浜田卓二郎
はまだたくじろう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月20日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第3号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 開戦、開戦間際かどうかまだ情報が確認できておりませんけれども、切迫した状況の中での質疑になったわけでありますが、最初に、これはどなたがお答えになるのかということですが、仮に戦争が起きた場合に、日本経済にどういうような影響があると政府としては分析をしておられるのか。...全文を見る |
○浜田卓二郎君 戦争は最悪の事態でありますけれども、同時に、不幸なことに我が国経済も、今、最悪といいますか、非常に微妙で危ない段階に入っているわけですから、我が国経済にとってはもっと最悪のタイミングであるというふうに受け止めます。 特に、今、私どもこの委員会でいつも感じている...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 我が国は、戦後の特殊な歩みがその背景にあるというふうに思いますけれども、国益の主張について臆病なところがあります。しかし、政治がきちんと何が国民の利益であるかについて発言をし、それに対して対応していくということは責任だろうというふうに思います。 繰り返しになり...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私が言いたいことは、どういうときの四%であるかという問題はあると思うんですね。つまり、銀行中心に間接金融でやってきた企業社会でありますから、景気が悪くなれば、当然銀行と相談をして、支払期限を少し延ばしてもらったり返済条件を緩和してもらったりということは起きるわけで...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 でありますから、八%を機械的に四%にするという目標を、しかも二年という短期間で達成しようという、そういう金融政策がよろしいんですかと聞いているわけですよ。早く処理するものは早く処理すべきですよ。それが四%もあるんですか。そういう質問なんです。 | ||
○浜田卓二郎君 幸か不幸か、日本のお役人さんというのは大変優秀でまじめなんですよね。私もかつて税務署長をやりました。愛される税務署長なぞと言っていましたけれども、そんなことはあり得ないわけでありまして、末端は国税庁からの通達を非常によく守りながら生まじめにやりますよ。金融検査官だ...全文を見る | ||
03月25日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第4号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 私は公明党会派を代表して質問をいたしますが、内容につきましては個人的な私見も入るものですから、そのことは最初にお断りを申し上げたいと思います。 まず、提出法案につきましては、相続税、贈与税一体化の導入、あるいは課税最低限の引下げ、それから証券税制の簡素化など、...全文を見る |
○浜田卓二郎君 つまりゼロ成長、多分そういう可能性が高いだろうと思いますけれども、このときは四十五兆円を超える。それが景気回復をしたという想定の下に今申し上げたような成長率を設定されたと思いますけれども、その場合でも実に四十二・九兆円、約四十三兆円になるという結果ですね。 副...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 そうですかな。ゼロ成長の場合は、平成十八年度、収支差額四十五・五兆円でしょう。税収が四十二・六兆円ですから、税収で見るとこれは逆転ですよ。ゼロ成長の場合にはもっと早いんじゃないですか。十七年度、国債発行額、まあ収支差額ですけれども、四十二・九兆円、税収が十七年度で...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 行政改革は、これ結構なんですけれどもね。じゃ、どの行政改革で幾ら節減できるかとか、要するに、今国の財政がどういう状況になっているかというのを私は正確に認識をして、それに対する正確な対応というものを考えなければ、これが政治あるいは行政含めて国家が責任を果たしていない...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私は別に激高したりはいたしませんから、安定した精神で質問を続けますけれども、別に塩川大臣が悪いと申し上げているわけじゃないんですよ。だからお互いに、私どもは政治に携わっております。そして、後ろにいらっしゃる大武君始め主税局の人たちは税制の在り方を真剣に議論をしてき...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 じゃ、今のを答弁だと思って、結構であります。 それでは、私はこう思いますよ。景気回復が先だという議論があります。景気回復をしない根本原因の一つが消費が出てこないということですよ。なぜ消費が出てこないか。それはいろんな理由がありますと思います。 でも、根本に...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 別に、冒頭申し上げたように、今回の法改正に反対はしておりません。賛成です。ですから、今おっしゃったことは当然分かっているわけでありましてね。 ただ、税の基本は、やっぱり法人税というのは赤字になるときはあるんですよ。不景気になりゃなるんですよ。法人税というのは安...全文を見る | ||
04月22日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第8号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 福井総裁、それから武藤副総裁、御就任を心から歓迎をしたいと思います。と同時に、大変なときへの登板でありまして、言わば火中のクリを拾うような、そういうお立場だと思いますが、頑張っていただきたいと思います。 武藤副総裁は──ちょっと待ってね、もう帰っていいんですけ...全文を見る |
○浜田卓二郎君 例えば財政の立場からは、財政は財源不足で手足を縛られておって、特に小泉さんは守れもしない三十兆というような枠にこだわり過ぎて、結局機動性のない対応に終始してきた。我々はここでいろいろ責め立ててきましたから、デフレ阻止までは言い始めて、今回の予算、税制も含めてデフレ...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私は、ちょっと今の最後の、前半の議論はもう大賛成ですから、ひとつそういう観点で政府に対してもきちんと物を申していっていただきたいと思います。 ただ、リレーションバンキングというのは、私分からないのは、結局は金融の行政の中にダブルスタンダードを持ち込むことになっ...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 じゃ、もっと具体的に伺いますと、じゃ六、七%まで物価上昇はいいと思っていらっしゃいますか。 | ||
○浜田卓二郎君 ですから先ほど中島委員はアナウンスメントエフェクトとおっしゃったんだと思うんですよ。あいまいなんですよね。でも、私思いますよ、総裁の頭に、まあ六、七%と穏やかに言いましたけれども、じゃ七、八%はどうですか、一〇%以上はどうですか。それは入っていらっしゃらないはずで...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 もう一つは期限なんですね、一年で達成しますとか二年で達成しますとか。だから、それは決断ですよ。それは政策ですよ。ですから私は前段であえて、政府にも注文をお付けくださいと、財政もやるべきことをやりなさいと。それから、金融行政も、銀行が自主的にリスクテークをやって、そ...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 じゃ、終わります。 | ||
04月24日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第9号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 私は、二十五分しかありませんので、問題を余り拡散させないようにして質問させていただきたいと思います。 まず、先ほど来の峰崎委員、櫻井委員の議論聞いておりまして感じますことは、生命保険会社が今後その経営を安定させて発展していくために今回のセーフティーネットを含め...全文を見る |
○浜田卓二郎君 実は平成十一年の三月のこの当委員会の質疑で、私は生保会社の経営の安定性の問題を質問させていただきました。その後、平成十二年ですか、十二年の十月の当委員会で予定利回りの引下げ問題について質疑をさせていただきました。当時は大蔵大臣は宮澤さんで、そして金融再生委員長とい...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 その際のやり取りの中で、平成八年の保険業法の改正で、実はそれまで予定利率の引下げというのは法制度上は可能であったことをできない形に改正しておられるわけですね。これが平成八年です。 なぜ改正をそうされたんですかということに対しまして、既得権の、既契約者の既得権の...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 現行でいきますと、生保会社が破綻をすれば、例えば会社更生法を適用して再生させる、その間の手続の中で予定利回りの引下げは可能になるわけですね。協栄生命が破綻をした際に、これは結局はプルデンシャルでしたかね、引受けをされたと思いますけれども。要するに、予定利回りが高い...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 たまたまなんですけれども、この予定利回りが下がるんですかという質問がある会合でございまして、そのときにそうおっしゃった方は、しかし、いったん下げられちゃうと受取保険金が減りますよね、それはそうですよね、そういう計算になりますと。でも、その後また金利が上がったときに...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 まあ、勉強中のことですから、これ以上いろいろ伺っても同じ御答弁になると思いますし、私は余り今日は聞く気持ちも少なかったものですからこの程度で質問を終了させていただきますが、どうかひとつ保険会社というのを、冒頭にも申し上げましたけれども、大変大きな役割、使命を担って...全文を見る | ||
05月22日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第11号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 私も、今国有化ということを十分よく分からないところが多いものですから、そういうことについて質問してみたいと思いますが、今回は、りそなは健全行であると、破綻はしていないと、それを国有化したと、国有化したというか、資本注入をしたと、そういう御説明ですね。 |
○浜田卓二郎君 不良債権の処理に失敗をするか。あるいは、保有株式の減価による影響が過大になるか。それから、今回は会計上の問題で、今まで税効果会計という仕組みを利用して自己資本を結果的には水膨れさせていたと、それを正常なというか、会計監査の折り合いが付く範囲まで引き下げてうみを出し...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 ちょっと私も計算をして数字を持って伺うんじゃないんですけれども、いわゆる無税償却という手法を、どの程度までの無税償却を認めるかということもありますけれども、それに切り替えておったら今回のようなことは起きたんでしょうか。 | ||
○浜田卓二郎君 何が申し上げたいかといいますと、今回のような状況で資本注入をした。私は、それがいい、それ以外の方法はなかったんだろうなというふうには思っておりますから、それに文句を言うつもりはないんですけれども、その百二条で考えているようなケースと何かちょっと違う気がするんですね...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 国有化することの目的というのは、経営を健全にしてあげると、国が管理して経営を健全にしてあげるということですね。だから、さっきおっしゃった二号ですか、破綻金融機関、この場合はもうしようがないんですね。破綻しちゃって。ですから、これはもう新しい企業体として再生させて、...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 さっきから経営監視委員会という何か恐ろしい委員会が、これ、金融庁の中にあるんですか、その監視する人たちというのはどういうメンバーなんでしょうか。 | ||
○浜田卓二郎君 そうすると、この経営監視チームに、例えば経営再建計画ができたら、りそなはそれを報告をしてチェックを受けるとか、そういうことですか。 | ||
○浜田卓二郎君 新聞の記事で読むと、そのりそな銀行の経営会議か役員会議にもお役人さんが入って監視するというか、チェックするというような、本当にやっていらっしゃるのかどうか分かりませんが、さっきの田村さんの意見とはまた違っちゃうわけですけれども、役人がそんな監視に入ったら、これはか...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 終わります。 | ||
05月27日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第12号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 参考人の皆様、御苦労さまでございます。 最初に奥山参考人にお伺いいたしますけれども、りそなの件の後にいろいろなマスコミで記者会見に応じていらっしゃいますけれども、その中で無税償却制度について言及をしておられるわけでありますが、本来の引当金の処理について、奥山参...全文を見る |
○浜田卓二郎君 重ねて今の点ですけれども、要するに引き当てたものが経費というか損金で落とせるということは、引き当ての対象になった債権がどの程度減価するという見通し、そういうまた別の見通しが入ってきますよね。つまり、もしかしたら、これ全く、そのときは引き当てたけれども、引き当て過剰...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 関参考人にも、先ほどのお話の中で、将来の予測など判断的要素が現在の会計処理の中では大きくなっているという言及がありましたけれども、今の点に関してどういうふうにお考えですか。つまり、金融機関だけじゃなくて、引き当てということは、関連会社も含めていろいろ取引を持ってい...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 八田参考人、今のお二人の御議論、それぞれ監査という立場と実務という立場の御議論だと思いますけれども、学者として論理的な面、論理的というか、どういうことがお感じか、お話しいただきたいと思います。 | ||
○浜田卓二郎君 不確かな予測の要素というのがあればあるほど、もちろん企業の会計の責任者も大変でしょうし、それを監査する方も大変ですね。特に、会計士が一万人しかいないというお話でありましたけれども、一つの大銀行の命運を一監査法人が担わされるというのは、結果的にですね、そういう予測の...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 ありがとうございました。 終わります。 | ||
05月29日 | 第156回国会 参議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 私は、公明の会派を代表させていただいて、経済問題、金融問題で質問をさせていただきます。大変時間が限られておりますので、答弁はひとつ簡潔にお願いしたいと思います。 重なりますけれども、まず、りそなの国有化が間もなく実現しようとするわけですが、いつまで国有化をして...全文を見る |
○浜田卓二郎君 見通しが立てられないというのは言わば当然かもしれませんけれども、見通しが立たないで国有化してしまうということ自体の重大さというのは、私は認識をしていく必要がある、これは財政金融委員会でも申し上げましたが。 そこで、それじゃ、国有化して本当に経営改革が進むのか、...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 官から民へというのは小泉総理の信条であり、政策大目標だと思います。私も大賛成であります。 官が関与して経営がよくならない、これはもう経験則でみんな分かっているわけですね。ですから、どうか、必要最小限度の関与の仕方、これはしかし、大半の株式を国家が所有しているん...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 お認めになったというふうに解釈して議論を進めますけれども、この水膨れ、妙な表現ですけれども、水膨れした爆弾を実は主要行だけでも八兆円も抱えているわけでしょう。これが、景気がこのまま悪化状況続いていけば、りそなの再来というのは次から次に起こり得るわけですね、可能性と...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 税金の還付という論理を持ってきたらこれは税務当局が絶対イエスとは言いませんよ、十五年分返せというのは無理なんですから。だから、やっぱり金融システムの安定、これ以上資本注入という形も含めて金融に波風を立たせないためにそういう、しかも、さっき申し上げたように、こういう...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 総理、私は景気は良くできると思うんですよ。国民所得の六割ですか、消費ですね。消費が出てくれば景気良くなるんですよ。 景気対策というのは、総理のおっしゃるように、垂れ流し政策だけじゃないんですよ。一番肝心な経済対策というのは心理的な政策ですね。つまり、国民の頭が...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 景気を良くするという、そういう総理の決意を表明するということの大事さを私は申し上げているわけでありますが、是非、そううすれば良くなるぞという確信の下に、もっと単線的じゃなくて複線的に政策を考えていただきたい。 行政改革なくして景気回復なし、これは私正しいと思い...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 総論賛成、各論反対で、是非やっていただきたいと思います。 ありがとうございました。 | ||
06月13日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第14号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 参考人の皆様には、お忙しい中お出ましいただいて御苦労さまでございます。まずお礼を申し上げたいと思います。 まず、勝田参考人にお伺いをいたしますけれども、なぜ繰延税金資産をたくさん積み上げてしまったかということについて伺いたいんですよ。私は、貸倒れが本当に起きる...全文を見る |
○浜田卓二郎君 そうしますと、ちょっと私も時期がつまびらかではありませんけれども、繰延税金資産を、結果的には五年間になったわけですけれども、そういうものを認めるよという行政の指針なり、それに基づく監査基準なりがこの世の中に出てきて、それによって積み上がったと、そう理解してよろしい...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私もそう理解しているんですよ。 繰延税金資産を作る必要がない経理処理というのを私は本来やるべきであると思っております。つまり、無税償却が原則でいいというふうに思うわけです。 ただ、金融業というのは、釈迦に説法でありますけれども、貸付けを業務とされるわけです...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私の選挙区が埼玉県だからひいき目の発言をするわけじゃありませんけれども、りそなとして言いたいことは、多分、国税庁であろうと金融庁であろうと、それは民間の銀行にとっては行政そのものでありますから、この行政の判断の食い違いというものが結果的には、無理矢理と言うと言い過...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 終わりますと申し上げましたが、あと二分ありますから、最後に一言意見だけ申し上げます。 今、竹山参考人の言われたのは、会計士というお立場でそうだろうと思うんですね。ただ、還付という考え方を十五年もさかのぼってやれという、これは金融庁の御要求ですよね、税務当局に対...全文を見る | ||
06月25日 | 第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 公明会派を代表して御質問をさせていただきたいと思います。 最初に、竹中大臣に何点か伺いたいと思いますが、先般の参議院の予算委員会で申し上げたことの繰り返しになると思いますけれども、その間、我が財政金融委員会では参考人質疑を行っておりまして、そのやり取りも踏まえ...全文を見る |
○浜田卓二郎君 一気になくすということは一気に倒産をさせるということでもあるわけですから、私は、短期とおっしゃいましたけれども、ここ数年は増えていくんだろうなというふうに勝手に思っております。 そうなると、この前の繰り返しになりますけれども、自己資本の中にそれだけ大きな水膨れ...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 ああ、そう、それは光栄でございますが、それはそれで、もう一度繰り返して申し上げることになりますけれども、要するに金融庁の御指導があって、本来、無税償却でいくべきものをそれ以上に積めと、だから有税償却だという面があるわけですから、それは行政もかんでの積み上がった繰延...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私は、十五年分還付しろというのは無理だと思うんですね、理屈として。なぜ金融機関だけバブルのときに納めた税金を返してもらえるんだと、そういう議論になりますよ。だから、どっちにしろ大義名分が要るんですね。ですから、私は注意深く申し上げているのは、なぜ繰延税金資産が積み...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 じゃ、もう一つの論点を金融担当大臣にお伺いいたしますが、リレーションシップバンキングというんですか、ちょっと正確な言い方が分かりませんが、これは何だということなんですが、私なりに考えると、企業の実態に合わせた融資とか、企業の実態に合わせた不良債権処理とか、そういう...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 さっきも申し上げましたけれども、九つの銀行から借りているといった企業、これは実際の例なんですけれども、四億円ぐらいですね。九行ですよ、九行。その中には、ちっちゃな銀行もあるんです。大銀行もあるんですよ。だから、日本の間接金融で長くやってきたこの企業社会というのは、...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 次に、順序を変えて平沼大臣に先にお伺いをしたいんですけれども、私は今の製造業の実態というのを実は大変心配しております。どなたも自分の選挙区に製造業を抱えている方々ばかりだと思いますけれども、まあ実に乱暴に空洞化しているわけですよね。ある日突然、発注元の工場が中国に...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 中長期で見れば、私は大臣のお考えに全く反対ではありません。賛成であります。しかし、今最後にもおっしゃいましたけれども、競争条件のできるだけ対等化を図ってあげるということも、これはやっぱり行政や政治の責任だと思うんですね。 財務大臣にはもう同じことを二度ほど申し...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私は、今の日本の産業、製造業だけを申し上げましたけれども、あらゆる産業にとって最大の産業政策は実は為替政策である、そう思っておりますので、ひとつよろしく御努力をお願いしたいと思います。 最後に塩川大臣にお伺いをいたしますけれども、先般の予算委員会で税制構造改革...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 私は、随分悠長な議論に聞こえてしようがないんですよ、失礼ですけれども。だって、財務省が出しておられる試算では、三年後の予算は借金額が四十五兆円、そのときの税収が四十兆ちょっとでしょう、四十一、二兆ですか。借金と税収が逆転するんですよ。こんな先進国が、先進国だけじゃ...全文を見る | ||
07月03日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会 第17号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 公明会派を代表して質問をさせていただきます。早く終わりましたら、早く終わりますので、あと、大門さん、よろしくお願いいたします。 平成七年の改正法の話が先ほど円委員からも出されましたが、重複する質問になりますけれども、ちょっと改正の経緯等を含めてお伺いをしたいと...全文を見る |
○浜田卓二郎君 昭和二十一年に、まだ新憲法が施行、公布されていないときだったと思いますが、一度だけ保険金額の、失礼、保険料率の大幅引上げという契約変更を行ったと。これも、今あなたの御説明になった、大蔵大臣の一方的な行政命令によって行ったということがありましたね。そのことの経過、そ...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 簡単に言えば、十条という条文があり、かつそれを適用して契約変更を行った事例もある。つまり、十条の必要性というのはそういう異常事態の下ではあったわけですね。それを簡単に削除された。必要性がもしあるんであれば、削除ではなくて、なぜ改正をしなかったんでしょう。 つま...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 それからわずか八年しかたっていないわけでしょう。ですから、その間にたしか大きな急激な変化があった、だからだということなんですが、いかにも、悪く言えばその場限りという印象をぬぐえないですよね。 つまり、もう一つ、あなたがおっしゃったあの四十六条ですか、これは契約...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 四十六条に関しては確かに、相互会社であるのは大手保険会社で、株式会社も増えていますから、それは一貫したルールということでは不適切だ、その説明は分かるんですけれども、前段におっしゃったことは、今正しければその当時も正しかったわけですから、私は別に反対しているわけじゃ...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 それでは次に移りますけれども、いわゆる死差、費差、利差というんですか、三つの収益源があるわけですけれども、この利差という面で、毎年毎年一兆多いときは五千億、最近でも一兆二、三千億の赤字を出しながら、よく保険会社の経営はもつものですね。私、それはもう本当にそう思って...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 公的な年金制度を含めた公的な制度だけで老後を設計するということは、私は非能率であり、かつまた無理だと思うんですね。やはり、そういう生命保険を含めた私的な分野でいろいろな効率的な商品が開発されて、そして公的制度と私的な商品との組合せ、選択を行えて老後の設計ができる、...全文を見る | ||
07月10日 | 第156回国会 参議院 財政金融委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○浜田卓二郎君 どうも公述人の皆様、御苦労さまです。 まず、村田公述人にお伺いしますけれども、先ほど山野井公述人から、ヒアリングの結果、全生保会社は反対であると、何というんですか、どなたにお聞きになったのか、本音がそうだという趣旨の御発言がありました。 この予定利率の引下...全文を見る |
○浜田卓二郎君 私も、実は二、三年前に財政・金融委員会でこういう方法も検討してみたらどうかという提案をした一人なんですけれども、そのきっかけは、あの当時、固有名詞じゃ申し上げませんけれども、破綻する生命保険会社が幾つかあって、それを結果的には外資が買ったと、そういう経過だったとい...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 お二人に。 | ||
○浜田卓二郎君 山野井さんにちょっとまた別の観点からも御質問申し上げたいんですけれども、今の点については、山野井さん、どういうふうに反論されますか。 | ||
○浜田卓二郎君 その公言しているというのが、今の状況でそれを公言しないと、それは自社の経営の問題を逆に問われることにもつながりかねない。ですから、結局、公言できないんじゃないでしょうか。 また、もちろん私はそんなケースがあっていいというふうには思いませんけれども、さっき申し上...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 この議論はやめましょう。私の方がむしろ経営者を信頼している立場じゃないかなというふうに思うものですからね。それに、経営者の信頼には限度がありますよ、サラリーマン経営者がほとんどなんですからね。要するに、自分の任期の間はうまくやっていこうというのは当然のことだろうと...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 定款変更ですね。 | ||
○浜田卓二郎君 今おっしゃったことを今までは行政命令で契約変更ができたわけでしょう。それは過剰介入ですよね。しかし、今度は経営者の責任においてそういうことがやれる。しかし、もう破綻するか、しかしこの手段を使って継続するかという選択の問題をこの可能性として入れるという話でありますか...全文を見る | ||
○浜田卓二郎君 じゃ、もういいです。じゃ終わります。 |