早川勝

はやかわまさる



当選回数回

早川勝の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月28日第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第3号
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○早川委員 いわゆる金融改革法案と住専問題がこの委員会の質疑の中心でありますが、その前段としていわばバブルの時代があるわけでございまして、バブルというのはちょうど十年ぐらい、つまりバブルが始まってから今日の終息というか、その中でいろんな問題をもたらしているわけですが、ピークを迎え...全文を見る
○早川委員 私は、この十年間を通じて日本が非常に金万能な社会になってしまった、唯一最高の価値観になってしまっているんではないかというのが一つです。二番目は、責任の所在、責任のとり方というのが、法的に抵触、さわらなければいいのではないかとか、あるいは経済的な責任が有限であればそれ以...全文を見る
○早川委員 午前中の質疑の中でも、アメリカのSアンドL、RTCの問題が出されました。いわばこの金融危機あるいは不良債権問題あるいはバブルの問題は、世界共通の現象でもあったわけですね。  それぞれ世界はどういった対応策を講じたかということを資料で整理をしてみますと、アメリカの場合...全文を見る
○早川委員 私は、例えば日本銀行が一連の、最近の東京共同銀行、ここへも日銀は出資をしたわけですね。いわば、かつてないことですね。昭和四十年の証券恐慌のときにも、あれは普通の融資ですね、日銀は。出資はしなかったわけですね。もちろん金融機関ですから、貸し出しをしていくのはこれはいわば...全文を見る
○早川委員 先ほど、日本の金融危機の現状についての認識ということで抽象的に伺ったのを、今銀行局長は、いわばその三本柱について、金融機関内部の責任で、それから日銀で、三番目が財政だ、こういう順序立てをされたわけですが、今までは、実質倒産金融機関等はあったわけですよね。救済合併したり...全文を見る
○早川委員 その三本柱がこれからの、あるいは五年間という時限的な考え方に立ってもいいと思いますが、それがいわゆる日本の金融不安克服のためのスキームだ、枠組みだと私は理解するのですね。その中でこの住専問題、確かに預金者と直接つながっていないんじゃないかという議論があるわけですが、も...全文を見る
○早川委員 したがって、これから追加負担の問題が、再々いろいろな機会にいろいろな方々から、責任ある立場の方々から発言されているわけですが、これは何としても、国民の負担を少なくするという原理原則に即して言えば、あらゆる手だてを講じて実現をしなければいけないと思っております。  ま...全文を見る
○早川委員 閣議決定をされているということですので、そういう事態が生じないことを願うわけですが、ノンバンクがまさに危機的な事態を生じても財政資金は使わないんだ、これは内閣の意思だということで確認をさせていただきたいと思います。  そこで、母体行の責任があるわけですが、まず最初に...全文を見る
○早川委員 やはり、先ほど言いましたように、行政というのは大蔵だけではないと思うのですね。でも、今回の金融の問題については非常に重いということと、先ほど紹介しましたように、住専の成り立ちからしても、またその経過においても、母体行としては、確かに法的に問われることはないだろう、しか...全文を見る
○早川委員 わかりやすく言えば、この債権回収をしやすくするために、そこへ移った途端に二年間延長するということじゃないですか。そういうふうに言っていただいた方が国民にわかりやすいと思います。  そこで、債権は移ったはいいのですが、本当に回収できるかというのは非常に重要な問題なんで...全文を見る
○早川委員 その差は財政支出のところを一つの根拠にされましたが、ただし、日銀から借り入れて使っていたときは保証がついているわけですね。後から、使った後からこれについていませんからというのは、後追いは許されないわけですね。やはり事前にきちっとそういった能力の面でも担保をしておいた方...全文を見る
○早川委員 終わります。