林紀子
はやしとしこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月10日 | 第145回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、法務省にお伺いしたいと思うんですけれども、今までこの調査会ではいろいろな参考人の方に来ていただきましてお話を伺いまして、私もいろいろ勉強させていただきました。また、北海道まで出かけまして民間シェルターの方に直接お話を聞きまし...全文を見る |
○林紀子君 こうした法律の先進国といいますか、そういうところの例を見ますと、例えばアメリカなどでは民事裁判所の発する差しとめ命令によって妻への暴力、児童虐待などの家族内暴力の被害者に法的保護を与えるという法律がもう十年以上前にほとんどの州で成立をしている。また、九四年には女性に対...全文を見る | ||
○林紀子君 プロテクションオーダーの具体的な中身というのをちょっと私は見せていただいたんですけれども、それは暴行などの身体への侵害行為の禁止命令、被害者と同居する住居からの立ち退き命令、それから被害者の勤務先、学校などで被害者につきまとうなどの行為、つまり被害者との接触を禁止する...全文を見る | ||
○林紀子君 仮処分というのはやはり今お話があったように実効性というのがなかなかないと。その違反行為を犯罪として警察がこれを捜査して逮捕することができる、やはりそれにはドメスティック・バイオレンスの防止法というようなものが必要じゃないかという考えなんで、その辺もぜひ、法務省の方も今...全文を見る | ||
○林紀子君 これも前回、精神科医の方が来てお話ししてくださったんですが、やはり強姦に遭った女性というのは本当に心もずたずたになってしまって、なかなかその先、生きていくということが大変だ、普通の生活をしていくということが大変だというお話を聞きますと、強盗罪か強姦罪かと比べるのが適当...全文を見る | ||
○林紀子君 いろいろ聞きたくてほかの方にもお願いをしていたんですが、申しわけありません。時間になりましたので終わります。 | ||
03月09日 | 第145回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私も大臣の所信表明、見せていただきました。この所信表明では、交通運輸における規制緩和を積極的に進めると大臣は述べられ、鉄道、航空、旅客自動車など各分野の規制の緩和を図るとなさっていらっしゃいます。 私たちは、規制緩和一般を否定...全文を見る |
○林紀子君 そこで、今度の規制緩和では需給調整の廃止を図るということになっているわけですが、このことは今までの法体系の骨格を変える全面的な改正になるのではないかと思います。とりわけ重大なのは、各事業や路線の廃止の規制緩和問題、鉄道、航空、旅客船など不採算路線や赤字路線が今後どうな...全文を見る | ||
○林紀子君 今お聞きしただけでも大変な改悪だというふうに思うわけです。 路線を廃止する場合、今までは大きな規制が二つあったのを、それを全面的に外すということになると思うわけです。事業者が赤字や不採算路線を対象に自由に切っていくことができる、こういうことになるのではありませんか...全文を見る | ||
○林紀子君 全然違うんじゃないでしょうか。 今までは住民のそういう状況がどうかということをきちんと勘案した上で大臣が許可をするということだった。今度は一年前に届け出れば、幾らいろいろ地元の人がだめだだめだ、困る困ると言っても、もう一年たったらそれで済んでしまうということなんじ...全文を見る | ||
○林紀子君 やはり地元の方たちがこれはおどかしだ、恫喝だと受け取られるようなことをJRともあろうものがやるべきではないと思いますので、そこは運輸省の方がきちんと対応していただきたいと思います。 そして、次にお聞きしたいことは、事業者が路線を、鉄道を廃止するに当たって判断をする...全文を見る | ||
○林紀子君 八四年の当時が五十一線四千四百五十七キロというふうに過去の記録を見せていただきました。 きょうは皆様のお手元に、今局長がお答えくださった細目といいますか、きのう資料として出していただきまして、それをもう一度JR会社別に並べかえたものをお配りしておりますので、皆さん...全文を見る | ||
○林紀子君 今例に出していただいた砂川—上砂川七・三キロ、それから美祢線、いずれも盲腸線ということで、あとは深名線というのは百二十一・八キロですか、全部そっくりなくしてしまったということなんですね。ですから、JRの方がここから先はとっておくよ、ここから先はだめだよ、廃止するよとい...全文を見る | ||
○林紀子君 説明責任はもちろん果たしていただかなければいけないわけですけれども、しかし、今局長がおっしゃったように、生まれも育ちもやはりほかの私鉄とはJRは違っているわけです。JRは国民の財産をただ同然で引き継いで、経営が十分成り立つ仕組みをつくっているわけなんです。ですから、国...全文を見る | ||
○林紀子君 今のお話ですと、輸送密度もふえている、四二%ふえている。それから乗車人員の方もJRに引き継がれた後伸びているわけですね、これは八〇%ふえている。むしろ大きく伸びているということじゃないかと思います。 赤字については、可部線全体の赤字額はどうなっていますか。 | ||
○林紀子君 詳細な資料はまだ来ていないということですが、少なくとも六十二年度と比べて収入もふえているということになるわけですよね。輸送密度の方も後退をしていないということは今お答えがありました。 西日本全体の経営、利益というのがどうなっているかということですが、それもJRが発...全文を見る | ||
○林紀子君 私も地元に行っていろいろお話を聞いてまいりましたけれども、可部線というのは地元の人たちの本当に大切な足になっているわけです。 加計高校という高校がちょうど真ん中あたりにありますが、この高校生の七割の通学の足になっているわけです。今大臣はバスとおっしゃいましたが、バ...全文を見る | ||
03月09日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 不況が一段と深刻化し、子供たちの学校納付金の滞納とか授業料の滞納などが次々とニュースになっております。 私は、昨年の本委員会でも私立高校生の授業料滞納と経済的理由による中退の問題を取り上げまして、中退の調査だけではなくて、ぜひとも授業料の滞納調査ができないか、授業...全文を見る |
○林紀子君 把握が困難という話なんですけれども、私立高校の先生方の組合であります全国私立学校教職員組合、全国私教連というふうに略しておりますが、昨年の秋、三カ月以上の学費滞納調査というのに取り組んで、二十六都道府県ですが、百八十学園の状況というのを発表しております。それによります...全文を見る | ||
○林紀子君 確かに奨学金というのがあるわけですけれども、これの十年度の枠ですけれども、私立高校生の奨学金の枠というのが一万二千三百人だというふうに伺いました。私立高校生というのは全国で百三十万人以上いるということですから、貸与率というのはわずか一%ということになるわけです。応急対...全文を見る | ||
○林紀子君 今、七百何人という数字を挙げられましたけれども、この応急対応、たしかそれは大学生も専門学校の生徒も含めた数だというふうに思います。ぜひその応急対応もしていただきたいんですが、また各地方自治体に対してそういうことをちゃんとやれと督促もしていただきたいんです。やはり文部省...全文を見る | ||
○林紀子君 奨学制度だけではなくて、ぜひ緊急貸与をお願いしたいということも重ねてお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。 最近、私「五体不満足」という本を読みました。大変なベストセラーになっているわけですが、そこでは「障害は不便である。しかし、不幸ではない」という...全文を見る | ||
○林紀子君 訪問教育もスタートをするということで、大変それは喜ばしいことなんですが、医療ケアをしながら学校に通うという子供たちの問題で、私も先日、いろいろ学校が工夫しながら医療ケアを行っている養護学校を東京都内とそれから兵庫県に行って見てみてまいりました。大変感激をいたしましたが...全文を見る | ||
○林紀子君 もう現場ではこの対応が迫られているわけですので、二年間ということがあるわけですけれども、きちんとしたものを出していただけたらと思うわけです。 次にお伺いしたいのは、全国の盲学校、聾学校、養護学校九百校のうち三分の一に寄宿舎というものがある。ここでも学校の老朽化とか...全文を見る | ||
○林紀子君 終わります。 | ||
03月15日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第3号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 卒業式での日の丸掲揚、君が代斉唱をめぐって、広島県の世羅高校の石川敏浩校長がみずから命を絶つという痛ましい事件が起こりました。 私が石川校長先生のお宅に伺ったところ、夫人は、命を大切にと教えてきた者がみずから命を絶たざるを得な...全文を見る |
○林紀子君 しかし、国のこの是正指導が今回のこうしたことにつながったということは確かだと思うわけですね。私は、この今回の職務命令で日の丸・君が代というのが強制されなければ今回の悲劇は起こらなかったというふうに思うわけですが、そのことはお認めになりますか。 | ||
○林紀子君 しかし、この職務命令が強制であったということは確かだと思うわけですね。職務命令というのは、従わない者を処分する、こういうものだと思うわけです。三月一日の県の教育長の記者会見、これは高校の卒業式が一斉に行われた直後、前日には石川先生が命を絶っているわけですけれども、その...全文を見る | ||
○林紀子君 そういう職務命令ということが義務であるというお答えあったわけですけれども、そういうことを出したために、本当に校長が苦しんだということになるんじゃないでしょうか。広島東部のある校長先生は、石川先生の気持ちは本当によくわかる、自分の気持ちに正直に自由にどうすべきかを選べる...全文を見る | ||
○林紀子君 人の命を犠牲にしてまでこの職務命令というものを出さなければいけなかったことなのかどうかということなんですよね。学習指導要領のお話がありましたけれども、野中官房長官は記者会見で、日の丸・君が代について指導要領だけで対応させていいのか、定着したという位置づけだけでいいのか...全文を見る | ||
○林紀子君 慣習法ということですけれども、しかし野中官房長官は、指導要領だけで対応させていいのか、定着したという位置づけだけでいいのかというふうに述べているわけですから、やはりこれは、いいのかというのは、いけなかったんだというもとで法制化というのが出てきたんだと思うわけです。 ...全文を見る | ||
○林紀子君 例えば、今回のように、卒業式で日の丸を上げて君が代を歌いなさいというような押しつけで本当に主体性や自覚というのが養われるのか。強制と、みずから学びみずから考えるということはどうしても矛盾することだというのもマスコミも指摘しているわけですね。ですから、私はこの押しつけと...全文を見る | ||
○林紀子君 大臣からも一言コメントをいただきたいと思います。 | ||
○林紀子君 まだ調査中ということで、はっきりしたお答えがとうとういただけなかったわけですけれども、本当に二度とこういうことが起こらないように、この調査というのがどういうことになったのかということは、この場でもきちんとまた御報告をいただきたいということをお願いしたいと思います。 ...全文を見る | ||
03月30日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第5号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今まで私は、国立大学附属病院で働く看護婦さんの夜勤回数、これがほかの病院と比べてかなり多くなっているという問題を取り上げてまいりました。今お話もありましたけれども、最近は医療事故も次々と起きております。高度医療を担う特定機能病院と...全文を見る |
○林紀子君 今、三対一の病院があるということですか。 | ||
○林紀子君 国立病院が三対一があるから、国立大学の附属病院は二・五対一でいつまでもいいんですよというわけにはいかないというふうに思うわけです。やはり国立大学の附属病院というのは、高度な安全な医療を求める国民の要求というのは非常に大きいわけです。 しかも、文部省は全国の附属病院...全文を見る | ||
○林紀子君 看護職員については、こうした基準も引き上げて、思い切って人をふやすことが在院日数の短縮につながる、こういうことがいろいろな研究で明らかになっているというふうに思うわけです。 例えば、東大医学部の研究グループの調査では、看護職員数と入院日数の相関関係を七千二百の病院...全文を見る | ||
○林紀子君 最後に文部大臣にもお伺いしたいと思うわけですけれども、定員を五十三人ふやしてくださったということで、これは本当に大変な努力であるということは認めるわけですけれども、しかし四十二の大学で定員が五十三人なわけです。重点配分をしたらゼロというところもあると思うわけです。 ...全文を見る | ||
○林紀子君 お答えの中で、定員削減というのが本当に大きな壁として立ちはだかっているということがよくわかりましたけれども、必要なところはふやしていく、これからもその御努力をお願いしたいということを申し上げまして、質問を終わります。 | ||
04月15日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第7号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私はまず、国立教育会館で働く人たちの今後の雇用の問題ということについてお聞きしたいと思いましたが、先ほど質問がありまして、この雇用は確保されるということでしたので、それはそういうことでお聞きしたいと思います。 あわせて、こうい...全文を見る |
○林紀子君 そうしますと、年金とか労働条件でも悪化をするということはないということでよろしいわけですね。 | ||
○林紀子君 九五年二月二十四日の閣議決定で、そのことも含めてきちんと担保をするということを伺っておりますので、その線できちんとしていただきたいというふうに思います。 次に、私は昨年十一月の本委員会で、同和地区の中学、高校生の進学状況調査、これは旧身分の洗い出しの人権侵害ではな...全文を見る | ||
○林紀子君 今お話のありました昭和四十四年から計画的にふやされていって、第六次計画の終了のときには、平成十二年度で三千七百二十六人と当初より大分ふえているわけですけれども、この数というのは、県への積算の根拠にはなっているけれども、運用というのは各県に任されている、自主性に任されて...全文を見る | ||
○林紀子君 私が今まで文部省の方からお話を聞きましたところ、例えば、この同和加配というのは効果的な教育指導の実施というところの一つの大枠に入っておりまして、通級指導の導入とか、外国人子女、帰国子女対応、そして同和加配というふうに予算が組まれておりまして、そういう中であればどこに加...全文を見る | ||
○林紀子君 私が岡山県に伺ったとき、同和加配を受けている中学校なんですけれども、そこの校長先生がおっしゃるのには、新しく赴任した中学校というのは大変荒れていたと言うんです。それじゃ同和地区の子供たちがその荒れの原因になっているのかと言ったら、全然そんなことはありませんと。それでは...全文を見る | ||
○林紀子君 是正指導を受けて、それは解消の方向に向かっているというのは私も聞いております。 大臣にお伺いしたいんですけれども、今の同和加配の役割は、これは今例に挙げた分は逸脱しているというお話でしたけれども、それでは、その本来の同和加配ということについてどうなのかということな...全文を見る | ||
○林紀子君 大臣に先ほどお伺いしたんですけれども、一番必要なのは、各地で起こっている不登校やいじめ、学級崩壊、こういう深刻な事態に今対応していくことだと思うわけですね。ですから、教職員の配置についていえば、三十人学級を初め、教職員をふやす、一人一人の子供たちに目が行き届く教育条件...全文を見る | ||
05月12日 | 第145回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○林紀子君 この間の調査会での取り組みを通じまして、私自身がドメスティック・バイオレンスに対して認識が大変深まったというふうに思っております。しかし、まだ多くの人たちがドメスティック・バイオレンスというのはごく限られた人たちの問題だとか、特別な問題だとかいうふうにとらえているんじ...全文を見る |
○林紀子君 今の問題ですけれども、私はこのドメスティック・バイオレンスということをこの共生社会調査会で取り上げた意味というのは非常にあるんじゃないかと思うわけなんです。 私が考えているのは、先ほど最初にも申し上げましたけれども、暴力を振るう男性というのにもやはり強制力を持って...全文を見る | ||
05月13日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第9号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今回の法改正は、第一に三年次卒業を認めるなど大学制度の弾力化、そして第二に大学が一体的、機能的に運営され責任ある意思決定が行われるよう大学の組織運営体制を整備すること、趣旨説明でもこのように伺いましたが、これまでの審議を見ますと、...全文を見る |
○林紀子君 本会議での我が党の質問に対しまして大臣は、評議会や教授会はあくまで審議機関であり、決定機関ではないというふうにおっしゃっておりますよね。これは今までと比べて重大な変更だというふうに思うわけですね。評議会や教授会は大学の審議機関だというふうに言うわけでしょうか。今まで慣...全文を見る | ||
○林紀子君 大臣もお手を挙げてくださっておりましたので。 | ||
○林紀子君 最高の審議機関で、意思決定機関は学長であるということなんですけれども、文部省の従来の見解から見ても、その答弁というのは違っているんじゃないかというふうに思うわけですね。 今キャンパスの移転というお話がありましたけれども、一九七三年の筑波大学法案の審議の際の答弁です...全文を見る | ||
○林紀子君 意思を尊重するというのは、それこそ当然のことだと思うわけですね。 国立大学協会が九五年に発刊しました「文化学術立国をめざして」という本に、「大学の組織と運営」という項で、大学の意思決定機関ということでこういうふうに書いているわけですね。「大学の管理運営は大学レベル...全文を見る | ||
○林紀子君 はっきりとこれには「最終的な決定権は、合議制機関におかれている。」というふうに書いてあるわけですから、そういう意味では、実態と今のお答えというのは全くかけ離れているんじゃないかというふうに思うわけですね。 大臣にお伺いしたいんですけれども、東大総長のときに責任を持...全文を見る | ||
○林紀子君 責任をとるということは当然だと思うんですが、今引用しました「東京大学の現状と課題」の中でこういう文章もあったわけですね。「また、なんでもかんでも合議体で決めようとするのが問題で、機関の長に権限をもっと集中すればよい、という意見もあるだろう。だが、実は、内部ではそれが、...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、決定機関と執行するところというのがあるわけだと思いまして、長というのはやっぱり執行するところ、そういう意味で責任を持つということでは私もよく理解できるわけですね。ですから、まさに合議体の決定、委任に基づいてそれが行われる。それは今までもやってきたことですし、...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、決定の機関と執行の機関ということで今言ったわけですけれども、そういう意味では、衆議院の参考人質疑に出席なさった浜林一橋大学名誉教授は、一般的に意思決定と執行を一つのところが持つというのは変形だということを言っているわけです。意思決定に縛られて執行するのが民主...全文を見る | ||
○林紀子君 幾ら聞いてもやっぱりそれがよくわからないんです。 合議制を大事にするということについては、今、大臣の方からも局長の方からもそれは重要なことなんだというお返事があったと思うわけです。大学というところにおける合議制の重要性というのは、一般社会でももちろん重要ですけれど...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしましたら、審議事項は今までと変わらないというふうに衆議院の方でお答えになった、そういうものだと理解させていただいていいわけですね、うなずいていただいておりますので。 そして、各大学の教授会の審議事項というのを私調べましたら、審議内容というのはかなり多岐にわた...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、自分の学部といっても、全学にかかわるような問題というのは、また自分の学部にも当然かかわってくる問題というのはたくさんあるわけです。ですから、三項目目に全部含まれるということは言えるとは思うんですけれども、しかしやっぱり三つに区切っちゃうということはないんじゃ...全文を見る | ||
○林紀子君 大学の学長さんになる人はそれにふさわしい人を選ぶというのは、これまた常識なんじゃないかと思うわけです。ですから、そういうことも細々とまた文部省が口を出すというか介入するというか、そういうのはおかしいんじゃないかなとますます思ってしまうわけです。今までの、それぞれの教員...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、評議会の審査の結果によるものでなければという規定は、評議会が審査するというのとイコールではないわけですよね。ですから、教授会が発議し評議会が審査するということももちろんあり得るというふうに今のお答えを受け取っていいわけですね。 | ||
○林紀子君 文部省のこれまでの法解釈というのは、教育公務員特例法のコンメンタールというのを持ってきておりますけれども、有倉遼吉、天城勲両氏の著作によるものですと、天城氏は当時の文部省の大臣官房会計参事官、随分これは昔の話なんですけれども、ここでは、教員の採用を行う大学管理機関と不...全文を見る | ||
○林紀子君 公式なものと考えていないといいましても、これは昭和三十三年当時からずっとこういうことが言われてきて、これが実行されてきたということなわけなんです。ですから、それでは評議会がきちんと決めればこれも大学に任されるということであるというふうに承りました。 これまでの審議...全文を見る | ||
○林紀子君 要望です。 | ||
05月18日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第10号 議事録を見る | ○林紀子君 まず、大変お忙しい中をおいでくださいました三人の先生に心からお礼申し上げます。 私はまず、国立大学のエージェンシー化問題についてそれぞれ三人の先生にお伺いしたいと思うわけです。 天野参考人に対しましては、先ほど同僚委員から質問がございましたけれども、先生は以前...全文を見る |
○林紀子君 ありがとうございました。 門脇参考人はこのエージェンシー問題についてどのようにお考えになるか、お聞かせください。 | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 矢原参考人も同じ質問でお願いいたします。 | ||
○林紀子君 わかりました。 それでは、続けて矢原参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほど本法案というのは、学長が権限を強めてトップダウン式の意思決定だというお話がありましたけれども、このトップダウンの弊害についてということです。 配付されました資料では九大の移転問...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、トップダウン式の意思決定というのではなくて、ボトムアップというんですか、それと反対のことになると思うんですけれども、そういう意思決定が必要ということでは、具体的にそれをどういうふうに広げていったらいいのか、今後ボトムアップということではどのようなあり方が...全文を見る | ||
○林紀子君 今、外との接点といいますか、社会との接点というようなお話もちょっと触れられましたけれども、先ほど矢原参考人は運営諮問会議についてはお触れにならなかったと思うんですが、その点についてどういうふうにお考えになっているかお聞きしたいと思います。 | ||
○林紀子君 あとお伺いしたいことは、先生がいかに多忙であるかということは先ほど大変リアルにお話をいただいたのでわかるわけですけれども、教職員の定数削減とか基準的経費の据え置きというのが行われておりまして、それが大学の実情という形で数字的にもそれこそどういうふうになっているのか。そ...全文を見る | ||
○林紀子君 どうもありがとうございました。 | ||
05月20日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第11号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私は、まず三年卒業制についてお聞きしたいと思うんですが、その前に就職協定についてお聞きしたいと思います。 就職協定が廃止されて以来、学生たちはなるべく三年間で単位を取って、四年になりましたら就職活動をする。そのために実質的には...全文を見る |
○林紀子君 通年採用というようなこともおっしゃいましたけれども、大学の四年生にはこれは何のメリットもないんじゃないかと思うわけです。企業に幾らお願いしても、それから倫理憲章というものを決めても、今、大臣もおっしゃったように、今の大学の実情というのは三年制だということになってしまっ...全文を見る | ||
○林紀子君 大臣が国立大学協会にいらしたときには就職協定をやめるのはだめだとおっしゃったということは、やっぱりそれが歯どめになるとお考えになっていたんじゃないかというふうに思うわけですので、企業側の立場に立つんじゃなくて、国は、文部省は、本当に学生のために、大学教育のためにという...全文を見る | ||
○林紀子君 今いろいろお話がありまして、最終的には社会的な評価ということなんだと、そういう話があるわけです。事前にもいろいろお話を聞かせていただいたんですけれども、最初から三年コースをつくるというのはだめだというふうにおっしゃっているし、そういうことを目玉にして宣伝するのはだめだ...全文を見る | ||
○林紀子君 多様化というふうにおっしゃられると、ですから逆に、やはり三年制でもいいんだよというところも生まれてしまうのではないかという心配もできるわけですけれども、そういう意味では、この課題探求能力というところを本当に実現していけるような立場に立って、ぜひ慎重な対応をお願いしたい...全文を見る | ||
○林紀子君 そこで大臣にお聞きしたいんですけれども、今、各大学は評議会、教授会内規というのをそれぞれ持っていると思うわけです。今の説明からいたしますと、各大学が定めている評議会、教授会の内規、これについては権限を制約するものではないというのですから、法改正されましても、これは変わ...全文を見る | ||
○林紀子君 私も今ここに幾つかの大学の内規を持っているわけですけれども、それには、評議会は全学的事項に関する最高意思決定機関、教授会は学部の最高意思決定機関というふうに書かれておりまして、ある大学では、次の各号に掲げる事項は評議会の審議、決定を経なければならないということで、学則...全文を見る | ||
○林紀子君 大学の事務局長さんを集めて佐々木局長が御説明をなさった、評議会の権限を制約するものではない、教授会の権限を制約するものではない、そういう大学側に対する説明と今お答えになったことというのは矛盾するんじゃないんですか。おかしいじゃないですか。こういう内規をどうするかという...全文を見る | ||
○林紀子君 私も、前回質疑をいたしましたときに、現状ではまさに評議会、教授会というのは意思決定機関にほかならないということを現状を出して申し上げました。そして、大臣、局長からもるる答弁をいただきましたけれども、特に大臣の御答弁というのは聞けば聞くほど、評議会、教授会が意思決定機関...全文を見る | ||
○林紀子君 最後に、今るるお答え聞きましたけれども、やはりこの法案というのは大学自治への侵害であるということを思わざるを得ませんので、そのことを厳しく指摘しまして、質問を終わります。 | ||
05月27日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第13号 議事録を見る | ○林紀子君 きょうは四人の皆様に来ていただきまして、いろいろ参考になるお話を聞かせていただきましてありがとうございます。 日本共産党の林紀子でございます。 私は、まず遠藤参考人と齊藤参考人にお伺いしたいんです。同じ問題なんですけれども、実は、この著作権法改正ということにな...全文を見る |
○林紀子君 次に、森参考人にお伺いしたいんです。 先ほど、今回の附則十四条の廃止やむを得ず、条件つきでというようなお話で、これから話し合いを煮詰めていくということだったわけですけれども、その中で、守れる法律をつくってほしいというお話がありまして、私も方々の飲食店の方とか利用者...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、次に棚野参考人にお伺いしたいんです。 今回の改正案では映像実演家の隣接権の保護というのは見送られたわけですけれども、もしこれが改正されて隣接権が保護されるということになったら、この権利というのは、先ほど来お話がありますけれども、許諾権とか報酬請求権とか人...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、今のお話ですと、映画の場合はビデオ化されて次々とテレビに流されても全然保護の対象になっていないけれども、そういうことが実現した場合には、やみくもにそれを使ってはならないよということは言わないという、そういう話ですね。 | ||
○林紀子君 実演家の皆さんの今の生活の状況、先ほど利用者の方のお話を伺ったんですけれども、その実演家の皆さんも今生活的には大変だ、所得の部分では大変だということを、芸団協が九七年に「芸能白書」というのを出されているのを私も見せていただいたんですけれども、年間所得というのが普通は、...全文を見る | ||
○林紀子君 では、最後にお伺いしたいんですけれども、今、一人一人の実演家のお話を聞きましたけれども、日本全体を見渡して今度は大きな話で文化振興という面から考えましたら、国に対する予算の問題とか税制の問題とかいろいろお考えがあるかと思うんですが、文化振興という面でどういうことを国の...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 | ||
06月01日 | 第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第14号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今回の法改正で附則十四条が三十年ぶりに廃止されることは、著作権を保護していくという国際的な流れに沿うもので、大変重要な改正だと思っております。 さきに行われました参考人質疑でも、遠藤参考人は、著作者、著作権者という立場から感無...全文を見る |
○林紀子君 意義ということはよくわかったわけですが、参考人質疑では、今後使用料を支払う側の森参考人は、国際問題になることや日本の将来を考えて黙認するということをおっしゃいました。権利者と利用者というのはそれぞれの立場があるというふうに思うわけですが、使用料の徴収の対象についてお伺...全文を見る | ||
○林紀子君 わかりました。ありがとうございました。 それから、実施時期ということですけれども、二〇〇二年、平成十四年四月以降で、利用者側の事情に配慮してこれから決定するということですけれども、今、戦後最大の大不況ということで、業者としてはどうして今の時期にという疑問が大変ある...全文を見る | ||
○林紀子君 今、円満で公平なというお話もありましたけれども、有線放送の元栓処理の場合、六十円よりもっと下げてほしいというのをかなり森参考人はおっしゃっておりましたので、多くの店舗が納得できる使用料の設定というのを、JASRACと利用者とのお話し合いだと思いますけれども、認可に当た...全文を見る | ||
○林紀子君 私が聞いた中でこういう話があったんですけれども、料飲業などというのは大変入れかわりが激しい職種ですよね。ある業者が五年前に開店して営業していたところ、JASRACから使用料を払うようにというふうに言ってきた。この業者が店を構える前から、ですから八七年からこのカラオケ使...全文を見る | ||
○林紀子君 今のお話にもありましたけれども、利用者としては、契約したその時点から使用料を払うということであれば、はい、契約いたしましょうと、すぐそういうことになるんだと思うんですけれども、やはりさかのぼるというのが大変負担になるということはあると思うわけです。 今、二十四回払...全文を見る | ||
○林紀子君 確かに、カラオケの使用料の最低が三千五百円、最高が一万五千円、これは月々ですから、十四条の廃止に伴って、六十円でもまだ高いとおっしゃっているのから比べると大分差があるなという気がいたしますので、料金のところも含めてお考えいただけるということは大変ありがたいことだという...全文を見る | ||
○林紀子君 大変難しい問題とおっしゃるわけですけれども、今、カラオケの使用料に関しましても公平性というお話が出てきたわけですね。この著作権という体系を貫いているのは公平性という問題だと思うんですね。そうしますと、テレビで出演して、それがビデオに収録されて、次にまた放映されるときに...全文を見る | ||
○林紀子君 私たちは、日の丸・君が代というものが国旗・国歌だということは国民の合意がないわけですけれども、しかし、学習指導要領があるからということで、それを盾に検定で押しつけるということそのものについて、やはり許せないことだというふうに思うわけです。 今回の問題は、今御説明あ...全文を見る | ||
07月26日 | 第145回国会 参議院 本会議 第39号 議事録を見る | ○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、憲法調査会を設置する国会法の一部改正案並びに国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システムの確立に関する法律案に反対の討論を行います。 討論に先立ち、まず私は、これら二法案を十分な審議時間もとらずに質疑を終了させたことに抗議の意を表明い...全文を見る |
08月02日 | 第145回国会 参議院 国旗及び国歌に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私は教育現場への日の丸・君が代の押しつけについて文部大臣に質問したいと思います。 まず、政府は日の丸・君が代の法制化の理由につきまして、教育現場における対立、混乱をなくすためと言っておりますけれども、大臣はこれで本当に混乱はな...全文を見る |
○林紀子君 確かに、教育現場では法的根拠がない、そういう議論が今までもいろいろありました。しかし、問題は、全国の先生たちがなぜ卒業式などで日の丸・君が代を国旗として掲揚し国歌として斉唱すること、これに反対してきたかということですが、日の丸が侵略戦争の旗印にされてきたこと、また君が...全文を見る | ||
○林紀子君 私は、先生たちの内心が変えられるのか、変わることがあるのか、そのことを質問しているわけです。 内心というのはそんなに簡単に変えられるわけはないわけです。官房長官も金曜日に日の丸・君が代が侵略戦争に利用されたということをお認めになりました。また、小渕総理大臣も君が代...全文を見る | ||
○林紀子君 内心の自由というのを尊重するというのは、今までずっと文部大臣からも文部省からもお話がありました。しかし、法制化ということで先生の内心の自由というのが、内心の思いというのが本当に変えられるんでしょうか。 午前中、広島県のお話がいろいろありました。石川校長先生が自殺を...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、それでは本当にこの自殺の教訓は酌み取っていないじゃないかということを私は申し上げているわけです。 そして、やっぱり日の丸・君が代はおかしい、こういう声、強制に対する反対の声、もしこの先生たちの内心を踏みつけて強制をするということになったら、教育現場での対...全文を見る | ||
○林紀子君 そうすると、こういう事例というのは異常なことだとは思わないということなんですね。そのこと自身が本当に異常なことなんじゃないかというふうに思うわけです。 確かに、日の丸・君が代をやるということで、今、学校の雰囲気というのがすっかり変わっているわけなんですね。今までは...全文を見る | ||
○林紀子君 これがもっとエスカレートしていったらどんな状況になるか、そういう例もあるわけですね。 滋賀県では、日の丸・君が代を子供たちに指導することに疑問の声を上げた先生に対して、校長先生が、矛盾を感じているなら公務員をおやめになったらよろしい、ほかの職場で働かれるのがよい、...全文を見る | ||
○林紀子君 そのことにつきましては、また後ほど私は述べさせていただきたいと思います。 しかし、「註解日本国憲法」では、思想、良心の自由の保障は絶対的であって、法律によってもこれを制限することのできぬのはもちろん、公共の福祉の名をかりてこの自由を制限することは許さない、こういう...全文を見る | ||
○林紀子君 これは地上戦を経験したお年寄りだけの声じゃないんです。若者もこういう投書を出しております。隠れていたがまで赤ちゃんが泣くと日本兵から追い出された。日の丸は自分たちを守ってくれなかった。命が助かったのは白旗を掲げてがまを出た住民だった。こういう話を知り合いのおばあちゃん...全文を見る | ||
○林紀子君 お答えになりませんが、もう一つ例を出させていただきます。 これは広島の地方公聴会で公述人となりました全教広島の高橋先生が私に話してくれたことです。 広島では、戦時中、各中学校に割り当てて満蒙開拓団に生徒を送り出せ、こういうことを言われた。当時の先生は、これはも...全文を見る | ||
○林紀子君 しかし、こういう日の丸・君が代が侵略戦争に利用されたんだ、こういうことは官房長官もお認めになったわけですからね。 だから、そういう思いを引き継いでいる先生たちは、人たちは、この日の丸・君が代というのを日本の国の国旗や国歌にすることはふさわしくないと思っているわけで...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、今申し上げました地方公務員法の解説書にも、職務命令に明白な瑕疵のある場合には従う必要はないんだと。憲法の方が上位なわけでしょう。文部大臣の告示ということでこの学習指導要領、私は学習指導要領全部を否定しているわけじゃないんです。しかし、この押しつける部分、日の...全文を見る | ||
08月05日 | 第145回国会 参議院 国旗及び国歌に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○林紀子君 きょうは公述人の皆様、ありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。 時間の関係がありますので全部の先生にお聞きすることができないかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。 まず、私は、小林公述人にお話を聞きたいと思います。 今、国会の論議が...全文を見る |
○林紀子君 ありがとうございました。 そして、その問題に関しましてもう一つなんですけれども、これは参議院の本会議の場で答弁があったことなんです。今その法的根拠というのはつくろうとしているわけですが、これには先生が今おっしゃったように尊重の義務というのは課していない。しかし、学...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 続きまして、島公述人にお聞きしたいと思います。 先ほど、宗教を信じる方として、戦時中の話として、天皇と自分の信じる神とどちらが偉いのかという踏み絵を踏まされて殉教した先輩たちもいたというお話がありました。それでは、現在の問題として、今...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 それでは、最後に中山公述人にお伺いしたいと思うんです。 今の島公述人のお話もありましたけれども、先ほどの公述の中で、思考することは、子供たちが、生徒たちが考えることは必要だ、しかし卒業式、入学式で迷わせ動揺させることはよくないことだと...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 時間が大分過ぎてしまいまして申しわけありません。 | ||
08月09日 | 第145回国会 参議院 議院運営委員会 第44号 議事録を見る | ○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました国旗及び国歌に関する法律案、いわゆる日の丸・君が代法案を緊急上程し、本日の本会議の議題とすることに反対の意見を表明します。 先ほど、日の丸・君が代法案についての公聴会が開催されましたが、公聴会の後、わずか一時間余...全文を見る |
11月19日 | 第146回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 きょうは、女性の政策決定過程への参加ということで、この共生社会調査会で調査を進めるスタートということで、お二人の参考人に来ていただきまして大変興味深いお話を聞かせていただきましてありがとうございます。 私は、まずそもそも女性の...全文を見る |
○林紀子君 その問題と関連してなんですけれども、男性の方が例えば保育所に子供をお迎えに行きたかったり介護をしたがったりしても、男は時間にかかわりなく働くものだという、そういうような考え方というのが企業の中にも社会全体にもあるんじゃないかと思うんです。 これは樋口参考人の資料で...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 | ||
11月25日 | 第146回国会 参議院 文教・科学委員会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず大臣にお聞きしたいのですが、日の丸・君が代と教育をめぐる問題というのはあちこちでいろいろなことが起こっております。 私は、まず一般論としてお聞きしたいのですけれども、教員の採用試験などで、国旗・国歌についてどう思うか、こう...全文を見る |
○林紀子君 私は一般論としてというふうにお聞きしたんですが、その辺はいかがですか。 | ||
○林紀子君 当然のことですけれども、それは明確な御答弁いただいたと思います。 広島の教員の採用試験、面接試験につきましては、私も十月の二十日に日本共産党の国会議員団の一員といたしまして日の丸・君が代問題の調査ということで広島県に入りまして、県の教育委員会からもいろいろお話を聞...全文を見る | ||
○林紀子君 これから整備を図っていくということなんですが、私はびっくりしてしまったんですが、地方公務員の公務災害の発生状況というのを見ますと、教育部門での重傷病公務災害の認定件数というのは、例えば警察や消防などよりも多くなっているという状況なんですね。一般的に考えますと、消防とか...全文を見る | ||
○林紀子君 努力義務のところもぜひ推進をしていただきたいというのが趣旨でございますので、よろしくお願いいたします。 次に、教職員の休憩室と休養室についてお伺いしたいと思います。 これも労働安全衛生法に基づいて事務所衛生基準規則に定めがあるものですけれども、「事業者は、常時...全文を見る | ||
○林紀子君 休憩室というのは、男女共用でも、例えばソファーがあって、ほっと一息ついてコーヒーなどを飲めるというような状況であればいいわけですけれども、休養室というのは横になる。ですから、当然男女別々ということでなかったらおかしいと思うわけですね。臥床できることと男女別、これが休養...全文を見る | ||
○林紀子君 今お話がありましたけれども、九割以上になっていると言うんですけれども、それはカーテンで間仕切りして男女別だというふうに数えたのも含めてという数字なんですよね、実態は。ですから、確かに交付税で措置していると言うけれども、やはり補助金という形でこれはこれに使いなさいという...全文を見る | ||
○林紀子君 終わります。 | ||
12月07日 | 第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私は、まず放射線医学総合研究所についてお聞きしたいと思ったんですが、お願いしております政府参考人から質問したいんですが、いらしていますでしょうか。要求をいたしました政府参考人につきましては、もう最初に確認もいたしましたので、来てく...全文を見る |
12月09日 | 第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○林紀子君 きょうは私は、まず放射線医学総合研究所について御質問したいと思います。 政府参考人、おいでいただいておりますのでお聞きいたします。今回独立行政法人化される研究所に放射線医学総合研究所がありますが、東海村でのジェー・シー・オー臨界事故でこの研究所はどういうような役割...全文を見る |
○林紀子君 お答えのように、この放医研というのは大変重要な役割を果たしてきたと思います。 局長にもう一点確認したいところがあるんですけれども、九七年の六月に改訂されました防災基本計画では、緊急被曝医療の中核機関、こういうことでこの放医研が位置づけられております。 放射線事...全文を見る | ||
○林紀子君 この放医研以外には緊急被曝医療の中核機関というのがないと、これがただ一つだということがわかりました。 放射線の重大事故が起こりますと、例えば原発のある地域、遠いところでは北海道の泊原発、南は鹿児島県の川内原発、全国十九カ所に原発というのは散らばっているということで...全文を見る | ||
○林紀子君 今、八億円の補正予算というお話がありましたけれども、放医研にはヘリポートがなかったということです。だから、今回の三人の重傷者はかなり離れたヘリポートにおろされて、そこからさらに四十分かかって救急車で放医研に運び込まれたということを聞いております。 ですから、そこで...全文を見る | ||
○林紀子君 長官にお聞きしたんですが、どうですか。 | ||
○林紀子君 現在のスタッフの中でということなんですけれども、先ほど申し上げましたように、ここでは人員がちゃんと確保されていなかったわけですね、緊急の被曝者のための。そうしますと、現在のスタッフではもう足らないんだ、そのことは今るる御説明したつもりなんですけれども。 ですから、...全文を見る | ||
○林紀子君 そのネットワークをつくって、それが今回フルに生かされたというお話は聞きました。東大とそれからあと東京医科学研究所でしたか、一人ずつ入院なさっていますね。 しかし、今国立病院とか地方の病院をきちんと整備をしていくというお話がありまして、それは非常に重要だと思うわけで...全文を見る | ||
○林紀子君 それじゃ全然解決にならないということですよ。柔軟な対応。確かにこんなに重大な事故が起こったわけですから、現場の方たちはもう必死にやっている。必死にやっても三人で限度だ、十人だったらどうしようと言っているわけですからね。柔軟な対応なんかできるはずがない。 ですから、...全文を見る | ||
○林紀子君 博物館や美術館、これを目標を立てて評価をするときに、一律に数値化するというのは無理だというのは当然だと思うんです。今、入館者数、美術館、博物館、これで数値というのは見えてくるわけですけれども、このごく一面だけを取り出して目標として将来を左右するような評価がなされるとい...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、高階館長の意見なども大いに取り入れられるわけですから、この目標というのに沿って中期目標・計画の中に反映されるというふうに思いたいと思うわけですけれども、そうなりますと予算と人というのがまたまた必要になってくるわけですね。 今、国立博物館・美術館関係予...全文を見る | ||
○林紀子君 そこで、私は河村次官にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほど申し上げましたように、美術館の機能というのは展覧会だけじゃなくいろいろな多面的な機能があるんだということなんですが、河村次官は衆議院の委員会の場で、運営交付金については配慮するというお答えをなさったと思うん...全文を見る | ||
○林紀子君 配慮という言葉がやはりまだわからないで終わってしまうんですけれども。 九七年五月の行革会議ヒアリングで、博物館、美術館として国際的にも少ない職員数で効果的な運営を実施しているんだと、日本の博物館、美術館について文部省自身が述べているわけです。ですから、本当に文化を...全文を見る |