八田ひろ子

はったひろこ



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八田ひろ子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号
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○八田ひろ子君 きょうは本当に大変貴重なお話をいろいろといただきまして、ありがとうございます。日本共産党の八田ひろ子でございます。  今いろんな皆さんの御質問また最初の御説明の中でも本当に興味深いお話があったんですが、私は、女性の意思決定過程への参加が社会や政治をどう変えたかと...全文を見る
○八田ひろ子君 民間のお話を伺ったんですが、先ほどのお話では、スウェーデンでは公的機関に女性の進出が目覚ましいものがあったと。先ほど七〇年代に一気にカーブが、女性の登用が上がっていった。これは女性の社会進出もそうですが、実は福祉の拡充もこういった国では上がっていったんじゃないかと...全文を見る
○八田ひろ子君 本当の意味での豊かさというのが大事だというのが、スウェーデンとの比較でそういうふうに思われますけれども、実際の労働の問題でいいますと、我が国では女性労働者は顕著に不安定、低賃金雇用になっておりまして、先ほどのお話でいいますと、女性も男性と一緒に働いて両方で支えると...全文を見る
○八田ひろ子君 男性の方が望んでいると言われたんですが、それはどういうふうに分析をされているのか、その二つを最後に。
○八田ひろ子君 どうもありがとうございました。
03月08日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号
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○八田ひろ子君 今の皆さん方のお話を伺いまして、本当に今までの参考人の先生方の政治だけでなく社会全体の重要なポストに女性が少ないという御指摘や御意見を思い出していました。私は、あらゆる分野の政策決定過程への女性の参画のため、基本的には女性の経済的自立が必要で、今、堂本先生もおっし...全文を見る
○八田ひろ子君 本当にこの調査会というのはいろんな皆さんが本音で議論ができて、とってもいい調査会に参加させていただいてありがたいなと思いますし、最初の仲道先生のお話のように、話し合う中でいろんな形で勉強させていただけて、いろんな形で理解がし合えるというのが、この一年ちょっと大変大...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第2号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今、女性労働者の中では、この不況の中、午前中からの論議もありましたように、リストラ解雇の不安、パート、派遣など低賃金、不安定雇用の広がり、ますます拡大する男女の賃金格差、労働基準法の改悪により男性と同じ長時間過密労働が強い...全文を見る
○八田ひろ子君 働く人にとって使いやすくなったという御説明がありまして、この均等法の改正点のポイントの前提であります第六条では、今まで差別の是正が努力義務だったのが差別禁止という規定になったということで、申し立てによって不利益な取り扱いをしてはならない、禁止規定、こういうのがあっ...全文を見る
○八田ひろ子君 それらは幾つの女性少年室で扱われていたか、都道府県でもよろしいですし、室の数でも結構です。
○八田ひろ子君 それはおかしいんじゃないですか。私は、調停のあった中身がどういう案件があったかを教えてくださいとお尋ねしているのではありません。先ほど局長がおっしゃったように、弱い立場の労働者を保護するために利用しやすい制度に改善をした。改善をすれば当然効果があったのかなと私は思...全文を見る
○八田ひろ子君 使いやすくなった、利用しやすい制度ということで大変期待が高まっていると思うんですが、実際には四つの都道府県に調停申請が提出をされたということですね。  新聞などの報道によりますと、開始件数、先ほど二十七件と言われたんですけれども、そのうち二十五件というのは日本航...全文を見る
○八田ひろ子君 算数の計算によるとそうなるということですね。開始件数は日本航空を除けば二件で、これでは結局、調停委員会に申請されたのが、使いやすい、働く人にとって本当に門戸を開いたというのでは効果が上がっているのかなというふうには思います。なぜそうなっているのかというのが私は非常...全文を見る
○八田ひろ子君 四月一日に申請書を出されて、それで調停開始決定まで四カ月かかっているというのがあるんですけれども、開始の前に、申請から受理までに、四月一日に出されたものが受理決定は四月十六日ですね。どうしてそれが申請するだけでこんなに時間がかかるのか、所定の記述があればすぐに受理...全文を見る
○八田ひろ子君 それ、普通のお仕事でなくて、最近ベストセラーになった小説で「沈まぬ太陽」というのがありますね。あの中に客室乗務員、パーサーとチーフパーサーというのが出てきて、それが今問題になっているものなんです。飛行機に乗っていらっしゃる。それで勤務地というか中心になっているのは...全文を見る
○八田ひろ子君 何人も、二十五人もいたから時間がかかったというふうにおっしゃるんですけれども、それでは、先ほどおっしゃったこの間三件あって、もう一件調停が済んでいるのがあるんですけれども、それはお一人だったので早いんでしょうか。
○八田ひろ子君 私が伺ったのは、それならお一人一件という方の、もう一つありますよね、調停が終わっているところ、そこの申請日とか申請受理日、調停開始決定日をお示しいただいて、このように早いということをお示しください。
○八田ひろ子君 迅速かつ簡便な手続で利用しやすい制度だとおっしゃるので、迅速でかつ簡便だったら何日かかるのか、余りにも長いじゃないかと私は思うんです。大臣、どう思われますか。
○八田ひろ子君 四カ月です。
○八田ひろ子君 本当にそうなんですよね。私はまだこれ質問の入り口を聞いているだけなんですけれども、調停に入るまでにこんなに時間がかかっているというのが私は問題だと思う。大臣と一緒の思いです。  この日本航空の件では、調停が始まる前に東京女性少年室長が何とおっしゃったか。会社が紛...全文を見る
○八田ひろ子君 私が今読みましたでしょう。会社が紛争と認識していなければそれは紛争ではないというふうに女性少年室長がおっしゃるということは、ここに書いてあることと反対じゃないですか。こんなことあってはならないんじゃないんですか。専門家が訴えてきたか弱い女性に対して言うべき言葉では...全文を見る
○八田ひろ子君 中身を私は聞いているんじゃなくて、制度です。この枠組みがどうなっているのか。本当にこれが法改正にきちんと合っているのかどうかをどうしても私は聞きたいんです。  調停が開始されるまでに四カ月もかかった。調停が開始されてから七カ月もかかった。その間、申請人はそれぞれ...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございます。  そうなんですよね、八回と事業主が四回。ところが、そのそれぞれの申請者というのはお一人については一回三十分程度しか訴えることができなかったということがこれ非常に問題なんですが、その中でどういうことをお聞きになったかというのが非常に問題なん...全文を見る
○八田ひろ子君 ここに文書があります。これは事務方の方から委員と労働省の方にお配りください。(資料配付)  これは文書でもって東京機会均等調停委員会からそれぞれの申請人に出されたもので、その中に「聴取事項」というのがあります。ここで「病休、産休、育児休業、生理休暇等の休暇の取得...全文を見る
○八田ひろ子君 本当に当然なんですよね。  ところが、当然の権利にもかかわらず、その当然の権利を守る立場の調停委員さんであると私は思うんですけれども、何とおっしゃったか。女性が急に仕事ローテーションに穴をあけると会社としても困るという傾向があるのではないかと。これはなぜこういう...全文を見る
○八田ひろ子君 このペーパーを見ての御感想をいただきました。  一般的にそういうふうにとれるかもしれません。しかし、私このペーパーをお配りするときに言いました。このペーパーについて申請人が抗議したときに調停委員が何とおっしゃったか。女性が急に仕事ローテーションに穴をあけると会社...全文を見る
○八田ひろ子君 産休や生理休暇の取得状況について調査をして、それらの休暇をとると会社が困ると言うんですよ。こういう調停委員は女性の権利を守れますか、大臣。大臣がこれ選任されているんですよ。この任命責任というのはどういうふうに思われますか。
○八田ひろ子君 調停についてはそのとおりです。  私がお伺いしたいのは、このような不見識な質問をして、長く長く長くかかってもその中身というのが働く人の立場に立っていないという怒りを呼ぶような調停委員を任命されるのは、労働大臣が任命をされておるんですよ、それぞれの婦人少年室のとこ...全文を見る
○八田ひろ子君 そうですね。少なくとも今後こういう立場で事情聴取をこういう項目についてしない、こういう不見識な委員は任命しない、そういう御答弁ですね。  大臣に聞いているんですけれども、局長に聞いていません。任命権者は大臣です。
○八田ひろ子君 労働組合や弁護士会の推薦を求めるなど、民主的な手続で女性労働者の救済機関にふさわしい見識ある委員が適正に選出される方向に改善をされないと、牧野労働大臣が今決意されても、そういうシステムになっていないということを皆さんは大変怒りに思っておられるんですね。  今度の...全文を見る
○八田ひろ子君 いいです。
03月15日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第3号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  雇用問題についてお伺いしたいと思いますが、労働大臣は所信表明で現在の雇用情勢について、「依然として厳しい状況にあります。こうした状況に対応して雇用に関する安全ネットを張りめぐらし、国民の雇用不安を払拭することが重要でありま...全文を見る
○八田ひろ子君 雇用の維持も最大限重視してやる、雇用の創出もやると。私は、きょうは雇用を守るということと雇用を創出するという二つの問題についてもう少し伺いたいと思います。  最初は雇用創出の問題ですけれども、昨年来政府は雇用創出策として幾つかの措置を講じてきました。それで、合計...全文を見る
○八田ひろ子君 いろいろおっしゃいましたけれども、労働時間の短縮が雇用に結びつくというのはフランスの週三十五時間労働制の中でも明らかになっているわけで、わざわざここで大臣と論争をするまでもないというふうに思うので、またそういうお答えだったと思いますけれども、サービス残業をなくして...全文を見る
○八田ひろ子君 強く解消のために力を尽くすというお答えをいただきました。そうあっていただきたい。  伺いたいんですけれども、サービス残業を強いられている働いている人、国民、労働者というのは一体どれくらいあると労働省はお考えなんでしょうか。労働者から、実労働時間はどれだけか、ある...全文を見る
○八田ひろ子君 私が最初に伺ったのは法違反というそういう難しいのじゃなくて、大体どういうふうにつかんでいらっしゃるか。今、定期監督、臨検監督合わせてで、労働時間の違反、三六協定でも一万九千百七十三件ですか。また、割り増し賃金を払わないという、これは三十七条ですか、これが七千三十八...全文を見る
○八田ひろ子君 監督官が、基準監督署の所轄の大変たくさん事業所がありますね、そこを定期監督されるのも本当に御苦労されて、私はサボっているというふうには全然思いません、本当に大変だと思います。人数が少な過ぎると思います、仕事の割合には。しかし、さっきお挙げになったように、それぐらい...全文を見る
○八田ひろ子君 悪質な法律違反であります、サービス残業は、というふうに大臣もおっしゃいましたけれども、しかし、さっき労働基準局長もおっしゃったようにいろいろな仕事があってなかなかできないというのも事実であります。  私が最初に、調査はどうなっているかというふうに伺いましたのは、...全文を見る
○八田ひろ子君 日本では今労働組合の組織率は二割というふうに言われておりますけれども、毎年毎年非自発的失業者として今大変深刻になっている百万人以上の失業者、これが働きたい、働く能力もある、意思もある、だけれども解雇されているという大変深刻なところがあるんではないか、こういうふうに...全文を見る
○八田ひろ子君 アメリカに存在するほとんどの労働協約では、解雇には正当な理由がなければならない。これが正当かどうかというのは仲裁人が判定をするようで、使用者が正当な理由がないというふうになったときにはバックペイを伴った復職裁定、正当な理由があるというのは使用者がきちんと証明をしな...全文を見る
○八田ひろ子君 民事通常訴訟というのは、雇用契約の存否を争うということですね。じゃ、アメリカではどうなんでしょう。さっきのようないろんなセーフティーネットがある中で、個別労働関係法上の事件としてはどうなっていますでしょうか。
○八田ひろ子君 セーフティーネットのあるアメリカで、日本とアメリカを裁判の数だけで単純に私比較するものではありませんが、しかし二万と二千では相当な違いがあるというふうに思いますけれども、なぜかというふうに考えますと、日本で裁判を起こすというのは本当に大変なんですよね。  その点...全文を見る
○八田ひろ子君 これは日本労働研究機構主任研究員の専門家の方がおっしゃった中身であります。  社会的な違いがあるというのは当然だというふうに思いますが、日本では、この研究員の方もおっしゃっているように、訴訟が困難になっていて、アメリカが容易だ、その中身というのが、どちらがこの原...全文を見る
○八田ひろ子君 私も本当にここの提案どおりで、セーフティーネットの整備という観点もあわせてこの立法化を検討すべきだ、検討を開始するべきだというふうに答申をされているんですけれども、労使協定を規定する社会的ルールというのもありませんし、裁判制度も働く人にとっては使いにくい。ここで労...全文を見る
○八田ひろ子君 後で数字をいただきますので。
○八田ひろ子君 ありがとうございます。  もうあと私は五分ぐらいしかございませんので、きょうも大変残してしまってあれなんですが、そういうふうに今大臣言われて、確かにパンフレットには整理解雇四要件を印刷していただいて配っていただくとかそういうのがあるんですが、実際に法でないから、...全文を見る
○八田ひろ子君 もう時間がないので論争できませんが、裁判に行くまでの間に歯どめが必要だから立法が必要ではないか。これは、アメリカのように立法をつくらなくても裁判に行くまでにセーフティーネットをきちんとつくっている。USAのほとんどの労働協約というのは先ほどの仲裁人制度を置いている...全文を見る
03月23日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第5号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律にかかわってお伺いをしたいと思いますが、今回の改正によりまして人材確保助成金が新たに創設をされることになりましたが、この助成金を受けるには都道府県におきまして雇用管理の改善計画の認定...全文を見る
○八田ひろ子君 現行制度の発足以来、雇用管理の改善計画の申請、認定、また実際にこれが支給されたのが六件ということですね。これは四十七都道府県の大半が一件もこういうのを取り扱っていないということになります。この認定を条件とした助成金の支給というのは利用実績が上がっていないというふう...全文を見る
○八田ひろ子君 今御説明があったんですけれども、実際に今回の改正案では、御説明があったように、これ一つではなくて人材確保助成金とか能力開発給付金、雇用管理助成金、雇用環境整備奨励金、いずれもこの雇用管理の改善計画の認定というのが前提ですよね。  今、ワンストップサービスというふ...全文を見る
○八田ひろ子君 わかりました。事務手続が簡素化されるというふうに、一カ所に行けばそれで事業者の方は手続がとれるということで、そういうことの周知徹底も含めて図っていただいて、実効ある制度として取り組んでいただきたいと思います。  それでは、この雇用管理の改善計画を策定して実施する...全文を見る
○八田ひろ子君 雇用されている方のための改善計画ということですので、今おっしゃったことが実効あるものになるようにというふうに思います。  次にお伺いすることなんですけれども、今回の措置は介護分野における雇用機会の創出、こういう角度で午前中からも人数のお示しなどがありましたけれど...全文を見る
○八田ひろ子君 無論、一年が期限で十二カ月で終わりということはないんですけれども、やはり短期雇用という不安が今の働く皆さん方では大変大きいものですから、最後におっしゃいましたように、長期雇用につながる、当然この趣旨は長期雇用なんですけれども、それにつながるような指導を申請が出され...全文を見る
○八田ひろ子君 常用雇用は二分の一補助、短時間雇用は三分の一補助が歯どめだとしかおっしゃいませんけれども、パートにも助成が受けられるからといって、正規職員を削減するとか、あるいは拡大するときに短時間労働者で事業の展開の拡大、そういうのは私は制度の乱用だというふうに思うんです。です...全文を見る
○八田ひろ子君 本当にそういうふうにきちんと厳しくやっていただきたいと思います。  ホームヘルパーさんの非常勤パートが多いというのは問題になっているんですけれども、これは朝日新聞の一月十八日付で特集がされまして、そこに日本ホームヘルパー協会の因会長さんが談話を寄せてみえます。こ...全文を見る
○八田ひろ子君 日本ホームヘルパー協会の会長さんが現状をこういうふうに非常勤ヘルパーの大変さというのを訴えておられますので、雇用管理の改善という観点からはやっぱりこういう訴えがなくなるようにぜひ努力をしていただきたいというふうに思いますし、私自身も夫の両親の介護をしてまいりました...全文を見る
○八田ひろ子君 立ち上がりの部分での健診とかあるいは補助用具というのはよくわかりましたけれども、実際にはこれは短時間の労働者にとっても大変不安で、それで働けなくなったということになりますと生活全体にかかわるわけです。だから、そういう意味では、後でもお伺いしますけれども、やっぱり健...全文を見る
○八田ひろ子君 女性が働き続けるために、今二つの施策をお示しいただいて、それも本当に前進の第一歩へ向けてありがたいことだと思いますけれども、実際には自分自身の健康や自立した暮らしに不安を持つ方が女性だというのが大変強いという面でお考えいただきたいと思います。  最後に、時間もあ...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。
03月30日第147回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第8号
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○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律案及び地方公共団体の一般職の任期付研究員の採用等に関する法律案の二案に対する反対の討論を行います。  初めに、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律案に反対する理由を述...全文を見る
04月17日第147回国会 参議院 本会議 第17号
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○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、雇用保険法等の一部を改正する法律案並びに高年齢者雇用安定法の一部を改正する法律案について、総理並びに労働大臣にお尋ねいたします。  まず最初に、現在の雇用情勢についての総理の認識と対策についてであります。  先日発表された二月の完全...全文を見る
04月20日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第7号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  ただいま提案されております雇用保険法についてお伺いをいたします。  まず、全体の給付削減についてでありますが、今回の法改正で給付総額は金額としてはどれぐらい引き下げられるのか、お答えください。
○八田ひろ子君 五千億円ということなんですけれども、失業率がこれからどんどんと下がっていくから給付総額も下がっていくというなら、そうかなというふうにも思えるんですが、きょうも朝から御論議があるように、現在も史上最悪の失業率、そしてそれが上昇することが見込まれているわけです。現在の...全文を見る
○八田ひろ子君 三%台が大体そういう支給給付額ということになるわけですね。午前中からのお話にもありましたけれども、完全失業率が五%になろうとしている。しかも、見込みも五%前半とか半ば過ぎとかいうお話があるんですけれども、失業率三%台の給付水準に落とすということが、私はどう考えても...全文を見る
○八田ひろ子君 大臣、私は今五千億下げられるというふうに伺ったものですから、五千億下げられるということになると、実際には一兆八千億程度の給付額になる。そうすると、それはいつごろ、どういうときですかと局長に聞いたら、局長は、それは失業率が三%程度のときだったというふうに言われるんで...全文を見る
○八田ひろ子君 安心できないじゃないですかね、実際には。  私は、どうしてお金を給付で減らすのかというのを伺っているんですよ。  どうしてかといいますと、きょう午前中からいろいろと皆さんが御追及になっているんですけれども、国の予算の使い方というのをもっと考えるべきだと思うんで...全文を見る
○八田ひろ子君 じゃ、先ほどあった新規・成長分野雇用創出特別奨励金というのは、何人で幾ら使っていますか。
○八田ひろ子君 一千五百億ほどの予算を組みまして、実際には十一億ですか、ぐらいしか使っていない。一千四百億ぐらい使われないままなんですよね。そういうふうな予算は組みながら、失業者にはしわ寄せするという、私は、ここが従来の雇用保険制度の考え方からも逸脱だというふうに思って、大問題だ...全文を見る
○八田ひろ子君 根本的な考え方は変わっていないわけですよね。労働者の責任の範囲を超えて失業というのが不可避的な原因によって発生をしている。これは労働者のみの問題ではなく、高度の国家的な課題だ。だから、憲法二十七条の勤労権によって、労働者が失業した場合においてはその生活を保障するた...全文を見る
○八田ひろ子君 理由によって、どういう理由で失業したか、そういうことは無論問題ではない。労働者が失業した場合には、必要な給付を行うことで労働者の生活の安定を図る、再就職までのですね。これが法律の目的だということは確認しました。  そこで、私は伺いたいんですけれども、所定給付日数...全文を見る
○八田ひろ子君 そうですね。その者の再就職の難易度に応じて支給をする、これが年齢ですね。  じゃ、加入期間を加味してきた理由はどういうことですか。
○八田ひろ子君 再就職の困難さに応じて所定給付日数を定めてきたというのは、年齢や、今御説明があったように正社員かパートかで再就職のしやすさが違うというのが現実にあるものですから、私は一定の合理性があると思うんです。  そこで伺いたいんですけれども、こうした今局長がお答えになった...全文を見る
○八田ひろ子君 前段に御説明になった部分なんですけれども、さっき年齢区分の御説明の中で、その者の再就職の難易度に応じて支給されるべきであるということで年齢の区分があるというふうに御説明になったわけなんですけれども、理念も、これまでのこれも変わらないということなんですけれども、年齢...全文を見る
○八田ひろ子君 今のお答えの中で、矛盾があるんですよね。一定の年齢を決めていて求人しているというのは職安の窓口であるんだと、だけれども年齢を問わずだというのは私はおかしいと思うんですよね。  今の一定の年齢というのは、職安の窓口でもそうですけれども、実際には昨年日本労働研究機構...全文を見る
○八田ひろ子君 今お示しいただいた数字だったら、四十歳以上の中高年労働者の就職というのは困難だというのが本当によくわかるんじゃないですか。  労働省自身も転職者総合実態調査というのをお調べになっていて、平成十年分が昨年発表されているんですが、今後三年間の採用予定者、採用する予定...全文を見る
○八田ひろ子君 労働省の調査でも、それから労働省の外郭団体の調査でも、四十歳以上になりますと本当に就職が困難ですね。要するに採用しないというわけでしょう。採用する予定がないということですね、今の数字でも採用予定ですからね。四十歳以上だと採用しない、五十歳以上になるともっと大変なこ...全文を見る
○八田ひろ子君 正確に答弁してください。私が聞いているのは、今までカバーしていたのにそれを取り払うという理由を聞いているわけなんです。新しくあなた方は手厚くしたと言う。それはまた聞きますけれども、どうして今までカバーしていたのにそれを取り払うんですか。  先ほど、最初に聞きまし...全文を見る
○八田ひろ子君 一番最初にコンメンタールをお読みいただいたんですけれども、もし今の御説明だったら、これ全然最初におっしゃったことと違うんじゃないですか。  転職できた方はいいですよ。転職できた方はいいんですけれども、失業した人のことを私は聞いているわけなんですよ。今まで失業した...全文を見る
○八田ひろ子君 財源の問題だというふうに言われましたけれども、午前中も自民党の委員からも、国がきちんと責任を持つべきじゃないかというふうに言われているのに、本当におかしいですよ。最初にこの失業に対する責務、そしてこの失業保険、雇用保険になりましたけれども、これの根本的なことをきち...全文を見る
○八田ひろ子君 三分の一ぐらいは区分に入るわけですね。私が聞いたのは、恩恵にあずかるのはどれくらいかということです。この三割の人というのは全員が現行より給付期間が長くなるんですか。短くなる人もあるんじゃないですか。  どれくらいの人が長くなるのか、あるいは同じになるのか、それか...全文を見る
○八田ひろ子君 労働省からいただいた資料でグラフみたいにかいてありましたけれども、あれを見てもわからないから伺っているんですよ。  今、三割が倒産、解雇で手厚くできるだろうと御答弁になりましたね。だけれども、その三割が全部現行よりも給付期間が延長できるかどうかということで今お答...全文を見る
○八田ひろ子君 それじゃ、短くなる人は一人もいないわけですね。
○八田ひろ子君 局長、倒産、解雇で手厚くした、その割合を三割だと言われたから、そのうちで、じゃ手厚くした手厚くしたとおっしゃるからどういうふうなのかと。そうすると、はっきりと数はわからないけれども、その三割の中でも短くなる人もいるわけでしょう。手厚くしたと言っても短くなる人もいる...全文を見る
○八田ひろ子君 完全失業者の半分ぐらいが六カ月以上失業状態が続いているということ、そしてこういう完全失業者の人、六カ月以上とかあるいは一年以上たってもまだ職が見つからない、こういう人たちが今深刻な雇用情勢のもとで、今の数字をお示しいただいた中でも急速にふえているわけですね。わずか...全文を見る
○八田ひろ子君 労働大臣に私も何度も言って申しわけないんですけれども、先ほどから御説明いただいているように、失業というのは個々の労働者の責任の範囲を超えているんだというふうに労働省は言っていらっしゃるわけでしょう。失業の非自発的か自発的かということは問わずに、不可避的な要因で発生...全文を見る
○八田ひろ子君 国政全体の中でのバランスをぜひ考えていただきたいと私は思うんです。先ほど局長の答弁でも、私、定年後の話だけしているんじゃないんですよ。四十歳以上になると求人が本当にないんだと。だから先ほど二つの数字を挙げていただきましたよね、労働省のと外郭団体のと。それは企業に直...全文を見る
○八田ひろ子君 ですから、私は国政の全体のバランスの中で労働大臣としてお考えいただきたいと思うんです。  何度も申し上げていますけれども、もともと離職理由によって今まで給付期間に差別を設けるなんということはありませんでしたでしょう。今回それを初めて離職理由によって持ち込んでくる...全文を見る
○八田ひろ子君 私は給付の内容のことで聞いていますよ。期間があるとかそういうことじゃないでしょう。今度初めてでしょう、こういうのは。そのことを労働大臣に聞いているんです。そういうふうにするということは、個々の労働者に責任があるという、個々の労働者の責任を問うというそういう態度なん...全文を見る
○八田ひろ子君 非自発的、突然首を切られた人にセーフティーネットをかけるのは当たり前だと思うんですよ。ただ、私が質問をしているのは、先ほどから何度も労働省の立場として、失業した人を分けていないということ、根本的にその人の責任で失業したんじゃないんだということをきちんと明文化してあ...全文を見る
04月25日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第8号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございました。  限られた時間ですべての皆さんにお伺いしたいのですが、時間切れになる場合は御容赦ください。  まず最初に、大須参考人にお尋ねをしたいと思いますが、...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。  先ほどもお話が出たんですが、生活保障、セーフティーネットというんですか、そういうので生活保護との関係で大沢参考人の方からも出ましたが、先ほど英国の例で、ネットではあるんだけれども、トランポリンのようにまたもとに戻るのがというふうな言葉...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございます。  失業保険制度のあり方というか、今財政のお話も出ましたが、保険財政を安定させるためには、失業者の生活安定という本来の目的が軽視される、セーフティーネットの網を本当に粗くする法が始まって以来の私は変更だというふうに非常に心配をするわけなんで...全文を見る
○八田ひろ子君 財政の問題として、保険料の事業主負担のあり方の面ではどうでしょうか。今の雇用保険のあれですね、財政的な。
○八田ひろ子君 そうです、失業給付の方で、今の法律で問題になっている国庫負担を戻す問題とか、あるいは、今非常に、最初に大沢参考人も言われましたが、働き盛りの人のリストラによって自殺も多くなっている。ますますリストラがしやすくなるようにほかの法律でも支援するというのに反して、労働者...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。
04月26日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会公聴会 第1号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは四人の公述人の皆さんに本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  前半の三人の公述人の皆さんも含めて、女性議員の進出にかかわって、政党に対する御要望というんですか、政党がもっと積極的に取り組むべ...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。  先ほど同僚議員からもお話があったように、国会の中では超党派で、法律をすべての会派で通したり相談をしたりというのは実際には行っていますので、そういう中で、女性の問題を女性議員が中心的にするというのは日本だけでなくて、イタリアなんかで伺っ...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。
04月27日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第9号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  前回に引き続いて、雇用保険法について質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  前回の質疑の中で、失業給付の支給総額というのが五千億円減額になるということを明らかにしていただきました。また、給付期間を減らさ...全文を見る
○八田ひろ子君 三〇%ぐらい。  そうすると、解雇、倒産以外の方の中で手厚くされると。だけれども、手厚くされるという分類に入る中でも三割以上の方が減額になる。そういうふうに見ていいんですか。
○八田ひろ子君 給付の重点化というふうにおっしゃいますけれども、結局たくさんの失業者の方の給付を減らすという、こういうことが今の数字の中でも、重点化してもその方たちがふえるんじゃなくて、減る部分があるということですね。だから、全体が五千億円減るということだというふうに思うんです。...全文を見る
○八田ひろ子君 雇用失業情勢が著しく悪化をして再就職が極めて困難ということだということですが、私、いろいろ基準があって、それは実際には条件が厳し過ぎるというふうに思いますし、これブロック別に発動要件を変えるべきだ、そういう検討もこれからしていただきたいというふうに思うんですが、き...全文を見る
○八田ひろ子君 試算は数字としてはしっかり出ないけれども、人員は減るということですね。  試算ですから、私は一定のものをお示しいただけるかなというふうに思ったんですけれども、今の御説明では、給付額が五千億円削減をする。これは御説明の中で明らかになったことなんですけれども、現行に...全文を見る
○八田ひろ子君 そういうことだと私も思います。  そうなりますと、今御説明をいただいた全国延長給付発動のための条件というのが私は重大な問題じゃないかなと思うんです。  先ほど、ことし一月の失業手当の受給者数が百三万四千人というふうに教えていただいたんですけれども、このとき、全...全文を見る
○八田ひろ子君 これまで基本手当の受給率を四%、それが失業率とリンクしているわけではないというのは私もそうだというふうに思いますけれども、これを決めたときというのは大体二%ぐらいだったというふうにも聞いていますけれども、先ほど例を挙げましたように、考え方は全然変えませんよね、雇用...全文を見る
○八田ひろ子君 局長は今、今までの本会議の答弁とかこの委員会での大臣の答弁と違うことをおっしゃったんですよね。  大臣に伺いますけれども、今失業率が高い、とりわけ、今局長は、若年層の失業率が高い、だからそれに合うように変えていくんだと。違うんじゃないですか。労働省の役割というの...全文を見る
○八田ひろ子君 私がお伺いをしましたのは、ゆゆしき事態、史上最悪のこの失業率、こういうものを、少しでも失業率が高くならないようにいろんな手だてを政府挙げて打っているときじゃないですか、今は。そういうふうに私は聞いています。実効が上がっているか上がっていないか、実際に失業率が上がっ...全文を見る
○八田ひろ子君 大臣のおっしゃるとおりに、雇用不安、失業不安というのが今、日本の中で最も大きな困難だと思いますので、それは本当に政府の責任だと思います。  次に時間がありませんので移りますが、前回の委員会で私は、政府案が離職理由によって給付を差別化したこと、年齢要件を求職困難さ...全文を見る
○八田ひろ子君 局長も数字を挙げられずに局長が個人的に思っているというふうにおっしゃいまして、私は幾つかのハローワーク、職安の相談員の方とか窓口の方にもいろいろと伺いましたけれども、感覚としては差がないと皆さんおっしゃいました、現場の方は。今の局長の思うというのとはちょっと違う、...全文を見る
○八田ひろ子君 そこが私は聞きたいところなんです。はっきりすればというのはどういうことでしょうか。  事業主が故意に排斥をしたんじゃない、そういうことはあり得ないというふうに言うんだけれども、労働者の方は故意に排斥されたんだと訴えた場合はどうなるんでしょうか。
○八田ひろ子君 故意の排斥というものの証明というのが大変難しいと思うんです。客観的な資料を集めるというふうにおっしゃるんですけれども、それを伺いたいんです。  どうしてかといいますと、この労働委員会でもあるいはこの国会の中いろいろな場で、例えば私は日本IBMの問題を取り上げて伺...全文を見る
○八田ひろ子君 私が今例に挙げました企業とかなんかでは同僚の証言は得られないんです。証言をするとその人も隔離部屋に入れられるかもしれないという不安があるんです。そういう企業の場合だったら同僚の証言は得られないんじゃないでしょうか。  そういうことを証言する人がまた同じような目に...全文を見る
○八田ひろ子君 今法案を審議して、特に最初に申しましたように、あらかじめ再就職の準備のできる人はこの給付内容に差をつけるというので線を引くものですから、私は国会で法案審議をしているときにその考え方の方向をお示しいただかないと、あらかじめというのがわからないというふうに思うわけなん...全文を見る
○八田ひろ子君 同僚の証言が得られる場合はそれは客観的なものがあっていいと思います。  それは、私ども人権侵害の問題を労働問題としてずっとかかわってきますと、本当に困難な問題がたくさんあるんですよ。だから、そこに線を引くとおっしゃるから、私はどんな線を引くのかと。今のセクハラの...全文を見る
○八田ひろ子君 二つのことをちょっと伺いたいんですけれども、今、労働者は弱いばかりではないというふうにおっしゃいました。確かにそうです。でも、強い労働者、しっかりと主張できる労働者というのはどの時代にもあります。しかし、その中で言えない労働者、なかなかそういう強く持てない労働者も...全文を見る
○八田ひろ子君 大変実のないお答えですね。そういうふうな抽象的な、観念的なお言葉で線を引く。  今までは一定期間のものがあって、もらえる内容そのものは変わりませんでした。だけれども、今度はそうじゃありませんでしょう。線を引かれましたら給付内容が変わるんです。使用者にとってはどち...全文を見る
○八田ひろ子君 前回も局長はそうおっしゃいましたけれども、給付内容が変わるというのは初めてじゃないですか。今までは一カ月とか待っていればきちんと給付内容があって、無論その間は大変です、死活的に大変です、しかし給付内容は変わらなかったじゃないですか。  今度はこの線を引くというこ...全文を見る
○八田ひろ子君 安定所の職員の皆さんの御苦労とか、本当に大変だと思いますし、今局長がおっしゃった職業相談ですね、それがその人の人生そのものを決めるということが実際には起こってくるわけですから、そういった部分で手厚くされるのは当然なんですけれども、今でも労働大臣がハローワークはてん...全文を見る
○八田ひろ子君 それは、実際には倒産、解雇に当たるので非常に手厚い方に入ると、今回の場合は。  もしそうでしたら、それでは離職の理由が反対だったらどうか。十五年働いた事業所を何らかの理由によって自己都合で離職をせざるを得ない。そして、すぐに次の職場に就職をされました。ところが、...全文を見る
○八田ひろ子君 この場合は自己都合ということで手厚くないというふうに理解していいわけですね。  私はどうしてこういう例を伺っているかといいますと、先ほどから御説明があるように、今回の支給削減の提案なんですけれども、退職の理由を問題にされているわけですよね。それで、自己都合、自発...全文を見る
○八田ひろ子君 何度も、あらかじめ再就職をする準備ができる方については給付削減をするんだという、そういう御説明があるものですから、私は、実際に失業になった方、倒産に遭って失業せざるを得ないという方にはそれは例外的に当てはまらないということで、非常におかしいと思うんです。  給付...全文を見る
○八田ひろ子君 二つ聞きましたけれども、転職援助あっせん制度と、それをお答えになった、独立開業支援制度、全体と規模別を言ってください。
○八田ひろ子君 再就職準備のための制度というのが労働省もいろいろと援助もしていらっしゃるというふうに思うんですが、今の挙げられたものでありますと、そういう制度があったとしてもほとんど大企業に集中をしているわけですね、実際には。大企業の中でも全体には、一・一%というものだものですか...全文を見る
○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、雇用保険法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、失業手当の給付日数が大幅に削減されることであります。  今日の雇用失業情勢は、これまでの政府の失政と大企業のリストラの強行によって、完全失業率は戦...全文を見る
05月10日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第7号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今までのお話の中で出なかった点で私の感じた部分を申し上げたいと思いますけれども、参考人とかあるいは公聴会の公述人からも出ましたいろいろな活動をされている女性のNGOの働きについて、女性議員をつくるという直接的な運動をされて...全文を見る
○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  地方レベルでの阻害要因とその解決策という今のテーマなんですけれども、先ほどもお話があったように、選挙になると対話がしにくくなる今の選挙制度というのは、大変民主主義を阻害しているというふうに私は思います。  私は二十五年前...全文を見る
○八田ひろ子君 夜間とか日曜日の議会の開会のお話がありましたが、そんなに多くはないと思いますが、実際には夜遅くなることもあるものですから、夜間にやっている議会は結構あるんじゃないでしょうか。  私なんかの経験ですと、市議会のときも県議会のときも、県議会のときは委員会は県民に開放...全文を見る
05月11日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第11号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、まず法案審議に先立ちまして有珠山対策について大臣にお伺いしたいと思います。  有珠山の被災をされました皆さんに本当に心からお見舞いを申し上げるとともに、国の責任を痛感するものでありますけれども、この噴火の影響で雇用...全文を見る
○八田ひろ子君 雇調金の場合は数カ月かかるというふうに最初報道されて、説明も相談会でされているんです。それが、一カ月できちんと振り込むかどうかというのをまず伺ったんですが、それは具体的にはどうでしょうか。
○八田ひろ子君 先ほど大臣は相談もワンストップサービスというふうに言われたんですけれども、実際には未払い賃金の立てかえ払いとかいろいろなことがあるわけで、現実に利用しようと思いますと担当窓口はワンストップに今なっていないというふうに現地は言ってみえるわけなんですよ。ですから、出張...全文を見る
○八田ひろ子君 それと、現地の新聞を見ますと、実際に解雇者が、これは五月二日現在ですけれども、六百十六人になっているわけですね。先月の二十日の調査では二百三十人ですから、十日ぐらいで三倍にもふえて、最初に雇用調整助成金のことを伺ったんですが、これが災害時の雇用維持のために本当に役...全文を見る
○八田ひろ子君 二つ。ハードルの問題。
○八田ひろ子君 きょうはこの問題は余りやりとりができませんが、ぜひ実効あるものにしていただきたいということと、実際にこういうときに雇用をしっかりと安定させることができるという、そういうのをぜひお願いしたいと思います。  次に、港湾労働法について伺います。  これまで労働者は事...全文を見る
○八田ひろ子君 まさにそういった歴史的な過程を経て法律そのものも変遷してきたんだというふうに思います。  ところが、今回、港湾運送事業法において免許制というのがなくなって、参入も退出も届け出で自由だと。こういう中で、こういうふうに規制緩和という名前で事業法の方を緩めておいて事業...全文を見る
○八田ひろ子君 問題は、港湾労働の波動性にどういうふうに対応できるか、今回の法改正で、事業者の常用労働者の相互融通で本当に対応できるかどうかという問題があると思うんですね。  事業法の規制緩和で業者は一層の競争を強いられる。事業法の審議の中でも、ダンピングとか、あるいは労働条件...全文を見る
○八田ひろ子君 実際には千人くらいよそから借りてこれると人員削減できるんではないかと。とりわけ港湾事業というのは中小企業も非常に多い、事業者の方がですね。そういう中で、人件費の占める割合が非常に大きいと言われている業種だものですから、私は大変心配があると思うんです。  それでは...全文を見る
○八田ひろ子君 そうしますと、今回の措置によって日雇い労働者への依存というのが低くなる、なくす方向になるというふうに断言できるわけですね。
○八田ひろ子君 きょうも言われているんですが、私も港でいろいろと教えていただく中で、常用労働者の重要性というのを聞いてきました。  港湾労働の近代化のみならず、機械も非常に高度化になっている。大幅な機械化や取扱荷物の多様化、私はここに、コピーだからあれなんですけれども、すごくい...全文を見る
○八田ひろ子君 私は、この十六条が日雇い労働者への依存をなくすために必要な規定であったというふうに思います。  しかし、実際にはこれは十数年間労働省令も定めずに放置をされてきたわけですから、そういう怠慢のそしりは免れないというふうに思うんですが、その上で、事業所間の労働者派遣で...全文を見る
○八田ひろ子君 全体で見ると今言われたみたいに現在九八・五%で、今までで言うと、実績で言うと六千人日と二千人日ですね。そういうので一・五%だと言われるんですが、じゃ個々の事業者間でどういうふうにばらつきがあるのか、こういうのはどういうふうになっていますか。
○八田ひろ子君 私、その前提のところがどうしてもちょっと理解ができないんです。最初に事業法の審議のときにも問題になったわけなんですけれども、非常に競争が激化してくる、そしてこの規制緩和で免許制でなくなる、いろんな業者が入るということが実際にあるわけです。  今、御説明があるよう...全文を見る
○八田ひろ子君 常用労働者の派遣化を進めていこうということ自体も私は問題はあるというふうに思うんですけれども、競争の中で人員削減をしていくというのはすぐコストにはね返るものですから、そういった意味で事業法での論議というのはこちらの労働省の側もしっかり受けとめるべきだというふうに思...全文を見る
○八田ひろ子君 全事業者に、今で言う、新しい法律で言うと、聞かなければその他の日雇いは使えない、だから安定センターのあっせんを受けることになるだろうという御説明を何度もしておいでになります。  でしたら、もしあっせんを受けない事業者がいたときに、すべての事業者に問い合わせたかど...全文を見る
○八田ひろ子君 日雇いの労働者も含めて労働者全体の労働条件をきちんと守っていくという立場では、やっぱり今御答弁になったように実質的にそういうことが関与できるような、公的関与でしっかりできるようにしていただきたいというふうに思います。  労働者派遣の場合の許可基準について、派遣料...全文を見る
○八田ひろ子君 もともと労働者派遣というのは、今回の改正だけでなく、労働者派遣そのものについてはさまざまな問題が指摘をされて、派遣法においても、私どもはまだ不十分だとは思っておりますが、さまざまな規制があります。港湾労働に今まではなじまないとして原則禁止されてきていたんですけれど...全文を見る
○八田ひろ子君 労働者派遣法の場合は専ら派遣を主とする労働者なんですけれども、今回の場合はそうではありませんので、やっぱりそういうものがきちんと労働条件の改悪にならないように、また本人の意思を確認したり同意を撤回するという保障ができるようなそういう指導をぜひされたいというふうに思...全文を見る
○八田ひろ子君 そうしますと、例えば派遣の上限日数を超えてはならないとか、常時派遣ばっかりというのはならない、当然ですけれども、そういうのがありますが、そういうチェックは申告がない限りはチェックできないのか、それともどういうふうにそういう労働条件のチェックというのはされるんでしょ...全文を見る
○八田ひろ子君 申告制度や安定所の立ち入り権限というのは私は大変必要なことだというふうに思いますが、やっぱりそれを補完するいろんな制度を整備することが必要だというふうに思います。  今、港の作業を私自身も本当によく知らなくて名古屋港へ行かせていただいていろいろと見せていただいた...全文を見る
○八田ひろ子君 私が見せていただいたのは、本物は会社にあって、なくすといけないからということでコピーを持っていらした方のを見せていただいたんですけれども、コピーだと顔もよくわからないんですよね。  だから、先ほどヘルメットにワッペンを張るというお話もありましたけれども、やっぱり...全文を見る
○八田ひろ子君 やっぱり識別ができる、それから立ち入りをしたときにすぐわかる。先ほども、これはビニールがけしてあったりしているといいんですけれども、そうでないとすぐに老化してしまうとか、そういうこともありますので、やっぱり考えていただきたい。  私は、複雑な作業を複雑に人が入り...全文を見る
○八田ひろ子君 労使公でやっていただくことなんですけれども、雇用秩序連絡会議というのは、例えば名古屋港でいいますと、港運協会の副会長さんが事業主側で一人、労働組合からは二人、運輸省からお一人、労働省からはお二人なんですよね。  ですから、無論この連絡会議が非常な役割を果たしてお...全文を見る
○八田ひろ子君 法改正ということになると非常に大変かもしれませんが、実際に実効あるものとして、雇用秩序連絡会議とかいろいろ労働組合とか現場の皆さんの意見も当然聞いていただくわけですけれども、権限のある立ち入りが、あるいはそれに同類のものができるようなことが必要で、そうしないと労働...全文を見る
○八田ひろ子君 今後も安定センターの運営については関係労働組合の意見が十分反映されるように、そして先ほどの実効ある立ち入りとか雇用の安定に資するようなそういうものもぜひ御検討いただくようにお願いをして、私、時間ですので質問を終わります。
○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、港湾労働法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が港湾の二十四時間三百六十五日稼働体制の確立を目指す規制緩和を前提にして、港湾労働のあり方を大きく変えようとしているところにあります。  港湾...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第13号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回、政府から提出をされました商法の一部改正案は、商法の中に会社分割法制を新たに導入するというもので、この法案によって会社が分割された場合に労働者の雇用上の身分や賃金、労働時間などの労働条件をどうやって引き継がせるのかとい...全文を見る
○八田ひろ子君 経済連等産業界からの強い要望、こういうのを受けて、規制緩和三カ年計画とか産業競争力会議、こういうものの提言を受けてというふうなお答えがありまして、財界からの要望でこの法案そのものは出されてきたということであります。  ところで、この会社分割にかかわる法案の作成過...全文を見る
○八田ひろ子君 労働者にとっては非常にかかわりが深い法案でありますので、しかし非常に不十分な意見の聞き方であったのではないかというふうに今の御説明を聞いても思われます。  法務省に伺いますが、これまでも、大企業を中心にですけれども、今ある法律に基づいて会社をいろいろ分けたり、形...全文を見る
○八田ひろ子君 今御説明いただいて、要するに今までは分社化するときには裁判所が命じた検査役による検査、こういう第三者関与というのがあったと。それから、一人一人の債権者の合意が必要だということで、非常に慎重で手間のかかる手続や要件があったというわけですね。しかし、今回の改正案では、...全文を見る
○八田ひろ子君 労働者に聞くのが望ましい、これはどういうふうに担保されるんでしょうか。
○八田ひろ子君 私が求めるような担保ではなく、個別協議、後でまた伺いますけれども、そういう中で意見が反映されるのではないかという希望で、道が全く閉ざされているわけではないが、この法律としては担保されないというふうにも受け取れます。そういうことであれば会社の分割というのは速いかなと...全文を見る
○八田ひろ子君 検査終了の時期が、検査をしなくてもいいということですので、その部分は短くなるということですね。  この法案は、今までの答弁でいいますと、財界の要望でつくられてきた、強い要望とさっきおっしゃいましたが、法案作成過程で労働者の意見の聴取というのは極めて不十分でわずか...全文を見る
○八田ひろ子君 そうしますと、その会社分割の二十分の一のことでもうちょっと教えていただきたいんですけれども、私ここに有価証券報告書、日産自動車のを持ってきました。これを見ますと、労働者の側から見ると大変なことだなというので聞かせていただきたいんですけれども、この日産の場合、総資産...全文を見る
○八田ひろ子君 営業として認められるということになれば資産の二十分の一というのが適用されるということで、株主総会の議決がなくても分割ができるということですね。  そこで、重ねてその問題でお伺いするんですけれども、この総資産の二十分の一を、先ほど、株主に与える影響は軽微であると考...全文を見る
○八田ひろ子君 義務づけはしていないけれども、法務省としてはそういうふうに希望されているということですね。  本当に、簡易分割であるかないかはともかく、株主総会の議決によるか取締役会だけの議決によるかの違いはありますが、この商法改正で労働者にとって分割計画書というのは大変重要な...全文を見る
○八田ひろ子君 働く人は自由に見ることができますか。その計画書を法律上も労働者が自由に閲覧することができるということがありますか。
○八田ひろ子君 債権者でなくても、私は利害関係者というふうに読み取っているんですけれども、利害関係者である労働者が閲覧できることになっているんじゃないんですか。
○八田ひろ子君 そうしますと、自分に物すごいかかわりのあるところ、二週間閲覧期間があるというんですけれども、そういうのはその前には全く見せられないということ、先ほど労働者と話し合うのは望ましいというふうに言われたんですけれども、そことはどういう関係があるのか。そこのところをもうち...全文を見る
○八田ひろ子君 会社の判断じゃなくて、株主や契約関係にある者、それは閲覧できるんじゃないんですか、この二週間の間に。
○八田ひろ子君 株主総会の最低二週間前に備え置かれたこの計画書を労働者は閲覧することができる。それは、先ほどちょっとお話をしましたけれども、いろんなところに工場があるわけですから、これは本社に備え置くというふうになっておりますけれども、先ほどの例でいいますと、それぞれの工場で労働...全文を見る
○八田ひろ子君 会社がそれを認めれば労働者の働いているところで閲覧ができるという御答弁でありましたけれども、この問題に関連して、事前協議は後で労働省にもお伺いをするんですけれども、衆議院でも、またきょうのこの委員会でも問題になりましたけれども、不採算部門の切り捨てあるいは優良部門...全文を見る
○八田ひろ子君 そのような分割計画書がもしつくられるというような場合、事前にこの計画書は認めるわけにはいかないといってとめることができる人はどういう人ですか。
○八田ひろ子君 そういう労使関係の慣行があればというふうにおっしゃるんですけれども、この法律でそれが担保はされていないというふうに先ほどからお話を聞いています。また、分割計画書そのものがさっきの御説明では第三者の関与なしにいわば勝手につくれるわけですから、そうしますと、土地代とか...全文を見る
○八田ひろ子君 労働者のチェックはできますか。そういう場合に労働者がきちんとそれを訴えることができるというのが保障できますか。
○八田ひろ子君 じゃ、次に労働省に労働契約承継法について伺いますが、分割会社というのは、設立会社に承継される営業に主として従事する労働者については、分割計画書中に記載の有無、その人が行くか行かないか、これを書面により通知しなければならないとなっておりますが、それ以外のこと、記載の...全文を見る
○八田ひろ子君 ちょっと確認ですが、ここでは労働契約という言葉が何度も出てくるんですが、法案にはそういうのはないわけですね。定義というのは、労働基準法で使っている労働契約という用語と同じと考えてよろしいですか。
○八田ひろ子君 同じということになりますと、ここで言います労働契約というのは労働条件と一体になっているわけですから、労働基準法の十五条で労働条件の明示の義務がありますね、罰則も百二十条で三十万円以下の罰金。この明示義務の規定は間違いないですか。
○八田ひろ子君 そうしますと、本法案の会社分割によって設立される会社に労働契約を承継するということなんですけれども、労働基準法の十五条の明示義務が当然あるわけですから、働いている人にとっては自分がどこで何をどうするのか、仕事の内容、前提となる諸条件、これが変更になるのかが今いろい...全文を見る
○八田ひろ子君 局長は不安がなくても、労働者は不安があります。  私、ちょっとお伺いしたいんですけれども、これは労働法のコンメンタールなんですけれども、ここに出向のことが、明示すべき時期、労働条件というのが書いてありまして、ここでは、「在籍型であれ移籍型であれ、出向先と労働者と...全文を見る
○八田ひろ子君 もう私は時間が来ましたので次に譲りますけれども、それが今大きな問題になっている。次回は具体的にお聞きしたいと思います。  終わります。
05月23日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第14号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  きょうは四人の参考人の皆さんに貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。  今のお話を伺っていましても、本当に立法府の責任を感じるわけでございまして、私ども日本共産党はこの参議院にも、企業組織の再編に伴...全文を見る
○八田ひろ子君 法律の専門家として奥川参考人の御意見も伺いたいと思うんですが。同じ質問です。
○八田ひろ子君 ありがとうございました。  私も一般常識、国民的な常識から考えて、なぜそういう答弁が出るのか理解に苦しんだわけなんですけれども、法律の専門家のお二方ともが同じ御意見だということで、午後からの審議でぜひ労働省の方に聞いてみたいというふうに思います。  二つ目なん...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。  今、家族的責任を持つ労働者の権利というお話がありましたので、成瀬参考人に一言伺いたいんですが、先ほど来グローバリゼーションの中でということで、世界に共通するいろいろな基準というお話がありました。  この家族的責任は、ILO百五十六号...全文を見る
○八田ひろ子君 私が知っているだけでも、この委員会でIBMにお勤めの家族的責任が大変重い女性が幕張に名古屋から転勤を強要されるとか、とりわけ女性に対するねらい撃ちのような解雇を目的とするそういった配転なども多々今までもありますし、またこういう法律が通りますと余計にそういう心配がさ...全文を見る
○八田ひろ子君 労働者との事前協議あるいは労働組合との事前協議が非常に大きな問題になってくると思いますけれども、最後に坂本参考人に伺います。  今回の法案というのは、衆議院でも会社分割もそれから労働契約の承継法案も修正を受けてきましたけれども、労働者との事前協議、労働組合との事...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。
○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  二回目の質疑をさせていただきますが、衆議院段階で、分割会社は会社分割計画書の作成に当たり、労働者と協議する旨の修正が行われました。これは当然過ぎるほどの当たり前のことであります。午前中に行われました参考人質疑の中で、この労...全文を見る
○八田ひろ子君 参考人の御質疑は、そういう場合に労働者が事前協議をするという権利が消滅をする、なくなるということはないんですよねと。相まって、両方ともそういうふうに、無論労働者が指定すれば労働組合が代理人になることはできるんですけれども、あくまで労働者ですねと、そういう確認です。
○八田ひろ子君 はい、わかりました。  そこで、労働省に伺います。  この協議でありますけれども、いつ協議をするのか、協議の時期についてお示しをいただきたいと思うんです。商法並びに労働契約承継法案では、分割計画書を議決する株主総会の少なくとも二週間前に本店で閲覧させることにな...全文を見る
○八田ひろ子君 先週聞きました法務省も、協議されるのが望ましいというふうにお答えをいただいております。協議するのは当然だというふうに私は、法務省であれ、労働省であれ、また労働者にとっては当然のことだと思うんです。  ところで、伺いたいのは、通知書を受け取ったときに、労働条件が違...全文を見る
○八田ひろ子君 当然承継ですから、そうなると思います。  また、計画書作成段階で労働者は、先ほどの話ですけれども、協議を受けたとします。受けたとしても、会社が計画している設立会社に行けない場合がいろいろあると思います。午前中にも家族的責任というのでお話があったんですけれども、介...全文を見る
○八田ひろ子君 行けない。
○八田ひろ子君 話し合いがついて実際にもとの職場に戻るという場合は、これは全く問題がないわけです。その他の場合なんですけれども、附帯決議とか修正なんかでありまして、労働者の意向を尊重して理解と協力を得る努力という、両方の法律からそういうのがあるわけなんですけれども、それはどうなる...全文を見る
○八田ひろ子君 午前中にも話がありましたけれども、ILO百五十六号条約の家庭責任とか、労働者が勝手に理由をつけて行けないという場合はともかくとして、そういったもの、あるいは国内法でも男女雇用機会均等法とかいろいろありますけれども、そういう配慮義務というのが一体こういう場合にどうい...全文を見る
○八田ひろ子君 私は、明文化をした方がいいとは思いますけれども、今ある法律が、大臣の趣旨説明の中でも労働者を保護するというふうに言われるんだから、どういうふうに担保されるのかを聞いたわけです。  今、最終的に何かもとに戻ったように、労使の協議に生かされるんだというふうにおっしゃ...全文を見る
○八田ひろ子君 そうしますと、先日雇用保険の審議もやってきたわけなんですけれども、それは、今希望退職とか自己都合退職と言われたんですが、会社都合ではなくて、雇用保険の権利が大変制限される自己都合退職しか、解雇か自己都合退職かその二つしか道がないというふうにおっしゃるんですか。
○八田ひろ子君 会社都合はないんですか。
○八田ひろ子君 実際に、私さっきILOの百五十六号条約を言いましたけれども、家庭的責任、例えば子供を保育する場合、三十分勤務時間がずれても実際には保育園に預けられなくなってしまうとか、二重保育で大変なお金がかかるとか、また通勤時間が長くなって介護ができないとかという切実な問題があ...全文を見る
○八田ひろ子君 いろいろとおっしゃるんですけれども、実際は労働者の都合を会社側が善意に考えてくれるかどうかわからない。善意に考えてくれない場合は結局は解雇に行ってしまうということになって、そうなれば私は解雇権の乱用という問題になってくるんじゃないかと思うんですが、そうですと言われ...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。  国民の常識から考えれば、今御説明の吉川議員の提案どおりではないかと私は思うわけなんです。企業再編に当たって労働者保護を明記するこういう法律やルールづくりというのはどうしても必要だと思うんです。  なぜこの閣法に民法六百二十五条の規定...全文を見る
○八田ひろ子君 労働者の側からいきますと、今度の法律が想定しております分割というのはいろんな形の分割がありまして、全く違う会社に行くわけでありますので、当然どちらに分類をされようと同意が必要であるというふうに思いますし、本人同意が義務づけてあれば今の局長のような苦しい言いわけをし...全文を見る
○八田ひろ子君 現在努力中で中身はまだわからないと。それでは、不幸にしてこういうトラブルが発生して解雇に至った場合に、労働者からの訴えで労基法百五条の三に規定しておりますような紛争解決の援助というのはきちんとできるわけですね。
○八田ひろ子君 解雇をめぐる紛争の場合は百五条の三というので今でも受けられるかと思うんですけれども、それは新しく変えなければならないということなんですか。
○八田ひろ子君 今後それがはっきりと救済できるように変えていきたいというふうな御答弁で、この法案は伺えば伺うほど何か、実際には決まっていないこと、そして本当にそれが担保されるのかというのが不安になってきますし、これはそもそも労働者を守るというルールが、大きな穴があいているというふ...全文を見る
○八田ひろ子君 労働省とは論議がされていないようですが、労働省、財形貯蓄による今の持ち家転貸融資ですが、具体的に実際はどうなるんでしょうか。労働者の側からいいますと、ローンを組んでいてそして突然会社が分割されて新しい会社に行く、そこに財形貯蓄があるのかないのかはともかくとして、ロ...全文を見る
○八田ひろ子君 貯蓄の方は。
○八田ひろ子君 そうですか。それでは、健康保険組合や厚生年金基金というのは当然承継になるんでしょうか。健保組合の付加給付だとか年金基金ですね、これは当然承継の中に入るのか、法務省に伺います。
○八田ひろ子君 今、健康保険組合とか厚生年金基金の適用事業所数とか適用労働者数は、その概要をお示しいただきたいですし、実際にはそれが承継されないとすると、例えば基金なんかではどんなふうな不利益になるのか、あわせてお示しください。
○八田ひろ子君 先ほど私は健康保険とか厚生年金基金のことを法務省に伺って御答弁がなかったんですけれども、実際の労働者にとっては非常に関係の深いものがあるんですけれども、そういうのは労働契約に含まれない、そういうふうなお考えがあるのか。それとも、そういうことは全く論外というか考えて...全文を見る
○八田ひろ子君 そうしますと、当然労働省はそういうことも承知をしているというふうに受け取ってよろしいんでしょうか。
○八田ひろ子君 厚生省にさっき中途半端にお伺いして悪かったんですけれども、そうしますと、先ほどの御答弁ですけれども、新しい会社に年金基金とか同じ健康保険組合ができればいいという、健保組合の付加給付ですけれども、実際には今後この分割法によって分割された企業というのは従来ある健康保険...全文を見る
○八田ひろ子君 労使で決めるとおっしゃいますけれども、労働者は通知書をもらった段階では新しい会社にまだ行っていないんですから、労使で決めようがない状況になるのじゃないかというふうに思うんです。労働省に伺いますが、それはあらかじめそういうことも相談をするんでしょうか。  それから...全文を見る
○八田ひろ子君 月額平均して三万円もの上乗せ給付というのが、会社分割という企業の利益追求のための法律によって受け取ることができなくなる可能性があるというお答えでありました。  健康保険組合でいいますと、海の家とか山の家を利用するというのがありまして、これも家族で利用するときに、...全文を見る
○八田ひろ子君 ありがとうございました。
○八田ひろ子君 私は、日本共産党を代表して、我が党提出の企業組織の再編を行う事業主に雇用される労働者の保護に関する法律案に賛成をし、政府提出の労働契約承継法案に対し反対の討論を行います。  政府案に反対する理由の第一は、商法改正による会社分割法制の導入によって、分割して設立され...全文を見る
05月25日第147回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○委員以外の議員(八田ひろ子君) ただいまの御指摘のとおりに、現民法では、法律婚の家族の権利を守るために、婚姻外の女性との間に生まれた非嫡出子の相続は法律婚のもとで生まれた嫡出子の半分となっております。  本法案により子供に対する差別撤廃を行います意義といたしましては、まず第一...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第1号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず、吉川労働大臣に伺いたいと思います。  現在の雇用情勢について、大臣の所信的あいさつにおきまして、「雇用情勢には改善の動きが見られる」、こう述べておいでになります。  きょう私は、総務庁の労働力調査、これを拡大コピ...全文を見る
○八田ひろ子君 実際の数字を見ますと減っておりまして、これは労働省の数字を見たわけでありますけれども、今雇用不安というのが実際に言われております。  これは、大企業のリストラの名による人減らしというのがどうなっているかというのが大きな問題だと思うんですけれども、昨年十月に労働省...全文を見る
○八田ひろ子君 労働者の側から紛争を申し立てるというのは大変困難で、大変だということが現実にあります。  各新聞の主要企業の調査というのがこの間発表されておりますけれども、雇用は依然厳しい情勢、リストラで何とかしのいでいるというのがあります。こういった調査を見ましても、自分の企...全文を見る
○八田ひろ子君 国際的にも女子差別の温床ではないかと指摘をされているわけでありますが、そこで伺いたいんですが、この六月に改正均等法のもとで留意事項ということで、通達が出されました。労働省は、企業における女性登用の一つの契機になっている、このコース別雇用管理が、というふうにそこで書...全文を見る
○八田ひろ子君 今の御説明と実態が違うんですね。コース別雇用管理制度を導入している企業においては、総合職に占める女性は三・五%にすぎません。さらに労働省の調査でも、役職に占める女性の割合というのは平成十年の調査では係長で八・一%ですね。ところが、コース別雇用を導入している企業の女...全文を見る
○八田ひろ子君 運用の面で御努力をされた面は評価したいと思いますが、実態はどうかといいますと、コース別をよくやっているところということで私は九大商社の男女採用数、この十三年の表をつくってまいりましたのでごらんください。(図表掲示)  この表は、九大商社ですから三菱商事とか三井物...全文を見る
○八田ひろ子君 この表で見ましても、男性は九七・七七%、女性は二・二三%しか採用がされていないという、この数字が物語っていると思いますが、個別的、具体的に指導をしていただくということですので。  私はもう一つパネルを持ってきました。(図表掲示)  今の九大商社も改正均等法が施...全文を見る
○八田ひろ子君 そうですね。明らかにこれは違反するものだというふうに思いますけれども、これは均等室の方に訴えが出ておりますので、また後でお調べいただければわかると思います。  今度の通達に職掌間の転換制度についても述べられています。その実態についてでありますけれども、この企業で...全文を見る
○八田ひろ子君 転勤を伴う事業所の配置転換というのは、過去三年間の実績で見ましても、全業種の平均で一九・五%の事業所となっております。労働者数で見ればもっと少ないというわけでありますけれども、ILO百五十六号条約を批准したもとで、男女労働者の職業上の責任と家庭的責任を果たすことは...全文を見る
○八田ひろ子君 もうちょっと実のあると思ったんですけれども、今啓発活動というふうに言われましたが、今回の留意事項の周知、指導については事実上の男女別の雇用管理となっている事業所が多く見られる、こういうふうにも通達には書いてありますけれども、では実際に具体的には、今大臣がおっしゃっ...全文を見る
○八田ひろ子君 きょうは国際的に批判されて是正が求められておりますコース別雇用管理を取り上げましたけれども、女性差別は原因となった要因と結果についても是正していく取り組みというのが重要だと思うんです。特に賃金の男女格差というのは諸外国と比較するのも恥ずかしいぐらい大きいもので、個...全文を見る
08月30日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  私は、二〇〇五年国際博覧会、愛知万博にかかわって、通産大臣それから環境庁長官に質問をいたします。  この博覧会、「自然の叡智」というテーマで環境万博と言われておりますが、このオオタカの出現で大変有名になりました。(図表掲...全文を見る
○八田ひろ子君 そうですね。実際に私、この営巣をしている森も見てまいりまして、近くの農家でも話を聞いていまして、冬にナシ畑で剪定していますとオオタカのつがいが見れると。これは求愛ディスプレーなら営巣中心域だということになるんです。    〔理事鹿熊安正君退席、委員長着席〕  ...全文を見る
○八田ひろ子君 アセスじゃなくてオオタカ保護策です。
○八田ひろ子君 環境庁の要綱ですら、オオタカ保護に関しては先ほど御答弁があったようにマニュアルに従って保護策をとっていただくというふうに私は思っているわけです。また、そういうふうに今進んでおりますが、それにしても、それは海上の森の方で、この青少年公園でそういうふうに新たにオオタカ...全文を見る
○八田ひろ子君 そこで、通産大臣に伺いたいんです。  今のアセス法では無論そうなっているんですが、この通産省要領でもそれは必要だというふうに私は読み取っていますが、青少年公園については環境影響評価を再実施しないで追跡調査だけで対応しようとしている、これが私は問題だと思うんです。...全文を見る
○八田ひろ子君 今の大臣のお答えでは追跡調査だけですから、きちんとしたアセス、通産省要綱に基づくアセスにもなっていない。それは、実施計画や準備書の段階できちんと公告をして住民の意見を聞くというのは、アセス法でもそうですし、通産省のアセスの要綱でもそういうふうになっているんです。 ...全文を見る
○八田ひろ子君 はい。最後に私申し上げたいのは、これは税金を使って行われる公共事業、国家事業です。ですから、環境影響評価の再実施、財政計画の公表、県民、国民の意見をよく聞いて、二〇〇五年日本国際博覧会の抜本的な見直しを、政府のイニシアチブを……
○八田ひろ子君 ぜひ求めることを申し上げまして、私の質問を終わります。
09月05日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  高齢化社会が目前に迫っている中で、介護と仕事の両立、とりわけ家庭責任と仕事を両立しながら労働者が働き続けられる環境整備、これが今求められているというふうに思いますが、我が国は、御承知のように、一九九五年にはILO百五十六号...全文を見る
○八田ひろ子君 本当にそのとおりだと思うんですね。  ところが、私はこの間、労働・社会政策委員会でも女性の介護責任を負った方の問題も取り上げてきましたが、男性にとってもやはり同じ問題だということを痛感しました。  これは私、最近、愛知県瀬戸市にお住まいの梅村義信さんという方か...全文を見る
○八田ひろ子君 私、この梅村さんだけでなく、これから就職する男子学生にとっても大変ですので、ぜひ大臣においてきちんとそういった指導をされるべきだと思うんです。  このシティバンクという会社は、実は今おっしゃったファミリーフレンドリー企業なんですね。ファミリーフレンドリー企業で、...全文を見る
○八田ひろ子君 実際に今までも書類どおりできなかったとか確認ができない事態があったものですから、そこのところは今度の反省のもとにしっかりと原因究明とともにやっていただきたいと思いますが、この緊急対策自体は根拠法令がないわけですね。これでは実効性の確保も本当に心配で、労働者の命と健...全文を見る
○八田ひろ子君 根拠法令のことを聞いているんです。
○八田ひろ子君 やっぱりきちんとした解体作業マニュアルをつくる場合は根拠法令の整備など実効性のあるものをしっかりと責任を持ってつくっていただきたいと思うんです。  この問題では厚生省にも私は責任があるということで、大臣に伺いたいんですけれども、この焼却施設に高濃度のダイオキシン...全文を見る
○八田ひろ子君 ぜひ支援していただきたいと思うんですね。廃棄物施設を建設する場合はどんどんとおつくりいただくために補助金を出されていますが、問題があって大変だとなって解体する場合は今は財政支援のシステムがないものですから、循環型社会を構築するという見地からもやはり施設の解体につい...全文を見る
09月18日第149回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  今回の東海豪雨では、まだ水がついておりますところを長官にヘリコプターから視察していただきまして、愛知県下で言いますと二十一市町村には災害救助法が適用されたわけであります。  まず厚生省に伺いたいと思いますが、私、現地で被...全文を見る
○八田ひろ子君 こういう事態、将来研究というふうに言われるんですけれども、本当にきちんとしていただきたいというふうに思います。  今回の場合、どこも着のみ着のままで避難をされた方というのが非常に多いわけです。ですから、お金も持って出ない。家財道具なんかは、ひどいところでは三メー...全文を見る
○八田ひろ子君 先ほど来お話があったその法律では、やっぱり年齢制限とか所得制限とかいろいろあってすぐにはほとんどの方が使えないわけですよね。ですから、私は、地方自治体にもきちんと援助をしながら、マンションの一階でも住めるようにするには二カ月ぐらいはかかる、その当面が困りますので、...全文を見る
○八田ひろ子君 災害のときに全く役に立たなかったことが、いろいろな悪条件、ポンプ場に水が入ったとか無線が水没したとか、それから備蓄の毛布や食料が水没したとか、それはそれぞれ個々には思いがけないことでそうなったと言うんですけれども、重なってもう全く役に立たないというのが今回の皆さん...全文を見る
○八田ひろ子君 時間がありませんので、実は中小企業庁に、中小企業に少なくとも実質的な無利子になるような制度も考えていただきたいというので長官にもお願いしたいと思います。個人補償なども含めて。  この地域では、長良川の河口堰事業とか、万博や空港では大変公共事業にお金を使われている...全文を見る
09月19日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  中部国際空港等建設について質問いたします。  まず、環境庁に伺います。  中部国際空港などの埋立計画による環境の影響というのはさらなる検討が必要である、六月二十三日にも環境庁長官の意見が出されましたが、早期段階でのレビ...全文を見る
○八田ひろ子君 そうですね、工事途中の早期段階でのレビューというのは護岸等変更が可能なときと。ですから、当然前島の護岸工事などがすべて終わってからでないということは明らかです。  そこで、運輸大臣に伺いますが、運輸大臣も同じ御見解でしょうか。
○八田ひろ子君 運輸大臣も、変更ができる時期に適時ということですから、前島の護岸工事がすべて終わってからではないという認識では環境庁長官の意見と一致をしているというふうに承りました。  この前島、きのう工事着工が強行されて、いろいろなところからこの前島では需要がないというような...全文を見る
○八田ひろ子君 この談合の問題では、運輸省が許可をした財団法人港湾空港建設技術サービスセンター、略称SCOPEと言われますけれども、ここは港湾局長などが天下りをしているところですが、こういうところが談合の温床になっている、こういうふうにも報道されておりますが、運輸省としては、大臣...全文を見る
○八田ひろ子君 このSCOPEというのは一九九四年五月の設立ですが、こんな早くから中部新空港建設のためにということで設立されたという御説明もありますが、このSCOPEについてはまた、きょうは時間がございませんので、後日大臣と論争したいというふうに思いますが、入札の二カ月半も前にこ...全文を見る
11月02日第150回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第2号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  まず最初に、私は労働保険法の改正の問題について、法案の改正案について伺います。  過労死を予防するための施策の一つとして労働災害補償保険に二次健康診断等の給付の創設をする、こういうことでありますが、現在、労働安全衛生法に...全文を見る
○八田ひろ子君 いろいろ意見があったというふうに聞いておりますが、要は実効性が必要だというふうに思います。二次健康診断の受診は、聞くところによりますと働く人の自主性だけに任せられるようにも受け取られるんですけれども、働く人が受診に当たって、さっき私伺ったのは事業主の役割、責任の範...全文を見る
○八田ひろ子君 PRだけでなく現実的な措置、例えば医療機関は事業所の近くで受けることができるようにとか、いろいろなことがあると思うんです。  とりわけ、朝からも話題になっておりますが、中小企業の問題、今も中小企業主に過大な負担にならないようにというふうに言われましたが、そこで働...全文を見る
○八田ひろ子君 事業主も含めて、やはりこういった問題、先ほどありました一人親方とかそういうところも重要ですし、また深刻だというふうに思いますので、ぜひそういった結果を待つまでもなく取り組んでいただきたいと思います。  次に、二次健診の結果が出たという事態がもしあったとして、事業...全文を見る
○八田ひろ子君 これは健診をするだけでなく、保健相談、指導というのもありますし、そういう面で労働者の心配をクリアできるようなやり方を考えておられるのかどうか。それから、事業主の就業上の措置に当たっては、二次健診の結果から今言われたような不利益な取り扱いを受けるというふうに労働者が...全文を見る
○八田ひろ子君 実際には、夜勤勤務に転勤する、あるいは従来夜勤がなかったところに夜勤を導入されるというときに、労働者に提示されたときに、健康不安などを理由にしてそれを断った場合、明らかな不利益変更というんですか、関連会社に出向、転籍をさせられたりとか、そういうことが実際に今起こっ...全文を見る
○八田ひろ子君 不利益扱いが行われないという、そういった強い指導の方はどうでしょうか。
○八田ひろ子君 解雇だけでなく、今ですと転籍とか全く違う業種に、労働条件が、とりわけ賃金が変わるところに移されるとか、そういった問題もぜひお考えに入れていただきたいというふうに思います。  次に、大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、今回の法案は、省令で定められる肥満、血圧、...全文を見る
○八田ひろ子君 今、概括的な御説明をいただいたんですけれども、例えば、先ほどから局長が必ずしも生活習慣病は事業主だけの責任ではないということなんですけれども、実際には、労災病院に生活習慣病予防センターをつくっていただくとかいろんな面でやっていただいていると思うんです。  私、こ...全文を見る
○八田ひろ子君 機能の強化、整備というのは私は大歓迎でございますけれども、例えば私の住んでおります愛知県では、名古屋南部工業地帯の真ん中に中部労災病院というのがございまして、ここは労働災害が大変多い地域でもあるわけなんです。また、大変離れたところに旭労災病院というのがございまして...全文を見る
○八田ひろ子君 本当に私も異常で余りにもひどいというふうに思うんですが、ここに、ことしの三月七日と八月五日に死亡災害が起こっておりますけれども、その概要と原因についてどう把握しておいでになるのか伺います。
○八田ひろ子君 本当に悲惨な災害なんですね。  日本アルミニウム協会は、ことし六月二十九日に緊急通達を出しまして、会員の各社に安全への取り組みを強化するように要請をしました。ちなみに、この日本アルミニウム協会の会長というのは住友軽金属の社長さんであります。これは、ことしに入って...全文を見る
○八田ひろ子君 局長は答弁ですからさらさらとお読みになったというふうに思うんですが、異常な企業ですね。  それで、今、平成元年から二十八回の指導に入ったというふうに言われて、また平成六年、八年には安全管理の集中指導という指定をしてやってこられたわけですよね。しかし、これだけの労...全文を見る
○八田ひろ子君 災害が多過ぎる、見ただけでだれもがそう思うんです。それに対して労働省が何をするのかということなんですよね。  繰り返し繰り返し同じような事故が起きておりまして、私はこの労働災害、いろいろな部署がありますけれども、どの部署も繰り返し起きているんですが、事故の要因の...全文を見る
○八田ひろ子君 注意を払っていただくのは当然です。  しかし、これは亡くなった方でいいますと、ことしの三月七日に亡くなった方は、二十五歳の方が全身やけどで亡くなっています。どうして火がつくかといえば、アルミが溶けた温度というのは六百八十度にもなるそうです。だから、そういうところ...全文を見る
○八田ひろ子君 法律の違反がないかで適切にやっていただくのは当然です。先ほどの御答弁でも、平成九年のときにはこれは地検に送られている案件もあるわけですよね。ですから、何度も同じようなことで、どういう指導をしてもこれが直らないということは、このような法違反ではない、労働時間だけで見...全文を見る
○八田ひろ子君 労働安全上の問題もそうですけれども、労働時間とか作業環境、実際に聞いてみえると思いますけれども、ここは立ち作業が多いものですから、しばしば座ることのできるようにと、当然のことですけれども、いすを置けという指導があったんです。それで、違う建屋の休憩所にいすばっかりの...全文を見る
○八田ひろ子君 大変事務的な答弁で残念ですけれども、大臣、資料をごらんいただいているというふうに思うんですけれども、三月七日に亡くなったスラブ鋳造の職場の方、二十五歳でこれから人生という方ですよね。この方、朝八時に出勤して、夕方六時半に全身やけどです。これ、会社は労基署に通告はし...全文を見る
○八田ひろ子君 私は、このような企業は、操業停止も含めて厳しい態度で臨むべきだと、そうしていただきたいというふうに思うんです。  きょう、一年間の総労働時間を目標では千八百時間にしようとか、そういう御努力があるというお話もあるんですけれども、ここのような本当に人間性を無視するよ...全文を見る
11月08日第150回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号
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○八田ひろ子君 日本共産党の八田ひろ子でございます。  「リプロダクティブ・ヘルスは、個人、特に女性の健康の自己決定権を保障する考え方。健康とは、疾病や病弱でないことではなく、身体的、精神的、及び社会的に良好な状況にあることを意味する。リプロダクティブ・ライツは、それをすべての...全文を見る
○八田ひろ子君 先ほどの資料にもありましたけれども、女性特有の諸問題に対応するためにというような御説明もありましたが、そういった状況に、今局長、これからともおっしゃったんですけれども、現状を改善していただきたい点が幾つかあるんではないかというふうに思います。  これは最近の新聞...全文を見る
○八田ひろ子君 そういう御答弁だから、私は大変不十分で認識不足だというふうに申し上げなければいけないことを残念に思います。  今勤労者の四割は女性になっておりまして、ここに指摘されているように男性が中心の健診になっているんではないかと。今論議されておりますリプロダクティブヘルス...全文を見る
○八田ひろ子君 私もそのように思います。  そういう中で、日本では九九年四月から女子保護規定の撤廃があって、女性も深夜業ということになったわけですが、ここにその撤廃後の女性ユニオン東京などが主催する働く女性のホットラインに寄せられた声があります。  四月以降解禁だからと十一時...全文を見る
○八田ひろ子君 施行前の論議は私も承知をしておりますが、施行後の実態の調査とかあるいは声を今お示ししたわけであります。  生涯にわたる健康という視点から見れば、異常出産があるということは先ほどお示ししたとおりであります。また、今お答えになったように、男性にとっても女性にとっても...全文を見る
○八田ひろ子君 最後に一言。  この九九年のときと比べても依然現状では改善されていないわけですよね。産前産後の休暇もとらずに、お産をしてすぐに仕事をするという悲惨な状況に対して、また健康状態をこういう状態で放置していくということは問題ではないか、何らかの援助の方法はないかという...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号
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○八田ひろ子君 私も今の意見に賛成でありまして、堕胎罪の問題は、一八八〇年に制定をされて、一九〇七年に一部修正をされていますけれども、人工妊娠中絶に関しては、女性とそれから医師などの施術者が処罰される規定があるということで国際的にも問題になっているというふうに伺っております。また...全文を見る
○八田ひろ子君 女性の健康支援のための政府の取り組みでは予算配分の問題と、それから、働く女性の健康支援策では長時間労働や深夜労働、また出産手当の問題でちょっと意見を申し上げたいと思います。  この前私は労働省に対して、生涯の女性の健康支援というテーマでやっているんですけれども、...全文を見る
○八田ひろ子君 私も今のお話を聞いて、堂本先生と全く同じ意見で、無論反論というのではなく、ぜひ御理解をいただきたいなということで発言をしたいと思います。  きょうの討議は女性の自立のための環境整備に関する件ということで、リプロダクティブヘルス・ライツを議題とされているわけであり...全文を見る