鳩山由紀夫

はとやまゆきお



当選回数回

鳩山由紀夫の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月25日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○鳩山委員 民主党の鳩山でございます。民主党を代表して、まずは総括の質問を申し上げたいと思っております。  先ほど自民党の伊吹先生が、できる限り大所高所からの立場で、日本の国の形の議論をしっかりとせいというお話がございました。私は、伊吹先生ほど頭がよくありませんので、どこまでそ...全文を見る
○鳩山委員 私も、富国有徳、特に徳のある国をつくる、国民をつくるということは極めて大事なことだと思っております。それだけに、国のリーダーたる皆さん方、特に閣僚の皆様方が徳をもって政治を行っていただきたいと思いますし、その思いをどのくらいそれでは省庁再編のプログラムの中に、あるいは...全文を見る
○鳩山委員 国のトップの方でありますので、当然そのように御配慮を願いたいと思いますし、私も、一ページ一ページすべてを総理にお読みいただければというふうに申し上げるつもりもございません。  ただ、この中に、国の形をどう変えるべきかという大変大事な視点がたくさん含まれているわけであ...全文を見る
○鳩山委員 私は、今申し上げたように、日本全体が、あるいは日本人の心が依存の塊で今日まで進んできてしまったことが大変大きな問題で、いかにこの依存心から離れて、それぞれ国も地方も、そして国民一人一人も自立する心を持って歩き、行動できるようになるか、自分の頭で判断できるようになるか、...全文を見る
○鳩山委員 その発想は、私は大変大事だというふうに考えております。ある意味で、一歩も二歩も前進をしている考えだというふうに評価を申し上げたいと思っています。  ただ、私ども民主党の考えは、さらに一歩進めて、先ほど小池議員も地域主権という話をされましたが、地域主権の国づくりという...全文を見る
○鳩山委員 方向性として、自治大臣に地域主権の方向をお認めいただいたということは、私は大変ありがたいことだと思っています。その方向でぜひ強力なリーダーシップを発揮していただきたいと思います。  ただ、そうは申し上げながら、実はこの法律案を幾つか拝見させていただきますと、これは後...全文を見る
○鳩山委員 今の自治大臣の御指摘に対して、実は後でもう少し細部にわたっての御議論を申し上げたいと思っておりまして、とりあえずは、ある意味での大所高所的な議論を少し進めてまいりたいというふうに思います。  先ほど申し上げたように、例えば三重県あるいは宮城県、高知県、岩手県もそうか...全文を見る
○鳩山委員 今お二人の大臣の申されたとおりだと思っておりまして、官僚主導に私ども政治家が任せ過ぎてしまったということを第一にやはり、これは与野党を問わず、政治家が反省をしなければならないことだと思います。基本的に、政官業の甘えた構造の中に私どもが浸りながら、既得権益というものをで...全文を見る
○鳩山委員 自治大臣のその強い意思は、大変私も評価を申し上げたいと思いますし、まさにおっしゃるとおり、この地方分権一括法案の中に解決策が見出されるわけではないというふうに思っています。  一方で、地方の自立に向けてのさまざまな権限移譲やらあるいは機関委任事務の廃止というものも、...全文を見る
○鳩山委員 ありがとうございます。これは大変いいお話を伺いまして、特に地方分権の本体はこれからというふうにお話をされました。  多分、国民の皆様方には誤解が多いと思います。地方分権一括推進法案というような話になると、ここに地方分権全部凝縮されて、これをやったらおしまいではないか...全文を見る
○鳩山委員 地方へ権限を移譲して要らなくなったというのは、これは地方で、むしろ地方分権という意味で、地方にゆだねるという話でありますから、必ずしも事業自体がなくなったということではないと思います。  今お話ありましたように、機関委任事務の中で四十の法律が廃止をされるということで...全文を見る
○鳩山委員 自治大臣申されたように、行政改革は一人一人の心の中の意識改革からスタートをしなければ実が上がらないというふうに言われていますし、まさにそのとおりだと思います。  その意識を高めていくためにも、先ほど申し上げたように、政策というもの、一つ一つの事業というものを点検して...全文を見る
○鳩山委員 議会の役割の大きさを論じていただいて、ありがたいと思っています。  太田大臣のお話の中で、ただ私がなかなか合点がいかないのは、総務省の中に政策評価をする、確かに、その権限を強めるということはできると思いますが、そこにかつての郵政省も入られるわけですね。また自治省も入...全文を見る
○鳩山委員 同じ役所の中でやりますと、どうしても、ある意味で温情というもの、情というものが動きやすくなってしまうものでありますから、あえて申し上げたわけでございます。  話をちょっと進めさせていただいて恐縮でございますが、私どもの考えております中央省庁の再編の流れの中での行革、...全文を見る
○鳩山委員 実際にその流れに沿って御努力を願いたいと思いますし、法案、法律の中に、あるいは機構改革の中に、改革がさらに進んでいけるような状況にビルトインされているということを信じていきたいとは思っておりますし、太田大臣の大変な御努力でそれも実現できると私どもは期待を申し上げたいと...全文を見る
○鳩山委員 先ほどのお話を伺いながら、極力、国の関与をやめる方向でいきますというお話、それはぜひその方向で頑張っていただきたいというふうに思います。精神的という話になるかもしれませんが、皆様方がその決意で臨んでいただきたいと思っています。  ただ、是正の要求にとどめるというふう...全文を見る
○鳩山委員 時間が参りました。あと、また午後質問させていただきたいとは思っておりますが、午後は、財金分離の議論に関して、やはり皆様方に御意見をしっかりと伺わなければならないと思っております。その議論を残して、また本質的な部分に関しても、省庁再編の国土交通省とかあるいは総務省といっ...全文を見る
○鳩山委員 質疑を続けさせていただきます。  これからは、財政と金融の分離問題に関して申し上げたいと思っています。  私ども民主党は、あの忌まわしきバブルを引き起こし、そして、そのバブルの処理も残念ながら失敗をしてしまった大蔵省の責任というものを考えていく中で、財政と金融の分...全文を見る
○鳩山委員 御理解をいたしたいところでありますが、なかなかこの問題に関しては理解をすることができません。  それでは、この内容を離れて、公党間の合意というものがそんな簡単に破られてよろしいものかどうか。総理あるいは一個の人間としての問題として、これは、官房長官にはかつて菅代表か...全文を見る
○鳩山委員 残念ながら、そう簡単に理解をできるという状況ではございません。  この九月十八日の会談の様子も、実は私も会議録のメモを拝見いたしました。その中でも、小渕総理御自身がおっしゃっておられます。金融再生委員会の設置に伴う財政と金融の完全分離及び金融行政の一元化について、省...全文を見る
○鳩山委員 それは総理のリーダーシップの問題でありまして、最終的な責任者はお一人でありますから、これは総理が一人で強くリーダーシップを発揮されれば済む話だと私は思っています。  ちょっともう時間がなくなってきておりますが、公明党さんも、実際に今そこにございますように、三会派の合...全文を見る
○鳩山委員 理事会にそれは扱いを、どうぞゆだねます。
○鳩山委員 そうしてください。
07月22日第145回国会 衆議院 本会議 第47号
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○鳩山由紀夫君 私は、民主党を代表し、国旗及び国歌に関する法律案に対する修正案について、その提案理由及び概要を御説明いたします。  今、多くの国民が、窒息しそうなほどの息苦しさを感じています。数に物を言わせ、国家の管理を強化しようという政権が誕生しようとしているからです。まさに...全文を見る
11月02日第146回国会 衆議院 本会議 第2号
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○鳩山由紀夫君 私は、民主党を代表し、総理の所信表明、とりわけ数合わせの自自公連立政権についてただすとともに、民主党の理念と政策について、私の見解を表明いたします。  さて、私は、さきの民主党代表選挙を通じて、総保守対ニューリベラルという新しい対抗軸を主張してまいりました。とこ...全文を見る
11月10日第146回国会 両院 予算委員会合同審査会 第1号
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○鳩山由紀夫君 国民が大変に期待をしておりますいわゆるクエスチョンタイムが、きょうから始まります。私ども、生の総理の声をぜひ国民の皆様方にも聞いていただきたい、そんな思いでいろいろと御質問を申し上げたいと思っております。  まず冒頭申し上げたいのは、総理、きょうの記事によります...全文を見る
○鳩山由紀夫君 今のお話で、それはクエスチョンタイムも当然含まれる話でありますから、私ども、例えば民主党が二十六分、社民党さんは五分だと思いますが、大変に短い。これでは十分に国民の思いをお伝えすることもできないと思います。ぜひ、将来的には、また御討議いただく中で、議論の時間をふや...全文を見る
○鳩山由紀夫君 余り冷たいピザがおいしいとは思っておりませんが、そのピザも一時、おいしくなったというふうに国民に評価をいただいた。大変にそれはよかったと思いますが、最近、そのピザが少し大きくなり過ぎて、味もいろいろな味がまざり過ぎてようわからぬ、そんなふうになってきているように思...全文を見る
○鳩山由紀夫君 それでは、また議会の中でそのようにお取り計らいを、ぜひお願いしたいと思っています。  当然、総理として代表してお答えになるということは、それならば、公明党そして自由党、それぞれ了解をされる、すなわち三党の代表としての総理の答弁だというふうに解釈していきたいと思い...全文を見る
○鳩山由紀夫君 憲法四十一条によりますと、国会は、国権の最高機関である、そして唯一の国の立法機関である、そういうふうに書かれております。それはそれでよろしいですか。
○鳩山由紀夫君 いや、私が申し上げたいのは、これも大変な議論が実はあるということでございます。  最高機関であるならば、いわゆる三権分立とは矛盾するんじゃないか。司法とまさに国会、国会と裁判所、国会の方が最高機関だということであれば司法はどうなるんでしょうか。そういう問題もある...全文を見る
○鳩山由紀夫君 今の答弁では説明になっておらないと思っていますが、私は、ですから、憲法の議論というものを将来しっかりとやるべきだと思う。国民としてやはり憲法というものを不磨の大典のように思う時期は過ぎた、与党も野党もなく憲法の議論を大いにやりたいと思っていますが、このクエスチョン...全文を見る
○鳩山由紀夫君 それでは、国会議員というものが当然法律をつくる、ある意味で法律の番人でありますから、法に対しては最も厳しい存在でなければならない、これは言うまでもありませんよね。  そこで、藤波孝生議員のリクルート事件、受託収賄罪、これが最高裁で確定をしました。本当に残念なこと...全文を見る
○鳩山由紀夫君 確かに、九二年の公職選挙法の改正以前の事件でありますから、必ずしも九二年に改正になったことを、すなわち、自動的にその場合には失職になるわけでありますが、必ずしもそれの適用を受けるわけではありません。しかし、当然のことながら、先ほど申し上げたように、国会議員というの...全文を見る
○鳩山由紀夫君 こういう問題に対してこそ、総理の強いリーダーシップを国民は求めていると思います。ぜひ早くリーダーシップをおとりになっていただくように、強く要請を申し上げたい。  そこで、このようなリクルート事件などを契機として、私たちの、政治家と金、政治家と企業の問題というもの...全文を見る
○鳩山由紀夫君 つい二週間ほど前に、中山太郎政治改革本部長が、全くそれとは逆の結論を出されましたよね。一年二カ月かけて政治改革本部を開いて熱心に議論をして、そして企業・団体献金の存続こそベストだと、つい二週間ほど前に中山本部長がそのようにおっしゃって、党として総務会も了承されたと...全文を見る
○鳩山由紀夫君 その結論を出していただいたならば、私は評価をしたいと思っています。  ただ、若干いろいろと気になるところもあります。もう既に、抜け穴があるから大丈夫だなんという声も自民党さんの中から聞こえてきてしまう始末であります。  私どもは、このような抜け道がないように、...全文を見る
○鳩山由紀夫君 私どもの、もう既に前国会から出した法案があります。それに対しては公明党さんも基本的に理解を示しておられた法案でもあります。ですから、まだ完全に決まっておりませんがなんという話ではなくて、本来ならば、この場でわかりましたと、我々の法案に乗りましょうと言っていただける...全文を見る
○鳩山由紀夫君 決して私は自分勝手に言っているわけじゃありませんで、これは抜け道があるから安心であるという報道を私は伺ったものですから、だから申し上げているのでありまして、国民は、結局何かあるなと思ってしまう。  私どもが最初から企業・団体献金を禁止と訴える迫力と、皆様方のよう...全文を見る
11月17日第146回国会 両院 予算委員会合同審査会 第2号
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○鳩山由紀夫君 総理にお尋ねをいたします。  国民の側に立って、今一番国民が不審に思っていること。結局、お巡りさんって捕まらないんですね。そうなんですよ。このことに対してどう思われますか。
○鳩山由紀夫君 総理が言語道断とおっしゃりながら、どうも御自身の責任を余り痛感しておられない。これは問題だと私は思うんです。これは警察庁組織ぐるみですよ、この犯罪は。それに対して、例えば総理が任命された国家公安委員長の責任、感じられませんか。罷免を求めるようなことはなさらないんで...全文を見る
○鳩山由紀夫君 総理、この問題、言語道断だと、そして遺憾だとおっしゃりながら、まさに人ごとのような話なんですよ、人ごと。人ごと総理だというふうに申し上げなきゃならないぐらい、この問題、本質的に総理に、また国家公安委員長に大いなる責任がある。言語道断だとおっしゃりながら、でも書類送...全文を見る
○鳩山由紀夫君 私は、国家公安委員長を初め総理の責任をこれから厳しく追及を委員会の中でさせてもらいたいと思います。  これは、すべてやはり自自公という大きな政権ができた体質のなせるわざだという思いで私どもは考えなきゃいけないと思っているんです。  その自民党と自由党の合流の話...全文を見る
○鳩山由紀夫君 いろいろと小渕総理の方から働きかけがあったように伝えられておりますし、この問題に対して自民党の県連組織なども大変批判的に今議論をされているというふうにも伺っています。  私は、こういったまさに政策の一致がない自自公、特に自自の間、こういったものをそのままなおざり...全文を見る
○鳩山由紀夫君 私はそんなことを期待申し上げたいとも思っておりません。それはどだい無理な話であります。  私が申し上げたいのは、例えば補正予算、国の予算を決めるという中において与党の中で意見がまだ合っていないというふうに伺っている。特に介護保険に関して、補正予算に反対するという...全文を見る
○鳩山由紀夫君 自自の間ももうめちゃくちゃでありますが、自民党と公明党との間もどうも私には理解ができない。  総理、これをごらんになったことはありますね、当然。(資料を示す)三年前の総選挙のときに自由民主党がつくられた政策パンフでございます。これはごらんになっていますね。もしご...全文を見る
○鳩山由紀夫君 ここに書かれてあることを土台にしながら総選挙を自民党は戦われたわけですよ、新進党に対して。当然これを主張されたわけですよね。とすれば、ここの中に書いてあることを今当てはめれば、自自公政権は憲法違反であると自民党の政策パンフの中に書かれているのと同じじゃありませんか...全文を見る
○鳩山由紀夫君 私どもは必ずしも憲法二十条に違反しているとは言っていないんですよ、私どもは。ただ、あなた方は、自由民主党が選挙を戦うときに憲法違反だと、まさにそうおっしゃって戦われたわけで、これが政党がいろいろ有為転変の中で変わってきたという話じゃないですよ、事実であるか事実でな...全文を見る
○鳩山由紀夫君 ということは、明らかにこのパンフの中に書かれていたことは今はこの時点では間違いであったというふうにお認めになったということですね。改めてお伺いします。
○鳩山由紀夫君 だから、私どもは憲法二十条違反だと言っていないんです。ですから自民党さんが、このパンフレットに書かれたことが間違いだったかということをお尋ねしたら、今、総理は改められたということでありますから、明らかにこのパンフレットの中のことは間違いであったということであります...全文を見る
○鳩山由紀夫君 私は、この介護保険という問題が極めて大事な自治事務、まさに基本だというふうに思っているんです。新しい地方分権の時代をこの介護保険から切り開いていく、そのぐらいの勢いで市町村長さんたちあるいは知事さんたち、非常に乗り気になって努力をしてきたんです。  そうしたら、...全文を見る
○鳩山由紀夫君 保険料の決定というふうにお話をされたということで、これはもう税方式はなくなったと解釈してよろしいんですね。
○鳩山由紀夫君 私は、この介護保険というのは、本来もともと未来の世代のために今介護の問題をしっかりと片をつけなきゃならないという話であった。それが、結局保険料の徴収をおくらすということによって、未来の世代に、ためじゃなくて未来の世代にツケを回してしまうような話になったじゃありませ...全文を見る
○鳩山由紀夫君 このような国債の増発によるまさに借金のツケ回し、これで一兆でしょう。  総理が就任されてどのぐらい赤字がふえたと思いますか。いわゆる国債増発分、純増分、どのぐらいだと御理解されていますか。
○鳩山由紀夫君 いや、私がお伺いしたのは、国と地方を合わせてじゃなくて、総理になられてから総理の御判断でどこまで借金がふえたか。もう時間がありませんから答えを申し上げると、五十兆なんです。それは、総理が公約として国民の皆様方に誓われた〇・五%の成長率を遂げるためになさろうとしたわ...全文を見る
○鳩山由紀夫君 その問題は今度じっくりと議論をさせていただきたい。  もう時間がなくなってしまいましたから、あと一問だけ申し上げたい。  私が申し上げたいのは……
○鳩山由紀夫君 国政の問題においてもそれから海外の問題においても未来に対する責任を一切果たそうとされないところが問題だというふうに思います。  私は、一つだけ申し上げたい。いや、むしろヒントを申し上げたいと思っています。  総理、沖縄サミットはぜひ成功させなきゃならないと思っ...全文を見る