林紀子

はやしとしこ



当選回数回

林紀子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○林紀子君 ドンケル最終案に基づく国内保護削減率と国別表ですが、先ほどもこれは提出する時期はよく見きわめなければならないとか、来週中には提出をするというお話もありましたが、この内容についてお聞きしたいと思います。  ドンケル最終案では、国内支持の削減は、AMSによって、いわゆる...全文を見る
○林紀子君 そして、このそれぞれの品目について、削減率一律二〇%ということで削減をしていくわけですか。
○林紀子君 これについては通告をしてなかったんですけれども、私もけさの新聞で見たわけですが、読売新聞のきょうの一面に、この保護削減率、米の場合は一五%に圧縮をする、そして削減額は最終年度の一九九九年で三千二百七十一億円に上る、こういう試算を農水省がまとめたということが報道されてお...全文を見る
○林紀子君 それから、ドンケル最終案の国内支持の項目には最小限条項というのがあるということですけれども、これはどういう内容が、簡単に説明をしていただきたいと思います。
○林紀子君 我が国の農業予算というのはこの十年間におよそ二割も削減されました。これに対しまして、アメリカは一・三倍に、EGは二・四倍にも膨れ上がっております。先ほどお話がありましたが、アメリカ政府は一九九三会計年度予算教書の中で、農産物輸出補助金、EEP予算として十二億ドルを提案...全文を見る
○林紀子君 次に、国内支持に関してドンケル最終案は、中央政府と地方政府の両方の支持を対象にすると明記されているわけですが、地方政府、我が国の場合には都道府県に当たると思いますが、これはどのように取り扱う方針でしょうか。
○林紀子君 確かに、今お答えがありましたように、各国によって随分地方政府という概念が違っていると思うわけですね。また、このドンケル案によりますと、国の政策だけではなくて地方の政策も削減の対象になる。こういうことになりますと、憲法の地方自治の原則というのにも触れるおそれがあると思い...全文を見る
03月06日第123回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○林紀子君 私は、雲仙・普賢岳の土石流対策を聞きたいと思いましたが、今までにお答えがございましたので、次の具体的なお話を聞かせていただきます。  昨年の十二月十三日に長崎県の避難施設緊急整備計画が総理大臣の承認で決定されたということですが、この中のヘリコプターの離着陸用広場の建...全文を見る
○林紀子君 変更できた場合、事業費が現在の計画では二千四百万円ということですが、場所を下の方に移すということですと、その倍、およそ五千万円ぐらいかかるのではないかということなんですね。国の補助は二分の一ですから、千二百万円。しかし、五千万円になった場合は当然その二分の一、二千五百...全文を見る
○林紀子君 それでは、市、県の方から御相談がありました場合はぜひそういう形で対応していただきたいと思います。  現在も島原市の財政は、退職手当基金や公共施設等整備基金、市債管理基金から十三億円余りを取り崩すなど、極めて逼迫していると聞いております。島原市議会の雲仙眉山対策特別委...全文を見る
○林紀子君 次に、気象庁にお伺いしたいと思いますが、測候所の夜間閉鎖計画です。これは先ほど会田委員の方から質問がありましたけれども、非常に重要なことだと思いますので、私の方からもぜひ伺わせていただきます。  気象庁は、第八次定員削減計画に基づいて、北海道や東北地方など九カ所の測...全文を見る
○林紀子君 二カ所というのはどこからですか。
○林紀子君 そうしますと、四カ所から今来ているということですね。
○林紀子君 そういうところに対して、公聴会を開くなどということで、地元住民の皆さんに直接理解を得るための何らかの方策というのを考えているわけでしょうか。
○林紀子君 先ほど会田委員から質問がありました白河の方からも来ているということですが、どこから来ているのかというのは後ではっきりさせていただきたいと思います。私、質問の時間がありませんので、今調べているとちょっと時間がなくなりますので、これは、どこから来ているというきちんとした一...全文を見る
○林紀子君 それから、もう一つお聞きしたいわけですが、静岡県の御前崎測候所、ここは東海大地震の危険を抱えている箇所ですけれども、この地震観測に大きな支障が出てくる。ここは夜間の廃止ではなくて、二人の泊まりを一人にしてしまうということだそうですけれども、ここは東海大地震の予測のため...全文を見る
○林紀子君 お話を聞いておりましても、やはり人が減らされてしまうということによって重大な状況が出てくるということについて、機械でかわる、自動化でかわるということでは、何ら私の方では納得のできるようなお答えではありません。  政府はことしの六月にブラジルで開かれる地球サミットの政...全文を見る
03月12日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 私は、まずアメリカ産米の展示問題についてお伺いしたいと思います。  在日アメリカ大使館のパーカー農務担当公使は、九日の農水省内での記者会見で、来月、四月十四日から十六日に東京で開催されるグレート・アメリカン・フード・ショーにアメリカ産米を展示する意向だと発表したと伝...全文を見る
○林紀子君 それで、まだ捜査中ということで告訴には至っていないということなんですね。
○林紀子君 こういう問題があるにもかかわらず、ことしまたまた展示をするということですが、ことしのアメリカ産米の展示に当たって、全米精米業者協会のグレーブス会長は、展示の目的について、日本の米市場開放に向けて日本の消費者に選択の可能性を示すためだ、こういうことを言っております。もし...全文を見る
○林紀子君 グレーブス会長は重ねて、この計画は既に非公式に日本の当局に伝えてあり、前向きな反応を得ている、公式に申し入れれば認可されると思う、日本側は前回のことが教訓になっているはずだ、こういうふうに言っているそうですけれども、食糧管理法に基づいて輸入許可がアメリカ側から申し込ま...全文を見る
○林紀子君 大臣はその翌日の十日の記者会見で、ただどう見ても法に触れないようにすることが大事だと、こういうふうに述べられたということですが、事前の協議で食管法に反しない方法について両国間で調整がつけば展示を認める、こういうことだと報道は伝えているわけですけれども、そういうお気持ち...全文を見る
○林紀子君 今ぎくしゃくという言葉が出たわけですけれども、この問題は、昨年同様に大きく取り上げて政治問題化することはかえってアメリカを刺激してまずいというような声も一部にはあるというふうに聞いておりますけれども、しかし事は主権にかかわる問題ですし、米輸入自由化の国民の世論に背くも...全文を見る
○林紀子君 売り込みにかかわる展示というのは食管法違反だというのは、去年からきちんとしているわけですから、そこは絶対に崩さないようにということを重ねてお願いして、次の問題に移りたいと思います。  農家への税務調査についてですが、昨年の十月に群馬県の沼田税務署が利根郡昭和村の農家...全文を見る
○林紀子君 私も、国税庁が昨年の七月に発表した平成二年度における申告所得税事業所得の事後調査等状況というのを、農家の部分のところを見せていただきましたけれども、ここではエノキダケ栽培にかかわる農家、花卉栽培の農家、こういうところに指導に入ったということで、その修正申告が、エノキダ...全文を見る
○林紀子君 今のお話ですと、反面調査というのは、本人を調査する以前にもやるということをおっしゃっているわけですか、反面調査ということを。
○林紀子君 ここに東京国税局長とお話し合いをした資料がございますけれども、そのときに東京国税局長は、ある税務署員が本人調査が先か反面調査が先かはテクニックの問題だと発言したということに対して、局長は、その発言は不適切である、そして妨害があって調査が妨げられたときには反面調査を行う...全文を見る
○林紀子君 農協等の収集といいますけれども、それはまさに反面調査ということなんですね。そういう意味では、あなたたちが決めたこの税務運営方針、これをきちんと守っていただきたいということを申し上げたいと思います。  そして、昭和村でのこうした村を挙げての修正申告、これは農家が故意に...全文を見る
○林紀子君 私は昭和村に伺っていろいろお話を聞きまして、まさに農民が税金に対する知識がない、このことをいいことに取れるところからまさに搾り取る、こういうことなんじゃないかということを感じたわけです。  そして、農業という問題では大変重大だと思いましたのは、専業率が先ほど六割ほど...全文を見る
03月26日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○林紀子君 酪農経営は急激に悪化しているという事態につきましては、先ほど来いろいろお話がありました。ぬれ子や乳廃牛の大暴落、その最大の原因は昨年四月の牛肉自由化であったことは明らかだと思います。政府は、牛肉自由化を決定した際、畜産農家には迷惑をかけないと言って国内措置を決めました...全文を見る
○林紀子君 酪農経営の危機的状況ということにつきましては、北農中央会が実施しました緊急実態調査の内容が二月末に公表されました。その内訳を見ましても、生乳部門は規模拡大などで生産量、生産額ともふえているけれども、個体販売では二年前に比べ二百五十万円も減収し、さらに飼料代、機械代など...全文を見る
○林紀子君 今度の諮問というのが、引き上げられるのか、据え置きなのか、下げられるのか、本当に全国の酪農家というのはかたずをのんで見守っていたし、これではもう生きられないとぎりぎりの声を上げていたわけです。本当に希望を持たせるためにも値上げの諮問をしてほしかった、そういう声がもう本...全文を見る
○林紀子君 今度のこの乳価によってますます酪農離れをしていく、これではもう酪農をやれない、自殺者まで含めてこういう状況というのがますます起こる可能性があるわけですから、本当にそのことを真剣に考えていただいて、関連という形では本当は不満なわけですけれども、そこでも何とか救っていくと...全文を見る
○林紀子君 乳価も据え置き、限度数量も据え置き、そういう諮問ではやはり酪農家は納得できない、このことを強く申し上げたいと思います。  それから、ただいま刈田委員から御質問がありまして、それの続きというような形になりますが、私も乳脂肪率三・五%というのは大変酪農家にもまた牛にも大...全文を見る
○林紀子君 今お答えがありましたけれども、私が申し上げました、牛がまさに人間で言えば三十歳の働き盛りでもう使い捨てになってしまって屠場に引かれていくという、そのことについてはそういう御認識はあるわけでしょうか。
○林紀子君 私は全農が発行しております「酪農のなかま」というパンフレットを見せていただいたんですけれども、これにはワシントン州のシアトル市近郊にあるアメリカのカーネーション牧場、これは有名な牧場だそうですけれども、ここの情報が出ております。この牧場の産乳成績は全米DHIRのトップ...全文を見る
○林紀子君 今申し上げましたとおり、地元の皆さんたちは、大変な運動をしてようやくこういう決着がついた、もう一件落着だと思っていたところにまたまたこうした事態が持ち上がったということで、また同じようなことを繰り返さなければいけないのかということで大変大きな心配をしておりますので、き...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○林紀子君 私は広島県に住んでおりますが、広島県は松林の面積が全国一で、しかも瀬戸内海沿岸部を中心に松くい虫被害が大変大きい場所だということですので、川尻町の野呂山という山の上まで行って現地調査をしてまいりました。県の担当職員の方々や川尻町の町長さんなどにも大変御協力をいただきま...全文を見る
○林紀子君 河野さんはこの本の中で、「松の緑を守る方法があったとするなら、日本列島全体を薬漬けにして守るしかなかったのだが、それが不可能なら空散で松を守るという計算は成り立たなかったのである。」「薬剤を散布すれば害虫は必ず撲滅できる、と決めつけることへの警鐘である。」というふうに...全文を見る
○林紀子君 次に、環境庁にお伺いしたいと思うわけです。  今回の法律改正に当たり、環境庁は林野庁に対して申し入れをしているということですが、それはどういう内容のものかというのを聞かせてください。
○林紀子君 また、環境庁では日本自然保護協会に委託して、松くい虫被害対策として実施される特別防除が自然生態系に与える影響評価に関する研究、こういうものを行ったというふうに聞いておりますが、どうしてこういう研究を行ったのか、そしてその結論はどういうものか、これもお答えいただきたいと...全文を見る
○林紀子君 こうした申し入れや研究成果を受けて、林野庁はどのように法案改正やまた基本方針の中に反映させているのかというのを教えていただきたいと思います。
○林紀子君 環境に対して配慮をするというお話しありましたけれども、先ほど来質問がございましたけれども、人体への影響、それについてはどういう調査をしているのかということでは先ほどお答えがありました。農薬が安全であるから、また定められた使用方法で使用すればよいから、それは調査をしてい...全文を見る
○林紀子君 私は、今その窓口を設けて地方自治体の方からそういう声も聞くというお話を聞いたので、それはそれでいいわけですけれども、今まで十五年間これを続けてきてそういうものがなかったということがかえって不思議なわけですね。これだけのアンケートで、かなり説得力のあるというか、事実に即...全文を見る
○林紀子君 私は森林総研に行きまして、この松くい虫の原因というのがマツノザイセンチュウというものにある、そしてマツノマダラカミキリというのがその運び屋であるというお話を聞きまして、やはりこれを突きとめるための科学的な御努力というのは大変なものだったなというのを非常に感じたわけです...全文を見る
○林紀子君 今回の改正で、特別防除の限定化で被害の先端地域、特に東北地方などでは、国や道府県が行う防除面積が減って、逆に市町村や森林所有者が行う防除面積というのはふえるんじゃないかと思いますが、それはいかがですか。
○林紀子君 最後に、大臣にお伺いしたいと思いますけれども、前回、前々回の改正の際、松林保全懇談会の一員であった西口親雄さんという東北大学助教授の方が、ここに「森林保護から生態系保護へ」という本を持ってまいりましたけれども、この著書の中で次のように述べています。   もっとも根本...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、まず松くい虫被害対策特別措置法の一部改正案の反対討論を行います。  反対理由の第一は、松材の薪炭利用の減少や木材の輸入自由化政策のもとでの松材価格の低迷、林業労働者の激減、高齢化の中で、松くい虫の駆除措置である伐倒駆除や特別伐倒駆除量が低...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○林紀子君 私は、まずアメリカ産米の展示問題についてお伺いしたいと思います。  食糧庁は四月一日、この十四日から十六日に東京品川のホテルで開催されますグレート・アメリカン・フード・ショーに、幾つかの条件をつけてではありますけれども、アメリカ産米の展示を許可しましたね。しかし、こ...全文を見る
○林紀子君 そして、この食品展でアメリカ産米を扱うUSAライスカウンシル、この団体ですけれども、これはこのUSAライスカウンシルという団体自身が発行した、これも日本で広く利用されているんでしょうか、「アメリカのコメは、世界の貧卓へ。」というパンフレットがあるわけですが、ここで自己...全文を見る
○林紀子君 そして、この食品展に参加できる人ということなんですけれども、昨年の幕張メッセでしたら一般人が自由に参加できた。ところが、今回はこのようにホテルで行われるもので、招待状のない人は参加ができない。招待状というのはどういう人に送られているかというと、外食産業、ホテル業など、...全文を見る
○林紀子君 私はこのグレート・アメリカン・フード・ショーという展示会そのものが、どこから見ても商談の場である、商業目的であるというふうに申し上げているわけですが、昨年の幕張メッセのときには、当時の甕事務次官が、この幕張メッセで行われていた国際食品・飲料展は、販売促進を目的に開かれ...全文を見る
○林紀子君 食管法を守るということですが、そもそも持ち込むこと自身が食管法に違反をしている。これは昨年甕事務次官が表明したとおりじゃないかと思うわけです。そして、今回のこの「展示について」という許可申請のただし書きに、「今回展示を認めることは、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉...全文を見る
○林紀子君 昨年はあの米を輸入促進しろというような論調に立っている朝日新聞のフジ三太郎という漫画にも取り上げられまして、昨年の農水省、食糧庁のやり方に対して国民は拍手喝采をした、それをあらわしていたわけですね。ですから、ことしは百八十度変わったその立場を国民がどう見るのが、そのこ...全文を見る
○林紀子君 普通の話だというふうにおっしゃいますけれども、何カ所かはあるのかもしれませんが、じゃ、全国にこういうように農林省がずっと持っていたために、今になって何億というようなお金を旧地権者に払わなければいけないというような状況が生まれているかというと、決してそうではないわけです...全文を見る
○林紀子君 新聞の報道によりますと、市の幹部も非常にすっきりしない話だけれども仕方がないというふうに言っているわけですね。で、市長さんも、農地法に落とし穴があったんじゃないか、もう四十年も前の亡霊で何億というお金を払わなくちゃいけないということで大変な問題だということを言っていら...全文を見る
○林紀子君 ぜひ適切に処理をしていただきたい。このツケをむつ市に回さないようにという配慮をぜひお願いしたいと思います。  次に、私は瀬戸内に住んでおりますので、瀬戸内海のサメの問題をお聞きしたいと思います。  愛媛県の松山市沖でタイラギ漁をしていた潜水作業員がサメに襲われて行...全文を見る
○林紀子君 それから、タイラギ貝やミルクイ貝などの潜水漁は漁期を一カ月も残して三月十九日には操業中止に追い込まれた。また、岡山県では潜水漁の漁獲高は昨年に比べますと半分にも満たない。昨年は一億九千万円の漁獲高があったのに、その半分にも満たない、こういう状況になっているということで...全文を見る
○林紀子君 それから、これはどうしても国としてやってもらわなければ、各自治体、県などでは到底できないということは科学的な研究の部門ですね。お話がありましたように、今まで瀬戸内海にはサメというのは出没して被害を与えたことはなかったのに、どうして瀬戸内海にサメが入り込んだのか、これを...全文を見る
04月16日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○林紀子君 私はまず緊急な問題ですので、グレート・アメリカン・フード・ショーの問題について伺いたいと思います。  四月七日のこの委員会で私はこの問題を取り上げましたけれども、おとといから始まりましたこのグレート・アメリカン・フード・ショー、二日目のきのうの夜、新高輪プリンスホテ...全文を見る
○林紀子君 今この条件と大幅にかけ離れてはいないということですけれども、今申し上げました状況というのはやはり商業目的、販売促進ということに当たると思うわけです。ですから、ここのところはきちんと対処をしていただかなければ、もう去年、おととしあれだけ大きな問題になって、それを承知の上...全文を見る
○林紀子君 千二百三十五人といいますと、卒業生およそ五万人のうちの三%ぐらいということになるのではないかと思いますが、農業高校といいますのは、これは大変残念なことですけれども、今、輪切り、選別の中で仕方がないかう農業高校に入学すると、そういう生徒が大変多いということも聞いているわ...全文を見る
○林紀子君 今、幅広くというお答えがあったわけですけれども、今使われている学習指導要領、その解説書というのを見せていただきますと、「農業の各分野における生産や経営に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させる」、このこを中心的・具体的目標としてほかの目標も達成するようにしろという...全文を見る
○林紀子君 そこで、農業高校の一つの弊害ではないかと指摘されております農場実習費の還元制度、これについてお伺いしたいと思うわけです。  全国高等学校農場協会、こういうところの調査によりますと、農場実習費が県から予算として配分された金額と農業高校が実習によって生産した生産物の販売...全文を見る
○林紀子君 このように、県からおりてきた農場実習の費用をまたノルマとしてきちんと県に返さなければいけない、こういう還元制度があるということは大変学校現場に大きな負担をかけているわけですね。  東京農業大学の赤木教授も、この事実は現場校長、教員のみならず、生徒に非常に大きな負担を...全文を見る
○林紀子君 今、御説明がありましたように、教職員の給与等人件費とか施設設備の整備費等といったものは一般会計として県からちゃんと教育費という形でおりてくるわけですね。ですから、今農場に係る実習費というのも結局教育費の一部であると思うわけですね。私が見せていただきましたここの中にも、...全文を見る
○林紀子君 済みません、時間が余りありませんので……。
○林紀子君 今、適切な農業教育をするために手かせ足かせにかっているというところをぜひ御理解いただきたいと思いまして、次の質問に移らせていただきます。  この四月から改訂された小学校五年生の社会科の教科書、今大変問題となっております。小学校五年生の社会科の教科書で農業の問題を扱っ...全文を見る
○林紀子君 新潟の農協中央会が文部省に抗議に来たという新聞報道もされているわけですけれども、この問題について文部省ではどういうような対処をなさったのかというのをお聞きしたいと思います。
○林紀子君 今、問題になっておりますのは学校図書の小学校五年生の教科書ですけれども、それ以外にもいろいろ見てみますとあるわけですね。  中教出版、「肉や牛乳は国内の消費量に追いつかず、不足分は外国から買っています。」。  また光村図書、「日本人の食生活が変わってきたことによっ...全文を見る
04月23日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○林紀子君 きょうは、参考人の皆様には、貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。私に与えられている時間が十分間とますます少なくなっておりますので、申しわけありませんが、全部の参考人の方に御質問できないことをお許しいただきたいと思います。  私も初めにそれぞれ...全文を見る
04月24日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○林紀子君 私は、まず大臣にお伺いしたいと思います。  それは、どうして四十三年ぶりに今この獣医師法が改正なのかということです。日本獣医師会は一九六〇年代の初めから長年にわたって現行の獣医師法の改正を要望してきたと伝えられております。例えば、昭和五十四年には独自に改正委員会を設...全文を見る
○林紀子君 今いろいろ御説明いただきましたが、本当の理由はここにあるのかなというのを私は今拝見させていただいているんですが、日本獣医師会の会報、一九九〇年の五月号に獣医師問題議員連盟役員会の朝食会の記事というのが載っております。    〔理事北修二君退席、委員長着席〕  この...全文を見る
○林紀子君 その点についてはまた後ほどお伺いいたしますが、目玉とされたエックス線の取り扱いについて、今回の法改正ではどのように位置づけられているのでしょうか。
○林紀子君 エックス線装置取扱基準検討会というものが昭和六十三年の十一月に畜産局長のもとに設置されたということですが、ここで検討されてきたことは、一つにはハードに関する基準、つまりエックス線取り扱いの施設に関する基準、それからソフトに関する基準、つまりエックス線の取り扱いに関する...全文を見る
○林紀子君 獣医師などの開設者は省令で定められた基準に適合させなければならない。改正案によりますと、もし基準に適合しない場合には都道府県知事が開設者に対して使用制限命令をかけられる。獣医療の診療施設には衛生上、保安上から見てそれだけ社会的に要請される部分というのは確かにあると思い...全文を見る
○林紀子君 日本獣医師会の会報を見せていただきましたら、ここの部分でも検討会の検討経過というのを、エックス線取扱基準についてはハード・ソフトにわたって成案が得られた段階で通産局長通達を出すと、今おっしゃったようなそういうことも言われているわけですね。で、通達が出された後、獣医師は...全文を見る
○林紀子君 私が事前に伺いました小動物の獣医師さんは、今回のこの法改正で当てはまるのは、今開業している人間はもう除外されるんじゃないか、新たに開業する人間だけがこういうエックス線の場合でも厳しい措置が適用さるんじゃないかというふうなこともおっしゃっていた方もおいでになるわけですね...全文を見る
○林紀子君 それでは次に、先ほどおっしゃっておりました国民の権利を制約する内容が含まれていると言われる企業診療についてお尋ねしたいと思います。  農水省は、企業による小動物診療所開設の実態、どのように把握していらっしゃいますでしょうか。
○林紀子君 私が聞きました例では、例えば東京都獣医師会で問題になったところですけれども、雪印乳業が品川区にヒューマン・マニアル・リレーション研究所、こういうものを設置しようとしましたが、地元の獣医師会が中心になって反対同盟を結成し、結局平成二年の四月には、雪印側は地元獣医師会との...全文を見る
○林紀子君 確かに、人の命と動物の命が全く同等かと言われますと、必ずしもそれは社会通念上そうだとは言い切れないと思いますけれども、やはり営利が目的ということが入ってくると非常に診療をゆがめるということは否めないのではないかと思うわけです。そして、企業の小動物診療所の開設については...全文を見る
○林紀子君 私にとりましては納得のいかないお答えですが、最後に家畜改良増殖法案に関して一つだけお伺いしておきたいと思います。  体外授精、屠体の卵を活用するという今回の技術は、酪農家を初め、畜産農家の期待というのは大変大きいと思われます。しかし、ホルスタインから黒毛和牛が生まれ...全文を見る
05月12日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、獣医療法案に対し修正の動議を提出いたします。  その内容は、今お手元に配付されております案文のとおりです。その趣旨と提案理由について、以下御説明申し上げます。  まず第一に、診療施設の構造設備に関しては、すべて省令にゆだねるのではなく、...全文を見る
○林紀子君 参考人の皆様にまずお礼を申し上げます。  私は、お答えもいただくのを含めまして十分しかございませんので、大変申しわけありませんが、最初に質問をさせていただきまして、順次お答えをいただけたらと思います。  全中の系統農協組織整備推進本部、ここが組織整備の基本的な方針...全文を見る
05月14日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○林紀子君 農協の広域合併問題についていろいろ論議が行われておりますけれども、私も市町村という行政単位を超えた農協の広域合併について質問していきたいと思います。  一九九〇年度現在で三千五百七十四総合農協のうち、一四・二%に当たる五百八農協が既に広域合併したものであり、二十一世...全文を見る
○林紀子君 私は、新潟県で広域合併の第一号となりました上越農協というところに伺いまして、いろいろお話を聞いてまいりました。この上越農協を中心に新潟県内の農協について、具体的にその実情というのを見ながら御質問していきたいと思うわけです。  この上越農協は、上越市と周辺の三村を含む...全文を見る
○林紀子君 この新潟の例というのは決して特殊なものではないと思うわけですね。  参考人の方に来ていただきまして、いろいろお話を聞きました。全中の松旭参考人も、一農協当たり営農指導にかかる費用は七千万円、ところが六千万円は持ち出したというようなお話がありましたし、福岡からいらした...全文を見る
○林紀子君 広域合併により営農指導というのがますます弱まっている。そのこともぜひ考えていただきまして、農協からも非常に援助をという声が高まっているわけですから、このところはどうしても考えていただかなければならないと思うわけです。  それから支所というものの弱体化。今の営農指導員...全文を見る
○林紀子君 合併当初はというふうにおっしゃるわけですけれども、少なくともこの上越農協というのは合併後もう三年もたっているわけですね。そうしたら、もうそろそろ落ちついて本来の軌道に乗らなければいけないという時期なんじゃないかと思いますけれども、依然としてこういう状況であるわけですし...全文を見る
○林紀子君 四月二十二日の衆議院の農水委員会で、局長は我が党の藤田スミ議員に対しまして、農協の事業推進は組合員の要望あるいは需要に基づいて行われるべきだと、そのような形での事業活動、無理な事業活動というのは行われないように指導していくという御返答をいただいておりますし、今もそうい...全文を見る
○林紀子君 そして、こうした無理なノルマ一辺倒の事業推進というものが今大変農協で問題になっております中途退職者、この増加に拍車をかけているのではないかということなんですね。  上越農協、合併して三年間で百六十人がやめていった。今、正職員がおよそ六百五十人という農協だそうですから...全文を見る
○林紀子君 広域合併、大型合併をこれからも推進していくというお話があったわけですけれども、新潟県内の全農協の組合長を初めとした常勤理事に合併についてアンケートをとっているわけなんですね。それを見ますと、広域合併を進めるべきだという人は二一%はいますけれども、農業を土台に地域を立て...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、農業協同組合法の一部を改正する法律案並びに農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  まず、農業協同組合法の一部を改正する法律案についてです。  反対の第一の理由は、本改正案が、金融の自由化等に伴う総...全文を見る
06月18日第123回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○林紀子君 私も、農水省がさきにまとめました「新しい食料・農業・農村政策の方向」、いわゆる新政策の問題と米価との問題について大臣にお伺いしたいと思います。  この新政策の中では大変な問題が示されているのではないかと思うわけですが、「望ましい稲作経営の展望」、いただきました文書で...全文を見る
○林紀子君 私は、新政策に関してもう一点本当はお伺いしたいと思いましたけれども、非常に限られた時間ですので、今回の米価の問題をぜひ申し上げておかなければいけませんので、これをお伺いしたいと思います。  生産者米価、全中の試算によりましても、買い入れ価格は再生産に最低必要な金額、...全文を見る
○林紀子君 私は四年産米の生産・集荷見通しについてまずお伺いしたいと思います。  三年産米の不作によりまして十三万ヘクタールの減反緩和という方策がとられましたが、先ほど上野局長からも御説明がありましたように、その達成は九万ヘクタールから九万五千ヘクタール、これだけでも収穫量とい...全文を見る
○林紀子君 私は午前中も大臣に新政策に関連してお聞きいたしましたけれども、米も規模拡大、また酪農や畜産でも規模拡大ということが盛んに言われまして、その方向が追求されているわけですけれども、きょうはちょっと米の問題から外れて申しわけありませんけれども、緊急の話ですので、畜産局長おい...全文を見る
12月08日第125回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○林紀子君 今回の大臣の訪米、訪欧というのは大変慌ただしく急に決定されたことですね。一たん大臣は訪米、訪欧するという意思表明をなさいましたけれども、その後すぐに打ち消して内閣改造前は無理だとおっしゃっておりましたね。それからまた、きょうは農水委員会があるということは大分前から日程...全文を見る
○林紀子君 今まで政府は外圧を利用して日本の農業政策を決めるというやり方をとってきました。先ほどもお話がありましたけれども、牛肉・オレンジの日米交渉、これが一番いい例だと思うわけですね。このときには決着した六月までに当時の佐藤農水大臣は二回訪来しております。そのときにマスコミは、...全文を見る
○林紀子君 私は、まず初めに外務省にお聞きしたいと思います。  ドンケル・ペーパーに対して外務省はどのように考えているのかということなんですけれども、例えば、初めアメリカやケアンズ・グループが主張していたのは、関税化した場合、十年間で七五%以上の削減率、最高五〇%まで削減しなけ...全文を見る
○林紀子君 それから、ドンケル・ぺーバーでは特別セーフガードという部分がありますね。改革期間内に二五%以上の輸入数量増大あるいは一〇%以上の輸入価格の低下があれば、代償なしで百四十三品目に関税を引き上げることができるということだと思いますけれども、これについてはどういうふうにお考...全文を見る
○林紀子君 それから、二国間協議ということについてどういうふうにお考えになっているかということもぜひお聞きしたいと思うわけですね。  それは、先ほど来話題になっております牛肉・オレンジの輸入自由化のときのことを考えますと、例えばこれは八八年に自由化されて七〇%から関税率が出発い...全文を見る
○林紀子君 今、私は外務省のドンケル・ペーパーに対する態度といいますか評価というのをいろいろ伺ったわけです。  きょうは北島さん御本人を責めるというつもりはないんですけれども、財団法人の食料・農業政策研究センターというところでこのウルグアイ・ラウンド、ドンケル提案について研究会...全文を見る
○林紀子君 確かに勉強することは必要ですし、研究することも必要だと思います。しかし、外務大臣がお互いに譲歩をし合ってまとめていかなければならないとか、例外なき関税化受け入れへの政治決断が必要だというようなことになりましたら、もうこれは閣内まさに不一致になるんじゃないかと思うわけで...全文を見る
○林紀子君 今の座談会に出ていらっしゃる北原さんとおっしゃる経済局ガット室長は、この中でまた、「皆それぞれ当然、当てはめた場合はとうなるかということ」は考えている、しかし「基本論の対象範囲の問題が未決着」だから「そこは外にはそのまま出て行かないという状況」だという発言もしていると...全文を見る
○林紀子君 今紹介をいたしました報道によりますと、この内部文書では、「「関税化と同時に品質が平均以下のコメは輸入ものに置き換わる可能性が高い」」、毎年定率で関税が引き下げられていくために、「国内のコメ価格を関税率の削減と同じペースで引き下げない限り、外国産のコメが割安となり米国や...全文を見る