務さんにお伺いいたします。聞きたいテーマは、国内向けと輸出向けをどう考えるか、基本的なことについて伺いたいと思っています。  冒頭に、台風被害で噴火湾の方を回ったということを私述べましたけれども、今回の台風被害のみならず、...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  最後に、山居書記長さんにお伺いいたします。  かつてウルグアイ・ラウンドから、当時のことも御存じであろうというふうに思います。TPPでは、除外になったとか対策がどうだとかということはあるんですけれども、農産物でいえば、過去最大の輸入が見...全文を見る
○畠山委員 貴重な御意見をいただき、ありがとうございました。  国会の審議も、今お伺いしたテーマだけでもまだまだ議論が必要だということも改めて痛感しましたので、国会での議論を深めていく立場で頑張りたいと思います。  ありがとうございました。
10月28日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは時間が短いですので、早速質問をさせていただきます。  きょうは、第十一章の金融サービスについて伺います。  TPPは、広くサービス分野も対象となり、国内外の競争にさらされます。そこで、心配の声が上がっているのが共済の分野にな...全文を見る
○畠山委員 つまり、政府がお金を入れている共済、例えば、小規模企業共済、中小企業倒産防止共済、中小企業退職金共済など以外は、一般に共済もこの金融サービス章の対象となり得るということで確認いたします。  それで、では何にこの共済をめぐって心配の声が上がっているかといえば、保険と同...全文を見る
○畠山委員 それならば確認をいたします。  共済の分野で日本政府は米国にどのような立場で主張をしてこられたでしょうか。これは総理、答弁よろしいですか。
○畠山委員 総理も同じような認識でよろしいですか。確認します。
○畠山委員 今読み上げていただいたUSTRに対するコメントの共済の部分というのは、極めてまともなことをきちんと書かれているんですよね。組織の特徴を踏まえた独自の規制が必要なものだということは、冒頭に私が述べた共済の歴史や成り立ち、特徴からいっても当然だと思います。  ですから、...全文を見る
○畠山委員 議論の俎上に上がっていないから留保するかしないかではなく、日本政府として、先ほど述べたように、共済は大事な役割があるということを述べているわけですから、これはきっちりと物を言う必要があるのだろうと私は思うんですよ。  そこで、TPPというものは、この間議論がありまし...全文を見る
○畠山委員 懸念の問題ではなく、客観的に対象となり得るのかどうかをお聞きしています。もう一度答弁してください。
○畠山委員 何かかみ合っておりません。客観的に対象となり得るのかどうかということだけを聞いています。もう一度お願いします。
○畠山委員 冒頭にありましたように、一般的になるかどうかといえばということで聞いたので、その後のことは、おっしゃられる答弁で、日本としてはそういうような意思はない、言われても変えないということは、それはそれで別の話で聞いていたわけです。ですから、対象となることは、否定はもちろんで...全文を見る
○畠山委員 そういうことでありまして、問題はここからです。  相互主義だから日本がうんと言わなければ変わらないとか、先ほどから述べているように、共済は日本は守るべきだということだから変わらないということを主張されてきました。しかし、TPPにおいては、協定文書を真ん中に置いて、こ...全文を見る
○畠山委員 では、中身、そのお持ちのコメントの部分をお読みいただけますか。
○畠山委員 つまり、共済の大事な必要性についてはこの文書で書きつつも、一方で、この概観で、サイドレターに従って着実に実施していく考えだということが書かれております。  共済については、確かに二〇一六年のUSTRのものには書かれてはおりません。しかし、この間、先ほど紹介したように...全文を見る
○畠山委員 二重、三重に国内の制度を変える仕組みを持つのがTPPだということを先ほど述べました。また、日本は、米国と書簡を通じて、自主的に変更する形でTPPの中身に沿っていける、このサイドレターの道が開かれるということもきょう私は指摘をしました。中身においても、実際の実行のやり方...全文を見る
10月31日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第10号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  四人の参考人の先生、きょうお時間をとっていただきまして、本当にありがとうございます。私からも改めて感謝を申し上げます。  早速、四人のお一人お一人に質問をさせていただきます。  まず、土肥参考人にお伺いいたします。  著作権の問題...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございます。  そこで、福井参考人にも、似たような角度と、もう一つ、非親告罪化の問題についてお伺いしたいと思います。  先ほど、福井参考人の資料で、今私が述べたような支払い負担の問題について記載がありました。こういう状況の中で、もちろん、知的財産において...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  ISDSにかかわって、鈴木参考人、岩月参考人、ちょっと時間の関係もありますので、お二人に初めに質問をさせていただきます。  まず、鈴木参考人にですけれども、ISDSは国民的にもなかなかわからないと言われておりまして、先ほどからあるように...全文を見る
○畠山委員 時間がまだ少しありますので、岩月参考人、もう一言お伺いしてよろしいでしょうか。  過去のさまざまな事例が先ほど述べられましたけれども、主に一国、とりわけアメリカが勝利することが多くあったというふうな事実を述べられていましたが、一言で言ってその理由というのは何だとお考...全文を見る
○畠山委員 ありがとうございました。  北海道へ公聴会に行ったときに、知的財産にかかわりまして、陳述者の方から、さらに勉強会がしたいなということを中小企業の方の立場から言われました。  模倣品対策などは、締約国以外の国で広く起きていることから、TPPにかかわる分野とそうでない...全文を見る
○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  共同通信による世論調査の結果が一斉に報じられました。TPPについては、今国会にこだわらず慎重に審議するべきだと答えた方が実に六六・五%です。依然として、慎重審議を求める声が根強いことは明らかです。  先週は、北海道と宮崎県で地方公聴会...全文を見る
○畠山委員 それで、きょうは、TPPが医薬品の価格、薬価制度にどのような影響を与えるかについてじっくりと聞きたいと思います。  十月六日の参議院予算委員会で、我が党の小池晃参議院議員が、抗がん剤オプジーボについて、高い薬価の問題を質問しました。オプジーボは、一昨年九月に薬価収載...全文を見る
○畠山委員 きょう午後の質疑でも、この市場拡大再算定制度については取り上げられております。その是非についてはきょうは私の方からは触れませんが、ともかく、明らかに高いであろう薬価の引き下げにかかわる根拠となる国の制度であるということを確認しておきたいと思います。  ところが、この...全文を見る
○畠山委員 それでは、なぜ心配の声が上がるのかといえば、根底には日本とアメリカの薬価制度の違いがあるからだと思うんですね。  日本では、新しい薬価を決める際は、先ほどからありましたように、製薬企業からヒアリングを行って、中医協で算定案が了承されるという手続となります。いわば公定...全文を見る
○畠山委員 そのことを確認した上で、この違いが浮き彫りになっているのが日米間のサイドレターだというふうに思います。  保険等の非関税措置に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の書簡というサイドレターがあります。その「透明性」という項があります。ここでは、中医協も該当するで...全文を見る
○畠山委員 サイドレターの性格については、二十八日の本委員会で私も質問で取り上げさせていただきました。二〇一六年外国貿易障壁報告書に対する日本政府のコメントの中に、概観で、TPPについては、途中省略しますが、いわゆるサイドレターに従って着実に実施していく考えということが盛り込まれ...全文を見る
○畠山委員 いや、そういうことだけではないと私は聞いたわけですけれども、本当に、アメリカ製薬企業から介入されるような仕組みに基づいて、日本の薬価制度は変わらない、それをきちんと、総理、断言できますか。
○畠山委員 まだもう少し実は議論したいんですよ。私たち自身は、薬価については、この透明性というときに、国民に安価な薬を提供するために、不当に高い薬価になっていないか情報の公開を求めることなどは必要だとは思うんです。ただ、TPP協定の言う透明性というのはそれと違うのではないかという...全文を見る
○畠山委員 今ありましたように、この章は、つまり各国の規制を差別なきものにする上でそれをどうするかということを示している章であります。ですから、日本の薬価制度も、米国の製薬企業側から見れば障壁と映る可能性はあります。  そこで、今、石原大臣は早く答弁されましたが、問われるのが三...全文を見る
○畠山委員 一般的には、もちろん各国がこれから決めるということであり、それでは日本はどこまでがその範囲かということをやはり示してもらわないと、先ほどの薬価制度がこれに入るのか入らないのかということが問われてくると思うんです。  しかも、この第三条は、その後に、目標とすべきは「相...全文を見る
○畠山委員 よくわからなくなってくるんですよね。だから具体的に、やはりここから話を詰めなければなりません。  今示してもらわないと、議論してきた薬価制度は、政府はずっと守れる守れるということを言ってきたわけですけれども、では、その規制にかかわる範囲に入るのか入らないのか、このこ...全文を見る
○畠山委員 もちろん、ネガティブなことは、それはそうなんですよ。  一年以内に決めるということですが、批准を今もちろん議論しているわけでありまして、その前に、やはり何の範囲まで、留保を含めたことをずっと私は見てきました。何が日本にとって留保となり、外されるかということも一つ一つ...全文を見る
○畠山委員 ここでも、やはり利害関係者が規制の整合性を進めるために、つまり、ルールを統一していくために、意見を提供する継続的な機会を与えるということが書かれているわけです。ですから、継続的なわけですから、政策立案過程も含めて入ってこれるのではないか、サイドレターで指摘されていたア...全文を見る
○畠山委員 それであるなら、薬価制度は入れませんと一言言ってください。そうなんじゃないですか。それでいいんですか。
○畠山委員 いや、これはやはり大臣が答弁するべき性格の問題だと思いますよ。  それであるならば、総理に伺います。  この規制の整合性という章は、今回、薬価制度を例にとりましたけれども、あらゆる規制に物言える章であります。そこの小委員会が、利害関係者が意見を言える仕組みとして、...全文を見る
○畠山委員 だから、そうであるなら、薬価制度は外しますと一言言えば済んだ話なんですよ。それが今までないところに医療業界の皆さんの心配があるのではありませんか。  この規制の整合性は、実は歴史があります。二〇一一年の米日経済協議会のTPPへの日本参加の実現に向けてという文書をこの...全文を見る
11月10日第192回国会 衆議院 本会議 第10号
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○畠山和也君 私は、日本共産党を代表して、環太平洋パートナーシップ協定及び関連十一法案に断固反対の討論を行います。(拍手)  何よりまず、TPP特別委員会における質疑打ち切りと採決強行に厳しく抗議するものです。我が党は、結党以来、強行採決をしようと考えたことはないと述べた安倍首...全文を見る
○畠山和也君(続) 各国の経済主権を尊重しながら、民主的で秩序ある経済の発展を目指す平等互恵の貿易と投資のルールづくりこそ、世界の流れです。日本が進むべき道は、TPPではありません。  日本共産党は、引き続き、TPP協定の全容と問題点を明らかにするとともに、国民の世論と運動とか...全文を見る
11月17日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  山本大臣が就任して、きょう所信質疑を行うということになりましたので、一言、やはり冒頭に、二度にわたる暴言については申し上げなければなりません。  大臣という行政府に身を置く者でありながら、立法府に踏み込み、強行採決を促すような発言が一...全文を見る
○畠山委員 参議院で審議もしておりますし、きょうはこれ以上のことは問いませんけれども、ただ一つだけ指摘しておけば、参議院の委員会でもありましたが、TPPの機構として、TPP委員会が附属書二—Dの表を検討することを任務としていることが先日取り上げられているはずです。それは、わざわざ...全文を見る
○畠山委員 そこで、十四日の参議院のTPP特別委員会で組勘制度の認識を問われたときに、山本大臣が、農協を利用しない販売がしづらいとか、畜産などは少々利用しづらい、改善に向けた方策を模索したいなどとの答弁をしています。議事録を読みましたが、質問にかみ合っていない答弁だと私は思いまし...全文を見る
○畠山委員 ワーキンググループが直ちに廃止をすると提言している理由を見れば、組勘制度によって農家の自由度が奪われているというものです。全く歴史も現場もわかっていないと言わざるを得ません。  北海道は、冬が長い、農閑期が長い地域で、自然条件が厳しいのは言うまでもありません。市中の...全文を見る
○畠山委員 調和点というのが何を意味するか私は理解できませんが、ただ、直ちに廃止ということには大臣は今同意していなかったことを確認しておきます。  昨年二月の予算委員会や農協法等の議論をした本委員会で、私は、組勘制度が廃止されようとする動きを告発してきた質問を行っています。 ...全文を見る
○畠山委員 今ありましたように、現状でも自由な販売先があることを確認しておきます。  それで、今答弁にありましたように、補給金をめぐることでワーキンググループが問題にしているんですよね。飲用乳はもちろん夏場に需要が、消費がふえて、冬場に消費が減る。そこで、供給過多を防ぐために加...全文を見る
○畠山委員 多くの酪農家はみんな意欲を持って頑張っていますし、一番現場を不安にさせているのはこの意見、提言ですよ。  それでも、この議事録やワーキンググループの意見を読むと、農水省側の意見に全くかみ合わせていない支離滅裂な意見ばかりで、何でこうなるかといえば、結論先にありきだか...全文を見る
○畠山委員 繰り返し述べますが、この規制改革推進会議ワーキンググループの出した意見を拒むことが一番の安心であるというふうに思います。  昨日も、北海道の農家から要請も受けました。現場の実態を踏まえないで急進的に物事を進める規制改革推進会議への不満の声は相当強いと思います。この場...全文を見る
11月22日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは、野生鳥獣による農作物被害の現状と対策について質問を行います。  この五年間の農作物被害についての政府の統計では、最大二百三十九億円から直近は百九十一億円と、大体二百億円前後で推移してきています。金額以上に、農家にとっては、営...全文を見る
○畠山委員 今答弁がありましたように、複合的な要因によって被害が拡大してきたということです。  そこで、まず取り上げたいのが、狩猟者の育成、確保の問題です。過去二回、特措法において、技能講習の免除が行われてきました。特定鳥獣被害対策実施隊員は当分の間、それ以外の被害防止計画に基...全文を見る
○畠山委員 技能講習の延長が貢献してきたことの答弁がありました。とはいえ、講習でありますから、その免除をなし崩しに拡大することには一般的に不安が残るのは当然です。  そこで、きょうは警察庁にも来ていただいています。銃刀法にかかわることですので、確認いたします。  猟銃免許にか...全文を見る
○畠山委員 調べていろいろお聞きしたときにも、講習の有無にかかわらず、頻度はそもそも少ないんですが、因果性も認められないというお話も伺っております。  いずれにしましても、安全性や高い倫理を伴うことは必要でありまして、特例的に延長してきたことが常態化して講習自体が形骸化すること...全文を見る
○畠山委員 今、緩衝帯に触れて答弁していただきましたので、現場の努力の例を紹介したいと思っています。  国会図書館の「レファレンス」二〇一三年十二月号で、山口県での現地調査を踏まえた報告があります。これによれば、山口県では、鳥獣被害対策の一環として、耕作放棄地等での和牛放牧技術...全文を見る
○畠山委員 連携強化をぜひ強くお願いしたいんですね。環境省と農水省でそれぞれフィールドが違うということもあるでしょうが、現場においては、関係する自治体においては一つのところでやっているわけですから、しかも、出てくる場所は、山奥だろうが、田んぼだろうが、畑だろうが、出てくるものは一...全文を見る
11月25日第192回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  二〇一三年度、平成二十五年度決算にかかわり、そのときに行われていました木材利用ポイント事業とTPPの関係について伺います。  木材利用ポイント事業についてきょうは伺っていきたいわけなんですけれども、御存じのように、丸太の関税ゼロの時代...全文を見る
○畠山委員 そこで、今大臣の答弁もありましたセーフガードについて一言、これも確認しておきたいと思います。  ただ、改めてカナダやアメリカなどを見れば、カナダとは二国間林業委員会という機関がつくられるんですね。その点検項目に日本のセーフガードの必要性とありますから、この議論で廃止...全文を見る
○畠山委員 国産材などの利用に当たっては、これまでもですけれども、米国などからさまざまな圧力があったことが反映していると思うんですね。  そこで、冒頭に述べました木材利用ポイント事業制度について触れたいわけです。これは、平成二十五年四月一日から募集が始められて、一年半もの間に募...全文を見る
○畠山委員 途中からそのようなさまざまなものが出てきたのは、二〇一三年十二月三日の日本農業新聞にも経過が断面的に書かれているんですね。WTO物品理事会でカナダとEU、米国などから外国産材を差別しているとの主張があって、それを受けてのことというふうに書かれておりました。ただ、制度設...全文を見る
○畠山委員 USTRが、先ほど紹介したように、ただ差別的に扱う補助金ではないかと言われることはもちろん考えられると思うんですね。ですが、当時の新聞なども掘り返してみますと、与党の議員からも、そのようなことも考えた上で制度設計してきたから堂々と来年度もやったらいいという意見が、新聞...全文を見る
○畠山委員 この後質問しますが、路線維持にかかわってJR北海道が厳しいことを述べておりますが、まず前提として、復旧は今あるスキームももちろんありますし、国が述べられたような支援で最優先に復旧されるということは当然のことであります。  そこで、本題のことで質問に続いていきたいと思...全文を見る
○畠山委員 現状については、さまざまな形で国交省は把握できていたはずなんですよね。  それで、今ありましたように、八月から九月にかけての台風と大雨の被害で、相次ぎJR路線が崩落などを起こしました。町全体が浸水した南富良野町にある幾寅という駅は、映画の「鉄道員(ぽっぽや)」の撮影...全文を見る
○畠山委員 協議会に国が参画されていくということですけれども、どのような立場で参画されるかが大事だと思うんですね。  地方自治体任せにしないで、国が根本的な総括を持ってそれに参加していくということが私は大事だと思います。なぜなら、このような事態に陥ったことはやはり分割・民営化の...全文を見る
○畠山委員 同じような答弁になるので、では質問の角度を変えましょう。  なぜそのような形になっていくかといえば、これまでのスキームを続けてきた理由、前提として、目標が完全民営化にあるからではないのでしょうか。  JR北海道は、御存じのように、厳しい経営状況があるからこそ今の実...全文を見る
○畠山委員 完全民営化の旗をおろせないから、今、自縄自縛になってきていると思うんですよ。  完全民営化へ、JR北海道に任せて経営状況を改めようというんだったら、今回みたいに独自で維持できない区間は廃線にしても構わないということになりはしませんか。それは政府の立場だということで確...全文を見る
○畠山委員 否定しませんでした。持続可能な交通体系を地元で議論していただきたいということの繰り返しだったと思います。  それこそ私も繰り返し述べますが、完全民営化の旗を掲げ続けるから、このように自縄自縛の状況に国が陥ってしまって、JRに対しては、経営状況の改善が必要だし、そのた...全文を見る
○畠山委員 時間ですので終わりますが、独立採算を鉄道行政でやっている国は日本ぐらいなもので、ほかは、ヨーロッパなんかは特に公的補助などが強くされていて、それは根本に国民の移動権を保障するということがあるからですよ。  鉄道行政の抜本的な転換が必要な事態に今陥っているということを...全文を見る
12月13日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、水産庁に一問伺いたいことがあります。水産業共同利用施設復興整備事業について確認いたします。  この事業は、東日本大震災で甚大な被害を受けた水産業の復興へ、水産業の共同施設や加工流通施設などの整備に国と市町村で八分の七を...全文を見る
○畠山委員 今答弁がありましたように、きちんと申請がされて、大臣許可を受ければ可能であるという答弁です。今述べたように、現地は返済も含めて大変御苦労されている状況にありますので、この周知をさらに徹底していただきたいと思うんですね。必要な運転資金の確保には相当御苦労されています。 ...全文を見る
○畠山委員 経営のところにちょっと視点を当ててみますと、先ほど、朝いただいた統計で見ると、推計家計費は逆に減少しているんですね。ですから、一定の高乳価が安定して必要であることは間違いないですし、再生産可能な補給金単価になっていなかったのではないかということも考えられます。加えて、...全文を見る
○畠山委員 初年度の設定において、かつてコスト変動率方式の前にやっていた不足払いの中身で基準をつくるということは、私は大事なことだと思うんですね。やはりそういう再生産できるだけの生産コストを賄うという基本的な考え方が必要だと思いますし、それを通じて、その検討会での委員からも、持続...全文を見る
○畠山委員 ぜひお願いしたいわけですけれども、酪農家に十勝で聞いたときに、ちょうど二十二歳だというヘルパーさんがいたんですよ。それで、いろいろなお宅をこうやって回れるから非常に勉強になるんだという前向きな意欲あるお話だったんですね。では、今後独立して頑張る気はあるのかいと聞いたと...全文を見る
○畠山委員 現在、これまでにやりました指定団体制度の役割、価格交渉力の意義ということをお尋ねしたつもりではあったんですけれども、大臣、その点、先にそういうことを今後進めるんだという話でありましたが、これまでの役割について、もう一度ちょっと明確に答弁していただけますか。
○畠山委員 質問があるので、先に進みたいと思いますけれども、機能の発揮ということを引き続きさらに強めてという答弁ではありますが、一括集荷、多元販売という形で生産者側が組織されているからこそ交渉力を持つことができたということは確認しておきたいと思うんですね。  しかし、今般の指定...全文を見る
○畠山委員 ちょっと、私の疑問、懸念に対して、なかなか正面からの回答になっていないような気はするんですけれども。  このように指定団体で価格交渉力ができたのは、この間の日本農業新聞でしたかにフランスから来られていた方のインタビューもありましたけれども、組織化された生産者がいるか...全文を見る
○畠山委員 いずれにしても、見直しの内容が具体化されるとすれば、いわゆるアウトサイダーが増加し、指定団体制度の機能が結果として弱められていく危険があるのではないか、そのような懸念を持ちます。  生産者側の価格交渉力が低下して、かつ需給調整まで混乱するような見直し自体、するべきで...全文を見る
○畠山委員 野党四党では、TPP特別委員会で、ここの部分をTPP発効の日とはしないということでの法案も出しました。改めて、そういう立場での転換を求めておきたいと思います。  EUとのEPAについても一言伺っておきます。  年内の大枠合意に向けた報道がされていますが、これも総理...全文を見る
○畠山委員 配慮するというのであれば、聞きたいわけですね。TPPでいえば、除外や再協議がないという答弁でもありました。これまで日本が結んだ二国間協定では除外や再協議は確保されてきたわけでありまして、今回、では、乳製品や豚肉などは重要品目として除外や再協議扱いとして交渉されているの...全文を見る
○畠山委員 時間ですので終わりますが、国会や、とりわけ農家、国民に対して、必要な情報や、今、除外や再協議を含めたことの態度もはっきりしない中で、TPPをベースにした譲歩を進めるような交渉は認められないということを述べて、質問を終わります。