浜田卓二郎

はまだたくじろう



当選回数回

浜田卓二郎の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第145回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○浜田卓二郎君 公明党会派を代表いたしまして、財政の問題、そして行政改革の問題について質問をさせていただきます。  平成十年度、今年度は大幅な歳入の落ち込みがありました。現在までに出ている数字で、税収は当初見通しから七兆円以上落ち込んでおりますし、減税の分を入れますと、当初の予...全文を見る
○浜田卓二郎君 つまり、いろいろなケースが試算されていますけれども、どのケースも余り大差がないわけでありまして、今後毎年度──先ほどは失礼しました、十年度の話をして、十一年度からが試算になっておりますが、十一年度、今年度以降少なくともこの五年間しか展望しておりませんが、毎年度三十...全文を見る
○浜田卓二郎君 諸外国でも国債の累積に悩んでいる国は多いわけですが、私の記憶ではイタリアが一番深刻だというふうに思っておりましたが、それに比べて、国際比較をしてみてどういう状況にあるか、ちょっと教えていただきたいと思います。
○浜田卓二郎君 GDPの一二〇%ですか。
○浜田卓二郎君 この八〇・六から八二・五というのは、これはGDP比でしょう。
○浜田卓二郎君 日本の場合にはそのほかに地方の公債残高があるわけで、これは今年度末、それからこの予測の十五年度末、それぞれどのくらいだと思っていらっしゃいますか。
○浜田卓二郎君 多分、今年度末で地方、国合わせて六百兆ぐらいでしょうかね。それが国だけでもこれから五年間毎年三十兆ずつ出していく。地方もさらに深刻な状況にある。国債残高のGDP比だけで議論してもこれは八割を超えるわけです。  昔、議論したことがございます。公債残高がGDP比の四...全文を見る
○浜田卓二郎君 私も金利の絶対水準は今は異常だと思うんです。だから、むしろ何らかのきっかけで早く正常な金利水準に上げていくべきだと思うんです。  ですから、絶対水準で言っているのではなくて、かつて資金運用部引き受けをやめるからというような話で金利が変動するような状況があったかど...全文を見る
○浜田卓二郎君 大蔵大臣の御説明と企画庁長官の御説明をそのまま聞けばいいんだろうなというふうに思うのかもしれませんけれども、私は全然そう思わないんですよ。  これは不思議に当たるんですね。昭和四十九年度で三兆八千億の歳入落ち込みがありました。五十年度を初年度として、財政収支試算...全文を見る
○浜田卓二郎君 私も公共事業費を一挙になくせなどとは言っていません。ただ、お題目みたいに公共事業費の質的な変更とか配分の変更とか言われますけれども、これは実際やらなかったらこのまま行きますよ。赤字国債と建設国債とどこが違うのですか、大蔵大臣。  大蔵大臣は、かつて昭和六十五年度...全文を見る
○浜田卓二郎君 太田長官に伺いたいのですが、あなたはこの前ここで、相変わらず火だるまになって行革をやっていますとおっしゃいました。何をやっていらっしゃるか、ちょっと質問したいと思います。
○浜田卓二郎君 太田さんだから能書きは幾らでも言えると思うんですね。私もその心意気というか、いわゆる橋本行革ということでいろいろ議論されて間口を広げましたよね。だから、国民から見れば大したことが行われていると思っているんですよ。私に言わせればそうじゃない。  太田さん、問題を単...全文を見る
○浜田卓二郎君 いや、その答弁でいいんですよ、やっていることはそういうことなんですからね。  ただ、問題は、私は今緊急事態だと思うんです。私はずっと落選していたから国会で演説できないので駅前でずっとやってきたんですけれども、この日本の緊急事態は六、七年続いているんですよ。その間...全文を見る
○浜田卓二郎君 あなたのおっしゃることに私もかなり賛成するんですよ。ただ、私が言おうとしているのは、今の経済対策、財政政策がおかしいというんじゃないんです。私も選挙のときに、何でデフレ政策でこんなにだめにしちゃうんだということを言っていました。私の落選した小選挙区の最初の選挙は、...全文を見る
○浜田卓二郎君 大蔵大臣は徳がおありですから、大蔵大臣がおっしゃると大体本当のように思うんですね。本当なんですよ。  これは試算が出ていますね。三・五%でもう一つ試算が出ているわけでしょう。ですから、まさにこれは名目です、長官が言われるように実質じゃなくて名目です。だから、もっ...全文を見る
○浜田卓二郎君 太田長官に重ねてお伺いをしますが、そうすると今あなたが所管している行政改革の中には地方自治体の行政改革というのは入らないんですか。
○浜田卓二郎君 自治大臣に後でお伺いしますが、私はやっぱり金目になるというと言い方が品がありませんけれども、本当に安上がりの政府、つまり安上がりのパブリックセクターといいますかそういうものにしていこうと思ったら、大半の問題は地方自治体にある、そう思っています。  そうすると、太...全文を見る
○浜田卓二郎君 総理に申し上げたいのですが、橋本内閣を継続された、橋本内閣も一生懸命いいことをやろうとされた、しかし事行革に関しては私は高い評価はしていないんです。この忙しいときに中央省庁のあり方をひねくり回して、お役人さんは中央省庁のあり方をいじくられちゃうとそれに狂奔しちゃう...全文を見る
○浜田卓二郎君 別にやめろと申し上げているんじゃなくて、非常に単純に考えまして、要は今の国の状況、それから将来まさにもっと成熟化していきますよ、高齢化も含めて、もっとほっておけば金がかかるようになるんですね。それがもう端的に単純な計算ですけれども今の数字にも出ている。将来のことじ...全文を見る
○浜田卓二郎君 それを否定してはいないんです。だけれども、ゆっくりゆっくり病理を治すだけに今時間を使っている暇はない。病理も治しつつ思い切ってやれ、そういうことを申し上げたい。  自治大臣、二点まず聞きます。  太田長官から、地方は地方の勝手だと。それで自治大臣は、地方の行革...全文を見る
○浜田卓二郎君 一生懸命やっていらっしゃるというのはよくわかりましたが、どうも間接的なんですね。つまり、基準をつくるとか、それでどうぞやってくださいとガイドするというか、私はもうちょっと踏み込めないかなと思うんですよ。だから、多分、太田長官がさっき言われたことも、強制力がないとい...全文を見る
○浜田卓二郎君 多少じゃない。
○浜田卓二郎君 自治大臣、一言申し上げたいんですけれども、私は、自自は大変心外なんですよ。  つまり、自由党は、例えば今の合併問題も含めて、大変いい主張をしてこられた、新進党時代からのいい主張を続けておられる。私はそれは評価しているんです。特に、自由党に結集している人たちという...全文を見る
○浜田卓二郎君 初心を忘れないでやっていただきたいと思います。  柳沢長官に伺いますが、公的資金、いよいよ注入が始まるようです。七兆円ぐらいということで聞いておりますが、これで不良債権の処理は進むんですか。
○浜田卓二郎君 私は、不良債権の処理は大丈夫ですかと伺ったのは、要するに貸し渋りあるいは債権回収競争、これは金融機関が金融機関の機能を果たしていないということですね。ですから、それが根っこにある限りいつまでも経済が元気にならない、私はそう思ってきたんですよ。 そういう意味におい...全文を見る
○浜田卓二郎君 いや、別に相手先にリストラを言っちゃいけないという意味じゃなくて、入れないために、入れないで済ませるために要するに債権債務の圧縮をより図ろうとしているということを言いたかったんです。  長官、サマーズ副長官に、何か四月以降もこの注入は再編のためならあり得ると言わ...全文を見る
○浜田卓二郎君 最後ですが、大蔵大臣。  金融特別委員会のときに、私は、二十五兆というような大きな資金枠を準備する、これはお互い相当腹をくくった話ですね、それぐらい今は異常な事態なんですねと。これを一気に乗り越えていかなきゃいけない。つまり、今や護送船団はやめて新しいいわばルー...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
03月04日第145回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○浜田卓二郎君 公明党会派を代表しまして質問をさせていただきます。  神野先生、二点お伺いをしたいんですけれども、この表を提出されて御説明ございました。大変興味のある表なんですが、九八年度でGDP比債務残高が九九・九。この段階ですとまだイタリアの一一九・四よりも小さいですね。と...全文を見る
○浜田卓二郎君 その点はそれだけにいたします。  もう一つは、地方分権を大変大事なこととおっしゃっておられました。私もそう思います。しかし問題は、今の地方自治体が、例えば社会福祉というのはこれは事業です。この社会福祉事業を経営する適正な経営体としての規模になっているのかどうかと...全文を見る
○浜田卓二郎君 ありがとうございました。  時間ですので、これで終わります。
03月12日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○浜田卓二郎君 予算委員会で財政収支展望について幾つか質問をさせていただきました。きょうは特例公債の審議ということでございますので、この点から初めに若干質問をさせていただきたいと思います。  私も別に岩井委員の議論に反対ではございませんで、公債の発行の必要性あるいは公債政策の意...全文を見る
○浜田卓二郎君 繰り返しになって恐縮ですけれども、大蔵省という名前が間もなくなくなるそうでありますから、私は残念だなと思っている一人なんですけれども、国庫当局が相当強く責任を持ってもらわなきゃならない、これはもう激励の意味でも申し上げたいわけです。  実は、先ほどちょっと大臣お...全文を見る
○浜田卓二郎君 十九兆八千億。これはどんどんふえていくわけです。  今、所得税というのは全部でどのぐらいあるんでしょうか。
○浜田卓二郎君 十五兆。景気がいいときでも多分二十兆前後でしょう。国全体からかき集めた所得税で借金の利払いをしている、元金も若干入っていますからあれですけれども、そういう姿ですよね。  それで、三・五%の成長率を第二のケースで試算していらっしゃいますけれども、このときに、歳出削...全文を見る
○浜田卓二郎君 四百兆になりますと、単純に計算して金利が一%違うと四兆円違うんです。四兆円の歳出削減なんというのは大変なことです。  理財局長にお尋ねしますが、今いろいろ工夫をしていらっしゃる、例えば今出していらっしゃる十年物の国債の金利とそれから一番短いTBは何カ月物ですか、...全文を見る
○浜田卓二郎君 簡単に言えば、十年物を三カ月物に借りかえれば一%、四兆円というのはそれは単純過ぎる計算ですけれどもそれだけ安くなるわけです、毎年毎年ですから。  アメリカの国債というのは、TBというのはどのくらいのウエートを占めているんでしょうか。
○浜田卓二郎君 あとは十年物ですか。
○浜田卓二郎君 かつては短期国債というと外為証券だけというような時代が長かったわけですから、国債のこれだけの累積に対応するための金利への配慮というのはかなり大蔵省においてなされてきたということは評価をいたします。しかし、ぜひ研究していただきたい。アメリカは六割近くはTBだけれども...全文を見る
○浜田卓二郎君 あと三分もないですから、最後の質問になりますけれども、生活関連枠というのも、これもう何年目ですか、かなりやってきましたね。  ただ、それはもう私が次長に申し上げるのは釈迦に説法ですけれども、この生活関連枠がどう配分されているかという中身を見れば、これはもう相も変...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
03月16日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第6号
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○浜田卓二郎君 公明党会派に属しております浜田卓二郎です。  きょうは三点に問題を絞って質疑をさせていただきたいと思います。  最初は質問というよりも感想でありますけれども、税法の審議でありますから、今回提案された改正案について私なりの感想を申し上げて、もし御答弁をいただける...全文を見る
○浜田卓二郎君 アメリカ云々は、言われたからやった、それがけしからぬという気持ちじゃないわけでありまして、世界全体を考えて、アメリカにとっても今は瞬間的には日本の金利が下がっていった方がいいと思うかもしれませんけれども、アメリカ経済のソフトランディングを考えてみても、この日本の金...全文を見る
○浜田卓二郎君 時間がなくなりましたので、生保についてまとめて質問させていただきます。  この低金利というのは実は生保経営にとっては大変深刻な影響を与え続けているわけです。私は、いろいろ調査というか聞かせていただいて、何か今利ざやが、いわゆる保証利回りというんですか、保険契約を...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
03月30日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第9号
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○浜田卓二郎君 何を質問してよろしいかちょっと迷うんですけれども、平田議員から先ほどいろいろ御発言がございまして、ほぼそういう線に沿った質問になろうかと思います。  私は昨年の立法のときには議席がございませんでしたので議論に参加しておりませんから、ちょっと昨年とことしの関係とい...全文を見る
○浜田卓二郎君 何かそうだろうなという気の反面、いかにも不見識だという気がするんです。つまり、昨年やったんでしょう。昨年の議論はどうも不十分だったからことしそれをきちんとしますということでありまして、なぜ今どうしてもそれをやらなければいけないのか。  税効果会計という考え方が企...全文を見る
○浜田卓二郎君 その点はそれだけにしておきます。  それでは、資本の部に繰り入れた分で自己株を消却してよろしい、任意でと。自己株消却の目的というのは、先ほども平田委員から緊急性というか必要性が余り納得できないというような御指摘もありました。  私なりに考えてみまして、これは株...全文を見る
○浜田卓二郎君 昨年の議論の不十分さをいずれにせよ補う改正であると。別にそれで反対だという意味じゃありません、議論としてはそうなんだなと確認をしているわけです。  しかし、日本の場合にはまだストックオプションというのがそれほど一般化していないというか、少なくとも累積をしていない...全文を見る
○浜田卓二郎君 大原立法者の持論は私も承知しておりますし、そっちの方が興味あります。しかし、きょうはその議論ではありませんので、この議論をもう少し続けたいと思います。  土地の再評価というのが去年立法されて、四兆円ほどの再評価益が出たと。これは大したものだと思っていらっしゃるよ...全文を見る
○浜田卓二郎君 時限立法でやって、今度一年延長するわけですね。しかし、全体としてもごく限られた期間でやる。それにしては宣伝が足らないよということを私は言いたいわけです。  会計士の何人かに聞いてみましたけれども、企業でこれを知っていて本気でやろうというところが少な過ぎるという感...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
04月15日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第11号
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○浜田卓二郎君 午前中の質疑で多くの内容が語られましたから、この合併自体について私は何を聞いていいのかちょっと迷っているんですけれども、午前中の議論で明らかになったというか、そうだろうなと思った点は、この合併が一体何のために行われるのかということであります。  そもそも輸銀は、...全文を見る
○浜田卓二郎君 輸銀の総裁に伺いますけれども、今の輸出入銀行の政策金融としてやらなければならない本当の理由というのは何なんでしょうか。私ども昔の議論では、輸出入の振興というのが日本の経済にとっては大目的でありましたし、そういう役割は立派に果たしてこられたというふうに思うわけですが...全文を見る
○浜田卓二郎君 開銀というのは、昔あった傾斜生産方式みたいな、いわゆる産業をどういうふうに基礎産業を中心にして発展させていくか、そういう日本の産業発展のために大きな役割を果たした。輸銀は輸出入、特に輸出振興ということから始まって大きな役割を果たした。それはそのとおりだと思うんです...全文を見る
○浜田卓二郎君 わかりました。  今度は基金についてちょっと伺います。  基金の借款の中で取り立て不能に陥っているもがかなりあるんではないかと思いますが、現在いわば不良債権みたいな分類をせざるを得ない借款というのはどの程度あるのか、それから今後についてはそれはどういうふうに見...全文を見る
○浜田卓二郎君 それは今後拡大すると思っていらっしゃいますか。
○浜田卓二郎君 午前中に議論が出ておりました、ミレニアム、要するにただにしてやるというのは不良債権以上になってしまうわけですけれども、このミレニアムというようなことが借款では話題になり得る。つまり、これは極めて外交的、政治的配慮の強いものだということの証左でもあるわけですね。 ...全文を見る
○浜田卓二郎君 財投改革をしていくということで郵貯は預託されなくなる、そうするとこの新銀行の資金調達方法というのはどういうふうになりますか。
○浜田卓二郎君 輸銀の業務部分については財投機関債というか輸銀債みたいなものでかなりやっていけるんだろうと思うんですけれども、さっき逆のことを申し上げましたが、基金の部分については、ただいま局長の答弁のように、一体マーケットで資金調達ができるたぐいのものかというのは若干気になりま...全文を見る
○浜田卓二郎君 幾つか問題を感じますけれども、財投債は買うんですか。
○浜田卓二郎君 私は変な話だなと思いますよ、一体幾らになるのかわからないけれども。  かつて私も自民党時代は厚生族でしたから、厚生省が自主運用の資金が欲しい欲しいといって大騒ぎして、私も少しお手伝いしたりしました。あれは大失敗でした。赤字を出しましたよ。私は、役人さんがそんな巨...全文を見る
○浜田卓二郎君 それはそうだと思うんですが、しかし現実にいろいろ法律案も出てくるわけだし、二千何年からですか、郵便貯金を離すのは。もう一、二年でしょう、いずれにせよ。一、二年ですか。
○浜田卓二郎君 そうすると、二〇〇一年四月までにこの制度は整理しなきゃいけない。これは大問題なんですね。だから、まだこれから議論の余地が大いに残されているのであれば、もっと根っこからもう一遍議論したらどうでしょうか。  ちょうど政治も変わり目、その間にいろいろ従来の制度が破綻を...全文を見る
05月18日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第14号
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○浜田卓二郎君 公明党の会派を代表いたしまして質問いたします。  政策金融というのはマーケットにゆだね切れない分野について政策的な配慮を加えていく、端的に言えばそういうことだろうと思います。  実は環衛公庫は以前はなかったわけで、国民金融公庫の中から環衛部門を分離独立させたと...全文を見る
○浜田卓二郎君 一緒にしても従来の環衛公庫が追求してきた政策目的はいささかも支障を来さない、そういう御答弁の趣旨だと思います。  それでは、支障がないことはわかったという前提で、ではこれを統合する積極的な意味というのはあるんですか。  先ほど来、例えば役員の数が少し減るとか職...全文を見る
○浜田卓二郎君 あえてここで大議論をするほどのことはないなとは思っておりますが、ただ特殊法人の整理、統合、見直しというのはみんな言うんですね。  何のためにやるのか。それは結局その政策目的が今の時代に本当にその必要性が変わっていないのかとか、あるいは本当にスリム化するおつもりで...全文を見る
○浜田卓二郎君 どうもありがとうございました。  実は矛盾に満ちてくるわけです。政策目的の必要性が高まれば高まるほどマーケットにおける裸の評価というのはそう高くなるはずがないわけです。つまり、回収の可能性とかそういうプロフィタビリティーみたいなものからすれば、政策目的が必要な分...全文を見る
○浜田卓二郎君 私は今まで議論が非常に粗雑だったような気がしてならないんです。つまり、いきなり財投の廃止論でなくて、財投というのは今の時代でどう見直したら何が残るか、あるいは何が要らないかという、そのいわゆる政策目的、あえて税金まで使って金利を薄めながら政府保証もしながらやる金融...全文を見る
○浜田卓二郎君 もう一言だけ郵政省に。  今の御答弁はお立場上当然だと思うんですけれども、出口のない入り口というのは余り意味がないんです。何のために入り口をつくるか。これは出口を考えてつくらなきゃならないと私は思いますから、そこは今後の郵便貯金のあり方を本当にどうするのか、検討...全文を見る
06月01日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第16号
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○浜田卓二郎君 公明党会派を代表して質問させていただきます。  まず、中田参考人にお伺いしますが、内田参考人も同じことでありますが、先ほど中田さんの振り返っての経緯の御説明を拝聴しておりまして、苫東株式会社が設立されたのは昭和四十七年ですね。それで、用地の先行取得はさらに進んで...全文を見る
○浜田卓二郎君 むつ小川原も苫東も同じ時期に同じようなプロセスで立ち上がって、同じように失敗しているわけですね。だから、たまたまここが失敗したということじゃなくて、これは明らかにそういう時代的な変化というものを結局取り入れ切れなかった。どこかでこれがこうならないで済むための決断と...全文を見る
○浜田卓二郎君 私も全く同じことを言っているものですから確認的に伺ったんですが、今五十兆ぐらい既に郵政省は自主運用をしています。これだって、五十兆の自主運用をやるというのはすさまじい話で、所得税だって今二十兆かそこらしか入っていないんでしょう。一方では、どかんと五十兆という資金を...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
06月03日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第17号
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○浜田卓二郎君 新政策投資銀行についてけさからずっと長時間の審議が続いているわけでありまして、大蔵大臣初め両総裁、そして関係者の皆様の御苦労に感謝を申し上げたいと思います。  私の方は時間が三十分ございますが、最初にむつ小川原開発に関連して二問御質問を申し上げ、その後、新政策投...全文を見る
○浜田卓二郎君 これは大変難しいことなんですが、しかし国民の税金を使うということにおいては、これはすさまじい額ですから、必要なチェックがきちんと行われる、しかも国民的な見地から議論が行われると。それに携わっている人たちというのは、ある意味では全部利害関係者なわけですね。だから、そ...全文を見る
○浜田卓二郎君 時間がないので次に移りますが、私は新政策投資銀行の政策金融の本当のあり方というのはどこにあるのかなといろいろ考えるわけです。  開銀がスタートしたころは、傾斜生産方式という言葉に代表されるように、基幹産業を育成して日本経済発展の基礎をしっかりつくろうと。その政策...全文を見る
○浜田卓二郎君 時間がありませんので、最後に大蔵大臣にお考えを伺います。  今、小粥総裁から御説明のあったとおり、開銀が取り組んでいるとおっしゃっても六十億、中身は濃いとおっしゃってもたかだか六十億なんです。ですから、新政策投資銀行の一つの大きな柱として、新規企業の育成、ベンチ...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
○浜田卓二郎君 私は、ただいま可決されました日本政策投資銀行法案に対し、自由民主党、公明党、社会民主党・護憲連合、自由党及び参議院の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     日本政策投資銀行法案に対する附帯決議(案)   政府は、...全文を見る
07月09日第145回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○浜田卓二郎君 公明党の会派を代表して質問をさせていただきます。  最初に、ペイオフの問題が最近マスコミ等もいろいろ取り上げて論じられているわけでありますが、私は前にもこの委員会ですかあるいは財政・金融委員会で申し上げた記憶がありますが、ペイオフ解禁の二〇〇一年四月は我が国の金...全文を見る
○浜田卓二郎君 私は、日本経済のいろいろな条件を考えた場合に、金融制度が、金融のシステムが安定して日本経済の大きな欠点が治癒される、そうすれば世界が日本のマーケットを見る見方ががらっと変わるはずだ、そう確信をしてきましたけれども、昨今の為替の動きや株の動きというのはそういうことで...全文を見る
○浜田卓二郎君 今申し上げたことと裏腹なんですけれども、実は保護観察期間が長くなっちゃ困るんです。  つまり、護送船団とかいろいろ言われましたけれども、過保護行政が金融をだめにしてきた、その一点は我々は忘れていないわけであります。ですから、新しい行政の時代に入ったと言いながら、...全文を見る
○浜田卓二郎君 確かに、この金融検査マニュアルの最初のイントロのところから含めて、金融機関の規模や特性に留意をしろということが書いてありまして、そういう配慮はするんだなというのはわかるんですけれども、今おっしゃったように、大銀行では必ずしろ、中小では望ましいという書き分けで、具体...全文を見る
○浜田卓二郎君 今のはためにした質問だったんですが、このマニュアルは実にそこはよく書いてあるんです。要するに、担保だけにこだわるなということを金融監督庁が検査の基準として明確に言っておられる。金融機関というのはリスクテークをするものだということも書いておられる。私はこれを読んでみ...全文を見る
○浜田卓二郎君 しかし現実には、それは断る口実なんでしょうけれども、こういうところは余り好ましくないという指導があるんだというような、それはないんですね。
○浜田卓二郎君 よくわかりました。  きょうは金融検査マニュアルの宣伝をしようと思ってこういう質問をさせていただいたわけでありますが、どうかひとつ。今本当に町の中で、お金を借りれば事業ができる、お金がもう少し出てくれば事業が続く、切実にそう思っている人たちがおります。それを信用...全文を見る
○浜田卓二郎君 お答えは要りませんが、マクロ的に見てもおっしゃるようにもう金利を、マーケットで少し金利が上がる、それを追認していくような形で金利水準を上げていく、そういうことすらマクロ的に見てできないという判断になるのかどうか。私はそこは疑問でありまして、先ほどもちょっと申し上げ...全文を見る
○浜田卓二郎君 どうもありがとうございました。(拍手)
08月02日第145回国会 参議院 本会議 第41号
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○浜田卓二郎君 私は、公明党会派を代表して、産業活力再生特別措置法案につき、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  私は、日本の経済はいまだに活力を持った経済であると確信しています。そして、今日の深刻な長期デフレ状況をもたらしてしまった原因は明らかであるとも考えています。 ...全文を見る
08月06日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第22号
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○浜田卓二郎君 私は活性化法案についての本会議質疑をやらせていただきましたので、きょうはその補足的な意味合いで若干の点についてお聞きをしたいと思います。  先ほど、この租税特別措置による減税効果といいますか減収額は幾らかという峰崎委員からの質問に対して、大蔵省の方から四十億円、...全文を見る
○浜田卓二郎君 気持ちはよくわかるわけで、通産省はできるだけ大きく言いたいですよね。この法案は効果があるということをおっしゃりたい。大蔵省はこれによって不公平は余り助長していないんだよということを言いたい。そういうことかなというふうには想像いたします。  それにしても、私も税の...全文を見る
○浜田卓二郎君 大蔵省の言い分はよくわかりました。  通産省はどうですか。
○浜田卓二郎君 この問題はこのぐらいにしますが、日本の経済の現状というのを考えれば、当面の景気がよくないというだけでなくて、それこそ、おっしゃるように大きな構造変化をなし遂げていかなければならない。これは大変重要な時期だという認識は私も共有するものであります。  戦後、傾斜生産...全文を見る
○浜田卓二郎君 何にもなくても二千万借りられるかと思ったら、そうじゃないんですね。担保は要らないけれども、自己資金は準備しておけということですね。例えば、手元に五百万しかなかったら五百万しか貸してくれないんでしょう。それはどういう考えなんでしょうか。
○浜田卓二郎君 細かな話で恐縮ですけれども、私の身近なところでよく聞くような話では、一生懸命事業を開始するためにもうあらゆる努力をしてきていると。その間にお金もかかっているわけですよ、親戚じゅうからかき集めてやっとここまで来たと。それで、いざ立ち上げるときにお金が欲しい、もう少し...全文を見る
○浜田卓二郎君 先ほど金融行政についての責任のとり方というような御議論もありました。時代は変わっていくわけでありまして、あのバブルのときのような時代を乗り越えて、今必要な新しい行政、新しい政策というのを考えなければならない。多分、戦後の日本の経済の歩みの中で今がそういう戦後に匹敵...全文を見る
11月15日第146回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。  去る八月十三日の本会議におきまして行政監視委員長に選任されました浜田卓二郎でございます。委員長としてその職責の重大さを痛感している次第でございます。...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 速記を起こしてください。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 委員の異動について御報告いたします。  去る八月十三日、続訓弘君が委員を辞任され、その補欠として私、浜田卓二郎が選任されました。  また、去る十月五日、加藤紀文君が委員を辞任され、その補欠として成瀬守重君が選任されました。  また、去る同月二十日、...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が五名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    ...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に田中直紀君、太田豊秋君、岩井國臣君、江田五月君及び堂本暁子君を指名いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) この際、総務庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。続総務庁長官。
○委員長(浜田卓二郎君) 本委員会の今後の運営につきまして御報告いたします。  理事会における協議の結果、調査を行うに当たっては、引き続き時間をかけて取り組む必要のある基本的な行政課題に関する事項を長期的テーマとし、その時々に生じた国民の関心が高い事項を短期的テーマとして区別し...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に公正取引委員会事務総長塩田薫範君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、大蔵省関税局長渡辺裕泰君、大蔵省理財局次長村井博美君、厚...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に年金福祉事業団理事長森仁美君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査を議題といたします。  本日は財政投融資対象機関の点検に関する件のうち年金福祉事業団及び現下の緊急課題に関する件について質疑を行うことといたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(浜田卓二郎君) この際、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に警察庁長官官房長石川重明君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。    ...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) この際、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に警察庁警備局長金重凱之君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。    〔...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 答弁は簡潔にお願いいたします。
○委員長(浜田卓二郎君) 本日の調査はこの程度にとどめることとし、これにて散会いたします。    午後三時五十七分散会
12月13日第146回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る十一月十五日、堂本暁子君及び藤井俊男君が委員を辞任され、その補欠として田名部匡省君及び岡崎トミ子君が選任されました。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    ...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に田名部匡省君を指名いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に原子力安全委員会委員長佐藤一男君、警察庁長官関口祐弘君、警察庁長官官房長石川重明君、総務庁行政管理局長瀧上信光君、...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に年金福祉事業団理事長森仁美君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査を議題といたします。  本日は東海村核燃料加工施設の事故問題、神奈川県警の不祥事等に関する件について質疑を行うことといたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(浜田卓二郎君) 小泉君に申し上げます。  時間が超過しておりますから簡潔にお願いします。
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまの資料要求につきましては、後刻理事会で協議いたします。
○委員長(浜田卓二郎君) 簡潔にお願いします。
○委員長(浜田卓二郎君) 石井委員に申し上げます。  ただいまの米国債に関する資料要求は理事会でその扱いを協議しますから、それを前提に答弁してください。
○委員長(浜田卓二郎君) 本日の調査はこの程度といたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「...全文を見る
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(浜田卓二郎君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(浜田卓二郎君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時二十八分散会