有村治子
ありむらはるこ
比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月12日 | 第180回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○有村治子君 自由民主党の有村治子です。 私は、一昨日、被災地福島における東日本大震災慰霊祭に参加をさせていただきまして、全国で犠牲になられた御霊に対して心を込めて追悼の祈りをささげさせていただきました。 本日は、政府・民主党の姿勢をただすだけではなく、私なりに具体的な提...全文を見る |
○有村治子君 それが官房長官が言える最大の誠意のあるコメントですか。 | ||
○有村治子君 天皇の位に就かれるのは初代天皇の血筋につながる男系の皇族に限るという原則は、戦後一度も変わることなく百二十五代、現在まで引き続いていることを官房長官がおっしゃれないということ自体が民主党の危うさを表していると思います。 先月、総理は衆議院において、長い間男系で皇...全文を見る | ||
○有村治子君 官房長官にお伺いします。男系天皇と女系天皇はどこが違うのですか。 | ||
○有村治子君 天皇の直系じゃないのが女系と言おうとでも思っていらっしゃるんですか、全く違いますよ。(発言する者あり) | ||
○有村治子君 だから、男系と女系の違いを聞いているんですよ。 | ||
○有村治子君 官房長官、基本的認識が全く事実と違っています。もう一度おっしゃってください。 ちょっと全然違いますよ、事実と違いますよ、今のは。こんなんじゃ質問にならないですよ。(発言する者あり) | ||
○有村治子君 百二十五代ずっと男系ということは、すなわち天皇陛下の父方をたどると全て第一代神武天皇まで遡れるということです。この皇統が一つの例外もなく二千六百七十二年続きました。まさに万世一系と言われるゆえんです。 じゃ、官房長官伺います。女系天皇は今まで存在したことあります...全文を見る | ||
○有村治子君 つまり、皇室では百二十五代どの時代においても父方の明確な血統が続いています。日本の皇室が世界中から信頼されるゆえんそのものです。この皇位継承の伝統を厳格に守ってきたことこそ、皇室の信用、尊厳を守るための日本民族の知恵であったのではないですか。総理にお伺いします。 | ||
○有村治子君 それは後ほどフォローしますが、総理、官房長官が男系と女系の説明をすぐにできることができない、そんな中で皇室制度云々をいじくるなんということができるんですか。現在の天皇陛下が何代目か知らないと国会答弁をされた大臣がここにもいらっしゃいます。菅内閣、野田内閣の重要閣僚を...全文を見る | ||
○有村治子君 民主党政権になってからのこの二年半、先ほども同僚の世耕議員が指摘されました、皇室に対する数々の非礼が報道されるたびに、私たち自由民主党は民主党に是正を申し入れてきました。 先月から皇室制度に関する有識者ヒアリングが始まりましたが、皇室に対する尊敬の念、基本的知識...全文を見る | ||
○有村治子君 では、民主党政権は、宮内庁とは全く関係のないところで勇み足で女性宮家ということを論じ始めているのですか。 | ||
○有村治子君 では、女性宮家創設は陛下の御意思なのですか。 | ||
○有村治子君 答えになっていません。陛下の御意思かどうかを聞いています。 | ||
○有村治子君 そのとおりです。女性宮家創設は陛下の御意思ではないということが国会答弁で明確になります。陛下の御意思ではありません。陛下の御意思という言葉がまことしやかに使われ、独り歩きすることのないよう、政府は引き続き真実に対して忠実であっていただきたいと思います。 先ほど総...全文を見る | ||
○有村治子君 もしそうなった場合、一般男性が結婚によって突如皇族になるというのは、日本の歴史上いまだかつてなかったことになります。 いま一度伺います。女性宮家に生まれる一般男性を父親とするお子様は女系になります。その方は皇位継承権を持つのでしょうか、官房長官。 | ||
○有村治子君 皇位継承権とは別にするとおっしゃいますが、百二十五代続いてきた男系による皇位継承の伝統を終わらせることにつながる、そういう認識、危機感を持っていない答弁に非常に大きな戸惑いを感じます。 総理に伺います。皇室活動の安定を目指すのであれば、女性宮家をわざわざ創設しな...全文を見る | ||
○有村治子君 ということは、今のところ女性宮家でなければならないという確たる理由はお述べになりませんでした。 官房長官が女性宮家創設検討を発表されたのとタイミングを同じくして内閣官房参与に最高裁元判事の園部逸夫さんが任命されました。この園部さん、昨年末のインタビューでは、女性...全文を見る | ||
○有村治子君 官房長官、政治は人事、人事は政治そのものなんです。園部さんは、先ほど総理が冒頭におっしゃった男系の伝統を重視するという主張と矛盾する発言を平気でしている方です。 また、官房長官、女性宮家創設は皇位継承と切り離して議論するとあえてうそぶいていらっしゃいますけれども...全文を見る | ||
○有村治子君 官房長官、決め付けでとおっしゃいますけれども、本質が分かっていらっしゃらないのは、議事録を読んでいただいても官房長官の方だと思いますよ。 女性宮家を創設されたら、そのお子さんが皇位継承を持つのか持たないのか、これで初めて男系が保たれるのか、それとも初めて女系にな...全文を見る | ||
○有村治子君 詭弁にしか聞こえません。最終的には世論が二分する、皇統をめぐってその正統性で世論が分割するリスクをはらむ課題をされているということをここで明確にしておきます。 官房長官と共通点があります。このままだと皇族が先細りする、秋篠宮家の現在五歳の悠仁様が皇位を継がれるこ...全文を見る | ||
○有村治子君 いま一度申し上げますが、幾ら宮家を増やしたところで、天皇皇后両陛下の御公務の軽減ということは、その代理は務まらないということは明確でございます。皇室活動の安定だけではなくて、やはり総理と私が問題意識を共有しているように、本質的課題である皇位の継承を安定させるためには...全文を見る | ||
○有村治子君 これが本質だと先ほどから申し上げているんです。そして、その安定的な皇室活動を目指すというのであれば、女性皇族方が結婚後も引き続き公務を担っていただけるような制度をつくれば済むことだと再三に申し上げている次第でございます。 総理、皇室制度については、先ほどの、小泉...全文を見る | ||
○有村治子君 官房長官、定例の記者会見にいらっしゃるということで、理解をいたしました。 次に、瓦れきの処理について伺います。 政府は震災当初、三年で震災瓦れきの処理を全て終える計画を発表されました。あれから一年、どのくらい処理が進みましたか。 | ||
○有村治子君 一年掛かって処理できたのは、宮城でたった五・八%、岩手で八・七%、この青色の部分だけでございます。(資料提示)このペースだとあと十年以上は掛かります。総理は大震災からの復旧復興が政権の最重要課題と何度もおっしゃっていますが、現状は極めてお寒い限りです。 環境大臣...全文を見る | ||
○有村治子君 瓦れきの受入れを表明していた自治体は全国で五百七十二、四百八十八万トンが、年間、受け入れるという表明がございました。受入れを表明していた自治体が実際に稼働していれば、宮城、岩手の広域希望量はすんなり一年で処理のめどが付いていた計算になります。 しかし、パネルの二...全文を見る | ||
○有村治子君 そもそも受入れを表明した自治体で瓦れき受入れの反対をする住民の運動がなぜかくも強まってしまったのか。それは、放射性瓦れきというだけではなく、東京、神奈川、埼玉の知事が異口同音に指摘しているように、震災後の政府の対応、特に真実を国民にタイムリーに伝えず、議事録すら取ら...全文を見る | ||
○有村治子君 総理。 | ||
○有村治子君 大事な指摘、細野大臣おっしゃったと思います。しかし同時に、例えば佐賀県の武雄なんというのは、受け入れると言った途端にその武雄市の職員に、苦しみを与えるぞ、イベントを妨害するぞ、不買運動をするぞなど、自治体のトップは被災地に手を差し伸べたいという気持ちと裏腹に地元での...全文を見る | ||
○有村治子君 私の問いかけは、瓦れき受入れを各自治体の善意に任せていいのか、マッチングをやってくることこそ政府の役割ではないのかということです。 細野大臣にも言及されました、三月三日に発表された世論調査では、読売新聞です、実に七五%の人々が自分が住む都道府県での瓦れき処理受入...全文を見る | ||
○有村治子君 総理が、一周年の昨日、記者会見まで開いて瓦れき広域処理について新たな三つの取組を進めると発言されました。どのようなものですか。 | ||
○有村治子君 震災から一年、やっと政府が重い腰を上げて記者会見まで行った瓦れき処理の秘策が都道府県に文書を出すというものですか。これを政治の貧困と言わずして一体何と言うのでしょうか。全国に瓦れき受入れ要請文書を出すことぐらい、省庁の部長、局長で十分にできることです。官僚の後追いな...全文を見る | ||
○有村治子君 じゃ、この文書が一斉に出されれば、一気に瓦れき処理のオファーが進むと確信されているわけですね。 | ||
○有村治子君 総理、一番大事なのは世論形成なんです。四人のうちの三人が受け入れてもいい。誰だって受け入れたくないですよ。でも、仕方ないから受け入れようってみんなが思っているじゃないですか。その世論に是非訴えていただきたいと思います。 被災地仙台に住む作家の熊谷達也さんは、一周...全文を見る | ||
○有村治子君 この度、沖縄県知事が瓦れき処理受入れに立ち上がろうとされています。米軍基地の過重負担に悩む沖縄が、むしろ、いや、その痛みを知るからこそ被災地にいち早く寄り添おうとされる沖縄の皆様を、私自身誇りに思います。と同時に、国民の一人として、沖縄と被災地に対して、相申し訳ない...全文を見る | ||
○有村治子君 以上です。ありがとうございました。 | ||
06月20日 | 第180回国会 参議院 内閣委員会 第12号 議事録を見る | ○有村治子君 自由民主党の有村治子でございます。 今日は、衆議院における審議、議事録も全て読ませていただきましたが、時間が限られていますので、本題に入っていきます。 今回の法改正によって内閣府が我が国の実用準天頂衛星の整備主体になるというふうに理解をしておりますが、準天頂...全文を見る |
○有村治子君 次です、それ。 | ||
○有村治子君 はい、ありがとうございます。 GPSとの補完関係、連携を深めているということで、安心をいたしました。 基幹技術を他国に委ねるにはそれなりのリスクとメリットがあると思います。そういう意味では、それなりの日本としてのウイン・ウインになるようなギブ・アンド・テーク...全文を見る | ||
○有村治子君 真摯なお答えでございますが、答弁の答えにはなっていません。 安全保障のための研究開発と軍事目的の研究開発にどういった違いが出るのかということを政府が説明せずして、どうやって国民の懸念を拭おうとされているのでしょうか。ここは幾度も昨日の質問通告で明確に通告をしてい...全文を見る | ||
○有村治子君 もう質問は明確にしています、二回も。 | ||
○有村治子君 いや、その違いは何ですかと。 | ||
○有村治子君 片瀬さん、大変真摯だと思いますけれども、答えに窮されていらっしゃいますよ。 古川大臣、この答弁の問答を見てどう思われますか。これ、大きな大きな、日本として軍事利用はしないって、今回だって、安全保障を確かにするためにやろうっていうのが今回の法改正の肝じゃないですか...全文を見る | ||
○有村治子君 苦しい答弁を続けられていますが、大臣に手続論なんて聞いているわけじゃないんです。大臣、いみじくも国家戦略担当大臣というふうに先ほどおっしゃるなら、国家戦略として専守防衛で日本の安全をどう確かにするかということで宇宙技術を開発するかということをすらすら言って述べて何ぼ...全文を見る | ||
○有村治子君 趣旨は私も理解しておりますので、軍事目的の研究と安全保障の研究がどういうものが違うのか。また、専守防衛とかいったら、例えば解析度を下げるとか、あえて制約を自ら課してきた歴史があるわけじゃないですか。そういうところの見立てをなくしてどうやって国家戦略と言えるのか、私は...全文を見る | ||
○有村治子君 真摯な奥村展三先生ゆえの真摯なお言葉、有り難く承ります。同郷の由をもってこれ以上は追及をいたしません。 ただ、これ古川大臣も是非聞いていただきたいんですが、今ちょっと奥村先生もおっしゃいました、例年にはない厳しい反省と教訓に立った科学技術白書になりました。文部科...全文を見る | ||
○有村治子君 委員長、私の質問時間は何分になるのか。先ほどの、質問通告もしたにもかかわらず、お答えに要した分は延長していただきたいと思います。 さて、奥村展三先生、次に公務がおありになると思いますので、立たれる前にお伺いしたいんですが、やはり科学技術のその成果は出ていたんです...全文を見る | ||
○有村治子君 科学技術担当の副大臣が明言をしていただきましたので、しっかりとてこ入れをしていただいて、来年の科学技術白書にはSPEEDIの経過と、それからその反省を踏まえての今後の立て直しの記述が入るものと御期待を申し上げます。 是非、次の御公務に向かってくださいませ。 ...全文を見る | ||
○有村治子君 ありがとうございます。 時間が来ましたので、これで私の質問は終了させていただきますが、二十一分の間でもなかなかにしっかりと御答弁いただかない中で、フロンティアを進めていかなければなりません。そういう意味では、古川担当大臣、国家戦略としての技術の開発と、それを国民...全文を見る |