浜田卓二郎

はまだたくじろう



当選回数回

浜田卓二郎の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月06日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○浜田卓二郎君 私は、現在無所属でありますけれども、公明会派に属させていただいております。公明会派を代表して、現下の金融問題、そして金融法案並びに経済全般について、小渕総理、そして宮澤大蔵大臣の御見解並びに提案者の皆様の意見を拝聴いたしたいと思います。  初めて野党としての立場...全文を見る
○浜田卓二郎君 つまり、長銀処理がうまくいかなければこうなるぞと予測された危機に既になっている、そうお思いですか。
○浜田卓二郎君 私は、今のノンバンクの問題、これはもうほとんど周知のことであったと思います。合併の構想が世に出ましたのはたしか参議院選挙の前だったと思います。ですから、私は、何でこういう経過をたどらざるを得なかったのか、それが残念でたまらないんです。  政府は、現行法でも、もし...全文を見る
○浜田卓二郎君 私は、結論はこれでよかったと思っているんです。破綻寸前のものはそれにふさわしい処理をしていく、この結論でよかったと思うんです。  しかし、ここに至るまでの過程が余りにも稚拙に過ぎたと思います。しかも危機に対処するわけですから、これは未曾有の危機です。ですから、大...全文を見る
○浜田卓二郎君 つまり、銀行には本当の競争をさせないできました。私は、これは大蔵行政、金融行政の最大の失敗だと思っております。結果的に国際競争力がつきませんでした。そして、行政が経営に介入するから銀行の経営に自己責任の原則が貫徹されなかった。これが無責任な経営を生み、バブルを必要...全文を見る
○浜田卓二郎君 私はもう少し政治には権威があると思っている一人なんですけれども、護送船団を是認してそれを動かしていた本当の責任者、これは政治家だと思うんですよ。自民党政治であり自民党政治家だと思います。そうお思いになりませんか。
○浜田卓二郎君 そうすると次の私の質問につながらぬものですから。  私は、護送船団の最終責任者は自民政治であり自民党政治家だったと思っております。大蔵大臣がその最先端であったはずであります。そして、護送船団が解体された、されつつある、しかし自民政治は形だけであるけれどもまだ残っ...全文を見る
○浜田卓二郎君 いずれにせよ、護送船団行政は失敗したわけでありまして、新しい金融のルールをつくり上げていかなければいけない。そこにおける情報開示というのは今までのレベルと同じレベルでとらえられる問題ではない、それはきちんと頭を切りかえていかなければいけないと思います。  提出者...全文を見る
○浜田卓二郎君 実は、護送船団ということを申し上げましたが、これは金融の分身だけではないんですね。例えば農業問題、農業行政というのはもっとすごい護送船団です。建設業界もそうです。ゼネコンさんが力を失ってきつつあるのは護送船団方式のやはり失敗だ。サービス業しかり。私は、もっと言えば...全文を見る
○浜田卓二郎君 総理、破壊じゃないんですね、破壊じゃないんです。より生かすためにルールを変えるということなんです。それを延ばせば延ばすほどつらくなるんです。これが今の金融じゃありませんか。護送船団方式云々というのは、もうはるか昔から議論されておりました。不良債権が累積をしたのは、...全文を見る
○浜田卓二郎君 時間が大分たちましたから中身に一つ、二つ入らせていただきたいと思います。  今回の法案は、借り手保護といいますか、金融取引をやっている相手、そして経済界、そういうものに対するマイナス影響を最小限に食いとめようという、そういう意味のセーフティーネットを張るものだと...全文を見る
○浜田卓二郎君 それに関連して、これから破綻前のというか、健全化、早期是正のスキームが議論され、また早期成立を目指すということになるわけでありますけれども、資本注入、公的資金の注入というものをどう考えるか。これは金融機関が悪いことをしたから公的資金を入れて、そして罰しながらやるん...全文を見る
○浜田卓二郎君 最後に、柳沢長官においでいただいているものですからお伺いしたいんですが、不良債権処理というのは、考えてみれば不動産の処分なんですね。不動産が動かなければ、これは整理回収機構にがらくたが積み上がると言うと言葉が悪いわけですが、絶えずしかもそれは損切りの世界ですから不...全文を見る
○浜田卓二郎君 ありがとうございます。  終わります。(拍手)
10月15日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号
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○浜田卓二郎君 先般、総括質疑をやらせていただきましたが、きょうばいよいよ大詰めの議論になったわけであります。前回に引き続いて、同じ問題意識から幾つかの点を質問させていただきたいと思います。  新しい金融行政はいかにあるべきかということですが、この前の議論でも同じようなことを申...全文を見る
○浜田卓二郎君 次に伺おうと思ったことをもう先取りしてちょっと触れられたわけですが、先ほど大野議員の方から、第Ⅱ分類についてガイドライン云々の話がございました。これも同じ問題であって、民主党案はもう明確に附則に書いてあるわけですね。第Ⅱ分類を二つに分けてということが書いてあります...全文を見る
○浜田卓二郎君 では、民主党の提案者にお伺いいたしますが、一つは八%、四%という注入基準の比率を法律で明定されていますね。その八%というのは、また同時に本当に八%というのは根拠があるのかという議論もなされてはいるわけで、BISのこの基準に対していろんな議論がある。この委員会でも、...全文を見る
○浜田卓二郎君 監督庁で今十九行の検査を進められているわけで、これが非常に今、私も問題にしましたけれども、国会の場でいつ出るかいつ出るか、そういう焦点になってしまっているわけです。こういう事態が本当にいいのかどうか。これは、私は金融行政のあり方ということからすればいささか疑問は持...全文を見る
○浜田卓二郎君 いや、官房長官と申し上げましたのは、金融再生委員会ができるわけですね。金融再生委員会というのは、破綻処理のスキームにおいても、この健全化スキームにおいても極めて重要な役割を果たすわけです。ここにだれが入るのか、どういう委員会ができて本当に信頼できるのかというのは、...全文を見る
○浜田卓二郎君 ちょっと問題をもとに。官房長官はもう結構ですから。  問題をまたもとに戻しますけれども、護送船団というのは行政の過剰介入なんですね。これが一つの大きなファクターですね。だから、それを極力なくして、しかし客観性を確保していくということですから、そのさじかげんという...全文を見る
○浜田卓二郎君 それは入り口の話ですか。つまり、承認をする際にそろえてきた事項が虚偽であったら処罰するとか、そういう話ですか。承認してしまった後はどうなるんですか。
○浜田卓二郎君 これはもろ刃の剣なんですね。再建計画がちゃんと行われているかどうかを常時チェックしていくというのは、これは一種の経営に対する介入になっていくわけですね。だから私が申し上げたいのは、ペナルティーでいいんですよ、ペナルティーであるいは虚偽の事項があったら適切にペナルテ...全文を見る
○浜田卓二郎君 大蔵大臣のお考えは私はそうだと思うんです。私も同じような考え方をしがちな男であるわけです。  でも、私はあえて今思うんですけれども、これだけの状況ですね、そして政治家として公的資金がけしからぬと言われる世論がまだある中で六十兆積み増すなんという話は、これはよく決...全文を見る
○浜田卓二郎君 LTCM。
○浜田卓二郎君 ありがとうございました。  終わります。(拍手)