林紀子

はやしとしこ



当選回数回

林紀子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第1号
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○林紀子君 厚生労働省にお聞きしたいんですけれども、今、副大臣が、障害を持っている人たちも意識の改革をというお話をしてくださったわけですけれども、私も今までいろいろな参考人に来ていただいてお話を聞きまして、前々回だったと思うんですが、東洋英和女学院の石渡和実先生という方が来てくだ...全文を見る
02月12日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号
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○林紀子君 今のことと関連してなんですが、先ほど具体的に御紹介いただいた社員の皆さんたちがいますね。そういう方たちはお話し聞いただけでもすばらしい能力、技術を持っていらっしゃるなと思うんですけれども、こういうものはどうやってこの方たちは身に付けたのかと。今の裏返しですけれども、お...全文を見る
○林紀子君 秋山先生と川内先生にお聞きしたいんですけれども、鉄道の問題なんですね。  私が今、地元で非常に迫られているというか、問題になっていることは、過疎の町を走っている可部線という線があるんですけれども、半分は広島の非常に過密なところを走っている、そこは生かすけれども、過疎...全文を見る
02月26日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号
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○林紀子君 私は柏女参考人と川名参考人にお聞きしたいと思うのですが、子どもに対して市町村の役割というのが非常に大切だというお話を伺いました。私も、遠いところにあるだけじゃ間に合わないだろうということで前も質問したことがあるんですが、そのとき、各市町村には家庭児童相談室というのがあ...全文を見る
○林紀子君 今のお話と関連してなんですが、今の法律では、確かに、虐待をされている子どもをなるべく早く見付けてそれを救い出すというのが非常に、先ほど柏女参考人からもお話がありましたけれども、そういうことだと思うんですね。  今、ですから、厚生労働省にお伺いしたいんですけれども、そ...全文を見る
03月17日第156回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○林紀子君 私は、今日は被爆者問題についてお聞きしたいと思いますが、その前に、先ほど公明党の委員からイラク問題について平和的努力をすべきであるという質問がございましたので、私も坂口厚生労働大臣にお聞きしたいと思います。  今、広島、長崎への原爆投下で多くの罪なき市民が地獄の惨状...全文を見る
○林紀子君 被爆者の願いも核兵器をなくすことです。イラクの大量破壊兵器をなくすということはもちろんなんですけれども、それをやらせる手段というのは平和的な手段でということなのです。国連の調査でも、武力行使が行われましたら罪なき人々五十万人も被害に遭うと言われているではありませんか。...全文を見る
○林紀子君 是非、早急に検討していただきたいと思います。  今の御答弁のように、被爆者問題、在外被爆者の問題といいますのは、本人たちの大変な努力がありましてようやく一歩が踏み出しました。しかし、原爆投下後に降った黒い雨に関しては、まだ何の手も差し伸べられない人たちがこの日本の国...全文を見る
○林紀子君 今、一定の傷病があった場合というお話がありましたが、それはどういう病気なのか、どういう障害なのか、もう少し具体的にお示しください。
○林紀子君 そうしますと、大雨地域というのはほぼ被爆者と同じような扱いをしているということだと思いますが、それでは、黒い雨が降っても健康診断特例区域になっていない地域というのがあると思います。どういうところでしょうか。
○林紀子君 お手元に配りました資料、一枚目を見ていただきたいと思いますが、斜線の部分が大雨、その外側が小雨地域とされているわけですけれども、実はこの小雨地域でも大雨が実際は降ったんだ、被爆者と同じような病気が多発している、こういう証言がたくさんあるわけです。  この図は地元の中...全文を見る
○林紀子君 それでは、坂口大臣にお聞きしたいと思うんですけれども、佐伯区の小雨地域で聞いてきたところですが、四歳のとき黒い雨を浴びた六十三歳の人の話です。  当時の小学校の同級生二十五人ほどいましたけれども、家族も含めて聞き取りができたのは十四人だった。ところが、そのうち既に五...全文を見る
○林紀子君 広島市、県も、放射能障害特有の症状が見られるので黒い雨地域全域を被爆地域にしてほしい、これはもう何年も国に対して要求をしているんですね。厚生労働省はここで一度も聞き取りの調査というのはしてないじゃないですか。是非これをきちんと聞き取りの調査もする、広島市が今進めている...全文を見る
03月27日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今日は義務教育費国庫負担法の論議をめぐって二日目になるわけですけれども、おとといの論議の中で遠山大臣はこういうことをおっしゃいました。構造改革という大きな国の流れはあるが、教育において国の果たす役割は何かを考えなければならない、貧...全文を見る
○林紀子君 この法律の第一条には、義務教育無償の原則に則り、国民のすべてに対しその妥当な規模と内容とを保障するため、国が必要な経費を負担することにより、教育の機会均等とその水準の維持向上を図ることを目的とする、何回か引用されましたけれども、こういうふうにうたっているわけですね。 ...全文を見る
○林紀子君 今御答弁にもありましたけれども、教材費などが一般財源化されたときの審議、八五年、一九八五年ですけれども、我が党議員の質問に対して、当時の松永大臣は、全体としては父兄負担をさせないで、交付された地方交付税による財源に基づきまして教材の整備が着実に進んでいくように今後とも...全文を見る
○林紀子君 今、新たに新整備計画で交付金の措置というのも増やしているんだというお話ありましたけれども、しかし、交付金の措置ということになりましたら、それは積算の根拠にはなっても、本当にそれがきちんと使われるのかどうか、そういうところは非常に疑問なわけですね。  これは河村副大臣...全文を見る
○林紀子君 ですから、大臣は今までも制度の根幹は守るんだということは繰り返しおっしゃっているわけですね。そして、教職員の給与に係る経費というのはどうしても守り抜くということはここでもよく伺っております。  しかし、教職員の給与に係る経費だけではなくて、やはり今、交付税措置とされ...全文を見る
○林紀子君 今回の場合は支障はないと。でも、八分の一は結局返済のときに地方に負担が掛かるということになると思いますけれども、そういう説明は今までもいろいろ聞いているわけですけれども、じゃ逆に言いましたら、それじゃ全く変わりないんならどうして地方の方に回さなくちゃいけないのか、負担...全文を見る
○林紀子君 衆議院のこの法律の論議のときに、我が党の児玉議員の質問に対しまして、大臣はこうもおっしゃっているわけですよね。国庫負担金全額の一般財源化、この二項の一番後に書いてあるところ、これは我が省ということではないというふうに考えている、だから文部科学省にかかわってこれを言って...全文を見る
○林紀子君 そうですね、国庫負担金全額の一般財源化についてということですからね。でも、全額負担金を一般財源化しちゃうということになりますと、今、大臣がおっしゃったように、国庫負担金というのは、主に厚生労働省関係、それから身近な公共事業の国土交通省関係、そして文部科学省関係、この三...全文を見る
○林紀子君 確かに、大臣がおっしゃったように、非常に読み方が難しいと言うけれども、しかし素直に読んだら、さっき言ったような結果に、文部科学省も含めて全部、一番国民の生活に大事な福祉の分も身近な公共事業も一緒くたに交付金化、一般財源化されてしまうという問題なんじゃないかなというふう...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、基本的に国庫負担金全額の一般財源化のその前段として今回のこの法改正があり、また来年度の問題というのがあるんだと思うんですね。それで、それが第三項にかかわってくるというふうに思うわけですけれども、教職員の年齢構成などからいいますと、今、学校現場では退職者が...全文を見る
○林紀子君 もう一度仕切り直しで本当にいくというお話なんですが、どうしてこういうところに至ってしまったのかと、今年度、来年度続いて。それは、この三者協議、三者の大臣協議に先立つ十月三十一日の経済財政諮問会議でかなり具体的な案を文部科学省の方から出しているわけですよね。国庫負担金総...全文を見る
○林紀子君 経済財政諮問会議の中で遠山大臣が、なぜ文部科学省だけがターゲットになるのかということを熱弁も振るわれました。それも読ませていただきましたけれども、そのとき片山総務大臣は、文部科学省が五千億円削減案を最初に出したからそういうことになるんじゃないかということを言ったという...全文を見る
○林紀子君 しかし、三位一体の芽出し、そのために来年度の予算でどうするかが大事なんだということを小泉首相も議長としてまとめているわけですよね。  私たちが調査をしたところによりますと、三十人学級、少人数学級、各県でどうなっているか。二十九の道県でこれが今実施をされることになって...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、義務教育費国庫負担法及び公立養護学校整備特別措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、この改悪案が義務教育に対する国の責任を後退させるからであります。  義務教育費国庫負担法は、義務教育無償の原則にのっと...全文を見る
03月28日第156回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇三年度政府予算三案に反対の討論を行います。  アメリカはイギリスとともにイラクへの攻撃を開始しました。この戦争で罪なき市民が毎日命を奪われています。これは国際の法と正義に反するものであり、世界の圧倒的多数の国々が努力してきた平和解決...全文を見る
04月02日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号
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○林紀子君 さきにいただいた文献も読ませていただいたんですけれども、今お聞きいたしましたところと関係して、まず瀧澤参考人にお伺いしたいんですけれども、今、金参考人の方から支援費制度という状況になって裏切られたような思いだというお話がありましたけれども、措置費が支援費の方にただ切り...全文を見る
○林紀子君 瀧澤参考人に再びお聞きしたいんですけれども、参考人が最後に、今日の発言の中で「まとめにかえて」というところで書いていただいていることなんですけれども、私も去年の秋にアメリカそれからカナダ、視察をしてまいりまして、そのとき、このADAの説明の中で障害者の方が説明をしてく...全文を見る
04月16日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第5号
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○林紀子君 今のお話に関連しまして、ですから警察の役割というんですかね、保護命令が出た後の。それは、実態がどんなふうになっていて、どういうふうにしていったらきちん、きちんとというか、守られるのかというのはどういうふうにお考えになっているか、お聞きしたいと思います。それぞれ、もし関...全文を見る
04月22日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私も、今日は、独立行政法人海洋研究開発機構法案についてお尋ねしたいと思います。  まず、この海洋研究開発機構という独立行政法人は、その目的に、「海洋に関する基盤的研究開発、海洋に関する学術研究に関する協力等の業務を総合的に行うこ...全文を見る
○林紀子君 今、研究は更に充実できるんだというお話がありましたので、それでは具体的にどうかということを伺っていきたいと思います。  日本学術会議の海洋科学研究連絡委員会というところがあるそうですけれども、そこで昨年の、二〇〇一年の、一昨年の五月に報告を発表いたしました。「海洋科...全文を見る
○林紀子君 今、東京大学海洋研究所の船のお話もありましたけれども、今、局長がお答えいただいたのは理想でありまして、現実は大分違っているんじゃないかというふうに思うんですね。  今、海洋の研究を主たる目的として運航されているのは東京大学海洋研究所の白鳳丸と淡青丸、そして海洋科学技...全文を見る
○林紀子君 そこで、研究者の方たちはやむにやまれずといいますか、こういうことはどうだろうという提案もなさっているわけですね。報告では、水産系大学の練習船は通常の観測設備はもちろん、多様な漁労設備や生物採集機器を備えている、だから、水産系大学の練習船の活用というのを先ほど遠藤局長か...全文を見る
○林紀子君 その老朽化したものを使ってもしもというようなこともあっても大変なわけですから、老朽船を使うのがいいのかどうかというのも私も思うんですけれども、しかし、こういう提案が出たというのは、やはり研究船が本当に足らないということから出ているんだと思うわけです。ですから、そうしま...全文を見る
○林紀子君 外部委託の場合の人数というのは分からないんでしょうか。
○林紀子君 先ほどたしか副大臣の方からお話があったと思いますが、白鳳丸、淡青丸は年間百八十日ぐらいの運航だと。「みらい」の方は二百七十日から三百日の運航だというふうに聞いておりますけれども、この運航日数の差は乗組員の人数の違いだということですね。  東大海洋研の場合は今まで公務...全文を見る
○林紀子君 外部委託というお話が出たわけですけれども、そうしますと、東大海洋研の職員の皆さんの処遇ですね、それは今後どういうふうになるんでしょうか。例えば委託会社の方に出向をさせられてしまうとか、そういうようなことも考えていらっしゃるんですか。
○林紀子君 私もそれを聞いてひとつ安心はしたわけなんですけれども、独立行政法人というのは、先ほど来お話がありますように、効率化というのが何しろキーワードなわけですよね。ですから、効率的に事業を行うために目標を大臣が立てて、それに沿った計画を法人が作って大臣の認可を受けて、それを文...全文を見る
○林紀子君 委託の場合もそのことをきちんと考えているというお話なんですけれども、私が聞いたお話だと、研究に必要な特殊な観測機器が装備されていて、トラブルが発生した場合、同じ乗組員でも担当外の者がそれを直そうとするとかえって機器のトラブルが広がってしまってダメージになってしまうと。...全文を見る
○林紀子君 今まで見てきましたように、この分野というのは人も船も、ですから予算がどうしても充実させるということが求められているというふうに思うわけですね。しかし、独立行政法人というのは、先ほど来お聞きしておりますように、効率化、効率ということが非常に重点が置かれているために、その...全文を見る
05月07日第156回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第6号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子です。  私は、今日示されております項目に従って、障害者の自立と社会参加についての意見を申し上げたいと思います。  まず、バリアフリー社会についてですが、関根千佳参考人の発言した、バリアフリーとは、健康な成人男子向けの町や物から障害者などが使いに...全文を見る
○林紀子君 今、教育の問題についていろいろお話が出ていますが、私は今、常任委員会の方は文教科学委員会に所属をしているので、そこで取り上げたことだったんですけれども、大学生で、ノートテーカー、耳の聞こえない方が、先生がしゃべっていることというのを隣にいて筆記をすると。ただ、何という...全文を見る
05月08日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私も、今日は独立行政法人日本学生支援機構法案、質問をいたします。  最初ですので、まず奨学金というのは日本でどのようにして実施されるようになったのか、その成り立ち、簡単で結構ですけれども、御説明いただきたいと思います。
○林紀子君 今お話にありました当初の議員連盟ですね、その会長さんの永井柳太郎さんという方が六十一年前の昭和十七年、国会でこういう演説をしたというのを私も拝見いたしました。「優秀ナル資質ヲ有スルニ拘ラズ、学資ノ乏シキ故ヲ以テ、其ノ資質ヲ錬成スル機会ヲ与ヘズ、空シク墳墓ニ下ラシムルガ...全文を見る
○林紀子君 リストラや倒産などといった状態でなくても、今、家計に占める教育費の割合というのはどんどん大きくなっていると思うんですね。  もう一つ引用したいものがありますけれども、これは、「正論」という雑誌の三月号に、「日本人が消滅する日」という「衝撃リポート」の一節としてジャー...全文を見る
○林紀子君 アメリカが締結さえしていないということは確かなわけで、アメリカは、例えば京都の議定書などについても大変反するようなやり方をしているので、まあちょっとこれは除外をして考えますと、留保しているのは、ルワンダとマダガスカル、この二つプラス日本、三か国だけなんですね。そして、...全文を見る
○林紀子君 そもそもこの第十三条二項(b)及び(c)の留保の問題についてですけれども、これは先ほどこの奨学金、育英会の歴史の中でもお話がありましたけれども、昭和五十九年、改正をされたときにこの委員会で、国際人権A規約第十三条二項(b)及び(c)については、「諸般の動向をみて留保の...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、具体的には、この二十年間、どうしたらこの留保を解除できるかどうかということについてはほとんど何にもしていないということなんですね。でも、本当に先ほどお答えいただきましたけれども、この条項、高等教育などを漸進的に無償にしていく。漸進的というのは、すぐ今日あ...全文を見る
○林紀子君 今、たくさんお話しいただきましたけれども、マダガスカルとルワンダ以外はこれを留保していない。つまり、何とか無償の方向に向かって努力をしようという、そういう立場なんだと思うんです。ですから、確かに大臣がおっしゃったように、留保だけ解除すればいいんだよということではないん...全文を見る
○林紀子君 しかし、独立行政法人という形が奨学金制度を充実していくのに本当にふさわしいものなんでしょうか。今回の法改正は、新たな学生支援機関の設立構想に関する検討会議、ここが出した報告が基になっていると思いますけれども、ここで強調されていることは、今、遠藤局長のお話にもありました...全文を見る
○林紀子君 奨学金の返還状況についてそれでは確認しておきたいのですが、一部の雑誌では、「「日本育英会」で奨学金一千五百億円焦げ付き」、こんなショッキングな見出しで、いかにも滞納が多過ぎるような報道がされております。  先ほども、この日本育英会の回収状況どうなっているか具体的な数...全文を見る
○林紀子君 ですから、九八%の回収、滞納は二%、そういうことでは大変この回収というのはすごい割合だなというふうに私などは思うわけですね。ところが、こういう事実を意図的にねじ曲げて千五百億円もの滞納があるというようなことを宣伝するというのは、一生懸命返還をしている人たちに対しまして...全文を見る
○林紀子君 それが実態ということでいいんですけれども、じゃ、どうして一千五百億円みたいな数字が出てくるのか。  そのからくりというのは、例えば銀行などでは、三百万円を借りて、借り手が年間十万ずつ三十年間で元利返済すると、そういう契約である場合に、もし借り手が返済の一年目に十万円...全文を見る
○林紀子君 ですから、独立行政法人という形になって企業会計原則で運営をしていくということになったら、この回収率というのも銀行方式になるんですか。そこを心配しているんですけれども。
○林紀子君 それを心配してしつこくお聞きしているのは、例えば、先ほど御紹介した特殊法人等改革推進本部事務局の指針というのがありまして、それには具体的に「○○に関する未収金の回収を適切に進め、中期計画終了時に未収金残高を○億円とする。」と、こういうことを中期目標では具体例で書けとい...全文を見る
○林紀子君 その保証料というのは幾らぐらいになるんですか。
○林紀子君 はっきりしたお答えが先ほどからありませんけれども、事前に伺ったところでは月額二千円から三千円ぐらいになるんじゃないかというお話も聞きました。今、学生が連帯保証人をそろえられない場合だとか多重債務を防ぐんだなどというお話もありましたけれども、これはしかし、奨学金を利用す...全文を見る
○林紀子君 私はこの保証機関の問題も含めて考えるんですけれども、そもそも奨学金には保証人や連帯保証人というのは必要なんでしょうか。今、営業している中小企業にも無担保、無保証人の融資制度というのもある時代なんですよね。学生に対しましては教育的に返済の意義を訴えること、これがまず重要...全文を見る
○林紀子君 まだまだお聞きしたいことがありますが、時間になりましたので、引き続きお聞きするということで、終わらせていただきます。  ありがとうございます。
05月13日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第11号
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○林紀子君 今日は三人の参考人の皆様、ありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。  私は、まず奥島参考人、清成参考人、お二人に伺いたいと思うんですけれども、それは、十八歳以上自立型社会ということはこの検討会議の報告にも随分強調されているわけですけれども、私は今まで、...全文を見る
○林紀子君 今お話しの中で、公的教育投資というのがアメリカは日本の三倍であるというお話も聞きまして、ここのところがもっと大きくなっていきましたら、学費の無償につきましても、それから奨学金の原資につきましても増えるのかなというふうに思った次第です。  次に、横山参考人にお伺いした...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。
05月29日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第16号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今日は、国立大学法人関連六法案のこの参議院の委員会での最初の審議の場となるわけですが、たださなければならない問題、本当に山ほどあるわけです。しかし、私は、大学で働いている教職員の皆さん、また学生の皆さんの健康と命にかかわる問題とい...全文を見る
○林紀子君 今、大学、国立大学というのは人事院規則が適用されているわけですね。その責任者というのは、具体的な措置は学長に委任するとされておりますけれども、責任者は文部科学大臣であるわけですね。ですから、大臣の御認識も是非聞かせていただきたいと思います。
○林紀子君 今、大臣からお話もありましたけれども、衆議院のところでも大分論議になりまして、しかし、施設改善に幾ら掛かるのかというのは衆議院の場ではその資料も出ないままこちらに送られてきた。そして、昨日、ようやく、「国立大学等における安全衛生管理の改善対策について」というものが出さ...全文を見る
○林紀子君 この一万三千五百六十二室というふうになっておりますので、そうしますと、実験室の外、それも含めて全部調査をなさったのでしょうか。
○林紀子君 労働安全衛生法によりましたら、室内のものだけではなくて外にあるものというのもやっぱり対象になるところというのはあると思うんですね。そうすると、これはやっぱり対象としては網羅をしていないということになるのかなというふうに思うわけです。  そして、この文書によりますと、...全文を見る
○林紀子君 それに関連してなんですが、これは十六日、報道によりますと十六日付けで安全衛生管理対策実施状況調査を、緊急依頼を全国の大学にしたと。その際に、追加財政支援はないという前提で、学長裁量経費、競争的研究資金の間接経費、それに営繕費が考えられるが、こういうものを総動員して、何...全文を見る
○林紀子君 そこで、お聞きしたいんですが、この所要額三百六億円、この金額はどういうふうにして計算をなさったのでしょうか。
○林紀子君 それがちょっと私の認識と違うんですけれども。  おととい、東京大学の工学部に行きました。そして、直接お話を伺ったところでは、どのくらいの金額になるか、その工学部だけでもなかなか見当が付かないんだというお話だったんですね。  東大の工学部で見当が付かないのに、各大学...全文を見る
○林紀子君 専門集団、施設部の専門集団というのがいらっしゃるということなんですけれども、これも東京大学の工学部でじかに伺ったお話というのは、労働安全衛生法の内容というのは大変細かくなっていると、そして各研究室で一体どこが問題なのか、ほとんど見当が付かないと言うんですね。ですから、...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、東大からは事務局から聞いたということなんですね。事務局長さん、事務長さんとおっしゃるんでしょうか、その方から報告が来たということなんでしょうか。
○林紀子君 ですから、じゃ事務局と工学部、東大の工学部というのは一番労働安全衛生法に引っ掛かるといいますか、そういう化学物質なども一杯使っているわけですよね。そういうところとは、じゃ連絡がないかもしれないと、なくても事務局が言ってきたことを、はいはいそうですかといってメモにして全...全文を見る
○林紀子君 事務局と現場の先生たちと、一番実験などをしている先生たちと連絡をして幾らというのが分かるんでしたら、何も二千万円も使ってコンサルタントなんて入れる必要ないわけですよ。だけれども、工学部の先生たちは、やっぱりコンサルタントにきちんと見積もってもらわなくちゃそのお金が出て...全文を見る
○林紀子君 東大、二十七億八千万円。これじゃやっぱり絶対にできないと思うんですよ。ですから、現場の先生たちは言って分かるというお話、今ありました。  そこでお聞きしたんですけれども、東京大学の工学部で配付されている資料の中には、化学実験でできた有毒ガスを排気するためのドラフトチ...全文を見る
○林紀子君 ですから、私も、建物そのものを建て替えなくちゃいけない、建て替えないと労働安全衛生法の基準に達しないというところもあるわけですけれども、そこを言わなくても、先ほど言いましたようにドラフトチャンバーとかスクラバーだとか、それからガスボンベを外に出すとか、緊急シャワーだと...全文を見る
○林紀子君 私は、ですから、昨日資料を出すということで、それを待って、それを見て一生懸命考えたわけですよ。それでもどうも話が合わない。  大臣、東では東大が、西では京大が、それぞれまだちゃんとした見積りも出ておりません、これからですと言っているのにこういう数字が出てきた。こんな...全文を見る
○林紀子君 私は、おととい、三時から四時までの間、東京大学工学部五号館、化学実験室、研究室、三百一号室から四百四十七号室まで、一、二、三、四、五、六、七、八つの実験室を拝見いたしました。そこで労働安全衛生法にかかわって今までいろいろやっていらっしゃる先生を中心にお話を聞いたもので...全文を見る
○林紀子君 そうです。私たちがちゃんと論議をするのは、きちんとした資料に基づいてじゃなければ私たちの論議だって非常に不正確になるわけじゃないですか。もう一度ちゃんと正しい数字を出してください。どうですか。
○林紀子君 確かに、現場でやっていらっしゃる方はもう徹夜徹夜続きでやった。昨日も本当にもう大変な、血の気のうせたようなお顔で持ってきていただいて、本当にそれは御苦労さまと私も申し上げたんですけれども。そもそもの数字が違っている。そもそもの大学との関係が違っているんですからね。そこ...全文を見る
○林紀子君 ですから、私もこれは先ほどおっしゃったように老朽していたり狭隘なものを年次を追ってやるのかなと思ったんですけれども、よくよく見たら、労働安全衛生法の運用に伴う実験室改善年次概算金額というのを出しなさいというんですから、これはどうしても労働安全衛生法に引っ掛かってくるも...全文を見る
○林紀子君 もう私は時間がなくなりましたけれども、信頼できるものというふうなお話ですけれども、どう見てもこれは本当に机上の空論、信頼できないものだということになると思いますし、来年の四月一日にはこれがスタートできないという、そういう本当に資料になっているわけですよ。ですから、もう...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第17号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  今日は、三人の先生から貴重なお話、本当にありがとうございました。  私は、まず佐々木参考人にお話を伺いたいと思いますけれども、先ほどのお話の中で、中期目標、中期計画というのは文部科学大臣との一種の契約だというようなふうに表現をな...全文を見る
○林紀子君 ありがとうございました。  今のことと関連いたしまして、論議の、国会の審議の中では、文部科学省がお金を出すから最低限の関与が必要だから、この中期目標や中期計画というのは大臣が決定をしたり認可をしなくちゃいけないんだということを再三大臣からは御答弁があるわけですけれど...全文を見る
○林紀子君 私は、今度は自律的に自主的になるんだなるんだという話がありますから、今までもかかわってはいたんだとは思うんですけれども、そういうことでは一番大きなところにかかわってしまうのかなという気を持っておりました。  そこで、同じような質問ですけれども、小野参考人にお伺いした...全文を見る
○林紀子君 もう一つ小野参考人にお伺いしたいのですが、今、実地経験ということでいろいろお話しいただきましたが、これを見ていると、正に今回設計をされましたこの国立大学法人法案というのが将来こうなるんじゃないかという、その何というんですか、小さなモデルを示されたような気もしてお伺いし...全文を見る
○林紀子君 最後に、本田参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど、最後におっしゃったこと、競争原理ばかりではなく共生原理が重要なのではないかというお話でしたが、「そ」と「せ」のほんの一文字の違いでも中身というのは大変な違いであるなというのをつくづく感じたわけですが。  実は...全文を見る
○林紀子君 どうもありがとうございました。
06月26日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第20号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、質問をする前に委員長にお願いをしたいんですが、この状況を見ていただきたいんですね、座席の状況を。これだけ重大な国立大学の法人法案が熱心に審議をされていて、傍聴者の方も今日は今までにも増してたくさんいらっしゃる。こういう中で、...全文を見る
○林紀子君 ちょっと止めてくださいね、私の質問時間にこれ入ったらあれですので。ちょっと止めて、ちょっとどうするかは……
○林紀子君 ちょっと止めて論議してください。私の時間に食い込んだら困ります。
○林紀子君 そう、余りにも、余りにもひどいですよ。ちょっと止めてください。
○林紀子君 ちょっと待ちましょう。──速記止めてください。私の時間がどんどんたってしまいます。(発言する者あり)
○林紀子君 ちょっと、委員長が分からないのは分かりますけれども、やっぱりこういう状況の中でこんなに重大な法案が審議をされること自身が大変な問題だと思うんですね。ですから、どういう状況か調べる間ちょっとお待ちをして、私はまたスタートからさせていただきたいと思います。
○林紀子君 それでは、私のカウントは八分からということでよろしいですね。それでなければ私の大変短い質問時間ですので、このことで時間を取られるというのは困りますので、それでお願いをしたいと思います。
○林紀子君 それでは急いで駆け付けてくださるということを前提にいたしまして、質問をさせていただきます。  今回、審議が止まった根本には、この法案が出てもいない時点から中期目標、中期計画の原案を各大学に作らせていたと、こういう問題があるわけですよね。この点について、この冒頭、文部...全文を見る
○林紀子君 当然であり、国会軽視は全くないという強い意思の御表明がありました。  しかし、大臣、この中期目標や中期計画だけではないんですね。この資料以外に同じような未定稿という判こを押しました文部科学省の資料なるものが昨年の十月と十一月に大学に配られているわけです。今、おわびを...全文を見る
○林紀子君 今、大臣のお話を聞いておりましたら、それは今までと全く同じ。中期目標、中期計画についても今までさんざんそういう説明をした。だけれども、それは間違っていたんだと。国会審議というのを無視したものだということを、絶対そういうことはやりませんというふうに断固としておわびをしな...全文を見る
○林紀子君 移行経費の問題です。  これは六月五日の本委員会で、九十五億二百万円を計上して会計システムの構築の準備を始めていると、そういう御答弁を大臣はなさいましたよね。それが大問題になりました。先ほどのお答えの中でも、今までの会計事務と異なるやり方になるんだと。これは、国立大...全文を見る
○林紀子君 これは、必ずしも国立大学の法人化ということではなくてもこういうことはやるんだというようなお話だったと思うんですけれども、それは違いますよね。前回のこの委員会での答弁で、玉井総括審議官がお答えになっているのは、正にこれは移行経費なんだと、国立大学法人に移行するための経費...全文を見る
○林紀子君 前倒しとおっしゃいましたね。だから、それは法律ができてからスタートすべきことなのに、どうして法律も、今審議中、どうしてスタートするんですか。そこを問題にしているんです。全然、ですから、今の河村大臣の言葉では、国会無視はいたしません、審議無視はいたしません、そこのところ...全文を見る
○林紀子君 成立した暁と言いますけれども、してないということはお認めになるわけですね。じゃ、どうしてお金を既に各大学に配分して、その大学が入札を始めているんですか。そこが問題なんですよ。絶対おかしいと思います。
○林紀子君 ですから、先ほど未定稿という判こを押して、中期目標というのも、それからいろいろな準備作業というのもやらせているということが、そもそもこの審議の途中にやっていて、準備作業、準備作業ということで、本当に過労死の人が出るような形でまでやられている、そのことがおかしいと言って...全文を見る
○林紀子君 もうさっきから同じことを繰り返しているわけですけれども、法案が成立した暁にはということをおっしゃいますけれども、今、暁ではないんですよ。審議中なんですよ。それなのに、もう本当にこの法案が通ったような状況でこの法案に書いてあることそのものをやらせている、それが今の現実じ...全文を見る
○林紀子君 私たちは今、中身について本当に真剣に論議をしているからこそ国会審議を無視しちゃならぬと言っているわけですけれども、今、河村副大臣は何とおっしゃいましたでしょうか。そもそも見解が違えばしようがないというようなことをおっしゃったわけで、それはちょっと取り消していただかなか...全文を見る
○林紀子君 謝っていただかなくちゃいけないことが次々出てきちゃうんですけれども、取り消すだけでは納得はできません。
○林紀子君 今の御説明では私は理解をできませんけれども、もう一つ重要な問題がありますから、これはペンディングにしておきまして次に行きます。  今、河村大臣は盛んに労働安全衛生法との対比でおっしゃっておりましたけれども、これは全然性格が違うものなんですよね。だって、労働安全衛生法...全文を見る
○林紀子君 前、前回出してくださったあの資料を基にというお話ですね。  それでは、文部科学省が五月十六日付けで事務連絡というものをお出しになりましたね。その記入要領に、わざわざ下線を引いて、ここは注意しなさいということでお出しになっている部分があるわけですが、記入要領の(1)と...全文を見る
○林紀子君 私も、でもこの記入要領というのはびっくりしたんですよね。平成十五年一月末日に報告した数と符合するように今回の調査を上げてこいと、こういうことを言っているわけですね。  普通、調査というのは、前の調査と符合するようにその数を上げなさい、こんな調査があるんですか。今、現...全文を見る
○林紀子君 その差をきちんと見るというんだったら、符合しろなんということを書く必要はないわけで、差なんて出てこないでしょう。  実際どのくらい費用が掛かるか、まだ全く分かっていないわけですね。ほかの大学でも、例えば私の地元の広島大学でも、今コンサルタントを入れて調査をしている、...全文を見る
○林紀子君 はい。もう時間になりましたから、また私はこの続きをこの次やらせていただかなくちゃいけないと思うわけですけれども。  本当に、国立大学法人が違法状態でスタートするなどということは絶対に認められない。ですから、本当に対策をどうするのか、調査がそのスタートになるわけですか...全文を見る
07月08日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第22号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  まだまだこの法案につきましては山ほど質問をしたい、しなければならない問題があるわけですけれども、まず今日は最初に天下りの問題から質問をいたします。  国立大学法人には理事、監事として最大五百八十四名が新たに任命されます。そして、...全文を見る
○林紀子君 今、資料をお配りいただきましたけれども、私も一体どういう人がどういうふうな天下りをしているのかということをでき得る限り精査をしてみました。私の計算では、文部科学省OB二十七人で六十大学。そうすると、ちょっと私の方で漏れがあったかもしれないんですけれども、三十二人という...全文を見る
○林紀子君 官民を問わずということは官がもちろん含まれるということですので、今の御答弁の中には天下りがあり得るという御答弁だと思います。  そして、学校法人の場合、私立学校法第三十七条で、私立学校の場合は、監事の職務は学校法人の財産状況と理事の業務執行の状況を監査するというふう...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、今の御答弁ですと、経理の部分というのは分かったわけですけれども、運営全般、これにかかわるということですから、そうしますと教育研究の状況についても監査をするということになると思いますが、そうですね。
○林紀子君 個々の教育研究の内容には踏み込まないということだというふうに承りました。  監事というのは言わばお目付役というふうに言われておりますけれども、監査結果に基づいて、今の御答弁にもありましたように、学長や大臣に意見を提出する大変重大な職務を持っているわけです。こういう職...全文を見る
○林紀子君 あくまで適材適所ということを盾にして、そして天下りをごっそり生み出す、そんなことはもう絶対に国民が許さない。今の運営諮問会議でも六十大学で延べ七十人もの天下りがいる、こういうことなわけですから、こんなことが繰り返されるようなことがあったらそれこそ国民は許さないというこ...全文を見る
○林紀子君 運営諮問会議についてお話がありましたが、これは非常勤ということですけれども、今度は役員というのは国立大学法人も高専も正に常勤になるわけですから、なおさら天下りは許せないということを申し上げておきたいと思います。  そして、高専の問題についてここでお聞きしたいと思いま...全文を見る
○林紀子君 しかし、高専というのは文部科学省は高等教育機関と位置付けていらっしゃるわけですよね、今御答弁も高等教育局長がなさったわけですから。当然だと思うわけなんですね。  ユネスコの高等教育職員の地位に関する勧告というのは、自治が高等教育機関に不可欠な構成要素であると、こうい...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、もう定員が一人減らされてしまう。  さらに、この文書には、国家公務員第十次定員削減計画について、平成十五年度末をもってこの定員削減計画というのは適用外となるが、各高専の平成十六年度、十七年度の人事計画は、第十次定員削減計画を実施したと仮定した場合の定員...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、定員削減の網は掛かっちゃう、そういうことですね。第十次定員削減計画というのは十七年度まで前半があるわけですね。その網が掛かってしまうということですよね。
○林紀子君 何かいろいろなことは文部科学省が押し付けているのに、都合が悪くなったらそっちが考えていることですよというのは、どうも納得できないんですよね。  高専の教授の担当授業時間数というのは平均で十三・五時間だというふうに文部科学省のこれは資料で拝見をいたしました。大学の教授...全文を見る
○林紀子君 それでは、定員削減の枠はもちろん掛けることはできないんだということを承っておきます。  それから、中期目標、中期計画。これまでいろいろ問題になりましたけれども、今日もその問題に触れないわけにはいきません。  文部科学省は、独立行政法人通則法をそのまま適用するこの高...全文を見る
○林紀子君 これまた御答弁は何だか聞いたことがあるような御答弁でございまして、大学に対して国立大学協会からそう言われているから、そういうふうにさんざん御答弁あったけれども、そうじゃなかったということが明らかになったわけですけれども、高専の場合はあくまで協会の申出だと言うんですか。
○林紀子君 そうしましたら、概算要求作業、これは中期目標、中期計画の策定作業とは直接関連しないと大学の場合お答えになったわけですから、高専の場合も同じように考えていいわけですね。
○林紀子君 それでは、今度は高専ではなくて大学の問題に移りたいと思います。  先日の委員会で大臣は、各大学が昨年十二月に示された未定稿資料について、速やかに資料の正確な趣旨を徹底する、大学に対して必要な情報や資料を提供する、そういうふうにおわびの中でお述べになりました。この資料...全文を見る
○林紀子君 この間に作られた各大学の中期目標、中期計画というのは、この十二月に示された未定稿資料に全くと言っていいほど横並びなわけなんですね。それにはこういう話があるそうです。  十二月の未定稿資料というのは、それまでの作業が大学独自の判断での作業であったのとは異なり、今回、十...全文を見る
○林紀子君 そうしますと、この未定稿資料にとらわれないで自由な発想で作成をしていいんだと、そういうことですよね。
○林紀子君 私のところにファクスが届いております。静岡大学の前学長の佐藤先生ですけれども、この方はこうおっしゃっているんですね。  各大学が中期目標・計画で教育研究の充実強化のために所要の組織改編等を予定する場合、これらの事項は従来の概算要求と同じ扱いになるのは公知のことである...全文を見る
○林紀子君 だから、これが相談だなんていうふうに思うのが大違い、事実も大違い。相談じゃなくて、項目は横並びにそろえたい、文部科学省がそう言っているわけですから、相談じゃなくて押し付けじゃないですか。  先日の畑野議員の質問に対して、文部科学省が大学の意に反して中期目標の原案に、...全文を見る
○林紀子君 ところが、これまた全く逆なことがあるというのが分かったんです。  同じく、ある大学のヒアリングでは、大学側が、教育学部は教員養成担当学部として再編する予定である、このことを中期計画に記載することについて了承をいただきたい、こう言ったそうですけれども、文部科学省の方は...全文を見る
○林紀子君 今、幾つか実例を示してお答えをいただきましたけれども、お答えはきちんと整合性があるように見えるんですけれども、実際やっていることというのが全く違うんですよね。  これは国会の場です。審議の場です。国会無視ではないということを今まで大臣も含めましてさんざんおっしゃった...全文を見る
○林紀子君 何度聞いても、次に聞くとまた違ったことをやっているということが分かるので非常にむなしいわけですけれども、これを本当にやっていかなければ、きちんと今おっしゃったことを貫徹しなければ本当に文部科学省そのものがもう信頼されないという状況になるんじゃないかというふうに思うわけ...全文を見る
○林紀子君 それでは、具体的に国立大学法人の職員となることを拒否する、あるいは国家公務員としての身分継承を希望した場合、他の行政機関への配置転換を含めてどのように身分保障をするのでしょうか。
○林紀子君 ちょっと質問を取り違えていらっしゃるんじゃないかと思うんですが、そういうことはもうよく分かっております。しかし、それが分かった上で、国立大学法人の職員にならないで国家公務員としての身分継承を望みたいと、そういう人だっているかもしれないでしょう。そういうときはどうするん...全文を見る
○林紀子君 今日の質問というのは、きちんと、問いに対してきちんと分かるように答えるという約束で始まったんですよ。(発言する者あり)ええ、今の答えというのは同じことを二度三度繰り返して、そうじゃないんだと言ってもそういう答えしか言わないんでしょう。それじゃ、やっぱり今までの約束と違...全文を見る
○林紀子君 そうですね。ええ、本当、おかしいですよね。  これじゃ、だって、だから、そういう法律の仕組みはもう分かった上で、だけれども、公務員試験というのを受けてちゃんと公務員になったわけでしょう。だから、そういう人が、いや、私はこれだけのちゃんと試験を受けてこういう資格がある...全文を見る
○林紀子君 何だか全然問いに対した答えというのが出ないんですよ、今の話だと。だから、ちょっとこれは休憩しましょう、休憩。(発言する者あり)本当、本当。
○林紀子君 ようやく何だか分かりましたよ。個人個人に、個人個人、そういう人もいるだろうということでそういうときはどうするんですかというのを聞いたわけで、それは個別にきちんと対応しますということですね。初めからそう言っていただいたら、私の時間は五分損しちゃったんですよ、もう本当に。...全文を見る
○林紀子君 時間がなくなりましたので、本当に山ほどまだ質問は残っておりますけれども、今日の私の質問はこれで終わります。
○林紀子君 日本共産党の林紀子です。  修正案に対してたくさん質問したいところはありますが、二点だけ質問させていただきたいと思います。  まず、中期目標、中期計画は、修正案では国立大学法人が作成し、届け出るとしております。我が党も、教育研究に文部科学省の介入を許さないためには...全文を見る
○林紀子君 今、その税金投入ということがありまして、答弁者も今日の午前中は質疑の中で財政措置の削減ということになるのではないかと大変心配をして質問をなさっていたと思います。私もその答弁をお聞きしておりましたけれども、その答弁では、移行前の予算を上回るというふうには到底思えなかった...全文を見る
○林紀子君 大学関係者もそれから国大協も、一番最後まで設置者を是非国にということを言い続けていたということも聞いております。私たちも、やはり国が設置者というところで本当に国の財政、予算というのをきちんと配分される、きちんと付けられる。今まで言っておりましたように、高等教育予算、世...全文を見る
○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、国立大学法人法案等関連六法案に反対の討論を行います。  以下、反対する理由を具体的に述べます。  反対する第一の理由は、学問の自由、大学の自治を踏みにじるものだからです。本来、各大学が自主的に定めるべき大学の目標を文部科学大臣が定めるな...全文を見る
07月24日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第23号
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○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。  私は、今日は広島県尾道市の教育関係者の自殺の問題についてお伺いしたいと思います。  三月の九日には尾道市の小学校の慶徳校長が、また今月の四日には尾道市教育委員会の山岡教育次長が自殺をするという痛ましい事件が起こりました。私は心か...全文を見る
○林紀子君 これは新聞報道で拝見したんですが、河村大臣は民間人校長とこのすぐ後、懇談をなさったということを聞いておりますが、そのとき民間人校長からはどんな意見が出されたのかお聞かせいただけたらと思いますが、ちょっと事前に申し上げていなかったので御準備がありませんでしょうか。
○林紀子君 民間校長というのは、文部科学省が方針として打ち出したわけですよね。全国に五十六人いたということですけれども、広島県には全国でも一番多い六人いらしたわけですけれども、五人になってしまったということになっているわけです。  そして今、河村副大臣からも御紹介ありましたが、...全文を見る
○林紀子君 そして、このとき出された意見の中で私もなるほどと思ったのは、教育行政を考える人たちは本当に現場を知っているのかというお声もあったということですね。私も本当にそのとおりだというふうに思うんですよね。  今までこの委員会でも何度も私は教育現場の状況、先生の状況がどんなに...全文を見る
○林紀子君 教育委員会だけではなくて、文部科学省そのものもというふうに私は申し上げたいということがあるわけです。  そして、こういうことを考えますと、教育の現場にぴったり一致しないような、そういうような問題が次々と現場に持ち込まれているんじゃないか、そういう心配が今回の事件を通...全文を見る
○林紀子君 そこのところは大きく見方が違うわけですけれども、しかし特定団体の強権的な教育介入というのはきっぱりと断ち切る、そういうところについては私たちも是正ということは非常に必要なことだというふうに思ったわけですね。しかし、その是正にとどまらず、本当に強権的なやり方で、日の丸・...全文を見る
○林紀子君 ですから、その是正指導というのが是正指導の名をかりて行き過ぎている、本当に大事な子供たちと向き合うその時間を奪っている、そういうことを私は申し上げているわけです。  それに加えて、尾道市では、トップレベルの教育を目指すということを看板に教育プラン21というのを計画し...全文を見る
○林紀子君 ですから、私は、是正指導をするその根本になったところというのは断ち切っていく、強権的な教育への介入というのは断ち切っていくというところは認めるということを申し上げているわけですね。  しかし、それが行き過ぎてしまって先生たちを苦しめている、校長先生も苦しめている。山...全文を見る
○林紀子君 繰り返しになってしまいますけれども、やはり子供たちの立場に立って、そして父母の立場に立って、是正指導これでいいんだというふうなお立場もあるわけですけれども、やっぱりその是正指導が行き過ぎているんじゃないかという声もあるわけですから、本当に子供たち、父母の立場に立ったそ...全文を見る