早川勝

はやかわまさる



当選回数回

早川勝の1959年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第31回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
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○早川参考人 私、早川でございます。使用者の立場から私の意見を申し上げたいと存じます。その私の申し上げまする意見は、従前使用者がこの問題についてどんなふうに考えておったかという、従前の考えを一応申し上げます。それから現在持っております基本的な態度及びそれに関連する、その内容をなす...全文を見る
○早川参考人 今お話しのような考え方も、考え方としてはあると存じます。ただ公企体とか現業等の特別の任務と申しますか、特殊性から考えまして、公共に大へん影響がありますので、利用者とかそういう大衆の方に迷惑を及ぼしたくないというために、争議の禁止ができておることと存じますので、それを...全文を見る
○早川参考人 私は民間で労働争議に対抗したような任務をかなり長くやっておりましたが、争議権を持っておる労働組合と使用者というものが対抗しまして、ぶつかり合って相手の欠点をついて、国民の大ぜいの前でどちらが正しいかということを争うわけでございますが、その両方の主張になっております内...全文を見る
○早川参考人 冒頭に申し上げましたように、一部組合の不当争議による解雇、その解雇された役員の復職運動という立場でこの問題を取り上げられておりましたものですから、それはてんで話にならぬという立場を実はとっておりました。しかし労働問題懇談会で、そういうことでなく、結社の自由、団結権の...全文を見る
○早川参考人 さほどの具体的な問題についてまで論議検討したわけではございませんでしたけれども、今度そういうふうに態度をきちんといたしました。しかし使用者というものは実際家でございますから、実際問題ということを考えますと、現在やはり違法なことが行われたり、行われてきたということから...全文を見る
○早川参考人 さきに前田先生と全く一致しているというお話でございましたが、一つ違っておりまするのは、労使関係が安定して、今後違法状態が起らぬということの保証の取りつけについては、それを前提条件としてという点で、先生のお話とは食い違っておるかもしれませんですが、かたく前提条件という...全文を見る
○早川参考人 先ほども申し上げましたが、実態的には労働組合が十七条違反のような争議行為をやらないという状態が私どもは前提条件と思います。それは好きでやっておられるわけじゃないでしょうけれども、ぜひとも十七条違反のような争議行為は、公労協関係の組合ではおよしになっていただきたいと思...全文を見る
○早川参考人 私どもの主張としてはそうでございます。そうして労働問題懇談会の答申が出されましたときにも、少し表現が問題になっておるようでございまするが、当時の議事録がございまするので、それによって十分お確かめ願いましたろうと思います。これを四条三項廃止しっぱなしということを労働者...全文を見る
○早川参考人 私としましては、答申の方にありまする「業務の正常な運営を確保する」ということにつきましては、一言で申せば争議行為をやるな、やらぬようにということのように了解いたします。公社側としましてはロック・アウト、作業所を閉鎖するな、公労協組合側としましては掲げておりますような...全文を見る
○早川参考人 百五号の条約につきましてはあまりよく知らないのでございますけれども、同盟罷業をやったからといって体刑を加えてはいかぬ、強制労働を加えてはいかぬということの趣旨のようでございます。従っていわゆる正当な職場放棄と申しますか、正当な労務提供拒否は、これはもちろんそんな強制...全文を見る
○早川参考人 正当な労務提供拒否を罰即でもって律するという考えはよくないと思います。正当な争議行為、正当な労務提供拒否というものは、これは罰則の対象ではないと思います。
○早川参考人 政府のそのことについてのお立場はよく承知しておりません。それから争議行為でも正当な争議行為がある、争議手段にも正当なものと不正当なものがあるかと思います。それで法律に違反するということになれば、それによってまたそれぞれの措置があるかと思います。
03月20日第31回国会 参議院 社会労働委員会公聴会 第1号
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○公述人(早川勝君) 私は意見を申し上げる前に、私のこの最低賃金法に対しまするところの立場と申しますか、そういったものがここ数年間にどういうふうになってきたかということを一言申し上げたいと存じます。  実は昭和二十何年でございましたか、初めてこの問題が取り上げられまして、中央賃...全文を見る
○公述人(早川勝君) 実は中小企業にまず最賃制度をしきますにつきましては、ほんとうはもっと広い範囲、広い分野から調査をし、検討する必要があると思うのです。それは何かと申しますと、農業労働問題がある、それから家内労働の現状及び家族労働の問題があります。非常に中小企業、零細企業のもう...全文を見る
○公述人(早川勝君) 今まではいろいろなことがあったのですが、今後はやはり中小企業に合ったようなやはり機械化といいますか、技術を備えた人を養成して、そうしてそれによってなるべく機械を使っていく、こういう方向だろうと思います。それは単に中小企業でやれといってもできませんから、中小企...全文を見る
○公述人(早川勝君) いや、政府は私どもの直接関係していることじゃございませんので申し上げかねますけれども、大企業は実は、今までといいますか、過去においては自分のことは自分でやつておればいいのだと、こういう考えであったことは事実でしょう。それから今度は、個々の経営単位、経済単位と...全文を見る
○公述人(早川勝君) 国内の消費購買力を刺戟していくということも一つの行き方ではございます。従って、賃金水準の問題が問題になり得ると思います。しかし、ちょっとわきのことになりますけれども、日本の立場は、国際経済の競争場裏においてやはりいい品物を安く作り上げるという任務がございます...全文を見る
○公述人(早川勝君) 分配率という問題は友光さんがおっしゃった通りでございます。その原因は、大企業の方はやはり資本投資が多く、また、その技術革新等によるところの大量生産方式がとれますので、まあ経営者側の取り分も多いだろうと思うのです。従って、企業努力が多うございます。しかし、中小...全文を見る