林紀子
はやしとしこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月18日 | 第159回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子です。今日はどうも本当に四人の先生、ありがとうございます。 今までお話しくださったことや、また、事前にいただきました論文などを拝見させていただいてお聞きをしたいんですが、まず玉村先生にお聞きしたいのは、これは私、もう随分昔の話ですからこういうふう...全文を見る |
02月25日 | 第159回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○林紀子君 私も伊達市の市長さんの菊谷参考人にお聞きしたいんですけれども、この伊達市の生活支援マップというのを「まちに暮らす」というこのピンクの本で最初に見せていただいたんですが、いろいろな作業所とか支援センターとか、もう本当に町ぐるみで支援をしているというこの状況がこの図からも...全文を見る |
03月03日 | 第159回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○林紀子君 今の問題とも関係があるのですが、文部科学省の方にお聞きしたいのですが、この特別支援教育ということですね。 この調査会でも、前々回の調査会では教育の問題ということで各方面のそういう仕事に携わっていらっしゃる専門の方々に来ていただいてお話を聞いたのですが、その中でLD...全文を見る |
○林紀子君 済みません。 今の問題と関連して、この三月までに百億円ぐらい不足になると、それをかき集めてくださったというお話はありましたけれども、来年度の予算というのも、今年度と同じぐらいの伸びということになっても今の予算では、予算案では不足をするのではないかという話も聞いてお...全文を見る | ||
○林紀子君 先ほど、やはりかなり地域によってばらばらだというお話はあったんですけれども、私、予算委員会の視察で神戸市に参りましたら、この要望書というのをいただいたんですが、八項目の要望書があるうちの一つにこの支援費制度の円滑な運営を図るための財源、財政措置を是非きちんとしてほしい...全文を見る | ||
03月17日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、私は、最初に年金問題についてお聞きいたしますが、年金を取るための資格期間に限って今日はお聞きしたいと思います。 日本は原則として二十五年間保険料を掛けないと年金が一円ももらえない制度です。二十五年未満は掛け捨てという残酷...全文を見る |
○林紀子君 私も調べてみましたけれども、二十五年という国は一つもないんですね。日本はやっぱりちょっと異常だと思うわけですよね。なぜ日本は二十五年なのか、その理由、厚生労働大臣、お聞かせいただけますか。 | ||
○林紀子君 二階部分まで長くなくちゃいけないなんというのはとんでもないことだと思うんですけれども、この二十五年ということで受給資格期間を長くすれば安定した積立金が生まれる、積立金があれば天下り先にも困らない、これが本当のねらいではないかというふうに思うんですよね。 私、今ここ...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、短い期間だったら、十年間であれば、保険料はそういうことだということになるのは当然だというふうに思うわけですね。ですから、今若者の年金離れ、掛けないという人も増えているわけですから、これも一つの方策として真剣に考えるべきだというふうに思います。 それでは、...全文を見る | ||
○林紀子君 こう言っては申し訳ないんですが、前青少年特命大臣というのはこの子どもの権利条約というのを御存じなかったわけですよね。現在、青少年の特命担当大臣というのは小野大臣ということになるわけですね。 そうしますと、子どもの権利条約に責任を持ってやっていく大臣は小野大臣である...全文を見る | ||
○林紀子君 今までばらばらで各省庁がやってきた、そこが今回の勧告で非常に厳しく言われているところなんですね。 例えば、NGOなどは今この子どもの権利条約というのを大いに広めていこうということでいろいろな団体が運動を始めているわけですけれども、そうしましたら、そういうNGOがも...全文を見る | ||
○林紀子君 分かりました。 それでは、今度は教育についてお伺いしたいのですが、文部科学大臣、急いでこちらに来てくださったということで、教育にかかわっては、前回、子供は教育制度の過度の競争的な性格によりストレスにさらされ発達障害に陥っている、それと闘うための適切な措置を取るよう...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、ちょっと具体的な数字をお聞きしたいんですけれども、不登校の児童生徒の数、第一回政府報告を国連に提出した九六年から五年間でどのような変化があるのか。また、高校の中途退学者の割合はこの五年間でどうなっているのか、数字をお示しいただきたいと思います。 | ||
○林紀子君 この中途退学の理由を見ますと、学校生活、学業に不適応、これが一番多くなっていて、年々増えているわけですね。そして、IEAの第三回国際数学・理科教育調査の中で、数学と理科の好き嫌いを調査しておりますけれども、それはどんな数字が出ておりますでしょうか。 | ||
○林紀子君 今のそれぞれの数字を示していただきましたけれども、これを見ましても、得点は高くなっている、だけど勉強が本当に好きかどうかというと、勉強はどうも好きになれない、学校に行きたくない、そういう子供たちの現状というのはこの五年間ほとんど変わっていないわけですね。 高校入試...全文を見る | ||
○林紀子君 まだたくさんお聞きしたいことがあるんですけれども、勧告ではNGOや生徒や親、そういうものを含めてカリキュラムを見直すべきだということが言われております。 時間がなくなってしまいましたので、この子どもの権利条約につきましては今後も大いにお話を聞きますし論議もしていき...全文を見る | ||
03月18日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第2号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 私は予算委員会でも子どもの権利条約に関して質問をいたしましたが、時間も大変短かったものですから、今日も子どもの権利条約の教育にかかわる部分について質問をさせていただきたいと思います。 日本は子どもの権利条約を一九九四年に批准し...全文を見る |
○林紀子君 今、お二人の意見を聞いておりますと、子供たちが自分の意見を表す、表現する、そういう能力を身に付けるということは必要なことだとそれぞれお考えになっていると思いますが、もう一度確認をいたします。 | ||
○林紀子君 私は、この意見を表明するということで最近の事例ですぐ思い浮かびますのは、宮崎でしたでしょうか、高校生が、イラク戦争は何とか平和的に解決してほしい、各国の軍隊を撤退させてほしいと、そういう思いで五千人以上の請願署名を集めて小泉総理に提出をした、これも立派な意見表明だと思...全文を見る | ||
○林紀子君 私も、ですから、これは高校でこの子はイラク戦争はいけないよというふうに教わってやったんじゃなくて、その辺は私もはっきり本人には別に聞いているわけではありませんけれども、しかし自分の思いで、それはマスコミや何かでたくさん情報は入るわけですから、そういう思いで素直な気持ち...全文を見る | ||
○林紀子君 NIEのお話もありましたけれども、正にイラクの問題などはその一番大きな題材になるのではないかというふうに思うわけです。 そしてまた、学校では、特別活動ということで生徒会の活動などというのもあるわけですよね。先ほど河村大臣がちょっとこれにお触れになったのではないかと...全文を見る | ||
○林紀子君 それがどうも分からないんですけれども。確かに、その「なお、」ということで、児童生徒等の実態、保護者の考え方、地域の実情等を踏まえ、校則がより適切なものになるように配慮せよというふうに書いてはあるんですけれども、しかし、この四の言っていることは、校則は学校の責任と判断に...全文を見る | ||
○林紀子君 十年前と全然考えが変わっていないと。本当にこの十二条について文部科学省は何にも分かっていないというか、本当にねじ曲げるようなやり方をしているというふうに思うわけですよ。だって、校則なんというのは、さっきの世界の問題よりもっと自分に身近な問題でしょう。それがどうして子供...全文を見る | ||
○林紀子君 お二人の今のお答えから見ますと、そうしますと、これは子供の意見というのは校則の場合も、ここは校則になっていますからね、校則の場合も十分聞くんだということなんですね。 そして、だから合理的な範囲内でとかということは、いや、それはちょっと違うよということがあった場合は...全文を見る | ||
○林紀子君 でもね、この文書を見た人たちは全部はそうは考えないんですよ。だから、これがやっぱり間違っている。 今度の勧告でも、これはまだ正規の訳ができていないかもしれません、NGOの訳ですけれども、教育、余暇及びその他の活動を子供に提供している学校、そのほかの施設において方針...全文を見る | ||
○林紀子君 子供たちに、特にあなたたちはこういうことをすることができるんですよと、そういう能動的な、正に自分たちは意見を表明することができる、その能力は必要だとおっしゃっているわけですから、こういうことができるんですよということを知らせるような、そういうものを是非子供たちに直接渡...全文を見る | ||
03月25日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第5号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 思い出しますと、昨年もちょうど今ごろ、この義務教育費国庫負担法の改正案というのが出てまいりまして、そしてこの委員会で大いに論議をされておりました。このときに各委員から質問されましたのは、平成十四年の十二月十八日に三大臣がサインをし...全文を見る |
○林紀子君 大臣にお願いします。 | ||
○林紀子君 この三大臣合意について、昨年、遠山大臣はこうおっしゃっていたんですよね。この合意の問題については、委員会の記録としてむしろ残さない方がいい、それからまた、読み方がなかなか明確でない面がございます、こんなふうにお答えになっていたんですけれども、今になってみますと、どこの...全文を見る | ||
○林紀子君 そこで、先ほども問題になりましたけれども、ここにかかわってくるのは、今回のこの法案の、これは改正する法律というのは、第一条、第二条を改正するというだけで二つしかないわけですけれども、附則というのが四つも付いているわけですね、四条という形で。その中の第二条というのが今お...全文を見る | ||
○林紀子君 それじゃ、今、社会経済情勢の変化を勘案するというお話もありましたね。この社会経済情勢の変化というのはどういうことを想定をしているわけですか。 | ||
○林紀子君 様々な情勢がある。それはいつでもどこでも様々な情勢というのはあるわけですね。しかし、わざわざここにうたってあるからには、一定の想定がないと別にうたった意味はないというふうにも思うわけですね。 そうしますと、例えば経済情勢が良くなると、国の財政が良くなるというような...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、わざわざここにこういう文言を入れた意味というのは全然ないんじゃないかなと。そのときになってみなくちゃ分かりませんよというお話ですよね、というふうに思うんですけれども。 でも、一つかなりはっきりしている経済情勢ということにつきましては、今回の退職金の問...全文を見る | ||
○林紀子君 退職手当については確保されたというふうにおっしゃっているわけですけれども、それは今よりどんどん増えても大丈夫だということなんですか。そこをちょっともう一度、もう少し、確保の一言じゃなくて、どういうふうに確保されるのかということも含めて御説明ください。 | ||
○林紀子君 足らない部分は地方交付税で措置をされるというお話なんですが、地方交付税ではそれは非常に、全体が沈んだら沈んじゃうというお話先ほどからありましたし、地方交付税というのはそれこそ色の付かないというか、ここに使いなさいというお金ではないわけですよね。退職金に使いなさいという...全文を見る | ||
○林紀子君 条例で決められるというのは分かりましたけれども、条例というのも変え得るものであるということもまた確かなわけですね。ですから、きちんとこれは退職金に使いなさいというお金がそれに足りる分だけ渡されない限り、今みたいな心配というのは十分あるということではないかというふうに思...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、先ほどからいろいろお聞きしてまいりましたが、その社会経済情勢の変化というのもその時々によって違うものだ。また、この「必要があると認めるときは、所要の措置を講ずる」というのもこれからの問題だ。ですから、そういう意味ではこの第二条というのは何にも書いていない...全文を見る | ||
○林紀子君 先ほど来、ほかの委員の皆さんにお答えがありましたけれども、この中教審では専門部会というのを設けて、そしていろいろなところからの聞き取りということもやっているというお話はあったんですけれども、しかし、それでは、これはいつごろまでにこの検討というのを行って、そして経済財政...全文を見る | ||
○林紀子君 できるだけ早くというのは、どのくらいの日時のことでしょうか。 | ||
○林紀子君 先ほど来、財政面で見るのではなくて、この義務教育費の国庫負担というのは教育論でやらなくちゃいけないという話は、前回に続きましていろいろあるわけですね。 しかし、今までの経過を見てまいりますと、先ほど踏み付けられているという話もありましたけれども、結局、経済財政諮問...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、前回のときも遠山大臣が教育論のフィールドに引き戻してという言葉を使われたわけですけれども、中教審のその論議というのもきちんと踏まえてということは確かに書いてあるわけですね。ですから、本当にその教育論というところでどれだけ頑張れるのか。それが文部科学省にも...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、これは皆さんも確認をなさっておりますけれども、私も確認をしたいと思うんですが、教員だけではなくて事務職員、栄養職員への国庫負担制度、これも守っていくと、こういうお約束はしていただけるわけですね。 | ||
○林紀子君 次に、ちょっと大分時間がなくなってまいりましたが、総額裁量制についてお聞きしたいと思います。 先ほども、総額裁量制というのは、その三大臣合意の中では一のところに書かれていて、結局、今回それが踏み切られてしまったということになっているわけですが、この総額裁量制という...全文を見る | ||
○林紀子君 時間になってしまいましたので、この続きは次回ということで、またお伺いしたいと思います。 終わります。 | ||
03月26日 | 第159回国会 参議院 本会議 第10号 議事録を見る | ○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇四年度政府予算三案に対する反対討論を行います。 反対する第一の理由は、今後十数年にわたる際限なき年金保険料の引上げや庶民増税など、言わば連続負担増予算だからです。 小泉内閣発足以来、医療保険の三割負担などで既に四兆七千億円もの...全文を見る |
03月26日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○林紀子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇四年度政府予算三案に対する反対討論を行います。 反対する第一の理由は、今後十数年にわたる際限なき年金保険料の引上げや庶民増税など、連続負担増予算だからです。 小泉内閣発足以来、四兆七千億円もの負担増と給付削減に加え、新たに二兆...全文を見る |
03月30日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第6号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日はお二人の参考人、本当にありがとうございます。お立場からいたしましたら年度末というのは一番忙しい時期ではないかと思いますが、今日はお出掛けくださいましてありがとうございました。 私も、今までいろいろ質問がありましたので重な...全文を見る |
○林紀子君 ありがとうございました。 | ||
○林紀子君 はい。 | ||
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 前回に続いて質問をしたいと思います。前回はちょうど時間切れになってしまいまして、総額裁量制の問題に入ったところで終わってしまいましたので、今日はその続きということで、総額裁量制の問題からお聞きしたいと思います。 総額裁量制で地...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、非常勤講師の実情ですね、例えば各県でどのくらい人数がいるのか、お給料はどうなっているのか、勤務時間はどうなっているのか、勤務形態ですね、そういうものはどういうふうになっているのか、その実情を文部科学省としてはつかんでいらっしゃいますか。 | ||
○林紀子君 文部科学省の方では把握をしていないということですけれども、私は、京都の教職員組合の報告、これがあるわけですけれども、ここでは非常勤の乱用というような状況で非常勤講師の種類というのがいろいろあるというんですね。がんばる先生支援講師、非常勤TT加配、定数活用非常勤講師、看...全文を見る | ||
○林紀子君 兵庫県の教職員組合の実態調査というのも私は持っているわけですけれども、兵庫県では二〇〇一年度に小中学校に約百人の非常勤講師が配置されている。そのほとんどの人が契約をした勤務時間を超えて勤務している。ここでも残業があるわけですよね。そして、教育活動の悩みとして、連絡や打...全文を見る | ||
○林紀子君 国の制度に合わせて地方は教員の雇用形態というのを決めているということだと思うんですね。その責任を果たすためにこの義務教育費国庫負担制度というのがあるというふうに私は思っております。 ですから、定数は決まっているけれども、先生の人数、自由にどうぞいいですよ、給料の方...全文を見る | ||
○林紀子君 今お答えいただきましたが、非常勤の実態もつかんでいない、じゃ正規の教員の実態もつかんでいない、何にもつかんでいない、こういうことなんじゃないかと思うんですけれども。 それでは、教職員が学校から帰っても持ち帰りで仕事をしている、こういうことは御存じでしょうか。 | ||
○林紀子君 どうしてこういうことをお聞きしたかといいますと、最近、堺市の小学校教諭の過労死認定を含めた裁判で判決が出ました。そして、その中で持ち帰り仕事も校務だと認定されたわけですね。ですから、校務ということであれば承知をしていて当然なんですが、じゃ具体的な中身がどうかというのは...全文を見る | ||
○林紀子君 今、大臣のお話の中にも一部の人に偏らないようにと、そういうこともお話ありましたけれども、この過労死認定をされた方の働き方というのは本当にびっくりするような状況なわけなんですね。 これは裁判でもう裁判長により認定されたところですので、どういう状況だったかというのをち...全文を見る | ||
○林紀子君 やはり会議で徹底するじゃなくて、実態がどうなのかということをきちんとつかむ、その上でそういうこともやるべきじゃないかと思うんですね。 また、大臣にお伺いしたいんですけれども、この義務教育国庫負担の問題については、やはり教育論に引き戻して論議をすべきだというのをもう...全文を見る | ||
○林紀子君 義務教育費の国庫負担制度、本当にもうこれは絶対給与の部分守り抜くんだというお話ずっとありまして、私たちもそうだと、こう応援をするという気持ちなんですけれども、でも、この実情調査するぐらい、確かに大変なことですけれども、これ守り抜くためにこんなくらいのことをやれないで、...全文を見る | ||
04月06日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第8号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日はまず、参考人としておいでいただいております黒川会長の方にお話を伺いたいと思います。 学術会議の機能として、科学者の代表であること、代表制というのが一つの柱になっていると思いますが、今回の改正では、七部制から三部制にする、...全文を見る |
○林紀子君 次の質問は、今までも出たところですけれども、十二期以前というのは勧告や要望などがたくさん出されております。内容も、午前中お話がありましたが、原子力の平和利用三原則とか、それから南極観測に日本も参加すべきだとか、こういう大きな構えで勧告が行われているということを私も午前...全文を見る | ||
○林紀子君 今お話がありましたように、十二期と十三期の間というのがその選出の方法が変わったということなんですよね。先ほど、午前中、事務局長さんからのお話では、第一線の科学者がなかなか選ばれなくなったというようなお話もあったわけですけれども、ちょっと素人考えに考えますと、じゃその後...全文を見る | ||
○林紀子君 そういう意味では本当に有益な報告というのが出されているというふうに思うわけですね。 今回の改正でこの研究連絡委員会制度というのは廃止される。そして、研究連絡委員会は、学術会議と学協会を結び付けて、学術会議が、今お示しいただきましたように、社会に様々な提言をしていく...全文を見る | ||
○林紀子君 今のお話で、選出では学協会とはリンクはしないけれども、中身では十分にリンクをしていくんだというお話だったと思うわけですが、それではこの連携会員というのはどういうような形で選ばれていくのか、事務局長さんの方から教えていただきたいと思います。 | ||
○林紀子君 私も、昨年のこの委員会で海洋科学研究連絡委員会の出しました「海洋科学の教育と研究のための船舶不足と水産系大学練習船の活用について」という報告を基に、海洋科学について質問をいたしました。これは平成十三年に出されたものですけれども、地球環境と食糧の両問題を同時解決するかぎ...全文を見る | ||
○林紀子君 失礼いたしました。茂木大臣に聞かせていただきましたけれども、政策提言機能を発展させるんだというお話もあったわけなので、もう一つ私が経験したことでは、今回国立大学が法人化するに当たりまして、労働安全衛生法に違反をしてしまうのではないかという問題が持ち上がりまして、この委...全文を見る | ||
○林紀子君 学術会議法の第二条には、科学の向上発展を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とするというのを私も今回改めて読みまして、そういう意味ではなかなか行政には反映浸透していないのかなというふうな気もいたしましたけれども、是非学術会議の方といたしましても...全文を見る | ||
○林紀子君 今お読みいただいたところでは、国の特別機関ということで位置付けることが必要だということと同時に、法人形態にすることは必要性を欠くのみならず、基本的性格に照らして妥当でないというふうに述べていらっしゃいますけれども、その法人の問題につきまして参考資料というのを後ろの方に...全文を見る | ||
○林紀子君 そうですね、随分長いので、かいつまんで言っていただいて結構ですが。 | ||
○林紀子君 そうしますと、独立行政法人ということでは、独立行政法人も特殊法人も認可法人も公益法人も、やはり日本学術会議というものはなかなか当たらないのではないか、今考えられている独立行政法人ということではそれに当たらないのではないかということが述べられているというふうに思うわけで...全文を見る | ||
○林紀子君 自らの改革は自らで行う、そして学術会議自身の自主性が守られてこそ独立性というのも守られると、そのことを申し上げまして、質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
04月13日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第10号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、この放射線障害防止法というのは、放射性同位元素等の使用や汚染されたものの廃棄などを規制して放射線障害を防止するための法律、こういうふうに考えていいと思います。この放射線防止法、放射線障害防止法の精神というのは、たとえ低レベル...全文を見る |
○林紀子君 分かりました。また省令の段階で見せていただきたいと思います。 次に、処分の段階で埋設確認を受けなければならないというふうにありますが、この埋設確認というのはどういうことでしょうか。 | ||
○林紀子君 省令が大変重要だというのが改めて分かりました。 今、全国各地で産業廃棄物の処分をめぐっていろいろな問題が起こっております。埋設処分を行うには今のような省令をきちんと決めて、それの基準、それから確認をするということは分かりましたけれども、しかし、処分場となる地元の自...全文を見る | ||
○林紀子君 住民それから地方自治体ときちんと合意、理解がなくて推し進めるなどということになりましたら、ますます混乱は後々ひどくなるといいますか、なかなかその理解が得られなくなるということがあると思いますので、その辺はきちんと、今、大臣がおっしゃったようなことで進めていただきたいと...全文を見る | ||
○林紀子君 それから、私はここに今「放射能事件ファイル」という本を持っておりまして、野口邦和さんという先生が書かれていらっしゃるんですが、昔は、十数年前まで、ウラン入りの陶歯と言うんだと思うんですが、歯ですね、きれいに見せるためのそういう歯が作られていたり、それからニコチン・アル...全文を見る | ||
○林紀子君 私が挙げましたのは、どうでもいいようなと言ったら申し訳ないんですけれども、どうしてもこの放射性同位元素などを使わなくてもいいようなところにまで使われているというようなものを挙げたわけで、どうしてもこれが必要だというところは仕方がないのかなというふうにも思っているわけで...全文を見る | ||
○林紀子君 モラルはもちろん大事ですけれども、それと同時に、それにかかわるお金というのも大事なのではないかというふうに思います。 日本学術会議の、前回これはいろいろ論議をいたしましたが、大変有用な研究連絡委員会の報告があるというのをお示ししましたが、今回も三つの研究連絡委員会...全文を見る | ||
○林紀子君 大学の方にちゃんと運営費交付金の中でそれを確保しろという、希望ということをおっしゃったわけですが、それでは文部科学省の方がどうかということなんですが、大学における放射線管理、核燃料物質管理、有害業務の安全管理に係る予算と人員や事故時の措置などを担当する文部科学省内の部...全文を見る | ||
○林紀子君 今の大臣のお話の中で、そうしますと、運営費交付金の中にはこの安全管理というものも算定をして出しているんだよと。だけれども、これは地方に対する交付金と同じようなもので、使っても使わなくってもそれは大学の勝手といいますか、大学の考え方に任されるということになってしまうんじ...全文を見る | ||
○林紀子君 先ほど大臣がおっしゃった、学生に対しても適切な法令をということをおっしゃっておりましたので、それも確認をいたしまして、私の質問を終わります。 | ||
04月15日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第11号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。今日は三人の皆様、ありがとうございました。 まず私は依田参考人にお聞きしたいのですが、消費者の間から大変、これは実は日本人音楽家に限らず、輸入を禁止することが可能になる法案ではないかなどというようなメールが大分たくさん寄せられており...全文を見る |
○林紀子君 それから、もう一つ消費者の方たちがおっしゃっているのは、再販制度との関係ですね。 私たちは、この再販制度というのは、先ほど御説明がありましたように、北は北海道から南は沖縄までどこでも同じように文化が享受できる、これはどうしても必要な制度だというふうに思っているわけ...全文を見る | ||
○林紀子君 今度は若松参考人とそれから依田参考人にもお伺いしたいのですが、日本経済団体連合会が「「知的財産推進計画」の改訂に向けて」ということで、前提条件が変化した場合や消費者に与える影響が予想と異なった場合には、輸入権は役割を終えるべきであるというふうに言っておりますけれども、...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、今度は弘兼参考人にお伺いしたいと思います。 今、最初に御説明くださいまして、資料もいただきましたけれども、これを見ますと、コンテンツ産業におけるコミックの占める位置というのは本当に随分大きなものがあるんだなということを感じました。世界に誇るコミック界とい...全文を見る | ||
○林紀子君 どうもありがとうございました。 そうですね、シルバーコミック世代とおっしゃいましたけれども、もう若いときからやはりコミックに親しんで育ってきた方がもうシルバー世代になっているという状況なのかと思いました。 どうもありがとうございました。 | ||
04月20日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第12号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 実は、今日は公正取引委員会からおいでいただきまして、私も十二月三日の文化審議会の著作権分科会においての意見というのをお聞きしようと思いましたが、午前中から今までずっと論議が重ねられておりまして、ほとんどの皆さんがそのことに触れてお...全文を見る |
○林紀子君 また、この還流防止措置についてですが、輸入CD規制法ではないかとか、国内盤が販売されていないマイナーな音楽の輸入盤まで手に入りにくくなる可能性があるのではないかとか、海外盤CDを禁止するようなものだという意見がこれまたメールで寄せられております。 この還流防止措置...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、条文に沿って伺っていきたいと思いますが、百十三条の五項、これがもう先ほどからずっと問題になっているわけですが、著作権を侵害するとみなす行為については、「情を知つて、」という要件と、それから、「得ることが見込まれる利益が不当に害されることとなる場合」と、この二...全文を見る | ||
○林紀子君 この点に関連しまして、立法過程において欧米の輸入盤は含まないという記述が含まれない限り、含まれて法的に担保されない限り、幾らお答え聞いても何の意味がないというまたメールが来ているわけですね。 それからまた、具体的にこういう提案があるんです。当該国内頒布目的商業用レ...全文を見る | ||
○林紀子君 ちょっと、そうするとよく分からなくなってしまったんですが、情を知ってということのその情を知る手段というのは、結局その表示がされている、シールが張ってあったり印刷をされるという場合もあるのかもしれませんが、しかし、それを政令で定めるということになると、法的な安定性が担保...全文を見る | ||
○林紀子君 それでも、これは国内で販売してはいけないんだよという、その情を知るのは、結局、ぺたんと張ったり印刷したりするわけでしょう。だから、この政令で定めてあろうとなかろうと、そういう意味では、張ったり印刷したりするというのは同じなんじゃないですか。 | ||
○林紀子君 情を知ってという方が、例えば、消されていても本当は国内で販売しちゃいけないわけなんだから、消されたものもそれは情を知って輸入をしたものだということなんでしょうかね。何か分からないんですけれども、ちょっとここだけではよく分からないんですけれども。 それと、だから政令...全文を見る | ||
○林紀子君 まだ私自身はすっきりとは分からないんですが、ここだけでちょっと時間を取るわけにいかないので、またもう一度よく御説明をいただく場というのも考えてみたいと思いますので。 その次の、もう一つの要件ですね、「得ることが見込まれる利益が不当に害されることとなる場合」というの...全文を見る | ||
○林紀子君 そして、それは具体的に判断するのはだれなのかというのを。 | ||
○林紀子君 それに関連して二つの懸念というのが言われているんですが、輸入業者は利益が不当に害されるという、この条文との関係で洋盤輸入を差し控えるのではないかという、そういう懸念ですね。それから、これは全国消費者団体連合会から出ているわけですが、内外無差別の原則から、洋楽の輸入盤に...全文を見る | ||
○林紀子君 また、全国消費者団体連合会、同じところからの意見ですが、発売からの期間も七年を超えない範囲というのは余りに長過ぎるんじゃないか、長くて意味がありませんという意見を表明しております。法案においては、国内において最初に発行された日から起算して七年を超えない範囲内において政...全文を見る | ||
○林紀子君 そしてもう一つ、この措置そのものを暫定的なものにすべきだという意見がありますね。日本経団連の「「知的財産推進計画」の改訂に向けて」という提言では、前提条件が変化した場合や消費者に与える影響が予想と異なった場合、この輸入権は役割を終えるべきであるということで、法施行後一...全文を見る | ||
○林紀子君 今いろいろお答えいただきまして、私がちょっと理解できなかった部分もあるわけなんですけれども、しかし、今回のこの改正、音楽レコードの還流防止措置というのは、音楽家の権利を守り、また日本の音楽文化の発展に資するということだと思いますので、ほかの二つの書籍、雑誌の貸与権の付...全文を見る | ||
○林紀子君 毎年とおっしゃいましたが、毎年は二百校ぐらいでしょうか。 | ||
○林紀子君 二百校ですね。 そして、国庫補助事業完了後十年を超える期間を経過した校舎などを無償で転用する場合、納付金は不要で、大臣への報告をもって済ませることができる転用先施設、この範囲を文部科学省はこれまで順次拡大してきたということも聞いております。この転用先施設の中に文化...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、その文化施設の一つである演劇のけいこ場、練習場などに転用することを市区町村がいいですよと認めた場合は、その納付金不要、大臣への報告だけで済ませることができると、こういうことになりますね。 | ||
○林紀子君 その納付金が不要だというところは、お金の面では非常にいいわけですけれども、しかし、それだけでは実際には芸術団体はなかなか参入できないんですね。民間が利用しようということになりますと、特に老朽化が進んでいる建築なわけですから、耐震の改修などが必要になってくる。芸術団体、...全文を見る | ||
○林紀子君 大変残念で、確かに国の財政が大変だということはあるわけですけれども、文化芸術振興基本法の第六条、せっかくこの基本法というのが成立をしているわけですからね、この基本法では、「政府は、文化芸術の振興に関する施策を実施するため必要な法制上又は財政上の措置その他の措置を講じな...全文を見る | ||
○林紀子君 民間が担っているというお話があったんですけれども、民間だけでは公的支援が少なくて、十分な施設がない、少人数制を取り劇団経営を圧迫する、こういう傾向があって、なかなかこれだけに任せておくというのはやっぱりおかしいと思うんですね。 ですから、是非、今、新国立劇場のお話...全文を見る | ||
04月22日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第13号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、私は、男女共同参画を目指す教育について質問をしたいと思います。 先進国の中でも日本は男女共同参画の取組の後れた国であり、とりわけ女性の地位向上の後れは際立ったものがあります。国際社会からも強い是正の要請がされているところ...全文を見る |
○林紀子君 今大臣がお答えくださいましたように、教育のことを勧告をして、その前段のパラグラフでは、日本が長年の固定的役割分担意識が男女間の平等を達成するための大きな障害だと認識をした。そのことは評価をするということになったわけですね。しかし、家庭や社会における男女の役割と責任に関...全文を見る | ||
○林紀子君 心強いお答えなんですが、実は、三月十八日のこの委員会で河村大臣の御答弁を聞いておりましたら、こういう部分があったんですね。やっぱりそれは、男には男、女には女の役割分担というものはちゃんとありますと。 ここを聞きますと、今おっしゃったこととちょっと違って、男女の固定...全文を見る | ||
○林紀子君 分かりました。 ですから、私たちも、男女の生物的な差というのはあるわけですし、これはだれも否定することはできないと思うわけですね。 このごろジェンダーという言葉が使われておりますけれども、そのジェンダーというのは、生物学的な差ではなくて、いわゆる社会的な文化的...全文を見る | ||
○林紀子君 先ほど、生物学的な性差というのを社会的、文化的な性差というのとごちゃ混ぜにしているというお話申し上げましたけれども、日本青少年研究所というところが高校生の生活と意識に関する調査というのをアメリカ、中国、韓国、日本の高校生に対して行ったというのを私も見たんですけれども、...全文を見る | ||
○林紀子君 しかし、実際にはこれを対象としていない自治体もあるということなんですね。ですから、中高一貫教育でもその前半部分は対象になるんだということを是非広く周知をしていただきたいと思うのですが、どうでしょう。 | ||
○林紀子君 今、不況の下で就学援助を必要とする家庭というのがだんだん増えていると思うんですね。ところが、国の予算の方は減っていると。今年も一億四千万円も減らされて、市町村が実際に援助している児童生徒数の半数も補助できないような状況になっているということなんですね。 ですから、...全文を見る | ||
○林紀子君 ところが、現場ではサービス残業と言われる実態が横行しているということです。 多くのところで残業代の支給は一律十時間までというように決められ、それ以上は全く働いても支給されない。例えば、九州大学の附属病院では、昨年は、予算が不足しているからと、残業を幾らしても二月は...全文を見る | ||
○林紀子君 ところが、大学当局が自主的に的確にと言うんですけれども、四月までに労働条件を整えるのは無理だ、十六年度は今年と同じだと考えてほしい、こんなことを言っているというんですね。これでいいんでしょうか。現場からは、このままでは厚生労働省が定めている指導基準である年間三百六十時...全文を見る | ||
○林紀子君 ちょっと時間がなくなりましたので、私の方は、じゃ、附属病院の看護師の夜勤体制、何度になっているのか、平均、国立附属病院の最新の状況、ちょっと明らかにしてください。数字だけで結構です。 | ||
○林紀子君 大分減ってきたというお話ありましたが、それでもまだ八回超えているわけですね、八・二ですものね、全国の平均で。ですから、それぞれの大学の附属病院見ると九回だ十回だというところもあるんじゃないかと思うんですね。 この超過勤務を解消するためにも、夜勤体制の確立のためにも...全文を見る | ||
○林紀子君 結局、この効率化係数というのを掛ければ予算は減っていくという、今いろいろ御説明ありましたけれども、こういう状況になっていくわけですから、こんな運営費交付金の算定ルールというのは実態に見合ったものに見直すべきだと思います。 そして、これは委員長にもお願いしたいんです...全文を見る | ||
04月27日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第14号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日は三人の参考人の先生、ありがとうございます。 三人の先生、それぞれ歴史的に振り返ってこの私立学校の成り立ちというようなものもお話しくださったわけですが、私は孫福参考人の雑誌での座談会を拝見させていただいたんですが、その中で...全文を見る |
○林紀子君 はい、三人です。 | ||
○林紀子君 それから、三人の方々がそれぞれ私立学校の審議会についてお触れになりました。この私立学校の審議会についてもうちょっと、それぞれどういう方向で行ったらいいのか、全部地方に任せっ放しでいいのかとか強化されるのではないかとかいうお話ありましたので、三人からそれぞれこの問題をも...全文を見る | ||
○林紀子君 どうもありがとうございました。 | ||
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 先ほど来お話がありますが、今回の法改正には私立大学の不祥事がその背景の一つにあったというお話がございました。しかし、私立大学の不祥事というのがなかなか後を絶たない。今こうやって私たちが法改正を論議しているその最中にも不祥事というの...全文を見る | ||
○林紀子君 それに先立ってということなんだと思うんですけれども、この東北文化学園大学は、入学試験で仙台育英学園高校のほかの大学への推薦入学が決まっている生徒を模擬試験だということで受験をさせた。二百五十人に受験をしろということを言って、そのうち百八十四人が一般受験者と一緒に受験を...全文を見る | ||
○林紀子君 今、大学関係者から聞いてそういうことが分かったというお話がありましたけれども、私がこのことをお聞きいたしましたのは、今回、学校法人の監査機能を高めるためには監事が職責をきちんと果たすということが重要だということで、いろいろどういう対処をするかというお話、今答弁の中であ...全文を見る | ||
○林紀子君 現場の教職員から文部科学省の方にこういう実態ですよという訴えがあるということも往々にしてあるわけですね。ですから、こうした内部告発といいますか、そういう学校法人の不正を明らかにする、そういうことも文部科学省の方でもきちんと対応をしていただきたい、対応すべきだというふう...全文を見る | ||
○林紀子君 次に、財務情報の公開ということでお聞きしたいと思います。 今回の改正では財務情報の利害関係者への公開を義務付けています。これ自体は評価することですけれども、より積極的に公開を進めるということを是非していただきたいというふうに思うわけです。 官庁が所管している公...全文を見る | ||
○林紀子君 それとの関連で、この改正で、これまで登記簿にすべての理事が登記されておりましたけれども、代表権を明確にした結果、すべての理事が登記されない可能性があるわけですね。今お話しのあった公益法人は役員名簿を公開しているわけです。ですから、役員名簿を学校法人自らが積極的に明らか...全文を見る | ||
○林紀子君 小規模ということはありましたけれども、やはり役員というのは公的な立場なわけですから、是非それは進めていただきたいと思います。 で、この改正で、財務情報の公開の対象を利害関係人と定めていますね。利害関係人が閲覧をするわけですが、書き写すといってもその作業は本当に大変...全文を見る | ||
○林紀子君 それから、「正当な理由がある場合を除いて、」閲覧に供するということになっておりますが、この「正当な理由」というのは具体的にはどういうことでしょうか。 | ||
○林紀子君 先ほど施行通知というものも出すということでしたが、余り限定的に運用されては、確かに恐喝とかプライバシーの問題とか、一般にそれはしようがないなと認められるところはいいわけですけれども、余り限定的に運用されてはこの法案の法改正の趣旨に反するものではないかというふうに思うわ...全文を見る | ||
○林紀子君 教学の面で教職員の自主性を大切にするということは、学校に、大学においては本当に何よりも大事なところだと思いますので、そこのところは絶対に踏み込まないようにということは是非きちんと考えていただきたいと思うわけです。 そして、こういうことを申し上げるのも、不祥事を抱え...全文を見る | ||
○林紀子君 最後に、私立幼稚園の問題をお聞きしたいと思います。 幼児教育の重要性が言われておりますけれども、幼稚園教育は、今までのお話にもありましたようにその八割が私立幼稚園で賄われている。ところが、私立幼稚園では、教諭の平均勤続年数八・四年、公立の場合が十八・一年、勤続十年...全文を見る | ||
○林紀子君 そういうことを考えますと、入園者の減少、少子化ということもあるわけですから、私学助成の増額というのが一層重要だと思うわけですし、それから、勤務実態ということからいいますと、小中学校では今三十人以下学級というのが大きな声になっているわけですが、幼稚園の設置基準が一クラス...全文を見る | ||
05月11日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第15号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、私は薬学教育の中で後発医薬品の取扱いについてお伺いしたいと思います。 健康保険財政を圧迫して医療費を高額にしている大きな理由の一つに、欧米諸国に比べまして医薬品が高い価格で設定されている、そういうことがあると思います。先...全文を見る |
○林紀子君 そこで、臨床面での教育を受けることになる大学附属病院の現場でこの後発医薬品がどう活用されるかが重要だと思います。国立大学医学部の附属病院で後発医薬品の採用状況、現在どこまで行っているのでしょうか、そして、さらに今後採用を強化していくためにどのような取組をしていくのでし...全文を見る | ||
○林紀子君 医療の経済的側面ということを薬剤師にきちんと教育をしていくということと同時に、今お話のありました大学病院での後発医薬品の使用というのを更に推し進めていっていただきたいと思います。 次に、私も栄養教諭の問題についてお伺いをいたします。 栄養教諭の創設は、子供たち...全文を見る | ||
○林紀子君 私もこの連休はふるさとに帰ってまいりましたが、そこで給食の問題を、住んでおります広島県の府中町というところですが、教育委員会や学校でいろいろ聞いてきました。この府中町というところは、小学校、中学校で七校ある町なんですが、全部自校方式、単独方式というのでしょうか、それで...全文を見る | ||
○林紀子君 どうもありがとうございました。 給食の管理にとどまらずに、個別指導から学校運営への参画まで栄養教諭にはその職務が大変期待されているということだと思います。 しかし、先ほどその期待と同時に不安もあるということを申し上げたわけですけれども、その不安の大きなものとい...全文を見る | ||
○林紀子君 今お答えの中にありましたけれども、給食そのものが全校で必ず行われているということではないわけですね。そこがそもそもボタンの掛け違いというか、スタートのところからそういうことがあったというので、今給食のあるところ、ないところということが生まれてしまったわけです。ですから...全文を見る | ||
○林紀子君 将来の検討課題ということですが、十八年度からは第八次ということになるわけですね。ですから、そのときには必ず見直していただかないと困るんじゃないかなと。本当にどんどん五百五十人を割っていく小中学校というのが増えると思います。是非そのことは、検討課題の検討の中は前向きに検...全文を見る | ||
○林紀子君 まあ前向きにということ、気持ちがあるということを思いつつ、今の御答弁を伺いました。 栄養教諭の配置が現状維持のため給食実施校であっても配置されていない学校、これも現在あるわけですよね。中教審答申では、近隣の学校の栄養教諭が出向いて指導を行うなどの工夫をするといって...全文を見る | ||
○林紀子君 ちょっと数に関することなのですぐお答えいただけるかどうか分かりませんが、そうしますと、現在、栄養職員さんは兼務をしているというところもあるわけでしょうか。それはその一万人のうちどのくらいの方が兼務という形になっているんでしょうか。 | ||
○林紀子君 ですから、現在栄養職員さんに求められている業務というのは、献立をきちんと作っていくということが第一だと思いますが、栄養教諭というのはそうではないんだという話が今まであったわけですね。ですから、その職責を本当に全うしようと思えば、今までと同じ四校に一人で、一人が四校を回...全文を見る | ||
○林紀子君 その食の充実の指導というところとどうもぴったり私は理解ができないわけですが、そのことにつきましてはもう一度、後ほど単独調理校と共同調理場の話がありますので、そこにもかかわりますので、またそこでお伺いしたいと思いまして、次の質問をさせていただきます。 現職の学校栄養...全文を見る | ||
○林紀子君 そうしますと、認定講習というようなものが実施されるのだと思いますが、その講習というのはいつから行うのか、またすべての都道府県で実施されるのか、そのための予算はどのようになっているのか、お聞かせください。 | ||
○林紀子君 そうしますと、今年この法案が通っても、今年の夏休みからやるということではなくて、来年、例えば長期の休暇というようなことだったら夏休みということが一番想定されるわけですが、それは来年の夏からということになるんでしょうか。 | ||
○林紀子君 次に、現在栄養士、管理栄養士の養成を行っているのは、公立、私立の大学、専門学校がほとんどだと思います。管理栄養士の養成施設を見ますと、国立では徳島大学しかないんじゃないかと思うんですね。徳島大学の場合も、これは医学部にあるんだというお話を聞きました。 今どれくらい...全文を見る | ||
○林紀子君 今八十八というふうにお聞きいたしましたが、地域別に見ますと、青森、岩手、秋田、山形、栃木、富山、石川、福井、山梨、長野、和歌山、鳥取、島根、香川、愛媛、沖縄、この十六県には私学も公立も、それから国立はないわけですから、そういうことでは管理栄養士の養成施設はないというこ...全文を見る | ||
○林紀子君 栄養士の場合は全国にかなりあるというお話ですが、管理栄養士ということを目指す方もいらっしゃるわけですから、どこでもこれが養成をされてそこに通うことができるということを是非目指していただきたいということを思います。 あと一問お聞きいたしますが、高等学校、幼稚園につい...全文を見る | ||
○林紀子君 終わります。 | ||
05月12日 | 第159回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第6号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 この調査会では障害者の自立と社会参加について調査を進めてまいりましたが、おいでいただきました参考人が、それぞれ権利の主体となって障害者が生きることができる社会を作ることが必要だと述べられました。そのとおりだと思います。 そして...全文を見る |
○林紀子君 先ほどからサラマンカ宣言の問題が出ておりますので、私もそれについて一言申し上げたいと思います。 サラマンカ宣言の、すべての子供は教育への権利を有しており、満足のいく水準の学習を達成し、維持する機会を与えられなければならないというこの基本的な精神とか、差別的な態度と...全文を見る | ||
○林紀子君 今、清水先生のお話を聞いて私もそうだなと思ったんですが、例えば障害者、障害児にとって、それは障害は個性なんだからそのまんまでいいということではないんだと思うんですね。健常児というか子供たちも、やっぱり小さなときからだんだん成長するに従っていろいろな能力を獲得していく、...全文を見る | ||
05月13日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第16号 議事録を見る | ○林紀子君 今日は三人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。日本共産党の林紀子でございます。 まず、私は児玉参考人にお伺いしたいのですが、六か月間実習をすると、六年間にしたという意味は非常にそれが大きいというお話を聞きました。確かにその六か月間が充実した研修でありました...全文を見る |
○林紀子君 それに関係しましてあと一つお聞きしたいのは、やはりそういう人的な体制も整えるとなりましたら費用も掛かると思うわけですね。今、実際、学生たちが実習に行く場合、その実習の費用というのは自分持ちなんだというお話も聞いたんですけれども、六年間になりますと、二年勉強する時間も増...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 それでは、給食、栄養教諭にかかわる問題につきまして、橋本参考人と雨宮参考人にお伺いしたいと思います。 雨宮参考人にまず、よろしかったらということなんですが、先ほど御紹介いただきました六年間そのままのパンと、六年間、八年間でしたか、あり...全文を見る | ||
○林紀子君 お聞きしたいことは、今までお話もありましたが、給食は、お二人にこの問題をお聞きしたいと思います、自校方式、センター方式、民間委託、そのほかにデリバリーというのでしょうか、いろいろその給食のやり方というのがあって、極め付きは給食がないというところなんだというふうに思いま...全文を見る | ||
○林紀子君 ありがとうございました。 | ||
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日も私は、薬学教育の問題、学校給食の充実についてお伺いしたいと思います。 まず、薬学教育ですが、修学期間が二年間延長する中で、充実を図るのが病院、薬局での実習の期間を延長する、こういうことですね。薬剤師が医療にかかわる人材と...全文を見る | ||
○林紀子君 その指導の人材確保に対して、国としては会議も設けてやるというお話ですが、お金の面で、財政面でというものは何もないのかというのをお聞きしたいのが一つと、それから、先ほどこれは質問がありましたけれども、学生の方の財政の軽減、財政的負担の軽減ですね、実習費を直接払うとか、そ...全文を見る | ||
○林紀子君 四年から六年になって、それだけでも学費はまた上がるわけですから、是非希望する方は入れるような、お金の問題によって入ることができないというような状況がないような方策というのを立てていくべきだと考えております。 その次に、私は、学校給食の問題ですが、今までもいろいろな...全文を見る | ||
○林紀子君 今行政は、効率化するということで、共同調理場によるセンター方式、これを進めておりますね。現在では給食を実施している学校の五五%がセンター方式になっている。このアレルギーの問題ですけれども、センター方式でもアレルギーの子供に対して除去食を実施しているところがあるというお...全文を見る | ||
○林紀子君 共同調理場方式というのは、アレルギー食への対応だけではなくて、栄養教諭の仕事となる食の指導ということでもまた問題があるんじゃないかと思います。 共同調理場に配置されている学校栄養職員も学校に出掛けて食の指導をしているというケースは、おとといもお伺いいたしましたが、...全文を見る | ||
○林紀子君 設置者の判断だとおっしゃいますけれども、今おっしゃいましたように、やっぱり政府が、合理化をやれ、そっちに誘導しているんですよね。それが私はいけないんじゃないかというふうに思うわけです。 今お話の出ました民間委託化というのも、これまた大変問題があるわけですね。 ...全文を見る | ||
○林紀子君 今のお答えではよく分からないんですね。 私は具体的に、栄養士さんとそして調理師さんと話をすることもできない、そういうような状況の中で本当に食の教育というのができるのか、進んでいくのか、そのことを申し上げているんですよね。でも、それは設置者ですよ、設置者の責任ですよ...全文を見る | ||
○林紀子君 確かに、ペーパーの上で献立は立てます、食材はこうですということは今までも栄養職員の方が責任持ってやっているけれども、じゃ、それを具体的にどうやって調理をしていって、どうやって子供たちのところまでそれが届くのかというのを、もっともっと本当に調理師さんとは密接に連携を取ら...全文を見る | ||
05月27日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第20号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 地教行法の今回の改正のねらいというのは何かとお聞きいたしましたら、学校運営協議会を通じて、学校運営に地域住民や保護者が参画することにより、地域の実情に応じた特色ある学校づくりを実現するというペーパーを見せていただきました。 私...全文を見る |
○林紀子君 今、地域の皆さんの参加でということでいろいろな特色のある学校をお示しいただきましたが、私は、この学校運営協議会に教職員の参加ということがきちんとうたわれていないということが一つの心配ですので、そのことについてお伺いしたいと思いますが、学校運営協議会が承認を求められる学...全文を見る | ||
○林紀子君 今のお答えの中に校長が基本的な方針は作って示すというお話がありましたが、これは校長だけで作るものなのでしょうか。教職員はその作成にどうかかわるのかということもお教えいただきたいと思います。 | ||
○林紀子君 学校運営の中で教職員というのはどういう役割を果たすものだというふうにお考えになっているのでしょうか。 | ||
○林紀子君 そうしますと、方針や目標を作るのは校長であり、専門性を発揮してそれを支えていくのが教職員だということだというお答えだと思うんですけれども、学校運営というのは教職員がすべて共同してやっていくものではないかというふうに思うんですね。校長が作って、それをこうやれ、それを十分...全文を見る | ||
○林紀子君 そこがどうもよく分からないわけですね。 もちろん、学校、教職員、校長先生ももちろん入りますけれども、その人たちと地域の皆さん、保護者の皆さん、一緒になって学校を作り上げていく、子供たちのためにすばらしい学校にしていくんだ、それが趣旨ではないかというふうに思うわけで...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、そこがちょっと組立てがおかしいと思うんですね。 当然教育委員会が判断して入っていいということならば、入っていいじゃなくて入らなければいけないんじゃないでしょうか。学校というのは、まず子供がいて、先生がいて、校長先生ももちろんその中に入ります。そして、父母...全文を見る | ||
○林紀子君 大臣にお聞きしたいと思うんです。 今の御説明を聞いてもどうしても分からないんですよね。保護者の皆さんとかそれから地域の人たちも、ここにあるこの学校をもっと良くしていきたいというふうに思うときは、校長だけ入っていればいいよ、教職員は要らないよとか、そんなことになるん...全文を見る | ||
○林紀子君 衆議院での論議を私も拝見いたしましたけれども、その人事の問題というのがすぐ出てくるわけですね。人事の問題というのをここでやるのかどうかはまた一つおいておいても、その話をするとき、それじゃ先生全部出てこいということじゃなくてもいいわけですが、この学校運営協議会というのは...全文を見る | ||
○林紀子君 先ほどから申し上げていますように、子供がいなかったら学校というのは成り立つことはないはずですね。ですから、どうしてもここに子供が入らないというのはおかしい話なんですね。 私は、先ほど副大臣の方から具体例で御答弁をいただきました。全国には、教職員、保護者、生徒、この...全文を見る | ||
○林紀子君 想定はしていないというお話だったんですけれども、先ほどもドイツのお話をいたしましたけれども、フランスでは一九九〇年に国内整備のための法改正を行って、子供たちを学校の委員会に加える。ですから、今私が御紹介したような、こういう三者協議会みたいなものだと思うんですが、この学...全文を見る | ||
○林紀子君 イギリスはそういう考え方をしたかもしれない。しかし、フランスはやはり十五歳の子供というのもきちんとそういう判断ができるんだという立場に立ったわけですね。それじゃ、日本はどういう立場に立つのかというと、今の御提案では、それはそういう立場には立てないんだと、若輩者だと、そ...全文を見る | ||
06月01日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第21号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 今日は、お二人の先生からお話を聞きまして、何となくぼやんとしていたことがかなりはっきりをしたという気がいたしますが。 まず、私も、保護者や地域に開かれた学校というのは大変必要なことだと思っております。これは私の知人の例なんです...全文を見る |
○林紀子君 それから外国の例が。 | ||
○林紀子君 あともう一つ金子参考人にお伺いしたいのは、最初に御説明くださいましたときに、校長先生をなさっていたときに教員を選べないということでびっくりしたというお話がありましたけれども、そういう意味では、校長先生が教員を選ぶということで学校の運営管理方針に従った先生たちを選んで集...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは次に、勝野参考人にお伺いしたいと思いますが、今のお話と裏腹な関係になるのかもしれませんが、今度の学校運営協議会というのはかなり大きな人事権といいますか、そういうものを持つことになるわけですね。そうしますと、そのことで人事に介入をするといいますか、そういう心配は...全文を見る | ||
○林紀子君 あと一つ、子供の問題ですけれども、先ほど勝野参考人が挙げられた辰野高校の話も、私、「学校を変える生徒たち」というドキュメンタリータッチの本を読んで大変感激をしたんですが、そこで子供たちが、制服を変えるときだったかアルバイトのことだったかちょっと忘れちゃったんですが、自...全文を見る | ||
○林紀子君 どうもありがとうございました。 ───────────── | ||
○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 まず、人事問題についてお伺いいたします。 学校運営協議会では人事問題を論議するというお答えが度々局長からもありました。学校運営協議会は職員の採用、任用に関して、任命権者に意見を述べることができ、その意見は尊重されるというふうに...全文を見る | ||
○林紀子君 人事については、人事権については、大変大きな権限を持っているというふうに思うわけです。そして、校長や教頭だけではなくて、教職員すべてにわたると。今の御答弁の中でも大きな方向性、それについて意見を言うこともあるし、また個人に対してあの先生は是非この学校に来てもらいたいと...全文を見る | ||
○林紀子君 そうなりますと、恣意的な判断に及ぶのではないかというのが心配されるわけですね。例えば、思想、信条、宗教、そんなものも判断の理由とされることがあるのか。また、委員の評価がその先生に対して、いや、あの先生はよくやっているし、この学校にぴったりだという場合と、いやいや、生徒...全文を見る | ||
○林紀子君 恣意的な判断に陥らないようにというお話は分かりました。私たちも、情報開示が行われて校長始め教職員が父母や地域住民からいつも見られていると、そういうことについては否定するものではないわけです。 しかし、今お話にもありましたように、一定の人事権を持つ学校運営協議会の評...全文を見る | ||
○林紀子君 開かれた信頼される透明性のある学校ということですけれども、私は、前回の本委員会で全国で始まっている三者協議会についてちょっと長々過ぎるぐらいに詳しく御紹介をいたしました。教師、父母、生徒、そして地域住民も含めました協議会では、子供たちの利益を第一に考えながら、ともに成...全文を見る | ||
○林紀子君 生徒児童の人事権との関係はまたお伺いしたいと思うんですが、今、大臣もお話しになりました子どもの権利条約との関係、これももっと前回御質問したかったところなんですが、今日はまず馳政務官にお聞きしたいと思うんです。 子どもの権利条約につきましては、三月の十八日の本委員会...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、馳政務官に続けてお聞きしたら、私は近藤局長にもお聞きをしたかったわけですけれども、今、馳政務官は一番大本に返ったわけですけれども、それがずっと引き継がれて発展して、そして今回の一月末の、私が読み上げたこういう勧告、特に日本に対する勧告になっているわけですね。...全文を見る | ||
○林紀子君 その解釈は間違っていると思うんですね。 というのは、前回もここで御紹介をいたしましたが、フランスでは、日本の中教審に当たるようなところに高校生、今まで大学生も参加していたけれども、今度は高校生まで参加をさせたということなんですよね。高校生を参加させたのはどうしてか...全文を見る | ||
○林紀子君 ですから、人事の問題も、運営上の工夫を行えば子供たちを参加させることができるし、やはり学校の主人公である子供たちをどう位置付けるか、それが今回のこの学校運営協議会の問題でも政府に問われているんじゃないかというふうに思うわけです。 子どもの権利条約をそんなふうにしか...全文を見る | ||
06月14日 | 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第23号 議事録を見る | ○林紀子君 日本共産党の林紀子でございます。 年金制度改正全体のポイントというのは、際限のない保険料の引上げ、そして給付の方は切り下げる、こういうものだと思います。そこで私は、私学共済の場合というのをお聞きしたいと思います。 給付水準は現役世代の収入の五〇%を確保するとい...全文を見る |
○林紀子君 そうしますと、四十五歳の人は四八・一%、六十五歳の時点でというお話でしたので、そうなりますと、もう五〇%をその時点で割っている。今まで五〇%はモデル世帯では割りませんというお話が何度も年金についてはありましたけれども、私学共済ではこういう状況だということになるわけです...全文を見る | ||
○林紀子君 今、マクロ経済スライドのお話がありましたが、係数が〇・九ということだということですね。これは年金加入者数が大きくかかわっているわけですね、受け取る方と支え手と。 私学共済におきましては、少子化の影響というのはほかの年金に比べてもっと大きいんじゃないかと思うわけです...全文を見る | ||
○林紀子君 私は、この世論の声にもこたえて見直すべきだということをもう一度申し上げて、次に、私学の問題全般、いろいろお聞きしたいところがありますが、お聞きしたいと思います。 私学のあるべき姿という点から見ると、これでいいのかというようなことがいろいろ起こっております。 私...全文を見る | ||
○林紀子君 少なくとも学校の現場で違法の状態が起こることはないように、そのことをしっかり見据えてきちんと対処をしていただきたいと思います。 不況が続いておりますので、私学の経営そのものが大変なのでこういうような状況が起こっているというところもあると思いますので、私学助成という...全文を見る | ||
○林紀子君 それでは、私学の場合はどのくらいの割合になっているか分かりますでしょうか。──済みません。この数字については通告をしていなかったので結構ですけれども、少なくとも、私学の場合は国立の場合よりもずっと低いと思うんですね、減免されているところが。しかし、私立大学でもせめて、...全文を見る | ||
○林紀子君 文部科学省が二年ごとに調査をしているということで、六月に入ってから平成十四年度学生生活調査結果ということを発表いたしましたけれども、それを見ますと、家庭の平均収入、国立では二年前と一・四%家庭の収入が減っているけれども、私立の場合は家庭の収入は六・八%も落ち込んでいる...全文を見る | ||
○林紀子君 今日は私の最後の質問になりました。最後に言いたいこと、今、私学のこういう助成につきましても今までずっとお願いをしてきましたけれども、公立、私立の区別なく、一人一人の子供たちが本当に安心して教育を受けられる、そういう条件を整えるというのが教育行政の役割と責任だと思ってお...全文を見る |