林紀子

はやしとしこ



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林紀子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第151回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今まで何人かの方から指摘がありましたけれども、今回の男女共同参画基本計画、これを見ますと、男女共同参画社会基本法が制定され、そしてこの計画というのも閣議決定ということで格上げはされたということですけれども、中身を見るとどうかという...全文を見る
○林紀子君 いろいろしてくださっているということなんですけれども、しかし女性に対する差別的取り扱いの実態というのはほとんど変わっていないんじゃないかというふうに思うわけです。  当時の新聞では、特に問題が多かったのが各地域で有力企業とされる信用金庫、こういうふうに名前を挙げてい...全文を見る
○林紀子君 今、局長がおっしゃったように上告を芝信用金庫側はしてしまったわけです。しかし、十四年間闘ってきた。生まれたばかりの子供がもう中学生になる、そのくらいの年限の間を本当にこの十三人の人たちは頑張ってきたわけですけれども、既に四人の人たちが、これに勝利判決は得たけれども、課...全文を見る
○林紀子君 今言いましたように、それはもう本当に両者のあれが違っているわけですけれども、労基法違反だというふうな実態があるわけです。その実態があるというところにぜひ着目をしていただきたいというふうに思うわけです。  だから、かつて企業が男女別の雇用管理を総合職と一般職というコー...全文を見る
○林紀子君 そして、その情報公開の中に、どうしても男女平等というのをきちんと担保していかない企業は企業名を公表するという企業名公表制度というのも計画では書かれております。これは答申より前進をしている面だということで私も評価をしているわけですけれども、しかし九四年のときに指導をして...全文を見る
○林紀子君 企業名公表ということになっているけれども、まだ一度もないということなんです。  ちょっと坂井副大臣にお聞きをしたいんですけれども、先ほどこの基本計画を御説明いただいたときに、男女共同参画にかかわる情報の収集・整備・提供というのは、これは新しいものだということで、ここ...全文を見る
○林紀子君 企業名公表というのは、それだけの重みがあるからこそ設けられて、それが男女平等というのを担保する力になっているわけですから、坂井副大臣のお答えというのは所管する副大臣というふうにも思えないような御答弁だなということを思いましたけれども。  あと一点だけ坂東局長の方にお...全文を見る
03月22日第151回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私はきょうは女子差別撤廃条約選択議定書の批准についてお聞きしたいと思います。  まず、この意義について大臣にお伺いしたいと思うのですが、女子差別撤廃条約の選択議定書は九三年にウィーンで開かれた世界人権会議で勧告され、九九年十月の...全文を見る
○林紀子君 とは考えているということですけれども、この選択議定書の個人通報制度というのは国民の人権を守れなかった場合の人権救済として大変大きな意義を持つものだと考えるわけです。しかし、我が国は批准していないわけですよね。  この条約の第四条第一項は、個人通報制度を利用する要件と...全文を見る
○林紀子君 今、大臣がおっしゃったのは、その第四条第一項の後半の部分なのかと思うんですね。「ただし、かかる救済措置の適用が不当に引き延ばされたり、効果的な救済の見込みがない場合は、この限りでない。」というのがつけ加わっております。  しかし、運用ということですけれども、このただ...全文を見る
○林紀子君 後ろ向きでないというのは大変うれしい御答弁なわけですけれども、しかしこの運用の状況で、不当に引き延ばされたりというのは、今これはこれで認めるべきことだということなんですけれども、日本の裁判の状況というのを見てみますと大変長期にわたっている、これはもう各国でも有名なんじ...全文を見る
○林紀子君 今お答えにありましたように、日本はまだ批准していないわけですから、これを通報した人はいないわけですね。ですから、日本の裁判は日本のところできちんと見ていかなくちゃいけないわけですから、外国の例をいろいろ調べましても、それは一つの参考にはなるかもしれないけれども、そこの...全文を見る
○林紀子君 今お話を聞いてもやっぱりわからないし、ますますわからなくなってしまうわけなんです。といいますのは、女子差別撤廃委員会の意見や勧告というのは政府に対してなされるわけですね。最高裁に対してするものじゃないんですよね。だから、裁判批判をして、最高裁が出した判決はいかぬ、そう...全文を見る
○林紀子君 そこがどうもやっぱりおかしいと思うんです。  裁判所に言うわけじゃなくて政府に言うわけですから、政府の方が、例えば総理が、高村大臣がその勧告に従って最高裁に対して、こういうことを言われたからこれをやらなくちゃおかしいなんていうことを言いましたら、それこそ三権分立にも...全文を見る
○林紀子君 十五ですか。
○林紀子君 それはまさに研究はしていないんじゃないかというふうに思うわけですけれども。  これはジュリストに載っておりますが、東京外語大学の西立野園子先生が「個人通報制度を受け入れる国は着実に増えているが、受け入れていない国においても、「司法の独立」をその理由とする例は他に存在...全文を見る
○林紀子君 いろいろなところを研究するということは先ほどおっしゃったわけですけれども、こういう肝心なところは調べていらっしゃらないということだと思うんです。  東京高検の検事の多谷千香子さんという方が今女子差別撤廃委員会に日本の代表として入っていらっしゃいます。この方がおっしゃ...全文を見る
○林紀子君 そのおそれがあるというのは、やっぱり司法権の独立ということから考えたら、今の御説明ではわからないわけですね。運用の面につきましても、今、各国と日本の状況は違うわけだから、各国の状況を幾ら見ても、それでずっと研究しているというわけにはならないだろうということを申し上げて...全文を見る
○林紀子君 それでは、真摯に検討する、遅延は裁判の場合と同じようにやはりいけないことだというふうにおっしゃったわけですから、最後に一言、いつごろをめどにどんなふうに検討を始めるのかということまでお答えいただかないと、今まで真剣に検討しますというのはずっとお答えいただいているわけで...全文を見る
○林紀子君 最後に、本当にこれは政策判断なんだというところをぜひとらえていただいて、その真摯にという言葉を私の方も真摯に受けとめますので、ぜひ前進をさせていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  午前に続きまして質問をさせていただきます。  まず、女性の検事任官の問題についてお聞きしたいと思います。  人事院に来ていただいておりますのでお聞きしますが、男女共同参画基本計画では、女性国家公務員の採用、登用、職域拡大及び能...全文を見る
○林紀子君 基本計画ではこれを民主主義の要請の課題であるというふうに位置づけているわけですね。ところが、分野ごとに見ると、まだまだ女性の採用、登用に本当に積極的に取り組んでいるのかと、こういうふうに思わざるを得ないようなところもあるわけです。検事任官もその一つだと思います。  ...全文を見る
○林紀子君 そういう時代はもう終わろうとしている、終わったんだという力強い御答弁がありましたけれども、先ほどお話のありました検察官任官における「女性枠」を考える会という方たちが要請を出したということなんですが、ここでちょっと資料を配付していただきたいと思います。
○林紀子君 この資料によりますと、昨年、司法修習生から検事任官に女性枠というものが事実上存在しているんだと、女性は任官希望者が多くても、一クラスに原則一名しか採用されていないという実態が指摘されました。今お配りしておりますのが彼らが手作業で収集したデータなんですけれども、特に四十...全文を見る
○林紀子君 それでは、今後、この数字を見ても確かにそうだなと思えるような数字があらわれないように、それでもって、やはりこういう枠というのはなくなったんだということを天下に知らせていただきたいと思うわけです。  そして、先ほどお話にありましたけれども、やはり今、国際的にも女性に対...全文を見る
○林紀子君 有能なということで、本当に女性の中にも有能な方はたくさんいるわけですから、しかし数は圧倒的に今少ないわけですから、積極的にふやしていく、そこのところをぜひお考えいただきたいというふうに思うわけです。  次の問題、質問させていただきます。  司法制度改革審議会は、中...全文を見る
○林紀子君 提訴を萎縮させるという、医療過誤について今お話しいたしましたけれども、これはあくまで試算ですけれども、例えば医療過誤の裁判を起こすとき、弁護士費用を仮に日弁連の報酬基準で試算をいたしますと、患者遺族が病院に一億円の損害賠償を求めた訴訟では、必要な費用は、印紙代の約四十...全文を見る
○林紀子君 バランスということをおっしゃったわけですけれども、この中間報告では、政策形成訴訟、そういうこともやはり訴訟を萎縮させるという部類に入るんじゃないかということも言っているわけですが、ではこの政策形成訴訟というのはどういう訴訟を指しているのかというのも非常に難しいわけです...全文を見る
○林紀子君 実例をいろいろ申し上げているわけですけれども、私は、もう一つ、行政訴訟の勝訴率というのがこれまた大変低いということもぜひ申し上げておかなくちゃいけないと思うんですね。国民が国や行政庁を相手に訴訟を起こす場合の勝訴率というのは、九九年、民事、行政、税務合わせてわずか四・...全文を見る
○林紀子君 それから、最高裁にもお聞きしたいんですけれども、大手企業の顧問弁護士などの集まりである経営法友会というところが司法制度改革審議会に意見を出しておりますけれども、この中でこういうふうに言っているわけなんですね。敗訴者負担制度は乱訴の歯どめとして有効であり、支持したいと。...全文を見る
○林紀子君 乱訴を経験するというのは、勝てる見込みがない裁判だということではないですよね。もう一度。
○林紀子君 勝敗見込みに関する検討が事前に慎重にこの敗訴者負担制度というのを導入したら行われるんだ、だから訴訟前の準備が充実するんだというようなことも言われているんですけれども、しかしこれは、ですから勝訴の見込みがなかったら乱訴だなどということではないというお答えもいただきました...全文を見る
○林紀子君 この敗訴者負担制度につきましては、私もその部分に関する議事録を見せていただきましたけれども、本当にあっという間に、ほとんど論議がないうちに、これは必要だろうみたいな話になっているんですね。今、大臣がおっしゃったように、本当にここのところを慎重に論議をするということでな...全文を見る
03月28日第151回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私も、三月二十四日に起こりました芸予地震について質問をいたします。  まず、亡くなられた方、また大きな被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  広島県では、けさ配付されました資料によりますと、住宅被害は、...全文を見る
○林紀子君 そして、広島県は今回、特に離島へのライフライン、海底の給水パイプが破れてしまいまして七つの島々で断水になるということになっておりましたけれども、広島県の被害の実態から判断して、国に災害救助法の適用を求めたときは、国が却下をするなどということはないわけですね。
○林紀子君 次に、がけ崩れの問題についてお伺いしたいのですが、呉市ではがけ崩れの報告というのが日を追ってふえております。三月二十六日には二百七十四カ所、二十七日には三百十八カ所、そして最新の数字は先ほど申し上げました三百三十七カ所、こういうことになっているわけです。  呉市とい...全文を見る
○林紀子君 今、自然がけは直すけれども、公のものは直すけれども個人のところはだめだというお話ですけれども、今広島県で、最新のあれではありませんけれども、自然がけの崩れている場所というのは四カ所なんですね。ところが、個人の宅地の石垣が築いてあって崩れた、ここは先ほど来申し上げており...全文を見る
○林紀子君 今お気の毒だというお話がありましたが、本当にお気の毒で、行政はそのままお気の毒だと放置はできない問題じゃないかというふうに思うんですね。  さらに実態を見てまいりました、それから呉から聞き取りをいたしました状況を申し上げますと、自分の家の土台が崩れて下の家に土砂が流...全文を見る
○林紀子君 それでは、大臣にお伺いしたいと思うんですけれども、今みたいな実態が本当にあるわけです。  確かに、私有財産ということはありますけれども、それは生活再建支援法の中でも大変いろいろ論議をされてそこまでたどり着いているわけですし、阪神大震災のときはこの擁壁、個人のがけにつ...全文を見る
○林紀子君 ぜひ、あらゆる知恵を集めてこれを救っていくということをしていただきたいと思います。  今のお話の中でやはり税金を使う、それは当然ですね。しかし、それは阪神大震災のときも生活再建支援法の論議の中でもあったと思いますけれども、まさに災害というのはいつ自分の身に降りかかっ...全文を見る
○林紀子君 税金を使うのにどこに税金を使うべきかということについては、いろいろ意見はありますね。特に政治的にはありますけれども、しかし一番困っているところ、一番弱い者にお金を使うということは今の政府だって本当に一致できて、ちゃんと考えるべきところなんだと思うわけです。  そして...全文を見る
○林紀子君 最後に、私たちは、その財源は税金からきちんと出すべきだ、この辺は平行線になるかもしれませんが、そう思って協力をしていきたいと思います。
03月29日第151回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、両法案に対し反対討論を行います。  我が党が反対する根本的理由は、バブル期に金融機関等が生み出した不良債権の処理を、民法や商法などの本来の諸原則を崩し、不良債権処理の実情に照らしても効果はほとんどないのに、まじめな債務者や株主の利益を損な...全文を見る
04月02日第151回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第5号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは、四人の皆様方から、お忙しい中来ていただきまして、有益なお話、本当にありがとうございました。  私も、三十年以上前になりますが、三人の子供を全部保育園でお世話になりながら子育てをしてやってまいりましたので、今お話を聞きな...全文を見る
○林紀子君 今、規制緩和というお話が出てまいりましたけれども、その規制緩和の中でいろいろな規制緩和があると思うんですけれども、やっぱり私が一番今心配しているのは、その規制緩和ということで株式会社へ委託をする。今までは、認可の保育所というのは市町村とか社会福祉法人というところが担っ...全文を見る
04月06日第151回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○林(紀)参議院議員 お答え申し上げます。  二十六条には「国及び地方公共団体は、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図るための活動を行う民間の団体に対し、必要な援助を行うよう努めるものとする。」と書いてあるわけでございます。それでは、ここで言う民間の団体に必要な援助を行う...全文を見る
○林(紀)参議院議員 現在、自治体などが独自の基準によりまして民間の団体に対して資金援助を行う例があるというふうに聞いております。そして、今後もこのような援助が継続されることが望ましいと考えております。
○林(紀)参議院議員 この附則三条といいますのは「検討」ということで設けているわけですけれども、この法律の施行後三年をめどとして、この法律の施行状況、実績などを勘案して検討が加えられる。先ほど来の御質問の中でも、今後この三年の見直しの中で考えてほしい、そういう御質問もございました...全文を見る
○林(紀)参議院議員 お答えいたします。  二十三条の趣旨ということですが、二十三条は、「配偶者からの暴力に係る被害者の保護、捜査、裁判等に職務上関係のある者は」、これを職務関係者と言うわけですが、「その職務を行うに当たり、被害者の心身の状況、その置かれている環境等を踏まえ、被...全文を見る
○林(紀)参議院議員 お答えいたします。  この加害者の更生というのは、真に配偶者からの暴力をなくしていくために本当に重要な問題だと思いますけれども、まだこれは始まったばかりというか、この法律が成立したところでスタートをするというようなことになると思います。これは、内閣府を中心...全文を見る
○林(紀)参議院議員 今名前を挙げていただきましたが、そのとおりでございます。配偶者暴力相談支援センターの職員だけではなくて、警察官、検察官、裁判官、弁護士、家庭裁判所の調停委員、公証人など、こういう人たちを想定しております。
○林(紀)参議院議員 ただいま御質問がありましたけれども、関係省庁が大変多岐にわたっておりますので、一義的には、この法律ができましたら、その省庁がそれぞれの持ち場にふさわしい形できちんと積極的に取り組んでいくということが必要だと思います。  しかし、私たちが今までこの法案をつく...全文を見る
05月14日第151回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第6号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子です。  女性の経済・社会的自立ということは、何よりも働く場で男女の平等がいかに達成されているかにかかっていると思います。時間の関係もありますので、私はきょうは女性の多様な働き方と雇用環境の整備という点を中心に発言したいと思います。  労働省の統...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  熊本地裁のハンセン病判決に控訴は行わないという政府の判断がきのう発表されました。熊本判決を聞いて、これでやっと普通の人間に戻れると喜んだのもつかの間、もし控訴されるようなことがあったら、元患者の皆さんは、自分の人生は再びやみに閉ざ...全文を見る
○林紀子君 確かに、この控訴をしなかったということそのものが、本当に多くの国民に対してひどい実態というのを謝らなければいけないというメッセージを発したというふうに思うわけです。  そこで、人権擁護局長にもおいでいただいておりますのでお聞きしたいというふうに思います。  この政...全文を見る
○林紀子君 そういう意味では、今申し上げました歴史の検証ということもあわせてお願いしたいというふうに思うわけですけれども、私がきのう、このことをお聞きしたいということで、一体人権啓発の予算というのはどのくらいあるのかということをお伺いしたんですが、もう夜も遅くて、なかなか幾ら幾ら...全文を見る
○林紀子君 今、局長がお答えくださいました二十五億円から二十六億円あるというのは、それは地方に対して委託という形で事業をしてもらっている、それも含めてなんじゃないかと思うんですね。そして、その地方の方に委託をする金額が二十四億円だというふうにお聞きいたしました。そうしましたら、一...全文を見る
○林紀子君 ぜひそれはお願いしたいと思いますし、人権回復のスケジュールというのもきちんと立てながら、きのうのきょうですから、こういうことが立てられましたということにはもちろんなりませんけれども、急いでそれをやっていただきたいということをお願いしたいと思います。  そして、再び大...全文を見る
○林紀子君 ぜひお願いしたいと思います。  そして、ちなみに申し上げますと、一九九七年、らい予防法が廃止された翌年なんですけれども、そのときちょうど厚生大臣は小泉さんだったんですね。そのとき、衆議院の予算委員会で我が党の委員が、ぜひ、今のように、らい予防法が廃止されたから小泉大...全文を見る
○林紀子君 それはぜひよろしくお願いいたします。  この控訴をしないというのを聞いた原告団の一人が、ハンセン病への偏見を是正するために国を挙げて啓発運動をしてほしい、私たちも小学校や中学校での講演活動などを始めており、差別を受けたことをどう世の中に知らせていくか今後も模索してい...全文を見る
○林紀子君 私も、通称使用ということでいろいろな方からいろいろなお話を聞きまして、それがなるべくスムーズにいくようにということで努力はしているんですが、先日、大学の先生から、私立大学で採用する、また大学院設置の際の教員の選任について印鑑証明が必要だということになったと。そのために...全文を見る
05月29日第151回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今の世の中は大変便利なカード社会になっておりますけれども、その一方でカードをめぐる犯罪もふえている。特に、偽造カードによる被害が急増しているわけですね。最近発表されましたカード犯罪総合対策検討委員会報告書でも偽造カードへの対応を急...全文を見る
○林紀子君 それに続きまして、「クレジットカードその他の代金又は料金の支払用のカードを構成するものを不正に作った者は、」というふうになっていると思いますが、この「作った」という、その作るという対象は何なのかということもお聞きしておきたいと思います。
○林紀子君 次に、百六十三条の三、所持罪についてお伺いしたいと思います。  これは法制審でもかなり論議をされた問題だと聞いておりますが、この所持罪、行為としては単純に持っているというだけになるわけですね。にせ札の場合などは持っていてもこれは処罰の対象にはならないということですね...全文を見る
○林紀子君 今、大量のカードを所持していた場合というふうにお答えくださいましたけれども、そうしますと、一枚というのは対象にはならないわけなんですか。
○林紀子君 先ほども引用いたしましたカード犯罪総合対策検討委員会報告書というのにはこういうことを言っているわけですね。「例えば、偽造カード所持罪が法制化されれば、偽造カードの使用前に加盟店内で不審な挙動が見られる場合、」、こういうようなことも「従来の法律では対応できなかった行為に...全文を見る
○林紀子君 今回の改正は、偽造カードをつくること、使うこと、渡すこと、そして持っていること、情報を得ることなどの準備も含めて、いずれも先ほどお聞きいたしました人の財産上の事務処理を誤らせる目的でと、この目的を持って実行する行為というのが処罰の対象になるんだと思います。  この目...全文を見る
○林紀子君 そういういろいろな証拠で立証するというのがあるけれども、やはりそれは本人が使う目的だったんだろうという自供というところにかなり大きくかかってくるんじゃないかと思うわけです。偽造とわかっていたんだろう、それを使う目的でつくったんだろうとかというような形で詰められて自白を...全文を見る
○林紀子君 それでは、この問題について大臣にもお伺いしたいんですが、例えば東京地裁八王子支部では、クレジットカードを不正使用したとされた事件というのを今まで扱って、不正なカードであると認識したことを客観的に裏づける情況証拠がないということで無罪になったという判例があるということな...全文を見る
○林紀子君 自白偏重ということで今までも冤罪をいろいろ生んでいるわけですので、自白偏重ということは絶対に許せないというふうに思うわけです。  以上の論点のほか、法制審では、所持罪、今お聞きしたわけですが、そのほかにも議論された点があると思いますので、簡潔で結構ですが、どういう問...全文を見る
○林紀子君 それでは、次にちょっと視点を変えまして、被害者の救済という観点からお聞きしたいと思います。  金融庁に来ていただいていると思いますけれども、不正使用された場合、被害の負担をだれがするのかというのは非常に大きい問題だと思うわけですね。クレジットカードについては、カード...全文を見る
○林紀子君 その約款といいますのも細かい字で書いてありまして、なかなかそれを全部読み通して、全部理解してというふうにはなっていないというのが状況だと思いますし、外国の例も見てほしいと思うわけです。  例えば、アメリカでは立法で、いわゆる五十ドルルールというのがあるということです...全文を見る
○林紀子君 暗証番号というのは、確かに誕生日やそれから電話番号などは使わないで注意しろということはかなり呼びかけられていますよね。しかし、暗証番号を設定してもそれを自分が忘れてしまってはどうにもならないということで、自分自身も覚えやすい、そういうものを設定しようとなると、どうして...全文を見る
○林紀子君 暗証番号の注意喚起、呼びかけというのはひとつ大事なことだと思いますが、金融庁としてはそれをもっと進めて、やはり先ほど御紹介いたしました五十ドルルールというようなものも日本でもぜひ適用していく、そのことをお考えいただきたいということを重ねて申し上げまして、終わります。
06月07日第151回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今回の法案によりまして、これまで法人格を取得できないで権利能力なき社団として活動せざるを得なかった非営利、非公益の団体が準則主義によって法人格が取れるようになりまして、これは一定の前進だと考えております。  それでは、具体的にど...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、それらの団体というのは、希望をすれば登記をすることで法人格が得られる、しかし希望しない場合は現在のままの状態で活動することができると、こういうことになるわけですね。
○林紀子君 現行の法人制度は、公益法人が民法三十四条で主務官庁の許認可とされておりまして、特定非営利活動促進法、NPO法では活動分野が十二と限定されていますよね。そこからいろいろな問題が起こってきているのではないかと思うわけです。  例えば、消費者保護という活動ですけれども、こ...全文を見る
○林紀子君 法人格を取得できて公益活動もできるということですけれども、これは衆議院の参考人が指摘していたことなんですけれども、例えば消費者運動に関心のある人たちが十人集まって、そして十人の内部の利益を超えてさらに消費者運動をやる、こういうことが確かにできるけれども、そうなると今度...全文を見る
○林紀子君 私が申し上げて、そしてきょう参考人がおっしゃったのも、非営利法人ということを大きく見渡してということだったわけです。ドイツの例なども引いてお話がありましたけれども、確かに今次々と、これでは足らないから足らないからというような形で継ぎ足してきて、百八つでしたか百八十でし...全文を見る
○林紀子君 やはり、天下りそれから許認可、補助金、この三点セットが大きく公益法人の不祥事にかかわっているというのは公益法人協会の理事長という当事者である方がおっしゃっているわけですので、本当にこれは重く受けとめていただかなくちゃいけないというふうに思うわけです。  二〇〇〇年の...全文を見る
○林紀子君 一法人というのはまさに激減をしたと思うんですけれども、しかし都道府県はまだまだ減ってはいないですよね。この辺はどうなっていますか。
○林紀子君 主務官庁の天下りの理事が三分の一以下という基準、こういう形で減らしていこうというのはわかるんですけれども、じゃ、それがどうして三分の一なのかというのはなかなかこれはまたわかりづらい話なんです。  岩波新書の「公益法人—隠された官の聖域—」という北沢栄さんというジャー...全文を見る
○林紀子君 こういうまさに脱法的と言われるようなやり方をやってまでこれにしがみついているというのが本当にあるのかどうか、それぞれ所管官庁あるわけですけれども、やはり総務省が先頭に立ってきちんと陣頭指揮をしていただきたいということもお願いしたいと思います。  そして、今引きました...全文を見る
○林紀子君 確かに、職業選択の自由はあると思うんですけれども、やはり官僚が天下りをするということは、官僚が各省それぞれかなりの裁量で公益法人の許認可をする、そうすると国から補助金が流れるような仕組みになる、そして天下りで癒着をさらに深めていく、こういうサイクルになると思うわけです...全文を見る
○林紀子君 確かに、私も公益法人というのが全部とんでもないところばかりだというふうには思いませんけれども、立派なお仕事をしているところも確かにあると思いますけれども、しかし国民の目から見たらやはり天下りでお金をたくさんもらってと、そういうようなところが国民から信頼を得られないこと...全文を見る
06月12日第151回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、債権管理回収業に関する特別措置法改正案に対し、反対の討論を行います。  本法は、一九九八年の金融国会で、金融再生トータルプラン関連六法案の一つとして提出されたものでありますが、金融機関が不良債権の回収・処理をみずから行わず、サービサーに委...全文を見る
06月21日第151回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、金庫株を解禁する商法等改正案及び関連整備法案に対し、反対討論を行います。  金庫株を解禁する今回の商法等改正は、政府の緊急経済対策の一つとして、財界の長年の要望に基づく持ち合い株式解消の受け皿や株価対策に活用できるとの理由で、資本充実や債...全文を見る
06月26日第151回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  昨年の犯罪被害者保護法によりまして、犯罪被害者に対し、刑事公判記録の閲覧、謄写が認められました。それまでは、大切な人を失ったり自分自身が重大な障害を負っていても刑事裁判の蚊帳の外に置かれていた被害者にとりましては、これは一つの前進...全文を見る
○林紀子君 これからも拡大していく方向だというふうに理解をさせていただいてよろしいのでしょうか。
○林紀子君 通知には、「供述調書等については、供述人が死亡するなどして代替性がないと認められる場合を除き、閲覧又は謄写を認めるべきではない。」というふうにありますけれども、現状では不起訴記録のうち実況見分調書などは開示されておりますけれども、供述調書などはほとんど出されていないと...全文を見る
○林紀子君 慎重にということは確かにあると思いますけれども、しかしそれは個々の場合に一つ一つ見ていっていただきたいということも思うわけです。一般にプライバシーの侵害や捜査の支障になるということでそれはだめということにしないでほしいという思いを持っております。犯罪被害者の側に立った...全文を見る
○林紀子君 ですから、私は全面的に直ちに開示をしろというふうに言っているわけではなくて、それぞれの個別の事案に即して、それはきちんと丁寧に考えながら、しかしどうしてもこれが代替性もないし、これがないと本当に自分の方が訴えをするか民事訴訟を起こすかどうかということにも踏み切れないし...全文を見る
○林紀子君 先ほど、せっかく今回の「被害者等に対する不起訴記録の開示について」という通知を出していただいて、それが一つ適用されることによって救われる部分もあるわけですから、一般原則はこうですということでぜひ切り捨てるということのないようにお願いをしたいと思いますし、京都の日野小学...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、影響はないんだ、変わらないんだというお話なんですけれども、これは衆議院でも例を引いて御質問いたしましたけれども、昭和六十二年七月十七日に東京高等裁判所が刑事事件の不起訴記録に提出命令を出しておりますけれども、これは現行の民訴法のどの規定で出されたのか。そ...全文を見る
○林紀子君 そこのところが御説明を受けてもなかなかわかりづらいところなんですけれども、今までこれを、提出命令を出されたものはもう門前で初めから刑事記録だということで排除されるというものじゃないというふうに今お聞きをいたしました。  しかし、この六十二年七月十七日に出た東京高裁の...全文を見る
○林紀子君 民事訴訟においてどの文書を開示しまたは開示しないのかということは、やはり最終的には裁判官に判断をゆだねるべき問題だというふうに思うわけです。公文書についても提出を一般義務化するという観点で今度の新しい民訴法というのは出されたものだと思いますけれども、一号から三号は影響...全文を見る
○林紀子君 両方が整合性があるということで根拠になるというお話ですけれども、しかしどうしてもそれを同じに考えることはできないというふうに思うわけです。  情報公開法というのは、一般国民の立場で情報を請求する、広く国民に開かれている問題だと思います。しかし、民事訴訟法の文書提出命...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、日本共産党及び社会民主党・護憲連合提出の修正案に賛成し、内閣提出、民事訴訟法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本改正法案は、五年前の民訴法全面改正の審議において、公文書の文書提出命令が不当に制限されているとして、与党提案に...全文を見る
10月30日第153回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今、大変深刻な不況が続く中で、私立学校に通う高校生の中には、親が突然のリストラに遭ったり会社が倒産するなどして授業料が払えず、泣く泣く退学せざるを得ないという状況が広がっています。文部科学省の調査でも、昨年度、私立高校の生徒で経済...全文を見る
○林紀子君 お聞きしましたら、残念ですけれどもまだまだこの制度が十分活用されていないという状況だと思います。  全国私立学校教職員組合連合、全国私教連と略しておりますが、この最新の調査では、三カ月以上授業料を滞納している生徒は二千二百七十六人、これは全私学の高校の一割強を調査し...全文を見る
○林紀子君 本当にこういう制度で助かったという人が本当にふえるようにぜひ周知徹底していただきたいと思います。  そして、大臣に決意も込めてお伺いしたいと思うんですけれども、これから小泉内閣の痛みを伴う構造改革というのが進められる中で、さらに不況は深刻になるんじゃないかと思うわけ...全文を見る
○林紀子君 それでは次に、私も、障害児教育のお話が今まで出ましたけれども、その点につきまして、特に私は重度の、家庭訪問でなければ教育を受けられない子供についての問題をお聞きしたいと思います。  訪問教育というのは、この間、高等部も昨年度から本格的に実施されるなどと発展してきまし...全文を見る
○林紀子君 十九県とおっしゃいましたが、私の方で聞いたところによりますと二十五県ということになっておりまして、文部科学省がとらえているところと違っているのかなと思いますが、それはちょっと時間の関係がありますのでまた後ほどお伺いいたしますが、ぜひ、ある県に住んでいる既卒者は教育は受...全文を見る
○林紀子君 時間がなくなりましたので、要望ということにしておきたいんですけれども、ぜひ、その校長先生たちのアンケートを見ましても、今三人に一人の先生ということではやはり回数は限られてしまう、二人に一人の基準にしてほしい。そして、親御さんからはもちろんその声は大変大きいわけですので...全文を見る
11月05日第153回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第1号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  この共生社会調査会は三年前にスタートいたしました。そしてこの三年間は男女の共生について調査を行い、その一年ごとのテーマ、今まで他の委員からお話もありましたけれども、女性に対する暴力、二年目は女性の政策決定過程への参画、そして三年目...全文を見る
11月20日第153回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、まず最初に大臣にお伺いしたいのですが、教育の分野における同和事業の問題ですが、今年度末で地対財特法が失効いたします。これで来年度からは同和事業を続ける法的な根拠はすべてなくなるということになるわけですが、国も地方もこれまでの...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、今のお話では、同和加配というのは名前だけは変わったと。しかし、今まで同和加配を受けていた小中学校がそのままその先生を引き継ぐと、個人でなくてももちろんあれですけれども、加配というところは、今まで同和加配があった学校が名前だけ変わってそのまま引き継ぐという...全文を見る
○林紀子君 それはよくわかりました。  それでは、奨学金の問題ですけれども、奨学金も、いわゆる高校生への同和奨学金事業というのがあったと思います。  そうしますと、これも同和の地域の子供たちに限ったものではなくて、すべての高校生を対象にするということになると思いますけれども、...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、今、お話の中で、経済的理由ということをかんがみというお話ありましたので、育英会の奨学金といいますと、成績要件というのがありまして、かなり高くて、だれでも受けられるということにはならないわけですが、そうしましたら、特に高校生の場合というのは、経済的理由とい...全文を見る
○林紀子君 そうしましたら、同和の事業につきましては、加配の問題も奨学金の問題につきましてもよくわかりました。  大臣には先ほどお答えいただけなかったんですけれども、こういうふうに細かくお聞きいたしましたら、これはもう同和の事業ではなくて一般事業にということだというのがはっきり...全文を見る
○林紀子君 ぜひお願いしたいと思います。  そしてもう一つ、奨学金の問題なんですが、これは日本育英会で行っている奨学金。  毎年、希望する学生に予約採用という形で採用の内定を通知している、大体十月ごろにはその内定の通知というのは行われるということなんですが、ことしはその通知が...全文を見る
○林紀子君 年内といいますと、もう今十一月の後半ですから、あと一カ月ぐらいなんですけれども、今御紹介しましたように願書の提出との関係がやっぱりあるわけです。  ですから、本当にできるだけ早く出していただきたいということと、確かに財務省との兼ね合いといいますか、交渉とかいうのもあ...全文を見る
○林紀子君 だんだん支援というのが広がっているというお話は聞いているんですけれども、聴覚障害者にとって手話とかノートテークというのがどれだけ学習にとって不可欠なものかというのを私もある方の例として知ったんですけれども、Aさんとここでは書いてあるんですが、小中高校生のときは健常者と...全文を見る
○林紀子君 それから、ノートテーカーか手話通訳か、またパソコンを利用するのか、そういうことも含めて本人の希望に沿った援助をしてほしいという声も強いわけです。  私学についてはなかなか大変だと思いますけれども、私学には申請によって文部科学省から補助金が渡され、それから何人聴覚障害...全文を見る
○林紀子君 何とか障害者というところに特化したもの、手話もできると、そういう特化したものを望んでいらっしゃるので、それは大いにこれから考えていただきたいと。  それから最後に、通信制の大学ですけれども、聴覚障害の方たちには通信制の大学というのは使いやすいわけですね。だから、そう...全文を見る
○林紀子君 あと一つ最後に、申しわけないんですが、実は最後に大学の非常勤講師の問題についてお伺いしようと思いましたら、私の持ち時間がいっぱいになってしまいましたけれども、大学の非常勤講師というのは大変な低賃金で、しかもなかなか社会保障も何にもないというところで、しかももしかしたら...全文を見る
11月21日第153回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今までいろいろな皆さんが質問をいたしまして、私が質問をしたいと思っていたところと大分重なっておりますので、私も通告をしていないけれども、今御説明を聞きながらここはお聞きしたいと思う点もありましたので、ちょっと外れるところもあるかも...全文を見る
○林紀子君 私もNGOが行っております子ども一一〇番とかチャイルドラインとかいう方たちのお話を聞いたんですけれども、そのカードを配ることそのものが大変努力をしながらやっているというお話を聞きました。行政側はそういう意味では、なかなか大変ではあっても配るルートというのがもっと広範囲...全文を見る
○林紀子君 先ほど来、人権擁護委員というのがなかなか見えないという話はありましたけれども、この電話ということでは、子ども一一〇番では子供たちが頼りにしながら電話をかけているという姿があるんじゃないかと思うわけですね。その中で、虐待ということでかけてきて、そしてこの一一〇番をかけた...全文を見る
○林紀子君 そして、人権擁護委員会そのものがニーズに応じたような改組もしていくというお話が先ほど副大臣からもありましたので、この児童虐待の問題も含めまして、ぜひ改組のときにはきちんと位置づけていただきたいということもお願いしたいと思います。  それから、もう一点お聞きしたいんで...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。  次に、最高裁の方にお聞きしたいのですが、今まで児童福祉法の二十八条に関する事件についてのお話がありました。大体この審判が下されるまでに二カ月ぐらいだというお話を今伺いましたが、これは特別な例かもしれないんですけれども、私がじかに聞いた話で...全文を見る
○林紀子君 ケース・バイ・ケースということは確かにそうだと思うんですけれども、体制としまして、先ほど図を示していただきましたが、家裁調査官の調査ということで、この家裁調査官というのがかなり重要な役割を果たすんじゃないかというふうに思うわけです。  家裁調査官というのは成年後見制...全文を見る
○林紀子君 最後に警察庁にお聞きしたいんですけれども、「児童虐待の防止等に関する法律を踏まえた児童虐待への適切な対応について」という文書、ホームページに出ているということでこれを見つけまして拝見いたしました。これに沿って先ほど御説明いただけたんじゃないかというふうに思うわけです。...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。
11月27日第153回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  きょうは四人の参考人の方々から、たった十五分という大変短い時間だったんですけれども、それぞれの立場から大変中身の濃いお話を聞かせていただきまして、心からお礼を申し上げます。  まず私は、村山参考人にお伺いしたいのですけれども、今...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。  次に、藤田参考人にお聞きしたいのですが、先ほど日本の教育というのは、少年の検挙人員の比率などを見ながら、欧米ではそういう意味では評価をされているんだというお話で、日本の教育のどこをどう変えるのかが大切だというお話を伺いまして、学習の中での...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。  次に、藤原参考人にお伺いしたいのですが、「基礎的な知識=学力」、「正解の伝授」と「失敗と試行錯誤」と、表というか図を書いてくださいまして、先ほどの、ハンバーガー店はどこがいいかというのを私もちょっとめくらめっぽうに位置を書きましたけれども...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。  次に、下谷参考人にお聞きいたしますけれども、日本の産業を支えているのは中小企業だというお話で、本当にそうだと私も日ごろから感じているわけですけれども、その中で、今度の新しい学習指導要領ですね、三割時間が理科、数学も含めて減らされてしまうと...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。  終わります。
12月03日第153回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号
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○林紀子君 引き続きまして、今のことと関連してなんですけれども、児童相談所で被害児童の対処と、それから今の、家庭に引き戻すというか引き取りということで親の方の対処、その両方を一緒にするのが、これは人数の関係もあるのかもしれませんが、大変難しいというお話を児童相談所の方から直接伺っ...全文を見る
○林紀子君 今のことについて私もお聞きしようと思っていたんですけれども、処罰の中で治療的アプローチということは児童虐待だけではなくて、この共生社会調査会の前段でDV法をみんなで検討したときにも、やはり加害夫に対して治療的アプローチをするような処罰が必要ではないかという意見が出たん...全文を見る
○林紀子君 谷村参考人にお伺いしたいんですけれども、今までのいろいろお話を伺っていましても、本当に虐待が発生しない前にというのがいかに必要なものかということで、随分長い間研究をなさって児童虐待リスクマーカーという、こういうところに手を差し伸べたら随分虐待が発生する前に防止できるん...全文を見る
12月04日第153回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  読書というものが人間の精神活動にとって非常に大切なものだ、今、大臣からもお話がありましたけれども、私たちもその精神活動にとって大変大切なものだということは全く異論がありませんし、全くそのとおりだというふうに思うわけです。  しか...全文を見る
○林紀子君 今、提案者の方から、条件整備をいかに進めるかというお話がありました。私は、その点については本当にそのとおりだというふうに思うわけですね。  全国学校図書館協議会と毎日新聞社がもう四十六年間も続けてきた読書調査というものによると、昨年の五月一カ月間の読書冊数というのが...全文を見る
○林紀子君 今、いろいろ原因についてお話しいただきました。読書離れが進んでいるというのは、原因は一つではないと思うわけですけれども、しかし一番重要な点というのは、子供がどれだけ本が読める環境、その環境が整備されているかどうかと、先ほどお答えのありました条件整備というところがまさに...全文を見る
○林紀子君 知恵も出すことは重要だと思いますけれども、金を出すということが一番重要なんじゃないかというふうに思うわけなんですね。実際に公立図書館をつくりたいということで運動を進めている自治体にお話を聞きますと、町の財政ではとっても無理だと言うわけですね。二十億円ぐらいはどうしても...全文を見る
○林紀子君 今、文部科学省のお話を聞きますと、補助金の復活は難しい、地方に任せておりますということで、設備などについては補助があるということですけれども、その本体の図書館をつくるのはもうお任せですよと。地方債を発行ということですと、それはやっぱり借金になるわけですね。借金に対して...全文を見る
○林紀子君 三百人の村という極端な例をお出しになりましたが、私は今五万人の町に住んでおりますが、私の町にも図書館がまだないわけですね。  それで、図書館とそれからそれに付随する司書、専門家である、専門知識を持った司書、この司書がいる図書館というのも今二割しかないということなんで...全文を見る
○林紀子君 次に、学校図書館の問題をお聞きしたいと思います。  学校図書館でも、先ほど同僚委員からも質問がありましたけれども、人の配置、これが非常に大きいと思うんですね。きのうの読売新聞にちょうど、「学校に専従司書配置を」ということで、いろいろ運動をなさっている方たちの紹介があ...全文を見る
○林紀子君 今、司書教諭というお話がありましたし、事務職員の複数配置というお話がありましたけれども、これはいずれも兼任なんですね。私は、先ほどお願いしたのは専任の司書、それがぜひ必要だということでお願いしましたので、文科省としましては平成十五年までに司書教諭というのを十二学級以上...全文を見る