林紀子

はやしとしこ



当選回数回

林紀子の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月25日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 私は、まず、乳価について質問したいと思います。  牛肉の自由化、低乳価政策で酪農生産基盤は弱体化しています。酪農経営は改善しているのかといいましたら、それはもうとんでもないという状況だと思うわけです。先ほど菅野委員が資料として配られました北農中央会の百三十戸の調査結...全文を見る
○林紀子君 今、審議会入りできないということそのものがいかに酪農家の方たちが大変な状況に置かれているかという、その何よりの証拠なんじゃないかと思うわけですね。本来ならば十時半から始まる予定ですね。  北海道では来年度の生乳生産を生産者の方は前年度より五・七%伸ばしたい、こういう...全文を見る
○林紀子君 生乳の消費拡大ということでは、先ほど来飲用乳の消費というのが非常に伸び悩んでいる、ほとんどゼロ成長だというお話もあったわけですけれども、私の住んでいる広島市ではいまだに保育所にニュージーランド産の脱脂粉乳というのを飲ませているわけですね。三歳児以下の子供は牛乳を飲んで...全文を見る
○林紀子君 全国の保育所の二万四千のうち一万三千の保育所でまだ脱脂粉乳を飲んでいるということですね。これがもし牛乳を飲ませるということになりましたら、その消費拡大というのは随分大きな量になるのではないかと思うわけです。  厚生省は昭和三十八年にこの脱脂粉乳についての通達というの...全文を見る
○林紀子君 そこで、農水省にお聞きしたいのですけれども、広島市の父母や先生やそれから子供たちも脱脂粉乳を飲むとまずいと言うんだそうですが、どうしてこの脱脂粉乳から牛乳に切りかえられないのか。  その一番大きな理由というのは財源問題になるわけですね。経費のかからない脱脂粉乳の方を...全文を見る
○林紀子君 二円十九銭というお話を聞きまして、確かに補助がこれだけでもあれば助かるわけですけれども、実は脱脂粉乳は百五十cc当たりに直して十円で、牛乳になると四十五円というのは、ちょっとこれは高目に見積もっていると思うんですが、四十五円で、その差額が余りに大きいために切りかえられ...全文を見る
○林紀子君 今、酪農家も大変だし、脱脂粉乳を飲んでいる子供たちもこれじゃなくて牛乳を飲みたいと言っているわけですから、消費者、生産者両方にプラスになる制度なわけですね。ですから、それをもう一度お考えいただきたいということをぜひお願いしたいと思います。  厚生省に来ていただいてい...全文を見る
○林紀子君 まだ検討の前の検討というか、その辺だということなんだと思うんですけれども、酪農という観点から考えましたら、生乳の乳脂肪率、これも検討課題の一つだというふうに聞いているわけですが、私は昨年、一昨年の畜産の集中審議の中でも、現行の乳脂肪分三・五%、それから体細胞の三十万以...全文を見る
○林紀子君 次に、豚肉の対策についてお伺いしたいと思います。  真空包装などの技術進歩で、生鮮物の豚肉輸入が急増しております。それに引きかえ国内の養豚農家は年率一七%の割合で激減している。これ以上輸入量をふやしましたらますます大変なことになると思います。  ところが、昨年の十...全文を見る
○林紀子君 そして、伝染病のおそれがあるとして禁止してきたフランス、ドイツから豚肉の輸入を五月にも解禁する、引き続きベルギー、ポーランドについても順次解禁するというふうな報道もされているわけですけれども、EC内のイタリアでは、口蹄疫というのですか、伝染病が発生して輸出禁止の措置が...全文を見る
○林紀子君 済みません。大変長い御答弁をいただいたものですから時間がなくなってしまったんですが、最後に政務次官に一言お聞きをしたいと思ったわけです。  農水省は新政策の畜産版というのを出されるというお話を聞いているわけですけれども、規模拡大路線ではやはり酪農家は救えないというふ...全文を見る
03月26日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○林紀子君 まず、私は他用途利用米問題を質問したいと思います。  二月十八日の衆議院農水委員会で我が党の藤田議員が質問をいたしました。その結果、全農は他用途利用米の売買差益について共同計算の結果を公表し、差益額と使途を明らかにし、一九八四年から八九年までの分十五億三千三百万円を...全文を見る
○林紀子君 それはきちんと指導していただきたいと思います。  他用途利用米については、これは食糧庁が発行いたしました「他用途利用米の手引 一問一答集」という中で、多い用途、他用途ではない、多い用途とすると、主食用や酒用等も含め多くの用途に使われるという誤解が生ずるおそれがあり、...全文を見る
○林紀子君 それで歯どめになるのかどうかということがよくわからないわけですけれども、会計検査院の方に来ていただいておりますのでお聞きしたいと思います。  この他用途利用米には国からトン当たり五万円という補助金が支出されているわけですね。しかし、今見てきましたように、使途不明金が...全文を見る
○林紀子君 用途についてですけれども、業界の方は、輸入ずしや牛どんに対抗するために安い他用途米をくれと言ったらそこがまた広がっていくんじゃないかと、そういう懸念というのは今お話を聞いた中でどうしてもあるわけですけれども、減反緩和と言いながら政府米の価格の半値の他用途利用米をさらに...全文を見る
○林紀子君 岡山市からは、明らかにゴルフ場を建設すると、そういうことを付して相談が行われているわけですね。  ここにゴルフ場をつくるためには三つの障害があったということが言われているわけですけれども、まず総量規制問題というのが岡山県にはあった。一つの自治体でのゴルフ場の総面積は...全文を見る
○林紀子君 そういうお話ですけれども、例えば昭和六十年度に指定された岡山県の山陽町では、協議から回答まで一カ月半かかって、回答から指令まで一カ月以上もかかったと、こういうことになっていて、これが通例だと思うわけですね。  やみ献金を受け取った県議は、記者会見で農政局に地元の人と...全文を見る
○林紀子君 ないという話ですけれども、記者会見の公の場でこのやみ献金を受け取った県議は、地元の人を引き連れて行ったと言っているわけですね。そしてまた、開発会社の役員の方も農政局に要望をその県議にしてもらったんだと言っているわけです。  それで、農政局長が実際にこの県議と会ったと...全文を見る
○林紀子君 これはその方に直接問い合わせをしていただいたんでしょうか。
○林紀子君 そうしましたら、儀礼的なごあいさつは受けたということになるわけですね。
○林紀子君 そういう意味では、この本陣山ゴルフ場問題では、既に開発会社の社長、常務が贈賄罪で略式起訴をされまして罰金刑というのが確定しているわけですね。開発に絡んだ問題、農地が絡んだ問題でこういうような贈収賄事件というのが発生するというのは、本当にゆゆしい問題だと思うわけです。 ...全文を見る
03月29日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○林紀子君 私は、きょうは、国が巨額の費用を投じて造成いたしました農地、これはあくまで農地としてきちんと守ってほしい、特に農水省はこの立場にきちんと立ってほしいという願いも込めまして質問させていただきます。  まず、福島市の吾妻小富士地区の国営農地開発事業ですが、これは国が七五...全文を見る
○林紀子君 今お話にありましたように、これだけ巨額の費用を投じて造成したにもかかわらず、七〇%余りも耕作放棄地が生じている。経営が成り立たなくなって、今当初から比べますと二〇%の農家しか残っていない。農家の中には償還が困難となって未納額が出ている、徴収が容易でないと、こういうお話...全文を見る
○林紀子君 今、協議会というお話が出ましたけれども、営農だけの土地利用計画ではなくて、リゾート構想も含めた総合的な利用計画を策定する必要がある、こういう方向で調整がされているということも聞きました。  福島市では、調査機関に委託しまして、平成元年六月に吾妻山麓リゾート整備構想と...全文を見る
○林紀子君 代表取締役はどういう人ですか。
○林紀子君 私が聞いておりますところによりますと、その小針暦二氏の息子の小針美雄という人だというふうに聞いておりますけれども、岩瀬牧場はこの地域の農地買い占めを行う前に、福島市にある福島民放社、これが小針暦二氏が社長なわけですね、この中に支店を開設した。  農業生産法人が支店を...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、通達に違反している人は農地を所有できないということになりますね。  農地の登記簿を調べてみると、抵当権者に東京佐川急便という名前も出てくるわけですから、大変これは不可解な状況だということが言えると思うわけです。  私は先月福島県の担当部長とお会いをい...全文を見る
○林紀子君 しかし、それは大臣としては大変無責任なお答えなんじゃないかと思うわけですね。優良農地としてこれだけのお金をかけて、四十億円国はつぎ込んだわけですけれども、国だけじゃないわけですね。それで、これだけ農地を造成して、大変そういう意味ではもう造成ができ上がっているわけですか...全文を見る
○林紀子君 でも、今までのお答えでは農業生産法人にはふさわしくない、先ほどの通達から見ても適格ではないというお話があったと私は承っております。
○林紀子君 そのことはわかっておりますので。先ほどの通達に照らして適格ではないというお答えがあったはずですね。
○林紀子君 今お答えがありましたが、それはどうも納得できないんですけれども、時間がありません。  今、農水省は農地法を改正しまして農業生産法人の構成員の要件をさらに緩和しようとしているわけですね。この問題となりました岩瀬牧場の例に見られるように、株式会社も農業に参入できる道を開...全文を見る
○林紀子君 報道では、ここは五ヘクタールを予定しているということなんですね、まだ農水省までは上がってきてないようですけれども。  農振計画を変更しても五ヘクタールの農地の転用ということは大臣の許可が必要になるわけですね。そういう意味では、やはりここも巨額を投じて優良農地にした場...全文を見る
○林紀子君 今地元の方たちは大変反対の運動を強めておりまして、私も三月の二日に衆議院で副議長をなさっていらっしゃる村山喜一代議士の秘書の方、それから隼人町の「住みよいふるさとをつくる会」の方々、地元糸走地区の農家の方々と一緒に中央競馬会や農水省に場外馬券売り場の設置を認めないよう...全文を見る
○林紀子君 北海道の釧路を初めとした道東海域では、一昨年からイワシの資源が大幅に減少して転廃業するイワシ関連業者が出ているということを聞いております。イワシの収量といいますのは、昨年のイワシの水揚げ量は約二百万トンで、ピーク時の半分以下になったということですね。そして道東では、特...全文を見る
○林紀子君 労働省にお聞きしましたところ、三月十九日にイワシ関連業者を特定不況業種に指定し、倒産を予防する雇用調整助成金を初め、倒産した場合、また倒産後の対策を事業者そして離職者に対して行うフルメニューを用意したというお話も聞きました。  そこで、水産庁にお伺いしたいのですが、...全文を見る
○林紀子君 それから、これは塩釜の話なんですが、代理業務をしている塩釜市内の銀行、担当者がよくかわるのに指導が徹底されておらずに、銀行で貸し出しを嫌がるというんですね。その辺の指導というのはどういうふうにしておりますでしょうか。
○林紀子君 貸し出す方が嫌がるぐらい面倒なわけですから、借りる方の手続がまた大変複雑で面倒だということなんですね。書類作成などの手続が大変で、中小業者のみならず団体でも実務者がいないために使いたくても使えない、これが一つ塩釜ではほとんど使ってないという理由になるんじゃないかという...全文を見る
○林紀子君 それから、この辺は一番大きい理由だと思いますが、零細業者が多いにもかかわらず通常の利率というのは五・二%、特利で四・三%ですね。そういう意味では担保にかわる保証金というようなことも含めると零細業者は使えないという声があるわけですね。月々の返済においても弾力的な運用とい...全文を見る
○林紀子君 今どうしても借りられないという、活用がゼロだということでお話をしたわけですが、せっかく制度資金はつくったけれども、その後のフォローというのがないために必要な人が使えないということでは「仏つくって魂入れず」ということになると思うわけですね。改善のお話もありましたので、そ...全文を見る
04月02日第126回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子と申します。きょうはありがとうございます。  まず、刑事被告人に関する問題ですけれども、捜査中は捜査機関に任せるのが効率的であるというふうにおっしゃいましたけれども、捜査と国政調査権は目的も調査の範囲も異なるところがあると思いますし、また、よく御存...全文を見る
○林紀子君 時間がありませんので、次に再発防止のことにつきましてお伺いいたします。  再発防止というのは、もうこれはまさに必要、当然であるわけですけれども、参考人は先ほどサラリーマン層の例を引き合いに出しまして、政治に声がくみ上げられていないのではないか、国民の意見を吸い上げた...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  本日はありがとうございます。  まず、国会の権限としての国政監視機能の強化は、今回の政治不祥事件を見ましてもいよいよ重要となっていると思います。ですから、国政調査権の行使としての証人喚問の持つ役割と意義は大変大きいものがあります...全文を見る
○林紀子君 どうもありがとうございます。私たちも、行政官庁の情報を国会図書館とコンピューターによってオンライン化する、こういうこともやったらどうかということを考えておりましたので、どうもありがとうございました。  次に人権問題ということにかかわってちょっとお伺いしたいと思うわけ...全文を見る
○林紀子君 人権の問題です。
○林紀子君 どうもありがとうございました。
04月08日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○林紀子君 私は、まず林業等振興資金融通暫定措置法、この基本的な改正点についてお聞きしたいと思います。  先ほども質問がありましたけれども、今回の改正で、第一条の目的、第二条の基本方針の「国内産木材」から「国内産」という言葉が消えまして、「木材」一般に本法が適用されるようになり...全文を見る
○林紀子君 今のお話ですけれども、確かに加工段階では国産材、外材混在していて、分けて融資するということは難しい、こういうことはあると思うんですけれども、それならばこの法律がそもそもできたときはどうだったのかということなんですね。この法律ができる一年前の一九七八年には自給率既に三一...全文を見る
○林紀子君 一たんは上がったというわけですから、その上がった理由というのは、こういうもので国産材というのを手厚く保護しようという意図が働いたからということは言えるんじゃないでしょうか。  それから製品輸入の件ですけれども、制定当時は丸太輸入がほとんどで製品輸入は少なかった。しか...全文を見る
○林紀子君 それからもう一つお伺いしたいと思うのは、現行法では外材、国産材の扱い量での適用事業体につきまして、五十四年の八月、一九七九年の八月、事務次官通達というのが出されていますけれども、これには国産材取扱量二分の一以上、ただし、地域の林業及び国産材関連産業の実情等がら、知事が...全文を見る
○林紀子君 産出国は今国策として付加価値の高い製品での輸出というのに力を入れている。そのために、丸太ではなく製品での輸入がふえているというのは今までお話があったとおりですけれども、この製品輸入の増加というのは、製材業の衰退を招いているということになるんじゃないかと思うわけです。 ...全文を見る
○林紀子君 しかし、原材料によって施設整備が違い、原料を変えることは膨大な設備投資が必要だということですね。外材に頼った事業の拡大では、国産材がいざやってきたと、そういうときに今おっしゃったようにうまくそれに乗ることができるかどうかというのは大変疑問だと思うわけです。  そして...全文を見る
○林紀子君 次に、私は健康とゆとりの森整備事業として富山市で進められている呉羽丘陵整備事業についてお聞きしたいと思います。  林野庁は、この整備事業に対する住民や自然保護団体などの反対運動が起こっている真っ最中の昨年九月に現地に入りまして、県に、計画の一部変更を含め、住民とよく...全文を見る
○林紀子君 この富山市の事態といいますのは、貴重な動植物生態系に大きな影響を与える、このままでは貴重なホクリクサンショウウオ、この生息地というのが見つかったそうですけれども、これも絶滅してしまう、こういう住民の声を聞かない、そして一方的に事業を行っている、これが現実なわけですね。...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案に対しての反対討論を行います。  まず、今回の法改正では、目的、基本方針を「国内産木材」から「国内産」という縛りをとり、「木材」一般に適用範囲を広げ、外材にまで適用が拡大されることになりま...全文を見る
04月13日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  参考人の皆様、本日はありがとうございます。  私の持ち時間といいますのはたった十分ということですので、申しわけありませんが、全参考人の方に御質問できませんが、あらかじめお許しをいただきたいと思います。  初めに私が質問をざっと...全文を見る
04月15日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○林紀子君 まず、私は漁協合併についてお伺いしたいと思います。  前回の漁協合併助成法の改正の際に、全漁連では五年間で二百件七百組合の合併を計画し、当時の水産庁長官は、非常に大きな数字だけれども、お互いに汗をかいてそういう方向に邁進したいとお答えになりました。ところが、この五年...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、そういう原因に対応した解決策というのが零細な漁協を合併していくという上には大事なんだと思うわけですが、そういうことはされないで、全漁連は一県一漁協を基本イメージに広域的な合併というのを進めようとしております。このことについては、どういうふうにお考えになり...全文を見る
○林紀子君 合併ということでは、上からの押しつけではなく自主的なものというのが一番大事だと思うわけです。組合員の意思と地域の実情に基づいて、漁民の利益、漁協労働者の要望が考慮された合併、こういう合併が必要だと思うわけですが、水産庁はこうした自主的な漁協合併を援助するものでなければ...全文を見る
○林紀子君 水産庁長官は、公共事業を執行する際に合併する漁協を対象とした優先施行も検討している、また来年度から始まる次期漁港整備計画の策定に当たっても漁協合併に十分留意していく、こういう発言を一月の二十八日の漁港関係主務課長会議でなさったというふうに報道されておりますけれども、そ...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、あくまで申請であるということで、公共事業で上から誘導するということではないというふうに承りました。  そうしますと、それぞれの漁港の事業には採択基準というのが決められているわけですね。ですから、こういう採択基準に漁協の合併を追加するというようなことはな...全文を見る
○林紀子君 大きな課題であるというのはわかりますけれども、そうしましたら、こういう文面の中に追加をするということですか。
○林紀子君 そうしますと、やはり先ほど来の合併というのはあくまで自主的にという、そういうお言葉に反するのじゃないかと思うわけですね。公共事業を材料にした上からの押しつけの合併というようなことになりまして、それが本当に漁民のための合併になるのかどうか、そこのところは大変大きな疑問が...全文を見る
○林紀子君 もう少しお伺いしたいのですが、時間がありませんので、次に防衛施設庁の行っている漁業補償について伺いたいと思います。  まず、防衛施設庁に来ていただいておりますのでお伺いいたします。  漁業補償金について、関係漁業者に対して資格があるのかどうか、本当に漁業を営んでい...全文を見る
○林紀子君 広島県の呉市に広漁協というのがありますが、この組合長は資格のない漁民に対しても資格があるように偽装している。組合長は、防衛施設局から組合員に交付されている補償金額は、八八、八九年度と比べてみると、実態に従った申請をすると従来の一割ぐらいしか本当はないんだと、こういうこ...全文を見る
○林紀子君 調査をなさったということですけれども、その調査というのはまだまだ不十分な面があるというふうに現場では言っているわけですね。  防衛施設局は会計検査院に言われて調査をしたわけですけれども、まず昨年、一九九二年の七月二十一日にその調査が組合事務所で行われました。この際、...全文を見る
○林紀子君 面接できなかった者については組合に任せたという話もあるわけですが、その組合長や理事が虚偽の申請をしようということでやっているわけですから、そこに任せても真実というのは明らかにならないと思うわけですね。必要な書類による調査というのがいまだになされていないというふうに思う...全文を見る
○林紀子君 運用上の改善ということもきちんと書類をもって調べるというようなことも指導していっていただきたいと思うわけです。  この件に関しまして最後に水産庁にお伺いしたいと思うわけですが、まず組合長の問題なんですけれども、この組合長というのは漁民ではないんですね。スクラップ業者...全文を見る
○林紀子君 それはかなり我田引水ということなんじゃないかと思うわけですね。零細だからではなくて、適正な運営が行われていないというところに一番問題があり、それをきちんと指導していっていないというところに大きな問題があると思うわけです。  最後に一点、今広島は二年続きで貝毒被害とい...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、水産業協同組合法の一部を改正する法律案並びに漁業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  今回の両改正案は、金融の自由化による漁協経営の危機の中で、遠洋漁業からの急速な漁場の縮小と沿岸での過密利用などによ...全文を見る
04月16日第126回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○林紀子君 私は、まず急傾斜地崩壊対策事業についてお伺いしたいと思います。  建設省では九三年度から第三次急傾斜地崩壊対策事業五カ年計画をスタートさせましたね。制度発足から二十五年たって、整備の進捗状況というのが二二%、百五十万人の人々に恩恵があるという状況で、八割は未着手でま...全文を見る
○林紀子君 建設省では九一年の十二月二十五日付で急傾斜地崩壊対策事業に関する受益者負担金標準条例案というのを各都道府県に示したそうですが、これはどういうものでしょうか。
○林紀子君 今お話を伺ったところによりますと、ですから受益者に負担を求める、そういうモデル条例案ということになるんだと思うんですけれども、どうして二十五年もたった今、改めてこのように受益者に負担を求めるということを言い出したのでしょうか。
○林紀子君 今取っているところ取っていないところ、個人の負担ですね、あるというお話ですけれども、今個人に負担を求めている自治体というのは割合としてどのくらいあるわけでしょうか。
○林紀子君 私が住んでおりますのは広島県なんですが、広島県というのはがけ崩れの危険箇所が全国一多いと言われているところなんです。広島県では建設事業負担金条例というものに基づいて河川などと同様に市町村に負担をさせているという状況なんです。  私は、先日呉市に行きまして現地も見てま...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、それぞれの県によって今までの経過もあるから必ずしも個人負担にはならないんだというふうに承ってよろしいわけですね。
○林紀子君 見てまいりました呉市では、二十年前に着工したところというのは既にまたそこがひびが入って再び補修をしなければいけない、そういうような状況にもなっています。また、斜面問題懇談会というのをやって、その傾斜地というのも緑の斜面空間とする。環境ということも考えて、そういう美観的...全文を見る
○林紀子君 くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。  今までいろいろな方から御質問がありましたけれども、私も雲仙・普賢岳の復興について質問させていただきたいと思います。  復興対策に関しましては、二月に島原市で復興基本構想が明らかにされました。また土石流対策としましては、...全文を見る
○林紀子君 現地の方々からは、なるほど計画は立派だ、しかし私たちの意向が反映されていない、こういう声があるということです。  一番地元中の地元である安中地区町内会連絡協議会が行った土石流対策に関するアンケート、これでは、今回の計画では恒久的な土石流対策は不十分じゃないか、こうい...全文を見る
○林紀子君 積極的なお答えだったわけですけれども、最後に長官にお聞きしたいんですが、今土石流対策の問題で建設省にはお伺いしたわけですけれども、これだけ災害が長期化している、そういう中ではまだこういう状況の普賢岳とおつき合いをしながら復興の対策を進めていかなくちゃいけないというとこ...全文を見る
04月22日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○林紀子君 私も今回の法改正、超過累進方式の廃止についてまずお伺いしたいと思います。  前回の改正、昭和六十年の当時、経済局長は村沢議員の質問に答えて、「現時点で予想をしがたいような非常に大きな変化というようなものが起きれば別でございますけれども、そのような変化がない限りにおき...全文を見る
○林紀子君 今厳しい財政事情というお話がありましたけれども、本当のところはここなんじゃないですか。農政サイドの問題ではなくて、現時点で予想しがたいような非常に大きな変化というのは、結局大蔵省や財政当局の態度だということなんじゃないでしょうか。この見直しというのは大蔵省、財政当局主...全文を見る
○林紀子君 確かに、台風十九号のような、これは大変大きな災害があったわけですから、果樹共済などで見直していただいて、前進をするというのは大事なわけですね。しかし、それを合理化するところを合理化してということで、この超過累進方式というのをやめてしまうというのはどうしても納得がいかな...全文を見る
○林紀子君 それでは、具体的にお聞きいたしますけれども、先ほど来北海道の例というのがいろいろ出てまいりましたね。北海道の共済掛金率の一番高いところでは、平均四百五・八アール、四万五千六百八十二円の負担がふえるというお答えがありましたけれども、四万五千六百八十二円というのはふえる分...全文を見る
○林紀子君 四万五千円と、これも大変なものだなと思いますけれども、全部合わせると二十七万円にもなるわけですね。どうしてこれが負担増にならない、大したものではないということが言えるわけですか。
○林紀子君 私も北海道の共済掛金率が高い組合というのはどこかというのをちょっと資料をもとに見せていただいたわけですけれども、音更が一九・二%、北見地区が一八・七%、十勝が一八・六%、こういうふうになっていますね。一番高い音更の場合は、国庫負担割合が五八・四%、農家負担割合が四一・...全文を見る
○林紀子君 農蚕園芸局の方からお答えいただきたいと思いますけれども、今中立的というようなお話があったわけですけれども、被害をよく受ける地域では米をつくるなということで今の減反政策、減反緩和というのをやっているんですか。
○林紀子君 今いろいろ御説明くださいましたけれども、北海道では今年度から始まる活性化対策で、昨年度より一万二千ヘクタール、百三十二市町村のうち百七で減反を緩和し、作付面積をふやすということになっているわけです。  それで、この共済掛金率との関係で言いますと、例えば士別市では共済...全文を見る
○林紀子君 中立中立とおっしゃいますけれども、大変被害の高いところに国の補助を厚くする、これがこの農災制度の役割なんじゃないですか。それを今回この超過累進制度をやめるということは、根本から崩してしまうということだと思うわけですね。  麦のこともお聞きしたいと思うわけですけれども...全文を見る
○林紀子君 将来、廃止することはありませんね。
○林紀子君 当面ということで、なかなかきちんとお答えいただけないわけですが、もう一つぜひお伺いしておきたいことがあります。  先ほど申し上げました十一月五日の全国農業共済協会の会議、このときに川上課長は、財政当局から当然加入者と任意加入者とで掛金の国庫負担割合に差をつけることが...全文を見る
○林紀子君 大臣に最初の部分をお答えいただこうと思ったんですが、局長の方からお答えがあったので、大臣にぜひお答えいただきたいと思うんですけれども、こういうふうに見てまいりますと、当面というお答えしか返ってこないわけですけれども、財政当局、大蔵の圧力に屈しないで、農業を守る、農民を...全文を見る
○林紀子君 もう少し時間がありますので、野菜及び花卉共済の制度化というものについても伺っておきたいと思うわけです。  いわゆる露地物というのは今対象になっていませんね。農水省では一九七七年度から基礎調査を行っている、省内に一九九〇年度から野菜共済制度研究会というのを設けて検討を...全文を見る
○林紀子君 いろいろ難しい点があるということは並べられたわけですが、災害収入共済方式というものを適用したらやれる部分というのが随分あるんじゃないかというふうに思うわけですね。  先ほど申し上げましたように、一九七七年度から調査を始めている。そのときから数えますともう十五年たって...全文を見る
○林紀子君 超過累進方式の廃止などというのはすぐ結論が出ますのに、この野菜の共済のニーズというのはなかなか結論が出ないというのは本当におかしい話だと思います。この結論も早く出していただきたいということもお願いいたしまして、質問を終わります。
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、農業災害補償法の一部を改正する法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、今お手元に配付されております案文のとおりです。  その趣旨と提案理由について、以下、御説明申し上げます。  共済掛金国庫負担制度の中で、農作物共済の超過累...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、農業災害補償法の一部を改正する法律案に対して反対討論を行います。  反対の第一の理由は、共済掛金国庫負担制度を抜本的に改悪して、麦を除いて超過累進方式を廃止するとともに、掛金国庫負担率を引き下げることです。  この共済掛金国庫負担制度は...全文を見る
04月28日第126回国会 参議院 本会議 第14号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、カンボジアヘの自衛隊派遣等について質問いたします。  まず最初に、カンボジアでの選挙監視の仕事中に銃撃され犠牲になられた国連ボランティアの中田厚仁さんとその御遺族の方々に、心からお悔やみを申し上げます。  さて、最近のカンボジア情勢は、...全文を見る
05月11日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○林紀子君 私は、まず大臣にお伺いしたいと思います。  JA全中の石倉常務は、昨年四月二十八日の農業新聞、「新政策への注文」というシリーズの中で、「前川リポート・臨調答申に基づく昭和六十一年の農政審答申「二十一世紀へ向けての農政の基本方向」は、まさしく臨調答申の農業版そのもので...全文を見る
○林紀子君 今の大臣のお話の中で一番よくわかりましたのは、価格はさらに下げられるであろうということなわけですけれども、農産物の輸入自由化拡大政策の中で我が国の農業は今大変な事態に至っている。食料自給率は四六%に落ち込んで、農産物価格の引き下げや、そして減反の押しつけなどで営農意欲...全文を見る
○林紀子君 経団連は、昨年三月二十四日に「二十一世紀に向けての農業政策のあり方」というのをまとめました。この提言を取りまとめた農政問題委員会の河毛二郎委員長は、経団連としては農水省の新政策づくりの取り組みを支援する、このためにこの意見書を取りまとめたというふうに述べているわけです...全文を見る
○林紀子君 それでは、農業者側、全国農業会議所は農水大臣の諮問を受けまして、昨年三月十二日に農水大臣に対する本答申、「農業の担い手確保のための具体的方策」というのを行いましたね。この中で「株式会社による農地取得については、」「問題が多く、これを認めるべきでない。」とありますけれど...全文を見る
○林紀子君 農業生産法人は、農協法に基づく農事組合法人、それから商法に基づく合名会社と合資会社、そして有限会社法に基づく有限会社の四つの組織に限定されて、株式会社などの法人組織というのは除外されている。その理由については、農地法の解説書であります「最新農地法詳解」、これは和田正明...全文を見る
○林紀子君 私がかなりしつこく株式会社問題にこだわりますのは、さらに検討するということがここにうたわれているということと、それから先ほど入澤局長は、経団連の方には十分話をしてわかっていただいたと思うというふうにおっしゃっておりますけれども、先ほどの河毛二郎さんという方は、貴重な農...全文を見る
○林紀子君 そういう意味では、いろいろ施策もとっていただいて、また新たな施策の展開ということで、担い生育成農地集積事業の創設というのもあるということも伺ったわけですけれども、今までの担い手の経営面積シェアが二割増しにならなければこれも利用できないということで、まさに新政策絡みで大...全文を見る
○林紀子君 千葉県の神崎西部地区というところがあるわけですけれども、この二十一世紀型事業についてアンケートをとったそうです。それによりますと、今後の農業について拡大を希望する農家というのはわずか一一%、現状維持を希望する農家は六三%、事実上大多数の農家が二十一世紀型のこの事業を望...全文を見る
○林紀子君 そして、まだ問題があるわけですね。作業を請け負うその九戸の農家というのがなり手がいないわけなんですね。  私は、福岡県の椎田町というところにも行ってお話を聞いてまいりましたけれども、そこも二百六十ヘクタール、七戸のオペレーターで土地利用を行って、経営も一元化して、所...全文を見る
○林紀子君 願っているだけでは現実のものにならないと思うわけですね。  最後に、通産省にも来ていただいているので、大変時間がなくなって申しわけないんですが、一言お聞きしたいと思います。  千葉県の食品輸入商社が中心となって発足した「お米の輸入自由化を考える会」、これで国際郵便...全文を見る
06月01日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○林紀子君 私はまず初めに委員長にお願いをしたいと思うんですが、きょうから審議が始まりましたこれらの法案というのは今後の我が国の農政上極めて重要な位置づけがされております。これはきょう御出席のどの委員の方もそれから政府も同じ認識だと思うわけです。  ところが、今回三本の法案が一...全文を見る
○林紀子君 そういう委員長のお答えなんですけれども、農業経営基盤強化法、これまた七本一緒に全部ぶっ込んでやってしまおうということなわけです。そうしますとますます審議時間というのは必要じゃないかと思うわけです。  私も理事会の中でこの取り扱いにつきましてはこういった趣旨を十分にお...全文を見る
○林紀子君 閣議決定じゃないかと思うんですけれどもね。  どうしてこういうことを申し上げたかといいますと、先ほど来大臣も、また上野官房長の方からも、九〇年の一月に閣議決定した「農産物の需要と生産の長期見通し」、この中の食料自給率の五〇%というのは閣議決定じゃないんだということを...全文を見る
○林紀子君 そのときの本会議質問、我が党は不破委員長が質問いたしましたが、そのときの総理のお答えというのも、「低下し続けているこの自給率を、一%だとおっしゃいますが、そこへ目標を置いて低下傾向に歯どめをかけていこうという大きな願いがあることも御理解をいただきたい」ということで五〇...全文を見る
○林紀子君 ですから、低下傾向に歯どめをかけるということでしたら、現状追認でずるずるずるずる下がっていってしまうわけなんです。先ほど来社会党の委員の方からも、また自民党の大塚委員の方からもお話がありましたけれども、自給率というのは、食料自給率というのをきちんと目標として掲げる、そ...全文を見る
○林紀子君 今、確かにお答えありまして、需要と供給のバランスということがあるというお話があったわけですけれども、しかし食料自給率の一番大きなポイントというのは、輸入自由化というのをどうするか、そこが一つ大きなポイントなんじゃないですか。ですから、新政策でこの自給率ということをきち...全文を見る
○林紀子君 農産加工品の問題はどうですか。
○林紀子君 もし関税率引き下げというのを認めましたら、また輸入がふえて自給率が下がると、こういうことになるんだと思うんです。ここでも断固たる決意で当たっていただきたいと思うわけです。  それから、これも先ほど来質疑がございましたけれども、きょう付でニージーランド産のリンゴの輸入...全文を見る
○林紀子君 この面でもアメリカの圧力にも絶対負けないようにということで頑張っていただきたいと思います。  次に、自給率向上のためには価格政策というのが重要だと思うわけです。あす平成五年度の生産者麦価が米価審議会に諮問されるわけですけれども、先ほどお昼休みに三項目の申し入れを大臣...全文を見る
○林紀子君 実質的に生産者の方が負担をするということになりましたら、麦価がそれだけ下がったのと同じことになるということなわけですから、そういう意味でも政府の方としてもこの負担をどうするかというのをきちんと考えていただきたいというふうに思うわけです。  それから、麦の問題では、二...全文を見る
○林紀子君 次に、優良農地をどう確保していくかということについてお尋ねしたいと思います。  先ほどの「農産物の需要と生産の長期見通し」の「参考付表」の中で熱量効率を最大化した場合の国内での食料供給量を試算していますね。これは耕地面積五百万ヘクタールで一人一日二千カロリー。これは...全文を見る
○林紀子君 今お答えのありました農業委員会ですけれども、この法律の中では農林業等活性化基盤施設の設置を促進するように適切な配慮というのが求められているわけです。  ですから、本当に農業委員会というのは農地法の取り扱いと同じような決定というのができるんですか。
○林紀子君 もう一つ、先ほどお答えになった都道府県の承認ですね、この承認というのも施設整備の促進に配慮した計画全体について承認をするということで、農業の問題だけを見て言っているわけじゃないわけですね。そうしますと、農地法や農振法に基づく許可基準と全く同じということがこれまた言える...全文を見る
○林紀子君 それから、農業会議の意見聴取を行うというのも八条第五項に書いてありますね。この農業会議の意見聴取というのは今おっしゃいました都道府県の承認に対してどれだけ力のあるものなのか、どれだけ縛りをかけられるものなのか、その辺をぜひ伺っておきたいと思います。
○林紀子君 それから、この計画の中では市町村から農林業等活性化基盤施設設置の要請を受けた民間事業者も参入できるということになっているわけですね。この農林業等活性化基盤施設設置とはどういう施設を指すのかというのを、きょうは通産省と国土庁に来ていただいておりますので、まず通産省の方か...全文を見る
○林紀子君 国土庁にお伺いしたいんですが、リゾート法と同様に、ゴルフ場やリゾートホテル、リゾートマンション、そういうものも入りますか。
○林紀子君 まだこれから関係省庁と具体化するということで、それもすべて省令ということになるということで、私たちのところではどんなものかというのはわからないわけです。  構造改善局長にお伺いいたしますけれども、そういう意味ではゴルフ場というのは農林業の活性化に結びつくとは思えない...全文を見る
○林紀子君 これまで何度か行われた農地転用許可基準の見直しというのを見ますと、特に八九年三月には第三種農地の範囲をインターチェンジから至近距離のものにまで拡大して、ゴルフ場への転用を一般施設と同様の扱いとするなど規制緩和の歴史だったというふうに言わざるを得ないと思うわけです。 ...全文を見る
06月02日第126回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○林紀子君 雲仙・普賢岳の火山活動は二年半も活動を継続しております。何とかおさまってほしいという願いに反していつ終わるともわからないという状態なわけですけれども、連休初めに起こりました土石流の被害では新たに約五百棟の住宅に被害が出ております。間もなく梅雨入りの時期だということで私...全文を見る
○林紀子君 長官が活火山法についてお触れになりましたので、私の方も見直し、研究の対象ということでぜひお願いしたいと思いますのは、日本共産党はあの大火砕流が起きました二カ月後、一昨年の八月十九日に「雲仙岳噴火災害にさいし、火山災害対策の抜本的強化をはかるための立法提案」ということを...全文を見る
○林紀子君 人命を危うくするようなことを何とか避けるためにその警戒区域というのを設定するというお話があったわけですけれども、しかし警戒区域を設定したからそれに対してきちんとした補償がないということではまさに人命を危うくするような事態というのも起こっているんじゃないかと思うわけなん...全文を見る
○林紀子君 それでは、それにかわるということで関連してお伺いをしたいわけですけれども、あの土石流が起こったその下流の防災対策、これはもう何としても緊急に進めなければいけないというふうに思うわけですが、これは今計画をされている導流堤、遊砂地、そういうもので対応できるのかどうかという...全文を見る
○林紀子君 その導流堤をつくっていくためにも、やはりそこに住んでいらっしゃる方たちの協力があって、その土地を提供するということが必要なんだと思うわけですけれども、それに関しまして、やはりその河川や砂防その他防災事業、それに関連する公共補償というのを十分に行っていくということが必要...全文を見る
○林紀子君 その適正な価格、上のダムの部分を使えということは必ずしもそれを使えばいいということじゃなくて、本当に適正な価格でと。その適正な価格というのが今地元では七割ぐらい、普通の場所の七割ぐらいの価格でしか買い上げてもらえないというふうに言っているわけですからね。そういうことで...全文を見る
06月02日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは参考人の皆様本当にありがとうございました。私は短時間しかございませんので、申しわけありませんが全員の皆様にお伺いできませんことをおわびしておきます。それから、最初にそれぞれ質問を申し上げますので、質問が終わりましたら、順次...全文を見る
06月03日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○林紀子君 私は、まず、機械化促進法に関してお伺いしたいと思います。  今回の改正で生研機構と民間企業の共同出資で高性能農業機械の開発、実用化を図ることになっているわけですが、この実用化の中心点というのは金型の共用ということになると思うわけです。しかし、現実問題としてこの金型の...全文を見る
○林紀子君 私の時間は限られておりますので、申しわけありませんが、簡潔にお答えをいただきたいと思います。  二点ほど価格の問題でお聞きをしたいと思うわけですが、まず、農業機械のモデルチェンジのための開発には金型研究費などで十億円はかかると言われているということですけれども、金型...全文を見る
○林紀子君 先ほども申し上げましたけれども、確かに機械化されたら楽になる、しかし価格は高くなる。これではやはり農家にはメリットはないと思いますので、生研機構が加わるわけですので、農水省の方もそこのところをきちんとチェックしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○林紀子君 いや、結構です。
○林紀子君 そうしますと、閣議決定のときの資料ですね、それによりますと、「関連事業に含まれない事業の例」として「道路貨物運送」、そしてどうしてこれは関連事業に含まれないのかという理由のところに「農畜産物のみの運送を行うことは想定されない。」というふうに書いてあるわけなんですけれど...全文を見る
○林紀子君 もう一点ですけれども、「農業に関連する事業」のうち、「農畜産物の販売」で「想定される事業の例」として「米穀類小売」という文言が調査室から来た資料では削除されているわけです。  じゃ、この米穀類小売ということはできるんですか。「想定される事業の例」として最初は「米穀類...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、食糧庁長官にお聞きしたいんですけれども、許可要件を満たせばこの米穀類の小売の販売免許というのは与えることができるということになるわけですね。
○林紀子君 そうしますと、今までの要件緩和をされていない農業生産法人ですね、その農業生産法人でも許可要件に適合すれば免許は与えられたわけですね。
○林紀子君 今度の事業要件の緩和で、今までは自分たちが生産したものだけを加工して販売するということしかできなかったのに、今度は自分たちが生産しているものと同じ種類のものであればそれを加工して販売することができるというふうに要件が広がったので、それでこの米穀類の小売というのができる...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、事業要件の緩和それから構成員要件の緩和というふうに今回農業生産法人の要件緩和は二つあるわけですけれども、この構成員要件の緩和で株式会社が参入できるということになったわけですね。  それで、この米穀類の小売販売ということにつきまして考えますと、もう既に米...全文を見る
○林紀子君 それでは、農業生産法人のチェックの体制がどうなっているのかということについてお聞きしたいと思います。  私は、三月二十九日のこの委員会で農業生産法人である岩瀬牧場の件を取り上げました。そして局長は、この岩瀬牧場が通達に違反している、是正指導することによって要件を満た...全文を見る
○林紀子君 今お話を聞きまして、この件につきましては局長みずから福島県とも会っていただいたということで、きちんと形としてはしたということをお伺いいたしました。  しかし、農業生産法人のチェック体制ということになりますと、いろいろ農水省が通達も出して今まで指導もなさっているわけで...全文を見る
○林紀子君 今までも農地取得の問題をめぐりまして企業が参入する、株式会社が参入するということにつきましてはいろいろ危惧の念というのが出されました。今回のこの改正が本当にアリの一穴となって大きく企業参入、株式会社参入に道を開いていくのではないかという懸念が、四分の一、十分の一という...全文を見る
○林紀子君 この認定農業者というのは専業農家に限るんですか、第一種兼業農家まで認めるんでしょうか。
○林紀子君 そうしますと、今兼業農家が非常に安定しているということが言われるわけですけれども、兼業農家というのも認められるわけですね。そのことを承っておきます。  それから、経営規模についてですけれども、私は千葉県の干潟町、今回の法案とは無関係に独自にこの四月から認定農家制度と...全文を見る
○林紀子君 それでは、もう少し細かいことをお聞きしたいのですが、この認定農業著になるのに年齢の制限があるのか、それから転作の目標面積や他用途利用米の割り当てに応じなければ認定をしないのか、その辺はいかがですか。
○林紀子君 それから、先ほど他産業並みの労働時間あるいは生涯所得、農業経営の規模、生産方式、農業従事の態様というふうにお答えになったわけですけれども、他産業並みの労働時間それから生涯所得、これも計画を立てて認定農業者になるときはこれだけの目標を上げますということで提出をするという...全文を見る
○林紀子君 目標に向かってということを個々の農家に求められる。また、経営体というふうに言いあらわしておりまして、それに求められているわけですけれども、それならば政府の方がまずその価格の目標というものを示さないで個々の農家にそれを求めるというのは大変無責任じゃないかと思いますが、い...全文を見る
○林紀子君 今までそれこそ農基法の話が何回も出てまいりましたけれども、この農業基本法で選択的拡大ということを言われるときに、やはり農家の方たちは、その選択的拡大をしていったら収入が上がる、農業で本当に生きていくことができる、こういうことで必死に努力をしてきた。しかし、そうはならな...全文を見る
06月04日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する法律案並びに特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律案、この二法案に対しまして反対の討論を行います。  まず、農業経営基盤の強化のための関係法律の整備に関する...全文を見る
○林紀子君 今回の法案改正に対しまして、私どもの方にも主婦連を初めとする消費者団体から連名の要望書をいただいております。  それによりますと、まず、地域差及び自然条件、気象の相違があり、生鮮一次産品に関する全国統一的な基準ができるのか。二番目に、生鮮一次産品の生産過程の検査の実...全文を見る
○林紀子君 今までの質問のお答えの中にも出てまいりましたけれども、有機農業を行うのは大変手間がかかる、そういうことはもう皆さん異論なくお認めだと思うわけです。  「有機農産物等生産・流通・消費調査結果」、これを農水省は一昨年の七月に発表なさっていらっしゃいますけれども、それを見...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、例えば経済的な支援措置というのは、今お話のあった新たに有機農業を始める方に対して近代化資金ですか、それを無利子ということで渡すということになるわけだと思いますけれども、今回の法案で言われております特定JAS規格を、今まで有機農業をこういう大変な状況の中で...全文を見る
○林紀子君 確かに、メーカーに補助金を出すのではないということはわかっております。しかし、そのモデル事業に対しては大きな助成をしている。一方、こつこつと本当に食の安全ということを考えながら有機農業を続けてきた方たちには、先ほどからお話がありましたようにお金の面での助成というのは一...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、よくわからなくなってくるんですが、程度の差というものに対して今回この特定JAS規格というものもつけていくということになるわけですか、程度の差を見てそこでやっていくということになるわけですか。同じ安全なものだったら、そこでどういうふうに差をつけてこの特定J...全文を見る
○林紀子君 今のようなお答えであれば、なおさらまたもとの問いに戻ってしまうわけですけれども、何で今こんなに急いで、生産者も消費者も納得をしていないところでこの法案を通していくのか、つくっていくのかということにもなってしまうのではないかと思うわけです。  現在のJAS規格の問題と...全文を見る
○林紀子君 時間がなくなってしまったんですが、最後に、現行のJAS規格でもう一点。  農水省の消費技術センターで、品質の規格がどうか、正しい表示が行われているかどうかということで抽出検査を行っているそうですが、この不適合率が非常に高いということを聞いております。こういう検査結果...全文を見る
06月10日第126回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、参考人の皆様、お忙しい中を本当にありがとうございました。私の持ち時間というのが十分しかありませんので、全員の方に御質問できませんので、あらかじめお許しいただきたいと思います。そして、初めに質問を申し上げますので、その後順...全文を見る
08月31日第127回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○林紀子君 私は初めに、今回の北海道南西沖地震や鹿児島県の集中豪雨で亡くなられた方々、また被災された方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  今までの委員の皆様方の御質問と重なる部分がありますので、私はお願いをしておきました質問の順番をちょっと変えまして、まず...全文を見る
○林紀子君 地震の発生時期というのは予測するのはなかなか難しいということだそうですけれども、しかし規模や場所というのは前兆現象の発生場所や広がりからかなり推定できる状況になっているというお話を聞きました。実際、今度の地震でも北海道大学の岡田教授グループは、北海道の依頼を受けた想定...全文を見る
○林紀子君 そこで、気象庁に地震津波の観測網の強化という点でお伺いいたしますが、気象庁としては、先ほどの道から依頼を受けた岡田教授グループのあの研究レポートというのは今まで御存じだったわけでしょうか。それが一つ。  それから次に、すくすく来年度とうするかということで今、遠隔自記...全文を見る
○林紀子君 北海道は留萌と江差に来年度それを設置していきたいということですか、この遠隔自記検潮装置というのは。  そのほかに北海道だけではなくて方針があると思いますので、それもあわせてお答えください。
○林紀子君 それから小地震観測装置というものをこれもまた改良更新をしていくということですので、それも日本海側というのを強化していくのかどうかということも伺いたいと思います。  それからもう一点。地震機動観測班、こういうものが現在あるそうですが、現在は本庁にたった二人しかいない、...全文を見る
○林紀子君 強化というのは、来年度にあと二人、一班ふやすというふうなお話を聞いているわけですが、今伺ったのは本当にほんの一部だと思うわけですけれども、しかしやはり地震観測網の強化ということで格段に拡充をする、そういうことからはまだまだ大分距離があるのじゃないかと思うわけですね。 ...全文を見る
○林紀子君 今年度の地震予知関係予算といいますのは八十一億六千九百万円、国の一般会計予算に比べますと〇・〇一%ということになっているわけですね。各省庁で見ると、研究目的が主体の科学技術庁が二十五億八百万円、国立大学など文部省が二十億二千七百万円、そして二十四時間観測監視体制を続け...全文を見る
○林紀子君 それでは、自治省にも来ていただいておりますのでお伺いしたいと思います。  北海道では、災害対策基金というようなものを創設してその運用益で被災者の生活支援を強化しようという検討もされているということを聞いておりますけれども、雲仙・普賢岳の災害に対する長崎基金の場合は、...全文を見る
○林紀子君 今、長崎の基金のような形はできないというお話でしたけれども、やはり北海道でも本当に今回の災害に遭われた方は大変な目に遭っているというその状況は同じだと思うわけですね。ですから、そこのところをもう一度ぜひ考えていただきたいと思います。  そして、住民の方は、生活再建に...全文を見る
○林紀子君 こう話を伺っできますと、基金の方もお金はだめだ、それからまた火災保険に入っていた場合も四十万円ぐらいしか出ないというようなことになりましたら、本当にこの地震で大きな被害を受けた方たち大変なわけですね。こういうところから考えますと、やはり国の方で被害を受けた土地や家屋や...全文を見る
○林紀子君 あと一点だけ、済みません。  地元の要望なので、ちょっと時間が過ぎて大変申しわけありませんが、建設省に最後にお伺いしたいんです。  災害公営住宅の建設というのは全壊家屋の三割までできるということですが、奥尻町では四百軒全壊家屋あるわけですから、そうしますと百二十戸...全文を見る
10月22日第128回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 ことしの百年に一度と言われる大冷害に当たり、私どもは九月初めから東北、北海道また私が住んでおります広島を初め全国各地の被災地を訪れましてたくさんの皆さんの要望を聞き、大臣にも申し入れを行いました。また、農水省に対しましても何度となく要請もしてまいりました。改めて、被災...全文を見る
○林紀子君 今、最初に申し上げましたが、確かに凶作は天災だ、米不足は人災だ、その後半の部分に今大臣お答えいただいてなかったんじゃないかと思うわけです。  時間がありませんから先に進みますが、こうした冷害に苦しむ農民に追い打ちをかけるように、アメリカとの秘密会談があった。先ほど来...全文を見る
○林紀子君 それでは、外務省にお伺いしたいと思います。  第一報を報じました韓国の東亜日報十月十四日付の記事では、韓国の政府高官の話として、先週日本政府からこのような内容を通報され、日本側はこれと関連して共同歩調をとってきた韓国に対して済まなく思うと伝えてきたと報道しているわけ...全文を見る
○林紀子君 先ほど畑農水大臣、お名前が同じなものですから紛らわしいのですが、農水大臣は韓国には事実に反する報道だということを通告したというふうにおっしゃいましたね。それでは具体的にどういう内容を通告されたのか、いつ通告されたのか、それをお聞きしたいと思います。
○林紀子君 今、外務省はそういうことを向こうに言う意思はないとおっしゃいませんでしたか。
○林紀子君 それじゃ、韓国政府に対しては正式に今農水省の方からそういうことを伝えるようにという、そのことは大使館を通じて、つまり外務省を通じてやったんですか。
○林紀子君 それは、十月の十四日に報じられたものをいつなさったんですか。
○林紀子君 そうしますと、東亜日報が十月十四日付に報じてそれをすぐということですね、それじゃ。そうですか。  私は、先ほど畑農水大臣からお話を伺って、初めてそういうことを通告したというのを知ったわけなんですね。私は、今回この問題大変だと思ったものですから、マスコミについてはテレ...全文を見る
○林紀子君 韓国に対してきちんとこういうことをやったんだということも、非常に大事な問題になるわけですよね。ですから、この中身はそうじゃないということを盛んに今まで否定をされていらっしゃいますが、やはり私たちがそれでもというふうに心配になるということは、例えばガット事務局やアメリカ...全文を見る
○林紀子君 やはり情熱どまりという気がいたしますけれども、そこで村沢政務次官にもお伺いをしたいと思います。  この農水委員会でもまた予算委員会でも、参議院の急先鋒となって村沢政務次官は今までドンケル案を受け入れるな、米関税化も受け入れるなと強く自民党政府に迫っていらっしゃいまし...全文を見る
○林紀子君 次に、減反緩和、復田対策についてもお伺いしたいと思います。  来年度の減反緩和に当たりまして、今農家の意向調査というのを行ってこれが終わったところだと思いますけれども、その意向調査の結果というのを今後の転作配分、復田面積の決定に際して最大限考慮するべきだと思いますが...全文を見る
○林紀子君 あと一点だけ。
○林紀子君 種もみ確保について、先ほども御質問ありましたけれども、この確保の問題、被害が甚大な地域の種もみは確保されているのか、モチ米も含めてどうなのかというのをお伺いしたいことが一点と、それから今までの冷害、一九八〇年、八一年などは購入費補助として三分の一、同県に対して二分の一...全文を見る
10月28日第128回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、細川総理大臣に対して質問をいたします。  まず、一昨日、二十六日に行われました衆議院の農水委員会での総理の答弁に対しまして、日本農業新聞は次のように書いております。「とくに政治改革では「政治生命」をかけると明言している首相が、「米...全文を見る
○林紀子君 確かに政治生命をかけてという言葉をお伺いいたしました。  それでは、具体的な問題をお伺いしたいと思いますが、経団連平岩会長が座長を務めております総理の私的諮問機関である経済改革研究会では、関税化を受け入れて米の市場開放を実施すべきだ、こういう意見も出ているということ...全文を見る
○林紀子君 改めて政治決断をするということは、今までと違った決断をするというふうにどうしてもニュアンスがあるわけですね。  それではもう一つお伺いいたしますが、やはり一昨日二十六日の答弁では、米問題の対応について大まかな形で幾つかの選択肢が示された、こういうふうに御答弁をなさっ...全文を見る
○林紀子君 総理は、政治生命をかけて例外なき関税化、米の関税化を拒否するということをはっきり今おっしゃったわけですから、そうなりますと新たな政治決断は必要はないし、また選択肢も幾つもあるわけではない、ただ一つだということを考えるわけです。ですから、このような国会決議にも反するよう...全文を見る
11月05日第128回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
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○林紀子君 ことしの冷夏、長雨、台風十三号の農産物被害は一兆二千百二十二億円に上るということを昨日農水省は発表なさいました。過去最悪の規模だということで、私は被害に遭われた皆様方にまず心からお見舞いを申し上げたいと思います。  きょうは農産物被害を中心にお聞きをしたいと思います...全文を見る
○林紀子君 先ほど集団移転事業に絡みまして質問がありましたが、その中でも住宅を失った住民の方々がいかに困難に直面しているかというお話もありました。私はそれを聞きながらやはり土地や家屋、家財に対する個人補償制度、これを確立できましたら一番すっきりと解決するということも感じたわけです...全文を見る
○林紀子君 それから、先ほどこの災害にかかわるお金というのは共済金と自作農維持資金と天災資金の三本柱というお話がありましたが、自作農資金の方は担保や保証人というのが必ずしも厳しく言われていないということを聞いたわけです。ところが、天災資金の方は保証人を二人必要とするということです...全文を見る
○林紀子君 やはり天災資金を大変頼りにしている、それが被災農家の方たちだと思いますので、弾力的にお考えいただくという今の言葉をぜひ徹底させていただきたいと思います。  それから次に、ちょっと細かくなりますが、天災資金の使い道というのは厳しく制限されているわけですね。性格としてそ...全文を見る
○林紀子君 ぜひ実情に合わせていただきたいということを重ねてお願いして、その次は復円対策についてお伺いしたいと思うわけです。  農水省では、来年度の減反面積を緩和して六十万ヘクタールとするということを発表なさいました。しかし、この復円というのが今までどういう状況になっていたかと...全文を見る
○林紀子君 どうもなかなかそれは適切じゃないと思うわけですね。学者の中には、米の生産量はこれから低下傾向をたどり、いずれ平年作でも輸入が必要になる、こういう警鐘を鳴らしている人さえいるわけですから、せめて今度農水省が計画を立てた七万六千ヘクタールの復円、これを絶対できるように、今...全文を見る
11月09日第128回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○林紀子君 私は、時間がありませんのでずばり大臣にお伺いしたいと思いますが、今回の訪欧の目的は国内向けの世論対策だったのかということです。  ECのシュタイヘン農業担当委員付の報道官は、今回の農相の訪欧は国内向けの世論対策ではなかったかと語ったと伝えられておりますし、また各マス...全文を見る
○林紀子君 こういうふうにお伺いするのは、どうしても牛肉・オレンジの輸入自由化のときのことを思い出さざるを得ないわけです。あの一九八八年にオレンジ・牛肉輸入自由化を受け入れた、その決着したとき、当時の農水大臣は二度訪米なさいました。その都度国内向けのデモンストレーションではないか...全文を見る
○林紀子君 確かめないでそのように感じられたということになるわけですね。
○林紀子君 それではもう一点、サザーランド事務局長とお話しになったときに、「日本側が農産物輸出国側の供給義務を強調した際、事務局長は「引き続き検討する」と答え、最終合意案の修正をにおわせたからだ。」という報道もあるわけですが、これは大臣が直接おっしゃったわけですね。この供給義務と...全文を見る
○林紀子君 それからもう一点、これは国内の話ですけれども、十月二十六日の衆議院の農水委員会ですけれども、細川総理大臣はこのように答弁なさっています。「極めて大まかな話について、しばらく前に幾つかの選択肢を示されて、こういう方向でという話はございました」と。そうしますと、この選択肢...全文を見る
○林紀子君 ちょっと今のお話は違うと思うんですね。これは国内で総理大臣に対して幾つかの選択肢を示して、こういう方向で交渉をする、そういうふうに言われたというお返事なんです。大臣がそれを示さないということになりましたら、一体だれが示すのか。総理大臣がちゃんとお答えになっているわけで...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、細川総理大臣がおっしゃったことが違っているということだというふうに受けとめさせていただきます。――じゃ、ちょっと答えてください。
○林紀子君 ここは大事なところなので、農水大臣以外の人がだれか選択肢を示したといったら、これまた大問題なわけですよね。ですから、ここのところはもうちょっと明らかにしたいんです。  じゃ、ちょっとお答えがあるのでしたらしてください。
○林紀子君 それでは、だれが示したかということについて疑問は残りますが、私の時間がありませんので、最後にお尋ねいたします。  大蔵省は、来年度の予算編成に当たりまして、零細補助金の打ち切りというのを打ち出しているようですけれども、その中で学校給食の米飯給食と牛乳への補助金が廃止...全文を見る
11月30日第128回国会 参議院 本会議 第8号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、政府の財政演説及び当面する政治課題に対して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  今日、不況はますます長期化し、ことしの実質成長率はマイナスとなると見られる上、昨日、株価は一時一万六千円を割り込むという重大な事態を迎えています。政府の...全文を見る
12月09日第128回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○林紀子君 私もドゥニ調整案について大臣にお伺いしたいと思います。  このドゥニ案は国会の三度の決議に反するものですね。
○林紀子君 先ほど大臣は同僚委員の質問に対して、国会決議を持って交渉をしてきた、こちらからメニューを持って交渉に当たるのではなくて、国会決議の枠組みを破って交渉すべきではないと。今度はまとめ役のあなたがアクションをしなさいということで、それが出てきたのがこのドゥニ案だとおっしゃい...全文を見る
○林紀子君 大臣は、これまで質問をするたびに、国会決議を踏まえて国内で自給をするという基本方針のもとに対処するというふうにお答えになってきました。ですから、ドゥニ案を受け入れるということはこの答弁にも反していると思うわけですね。また、連立与党の八党合意にも選挙公約にも反するもので...全文を見る
○林紀子君 交渉によって決められると言ってもその交渉の余地というのが、丸々包括的関税化を受け入れるか、八%のミニマムアクセスよりさら にさらなる譲歩を受け入れるか、その二つしかないわけですから、全くのごまかしです。  最後に、時間がありません、大臣に伺いますけれども、国会の決...全文を見る
12月14日第128回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○林紀子君 私は、農業共済再保険特別会計の特別措置に関する法律案、これについてお伺いしたいと思います。  まず、法案の審議に当たりまして、改めてことしの大冷害などで農業災害に遭われた農家の方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。大蔵省は、従来から再保険金の不足財源は一般会...全文を見る
○林紀子君 今後はわからないというお話ですけれども、やはり政府の責任としては一般会計からきちんと繰り入れてやる、あくまでこれを原則にするということはきちんとしておかなければいけないことだと思います。  そして、今お話にもありましたが、もう一度確かめておきたいわけですが、今回資金...全文を見る
○林紀子君 そこで、農水省にお伺いしたいのですけれども、ことしの大変な被害をそのまま掛金率に反映させますと、平成九年産から適用される掛金率は全国平均で四割も上がるという話を聞きました。そのために、特に著しい被害に相当する部分、いわゆる超異常被害部分としておよそ一千五百億円程度を返...全文を見る
○林紀子君 そのように大きな被害の部分はカットをして料率に反映をしないようにする、そういうことでは五年産水稲の金額被害率、まだこれからですから、大まかなことしか言えないと思いますけれども、アップの分というのがどれくらいになるものでしょうか。  そして、東北、北海道というのは今時...全文を見る
○林紀子君 それはカットをしたおよそ一千五百億円を返さなくていいという前の話ですね。
○林紀子君 ことしの通常国会で農業災害補償法が、私たちは改悪だと思っておりますが、改悪されました。そして、これには我が党だけが反対したわけですけれども、国庫補助が大幅に削減されました。組合員である農家負担がふえることになったわけです。  そして、当時の農水省の担当課長も言ってい...全文を見る
○林紀子君 大臣にお伺いしたいのですけれども、この再保険金の不足分というのは一般会計で、やはり政府の責任できちんと行うべきだということを申し上げたわけですけれども、米の緊急輸入から生ずる差益というのは、消費者にも負担させた財源だということが言えるわけですね。ですから、もし差益が生...全文を見る
○林紀子君 済みません、短くお願いいたします。
○林紀子君 最後に一点お願いいたします。  くず繭の不正輸入ということ、大蔵に質問できる機会ですのでぜひお願いしたいのですが、今までくず繭いろいろ不正輸入がありましたけれども、最近プレス繭ということで、ここに手元にありますけれども、実際は指で軽くつぶしただけで、繭を煮ますとその...全文を見る
12月14日第128回国会 参議院 本会議 第9号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、細川内閣が国会決議を踏みにじり、国民への公約を裏切って、ガットのドゥニ議長調整案を受け入れ、米の自由化に踏み出したこと、また乳製品、でん粉、コンニャクなど二十に上る輸入制限品目の例外なき関税化受け入れを決定したことに対して、満身の怒りを込め...全文を見る