早川勝

はやかわまさる



当選回数回

早川勝の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月19日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○早川委員 証取法の一部改正案に入ります前に、なかなか技術的な問題が中心になりますので、冒頭大臣に、直接この法案とはかかわりございませんけれども、二点伺っておきたいと思います。  一つは、最近地球環境問題が大変に深刻になっておる、またそれに対して全般的に取り組まなければいけない...全文を見る
○早川委員 森林、そしてまた国有林の問題というのは、昨年、今大臣も答弁で述べてもらいましたけれども、長期計画ができるとか、あるいは国有林に対しての一般会計の繰り入れの新しいスタートを切ったということがございます。過日公表されました林業白書というのは、人材、担い手の問題、これが大変...全文を見る
○早川委員 日銀法の第十三条ノ四に政策委員会七人、今大臣も触れられましたけれども、日本銀行総裁以下七人ということになるわけですが、その中で、「金融業二関シ優レタル経験ト識見ヲ育スル者二人 内一人ハ地方銀行二関シ経験ト識見ヲ育スル者十シ他ノ一人ハ大都市銀行ニ関シ経験ト識見ヲ育スル者...全文を見る
○早川委員 外国の事例はどちらでも私はいいと思うのですね。そういったことを考えますと、高次な政策的な統一性と言われたわけですけれども、だとすればなおさら独立性を、総裁の任命にかかわる分ですが、そしてまた副総裁においてそうですが、先ほど十三条ノ四の委員の任命のところで指摘いたしまし...全文を見る
○早川委員 そういう答弁でございますけれども、私は本当に、人事面においても中立性をきちんと担保することがああいった発言を出させない条件づくりにもなるんじゃないかと考えておりますので、ぜひ考えてみたいなと思っております。  そこで、証取法の問題でございますが、これまでの議論でも何...全文を見る
○早川委員 日本が今度設けようとしているこの監視委員会とアメリカのSECとの違いというのはどの辺にあるわけですか。けさの質疑の中にも出ておりましたけれども、そしてまたこれまでの証取法もそうなんですけれども、調査対象の企業に対して違いがあるのかないのか。これは事務局で答弁をお願いい...全文を見る
○早川委員 証取法の二十六条には「有価証券の引受人等に対する監督検査権」という規定がありまして、「大蔵大臣は、公益又は投資者保護のため必要かつ適当であると認めるときは、有価証券届出書の届出者こつまり例えば事業会社だとか発行会社、そういうものに対しても参考となるべき報告または資料の...全文を見る
○早川委員 ということで、また最後に強調させていただきたいと思うのですが、具体的な例について説明を伺いたいと思っております。  リクルートコスモス株の問題が継続しているのか休息しているのかという微妙な状況ではございますけれども、リクルートコスモス株はいろいろな問題を提起したわけ...全文を見る
○早川委員 今の証券局長の説明の中にも、五十九年の百二十五万六千株の話だと思いますが、それと昭和六十一年の九月三十日、この話が紹介されたわけですけれども、先ほどの審議官の説明では、この二十六条を適用すれば必要に応じて相手方も調査できるのだという答弁をされたわけですね。ということを...全文を見る
○早川委員 例えば五十九年四月三十日というのは、このリクルートは十五期の決算期なのですけれども、今最初に私が言いましたように、わずか三カ月ですね。三カ月間、つまり決算期をまたいで今言われた純資産の評価を変えたとかあるいは類似業種との比較で決まっていったというのならよくわかるのです...全文を見る
○早川委員 大蔵省としてはできないといいますと、今度の監視委員会等もやはりこういうことについてはコメントはできないというふうになるわけですか。つまり、一般の国民の感情としては、一どうも釈然としないという思いを持ち続けると思うのですね。  じゃ、一体本当にこういうことが許されてい...全文を見る
○早川委員 つまり、そういうことになってしまえば、最初に新聞の記事を紹介したのですが、プロの調査は結局そこまでいかないのだということですし、先ほどの議論にありましたように、事務処理状況の公表がされるわけですけれども、何か国民の気持ちのところ、問題意識のところ、そこに触れないで、先...全文を見る
○早川委員 答弁が、してないと言われたら困るのですが、五十九年の四月三十日、十五期の決算報告書を見れば出ているわけですけれども、江副氏は四百九十五万株持っていたわけですね。ところが、翌十六期、一年後、六十年四月三十日には四百七十五万三千株です。額面五百円ですから、五十円に直してま...全文を見る
○早川委員 未公開株を売買する場合どういった形で行われるのかということを伺いたいと思います。  つまり、有価証券取引税を当然払わなければいけないわけですね。どういう形で支払われるわけですか。
○早川委員 先ほど江副氏の、あるいはリクルートの会社でもいいですが、未公開株を売買しているわけですね。そうすると、相対でやられている部分が非常に多いと思うんですけれども、国税庁は今主税局長が言われたような形で徴収するわけですね。有価証券取引税がきちんと納付されているかどうか、これ...全文を見る
○早川委員 このリクルートの百二十六万株の場合にも、あるいは六十一年の九月三十日の七十六万株ですかの場合においても、取引が相対じゃないかと思うのですね。  今一般的な説明を伺いました。これは取引税法に書いてあるとおりでございまして、私の聞きたいのは、この一連の、五十九年のときか...全文を見る
○早川委員 先ほど一般的に、それが相対取引で取り交わされて、それがきちんと納められているかどうかを調べるんだと言われて、個別のケースだから遠慮します、こう言われたんですけれども、この場今いろんな形で計算してみますと、取引を整理してみますと、五十九年の十二月からこの有価証券取引書と...全文を見る
○早川委員 実はここでそういう答弁しかできないと言われたわけですけれども、よく考えてみますと、これは法的な書類なんですね。これは必ず取り交わさなければいけない。有価証券の種類、銘柄、単価、数量、それからだれにいつ渡したかということが全部書いてあるわけですね。それで、有価証券取引税...全文を見る
○早川委員 つまり、個別のケースは答弁を控えさせてもらうと。ただ、調べたか調べてないかと言うと、何か本来の業務だ。やっぱりちゃんと納めてもらった。四千万くらいになるんじゃないですかね。五十九年から六十一年の店頭までの間のこのリクルート関連、江副氏絡みでの取引を整理してみますと、有...全文を見る
○早川委員 いや、最初は調べたかどうかと聞いたら、それは答えられない。だけれども税金は納められたかどうか、それもやはりだめですか。
○早川委員 公表するしないはともかくといたしまして、最初に伺いましたように、こういった監視委員会をつくるんだという意味は、ある意味で、いろいろなスキャンダル、インサイダーがSECの主任務だ等々言われたわけですけれども、リクルートの引き起こした問題あるいは突きつけた問題というのはあ...全文を見る
○早川委員 これで終わりますけれども、個別だからできないというふうに言われたのですけれども、例えば株価が三カ月、あるいはちょっと延ばしても五カ月間で三種類も四種類もあると考えますと、それは評価の仕方が違うんだというと、多分、特に同族会社の経営者などは相続税を、じゃ株を、長男はこの...全文を見る
○早川委員 この委員会ができるわけですけれども、先ほどリクルートの例をずっと言ってみたのですけれども、やはり国民の立場からすると、とにかくそういった今の法律なり関心をきちっと透明にしてほしいとか公正にしてほしい、そういう意味でこの委員会がつくられているわけですけれども、いろいろな...全文を見る
05月27日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○早川委員 四人の御意見、大変参考になりまして、ありがとうございます。委員会とは違いまして大蔵省、政府に聞くわけではございませんので、時間が足りなくて、ぜひもう少し敷衍したかったなというような観点で、私の問いに答えていただければ幸いだと思っております。  先ほど来のお話の中で、...全文を見る
○早川委員 今度のこの法案をいわゆる銀行と証券というサイドから見ますと、巽さんも先ほど言われましたように、中小の証券を引き合いに出されて言われたのですけれども、つまり子会社としての銀行をつくるのは大変だ、当分できない、これは実態だと思います。その逆を考えてみますと、銀行の方は、子...全文を見る
○早川委員 それとも絡むわけですけれども、先ほど巽会長は十九条の条項を引用されまして、「当分の間、」というのを大いに評価されて、ぜひ十分配慮してほしいということを言われたのです。極端な例は別にしまして、我が国の当分の間というのは四十年にも近い当分の間というのもあるわけですけれども...全文を見る
○早川委員 それとも関連すると思いますけれども、井上代表幹事が、子会社方式を新規参入の形態として了とされたわけです。私の聞き違いでなければ、そうであっても、特に銀行の支配力が強まるようなことがないように、あるいは、今まで以上のことを念頭に置かれて言われたのかは定かでないのですけれ...全文を見る
○早川委員 銀行としての支配の問題は今までも同様にあった、今現在もあるわけですけれども、この証券子会社をつくることによって、逆にそれらの領域を通じてもという感じを持つと間違いですか、そういう意味なんですけれども。
○早川委員 つまり、今までですと、銀行と企業と、こうあるわけですね。それで、一般的な金融業務としての支配力、一応いろいろな形であるわけですね。ところが、今度証券子会社をつくるわけです。今ですと証券会社で、一応全然別になっているわけですが、今度子会社も持つわけですね。そうすると、企...全文を見る
○早川委員 吉田先生が先ほど、いわゆる子会社方式というのはいわば日本的に知恵を働かせたものだというふうに評価されて、そこが日本の経済の強さかもしれないし、知恵のあるところという評価もできるのですけれども、将来的に一番望ましいというのは、いわゆるECで行われているドイツ等のユニバー...全文を見る
○早川委員 その中でどういった問題が出てくるかということを考えた場合に、先ほど多くの方もそうですが、ディスクロージャーの問題が非常に重要になると思うのですね。これは吉田先生にもお聞きしたいわけですし、また大木会長にもできたら御披露いただきたいのですけれども、いわゆるディスクロージ...全文を見る
○早川委員 あと二点ほど伺いたいのです。  一つは、最初に吉田先生ばかりで恐縮なんですけれども、アメリカの金融自由化、制度改革の問題でも、日本がそれを見ながら、当初予測されていたよりもアメリカが早いんじゃないかという予測で対応した部分があると思うのですが、実態はそうはなっていな...全文を見る
○早川委員 最後になりますけれども、井上代表幹事さんに伺いたいのです。  先ほどの陳述の中に大変興味のあることを触れられまして、これは考えなければいけない問題でもありますし、いわば広い意味での行革の対象になる課題かと思っているのですが、諸規制の見直し、撤廃をぜひ考えてほしいなと...全文を見る
○早川委員 本当の最後の最後なんですが、吉田先生に、これは今話された問題と、あるいはこの金融制度改革と若干離れるのですけれども、常々日本銀行の中立性の問題を、今のままではおかしいんじゃないかと思っているのですね。政治的にどうこうというんじゃなくて、制度的に、例えば政策委員は七人で...全文を見る
○早川委員 ありがとうございました。
06月01日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○早川委員 貴重な御意見、大変ありがとうございました。私の方からも、若干お尋ねさせていただきたいと思っております。  最初に、館先生と若井会長、お二人の方から御意見をいただきたいのですが、先ほど、今回の金融制度改正というのは、昭和二十七年以来の専門制とそれを軸にした今日の我が国...全文を見る
○早川委員 館先生にお伺いいたします。  先ほどの小野委員の質問にお答えされた中で、いわゆるユニバーサルバンキングですね、西ドイツと日本の例を比較されて、証券業の発達あるいは利用形態が全然違うということで、どちらかというと我が国とアメリカの方が望ましいという意見を述べられました...全文を見る
○早川委員 続けて館先生にお伺いして恐縮なんですけれども、実は徳田元銀行局長が書かれたものをちょっと読んでおりますと、昭和五十六年のときの銀行法改正に絡んで館先生がいわば感慨を述べられたという形で紹介されているのです。それはディスクロージャーの問題が骨抜きにされた、結局こういった...全文を見る
○早川委員 若井会長さんに二点お伺いいたします。  先ほどの陳述で冒頭に不祥事の問題が言及されましたけれども、第一点は、不祥事の原因あるいは今後どんなことを考えられているのか、そしてまた、とりわけノンバンク問題、これがいわば中間的な役割、ある意味でトンネルのような役割をしたのじ...全文を見る
○早川委員 船後理事長に二点お伺いいたしますので、答弁いただきたいと思っております。  第一点は、労金というのは各県一庫ですから、四十七にそれぞれございますが、伺いますと、それぞれ単位金庫の経営内容等でいろいろ差があるということも言われております。そういった中で今回の制度改正が...全文を見る
○早川委員 治山会長に、今労金にお尋ねした問題と基本的には同じ問題をお尋ねしたいと思います。  先ほど、合併というのは本来の機能を生かすための選択だ、こう言われたのですけれども、例えば都銀と信用組合が合併した場合果たしてそう言えるのかどうかということで、つまり合併、転換というこ...全文を見る
○早川委員 終わります。ありがとうございました。
06月02日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○早川委員 金融制度改革法に関連いたしまして、質問させていただきますが、その前に大臣に、先ほどの大畠委員の質問にもお答えされておりましたけれども、経済の現況をどんなふうに認識されているのかなと伺いたいと思います。  サミットもまた来月あるわけですけれども、いわゆる三・五%の成長...全文を見る
○早川委員 今大臣から経済の認識を披瀝されたわけです。  経済企画庁が来ていると思うのですが、最近の月例の経済報告が出ているわけですけれども、それらを踏まえて、個人消費のサイドからどういった特徴があるのか、今の大臣の答弁を補強していただきたいと思います。
○早川委員 これからの経済政策を考えるときに、今の状況をどう表現したらいいのかなといろいろ言われているわけですね。新型不況だとか、成層圏不況だとか、そこはかと不安の漂う不況だとか、いろいろ言われているのですが、大臣は、いわゆる不況と認識されているのか。だとすれば、どういったとらえ...全文を見る
○早川委員 いわゆる新しい型の不況と言ってもいいかと思うのですけれども、そういった意味で政策的には大変難しいということも言われたわけですが、いわゆる公共事業の前倒しをやって、そして当然下期、年度後半というのは何らかの対策を講じなければいけないということは明らかなわけです。そしてま...全文を見る
○早川委員 今直接具体的にということは、別に支出を、比率を高めろとかそういうことじゃないと思うんですね。ただ、非常に公共事業に依存している地域からすれば、もっと明示してほしい、下期の、そして年度間を通じての、そういった意味での補正予算の要求がありますし、それ以上にサミットの関係で...全文を見る
○早川委員 先ほどの経企庁の説明、個人消費は、堅調だが伸びが鈍化しているということが紹介されたのです。四月の月例報告も同じ表現が使われているんですね。つまり、個人消費は変わらない。もう春闘も終わっているわけですから。じゃ来月以降一体どういった期待が持てるのかという、難しいかもしれ...全文を見る
○早川委員 という表現がまた来月も出るんじゃないかな、堅調だけれども鈍化というような表現がとられるんじゃないかと思いますけれども。聞かなくても結論はわかっているような話が大臣から出そうなんですけれども、そういった個人消費の問題を考えたときに、そして財政事情が大変だということもよく...全文を見る
○早川委員 負担が国際的な水準で高いとかそういう問題ではなくて、先ほども聞きましたけれども、個人消費の問題を大きい要素として政策的に考えなければいけないのじゃないか、そういう時期が訪れるのじゃないかなというふうに思っております。  それで、概算要求のシーリングの問題なんですけれ...全文を見る
○早川委員 七年間のシーリングの設け方を比べてみますと、例えば昭和六十一年のときには経常部門をマイナス一〇%、削ったわけですね。同時に投資部門を五%マイナスにした。六十三年度、一年飛ぶわけですけれども、そこで若干景気の問題が入ってきまして変わるわけですね。経常部門は従来どおりマイ...全文を見る
○早川委員 先ほど大臣も言われたように、今は新型不況だというよりも、新しい経済構造への転換期を迎えているのじゃないかと思います。そういった中で、シーリングは今までと同じような方向でいいのかどうかということを問われるのじゃないかと思いますので、ぜひ新しい発想をしていかなければいけな...全文を見る
○早川委員 仕組みとしては、制度そのものとしてはやはり証券の方がハンディを負います、したがって実際に対等に、イコールにするために例えばブローカー業務を当分の間認めないだとかそういった若干の措置を講じている、こういうふうに理解してよろしいですか。
○早川委員 銀行と証券、どっちが強いのかなと考えますと、どうも銀行の方が強いんじゃないかな、支配力、経済力等々を含めまして強いのではないかと思うのですけれども、それ自体を聞いたらいかがかと思うのですが、例えば今までもいろいろな、ここの場でもそうですけれども、強調されているわけです...全文を見る
○早川委員 大阪の公聴会に出席したのですが、そのときに、財界の方の陳述の中に、新規参入に今回は子会社方式ということで、ある面で今まで以上に銀行の支配力を強めるのじゃないかということで、銀行の支配力を弱める担保がほしいのだといったことを述べられたと記憶しているわけですが、こういった...全文を見る
○早川委員 先ほど、直接金融と間接金融のことを言われたわけですけれども、事業会社、企業にとりましては、銀行との関係でいえば直接金融でいいわけですけれども、今度証券の方にも銀行が子会社で証券会社をっくれるわけですね。そうすると、事業会社にとっては、直接金融と間接金融で分かれていたわ...全文を見る
○早川委員 それにもある意味でかかわるわけですけれども、今度私募債の問題が整備されたわけです。私募債と公募債の関係を簡単に、それにかかわる証券と銀行の違いというもの、そして前回までと違って今回どういう改正が行われたのかということをちょっと話してください。
○早川委員 事前にその数字のことまでは伝えていなかったので難しいかと思うのですけれども、一般事業債についての公募と非公募の発行の推移みたいな数字はすぐおわかりになりますか。つまり、局長の答弁の中で私募が非常にふえてきている、ウエートがそちらにかかっているという表現をされたわけです...全文を見る
○早川委員 事業債だけ見ますと、今と同じ期間、元年から言われたんですが、公募は六十億で非公募が三千七百億円ぐらいとか、あるいは平成二年度は公募された分が三百六十億で非公募の方が約八千六百億、八千五百八十七億という数字が出ます。それから三年度が、公募が五千五百十七億で非公募が一兆六...全文を見る
○早川委員 これは大蔵省だと思うのですが、海外産業金融調査団を出されて、アメリカとかイギリスだとか調査されていると思いますが、その中に私募市場についてということでアメリカの例、数字が出ております。企業による証券の新規発行に占める私募の割合というので、八六年は二〇・七%、八九年は三...全文を見る
○早川委員 大型の私募の発行はすべて銀行が今まではやっていた、受託会社は銀行だったわけですけれども、これが形の上では証券も可能ですよということになっても、なかなかそうはいかないのじゃないかというふうに考えているわけです。そしてまた、今アメリカの動向と、結果的には機関投資家が成長す...全文を見る
○早川委員 そういったことで訓示規定にとどめ、そして反面で金融機関の自主性にゆだねた、そしてそれが今日まで非常に前進をしてきたという局長の答弁ございましたけれども、そういったことを考えますと、いわゆる全銀協、きのうも会長が参考人として出席されたわけですけれども、不良債権の情報開示...全文を見る
○早川委員 きのうの館先生のお話でもあったわけですけれども、今回の制度改革の大きな柱はディスクロージャーだと言われたですね。ところが、今の局長の答弁を伺いますと、六月五日が作業部会の第一回だ、そこからスタートして具体的な中身、どういう開示項目にするのかということを整理していくんだ...全文を見る
○早川委員 三菱銀行が八九年九月にニューヨークの取引所に上場した場合に、いわゆるSECの基準、それに基づいて公表した、ディスクローズしたということがあるわけですけれども、こういったことを考えてみますと、これからの作業部会で議論されていく中で、そしてまた今日まで、今六十八項目という...全文を見る
○早川委員 これとの絡みで、格付を専門機関の代表者が話されているのを見ますと、これからの日本が、金融機関、銀行がディスクローズする中身の一つは、銀行業務、特に日本の場合そうだと思うのですが、例えば日銀との取引条件等の公表も考えるべきじゃないか、考えるのが望ましいといった指摘がござ...全文を見る
○早川委員 今の局長の答弁を伺っていますと、いみじくも引用されているのですが、アメリカはディスクロージャーが三〇年代に本格的に確立された。こういった中で、ディスクロージャーというのは何かということを非常に的確に表現しているわけですが、すべてを太陽の光に照らし、市場に決めさせるとい...全文を見る
○早川委員 終わります。