林孝矩

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開催日 会議名 発言
03月16日第68回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○林(孝)委員 私は公害問題、それから医療制度の問題について質問をいたします。  最初に、去る三月九日報道されましたものによりますと、「公害に追われ六十年……いま帰郷」「旧谷中村の二十人、北海道から」帰るという報道がございました。私はこの報道に接しまして、現代の公害問題の悲劇と...全文を見る
○林(孝)委員 同じくこれは足尾銅山という鉱山の問題でありまして、通産大臣にお伺いしたいと思うのですが、通産大臣はこのような事実をどのように把握されますか。
○林(孝)委員 通産大臣がお認めになったように、いまだ解決していない、これが結論であります。ところが、あまりにも古い歴史のある公害、この公害が百年公害だとかあるいは公害の原点であるとかという呼び方をされておりますけれども、こうした歴史を持つ公害が解決されない限り、公害というものは...全文を見る
○林(孝)委員 水質の件について一点お伺いいたします。  水質基準から判断すると水質基準は守られておる、こういうお話で、現在は基準以下の水が流れておる、私も知っておりますけれども、ところが現在渡良瀬川で採石が行なわれておるわけです。そのために水質が著しく汚染していることを御存じ...全文を見る
○林(孝)委員 では私のほうから申し上げます。  これは桐化市の水道局の発表でありますけれども、昭和四十六年、昨年十二月二十一日採石場よりの排水を採水して水質試験した結果であります。それによりますと、銅が二四・一四PPM、カドミウムが〇・一二四PPM、砒素が一六・八PPM、環境...全文を見る
○林(孝)委員 大臣は足尾銅山と勘違いされているようですが、いま渡良瀬川流域に採石工場ができまして、堆積している土壌があらわれるもので、いまデータを申し上げましたけれども、再び水質が汚濁されてきている、こういう桐生市の水道局の発表があるわけです。ですから、こういう工場がそのまま放...全文を見る
○林(孝)委員 先ほど環境庁長官の答弁の中に、土壌の中の汚染について銅の基準を設ける、それは明年のたしか初頭というふうに伺いましたけれども、(大石国務大臣「明年度初期です」と呼ぶ)明年度初期ということですね。これは非常に重大なことだと思うのです。いままで土壌の中にはカドミウムの基...全文を見る
○林(孝)委員 それから、麦の点はどうだったでしょうか。
○林(孝)委員 これは厚生大臣があとで来られますので、そのときにお伺いすることにして、農林大臣あるいは局長の方でもけっこうですが、現在までこうした被害によって米作に非常に大きな打撃を与えた、これはもう周知の事実ですけれども、農林省で掌握されている米作被害、これはどの程度になってお...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、あと、これは厚生大臣が来られてからにします。  次に足尾銅山の例は、古くからの、救済が叫ばれてきた典型的な公害の悲惨な例でありますけれども、このような悲惨な公害の被害を救済するために、政府が無過失損害賠償責任を認める法律案を今国会に提出すると約束してき...全文を見る
○林(孝)委員 私もそういう答弁があると思っておったのですけれども、法律案の中から推定規定が削られた、それがなくても現在裁判の上において推定している、簡単に言えば大臣の答弁はそうです。ところがそれは裁判所のほうが、裁判官その人たちが一生懸命努力して、そうして因果関係をそのように推...全文を見る
○林(孝)委員 支障があるなしの問題は別にして、法律がないがゆえに裁判所が努力して理論構成した結果が、あの因果関係の推定という判決になったと私は思うわけです。したがいまして、別の面から言えばこれは法に不備がある。さらに一歩進めて言えば、こういう因果関係の推定規定ができることによっ...全文を見る
○林(孝)委員 それでは環境庁長官、この因果関係の推定についてどのような見解をお持ちでしょうか。
○林(孝)委員 私は、いま環境庁長官のお話を伺っておりまして、まず問題なことは、この規定がなくても十分機能を果たすという根拠はどこにあるかということです。我妻先生なんかと相談されたときは入っておったわけですね。ところが、諸般の事情で削られたというわけです。じゃ法律の大家といわれる...全文を見る
○林(孝)委員 まず第一点、とったほうが国民一般のものの考え方に合っているというこの認識です。私は逆に、この因果関係の推定規定が入っているということによって、ああ、これで無過失責任法案の立法する意味もあるし、この法律が有効に働くという希望が生まれてくる、大きく一歩前進すると考えて...全文を見る
○林(孝)委員 またもとに戻りますが、諸般の事情という説明で一般の国民という答弁が出てきたわけです。だから私は言った、一般の国民とはだれか、一般の国民はそうではないということを言ったわけです。私が勘違いしておるのじゃないですよ。ところが、いまは国民一般ではないということを大石長官...全文を見る
○林(孝)委員 それならばわかりやすく言います。たとえば、この因果関係の推定というものが入っておった場合の裁判に要する時間、それからこれを削ったためにどれだけの時間がかかるか、まずこの比較があると思うんですね。これはほんとうに常識的な問題ですけれども、普通この因果関係の推定という...全文を見る
○林(孝)委員 もう一度大石長官に言いたいところでありますけれども、あってもなくてもいいというものであるならば、最初からこの要綱案に入ってなくてもいいということでしょう。要綱案に入ったということは、先ほど大石長官も認められたように、政治的にもすっきりする、強い姿勢である。強いとい...全文を見る
○林(孝)委員 強い姿勢をとるポーズが諸般の事情によってくずされたということです。  新聞の報道によりますと、通産が圧力をかけたと書いていますけれども、どうでしょうか、通産大臣。
○林(孝)委員 通産省の圧力に屈するような環境庁じゃないそうです。大石長官、諸般の事情はそういうことですので、元気出してやってくださいよ、初志を貫いて。いろいろな諸般の事情があるか知りませんが、この委員会でも通産大臣は協力下るという答弁をすでにされておりますし、圧力をかけても屈す...全文を見る
○林(孝)委員 それでは話を進めます。  この公害の無過失損害賠償責任制度に対する問題について、私はもう少し一歩前進した立場から論じたかったのであります。先ほど一昨年からの事情が話されましたけれども、もうすでにやるかやらないかという議論は国会の中でも論議されました。どういう形で...全文を見る
○林(孝)委員 公害という基本的な問題についてお伺いしますが、公害対策基本法第二条一項、この中に、「事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下及び悪臭によって人の健康又は生活環境に係る被害が生ずることをいう。」...全文を見る
○林(孝)委員 将来はそういう立法をするという長官の決意、私は非常にけっこうだと思います。次に、損害の範囲の問題についてお伺いしますけれども、この要綱案によりますと、人の生命または身体を害したときは事業者は賠償責任ありとしているわけです。いわゆる人損、物損とよく俗に言いますけれど...全文を見る
○林(孝)委員 健康に関するものは健康被害救済法というのもあります。ですから、損害賠償法を健康というものだけに限ってしまうと、少し次元が違うというように私は理解するわけです。そういう意味でいまこういう質問をしたわけです。これは法律の解釈の問題でありまして、詳しくはまた委員会で行な...全文を見る
○林(孝)委員 次に、事業活動による国民の生命、身体及び生活環境破壊の未然防止という観点から質問したいと思います。  ここで考えなければならないのは、はたして公害について無過失損害賠償責任法をつくることで、公害対策についての民事関係の法律体系、これが完成したかどうかという疑問で...全文を見る
○林(孝)委員 それじゃもう一回。簡単に言えば、無過失損害賠償責任制度ができるということによって、はたして公害の賠償責任という法律体系はでき上がったのかどうかという考え方が一部にある。法務大臣はどういうように考えられるか。
○林(孝)委員 そこで私は、この問題に対して一つの見解を述べますけれども、そもそもこうした損害を賠償しなければならないとか、すべきであるとかといういろいろな議論以前に、こういう問題が起こらないほうがいいのであって、そういう意味でも、先ほど少し法務大臣がおっしゃった差しとめ請求とい...全文を見る
○林(孝)委員 法務大臣、お願いします。
○林(孝)委員 損害賠償を請求するという、そういうものが起こらなければいいのであって、被害が出てからではもとには戻らないわけです。環境庁長官もいつも言われているように、木を切ってしまってからもとの姿にするということはできない。山を削ってからもとのようにすることはできない。同じよう...全文を見る
○林(孝)委員 通産大臣にお伺いします。  イタイイタイ病事件がございました。イタイイタイ病事件は、鉱業法百九条の無過失損害賠償責任の規定を通用して被害者の主張が通って、そして勝訴の判決が第一審であったわけです。いま私たちがここで議論をしておったことはここにも当てはまるのであっ...全文を見る
○林(孝)委員 この発動の規定は、先ほどから議論になっておる民間人の差しとめ請求権以上に強い規定であると私は思うわけです。というのは、鉱物採掘が原因で人体や農林業等に被害があるときは、通産局長は、鉱区の減少の処分、それから鉱業権取り消し処分、そういうものをすることができるというん...全文を見る
○林(孝)委員 私は、この第一審裁判に勝訴になったイタイイタイ病、これは鉱業法に基づく賠償責任の裁判ですけれども、このイタイイタイ病の公害に対してすでにこの法律が発動されでなければならなかったんではないかという質問なんです。
○林(孝)委員 いまこれを改正する必要があるのじゃないかという話ですけれども、変な改正になるとまた大きな後退を意味するわけです。これは理由ははっきりあとで読んでいただけばわかりますけれども、この五十三条だとかあるいは百九条、こうしたところの条文を読んでいただきますと理由ははっきり...全文を見る
○林(孝)委員 公害に関する質問はこれで終わります。次に、あと残された時間で医療制度に関する質問に入りたいと思います。  私が取り上げます問題は、昨年来起こっておりますにせ医師の問題でございます。他の委員会においても論議されたところであります。しかし、それ以後も検挙されていると...全文を見る
○林(孝)委員 厚生大臣にお伺いしますが、厚生大臣は、このような百十八件、百六十九人というにせ医者がいる。これは検挙された医者の数です。まだ検挙されてない、明らかになってない者もいる可能性もある。また、にせ医者でない医者が悪いことをしている場合もあるわけですから、こういう状態に対...全文を見る
○林(孝)委員 時間があまりありませんので、結論を急ぎます。  厚生大臣は、こうしたにせ医師が生まれてきた原因、こういう事件が発生した原因をどのように考えられ、どのように解決しようという考えなのか、具体的に答弁願いたいと思います。
○林(孝)委員 私はほかにまだあると思うのです。申し上げます。たとえば、にせ医者、いわゆる医者でない人が病院に勤務するときに、雇うほうが医者と見分けるのは、どこで見分けるのですか。
○林(孝)委員 厚生大臣にお伺いします。そのとき医師の免許証を提示しなければならないことになっておるのか。その免許証はその本人のものであるというチェックができるものなのかどうかという点はどうでしょう。
○林(孝)委員 そこで、それをどういうふうにして解決しようとされているのか、具体的にお答え願いたい。
○林(孝)委員 医師法施行規則を改正して、医師を雇う場合に免許証を確認しなければならない、またその雇われるほうはそれを提示しなければならない、そういう法改正をするということですね。
○林(孝)委員 そこで、その免許証の写しでいいことに現在施行規則ではなっております。たとえば開設の届け出、これも施行規則第一条だったと思いますけれども、写しでいい。私もきょうは持ってきておりません、ありますけれども。写しでいいということになりますと、私の疑問としては、何で本物でな...全文を見る
○林(孝)委員 私が言いたいことは、そういう写真を添付させること、それから更新させること。にせ医者というものを起こさせないために最善の努力をやるのが行政でしょう。何で遠慮してやらないのですか。そういう姿勢だから起こってくるのじゃないですか。そうじゃないですか。どう違うのですか、運...全文を見る
○林(孝)委員 私は問題が起こってからもう十分検討する時間があったと思うのです。医者というのは絶対の信頼のもとに患者が通うのです。しかし大阪の事件なんか、四十数人がもうそのにせ医者に見てもらった人の中で死んでおります。その因果関係がわからないということで警察が起訴ができないだけで...全文を見る
○林(孝)委員 いま一斉点検という話がありました。私もその通達文を持っておりますけれども、そして現在どのような点検がなされておるかということも私知っております。一斉に全部の医者に対して点検はされていませんよ。現場では疑わしいと思われる一部分の医者を対象にしているだけですよ。総点検...全文を見る
○林(孝)委員 状況に応じてというのは、一斉点検ではないということを私は言っているわけです。状況に応じる、応じないに関係なしに、この際きちっとしたものにしなければこうした問題が起こってくるということを言っているわけです。状況に応じて自由自在に、そういうものを一斉点検と呼んで、そう...全文を見る
○林(孝)委員 そこから出てくる結果というものは、全体の正確な判断ができない結果じゃないですか。厚生大臣、判断が狂うようなことになりますよ、そういうもので見ると。そうして、一斉点検やった結果、もし再びそういうものが起こってきたときに、その一斉点検が問題になってきますよ。実際そうい...全文を見る
○林(孝)委員 時間的にその一斉点検の報告があるのは三月二十日ごろだったでしょう。きょうは十六日じゃないですか。現在の時点でまだ点検されていない人がいるというのですよ。それでも一斉点検ですか。
○林(孝)委員 私は最後に、時間が相当過ぎましたので、厚生大臣に一つだけ答弁をお願いしたいことは、いま議論しておりますように、この医者というものに対する信頼が非常に大きい、また相手は患者です。生命に関係のある問題です。したがって、こうしたにせ医者が一人であっても存在することは私は...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
03月22日第68回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○林(孝)分科員 私は、大臣の所信表明の中に林業についての部分がございます、その部分について御質問したいと思います。  その中に、「外材輸入の増大、木材価格の低迷、労働力の不足等情勢はきわめてきびしく、またこのような状況の中で林業の経営は著しく悪化してきております。このため、今...全文を見る
○林(孝)分科員 四十七年度中に、そして修正ということであります。その点について私も意見を同じくするものですけれども、今日まで、いますぐに感じられたのではなく、今日までいろいろそういう状況を感じつつ修正という方向が定まってきた。本年度中というあれですけれども、その修正のめど、これ...全文を見る
○林(孝)分科員 何月ごろですか。
○林(孝)分科員 同時点で作業できないことはわかります。ただ年内あるいは早めに、早期にとかいうのじゃなしに、そこまで話が煮詰まってきているわけですから、林野庁のほうでそういう感覚で、早期にといったっていろいろあるわけですから、年内といったって幅が広いわけですから、ことし始まったば...全文を見る
○林(孝)分科員 できるだけ早期ということはわかるわけですけれども、これは非常に基本的な問題でありまして、そういうめどをどこに立てているかということによって私の次からの質問も変わってくるわけです。ですから、その点を林野庁でどのように考えていらっしゃるのか。早期だとか早いうちにとい...全文を見る
○林(孝)分科員 林政審議会でやっていることも私知っておりますけれども……。大体その辺の話はわかりました。次にまいります。  次の問題は、国内生産の動向について。  先ほど少し話が出ました幼齢林の割合が非常に高い、そうした資源的な制約。第二点は、生産基盤整備が非常におくれてお...全文を見る
○林(孝)分科員 一点まだ残っております。幼齢林のは……。
○林(孝)分科員 いま四点について質問した中で、まだ生産基盤の整備のおくれの問題についての問題が、触れられておらないように思います。  そこで、たとえば生産基盤の整備の立ちおくれの問題で、林道の整備状況の基本計画として、目標に対していまどうなっているかという点、これは民有林道の...全文を見る
○林(孝)分科員 いまの林道問題については、生産性向上とかあるいは奥地の開発というものに非常に重要なウエートを占めると私思うわけです。そういう面から考えて、先ほどデータが出ませんでしたけれども、四十五年度で五万七千五百九十六キロですか、そういうデータが出ております。非常に立ちおく...全文を見る
○林(孝)分科員 こうした非常に零細な状況にある。この状態に対する対策はどのようにお考えになっていますか。
○林(孝)分科員 その次の問題、第四点目ですけれども、労働力の減少の問題。これは一つは、山村人口の都市流出という状況下にあるということ、それから作業が季節性を持っておる、それが現在の林業労働の特殊性だと私は思うわけです。たとえば昭和四十年から四十五年の間に就業者数が半分になってお...全文を見る
○林(孝)分科員 これは大臣にお伺いしますけれども、先ほど申し上げましたこの幼齢林の割合が非常に高い、あるいは生産基盤の整備がおくれている、また経営規模の零細性という問題、また労働力の減少、木材価格の低迷、そうした問題を私は取り上げまして、そしていまいろいろな対策が林野庁長官の答...全文を見る
○林(孝)分科員 大臣、やらなければならないということを私申し上げましたので、それでいま大臣から言われました国有林の問題がございます。私はあとでそれは少し質問しますけれども、やらなければならない、そしていま林野庁長官からいろいろな対策が話されて、われわれいつも思うわけですけれども...全文を見る
○林(孝)分科員 実行のスケジュール、そうした方途を検討しながら進めていく、私もそのとおりだと思います。ただ、私、この席上で計画案を発表するとかという意味じゃなくて、山林の仕事をやっている人たちの声を大臣にお伝えしたい、そういう気持ちでいま申し上げたわけです。したがいまして、これ...全文を見る
○林(孝)分科員 それから、労働省の方いらっしゃっていますか、職業安定局審議官。——いまの問題と関連いたしまして、林業労働者の労働条件の改善の問題についてお伺いしたいと思うわけです。  これは、一つは失業保険の当然適用の実施というものが叫ばれておるわけです。失業保険法の改正によ...全文を見る
○林(孝)分科員 任意適用の、まず最初に適用除外された理由、これをお伺いしたいと思うのです。
○林(孝)分科員 失業保険法の第六条の、「左の各号に規定する事業主に雇用される者は、失業保険の被保険者とする。」というところのイは、どういうふうに解釈するのですか。
○林(孝)分科員 そこで、先ほどお話のあった任意適用の手続は、どのようにすればいいのですか。
○林(孝)分科員 それから、同じく失業保険法の附則の第二条の二項に、「政府は、失業保険の当然適用事業とされていない事業を当然適用事業とするための適切な方策について調査研究を行ない、その結果に基づいて、昭和五十一年一月三十一日までに、必要な措置を講ずるものとする。」、こういう暫定措...全文を見る
○林(孝)分科員 現在まで調査は行なわれましたか。
○林(孝)分科員 知事からの報告も知っておりますけれども、私自身の受ける印象としましてはその調査が進んでいない、私はそういう認識に立っておるのです。調査研究するということに法律できまっているけれども、この法律どおりいっていない。ですから、ここに出ています五十一年までに必要な措置を...全文を見る
○林(孝)分科員 林業の現状というのは、先ほどから指摘しましたように、また答弁でもございましたように非常に零細であり、季節性があり、また生産基盤も経営基盤も整備されていない。非常に問題の多い、現場の人たちにとっては非常に将来の見通しの立たない不安定な状況に置かれている。  たと...全文を見る
○林(孝)分科員 その基本計画でありますけれども、その基本計画を進めるにあたって、林野庁長官として、それがそのまま進むという自信がありますか。
○林(孝)分科員 計画が完全実施されるようがんばっていただきたいと思います。  それで次の問題でありますけれども、いま林野庁長官から自然環境保全法との関係というもののお話がありました。これは造林の公益的機能に対する要請の高まりに対する林野庁の対応という関連において、非常に重大な...全文を見る
○林(孝)分科員 持ち時間があと少しになりましたので、要点をしぼって質問します。  いま林野庁長官から環境庁の趣旨に沿うようにという御答弁がございました。そのように願いたいと思うわけですけれども、環境庁の原案によりますと、その骨子の中に、環境庁と都道府県知事が自然環境保全地域を...全文を見る
○林(孝)分科員 いまの三点について事務的な折衝をするにあたって林野庁がどういう点を主張されておるのか、その点について御答弁をお願いいたします。
○林(孝)分科員 この問題は環境庁、建設省あるいは林野庁等が直接事務的レベルでいま折衝中ということでありますので、具体的な内容についての折衝段階においての議論はなるべく避けたいと思いますが、基本的な問題として、先ほどから指摘しておりますように自然保護の必要性という世論、そして環境...全文を見る
○林(孝)分科員 先ほど私は、これはいつ発表するということではないと言いましたけれども、これは法律が今週中に提案されるということです。したがいまして、今週中ということになりますと非常に瞬間的な問題が生じてまいるのではないかと思うわけです。そうした段階においてこの自然環境保全法、こ...全文を見る
○林(孝)分科員 どうかいまの農林大臣の決意、姿勢というものがその自然環境保全の立法化の実現に価値あるものとなるようにと、私たちも考えております。そういう面で農林大臣もその問題を取り扱っていただきたい。私はこのことを要望しまして、きょうの質問を終わらせていただきます。
03月24日第68回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○林(孝)委員 いま、同僚委員から問題点についての質問がありました。私もこの三条二項、それから容器の問題、目的の問題、それから刑量の問題、問題点として感じているところは同じであります。  そこで一つ、刑量の問題でありますけれども、先ほど藤木先生のお話の中に、見る角度によってそれ...全文を見る
04月05日第68回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○林(孝)委員 私も、沖繩恩赦について数点質問したいと思います。  先ほど同僚委員の質問に対しての御答弁を伺っておりまして、非常に抽象的で、具体的な答弁がされない。そういうされないいろいろな事情もあるということについては私も理解いたしますが、まず第一点は、政府が沖繩恩赦について...全文を見る
○林(孝)委員 先ほど同僚委員の質問の中にもありましたけれども、選挙違反を恩赦に含むかどうかというこの点で、私どもは佐藤総理大臣に対して委員長名で申し入れをしております。こうした申し入れを行なった場合に、担当省である法務省にその申し入れの内容というものは、どういう手続を経て伝わっ...全文を見る
○林(孝)委員 今回の沖繩恩赦に対する申し入れば、そちらのほうに伝わっておりますでしょうか。
○林(孝)委員 伝わっているということでございますね。
○林(孝)委員 その内容でありますけれども、私たちがその内容で指摘している点は、恩赦というものについての価値、その評価、そういうものについては是としているわけです。ただし、選挙違反の問題に関して、重要な悪質犯罪、一例をあげますと買収、供応、そうしたものについては除くべきである、そ...全文を見る
○林(孝)委員 先ほど中谷委員のほうから、過去の選挙違反に対する扱いについての質問がありました。私も同じ指摘をしたいと思っておったわけでありますが、たとえば過去の例によりますと、昭和四十三年の明治百年記念恩赦、このときに選挙違反関係として政令恩赦該当人員が約六万七千、個別恩赦該当...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、その内容についてはまた後ほど提出していただきたいと思います。時間がかかることは承知しておりますから、できる範囲でけっこうです。  その選挙違反をこの恩赦の中に含めた背景、理由ということでありますけれども、具体的にこの当時においてどういう基準をもって判断...全文を見る
○林(孝)委員 先ほど政務次官の御答弁だったと思いますけれども、選挙違反というのは民主主義を根底からくずすものであるという認識に立たれているということでありました。そういう者が恩赦の対象になる、こういうことに対して非常に矛盾を感ずるわけです。まして買収、供応という悪質な者に対して...全文を見る
○林(孝)委員 政務次官個人の意見として、私は今度は伺います。  一つは、今回の恩赦が国連加盟恩赦に匹敵するという意見がございます。したがって、この沖繩恩赦については、本土も対象として行なうべきであるという意見であります。そこでいま申し上げました選挙違反、ことに悪質な選挙違反と...全文を見る
○林(孝)委員 国連加盟の恩赦ですけれども、昭和三十一年、そのときに選挙違反関係が対象とされた根拠というものについてお伺いします。
○林(孝)委員 政治的な色彩が濃いという根拠があって、公職選挙法違反が含まれた。そうなりますと、政治的な色彩が濃い恩赦については当然選挙違反は含まれる、そういう考え方にもなると思うのですけれども、それでいいでしょうか。
○林(孝)委員 そうしますと、恩赦から選挙違反を除く場合もあり得るということですか。
○林(孝)委員 今回、沖繩恩赦が行なわれるか行なわれないかということについて、そのことについてすら白紙であるという政務次官の答弁と理解していいわけでしょうか。
○林(孝)委員 その場合、恩赦が行なわれるという仮定、行なわれないという仮定、二つの仮定があるわけですけれども、従来からの国会での論議を通じて、明確に行なうという答弁はないわけですけれども、行なわれそうだというムードといいますか、そういうものが実際あり、また新聞報道については、先...全文を見る
○林(孝)委員 恩赦の基本的な考え方についてお伺いしますけれども、恩赦が実際行なわれるようになった歴史的な経緯、それから将来こうした恩赦という問題がどのような方向で考えられていくか、こういう面についてでありますけれども、お答え願いたいと思います。
○林(孝)委員 そこで、事情変更による恩赦の扱いについてでありますけれども、たとえば恩赦権というものが乱用されるということになりますと、裁判の結果に、あるいは効力に、そういうものに対して行政権が介入したという批判が起こってくると思うわけです。こうした問題に対して、まず線が引かれる...全文を見る
○林(孝)委員 政務次官はどう思われますか。
○林(孝)委員 国民的世論というものは、これは国民的な世論であるかどうかという判断、こういうことがまた問題になってくると思うわけです。先ほどから同僚委員が例に出しておりました十万人に及ぶ署名だとか、あるいは政党の党首が総理に対して申し入れたそういう申し入れ、こういうものに対しては...全文を見る
○林(孝)委員 そのままの事実ということは、わかりやすく言えば国民の世論であるという、そういう考え方でしょうか。
○林(孝)委員 最後に一点お伺いしておきますけれども、この恩赦について、先ほどから何回もお話があったように、現在は白紙の状態であるということですけれども、五月十五日に沖繩が日本に復帰するので、当然こうした問題が詰められなければならない、そういう時間的な経過を追っていくと思います。...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
04月12日第68回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○林(孝)委員 第一問は、最近各地に火炎びん等を使用する事件が頻発して起こっているわけでありますけれども、その結果警察官が死傷したり、あるいは民家が焼かれたり、あるいは一般人が負傷する、そういう被害が現実にあるわけです。  そこで、こうした被害を受けた人が現在どのような状況にお...全文を見る
○林(孝)委員 これは大臣にお伺いしたいのですけれども、検討すべき課題というわけでありますが、これは非常に重要な課題と思いますので、大臣の見解をこの際お伺いしておきたいと思うわけです。
○林(孝)委員 次は、先ほど同僚委員からも質問がございましたけれども、これも大臣にこの際明確に答弁をしていただきたい問題であります。  われわれがこの火炎びんの使用等の処罰に関する議案を審議してまいりました過程において、やはりわれわれが一番心配したことは、この適用が拡張解釈され...全文を見る
○林(孝)委員 次に、一番最近起こっている事件の概要について報告をしていただきたいのですけれども、今週だったと思いますが、大学の中で火炎びんが投げられたという報道がなされております。これは入学式か卒業式だと思いますけれども、その事件の概要について、警察庁のほうから御報告をしていた...全文を見る
○林(孝)委員 いつ提出していただけますか。
○林(孝)委員 私はいつ提出していただけるかと聞いているのです。
○林(孝)委員 私は、たとえば一つの事実関係を通して、この法案が成立しておった場合の効果、もしこの法案がなかった場合の実態、そういう点についてお伺いしたかったわけであります。  それでは、一般的に申し上げまして、この法案が成立した場合の効果、あるいは法案が成立していない現状にお...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、法案の内容の中で第二条、「火炎びんを使用して、人の生命、身体又は財産に危険を生じさせた者は、十年以下の懲役に処する。」この火炎びんを使用というその使用の意味についてでありますけれども、使用といってもことばの意味は非常に幅が広いわけです。一体その使用というの...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、私の最後の質問になりますけれども、三条二項の解釈についてであります。  この三条の二項を今日まで審議してきました過程におきまして、火炎びんを製造する目的で運搬中のガソリン入りドラムかん、そういうものも含まれるという答弁がたしかあったと記憶しております。...全文を見る
○林(孝)委員 以上で終わります。
○林(孝)委員 私は、ただいま提出されました決議案について、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党を代表いたしまして趣旨の説明をいたします。  まず、決議案を朗読いたします。    火炎びんの使用等の処罰等に関する件  一、政府は、火炎びんの使用等の処罰に関しては、...全文を見る
04月25日第68回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○林(孝)委員 いま恩赦の問題でいろいろ論議がありまして、私、感ずるところを一点にしぼってお伺いしたいと思います。  先ほど法務大臣の答弁の中に、やるとしたら五月十五日という御答弁がございました。それから選挙違反を除外しろ、そういう意見、さらに関連質問で、対象になるのは当然だと...全文を見る
○林(孝)委員 私がお尋ねした一般論でけっこうだと思うのですけれども、いま大臣から答弁もありましたけれども、さらにもう一歩、五月十五日ということを云々しますと、今回のケースというふうに大臣もとられると思います。あくまでも一般論として、現時点で考えた場合に、いま国会の中においても選...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、犯罪者予防更生法の問題でありますけれども、五点まず最初にお伺いします。  保護観察の目的が一点、それから保護観察の対象者及びその保護観察の期間、これが第二点、保護観察所の設置の単位、数、対象人数に対する問題保護観察官、保護司の業務などの五点についてお伺...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、保護観察の実際問題として、保護観察官、保護司との協力関係に基づいて行なわれておるわけでございますが、実際はほとんど保護司が担当されておる。結局、保護観察官が足らないのではないかという気がするわけです。その点に対してどういう御見解を持って当たられておるか、ど...全文を見る
○林(孝)委員 いま順守事項を守るというお話がございましたが、先日来問題になっておりました大阪大学の入試問題が盗み出された。これが保護観察中の対象になっている人であった。それ以外に大久保清だとか、あるいは最近のあれでは連合赤軍のたしか加藤、これもその対象になっている。そのように対...全文を見る
○林(孝)国務大臣 いまお聞きのとおり、大阪大学の入試問題にしても、また大久保清の問題にしても、連合赤軍の加藤の問題にしても、軽微な犯罪を犯したわけではないわけです。非常に凶悪な犯罪を犯している。そして保護観察になって、その期間中にさらに多くの人の生命を奪う、また大きな社会問題を...全文を見る
○林(孝)委員 いま大臣から、刑務所内の処遇、それから刑務所内でそうしたことを見破る、これは理想として私も非常に重大なところを指摘されていると思います。ところが、現実問題を見てみますと、現在の刑務所の中において、ほんとうにそうした大臣の意向を受けて、実現されているかどうかという点...全文を見る
○林(孝)委員 矯正局長に私、確認しておきますけれども、いま答弁がありましたように、これはにせの逮捕状、本物ではありません。しかし、印刷されたのは刑務所の中である、こういうことが報道されておるわけであります。受刑者が刑務所の中で印刷をして、そして、印刷しているものは本物であります...全文を見る
○林(孝)委員 いずれにしましても、刑務所の中にはいろいろな技術を持っていらっしゃる方が服役しているわけです、もう自給自足ができるくらいですから。それだけに、十分な管理がなされなければならない。刑務所それから保護観察、そうした一連の問題として考えていかないと、片一方だけ重視して片...全文を見る
○林(孝)委員 これで私、質問を終わりますけれども、最後に大臣に要望しておきたいことは、こういう刑務所内での事件、あるいは保護観察の対象者が起こす再犯、そのたびに問題は、善良な市民の多くが、ある人は生命を奪われ、ある人は財産を奪われるというような被害にあっておる。こういうことが数...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
06月09日第68回国会 衆議院 法務委員会 第31号
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○林(孝)委員 刑事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案について、今日まで十分審議がされてまいりました。したがいまして、私は質問の重複を避けて、一点にしぼってお伺いしたいと思います。  最初に、裁判所と国選弁護人の選任の関係について、まず根拠法を明示していただきたいと思...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、その刑訴法三十八条、また規則二十八条以下の内容から考えまして、裁判所が弁護士会に今日まで、ある通達をもってその選任を委託している形をとっているということがあるのですけれども、その経過について御説明願いたいと思います。
○林(孝)委員 各弁護士会が推薦した国選弁護人が行なった弁護の内容について、いろいろな批判が起こった場合に、その責任はどこにあるわけですか。
○林(孝)委員 最近、私の手元に届いた資料によりますと、一つは、大阪弁護士会が初めて規則をつくって、国選弁護に関して公正にやらなければならない、また親切にやらなければならないという、みずからの戒めをきめたということであります。こうした自戒といいますか、みずからの戒めをきめるという...全文を見る
○林(孝)委員 先ほど根拠法が明らかにされましたね。憲法三十七条、それから刑訴法三十八条、それを受けてできた規則二十八条以下、この法律によりますと、あくまでも国選弁護人というのは裁判所が任命する、こういうことじゃないかと私は思うのです。であるならば、大阪弁護士会と他の弁護士会との...全文を見る
○林(孝)委員 ところが、大阪弁護士会のこうした規則をつくった背景の具体的な例ですけれども、たとえば年間二百数十件もの国選弁護を一人で引き受けて、そしてろくに被告人と打ち合わせもしないで、一日に数件も法廷をかけ持ちするという無責任弁護士らへの批判が出てきたため、大阪弁護士会ではこ...全文を見る
○林(孝)委員 約束の時間がありますので、最後に要点をしぼって質問しますけれども、いまの御答弁の中に、裁判所の弁護士会への働きかけということがありました。適当でないというふうに判断された場合、その判断をされるという基準といいますか、どういう場合が適当であり、どういう場合が適当でな...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
○林(孝)委員 先ほどからの中谷委員と入管当局との議論を伺っておりまして、答弁の中に、私自身納得できない点があります。  それは一つは、当然正当の行為であるというそういう主張と、非常に誤解を招いた、そういう行為についてまずかったという意味の答弁と、こういう二つの答弁が出てきてお...全文を見る
○林(孝)委員 よくわからないのですがね。PRをするために、法務省がこのものを配布したわけでしょう。当然それは正当の行為である、そういうふうに考えておったわけですね。ところが、結果的に当局として、いまでも正当の行為であるとするならば、なぜ回収をするのか。どういう条件が起こったとし...全文を見る
○林(孝)委員 私の質問は、正当な行為であるという主張と、正当な行為でないという意味合いを含んだ答弁が先ほどからあったもので、はっきりしておきたいということですよ。その一点、まず入管局長に答えてもらいたい。  それから、これを作成する過程で法務省は関知していなかったかどうか、こ...全文を見る
○林(孝)委員 いま法務大臣の答弁を聞いておりまして、法務大臣はこの事実関係というものを全部御存じかどうか。御存じでないのに、軽々な判断をされたら困るということです。すべて御存じなんですか。作成の段階から配布の先まで、全部法務大臣は知っていま答弁されたのですか。
○林(孝)委員 いまの答弁に対して、私は関連質問でありますから、中谷委員に質問を戻しますけれども、非常に不満な点がありますから、保留させていただきます。
12月26日第71回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号
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○林(孝)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、田中榮一君を委員長に推薦したいと存じます。
○林(孝)委員 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されんことを望みます。