浜田卓二郎

はまだたくじろう



当選回数回

浜田卓二郎の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○浜田卓二郎君 それでは、財務大臣と金融担当大臣に御質問を申し上げます。  全部で四問準備をしておりまして、時間が三十分でありますので、私もできるだけ短く質問をして、簡潔なお答えを賜りたいと思います。質問の順序は御通告申し上げた順序とちょっと違えておりますけれども、御了承いただ...全文を見る
○浜田卓二郎君 私は野党の立場で質問しているわけじゃありませんけれども。  今、質問申し上げた点は、私は、国庫当局としての責任という点でありまして、先ほど峰崎議員からも税についての包括的な御指摘がありましたけれども、やっぱり国の力が落ちているということは、この財源について、税に...全文を見る
○浜田卓二郎君 当局としてお答えになれるのはそんなことかなと思って聞いておりましたけれども、よく頭に入れておいてください。もう株価は大丈夫だというのは間違いですよ。やはりかなり、特に海外からの日本のマーケットに対する見方というのは大変厳しいんですよ。私は、ドイツ人の、ドイツ人じゃ...全文を見る
○浜田卓二郎君 そこなんですね。柳澤大臣は柔軟な方ですから、頭の中では、同じマニュアルの適用でも、実態をよく見ろということはあると思うんですね。でも、現場において、これは直接確認できている話ではありませんけれども、延期している、少し期限を延ばそうとしているやつはすぐ要注意にされる...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
03月28日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○浜田卓二郎君 本日の議題は租税特別措置法改正案等でありますが、先般の財務大臣の所信に対する一般質疑の中でこの問題についてはいささか触れましたので、今日は金融について御質問させていただきたいと思います。  ただ、先般も申し上げましたけれども、小泉改革路線の中で、私は、経済に対す...全文を見る
○浜田卓二郎君 例えば、今申し上げた例の一つで、十年前に契約更改をした、その後十年間ちゃんと元本も利息も払ってきたと。それをたまたま検査官が見て、十年前これ変えているじゃないかと。それで、機械的に引き当て積めと。これは例えばですよ、例えば。  だから、柳澤さん、担当大臣がそうい...全文を見る
○浜田卓二郎君 大いにやっていただきたいんです。  それで、もうこれで最後に、この問題はこれで最後にしますが、さっき大臣は、条件緩和債権はやっぱり駄目だと、駄目というか、要管理になるということでしょうか。しかしそれは、このマニュアルの本当の精神からいえば、そうであっても、経営改...全文を見る
○浜田卓二郎君 個別企業の話ですから答えにくいというのはよく分かります。  ちょっと質問変えまして、最後の質問ですけれども、やっぱり不良債権処理がうまくいくには、私がずっと強調してきているのは、やっぱり実体経済が良くなって企業の収益性が向上しなきゃ、リストラだけで企業の収益性を...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○浜田卓二郎君 今日は金融問題ということでありますが、塩川財務大臣にも予算委員会開催している際に御出席いただいて、まず敬意を表したいと思います。  幾つか聞いてみたいと思うんですが、私の基本的な考え方といいますか、当委員会で何度も質問に立ってまいりましたけれども、私の基本的なス...全文を見る
○浜田卓二郎君 それでは、財務大臣、お願いいたしますが、新聞で読んだことでありますけれども、二〇〇三年度の予算編成に関して、小泉首相は国債発行枠三十兆円にはこだわらないという発言をしたと報じられておりますけれども、これはそうなんでしょうか。真意はどういうことなんでしょうか。
○浜田卓二郎君 その趣旨は私も賛成なんですね。ただ、二〇〇三年度からそういう考えに変わるというのがちょっと私は解せないのでありまして、二〇〇三年度にはそれほど三十兆円枠こだわらずに弾力的にいこうやということであれば、もっと弾力的にいく必要があったのは二〇〇二年度であり、あるいはそ...全文を見る
○浜田卓二郎君 財政が果たす役割というのは、これは非常に限られているわけで、おっしゃるように民間の活力といいますか、やる気を引っ張り出す、ですからポンププライミングポリシーであり、スティミュレーティングポリシーだと思うんですね。  だけれども、私、ずっと言ってきたんですけれども...全文を見る
○浜田卓二郎君 大臣のおっしゃることは一つ一つ反対ではありません。ただ、今は財政の問題で考え方を申し上げているわけですが、例えば社会福祉施設なんかでも整備しなきゃならないのはたくさんあるんですね。それから、要するに従来型の公共事業じゃなくてやれるものはたくさんある。まあ確かに今度...全文を見る
○浜田卓二郎君 大いに結構な御提案でありまして。  だから要するに、金持ち優遇かどうかというのは、正にその相続税全体を、現実に相続が起きたときに、累積なりなんなりということで生前贈与の分を調整すれば、そういう批判は免れるわけでありますし、住宅に限らずそれがやれるということであれ...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○浜田卓二郎君 今日、参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  午前中の議論を聞きながら何をお聞きしようかいろいろ考えてまいりましたが、冒頭ちょっと一言感想だけ申し上げたいんですが、大塚委員の質疑は大変切れ味が良くて拝聴させていただきました。大分現場で御苦労していらっしゃるわ...全文を見る
○浜田卓二郎君 そういうふうにおっしゃいますが、現実に出てくる政策というのは、補正は組まれました、だからそれを足せばどうかという話は今おっしゃったような数字になるのかもしれません。  しかし、今年度のスタートしたばかりの予算はマイナス予算です。公共事業費も一〇%削っているわけで...全文を見る
○浜田卓二郎君 米国も、テロ事件の後に直ちに財政支出を増加を決定をしたり、機敏な、もちろん金利政策も当然でありますけれども、景気停滞から脱しつつあるということもあります。  私は、マクロ政策としての財政の役割が死んだというふうに決め付ける必要はないと思っているわけでありまして、...全文を見る
○浜田卓二郎君 引き続いて、柳澤大臣にお伺いをいたします。  今の関連で先にお伺いいたしますが、特別検査とかいろいろ御苦労さまでございました。今回おまとめになった中で、私は評価しているところもたくさんございます、後で申し上げたいと思いますが。ただ、最後に、不良債権は、新規発生分...全文を見る
○浜田卓二郎君 そうすると、柳澤大臣の見通しというか見方としまして、今後の不良債権の発生というのは、今のテンポでいって、そんな生易しいものだというようにお見通しになっていらっしゃるんでしょうか。収束していけるとお考えになっていらっしゃるんでしょうか。
○浜田卓二郎君 私もよく分からないんですが、金融機関が正常化したというのはどういう状態なんですか。不良債権がゼロになるなんということはあり得ないわけですからね。だから、何か私は、不良債権処理の問題、急げば急ぐほどいいという前提でみんな出発して物を考えていますけれども、何が必要なの...全文を見る
○浜田卓二郎君 いや、柳澤さんの演説を引き出すための質問じゃなかったんですけれども、筋書は、私は実は竹中さんにこの問題の最後に答えてもらうつもりだったんです。そういう話を十分聞かせてあげなきゃいけないと思ったんですが、何か総理に呼ばれたということで、こういう順序が逆になったわけで...全文を見る
○浜田卓二郎君 次に移りますが、今回の金融庁の取りまとめの中に中小企業融資編の作成というのが入っておりまして、私も読ませていただきました。  かねてから、金融検査マニュアル、これは非常に読むとよくできているわけでありまして、この精神に沿った、実態に即した金融検査の在り方というの...全文を見る
○浜田卓二郎君 最後に、五味検査局長がおいでですから一つ伺いたいと思います。今の各業界からの御要望はしっかり受け止めていただきたいと思います。  それで、まとめられたコメントの中に、実質的常駐検査体制というような言葉が入っておりました。これはどういうことを意味しておられるのかが...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
05月08日第154回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○浜田卓二郎君 正直に申し上げて、埼玉県であるということが理由かどうか、余り切迫した問題意識が実はないんですよね。  これは私だけのことではなくて、先ほど来いろいろな方も、意見が、国民の世論というか、なかなか集約され切れていないという御発言がありますけれども、そうだと思うんです...全文を見る
06月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○浜田卓二郎君 私は、連結納税制度とそれから国債格付、それに関連して我が国の税構造について質問をしたいということで質問通告をさせていただきました。午前中の山下委員の質疑と現在までの峰崎委員の質疑でほぼ私の質疑をしようと予定していた項目が全部出尽くしておりますが、少し角度を変えなが...全文を見る
○浜田卓二郎君 ちょっと私は議論がおかしいと思っていまして、連結納税制度を導入したい企業というのは、そうした方がグループとしての企業経営、それに適切だと思うから導入したいわけであって、それに二%がくっ付いているから嫌だという理由はあるけれども、その二%を歓迎して入れるという人はい...全文を見る
○浜田卓二郎君 繰り返しになりますから申し上げるだけにいたしますが、二%はなきゃないでいいに決まっているんですよ。つまり、そこを聞く必要はない。連結納税制度が企業経営、グループとしての企業戦略にとって必要だと思ったら導入される、私はそういう素直な制度でいいというふうに思っておりま...全文を見る
○浜田卓二郎君 その質問書というか、反論書というのはどこに出されたんですか。
○浜田卓二郎君 それはもちろんムーディーズ社にも出されたわけですね。その結果が今回の二段階引下げということですね。それについてはどういうふうにお考えですか。
○浜田卓二郎君 私が今日は言いたいことは、その腹立たしいという言葉が聞きたかったんですよ。単に腹立たしいだけじゃ駄目なんですね。  実は、今日の日経新聞で、ゴールドマン・サックス社が、格付がおかしいと、やっぱりスリーAでいいんだということを何かペーパーを出しているそうです。 ...全文を見る
○浜田卓二郎君 先ほどの峰崎委員に対するお答えの中で、塩川大臣がたしか、経済の力とか国民の力は十分あるんだと、それをどう考えているんだというような趣旨のお話をされました。財務省の発出した質問書も正にそう書いてあるわけですね。これだけの力がある、それをなぜ評価を下げるんだということ...全文を見る
○浜田卓二郎君 そこの考え方、見方なんですけれども、ゴールドマン・サックスが見てくれるのは、国民の勤勉さ、貯蓄性向、あるいはまた技術力、そういった経済の力、国民の底力。その面から見れば、当然その国民が構成する国の国債であるから評価ができる、そういう見方、これは一つ私は成り立つと思...全文を見る
○浜田卓二郎君 現状のままでいけば、来年度が三十五・六、それから三年後が四十二兆円ですか。問題は、成長率が、言わば景気が回復して実質成長率が十六年度以降二・五%という成長率を設定した後も、実はこの収支差額は今御答弁のように増え続けているんですね。実質成長率二・五%で成長していって...全文を見る
○浜田卓二郎君 大武局長、もっと具体的に答えてほしいんですけれども、この課税最低限というのは今幾らで、その結果、何%の方が所得税を納めているか納めていないか、数字をちょっと教えてください。
○浜田卓二郎君 課税最低限の問題がそういう問題でありますが、さらに、税率の刻みの問題がありますね。私どものもう大分年配になってきた者の記憶では、日本の所得税というのは非常に税率が厳しくて、世界で最も高い、厳しい所得税だという記憶をまだ引きずっている方がいるんですね。ところが、実際...全文を見る
○浜田卓二郎君 大武局長に続いて伺いますが、日本は直接税中心の国と。まだそうですね。アメリカとかイギリスとか、そういう国の所得税の実情はどうなっていますかな。
○浜田卓二郎君 ですから、課税最低限が非常に高いというだけではなくて、一〇%という税率のところで実に納税者の八割が納税をしていると。今の御答弁ですと、アメリカの場合は一五%のところで七割ですか、そうですね。それから、イギリスの場合には二二%の税率のところで八割ですよ。だから、日本...全文を見る
○浜田卓二郎君 税は安ければ安いほどいいという面があるわけですけれども、この消費税でも今おっしゃったような現状であるわけで、私に説明をしてくだすった若いお役人さんは、ワールドカップに参加している国の中で五%の税率であるのは日本とチュニジアだけですというお話でしたね。あとは全部一〇...全文を見る
06月13日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○浜田卓二郎君 まず、中村参考人に伺いますが、この連結納税制度というのは積極的に利用されるとお考えですか。
○浜田卓二郎君 そうすると、それはほとんど大企業というふうに考えたらよろしいんでしょうか。
○浜田卓二郎君 現在、赤字法人が七割であると。ということは、企業のうち三割しか法人税を納めていないという現状については、これはやっぱり不況だからしようがないということでしょうか。
○浜田卓二郎君 経済が普通の状況になったときに、一体どのくらいの法人がちゃんと法人税を納めていればノーマルだと考えるんでしょうかね。
○浜田卓二郎君 そうすると、当然、今問題になってきつつある外形標準課税の話が出てくるわけですけれども、この点についてちょっと意見は述べにくいんだろうとは思いますけれども、感想で結構ですから。
○浜田卓二郎君 じゃ、同じことを中里参考人に伺いますけれども、七割が赤字で法人税を納めていないと。ですから、多分、この連結納税制度が導入されて納税する企業が増えるというふうにはならないだろうと思いますから、七割がもっと増えるのか、あるいはほとんど動かないのかということでしょうけれ...全文を見る
○浜田卓二郎君 法人の課税ベースを広げるということは、租税特別措置の問題が一つというか、最大のことだろうと思うんですけれども、量的に、何といいますか、把握、最近したことはないんですけれども、かつて実務をやっているときの感想で言えば、ある企業が申告漏れで調査を受ける、その結果、例え...全文を見る
○浜田卓二郎君 そうなりますと、あとは、それでも、先ほど中村参考人のお話ですと、ノーマルであっても五〇%ぐらいがいいところじゃないかというようなお話でありました。そこは感想を伺っただけですから厳密な話ではないんでしょうけれども、そうなりますと、それでいいのか。そこに外形標準課税の...全文を見る
○浜田卓二郎君 先ほど櫻井委員も触れておられましたけれども、私自身は、今の日本の税構造というのがちょっと縮こまり過ぎちゃっているというふうに絶えず思っておりまして、そういう趣旨からの議論をいろいろやっているんですけれども、例えば政策減税の話なんかも大変、何というんですか、空々しく...全文を見る
○浜田卓二郎君 どうもありがとうございました。
07月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第24号
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○浜田卓二郎君 最初に一問だけ日銀総裁にお伺いしたいと思いますが、御報告を先週聞かせていただきましたが、景気は下げ止まりに向けた動きが見られると。しかし同時に、設備投資が引き続き減少している、個人消費も全体として弱めの動きが続いていると、ここは注意しろということをおっしゃっておら...全文を見る
○浜田卓二郎君 先ほど大塚委員が取り上げられましたFRBの分析の一番最後に、このFRBのシミュレーションによると、追加的な財政支出で、これが何か九三から九五年の三年間でGDPの〇・五から一%があればということでしょうけれども、それでもデフレを回避できたという分析があります。  ...全文を見る
○浜田卓二郎君 金融検査マニュアルに中小金融向けの別冊をお作りになったというのは、私は大変いい施策だったと思っておりますし、それを評価する声はちまたにたくさんございます。やはり、大銀行とそれから本当の零細個人企業を相手にしている中小金融機関とでは、いろいろと実態に即した取扱いの相...全文を見る
○浜田卓二郎君 それは、いいとこ取りであるというのは分かった上で申し上げているわけでありまして、いいとこ取りでいいんですよ。一番中小企業者にとっていい形を、やっぱりいろいろな矛盾を乗り越えながら考えてほしいということでありますので、お願いいたします。  それで、一つの方向として...全文を見る
○浜田卓二郎君 終わります。
10月31日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○浜田卓二郎君 質問通告を申し上げた順番は金融、それから財政ということでしたけれども、先に速水総裁と、それから塩川大臣にお伺いをしたいと思います。  デフレ対策ですか、昨夜決定されたのは。今日マーケットがどう反応するか大変興味深いわけですけれども、どうも今のところ百円ぐらい下が...全文を見る
○浜田卓二郎君 御答弁がちょっと長いものですから少し急いで申し上げますが、私は、結論としては日銀総裁の決断というのは私は評価をしているんです。  中立の中央銀行が株を買うのはどうかという議論はたくさんありますけれども、今おっしゃった点は当然そうだと思いますし、更に踏み込んで考え...全文を見る
○浜田卓二郎君 私は、前回の質疑のときに日本の税構造が縮こまり過ぎていると。これを幾ら景気対策で経済を正常な軌道に乗せても、この財政収支のアンバランスというのは解消できないと。これはもう、税構造を変えなきゃいけない。消費税を含めて、所得税を含めて、そういうことをここで正確に申し上...全文を見る
○浜田卓二郎君 私は逆の結論を申し上げたかったんですけれども。  つまり、システミックリスクに対応する緊急対策としての不良債権処理の段階を既に終わっているとすれば、やたらに不良債権処理を急いでいるような印象を与えることは副作用が大き過ぎるという点が第一点であります。  それか...全文を見る
○浜田卓二郎君 まず、政府が我が国の信用機構はまだ不安でありますと、よってペイオフ解禁もできませんというようなスタンスでおられる限り、これは信用は戻りませんよ。ですから、そこのところは、何を主眼にして不良債権を処理していくのか、何で急ぐのか、そこは明確にした方がいい。むしろ、産業...全文を見る
○浜田卓二郎君 大臣が替われば法律が変わるというのはこれは朝令暮改のたぐいでありますから、その辺りはやはり一国が権威に懸けてやることですから、しっかりやっていただきたいと思うんです。  私が言いたいのはそういうことじゃないんです。RCCを改組して企業再生をやるというのも、それは...全文を見る
○浜田卓二郎君 いや、もう聞かないつもりだったんですけれども、私に対する質問だと受け止めてもう一言申します。  あなたの考えているのはいいですよ。じゃ、そういう範囲にしましょうよ。それはせいぜいRCCにやってもらえばいいんですよ。ただ、竹中大臣が考えているのは違うんですよ。そう...全文を見る
11月14日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○浜田卓二郎君 参考人の皆様、御苦労さまでございます。  最初に鬼追参考人にお伺いしたいんですけれども、再生機構なるものが、今、谷垣担当大臣の下で作られようとしているわけですよね。個人的に谷垣さんといろいろ議論してみますと、なかなかその位置付けが難しそうでありまして、いろいろ苦...全文を見る
○浜田卓二郎君 是非、谷垣大臣の方ともよく御調整をされて、私は、RCCが処理を任された案件の中にはたくさん再生可能なのがあると思うんですね。それを三年とか、金融機関が倒産した場合には五年になるんですか、そういうルールで、それは原則ですけれども、五年でそのかなりの借金を返せと言われ...全文を見る
○浜田卓二郎君 それはおっしゃるとおりなんですが、いずれも今日言ってあしたできる話ではないわけでありまして、アメリカが円切上げを迫ったときも、それだけですべての問題を解決しようということではなかったはずで、一種の時間稼ぎですよね。産業構造が変わっていくにはこれはかなりの時間が掛か...全文を見る
○浜田卓二郎君 最後に、深尾参考人にお伺いいたします。  需給ギャップが七%、約七%、三十五兆円弱と。非常に大きな需給ギャップが生じているんだと思いますね。それに対して、先生のお示しになった強力な対策というのは、これは一種の金融政策に限定をして言っておられるような気がするんです...全文を見る
○浜田卓二郎君 ありがとうございました。
11月28日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○浜田卓二郎君 前回の質疑のときに、竹中案といいますか、そういう処理方針について全体的な質疑をさせていただいたわけですが、それを補足するような意味で、若干具体的な話について承りたいと思います。  金融再生プログラムの冒頭に、「平成十六年度には、主要行の不良債権比率を現状の半分程...全文を見る
○浜田卓二郎君 そうしますと、四・二%程度というんですか、これが理想的な状態だと御判断していらっしゃるんですか。
○浜田卓二郎君 アメリカに行く前に、今八・一まで下がったということですが、いわゆるバブルがはじけて、不良債権を処理しなければ日本発の信用不安になると騒いでいたころの不良債権比率と比較してどうなんですか。
○浜田卓二郎君 いや、その答えでいいんですよ。事務当局も数字はないはずですね。  つまり、不良債権の定義そのものが変わってきているわけですよね。ですから、その当時にどの程度の不良債権があって、それがどういう変遷をたどって今日の状況に来ているか、これの内容の定義は実は私できないん...全文を見る
○浜田卓二郎君 いや、私が伺っているのはそういうことではなくて、要するに、それは書いてありませんから、半分程度と書いてありますから、三〇%とあれほど言っても、後の言い方があれぐらい変わるんですから、どうでも言い抜けができるんだろうと思うんですけれども、しかし、一応プログラムとして...全文を見る
○浜田卓二郎君 それはそうだと思いますね。  それで、私、事務当局に質問いたしましたら、S&Pの数字ではなくてアメリカの不良債権比率というのを教えてくれまして、それは正常時では、まあ現在は一・五%程度、悪かったころで五%台というお話であります。先ほど、櫻井委員の質問の中でも、自...全文を見る
○浜田卓二郎君 それは大臣、手元にないんじゃないんですよ。事務当局も数字を持っていないんですよ。つまり私が言いたいのは、不良債権比率なんというのは金科玉条にお考えになるような代物ではないということを申し上げたいんですよ。  ですから、例えば、好況時と不況時では多分、正確に比較で...全文を見る
○浜田卓二郎君 それは私も別に異論はありません。護送船団は解体されるべくして解体されたというふうに思っております。  ですから、私が申し上げたいことは、ただ、このリスクテークという重要な機能、先ほどほかのことに関して大臣の御答弁の中にもリスクテークというのが大事だという話が出て...全文を見る
○浜田卓二郎君 株についておっしゃいましたが、私もそうだと思うんですよ。格付機関の、それこそ銀行の格付というのを昨日いただきましたけれども、ひどいものですね。しかし、これ、国がシングルAのときですから、その国の銀行の評価ですから、これでもまだ高過ぎるんじゃないかなんというふうに思...全文を見る
○浜田卓二郎君 小手川さんに申し訳ないけれども、産業再生というのは大変なことですよ。産業再生なんだからね。それを不良債権処理でやれるんですか。
○浜田卓二郎君 私は、また不良債権処理の関連の機構だと思っていたものですから、これを何で竹中大臣は谷垣大臣に丸投げをするんだろうというふうに思うんですけれども、竹中大臣、これ不良債権処理のための機構じゃないんですか。
○浜田卓二郎君 ますます分からなくなっちゃうんですけれども、竹中さんも分かっていないんじゃないんですかね。  あなたは金融再生プログラムの中にこれをお出しになったでしょう。そのプログラムの中にこれが出てきますね、この機構は。だから、これは私は企業再生機構だと思っていたんですよ。...全文を見る
○浜田卓二郎君 これから中身を固めていかれるんでしょうから余りしつこく申し上げませんが、企業再生であれば、私はやっぱりもち屋はもち屋で、メーンバンクがあって、そしてそこが一番企業の再建計画なんかにも手掛けて関心を持ってやってきているわけですから、メーンバンクをきちんと巻き込んだ形...全文を見る
12月05日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○浜田卓二郎君 私は、デフレ阻止政策全般について各大臣の所見をお伺いしたいと思います。  まず、日銀総裁、御苦労さまでございます。日銀総裁の方に最初の御質問申し上げたいと思います。  十二月二日付けのフィナンシャル・タイムズに、日本の財務官黒田東彦氏と副財務官河合正弘氏の署名...全文を見る
○浜田卓二郎君 今の御答弁は私も三度ぐらい同じ趣旨で伺っておりまして、決してその答弁が正しくないとは思っていないんです。でも、総裁、私も前に、その量的緩和政策に踏み込まれるときにここで申し上げたんです。物価上昇率がゼロないしプラスで安定的になるまでは量的緩和を続けますとおっしゃい...全文を見る
○浜田卓二郎君 本来の需要創出策、これは構造改革も当然入ると思います。ただ、構造改革は、短期的にはなかなか需要創出につながらないといううらみがある。  例えば、最近はおっしゃいませんけれども、構造改革で景気を良くするという、一番最初に不良債権処理を小泉内閣は掲げておられた。しか...全文を見る
○浜田卓二郎君 非常時ですから、もう日本には後ろがない、後がないという決意で取り組んでいただきたいわけで、そのためには、余り理解しないで、お互いに信ずるところを主張し合って、必要な政策を私は取っていただきたいと思います。  最後に、塩川大臣にちょっと角度を変えて御質問申し上げま...全文を見る