林紀子

はやしとしこ



当選回数回

林紀子の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第129回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○林紀子君 今、日本じゅうが米を買うために大変な状況になっております。私たちのところにもたくさんのファクスや電話が寄せられておりますし、マスコミでもいろいろ報道されております。ところが政府は、これは消費者の買いだめのためだ、国産米信仰があるからだ、やみに流れて農民が米を出さないか...全文を見る
○林紀子君 そこで、ブレンドの問題ですけれども、食糧庁はブレンドをするということで消費者から猛反発を受けて、詰め合わせ販売、こういうことをお認めになりました。ところが、三月十一日付の食糧庁長官の通達によりますと、「混米による販売の活用を基軸とする」、こういうふうに変えていないわけ...全文を見る
○林紀子君 公平というのは確かに必要だと思いますけれども、今お話のありましたセット販売という方法も工夫すればできるわけですから、ぜひブレンド米を強制にわならないようにというのをお願いしたいと思います。  それから、今回のようにたった一回の冷害でこれほど米不足を引き起こすというこ...全文を見る
○林紀子君 最後に、私はぜひ申し上げたいんですけれども、日本人はお米を食べたい、そして本当に日本の大地からつくられた日本のお米を食べたい、これは当然の願いなわけですが、それがどんなに大きく強いものかというのを今回の騒動というのは実証していると思うわけですね。減反をしながら米の輸入...全文を見る
04月27日第129回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○林紀子君 近年、森林や水資源など環境問題への社会的関心が高まりまして、水源地域へのゴルフ場、廃棄物の処理場建設など、水質悪化を引き起こす開発には厳しい批判が高まっています。  こうした施設建設に伴う保安林解除の審査について、まずお伺いしたいと思いますが、林野庁は関係住民の意見...全文を見る
○林紀子君 今お話がありましたが、実態は、代表者の同意書を添付する、それだけで済まされている場合というのが往々にしてあるということを聞いておりますけれども、反対意見がある場合は、それも含めてきちんと記載するようにということを引き続き林野庁の方としても指導していただきたいと思います...全文を見る
○林紀子君 今までも水質保全ということについて論議がございましたけれども、そうしますと、下流域で水を飲んでいる住民、そういう人たちはこの利害関係者に当たりますか。
○林紀子君 そういうことで、飲み水という意味では大変広い範囲の人たちがやはり直接利害関係があるんだと思うわけです。例えば厚生省などでは、水道水取水口から十五キロから二十キロの範囲は影響を受けるということで、合併浄化槽とか下水整備等の対象範囲になっているということを聞いておりますし...全文を見る
○林紀子君 確かに、簡易水道の場合は直接もう口に入るということで厳密にしていただかなくちゃいけないということはあるわけですが、先ほどのお話にもありましたように、飲み水の最源流部でどうなのか。そこに保安林がある、水源酒養保安林がある、そういうときというのは本当に広い範囲で考えるとい...全文を見る
○林紀子君 先ほど公益的機能によってごみ処理場か保安林解除か、どっちかを考えるというお話でした。しかし、保安林が一度解除されてしまってそこの木が切られてしまうというようなことになりましたら、それはもう五十年、六十年本当に回復するまでには大変な時期がかかるわけですから、そういうこと...全文を見る
06月03日第129回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○林紀子君 私も麦価の問題から伺いたいと思います。  きょう米価審議会が開かれ今年産の生産者麦価が決定するわけですけれども、この決定は羽田内閣が誕生して最初の決定です。また、ガット協定に調印して最初の決定であるという点で大変重要な意義を持っていると思います。  しかし政府の諮...全文を見る
○林紀子君 ガット最終合意に署名したと。それは政府はしましたけれども、国会の承認というのは先ほどお話がありましたようにこれからなわけですから、内外価格差の縮小などということで引き下げということは絶対に許せないということを強く申し上げておきたいと思います。  次に、国営筑後川下流...全文を見る
○林紀子君 農家負担ゼロということで御努力いただいているということでは、大変それは前進的な方向だと思うわけですけれども、しかし農家負担が軽減された分、今のお話にありましたが、国は三分の二ということですけれども、それ以外の部分というのは結局市町村の負担がふえるんじゃないかと思うわけ...全文を見る
○林紀子君 一九九一年に生鮮オレンジが、一九九二年にオレンジ果汁が輸入自由化されたわけですね。  本法の改正に当たりまして、政府は、自由化等の影響は、現時点ですべて出尽くしたとは言えないと言っているわけですけれども、この間の実態は、ミカン農家や果汁加工業者に深刻な犠牲を負わせて...全文を見る
○林紀子君 今、大臣の方から対策も伺いましたけれども、特に、生果の調整弁の役割を果たしているということを本当に発揮させるためには、加工業者が輸入果汁を使用しなくても済むようなそういう経営をしていく必要というのがあると思うわけですね。  ですから、加工原料用の価格保証制度、今大臣...全文を見る
○林紀子君 それから、雇用対策についても伺いたいと思うんです。  本法律の十条の規定のもとで、農産物の自由化に伴う雇用問題に係る協議会、こういうものを設けて、的確な雇用への対応を求めているわけですけれども、この協議会が開かれたのはいつかというのをお聞きいたしましたら、一九九〇年...全文を見る
○林紀子君 私も、質問するに当たって労働省の方にもお話を聞いたんですけれども、やはり解雇というような問題は出ていないしというような大変のんきな対応だったんですが、いろいろ現地でお話を聞きましたら、農協関係では三重や徳島の工場はオレンジの搾汁はやめた、こういうことになっているし、そ...全文を見る
06月06日第129回国会 参議院 本会議 第19号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま報告されたガット最終合意について、これに署名した羽田総理に対し強く抗議し、質問いたします。  初めに指摘しなければならない重大な問題は、この最終合意の全体を貫いている基本的特徴が各国の主権を著しく制限する内容となっていることです。...全文を見る
06月20日第129回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○林紀子君 質問が重なる部分もあるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。  私も、まず原爆ドームの世界遺産登録の問題についてお伺いしたいと思います。  ただいま大臣から、総理の積極的な姿勢を踏まえて検討する旨のお答えがありましたので、私も大変心強く思っているわけです...全文を見る
○林紀子君 私たち日本共産党は、この世界遺産条約を検討するとき、一九九二年六月の外務委員会で既にこの問題を取り上げまして、原爆ドームをぜひ登録してほしいということを主張してまいりました。既に二年前の話でございますので、今お答えありましたけれども、ぜひ検討を急いでくださいということ...全文を見る
○林紀子君 私は予算委員会でこの問題を取り上げて質問したこともあるわけですけれども、そのときお答えくださった厚生大臣は、被爆建物の持ち主なり管理者が判断してそれを保存するかどうかというのは決めることだというふうにおっしゃったわけです。  広島大学の理学部一号館というものの持ち主...全文を見る
○林紀子君 申しわけありませんでした。初め私お願いしたときに、大臣にお答えいただけたらということをお願いしたものですから。  同じお答えなわけですけれども、やはりこの原爆の問題というのは国が責任を持って建物も保存する、その延長線上に原爆ドームを世界遺産条約に登録するということが...全文を見る
○林紀子君 四月に日本私立大学協会が加盟二百三十八大学の連名で労働大臣に要望を提出いたしました。そしてその中には、男女雇用機会均等法の努力規定を罰則を含む禁止規定に改正をすること、また、最低の女子採用比率の確保に努めること、こういうことも含めた十項目になっているわけですけれども、...全文を見る
○林紀子君 そこで、次にお聞きしたいのですが、女性教員の切実な問題についてです。  現在の学校現場は女性教員が働き続けられる環境、職場になかなかなっていない。ですから、全日本教職員組合が調査をいたしましたら、最近やめたいと思うことがあるという女性教員は何と七割にも及んでいて男性...全文を見る
○林紀子君 これは一刻も猶予がならないということを申し上げましたが、ぜひ急いでお願いしたいと思います。  次に、病弱児教育についてお伺いしたいと思います。  一九九二年の六月、小学校の先生をしている尾下美代子さんという方は、広島大学医学部附属病院で次男の一城君を亡くされました...全文を見る
○林紀子君 入院している児童への教育は大変おくれているわけです。多忙なお医者さんや看護婦さんが子供たちの質問に答えたり教育的な対応をしているという事態がかなりあると言われております。  文部省は、入院期間がどれくらいかということを問わずに病院に入院している児童の教育実態、これを...全文を見る
○林紀子君 昨年、私はこの問題につきまして質問主意書を出させていただきました。そのお答えで見ますと、小児科を持つ国立の医療機関における教育的措置の現状といいますのは、文部省の所管の病院では四十六病院中十八、厚生省の所管では百七十七病院中百十六と、教育の機会均等が一〇〇%保障はされ...全文を見る
○林紀子君 教員の配置はあっても場所がなくてできないというところが大変あるわけですので、場所をぜひつくるように、そのことを文部省の方から本当に一枚の通達で結構ですから出していただけないものかというのは、非常にお母さんたちも願っているところなんです。  ことしの一月、東京都障害児...全文を見る
○林紀子君 それで、都障教組が調査したところによりますと、院内学級、訪問教育の制度の存在そのものが親にも病院関係者にも自治体にも余り知られていないという実態があるわけです。  十年にわたって私立の大学病院で闘病生活を送った子供さんを持つお母さんはこう言っているわけです。  私...全文を見る
○林紀子君 検討の結果を待ってというお話ですが、まだ検討結果は一年半ぐらいかかるわけですね。
○林紀子君 こういうことは検討を待たなくてもできることではないかということで私はお願いいたしましたので、それの検討をぜひしていただきたいと思います。  次に、この都障教組の調査で明らかになったことは、千八百十四人も乳幼児が入院をしていたということです。  乳幼児期といいますの...全文を見る
○林紀子君 もう一言。
○林紀子君 厚生省からも来ていただいているんですが、文部省の方は何か今、大変冷たいお答えだったんですけれども、厚生省の方は何とかそのことについて考えていただけませんでしょうか。
06月21日第129回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○林紀子君 私も雲仙・普賢岳の問題から質問させていただきたいと思います。  既に三年が過ぎましたが、被害は水無川から中尾川、そして有明町の湯江川へと広がっています。梅雨に入りまして土石流も大変心配です。島原、深江の約八百世帯、三千人以上の住民が一千日以上もプレハブの仮設住宅で不...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、検討というのは新たなところは進んでいないということになるわけでしょうか。  それに関連するのかと思いますが、村瀬局長は、六月三日付の農業新聞、こういう記事が出ておりました。「生活補償に力点をおいたマスコミ報道は地元の人々の自助努力に水を差すことだ」、「...全文を見る
○林紀子君 それがまさに焦点なので、マスコミもそのように報道をしていると私は思うわけです。  それと関連いたしまして、先ほど来お話がありますけれども、新政権になりましてから、総理を初め対策本部の本部長である国土庁長官も関係大臣も、直接地元には出向いていただいていないわけです。で...全文を見る
○林紀子君 時間がなくなってしまったのですが、地元の広島の問題を一つお聞きしたいと思います。  さきの十九号台風では、広島は大変な被害に遭いました。ほとんど雨らしい雨は降っていないのに、床上浸水が四百二十三棟、床下浸水千二百二十棟、被害総額四百七十六億円、こういう被害だったわけ...全文を見る
06月22日第129回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○林紀子君 私は、質問に先立ちまして当委員会の運営について一言申し上げたいと思います。  今回三本もの法案をたった二時間で一括審議することは、審議の時間が十分に保証されておりません。全く審議を軽視するも甚だしいものと言わなければならないと思うわけです。今後二度とこのようなことが...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、農水省の方としては研究会報告のこの部分については見解を異にする、この部分は受け入れられないということだというふうに理解をさせていただきたいと思います。  次に、行政監察では農家戸数、耕地面積の減少に応じて普及所、普及員を削減するよう指摘しております。こ...全文を見る
○林紀子君 そういう御返事ですけれども、実際はどうなのかということになりますと、ことし四月に普及所、普及員の縮小、削減を行った県が四県あります。福島、茨城、広島、福岡。普及所は、先ほど大臣からも御答弁がありましたけれども、六百三カ所から五百七十カ所に、また普及員は百二十六人削減さ...全文を見る
○林紀子君 先ほどからお話がありましたけれども、農家のニーズにこたえる、それは大変重要なことだと思いますけれども、それだけではやはりいけないというのは、今同僚委員の中からもたくさんお話が出ました。昨年の大冷害を考えましても、今まで以上に一層きめ細かな巡回指導を同時に行わなければな...全文を見る
○林紀子君 次に、林業振興資金暫定措置法について二点お伺いいたします。  今回の無利子融資の要件として五百ヘクタール程度の施業規模の集積というのがあります。団地共同施業規模で見ますと、五百ヘクタール以上は全国的に見ましても件数で四%、面積でも一四%にすぎません。私が住んでおりま...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、農業改良助長法の一部を改正する法律案に対して反対の立場から討論を行います。  反対の第一の理由は、第一条の目的規定を変更することです。  これは、昨年十二月に出された新普及事業研究会の報告並びに総務庁の行政監察結果による勧告といわばセッ...全文を見る
○林紀子君 間もなく九四年度産の生産者米価が決定されるわけですが、この問題に関連して以下質問させていただきます。  まず、食糧庁長官にお聞きしたいと思いますが、政府は公共料金の年内抑制を決めましたね。公共料金には米価も含まれており、基本的な方向づけがなされた、全米商連の総会でも...全文を見る
○林紀子君 消費者米価の問題をお聞きいたしましたのは、それが生産者米価と大変深いかかわり合いがあるというふうに思っているからです。九一年度以降、三年間連続して生産者米価が据え置かれますと、連動して消費者米価も据え置かれている、こういう状況ですね。  今、農業団体はこぞって生産者...全文を見る
○林紀子君 大変原則的なお答えをいただいたわけですけれども、食管赤字の解消のためということで一九八七年度には逆ざやが解消されたわけですね。そして、それ以後ずっと順ざやで財政負担を減らしてきた、こういう形になっているわけです。しかし、今、上野長官のお答え、それをそのまま実行していた...全文を見る
○林紀子君 大変立派なお答えがいただけたんですけれども、後半何だかよくわからなくなってしまったわけですけれども、お話がありましたようにあくまで食管制度の大もとをきちんと守った米価を決定していただきたいというふうに思うわけです。  そして、次は内外価格差ということについてお聞きを...全文を見る
○林紀子君 政府や連立与党内ではどのくらいまで引き下げようかと検討しているのかと、私も新聞の情報などを見ているわけですが、連立与党の税制改革協議会の小委員会の規制緩和報告案というものによると、消費税引き上げの見返りに米穀の政府買い入れ価格、政府売り渡し価格の引き下げ、十年後、コス...全文を見る
○林紀子君 それでは大臣にお伺いしたいと思いますが、羽田総理は六月十三日に開かれた物価安定政策会議の総会でも、内外価格差問題に真っ正面から取り組んでいきたい、このようにあいさつをなさっています。内外価格差の縮小という方向で生産者米価を決める、こういうことになるわけですか。
○林紀子君 米不足で自由米や国内産米の小売価格が高騰する中で政府米がほとんど集荷できなかった、これは十八年前の水準に引き下げられた生産者米価が異常に安かったからだ、そうじゃありませんか。米の安定供給、価格安定のために生産者価格をどうしても引き上げるべきだということを強く求めて、次...全文を見る
○林紀子君 担い手確保ということが非常に急がれるときですから、徐々に引き上げていくというテンポではなくて早急に引き上げていただきたい、そのことを重ねてお願いいたしまして、質問を終わります。
07月06日第129回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○林紀子君 私はまず初めに、諮問されました今回の米価について一言申し上げたいと思います。  今まで私たち日本共産党は、米を生産する農民に他産業で働いた場合と同じ程度の労働報酬を補償すること、このことを強く主張してまいりました。    〔委員長退席、理事大塚清次郎君着席〕これは...全文を見る
○林紀子君 問責決議案で大臣を初め三人の方が発議としてこういうことを出された。ところが、今回連立政権の樹立に当たりましては、三党合意では、ガット・ウルグアイ・ラウンドの合意を踏まえてというふうにうたっているわけです。ガットの農業合意は、これだけ厳しく畑英次郎農水大臣には迫っており...全文を見る
○林紀子君 確かに十五分野ありまして、それぞれの分野で困難なところもあると思います。しかし、農水大臣ですからこの農業の分野ではどうか、そのことはもう問責決議にきちんとお答えになっていらっしゃる、そういうことじゃないんですか。  そうしましたら、もう受け入れることはできないという...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、大河原大臣の立場といいますのは、みずから問責をなさった畑大臣と同じ立場なんじゃないかなと思うわけです。六月六日の本院では、政府のガット報告に対して大河原大臣が当特質問をなさいました。  そのときには、「食糧の自給率が先進国の中で際立って低い我が国が、国...全文を見る
○林紀子君 今、消費者は、やっぱり食べたい日本のお米ということで、国産米志向が大変強いものがあります。しかし、これにつけ込んでいるのではないかと言わざるを得ないような状況というのも生まれているわけで、実はここに少しお米が入りました五キロの袋がありますけれども、広島県大竹市の方から...全文を見る
○林紀子君 ぜひ消費者保護という立場で強化をしていただきたいと思います。  次に、集荷対策についてお伺いしたいと思いますが、各県の経済連では今年度の集荷対策として不正規流通米を防止するために限度内米穀について系統委託時に六十キロ当たり最高一万二千円を前渡金として農家に支払うこと...全文を見る
○林紀子君 政府の方からは予約概算金というのが出ているわけですね。しかし、この予約概算金というのはこれまで財政当局などから見直しというのがたびたび求められてきました。今回、経済連がこういう前渡金を支払うということによって政府の予約概算金見直しということがますます強力に圧力がかかっ...全文を見る
○林紀子君 ぜひ財政当局の圧力に負けないようにきちんと払っていただきたいと思います。  そして、集荷対策というのはやはり政府が、食糧庁が第一義的に考えるものだと思うわけですけれども、この今年産の集荷対策というのを団体だけに任じておいていいのかどうか。政府は集荷対策に財政措置を新...全文を見る
○林紀子君 政府米の集荷が困難になっている、これは何よりも生産者米価が余りに低いためだ、これが一番の根本的な原因だと思います。ですから、私は最後に、生産者米価据え置き、十八年前の米価と同じなどというようなことでは絶対にだめだ、これを大幅に引き上げるようにということを重ねて要求をい...全文を見る
11月02日第131回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○林紀子君 政府は、年金制度を雇用促進的な仕組みにするとして、定年を過ぎても働かなければ生活できない状況に高齢者を追い込もうとしています。今回の改正で最も重大な問題は、年金支給開始年齢を六十五歳にするというものだと思います。ところが、農林漁業団体ではまだ六十歳定年制すら実現してお...全文を見る
○林紀子君 肩たたきというのは制度になっていないで、みずからやめざるを得ないような状況に追い込んでいく、それだけにたちが悪いというところがあるわけなんですよね。  六十一歳以上の定年制のお話もちょっと今ありましたけれども、六十一歳以上が定年だという状況というのは、これも農水省か...全文を見る
○林紀子君 人材センターをつくって関連会社に就職あっせんするとか、いろいろお話ありましたけれども、しかし今までの五年間かかっても六十歳定年制にすらなっていない。しかも人材センターで他にあっせんするといっても、今回この農林年金にかかわる方が六十五歳から支給ということじゃなくて、すべ...全文を見る
○林紀子君 今どき八万円で生活できる方法がありましたら、ぜひ大臣にその方法を教えていただきたいと今のお答えで思いましたけれども、時間がありませんので、最後に三点お聞きしたいと思います。  掛金率の問題ですけれども、第一は五十五条で言われている労使折半ということですけれども、この...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表し、農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  第一の理由は、年金支給開始年齢を六十五歳に引き上げる問題です。  農林年金においては、まだ六十歳定年制が実現しておりません。六十一歳以上の定年制を採用している...全文を見る
11月21日第131回国会 参議院 本会議 第8号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、WTO協定の批准に断固反対する立場から、総理並びに関係大臣に質問いたします。  本協定及び関連法案は、衆議院の特別委員会において今ようやく実質的な審議が始まったばかりです。それにもかかわらず、我が国農業の運命と我が国主権にかかわる重大な案...全文を見る
11月24日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第2号
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○林紀子君 本日はありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。  今、いろいろ御意見をいただきましたが、もう少し詳しくお聞きしたい点がありますのでお尋ねをしたいと思います。  それは新食糧法案、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律案、私たちもけさその趣旨説明をこ...全文を見る
○林紀子君 それからあと自給率の問題ですけれども、輸入がふえれば自給率は下がるというのは、これはだれが考えても当たり前のことだと思うわけですね。しかし今、政府の方は、先ほどの六兆百億円の対策も含めまして、自給率を上げていくんだということを盛んに言っているわけですが、先ほど岩手自治...全文を見る
○林紀子君 どうもありがとうございました。
11月30日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第3号
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○林紀子君 参考人の皆様、きょうはありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。私に与えられております時間が十分ですので、全員の皆様方に御質問できませんのであしからず御了承いただきたいと思います。  そこで、まず高野参考人にお伺いしたいのですが、ただいまの刈田委員の質問...全文を見る
○林紀子君 どうもありがとうございました。終わります。
12月06日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第5号
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○林紀子君 私は、きょうは農業協定を中心に質問させていただきたいと思います。  まず、外務大臣にお伺いしたいのですが、農は国のもととは古くから言われている言葉ですが、村山総理大臣は衆議院の特別委員会でも、またきのうの本委員会でも農業部門についてはWTO協定を受け入れれば大変我が...全文を見る
○林紀子君 農水大臣にはもう少し細かくお聞きしたいと思います。  この協定を批准することは、米の実質関税化を初め重要基幹作物の総自由化を招くことになるのではありませんか。そして、その結果食糧の安全保障を放棄し、我が国国民の生命を他国に牛耳られることになるのではありませんか。そし...全文を見る
○林紀子君 大臣がおっしゃるとおりに、これは畑英次郎君問責決議案の理由の一節ですけれども、これは大臣が信念を持って提出をされたものだというふうに思いましたので、ここで重ねて御質問をしたわけです。  今、とりあえずということをおっしゃいましたけれども、やはり国益を大きく損なうこと...全文を見る
○林紀子君 この問責決議案の提案理由を述べた自民党の山本富雄議員は、さらにこう言っているわけです。「米は言うに及ばず、乳製品を初めとする二十品目に及ぶ我が国重要基幹農産物の関税化は、国内各地の畜産、畑作経営等に今後永久にはかり知れないダメージを与えることになった」と。  国益を...全文を見る
○林紀子君 全体で見れば日本の利益になるのだというお言葉が二人の大臣からありましたけれども、しかしそのうちの大きな部分を占めている農業でどんなことになるのか。  ここにパンフレットがあるわけですけれども、これは九〇年に農水省が発行した「ガット農業交渉とコメ問題を考える」、こうい...全文を見る
○林紀子君 いろいろ弁明をなさいますけれども、ここにももう一つパンフレットがあるんです。  これは自由民主党が発行した「わが国農政の当面の課題 一問一答集」、これは大河原農水大臣もかかわっておつくりになったものではないか、自民党員としてかかわっておつくりになったものじゃないかと...全文を見る
○林紀子君 このパンフレット、これは先ほど御紹介した農水省が出したパンフレットですね。これには「コメの市場開放による打撃は、生産者だけでなく、消費者を含めた国民全体に及びます。」、こう書いているんです。  さらに、農水省が九二年の農政審議会に出した資料では具体的な数字を挙げてそ...全文を見る
○林紀子君 完全自由化とミニマムアクセスだから違うんだということを何度も御答弁なさっているわけですが、それならば、今のミニマムアクセスも七年先にはさらに厳しい条件になる。これは確実ではありませんか。  ミニマムアクセスがさらにふやされるか、それとも、陰の関税化ということでもう既...全文を見る
○林紀子君 何度も問責決議案を引いて大変申しわけありませんけれども、ここにも、特に米の関税化猶予後の七年目以降については白紙協議どころか不確実そのものであり、日本の稲作農業に致命的な打撃を与えかねないと書いてあるじゃないですか。  農水省が、本当に七年後大丈夫なんだと、そんな甘...全文を見る
○林紀子君 国内対策というお話が出ましたけれども、六兆百億円で国内対策を十分にやる、当委員会でも本当に何度も言われたことです。しかし、この六兆百億円というのはとても国内対策にはならない、こういうふうに私は思うわけなんです。七千七百億円の融資事業を除きますと、約七割の三兆五千五百億...全文を見る
○林紀子君 ためにするというようなお言葉が出ましたけれども、確かに担い手を育成し高生産性農業を確立するための生産基盤整備を促進するというふうにこの対策でうたっていらっしゃいますね。しかし、この高生産性農業を確立するということは、結局、政府が今考えている新政策で大規模な農家を育成し...全文を見る
○林紀子君 それでは、この六兆百億円の中で融資事業というのがあります川七千七百億円組んでいらっしゃるということですけれども、そのうち負債対策事業には六千億円が充てられている。しかし、この負債対策事業というのも、耕しべ投資をし農業経営の改善を進めようとする者に対してだけ今までの借金...全文を見る
○林紀子君 負債整理ということでは、確かにその負債を補っていくというのは必要なわけですけれども、新たに投資をするという条件がつけられているわけですから、やはりそこはまた借金になっていくということだと思うわけです。  そして私は、先ほど酪農のお話も出ましたけれども、北海道の酪農地...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、必ずしも新規投資をしなくてもいいんだというふうに受け取りました。  それから、農産物が自由化される中で、構造改善が進まない、規模拡大ができない中山間地というのが一番大変だということは今までもお話がありました。我が国耕地面積の四二%、水田の三八%を占めて...全文を見る
○林紀子君 簡単にお願いをいたします。
○林紀子君 いろいろな野菜を今、努力しているということですけれども、野菜ということでは今までももう農産物世界一の輸入国なわけですけれども、この野菜や果物の輸入というのが激増しているんですね。昨年一年間で生鮮野菜四割もふやされています。  野菜に関しては、国産の品薄なときに輸入野...全文を見る
○林紀子君 全くアメリカなどとは規模が違うわけです。そういう中で内外価格差の解消はできないというお話はよくわかります。当然だと思います。  それでは、国際競争力にそれで対応していけるんですか。対応するということは言っていらっしゃるわけです。
○林紀子君 それでは、食糧自給率はどうなるかということも伺っておきたいと思います。  ミニマムアクセス受け入れで四十万トンから六年後には八十万トン、これが義務になっているわけです。自給率というのはこれより下げないということを言っているわけですけれども、それさえも本当におぼつかな...全文を見る
○林紀子君 今のお話を聞きましても、食糧自給率を高めるということはもちろんわかりませんが、それで歯どめがかかるということも私は一切見えてこないわけです。  大臣は、衆議院の質疑の中で我が党の藤田スミ議員が、農林中金の総研レポートというのを示して牛肉輸入自由化後の我が国の畜産の厳...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、新政策で示された合理化目標というのがあると思いますけれども、稲作の生産コストを現行水準の五割から六割にしようとしている。そうしますと、これで計算すると米価を六十キロ当たり一万円以下にしてしまうということになるのではないかと思いますし、農業新聞では、政府が...全文を見る
○林紀子君 生産コストを下げるということは、農家の方も努力する必要がありますし、それは確かに必要なことだと思うわけですね。例えば、当委員会でも論議になりましたけれども、諸外国に比べて非常に高い農業機械や肥料や農業、そういうものを引き下げるということを含めて生産コストを下げていく、...全文を見る
○林紀子君 それから、あと米の流通の部分でお伺いをしたいと思うわけですけれども、日経新聞によりますと、大手商社は四兆円の米市場にねらいを絞って米流通業者の買収というのをねらっている、そして思い切り暴れてやるという戦略を立てているんだということなんですね。これまで商店街の中で営々と...全文を見る
○林紀子君 まだ消費者に対する影響などもお聞きしたいのですが、時間がありませんので。  今お話を聞いただけでも農家も大変、お米屋さんも大変、生産者米価は不安定になる、そして国際競争力というのに打ち勝てずに食糧自給率も高められない、こういう状況というのが浮かび上がってくるのじゃな...全文を見る
○林紀子君 本当に国内で一番影響の大きいものは関税率一五%の引き下げにとどめるということは、これはだれが考えても当たり前だと思うわけです。牛肉はもう既に五〇%になっている。今、確かに努力をしてこういうふうになったんだと言いますけれども、牛肉の畜産農家、酪農家、一五%、もうそれ以上...全文を見る
○林紀子君 それは到底受け取ることはできません。  河野大臣にもお伺いしたいと思うんですけれども、農産物と工業製品というのはそもそも同じ貿易ルールに乗せるということに無理があるんじゃないでしょうか。  工業製品は全く同じ規格の製品をつくるということは極めて簡単にできると思うわ...全文を見る
○林紀子君 海洋法の問題も引いてお話しになりましたけれども、そもそも最初のことを考えていただきましたら、現行のガットに基づく交渉というのは主権を前提にしたものですね。ですから、何を交渉の議題にするのか、各国の主権の承諾があって初めて決まるものだったと思うんです。ですから、EUがA...全文を見る
12月08日第131回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○林紀子君 私は広島に住んでおります。被爆者の願い、被爆者の声を受けて、総理に質問をいたします。  原爆郵便切手問題をめぐって、アメリカの原爆投下をどう見るか、これが改めて問われております。昭和天皇は、原爆投下はやむを得ないことと述べました。そして、自民党政府も被爆国民の政府で...全文を見る
○林紀子君 当然のお答えですけれども、そうしますと、今までの自民党政府がとってきたそういうアメリカヘの態度は誤りであった、そのことをきちんとおっしゃっていただくことができるわけですね。
○林紀子君 間違っている、許せないことだというその言葉を受けまして、それでは次に質問をしたいと思います。  核兵器使用は国際法違反であるという問題ですが、既に陳述書を提出した国、三十五カ国あるそうですけれども、このうち二十一カ国が国際司法裁判所に対しまして、核兵器使用は国際法違...全文を見る
○林紀子君 今、総理が言われました国連に日本が提出した決議といいますのは、核兵器を究極的になくす、そういう内容を含んでいる決議ですね。  ですけれども、私が与えられている時間は大変少ないので、そのことの論議を始めますと大変時間をとってしまいますので、ひとつこの核兵器使用は国際法...全文を見る
○林紀子君 総理は、そういうことでは個人としては核兵器投下は間違っている、原爆投下は間違っていると言い、社会党の決議にも責任をとると言われているけれども、連立政権の総理となったらそれと全く違うことをやる、これは本当に言いわけになってしまうのではないかと思うわけです。  そして、...全文を見る
○林紀子君 それでは最後に、一点お伺いしておきます。  キノコ雲を描いた原爆切手問題ですけれども、この件につきまして、広島県の原爆被害者団体協議会理事長の伊藤サカヱさんは、「きのこ雲の下でどんな悲惨な状況があったのか、理解せず、原爆投下を肯定的に評価する米国人の意識が問題だ。」...全文を見る
○林紀子君 私は、後半は放射線の影響と原爆症認定の問題についてお伺いしたいと思います。  初めに、大臣にお伺いしたいのですが、ちょっと説明が長くなりますけれどもお聞きいただきたいと思います。  放射線被曝者医療国際協力推進協議会の編集による「原爆放射線の人体影響一九九二」とい...全文を見る
○林紀子君 大臣もこうした実務的なことというのはなかなか全部は把握なさっていらっしゃらないことと思いますけれども、これから御質問すること、局長の方が中心にお答えいただくと思いますけれども、どうぞぜひお聞きいただきまして、こういう実態なんだということを御認識いただきたいということも...全文を見る
○林紀子君 そういうふうにおっしゃいますけれども、実質は一・五キロが基準になっているんじゃないかという資料というか、リストがあるわけですね。  例えば、昭和七年生まれの男性で、この方は長崎で二キロ地点で被爆をなさいました。肝臓がん、これで申請をいたしましたら、起因する可能性を否...全文を見る
○林紀子君 そういうやり方では、やっぱり被爆者の方たちは納得できないと思うわけです。しかも、この認定申請というのは本人が立証責任を持っている。本当に大変な中で、いろいろな書類をそろえて、お医者さんにこの証明を書いてもらって、そして申請をする。そうすると、先ほどの例で読み上げました...全文を見る
○林紀子君 私の方も繰り返しになりますけれども、「放射線の人体影響は、まだまだ不明な点が少なくない。」、こういうことを一番の専門家がおっしゃっているわけです。  ですから、私はここで大臣にお伺いしたいんですけれども、こういうことであれば、本当に全部の研究が明らかになったときに初...全文を見る
○林紀子君 今、厚生大臣お答えいただきましたけれども、きょうは被爆者の方たちもたくさん傍聴していらっしゃいます。今の大臣の言葉は、被爆五十年、この時点に至ってこの法律ができる、そういうことを契機に本当に温かい言葉を待っていたと思うんですけれども、今のお答えというのは大変被爆者の方...全文を見る
○林紀子君 援護ということを名づけた法律をつくるからには、やはり被爆者の皆さんの願いから出発するのは当然だと思います。今のお答えも被爆者の皆さんを絶対納得させられるものではないと思うわけです。本当に被爆者の願いを真剣に受けとめてほしいということを強くお願いいたしまして、私は質問を...全文を見る
○林紀子君 私は、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律案に対し、日本共産党を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。その内容はお手元に配付されております案文のとおりでございます。  これよりその趣旨について御説明いたします。  来年、広島・長崎被爆五十周年となりますが...全文を見る