林孝矩

はやしたかのり



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林孝矩の1971年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第65回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○林(孝)委員 国有農地の売り戻しに関して、私も二、三質問をさしていただきます。  最初に最高裁にお伺いしたいんですが、最高裁の判決の中に、「法八〇条による買収農地の旧所有者に対する売払いは、すでに、当該土地につき自作農の創設等の用に供するという公共目的が消滅しているわけてある...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、これは大蔵省と関係がございますので、大蔵省の理財局の方にお伺いしたいんですが、国有財産法でいうところの普通財産と行政財産という問題であります。いまの最高裁の判決からいいますと、これは私法上の行為ですから普通財産としての扱いになると思いますが、その点は...全文を見る
○林(孝)委員 普通財産ということになりますと、これはその売り戻される価格が適正価格でなければならない、私はこう思うのですが、その点はどうでしょうか。
○林(孝)委員 では八十条の規定のどこが法定されていると解釈しているのですか。
○林(孝)委員 そうしますと、大蔵省の考え方としては、その規定を準用して今回の農地売り戻し価格は二円六十銭でいい、そういう判断をされておるのかどうか。けさの新聞なんかを見ますと、大蔵省の場合はそうではない、これは二円六十銭というのは適正価格でない、大蔵大臣のその点を検討しろという...全文を見る
○林(孝)委員 法律の解釈はわかりました。大蔵省で現在これには非常に問題があるということで、先ほど検討しておるという話がありました。ほんとうに適正価格と考えてこのままで推し進めていいくという方針なのか。それともこれは適正価格でない、非常にいろいろ主点に問題があるという意味から、た...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、検討しているということは、結局今回の二円六十銭という坪価格が適正ではない、いろいろ問題があるというところの発想に基づいて、そうした検討が行なわれているわけですね。
○林(孝)委員 私は、普通財産の話をしましたけれども、国家の財産がそうした価格で売り戻されていく。大蔵省としてこれは国家に非常に損失を与えているという考え方はお持ちではないですか。
○林(孝)委員 そうしますと、そうした価格でも損失を与えていないからいい、そういうことですね。
○林(孝)委員 そうしますと、最初からの話といまの話とは全然相反することになるわけです。というのは、最初はいろいろ問題があるからいま検討しておる。だけれども、いまの話を聞くと全然問題ない。どっちなんですか。
○林(孝)委員 わかりました。いま非常に過渡的な状態で、大蔵省もその点をいろいろ思惑されているということはわかります。しかし、先ほどからいろいろ議論もございましたように、法律上——といっても、結局法律というのは常識で考えて現在どうすれば公正に扱うことができるか、昔はどうだった、い...全文を見る
○林(孝)委員 法制局の考え方はいかがでしょうか。
○林(孝)委員 土地収用法の立法趣旨はどういう趣旨なんでしょうか。
○林(孝)委員 その基本法である土地収用法の中に、先ほどから議論になっております適正価格どおり戻すという三項の問題が入っておるわけですけれども、この立法趣旨はどういうことですか。
○林(孝)委員 一つは公平をはかる、もう一つは事情変更の原則ということが先ほどから言われておりましたけれども、そうした事情変更の原則というものが、こうした土地収用法の百六条三項の立法趣旨に基づいて規定されたものだという解釈は成り立ちますか、成り立ちませんか。
○林(孝)委員 いろいろ相通ずるものがあるということであります。私もそういうふうに思うわけてあります。たとえば土地収用法の場合においても農地法の場合においても、その内容をずっと見ていきますと、全く同じ内容であって、片一方では現状の適正価格で売り渡すという文言が入っているわけですね...全文を見る
○林(孝)委員 そうした農地法の改正等もあり得るというふうに解釈してよろしいでしょうか。
○林(孝)委員 いまの点は、私、非常に重要なところだと思うのです。たとえば成田空港で土地を収用する、そしてその目的が果たされた——全部果たしたあるいは残ったとか、その目的がもう達成されたとか、そういうことになりますと、結局売り戻せとかという話が起ってくるわけです。そうしたときに、...全文を見る
○林(孝)委員 農地法にはない。しかし、それは鉱業法だとか森林法だとか、つまり全部適用されるわけでしょう。その点、されますね。
○林(孝)委員 別の体系を持っておる、それもわかります。そこで、現在農地に関して起こっておる問題、この問題を解決するためには、先ほどから言っておりますように、いわゆる農地法にきまってなければ土地収用法でという、そういう判断は成り立ちませんか、一般法と個別法という関係で
○林(孝)委員 そうしますと、どうしても現在の農地法自体を改正していく以外にないと思うわけですけれども、その点は法制局、いかがでしょう。
○林(孝)委員 これから起こってくる問題として法制局に考えていただきたいのですけれども、そうした安い金額で売り戻された土地が高い金額で売られていく、その影響というのは、先ほどからいろいろ論ぜられたとおりであります。そうした意味においても、価格の点について、既得権ということで一切こ...全文を見る
○林(孝)委員 その見出し得ない根拠というのはどこにあるのですか。
○林(孝)委員 不利益に変更するということが問題だ。しかし、不利益でなければ変更するということは考えられますか。
○林(孝)委員 農林省はいかがでしょうか。
○林(孝)委員 農林省にお伺いしたいのですけれども、先ほどから法制局のほうのあれは、事情変更ということで相通ずるものがあるということまでは話は出ているわけです。それて、土地収用法だとかあるいは農地法においては、形態は違うけれども、議論のいくところは、どうしてもその法改正というもの...全文を見る
○林(孝)委員 たとえば議員立法でということも考えられるわけですけれども、幾らでも改正する方法はあるわけです。農林省はどうなんですか、その辺は。
○林(孝)委員 まあ農林省は考えてないが、今後考えるということは考えて互いですか。
○林(孝)委員 私、要望しておきますけれども、そうした農林省がかたくなに固執するのじゃなしに、先ほどから各議員が言っているように、できないことではないわけですから、そうした面をよく考えて、この問題が円満に、また国民が納得いくように解決する方向で検討していただきたい。農地法の改正は...全文を見る
03月10日第65回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○林(孝)委員 私もこの大阪刑務所の不正事件に関して二、三質問いたします。  最初に、法務大臣の先ほどの答弁を聞いておりますと、法務行政を担当しておる立場から私は非常に矛盾を感じる点があるわけです。それはどういうことかといいますと、刑務所の中に起こっている過去のいろいろな問題、...全文を見る
○林(孝)委員 そこでこうした問題が起こりますと、国民感情としては、自分のむすこがいま勉強している、今度目ざす大学についてもこういうことが起こっていくのじゃないかとか、いろいろそういう不安が起こっていく、これは非常に社会的にもマイナスだと思うわけです。現在刑務所で試験問題を印刷し...全文を見る
○林(孝)委員 刑務所に依頼している大学等の名前はわかりますか。
○林(孝)委員 文部省ではまとまっておりませんでしょうか。
○林(孝)委員 私の資料によりますと、これは文部省の大学学術局からいただいた資料ですけれども、国立大学は十六校ではなしに十七大学ございます。それから公立大学が十六大学、それが全国にわたる刑務所で印刷されておるわけです。これ以外に私立の大学もあるのではないかと思うのですが、その点は...全文を見る
○林(孝)委員 法務大臣にお伺いしますが、いま国立が十七大学、公立が十六大学、先ほど矯正局長のお話によりますと、大学以外に高校等の入試、それから公務員の試験等、刑務所の中において印刷されている試験の問題というのは非常に多いわけです。こうした問題が再び起こらないようにするために、こ...全文を見る
○林(孝)委員 もう一つは、この試験制度そのものの問題でありますけれども、先ほど同僚委員から質問がありましたように、医学部の試験というのは独特の試験の態様を示しておるわけです。こうした試験制度を今後こうした印刷所を利用して行なっていくかどうかという点でありますが、その点はどうでし...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、現在の試験制度というものは、いまの御答弁を総合しますと、変わらない、ただこういうことが起こらないように印刷の面でくふう是正する以外にない、そういうふうに解釈してよろしいでしょうか。
○林(孝)委員 そこで、先ほど文部省と厚生省の見解について少し質問があったわけですけれども、確認しておきますが、これは先ほどの質問と同じようにあくまでも三十七年当時からそういうことが行なわれておったという前提です。その場合に、すでに国家試験を通って医師の資格を持っている、そういう...全文を見る
○林(孝)委員 厚生省はどうですか。
○林(孝)委員 いまの問題は厚生省の見解と文部省の見解が分かれているところなんです。非常に重大な点でありますので、質問を留保さしていただきます。  それから、事実関係の問題ですけれども、先ほども少し話がありましたが、刑務所の看守が関係しておったかどうかという点であります。(「現...全文を見る
○林(孝)委員 捜査をやっているのはわかっておりますけれども、その捜査の過程で、きょうの新聞等で発表されておりますし、いま現地で発表しておるという話でありますが、看守が関係しておったということなんです。そういう疑いを持って捜査をしておったかどうかという点はいかがですか。
○林(孝)委員 捜査はやっているということは、看守が関係しているという疑いを持って看守を取り調べているということですか。
○林(孝)委員 矯正局ではその点いかがですか。
○林(孝)委員 若干はっきりしない点が重大なんですけれども、それが看守が関係しておるという点がはっきりしないという意味なのかどうかという点についてはどうですか。
○林(孝)委員 そういう事態を、事実関係だとかあるいはそういう情報というものを知っておったか知らなかったかということは、関係しているという意味では非常に重大な問題だと思うのです。矯正局としては、そういう疑いがあるということでもちろん捜査されておると思うわけですけれども、具体的な問...全文を見る
○林(孝)委員 矯正局の局長として、いろいろそうした面の行政指導に当たられるわけなんです。そこでそうした大阪刑務所内に、関係している看守がいるかどうかということは、一番局長の関心事であると私は思います。そういう観点で、きょうここに出席される時点までもいろいろ指示をされてきたと思う...全文を見る
○林(孝)委員 私のお伺いしたのは、その点もありますけれども、矯正局の現在関知しているそういう事実関係、つまり看守が関係しておったかどうかという疑いの点についてですが、その点はいかがですか。
○林(孝)委員 くどいようでありますけれども、その盗むというところに関係したかという、まあ関係のしかたはいろいろありますけれども、先ほど矯正局長がおっしゃったように、そういう情報を知っておったとか、事実関係について疑いを持っておったけれども、それを言わなかったとか、そうしたいろい...全文を見る
○林(孝)委員 わかりました。それでは、看守が関係してなかったという否定的な根拠も、現在のところははっきりしない、そういうことですね。
○林(孝)委員 先ほどの警察庁の捜査のほうですけれども、いろいろなケースが考えられると思うのです。たとえば看守が関係しておったということがはっきりしてきた、そうした場合に、事実関係が明らかになるに従って、犯罪というものはこういう犯罪だという構成要件がはっきりしてくると思うのです。...全文を見る
○林(孝)委員 法務大臣にお伺いしますが、こうした部類の事件、この事件は時間がたつに従っていろいろな方面に発展していく。ですから早急な対策といいますか、早急な処置といいますか、そういうものが行政面でできる限りにおいてなされなければならないと思うわけです。先ほど大臣の答弁をその点に...全文を見る
○林(孝)委員 それぞれが専門の分野でやっていく中からこうした問題が起こってきておりますもので、私もそうした質問をしたわけです。その点大臣も了承していただきたいと思うわけです。この問題は時間的には今後もまだ継続というか、調査が進むに従っていろいろな問題が出てきますので、きょうの質...全文を見る
03月23日第65回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○林(孝)委員 最初に、昨年の簡易裁判所の事物管轄の改正のときにもそうでありましたけれども、今回も同じように一つの問題点として法曹三者の連携ということが当初から問題になっております。同じことが問題になるということは、印象としては、前進してないということであると私は感じております。...全文を見る
○林(孝)委員 そうした基本的な姿勢というものが今後の法案の立法化等にも非常に影響しますので、少なくともたとえば法務省がそうした反対の声を、十分連絡協議しないで提出したというような印象で受け取られるようなことがないように、私も要望するわけであります。  もう一点は、署名押印から...全文を見る
○林(孝)委員 東京、大阪以外の地方との差というものは非常に多いですか。それともあまり変わりませんか。
○林(孝)委員 それからもう一つは署名に対する考え方の問題なんですけれども、西欧の例と東洋の例と基本的に違うということで御答弁がございました。署名に対する基本的な認識といいますか、実際、一応署名ということになりますと、何か重みがあるような、権威があるような、そうした印象で署名する...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、記名と署名のケースが出てくるわけです。先ほどからケース・バイ・ケースということでそれが行なわれるということでありましたけれども、具体的にこういうケースの場合はやはり署名が好ましいとか、あるいはこういうケースの場合は記名押印でいいのではないか、そうした判断の...全文を見る
○林(孝)委員 その中に仮差し押え、仮処分等は入りますか。
○林(孝)委員 最後に要望しておきたいわけでございますけれども、いま三種類の署名を例示されましたが、非常に国民の権利義務、会社の生死に影響するということでの判断の基準だと理解します。そうした意味において、運用の面においてそうした重要案件というものを判断される場合に、はっきり言って...全文を見る
05月19日第65回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○林(孝)委員 和田先生にお伺いいたします。質問を最初にずっとまとめて行ないます。  まず第一点は、いまの同僚委員から質問のあった国政調査権と司法の独立という点に関してでありますが、国政調査権が憲法上認められる理論的根拠について、これに関連して憲法第四十一条の国会の最高機関性と...全文を見る
○林(孝)委員 はい、けっこうです。
05月21日第65回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○林(孝)委員 総理にお伺いします。  私もいまの畑委員と同じ意見でありますけれども、私に与えられた質問時間がわずか六分で、これだけの重要問題を六分で審議するということは、これは漫画にもひとしいような印象を受けるわけです。そういうような問題に対する把握のしかたがおかしいんじゃな...全文を見る
○林(孝)委員 いまの三点の答弁に対して、まだお伺いすることはありますけれども、時間の関係で終わらせていただきます。
10月30日第67回国会 衆議院 本会議 第9号
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○林孝矩君 私は、公明党を代表して、昭和四十六年度補正予算案に反対の討論を行ないます。(拍手)  まず、補正予算審議中に決定した中国の国連復帰は、まさに新しい時代の開幕を告げるものでありました。と同時に、わが国の外交が、国際情勢の把握と予見性を欠き、虚構の歴史に執着した醜態を明...全文を見る