服部三男雄

はっとりみなお



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開催日 会議名 発言
01月07日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第8号
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○服部三男雄君 服部ですが、清水委員に引き続いて佐川急便からの一億円借り入れ問題について総理にお尋ねいたします。  総理は新聞記者のインタビューのときに、例の佐川問題等で、金丸自民党前副総裁それから今の新生党の代表幹事について九三年の一月三十日、ちょうど一年前ですが、佐川急便に...全文を見る
○服部三男雄君 九三年一月三十日に産経新聞のインタビューを受けて今のようなことを答えた記憶がありませんか。再度、確認します。
○服部三男雄君 九二年十月二十六日に同じく産経新聞で、そのときに、日本新党を旗上げしたのは、今度の佐川急便事件でもう日本の政治はだめだ、こういう基本的認識を持っているからだというふうにお答えになったことはありませんか。
○服部三男雄君 今、清水委員から総理が提出されたいわゆる六点セットと言われる佐川急便から協力されたいろんな関係書類の不備を追及されて、非常に今汗をかいておられたわけですが、そのときに、真摯に今後も努力する、この疑惑を晴らすように真摯に総理の立場として努力せにゃならぬという基本的認...全文を見る
○服部三男雄君 総理、私の質問に答えていただきたいんですよ。あるかないかのことを聞いているんじゃないんです。今後どういう努力をすると約束されるのかと聞いておるんです。段ボールがあるかないかそんなことを聞いているんじゃないんですよ。今後どういう真相解明のための努力をする心構えがある...全文を見る
○服部三男雄君 疑惑を受けているのは、総理、あなたですよ。政治改革を標榜する総理が具体的な事実も挙げないで、あらゆる努力、この問題が出てから一カ月以上たっているんですよ、どういう努力を今後なさるんですか。もう一度答えてください。
○服部三男雄君 前回、ちょうど一カ月近くになるんですが、この予算委員会で私が質問に立って総理に、この提出された書類等はどうも不備が多くて本当に佐川急便のものかどうか国民の多くが疑問に思っているから、それでは解明にならないんで、これらの書類は昨年度の東京地検特捜部が特別背任罪で渡邊...全文を見る
○服部三男雄君 去年、総理から佐川急便に協力要請されたときに、それは佐川急便はたまったものじゃないと思うんです。大きなビルの中の無数にある書類を一枚一枚引っぱがして見ていって捜すんだから、それは通常の業務じゃないんだから、だれだってかないませんよ、こんなことをもう一遍やってくれと...全文を見る
○服部三男雄君 総理が自分で直接頼まれたかどうか相手はだれなのか東京佐川のだれに東京地検へ行って押収物の閲覧、コピーをとってきてくれと頼んだのか、だれに頼んだのか、名前を挙げてください。
○服部三男雄君 その東京佐川の頼んだ相手方の名前を次の私が質問するときに調べて回答いただけますか。
○服部三男雄君 総理、今の総理のお答えを聞いて、逃げているとしか思えないんですよ。簡単なことですよ。東京地検へ行ってコピーするのはだれでもできるんですよ、被差し押さえ人であれば。  あなたは今政治改革を標榜し、選挙に金がかかるのがいけないんだと、だからその根幹は選挙制度に問題が...全文を見る
○服部三男雄君 総理、水かけ論をやっているんじゃないんです。これは一国の総理の疑惑ですよ。日本の政治に対する信頼がかかっている事件なんですよ。せっかく家捜ししてこの半ぺらの六枚の紙を捜し出すぐらいの労力を佐川急便があなたのためにやったんなら、至って簡単な、だれもが当然の権利として...全文を見る
○服部三男雄君 じゃ、今後も総理はやる気がないということをはっきりおっしゃるんですかここで。佐川急便に対して今後続けて要請するということをおっしゃっているんですか。それとももうやらないということをおっしゃっているんですか、あなたは。
○服部三男雄君 事務所の職員を通じてではなくて、総理本人が東京佐川へみずから汗をかいて実行していただきたいと思っておりますので、その確約をお願いします。
○服部三男雄君 昭和五十七年当時、相続税の問題、それから総理の政治資金団体への総理個人の借り入れ、六千四百万円ありましたですね。前回予算委員会で私質問しました。トータルすると二億円を超える金額が必要であるということが土地登記簿謄本、それから政治資金団体の報告書から明らかになりまし...全文を見る
○服部三男雄君 ちょっと待ってください。それはどこですか。
○服部三男雄君 荻窪の土地を売却した結果、税金等を引いて一億二千万円前後のお金が残った、こういうふうに前にお答えになっておりますね。売られた土地は荻窪の昔のいわゆる荻外在の一部であろうかと思うんですが、この相続人は登記簿によりますと総理の弟さんの名前になっておりまして、総理自身は...全文を見る
○服部三男雄君 荻窪二丁目の七百四十三番十二というのが相続によりまして近衛通隆さんの名前に、五十五年九月十六日が原因ですけれども、登記は五十六年三月十一日になって、それが日本信販へ売られたり、あるいはもう一つが、たしかどこかの建設会社、佐藤工業でしたか、に売られておる。これはいず...全文を見る
○服部三男雄君 それでは総理の方から、いわゆる荻外在の土地の一部相続を受けている、それをどこへどういうふうに売却したかということを資料を出していただければありがたいんですが、出していただけますか。
○服部三男雄君 湯河原の土地の相続後に住友信託銀行へ借金の返済をしておられましたね、抵当権抹消になっておりますから。湯河原の土地の抵当権を設定されていた住友信託銀行へ四千万の借金の返済がありますね。それは、前回、総理は自分が払ったとおっしゃっているんですが、金額はわかりますか。四...全文を見る
○服部三男雄君 先ほど来総理は、総理個人の財産管理と、実務ですよ、そして政治資金について、佐川との関係は深山が主にやっていたということで、深山さんがこれに関与していたということは去年の十二月初めごろから当国会でお答えになっているわけです。細かいことはわからないとおっしゃる。  ...全文を見る
○服部三男雄君 深山さんが出した書類というのはよく意味がわからないんですが、もうちょっと説明をいただけますか。
○服部三男雄君 五十七年中に総理の政治資金団体へ六千四百万円を繰り入れたことも深山さんがやったと前回予算委員会でお答えになっているんですが、その資金の出所、当時総理は株はそんなに持ってない、資産はそんなに持ってないというふうにお答えになっているんですけれども、その資金出所について...全文を見る
○服部三男雄君 深山さんがやめた後、総理の個人財産の管理とかあるいは政治資金のやりくりとか借金の手続とかそれはだれが今やっているんですか。
○服部三男雄君 平成三年度に借入金で五億円弱、平成四年度で借入金九億円前後あるということを資産公開で総理は明らかにしておられるんですけれども、その中の二部として軽井沢の土地を抵当に入れたとかいろいろなことがあったようですけれども、それはだれがなさったんですか。
○服部三男雄君 九億円もの借金で、無利子であればいいんですけれども、借金すれば当然金利を払わなきゃいかぬということになりますね。その金利の支払いについて前回尋ねたところ、総理は、いや、事務所でやっているから細かいことはわからないというお答えなんですけれども、総理大臣の収入、報告さ...全文を見る
○服部三男雄君 そうすると、党に対して総理は金利付で貸しておられるということですね。
○服部三男雄君 元麻布のマンションを買われたときの契約書はございましたか。
○服部三男雄君 七千七百万で当時購入されたということですが、その契約書では全額即金支払いになっておりましたか、分割払いになっておりましたか。
○服部三男雄君 そうすると、分割払いをされたということですか。その詳細についてお答えいただきたいんですが。特に最初に払われた金額は幾らかということをお答えいただきたいと思います。あと分割払いの内容についてお願いいたします。
○服部三男雄君 契約書に書いてないんですか。
○服部三男雄君 総理、この一億円疑惑の発端になったのはこのマンションなんですよ。あなたはマンションを買うから一億円借りたと言ったんだ。ところが、調べてみたら借りるより前にマンションが購入してあったわけです。だから、手付は払ったのか、当時幾ら払ったのかと。今回こうしてせっかく大事な...全文を見る
○服部三男雄君 総理、もう一度お話ししますが、一億円借りる目的がマンション購入だとあなたは国会、衆議院の予算委員会でお答えになった。ところが、一億円が現実に数回に分けて入る前に既にマンションは買われている。これは国会だけじゃないですよ。総理は去年のアエラの記事でも堂々とそう話して...全文を見る
○服部三男雄君 登記に載っているんだから総理の所有だということは、そんなことは聞かなくてもわかっているわけであります。登記の有無、契約の条件、支払いの内容、分割なのか即金なのか。例えば七千七百万即金で払ったということが明らかになれば、総理、そうしたら何も佐川から一億借りる必要は何...全文を見る
○服部三男雄君 こんな簡単なことを十分も押し問答しなきゃお答えにならぬというのは、総理、あなたはおかしいんじゃないか。自分がみずから招いたことを答弁するのに……(「おかしいというのはどういうことだ」と呼ぶ者あり、その他発言する者あり)  いいですか引き渡しはいつだったか。引き渡...全文を見る
○服部三男雄君 ということは、七千七百万は当時資産としてあったと。ところが予算委員会では、衆議院の予算委員会それから参議院の予算委員会では、当時、荻窪の土地等を売った利益はあったけれども、それは株で運用していたから、手持ちの金がなかったから佐川さんに借りに行ったんだと。ところが、...全文を見る
○服部三男雄君 いや、それは今お答えいただいた。なければ七千七百万でマンション買えませんから、確かに資産を取り崩しなさったんだろうと思うんですけれども、前に予算委員会では、当時取り崩すものがなかった、だから佐川さんのところに借りに行ったんだ、こういうふうにお答えになっているから、...全文を見る
○服部三男雄君 その七千七百万の資産取り崩しとか管理とか、そして支払いも深山さんがなさったんですか。
○服部三男雄君 総理は、昨年の一月ごろスイスへ行かれたことがございますか。
○服部三男雄君 昨年一月、スイスへ総理が行っておられる間に、その留守の間に、高輪にある日本新党の事務所へ毎日新聞の記者が行きまして、佐川さんとの関係でお尋ねしたいということを永田事務局長に申し込みが再三にわたってあったことを総理は御存じですか。
○服部三男雄君 昨年平成五年四月ごろ、総理について、この佐川との一億円借り入れ問題というものがジャーナリズム等で取り上げられたことはありましたか。
○服部三男雄君 アエラという朝日新聞の雑誌がございますね。の平成五年五月二十五日号に、総理は詳細な佐川さんとの関係についてインタビューという形でお答えになっておりますね。記憶にございますか。
○服部三男雄君 先ほど私がお尋ねしたとき、総理は佐川さんの問題について、特にジャーナリズムは取り上げていない、そんなことは記憶していないとお答えになったんじゃなかったですか。それが急にこのアエラのインタビューに応じて、詳細な坪数、面積、地番表示まで克明なインタビューに応じられたの...全文を見る
○服部三男雄君 あのアエラの記事を見ますと、坪数、面積、建物の何平米まで克明に書いてあるんですけれども、ということは、人間の記憶ですから当然そんな細かいことはあるわけがないんで、総理は事前に契約月日とか家賃額とかこういったことを全部調査の上でインタビューに応じられたんでしょうか。
○服部三男雄君 これまで本委員会それから予算委員会で、総理は、佐川さんとの関係はいろんな契約とかお金のデリバリーとかは深山さんが主としてやっていたとお答えになっているわけですが、そうすると、このアエラのインタビューの前にいろんな調査をなさるときに深山さんを呼ばれて細かいことをお聞...全文を見る
○服部三男雄君 お父上であられる細川護貞さん名義の京都の別邸のことを今お触れになりましたが、その契約書等は総理の手元にあったということをおっしゃっているんですか。今ちょっと趣旨がよくわからなかったもので、再度お答え願えればありがたいんですが。
○服部三男雄君 元麻布のマンションのことで一点補足してお尋ねしたいんですが、前回私の予算委員会の質問では、実際に参議院の議員宿舎を出て引っ越して住んだかどうかはっきりしない、調査をするというふうにお答えいただいたように思うんですが、参議院議員宿舎の家財道具を元麻布のマンションヘ移...全文を見る
○服部三男雄君 五十七年八月から別の人が既に住んでいたという事実が明らかになっているんですよ。家財道具を移せないんですよ。現にもう貸借人が入っていたんですよ。違うと思いますが、もう一度答弁願います。
○服部三男雄君 次に、奥様のお父様の名義のNTTの株三百株についてお尋ねしたいわけであります。  朝日新聞の調査によりますと、総理の元麻布のマンションを担保に入れられた東京証券金融への交渉は深山さんが行ったということが朝日新聞で明らかになっておるんですけれども、そういう事実を総...全文を見る
○服部三男雄君 私の質問に直接的にお答えに。なっていないというふうに思うんです。  ということは、総理は、このNTTの三百株を買う、四億円だったそうですけれども、この東京証券金融の借り入れを深山さんがやっていたことは間違いないという趣旨で今お答えになっているんですか。
○服部三男雄君 そうすると、総理にちゃんと深山さんから、あの三百株の資金をつくるための手続から株の購入、こういったことを深山さんがやっていることは総理に報告があったということをお答えになっているんですか。再度確認します。
○服部三男雄君 総理、私の質問にお答えいただきたいんですけれども、深山さんが東京証券金融に申込証拠金ですか、あるいは売買委託手数料を証券会社に振り込むとかこういったことを深山さんがやったということは総理に報告があったんですかとお尋ねしているんです。
○服部三男雄君 直接私の質問にお答えいただきたい。  深山さんが東京証券金融に行ったり、その代金の振り込みをしたり、あるいは投資顧問会社へ相談に行ったりしているという事実が明らかになっているんですが、そのことを深山さんから報告を受けているかと聞いているんです。
○服部三男雄君 そのNTT株の購入時期の義理のお父様、岳父の方ですが、年は幾つだったでしょうか。
○服部三男雄君 総理が株を運用しておられるということは前にも委員会でお答えいただいておるわけですけれども、株というのは、総理がいつか新聞にお答えになったように、上がったり下がったりするものでございますから、ましてや証券、金融とかから借りれば、当時かなり金利が高かった、昭和六十一年...全文を見る
○服部三男雄君 総理の関連会社、関係会社、奥様の経営しておられる会社らしいんですけれども、その名前で西武不動産から軽井沢に別荘を購入されたことがありますね。その購入資金をつくる際に、このNTT株百株を銀行に担保に入れられたということは記憶ございませんか。
○服部三男雄君 このNTT株三百株の購入について、まず一般市民の目から見ますと、随分大きい金額だなと。あのとき公開入札したんです、たしか。だから、そんなロットのまとまった三百株なんというのはなかなか買えなかった。到底不可能だったんですよ。総理も株のことを、運用しておられるからよく...全文を見る
○服部三男雄君 総理は、昨年の三月の「日経ビジネス」に「日本新党の緊急経済対策」というものを投稿された御記憶はありますか。
○服部三男雄君 こういう日本新党と銘打って緊急経済対策とうたわれる以上は、今までのように自分の個人財産は事務所がやっているんだというんではなくて、みずから自分の筆やペンをなめなめ書かれたものだろうと思うんですが、間違いございませんか。
○服部三男雄君 ということは、自分以外の者が書いた可能性もあるということをおっしゃっているんですか。もっと明確にお答えいただけませんか。
○服部三男雄君 その項目の中に、バブル崩壊の象徴とも言うべきNTT株価の対策を首相の、当時の首相ですけれども、直接指揮に基づいて断行しなきゃならぬ、例えば政府にも推奨責任のあるNTT株については額面増資をやるべきだと、こういうことをお述べになった、あるいは文章で書かれて提出された...全文を見る
○服部三男雄君 この項目は、株買い支え機関の設立、いわゆるプライス・キーピング・オペレーションのことをおっしゃっているわけでありますが、株はもう何千とあるんですが、その中でNTTだけを特別取り上げられたのは何か根拠があるんですか。
○服部三男雄君 株価対策はNTTのことだけでいいんですか。日本新党というのはそういうことを考えているところなんですか。
○服部三男雄君 清水委員の質問と私の質問を合わせて二時間弱の間ですが、結論として、総理がお答えになればなるほど納得できない、よくわらない、お逃げになっているということの姿勢がはっきり出てくる、そういうことが明らかになったと思うんですね。  先ほど申しましたように、原本、佐川との...全文を見る
○服部三男雄君 最後です。私どもの要望に対して総理はお答えにならないので、それならば当委員会として、元秘書の深山さんと、そして東京佐川急便の経理部長、担当者と、そしてその後の政治資金関係を担当している、まだ総理は具体的な秘書の名前をおっしゃいませんが、この方を特定して当委員会で証...全文を見る
01月19日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第14号
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○服部三男雄君 選挙制度一般についてお伺いしたいと思います。  まず、今までの衆議院及び参議院での政治改革特別委員会で、総理も副総理の羽田大臣も山花大臣も、現行の中選挙区制度は制度疲労を起こしたものだというようなことを繰り返し申し述べておられるようでありますけれども、どういう点...全文を見る
○服部三男雄君 私は今まで総理がお述べになったことを集約しまして、いわゆる利益誘導型でお金がどうしてもかかるんだという点を一つ今おっしゃいましたね。そのほかに、例えば政権交代がないということも前に総理はおっしゃった。だから政策論争もないんだ、だから制度疲労しているんだと。二つの点...全文を見る
○服部三男雄君 午前中に続いて質疑を行いたいと思います。  総理にお伺いいたします。  中選挙区だと政権交代がないというふうにおっしゃいました。現実には、確かに戦後日本では政権交代が数少なかった。自民党が長期政権をしておったことは間違いないんですが、中選挙区という制度そのもの...全文を見る
○服部三男雄君 小選挙区制度との比較でおっしゃっていますが、中選挙区制度のどの部分に、どういうところに政権交代を妨げる要因があるとお考えですか。具体的にお答えをいただけたらありがたいんですが。
○服部三男雄君 結論として、総理は、中選挙区制度というシステム自体には政権交代の可能性を妨げるものがないというふうにお答えいただいたと思うんですが、山花大臣、佐藤大臣、今の同じ観点の質問にお答えいただきたいと思います。
○服部三男雄君 総理を初め三大臣とも、制度論、システムとしては政権交代を妨げる要因というものはない、現実には確かに日本のいろんないきさつがありました、各党の体質の問題もありました、いろんな問題があった、だから現実には政権交代は長らくなかった、しかし制度論としては政権交代を妨げる要...全文を見る
○服部三男雄君 三大臣とも現実の現状、特に戦後の日本の現状をるる述べられるわけでありますが、どうも伺っておりますと、制度論として中選挙区制度をとったからこの国会で政策論争は行われにくいという根拠には乏しいと私は思います。  特に、総理それから佐藤大臣がおっしゃいましたが、選挙の...全文を見る
○服部三男雄君 総理に重ねてお伺いします。  総理のおっしゃっているのは、選挙制度としての選挙における具体論をおっしゃっているのであって、具体的な選挙において自民党の候補者同士の間に活発な政策論はなかったとおっしゃるんですが、事対野党の、まあ今まで主に社会党であったわけですが、...全文を見る
○服部三男雄君 先輩である総理にこういうことを申し上げるのは不遜とは思いますが、事自由民主党の政調会においてかんかんがくがくの議論を過去数十年間続けてやっていたということは、税制の問題にしてもそうでありますし、また現に今この選挙制度の問題、政治改革関連法案の問題についても、新聞で...全文を見る
○服部三男雄君 総理と佐藤大臣の話を聞いていると、結局、中選挙区制度のもとにおいても国会議員となった以上は真剣に、自民党内部もあるいは各党内部も、それから対他党との関係でも政策論争は活発に行われたという結論を否定しておられるようには受け取れない。そうしますと、今までおっしゃった政...全文を見る
○服部三男雄君 中選挙区制度のもとでは金がかかる、こういうふうに言うんです。それが中選挙区制度の根幹的な欠陥だということを特に山花大臣と佐藤大臣は繰り返し委員会で指摘しておられて、だからこそ金のかからない選挙をやって政治不信を解消するには根本的に選挙制度そのものを変えなきゃだめだ...全文を見る
○服部三男雄君 今の総理の御答弁を聞いていますと、選挙制度そのものではなくて、腐敗防止関係、政治資金を厳しく規制するとか、他の要因を挙げておられまして、中選挙区と小選挙区を比較したら小選挙区の方が金がかからないという具体的な回答は何にもおっしゃっていない。  佐藤大臣、それから...全文を見る
○服部三男雄君 今、山花大臣が正確にお答えになりましたが、制度論としての中選挙区制と小選挙区制の比較だけでは、お金の問題というのはどっちが多くかかる、少ない、多寡の問題は論じられないと。おっしゃったとおりだと思います。制度論としてはこんなものは何の決め手もないわけであります。 ...全文を見る
○服部三男雄君 佐藤大臣は、私の質問に対して全く筋の違うことをお答えになっているんで、もう少し議論のかみ合ったことをやっていただきたいとお願い申し上げたいと思います。  私が申し上げているのは制度論と現実の運用との論理の混交があるんではないかということを申し上げておるわけであり...全文を見る
○服部三男雄君 今、佐藤大臣がおっしゃったのは非常に重要だと思うんです。政治改革政権、今その担当大臣だとおっしゃっているわけでありまして、その大臣の答弁として非常にゆゆしき発言があったと思います。  自民党さんが同士打ちを防ぎようがないからと言った。同士打ちの実態についてどうな...全文を見る
○服部三男雄君 羽田副総理にお伺いしたいんですが、大いに羽田副総理とやりたいんですけれども、何しろ問責決議を出している最中でございまして、問責決議という関係でできないものですから、もう一度総理大臣初め今お答えいただいた三大臣の方にお願いしたいんですけれども、現実の運用論というもの...全文を見る
○服部三男雄君 総理が今おっしゃったとおりでありまして、制度というのを運用するのは人間なんですから、人間がいかに、政治家がいかに倫理を守り政策担当能力を高めるかというところに尽きると思います。総理のおっしゃったとおり、制度論で律せられるものではないということもよくわかります。おっ...全文を見る
○服部三男雄君 そういう法案を出された政権の総理でありますから根づくだろうと期待されるのは当然でありますが、今までの政治風土、慣習というものを分析したら、そういうものが根づくという理由があると思うんですよ。少なくともそれでなければ総理大臣として法案を出されないと思うんですよ。こう...全文を見る
○服部三男雄君 陰の実力者とかGHQとか言われております小沢一郎さんの書いた「日本改造計画」という本に、日本というのは同質社会なんだ、多数決でなく全会一致をたっとぶ社会の風習というものが根強いんだ、和とか同調、こういった点で日本型民主主義社会というものが戦後一貫して続いてきたんだ...全文を見る
○服部三男雄君 総理はファジーな総理と言われておりまして、お答えも相変わらずファジーでありますが、二十一世紀の日本の政治行動を変えようというこれだけ大きな選挙制度の問題についてファジーなお答えでは国民は納得しないと思いますよ、総理。  今申し上げたように、中選挙区制度の欠陥とし...全文を見る
○服部三男雄君 先ほどから政党を中心とした政策論争のできる政治と、まことにごもっともなだれもが反対のできない立派なお言葉を再三にわたってお聞きするわけでありますが、それじゃ佐藤大臣にお伺いします。  政党中心になったら、金のかからない政治になるんでしょうか。その担保はどこにある...全文を見る
○服部三男雄君 佐藤大臣は私の質問に対してほとんど答えておいでにならない。論理を全部外して答えておられる。非常に私としては不満を持っておるのでありますが、時間の関係もありますので。  じゃ、もう一度佐藤大臣に尋ねます。  昨年の十月二十日の衆議院における政治特のときに、衆議院...全文を見る
○服部三男雄君 その点について、もう一点議論を深めたいと思うんです。  この政府案によりますと、政党中心になる。そうすると、政党の中心部分を握る人が絶大な権力を振るうようになる危険性がある。個々の政治家の自由裁量権というものは小さくなって党の官僚みたいな形になるという危険性は、...全文を見る
○服部三男雄君 党へ入る金ですよ、今言っているのは。
○服部三男雄君 今、政党の役職員の贈収賄という立法規制を考えているとおっしゃいましたが、例えば政府案に認められている各支部ごとにも政治献金の受け付けは可能だとなりますね。そうすると、いろんな企業が通常の政治献金と見られる金額で小口に全国支部へぱっとばらまいたらわからなくなってしま...全文を見る
○服部三男雄君 一生懸命お答えいただくんですが、全部論理のすれ違いになっております。私、昨年四月の衆議院の政治改革特別委員会以来、あそこで百何十時間ですか、そして九月に入ってから百二十時間ですか、各閣僚のお答えと国会における質疑を聞いておりまして、ほとんど議論のすれ違いになってい...全文を見る
○服部三男雄君 両大臣に今の観点でお伺いしますが、地方議員、地方首長の個人献金の割合とか額とか、彼らが政治資金団体をどのように持っているかとか、そういった実態調査をなさいましたか。お二人、答弁してください。
○服部三男雄君 先ほど私が申しましたように、日本人の政治慣習として、自己主張が強くない、あるいは政党色がはっきりしない。まあ細川さんに代表されるようにファジーなんです、日本人というのはね。だから、地方議員は特に無所属が多いんですよ。だけれども、日本の地方の政治というのは国会におけ...全文を見る
○服部三男雄君 国会議員は公費補助を受けていい、しかし地方議員は草の根だから中で自分たちでやってくれ。これはちょっと、大臣、虫がよ過ぎるんじゃありませんか。それが一点。  二点目は、先ほど私個人の経験ではと、地方議員の政治資金の問題について個人の経験だとおっしゃった。いやしくも...全文を見る
○服部三男雄君 その個人献金に限定するところで、理由として以前佐藤大臣は、政令指定都市に限定している場合の寄附金控除の説明で、税務執行上の理由を挙げておられるんです。  いやしくも地方の議員、地方自治を担っている議員の政治活動の資金について、個人献金に限定する理由として税務執行...全文を見る
○服部三男雄君 選挙制度に関する社会党の主張の変遷というもの、公約の変遷というものをお聞きしたいわけでありますが、たしか四、五年前までは、先ほど佐藤大臣もおっしゃったように、定数是正だ、中選挙区制度のもとの定数是正が大事なんだというふうにおっしゃいました。それからしばらくして比例...全文を見る
○服部三男雄君 変更ではなくて進歩だとおっしゃるわけでありますが、当時委員長であります山花大臣は、去年の四月には、小選挙区、それを含む並立制、これは民主主義を根底から崩すものだとおっしゃったんです。社会新報に出ている。何しろ護憲政党の委員長でありますから、憲法の基本論理の民主主義...全文を見る
○服部三男雄君 山花大臣にお伺いしますが、小選挙区と比例代表のバランス、数が変われば小選挙区制並立のシステムというものは変わるという趣旨で今お答えになっているんですか。たくさんおしゃべりいただけるからポイントがどうなのかよくわからないんですけれども、ポイントを絞ってお答えください...全文を見る
○服部三男雄君 山花大臣並びに佐藤大臣は、去年の四月の衆議院の政治改革特別委員会で、併用までが限度なんだと、社会党の態度として。並立というのは、小選挙区と比例代表とをただくっつけたものなんだ、こういう表現を二人そろってなさったんですよ。しかも党の機関紙に、民主主義を根底から崩すも...全文を見る
○服部三男雄君 憲法の基本理念の民主主義を根底から崩すというのと、国会における論議、連立政権ができるという政権の目の前という話とどっちが価値が重いんですか。民主主義を根底から崩すものというのとどっちが価値が重いですか。両大臣答えてください。
○服部三男雄君 民主主義というのは、主権在民、国民が政治意見を自由に表明して、その国民の意見に従って政治が運営されるということを民主主義というんです。大臣、言うまでもないことですね。  自民党が長期政権であって、今までの社会党がだめで政権交代がないから民主主義がないという、そん...全文を見る
○服部三男雄君 山花大臣、自分たち社会党の政権担当能力とか選挙の努力とかを棚に上げて、ただたまたま自民党の中から政治資金規正法違反で数人が起訴されるぐらいのことが起こって、それがなぜ民主主義にならないんですか。自分の努力を棚に上げて、どういうことですか。それは議論になっていないじ...全文を見る
○服部三男雄君 佐藤大臣にお尋ねしますけれども、佐藤大臣も昨年四月当時は山花大臣と同じように、当時は山花議員ですが、山花議員と同じように、並立は木と竹をつなぐような制度だと、パーセンテージは五百を五十ぐらいならまだしも、六対四、五対五だとこれはもう全然木と竹をつなぐようなものだと...全文を見る
○服部三男雄君 国民の皆さんは、この今の私と両大臣のやりとりを聞けば、両大臣が政治家としての最も守らなきゃいかぬ憲法の基本原理よりも政権というものを、自民党を政権から追い出すという、その党利党略に基づいて変節したと必ず断言するということを申し上げたい。  これ以上あなたたちとや...全文を見る
○服部三男雄君 細川総理は、最初は、中選挙区でもいい、ただ投票数を変えた方がいいんじゃないか、それから別の制度をおっしゃった。そして今度武村さんと、自民党を政権から追い出すために並立制を言い出した、二百五十は武村さんが言うからそうかなと思って言ったと。これも随分変わっておられる。...全文を見る
○服部三男雄君 今、総理から、選挙制度というのは決め手がないんだ、一長一短があるんだという御認識を伺ったわけであります。ところが、今の連立与党の各閣僚は終始一貫して中選挙区制度はだめだとおっしゃるんです。諸悪の根源だとまでおっしゃっている。今の政治腐敗の根源は中選挙区制度にありと...全文を見る
○服部三男雄君 では続きまして、佐川急便問題に移らせていただきます。  ことしの七日に私が質問させていただきましたが、五十七年七月末に元麻布のマンションの代金七千七百万円を払ったと。それは荻窪の土地、近衛千代子さんから相続した処分代金の残った一億二千万の中から秘書たちが払ったも...全文を見る
○服部三男雄君 そうすると、総理は、佐川から借りた一億円は五十九年ごろまで自分の財産運用の金に使った、こういう趣旨でお答えいただいているんですか。端的に答えてください。その一億円を何に使ったかと聞いているんですから。だって、マンションに充てる必要はないんですからね。山門修理は五十...全文を見る
○服部三男雄君 総理が今お答えになっているのは、一億円を借りる理由をおっしゃっているんです。私が聞いているのはそうじゃないんです。  元麻布のマンション代はもう払ってしまったんだから、一億円はそこへ充当する必要はないですね。山門の修理は五十九年にやっているんだから、五十七年十月...全文を見る
○服部三男雄君 前の回答、衆議院の予算委員会での回答ですが、山門修理費は二千三百万と総理はおっしゃっているんです、回答されているんですよ。それはマンション代には払う必要はないんだから、だから一億から二千三百万引きますと七千七百万はどこへお使いになったかと聞いているんです。それをマ...全文を見る
○服部三男雄君 八%の高い金利で借りて相続財産の補てんに充てると。総理、相続財産の補てんとは何でしょうか。当時相続財産で株の一部運用をしておったとお答えになっていますよ、前の衆議院の予算委員会で。株の方に使ったということでございますか。相続財産の補てんという意味がよくわからないん...全文を見る
○服部三男雄君 総理、そういうことをお答えいただいても答えにならないんですよ、それでは。中身はわからないけれども相続財産の運用に補てんしたと。答えにならないんですな。例えば当時株で運用していたから株に充てたというんなら、株に充てたと。何も政治家が株を買っちゃいけないんじゃないです...全文を見る
○服部三男雄君 そうすると、当時、山門とか土塀の修理の見積もり費用が一億円と書いてあったんですか。一億円が要ったと思ったんですか。  前のお答えでは、二千三百万円かかったとはっきり明確に総理にお答えいただいておるんです。二千三百万を使うのに八パーの高い金利で一億円も借りる人はい...全文を見る
○服部三男雄君 総理、いいかげんにしてもらいたいと思います。私は借入の理由を聞いているんじゃないんですよ。借り入れた金がどこへ行ったのかとお聞きしているんですよ。さっきから三度同じ答弁をされている。借り入れる理由について聞いているんじゃないんです。借り入れる理由について聞いている...全文を見る
○服部三男雄君 総理、国民をばかにしたような回答をやめられたらいいと思いますね。  七千七百万円は自分が持っていたおばあさんからの相続財産を取り崩して自分の金で払ったと前にお答えになったんでしょう。佐川から借りた金はその後借りているんですよ。国民を小ばかにしたような答弁はやめて...全文を見る
○服部三男雄君 何をおっしゃったか最後までわからない。見え見えの時間稼ぎをしておられるとしか私には思えない。  ところが、総理はこの七日の日の私の質疑に対して、「知事選に備える必要もございましたから借用の必要があったと思っております。」と熊本県知事選に出る選挙費用だとはっきり自...全文を見る
○服部三男雄君 そうしますと、佐川からお借りになった一億円の中から例の政治資金団体への六千四百万の貸し付けもしくは寄附ということを行われたのですか。
○服部三男雄君 それならば、昨年の五月のアエラの記事、それから昨年十月以降の衆議院の政治改革委員会での答弁、あるいは本院における予算委員会の答弁と明らかに食い違ってきておるわけであります。  あのときは、そのお金はどういうふうに使ったかということについては選挙のセも述べておらな...全文を見る
○服部三男雄君 佐川関係者からお金を借りることを隠さなきゃならぬ何かあったんでしょうか。
○服部三男雄君 じゃ、なぜアエラのインタビューで、熊本の知事選に出るために佐川からお金を借りたんだとお答えにならなかったんですか。
○服部三男雄君 前回の一月七日のときに、私から再三にわたり総理に、東京佐川急便に秘書任せではなくてみずから、東京地検に佐川急便が差し押さえられた原本をコピーしていただくように総理みずから電話してください、お願いしますと言っておいたんですが、総理、電話していただきましたでしょうか。
○服部三男雄君 総理はしていただかなかったんでしょうか。
○服部三男雄君 前回の質問のときに、自分はしていないけれども事務所の人が東京佐川へ電話を入れているんだ、でも断られているんだという趣旨をおっしゃいました。前回、断った者の名前を教えてください、調べておいていただけますかと私総理にお願いしてあったんですが、東京佐川のだれか教えていた...全文を見る
○服部三男雄君 電話をかけた秘書さんからの報告というのは、東京佐川急便に電話したとおっしゃいましたか。
○服部三男雄君 佐川急便は、この特別背任事件で東京地検が摘発の結果、総理、今までの東京佐川急便だとか熊本佐川急便とかいうふうに全国を各ブロックに分けていた独立性を解除しまして、京都本社直轄方式に、事務連絡もすべて佐川急便直轄方式に変えたというふうに京都本社の責任者が言っているんで...全文を見る
○服部三男雄君 新聞情報によれば、今度の参議院本会議でこの法律案の可決をするために、総理はいろんな議員を総理官邸にお呼びになって昼食会を開いたりいろいろ一生懸命になさっているんだそうですけれども、それならばこういう大きなみずから出したような疑惑解明のために、私は国民を代表して、み...全文を見る
○服部三男雄君 佐川との関係は細川事務所の深山さんが担当しておられたということでありますが、その深山さんが昨年の十二月にある人に、あの一億円はつばだけの担保で借りたものだと今まで思っていたんだ、湯河原の抵当権なんか設定されたことは知らなかったと言っているんですが、総理、いかがでご...全文を見る
○服部三男雄君 総理は、深山さんの勘違いだと思うと今おっしゃいましたね。  昨年の三月に根抵当権の抹消をされましたね。総理、そのときに総理は、直接抵当権抹消の通知を依頼、要するに佐川の委任状が要りますから、この要求を東京佐川にされましたか、それとも京都佐川の本社にされましたか。
○服部三男雄君 京都佐川の本社は、総理の事務所から昨年三月に湯河原の土地の根抵当権の抹消の要求があって、えっ、そんなもの東京佐川は担保にとっておったんかいな、あれはつばだけやったでと京都佐川本社で多くの人が言ったということが判明しているんですが、深山さんの勘違いじゃないと思います...全文を見る
○服部三男雄君 総理、いやしくも私もこの国会というところで質問する以上は事情を調査した上で言っているんです。総理は、いや勘違いとか間違いないとかおっしゃいますが、深山さんの勘違いじゃないかとおっしゃいますが、私は京都佐川の担当者からもちゃんと聞いてきて調べた上でのことなんです。深...全文を見る
○服部三男雄君 総理は、今までは深山に任せたとか私は細かいことは知らないとおっしゃるんですが、このつば以外の抵当権のお話になると随分自信満々にお答えになりますが、そのつばの覚書の文書を総理よくお読みいただきたいと思います、これは総理がお出しになった文書でありますから。  既に五...全文を見る
○服部三男雄君 総理は直接深山さんからこの件については報告を受けていないということでありますけれども、他の秘書を通じて内容は聞いていると前にお答えいただいております。深山さんの報告の中に、五十七年の七月、知事選出馬の準備のときに熊本の細川邸の要するにお城の中に五十坪の選挙用の平屋...全文を見る
○服部三男雄君 私の調査の結果によりますと、五十七年七月五日から五十七年八月三十一日にかけて、福岡市内にある株式会社林建想という建築業者が二千三百万で細川さんの屋敷に平屋で五十坪の家をつくった、その代金は清和商事が払った、こういう事実が判明しておるんです。総理、こういうことについ...全文を見る
○服部三男雄君 重ねて尋ねますが、清和商事が、父上であられる細川護貞さんの所有地の中に、熊本のあのいわゆる細川邸の中に二千三百万で五十坪の家を建てたという事実を総理は知っておられますか。
○服部三男雄君 総理は私の質問をよくお聞きいただきたいんです。新築です。五十坪の平屋建ての新築で、しかもそれは五十八年二月の選挙のときに選挙事務所に使った場所であります。これを清和商事が二千三百万円を建築業者に払って建てたという事実が判明しているんですが、御記憶ありませんか。
○服部三男雄君 そういうことで、やっぱりお殿様宰相でありますから詳しいことは深山に聞かなければわからないということで、再三にわたり、委員長、深山の証人喚問を要求しておりました。今国会ももう残りわずか十日ばかりであります。早期に理事会で決定していただきたい。委員長に強く要望するもの...全文を見る
○服部三男雄君 理事懇談会の内容を、委員長、御説明をお願いしたいんですが。
○服部三男雄君 委員長に重ねてお尋ねしますが、理事の中で調わなかったということは、自民党の理事は私が証人喚問請求したわけですから当然喚問を要求しているわけであります。ということは、どの理事が、どの党の理事が喚問に反対しておられるのか明らかにしていただけますか。(発言する者あり)
○服部三男雄君 それであれば、自民党の理事から聞いておりますけれども、与党側理事は全員反対したと聞いておりまして、それは、証人喚問というのは真実を明らかにして、細川総理に関する佐川との疑惑を総理自身がみずから明らかにせにゃいかぬことでありまして、それを連立与党側がかばい立てるとい...全文を見る
○服部三男雄君 今の委員長の所見には非常に不満でございまして、連立与党側はこの政治改革特別委員会、我が自由民主党はもっと長時間こってりと審議しようと言っているのに、職権でこの委員会を開会されたようなことがずっと続いてきたわけでありまして、委員長職権があるわけでありますから、全会一...全文を見る
○服部三男雄君 前回のこの委員会で私から総理に、昨年の一月三十日に産経新聞のインタビューで佐川急便問題について、総理のインタビュー記事ですよ、引き続き真偽究明を目指す、小沢自民党元幹事長に関してはかなりの部分でかかわりがあると指摘されているので証人喚問が必要だ、竹下元首相の再喚問...全文を見る
○服部三男雄君 総理、まじめに答弁願いたい。  産経新聞の記事を見せているんですよ、あなたの顔写真が出ているじゃないですか。それで記憶がないということは答えにならないんですよ。現にインタビュー記事を目の前に置いて、記憶がないということは通らないですよ。再答弁を要求します。
○服部三男雄君 天下の公器たる新聞の、現物じゃない、コピーですけれども、現物と同じですよ。それを示されて、当時何回もインタビューを受けたから今思い出せないと。ということは、新聞に書いてある記事が違うと、天下の公器を否定するようなことをおっしゃるんですか、総理は。
○服部三男雄君 小沢元幹事長の喚問を必要と判断するかというようなことを、真意が伝わるとか伝わらないの話じゃないんですよ、微妙な話じゃないんです。竹下元総理を喚問するかしないか、どっちかなんです。二者択一なんですよ。こんなもの、真意が伝わるとか伝わらないの話じゃないんです。現に目の...全文を見る
○服部三男雄君 総理に再度お尋ねしたいと思います。  わずか一年前のことなんです。この記事は冒頭に、記者の質問事項で、今国会では東京佐川急便事件をどう追及しますかと。それに対して、細川代表と書いてあって、引き続き徹底究明を目指したい、小沢自民党元幹事長については証人喚問が必要だ...全文を見る
○服部三男雄君 山花大臣にお尋ねします。  当時、社会党から強く要求があって竹下元総理の再喚問に応じたことがありました。小沢元幹事長についても喚問要求が社会党から出されました。  その同じ考えで、この東京佐川急便に関する細川総理の、私が今具体的に挙げました二千三百万の家の話、...全文を見る
○服部三男雄君 大臣としてお尋ねしているんじゃないんです。政治家として、社会党の前委員長として、何しろ前に山花大臣はお答えになったように、政治家としての政治姿勢と閣僚としての姿勢は別に峻別して話しすることができるとあなたは答弁でおっしゃった。それは去年に官房長官談話でも出ているわ...全文を見る
○服部三男雄君 細川総理にお尋ねします。  総理は、六点セットで疑惑は氷解したと。だけれども、その同じ委員会で、ずさんなものだ、それは認めますと。ずさんなものを国民が信用するというのは無理なんですよ、総理。  でありますから、総理みずから、自分の身のことであり、自分の分身の秘...全文を見る
○服部三男雄君 総理、事態は変わっているんですよ。  前回までは確かに一億円を貸した借りた、返したか返していないかの話だったんです。ところが、今は僕が具体的な事実を明らかにしておるんです。清和商事から二千三百万の代金が出ているということ、こういう事実が明らかになったからこそ深山...全文を見る
○服部三男雄君 総理に別の点でお尋ねいたします。  東京佐川急便の関係者の方から私は直接聞いたんですけれども、一億円を湯河原の土地を担保に貸したことは間違いないと。毎年一千万返ってきているらしい。経理担当者ではないからわからないと。ただし、当時毎年一千万ずつ政治家としての細川護...全文を見る
○服部三男雄君 この問題が出てきましてから総理は深山さんを初め事務所の人を使っていろいろ調査されたと思いますが、東京佐川急便から一億円の返済資金としてそれに見合う一千万の金額を、東京佐川急便ですよ、佐川グループではありませんよ、東京佐川急便から十年間にわたって一千万円ずつ毎年出し...全文を見る
○服部三男雄君 総理は直接深山さんから事情を聞いていない、こうおっしゃるわけであります。前回の委員会でそうお答えになりました。これはやっぱり実務を実際に担当した深山さんに聞かなければわからない。  先ほど私は委員長に深山さんの証人喚問要求を重ねてしました。その時点では、ただ、今...全文を見る
○服部三男雄君 総理、確かに政府と国会は違いますから総理の立場からはなかなか言いにくいでしょうけれども、総理自身の問題であり、今までと違った別の二千三百万とか毎年一千万の政治資金の流用とか、こういう新たな問題が出てくれば、いよいよ政治改革の国会における論議がもう最終盤に来てこうい...全文を見る
○服部三男雄君 事務所というのは選挙事務所として選管に届け出る以外にみんな使うんですよ、大きな舞台の選挙になれば。選挙事務所としてと言っているのは、何も選管に届けた選挙事務所のことを話しているんじゃないんです。後援者が集まったり県会議員が集まったりする場所が必要なんですよ。そうい...全文を見る
○服部三男雄君 重ねて申し上げますが、総理は膨大な資産を、特にお父上の資産の管理もやっておられるわけでありますから、細かなことがわからないということを終始この委員会でお答えになってきた。でありますから、その資産管理とか佐川の関係は深山に任せていた、深山に聞かなければわからないとお...全文を見る
03月16日第129回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号
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○服部三男雄君 先生の日本の高齢化社会における対応問題の難しさ、特に急激な高齢化に対応する難しさということについての説明を聞いて、日ごろ余り関心がなかったんですけれども、なるほどなと。そして、日本の対応はおくれているが、徐々にゴールドプランとか定額払い制度とかいろいろなもので対応...全文を見る
○服部三男雄君 結構でございます。
03月31日第129回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○服部三男雄君 昨年来、この佐川からの一億円疑惑ということで、延々二十五回にわたって衆参の予算委員会並びに政治改革特別委員会で直接細川総理にいろいろ質疑が行われておるわけでありますが、だんだん国民の間でも、細川総理のこの佐川からの一億円疑惑について、答弁内容がくるくる変わっている...全文を見る
○服部三男雄君 総理、この総理の一億円佐川疑惑というものがこの国会の場で火花が散り出したのは平成五年の十月、もう半年も前なんです。そのときから二十五回やっているんです、委員会を。総理はその都度、古い話だから客観的な証拠がなかなか集まらないんだとか、あるいは関係者の記憶が薄れている...全文を見る
○服部三男雄君 今いみじくも総理は三権分立の意味をよくお考えになって国会で決めることは国会で決めてくれとおっしゃっているわけでありますから、先ほど自民党の同僚の楢崎委員から委員長に対して藤木さんの参考人招致を強く要望されました。  ここで委員長にもう一度強く要望いたします。 ...全文を見る
04月01日第129回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○服部三男雄君 昨日の私の参考人招致の要求に対しまして理事会も御苦労いただいて決定いただきましたことは、まことにありがとうございます。  きのうのニュース報道等を見ておりますと、刑事犯罪でも状況から合理的推定を加えて認定すべきものである、ましてや政治家の政治倫理に関することであ...全文を見る
○服部三男雄君 この二十五回の委員会の各委員会での答弁で総理は、秘書深山、それは全部深山がやったこどで私は詳しいことはわからないと、何百回この深山という名前を私どもは聞かされたわけであります。  事実、深山さんが佐川関係のお金の借り入れ、あるいは賃貸借、その他のすべて、あるいは...全文を見る
○服部三男雄君 なぜ深山さんに直接写ねなかったんですか。これは時代劇の殿様劇を見ているんじゃないんですよ。昔の三百年前のお殿様なら、人を使ってだれだれに聞けと言う。今は民主主義のこの時代でして、なぜ自分で深山さんに直接聞かないんですか。  今までの答弁でも、今回いろいろ質疑を受...全文を見る
○服部三男雄君 総理、ここは刑事犯罪を裁く場所じゃないんですよ。ここは東京地検特捜部じゃないんですよ。ここはあくまでも、総理が疑惑を受けているからそれを、国民の前で総理の政治姿勢、政治倫理をチェックするところなんですよ。そんな自分がすぐ電話すれば済むことを、自分が十年も二十年も使...全文を見る
○服部三男雄君 今すぐ理事会をやっていただくわけにはいきませんでしょうか、委員長。
○服部三男雄君 さて、昨日、総理は、私の立証責任は果たしたと、おおよそこの国会の場にふさわしくない言葉、立証責任という法律用語をお使いになった。しかも、深山証人要求に対して刑事犯罪の容疑がない者にという言葉までお使いになった。おおよそ国会のこの論戦の場所にふさわしくないお言葉を再...全文を見る
○服部三男雄君 昨日、私どもの清水委員、そして鹿熊委員から六点セットの内容について、その欠陥、不備、歴史上存在しない日付とか、国民が聞いたらもう何ということだというような欠陥を指摘されて、さすがの総理もお困りになったようでして、最後の結論としておっしゃったことは、抵当権が抹消され...全文を見る
○服部三男雄君 今のは事実の経過を淡々とおっしゃっただけで、私の質問に対して何の回答にもなってないんです。総理は、法律事務というのをなさったことないからそういう御回答で国民は納得するとお思いのようですけれども、だからもっと尋ねます。  根抵当権の抹消の受け付け登記に完済と書いて...全文を見る
○服部三男雄君 総理のおっしゃっていることは、法律家から見れば全く無意味な荒唐なことなんですよ。  こういうふうに説明しましょう。  登記抹消の外形があるからそれをもって真実借金の返済がなされたという証町にはならないということを、私は申し上げているんです。いいですか、総理、向...全文を見る
○服部三男雄君 委員長の裁定でございますが、委員長、私は五回やったんですよ、しかも予算委員会だけでなしに政治改革特別委員会でも三回やっているんですよ。  きょうの朝刊を見たら、あれだけ一面にこの参議院の委員会の審議、しかもこれは政治倫理の集中審議なんです。もう年度末を終わって新...全文を見る
○服部三男雄君 総理の今までの答弁を聞いておりますと、結局ずさんな、もっと極論すれば、うその六点セットというものでもって証明された、こういうふうにお答えになっていて、そのでたらめさを野党委員に追及されて、つまるところは根抵当権の抹消の事実唯一一点のみでもって返済されているというこ...全文を見る
○服部三男雄君 私の質問に対して何にもあなたは答えていないじゃないですか。東京佐川に要請したのかどうかを聞いているんですよ。
○服部三男雄君 総理のおっしゃる誠心誠意というのはその程度のことだということを国民は今聞いているんですよ、これで。  じゃ、総理にこういうふうに尋ねましょう。あなたは今、東京佐川からちゃんと社判を押した回答書をもらっているんだとおっしゃるんですな仁なるほど。きのうもあなたは立証...全文を見る
○服部三男雄君 委員長に別の要求を申し上げます。  今、総理のお答え、二十五回の委員会、そして特に昨日の答弁の内容を聞いておりますと、深山を人権の問題があるんだと、議院重言法の趣旨を全く御理解ない総理ですけれども、人権問題があるからだめだと。東京佐川に、これは簡単なことなんです...全文を見る
○服部三男雄君 衆議院で既に国会法百四条に基づいて法務省に対して、国税庁に対して、決定しているんですよ。あの百四条の条文を見ていただ一いたらわかるとおり、「内閣、官公署その他」というところの「その他」に民間企業は含むんですよ。こんなのは立法解釈だれでもできることなんです。  現...全文を見る
○服部三男雄君 質問できませんよ、それじゃ。
○服部三男雄君 今すぐ理事会をやってください。
○服部三男雄君 質問したって総理の回答はもう決まっておるんですよ。ワンパターンなんですよ。同じことばかり繰り返すだけだから、むだだから今決定してくださいとお願いしているんです。国民は怒りますよ、こんなことを繰り返したら。(発言する者多し)ちょっとやじがうるさいからとめてください。...全文を見る
○服部三男雄君 それでは、委員長が任せてくれとおっしゃるならばそうさせていただきますが、後日ではなくて、きょうは集中審議の日でありますから、そのための日でありますから、きょうの私の質問が終わった後、暫定予算の審議に入る前に理事会があるはずですから、そのときに決めていただきたい、強...全文を見る
○服部三男雄君 静かにしてください。  総理に尋ねますが、総理は一月五日の共産党の有働委員の質問に、有働委員からは昨日も同じような質問がありましたが、五十七年、五十八年の熊本知事選の当時の様子について、一月五日、有働委員は現地に前に入られて、きのう話のあったあなたの元の秘書とか...全文を見る
○服部三男雄君 総理、私の質問に答えていただきたいんです。  こじつけ、語るに落ちた話、お話にならないと委員会を侮辱するような言動をまだとられるのかと聞いているんですよ。
○服部三男雄君 大蔵大臣に質問いたします。  昨年八月の大臣就任の際に一千万円をお受け取りになった。それをことしの二月にお返しになった。衆議院の予算委員会での答弁をお伺いしますと、退職慰労金だと思って受け取った、こういうふうにお答えになっていますが、退職慰労金だという認識でお受...全文を見る
○服部三男雄君 慰労金だったら何で返す必要があるんですか。その塩裕会に退職金の規定があるんですか。
○服部三男雄君 大蔵大臣の答弁にしては論理矛盾を平然とおっしゃっている。  元売団体のその中の政治団体、元売団体の顧問をなさったんだから、そこから受け取られるならそれは退職慰労金という感じはありますよ、確かに。顧問を長い間なさっているんだから、二十年近くなさっているんだから。政...全文を見る
○服部三男雄君 その政治団体というのはもちろん塩関係ですね。元売団体のための政治団体ですからね。大蔵大臣、塩の専売問題というのは今大変政治問題になっておるんですね。  あなたは塩専売の所管の長でありますね。大臣に就任するに当たって一千万もの政治献金、金額が大き過ぎると思いません...全文を見る
○服部三男雄君 大蔵大臣、私の質問に答えてほしいんです。  一千万円を受け取ったというときに、額が大き過ぎやしないかと思わなかったかと聞いているんですよ。あなたが公私混同したかしないか、そんなものは特捜部が調べますよ。そんなことは聞いていませんよ。
○服部三男雄君 新聞に報道されたから返されたんでしょう、結論を簡単に申し上げれば。違いますか。
○服部三男雄君 政治改革を標榜された新生党の大幹部である大蔵大臣でありますから、一千万円の指定団体に対する処理の方法を明確にする義務があると思いますが、どうですか、できますか。
○服部三男雄君 どうぞやってください。
○服部三男雄君 一千万円を三団体に分散していたということですか。
○服部三男雄君 二団体に分散して入れているんですか。
○服部三男雄君 今度の、これはどこの県の選管に所属する団体か知りませんが、その所定の選挙管理委員会に五百万ずつ明記して報告されておられますか。
○服部三男雄君 報告は当然これだけ社会を騒がせたことだからされておるのは当たり前でございますけれども、当時の八月上旬でしたかのその後援会の指定団体の会計帳簿に五百万ずつの入金と記入がありますか。
○服部三男雄君 山花大臣にお伺いいたします。  昨年、全逓で山花大臣は新聞に騒がれるような極めて微妙な発言をなさったということでありますが、当時発言された内容をここで再現していただけますか。
○服部三男雄君 間違えました。ことしの二月七日の全逓でいろいろ検察と政治にかかわる微妙な発言をされたらしいが、発言内容を詳細に御報告願います。
○服部三男雄君 当時、全逓の集会に出た人たちのメモがありまして、その人たちの報告によりますと、東京地検特捜部の検事と会ってと、このゼネコン捜査の問題の行方についてあなたはとうとうと報告しているじゃありませんか。そういう事実があったかないか確認いたします。
○服部三男雄君 検察の云々という部分を正確に再現していただけますか。
○服部三男雄君 テープレコードのような山花さんを相手にやっていると時間がたってかないませんので、別の期日にきっちりとお尋ねします。  愛知防衛庁長官に尋ねます。  あなたは昨日は、何にもやましいことはない、堂々と行ったんだと。衆議院では、非常に誤解を招くようなことをやって申し...全文を見る
○服部三男雄君 いや、もういいですよ。
○服部三男雄君 きのうの防衛庁長官の答弁によれば、北鮮問題との関係で小松基地が大事だからとおっしゃる。じゃ、何でちゃんと大臣として行かなかったんですか。公務としてなぜ行かなかったんですか。どうして堂々と秘書官を連れ閲兵をやって行かなかったんですか。大いに士気高揚。何でわざわざ土曜...全文を見る
○服部三男雄君 北鮮問題にとって大事なのは小松基地だけですか。日本じゅうのレーダーサイトは皆大事なんですよ。何で小松だけ選んで行くんですか。
○服部三男雄君 選挙中に行ったことについて、申立てあるべき防衛庁長官が国民のひんしゅくを受けるという認識は行く前は全くなかったんですか。
○服部三男雄君 答弁になっていないですよ。再答弁を要求します。  選挙期間中に行くことによって国民に誤解を与える、自衛隊に対するイメージをダウンさせるということを危惧しなかったのかと聞いているんですよ。再答弁を要求します。
06月21日第129回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○服部三男雄君 私の方から法務大臣にお尋ねしたいと思います。  今回の自己株式の取得規制の緩和という問題でございますが、この問題は従来からさまざまな議論をされてきたところでございまして、今回の改正でございますけれども、従来の議論に加えまして、政府の総合経済対策との関係が取り上げ...全文を見る
○服部三男雄君 自己株式取得規制の緩和というのはかなり技術的な、また今までの会社法の中における問題等ございまして技術的な問題になりますので、これからの質問は法務大臣ではなくて、これは決して法務大臣は素人という意味で申し上げているのではなくて、技術的な問題でございますので法務当局、...全文を見る
○服部三男雄君 法務当局も御案内と思いますが、我が国の株式会社の数というのは百三十万を超えると言われておるんですが、そのうち上場企業、いわゆる株式上場している会社というのは二千百ばかり、店頭登録というのが今ふえてきましたが、それでもわずか五百にすぎないわけですね。    〔理事...全文を見る
○服部三男雄君 株式会社制度というのは長い歴史があるわけですが、特に今は大衆キャピタリズムというふうになってきておりまして、株主が会社に出資をすることによって所有者になるという感覚よりもキャピタルゲインを得ようと、こういうふうにやや意識が変わってきています。  特に我が国におい...全文を見る
○服部三男雄君 今回の改正が従業員の持ち株会とか会社の従業員に対してどのような影響、意義を有するのか、説明願います。
○服部三男雄君 会社法で常に問題になるのが取締役による不正行為、これは非常に会社の財産に対する危険な行為でありますし、それがひいては日本の自由な資本主義の構成を乱すことになるということで常に問題になるし、社会的な事犯になった例も多々あるわけでございますが、今回の改正によりまして自...全文を見る
○服部三男雄君 今回の改正案によりますと、会社の使用人に譲渡するための自己株式の取得と、それから利益消却のための自己株式の取得、いずれも定時総会の決議要件になっているんですが、その決議要件にしたのは何らかの意味があるのかどうか。といいますのは、現在の株主総会というのはもう著しく形...全文を見る
○服部三男雄君 現行商法の二百十二条一項ただし書きに、定款に規定さえしておけば株式の利益消却はできる、こういうようになっているわけです。今回特に定款じゃなくて定時総会の決議での株式利益消却を認めたというのは、こういうふうにわざわざ改正されるぐらいですからこの現行法の二百十二条一項...全文を見る
○服部三男雄君 ここ数年、今回の改正を求める経済界の要望としまして、バブル崩壊後の株式の低迷ということが特にその理由になったのだろうと思うわけでありますが、今回の改正で株式の利益消却を認めることによって確かに容易になったわけです。容易になったのはやっぱり株価対策のためのねらいがあ...全文を見る
○服部三男雄君 おっしゃるとおりで、今回の改正は本来は株価対策とかあるいは株式の流通とか、こういう株価低迷に対する対策という点ではニュートラルであるべきだと私も思います。一時の経済動向によって動かされるようなことがあってはならぬと私も思うんです。  もう一つ、我が国の特に大会社...全文を見る
○服部三男雄君 確かに商法というのは、商法、有限会社法、主に商法でしょうけれども、日本の資本主義の健全化という観点から大事な法律でありまして、昨年の当委員会で討議されまして私も質疑を行いました。  しかし、経済というものは生き物ですから社会変動、国際関係、いろんな点で変わってく...全文を見る
○服部三男雄君 私の質疑は終わります。
06月21日第129回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○服部三男雄君 総理にお尋ねいたしますが、私は、主として北朝鮮の核開発疑惑に絡む国内の法制上の問題、危機管理の問題についてお尋ねしたいんですが、その前に、一昨日の朝刊でございますが、一昨日の朝刊全紙の、総理が街頭演説で発言された内容についてお尋ねしたいと思うんです。  予算が重...全文を見る
○服部三男雄君 その点でちょっと関連で斎藤委員の方から質疑を行いたいと思いますので、委員長、許可をよろしくお願いいたします。
○服部三男雄君 柿澤外相にお尋ねしますが、今の答弁は本当に聞いていて無責任だと受け取られます。外相は総理のその錦糸町の街頭演説の横におられたわけですね。今総理が陳謝されたように、意図がないという発言を聞いた後、あなたは総理にどういうことを進言されましたか。閣僚として、自分の所管事...全文を見る
○服部三男雄君 それだけ重要な問題ですからね、しかも湾岸時の危機と違いまして日本の目の前における問題ですから。  外務大臣としては、この時局重大な折に総理の錦糸町駅前の街頭発言で、意図がない、能力がないと断定されたと聞かれたら、なぜすぐあなたはその場で総理に訂正してくれと言わな...全文を見る
○服部三男雄君 外務大臣、答弁になっていないんですね。どういう対応をしたのかと聞いているときに、きのう私は参議院の外務委員会でその点明確に述べた、あなたの発言を聞いているんじゃないんですよ。再答弁してください。
○服部三男雄君 あれだけおとといの全紙に出たんですよ。もっと細かく言いますと、世界じゅうが知っているんですよ、これは。しかも北鮮危機の直接の当事者は日本なんですよ、韓国と日本ですよ。それが第三者みたいに、丸二日置いた参議院の予算委員会があるから待っていればいい、それが外務大臣の答...全文を見る
○服部三男雄君 外務大臣が訂正されましたので、この程度で矛はおさめますが、質疑通告していない別のことでちょっと農水大臣にお尋ねいたします。  きょうの毎日新聞、各紙一面に出ておりますけれども、「加藤六月氏宅にヤミ米六十キロ」、ことしの三月の話でございます。  確かにあの当時、...全文を見る
○服部三男雄君 それでは、本論の方に戻りまして、まず北朝鮮の核開発疑惑に端を発するいわゆる朝鮮半島の危機の問題でございますが、その日本に与える大きな影響、特に核、それとミサイル開発の技術の進展、こういったことの日本に対する危機、これは湾岸戦争時とはもう比較にならない。何千キロも離...全文を見る
○服部三男雄君 北朝鮮というのは過去に国際的テロとして二件、ラングーンと大韓航空機事件というテロを起こしているということ。日本に対しても過去に、特に北陸で不法上陸を繰り返していたとか、あるいは北朝鮮と直結している在留北朝鮮人の朝鮮総連団体の問題、こういった性格の国であるということ...全文を見る
○服部三男雄君 私、今の四大臣の答弁を聞いておりまして、非常に不満でございます。皆さんがおっしゃったことは、三年前に当時の関係大臣がほとんど同じことをおっしゃっている。私の質問は、三年前に危機管理のシステムがよくないという批判があって、それに対してどういう分析をし、どういう対処を...全文を見る
○服部三男雄君 防衛庁にお尋ねしますが、その情報の総合コントロールセンターをつくるのに情報分析というのが大事なんですよ。システムなんか何ぼつくったって、そこにノウハウ、ソフトがなきゃだめなんですよ。そういう専門要員は我が防衛庁は抱えているんですか。いるとすれば何名いるんですか。
○服部三男雄君 今の防衛局長の答弁を聞いていましても非常に不満でございまして、確かに、それは陸海空があるわけですから、その各担当の基地にも司令がいれば内局にもいる、いろいろみんながそれに携わるのは当たり前なんです。数千人いるのは当たり前なんです。その中で専門的に、もっと早く言えば...全文を見る
○服部三男雄君 防衛庁は外務省のアタッシェとして何人派遣しているんですか。
○服部三男雄君 日本は専守防衛の国ですから、諸外国の動き、特に軍事技術の動きというものを情報収集するということは、専守防衛の建前からいったら極めて大事だと思うんです。そうしますと、たかだか四十名のということは一大使館当たり一名ぐらいだという見当になるわけですが、その程度の者の派遣...全文を見る
○服部三男雄君 防衛庁長官、役人の答弁みたいなことはしてほしくないんですよ、あなたは政治家なんだから。今機能しているのか、十分かと聞いたら、十分でないか十分だかはっきり答えていただきたいんです。足らないと思うならどのぐらい要るかということを聞いているんですよ。よくわかりましたと、...全文を見る
○服部三男雄君 しっかり頑張ってもらいたいと思います。  次に、いわゆる核の抑止力の問題から地域紛争へ変わってきたと言われておるわけで、これが冷戦後の趨勢だろうと言われておるわけです。そうしますと、日本は経済大国でお金持ちだというイメージがありますからテロの問題が起こってくる。...全文を見る
○服部三男雄君 防衛局長、もっとまじめに答えてもらいたい。今のままの警備で大丈夫か、テロをやられたときに大丈夫なのかと聞いているんですよ。やっておりますという現状を聞いているんじゃないんです。
○服部三男雄君 外務省の情報収集、分析、それから集中コントロールタワーのようなものについて、湾岸時からどのように改善されましたか。外務大臣にお尋ねします。
○服部三男雄君 防衛庁よりも、どうも湾岸危機のときの反省は外務省の方が真剣にやっておるような印象を受けますけれども。  防衛庁長官、前にこの参議院の予算委員会で防衛庁長官は、ノドンは千三百キロ、北鮮が今開発しただろうと言われているノドンの対処方法としてパトリオットはどうも無理だ...全文を見る
○服部三男雄君 私としましては、今の防衛庁長官の答弁は非常に不満でございます。  TMDが確かにまだ研究開発の段階ですから、とうてき上がるのかわからない、それはおっしゃるとおりですよ。しかし、システムというのは、買ってすぐピストルをボンと撃つのと違うんですよ。データの蓄積があっ...全文を見る
○服部三男雄君 外務省と防衛庁の危機管理の中の情報収集機能について尋ねたわけですが、湾岸戦争時に一番問題になったのは内閣の情報一元集中の機能の問題でございました。今、官房長官は、安全保障会議があるからと。そんなものは湾岸戦争時からあってやっておったわけで、あのときに大混乱を来した...全文を見る
○服部三男雄君 じゃ、官房長官にお聞きしますが、安全保障会議の事務方というのは参事十名しかいないんですよ。この一億二千万、世界第二の経済大国の安全保障会議をたった十名の事務方でどうやってやるんですか。その点について、問題点がどこにあって今後どういうふうに対処すべきだとここで明言で...全文を見る
○服部三男雄君 官房長官はこの羽田内閣発足時に、五月の一日ですが、テレビ朝日に出られて、有事立法の研究も危機管理ももう内閣では十分にやったんだ、ただ時局、政局絡みの問題があるので言えないと。どうもあつものに懲りてなますを吹いておられるような今の答弁でございますけれども、テレビ朝日...全文を見る
○服部三男雄君 集団自衛権じゃないです。有事立法と危機管理。
○服部三男雄君 官房長官、せっかく長々と御説明いただいたんですけれども、私は、有事立法の問題で、もうちゃんと万端準備整っているんだ、ただ政局絡みだから言えないとおっしゃったというから、じゃ有事立法についてどのようなことをなさったのかと。  もっと具体的に聞くと、昭和五十二年の福...全文を見る
○服部三男雄君 そんな無責任な答弁はない。
○服部三男雄君 遅々として進まない。しかし、日本の今後を考えますと有事立法は極めて大切であります。危機管理と同様、車の両輪みたいなものでありますので、不信任案が通れば別ですけれども、羽田内閣として内閣総理大臣及び官房長官がじきじきにこの問題を取り扱って早期に進めていただきたいと思...全文を見る
○服部三男雄君 防衛局長に尋ねますが、そうすると経済封鎖への実効性担保は自衛隊法の何条であなたはできると思っているんですか。
○服部三男雄君 再度、防衛局長に尋ねますが、じゃ、できないということをあなたは言っているんですか。自衛隊法の規定がないからできないというふうにおっしゃっているんですか。今、慎重な検討とおっしゃるんだから、そういうことであれば、もし国連制裁決議が出て実効性担保、これは今まで何度とな...全文を見る
○服部三男雄君 どうも局長の答弁はよくわからないから、責任者の防衛庁長官が答えてください。
○服部三男雄君 納得できませんね。現実に国連安保理でもう検討に入っておるんですよ。慎重に慎重にと言って、それはいつの話ですか。今の防衛庁長官と防衛局長の答弁は全く納得できない。  そういう事態に備えて、あなたたちは、こういう場合にはこういう対処ができるんだ、こういう場合にはこう...全文を見る
○服部三男雄君 今の問題ですが、例えば海上阻止行動の支援としての自衛隊の物品供与の問題に今少し局長触れましたが、自衛隊法の附則十二項では到底できないんじゃないんですか。これは基地の隣接の場合のことしか書いてないわけであって、後方支援活動はできないんではないんですか。こういったこと...全文を見る
○服部三男雄君 官房長官、今のように、今の法制でできることできないことがあるんだったら、湾岸戦争と同じで、せっかく国連決議が出てもばたばたしてできないできないということになるんですよ。だから、危機管理で官房が中心になって早く立法化するものはしなきゃいかぬということですから、もっと...全文を見る
06月22日第129回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○服部三男雄君 外国人弁護士法の改正案に関することでお尋ねしたいと思います。  現行の外弁法、つづめて外弁法と申しますけれども、アメリカ及びEC、現在のEUですけれども、が我が国に対して、外国弁護士の受け入れ制度がないのはサービス産業の自由化等の観点から問題であるとして、一種の...全文を見る
○服部三男雄君 今回のこの外弁法の改正の問題というのは、昨年のガット・ウルグアイ・ラウンド交渉の中に、先ほど申しましたサービス貿易交渉の一つである、このように取り上げられたと聞いております。  日弁連も、どうも実態は外弁法をシステム化しても大してアメリカからも入ってきていないか...全文を見る
○服部三男雄君 日本の比較的保守的な考え方の多くの人は、明治もそうですし、第二次世界大戦後もそうですし、それから今回の貿易摩擦の問題、非常に日本というのは外圧に弱いんではないか。中には、日本の現在の制度を変えるのに日本の国内で声を上げただけではだめなんで、アメリカに頼んでわざわざ...全文を見る
○服部三男雄君 先ほどもちょっと触れましたが、今回の改正は主にアメリカ側の要求が強かったと思うんです。日本の社会の流れというのは、特に日本は豊かになってからは大体アメリカを十年か二十年おくれて追っかけている、社会現象としてですよ、そういうことを指摘される方も多いんです。  今、...全文を見る
○服部三男雄君 司法法制部長、今、相互主義の問題をちょっと触れられましたのでその関係でお尋ねしたいわけです。  現行の外弁法はかなり厳格な相互主義をとっておられたのではないかと思うわけでありますが、今回それがやや緩和されているんではないかと思うわけでありまして、まず当初現行法が...全文を見る
○服部三男雄君 今のは相互主義の緩和でございますが、今度は職務経験に関する緩和の問題が今回の法改正で問題になっていると思います。  もともとはアメリカならアメリカ、アメリカの法を扱う弁護士さんがアメリカにおける弁護士として五年以上の職務経験というような形容詞になっておったわけで...全文を見る
○服部三男雄君 終わります。
11月18日第131回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第5号
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○服部三男雄君 私の方から少しお尋ねさせていただきたいんですが、当調査会で今までいろんな講師の先生がお越しいただきまして、来る迫りくる高齢化社会の対応について諸問題を研究させていただきました。その多くの先生方の話は、今後こういう社会福祉制度であるべきだとか、こういう措置を国として...全文を見る
○服部三男雄君 もう一点お尋ねさせていただきたいんです。  先生の論旨は、社会福祉のサービスについて、今よりもむしろやや強めの、請求権に近いものにしていったらどうだという論旨のようにうかがえるわけですが、その中で、ページ三の(4)、(5)、(6)あたりの問題になるんですけれども...全文を見る
○服部三男雄君 これで終わります。
11月24日第131回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
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○服部三男雄君 服部でございますが、大臣に少しばかりお伺いしたいと思います。  今度の消費税率の改定もすべてが高齢化社会に向けてということで、実際問題としてこの十年から十五年後に爆発的に高齢化社会の対策のための負担というものがふえることは避けられないわけでございまして、そういう...全文を見る
○服部三男雄君 今までも当委員会及び衆議院を通じて諸先輩がたくさん重要なポイントをただしておられまして、やや屋上屋を架す感もなきにしもあらずですが、高齢化社会の到来するまでに社会資本の充実をやらにゃいかぬ、これも国民の共通した認識だろうと思うわけであります。  その際に公共事業...全文を見る
○服部三男雄君 公共投資の基本計画で、アメリカとの約束というわけでもないんでしょうけれども、数年前は四百三十兆円、これが一挙に二百兆円、とんでもなく金額がふえまして六百三十兆円を政府は約束したというふうになっておるんですけれども、実施主体である地方自治体の行う工事の関係で一般の事...全文を見る
○服部三男雄君 私に許された時間がもう尽きかかっておりますので、最後の質問をさせていただきます。  税というのは社会構造の変化というものに常に合わせて改正していかなきゃならぬわけでございますが、特にこれからの分権の時代と言われますと、当然この消費税の改正の後に来る税制改革の最重...全文を見る