林保夫

はやしやすお



当選回数回

林保夫の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第98回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○林(保)委員 大臣御就任以来の御苦労を多としながらきょうは率直に中曽根外交というよりも安倍外交をひとつお聞きしたい、このように考えております。特に、大臣ももうすでに御承知のように、比喩で言ったとかという言葉、それらをめぐって国会あるいは海外にまでいろいろな波紋が出ております。国...全文を見る
○林(保)委員 そういう意味でむしろ外交問題はこれから大臣が手綱を締めていってもらわなければならぬのじゃないかな、このようにも考えるわけですが、御承知のように不沈空母発言についての国民的な疑問は、できもしないことを言ってよその国を刺激せぬでもいいじゃないか、こういうことでございま...全文を見る
○林(保)委員 大臣はそういうふうに防衛政策を象徴するものでないと思っても、御承知のようにソ連の反響一つ見ましても、西欧でのSS20を極東に回すというところまでもアンドロポフ書記長、グロムイコ外務大臣、両方とも公式の場で発言しておるというような反響すら出ております。外務省でそろば...全文を見る
○林(保)委員 防衛庁の御答弁は、それはそれなりに評価はいたしますけれども、国民的な立場から言いますと、もう核を持たなくて何で不沈空母にできるのかという議論から、私、聞いてみましたら本当にピンからキリまでありますね。そうしてみますと、国家予算五十兆使ってもなおできぬのじゃないか、...全文を見る
○林(保)委員 局長、もう一点。  五六中業をやったら、三海峡でも四海峡でも封鎖できるわけですか。
○林(保)委員 そういうことで、結局は、はっきりとしてでき得ないことを言うものですから、先ほどもお話がありましたように、例のマンスフィールド駐日大使などは、非現実的な、そしてまた過大な期待を抱かせるものだということで、大臣はそれを、先ほどのお話を聞きますと、アメリカ国内に対する警...全文を見る
○林(保)委員 条約局長は余り重視しておられない言葉のようですけれども、そういうことでございますと、たとえば戦後の日米間の外交史をたどりましても、日米新時代と言ったり、パートナーと言ってみたり、あるいはイコールパリティと言ってみたり、あるいは同盟関係、その前に共甘共苦といいますか...全文を見る
○林(保)委員 それで、だから、しっかり実務的な詰めをやはり日米間でやっていただかなきゃ、言葉のあやで比喩だ何だと言っていたのでは厳しい国際情勢下に対応できるような体制には私はならぬ、このように特に思うわけですが、大臣、言葉の解釈ばかり聞いて恐縮ですけれども、運命共同体と一蓮托生...全文を見る
○林(保)委員 中曽根さんが一緒にがんばろうというような意味での運命共同体、一蓮托生、それはわかるのですけれども、言葉がきわめて不適切ですね。たとえば、一蓮托生というのは、大臣、辞書でも引いてみられましたか。これは多くの年配の人が指摘する点でございます。広辞苑をひとつ読んでみまし...全文を見る
○林(保)委員 大臣、もう一つだけ。  通産行政の面から言いまして、産業界は非常に大変だろうと私思うのですけれども、この点については、大臣は、外務大臣になられたから変わられたと言ってしまえばそれまでですけれども、どのようにいまお考えですか、簡単で結構ですから一つだけ。
○林(保)委員 時間が来ましたので終わります。御健闘をお祈りいたします。ありがとうございました。
04月13日第98回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○林(保)委員 国際情勢一般でございますので、いま非常に関心の高まっている問題につきましてお伺いいたしたいと思うのでございます。  言うまでもありません、最近きわめて国際情勢が緊迫している、一体どうなるのだという国民的な心配が大きいということは、大臣も御承知のとおりだろうと思い...全文を見る
○林(保)委員 言葉じりをとらえるわけじゃございませんが、言うべきことは言うということは歴代言っておられるわけですけれども、何か具体的なアクションがなければならぬ、このように思うわけですが、今度の事務レベル協議の最終段階、きょうあたりか知りませんけれども、たとえば外相クラスの会談...全文を見る
○林(保)委員 そういう日本からの積極的な働きかけも、アメリカにあれだけやるのだから、こっちもぜひあってもいいのじゃないか、こういうふうに、私ばかりではなくて私が接触する大ぜいの方が言っておりますので、その点もひとつお耳にとめておいていただきたいと思います。  確かに大臣のおっ...全文を見る
○林(保)委員 それでは沖縄に核がある、そうすると、やはり沖縄が対象になるというところまで言っておるわけですか、それとも言ってないのでしょうか。
○林(保)委員 そこが一つ問題があるのです。私どもこの点は機会あるごとに言っておるわけですが、なぜ日本が対象でないにもかかわらず日本のそばへ持ってくるのだというポイントです。向こうの言い分はあろうと思うのですが、日本のそばへ持ってこないでもよそへ持っていってもらえばいいのになぜ日...全文を見る
○林(保)委員 それで、私は乏しい経験ですけれども、日ソ円卓会議にいままで二回出て、向こうから来た人を党の代表として公式にお迎えした程度でしかございませんけれども、向こうが言っておりますのは、たとえば北方領土、あそこへの軍事基地の増強は決して日本向けではない、アメリカと中国に向け...全文を見る
○林(保)委員 中国とソ連との関係が悪くなることを決して願うわけではありませんけれども、そういうふうに変わってまいりますわね。その辺の対応をどのようにやるかというのが大変大事な問題であろうと私は思うのです。私どもも、二度ともその会議でアメリカの抑止力が対象でございますと申しますも...全文を見る
○林(保)委員 これはかかって非常に政治的な問題なので大臣にお聞きしたいのでございますが、ソ連がそういうことを言っている中でどういう打開の方法があるのでしょうか。私どもも、日米安保条約を認めながら日本をしっかり守らなければならぬという立場を堅持いたしておりますので、だとすれば、ア...全文を見る
○林(保)委員 大臣のおっしゃられるそういう限りない努力はそれはそれといたしましてやらなければならぬと思うのですが、こういう問題を整理いたしますと、対ソ外交が実は対米外交の本質に触れる問題だということもございまして、先日、総理も向こうへ行かれたばかりですが、なおこれから大変大事な...全文を見る
○林(保)委員 具体的な問題に二、三触れたいと思うのですが、核不使用協定の提案を向こうがしているようですね。非核三原則の実行公約ですか、それとの交換ということを言っておりますが、外交ベースではこれをどのようにお扱いになりますか。
○林(保)委員 事務当局に聞きたいのですが、核不使用協定の原案みたいなものは出てきておるのですか、ドラフトは。
○林(保)委員 私も大臣のお考えと同感なのです。人道上あるいは国連憲章そのほかからいいましても使うべきでないものをおとりにしてそういう一つの問題をやるというやり方はけしからぬ、私はこう思うのです。  もう一つの問題は、善隣条約は今度はどういう形で言ってきておりますでしょうか。
○林(保)委員 大臣、もし善隣条約が出たら慎重な対応をしていただきたいのです。私も大きな声で二度にわたりましてあの会議の席で、善隣条約はとても日本は受け入れられぬ、それより平和条約をやれ、こういう主張をしております。その理由は、善隣条約をあなたのところで二度三度とやれと言ってきた...全文を見る
○林(保)委員 私もちょっとおかしいと思うのですが、警察の方には、外交ルートかどこかでやったのか知りませんが、ちゃんと情報が入って、外務省の方は入っていないのですか。何か外交ルートを通じてやったらこの方は不毛だったという情報を聞いておりますので、確認をしたいと思います。
○林(保)委員 私も本当ですかといって聞きましたのは、最初報道されましたのが去年でございましたか、あれ以来いろいろな何だろうという疑惑の種が多うございまして、そして困ったことにというか、党の名前を言うのは悪いですけれども、自民党、社会党、ジャーナリスト、そのほかエージェントが約二...全文を見る
○林(保)委員 いま大臣のお話を聞いておりまして、これは国民の感じとずいぶん違うなと思うのです。調査するというのは、大臣、慎重にやられる、私も同じことを言うと思うのです。いまの国家公務員の守秘義務、法律でもございますし、刑法でもございますけれども、大臣、それ、できるでしょうかとい...全文を見る
○林(保)委員 私、大臣のおっしゃるのはそれでいいと思うのですが、日本はスパイ天国だと言われたり、また逆に言いますと日本人の中でアメリカとの関係ではずいぶんやられておる人もおりますし、しかし日本が何もできない、やれないということでは困ると思うのです。こうした機密保護に関する立法そ...全文を見る
○林(保)委員 やはり、すっきり体制をつくられるように、どういう方法があるのかはひとつ御検討もいただきたいと思います。そういうことで国際関係が複雑になればなるほど、一体どうなるんだという心配が大変高まっております。これを解決するのが政治でもございますので、わかり切ったことですけれ...全文を見る
○林(保)委員 終わります。ありがとうございました。
04月26日第98回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○林(保)委員 先般の日ソ事務レベル協議でいろいろ北方領土やSS20の問題、また最近では大変騒がしいレフチェンコ事件などいろいろございまして、国民的な感情からいたしますと、日ソ関係は厳しいな、こういう状況でございます。その中で、今般、漁期の問題もございますけれども、サケ・マス漁業...全文を見る
○林(保)委員 松浦長官に伺いたいのでございますが、この協定の審議に毎年私どもも参加させてもらっておりまして、大変厳しい状況もあったと思いますが、今回の空気はどのようにお感じになられましたでしょうか。
○林(保)委員 もう一度重ねて長官にお伺いしたいのですが、そういうふうに漁業だけは拡大していこうという、これは向こう側からのはっきりした言い分なんでございましょうか、ほかが悪いから漁業だけということになるのだと思いますけれども、長官、どのように御判断になられますでしょうか。
○林(保)委員 本当に長い間の積み重ねだと思うのでございますが、日ソ外交史をひもときますと、河野さんが向こうへ行かれた。本など読みますと、北方領土等のきな臭い問題がいろいろ出ておったことも事実でございます。そしてまた、今回も、レフチェンコ事件のあの報道の中で漁業関係の政治絡みの取...全文を見る
○林(保)委員 こういう御質問を申し上げましたのも、一昨年の四月の予算委員会で鈴木総理が、むずかしい日ソ関係は漁業のことで私も苦労いたしました、ついてはお任せくださいと言わんばかりの発言をしておられまして、私ども大いに期待しておったからこういう質問をしたわけでございますけれども、...全文を見る
○林(保)委員 そういった枠内で私ども心配いたしますのは、先ほど来御議論もありましたけれども、漁業協力費四十二億五千万円を負担してなお出ていくということの採算あるいは効率を水産庁はどのように御判断されておりますか。
○林(保)委員 もう少し詳しく伺いたいのでございますが、五十三年当初の漁業協力費は十七億六千万円だったと思います。約二・五倍ということでございます。四十二億五千万円をどのように使うのか、その辺のところの仕分けを少し、あるいはこの協定にはございませんけれども覚書がありましたら、棒読...全文を見る
○林(保)委員 幼魚の飼育場あるいはパイロットプラントが日本から出した資材でどことどこにあるということを確認なさっておられますでしょうか。そしてまた実際に向こうへ行って関係者がごらんになったり、あるいは技術指導された事実があるのでございましょうか。たしかないと記憶しておりますので...全文を見る
○林(保)委員 大変むずかしいというふうにも実は私も聞いておりましたのですけれども、要求はされておるのですか、一遍見せてくれというようなことは。
○林(保)委員 先ほどいろいろ質疑がございましたように、監視も強化されておりますので、こちらも知りたいこと、見たいところはひとつ要求されて、実現されたらいいんじゃないか、このように思います。  予算措置は国の方はどのようなお考えでなされますでしょうか。
○林(保)委員 そういたしますと、予算措置としては十七億を水産庁は予定しておられる、あとは民間に協力してもらう、こういうことと理解してよろしいでしょうか。
○林(保)委員 監視船の増員そのほかを含めまして、どうも日本が違反が多いということも聞いております。その辺は水産庁はこれからの指導をどのようになさるのか、その点最後に承っておきたいと思います。
○林(保)委員 終わります。ありがとうございました。
05月10日第98回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○林(保)委員 過般の科学技術庁長官の所信表明に始まりまして、きょうはいろいろ承りたいことがいっぱいあるのでございますが、しかしなお地元の問題と言って済まされない国際的あるいは国の問題だと思いますので、ウランの濃縮の国産化の問題につきまして、もう二年になりましょうか、このスタート...全文を見る
○林(保)委員 局長、正確に申しますと、誘致の申し入れはどことどことどこから来ておりますでしょうか。
○林(保)委員 それで、まずどれくらいのものをというと、二百トンSWUでしたね。それで、投資規模及び面積さらにはどれくらい人が要るか、この辺も少しこの機会に明らかにしてもらいたいと思うのです。
○林(保)委員 それが商業プラントになりますと、二千、三千だとこれはどれぐらいのものでございましょうか。
○林(保)委員 もう一つついでに。商業プラントの段階で結構ですけれども、これらができますと、自動車や鉄とは違うでしょうけれども、どういう関連的な施設が地元ないしはその周辺で必要なのでございましょうか。そのプラントそのものだけで、余り関連企業とか事業というものはないのでございましょ...全文を見る
○林(保)委員 もう一つ基本の問題を聞いておきたいのですけれども、名前を言ってもいいと思いますが、先般もあるグループが反対陳情をしておられたと思います。実はそういう状況になってきておるのです。全体としての原子力の平和利用そのものに反対であるという立場もあると思いますが、やはり原子...全文を見る
○林(保)委員 局長、そこはまた逆なんでして、みんなが大丈夫だと言うから大丈夫だろうと思って出しておるので、何も専門家がおって科学的に技術的に絶対大丈夫だから来てくれと言うのじゃなくて、大丈夫だと言うからそれならやろうかというのが県民心理だ。実は、私は岡山一区ではございません、二...全文を見る
○林(保)委員 これは、やはり岡山県の三地点だけでございますね、はっきり申し上げて。  それから、商業プラントについては後で聞こうと思うのですが、いろいろ候補地も、あるいは手を挙げておるところもあると思いますが、どこどこ出ておりますか。ちょっと先に聞かしていただきたいのです。
○林(保)委員 私も、寡聞にしてということになるのでございますけれども、商業プラントになりますと、たとえば茨城とか福井とか、あるいは宮崎は方式が違うのでしょうけれども、いろいろ新聞で見たり聞いたりしておりますが、そこらは大体どういうところが出ているのでございましょうか。情報でも結...全文を見る
○林(保)委員 繰り返して申しわけないのですが、全くないということは、やはりどういう障害があるのでございましょうか。先ほどの話でも、これから非常に大きなものに持っていかなければならぬ。国産で三分の一を賄うということになりますと、これは大変なものだと思いますので、みんな工場が来てく...全文を見る
○林(保)委員 ところで、過般出されました科学技術庁の五十八年度予算の予算書の中にございます「原型プラントの建設」という項で十億六千万ですか、上がっておりますが、これはどういうしさいで、どういうところに使われるお金なのでございましょうか。
○林(保)委員 そういう予算がもうすでに出ておってまだ発表になってないのは、同時選挙でも済んだらすぐやろうかという段取りまでいっているというような話も聞いておりますけれども、どういう段階なのでございましょうか。大臣、きょう発表していただければ、もうすぐにでもひとつ――それは同時選...全文を見る
○林(保)委員 それはもうちょっと後に延ばしまして、先ほどの建設費六百七十億、これは国としてはやはり半分ぐらい出すという御予定でしょうか。民間からどれくらい期待しておられるか、その辺のところ、借入金もあるとも聞いておりますので、少し詳しくひとつお願いしたいと思います。
○林(保)委員 そうすると、民間の場合は、もうすでに話を――各原子力のグループがございますね、その辺だと想像するのでございますが、たとえば今年度の十億に見合う額というのは、大体話がついておるのでございましょうか。何社ぐらいでそれを持たれるのか、その辺のところを少し……。
○林(保)委員 それから、そこの設備するいわゆる遠心分離の機械のこれはどういうところでどういうふうにつくるのですか、国産で全部いけるわけですか、あるいはパテントはどこからか買わなければならぬでしょうか、その辺のところを少し……。
○林(保)委員 そういう国際的なしがらみの中で努力していかなければならぬ問題であるだけに、私どもも関心は大きいわけですが、この五十七年の原子力年報といいますか、白書を見て、私も実はびっくりするぐらいの海外依存の高いものになっております。現在はやはり大きな依存を、日米あるいは日仏で...全文を見る
○林(保)委員 人形峠でしょうか、パイロットプラントにおける濃縮ウランの製造実績、五十六年で八・一トンSWUですか、これを見て、いまの原子力発電の状況、まあ国際紛争がないことを願いながらもなお、これじゃ大変なんだなというのが実際上の実感でもございます。  さて今度、これで商業プ...全文を見る
○林(保)委員 もう一回。事務的にはいつ決められますか。
○林(保)委員 局長、もう一つ聞きたいのですが、鏡野町の調査をしておられるような情報も聞いているのでございますけれども、これは商業プラントの段階までのものでしょうか、それともいまの原型プラントの段階でしょうか。それは、いろいろ調査するのは結構ですから、やってもらって結構なんですけ...全文を見る
○林(保)委員 局長、もう一つだけ。先ほど商業プラントになると八十ないし百ヘクタール、こういう広いのが要るんだとおっしゃいましたけれども、その地区で岡山県の場合はとれそうな感じがしますか、どうですか。まだ、調査してみなければわからないと言われても仕方ないのですけれども、わりと広い...全文を見る
○林(保)委員 大臣、大変失礼しました。そういうことでもう煮詰まりに煮詰まっていて、しかも漏れ承るところによると、大臣ももう決断の時期に考えておられるやに承るのでございますけれども、どのようにお考えでしょうか。  率直に申し上げて、雪のある上斎原、これでもいいという意見もあるよ...全文を見る
○林(保)委員 大臣から真意を吐露していただきまして、これ以上やると政治的になりますので、科学的にひとついい立場で決めていただくことをこいねがって、この話は打ち切りにしたいと思います。  時間が足りなくなってしまいましたのですが、いろいろと教えていただきまして本当にありがとうご...全文を見る
○林(保)委員 また、データはちょうだいいたすことにいたしまして、大臣にそういった意味で、私の持論を押しつけるわけじゃございませんけれども、昔に返るなんと言わないで、前向きで白いカンバスに二十一世紀を展望する絵をかくぐらいのつもりでやっていただきたいのでございますが、大臣、今日の...全文を見る
○林(保)委員 どうやら大臣の結論が出たようでございますので、御健闘をお祈りいたします。  ありがとうございました。終わります。
05月13日第98回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○林(保)委員 大臣にはASEAN諸国の御訪問、さらにはIEA、OECDの閣僚理事会に御出席で、御苦労でございました。  先ほど来議論になっておりますように、援助の問題はわが国にとってきわめて重要な問題、決してこれは金額の問題ばかりでなくて、姿勢の問題、いろいろあると思います。...全文を見る
○林(保)委員 つまり中東、中米への援助拡大はどうされますでしょうか。
○林(保)委員 ずばり伺いますが、カンボジアその他はどういうふうにされますでしょうか。
○林(保)委員 御承知のように、アフガニスタンへのソ連の侵入、それから中東紛争、そこでパキスタン、トルコへの援助がスタートしております。今回もシュルツ長官は、ジャマイカへの援助を高く評価する。これは一言で言うならば紛争周辺国への援助でございますが、これについては大臣はどのように取...全文を見る
○林(保)委員 時間がございませんので、先へ急ぎたいと思います。  今回東南アジアを御訪問になりまして——間違っていたら局長ひとつ訂正をしていただきたいのですが、インドネシアへ六百七十五億、タイへ六百七十三億六千万、フィリピンに六百五十億五千万、マレーシアへ六百十億円、合計二千...全文を見る
○林(保)委員 ところで大臣、総理に同行されまして、こういうお約束を意図表明ないしはいろいろな形でなさいましたようですが、これの根拠はどこで、たとえば閣議で決定するとか、何とかの法律に基づいてやるとか、そういう問題があろうと思いますが、大臣はどのようにお考えになってこれを約束され...全文を見る
○林(保)委員 大臣のそのお気持ちはわかるのです。しかし、国民から見ますと、大変中曽根さん評判がよかったという、それはいいのはあたりまえだ、あんなに二千億もばらまいたら僕が行ったって評判がいいのは決まっている、こういう議論も出ますし、これは真剣な問題だと思うのです。今日財政大赤字...全文を見る
○林(保)委員 詳細を資料要求いたしたいのでございます。先ほど同僚委員の方からの御質問の中で六百七十五億なら六百七十五億の中の項目、仕分けの御要求があったと思いますが、私もそれを要求いたしたいと思います。  それで、たとえばインドネシア、タイ、フィリピン、六七五、六七三、六五〇...全文を見る
○林(保)委員 御承知のように、昨年、わが党は援助の実行状況の調査に大きなグループを組みまして、元外務次官の法眼晋作さんにも御指導をいただきまして実際に調査をいたしました。その結果出てきますものは、こういう金額が、どういうことからわが国を日本は見ているのだ、非常に大きな意義を持つ...全文を見る
○林(保)委員 お言葉を返すようですけれども、大臣が言われました基準は、私も不幸に見ておりませんのですが、事務局の方でその基準を、どういうものなのか、お見せいただけますか。
○林(保)委員 それじゃその基準の詳細をひとつ資料要求いたしますので、届けていただきたいと思います。よろしゅうございますか、局長。
○林(保)委員 私が見るばかりではだめなんで、やはり国民の目から見てこれがなるほどというようなものがなければならぬということをひとつ私は大臣にお訴えしておきたいと思います。  それからもう一つは、一度出した援助額は、大臣これは切れませんね。その辺の長期的な展望はちゃんと総理も大...全文を見る
○林(保)委員 少々大きな声をいたしましたけれども、やはり開かれた外交という以上は、原則と根拠がなければなりませんので、そこらあたりの明示を重ねて御要望申し上げまして、これからもひとつ対外関係しっかりがんばっていただきますよう御期待申し上げて、質問を終わりたいと思います。ありがと...全文を見る
○林(保)委員 コーヒー、ジュート、小麦、博覧会、領事、五条約につきまして御質問いたします。  大臣にまずお聞きしたいのですが、外交を円滑にやるためには、こういうものが余りたまっておってはいけませんですね。そういうことで、私ども審議の促進ということでずっとやってまいりましたけれ...全文を見る
○林(保)委員 注文をつけるわけじゃございませんけれども、積極的に、そういう国際的な問題で解決しなければならぬ問題は、ぜひひとつ大臣御推進くださるよう厚くお願いもしておきたいと思います。  そこで、きょうの五つの条約でございますけれども、時間の点もございますので、ポイントを三つ...全文を見る
○林(保)委員 私が外務省に要望をしたいのは、さきの、十年前のエネルギー危機、オイルクライシスのときのことを思い出すわけですけれども、実態の需給以上にある特定の勢力、国際的なメジャーと言ってもいいわけですが、大きな石油資本が介在いたしまして、必要以上に事態を悪くしてしまったという...全文を見る
○林(保)委員 いまのタイ、ビルマなどについては、五十八年度以降大体どんな程度の規模で、どういうふうにやるかという構想はもうすでにできておるのでございましょうか。
○林(保)委員 ひとつしっかりやっていただきたいと思います。  それから、国際ジュート協定に関連いたしまして、この意義は、私ども産地にも実際に、バングラデシュは見ておりませんけれども、ほかを見たりいたしまして、必要性ないし重要性を認めるのでございますが、でき方がややおくれたよう...全文を見る
○林(保)委員 けさほど審議いたしました対外援助のほかに、日本は資源のない国でございますだけに、こういう協定で日本が安定的な資源の供給を受け得る体制ができるのだとすれば、これはひとつぜひ進めていただかなければならぬ大きな課題だと思います。せっかくの御努力をお願いしたいわけでござい...全文を見る
○林(保)委員 大臣、いまのお話でございますけれども、熱帯木材の機構事務局を日本に誘致する問題、金銭的にも私は可能だと思いますし、日本の立場からいっても大消費国として必要だと思われますが、大臣も過般、ASEAN諸国でそういう了解工作をおやりになられて御努力されたと思いますが、ぜひ...全文を見る
○林(保)委員 ぜひひとつせっかくの御努力をお願いしたいと思います。商品関係あるいは金融関係、メタル関係をひとつ日本で、世界をコントロールするわけではございませんけれども、資源のない日本としては、そういう頭脳的なものをやるということは国民みんなが望み、また歓迎しているところでもご...全文を見る
○林(保)委員 次に、領事条約の点でございますが、今回の条約に関連いたしまして、従来の二国間条約もあったわけでございましょうが、それとの関係、従来二国間ではどことどこがあったのか、御説明いただきたいと思います。
○林(保)委員 今度の国際条約批准に伴ってその二国間条約が何か支障を来すとか、もっと拡張解釈ができるようになるとか、そういうようなものが何かございましたですか。
○林(保)委員 第三章の名誉領事官あるいは名誉総領事の問題について先ほど来もいろいろ話がありましたけれども、一般的な通念というと名誉領事というのは大体どういうことになっているのでございましょうか。実は、時間がございませんので先へあれいたしますと、広辞苑を引いてみたのです。そうする...全文を見る
○林(保)委員 報酬はどうなっていますか。
○林(保)委員 わかりました。私は広辞苑を書きかえなければいかぬのかと思ったのですが、やはり出ていることは出ているわけでございますね。  それから、続きまして外務省の資料、これが公式のものかどうかわかりませんけれども、ちょうだいいたしたところによりますと、日本におきます名誉領事...全文を見る
○林(保)委員 それで、人間を任命しているわけですから、見方はそれぞれにあるかと思います。しかし、やはり外務省としては基準を持ってこういうものを取り仕切っておられると思うのでございますが、大体どういう形の基準でやっておられるのでございましょうか。具体的に言いますと、名誉領事をやっ...全文を見る
○林(保)委員 続きまして、いわゆる外務人事審議会あるいは外務大臣が拒否されたケースというのはあるのでございましょうか、ないのでしょうか。
○林(保)委員 もう一つ、名誉領事と一般の領事の違いといいますか、制限されているところがこの中でいろいろ出ておりますが、その点どういう違いがあるのか、違いをひとつ御報告願いたいと思います。
○林(保)委員 それで、今度のウィーン条約ができまして後、こういうことはよけいきっちりしなきやならぬし、またきっちりできると思うのでございますが、名誉総領事、領事にこだわるようですが、これはふやすお考えでしょうか。あるいはどういうふうに、足りてるのか、足りてないのか、その辺の……...全文を見る
○林(保)委員 ありがとうございました。終わります。
05月19日第98回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
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○林(保)委員 御苦労さまでございます。  大臣に二月九日のごあいさつのことで聞くのはちょっとまだ早過ぎるきらいもありますけれども、御承知のように、国際情勢が大変変化する時代のさなかにございますし、エネルギーの問題一つとりましても、十年目の節がどうやら来ているような感じもいたし...全文を見る
○林(保)委員 大臣は、この間、五十八年度の経済運営に当たって、三つの柱を立て、これを具体化してまいりたいという御決意でございましたが、九十八通常国会ももうあとわずかでございまして、大臣言われている第一の柱で「国内民間需要を中心とした経済の着実な成長の実現」とうたっておられますが...全文を見る
○林(保)委員 事務当局からでも大臣からでも結構ですが、大臣いまおっしゃいました設備投資の振興といいますか、これはなかなかむずかしいのです。口先だけでなくて、どういう手法でこれを振興させるかというのを伺いたいと思います。
○林(保)委員 大変学殖のあるところで、私も全く同感なんでございますけれども、設備投資をやろうといたしますには、先が明るい、いまやらなければいかぬ、こういうものでなければならぬと思いますので、長官のおっしゃるような金利の問題そのほかいろいろあると思うのですけれども、結論から先に申...全文を見る
○林(保)委員 農林水産業では何か際立ったものがございますか。
○林(保)委員 それで大臣、手の打ち方がぬるいとかあるいは規模が大きい、小さいという議論はいろいろあるわけです。そこらあたりを年間を通じまして、私どもの要望としては、こういう国内情勢でございますので、きっちり手を前向きに前向きに打っていただく、企画庁はその監督と促進の役を任じてい...全文を見る
○林(保)委員 御説のとおりで、やはり三・四%程度では活力は出ませんので、これを政策的に行政的にどのようにやっていくかというのがこれからの大きな課題でございますが、局長もう一つ、大臣はいま在庫調整が進むとか世界経済が少し明るくなるとか、いろいろいい面を並べられました。しかし、なお...全文を見る
○林(保)委員 そういったところがこれからの政策努力を要するところで、なかなかこれはむずかしいアイテムだと思うわけです。  もう一つ、ついでに聞いておきたいのですが、輸出入の関係では、大体どんな認識を本年度はお持ちでございましょうか。
○林(保)委員 次いで、物価でございますが、間もなく消費者物価の四月分が出てくるのだろうと思いますが、三月までの傾向から見ますと、非常に安定的に推移していると長官のこのごあいさつの中にも出ておりますし、私どももそういう実感でございます。  年度を通じて、たとえば原油の五ドル値下...全文を見る
○林(保)委員 局長の言葉じりをとらえて言うわけじゃございませんけれども、国民の実感とこの物価指数とがかなり食い違っている問題についてときどき指摘されておりますね。専門的になりますけれども、赤羽局長は先ほど、卸売物価は海外商品市況の影響を強く受ける、受け過ぎると言われたが、たとえ...全文を見る
○林(保)委員 質問しましたのも、私も実は矢野さんが卸売物価指数を経済審議会でつくられたときに協力した一人でございますので、コモディティーの取り方が果たしてバランスがいいのかどうかという問題を実は考えまして、あれ以来かなり変えておられますけれども、しかし、なお時代が変わってきてお...全文を見る
○林(保)委員 長官は、物価問題に対しては自信を持ってことしは行けそうだ、こういう御実感でございましょうか、一言だけちょっと。
○林(保)委員 国民生活の方に入りたいのでございますけれども、五十八年度の予算に関連した公共料金の値上げはないんですか。そのほかであるいはまた社会保険、これは大したことはことしはなかったわけですけれども、厚生年金の保険料が女子についての改定が多少あったとか、その辺のところが概して...全文を見る
○林(保)委員 先ほどのお言葉を返すようですけれども、賃金はああいうふうに公務員の皆さんに御苦労をかけてゼロということでございますし、民間の方も厳しゅうございますから、どうして実収入がふえるという計算が出るのでございましょうか。
○林(保)委員 去年の国民生活白書によりましても、「所得伸び悩み下の家計消費」ということで、経済環境そのほかいろいろと取り上げられておりますが、ことしもやはり同じ、あるいは私どもの実感としては一層所得の伸び悩みがひどくなって、一層環境が厳しくなるんではないだろうかという心配をして...全文を見る
○林(保)委員 時間が足りませんので、三つだけ大体の傾向を教えていただきたいのでございますが、家計の貯蓄動向と申しますか、定期性預金のことしの伸びがどうなるかということだけでも結構でございますけれども、貯蓄がどういうふうになっていくのか。  二番目は、この国民生活白書の中でも余...全文を見る
○林(保)委員 時間が来てしまいましたので、廣江局長に一言。  本年度の経済白書が間もなく出るわけですけれども、見出しは何ですかと聞くと生臭くなりますので、安定なのか、あるいは混迷を脱しつつあるのか、あるいはこれから非常に大きな期待が持てるのか、内外の経済情勢の中で日本はどうな...全文を見る
○林(保)委員 国民の皆さんがこうしたいというものをやっていただくには、どうしたら暮らしが楽になるか、景気がよくなるか、こういうことでございますので、処方せんを御期待申し上げたいと思います。  その辺で、大変むずかしいときだと思うのでございますが、なお全体を達観されましてのリー...全文を見る
○林(保)委員 ありがとうございました。終わります。
10月04日第100回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○林(保)委員 第三十八回国連総会への御出席、さらには多忙な、多端な外交日程の御消化など本当に御苦労さまでございます。それだけに私どもも、また国民みんなも、国際情勢がどうも雲行きがおかしい、大変な緊迫だ、一体どうなるのだ、こういう感じを強く抱いていると思います。現に、大臣の国連総...全文を見る
○林(保)委員 重ねまして、ここの大臣の演説にありますように、「今日の国際社会の実相は、一歩動きを誤ると世界的な危機につながりかねない危険性をはらみつつ、かろうじて均衡を保っている」、こういうことでございますが、その中におけるわが国の役割りについていまお触れになりましたけれども、...全文を見る
○林(保)委員 ありがとうございました。  時間がございませんので、個別の問題でちょっと急いでお聞きしたいのですが、大韓航空の撃墜事件、あってはならないことということで、大臣のここでの御見解表明は正しい、私はこのようにも考えます。そして大臣、昨日でしたか、この問題は政治決着がつ...全文を見る
○林(保)委員 ソ連に対する制裁決議ですか、これがどうしてだめなんだろうか、こういうふうにみんな率直に思うのですが、大臣、一言で言いまして何が原因でしょうか。
○林(保)委員 いろいろ国際ルールもありまして法的にはむずかしい問題だと思いますけれども、民間機同士の問題ならともかくといたしまして、軍用機という国の任務を遂行するものが撃ち落としたわけですから、それについての賠償問題、補償問題については、一般国民の認識からすると日本政府もやはり...全文を見る
○林(保)委員 ぜひひとつその点をがんばっていただきたい。時間がありませんので要望にとどめます。安全航行の問題について大臣も大変御関心が深いと言っておられますのでぜひやっていただきたいと思いますが、港あるいは船の問題と違って空の問題は新しい対応が国際的にまだできてないように思われ...全文を見る
○林(保)委員 ソ連のアンドロポフ書記長さんが大変異例の声明みたいなものを出しまして反発を実はしておる、こういう現実も一方にございます。しかし、なおINF交渉はやはりどうしても成功されなければならぬと思いますが、大臣、これは成功するでしょうか。  もう一つはSS20の極東配備の...全文を見る
○林(保)委員 せっかくの御努力をお願いしたいのです。  国際連合の機能の問題ですが、大臣も最後に「国連及び関連諸機関が不要不急の、あるいは、重複した活動を行う事例が目立ってきておりますがこというくだりがあります。そしてまた「国連の機能弱化を嘆くことは容易でありましょう。」――...全文を見る
○林(保)委員 山田局長がおっしゃいますように、大変当初の期待と――当初期待した方が大体おかしかったのではないかという感じもいたします。いまだに日本は敵国条項が残ったままだと思います。しかし、国連には加盟している。大臣、この点なんです。実は去年も、核兵器の禁止、廃絶、軍縮、一千万...全文を見る
○林(保)委員 これはひとつ資料要求でちょうだいしたいと思います。  大臣、そういうことでございまして、これはわが国のコンセンサスが成熟していないということもございます。しかしなお、これは、私は政権を持っていらっしゃる大臣方のグループにあれしたいのですけれども、やはりきっちりと...全文を見る
○林(保)委員 大きな負担国でございますので、大臣のおっしゃられる注文をひとつぜひつけていただきたい。同時に、国連とは一体どういうものなのか、この辺が限界だということもやはり私たちは国民に伝えなければならぬと思います。その辺のバックアップもいたしたいと思いますので、この問題はひと...全文を見る