林紀子

はやしとしこ



当選回数回

林紀子の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月17日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 私も米の問題を御質問したいんですが、私は米の自由化問題を中心に御質問させていただきます。  きょうまでガットの非公式閣僚会議が開かれ、昨日は農水省も参加されたわけですが、さらに今月の二十七日、二十八日の農業交渉グループ会合では日本政府としての提案をする予定と言われて...全文を見る
○林紀子君 確かに反論なさっていると思うんですけれども、今お話のありました日米次官級協議での発言、それからアメリカ農務省筋の発言などを聞いていますと、アメリカ政府側は全く言いたいほうだいのことを言っている、こういう状況じゃないかと思うんです。  ガットの農業会合に顔を出しており...全文を見る
○林紀子君 そういうことでは、大変ECに比べましても日本は弱腰だという印象はぬぐえないわけですけれども、アメリカの方ですけれども、アメリカも酪農製品などの輸入を制限しているわけですが、具体的に例えばバターとか脱脂粉乳、落花生、こういったものはアメリカの消費量に占める輸入量の比率と...全文を見る
○林紀子君 日本の米の輸入実績といいますのは、八七年で三方六千トン、消費量に占める割合が既に〇・三%になっている、こういう資料をいただいておりますけれども、アメリカは盛んに日本の米の輸入禁止政策はけしからぬと言っているわけです。今御説明いただきました実態を見ますと、アメリカこそが...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、その弾力的運用というものをもっときちんとさせるということなわけですね。  それでは質問を進めさせていただきますけれども、今月の二十七日、二十八日の会議に日本政府がどういう提案をするのかということをお聞きしたいと思います。  九月の会議では、日本政府は...全文を見る
○林紀子君 その肉づけのところで、ぜひこれだけはということを確かめておきたいと思うんですが、所要の国内生産水準、それがどういう水準なのかというところが一番の問題じゃないかと思うわけですね。例えば米の生産は約一千万トンですけれども、この所要の国内生産水準を例えば三十万トンとか五十万...全文を見る
○林紀子君 今お話を伺っていまして、やはりミニマムアクセスとの関係で一部でもというところで入ってくるんじゃないかという心配というのはどうしてもぬぐえない話なんですね。しかも、こういうあいまいな提案に対しても、アメリカは、日本は基礎的食料の自給を考えているらしいが、自給はコストが高...全文を見る
○林紀子君 政府はこれまで米の輸入制限の根拠としてきました国家貿易条項、ガット十七条に関する権利を放棄しました。そして、米の輸入拒否を明確に主張できるわけでもないあいまいな提案を玉砕覚悟で提出しようとしている、こういうことを報道している新聞もございましたけれども、本当にそうではな...全文を見る
11月21日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○林紀子君 私は、時間の関係もありますので山本参考人と半田参考人に伺わせていただきたいと思います。  まず山本参考人にお伺いいたしますが、先ほど意見の中で林業を取り巻く状況は極めて厳しいというお話がありました。こういう危機的な状況になった原因といいますのは、外国産の木材の輸入急...全文を見る
11月28日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○林紀子君 私は、法案そのものの質問に先立って、一般論としてゴルフ場の開発と農薬汚染の問題についてお伺いしたいと思います。  まず林野庁にお伺いいたします。昨年の林地開発許可面積のうち、ゴルフ場は何へクタールで、全体の許可面積に占める割合というのは何%ぐらいだったかということを...全文を見る
○林紀子君 この四年間の推移を見ましても、ゴルフ場は四・二倍にもなっております。四年前の昭和五十九年には農用地の造成がトップで、林地開発の二八%を占めており、ゴルフ場は二位で二〇%でしたから、六三%になったということは、いかにゴルフ場開発ブームが熱狂的であるかということを林地開発...全文を見る
○林紀子君 ゴルフも健全なスポーツですから、私も頭から否定するものではありませんけれども、最近のゴルフ場開発ブームはやはり異常だと思わざるを得ません。  時事通信社が発行している官庁速報は、次のように指摘しております。「ゴルフ場開発は、コース維持管理のための農薬使用による大気と...全文を見る
○林紀子君 五年前の昭和五十九年にも、この付近ではドジョウなどが死んで浮いている事故がありました。町当局が同じゴルフ場に対して文書で注意した事実があるということを聞いております。しかも、この南里側の下流に当たる千歳川は上水道の水源にもなっていますね。幸い今のところ飲用水には異常は...全文を見る
○林紀子君 各都道府県ごとに、病害虫、雑草安全防除指針、こういうものを政府が音頭をとってつくらせる方針だということも聞いておりますが、この辺はいかがでしょうか。
○林紀子君 農薬に関する水質基準を定めることについても、北海道庁の担当者は、一自治体で膨大な実験データは集められない、基準を決めるのは国のレベルの問題ということを言っております。  それから、現在の異常とも言えるゴルフ場開発ブームの原因はリゾート法だと思いますけれども、建設省の...全文を見る
○林紀子君 この農薬問題、最後に、大臣にお伺いしたいと思いますけれども、先ほど飲み水には北海道の場合影響がないということでほっとしているということも申し上げましたが、水道水源地などでの農薬使用はもちろん、開発そのものの規制を実施すること、こういう手を打つべきだと思いますけれども、...全文を見る
○林紀子君 それでは、森林の保健機能の増進に関する特別措置法案についてお聞きしたいと思います。  本法案の第三条六項では「情勢の推移により必要が生じたときは、基本方針を変更するものとする。」と、こういうふうになっておりますが、どのような情勢の推移により、どのような基本方針の変化...全文を見る
○林紀子君 本法案による保健機能増進計画についての施業許可は、今までの林地開発許可制度のように、個別に許可は必要としないで包括の許可でよいということです。乱開発を防ぐためには個々の施設の設置計画について現地調査を行うなど、慎重な検討をした上で許可をするという方法をとるべきだと思い...全文を見る
○林紀子君 そして、その検討の結果ということで六十三年の三月八日付で回答をなさったのではないかと思いますが、その回答の内容というのはどういうものだったんでしょうか。
○林紀子君 その中で、森林施業計画の変更要件の緩和について検討するということだったわけですね。先ほど、間伐などについても非常に厳しい計画を提出して、それを一々変更届をしなければいけないということなわけですけれども、本法案については個別の開発許可は不要になり、計画段 階での包括許...全文を見る
○林紀子君 確かに、この保健機能増進計画が入っていないときでの勧告だということはわかりますけれども、森林施業計画ということでは同じレベルになるのではないかという懸念はやはりぬぐうことができません。  時間の関係がありますので、最後に保安林の問題についてお伺いしたいと思います。 ...全文を見る
○林紀子君 本法案は、森林法で定められている伐採の許可とか指定解除の許可、土地形質変更禁止など、保安林における制限やまた植栽の義務を取っ払ってしまい、保安林としての機能を失わせ、本来ならば保安林指定解除手続をとらなければならない行為と同じでありながら、許可制度のもとに置くものでは...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、森林の保健機能の増進に関する特別措置法案に対する反対討論を行います。  我が党は、従来から、林業の振興とあわせて、森林にスポーツ・レクリエーション施設などを適切に配置し、森林の持つ教育的・文化的機能を活用することを提唱してきました。これは...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 社会労働委員会 第6号
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○林紀子君 来年は原爆が投下されて四十五年目を迎えます。私は広島に住み、被爆者の心を国会に反映することを訴えてまいりましたが、被爆者の平均年齢が六十歳を超え、被爆者援護法の制定が急務になっている今、被爆者団体の期待にこたえて野党六会派が共同して本法案が提出されたことは大きな喜びで...全文を見る
○林紀子君 第二にお尋ねしたいのは、被爆者年金の創設についてです。現行原爆二法による被爆者の援護は極めて不十分です。そのために、昭和六十年度の厚生省の調査によりましても、被爆者であることで苦労や心配があると答えた人は九割にも上っており、いかに被爆者が厳しい状況に置かれているかが示...全文を見る
○林紀子君 最後に、特別給付金そして核兵器の緊急廃絶についてお伺いしたいと思います。  原爆の最大の犠牲者である死没者は広島で十四万人、長崎で七万人と言われていますが、これらの人々に対しては今まで何の補償も行われてきませんでした。政府が被爆者への健康診断とごく少数の重症者への国...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○林紀子君 私は、まず厚生省に輸入ポテトの農薬残留問題についてお伺いしたいと思いますが、子供たちの大好物であるフライドポテトから、残留農薬が検出されている問題についてお聞きしたいと思います。  私は先日、北海道の十勝の畑作地帯にお邪魔する機会がありました。ちょうどジャガイモの収...全文を見る
○林紀子君 検出されたものは微量だということですけれども、これは確かに検出されている。  しかも、東京都立衛生研究所の調査では、冷凍ポテト二十検体中十五検体から最高四・五ppmのクロロプロファムが検出されています。これは登録保留基準をはるかにオーバーしていると思います。しかも、...全文を見る
○林紀子君 まだ検討中ということなんですけれども、フライドポテトというのは、本当に子供たちが大変喜んで食べているものですので、早く基準をつくるようにということもぜひお願いしたいと思います。  それから、ウルグアイ・ラウンドへのアメリカ提案発表に当たりまして、ヤイター農務長官とヒ...全文を見る
○林紀子君 食品の安全チェックについては、日本政府が十一月のウルグアイ・ラウンドの農業グループ会合に提出した提案の中で、初めて日本政府としての態度を打ち出しましたが、アメリカ政府が日本提案を二つだけ評価した、そのうちの一つだと言われております。詳しく触れる余裕は時 間の関係であ...全文を見る
○林紀子君 日本は、一九七〇年代に入ってからは基本的には米の輸入をしておりません。七〇年代、八〇年代を通じてアメリカが米の生産をふやす一方、東南アジアの諸国が米の自給を達成してアメリカの米が余った、そういう事実はあると思いますけれども、それはアメリカの政策でありアメリカの勝手だと...全文を見る
○林紀子君 総選挙まではという約束にもかかわらず、先ほど申し上げましたようにヒルズ代表は、アメリカの議会の中では、短期の課題として米を自由化しろということを再び言っている。大変なめた話ではないかと思うわけです。  経済局長にお伺いいたしますが、ガットへの日本提案のポイントは、結...全文を見る
○林紀子君 この提案そのものが通る可能性があるのかどうか、それも大変疑問なわけです。また、総選挙前の現在は、米の自給を言っても終わればどうなるかわからない。それは、先ほど大臣から釈明がございましたけれども、小沢幹事長の言っていることなどを考えますと、その心配も大いにあるわけです。...全文を見る
12月12日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○林紀子君 政府は、公的年金制度を一九九五年に一元化することを目指して地ならし的改正を行おうとしています。中でも、支給開始年齢の延伸とか財政調整を行おうとしています。そして、農林年金の掛金の大幅な引き上げを前提にしている。先ほど井川参考人のお話にもありましたけれども、来年度からは...全文を見る
○林紀子君 農林漁業団体職員共済組合の調査によりますと、臨時職員の農林年金への加入状況というのは、総合農協や森林組合などの単位団体で四四・四%、その中で、雇用期間別で見て一年以上働いている臨時職員、パートの人が六五・二%加入しているということになっております。短期雇用の臨時職員の...全文を見る
○林紀子君 広域農協合併が進む中で、正職員の減少、臨時職員の増加とともに職員の労働強化というのが非常に進んできております。農協の事業は組合員の営農と生活を守るという協同組合の目的とはほど遠く、経営優先による利益追求を第一にしている、こうしか考えられないような状況が方々に生まれてお...全文を見る
○林紀子君 農協の事業は、組合員の営農と生活を守るという、そこにぜひ力点を置いていただきたいということを指摘いたしまして、最後の質問をさせていただきます。  一九八七年の農水省の調査によりますと、定年制での男女差別が残っている組合数は二百八十七組合。一九八二年に比べましたらその...全文を見る