林孝矩

はやしたかのり



当選回数回

林孝矩の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第91回国会 衆議院 決算委員会 第3号
議事録を見る
○林(孝)委員 最初に、午前中の審議の中で大蔵大臣の答弁にありました、いわゆる一般消費税の導入問題に対する見解でございますが、重ねてこの際、この問題に関して確認をしておきたいと思います。  今回の五十五年度予算編成に当たっては、一般消費税導入という問題に対して国民の世論といいま...全文を見る
○林(孝)委員 したがって、大蔵大臣も当然もう御存じの上でのいまの一般消費税に対する判断だと思うのです。どういうところに批判が起こり、一般消費税のどういう内容に決議がなされたか、これはもう今日までの経緯から考えても当然御存じのわけであって、学説云々ということはそう−また大蔵大臣の...全文を見る
○林(孝)委員 わかりやすく言うと、いわゆる問題になった手法での一般消費税導入というものは考えない、こう解釈して受けとめていいわけですね。
○林(孝)委員 では、私が申し上げた指摘というものが十分理解できるということでございますので、その理解の上に立って答弁がなされたということを私は理解したいと思います。  それで、次の問題に入りますが、電電公社の血超勤、やみ賞与、これに関する問題でございます。  この空超勤、や...全文を見る
○林(孝)委員 現在はやっていない、しかし過去はやっておったというその事実、実態というものを、現在はやっていないけれども過去はやっておった、このやっておったということは一体どういうことなのかということを、もう少し詳しく言ってくれませんか。
○林(孝)委員 大蔵大臣、このことは御存じですか。
○林(孝)委員 会計検査院にお伺いいたしますが、専売公社のいま答弁のございました、いまは、やっていないけれども過去にやっておったという事実関係、こうした関係が、これは非常に言葉にこだわって先ほどから答弁がございましたが、いわゆる空超勤あるいは賞与の上積み、この支給に対して会計検査...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、会計検査院は専売公社に対してその支給の実態を早急に調査する、いま調査するということは決まっておるけれども、至急に調査するという現時点ではまだ調査が開始されていない、こういうことなんでしょうか。そしてその調査というのはどういうところから調査が始まったと...全文を見る
○林(孝)委員 専売公社の実態で、大蔵省が現在まで把握している金額、これはどれぐらいの額になりますか。
○林(孝)委員 それは、月数時間というのは一人当たりだと思いますけれども、専売公社全体でどれぐらいになるかという掌握は行われたでしょうか。
○林(孝)委員 大蔵省に申し上げますが、この専売公社の問題に関して、大蔵省当局として積極的にこうした支給、いまは、やっていないということでありますけれども、どういう形になっておったのか、あるいは金額がどれほどそれに支払われておったか、こういう実態を当局みずからが調査する、こういう...全文を見る
○林(孝)委員 次に、鉄建公団の空出張によって捻出された資金、こういう資金で大蔵省の職員が接待を受けていたという問題は、すでに周知の重実になっておるわけでございますが、大蔵省当局としてこの概要をどう掌握されておるか、報告を願いたいと思います。
○林(孝)委員 いまの百二十二件、百三十万というのは、この百二十二件の合計金額というふうになるわけでしょうか。  そして、この一つのあらわれた問題だけとして受けとめた場合は、これは氷山の一角だと私は思いますが、諸官庁同士がこうした接待をしたりされたりという、こういうことはやはり...全文を見る
○林(孝)委員 大臣、見解としてどういう御認識の上に立っておられるか、私この際お伺いしておきたいのですが、省内の新任の顔合わせとか、あるいは予算時期の陳情、こうしたいろいろな形が大蔵省に関してあるわけでございますが、少なくとも関係諸官庁同士の場合に、こうした接待行政といいますか、...全文を見る
○林(孝)委員 それから、一つ具体的な問題になりますけれども、厚生省の会議費支出の具体例として、厚生省が五十三年九月十九日に赤坂の某高級料亭で主計局幹部を接待しておる。この出席者の当時の役職と名前等については御存じでしょうか。
○林(孝)委員 厚生省側は何人で、大蔵省側は何人かということは御存じでしょうか。
○林(孝)委員 この大蔵省七人、厚生省五人、これも私の方の資料では大蔵省側が主計局次長以下七名、厚生省は事務次官以下五人。このときの費用の支払いというものが、私、また会計検査上問題があると思うわけですが、幾らかかっておりますか。
○林(孝)委員 支払いの時期を説明してください。
○林(孝)委員 五十三年九月の費用を五十四年の六月十五日と二十二日の二回に分けて支払った。約一年足らず経過したわけですが、この二回にはそれぞれどれだけの金額をお支払いになっていますか。
○林(孝)委員 正確に言うと、先ほどの合計金額は八十円間違いなんです、答弁が。五十三万三千二百八千円、それで間違いないですね。  それで、これは二回に分けて支払ったという理由と、それから、接待が行われたのは五十三年九月ですから、五十四年の三月で五十三年度が終わるわけです。五十四...全文を見る
○林(孝)委員 二回に分けた理由を答弁していただいておらぬのですけれども……。
○林(孝)委員 私は昨年、この委員会で庁費の使途とその中身の問題について議論をした。そして問題を指摘しておいたわけでございますが、この庁費の使われ方というものは非常にその点あい使いもことして、緩慢な形で使われておる実態があるわけですね。  いま五十三万で高額だから二回に分けて支...全文を見る
○林(孝)委員 金額は幾らでしょうか。
○林(孝)委員 そうしますと、五十三年九月の場合は、これは五十三万で二回に分けて支払った。五十三年五月の場合は、ではどうだったのでしょうか。  それから、請求書が来るのが遅くなって五十四年度予算で処理したという先ほどの説明でしたが、この同じ年の五月の場合はどうだったのでしょうか...全文を見る
○林(孝)委員 金額は二つに分かれていない、一括支払われたのですか。
○林(孝)委員 私、会計検査院にお伺いいたしますが、請求書の受理が五十三年の五月の場合は早く来たから年度内に支払った、四カ月後の五十二年九月の接待の請求書はおくれたから翌年にした、こういうことですけれども、実際いっその請求書が来たかということについて余りにも来る期間が、片一方五十...全文を見る
○林(孝)委員 いま検査院が適切なものとは考えていないという指摘をされたわけでありますが、厚生省当局はその指摘をどうようにお考えになりますか。
○林(孝)委員 大臣、私は予算の執行がいかになされているかという観点から、ゆゆしき事例でございますから、あえて取り上げておるわけでございますが、今回の行政改革あるいは財政再建ということ、これについては大臣が、出るを制するという意味で今回の予算編成に当たった、しかしまだ満足な状態で...全文を見る
○林(孝)委員 次に、今月の中旬ですけれども、ブラウン米国防長官が来日いたしました。そしてそのときにわが国の防衛努力の拡大を要請したわけでございます。われわれも政府の防衛費支出への対応というものを非常に注目しておるわけでございます。ちょうど大蔵大臣が十四日の講演の中でこの防衛費に...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、この記者クラブでの大蔵大臣の講演は、何ら弾力性を持たせたものでもない、五十一年の閣議決定の前提は堅持されておる、こういう認識でよろしいでしょうか。
○林(孝)委員 じゃあ、この問題はこれでおきます。  次に、これはどちらが是か非かということは非常にむずかしい問題かもしれませんが、塩の専売制廃止の問題についてお伺いしたいと思うのです。  行政改革の一環として、昭和五十四年の十二月二十九日に閣議決定がなされておるわけです。そ...全文を見る
○林(孝)委員 懸念されるところ、全く同感でございます。今後詰めていきたいということでございますので、その結果をまたお聞かせ願いたいと思います。  それからもう一点は、今度はたばこでございますが、国内産葉たばこの過剰在庫の問題。われわれ委員会として、たばこ生産工場の視察等も過去...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
02月13日第91回国会 衆議院 決算委員会 第4号
議事録を見る
○林(孝)委員 院法改正に関してただいまの議論を伺っておりまして、議論の内容が全然前進していない、そういう印象を強くしたわけでございます。  続いて私もこの院法改正を冒頭にお伺いするわけですが、まず、政策金融の遂行目的が達成されるかどうかということだとか、あるいは中小企業に対す...全文を見る
○林(孝)委員 問題の指摘を行いますけれども、まず今日までの経緯の中で、事実何にもしていなかった時期があったのです。そのときあなたはここに同席して議論を聞いておられないから記憶にないと思いますけれども、これは議事録をよく読んでください。会計検査院がげたを預けた時期があったのです。...全文を見る
○林(孝)委員 ここに総理がいると一番いいのですけれどもおられないですからね。ただ、いまの副長官の答弁にしても、よくわかるのです。現場で詰めていくと、もうすでに今国会提出法案というのはこれとこれとこれだ、しかし、新しいこういうことに関して、それに間に合うか合わないかという問題があ...全文を見る
○林(孝)委員 それでは総理とよく相談されて、今国会提出の可能性について御返答いただきたいと思うのです。よろしいでしょうか。
○林(孝)委員 総理と相談の上返答していただくことは了解していただけましたですね。  それから、先ほど省庁との打ち合わせ、検討ということですけれども、一番反対の強いところから順番にいくと、どういう省庁が最も反対が強いか、この点はいかがですか。
○林(孝)委員 具体的に言いますと、今日まででは、いまは官房副長官はどういうふうに受けとめられているかしりませんが、一番強かったのは大蔵省、その次が通産省だった。事実反対が強い。そういうことは御存じですか。
○林(孝)委員 それから会計検査院の案に対して、これはやむを得ない、消極的合意といいますかそういう省庁がすでに昨年の段階であった。それはどういう省庁か御存じですか。
○林(孝)委員 それでは早速それも把握されて——やはりこの内容についてどの省庁はオーケーだ、どの省庁だけがこれはまだこういう問題点があるからだめだ、そのことについてどうするかということで、その具体的な詰めの段階に入ってずっと来ておるわけですからね。国会で何回も決議されて、また議論...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、次の問題に入ります。  任意的検査対象の範囲について、KDDの検査と関連して質問するわけですが、KDDが院法二十三条一項五号との関連で検査対象となるか否かの問題について検査院は、二十三条一項五号はKDDの場合に該当しないとの見解をすでに表明しているわけ...全文を見る
○林(孝)委員 この会計検査院法の中には、広く解釈すれば、KDDの会計検査はこの文言どおり見ますと十分できるじゃないか、これはもうだれが読んでも院法を読みますとそういうふうに感ずる。ところが、解釈においていま言われたような解釈に検査院は立たれておる、こういう形なんです。院法二十三...全文を見る
○林(孝)委員 そのKDDに関して、現在の院法二十三条では「国又は公社が資本金を出資したものが更に出資している」、これにちょうど当たるのが電電公社がKDDの株を一〇%持っているということ、これがどういう意味の出資であるか、一〇%持っていることは事実だけれども、その内容において検査...全文を見る
○林(孝)委員 積極的に意見を言ってもらっても結構なのですよ。考えることが立法府でなければならない、会計検査院は考えてはならない、意見を言ってはいけないということではないと思います。現に院法改正は、そういう形で、十分会計検査院の意向というものが会計検査院の案の中に含まれておるわけ...全文を見る
○林(孝)委員 この問題に関しての議論のときには、当然こうした資料は整えてもらわなければ困る。といいますのは、いまKDDで議論したから、KDDの場合はこれは対象にならない、そうしたら、同じ形態で対象になる法人は幾つくらいあるのか。これはならない、これはなるということが明確になって...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、その二十一の孫出資法人に対して、この十年間で検査を実施した実例は何法人ですか。
○林(孝)委員 その場合、いまおっしゃったように、二十一のうち十八についてすべて検査しておる、この検査している方——先ほど同じ孫出資法人であってもKDDは検査できない、こっちは全部している、している方の根拠はどういう根拠でやっておりますか。
○林(孝)委員 それでは私、ここで資料を要求いたしますが、その二十一の孫出資法人、これに対して今日まで毎年検査を実施してきた、こういうことでございますから、その検査はどういう項目に分かれておって、そして検査の結果どういう判断を下したか、その点について資料を提出していただきたいと思...全文を見る
○林(孝)委員 毎年やっておって、たとえばそれじゃ昨年度幾つの法人を検査したですか。
○林(孝)委員 二十一あって、それで二法人だけですか。それじゃ昨年度指定した法人の数はどれくらいですか。
○林(孝)委員 では、あとはどういう理由で指定されなかったのですか。
○林(孝)委員 それはちょっとおかしいと思うのですよ。同じ孫出資法人が二十一あって、昨年はこの二つ指定する。何で毎年度毎年度きちっと会計検査しないか、非常にその辺あいまいです。私はちょっと納得できませんが、それについての資料をいただくことでありますから、その上でまた議論したいと思...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、この大蔵省に対する厚生省の接待は予算の年度を二年にわたって、単年度で処理できなかった、金額が大き過ぎて翌年度に支払った、こういう事実。決算上いま言われたように単年度で決算すべきであるということから考えればこれは不当ですね、この決算処理の仕方は。いかが...全文を見る
○林(孝)委員 不正経理は犯罪であると私は思うわけですが、検査院は鉄建公団などの調査の過程で犯罪事実を発見した。もうすでに議論されたことでございますけれども、いわゆる鉄建公団の空出張問題に関して不正な事実を発見した。この不正な犯罪事実を発見しながら告発をしていない。検査院としては...全文を見る
○林(孝)委員 検査報告は会計検査院法で規定されておるわけですけれども、だれにする報告ですか。
○林(孝)委員 内閣に提出して内閣が国会に報告する。当然検察庁も知るであろうという期待をそこに検査院は持つわけですか。
○林(孝)委員 検査院は検察庁が知るだろうと思っているけれども、一人相撲です。検察庁が知らなかった場合は、検査院は検察庁に知っておりますかあるいは御存じありませんかというような問い合わせをするのですか。
○林(孝)委員 知っているであろうというのは知っていることとは違うということを私は言っているわけです。捜査の秘密ということがありまして、知っておっても知っていると言わない。これは検察当局の職務上の問題としてあるわけですね。ですから、捜査当局というのは何でもこういうことを知っていま...全文を見る
○林(孝)委員 これはきょうのニュースにあったわけでありますけれども、国鉄が空出張で裏経理をつくって飲み食いをしておったということはもうすでに指摘されておるわけであります。その不正経理が千七百万円あった。ところが、その千七百万円のうち二百九十万円だけを十五人から返済させたというこ...全文を見る
○林(孝)委員 不正経理を行って飲み食いに使ったお金が妥当な予算の執行と思われるかどうか、これは基本的なことです。それから千七百万の額の不正経理があったという事実、これも不正であると考えられるわけですけれども、この二点はいかがですか。
○林(孝)委員 そうしますと、今日の報道によりますと国鉄が空出張千七百万円、ところがそのうち二百九十万円だけ返済した、それで不正経理のつじつまといいますか幕を引こうというわけですけれども、その後はどういうことになっておるかといいますと、この二百九十万円というのは国鉄の内部規程に違...全文を見る
○林(孝)委員 まことに明快な答弁でありました。実はいまの検査院の答弁によって明確にされたのです。いわゆる不正経理というものは、国鉄のこの空出張千七百万円すべて不正経理であって、そのうちの飲み食いだけが不正経理だというものではない、これは明確になりました。  私の質問はそれだけ...全文を見る
02月20日第91回国会 衆議院 決算委員会 第5号
議事録を見る
○林(孝)委員 最初に、監察権拡大に関する質問を行います。  特殊法人に対する監視を強めるために、これまで四十八法人に限られていた行政監察の対象を百十一法人全部に広げる、これはすでに答弁がございました。発表されておるとおりでございますが、これは当然早急に実現しなければならない、...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、今国会に法律提案ということで、それも早い時期に提案されるというふうに理解をしてよろしいでしょうか。
○林(孝)委員 全法人に及ぼすということですけれども、この特殊法人の中には、反対を唱える法人もいるやに聞いておりますけれども、どういうところの法人が反対を唱え、それに対してもこういう態度で臨むという点について、この際明確にしておいていただきたいと思います。
○林(孝)委員 その点についてはよくわかりました。  行革についてでございますが、昨年末の中期行政改革計画、政府の決定がございます。この内容については、私自身の受けとめ方としては、不十分なものであると思っております。長官は就任以来行革に関して非常に精力的な働きをされてきたと、私...全文を見る
○林(孝)委員 たとえば、その十分やったと思うけれども十分でない点を十二分に承知しておるということでございますけれども、国民を代表する各政党間が合意して非常に前向きの修正計画、修正案というものが提出された場合に、行管庁として計画中であったとしても、それを受け入れていく、そういう姿...全文を見る
○林(孝)委員 長官、そう極論じゃなしに、各政党間が一致して出してくるそうした修正案ですから、もちろんその内容に関しては心配されておるようなそうした点はあり得ようもないわけですから、そうしたものが出てきた場合の話として受けとめてもらいたい、このように思うのですけれども、いかがでし...全文を見る
○林(孝)委員 今回の行革の大きな目玉でございますが、特殊法人の統廃合、先ほど来話があったとおりでございます。十八法人を削減する。マイナスが十八でプラス二、プラス・マイナス十六法人、こうなるわけですけれども、今回の対象法人というものを見てみますと、過去の行革の俎上に上った法人がほ...全文を見る
○林(孝)委員 十八法人の中身を見ますと、文部省主管法人の一つだけまだ決まっていないわけですが、これはいつ廃止するのですか。具体的な内容だとかそういうものがわかっているのかどうか。五十五年度中に決めるということになっているわけでございますが、その手順について説明していただきたいと...全文を見る
○林(孝)委員 特殊法人の内部組織等の合理化について、十四法人について見ますと、きわめて抽象的な計画しか明示されてないわけです。これは非常にあいまいだと思うのです。なぜ具体的な内容についてはあいまいな抽象的な明示にとどまっておるのか。行管庁が具体的な内容について把握しているのかい...全文を見る
○林(孝)委員 役員の退職金について伺いますが、民間企業の役員退職金実態調査結果を得た上で適正な措置を講ずる、このようにされております。これはいつまでに行うのか、まずお伺いしたい。その措置の具体的な手順は決まっておりますか。
○林(孝)委員 そこまで私はわかるわけです、人事院に報告を求めておるわけですからね。その依頼をしておるそれにも私は期限をつけるべきではないか。これは提案です。いかがですか。
○林(孝)委員 過去にも特殊法人の役員退職金の支給について閣議決定という形を通して規制を加えてきたわけですね。ところが支給の実態についての問題として、私は本委員会で昨年の十二月にその問題を取り上げました。そのときに官房長官が答弁をしまして、七十五法人しか支給の実態を把握していない...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、百十一法人に監察が拡大されるということでこの百十一の特殊法人に対する退職金の実態把握はできるようになるのだ、こういうことですか。
○林(孝)委員 原理的にできるということは、今日までできなかった状態を前提にして、今度はできる、そういうことですか。
○林(孝)委員 前段私が質問いたしました、この前の昨年の十二月のときの官房長官の発言では七十五、大蔵省では七十一法人に対して実態把握はできる。そうすると、原理的にはそのときは四十八しかできなかりたということなのでしょうか。それが今度はできるようになる、こういうように解釈していいの...全文を見る
○林(孝)委員 これは長官、たとえば閣議決定で、退職金の計算の比率を百分の四十五から百分の三十六にした、ところがKDDの場合だけは、閣議決定があったとしても、私がその当時調査したときは百十一の中でKDDだけがそれに従ってなかったという事実が明らかにされている。こういうこともあるわ...全文を見る
○林(孝)委員 私は問題の焦点を退職金にしぼっていますから。それができるかできないかということです。
○林(孝)委員 この退職金の実態把握というものが、いまの話だとできないかもしれないという話に変わってきた。長官、これははっきりしてもらいたいですけれども。
○林(孝)委員 そうしますと、話をもとに戻して、現法制体系のもとでは退職金の実態把握というものができないのではないか。長官は冒頭にできると言われたですけれども、いまの話だとそういうふうになってくるわけですね。ですから、それを把握するということになれば、法改正が必要ではないか。
○林(孝)委員 では、適用するにはどうしたらいいですか。
○林(孝)委員 私はそれを含めて申し上げておるわけです。事実関係において退職金の実態把握というものが、先ほど申し上げましたように百十一の特殊法人の中でKDDだけが閣議決定を無視しておっても、それが実態把握できないような状態にあった。そうすると、行管庁として、政府が決めたことがそう...全文を見る
○林(孝)委員 現段階においてはできる、その過程においてできないという事情が起これば、その段階で法改正の必要性が出たというふうに受けとめてそれをやればいい、こういうことですね。
○林(孝)委員 その辺は長官の話と先ほどの答弁と少しニュアンスの違いがまだ残るわけですけれども、専門的な立場は立場としてという長官の答弁でありますので、それはそれとして次の問題に進みます。  特殊法人と並んで見直されなければならないのが認可法人と私は思います。この認可法人は幾つ...全文を見る
○林(孝)委員 長官、認可法人はこれから大事だと私は思うのですね、行政管理の面で。それで申し上げているわけです。数についてはそういうことです。  それから、特殊法人については先ほど来議論がされておりますように、監察権の拡大だとか規制、いろいろ曲りなりにもそうした一歩前進の行政が...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、先ほどの各省庁に対して行政管理庁が調査を依頼しておるというその内容についてですけれども、たとえば、認可法人の設立状況を調査をするときに、その背景——これは非常に必要だ、いま長官が言われたのもその一つの例ですね。それがある期間たってその問題が解決して必要がな...全文を見る
○林(孝)委員 現在の行管庁の調査の結果がまとまりましたら、資料として提出願いたいと思いますが、いかがですか。
○林(孝)委員 実態論的に見ますと、現在において行政管理庁自体が認可法人というものに対して及ばないところにある。これはやはり及ぶようにした方が将来の問題としていいのではないかと私は思うのですけれども、長官はどういう考え方を持っておられますか。
○林(孝)委員 私は行管の審査の対象にすべきであるというふうに思うのです。政府が出資をしており補助金を出しておる、それは予算の編成のときにチェックされてきたということになりますと、認可法人の中にある問題というものはそのチェックを素通りしておるのではないか。これはまた別の機会に問題...全文を見る
○林(孝)委員 何かこう、わからないような話。いわゆる政府出資の認可法人あるいは政府が補助を与えておる、補助金を出しておる認可法人があります。これに対して当然会計検査が及ぶわけでしょう。今日までそうした認可法人に対する会計検査は、もう一つ具体的に質問しますと、たとえば昨年一年間な...全文を見る
○林(孝)委員 長官、いまの議論でわかりますように、会計検査院もこういうことなんです。ですから、予算の段階でチェックして今日まで予算編成がなされてきたと言いましても、決算上から見るとそうしたいろいろな問題がございますので、認可法人に対しては考え方を抜本的に変えていただいて、認可法...全文を見る
○林(孝)委員 次に、中央省庁の統廃合について、五十二年の十二月二十三日の閣議決定があり、それから五十二年十一月の、やはりこの決算委員会ですけれども、その当時の西村行管庁長官がどういうように言われておるかというと、行革の中でも各省庁の部局以上の統廃合の問題と地方事務官制度の問題、...全文を見る
○林(孝)委員 それからもう一つ。それは中央で、それから地方の方が、これも高度の政治判断ということで、結局三十機関で、七日に行管庁としてその案がまとまったということを漏れ伺うわけですが、地方出先機関の統廃合……。
○林(孝)委員 終わります。
03月05日第91回国会 衆議院 決算委員会 第8号
議事録を見る
○林(孝)委員 きょう、私は二点質問をいたします。  最初に、財団法人新生活運動協会の件に関してお伺いをいたします。  新生活運動というのがありまして、この新生活運動というものは、財団法人新生活運動協会という民間の協会が一つの場となって、これに対して国がお金を出し、この財団法...全文を見る
○林(孝)委員 鳩山内閣の時代にできまして今日までこの新生活運動が続けられてきた。いろいろ経緯があったと思いますけれども、この協会の、一つは経費の問題、これは設立当初より全額国家資金によって賄われておる。先ほど説明がございましたように、この新生活運動というのは住民の生活課題を住民...全文を見る
○林(孝)委員 具体的にお伺いしますけれども、予算は、たとえば五十四年度予算は総理府の予算としては幾らなのか。それから、各省庁と非常に連携が密になっておるということでございますから、たとえば省エネに関して今回、いま予算審議中でありますけれども、その省エネに関するこうした国民運動に...全文を見る
○林(孝)委員 事務当局の人もその辺は御存じないですか。
○林(孝)委員 連絡が密だと言うから聞いてみたんですがね。そういう面に関して、話をもとに戻しますけれども、さらに一段と国民全体の運動としての視野に立って考えていかなければならないのではないかと思う思うのです。  それから、いま長官が、五十四年度予算、五十五年度予算の比較をします...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、私はこういう運動の是非については非常に評価をしておったのですけれども、補助金行政、これは大蔵省にも後で伺いますけれども、行政改革の一環として、あるいは財政再建の一環として一つの見方をいたしますと、財団法人新生活運動協会という協会に、先ほど言われたように国が...全文を見る
○林(孝)委員 長官、これは非常に結論を出すのにむずかしい、私自身も苦慮しているわけですけれども、こういう団体、たとえばいまの三億九千二百十一万の五十四年度予算の内訳を見て、この人件費一億一千七百四十九万、これはこの団体が存在することで、運動に対する予算の中で、この人件費として一...全文を見る
○林(孝)委員 この新生活運動に関しましては、私も強い関心を持っておりますので、現場でどのような形で今後運動が展開されていくか、政策展開が行われていくか見守っていきたいと思います。  次に、青年の船事業と言っていいですか、この件に関してお伺いいたします。  本年度十三回青年の...全文を見る
○林(孝)委員 今日までこの十三回の渡航、どういう地域に行ったか、その点についてはどうなっていますか。
○林(孝)委員 長官、いまの退席中次の質問に入ったのですけれども、青年の船、非常に夢のある話をしておるわけですが、長官も学生時代こういうのに非常に御関心があったと思うのですが、八〇年代におけるこうした青年の船、多くの青年を国際親善あるいは多くの国との友好親善に役立たせよう、また人...全文を見る
○林(孝)委員 全く同感でございます。青年の船の運航費、予算額を見ますと、五十二年が六億四千六百万、五十三年度七億二千六百万、五十四年度七億五千二百万、このように漸次運航費がふえておるわけでございますが、五十五年度の要求予算額を見ますと七億三千六百万と少なくなっておる。いま長官言...全文を見る
○林(孝)委員 長官、応援しますから今度はがんばっていただきたいと思います。  それでは、時間の関係で幾つかの質問を並べて申し上げますが、たとえば、今年度三百十二名の団員が参加しておりますけれども、年齢が二十歳から二十七歳まで。二十歳から二十七歳までというと二十歳前、十九歳、十...全文を見る
○林(孝)委員 大いに年齢も二十七歳に上げ、また学生も、試験的にでも結構です、とにかく入れていく。それから周知徹底の問題に対しても、たとえば十五歳から十九歳までの人たちがこれをどれだけ知っているかというと、三〇数%しかこの青年の船があることを知らないということが総理府の調査によっ...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
03月27日第91回国会 衆議院 決算委員会 第10号
議事録を見る
○林(孝)委員 最初に、午前中徳山丸のことに関して質疑がございましたので、内容の重複を避けて別の角度から問題を指摘したいと思います。  この海洋汚染という問題について、一つの重大な実態を最初に指摘したいと思います。  これは私の方の調査で実態を明確にしたいのですが、廃油処理の...全文を見る
○林(孝)委員 大臣、いまの説明にもありましたように、港湾管理者に限って考えた場合でも、五十三年度で一七%しか稼働していない。大臣、これはどう思われますか。
○林(孝)委員 港湾局長が答弁したことを聞いて、大臣はどのような所見をお持ちになっておるか。これは非常に重大なことなんです。いま実態が明らかにされただけであって、実態はそのとおりだ、これでは大臣の答弁にはなっていない。それに対してどういう受けとめ方、認識、問題意識を持っておるか、...全文を見る
○林(孝)委員 強力に指導する、これはただ言葉だけで終わったのでは、一七%はいつまでたっても一七%であるとか、あるいは一〇%にさらに下がっていくとかということに終わってしまう。もっと具体的に、たとえばこの四十カ所の施設について、これは一カ所一カ所やはり事情が違います。全く稼働して...全文を見る
○林(孝)委員 余り答弁になっていないですね。  会計検査院に私は申し上げておきたいのですが、いま問題を指摘しているのは運輸省の港湾のいわゆる廃油処理施設ですけれども、過去において、農林省の所管の漁港に対して、同じような実態があった、それで会計検査院として特記事項で問題を指摘さ...全文を見る
○林(孝)委員 大臣、会計検査院もいつまでも見守っているわけにいかないということで、検査を行うということでございます。そういう事態に立ち至っている、こういう現在の実態、こういうものに対して、まだまだその問題意識が低過ぎるのではないか。だから私は、こうした徳山丸のような海洋に投棄す...全文を見る
○林(孝)委員 それでは次に、国鉄に関連する問題でお伺いしますが、国鉄の投資活動の現状についてまずお伺いいたします。  国鉄の出資事業についての基本的な取り組み姿勢というのは一体どうなっておるのか、最初に伺っておきたいと思います。
○林(孝)委員 そこで、現在国鉄が出資している会社、数字を私の方から申し上げますから、もし間違っておれば訂正してください。八十一社、資本金の額にしますと四百四十億九百万、出資額百八十億六千三百万、これが現在の状態であると思うのです。この数字は間違っておりますか。
○林(孝)委員 この数字を見ますと、いろいろな特殊法人の中で出資をしている実態がありますけれども、国鉄がやはり最高、八十一社という出資会社を持っておる。特殊法人の中では最高です。また資本金四百四十億九百万、これも最高です。そうした国鉄が出資している会社の経営内容というものが果たし...全文を見る
○林(孝)委員 これもまた、特殊法人の出資会社の実態としては非常に問題であります。たとえばその中でも、こちらのデータを見ますと、名古屋ターミナル、これはもう設立されて六、七年たっておりますが、このターミナルビル株式会社、五億八千万円の繰越損失。新宿のターミナル株式会社、一億一千万...全文を見る
○林(孝)委員 いずれにしましても、今回の私の問題指摘は、国鉄の八十一社に及ぶ特殊法人として最高の出資会社を持っておる。これはさらに時間の許す限り今後にこの問題をもう一歩深く取り上げていく予定でございます。次の問題がございますので、この問題指摘にとどめておきたいと思うのです。 ...全文を見る
○林(孝)委員 五十二年度一般会計の日本自動車ターミナル株式会社出資金五億五千万円のうち四億五千万円は、他の株主の出資金とともにターミナル建設費用に支出された。残りの一億円は子会社への出資にそのまま充てられた、この事実に間違いはございませんか。
○林(孝)委員 いま私は五十二年度の例として話をしました。いわゆる日本自動車ターミナル株式会社というのは、ちゃんと根拠法があって、その根拠法に基づいて設立された。法律の名前は日本自動車ターミナル株式会社法、いわゆる特殊法人ですね。その特殊法人に政府から五十二年度の場合に五億五千万...全文を見る
○林(孝)委員 いま明らかにされましたように、これは完全なる民間会社です。東北高速道路ターミナル株式会社、北陸高速道路ターミナル株式会社、兵庫高速道路ターミナル株式会社、九州高速道路ターミナル株式会社、こういう四社に日本自動車ターミナル株式会社から、先ほど例に挙げました、五十二年...全文を見る
○林(孝)委員 確認します。五十四年度の場合は、五十五年の一月一日現在で言いますが、結局六千四百万円増資されておりまして、一般会計からの支出がそのすべてである。この場合に六千四百万円が日本自動車ターミナル株式会社からさらに北陸高速道路ターミナル株式会社に調達されておる、この事実も...全文を見る
○林(孝)委員 私は一つの問題として、いわゆる特殊法人があって、特殊法人には政府から予算化されてそして出資される。しかし、この日本自動車ターミナル株式会社というのは、根拠法を見ますと、出資することができるということにはなっていないわけです。出資の面に関しては非常に不明確な法律に基...全文を見る
○林(孝)委員 日本自動車ターミナル株式会社、道路公団、合わせてこの四社の資本金のそれぞれ二〇%ずつ、実質上一般会計あるいは公団からの支出となっているわけですね。こうなってきますと、この四つの会社というのは、民間会社であってもこれはもう特殊法人に準ずる存在になっておると言わざるを...全文を見る
○林(孝)委員 私の指摘している問題点は、国が特殊法人に一般会計から支出しておる。それが四つの企業に行っているでしょう。いままでもう明らかにしたことだ。それはもう二度と言う必要がない。これは民間企業じゃなくて、特殊法人に準ずるような状態になっているわけです。そういう特殊法人を介在...全文を見る
○林(孝)委員 法律を検討するということであるわけですね。  それじゃ、時間が来ましたから、この問題についても、あと留保させていただいて、質問を終わりたいと思います。
04月01日第91回国会 衆議院 決算委員会 第11号
議事録を見る
○林(孝)委員 先ほど来議論のありました院法改正問題について、最初にお伺いしたいと思います。  昨年十二月に本委員会で、この院法改正問題について官房長官と私は議論をいたしました。そのときの官房長官の御答弁を見ますと、新しい角度でこの問題とも取り組んでみるということを明言されてい...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、非常に苦労しているという中身につきまして、これは前官房長官時代のいきさつがあるわけですね。各省庁の中でどうしても困るというところがある、会計検査院が当時根回しに回って、とても力及ばざるところというところで、政府に対してバトンタッチされた、前官房長官が内閣に...全文を見る
○林(孝)委員 そういう内容に限られていま壁になっている。いま農林省ということで話をされたのですけれども、農林省以外にそういう省庁はあとどういうところがありますか。
○林(孝)委員 わかりました。  それで、これもまた本委員会でも重ねていろいろな省庁のときに指摘をしてきたことですけれども、いまのいわゆる行政改革等で問題になっております特殊法人、この特殊法人の問題にしてもあるいは認可法人の問題にしても、また特殊法人から出資されておる先のいわゆ...全文を見る
○林(孝)委員 それで、今国会中に提案するという、これがいつの間にか消えてしまうというような状態であっては困るのでして、官房長官の決意を確認しておいて次の問題に入りたいと思うのです。
○林(孝)委員 委員会答弁をずっと横に並べてやったものだから、予算委員会の答弁とまた同じ答弁をしておかないといかぬという配慮があろうかと思うのですが、そういう言葉のことじゃなしに、必要性という面でやはり考えてもらいたいと思うのです。  次に、環境アセスメント法案に関する質問に入...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、今週中に法律案ぶでき、そして党でその法律案を討議する。要綱については党の討議ではもう了とされておるわけですね。
○林(孝)委員 そうしますと、法律案が直接ぶっつけられる、それで討議される。今週中に一切、討議するまでの作業は終わるわけですね。いままでの調整作業といいますか、部内折衝といいましか、そういう折衝の感触として、この法律案が今週中にできて、そして討議に付される、その過程で、見通しとし...全文を見る
○林(孝)委員 その次の問題に入りますが、時間がございませんので、問題をしぼってお伺いいたします。  総合的安全保障の確立ということに関しまして、今日における安全保障政策、こういうものを考えていきますと、経済、外交、資源・エネルギー、食糧科学技術、文化、そうしたことを含む総合的...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
04月02日第91回国会 衆議院 建設委員会 第9号
議事録を見る
○林(孝)委員 歴史的風土の保全、そして文化遺産を守るということと、そこに住む人たちの生活の安定、環境の整備ということとのバランス、これは非常に政治的な意味を含んでおると同時に重要な命題だと私は思うわけです。そうした意味で今回の明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等...全文を見る
○林(孝)委員 この明日香特別法案は古都保存法の特別法として位置づけられておる。先ほどから答弁があったとおりですが、明日香村だけが中でも特別な地域だとして政府が考えているその立法趣旨、またその立法の背景についてお伺いしておきます。
○林(孝)委員 いま大臣の答弁に、第一条の目的の中にある、律令国家体制の形成された時代における政治、文化の中心的な地域、その時代の社会的背景等が述べられたわけでありまして、またこの律令国家形成の事実というもの、それから立法の背景事情、こうした点について御答弁があったわけであります...全文を見る
○林(孝)委員 そのことは一条の目的の「住民の理解と協力の下にこれを保存するため、」ということに明記されておるわけでありますが、いま敬意を表したその次に、国として今後その協力にこたえたいということ、これが第一条の目的の中には明示されていない。  そこで、私はこの際大臣にお伺いを...全文を見る
○林(孝)委員 その次に、この第一条の中に、先ほど来議論がございましたけれども、「歴史的風土の保存が国民の我が国の歴史に対する認識を深め、国を愛する心の涵養に資するものであることに配意し、」とありますね。「国を愛する心」云々ということに対しての異論というものがあるやに承っておりま...全文を見る
○林(孝)委員 次に、法案附則の八条で、古都保存法を改正し、同法第七条の二を新設することとしているわけでありますが、これはこの法案、いわゆる古都保存法の特例としてつくることですね。それの根拠を与える条文であると私は理解しているわけです。この明日香立法と同じような措置を他の市町村に...全文を見る
○林(孝)委員 それから、この法案に盛られている明日香村歴史的風土保存計画、明日香村整備基本方針、明日香村整備計画、こうした計画の、あるいは方針の本法案成立後の実際の策定の段取り、日程というものはどういうふうになっているのか、お伺いしておきたいと思います。
○林(孝)委員 この法案に基づく諸事業は一日も早くスタートさせなければならない、そのように私は考えておるわけでございます。いま申し上げました保存計画であるとか、あるいは基本方針であるとか、あるいは整備計画というのは、地域に住んでいる住民にとって非常に重大な関心を持っておることであ...全文を見る
○林(孝)委員 現在、明日香村の八九・八%が厳しい土地利用規制を受けているわけであります。そしてその歴史的風土保存地区並びに風致地区については、県及び村の行政指導で法令の規定に上乗せした規制が行われているのでありますけれども、新設されるこの法案の附則八条で、古都保存法八条三項の政...全文を見る
○林(孝)委員 それから五条の特定事業、この特定事業では四条の明日香村の整備計画で挙げられているものから河川、住宅、これが落ちているわけでございますが、これはどういう理由でこの河川と住宅がこの五条では落ちておるのでしょうか。
○林(孝)委員 そうしますと、たとえば公営住宅の必要性がないという判断が、事情変更ということが起こった場合はどのような手続になりますでしょうか。
○林(孝)委員 次に、大都市圏の財政特別措置法の特定事業と比較いたしまして、この五条の助成対象となる特定事業に特に農業関係が取り上げられておりますが、この農業関係が取り上げられた理由というものをお伺いしたいと思います。
○林(孝)委員 いまの答弁にありました生産性を高める、そして所得を上げていくという民生安定対策、こういう意味での農業ということでございますが、この五条の一項の一号へ、このへというのは「農地並びに農業用施設及び林業用施設で政令で定めるもの」というふうに規定されております。このへとし...全文を見る
○林(孝)委員 明日香村の経営といいますか、農業立村を基本としていると先ほど来答弁もありました。当然そうした意味でも農業の振興というものは明日香村にとっても非常にウエートが大きいわけであります。ところが、他の地域と同じように農業投資をするということが不可能な状況に置かれている。た...全文を見る
○林(孝)委員 それでは強い要望の出ている現行の特別保存地区の水田の生産米の全量買い上げ、それから国有林の村への経営委託拡大、こういうことに対してはどのように対処されますか。
○林(孝)委員 いまの米の生産の件に関しましては、やはり現在までの実情、それから、これからの実情について農林省としても現地を調査をして、いままでの認識、理解でいいのかどうかという面についても積極的に農業関係者の意見も聞き、実態も見て考えていただきたいと思うのです。というのは、農業...全文を見る
○林(孝)委員 いまの御答弁は非常に抽象的で不満足でありますけれども、私が指摘した問題に関しては心にとどめておいていただきたいと思います。  それから、明日香村整備計画に基づいて明日香村の行う事業がございますね。この事業に対して国の行う指導、援助、これは村の自主性を尊重しながら...全文を見る
○林(孝)委員 明日香村は人口七千人余、財政力指数〇・二二三、財政的にきわめて貧困な地方公共団体です。また、厳しい規制で、今後抜本的に村財政を強化していく方策も直ちに見当たると思われないような状況にあるわけですが、本法案の施行による村財政の長期見通しはどのように考えられておるか、...全文を見る
○林(孝)委員 もう一点、村財政収入との関連で、この附則の七条でありますが、地方交付税法改正の趣旨について説明していただきたいと思います。
○林(孝)委員 時間の関係で最後の質問になりますが、村民対策としての基金に関してでございます。  この法案の提出前、予算編成期においては奈良県選出の国会議員超党派で大蔵省にも赴き、また総理府にも赴きながら基金対策等の折衝に当たってきた経緯があるわけでございます。基金の自主的な運...全文を見る
○林(孝)委員 その点につきましてはまた別の機会にあれするといたしまして、これで終わります。
04月09日第91回国会 衆議院 決算委員会 第13号
議事録を見る
○林(孝)委員 最初に、先ほど同僚委員から議論のございましたアセス法案に関しまして、長官の答弁にもございましたように四月二十日をめどにということでございましたけれども、この法案が過去の例からいって何回となく流産してきた、そういう経緯がございますので、重ねて確認の意味でお伺いしてお...全文を見る
○林(孝)委員 それで、一日にそういう官房長官の答弁があって、四日に自民党の部会が行われた、その席においても、やはり非常に議論が百出したといいますか、反対という立場の議論もこれあり、ここのところは、やはりどれだけリーダーシップを発揮するかという長官の立場からして、相当の決意を持っ...全文を見る
○林(孝)委員 じゃ、二十日までは大丈夫ですか。
○林(孝)委員 それでは、次に燐対策の問題について長官に伺いますが、環境庁が先月の二十四日、富栄養化対策というものを打ち出されたわけです。今日まで環境庁として、この富栄養化対策に対してどのように取り組んでこられたか、また、今回の対策の位置づけをどう考えられておるか。さらに、この対...全文を見る
○林(孝)委員 この燐の規制として合成洗剤対策が挙げられているわけでありますが、燐を含む洗剤、これは現在国内でどれだけ使用されていると把握されておりますか。それから、この製品の抑制についての具体的な計画をお伺いします。
○林(孝)委員 たとえば大手洗剤メーカー、こういうところでは無燐洗剤を、一部市販されているといういまの話がございましたように、発売する動きが事実ございます。この原料となるゼオライトなどの珪酸アルミ物質、これは非常に入手困難であると言われておりますけれども、それが事実であれば、当然...全文を見る
○林(孝)委員 これは早急に通産省との詰めをやっていただきたい。  それと同時に、一番大事なことは、合成洗剤が無燐である、こういう状態になったとしても人間の健康に悪影響を及ぼすという指摘もあるわけです。この無燐の合成洗剤が人間の健康に影響を及ぼすかどうかということについての環境...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、現段階では、厚生省とそうした人体に与える影響等についての協議は行われていないわけでございますか。
○林(孝)委員 私はこの機会をとらえて、環境庁としての問題意識というか受けとめ方として、この際、合成洗剤の有害性について、他省庁とも協議して、科学的なデータを踏まえて、それで環境庁としての役割りを果たしていく、それが国民の健康を守るということに通ずれば、環境庁としてはすばらしいこ...全文を見る
○林(孝)委員 環境庁長官はいかがですか。
○林(孝)委員 消費者に選ぶ権利があるから、どういう洗剤を使うかというフリーハンドが与えられている。ただ、一つの洗剤が、厚生省だとかあるいは環境庁が協議して、こういう規格に合ったものであるべきだという話になっていかなければうそだと思うのです。そうなっていった場合に、消費者で選びな...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、現在の規格、この三月二十四日の対策が打ち出されてからこれから先に目を向けての判断と、それから今日までの規格というものが消費者に非常に参考になっているという考え方と二つあると思うのです。そうすると、現在までの状態でずっと行くという考え方ですか、それとも...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、将来はその可能性があるけれども現時点ではそういう判断には立たない。それで私は、所管が厚生省の所管の問題もあり、また通産省の所管の問題もこれあり、その所管所管でこうした問題に関しては結論を出していかなければならない問題だと思いますが、環境庁の立場として...全文を見る
○林(孝)委員 私申し上げているのは、これは総合対策を立てなければいかぬという意味で、環境庁長官として閣議で意見を述べる、この意見がきっかけになって総合対策として政府の中に関係省庁として同じ立場で、たとえば環境庁だけが一生懸命提言したりしてそれを通産省がただ受けてそれに対してチェ...全文を見る
○林(孝)委員 しっかりやっていただきたいと思います。  その次に、公害防止事業団の事業に関してお伺いいたします。  この公害防止事業団の業務について環境庁長官の評価、またどういう姿勢で指導、監督をされておりますか。
○林(孝)委員 事業団の貸付業務における五十二年度、五十三年度、五十四年度の貸付実行件数、金額、また五十四年度までの実績累計について説明願いたいと思います。
○林(孝)委員 貸付金が不正に流用されたり、あるいは目的外に使用されたり、こういうことがないように十分な審査を行う、これはもう融資の基本であると私は思います。不正流用等の事例のチェック、これを検査院は行っておりますかどうか、お答え願いたいと思います。
○林(孝)委員 問題指摘の内容を簡単に説明していただきたいと思います。
○林(孝)委員 その後、事業団が内部の監査を充実させたということで問題がないというような先ほどの説明でございましたけれども、昭和五十年、五十一年において不正流用されたという事件がその後勃発しておるわけですね。これについてはどういう内容のものであったか説明願えますか。
○林(孝)委員 こういう問題がなぜ起こったかということに対して、事業団はどういう受けとめ方をされておりますか。具体的に……。
○林(孝)委員 それから事業団は、五十二年に産業廃棄物の処理施設に関しての問題が起こった組合があったわけでありますが、その事件に関しては把握されておりますか。
○林(孝)委員 この組合の三代目の理事長、産業廃棄物の収集業をやっておったその代表でありますけれども、これは不法投棄を千数百回にわたって繰り返した、こういう事実については把握しておりますか。
○林(孝)委員 この組合の施設譲渡代金の返済、こういうものはどうなっておりますか。
○林(孝)委員 そうしますと、延滞が千四百七十九万円で、支払い猶予額はどれだけになっておりますか。
○林(孝)委員 この譲渡契約の際、担保登記あるいは添え担保というものを取っておったかどうか、その点はいかがですか。
○林(孝)委員 取引先の信用調査は、この組合との取引の場合、具体的な調査を行ったのでしょうか。
○林(孝)委員 それでこれは、こうした代表者が自分のことだけを考えて真剣に組合経営というものに取り組まない、そういう状態の中で起こった事件だと私は思いますね。そうした同じような事件が発生しないために事業団として現在どういう対策をお考えになっておるか。それからこの債権回収の手だて、...全文を見る
○林(孝)委員 時間が制約されておりますので、問題をしぼって最後にお伺いいたしますが、検査院が事業団の建設譲渡業務のうち、中小企業対象のもの百十五件、七百六十九億余円について調査を行った。二十件、百三億円余に相当する債権の保全措置、これが講じられていないことを処置要求事項として昨...全文を見る
○林(孝)委員 終わります。
04月18日第91回国会 衆議院 決算委員会 第16号
議事録を見る
○林(孝)委員 まず最初に、先ほど来オリンピックに関連して議論がございましたが、重複を避けて質問したいと思います。  最初に、政府として公式にオリンピックに対する態度を決定する時期はいつでございますか。
○林(孝)委員 来週、総理を中心にして関係閣僚会議が開かれて、そしてそこで公式な態度を表明するということを漏れ伺っておるわけでございますが、そういう考え方も持ち合わせていない、こういうことでよろしいでしょうか。
○林(孝)委員 大臣が連絡を受けてないことをこちらが申し上げるのもなにかと思いますが、タイミングといいますか総理の訪米、これは一つのこのオリンピック問題に対する日本政府としての見解を持っていかざるを得ないであろう、これは常識的に考えましても当然のことだと私は推測するわけです。そう...全文を見る
○林(孝)委員 エントリーにはタイムリミットがあるわけでございます。外務省に伺いますけれども、いま大臣が、起こってきた原因がなくなればという前提の話をされたわけですけれども、アフガン情勢の見通し、これがエントリーのタイムリミットということを前提として考えた場合にどういう情勢になる...全文を見る
○林(孝)委員 七月じゃなしに、エントリーの締め切りです。
○林(孝)委員 そうしますと、この環境というものがよくなるということは非常に厳しいと見なければいかぬといういまの外務省のあれだ。そうしますと、これは参加が非常にむずかしくなるのではないかという、政府はそういう決定をするであろうと私は思うのです。JOCが、たとえばそういう状況のもと...全文を見る
○林(孝)委員 外務省の方はこういうことに関してはどういう見解をお持ちでしょうか。
○林(孝)委員 外務大臣は先日の委員会で、個別参加も好ましくないという表明をされたわけでありますけれども、JOCは、個別参加が拘束さ、れることに対しては、先ほど申し上げましたように人権侵害であるということを言っておるわけです。こうして意見が現実に食い違っておるという状態、こういう...全文を見る
○林(孝)委員 オリンピック関係予算はどうなっておりますか。項目、金額。
○林(孝)委員 体協に対しての補助、それが実際オリンピックを目標にして、たとえば選手強化費用であるとかいろいろな形の項目で予算化されておるわけでありますが、その実態について把握されておりますか。
○林(孝)委員 そうしますと、この七億の予算プラス先ほどの選手渡航に関する六千百四十万ですか、これのトータルがオリンピックに関する費用、こういうふうに理解していいですか。
○林(孝)委員 もしオリンピックに不参加ということになりますと、結局参加するためにもうすでに執行された金額、それから不参加で不用額といいますか、そういうものが出てきますね。これはどういう処理をされることになりますか。これから先のことになりますけれども、参考のために伺っておきたいと...全文を見る
○林(孝)委員 オリンピックの問題に対しての最後の質問になりますが、総理がアメリカに行かれる前に日本としての考え方を決めなければならない。その段階で選手諸君に対して政府としての考え方を公式表明されることが、政治的な意味よりもむしろ一つの精神的な意味になりますが、よろしいかと思うの...全文を見る
○林(孝)委員 文部大臣から呼びかけられたらいかがでしょうか。
○林(孝)委員 それでは次の問題に入ります。  五十四年十二月二十八日の閣議決定におきまして五十五年度以降の行政改革計画を政府は打ち出したわけであります。その中で、特殊法人の整理合理化について伺いたいと思っておりますが、日本学校給食会と日本学校安全会とを、昭和五十五年十月に予定...全文を見る
○林(孝)委員 仮称日本学校健康会について、これに二法人を統合した場合の役員の数、また、民間からの登用についてはどのようになっておりますか。
○林(孝)委員 それから、この決定の中にこういうことがありますね。以上の「措置の完了後、文部省主管の特殊法人を一法人減ずることとし、」とあります。これは他の特殊法人の内容とことさら異なって、これについてはいつごろにどういう内容にするかということが述べられていない。これについてもタ...全文を見る
○林(孝)委員 次に、特殊法人の「役員選考基準の運用方針」ということで五十四年十二月十八日に閣議了解がなされているわけですね。「全特殊法人の常勤役員については、国家公務員からの直接の就任者及びこれに準ずる者を」いわゆる天下りを「半数以内にとどめることを目標とする。」このようにあり...全文を見る
○林(孝)委員 相当数を切りかえるということでありますけれども、役員数の減員計画、また官民比率の改善計画、これはまだ具体的に決定をしておらぬのでしょうか。
○林(孝)委員 具体的に申し上げますけれども、日本私学振興財団、これについて見ますと、常勤役員七名中四名が天下り。これについて役員の縮減あるいは天下り率の削減ということはどのように考えられておりますか。
○林(孝)委員 財団の補助金業務について伺いますが、五十一年度から五十三年度までの三年間の交付額、それから対象法人別件数、これはどれほどあるかということが一点。この補助金交付の目的はどういうことになっているか。それから配賦に当たっての基準はどうなっておるか、まずこれだけお伺いしま...全文を見る
○林(孝)委員 これらの業務は文部大臣の承認を受けて行っているわけです。大臣が承認されておるわけですね。これは間違いないですね。大臣の承認事項でしょう。
○林(孝)委員 私立大学等経常費補助金について検査院の指摘した不当事項、これはいままで何件ございましたでしょうか。それから金額はどれぐらいありますか。
○林(孝)委員 大臣、四十六年から不当事項を毎年指摘されているわけですが、どうしてこういうことになるかという原因について、どのようにお考えになりますか。
○林(孝)委員 それはやはり大臣として——大臣のときにこれが全部起こったのではありません、四十六年という時代からのことですが、これはやはり、いま二つの、学生の数が不正確であるとか事務が不十分であるとかという理由を挙げられましたけれども、こういうことは、改善することについては別に困...全文を見る
○林(孝)委員 非常に改善しやすいという項目、大臣もそのとおりということで、これはきちっとしていただきたい。  福岡歯科大学、これは五十年度は法人の管理運営が不適切であるということで交付がされていない。五十一年度は補助金相当額の七〇%が交付された。五十二年度は全額が交付されてお...全文を見る
○林(孝)委員 大臣、いま出ましたこういうふうなのはとにかく札つきですね。そういうことで、簡単なのだけれどもこういうところはまだあるわけですね。よほどしっかりして指導して、こういうことが起こらないようにしないとこうした紊乱が起こる。私は憂える者の一人として申し上げるわけですけれど...全文を見る
○林(孝)委員 大阪教育大学の問題に入りますけれども、検査院は五十二年度の決算検査報告で大阪教育大学移転統合問題を不当事項として掲載をしておるわけです。この不当金額三十四億八千七百万円。この不当事項の指摘はどのような角度から検討し、どのような点で国損があると判断したのか、お答え願...全文を見る
○林(孝)委員 会計検査院が財政効果までを含めた判断で不当という判断をされたということを評価しますけれども、それだけの三十四億八千七百万という金額が、全く遊休化してしまっておるということは、財政難の折から、国にとっては非常に益ではない、益の反対は損だ、こう私は思うわけであります。...全文を見る
○林(孝)委員 それで解決したということにはならないと私は思うのです。といいますのは、たとえば大阪府あるいは関係市町村で周辺の整備事業、補助事業を計画しておる、これが、本体がそういう状態でありますから、当然この補助金が流れてしまっておるという実態がありますね。こういうことも含めて...全文を見る
○林(孝)委員 それから、この移転用地の取得についてお伺いしておきたいのですが、取得面積、金額はどれほどか、支払いはいつごろに行われたか、こういう点と、この取得は土地収用の手続をかけて行われたのかどうか、こういう点をまず伺っておきたいと思います。
○林(孝)委員 この土地取得費用の財源は何で賄われたか。もし借入金だとすると、その法的根拠を言っていただきたいと思います。  それから、借り入れ及び償還計画はいつ決定されたのか、元利合計は幾らになるか。また、元金の償還期限がいつ来るのか。
○林(孝)委員 この処分、移転に伴い不用となる財産の処分、この売却予定の土地というのは四カ所あるというふうに聞いておりますが、答弁願いたい。  それから、五十三年三月の元金返済期限のときには、この四カ所のうち、どこを処分して償還に充てる計画であったのか、そのときの償還金額ととも...全文を見る
○林(孝)委員 ということは、学校財産でこの不足分、それから半期ごとの金利支払い、これは全部行われたというふうに理解していいのですね。
○林(孝)委員 特会法の規定によりますと、移転用地取得費支弁のための借入金は「その移転に要する用地の取得費を支弁するため必要があり、かつ、当該移転に伴い不用となる財産の処分収入をもつて償還することができる見込みがあるとき」と、このように厳しく借り入れの措置のできるケースがしぼられ...全文を見る
○林(孝)委員 会計検査院はこの措置はどのような判断をされておりますか。
○林(孝)委員 それで大臣、いま事情は大体おわかりになったと思いますが、五十六年三月に最後の償還期限が来るわけです。この償還期限が来るときに計画されている池田分校の処分ができるのかどうか、非常に心配があるわけです。五十六年三月以前に移転が完了していなければ処分ができないはずですね...全文を見る
○林(孝)委員 私、時間が来ましたので、はしょって質問をしますけれども、大学設置の基準、こういう規則もあり、それからいま申し上げましたような特別会計の法則もあるわけですね。そういういろんな取り決めがある。また、その運用という面から考えますとちょっとちぐはぐで、なぜこういうことが起...全文を見る
○林(孝)委員 大阪教育大学の移転統合問題に関して、まだ内容多々質問をしたいことがございますが、時間の関係で他の機会にまた移して、本日は終わりたいと思います。
04月25日第91回国会 衆議院 決算委員会 第18号
議事録を見る
○林(孝)委員 最初に大臣に伺います。  大臣が今度訪中されるということを伺っておりますが、その予定はございますか。
○林(孝)委員 政治会談でのテーマはどういうテーマが中心になりますか。
○林(孝)委員 午前中も議論になっておりましたけれども、イランとの関係に関連する諸問題、なかんずく原油についての課題等については話し合う考え方はございませんか。
○林(孝)委員 イランの問題に関して午前中議論がございましたが、わが国のイランに対する制裁措置、非常に厳しい局面に立たされていることは事実でありますが、二十二日のECの対イラン制裁決議に同調するという政府の態度の決定、こういう経緯を経て、いよいよ日本政府としても、この問題に対して...全文を見る
○林(孝)委員 関係閣僚として大臣は、そういう点に関して関係閣僚会議では議題にされることはなかったわけですか。
○林(孝)委員 そうしますと、あくまでも総理、官房長官、このお二方でそうした想定等は考えられる、他の閣僚に関しては、極言すれば言をはさむ余地がない、こういう状況でございますか。
○林(孝)委員 日本がイラン原油価格引き上げ要求を拒否したということに対して起こってきている諸外国の反応、これに対して通産大臣はどのように受けとめておられるか。たとえばアメリカ、それからイギリス、アラブ首長国連邦、こうしたところの国などから原油を日本に供給するという動向が、いわゆ...全文を見る
○林(孝)委員 日本としては、いわゆる供給する国の幅を広げて、できるだけ多くの国から油を買おう、今度は逆に、私が言いましたようなイギリスであるとかアラブ首長国連邦だとかあるいはその他の産油国、こういうところが日本に対して、イランの油が値上がりした、そういう高い油は買えないと日本が...全文を見る
○林(孝)委員 いまの長官の答弁は、いわゆるダイレクトDあるいはガバメント・ガバメント、そういう輸入形態というものが、メジャーからのものといまフィフティー・フィフティーという感じになってきておる、こういうことでございますが、価格というものが、たとえばイランにおきまして値上げされて...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、これはまあ仮定の話になりますが、アラビアン・ライトが値上がりする、イラニアン・ライトが三十二・五ドルの段階までにまだ至っていないということで、しかし、その段階でこのイランから原油を買っておったわけでありますから、このアラビアン・ライトが、もし万が一、...全文を見る
○林(孝)委員 そこで、今日の時点で物を考えますと、いわゆる対アメリカ優先といいますか、十日にアメリカの要請を受けて、対米協調を基軸とする基本方針を政府が確認した、それが一つの外交姿勢になっているわけです。そういうところから、ずっと対イラン向けの輸出のデータを見てみますと、先月は...全文を見る
○林(孝)委員 理解は理解として私は否定するものではありませんけれども、バニサドル大統領に対する記者会見の内容、これが外電から伝わってきておりますが、その内容を見ますと、日本が経済制裁に踏み切れば石油供給の全面中止だけではなくその他の対抗措置もとる、こういう会見をしております。こ...全文を見る
○林(孝)委員 通産省の場合にそういう考え方、十八日の衆議院の外務委員会で大来外務大臣は、場合によっては貿易管理令発動もやむなしという見解を発表されておる。午前中の審議では、通産省としては貿易管理令の発動というものは考えない、これ違うわけですね。事ほどさように、今日までの外務省の...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、先ほど私が指摘したバニサドル大統領の会見内容を、大臣はどのように受けとめますか。
○林(孝)委員 それでは、このバニサドル大統領の会見内容、これは新聞にも報道されております。これについて確認をされるとか、あるいは確認をした結果そういう会見がなされたとした場合に、当然外交ルートを通して、日本政府の考え方は油に対してはこうなんだという説明を再度なされるという考え方...全文を見る
○林(孝)委員 それでは、向こうが大統領の発言の中で非常に気にしている、日本が経済制裁に踏み切ればということですが、経済制裁とはどういうことを意味するか、具体的な内容について大臣はどのようにお考えですか。
○林(孝)委員 いま政府が、イランに対する新規の輸出契約は自粛するように言っておりますが、この行政指導というものは、いま説明がありました物資の輸出ということに対する歯どめ、すなわち経済制裁という内容にかかわるものではないでしょうか。
○林(孝)委員 心理的なものだと思って自粛を呼びかけたところが、結果的に新規輸出契約がストップをしておる、こういう結果を生み出した、これは相手国に対して経済制裁だというふうに受けとめられないかという心配はされておらないですか。
○林(孝)委員 今度は国民の側からこの問題を見ましたときに、今後の石油確保の見通し、これに対しは国民の不安を取り除かなければならない、これは当然の責任だと私は思うわけであります。これに対して、一つはインフレという心配がこれあり、それに伴って不況という懸念もあるわけです。今日、かか...全文を見る
○林(孝)委員 いま備蓄の話がございましたけれども、この備蓄取り崩しということを考える際に、一つの条件というものがそこにあろうかと思うのですが、その点はどのようにお考えですか。
○林(孝)委員 もう一つ国民の側から心配されること。先ほど、どういうふうにして確保して安定させるかということについては、非常にその具体的な内容については公式に表明することはいまむしろデメリットが多いという判断を示されたわけですね。それはそれとして、現実問題としてたとえばスポットマ...全文を見る
○林(孝)委員 それから、イランの原油といいましても、その依存度ということにつきましては一一%と言われておりますけれども、その個々の石油会社の依存度、これはまたばらつきがあると思うのです。そうしたばらつきが、いわゆる石油業界内でのばらつきが物価に与える影響等考えると、国民の生活に...全文を見る
○林(孝)委員 弾力的な運用というものをもう一歩具体的に説明をしていただきたいと思うのです。
○林(孝)委員 それから、後で備蓄問題に対して質問いたしますが、もう一点非常に心配な点がありますので、この点について大臣の所見を伺っておきたいのですが、アメリカの対イラン武力制裁、これが過去に幾たびか示唆された状態がありました。それは実際は行われておりません。もし仮にその結果ペル...全文を見る
○林(孝)委員 次に備蓄関係について伺いますが、五十五年三月末の民間備蓄の水準、これは何日分になっておりますか。
○林(孝)委員 昨年四月に通産省が告示した石油備蓄目標、これによりますと五十五年度の初め九十日、このようになっておりますが、五十四年度末、そして五十五年度初めの目標が達成されていない。これは一体原因はどこにあるのかということについては明確になっておりますでしょうか。
○林(孝)委員 それでは、ことし発表された目標はどうなっておりますか。そしてその達成の見通しについてどういう確信を持っておられるか。
○林(孝)委員 九十日備蓄を維持するために必要な用地、資金等の規模を昭和六十年度末までについて試算しますと、毎年新たな用地が百八十万平米、タンクが三百六十万キロリットル、資金が二千億円弱等を要する、このように石油業界では言っているわけです。こういう民間備蓄の所要資金の政府調達見通...全文を見る
○林(孝)委員 大臣、この民間備蓄というのは、政府の努力として大臣は基本的にどのようにお考えになっておりますか。
○林(孝)委員 それはわかるのです。それに対してその重要性というか、それからいま大臣が民間備蓄にどのような気持ちで汗を流しておられるのか、取り組み、姿勢というものをどういう形でお持ちになっておりますか。
○林(孝)委員 そうしますと、とにかく備蓄をさらに推進していく、推進するについては備蓄基地というものは必要になってきますね。国家備蓄の場合も私は同じだと思いますし、国家備蓄でも基地ができ上がるまでに非常にいろいろな問題があるわけでしょう、国家備蓄の実態を見ても。そういうものができ...全文を見る
○林(孝)委員 そうしますと、たとえばその地域の長、それから県、行政サイドではそういう形で積み重ねられている。いまどういう段階になっているか御存じですか。
○林(孝)委員 民間備蓄のことについて通産省はどの段階から関心を持ってその推進に努力をされるのですか。
○林(孝)委員 ある程度のめどというのは余りにも抽象的で理解しにくいわけですけれども、それについてはどうかということ。そのある程度のめどの内容について伺いたいのですけれども、それからその内容に来るまでに、国の場合だったら、すでに調査費を計上して調査をしなければいかぬ、いろいろな予...全文を見る
○林(孝)委員 計画の初期の段階から相談を受ける、それである程度民間独自の努力で、そして政府が助成をする。こういうところからサポートする。私は国の権限でもって民間に対してという意味で言っているのじゃないのですよ、あくまでも民間備蓄なんですから。むしろ逆にサポートのあり方が問題では...全文を見る
○林(孝)委員 そうすると、新たな基地をつくる場合に基地を確保する場所、こういうものはそれ以前の問題ですか。あくまでもタンクですよ。
○林(孝)委員 そうすると、土地を確保するときに、もうこれは関心があるというよりはむしろ積極的に参加しておるわけですね。そう受とけめていいのでしょう。
○林(孝)委員 共同でない場合、個々の場合ですね、この場合はどういう実態にあるのですか。
○林(孝)委員 その趣旨はわかるのですよ。ですから個々の会社の基地の場合はタンクから始まる、しかし計画の当初から相談を受けて援助ないし助言はする、こういうことでありますから、とにかく最初から相談があったら助言も得られる、また、財政的な支援も得られるのか、個々の会社の場合は全くそう...全文を見る
○林(孝)委員 もちろん主体は民間ということはわかっているわけです。それを前提としての話なんです。といいますのは、個々の民間と共同備蓄の場合に分けて、一番弱体な個々の民間の備蓄基地をつくる場合に相談をする、相談をすれば相談にも乗ってもらえる、また財政的援助というものも受けられる、...全文を見る