浜四津敏子

はまよつとしこ



当選回数回

浜四津敏子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第156回国会 参議院 本会議 第6号
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○浜四津敏子君 私は、公明党を代表して、小泉総理の施政方針演説を中心に、内外の諸課題について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  質問に先立ちまして、天皇陛下の一日も早い御回復をお祈り申し上げます。  また、スペースシャトル・コロンビア乗組員の皆様の御冥福をお祈りすると...全文を見る
05月08日第156回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○浜四津敏子君 公明党の浜四津敏子でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、まず、本制度の趣旨及び目的についてお伺いいたします。  我が国における触法精神障害者及び精神障害受刑者に対する処遇は、特に西欧先進諸国に比較いたしまして非常に後れていると、その後進性が長い...全文を見る
○浜四津敏子君 現行刑法は、責任なければ刑罰なしという責任主義に立っております。  したがいまして、ある行為が犯罪構成要件に該当し違法性があったとしても、心神喪失で責任能力がなければ無罪、刑罰なしということになります。その後は刑事手続から外れまして、措置入院という行政処分に移行...全文を見る
○浜四津敏子君 ところで、刑罰の目的及び本質につきましては、一般的に、一つには相対的応報、すなわち被害者感情の鎮静化、二つ目には本人の社会復帰、三つ目には再犯防止、この三つが調和されたものと理解されております。  ところで、今回の制度は本人の治療及び社会復帰を目的としているとい...全文を見る
○浜四津敏子君 それでは次に、審判手続についてお伺いいたします。  本制度の最も大きな特色の一つは、我が国で初めて職業裁判官ではない医師が裁判官と同等の権限を持って裁判所の合議体の構成員となり、このような合議体が対象者の処遇の要否及び内容を決定することとしている点にあると考えま...全文を見る
○浜四津敏子君 本制度の処遇の対象からは精神病質犯罪者及び知的障害者というのは除外されると考えていいんでしょうか、法務省にお伺いします。
○浜四津敏子君 本来は、精神障害犯罪者、それから精神病質犯罪者、知的障害を持っている人で犯罪を犯してしまった人、この三者についてはそれぞれに適切な処置が必要であると考えております。  初めの精神障害犯罪者については、今回の治療と社会復帰のための処遇が必要でありますし、精神病質犯...全文を見る
○浜四津敏子君 心神喪失等の状態で重大な犯罪、他害行為を行った者に対する処遇については、その病状に応じた適切な医療が行われることが極めて重要となってまいります。  この問題に関する我が党のプロジェクトチームの報告書でも、処遇は、より確実な治療効果、病状の判断の下で入退院や通院の...全文を見る
○浜四津敏子君 本制度を実効性あるものにするために必要なことの一つとしては、人材育成が考えられると思います。司法精神医学などを医学教育や法学教育の中に組み入れる必要があるのではないかと考えております。例えば、ドイツでは司法精神医学の教育システムが確立しております。司法精神科医師、...全文を見る
○浜四津敏子君 修正案の最も重要な点の一つは、法案四十二条に定めております本制度による入院等の要件を、入院をさせて医療を行わなければ心神喪失等の状態の原因となった精神障害のために再び対象行為を行うおそれがあると認める場合から、対象行為を行った際の精神障害を改善し、これに伴って同様...全文を見る
○浜四津敏子君 それでは、修正前の入院等の要件と修正後の入院等の要件はどのように異なるのか、御説明ください。
○浜四津敏子君 修正案によれば、合議体の裁判官と精神保健審判員は具体的にどのようにして処遇の要否及び内容を判断することになるのかをお伺いいたします。
○浜四津敏子君 ただいまのお答えでは、裁判官の判断に当たっては、主に、例えば精神科医による鑑定結果の合理性、妥当性の有無を吟味するとともに、本人の病状、またそれに加えてその生活環境に照らし治療の継続が確保されるか否か、また同様の行為を行うことなく社会に復帰することができるような状...全文を見る
○浜四津敏子君 それでは次に、指定医療機関における医療についてお伺いいたします。  指定入院医療機関における具体的な治療の内容としては、厚生労働省はどのようなことを想定しておられるのでしょうか、お答えください。
○浜四津敏子君 指定入院医療機関においては、手厚い専門的な医療が確実に行われるということが大変重要になってまいります。そのために、例えばその人員配置基準についても、司法精神医学が進んでいる諸外国の例も参考にしながら決めていくことが必要であると考えておりますが、諸外国の同様の施設に...全文を見る
○浜四津敏子君 それでは、指定通院医療機関についてはどういう考え方に基づいて指定を行うつもりなのか、厚生労働省にお伺いします。
○浜四津敏子君 これは修正案の提案者にお伺いいたしますが、指定医療機関における医療については第八十一条の修正によりましてその性格がより明確に的確に示す表現ぶりになったと理解しておりますが、この八十一条の修正をすることとした趣旨をお伺いいたします。
○浜四津敏子君 それでは次に、地域社会における処遇についてお伺いいたします。  今回の制度を実効性あるものにするためには、通院患者の処遇に携わる保護観察所において十分な体制を整える必要があると思われますが、どのように体制整備を行うつもりなのか、法務省にお伺いいたします。
○浜四津敏子君 平成十五年度予算において保護観察所の体制整備に要する経費の内容についてお伺いいたします。また、それで十分と考えておられるのかを法務省にお伺いいたします。
○浜四津敏子君 現在の保護観察制度は、その多くを地域や民間の篤志家の方々の協力や援助によって支えられております。  今回、本制度によりまして、保護観察所が処遇にかかわるということになるわけですが、触法精神障害者の処遇を行うことによって保護観察対象者の更生に理解を示してきたこうし...全文を見る
○浜四津敏子君 その社会復帰調整官ですが、どの程度の人員が必要と考えておられるんでしょうか。
○浜四津敏子君 衆議院における修正後の法案第二十条第三項において、「社会復帰調整官は、精神保健福祉士その他の精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識を有する者」とされておりまして、具体的にそれを政令で定めるということになっております。  どのような具体的職種又は経験を有する者...全文を見る
○浜四津敏子君 それでは最後に、一般の精神医療の保健福祉の向上についてお伺いいたします。  まず、修正案の提案者にお伺いいたしますが、我が国の精神障害者施策の底上げを図る意味で、修正案によって附則第三条の特に第二項及び第三項が追加されたことの意義は大変大きいものと考えております...全文を見る
○浜四津敏子君 それでは、厚生労働省にお伺いいたしますが、今説明のありました附則第三条の実効性をどのように確保していかれる予定でしょうか。
○浜四津敏子君 それでは次に、社会的入院についてお伺いいたします。  社会的入院者が約七万二千人とも言われております。その解消が急務でございますけれども、こうした社会的入院を生む原因というのはどこにあると考えておられるのか、また社会的入院者の解消に向けてどのように取り組むおつも...全文を見る
○浜四津敏子君 それでは最後に、厚生労働副大臣にお伺いいたします。  日本の精神医療の現実としまして、先進国では例を見ない我が国独特の特殊事情が幾つかあると言われております。例えば、日本の精神病院の八割以上が私立であって三十万人以上の入院患者を抱えているという現状、あるいは私立...全文を見る
○浜四津敏子君 ありがとうございました。  以上で終わります。
05月13日第156回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○浜四津敏子君 公明党の浜四津でございます。  本日は、菊田先生、黒田先生、お忙しいところ大変ありがとうございます。  まず初めに、菊田先生にお伺いいたします。  菊田先生は行刑改革会議のメンバーとしてこれから改革論議に携わられるということですので、その関係でまずお伺いした...全文を見る
○浜四津敏子君 今、賞与金の問題が出ましたので、大変各論にわたりますが、受刑者の教育及び社会復帰のため、並びに被害者への補償などを目的として、例えばドイツでは、刑務所内でそれぞれの受刑者の適性あるいは特性に合わせて多種多様な高度の技術を教育して、また、あるいは手に職を付けさせて、...全文を見る
○浜四津敏子君 ありがとうございます。  それでは次に、黒田先生にお伺いいたします。  一般刑務所の中で受刑している受刑者の中に、本来は精神科の治療を要する精神障害者が数多く見られる、しかも十分な治療を受けられない状況にあるという指摘がありますが、これは事実でしょうか。また、...全文を見る
○浜四津敏子君 また、受刑者の中には精神障害、厳密な精神障害ではなくて、いわゆる精神病質の人も数多くいるというふうに言われております。例えばアルコール依存症とかあるいは薬物中毒の人の背景にはこの精神病質があるんじゃないかという指摘もなされているところでございます。  先ほどのお...全文を見る
○浜四津敏子君 先ほどの御説明の中で、医療刑務所における精神科医療の問題点の一つとして、医師が倫理的ジレンマに陥りやすいという御説明がありました。これがちょっと具体的にどういうことなのか、もう少し御説明いただければと思います。また、どうすればそれを克服、改善できるとお考えでいらっ...全文を見る
○浜四津敏子君 ありがとうございました。
○浜四津敏子君 公明党の浜四津でございます。  本日は参考人の皆様、大変貴重な御意見をありがとうございます。  まず、岩井先生にお伺いいたします。  日本の刑法は、責任なければ刑罰なしという一元制を、責任主義、一元制を取っております。責任能力者には刑罰を、責任無能力者には治...全文を見る
○浜四津敏子君 本制度の審判手続において、処遇の要否、これも岩井先生にお伺いしますが、処遇の要否、内容の判断に、医師だけではなく法律家も加わるということにつきましてはどのようにお考えでしょうか。
○浜四津敏子君 次は、お三方それぞれにお伺いさせていただきます。  まず伊賀先生は、レジュメの中で、最後のところで、いわゆる人格障害者問題と覚せい剤患者の問題についてお述べになっておられます。  私も、精神病者ではなく、精神病質あるいは人格障害と言われる人で犯罪を犯したという...全文を見る
○浜四津敏子君 同じ質問ですが、岩井先生、よろしくお願いいたします。
○浜四津敏子君 ありがとうございます。  同じ質問ですが、浦田先生、お願いいたします。
○浜四津敏子君 最後に、浦田先生にお伺いいたします。  今回の新たな処遇制度は、日本における司法精神医学の向上発展にどのような意義を有することになるとお考えでしょうか。  また、どのような教育システム、まあ教育システムのモデルとしては例えばドイツのようなきちんとした整備された...全文を見る
○浜四津敏子君 ありがとうございました。
05月15日第156回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○浜四津敏子君 公明党の浜四津でございます。  それでは、まず法務大臣にお伺いいたします。  この法案で設けようとしている今回の制度は、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の処遇に関するものでございます。ところで、最近における心神喪失者等による他害行為の動向についてお答...全文を見る
○浜四津敏子君 本法案第三十三条一項によれば、「検察官は、被疑者が対象行為を行ったこと及び心神喪失者若しくは心神耗弱者であることを認めて公訴を提起しない処分をしたとき、又は第二条第三項第二号に規定する確定裁判」、これは無罪若しくは刑の減軽ということになりますが、「確定裁判があった...全文を見る
○浜四津敏子君 本制度の手続は、刑事訴訟手続ではなく審判となっております。その手続は少年審判に似ている部分もあると思われますが、少年審判と異なりまして、家庭裁判所ではなく地方裁判所がこの審判を行うこととしております。地方裁判所がこの審判を行うこととした理由がどこにあるのかをお伺い...全文を見る
○浜四津敏子君 この審判手続におきまして、本法案四十七条では被害者等の傍聴を認めておりますが、第三十一条三項によれば、「審判期日における審判は、公開しない。」と定めてありまして、原則非公開とされております。この審判手続を原則非公開とした理由についてお伺いいたします。
○浜四津敏子君 本制度の審判手続は、医師及び職業裁判官が同等の立場で決定にかかわることになっております。しかし、地方裁判所の決定に対して不服がある場合には高等裁判所に抗告することができるということになっておりますが、この抗告審においては職業裁判官のみで構成されることとなっておりま...全文を見る
○浜四津敏子君 本法には第四章以降に地域社会における処遇についての規定がございます。精神障害者の社会復帰の促進を図るためには地域住民の皆様の理解と協力が必要不可欠と考えられます。しかし、現状におきましては、まだまだ偏見、差別が強いのが実情でございます。  今回、この新たな処遇制...全文を見る
○浜四津敏子君 社会復帰調整官につきましては必要な専門性を有する者を新規に採用するということでございますけれども、十三日に行われました参考人質疑において浦田参考人からも御意見が述べられましたように、本制度の地域社会における処遇の枠組みはこれまでにない新規なものでございます。  ...全文を見る
○浜四津敏子君 精神保健福祉法第二十五条の検察官通報でございますが、従来、この二十五条通報というのは安易に行われている傾向がある、本来、処罰されるべき者が医療に送られている、医療の現場に過大な責任が押し付けられているという声が精神医療の現場にはありますが、この点についてはどうお考...全文を見る
○浜四津敏子君 先日の参考人質疑の中でも出てまいりましたが、医療刑務所における精神科治療についてもかなり不十分な点があるのが現状のようでございますが、一般刑務所の中の受刑者につきましても、少なからぬ人が本来、精神病治療の対象となるべき精神障害者であったり、あるいは適切な処遇が必要...全文を見る
○浜四津敏子君 本制度の必要性について議論の直接のきっかけになったのが二〇〇一年六月八日に発生いたしました大阪・池田小児童殺傷事件でございました。この事件の加害者につきましては、精神病質の中でもいわゆるサイコパスと言われる特質を持っているのではないかと言う専門家の方もおられました...全文を見る
05月20日第156回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○浜四津敏子君 本日はお三方の参考人の皆様、お忙しいところ大変ありがとうございます。  まず、藤丸参考人にお伺いいたします。  今日いただきましたレジュメの中で、「3、触法患者の看護について」というところでございます。指定入院医療機関においては、特に患者さんに対しまして手厚い...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、同じく藤丸参考人にお伺いいたします。  レジュメの「社会復帰に向けた取り組みについて」の点でございますが、この中に、社会復帰調整官のように、継続して地域ケアをコーディネートするマンパワーを確保することは重要なことですという御指摘がありました。また下の方に、...全文を見る
○浜四津敏子君 最後に、また藤丸参考人にお伺いいたしますが、レジュメの6で、「今後の課題」の中に指摘されておられる問題でございます。事件は病気によって引き起こされたのであるが、本人の中で罪を犯したという自覚があり、罪の償いをしたいという思いがある人にとって、刑法三十九条の適応がい...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、高木参考人にお伺いいたします。  検察官の起訴前簡易鑑定の問題点について、先ほど後で質問があればお答えするということでございましたので、御説明いただければと思います。
○浜四津敏子君 ありがとうございます。
○浜四津敏子君 先ほど精神病質の問題についても触れられましたが、精神病質に関しましては、これは医療ではなく司法の分野の問題という御指摘がありました。  精神病質者による犯罪というのは、当然これは責任能力があるというのが原則でございます。しかし、例えば一時的な酩酊で心神喪失あるい...全文を見る
○浜四津敏子君 ありがとうございました。  最後に、蟻塚参考人にお伺いいたします。  精神医療の現場では、医師、看護師、精神保健福祉士等の専門職種の方々が連携して患者さんの社会復帰を図る、いわゆるチーム医療が重要であるというふうに伺っております。  現状では、このチーム医療...全文を見る
○浜四津敏子君 ありがとうございました。  終わります。
05月29日第156回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○浜四津敏子君 公明党の浜四津でございます。  本法案につきましては、既に様々な角度と多様な観点から議論がなされてきたところでございます。そこで、まとめの意味も含めまして、手続の流れに沿って、聞き足りなかった部分をお伺いしていこうと思っております。  まず、本法案の提出の経緯...全文を見る
○浜四津敏子君 既にこの委員会でも話題に上りましたが、先日、五月二十二日の毎日新聞に次のような記事が載りました。  「精神障害者事件 送検前の強制入院二百九十七件」というタイトルで、「重大事件を起こし、精神障害があるとして送検前の警察の捜査段階で自治体に通報され、強制入院となっ...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、対象者及び対象行為についてお伺いいたします。  本法案第二条二項には、「この法律において「対象行為」とは、次の各号に掲げるいずれかの行為に当たるものをいう。」ということで規定されております。また、同条三項においては、「この法律において「対象者」とは、次の各...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、検察官による申立てについてお伺いいたします。  本法案第三十三条一項本文にはこう規定してあります。「検察官は、被疑者が対象行為を行ったこと及び心神喪失者若しくは心神耗弱者であることを認めて公訴を提起しない処分をしたとき、又は第二条第三項第二号に規定する確定...全文を見る
○浜四津敏子君 これも前回、前々回の議論のときに出てまいりましたが、行為時に一時的な酩酊に陥った、したがって心神喪失の状態で重大な他害行為を行った、その場合には起訴しない、不起訴処分にするということになるわけですけれども、今、御説明がありましたように、それを一時的な酩酊で、結局審...全文を見る
○浜四津敏子君 さらに、本法案三十三条第三項によれば、「検察官は、刑法第二百四条に規定する行為」、つまり傷害行為でございますけれども、その「行為を行った対象者については、傷害が軽い場合であって、当該行為の内容、当該対象者による過去の他害行為の有無及び内容並びに当該対象者の現在の病...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、審判期日の関係をお伺いいたします。  本法案二十四条第一項には、「決定又は命令をするについて必要がある場合は、事実の取調べをすることができる。」と定められております。  具体的には、どのようにして審判に必要な資料を収集し、この事実の取調べをすることになる...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、本法案二十五条一項によりますと、「検察官、指定入院医療機関の管理者又は保護観察所の長は、第三十三条第一項、第四十九条第一項若しくは第二項、第五十四条第一項若しくは第二項又は第五十九条第一項若しくは第二項の規定による申立てをした場合は、意見を述べ、及び必要な資...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、付添人についてお伺いいたします。  新たな処遇制度においては、対象者の付添人につきましては、刑事訴訟手続における弁護人と同様な権利は認められておりません。特に、事実関係に争いがある場合の付添人の権利が不十分ではないかという指摘がなされております。  この...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、本法案第四十一条についてお伺いいたします。  四十一条の一項には、「裁判所は、第二条第三項第一号に規定する対象者について第三十三条第一項の申立て」、つまり検察官の申立てがあった場合において、「必要があると認めるときは、検察官及び付添人の意見を聴いて、前条第...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、本法律案による新たな処遇制度においては、対象行為の存否の判断が行われる最初の審判に限って付添人を付けることとしておりまして、その後の審判においては、必要的な付添人ではない、必ずしも付添人が付くことは必要とされていない、付添人なしに決定が行われるということを予...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、本法案六十四条二項についてお伺いいたします。  ここには、「対象者、保護者又は付添人は、決定に影響を及ぼす法令の違反、重大な事実の誤認又は処分の著しい不当を理由とする場合に限り、第四十二条第一項、第五十一条第一項若しくは第二項、第五十六条第一項若しくは第二...全文を見る
○浜四津敏子君 仮に、審判の合議体を構成する精神保健審判員が病状の判断を誤り、また合議体の裁判官もそれを見落としたような場合、これは六十四条一項で決定に影響を及ぼす法令の違反に当たるかと考えられますから、抗告の対象となるものと思われます。としますと、抗告裁判所にも医学的な知見を有...全文を見る
○浜四津敏子君 次に、第四章「地域社会における処遇」についてお伺いいたします。  新たな処遇制度には保護観察所が関与することになっております。この点については懸念する声が上がっているわけでございます。その懸念の中には、保護観察所が行う精神保健観察が監視的な色彩を帯びるのではない...全文を見る
○浜四津敏子君 保護観察所には専門家として社会復帰調整官を採用して適切に業務を遂行することとしているということでございます。その社会復帰調整官としてふさわしい人材を相当数確保するとの法務省のお考えをこれまでにお伺いいたしました。  このような社会復帰調整官がその経験を通して得た...全文を見る
○浜四津敏子君 本法案百八条には関係機関相互間の連携の確保についての規定がございます。それによれば、  保護観察所の長は、医療、精神保健観察、第九十一条の規定に基づく援助及び精神保健及び精神障害者の福祉に関する法律第四十七条、第四十九条その他の精神障害者の保健又は福祉に関する法...全文を見る
07月09日第156回国会 衆議院 法務委員会 第31号
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○浜四津参議院議員 ただいま議題となりました性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律案につきまして、その提案の趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。  性同一性障害は、生物学的な性と性の自己意識が一致しない疾患であり、性同一性障害を有する者は、諸外国の統計等から推測し、お...全文を見る
09月30日第157回国会 参議院 本会議 第2号
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○浜四津敏子君 私は、公明党を代表して、小泉総理の所信表明演説に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  質問に先立ちまして、十勝沖地震の被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。公明党として、政府・与党一体となった被災者救援及び復旧支援に全力を挙げてまいります。  ...全文を見る