早川勝

はやかわまさる



当選回数回

早川勝の1953年の発言一覧

開催日 会議名 発言
07月23日第16回国会 参議院 労働委員会 第16号
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○公述人(早川勝君) 私は日本石炭鉱業連盟の早川でございます。それでは私の考えを申上げます。時間の点でございましたら一つ御注意をお願いしとうございます。  私、戦後からずつと石炭の経営者の団体の執行機関に当つておるわけでございますが、その間常に日本の最大、最強の炭鉱の労働組合と...全文を見る
○公述人(早川勝君) ロック・アウトというものは経験ございませんのでございますけれども、これは保安要員の問題だけに限つておる問題と存じます。いわば私ども保安要員は、ちよつと例はおかしうございますけれども、赤十字みたいなものだと思うのであります。ストライキで双方が闘争しておりますに...全文を見る
○公述人(早川勝君) ちよつとお尋ねでございますけれども、石炭は第三者に御迷惑をかけたことは事実でございます。併しこの法律につきましては、御迷惑をかけたという点ではなくして、坑内の破壊を起したという問題が取上げられまして、その点が、この法案の問題になつておるのでございまして、ちよ...全文を見る
○公述人(早川勝君) 資源維持だけではございませんけれども、とにかく非常な脅威を受けたものでございますから……。
○公述人(早川勝君) 損害は受けております。
○公述人(早川勝君) 具体的には聞いておりません。
○公述人(早川勝君) その賃金は安くとばかり考えているわけでありまん。やはり相応の妥当と考える線できめたいということを常に考えております。ただ炭鉱の賃金の昨年交渉の始まるときの実態は、この法案とは直接関係がないことですから、間接にはございますが、一般産業における水準と比べまして、...全文を見る
○公述人(早川勝君) 原状と申します。と……。
○公述人(早川勝君) 石炭の出方でございますか。
○公述人(早川勝君) 三月末頃にはほぼ当時の欠減を補い得たかと思います。
○公述人(早川勝君) わかりました。お答え申します。現実の問題としては、山の情勢がいろいろ違いますので争議は長期化し、かなり保安要員を労使の間で協定をしおつてもだんだんと悪くなつて行く山もございまして、それから又一部においては指令が出ましたせいか、保安要員の数をしぼられた関係があ...全文を見る
○公述人(早川勝君) 山の従業員がそういう気持であるということを是認されたようでございまして、私もそれは嬉しいと思います。併しその精神なり気分なりがやつぱり組織に反映してしつかりとした、当面の労働組織は私は責任を持つ労働組織と思いますが、この組織自体がはつきりとした態度の保証のな...全文を見る
○公述人(早川勝君) お答えいたしますが、私どもが持つております資料、それは私は客観的なものと思いますけれども、最前お話がありました七千幾ら、八千円かの月額でやつているというお話でございますけれども、実質は一万二千円くらい、で、当時の一般製造工業と比較いたしまして、あえてノミナル...全文を見る
○公述人(早川勝君) お答えいたします。大体三つの大きな観点からこの問題は考えていいのであろうと、こう思つております自然発火を防止するという問題、それから水で坑内が一パイになる、水没を限止する、それからガス爆発を防止する、大体その三点が一番重要な危険事項でございます。それに関連し...全文を見る
○公述人(早川勝君) 堀さんのお話の中の二%とは申したことないと思います。二〇%程度だと思います。
○公述人(早川勝君) それは間違いでございます。そういうことはございません。二〇%程度、だんだん実は変りつつございますけれども……。それから確かに国家的に重要性があるから、そういうふうな意味でも他の資本も入つて来て今まで経営して来たのであります。それだけに炭鉱労働者の労働条件につ...全文を見る
○公述人(早川勝君) 第一点でございますが、炭鉱の保安要員問題でございますが、これは保安要員を引揚げる、そのことが直接的に広く一般社会の乃至は日常生活、国民の日常生活に直接的に影響があるものとはちよつと思いません。ただ坑内に入つております人が生命の危険にさらされましたり、国家の鉱...全文を見る
○公述人(早川勝君) 使用者じやありません、保安管理者がその公法上の責任に基いてですね……。そう思います。ところがそれにつきまして組合がちようどストライキ中であるとすれば、組合の人間をどこそこへどれだけ入れるのだということでありますから、そこで就業命令をきちつと出してしまうより、...全文を見る
○公述人(早川勝君) 私はあり得んと思いますけれども、併し場合によつては非常に経営的に苦しくなりまして、そういうところにいろいろの手当をするだけの経済上の力もなくなつてみたり、そういうようなことになりましたら一ついそういう程度はいろいろあると思いますけれども、そういうふうな気にな...全文を見る
09月11日第16回国会 参議院 労働委員会 閉会後第2号
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○参考人(早川勝君) 今回の炭鉱の合理化の問題が本日の中心の問題となつております。このことにつきましてお話申上げる前提といたしまして、炭鉱界の実態について極く簡単に申上げたいと思います。  それはすでに只今お役所のほうから述べられました点に尽きておるわけでございまするが、炭鉱業...全文を見る
○参考人(早川勝君) 第一のお尋ねでありますが、重油等の日本に輸入されることについて経営者側は如何なる努力をしたかというお尋ねでございました。それについては基本的には外国から入つて来ますところの重油のカロリーの価値において値段がやはり向うのほうが安いのでございます。それから外国炭...全文を見る
○参考人(早川勝君) 長者番付のお話が出ましたのですが、高額所得の人名表が出まして、又同様に法人のベスト・テンというのが御存じと思いますがやはり発表されておるのです。丁度一昨年の成績を去年発表しました。それによりますと法人の高額所得のベスト・テンの中に実は炭鉱会社が二社ございます...全文を見る
○参考人(早川勝君) 間違いと思いません。それは本当に全国民の宿命だと思います。ドイツでは御案内の通りマーシヤル・プラン等による外国の援助は生産手段に向けました。国民生活は非常に落ちたままで蹈張つたのがドイツの行き方だつたのです。日本では外国の援助資金は賃金と米の補給金に殆んど使...全文を見る