林紀子

はやしとしこ



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林紀子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 私はガット・ウルグアイ・ラウンドの問題、特に米の問題をめぐりまして大臣に最初にお伺いしたいと思います。  大臣、就任後いろいろなところで記者会見に臨んだりマスコミに報道をされているわけですけれども、一月六日の記者会見では、「コメでは主張すべきことを堂々と主張している...全文を見る
○林紀子君 今、近藤大臣の御決意を聞きましたので、その上に立って質問をもう一つさせていただくわけですけれども、アメリカ側の米譲歩を迫ってきているその圧力といいますのは、年明けにもますます強まっていると思うわけです。一月十四日には、中山外務大臣との会談の中でブッシュ大統領が、ウルグ...全文を見る
○林紀子君 あと一点ですが、現在の湾岸戦争との関係で、ヒルズ通商代表は一月の二十五日に、湾岸問題があるからこそ世界貿易のために新ラウンドを成功させることが大切になる、その重要性を繰り返したということがやはり報道されておりますし、ブッシュ大統領は二月六日のニューヨークで行った経済人...全文を見る
○林紀子君 そういう意味でもぜひ日本の米の輸入自由化、ミニマムアクセスも許さずということで本当に頑張っていただきたいと思いますし、我が党もそういう意味では本当に今までもそういう気持ちで奮闘してまいりましたので、今後もその面では頑張っていきたいと思っているわけです。  次に、労働...全文を見る
○林紀子君 その一定の規模以上の農家というのは、もうこのくらいの農家ということは決めているわけですか。
○林紀子君 今まで特定の機械にしか適用されなかったということで、同じようなけがをして同じように労災保険に入っているのに保険金がおりなかったというような事例も聞いておりまして、そういう意味では今回の改正というのは農家にとっては一定の前進ということが言えると思いますが、農水省はこれを...全文を見る
○林紀子君 それでは最後に、余り時間がありませんが、これはほかの委員の方から大分触れられましたので、私は確認ということで伺わせていただきたいと思います。  畜産局長の方にお願いいたしますが、十五日に開かれた衆議院の農水委員会では、脱脂粉乳の市場開放の問題についてミニマムアクセス...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、今後、先ほど来お話がありましたけれども、この脱脂粉乳、でん粉についてはガット十一条二項(c)の見直し、明確化というのを日本は今求めているわけですね。これをガットできちんと決めてから対応をしていくというふうな形でやっていくということでしょうか。
○林紀子君 それでは終わります。
03月26日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○林紀子君 私は初めに、緊急でしかも重要な問題として、二十一日に行われましたブッシュ・中山会談でのブッシュ大統領の発言をめぐって、大臣にお伺いしたいと思います。  ブッシュ大統領は、アメリカの議会に対日不満があるが、それは貿易問題であると指摘、九一年国際食品・飲料展で米国産米が...全文を見る
○林紀子君 先ほどお昼のニュースを聞きましたら、アメリカのマディガン農務長官がそれに加えて近藤大臣に対して抗議の書簡を送ったということで、大臣は既にそれを受け取っていらっしゃるというお話も聞きましたが、内容はどういうもので、それに対してもどういう対処をするかということが、まあ今の...全文を見る
○林紀子君 それから、きのうは中山外務大臣も帰国をなさって、中山外務大臣も交えて海部総理そして近藤大臣も一緒にこの問題についてお話をしたということも新聞で報道されているわけですけれども、海部総理はどういう見解を示していらしたのかということをお聞きしたいと思います。
○林紀子君 海部総理は、四月の四日に米どころのカリフォルニアで会談をブッシュ大統領とするということも伝えられているわけですけれども、先ほど来お話がありますけれども、三度にわたって国会では米の国内での完全自給ということを決議しているわけですし、また国民に対する公約であるということも...全文を見る
○林紀子君 今回のアメリカのやり方につきまして、ブッシュ大統領の発言は内政干渉的な行為であるとか大国主義以外の何物でもない、こういう言葉を使って解説をしたマスコミもあるわけですけれども、やはり国民はこのことを大変注目しておりますし、ここで日本が毅然とした態度をとるということは、そ...全文を見る
○林紀子君 確かに生産者の団体の中で決められたもので、ですから自主規制というふうに言われていると思いますけれども、しかしこの背後には乳業メーカー、特に大手のメーカーがこういうことを強制している、これが非常に大きいのではないかと思うわけですね。消費者のニーズだ、これによって消費者の...全文を見る
○林紀子君 今のお答えでは全然指導をするのかどうかということについては触れられなかったわけですけれども、やはり酪農家が本当に苦しんで、これが離農の大きな原因になるだろうということも言われているわけですから、本当に酪農家を守るという立場で農水省は御努力をいただきたいということをお願...全文を見る
03月28日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○林紀子君 きょうは本当にお忙しい中を参考人の皆さんありがとうございました。  日本共産党の林紀子と申しますが、私の質問時間は非常に限られておりますので、全部の皆様方に御質問できませんことをお許しいただきたいと思います。  まず正木参考人にお伺いしたいと思いますが、今回の法改...全文を見る
○林紀子君 それでは、正木参考人それから鈴木参考人に、同じような問題ですので続けてお聞きしたいと思いますけれども、まず正木参考人にお伺いしたいのは、佐賀県唐津市などの上場地区国営かんがい排水事業、先ほどお話がありましたが、工期の大幅なおくれから工事費が非常に高くなっている。償還利...全文を見る
04月09日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○林紀子君 ただいま細谷理事からの質問もありましたが、日米首脳会談での米協議について、大変重要なことですので、私も質問をさせていただきます。  ブッシュ大統領は米問題について、先ほど外務省からもお話がありましたが、難しい問題であることは承知しているが、ウルグアイ・ラウンド成功の...全文を見る
○林紀子君 自民党の西岡総務会長は、アマコスト駐日大使に対して、統一地方選挙が終了したら本格的な論議を行うと約束したと伝えられています。また、自民党は、米市場の限定的な開放は避けられないという判断から、統一地方選挙終了を待って本格的な国内調整に入る、こういうことも報道されているわ...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、今回の日米首脳会談の中で総理は食糧安保の考え方に一言も触れていないようですけれども、我が国の方針はこれまでと同様に米は国内産で完全に自給するということで変わりないというふうに理解をしていいわけですね。  それからまた大臣は、記者会見の中で、正しい理解を...全文を見る
○林紀子君 国または都道府県が管理する土地改良施設の更新事業についてですが、現行では組合員の三分の二以上の同意、組合員一人一人の署名と押印を必要としていますが、今回の改正では簡素な同意徴集手続、すなわち組合員の三分の二以上が出席した総会で三分の二以上の同意によるとされていますね。...全文を見る
○林紀子君 昭和五十九年の改正時における同様な改正規定に対する農水省の解釈ですけれども、総務庁が発行しております「時の法令」というのにこの解釈が出ておりますが、これには同意の省略という言葉を使っていると思うわけですね。ですから、簡素化ではなくて省略ということなのではないですか。今...全文を見る
○林紀子君 開始に当たってはこれだけ丁寧な手続をとる。三分の二以上といいますけれども、実際にはほとんどの事業において九五%を超す同意で実施されている、事業の実施に当たってはできる限り全員の同意を得ることが望ましく、全員の理解と協力が得られるような努力が行われているということが、こ...全文を見る
○林紀子君 それからもう一つ、土地改良区の理事の問題ですけれども、組合員以外の者が占める割合について、今回の改正では現行の五分の一以内を五分の二以内に緩和するということになっていますね。土地改良事業の運営に当たる理事は基本的には組合員であるべきであって、員外理事というのは例外的な...全文を見る
○林紀子君 いろいろ今理由を挙げられたわけですけれども、専門的な力のある人がということですが、例えば定款を改定して理事の数をふやすということはできるわけですね。それから、農業者年金を受給している方でも農業委員会の承認を得れば引き続き理事としてとどまることができるという規定もあると...全文を見る
○林紀子君 私は、土地改良法等の一部を改正する法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりです。  その趣旨と提案理由について御説明申し上げます。  修正案の内容は、第一に国または都道府県が管理する土地改良施設の更新事業及び水資源...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の土地改良法等の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  今日、土地改良区及び土地改良区連合は、全国におよそ八千三百地区余り、組合員の数はおよそ五百二十万人余り、その面積はおよそ三百七十万ヘクタール近くにも及んでいます...全文を見る
04月12日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○林紀子君 私は国有林野事業改善特別措置法についてまず質問させていただきます。  今回の改正では、累積債務と経常事業部門を区分する、ここが目玉だということを何度も聞かせていただいたわけですが、これは私たち日本共産党も八七年の改正のときに修正案を出しまして、その一つの大きな柱とし...全文を見る
○林紀子君 今のお話を聞きますと、目標はあってもいろいろ複雑な要素があるので、計画は細かいのは出せないと言う。そうすると、一体全体この十年、二十年と区切ってやることが本当に成功するのかどうか。今度こそこれを立て直していかなくちゃいけないという固い決意を今までも伺ったわけですけれど...全文を見る
○林紀子君 関連してお伺いしたいのですが、一九八七年の閣議決定で、林産物の需給見通し、これを決めましたけれども、一九八四年の木材自給率三七%に対して一九九四年には四〇%から四三%になる、こういうふうに決めたわけですね。ところが八九年が二六・九%で下がる一方になっている、こういう状...全文を見る
○林紀子君 確かに需要がふえたということはいただいた林業白書で私も見せていただいているわけですけれども、国産材の供給量そのものも林業白書で見ますと、一九八五年の三千三百七万立米から八九年には三千五十九万立米、一割近く落ち込んでいるということになりませんでしょうか。閣議決定は八七年...全文を見る
○林紀子君 ですから私は、閣議決定のあったこの需給見通しの方向に向かってぜひ努力をしてほしいということをお願いしているわけなんです。  それでは次に、経常事業での自助努力に人員整理、三万四千人から平成五年までには二万人体制にする、こういう徹底した人員削減を挙げておられるわけです...全文を見る
○林紀子君 適切に対応ということですと、本人がやめたくない、もっと働きたいと言ってもそれはだめということもあり得るということですか。
○林紀子君 ほかの二万人体制のときの、先ほど退職勧奨しない、強制しないということもやはりそれも労使間での話でそういうことになっているんだと思うんですね。でも、この定期作業員という方は特別なわけですか。
○林紀子君 それから、平成五年までは二万人体制、その後についてはまず二万人目標のめどがつくような段階においてまた検討していくという御返事なわけですけれども、これはどういう方向で検討していくのでしょうか。昨年の総務庁の勧告では、定員内職員一万人というような言葉も出ていたわけで、一万...全文を見る
○林紀子君 続いて、今回は二万人体制にする、その中で組織機構も大合理化が行われるということですね。本庁については徹底した見直しを行いその簡素化、合理化を図る、営林局についてはこれも徹底した簡素化、合理化を図る、営林署、担当区は三分の一程度を統合する、事業所については存置することが...全文を見る
○林紀子君 この特別措置法についてもっとお聞きしたいところがあるんですが、森林法のことについてもうお聞きする時間がなくなりましたので、最後に一つだけお聞きしたいと思います。  今度の森林法では分収育林裁定制度というのが新規に導入されておりますけれども、その発動要件として、引き続...全文を見る
04月18日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○林紀子君 参考人の皆様、本当にありがとうございます。私も、もっともっと短時間なものですから初めに質問をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。  まず岸町長さんにお伺いしたいと思いますが、人工林というのが五五%ある町だというふうにお伺いいたしましたが、これから伐採時期...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、国有林野事業改善特別措置法の一部改正案に対して反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、今回の法改正が昨年の林政審、国有林野事業経営改善計画大綱で示された 国有林野経営の公共性の否定、全面的な民営化路線のもとで現有土地資産の約五割と...全文を見る
04月22日第120回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○林紀子君 私は、市街地での土木工事における公衆災害防止策についてお伺いしたいと思います。  三月の十四日、広島市では工事中の新交通システムの橋げた落下事故が起こりまして、二十三人の方々が死傷いたしました。先週の土曜日には広島市で合同慰霊祭も行われましたし、遺族会もつくられまし...全文を見る
○林紀子君 答弁は簡潔にお願いいたします。  今お話を聞きましたら、確かに通行している人たち、車に対しては交通規制を行うということなんですが、今度は労働省の方にお伺いしたいわけですが、今回の事故でも五名の下請労働者が犠牲となっているわけです。作業をしている労働者の安全というのは...全文を見る
○林紀子君 先ほど建設省の方からお話がありましたが、今回事故の起こった工法というのは横取り工法というものでやられていたということですが、この技術的な面について問題があったのかどうか、これも調査を行っているわけですか。
○林紀子君 特段の問題がないところでこういう事故が起こったというところが大変重要なことだと思うわけです。  今回の事故原因の一つとして、一九九四年に開催されるアジア・オリンピックに向けて急ピッチで工事が行われていたという指摘がされているわけです。地元の新聞によりますと、毎日新聞...全文を見る
○林紀子君 万全な対策というふうにおっしゃるわけですけれども、その原因というのがまだ究明されていない。その原因に沿ってこれをなくすために万全な対策というのならわかるんですけれども、原因がまだはっきりしていない時点でこういう工法をそのまま続ける。アジア・オリンピックがあるからという...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○林紀子君 食品流通構造改善促進法は食品流通の基礎法とも言える法律だと思います。それだけにこの法律で、農水大臣は、食品流通審議会の意見を聞いて構造改善基本方針を定めなければならないとなっておりますけれども、審議会がいかに民主的に運営されるかが基本方針の内容を決定することになります...全文を見る
○林紀子君 やはり公正で公平で妥当な取引で、売り手も買い手も納得できるという、長い間練り上げられてぎたこの競り、入札というものを形骸化するということのないようにこれからもぜひ努力をしていただきたいと思います。  次に、厚生省にお伺いしたいと思いますが、水産物の鮮度保持剤の問題で...全文を見る
○林紀子君 業界の自粛だけに任せるということではなくて、ぜひ厚生省としてもこれをきちんと消費者の願いに沿って、消費者がだまされるという、大げさに言えばそういう形になると思いますので、ぜひきちんとした対処をしていっていただきたいというふうに思うわけです。  次に、農水省に再びお聞...全文を見る
○林紀子君 これもなるべく早く、確かに作業があると思いますけれども、実現の運びにしていただきたいと思います。  次に、私は、きょうの午前中の論議の中で、農水大臣は最初の生産物がなければ流通もないし消費者の手にも何も届かないというお話がありましたけれども、きょうは流通の問題につい...全文を見る
○林紀子君 方針を変えたものではないということを聞いて一つ安心をしたわけですが、確かに大変厳しい状況ではあると思いますが、こちら側がどういう方針を持っているかということで大きく左右されると思うわけですね。そういうことを言いましたら、米の問題でも大変厳しい状況ではあっても、やはりあ...全文を見る
○林紀子君 しかし、日本がどういう立場で交渉をするのかというのは、やはり今まで公海で頑張ってきたわけですし、水産庁も本当に頑張ってきたわけだと思いますから、その辺というのはどこに足場を置いているのかということは、きちんと今までの方針で頑張るというふうに先ほどおっしゃられたものです...全文を見る
○林紀子君 私は、先日北海道根室市議会の議長さんから要望書というのをいただきましたし、またこれは全国鮭鱒流網漁業組合連合会の会長の西島栄作さんという、本当に今苦労なさっている漁民の連合会の方もおっしゃっておりますけれども、サケ・マスの沖取り禁止というソ連案の受け入れというのは、北...全文を見る
04月24日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○林紀子君 参考人の皆様にはお忙しい中ありがとうございます。  まず渡邊参考人に三点ほどお伺いしたいと思いますが、先ほど佐藤参考人から、強い馬づくりは人づくりだというお話がありましたが、厩務員など競馬を大もとで支えている労働者の労災事故、これが大変高いということを聞きました。競...全文を見る
○林紀子君 大場参考人にお伺いいたします。  昨年の六月、大井競馬場を舞台に、地方競馬のトップクラスの騎手が、自分が出走するレース前に勝敗の予想を暴力団員を通じて客に情報を流して現金を受け取っていて逮捕されたという事件が大分マスコミをにぎわしましたが、競馬の公正確保を図るという...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。
04月25日第120回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○林紀子君 今回の法改正に当たっては、競馬の公正確保ということが非常に大きくうたわれておりまして、これは大変重要なことだと思います。しかし、今までの実情を見ますと、きのうの参考人質問でも例を挙げさせていただきましたが、昨年の六月には、大井競馬場を舞台に地方競馬のトップクラスの騎手...全文を見る
○林紀子君 それに関連いたしまして、中央競馬会法十八条の二では、中央競馬会に審査会を置くということがうたわれているわけですが、審査会のメンバーはどういうメンバーになるのかというような質問は午前中ありましたので、この審査会では、馬主が暴力団関係者に、また調教師や騎手が暴力団関係者に...全文を見る
○林紀子君 ここはぜひ厳格にやっていただきたいと思って質問するわけですけれども、その事前調査というのがきちんとできるものなのかどうなのか。例えば警察の方からはこういう人間は暴力団関係者であるというような情報というのはそう簡単に、プライバシーとの関係もありましてすっと来るのかどうか...全文を見る
○林紀子君 今までの論議の中でも、やはり競馬というのはギャンブルという性格がどうしてもつきまとうということがありましたので、そのギャンブルの性格のところに暴力団というのがまた絡んできて、暴力団の資金源ということでこれが利用されるというようなことがあってはならないと思いますので、こ...全文を見る
○林紀子君 そういう意味では確かに膨大なお金になってきているわけですので、決算は報告から承認ということではそれが妥当だと思うわけですが、そういう意味では農水省が承認をすればいいわけですけれども、私も今回の法改正に当たりまして、資料として競馬会の一九九〇年度の決算をいただいたわけな...全文を見る
○林紀子君 それから、今回の改正では、「馬丁」という用語を「競走馬の飼養又は調教を補助する者」に改めるとしているわけですね。競走馬の飼養をする者というのは厩務員のことで、また調教を補助する者というのは調教助手のことと、こう読んでいいと思うんですが、いかがでしょうか。そして、それを...全文を見る
○林紀子君 今私がこういうことをどうして伺ったかといいますと、この「馬丁」という用語、車夫、馬丁のたぐいというようなことで大変今まで苦労をしてきたんだということを、古くからこういうお仕事をなさっている方に実情を伺ったわけですね。ですから、こういう言葉をきちんと改正するということは...全文を見る
○林紀子君 きのう渡邊理事長さんのお話で、美浦と栗東には合計六百八十九人の調教助手がいるというお話を伺いましたが、今回の措置を契機にぜひ調教助手の身分の安定、責任に応じた賃金と手当、こういうものを支給するように中央競馬会から調教師の方を指導するべきではないかというふうにも思います...全文を見る
○林紀子君 きのうも触れましたけれども、こうした厩務員や調教助手の方々の時短とか週休二日制の問題、これは調教師会の資料ということで私も拝見をしたんですけれども、こうした方たちは年次有給休暇の取得率三割程度、年間有給休暇二十日持っている人は二週間分を捨てている。また八七年の労働省の...全文を見る
○林紀子君 きのうもお話をいたしましたが、労働災害というのが大変多い。一番危険だと言われている建設業の十五倍という指標に上るというお話も聞いておりますけれども、やはり人手をふやして、そして大変きりきりした中で仕事をするのではなくて、やはり余裕を持った仕事をするということが労働災害...全文を見る
○林紀子君 この騎手等の等という中には今いろいろ質問をいたしました調教師、調教助手、厩務員、こういう方たちも含めて考えてよろしいわけですね。
○林紀子君 三兆円産業で間もなく四兆円にも売り上げがなるのではないかという中で、ぜひ一番大もとで支えているこうした騎手や調教師、調教助手、厩務員といった方々にも十分還元をしていただきたいということをお願いしたいと思います。  あと時間がちょっとありますので、きょう午前中喜岡委員...全文を見る
○林紀子君 今ちょっと私の説明が悪かったのかもしれませんが、私は岡山の件を申し上げていたんですね。ですから、岡山は一件落着にはなっておりますけれども、今までの経験からいいましたら町内会を地元と、イコールとして見るのは無理がある。喜岡委員のお話も、ですからそのとおりだというふうに私...全文を見る
○林紀子君 私は、競馬法及び日本中央競馬会法の一部を改正する法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりです。  その趣旨と提案理由について御説明申し上げます。  修正案の内容は、中央競馬の競馬場名並びに開催回数、一回の開催日数及...全文を見る
05月21日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○林紀子君 私は、信楽高原鉄道の事故について質問をしたいと思います。  信楽高原鉄道とJR西日本の列車正面衝突事故は、鉄道の事故史上まれに見る大惨事となりました。亡くなられた皆様方に私は心から哀悼の意を表すと同時に、けがをなさった方々が一日も早く回復なさるよう、心からお見舞いを...全文を見る
○林紀子君 きょうはJR西日本からも来ていただいておりますが、JRの方にお伺いいたします。  事故に遭いました列車は、当日のダイヤでは小野谷信号所ですれ違うということになっていたわけですね。
○林紀子君 この信楽高原鐵道での協定に基づく取り扱いでは、-小野谷で必ずすれ違うということになっている、これがここでの運転規則の前提であり原則であると思うわけです。ですから、必ず停止していることになっている上りの列車がいなかったのだから、通常の状態ではなかった、こういうことになる...全文を見る
○林紀子君 信楽高原鐵道とJR西日本の間に交わされた協定書の第三条、列車運行図表、ダイヤのことだと思いますけれども、これは必ず小野谷信号所ですれ違うということになっているわけです。ですから、この日はこの協定書の第三条に基づく状況になかったわけですから、正常な状態ではなかった。です...全文を見る
○林紀子君 今お話があったのは、一般論というふうにおっしゃったとおりに、これは正常なときのお話だったと思うわけですね。  今回のことにつきましては、やはりすれ違いということが前提であったということなわけですから、すれ違い列車がいなかったらこれはおかしいと思うのは当然だと思うわけ...全文を見る
○林紀子君 ですから、今お話がありましたのは、確かに正常であれば、信楽の駅が赤であればこちらが青で、こちらが赤なら向こうが青でということだと思うわけです。しかし、そう働かなかったというところが今一番大きな問題なわけです。  そこでJRにお聞きしたいと思うのですが、貴生川の駅から...全文を見る
○林紀子君 午前中のお話ですと、信楽高原鐵道とJRは違う無線の周波数なので、信楽駅からJRの列車に、それから列車同士は連絡ができないというお話だったわけですが、今お話を聞きましたら、貴生川駅からもJRの列車に、JRの駅からJRの列車に連絡ができなかったわけですね。どうしてそういう...全文を見る
○林紀子君 これは今までどの新聞にも、マスコミにも出ていなかったことだと思うわけですが、私は、少なくともJRの貴生川駅からは同じJRの列車には連絡ができるものだと思っていたわけですね。ところが、連絡ができないでしかもスイッチを切っちゃう。そういうことでしたら、このJRの列車に乗っ...全文を見る
○林紀子君 今のお話を伺いましたらますます、運転士さんに任されているわけですから、運転士さんが自分でおりて連絡をしなければ駅からは全然連絡できないということなわけでしょう。ですから私は先ほど、運転士さんはどうして小野谷の信号所のところで青だからと突っ走っちゃわないで、そこで貴生川...全文を見る
○林紀子君 事故というのは、確かにいろんな要素が重なった場合もありますけれども、決定的な一つのミスで事故が起こるということもあるわけですからね。何か一点に絞ってとおっしゃいますけれども、その一点一点というのがどういうものだったかというのを明らかにしていかない限り、事故の原因究明と...全文を見る
○林紀子君 それはぜひお願いしたいと思います。  それでは次に、運転士さんの教育訓練の問題についてお伺いしたいと思うわけです。  JRにまずお聞きしたいと思いますが、この乗り入れに際して運転士の訓練というのは、机上の講習二時間、線見、これは線路見学の意味だと思いますが、一往復...全文を見る
○林紀子君 それでは運輸省にお伺いいたしますが、運輸省の「鉄道運転規則の取扱い等について」という昭和六十二年四月一日に出されました通達では、操縦者が担当する線区を変更する場合の教育訓練という規定はどうなっておりますでしょうか。
○林紀子君 具体的にはその通達の内容というのは、ちょっと時間がありませんから私申し上げますが、「五往復以上の操縦訓練を実施する」と、こういうことですね。それで、今新規にというふうにおっしゃいましたけれども、この信楽高原鐵道への乗り入れに際して、JRの方のお話ですと三往復の訓練でや...全文を見る
○林紀子君 しかし、それは、通達を出した運輸省がそういうことをおっしゃっていいのかなと思うわけですね。この通達には、「就業する区間の線路見学及び五往復以上の操縦訓練を実施する」ということを書いて、その後に続けて、「区間の長さ、線路、信号の現示の複雑さ等を考慮して、操縦訓練の回数を...全文を見る
○林紀子君 この通達というのは、安全ということを考えて最低五往復の訓練をしなくちゃいけないということで出されたものだと思いますから、これはきちんとそういうことを考えていただきたいと思います。  警察庁にお伺いしたいと思うわけですけれども、今回の事故におきまして信楽高原鐵道の故障...全文を見る
○林紀子君 今一般的なお話があったわけですけれども、私は、この具体的な問題について関心を持って調べているかということを具体的にお聞きしたんですが、いかがですか。
○林紀子君 そういう意味では事故の原因というのはまだ明らかになっていないわけですが、信楽高原鐵道側はもちろん、JR側にも重大な過失があると考えられます。  そして、いずれにしても遺族補償というのは莫大なものになると思うわけです。こうした負担も含めまして、信楽高原鐵道だけの力では...全文を見る
○林紀子君 私もあちらに参りまして、信楽町から、また県からお話を伺いましたけれども、やはり県が出すにしても膨大なお金になる、莫大なお金になるということで、どうしても国の援助をということを大分強くおっしゃっていらっしゃいましたので、これから考えてくださるということですので、それは自...全文を見る
○林紀子君 きょうは官房長官にもおいでいただいておりますので、お聞きしたいと思います。  今申し上げました「エコノミスト」誌での海部総理の発言に加えまして、臨時行政改革推進審議会、鈴木永二会長ですが、この審議会もロンドン・サミット前に米市場の部分開放もやむなし、こういう緊急提言...全文を見る
○林紀子君 きのうの記者会見で、長官は米の問題について互譲の精神でやっていくと発言したというふうに伝えられております。今のお答えの中でも、ほかの国のことも聞いて、納得すればそれはまたよしというような御発言もございました。  そういうことをお聞きいたしますと、互譲というのはお互い...全文を見る
○林紀子君 米の問題、特に農業問題につきましては、今互譲の精神とおっしゃいましたけれども、もう日本は譲りに譲っている。先ほど近藤農水大臣からもお話がありましたけれども、日本は農産物につきましては世界最大の輸入国になっている、もうこれ以上譲れない、そういうところだと思うわけですね。...全文を見る
06月04日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○林紀子君 私は、まず厚生省にお伺いしたいと思います。  原爆被爆者対策についてですが、被爆者に支給されている諸手当の所得制限が今年度から改善されましたが、どのように改善されたか、簡潔に御説明いただきたいと思います。
○林紀子君 今の御説明で、九九%の人が受けられる、四人世帯で年収一千六百九十万円以下の家庭ではほぼ受けられる、こういうふうに手当を受けられる方がふえるのは大変結構なことなんですけれども、所得制限があるために、手当を受ける人たちは毎年所得証明の提出が必要なわけですね。この手続という...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、所得税額が二百九十五万円以上の人だけ届け出をすればよいということに変えるということは、無理だということですか。
○林紀子君 今私がお願いいたしましたのは、その簡素化をしてもなおかつ被爆者の方たちはそれが負担になっているということを申し上げたわけですけれども、所得制限がなければこういう毎年の手続というのは必要ないわけですね。そしてまた自治体の方も、肩がわりをしてそれに対して費用がかかるという...全文を見る
○林紀子君 御説明を聞いてもよくわからないわけですけれども、所得税額が二百九十五万円以上の人ということになりますと、例えば公務員の例をとってみましても、一般公務員ではこれに当てはまる人というのはほとんどいないんじゃないかと思うんですね。公務員の中でも特別職、公使、大使級の人になり...全文を見る
○林紀子君 ですから、通知をしてくださってもなおかつやむを得ない事情があった場合にはということをお願いしたわけです。ぜひこれは今後そういう方向で考えていただきたいと思うわけです。  そして、年金化をいたしましたら、被爆者年金という形にいたしましたら所得制限もなくせるわけですし、...全文を見る
○林紀子君 現在広島では、被爆した建物を残せという世論が大変大きく広がっております。そして、広島市も被爆建物の保存について学識経験者を含む検討委員会を今年度発足させました。当面、世論が盛り上がっている対象の建物といたしましては、広島の日赤、日本銀行広島支店、広島大学理学部の校舎、...全文を見る
○林紀子君 それぞれの持ち主の適切な判断ではこれがもう残せない、被爆した建物は全部なくなってしまう、被爆の追跡はその跡をとどめなくなってしまう、こういうことで今お願いをしているわけなんです。私が前にこの問題について伺ったときと全然話が進展しておりませんが、これはまたの機会にいたし...全文を見る
○林紀子君 最後の二点は厚生大臣にお伺いしたいと思いますけれども、今これで弔意をあらわすということは終わったのではないというふうにお答えいただいたと思うわけですけれども、この死没者調査というのは、大変な作業をして一人一人のお名前というものを調べ上げたわけですね。これでもまだ十分だ...全文を見る
○林紀子君 地元の中国新聞という新聞は、「形式だけの弔意では、名も無き原爆死没者の霊は浮かばれない。」、このように書いておりますけれども、ぜひ一人一人の死没者に対してきちんと弔意をあらわしていただきたい、このことを心から訴えたいと思います。  そして最後に、湾岸戦争のときに、ア...全文を見る
○林紀子君 厚生大臣、被爆者の苦しみというのは、その任は当たる大臣としてよく御存じだと思います。原爆投下により四十六年たった今も多くの被爆者が苦しんでいる。四十六年前のあの地獄の惨状、世界じゅうの人々がこの惨状を知るということになりましてもしチェイニー国防長官のあのような発言があ...全文を見る
○林紀子君 今お話のありました雑草の除去ですけれども、それだけでも、本格的にやり出すとなりましたら大変なお金がかかる。それも、一年限りでこれで終わりということにはならないだろうということなわけですね。この鳥取砂丘は国立公園特別保護地区に指定されておりますし、天然記念物に指定されて...全文を見る
○林紀子君 ぜひそういう補助金も使って御援助をいただきたいと思います。  国立公園管理予算というのを見せていただきましたけれども、本年度は施設整備費が確かに飛躍的に増額されました。しかし金額的に見ますと、管理強化対策費が一億一千八百万円、その中の調査費というのが一千三百三十万円...全文を見る
06月18日第120回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○林紀子君 私は、今回の災害で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々、また避難を余儀なくされている方々に心からお見舞いを申し上げます。  まず私は、報道関係者等の労災給付について、労働省にお伺いしたいと思います。  私も、以前民間放送でしばらくの間働いて...全文を見る
○林紀子君 タクシー運転手はいかがでしょうか。
○林紀子君 それから、報道関係者の中にはテレビ局の子会社、下請の方、アルバイトの学生もいたと報道されております。子会社の中には労災保険に未加入だったり、保険料が納付されていなかったという方もいるのではないかと心配されるわけですけれども、これは労働者の責任ではありませんし、法律では...全文を見る
○林紀子君 労災保険を申請されました場合は、今もお答えにもありましたけれども、ぜひ迅速に処理するようにお願いいたしまして、次に厚生省にお伺いしたいと思います。  私も十二日には現地を見させていただきましたけれども、避難所の方に本当に短時間でしたけれどもお伺いいたしましたら、決し...全文を見る
○林紀子君 それから、避難所ではすべてにクーラーが設置できたということを先ほど伺いまして、まず暑さに参ってしまうだろうなということを私も感じたわけなので本当にほっとしているところですけれども、応急仮設住宅ですね、限度額二百三十万円ぐらい今建設費がかかっているのでという具体的なお話...全文を見る
○林紀子君 それから、文部省にお伺いをしたいのですが、先ほど国土庁の方で、あの地域が隆灰地域ということで指定されたら教室でのクーラーというのは取りつけることができるのだというお話がありました。桜島の被害に遭っている鹿児島などでは既に行われているということですが、プールに覆いをして...全文を見る
○林紀子君 それでは、ぜひ子供たちのためにもこの降灰防除地域というのですか、その指定を国土庁の方で早くしていただきたいということをお願いしたいと思います。  それから、気象庁にお伺いしたいのですが、この火山というのはなかなかすぐにはおさまらないだろう、長期化するだろうということ...全文を見る
○林紀子君 今三名人員の方もふやすというお話がございましたけれども、先ほど同僚委員の質問では今九人体制ということですね。現在、二十四時から六時までの夜間の体制というのは、一人体制だというお話を聞いております。火山の活動というのはいつどうなるかわからないわけですから、夜間も気が抜け...全文を見る
○林紀子君 そうしましたら、人員増を図って今三名ふえて九人ということなんですね。
○林紀子君 ぜひこの二十四時間二名以上ということと、人員増九名――九名でもなかなか大変だと思いますので、その辺をさらに厚くしていただきたいということを重ねてお願いしたいと思います。  それから私は、先ほど来集団移転の問題につきまして皆様からいろいろ御質問ありましたけれども、ここ...全文を見る
○林紀子君 確かに今後何に使うかということかもしれませんけれども、そこに人が住んでいた、しかしこういう災害で住めなくなったということが出発点だと思うわけですね。それをぜひお考えいただきたいのと、それから必要があるときは、国は市町村に対し道路、住宅などの普通財産を「無償、又は時価よ...全文を見る
06月19日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○林紀子君 私も引き続き外務大臣に御質問したいと思います。  ロンドン・サミットを前に、七月の十一日にアメリカ・メーン州のブッシュ大統領の別荘で日米首脳会談が開かれ、ここでは米の問題が主要議題になるのではないかと報道されております。今までもアメリカがウェーバー条項や農業補助金を...全文を見る
○林紀子君 昨年十二月のブリュッセルのガット・ウルグアイ・ラウンドで中山大臣は、米の輸入自由化という問題については、農民の要望だけではなく、今や消費者も含めた国民全体が輸入自由化はいけないということを言っているという趣旨の御発言をなさったということを伺いましたけれども、あくまでも...全文を見る
○林紀子君 ところが、同じ弾薬庫でありながら在日米軍の弾薬庫については、いわゆる日米地位協定に基づいて国内法は適用されていないわけですね。どのような安全管理がされているのか、アメリカ軍の安全基準というのはどういうものか、外務省、明らかにしていただきたいと思います。
○林紀子君 私はここにアメリカ国防総省が議会に提出しました「九一会計年度軍事建設計画」というものを持っているわけですが、このうち江田島町の秋月弾薬庫についてこう書いてあるわけですね。現状では保安距離の基準を違反しているために三重隔室弾薬監視作業所を建設する必要があり、もし建設され...全文を見る
○林紀子君 そして、この「九一会計年度軍事建設計画」というのは、財政赤字を理由にアメリカでは議会から承認されなかったというものなんですね。したがって、秋月でも川上でも、非常に危険である、もし建設されない場合は極度の危険にさらされると、こういうような状況のまま放置されている、こうい...全文を見る
○林紀子君 安全安全という言葉を繰り返されていらっしゃるわけですけれども、しかしアメリカ側が議会に危険だと提出をしたその問題というのは解決をされていないということじゃないかと思うわけですね。  私はもう一つ、アメリカ国防総省の「弾薬、爆発物類安全基準」というのを持っているわけで...全文を見る
○林紀子君 日本の国内法の火薬類取締法では、保安距離内に家屋などが建てられた場合には、火薬を保有する者は火薬の量を減らして定められた保安距離を維持するか、それができなければ保有している場所を変更して定められた保安距離を保たなければならない、こういうふうにされているわけです。そして...全文を見る
○林紀子君 保安基準も含めて住民の人たちが納得するような安全対策というのをぜひ明らかにしていただきたいということを重ねてお願いいたしまして、終わります。
06月27日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号
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○林紀子君 私は、まず雲仙岳の噴火災害に対する対策についてからお聞きしたいと思います。  雲仙岳の噴火はまだ予断を許さないという状況で、警戒区域に立入禁止という状況はまだこれから十五日間は続くということが報道されております。災害が長期化する中で、農林漁業の被害も深刻化しておりま...全文を見る
○林紀子君 活火山法などが発動されますと、それでまた対応できるところもあるというお話は聞きましたけれども、それは先々の話ということですので、今緊急にこうした対策をとっていただきたいということをお願いしたいと思います。  特に、島原半島は九州でも有数の酪農地帯ということですけれど...全文を見る
○林紀子君 速やかにというお話がありましたが、その生活福祉資金の方ですけれども、低所得世帯ということになりますと、今回避難をしている方々の中でも、その前年度の収入がどうのというようなことで制限があって借りられないというような状況は、また生まれるわけでしょうか。
○林紀子君 今、弾力的にということがいろいろな部分で言われているわけですけれども、御紹介いたしましたように、今まで農業をやっていても農業壊滅状態になってしまって収入の道が今後どうなるかわからない、御商売をやっている方もどうなるかわからない、こういうことですから、今までの所得という...全文を見る
○林紀子君 ここにアメリカの「公正な貿易のためのキャンペーン」という団体のクレイグ・マリレーズという理事が海部首相に書簡を送ったというニュースがありまして、どうしてこういう書簡を送ったかといいますと、  日本のコメ市場開放は日米の貿易問題の改善に貢献しない。米国政府がこれをこと...全文を見る
○林紀子君 続いて大臣にお伺いしたいわけですが、六月の十二日にソ連のコトリャール漁業相との間で共同新聞発表を行い、また今、日本、アメリカ、カナダ、ソ連の四カ国による北太平洋サケ・マス新条約会議がアメリカのワシントンで開かれているわけですね。  四月の二十三日の農水委員会で私はこ...全文を見る
○林紀子君 私は、六月十日、十一日の両日、根室市の市長が水産関係者と懇談してまいりました。もし沖取り禁止を受け入れたならば、地域経済に与える影響ははかり知れないものがあると皆さん口々におっしゃっていたわけですが、中小船主の皆さんは、じわじわと外圧が強められ漁業をやめなければならな...全文を見る
○林紀子君 今、合弁会社のお話が出ましたけれども、ピレンガ合同の日本側の出資会社の北洋合同水産、今回委託方式という形で改善されたということですけれども、今まで十九億円の赤字を抱えている。さらにことし五億円の赤字が出るのではないか、こういうお話も聞いてきたわけですね。  時間があ...全文を見る
○林紀子君 最後に、私は土地改良区での自民党員の獲得運動についてお尋ねをしたいと思います。  資料をお配りいたしますので、ごらんいただきたいと思います。    〔資料配付〕
○林紀子君 この資料をちょっと御説明いたしますと、ごらんいただけばわかるわけですが、山形県の土地改良事業団体連合会庄内支部が主催する土地改良区理事長並びに参事・事務局長合同会議、五月十八日に行われたわけですが、この席上配付された文書がこれです。  これによりますと、まず資料一の...全文を見る
○林紀子君 大臣に。
○林紀子君 それはぜひお調べいただきたいと思うわけですね。土地改良区に所属している方たちは、土地改良区ということでそのために組織したところですので、思想、信条、皆さんいろいろお持ちなわけです。それを四十ヘクタール当たりに自民党員を一人出すという形で割り当てが行われる、その割り当て...全文を見る
○林紀子君 確かに、それぞれの農業を営んでいらっしゃる方々はそれぞれの思想、信条に従って、米の輸入自由化をするようなところには絶対入れないとか支援しないとか、いろいろそれはあると思うわけですね。政治活動、確かにそれは個人個人自由です。しかし、この補助事業を利益誘導に使って、こうい...全文を見る
07月04日第120回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○林紀子君 今の話の続きになるかと思いますが、イーグルバーガー・アメリカ国務副長官が在日アメリカ大使館あてに米の部分開放ではだめだ、あくまで関税化だということを文書で求めてきている。我が国の一部には、部分自由化を受け入れれば米を守れるという意見もいろいろ出ているわけですけれども、...全文を見る
○林紀子君 生産者米価が引き下げられるために農民は自主流通米の作付をふやして再生産を確保するということをみずからの自衛のためにやらなければならない。そのために今自主流通米の過剰時代で政府米が不足の時代ということになっているのではないかと思うわけです。  私は先月、山形県の庄内地...全文を見る
○林紀子君 私は、政府米不足と均衡集荷ということについてお伺いしたいと思います。  食糧庁は、二年産の政府米集荷見込み百六十五万トンから百七十万トンに対して、三年産米については基本計画で二百十万トンの集荷を予定しているということですね。政府米は大幅な順ざやという価格体系の中でな...全文を見る
○林紀子君 系統農協では、ことしの三月、適正集荷特別措置ということで、自主流通米として流通させる予定の米を一部政府米に振りかえたということですけれども、これでは「政府米と自主流通米の均衡のとれた集荷に努めていく」、これは農業白書の中の「政府米の役割」というところに述べられているわ...全文を見る
○林紀子君 三年度の第一次集荷業者の指定を受けたある法人企業は、ある生産組合にこういう内容の手紙を送ってきたということですが、「農協は政府米が足りないから自主流通米になるべき米を政府米として集荷しようとしている。今年の秋は、自主流通米になるのか、政府米になるのかよく農協と確認しな...全文を見る
○林紀子君 また不正規流通米というのが今二百万トン近くあるというふうに聞いておりますけれども、この二百万トンという量は政府米を上回る量になるわけですね。さらに自由米市場では低ランクの政府米相場が上昇している。六十キロ当たり青森産の政府米四類が一万七千四百五十円、北海道産五類が一万...全文を見る
○林紀子君 今私が申し上げましたのは自主流通米の価格形成の場ではなくていわゆるやみ米市場、そこで政府米が高く取引されている、そういう新聞の報道、日経の三月三日付で報道されていたわけですけれども、やはり政府米が足りない、こういうことで政府米が値上げをして売られているというようなとん...全文を見る
○林紀子君 私は、政府米の均衡集荷というのを図るためにも生産者米価の引き上げがどうしても必要だと思うわけです。しかし、今回政府が示しました米価では到底自主流通米と政府米の均衡のとれた集荷というのは望めないのではないか。先ほどのお話では再生産が確保できる農家というのは一五%ぐらいと...全文を見る
09月18日第121回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○林紀子君 私は、まず財源対策についてお聞きしたいと思います。  これは決して手続の問題ではなくて、どの水準まで政府の対策がとられているのか、それを見る上で大変根本的、決定的なことだと思うのでお伺いしたいと思うわけです。  政府の二十一分野九十項目にわたる救済対策のうち、まず...全文を見る
○林紀子君 このうち国が支出すべき額というのはどれくらいになるわけですか。
○林紀子君 そうしますと、八月末現在で十八億円以上、国はほぼ九億円を支出しなければならないということになるわけですが、これは既に厚生省では支出しているわけでしょうか。当初予算というのは二億円しかないというふうに伺っておりますが。
○林紀子君 確かに地元が一時立てかえをするというのは災害救助法の第四十四条にあるというふうに見ましたけれども、この市町村負担の「一時」というのはどれくらいの期間というふうにお考えになっていらっしゃるわけですか。
○林紀子君 その「速やかに」ということですけれども、確かに立てかえ支弁ということがあるわけでしょうけれども、しかし、これだけの大きな額を、既に五月二十何日からといいますから四カ月近くになりますでしょうか、立てかえているわけですから、市町村、県の負担というものは大変なものだと思うわ...全文を見る
○林紀子君 それでは国土庁の具体的なお話としてお聞きしたいのですが、八月の二十三日に決められた「特別措置のとりまとめ」、この二の(1)と(4)につきましては国土庁の予算というふうに伺いました。これは新しい措置ですが、国土庁は当初予算に組んでいるわけですか。
○林紀子君 確かに二十一分野九十項目を並べていただきまして、それは本当に評価する部分もあるわけですけれども、その裏づけのお金というのが出ないということでは、県、市町村はもちろんですけれども、地元の方たちもお金が出て初めてやってもらったということになるんじゃないかと思うんですね。 ...全文を見る
○林紀子君 最後に、今長官からお話がありましたけれども、それは市町村に全部責任を押しつけるということではなくて、国が率先してやるんだというその態度を示すためにもぜひ財政的な措置をきちんとしていただきたいということを再度お願いして、終わります。
09月25日第121回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○林紀子君 私は、NTT東京電報センターの問題について、お伺いしたいと思います。  きょうは参考人といたしましてNTTの風木電報事業本部長さんに来ていただいておりますので早速お伺いしたいと思いますが、東京電報センターでは最近派遣会社から常時労働者が派遣をされて仕事をしているとい...全文を見る
○林紀子君 まず、基本的なことを教えていただきたいのですけれども、今受け付け業務をなさっているというお話ですが、電報を受け付ける際にはどういうような機械を使用しているのか、そしてまたその受け付けた後どういうような機械を通って受取人まで行くのか。ここにあるNTT発行の「一一五」とい...全文を見る
○林紀子君 それから、今業務内容のことで受け付け業務ということでしたが、私はここにパンフレット「東京中電」という一九八七年三月号で、今のお話には出てきませんでしたが、TXASという電報自動処理装置と言うんですか、それが導入されたときの新しい組織図というのを見せていただいているわけ...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、派遣労働者とそれからパートの方と正規の職員の方が受付のところでは同じ仕事をしていると思うわけですけれども、その第二営業部の受付課の仕事というのは受け付け処理業務、「苦情・問い合わせ受付処理を含む」というふうにこの組織図ではなっているわけですね。そうします...全文を見る
○林紀子君 確かに、処理というのはそういうことではわかるわけですけれども、苦情の受け付けというのも当然一一五を回す方はどなたが受けるかわからないわけですね、職員の方が受けるか派遣労働者が受けるか。実際の業務をなさっている方にお話を伺いましたら、例えばお祝い電報とお悔やみ電報を間違...全文を見る
○林紀子君 それから、ここにもう一つ「theDENPO」という、これは財団法人電気通信共済会が発行しているようですけれども、それこそ大変デラックスなパンフレットを見せていただいたんですが、この中には電報の種類がおし花電報、デラックスおし花電報、メロディ電報それから刺しゅう電報、花...全文を見る
○林紀子君 ここに「電報の取扱通数」というのをちょっと見せていただいているんですけれども、東京支社では、六十三年度、元年度、二年度とあるわけですが、このデラックス、今言いましたいろいろ付加価値のついているデラックスの販売率は、六十三年当時は三三・一%だったのに、二年度では五〇・六...全文を見る
○林紀子君 そして、この東京電報センターの労働者がQCサークルとしてやっているということで見せていただいたんですけれども、競馬場に模しまして、スタートからゴールまであるわけですけれども、そこに六十のこまがありまして、ですから電報を一通受け付けたら一こま進むということになるんだと思...全文を見る
○林紀子君 そういう意味では、派遣労働者はとおっしゃいましたけれども、同じ仕事をなさっていて派遣労働者と正規の職員の方と別に分けるわけじゃないし、かける方も一一五を回したらだれに当たるかわからないわけですね。ですから、派遣労働者はと、こう言われるとちょっと戸惑ってしまうわけなんで...全文を見る
○林紀子君 それでは、郵政省にお聞きしたいわけですけれども、この派遣労働者が電報業務を行う上で使用する機械といいますのは、今NTTの方で御説明いただきましたように、電気通信事業法から見て通信の秘密を伴う通信用の機械だというふうに理解してよろしいわけですね。
○林紀子君 委託の問題については、この後に伺いたいと思っておりますので。
○林紀子君 私は機械のこともちょっと伺いたいと思うんですけれども、先ほどNTTの方からの御説明だと、受け付けからずっとTXASというようなものを通って受取人に行くまで、やはりこれは通信用機器だというふうに考えてよろしいわけですね、入力のときのその窓口も。
○林紀子君 労働省にも来ていただいておりますのでお聞きしたいと思いますが、労働者派遣法にのっとって派遣労働者が今NTTに行っているわけですけれども、この労働者派遣事業を行うことのできる業務というのは十六業務に限られているということですけれども、それでは今派遣されている労働者という...全文を見る
○林紀子君 「事務用機器の操作の業務」というのは、「電子計算機、タイプライター、テレックス又はこれらに準ずる」ということなわけですね。ですから、ちょっとこれに該当するのは難しいんじゃないかと思いますが。
○林紀子君 ですから、今NTTに派遣されていて受付に座っていらっしゃる方たちを今おっしゃったような事務用機器の操作ということで規定するのは、ちょっと範囲をオーバーしていて難しいんじゃないかと思いますが、その辺の解釈はどういうふうになさっているわけですか。
○林紀子君 今の郵政省の方のお答えですと、これは通信用機器だと解釈をするべきだというふうなお話だったと承ったわけです。ですから、そういうことでは、これは郵政大臣にもちょっとお聞きしたいので、お願いはしていなかったので申しわけないんですけれども、確かに労働者派遣法に違反をしているの...全文を見る
○林紀子君 ぜひどういうものかということもごらんいただきまして、やはり通信の秘密という上からも、これを派遣労働者に任せるべきではないということをぜひお考えいただきたいというふうに思うわけです。  次に、電報受け付け業務の外部委託、先ほどちょっとお話もございましたけれども、これに...全文を見る
○林紀子君 郵政省にお聞きいたしますが、電気通信事業法の附則第五条には、先ほども引かれましたけれども、電報業務は「日本電電及び国際電電のみがこれを行う」と決めているわけですね。そして第二項では「電報の事業に係る業務の一部を委託することができる。」というふうにされているわけですけれ...全文を見る
○林紀子君 先ほども通信の秘密ということについてお伺いいたしましたけれども、受け付け業務を外部委託した場合にはこの通信の秘密というのが守られるのか、その担保がどこにあるのかということが大変心配なわけです。特に受け付け業務を行う場合、先ほどNTTの方からも御説明いただきましたけれど...全文を見る
○林紀子君 確かに、先ほど派遣労働者についても十分教育をするというお話がありました。しかし私たち思うんですけれども、職員であればやはりそういう罰則規定がありまして、もしこれに反して通信の秘密というようなものを安易に漏らしたりしたら、大げさに言えばその一生がかかってくる。NTTを退...全文を見る
○林紀子君 あと残り時間が少ないので、NTTの東京電報センターでは、この夜間電報の社外委託で社員の夜勤がなくなるということでVDT作業の休憩時間を一日当たり二十分削減しようとしているということですが、これは時短に反しまして、週五日、年五十二週として計算しますと、年間八十七時間もの...全文を見る
○林紀子君 NTTにお伺いいたしますが、この労働省の指針の小休止のとり方、十分から十五分じゃなくて、その間の一、二回、一、二分という、これは当然守って職員に休憩をとらせるべきだと思いますが、それはどうかということ。それから、その際に自席を離れたり窓から遠くを見て目を休めるなどとい...全文を見る
○林紀子君 やはりこの指針というのをきちんと守るように郵政省の方もNTTを指導するべきだと思いますけれども、最後にお聞かせいただきたいと思います。
09月26日第121回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 私は、本日は養蚕問題に限って質問をさせていただきたいと思います。  最近の生糸価格はキロ当たり一万一千円台まで下落して、養蚕農家が手にする繭価格はキロ千七百円程度となり、農水省が発表しております三千四百七十円という生産費のおよそ半分にも満たない水準となっています。こ...全文を見る
○林紀子君 今千六百人というお話もありましたが、それは繭ばかりではなく、全部の輸入品ということでチェックをする人員だということですが、くず繭の輸入価格というもの、これは大蔵省の輸入通関実績によりますと、ことしの一月から六月までの平均単価がキロ当たり八百三十四円、ことしの四月には九...全文を見る
○林紀子君 昨年度の千五百トンの輸入割り当て数量、それがどのように生糸という形で消費されたのかということは統計をとっているという話を聞いたんですが、その辺はいかがですか。
○林紀子君 そうしますと、今のお答えですと、輸入の繭は、平成二年のときは少々横流れしたものがあったけれども、乾繭取引所では原則的には受け渡しされていないということになるわけでしょうか。
○林紀子君 しかし、輸入繭が取引所で受け渡しされているというのは関係者の間では常識、また数々の事実が示しているということなんですね。こうした輸入繭の受け渡しか生糸価格の暴落を招いている一つの要因になっている、こういうふうに言われているわけです。  私も農水省から資料として「乾繭...全文を見る
○林紀子君 私も群馬に行って伺ってきたわけですけれども、いわゆる国産品で四等というのは全体の〇・六%ぐらいにしかすぎない。群馬の繭は、今までいろいろお話がありましたけれども、米でいえばコシヒカリがほとんどなんだということを言っていたわけですね。ですから、確かに国内の四等というのも...全文を見る
○林紀子君 実際の生糸にどういう品質でなるかどうかということよりも、乾繭取引所に持ち込まれて投機の対象になるということが非常に大きな問題だと思うわけです。ですから、この輸入繭が乾繭取引所で受け渡しをされないようにいろいろ関係業界には行政指導をされているわけですけれども、そうした輸...全文を見る
○林紀子君 私はこういう等級間格差を拡大して、特に四等に輸入繭を受け渡ししてもそれがもうけにならないという状態をつくっていくということは、確かに輸入繭を取引所に流さないようにするという意味では一つ前進だとは思うわけですけれども、しかしこうした格差是正だけで終わってしまいましたら、...全文を見る
○林紀子君 時間の関係で、もうちょっとお聞きしたいんですけれども、通産省に来ていただいておりますので、擬装絹織物の輸入の増大というのが市況圧迫の一因とも言われているわけですが、簡単な刺しゅうを施したり、水に漬けたら消えてしまうようなそういうような擬装絹製品、これを厳正に取り締まっ...全文を見る
○林紀子君 最後に、大臣にお伺いしたいと思いますけれども、繭生産量の推移を見ますと、一九八五年度には養蚕農家は十万戸、収繭量は四万七千トンもあったのですが、その五年後には半減をしてしまった。農家数は五万二千戸、収繭量も二万五千トンに落ち込んでおります。最低でも現在の生産の水準を維...全文を見る
10月17日第121回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○林紀子君 私は、今回の一連の台風で被災された農家の皆様方、また林業、漁業にかかわる皆様方にまず心からお見舞いを申し上げます。  午前中からの論議の中で、先ほど青森ではついに自殺者も出たというお話を聞きまして大変心が痛みますが、南の方では、果樹の中では特にミカンに大きな被害が出...全文を見る
○林紀子君 それから、大分木そのものがやられてしまったということで、植えかえの必要があるということで苗木の確保、特に大苗というのは大分育った苗で、三年たてば実がつくというお話も聞いたわけですが、そうした苗の確保というのはどうしているかというのも聞かせていただきたいと思います。
○林紀子君 なるべく早くしていただきたいということをお願いすると同時に、私は八月の末に、オレンジの輸入自由化ということになった愛媛県で、果樹農家の皆さんかどういう状況なのかということを見させていただきました。そしてそのとき、この自由化に対抗するためにということで何とか糖度を上げる...全文を見る
○林紀子君 次に、養殖カキの被害についてお伺いしたいのですが、広島の名産養殖カキですが、これも大変大きな被害を受けました。私も実際船に乗せていただいて見てまいりましたが、ふだん五十台ぐらい並んでいるそのいかだが、もとの姿で残っているのはたった一台ぐらいしかないという大変な状況だっ...全文を見る
○林紀子君 そういう清掃をするような制度そのものというのはあるんでしょうか。そこをちょっと聞かせていただきたいと思います。
○林紀子君 それでは地元から、またカキ業者の方たちからそういう要望があったらそれに対応していただけるというふうに聞かせていただきたいと思います。  それから時間の関係がありますので、ここでもやはりお金の問題ですね。カキが今後回復するには最低三年はかかるだろうと。それまでの生活資...全文を見る
○林紀子君 先ほど果樹の方とそれから自作農維持資金三%というお話だったわけですから、ここも何とかそれに合わせていただくということはできないものかということをお願いしたいと思います。
○林紀子君 それでは次に、私は流し網の禁止の問題についてお伺いしたいと思います。  まず、これはアメリカが九日に、公海での大規模流し網漁を九二年の七月以降全面禁止するよう求める決議案を国連に提出したということですけれども、水産庁長官も今月初め訪米してアメリカの関係者とお話をして...全文を見る
○林紀子君 先ほど高木委員の質問にもございましたけれども、これに対してどのような施策を講じて、いくのかということもぜひお聞かせください。
○林紀子君 大臣にお願いをしていなかったので大変申しわけないんですが、この問題、パール補佐官ともお話し合いをなさったということですので大臣にもぜひお聞きしたいと思うわけですが、環境保護の名のもとに我が国の漁業は、鯨を初め縮小を余儀なくされてまいりました。そして、先ほど来お話もあり...全文を見る
10月21日第121回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○林紀子君 私はまず、今回の台風でお亡くなりになられた方々、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。  先ほどの御報告でも今回は風台風で電力関係の被害が大変大きかったというお話ですが、私は長期停電と送電線の塩害対策ということについてまずお伺いいたします。  広島県で...全文を見る
○林紀子君 今回の停電が原因で病院で事故が起きて人命が失われるというようなことは幸いになかったと聞いておりますけれども、これは病院関係の方々の大変な努力があったからだと聞いております。  私も病院関係者から二、三お話を伺いましたが、ある病院で但透析患者を停電していない千代田町と...全文を見る
○林紀子君 時間の関係がありますので、次に森林の被害について林野庁にお伺いしたいと思います。  先ほど来、森林の問題でいろいろ質問がございましたけれども、私たち日本共産党も調査団が十月五日には福岡に参りまして、朝倉郡小石原村というところに参りました。山林の至るところで伐採跡のよ...全文を見る
○林紀子君 森林災害復旧事業というものが受けられなくても造林補助事業の被害跡地造林という制度があるというお話を聞いているわけですが、この造林補助事業と激甚災害を受けた森林災害復旧事業というのを比べてみますと、今お話のありました森林災害復旧事業の場合は九十ヘクタール、千五百万円以上...全文を見る
○林紀子君 それでは、お答えがちょっとよくわからないところもありましてあれなんですけれども、時間の関係で次に移らせていただきます。  文化財の災害復旧についてですが、広島県では厳島神社などこれまでになかった大きな被害となりました。私も宮島まで出かけてまいりまして宮司さんのお話な...全文を見る
○林紀子君 それから、文化財の保存修理事業の補助率の問題ですが、災害復旧に照らして上積みりアップということをぜひ図っていただきたいと思うわけです。  この厳島神社の復旧については、費用分担は国六割、県二割、町と神社が一割ずつになりそうだと地元の新聞は報じているわけですけれども、...全文を見る
○林紀子君 今まで多くの皆様方の御質問で、リンゴの農家、被害に遭われた方たちの本当に大変な状況というのをお伺いいたしました。しかし、この文化財といいますのも国民の財産ということではかけがえのないものだと思っておりますし、この厳島神社は千四百年の歴史を持つということも宮司さんから伺...全文を見る
12月03日第122回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○林紀子君 私は、まずガット・ウルグアイ・ラウンドをめぐって御質問させていただきます。  十一月二十一日の八カ国次官級協議でダンケル事務局長から作業ペーパーが提示され、その中で包括的関税化が明示されたと言われています。そして、二十六日には農業交渉グループの三十六カ国の非公式会合...全文を見る
○林紀子君 必ずしも日本と同じ観点でこの関税化に反対をしているということではないわけですけれども、しかしそれぞれの国が反対している理由というのは、やはり環境の問題も含めまして国内の農業がこれでつぶされてしまっては大変だという立場だと思うわけです。そういう意味では農業というのは工業...全文を見る
○林紀子君 マスコミがいろいろな形で世論誘導をするような形で報道をしているということはきょうの朝からずっと論議がされておりますけれども、自民党の森政調会長、これは御自身がテレビに出ておっしゃったということですけれども、さまざまな選択肢を考えている、譲歩案を準備していることを明らか...全文を見る
○林紀子君 そういうことになりますと、先ほど食管法と包括的関税化は両立しないというお話だったわけですから、脱脂粉乳やバターなどでは加工原料乳生産者補給金等暫定措置法、生糸では繭糸価格安定法、こういうものも改正をしなければならなくなる、両立はできない、こういうふうに理解していいわけ...全文を見る
○林紀子君 関税化という実態が明らかでないのでというお答えだったわけですが、しかし、もし関税化の受け入れということになりましたら、米ばかりではなくて、こうした農産物も大変厳しい状態になる、それは明らかだと思うわけです。  せんだって私は、酪農家の皆さんと、畜産局長に要望させてい...全文を見る
○林紀子君 もう一つ大臣にお伺いしたいわけですが、今食糧自給率の向上のお話がございましたけれども、私は前の質問者とは反対の立場で食糧自給率の向上、そういう意味では、今この例外なき関税化を受け入れないだけではなくて、四八%にまで下がっているカロリーベースでの自給率をもつと向上。させ...全文を見る
○林紀子君 次に、公海での流し網操業停止問題についてお伺いしたいと思います。  二十六日の閣議で、大臣は九二年十二月末で操業を停止することを報告し了承されたということですが、これは明らかにアメリカヘの譲歩、屈服ではないのかと思うわけです。  まず水産庁長官にお伺いしたいと思い...全文を見る
○林紀子君 私は、日本の漁業という立場から考えると、今回のこの決定は撤回すべきだと思うわけですけれども、しかしモラトリアム、一時停止ということになっているわけですね。ですから今後、復活に向けての足がかりということを国連の場でも最大限主張していくべきではないかと思いますが、その辺は...全文を見る
○林紀子君 最後に大臣にお伺いしたいと思うわけですが、この流し網漁の全面禁止受け入れというのは、漁民はもちろん、加工業者にも大変大きな影響があるわけです。二十九日には関係者が大会を開いてぜひ続けられるようにというそうした要望を大きく声を上げているということですが、今後、こうした漁...全文を見る
12月19日第122回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 ガット・ウルグアイ・ラウンドはいよいよ最終局面になりました。今一番重要なことは、政府が国民に約束したこと、つまり三度の国会決議を体して米は国内産で完全に自給するというこれまでの基本方針を最後の最後まで堅持するかどうか、こういうことではないかと思います。大詰めを迎えた今...全文を見る
○林紀子君 この裁定案をもとにドンケル事務局長は、来年の一月一三日に非公式会合を再開して数週間で正式に終結させるということを言っているわけですけれども、今までもアメリカとECというのがずっと詰めて話し合いをしてきた、そしてこの十三日から始まる会合でアメリカとECが譲歩した場合も、...全文を見る
○林紀子君 それから、来年の一月七日にはアメリカのブッシュ大統領が来日いたします。そして、このときに東京宣言がまたは文書で米の輸入自由化、米の問題をここに書き入れるという圧力が今非常に強まっているということが報道されておりますが、ブッシュ大統領から米の市場開放、これが強く要請され...全文を見る
○林紀子君 次に、アメリカのカッツ次席通商代表は十日のアメリカの下院農業委員会で、アメリカとECは農作物の最低輸入義務、ミニマムアクセスの水準について当初は国内消費の三%とすることで合意したと証言したというふうに報道されておりますけれども、この場合のこのミニマムアクセスという意味...全文を見る
○林紀子君 このミニマムアクセスという言葉は、関税化された場合のミニマムアクセス、一次関税という意味でのミニマムアクセスという言葉で、今日本の国内では部分自由化という意味でのミニマムアクセスというような使われ方を普通しておりますが、それとは違っているということですね。
○林紀子君 それから、今お答えの中でお触れになりましたけれども、この同じ下院農業委員会でウエーバー業界の代表が証言をしたということも報じられておりますけれども、もうちょっと詳細にどういうような証言をしたのかということがわかりましたらお知らせいただきたいと思います。
○林紀子君 このことを報じた朝日新聞は、「国際競争力の弱いこれらの業界の主張は、日本のコメ農家の言い分と驚くほど一致している。」ということを書いているわけですが、やはりそれぞれの農民の気持ちというのは、こういうことで自分たちが犠牲になるということは絶対に困るということだと思うわけ...全文を見る
○林紀子君 このガット・ウルグアイ・ラウンドの問題、最後にもう一度大臣にお聞きしたいのですが、先ほど来マスコミの問題がいろいろ出てまいりましたが、宮澤首相は、十四日、都内のホテルに官房長官と二名の官房副長官を呼んで米市場開放問題で日本としての譲歩案を急ぐことを確認したと報道されて...全文を見る
○林紀子君 先ほど御決意をお聞かせいただきましたが、最後の最後まで米の輸入自由化・関税化反対、自給で賄うということで御奮聞いただきたいと思います。  次に、時間が余りありませんが、米飯給食の補助金について伺いたいと思います。  大蔵省は、来年度の予算編成に当たって米飯給食の国...全文を見る
○林紀子君 きのう出されました米価審議会におきましても、「米の消費拡大に一層努力すること。」ということと同時に、「学校給食に対する助成の問題については、その効果的あり方を踏まえ、適切に対処すること。」、こういうふうに附帯意見が付されているわけですし、ぜひこれは続けていただきたいと...全文を見る