林孝矩

はやしたかのり



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開催日 会議名 発言
03月01日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○林(孝)委員 農林大臣にお伺いします。  先日来の当委員会の大臣の答弁を伺っておりまして、常に農民、幅広く言えば、国民と一定の距離を保った答弁であるという印象を私自身強く感じた次第です。したがいまして、今日までの大臣の答弁等を聞く多くの農民の人たちは、非常に安心した暮らし、安...全文を見る
○林(孝)委員 大臣の御答弁を前提にして今後質問を続けていきたいと思います。  最初に、所信表明の農政推進の基本の中に、人間性にあふれた豊かで近代的な高福祉の地域社会として農村地域を建設していくことが重要であると、現内閣に課せられた課題として大臣は基本姿勢を述べられております。...全文を見る
○林(孝)委員 もう一度申し上げますけれども、質問者といたしまして答弁を求めているわけでありまして、大臣から質問のしかたをこういうふうにということになりますと、これはちょっと考え直さなければならない重大問題だと思うわけです。事は、廃液たん白という社会的にも非常に重大な問題でありま...全文を見る
○林(孝)委員 けっこうです。
○林(孝)委員 毒性については皆無であるということが農林省の見解と承ってよろしいでしょうか。
○林(孝)委員 労働省の労働衛生研究所職業病部の見解は全くそれと正反対であることは御存じだと思います。名前を言いますと、松下主任研究官らの発表でありますけれども、そのことに端を発しましてこの問題が大きくなった。まあ見解が農林省と分かれているということでありますけれども、ただいま御...全文を見る
○林(孝)委員 事務当局の問題はないという答弁です。  大臣にお伺いしますけれども、いま事務当局から、この廃液たん白については全然問題はないという答弁がございました。大臣はそのとおり同じ見解に立たれますか。
○林(孝)委員 それでは、この廃液たん白については、農林省は安全は確保されているということであります。  ただ、私はその中で問題点をちょっと指摘しておきますけれども、この飼料が十年間長期にわたって使われてきた。したがって、こういうものは以前に農林省で問題になりましたBHC牛乳と...全文を見る
○林(孝)委員 次に、高能率農業の展開という大臣の所信表明について質問します。  私はここで問題にしたいことは、大臣みずからが表明されております、最近における地価の異常な高騰、そういう中で農業団地の形成あるいは農業の構造改善事業等を進めるわけであります。ところが、現場においては...全文を見る
○林(孝)委員 優良農地の問題が出ましたので、たとえば具体的に申し上げますと、川越市にある優良農地の中に石油基地がつくられる、こういうことで非常に現地が反対をしているという事実があります。また、青森県におきましてもむつ小川原開発の六ケ所村、この中で非常にすさまじい土地の買い占めが...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、緊急対策ということで大臣に質問したわけでありますけれども、全体的な観点から大臣が御答弁をなされました。  もう一つ指摘しておきますけれども、日本列島改造論によって、いわゆる過疎、過密の解消というものがその中にうたわれております。そして現在過疎地帯であると...全文を見る
○林(孝)委員 大臣の予算委員会の出席の時間が来ているそうでありますから、あと大臣に質問したいことがございますけれども、留保させていただきまして、次の質問に移りたいと思います。  需給関係の問題について質問します。  最近の需給関係の問題は、もうすでに当委員会におきましても予...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、まずだいじょうぶだ、そういう見解に受け取っていいかと思います。  森林法を改正するということがよく大臣の答弁から出るわけでありますけれども、それは乱開発を防止し自然を保護する、そうした面からも森林法を改正する。そういう森林法の改正にあたって、何を主...全文を見る
○林(孝)委員 時間が来たそうでありますので、最後に一点だけお伺いしておきたいと思います。  これは、残存二十四品目の輸入の自由化ということに対する当委員会の質疑の中で、農林大臣が自由化の品目を一、二検討しておるという発言がございました。その一、二というのはどういう品目なのかと...全文を見る
○林(孝)委員 質問が終わるところなんですけれども、ちょっと答弁がはっきりしないので、質問を終わることができないわけです。  全然何にも考えてないというので一、二品目、こう言われたのか、それとも一、二品目というのは頭の中にある、事務レベルでも検討しておる、しかしそれは現在発表で...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
03月03日第71回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○林(孝)分科員 大臣にお伺いいたします。  第一に、質問は同和対策についてでありますけれども、昭和四十六年に実態調査が行なわれました。これはすでに官報等において報告済みのことでありますけれども、この昭和四十六年の実態調査の目的、意図といいますか、それから、その調査から得られた...全文を見る
○林(孝)分科員 この実態調査の件に関しまして、私が主張したかった点もその点でございます。四千七百三十三億円という物的な面の調査の結果、こういうものに対して、私の質問のもう一点は、物的なものだけであるということ。したがって、それ以外の、大臣がいま申されました人権問題あるいは福祉、...全文を見る
○林(孝)分科員 具体的にもう少し補完調査の内容について話を進めたいのでありますけれども、大臣がお考えになっている補完調査の内容、いわゆる種別といいますか、いま大臣がどの点に関して補完調査を行なうかという具体的な内容についてお伺いしたいと思います。
○林(孝)分科員 同和対策事業特別措置法の第一条に「この法律は、すべての国民に基本的人権の享有を保障する日本国憲法の理念にのっとり、歴史的社会的理由により生活環境等の安定向上が阻害されている地域について国及び地方公共団体が協力して行なう同和対策事業の目標を明らかにするとともに、」...全文を見る
○林(孝)分科員 よくわかりました。それで時期ですけれども、大臣が考えられているその補完調査というものはいつをめどにして行なわれる考えなのかという点を一点、つけ加えてお伺いしておきたいと思うのです。
○林(孝)分科員 そこで、この措置法は時限立法でありまして、大臣先ほどおっしゃいましたように五年目に入った、そういう面ではいわゆるリミットがあり、その十年間の間にこういう目標を達成しようという趣旨に基づいてできた法律でもございます。したがいまして、五年目に入ってあと五年ということ...全文を見る
○林(孝)分科員 そこで、はっきり申し上げますけれども、あとの五年間でこの時限立法の完全実施というものが達成されるかどうか。これははっきり言えば、そこが一番課題であるわけです。その点についてはどのようにお考えですか。
○林(孝)分科員 その点は了解します。  そうしますと、ではその努力というものの具体的な体系というものはどういうふうに理解すればいいのか。
○林(孝)分科員 そこで、話がまた戻るわけですけれども、そういう状態だからこそ、こうした——先ほどから大臣が約束されたように、その補完調査を一つ例にあげましても早くやらなければならないということです。特に、最近のドルの変動、こうしたことも雑貨とかそういう業界に与える影響が非常に大...全文を見る
○林(孝)分科員 終わります。
03月03日第71回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○林(孝)分科員 通産大臣にお伺いします。  アメリカのドル切り下げに伴う中小企業に対する影響性ということが中心課題になりますけれども、まず最初に、通産大臣が二月十四日の本会議場におきましておっしゃった御答弁、その中に「現在の情勢にかんがみまして、各地域並びに業種別に実情を把握...全文を見る
○林(孝)分科員 今回の事態というのは、前回のドル・ショックと少し事情が違った影響を与えておるというふうに私は理解しているわけです。といいますのは、あとにも述べますけれども、ちょうど前回のドル・ショックで受けた影響、それに対して政府がとった対策、たとえば金融対策、そういうものがち...全文を見る
○林(孝)分科員 いまここで一つの実態を申し上げます。これは奈良県の調査でありますけれども、品種はグローブ、ミットで、昭和四十八年度の当初見込みは四百五十万個、それがたとえばドルが二百六十五円から二百六十円になった場合は百七十万個になる。また二百五十五円以下になると百二十万個とい...全文を見る
○林(孝)分科員 先ほど申し上げましたように、九十八の輸出産地調査ということでありますけれども、その調査のしかたですが、たとえば、業界別の調査とか、あるいは業界別の被害状況の見通し、そういうような形の調査なんですか。それとも、通産省としてほかにこういう内容で調査しているというもの...全文を見る
○林(孝)分科員 通産省に対しては、なるべく早くということですけれども、ぜひとも答弁していただきたいことは、やはりめどをはっきりしてもらわないと成約がゼロになっていく、あるいは輸出成約をどれくらいすればいいか、そういうふうな業界の心配もあります。安心した経営が成り立たない。これは...全文を見る
○林(孝)分科員 いま特別金融課長から話がありましたように、通産省の調査を待ってということです。通産大臣、何回も申しますけれども、その調査を早くやって、早く対処しなければ非常にたいへんだ。その理由は先ほどから具体的な例もあげました。また前回のドル・ショックの金融を受けた返済期にも...全文を見る
○林(孝)分科員 その大臣が言われる、今回が前回と違う、こういうことに関して、輸出に関連している都道府県において、もうすでに見通しを立てているわけです、このままいったらこうなるという。一ドルが二百六十六円になると何ぼになる、二百六十円になるとこうなるという見通しを、もうすでに立て...全文を見る
○林(孝)分科員 そこで申し上げたいことは、そういう事情を前提にしたとしても、じゃ、いつごろになったら残された部分についてはっきりするのか、これはなるべく早くということだけで片づけられる問題なのかどうかということ、こういうことになってくるわけですね。やはり私はゴールをはっきり、固...全文を見る
○林(孝)分科員 それから銀行局の関係になると思いますけれども、信用補完措置の中でたとえば保険公庫の追加出資、それから金融措置の中で商工中金の出資、こういういわゆる一般会計から出さなければならない、予備費でまかなえというような問題が、こうした状態になってくるとこれを利用するという...全文を見る
○林(孝)分科員 それから預金準備率が一月十六日、それから今度三月十六日に引き上げられるということなのですけれども、これの中小企業に与える影響をどのようにごらんになっておりますか。
○林(孝)分科員 これは通産大臣に要望したいことでありますけれども、先ほどから議論してきました観点も通産大臣十分御理解いただけたと思います。そこで金融を拡大する、これは前回と事情が異なるからそういうことが考えられたり、あるいは利子の引き下げというものが必要ではないか、またちょうど...全文を見る
○林(孝)分科員 終わります。
03月05日第71回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○林(孝)分科員 厚生大臣にお伺いする前に、一つの実例を私、申し上げますので、よく聞いていただきたいと思います。予防接種による副作用の問題であります。  これは奈良県の大和高田市池田に住む中村真弥君という子供であります。昭和四十五年の一月十二日に生まれ、その年の十月十五日に予防...全文を見る
○林(孝)分科員 いま申し上げました中で、私一つの問題を提起したのは、種痘廃止という傾向でございます。これはWHOも、先進国ではもはや種痘の強制接種を廃止しても安全であるという見解を発表した例がございます。種痘の必要というもの、予防接種法に定められているいろいろな病気があるわけで...全文を見る
○林(孝)分科員 伝染病予防調査会の結論を待ってというのは、これはそのとおりでありますけれども、この問題が提起されてもう一年になるわけです。その間にやはり被害者が生まれているということでありまして、そこに私はそうした問題に対するいわゆる取り組みの姿勢といいますか、こういうものが非...全文を見る
○林(孝)分科員 たとえば、いまおくれている原因の一つにあげられました因果関係、この因果関係がはたしてはっきりするまで待っていたらいつまでかかるのかということです。申請のときに時間がかかっておる。これは何ぼ申請のときだといったって、二年も三年もかかることはないと思うのです。戸籍法...全文を見る
○林(孝)分科員 どうして不備じゃないんですか。
○林(孝)分科員 それでは言い方を変えまして、当時の事情はそうだったかもしれません。しかし、現在においては全然事情は変わっておるわけです。たとえば、この法律ができたのは二十三年施行ですね。それからこうした事故があらわれるようになったのが非常に時間的な経過があってあらわれた。その間...全文を見る
○林(孝)分科員 そうしますと、現在の時点でこの法律は不備がある。そこでその伝染病予防調査会のほうにおきまして、厚生省が、たとえば法改正の問題が一つありますね。それから強制種痘から任意制に切りかえるという問題、こういう方向の問題として明らかにして調査会が検討されておるのかどうか。...全文を見る
○林(孝)分科員 大臣は、急がせる、このように言われたものですから、いつの時点ということをここで議論しても、相手のあることですからその議論はひとまずおきます。  法の不備という点について、先ほど法の不備があるという見解が、局長さんのほうから話があったわけでありますけれども、大臣...全文を見る
○林(孝)分科員 時間が来ましたので、もう一点大臣にお伺いしますけれども、これはものの考え方の問題です。  こうした予防接種による事故、ところがこれには審査がある。審査が非常にきびしい。したがって、これがほんとうに予防接種による災いであるかどうかという因果関係の問題だとかがあっ...全文を見る
○林(孝)分科員 大臣の行政に期待して、質問を終わりたいと思います。
03月28日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○林(孝)委員 最初に、昨日きょうと議論されました中で、認識の上において一致しているかどうか、その点を確認しておきたいと思います。  問題点の根本は、いわゆる日本の置かれている立場、すなわち昨年来の世界の食糧事情の急速な悪化、それに伴うところの穀物価格の異常な高騰、それが飼料価...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、率直に言いまして、要望もわかり、現状もわかった、じゃ、なぜその要望にこたえることができないのか、そういう点が非常に疑問に感ずるわけですが、御答弁願いたいと思います。
○林(孝)委員 質問の中身に入りますが、最初に、これは質問が重複するかもしれませんけれども、四十八年の飼養頭数についてまずお答え願いたいと思います。
○林(孝)委員 どのように考えられているか、わかりましたらお答え願いたい。
○林(孝)委員 四十七年度の飼養頭数は、四十六年に比較しますと二%減少ということになっておりますけれども、これはどういう理由によるものなのか、見解を承りたい。
○林(孝)委員 そこで、政府が「農産物需給の展望と生産目標の試案」の中で、昭和五十七年の生乳生産量八百四十八万二千トン、そのように生産目標を示しているわけでありますけれども、この目標を達成するためには、毎年五%以上の生産上昇が必要だ、私はそのように思うわけです。ところが、現実の飼...全文を見る
○林(孝)委員 相当本腰を入れてやっていかなければならない、これは当然のことだと思います。はたしてできるかどうかということが、酪農農民の人たちにとっては非常に重大な問題であると思うわけです。なぜそうしたことに不安を感ずるかといいますと、今日までの経営が、いわゆる将来の安定というも...全文を見る
○林(孝)委員 基本的な態度なりあるいは将来のそうした方向というものをまず定着させる端緒となるのが今回の乳価、豚価の決定だと思うわけです。私が要望したいことは、その端緒となる今回の乳価、豚価の決定にあたって、そうした将来の安心という行政の実証として、酪農農民の方々の要望が十分反映...全文を見る
○林(孝)委員 そういう原因に対して乳価の大幅アップという要望があるわけでありますけれども、こういう状態が継続していくということになりますと、乳価のアップもどの程度引き上げるものなのかということが次に問題になってくるわけであります。これは先ほどから議論されておりましたから省略いた...全文を見る
○林(孝)委員 飲用と加工原料乳の公正化という観点からお伺いしますけれども、加工原料乳の保証価格の大幅なアップはもう当然なことであります。飲用乳についても不足払いとすべきではないか、こういうことを考えるわけでありますけれども、この点はいかがでしょう。
○林(孝)委員 昨年の社会労働委員会の決議では、三年後を目途に飲用牛乳は生乳と濃縮乳にすべきである、そのようにうたわれております。ひるがえって現在の不足払い制度を見ますと、最終的に飲用に向けられる生乳でも、一度バターあるいは脱脂粉乳等に製造されると不足払いの対象となる。この決議、...全文を見る
○林(孝)委員 次に、飼料作物関係の家族労賃、これを農業日雇い労賃で評価がえしている。こういうことは実情に合わないと考えるわけですけれども、飼育労働と区別せずに、すべて製造業労賃で評価がえすべきである、そのように私は思うわけでありますけれども、この点はいかがですか。
○林(孝)委員 それから、話がまた少し戻りますけれども、飼料の高騰というものの影響が非常に大きいということで、私は、政策的に飼料の生産をどうするのかという点についてお伺いしておきたいわけでありますけれども、今日までの当委員会の議論の中で飼料需給安定法の運用ということが具体的に御答...全文を見る
○林(孝)委員 私の質問の趣旨がおわかりになったと思いますけれども、いわゆるこの問題は価格だけの問題として当面の困難を回避したりあるいは乗り越えるというようなことではなしに、やはり政府として畜産政策の根本にメスを入れてやらなければならない、そういう段階にきているということでありま...全文を見る
○林(孝)委員 豚はどうなっているのですか。いまのは牛ですか。
○林(孝)委員 この問題は、一つは先ほどから申し上げております酪農民の人たちが、やはりこれも死活問題となって非常に困惑した状態にある、もう一つは、消費者にとってもこういうことによる食肉の減少というものはやはり物価の高騰を呼び起こしていく要因となる、こういうことが懸念されるわけであ...全文を見る
○林(孝)委員 いまの御答弁の中に、再生産に支障を来たさないための配慮があったわけでありますけれども、要請の内容についてはっきりとお答え願いたいと思います。
○林(孝)委員 いまの種つけの問題と、いわゆる財政的な再生産に対する援助、いわゆる金融機関に対する要請、この内容はいかがですか。
○林(孝)委員 私に与えられた時間が来ましたので、あと一間で終わりますけれども、これは政務次官にお伺いします。  中国産食肉の輸入について今後どのような取り扱いをされる意向なのかという点、この質問をもって終わりたいと思います。
04月23日第71回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会大蔵委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号
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○林(孝)委員 私は、小麦の問題について質問したいと思います。  今日まで商品の値上がり、特に消費物資の値上がりというものが問題になってまいりました。その中で商社等の買占め問題が中心に論議をされているわけでありますけれども、私が今日取り上げる問題は、政府みずからが物価安定に寄与...全文を見る
○林(孝)委員 十一団体の名前をあげてください。
○林(孝)委員 その十一団体の中で、農林省並びに食糧庁から天下っている役人の人数は、合計何名になっておりますか。
○林(孝)委員 私はいまその中の一、二の団体に焦点を当てまして、いかに農林省並びに食糧庁が、こうしたパンだとかあるいはめん類の物価高騰に寄与してきたか、そのことについて明らかにしたいと思うわけであります。  まず、いま食糧庁長官が発表いたしました団体の中の一つ、全国米麦改良協会...全文を見る
○林(孝)委員 私の質問は、役員の内訳を聞いたのではないわけです。この全国米麦改良協会の役員数は総数が二十六名、うち非常勤が二十一名ですから、五名が常勤だ。そして職員は七名で、そのうち顧問、嘱託が一名、一名おりますから、実際は五名、合計十名が実際に働いておる。
○林(孝)委員 私が読み上げた資料は食糧庁からいただいた資料でございます。自分のところから出ているわけですから、長官しっかりしてくださいよ。その五人のうち五人とも天下りした役人で占められておる、この点も間違いないですね。
○林(孝)委員 この協会はどういう事業をやっておるのですか。
○林(孝)委員 この協会の定款並びに決算書、事業内容の中身を見ますと、まず一つ、契約生産奨励金のために積み立てる積み立て金を集めておりますが、その四十六年度の金額、それから四十六年度に繰り越しされてきた金額、幾らになっておりますか。——私のほうから言います。四十六年度繰り越し収入...全文を見る
○林(孝)委員 それがどういう形に使われておるかということでありますが、この協会の人件費二千四百三十二万、事業費二千八百七十一万。  そこで、あれだけの金を積み立て金として集めている。   〔井岡委員長代理退席、山中委員長着席〕 その集めてくる先はどこから集めてくるかといい...全文を見る
○林(孝)委員 食糧庁長官のいまの答弁に対してさらに質問したいと思いますが、大体、生産奨励金というのは政府が払うべきものではないのか。米の生産奨励あるいは品質改良に対する振興、そういうものに対する資金、米の場合なんかは全部政府が払っておるわけであります。そしてこの団体に対しても、...全文を見る
○林(孝)委員 そういうものの考え方だから物価が安定しないのです。困るわけです。いいですか、実需者が出している積み立て金というのは、一トンについて二百円。そうしたものを出さなければならないというのは、生産奨励金制度というものをそうした協会にまかせた。生産奨励金の制度というものは政...全文を見る
○林(孝)委員 食糧庁長官がいま、制度上の問題としてそれは考える必要があるというような意味の答弁をされたわけでありますけれども、農林大臣は、そうではない、そういう意味の答弁であります。私は先ほどから繰り返して申し上げておりますように、こうした生産奨励というものは政府の行政の一環で...全文を見る
○林(孝)委員 いま経済企画庁長官から答弁があったわけですけれども、農林大臣もその精神でやっていただきたい。いかがですか、農林大臣。
○林(孝)委員 天下りがあって問題がある団体でありますればなんということは、全然、さっきからの話わかってないわけですね。具体的に数字をあげて、この協会にこれだけ天下りがあるということははっきりしているじゃないですか。ありますればじゃないですよ、現実にあるわけですよ。食糧庁長官も、...全文を見る
○林(孝)委員 農林大臣の答弁からすれば天下りけっこう、こういうことになりますよ。それでいいのですか。
○林(孝)委員 先ほどの長官の答弁は、四十六年まではそういう状態にあったから有効に働いてないということで、四十八年に向かって改善してきたというわけでしょう、長官。四十六年の決算書においては有効だったのですか。
○林(孝)委員 それでは、この協会の業務内容について私は資料を要求したいと思うのです。よろしいでしょうか。
○林(孝)委員 いま私が二つの協会に焦点を合わせて質問をしてきました。その論点はもうおわかりになっていると思いますけれども、こういう協会が、いわゆる公益法人でありますけれども、高級官僚の天下り先になっておる。そしてその事業内容が、その協会を必要とするかどうかといいますと、十分農林...全文を見る
04月25日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○林(孝)委員 午前中参考人の意見をいろいろ伺いまして、今回の法改正にあたっての課題あるいは問題も論じられたところであります。それを勘案しまして質問に入りたいと思います。  最初に、農協経営の今後の見通し、これに対する対策に関して、午前中も論議されたところでありますけれども、農...全文を見る
○林(孝)委員 楽観が許されないという事情であるということであります。  そこで、都市農協の組合員事業等の実態がどのようになっているか、明らかにしていただきたいと思います。
○林(孝)委員 そうした都市化地域における農協の今後の役割りといいますか、こうした問題に対しては、この際、今後の問題として位置づけといいますか、そういうものをはっきりしておかなければならないのじゃないかと思うのですけれども、どのようにお考えになっておるか、伺いたいと思います。
○林(孝)委員 午前中の論議の中にもあったわけでありますけれども、いわゆる農地の用途変更、また具体的にいいますと、ゴルフ場に貸していくということに対して、農協も一枚加わっているという事実も同僚委員の中から指摘されました。こうした問題は、あとの質問に関係するわけでありますけれども、...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、もう一つの問題は、農協の合併ということが行なわれつつあります。まずその実績と農林省の考え方、これをはっきりしていただきたい。特に最近、たとえば一つの県一円に一つの地区という形になって、農協合併の動きが見られるところもあります。農林省はこれに対してどのように...全文を見る
○林(孝)委員 その二年計画で検討を加えていくというのですけれども、農林省としてはどういう方向にという方向性が、検討していく上において定まっておるのか。もし定まっておるなら、その内容とどういう方向に持っていくべきかという方向性を明らかにしてもらいたい。定まってなければそれでけっこ...全文を見る
○林(孝)委員 非常に重要な問題でありますので、十分な検討をしなければならないことにおいては同感でございます。  さらにもう一つ、現在の農協の中で起こっている問題の一つに、いわゆる不正事件というのがございます。どうしてそういう不正事件が起こったかということについては、そのケース...全文を見る
○林(孝)委員 四十二年からの話でありますから、そうした農林省の指導というものはすでに始動されていなければならないし、またその効果が少なくとも四十二年以来今日に至るまでの間にあらわれていなければならない。しかるに、現在においてもそうした事件が起こっている。ほかに何か欠陥があるので...全文を見る
○林(孝)委員 いまの局長の答弁に関連して農林大臣の決意を伺いたいわけでありますけれども、いま具体的な対策に触れて答弁がございました。こうした事件の重要性というものを判断されて、農林大臣の決意を伺いたいと思います。
○林(孝)委員 次に、地方公社貸し付け、農村地域の開発整備資金の貸し付け、これらを員外利用制限のワク外で認める、その理由はどういうことなのかという点が一つと、「組合員のためにする事業の遂行を妨げない限度」となっておりまするけれども、具体的にはどのように判断するのか、この二点につい...全文を見る
○林(孝)委員 余裕金が非常に増大しておるその結果、その余裕金の運用という問題を考えなければならないということでありますけれども、余裕金の増大というものは余裕金の運用方式、そういうものによって処理すべきであるという考え方でありますけれども、それの貸し付け範囲を員外に拡大するという...全文を見る
○林(孝)委員 その辺の考えがちょっと私と違うわけでありますけれども、農協法の趣旨にもとらないというわけでありますが、たとえば宅地供給事業、これは本来農協になじまない事業である、そう私は思うわけであります。したがって、こうしたものを農協に行なわせるということは不適当ではないか、そ...全文を見る
○林(孝)委員 土地の貸し付け、売り渡し、さらに住宅の建設、こういうことになりますと、先ほどいろんな不正事件を通して内部の牽制組織が未成熟であるというような指摘も答弁の中にありましたし、それには統合するという判断も話されたわけでありますけれども、農協の事業目的の中に、組合員のため...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、将来これがどういう方向に進んでいくかということでありますけれども、農協自体の事業目的の中にこういうものが入ってくる。そうしますと、本来のこういう事業をやる以前の農協の事業内容ではなしに、というよりはむしろ、今後はこうした事業が農協の事業の中心になって...全文を見る
○林(孝)委員 いまの答弁をまた別の面から考えますと、いわゆる世界的な食糧危機、これは日本においても非常に影響を受けておるところでありますけれども、いわゆる食料の自給率というものを高めなければならないという問題も、今日まで当委員会においても相当議論されてきたところであります。とこ...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、政府は十年後いわゆる五十七年の食料自給率を七三%から七七%の線で安定させようということでありますけれども、農地は十年後現在より一〇%少ない五百二十万ヘクタールで十分と、そのように計算されております。これはいわゆる日本列島改造論の中でも農地転用の必要面積を一...全文を見る
○林(孝)委員 私は、こういうことに関していわゆる学者先生方がほんとうに現場をどれだけ御存じか、非常に疑問を持っております。たとえばパイロット事業一つを例にとって考えても、計画されているパイロット事業の区域の中に住宅がどんどん建ち、ゴルフ場ができ、そしていろいろな事業が進められて...全文を見る
○林(孝)委員 どうか大臣も一回現場に行ってください。よくわかると思います。  そこで次に、農業金融の問題、これもやはり大きく関連をしてくるわけであります。  まず、農協系統金融で当面する最大の課題というものを大臣はどのようにお考えになっておるか、お伺いしたいと思います。
○林(孝)委員 そこで、農協系統金融でありますけれども、現在非常にばく大な余裕金をかかえておるということが、先ほどからも論議されました。  まず一点、将来の見通しはどういうふうに考えられておるかという点、それともう一つは、農業投資の動向についてでありますけれども、農業投資に必要...全文を見る
○林(孝)委員 かなり順調だということでありますけれども、もう一つは制度資金についてでありますが、非常に複雑であって多岐にわたる。借り受け手続もいろいろ制約されている。したがって、農家がどうしても一般資金に依存しなければならないということで一般資金に依存している、こういう傾向もや...全文を見る
○林(孝)委員 それから農業近代化資金助成法及び農業信用保証保険法の関係についてお伺いいたしますが、新たに農業近代化資金の貸し付け対象に加えられる法人としてどのようなものを予定されておるのか、お伺いしたいと思います。
○林(孝)委員 それから農業近代化資金の貸し付け限度額を引き上げるということでありますけれども、これを受けられる、いわゆる享受できる農業者というのはあまりないのではないかと思うわけであります。したがって、実際活用されるということがまれではないか、その点についてはいかがですか。
○林(孝)委員 農業信用保険協会の保険の対象になる農業近代化資金以外の資金としてはどのようなものがあるか、説明していただきたいと思います。
○林(孝)委員 一般の金融機関が農業信用保証保険制度を活用しようとすれば、農協と同じように活用できるのかどうかという点が第一点。  それから、現在一般金融機関が行なう融資について保証を行なうことができる基金協会はどのくらいあるのかという点、この二点についてお伺いします。
○林(孝)委員 そうしますと、各県の基金協会が一般金融機関の融資について保証するというふうに解釈していいのですか。
○林(孝)委員 それから、保証保険にかかる保険価額の範囲として、従来の借り入れ金元本のほかに、約定利息を含めるということになっておりますけれども、その考え方はどういうことなのでしょうか。
○林(孝)委員 保証保険の保険価額に遅延損害金を含めない理由について説明していただきたいと思います。
○林(孝)委員 基金協会の保証と融資保険とはどのように交通整理をされていくのかについてお伺いします。
○林(孝)委員 次に、信用農業協同組合連合会の融資を融資保険の対象にしながら、これを保険協会の会員としていない理由はどういうことでしょうか。
○林(孝)委員 それでは、確認の意味で貯金保険法について数点質問したいと思います。  貯金保険制度を今回設けるということでいろいろ議論されてきたわけでありますけれども、この緊急性はどこにあるのかという点について明確にしていただきたいと思います。
○林(孝)委員 それと同時に、いま大臣が答弁なさったとうらはらな関係になりますけれども、今度この貯金保険制度を設けることによって、農漁協の経営というものが安易に流されてしまうという心配がありはしないか、こういうことも考えられると思うのですけれども、いかがでしょうか。
○林(孝)委員 次に、貯金保険制度の設立によって農漁協は必然的に保険料の支払いを義務づけられる、そういう結果になります。このことはコストアップにつながるということは考えられないかという心配でありますけれども、この点はいかがでしょう。
○林(孝)委員 信農連、信漁連は対象金融機関には加わってないわけでありますけれども、こういうのはやはり対象金融機関に加える必要があるのではないかという意見もございます。この点について御見解を伺いたいと思います。
○林(孝)委員 支払い対象となる貯金等から除く貯金というのはどういうものがあるのか。それからその理由についてお伺いしたいと思います。
○林(孝)委員 それから、附則の第二条に、政令で定めて除外する組合とありますけれども、どのようなものを考えられておるのか、お伺いしたいと思います。
○林(孝)委員 今回の法改正で、いわゆる金融または農協問題に対するいろんな議論を今日まで続けてきたわけでありますけれども、絶えずわれわれこうした問題を議論するにあたって、将来の方向といいますか、また一般的にいって社会情勢の変化に対する対応、そうしたものを考慮に入れながら考えるわけ...全文を見る
○林(孝)委員 それでは残余の時間を後日に留保いたしまして、本日の質問を終わります。
05月09日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第23号
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○林(孝)委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、公明党を代表して反対の討論を行ないます。  最近のわが国農業をめぐるきびしい諸情勢の中で、農業協同組合の果たすべき役割りがきわめて重大なるものとなっている現状は周知の事実であります。しかし、今後の農業協同組合の組織管理...全文を見る
06月06日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第28号
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○林(孝)委員 私でもう最後ですから、重複を避けて質問したいと思います。  きょう朝から当委員会で沿岸漁業の問題、特に今回の汚染による問題点について、同僚委員から種々質問がありました。これは一に国民の最大の関心事であるという認識に基づくものであると思いますし、またその持つ問題が...全文を見る
○林(孝)委員 大臣にお伺いします。  いま厚生省からお話がありましたように、すでに魚が食卓に流通しておる。問題が起こって調べたときにはもう手おくれである、そういう指摘がありました。私も全くそのとおりだと思うのです。いままで本委員会でも問題になっておった点ですけれども、一つは消...全文を見る
○林(孝)委員 各県から水産庁に、ただいま大臣が原因者の問題を指摘されておりまして、その原因者について報告がなされておると思います。その報告を明確にしていただきたい。
○林(孝)委員 いま兵庫、山口、京都、滋賀、それ以外に、たとえば原因者ですから、複合公害の場合は数社に及ぶ企業が複合しているということで、企業名が出ていないというところも出てくるわけですけれども、私が質問したのは、その企業の名前を明確にしてもらいたいということだったわけです。私、...全文を見る
○林(孝)委員 いま、たとえば企業によってはその魚を買い上げるというように考えている企業もあれば、ある企業によっては、自分のところではないというふうに言っている企業もあるわけであります。そういったことが続く限りにおいては、いわゆるそのはっきりしないことによって影響を受ける漁民、ま...全文を見る
○林(孝)委員 いまの答弁のことは、その兵庫だけじゃなしに、全部にわたってそうした指導をするというふうに理解していいですか。  それから、先ほど農林大臣から、今回の問題に対する見解というものが明確に話されたわけでありますけれども、ひとつ私は、先ほども水産庁長官の発言をめぐっての...全文を見る
○林(孝)委員 それから厚生省にお伺いしますけれども、そうした海水の汚染問題、これは環境庁も答弁してください。  こういう海洋汚染ということは、われわれも全国総点検をやった経験もありますし、一回やったからいいというものでもないし、いま水産庁長官が答弁されたように、継続してやらな...全文を見る
○林(孝)委員 大臣に伺っておきたい点が一つあります。  今回のPCB汚染の問題、これは公害・環境対策特別委員会等においても今日まで議論されてきておりますし、当委員会においてもこうした議論が行なわれているわけであります。緊急に閣議等において、この国会で議論されたもの、内容という...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、質問を変えまして、水産業協同組合法の一部を改正する法律案についてお伺いしたいと思います。  一つは、漁協なんですけれども、貯金残高が少ない、そういう漁協が非常に多いということであります。それからまた職員数、そして信用事業専従職員、こういうのも少ない。信...全文を見る
○林(孝)委員 業務代理に関連して、系統各段階の具体的な調整はどうなっているのか、伺っておきたいと思います。
○林(孝)委員 それから、漁船積荷保険臨時措置法案の中で、重複するかもしれませんけれども、漁業の種類、すなわち対象漁業種類はどのようなものを予定しているのかという点が一点。それから漁業災害補償法との関係はどのようになっているのかという点が二点目。それから三点目が、漁船保険中央会の...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
06月28日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第38号
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○林(孝)委員 畑作物共済及び園芸施設共済に関する臨時措置法案に対して質問をいたします。  今日まで当委員会においていろいろ論議をされてまいりましたので、なるべく重複を避けて質問したいと思います。  最初に、今回の共済制度を考えるにあたって、この共済制度の位置づけをどのように...全文を見る
○林(孝)委員 畑作と施設園芸に関しての臨時措置法案でございますが、今日までのそうした調査分析、そしてそれに対する評価はいま説明がありました。  それで、その将来の方向というものを前提としてこの共済制度というものを考えた場合に、まず第一点お伺いしたいことは、これに類似する共済制...全文を見る
○林(孝)委員 あとのほうです。
○林(孝)委員 それでは、最初のほうの共済制度として考えた場合にはどういうものがありますか。
○林(孝)委員 それとその立法目的というものが今回の臨時措置法案と同じものであるかどうか。
○林(孝)委員 そこで、立法精神が同じであるということがはっきりしたわけでございますが、それならば、先日来当委員会で論議されておりました実施期間の明記の問題でありますけれども、これがどうして文言としてはっきり明記できなかったのかという点について、他のそうした類例する共済制度には明...全文を見る
○林(孝)委員 立法手続上からいいますと、北海道、沖繩それぞれ違う、複合しているそれをくくって立法する場合に期限を明記することができないということはわかります。それじゃ、それぞれの地域を指定するなりあるいは対象品目を指定して、くくらないで立法手続をする場合においては、立法上の手続...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、結局三つに分けても期間を明記できない、一つにくくっても明記できないという内容のものである、そのように理解してもいいわけですか。
○林(孝)委員 保険という面から考えますと、当然試験実施ということも必要だと思います。しかし、他の先ほど説明のあった共済制度と比較して、これがことさら保険制度として見てみても、期限を三つとも明記できないものであるということでもないと私は思うのです。その辺のもう一歩突っ込んだ努力と...全文を見る
○林(孝)委員 いまの趣旨はよくわかりました。  それで、保険技術上の問題ということでありますけれども、この点については、たとえば三年、五年あるいは十年と、現在のところは明文化されてないわけですから、その間にその三つを例にあげて考えて、技術上の問題で三年の場合はこうだけれども五...全文を見る
○林(孝)委員 一応五年というめど、そしてそれは明文化されてないわけですけれども、そういう方向でいく、そうしたことで今回スタートするわけです。それを前提としてこれから質問をしていきたいと思うわけでありますが、その場合に、本格実施ということになったときに、農災法との関連を農林省はど...全文を見る
○林(孝)委員 了解しました。  それからもう一つは、今回地域が指定されておりますし、それから対象品目も指定されておる。こうした農林省の今日までの努力というものは当然私も評価しておりますけれども、少なくとも本格実施ということ、さらにその次には対象品目をどうするかという問題も出て...全文を見る
○林(孝)委員 それではお伺いしますが、必要というふうに判断する基準ですね。これは何かものさしがあるわけですか。それともこれは必要でないこれは必要であるということは主観的に判断されるものなのか、そういう面が、政令ということで、そういう幅を持たせていろだけにとどまっているわけであり...全文を見る
○林(孝)委員 いま地域特産物の話がありましたけれでも、現在、農林省に、そうした地域特産物でこうした共済制度の対象品目として調査を依頼してきているものにはどういうものがありますか。
○林(孝)委員 いま答弁のありました、たとえばたばこ、お茶、ホップ、イグサ等についての調査の現状を説明していただきたいと思います。
○林(孝)委員 これもまたあと数年ということでありますけれども、たとえばお茶を例にとって考えてみても、農林省はすでに四十五年からの調査ということでありますけれども、お茶の各生産地の状況を調べてみますと、その四十五年ころには、毎年毎年のことながら、たとえば凍霜の被害、こういうもので...全文を見る
○林(孝)委員 一般と共済の被害率、それからその料率作成の問題、それからまた茶つみのいつの時点をとらえるか、これは当然技術的に非常に困難な問題だと思います。それはもう困難な問題として、その上に立ってこの共済というものを考えるわけですから、どの点がどのようにはっきりすれば共済制度と...全文を見る
○林(孝)委員 この保険需要はどういう調査に基づいて判断されるわけですか。
○林(孝)委員 それは現在行なわれておるわけですか。
○林(孝)委員 そこで、先ほどから品目として要望が来ておるというのであげられましたたばこ、お茶、ホップ、イグサ、こういうものに関して、さらにこうしたデータは、いま四十五年、四十六年の三カ所についてあげられましたけれども、正確なデータという意味から考えますと、これは幅広くやっていか...全文を見る
○林(孝)委員 四十五年からの調査でありますのであと数年かかるということでありますけれども、それでは要望として申し上げておきたいと思うのです。この調査に関しても、農林省として何年度を目途に調査を完了するというような、具体的なゴールを定めて調査されることを要望したいと思うわけです。...全文を見る
○林(孝)委員 その三割と一割の根拠がどこにあるかということが私の質問なんです。
○林(孝)委員 それから、沖繩のサトウキビについて昨日来いろんな議論がございました。そこで、見解をただしておきたいわけでありますけれども、沖繩の基幹作物であるサトウキビ、この振興についてはこうした共済制度とあわせて土地の基盤整備あるいは品種の改良とかあるいは技術開発、価格の安定、...全文を見る
○林(孝)委員 この問題については政務次官にも、いまの答弁を踏んまえて明確なる答弁をしていただきたいと思います。
○林(孝)委員 それから最後の質問になりますが、これは秋田県の野菜生産の現状なんですけれども、四ツ小屋地方ということで報道されておりますが、政府の転作奨励に基づいてたとえばシュンギクだとかホウレンソウ、レタス、そういうものを生産した。これは野菜の生産団地であります。ところが、天候...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
09月12日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第52号
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○林(孝)委員 森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案に対して質問を行ないます。  最初に、高度経済成長のもとで森林の経済的機能、すなわち木材需要が衰えない、そういう状況の中で他面環境保全という問題が重視されておるわけでございます。森林の公益的機能の要請がますます強...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、森林法第一条に、森林の保続培養、森林生産力の増進、こういうものをはかるという立法目的がありますけれども、この第一条の法律の目的が昭和二十六年に立法された当時と今日と、その社会的背景あるいは解釈あるいは事情の変更、そうしたものをもって考えますと、この文言どお...全文を見る
○林(孝)委員 その次に、当然なこととして地域森林計画というものの重要性が大きくなるわけでありますが、まず、森林計画の対象となる民有林区域をどこで線を引くのかということが非常に大切な作業であると思います。都市化の進む中で、都道府県によってその受け入れる受けとめ方等も異なってくるこ...全文を見る
○林(孝)委員 いまの答弁の中で二つの基準が示されたわけでありますが、〇・三ヘクタール前後の小規模の飛び地の林地、それから公的都市計画の対象となっている林地、こういうものは除外するということでいいわけですね。  そうしますと、いま非常に心配されておるのは、もうすでに大手デベロッ...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、所有者がだれであるということは別問題にしても、いわゆる公的都市計画というものに基づいてすでに多くの山林が買い占められておる。これは現実の問題です。そういうものは除外するということになりますと、じゃ、この線引きの基準を適性に、そして大臣が先ほど答弁された公...全文を見る
○林(孝)委員 いまの訂正は非常に重大な訂正になるわけです。その辺が非常に問題であると指摘する点なんですが、いま訂正されまして、公的都市計画の対象として確定しているという表現を用いられましたけれども、確定というのは、どの時点をもって確定というふうに認識をされておるわけですか。
○林(孝)委員 それではちょっと理解できないですけれども、宅地として確定しておるというものを確定というと言うのですか。その確定というのは、具体的に、宅地の場合だったら、どういう状態にある時点をとらまえて確定というふうに認識するのですか。
○林(孝)委員 宅地の場合は、用地指定が都市計画の対象として確定しておるというその判断が基準になる。じゃ、たとえば宅地以外の道路の場合、それから公共の施設、たとえば先日来問題になっております北海道における長沼裁判、こういうところでいわゆる自衛隊違憲問題が起こってきたわけであります...全文を見る
○林(孝)委員 それはわかりました。用地指定がその時点というのでしょう。私が質問しておるのは、それじゃ道路の場合はどうかと具体的にお伺いしておるわけです。
○林(孝)委員 この議論はあとでまた詰めるとして留保させていただきます。  それでは次に、いま公的都市計画の対象としてすでに確定している民有林、これはどの程度の面積があるか、このデータを発表していただきたいと思うのです。
○林(孝)委員 すべて除外されない。じゃ、除外されるものと除外されないものとの面積の対比がわかりましたらお願いします。  それから確定する以前、いわゆる市街化区域として確定する、まだ用途指定が行なわれてないそういう段階において、すでに買い占められておる山林があります。この民有林...全文を見る
○林(孝)委員 正確に都市計画確立の民有林の面積、これは七万ヘクタールという話でございました。が、その内訳についてははっきりまだしてない。いずれにしても非常に膨大な面積であります。こういう現実問題があるということは、この地域森林計画との関係において非常に重要な意味をもつと私は思う...全文を見る
○林(孝)委員 もう一回重ねて申し上げますけれども、たとえば開発途中にある、しかし、その森林計画からいうと、そればその開発行為に対して規制すべきであるという判断が起こってくる、こういう相対する問題が起こってくると私は思うのです。こういう一つの仮定の中において、これは開発不適格とい...全文を見る
○林(孝)委員 それから、もう一つの相対することで起こってくる問題は、国土総合開発との関連性です。この森林法サイドのいわゆる区域指定と、国土総合開発の面でいうところの地域区分、これは必ずしもぴったり合うものじゃありません。そういう点の調整といいますか、判断をどのようにされるのか、...全文を見る
○林(孝)委員 それは、いわゆる国土総合開発法の審議をしている建設省サイドとの了解はちゃんとついているわけですか。
○林(孝)委員 次に、森林計画の公益的機能を確保するために、いわゆる森林所有者が地域森林計画に従って施業をしていくように指導といいますか、誘導していくといいますか、そういうことをやる必要がある、その方法について明確にお答え願いたいと思います。
○林(孝)委員 さらに、先ほどの民有林の開発行為に話を戻して、今回の法案の中に導入された許可制、この問題に関して数点お伺いしますが、一定規模以上ということで都道府県知事の許可制、こういうふうになっておるわけです。その一定規模というのは一ヘクタール以上ということであるそうであります...全文を見る
○林(孝)委員 ことばをかえて質問しますと、なぜ一ヘクタール以上にしたかということに対していま答弁があったわけですけれども、それじゃ、なぜ住宅の開発についてはすべて許可制というところに発展しなかったのか、こういう点に関する理由づけを明確にしていただきたいと思います。
○林(孝)委員 この許可基準の運用という面についていま質問しているわけでありますが、法案の中に「土砂の流出又は崩壊その他の災害を発生させるおそれがあること。」それから「水の確保に著しい支障を及ぼすおそれがあること。」この一と二が政府が最もきびしい規制、そういう主張をされておるとこ...全文を見る
○林(孝)委員 この三つ、これは知事の許可の判断基準ということでございますが、私がここで一つ問題として提起したいのは、都道府県知事の判断あるいはその運用のしかたが、今回の法律改正の重要な意味を持っておるところのいわゆる森林の公益性を守るという上から、明らかに適切ではないということ...全文を見る
○林(孝)委員 何条ですか。
○林(孝)委員 それから、開発行為について、法案の要綱の中で「国又は地方公共団体が行なう場合等一定の場合を除いて、」というふうに規定されておりますが、「国又は地方公共団体が行なう場合等一定の場合」とは具体的に何を意味するのか、この点について明快に答えていただきたい。
○林(孝)委員 そこで、私はいま一つお伺いしたいのは、このように森林法の改正の審議の中でいろいろ心配になる点、これがあるわけでありますけれども、その一つの裏づけとして、たとえば保安林の解除の問題があります。  保安林の解除について伺いますけれども、たとえばゴルフ場に関して保安林...全文を見る
○林(孝)委員 現在も出ておる。農林省の態度として、このゴルフ場に対する保安林解除に関する考え方、そこに非常にあいまいな点が今日まであったわけです。たとえば兵庫県の加西市で開発されたゴルフ場、これは市長が保安林解除の申請者になっているわけですね。そして、どういう形でその山林が動い...全文を見る
○林(孝)委員 農林大臣、これは一例ですけれども、保安林解除のこういう具体的な例があります。ゴルフ場でこの三年間に保安林解除をされているのは相当数あるわけですね。いまも申請が出ておる、こういうことなんですが、こういう具体的な例を、いま私、一例をあげたわけですけれども、どのように受...全文を見る
○林(孝)委員 保安林というのは最もきびしいものだということですね。それで、さらに森林法で規制する、こういうことですね。その最もきびしい保安林の解除という問題について、たとえば許可権限を持っている知事が保安林の解除申請ということになれば、非常に問題になってくるケースが出てくるんじ...全文を見る
○林(孝)委員 感覚的なムード的な問題じゃなしに、大臣の本心としていま答弁願いたいわけですが、保安林の解除というもの、これがそういう形で、こういう条件の場合はとかいう形でやっていいものなのか、それとも大臣が、情状酌量とかそういうところで誘導尋問的に、ついそういうはっきりしたことを...全文を見る
○林(孝)委員 局地的なということからしますと、私は、たとえばことしに入って三月までに保安林解除ででき上がっておるゴルフ場が十件。面積も多いのは十三ヘクタールとか十ヘクタール、十一ヘクタール、三十九ヘクタール、こういうものが保安林解除されてゴルフ場になっておるわけです。こういうこ...全文を見る
○林(孝)委員 いまの大臣の答弁を聞いておっても、はっきりものを言ってもらっているような理解が私にはできないわけであります。というのは、今回の森林法の改正に関しては、事前に、とにかく森林法ができればゴルフ場のそうした問題は解決するということはこの委員会でも、提案される以前ですけれ...全文を見る
○林(孝)委員 この点については今後の経過というものもありますから、一応この程度にとどめておきたいと思います。  次に、森林法二十六条「農林大臣は、保安林について、その指定の理由が消滅したときば、遅滞なくその部分につき保安林の指定を解除しなければならない。」という第一項、第二項...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、ここで「公益上の理由により」ということが大きな問題になってくるわけでありますが、農林大臣はこの「公益上の理由」というものをどのように理解し、認識されておるか、その点について明確に答弁願いたいと思います。
○林(孝)委員 大臣、それでよろしいですか。
○林(孝)委員 先ほどの答弁の中で、土地収用法というものの考え方が類例として引かれて、同じ立場であるということが話されたわけでありますけれども、旧法と新法の土地収用法のいわゆる公益上の理由に対する変遷というものを見ますと、非常に概念が変化しております。ところが、この概念は公益優先...全文を見る
○林(孝)委員 そうすると、国防という概念、それは土地収用法の第三条には含まれていないわけでありますけれども、しかし、国及び地方団体が行なうという中に国防というものを含めて解釈しているという、そういう見解ですか。
○林(孝)委員 それから、この問題に関してさらにあとでお伺いしたいことがたくさんあるわけでありますけれども、関連して同僚の瀬野委員から質問の用意がありますので、私の時間の範囲内でお願いしたいと思います。
○林(孝)委員 数点お伺いしますが、先ほどの公益上の理由という概念の認識のしかた、私は先ほどの答弁を聞いておりまして、これは重大なる問題を提起した答弁であった、そのように感じたわけであります。  それはどういうことかといいますと、そのような把握のしかたというものは、あくまでも保...全文を見る
○林(孝)委員 では、残余の質問を留保しまして、終わりたいと思います。
11月09日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第57号
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○林(孝)委員 きょうの質問は私で最後でありますが、午前、午後の議論を通して同僚議員が指摘した点、私が指摘する点、非常に共通点があります。したがって、ほとんど問題が出尽くしているような考え方に私も立つわけでありますけれども、あえて質問しなければならないほど事は重大である、そういう...全文を見る
○林(孝)委員 ことばを言いかえれば、それほど現在は未曽有のインフレ状態を呈している、そういうことだと思うわけであります。だからこそそうした原点というものが要望される。そのインフレ状態を呈している中で、今回消費者米価、そして麦価の値上げという問題が起こってきているわけであります。...全文を見る
○林(孝)委員 共通の土俵の上で話ができるということでありますから、次の段階は、じゃどのようにしてそうした国民の要望にこたえていくかという具体的な行動になると思うのです。いま米審が行なわれておって、非常に難航して、結論がまだ出ていないという状況だそうでありますけれども、ここで最終...全文を見る
○林(孝)委員 逆ざやの問題がいま出ました。きょうこうして議論していることが、来年同じ議論が行なわれないために、私たちははっきりしておかなければならないと思うわけです。政府の買い上げ価格、それから売り渡し価格の、この二重構造というものがある限りにおいて、逆ざやというものはなくなら...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、先ほど具体的な問題として出ておりましたが、現在のマージンではやっていけないということがありましたですね。それを上げる。この一つのことをまず例にあげてお伺いしたいんですが、これはどういう見通しがある話ですか。どういう裏づけのある話ですか。そして、日程にのぼ...全文を見る
○林(孝)委員 いま御答弁のありました価格指導あるいは監督の件でありますけれども、本日の委員全でも具体的な現実の問題として指摘された点は、まさしくこれらの価格指導、監督というものが不行き届きであるという前提に立って指摘されたと私は認識したわけであります。したがいまして、今日まで行...全文を見る
○林(孝)委員 最後に重ねて指摘をし、また、答弁をいただきたいわけでありますが、今回の麦価の大幅値上げにしても、いま一番心配されていることは、先ほど政務次官もおっしゃったように物価問題です。すでに、学校給食への影響はどうなんだろうとか、総理府から発表されておる家計の中での消費支出...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
12月03日第72回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号
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○林(孝)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、福永健司君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○林(孝)委員 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されんことを望みます。