林紀子
はやしとしこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月13日 | 第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第1号 議事録を見る | ○林紀子君 三人の参考人の皆様方、ありがとうございます。 まず、宮本参考人にお伺いしたいのですが、事前に宮本参考人の論文を見せていただきましたが、その中で、「子ども虐待とその対応」というのを見せていただいたんですが、その中で、子どもの安全の確保の初期対応ということで、一番大事...全文を見る |
03月14日 | 第154回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私は、日本の大学の異常な高学費とそれから奨学金の問題について質問いたします。 まず、内閣府にお聞きしたいんですが、この十年間の家計の消費支出そして可処分所得の推移というのはどうなっておりますでしょうか。 |
○林紀子君 そうしますと、国民の家計というのは十年前の水準以下になっているということだと思うわけですね。 文部科学大臣にお聞きいたしますが、国立大学の二〇〇三年度からの授業料と初年度納付金、幾らになりますでしょうか。 | ||
○林紀子君 これは二〇〇三年度の納付金ですか、二〇〇三年度からの。 | ||
○林紀子君 そうしますと、今検討しているこの予算案、十五年度から幾らになるんですか。 | ||
○林紀子君 初年度納付金も言ってください。 | ||
○林紀子君 ですから、十五年度からはもう五十万円を授業料は突破するということになるわけですよね。 内閣府にお聞きしたいんですけれども、公共料金を一九七〇年から二〇〇〇年までの三十年間比較いたしますと、大幅に値上げされているものに、例えばバス代が七・一倍、郵便料金が六・七倍、私...全文を見る | ||
○林紀子君 四十倍もの値上げになるわけですよね。こんなすさまじい公共料金の値上げというのはほかにないんじゃないかと思うわけですね。授業料と入学金を合わせた国立大学の初年度納付金、消費者物価と比べたグラフをお渡しいたしました、皆さんの手元にお配りいたしましたけれども、それも五十・二...全文を見る | ||
○林紀子君 私学の場合は、学費、初年度納付金とも国立大学の一・五倍以上ということになっているわけですから、更に大変な負担になるわけです。 これまでの御答弁で示されたとおり、家計の方は十年前の水準以下に落ち込んでいる。その中で学費はどんどん上がっている。三十年前と比べてももうウ...全文を見る | ||
○林紀子君 財務大臣にもお願いしたんですけれども。 | ||
○林紀子君 今、財務大臣、学問水準が上がって先生増えたから高くなるのは仕方ない、それが米百俵の精神なんですか。そうは思えないですね。水準が高くなるのは当たり前じゃないですか。そして、それは、日本では本当に世界の水準に追い付くようなことでやろうと言っているときに、それで先生が増えた...全文を見る | ||
○林紀子君 プラスとマイナス一緒にしちゃったという話だと思うんですけれども、今明らかになったのは無利子の奨学金が一万六千人も減ってしまったということ、これは明らかだと思うんですね。 そして、それではお伺いいたしますけれども、一九八四年、奨学金に有利子制度が初めて導入されたとき...全文を見る | ||
○林紀子君 確かに、量を増やすということは必要なことなんですけれども、それでも、無利子が根幹だと言いながら有利子をどんどんどんどん増やしてきているわけですね。(「無利子を減らして」と呼ぶ者あり)無利子を減らして有利子を増やしてきているわけですね。 で、有利子奨学金だと、大学卒...全文を見る | ||
○林紀子君 今、博士課程のお話ありましたけれども、それは博士課程の四年間だけで、大学から借りておりましたら全部で千三百五十二万円になるということだと思うんですね。 これは、今言ったように〇・七%で計算しているわけですけれども、この日本育英会が出しておりますパンフレット、最高利...全文を見る | ||
○林紀子君 目玉にすると言っていたんですからね。 世界は給付制が奨学金の流れなわけですよ。ですから、そういうことは是非、選挙の前の国会で答弁をしただけでおしまいにしないで、ちゃんとやるべきだと思うわけです。 で、無利子奨学金の削減をやめるには百二十三億円、授業料値上げをや...全文を見る | ||
03月19日 | 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、遠山大臣に二点お聞きしたいと思います。 昨年の法改正で、四十人という国の基準を下回る学級編制が都道府県の判断でできることになりました。三月三日の毎日新聞によりますと、今年度七府県が実施し、来年度は今年度の三倍近くの十九道...全文を見る |
○林紀子君 十四年度はこれからということですけれども、十三年度の数を見る限りでは、マスコミが調査したものよりも上回っているということですね。学級編制基準の弾力化から二年目でこの少人数学級が全国およそ三分の一の県に広がった、大変なスピードだと思うわけですが、子供たちに目が行き届きや...全文を見る | ||
○林紀子君 これだけの勢いで広がっているということは、文部科学省も予想をしていたのかいないのかは分かりませんけれども、確かに大変な動きだと思うわけですね。そして、国に三十人学級の実現を求める自治体の意見書採択というのは、もう全自治体の過半数になっているわけですね。ですから、是非と...全文を見る | ||
○林紀子君 同じように、この表で肢体不自由についてなんですけれども、これまでの基準では上肢、下肢の障害というふうに規定されておりましたのに、今回作られるであろう基準というのは、歩行の不可能、困難、こういう言葉になっておりますので、これで考えますと、やはり下肢が不自由な子だけに限定...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、上肢、下肢ということが分かるような文言をこの基準の中に入れるということになりますか。 | ||
○林紀子君 「等」ということで「歩行等」の「等」で読めということはあるんですけれども、歩行という具体的な言葉が出ていますので、「等」と言って上肢までというのはなかなか難しいと思いますので、具体的な事例を並べて言うことは本当は必要はなくて、上肢、下肢という形ではっきりさせていただく...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、必ずしも盲・聾・養護学校への就学だけではなくて、それ以外の障害を持った子供さんの場合も専門家の意見を聴く、つまり、就学指導委員会ということになるのかなと思うんですが、そういう道があるということですね。 それから次に、例えば「二十一世紀の特殊教育の在り...全文を見る | ||
○林紀子君 先ほど、重度化が進んでいるというのは言葉遣いとしておかしいんじゃないかという話もありましたけれども、私は、その障害の重度・重複ということでいつでもセットで使われているということは今のお話ありましたけれども、重度になると限りなく重複の障害ということになっていくのかなとい...全文を見る | ||
○林紀子君 私もまだお聞きしたいところがたくさん残ってしまったんですが、時間がありますので、最後に遠山大臣にお聞きしたいんですが、文部行政というのは、障害を持った子供すべてに適切な教育が漏れなく行われるような、そういう基準を作っていくというのが一つの大きな仕事だと思っているわけで...全文を見る | ||
04月02日 | 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第5号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私はまず大学の非常勤講師の問題から質問をしたいと思います。 今、文部科学省は大学全体で何人の非常勤講師がいるのか。そのうち、非常勤講師の仕事のみをしている人、例えば社会人であるとか、本務があって非常勤講師をしているという方は除...全文を見る |
○林紀子君 先日、私も同席をいたしまして、文部科学省には非常勤講師の組合の皆さんから要請を聞いていただく機会というのを持ちました。ですから、その苦労の一端、状況の一端はそこでもお分かりになったかと思うんですけれども、私はそこで一緒にお話を聞いていて大変驚いたんですね。 といい...全文を見る | ||
○林紀子君 必要に応じて調査をしてくださるということですけれども、今みたいな状況を聞いてくださいましたら、やっぱりそれは今必要なんではないでしょうか。本当にこういう、先生の空洞化と言ってしまっていいのかどうか分かりませんけれども、本当に一生懸命自分たちは大学のそれぞれの先生、助教...全文を見る | ||
○林紀子君 独立行政法人になったら何だかもっと良くなるようなお話ですけれども、私はそれは逆なんじゃないかというふうに思うわけですね。 今でも病床の稼働率を上げろ、上げろということで、大変な状況になっているわけですね。私は、看護婦さんに聞きましたら、病棟でベッドが空いていたらそ...全文を見る | ||
○林紀子君 今お話いろいろありましたけれども、この「検討の方向」、最初のときには、今、局長がおっしゃった自主的、自律的な教育研究を可能とするために国家公務員とすることが必要なんだという方向を打ち出したわけですね。大学の関係者に不安感を与えるからとおっしゃいましたけれども、じゃ、不...全文を見る | ||
○林紀子君 学長の裁量で学問の自由が保たれるというのを信じているという言葉ですけれども、信じているということじゃなくて、やっぱりそういう法律できちんと担保されているわけですから、それをなくす必要はないと思うわけですね。 工藤局長もさきの雑誌のインタビューの中でこういうふうにお...全文を見る | ||
○林紀子君 メリット、デメリット、長い間掛けて検討したということなんですけれども、中間報告の段階ではまだ三つが併記されておりましてどれにするかということになったわけで、この非公務員型というのは、その後、急遽非公務員型ということになったんじゃないかと思うんです。そして、非公務員型を...全文を見る | ||
04月03日 | 第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○林紀子君 林紀子でございます。今日は三人の参考人の方々、ありがとうございます。 何度も質問ができないので、申し訳ありませんが、三人の参考人にそれぞれ、かなり中身がばらばらで申し訳ないんですが、伺いたいと思うんですが。 まず、徳永参考人にお伺いしたいのですが、先ほど機関の...全文を見る |
04月10日 | 第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日は各省庁の方皆さんに来ていただいておりますけれども、私は時間の関係で厚生労働省への質問に絞ってお聞きしたいと思います。 まず、児童虐待防止のネットワークについてですが、先ほど岩田局長もこの虐待防止の関係者のネットワークとい...全文を見る |
○林紀子君 今まで参考人からいろお話を聞きましたが、その中で何人もの方からこのネットワークの重要性というのはお話がありました。積極的にこのネットワークづくり、各県で広げていくべきだと思うんですが、その辺はどのようにお考えになっておりますでしょうか。 | ||
○林紀子君 そのためにもネットワークの中心になるのはやはり児童相談所ではないかと思うわけですね。その児童相談所というのをもっと増やしていくということが必要じゃないかなというふうに思うわけです。 虐待により保育園児が死亡したという東京都の町田市ですけれども、市議会ではその反省を...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、その五十万というのは必ずしも壁になってしまうというものではないというふうに受け取りましたけれども、必要性に応じて作らなければいけないというところがあると思いますが、しかし児童相談所がないと、つないでいくと言いましても、この町田市でも今までは八王子の児童相...全文を見る | ||
○林紀子君 百七十万人という数字でお答えいただいたんですけれども、それを人口何人に対して一人というふうに計算をし直すと、八万一千人に一人というふうにお伺いしましたが、これでよろしいわけですね。 | ||
○林紀子君 ここでもまた一つ壁があるわけですが、児童福祉法施行令では、児童福祉司は人口おおむね十万から十三万人に一人が基準になっているということなんですね。しかし、今お答えいただきましたように、既に人口八万一千人に一人の割合で交付税措置は行われている。また、先ほど例に出ました青森...全文を見る | ||
○林紀子君 これ以上どんどん虐待が増えてということにはなってほしくないと本当に思うわけですけれども、そのためにも、やっぱり今児童相談所というのは、それを防止をしていく、予防も含めて、ネットワークというのを作るその中心になるわけですから、やはり児童福祉司というのはその中核として増や...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 | ||
04月25日 | 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第8号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私も国立大学の法人化の問題についてお伺いしたいと思いますが、その前にまず、これは国会でも何度も問題になっておりますけれども、酒田短期大学の問題についてちょっとお伺いしたいと思います。 まず、この問題の現状がどういうふうになって...全文を見る |
○林紀子君 ここは六月に閉鎖をするのではないかという話が現地で大分行われているということなんですが、この辺はいかがでしょうか。 | ||
○林紀子君 今までのお話とか新聞なども見ますと、定員をはるかに上回る留学生を受け入れたり、ろくな教育もしていない、そして多額の借金、不明朗な使途というようなことで、今回の問題というのは、一番は理事者側にあるというふうに思うわけですけれども、同時に、これは私学であって助成金も受けて...全文を見る | ||
○林紀子君 学生の転学というのにはいろいろ力を尽くしていらっしゃるということですけれども、教職員の問題ですね、退職しても退職金が支払われていないという人もいるようですし、退職していない人も給与が今どうなっているのかというのも分からないんですが、その辺はどう対処しようとしているので...全文を見る | ||
○林紀子君 この酒田短大の問題は、個別の要素というのもかなりあるんじゃないかとは思いますけれども、全国的にも私学というのはなかなか経営難というところがあると思いますので、こういうふうにもうぎりぎりまで行っちゃって、どうにもならなくなって初めてどうしようかということではなくて、先ほ...全文を見る | ||
○林紀子君 今いろいろ言ってくださいましたけれども、尊重とか配慮とか、こういうふうに言うんですと、大学の意向というのは一〇〇%受け入れられるのか。 例えば、中期目標、中期計画を作るに当たって、自由な発想から生まれる創造的な研究とか、それから人文・社会科学を始めとして、産業技術...全文を見る | ||
○林紀子君 それは今までも、国、国立大学という形で予算配分するときにも、一つの学校だけに巨大な何かものを作りたいとかそういうことが、はい、いいですよというふうにはなっていなかったというふうには思うわけですね。ですから、そういうことでは、今まで国立大学であって自分たちで自主的に目標...全文を見る | ||
○林紀子君 私も、ですから、その目標と計画というものについてどういうものなのかというのを是非知りたいと思ってこの調査検討会議に出された資料というのを見せていただいたんですが、揚げ足を別に取るわけではないんですが、この百七十四ページのところに、ここはずっと随分分厚く中期目標、中期計...全文を見る | ||
○林紀子君 これは、ですから、そういうただし書が確かにしてあって、ワーキンググループの皆さんがいろいろこういうものを出されたというものだということは書いてありますけれども、しかし、この本文の方には、報告の方には、「文部科学省や国立大学協会等は、中期目標・中期計画の形式及び内容につ...全文を見る | ||
○林紀子君 今のお話を聞いたら何だかかえって分からなくなったんですけれども、主務大臣がこういうことをやってほしいと大学側に言うんですか。そして、法人の長は、それじゃ、こういうことをやりましょう、それに沿った計画はこうですと、こういうことになるんですか。 そうしますと、先ほど遠...全文を見る | ||
○林紀子君 大分何か話が百八十度違うんじゃないかと思ったものですからお聞きいたしましたが。 それでは、その次に、これを評価するということになるわけですよね。評価というのはどういうふうに行われるんでしょうか。 | ||
○林紀子君 そうしますと、法人化にもしなりますと、大学評価・学位授与機構に始まって、国立大学評価委員会の評価も受けると。そして、その評価の結果が、先ほど来お話にありましたけれども、運営費交付金というんですか、予算に反映されると、こういう形になるわけですね。 | ||
○林紀子君 さきに御紹介しました国立大学協会の総会では、独法化で、中期目標、業績の数値化、評価結果の予算への反映、こういうサイクルに組み込まれて規制強化になると。学問の自由、大学の自主性を失うという、そういう懸念が学長さんから出されたという報道もあるわけですね。競争原理を知的生産...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、ここはもう独立行政法人通則法の外には絶対出られないと、そういうスキームになっているわけですね。 今お話にもありましたけれども、この総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会というのは、事務事業の改廃を勧告することができるということになっているわけですね。そ...全文を見る | ||
○林紀子君 確かに、先行して独立行政法人になったところは、五年ごとですかね、ですからまだ五年たっていないので、実際にここがどういう仕事をしてどういう勧告をするのかというのは実例は出ていないわけですよね。ですから、そうなんですけれども、しかし、その制度の設計ということは、考え難いと...全文を見る | ||
05月08日 | 第154回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第5号 議事録を見る | ○林紀子君 共産党の林紀子です。 今、発生予防対策ということで会長の方からお話がありましたが、私が申し上げたいのは、この発生予防対策にも、それから早期の対応策にも保護やケアについても、全部にかかわる問題だと思いますので最初に発言をさせていただきたいと思います。 それは、参...全文を見る |
○林紀子君 私は、今の吉川議員の発言では、やはりこの一年間掛けて皆さんいろいろ参考人などからお話を聞いて大分煮詰まっているわけですから、法律を改正するのはどうしたらいいかというところももうちょっと、プロジェクトチームを作るのかどうか、その辺は御相談いただいたらいいと思うんですけれ...全文を見る | ||
05月20日 | 第154回国会 参議院 本会議 第25号 議事録を見る | ○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、教育職員免許法の一部を改正する法律案について、文部科学大臣に質問いたします。 すべての子供たちに基礎的な学力を保障することは、国民の願いであり、憲法と教育基本法が要請している教育の基本任務です。学習内容を子供の発達段階に即して系統的なも...全文を見る |
05月23日 | 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第10号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、大臣にお伺いしたいのですが、今回の免許法改正案は、習熟度に応じた少人数指導への対応と、こういうことを考えているのが一つのポイントなのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 |
○林紀子君 そうしますと、習熟度に応じた少人数指導というのと直接は連動しないというふうにおっしゃったと思うんですけれども、二月に発表されました中教審答申では、「本年度から実施されている教職員定数改善計画により習熟度に応じた少人数指導を支援しているが、こうした場面での専門性の高い教...全文を見る | ||
○林紀子君 私も、すべての子供たちにきちんと学力を付けるということは物すごく大事なことだというふうに思うわけですね。現在も先生たちは現場でそのためにいろいろな工夫をして、努力をしているわけですよね。 だけれども、今、大臣のおっしゃったのは、それが習熟度別授業だという、その一つ...全文を見る | ||
○林紀子君 改めて御答弁いただきまして分かりました。習熟度別授業というのが、一律に押し付けるものではない、いろいろな工夫を、それこそ現場の先生たちがやっているようなところを励ましていくということだというふうに受け取りました。 それでは次に、少人数指導のための加配に関連してお聞...全文を見る | ||
○林紀子君 済みません。今というふうにお聞きしたので厳密にお答えくださったんだと思うんですけれども、直近の平成十年度の学校教員統計調査報告書というものを見ますと、二十一・七時間というふうに今私も拝見いたしましたが、局長のお話では今は二十二時間ぐらいになるだろうということですね。そ...全文を見る | ||
○林紀子君 増やさなければいけないということにはなっていないということなんですけれども、今お示しをいたしましたこの埼玉県の例では、既に現実に二時間増えているわけですね。そして、少人数加配の先生が来て、ここではTTという形でやっているということだと思うんです。 しかし、先生たち...全文を見る | ||
○林紀子君 説明をしたとおっしゃいますけれども、それはきちんと文書で出してくださったんですか。 | ||
○林紀子君 何だか資料などと大変ややこしくしているわけですが、それをきちんと出していただくのが一番いいんじゃないかと思うんですね。 といいますのは、昨年度に比べて持ち時間を増やすものじゃないというふうに口頭でメモを含めて説明をしたと。しかし、その後でまだ依然としてこの埼玉の例...全文を見る | ||
○林紀子君 新学習指導要領になって、五日制になって、総合学習の時間もできてと、それだけでも大変なのに、そういうような誤解を生むようなものが出回ったために更に大混乱をしているという状況なので、じゃ、是非そのことはきちんと調べて、そしてもう一度今おっしゃったような対策を取っていただき...全文を見る | ||
○林紀子君 そこがやっぱり現場の実態と違っているところなんじゃないかと思うんです。 というのは、今、局長それこそ、私揚げ足取るつもりはないんですけれども、何もしない時間ということではなくとおっしゃったわけですね、その空いている時間のところを。しかし、以前に比べましても、先ほど...全文を見る | ||
○林紀子君 一時間につき一時間というふうにおっしゃったわけですね。三十三年当時のことをお話しになりましたが、私もずっと過去を振り返ってみましたら、一九七八年、昭和五十三年の参議院の文教委員会ですね、その当時は、そのときでも、当時の諸澤初等中等局長が今と同じように一時間に一時間は必...全文を見る | ||
○林紀子君 一律には言えないけれども、担任というのはやっぱり配慮の一つの大きな指標になるということだと思いますけれども。 それからもう一つですけれども、これも本会議で大臣がお答えくださったんですけれども、中学校や高等学校の教員を小学校の専科担任に任用するときは、各教育委員会に...全文を見る | ||
○林紀子君 最後に、もう時間なくなりましたが、一言。 少人数授業の問題について今までお話をいろいろしてまいりましたけれども、少人数で授業をするということはもちろん私たちもいいことだと思うんですけれども、もっといいのは、やはり生活集団全体を見る少人数学級なんじゃないかと思うんで...全文を見る | ||
06月04日 | 第154回国会 参議院 文教科学委員会 第12号 議事録を見る | ○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、教育公務員特例法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対する理由は、教職十年経験者研修を法律で義務化し、個々の教員を評価し、それぞれの能力、適性に応じた研修を行うこととする本改正は、教員の資質を向上させるどころか、教員をふる...全文を見る |
11月07日 | 第155回国会 参議院 文教科学委員会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私は、五月二十三日の本委員会で、この四月からの新学習指導要領の実施に伴って小中学校の教員が本当に大変な忙しさだという実態をお示しいたしました。そういたしましたら、教員の持ち時間数を今までより増やさないという、そういう趣旨があるから...全文を見る |
○林紀子君 きちんと受け止められているというお話があったんですけれども、実は私も方々を回っておりまして、二学期が始まってから島根県に行きました。そのとき、教員の皆さんに実情は今どうかというのを伺ったんですけれども、そのときには、時間割が組めない、打合せが不可能だ、教材研究ができな...全文を見る | ||
○林紀子君 その趣旨ということなんですけれども、その趣旨が貫徹されれば本当は忙しくなくなるという結果が現れるんだと思うんですが、その結果が現れていないということで、ちゃんと実態をつかんでいただきたいということをそれでは改めて申し上げたいと思います。 そこで、お聞きしたいんです...全文を見る | ||
○林紀子君 一定の期間が必要だということは確かなんですけれども、これだけ先生たちが忙しいともう本当に授業も成り立たないんじゃないかということで、十一月一日には、全日本教職員組合が学校五日制・新学習指導要領の全国アンケートというのを行ったその結果を発表いたしました。 新聞やラジ...全文を見る | ||
○林紀子君 随分努力をしていると思うんですが、その努力というのも人間の体ですから限界があるわけですよね。 先生が忙しくなったというのはこの前お伝えしたんですが、今度は子供が忙しくなっているという今アンケートの結果をお伝えしたんですが、これは労働組合が調査したアンケートだけでは...全文を見る | ||
○林紀子君 どうも話がかみ合わないような気がするんですけれども、それは、やっぱりきちんと現場のところを押さえていないというところが一番の問題なんじゃないかと思うんですね。 大臣にお聞きしたいんですけれども、今、やり取り何だかちっとも私もかみ合わない話だなと思っているんですけれ...全文を見る | ||
○林紀子君 学習指導要領の問題などはたくさん質問したいところもあるわけですが、時間が限られておりますので、それは次の機会にということで、今、先生たちの御努力をという話が局長の方からも大臣の方からもありましたが、今回のアンケートで、こんなに忙しくていつまで体がもつか心配だ、こういう...全文を見る | ||
○林紀子君 時間になりましたけれども、会議で徹底するというのは駄目なんですよね。やっぱりきちんとこの通知そのものを出していただきたい。 総務省を通してと言いますけれども、広島県なんかは、総務省からちゃんとペーパーだけはもらったけれども、しかし文部科学省からちゃんと直接にこうい...全文を見る | ||
○林紀子君 本当に、働いている先生たち、努力だけ押し付けて、自分たちの方はやれることはやるとさっき大臣言ったのに、こんなことさえしてくれないんですか。してくれるように重ねてお願いして、私の質問を終わります。 | ||
11月11日 | 第155回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第1号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子です。 皆様方が今御報告をいたしましたので、大分重なる点があるんですけれども、私たちも、今回の調査団は、領事が、これはお世辞半分もあったのかもしれませんが、全員ノートを広げてメモを取りながら話を聞くような調査団は初めてですというふうにおっしゃって...全文を見る |
○林紀子君 私の思い出すところをお答えして、ほかは補足をしていただけたらと思うんですけれども。 子どもの問題につきましては、ですから、虐待している親とそれから虐待された子どもが同じようなところに出ていって、果たして子どもが本当のことというのが言えるのかどうかというような質問も...全文を見る | ||
○林紀子君 私もそのことは非常に関心を持って行ったんですけれども、サンフランシスコのマンアライブというところから話を聞いたんですけれども、シンクレアさんという学者さんだったと思うんですけれども、その方が延々と話をしてくださって、私たちが質問をする時間もなくなってしまったぐらいだっ...全文を見る | ||
○林紀子君 ほんの一部だけで申し訳ありませんが。 児童虐待の場合のケースワーカーの役割というお話がありましたけれども、ロサンゼルスの郡の児童福祉局というところでお話を聞いたときには、二十四時間ホットラインで児童虐待という問題について連絡を受け付けるということになっているという...全文を見る | ||
○林紀子君 先ほどマンアライブ、大学の先生がずっと、今お香をたいていたところもそこですけれども、そこでこの所長さんが言っていたのは、個々人のそういう考え方というのを更生をしていく、直していくということも大事なんだけれども、これは男が女を支配するという、そういう社会通念そのものとい...全文を見る | ||
○林紀子君 私は、先ほどから御報告している中で、やはり児童虐待、それからドメスティック・バイオレンスについても、その人の立場に立った、先ほどの司法というようなものも、特別な子ども裁判所だとか、それからDV裁判所とかというのを設けているということは、その人の立場に立ってどうするかと...全文を見る | ||
○林紀子君 私も、同じくです。というのは、ADA法というのは、それこそ障害を持った人たちは差別はしないということが根本なんだと思うんですけれども、それをじゃ具体的に考えていくと、先ほどの仕事の問題につきましても、教育の問題につきましても、既にここでいろいろお話出ていると思うんです...全文を見る | ||
○林紀子君 私もお二人と同じなんですが、やはり裁判の中で、初犯の人はそれこそNGOで、加害者ですね、教育を受けるということが組み込まれているので、アメリカというのはやはり加害者更生のためのNGOというのが活発なのかなというふうに思ったんですが、日本でも加害者に対する、加害者という...全文を見る | ||
○林紀子君 今、お話がありましたことを全部ひっくるめるような話になるかもしれませんが、障害を持っている人たちも本当に一人一人が掛け替えのないそれこそ人権を持っているということで、一番それを基本に据えなければいけないんじゃないかなというふうに思ったわけですね。 先ほど来御紹介が...全文を見る | ||
○林紀子君 私も、車の中に子どもをちょっと置いておいたり、それから一人で留守番させたり、小さな子どもを、そうすると、それは親がほうりっ放しにしたということでネグレクトと周りの人から見られるという話を聞いて、そういう意味ではアメリカの社会というのは非常に厳しいというか、そういうもの...全文を見る | ||
11月19日 | 第155回国会 参議院 文教科学委員会 第4号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今回の学校教育法の改正案、いろいろ問題点はありますけれども、最大の問題点というのは認証評価制度の導入だというふうに私は考えます。 そこでまず、大学の評価というのが今どういう状況かといいますと、国立大学は二年前から大学評価・学位...全文を見る |
○林紀子君 今、大学基準協会というお話もありましたけれども、私学の場合は文部科学省の最新の調査、拝見いたしましたが、「大学における教育内容等の改革状況について」、二〇〇一年度というものなんですが、これによりますと、外部の第三者による評価を実施している、こういう私学は百四十三大学で...全文を見る | ||
○林紀子君 そこで、六月の十七日に日本私立大学協会関東地区連絡協議会がシンポジウムを開いたということを、この内容も拝見をいたしました。そうしましたら、そこの中で次のような指摘がされているわけです。 私学は建学の精神によって創設され、独自の目的を実現すべく教育研究を遂行している...全文を見る | ||
○林紀子君 私も評価というのは確かに必要だというふうに思うわけですね。しかし、それを法律で義務化するということとはまた別なんじゃないかというふうに思うわけです。いつまでも評価を避けたり、逃げたり、そういうような大学というのは自らの社会的な信用というのが問われてくるというふうに思う...全文を見る | ||
○林紀子君 今、アメリカのこともお話しになりましたし、日本は評価の問題で後発の国だということでほかの国々の反省点というのもいろいろ踏まえることができるというお話も今ありましたけれども、しかしアメリカでは、十九世紀の後半からこの評価というのは非常に広がったというお話聞いておりますけ...全文を見る | ||
○林紀子君 これは先ほど評価そのもの、大学が評価を受けるかどうかということについて申し上げたことと同じことがやっぱりあると思うんですね。 どんな評価の内容にするのか、どんな評価をするのか、そういう点で問題のある評価機関というのは社会的にも信用されない。なあなあでやるというよう...全文を見る | ||
○林紀子君 今、局長のお話を聞いておりますと、日本はそういう自主的なものが育たないからお墨付きを与えるようなそういう形でやらざるを得ないんだ、それでやっちゃうんだと、そんなふうにどうも聞こえてしまうんですね。でも、それはやはり大きな禍根を残すんじゃないかというふうに思うわけですね...全文を見る | ||
○林紀子君 その管理運営ということでは、大学そのものの第三者評価のときに何を評価するのかということで、私もここの場で質問したことがございますけれども、この管理運営というところまで手を突っ込んでいく、例えば教授会をやっても、その時間が長過ぎるじゃないかとか、そんなところまで考えるの...全文を見る | ||
○林紀子君 大学評価・学位授与機構の評価というのも自己点検・評価を踏まえて実施をするというふうに聞いておりますし、そういうことだったと思うんですけれども、これでも大学側の負担というのは非常に大きいということも聞いているわけですね。ですから、自己点検・評価と無関係に第三者評価をする...全文を見る | ||
○林紀子君 この大学評価基準と評価方法が認証評価を適確に行うに足るものということで、もうちょっとこれが具体的に分からないと、何が適確に行うに足るものかどうかというのが浮かび上がってこない、イメージができない、そういうことがあるので今お聞きしたんですが、この評価機関が独自に決めると...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、評価のための必要な体制については、公正かつ適確に評価し得る評価員を用意しているか、評価員の研修をすること、専門職大学院の場合は当該分野の実務家が含まれているのかどうかということだというふうに必要な体制についてはやはり衆議院でお答えいただいております。しかし、...全文を見る | ||
○林紀子君 今のお答えを聞きますと、ですから、文部科学省は極力関与をしないで、それは立ち上げる機関が自分たちでやるんだよというふうにお答えになっているわけですけれども、しかし、こういう疑問があるわけですよね。 国立大学協会などは、評価機関の認証について幾つかの基準が挙げられて...全文を見る | ||
○林紀子君 それでも、実際にスタートするときは、この法律のほかに政令なり省令なり、そういうものというのは作ってやるんですね。これだけでやるわけじゃないんでしょう、これだけだと本当に何だか分かりませんから。 | ||
○林紀子君 ですから、透明性を確保してということをおっしゃいましたけれども、その透明性の確保というのは、やっぱりこの審議の場で透明性を確保してほしいと思うんですよね。 ですから、そういう意味で、今いろいろお聞きしましたけれども、数字で縛るものではないというようなことは分かりま...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、文部科学省は参考にはしないんですね。 | ||
○林紀子君 しかし、資源配分機関といっても、その機関が配分する資源というのは結局国から出ているお金ということになるわけですよね。そうじゃないんですか、必ずしも。 ですから、その資源配分機関というのがどういうものかというのが、これまたなかなか具体的にイメージできないので今のお答...全文を見る | ||
○林紀子君 文部科学省の方がこの法案の説明に際して出した文書によりますと、個性輝く大学の活性化のために様々な評価機関がそれぞれの特性を生かした多様な評価を実施する。その際、資源配分機関が評価結果を参考にすることは十分あり得るところというふうに書いてあるわけですね。 COEにつ...全文を見る | ||
11月20日 | 第155回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 先ほどの神本議員の関連で文部科学省にお聞きしたいんですけれども、地域の学校に障害を持った子どもさんたちが入学をする場合には条件整備というのをいろいろやらなくちゃいけないというお話ありまして、確かにそうだと思いますので、それは是非進めていただきたいのですが、エレベーター...全文を見る |
○林紀子君 済みません、今、最後のお言葉をちょっと聞き逃したんですが、先ほどの清水議員の重度の子どもたちへの医療のケアですね。その問題で、これも厚生労働省と文部科学省が本当に議論を積み重ねながらこういうところまで到達をしてくださったというのは非常にうれしいことだと思うんですね。 ...全文を見る | ||
11月21日 | 第155回国会 参議院 文教科学委員会 第5号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日は三人の参考人の皆様に来ていただきまして、大変貴重なお話聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。 私は、今回の学校教育法の改正というものでロースクールの問題というのが非常に大きく浮かび上がっておりますが、私の問...全文を見る |
○林紀子君 もう一点、評価の問題について市川参考人にお伺いしたいんですけれども、先ほどもお触れになりましたけれども、評価と資源配分の関係ですね。 今回の認証評価制度というのは、文部科学省にお伺いいたしましたところ、資源配分機関というものが一部参考にするかもしれないけれども、こ...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 次に、伊藤参考人にお伺いしたいと思いますが、先ほどのお話の中で、専門職大学院、今もずっと御経験をなさっていらっしゃるということですけれども、人格の形成というのはもちろんだけれども、人材育成ということが今社会の要請にこたえるものだというお話...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、今までのような大学院で行われているような一対一といいますか、指導教官というのが付いてやっていくという、そういう研究指導ではなくて、しかし研究はやはり一つの大きなプログラムの中ではきちんと位置付けられるべきだというお考えでよろしいわけですね。 | ||
○林紀子君 よく分かりました。ありがとうございました。 鳥居参考人にお伺いしたいんですけれども、最初のお話の中で、イギリス、アメリカなどの例を引きながら、各国とも国家戦略として教育を考えているんだというお話がありました。 日本でも、小泉首相は米百俵の精神ということをおっし...全文を見る | ||
○林紀子君 時間になりましたので、どうも本当に貴重な御意見、ありがとうございました。 | ||
11月21日 | 第155回国会 参議院 法務委員会、文教科学委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日はこのように連合審査会が実現をいたしましたので、森山大臣、遠山大臣、お二人の大臣にそれぞれお答えをいただきたいと思います。 最初の質問もお二人からお答えをいただきたいと思います。 法科大学院を含む専門職大学院では、これ...全文を見る |
○林紀子君 今日の午前中は、文教科学委員会は参考人の方々に来ていただきましてお話を聞きました。そのときに、専門大学院で既に指導に当たっていらっしゃる青山学院大学大学院国際マネジメント研究科長伊藤文雄先生は、今までのようなやり方で指導研究を必須とはしないけれども、研究というのは必要...全文を見る | ||
○林紀子君 今、文部科学大臣からお話がありましたけれども、多面的なということで、施設の面も、それから教官の面も、これは国立も私立も多面的に是非これをお考えしていっていただきたいということをお願いいたしまして、次にバトンタッチをいたします。 | ||
11月27日 | 第155回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○林紀子君 今お話を聞いて、なかなか全部頭の中で整理ができたわけではないんですけれども、やはり障害者にとって働くことというのがどんなに大きい意味があるのか、すばらしい意味があるのかというのがよく分かりました。これは、人間がそもそも働くことの意味というのをそのまま問い直すような問題...全文を見る |
○林紀子君 先ほど最初にお話を伺ったときに、精神障害者というのはずっとこう置き去りにされているというか、作業所なんかでは精神障害の方たちもそこで仕事をしているというお話を聞くんですけれども、その精神障害者というのはやっぱりいろいろ難しいところがあるんだと思うんですけれども、置き去...全文を見る | ||
12月04日 | 第155回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子です。 今日は三人の先生、ありがとうございます。 私はいろいろお聞きしたいことあるんですけれども、一番根本的なといいますか、法律の問題ということで三人の先生にお答えいただけたらと思うんですけれども、障害者差別禁止法、ADAのお話がありまして、...全文を見る |
12月05日 | 第155回国会 参議院 文教科学委員会 第8号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私は、まず独立行政法人宇宙航空研究開発機構法案、これについてお聞きしたいと思います。 今朝ほど来お話がありますけれども、この法案といいますのは、特殊法人である宇宙開発事業団、昨年独立行政法人になったばかりの航空宇宙技術研究所、...全文を見る |
○林紀子君 今、大臣のお答えにもありましたけれども、これは科学技術を進めていく上の原則だと思います。参議院の科学技術振興対策特別委員会、一九六九年ですが、ここの宇宙開発事業団の附帯決議でも、このことは、「平和の目的に限り、かつ、自主、民主、公開、国際協力の原則の下」という言葉があ...全文を見る | ||
○林紀子君 今回、この三機構が非公務員型になるわけですよね。ですから、ここで働く方たちは全部非公務員ということになるわけですけれども、それでは、この職務上知ることのできる秘密というのは、もうちょっと具体的に言いますとどういうことですか。 | ||
○林紀子君 そうしますと、最初に大臣は自主、民主、公開というのは原則だというふうにおっしゃいましたけれども、この公開の原則というのとバッティングする、抵触する、そういうことはないんですか。そういうことになってしまうんじゃないですか。 | ||
○林紀子君 今いろいろ御説明をいただきましたけれども、こうした条項をわざわざ設けなければいけなくなったというその背景というのは、情報収集衛星の事業、先ほど来お話がありましたけれども、ここにかかわってくるんじゃないかというふうに思うわけですね。 大臣にお伺いしたいんですけれども...全文を見る | ||
○林紀子君 今回、この特殊法人を改革して三機関統合する。私はこの宇宙三機関統合準備会議というところが出されている「宇宙三機関統合後の新機関の在り方について」という報告を拝見いたしました。 そこには、基本的な理念ということで大変立派なことがうたわれているんですね。「宇宙を最大限...全文を見る | ||
○林紀子君 平和利用の目的に限るというものに反しないと言うんですけれども、どうして反しないのかということは今の御説明からは分かりません。そして、これが防衛庁が使うということになりましたら、先ほどイージス艦の話もありましたけれども、やはり今は情報というのが軍事にとってどうしても欠か...全文を見る | ||
○林紀子君 今二十条のお話もありましたけれども、しかし通則法の大網というのはかぶせられるわけですよね。ですから、通則法が決めている三年から五年の中期目標とか中期計画、そういうもので本当に宇宙科学という壮大なスケールの研究の評価というのができるのかどうか、非常にこれは疑問だと思いま...全文を見る | ||
○林紀子君 今御説明ありましたS、A、B、CとあるうちのBになったということですよね。 これにつきましては、前宇宙科学研究所長の西田さんという方が、Bランクになったということは一体どういうことなんだ、日本のエックス線天文学は長年にわたって世界をリードする実績を上げ、数年前に開...全文を見る | ||
○林紀子君 やはり三つの機関が統合されて、一番基礎的な研究のところがどんどん縮められていってしまうんではないか、そういうことがあっては絶対にならないという思いですし、情報収集衛星の事業はそのままにして、そして伸ばしていかなければいけないこの基礎的な宇宙科学の部分が縮小されていって...全文を見る | ||
○林紀子君 HⅡロケットは約二千七百億円開発に掛かったということですし、HⅡAロケットは一千三百億円、合わせて四千億円もの開発費が掛かっているということも伺いました。 ロケットの開発は、これまでの国民の税金投入されたことによってここまで来た、国民の財産だということが言えると思...全文を見る | ||
○林紀子君 そういう御認識があるという上で御質問をしたいと思いますけれども、私たちは党の国会議員団として先ごろ新国立劇場の演劇芸術監督と懇談をする機会を持ちました。 そこでは、芸術監督は、日本は元々の文化予算が少ない、パリには五つの国立劇場がある、しかし日本には一つだけですと...全文を見る | ||
○林紀子君 各先進国といいますか、そういう国には国立、公立、こういう大学がある、演劇大学や演劇を養成する機関があるというお話ですけれども、こういう諸外国の例にも倣って、日本でも演劇の養成所設置や研修事業を行う予算を組むこと、また国立大学に演劇学科を設置する、こういうことを検討する...全文を見る | ||
○林紀子君 新国立劇場ではそのお話も聞いてきたわけですが、やはりそこの舞台監督である方が、国立大学の演劇科というのがやはり日本でも必要じゃないかということをおっしゃっているわけですし、また、学習院大学のフランス文学科の佐伯隆幸先生という方が書かれた論文も見ましたけれども、フランス...全文を見る | ||
○林紀子君 調査ということでは、私も、今、銭谷次官がお挙げになりましたこの通産省の報告と統計を見たんですけれども、数だけではそれこそこういう統計でいいと思うんですけれども、じゃ、具体的に、そこがどんな状態で、どんなことが困っていて、どんなところを伸ばすべきかというのが文化庁の調査...全文を見る | ||
○林紀子君 最後に、新国立劇場の芸術監督は、独立行政法人になれば、目標を立て、評価されることに対して、だれが評価をするのか、評価する人間の選択が問題になるというふうにもお話しになっていらっしゃいました。国が目標を立て評価する、それが芸術文化の内容にまで踏み込むということになる。こ...全文を見る | ||
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、放送大学学園法案等特殊法人改革関連八法案すべてに反対の討論を行います。 すべてに反対する最大の理由は、国民生活に必要不可欠な教育、芸術文化、スポーツ、学術及び科学技術の分野での後退をもたらすものだからです。 以下、具体的に反対の理由...全文を見る |