春田重昭

はるたしげあき



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春田重昭の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第80回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○春田委員 入学試験、いわゆる受験戦争にまつわる話題は、いつの時代でも事欠かないわけでございますけれども、この問題其わが国教育の根幹を揺るがす重要な要素を含んでおるわけでございます。あらためて指摘するまでもなく、教育問題を軽視すれば、育ち盛りの子供の心をむしばみ、へんぱな人間を形...全文を見る
○春田委員 それでは、さらに細かく質問を展開してまいりたいと思っておりますが、まず、岐阜歯科大学というものは新しい大学だ、最近に開校された、このように聞いておりますけれども、設立されたのはいつなのか、また開校されたのはいつなのか、御答弁願いたいと思います。
○春田委員 それでは、会計検査院の方がお見えになっておりますので、そちらの方にお伺いしたいわけでありますが、先日の報道によりますと、会計検査院は、このたびの岐阜歯科大の事件につきまして、定期検査の中に入れたい、その月日も今月に実施したい、このようなことが報道されておりましたけれど...全文を見る
○春田委員 これは、会計検査院が直接この大学に行って調査するのですか。それとも私学振興財団を通して、立ち会いのもとでやっていくのか。どちらか、ちょっと答弁願います。
○春田委員 私は思うわけでございますが、この岐阜歯科大学については、これだけ大きく世間を騒がしたことでありますので、その会計検査院の調査というものは早急にやる必要があると思いますし、また、その結果がわかれば、早急に世間に公表すべきであると私は思っている次第でございますけれども、会...全文を見る
○春田委員 いま検査院の方がおっしゃったような、そういう決意に従って、私は早急に公表することを願うわけであります。もし調査して——調査しないとわかりませんけれども、法的に見て、それが不正ということが発覚すれば、過去、音楽大学が二重帳簿で学生数を偽り助成金を受けた、そういう事実に基...全文を見る
○春田委員 それでは、続いて文部省の方にお伺いいたしますけれども、文部省としては、四十九年の一月十七日ですか、「入学時の寄附金募集の抑制について」という通達を出しておる、このように聞いておりますけれども、どの機関にこの通達を出したのか、それをひとつ明確にしていただきたいと思います...全文を見る
○春田委員 それでは、再度確認いたしますけれども、岐阜歯科大学には直接出しているわけですね。徹底しているわけですね。その点をお伺いしたいと思います。
○春田委員 いま答弁あったように出していると聞いているわけでございますが、これは全般的な問題でもございますけれども、通達は先ほどのように、四十九年一月十七日に出されているわけです。ところが、会計検査院のその報告によりますと、四十九年度には三件の不正事件が上がっておるわけです。また...全文を見る
○春田委員 今回の岐阜歯科大学の事件の発端となった裏口入学金といいますか寄付金というものは、文部省としては、どれだけ取っていたのかということが掌握されておりますか、わかっていれば説明してください。
○春田委員 いや、そうじゃなくして、今回の岐阜歯科大学のあの神戸の予備校生が自殺したでしょう。それが要するに、寄付金の問題で、ああいう自殺行為へ走ったということで新聞で報道されているわけですよ。だから、彼ないしまた父兄に対して、どれだけのいわゆる寄付金が強要さしたのか、それを知り...全文を見る
○春田委員 一人当たり平均千四百三十五万ということですね。この通達を読んでみますれば、この中に三項目にわたって、当局の各大学に対する要望というものが書かれておるわけです。  ちょっと読んでみますと、一が「私立医科歯科大学の経費は、原則として学生納付金、適正な寄附金等の正規の収入...全文を見る
○春田委員 一千万以上の寄付金を取っているわけでしょう。これは当局としては適正と見ているのかどうかお答え願いたいと思います。
○春田委員 そういう話は逃げられてしまったので、そうしたら、さらに二項目目に「入学に要する経費のすべては、募集要項の記載に従うものであることを、入学志願者に明らかにすること。」こういうことになっておりますけれども、昭和五十一年度につきましても、この募集要項には授業料、入学金、施設...全文を見る
○春田委員 それでは、先ほどの一千四百三十五万ですか、取っているということと、実際、百九十八万ということと、けたがちょっと違うでしょう。これは募集要項にきちっと記載して、それ以上取ってはならないということで通達は出されておるわけですね。この点、どうお考えですか。
○春田委員 ということは、この千四百三十五万というものは、その中身はまだ調べてないと思いますけれども、大方の予想として、強制されたものじゃない、みずから、いわゆる学校の教育の施設の整備を図るために個人が出したものである、このようにとっておられるのですか。
○春田委員 まだ調査の段階に入ってないわけでございますので、これ以上言っても平行線をたどるわけでございますけれども、私は、要は問題は、このように行政当局が一片の通達で事足れりと、ここに問題があるんじゃないか、こういう安易な姿勢がこういう原因をなした、このように言わざるを得ないと思...全文を見る
○春田委員 このような事件の背景を探ったとき、私は、全体的な問題として、国の私学に対する助成の実態が勢い明らかになってくると思うのです。  そこで、昭和三十五年から昭和五十年に至る私立大学の学生数、これをちょっと述べてみたいと思うのですが、昭和三十五年には四十万三千八百八十六名...全文を見る
○春田委員 このように私学の入学納付金というものは、一応こちらの調べたところによりますと、昭和四十五年には二十二万三千四百二十一円となっております。それが昭和五十二年度は、いま御説明があったように四十九万六千百四十二円と、実に約二・二倍になっているわけでございます。いまや五十万円...全文を見る
○春田委員 この法律は、議員立法であると聞いておりますけれども、この法律の第四条には、国は経常経費の二分の一の補助を目標としている、いま大臣がおっしゃっておりました、そのとおりのことがうたってあるわけでございます。しかし、その補助の状況は、昭和五十年度が二〇・九%、施行された年の...全文を見る
○春田委員 これも聞くところによると、当時二年くらいで二分の一の目標を達成したい、このように言われておったと聞いておるわけでございますが、いま言ったように、五十一年施行をされてから二四形だったのが、ことしで二六・九%、二・九%しか上がってないわけですよ。三年で二分の一、五〇%に近...全文を見る
○春田委員 それでは若干角度を変えますけれども、先ほども触れましたように、多額の入学納付金というのは、低所得者層、またわが国の勤労平均所得は大体二百三十万だと聞いておりますけれども、これらの人々にとっても非常な負担増になっておるわけでございます。教育の機会均等をうたった憲法第二十...全文を見る
○春田委員 それでは時間が迫ってまいりましたので、次の方に移ってまいりたいと思います。  私は、いま大学の問題を指摘してきましたけれども、今回は角度を変えまして、高等学校の問題について質問を展開してまいりたいと思っております。  最近の高校教育は、これからの社会で生活していく...全文を見る
○春田委員 これは生徒一人当たりに換算した場合、平均どれぐらいになっているか、お答え願いたいと思います。
○春田委員 それは国庫補助額でしょう。交付税を含めた場合の合算額でお願いいたしたいと思います。
○春田委員 いま御説明あったわけでございますけれども、私から言わせれば、本当にスズメの涙しか助成されていない、このように言っても過言ではないと思います。  大体、いまの助成額を平均すれば、昭和五十一年で経常費の約二六・九%ですか、昭和五十二年の二八%、このように予想されていると...全文を見る
○春田委員 いまの局長の答弁に期待するわけでございますけれども、さらにいまおっしゃったように、私立高校に対する助成財源措置というものは、国庫補助と交付税と二つのものが相なって助成されているわけでございますけれども、全国平均が九一・九%、ところが東京や大阪は九四%ないし九六%になる...全文を見る
○春田委員 そうじゃなくして、人口急増都市ですね、とりわけ高校生が急増しているところ、そういう府県については、特段のそういう財政措置ができないかどうかということをお聞きしているわけです。
○春田委員 時間が参ったようでございますので最後になりますけれども、福田総理が、わが党の竹入委員長の代表質問でも、教育は非常に重要な施策である、特に力を入れていく、このような意味の答弁が本会議場でもあったわけでございますし、私はいままでの質問から皆さん、当局の答弁ではまだまだ本物...全文を見る
03月11日第80回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○春田分科員 石原環境庁長官、長官になられましてから初めての国会でございますので、そこで長官の環境行政に対する所信の一端と自然保護に対するお考えをまずお伺いしたい、このように思っております。
○春田分科員 環境庁がこのたびアセスメント法案を、九日ですか、第二次案として発表されたのは、私自身としても非常に評価するわけでございます。しかしながら、遅きに失した、こう言っても決して過言ではない。と申しますのは、すでに乱開発によって自然破壊が非常に進んでいる、そういう例が枚挙に...全文を見る
○春田分科員 それでは、局長の方で御認識だと思うのですが、局長の方から御答弁願いたいと思います。
○春田分科員 この乱開発の原因は直接どこにあるのか、まず局長にお伺いしたいと思うのです。
○春田分科員 建設省の方お見えになっていると思いますが、この地域は砂防指定地域ということで聞いておりますけれども、全山の何%が砂防指定地域になっているのか、まずお伺いしたいと思います。  とともに、土砂の採石業者においては、砂防法で言う条件があると思うのですね。この条件というの...全文を見る
○春田分科員 面積はどのくらいですか。
○春田分科員 いま何点かの条件が示されたわけでございますけれども、この条件を完全に守っている業者はあるのかどうかということを聞きたいわけでございますけれども、建設省としてはその点把握しているかどうか、お聞きしたいと思うのです。
○春田分科員 実を言いますと、私、きょうは資料を持ってきたわけでございますけれども、ほとんどその条件というものが守られてないわけです。この地域にはいろいろな法の網がございまして、先ほど言いましたように、砂防法の問題、自然公園法の問題、また森林法の問題、いろいろな法が手かせ足かせ、...全文を見る
○春田分科員 いまの長官の御答弁、私初め地元の住民も期待しているんじゃないかと思います。ぜひ早急に現地へ行っていただきたい、このように思うわけでございます。  それで、今後の対策でございますけれども、私は、抜本的な対策と応急的な対策があると思うのですけれども、結局、結論から言え...全文を見る
○春田分科員 大阪府としても、そういうかっこうをとらざるを得ないんじゃないかという考え方を基本的には持っているんです。ただ、どうしても監視センター等をつくれば予算の問題がございますから、これでは大阪府だけではどうしようもないので、国の援助を仰がなくてはいけない、こういう基本的な考...全文を見る
○春田分科員 先ほども申しましたが、アセスメント法案が一応第二次案という形でこのように発表になったわけでありますけれども、いずれにしても対象事業が限定されておりますが、この採石事業も対象事業の中に含むとされるのか、この点だけちょっとお聞きしたいと思うのです。
○春田分科員 このアセスメント法案の中に採石事業もぜひ入れていただきたい、こういう要望をいたしまして、質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。
03月12日第80回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○春田分科員 私は最初に、きょう新聞でもにぎわしております学習塾の問題につきまして、若干私なりに質問をしてみたいと思いますが、この問題は当分科会でも何人かの委員からすでに質問があり、論議されたことだと思いますが、私なりに一、二点だけ御質問申し上げてみたいと思うのです。  私は、...全文を見る
○春田分科員 いまの大臣の答弁と重複する点があるかもしれませんけれども、端的にいきましてこのアンケートの実態ですね、大臣としては是と見るか非と見るか、非常に酷な質問かもしれませんけれども、その是と見るか非と見るか、これは正しい意見として文部省ではとらえるかどうか、その点お伺いした...全文を見る
○春田分科員 塾の存在そのものなんです。
○春田分科員 いずれにいたしましても、今日の塾の問題というのは、学校教育だけでなくして、社会的な問題にも大きく発展しようという状況にありますので、現時点では、先ほど大臣答弁にあったとおり、もう少し時間をかしてほしい、検討させてほしいということでございますので、どうか早急に対策をと...全文を見る
○春田分科員 時間がありませんので、これ以上突っ込んだ質問は展開しませんけれども、いずれにしても、大体、児童生徒急増市町村につきましては、昭和四十六年ごろから改正がされまして、用地費においても、いままで補助の対象じゃなかったのが三分の一の補助をしたり、校舎の新増築に関しましても二...全文を見る
○春田分科員 いまの局長の説明の中の対象差の  中で、門、囲障等とありますね。これは「等」というのはどういうものを含んでいるんですか。
○春田分科員 それだけですか。
○春田分科員 細かい質問になりますけれども、渡り廊下も一応認める。その場合、渡り廊下の屋根の工事は含むのかどうか。それから二点目は、非常放送、ランプはこの対象の中に認めるかどうか。それからアンテナ、浄化槽、それからいろいろなフェンスがありますね。野球場とかテニス等のグラウンドのフ...全文を見る
○春田分科員 私がいま言ったように、これは当然必要不可欠なものなんですよ。そういう点で、五十二年度には門と囲障が入りまして若干前進されたということは、私も評価をいたしますけれども、さらに検討いたしまして、こういうものも補助の対象の中に入れるようにひとつお考え願いたいと思います。 ...全文を見る
○春田分科員 現在ではという答弁があったのですが、これは将来上げる要素はあるのかどうかお聞きをしたいと思うのです。
○春田分科員 基本的にそういう用地または校舎につきまして補助をしないというのが当局のお考えみたいでございますけれども、校舎の新増築におきましては、そういう児童が利益を受けるわけですから、受益者負担の制度におきまして、当然生徒が負担すべきである、こういう形で当局はお考えになっている...全文を見る
○春田分科員 文部省の一クラスの用地の面積が大体決まっていると思うのですね。この三千八百八十クラスで大体どれくらいの用地が必要なのか、御説明願いたいと思うのです。
○春田分科員 こちらの方で一応計算したわけでございますけれども、大体平均で百五十七平米と聞いておりますので、三千八百八十を掛けたら約六十万弱になると思うのです。したがって、五十二年度予算でも、この用地取得につきましては、二百四十万の予算がつけられておりますので、即やろうと思っても...全文を見る
○春田分科員 二、三年の間で解消するということでございまするけれども、そういう地元から要求があった場合に、そちらとしてはちゃんと事業量が確保されているのですから、できると思います。  そこで、先ほど言ったような全体的な予算が問題になるわけですね。そういう点で、ぼくはこのプレハブ...全文を見る
○春田分科員 それ以外でということです。それ以外で考えられないかということです。
○春田分科員 続きまして、奨学金制度につきまして質問を展開していきたいと思いますが、現在の奨学生は、全学生に対してどれくらいの割合になっているとそちらの方で掌握されているか、御説明願いたいと思うのです。
○春田分科員 特に高校の奨学生が、全学生に対して比率から言ったら二・一%です。大学にいきまして約一〇%という状態になっております。  そこで奨学生の人数は、全体的な数字がいま一応大臣から示されたわけでございます。そこで新規採用人員の問題でございますけれども、この新規採用人員は出...全文を見る
○春田分科員 そうじゃないのですよ。出願者数に対する採用者数ですよ。全学生じゃないです。
○春田分科員 資料がなくてお答えできないというので、質問が前に進まないわけでございますけれども、私の手元にある資料では、高校におきましては九八%平均いっております。大学においては六九・八%いっております。  そこで私、この出願者と採用人員が、高校の場合においてはほぼ一〇〇%いっ...全文を見る
○春田分科員 そういう答弁は前もされたと聞いておるのです。それが現在の時点で二一%と一〇%なんですね。そういう経済的な理由で非常に有能な学生が大学、高校に行けないことは、私は国の施策としては問題があるという観点から、この奨学生の員数をもっともっと高める必要があるのではなかろうか、...全文を見る
○春田分科員 この問題は、前から論議されていることでありまして、この時点で将来計画したいというのじゃなくして、もっと前向きで早急にこの問題は解決していただきたい、私はこのように思うわけでございます。わが党としても、高校においては少なくとも一〇%、大学におきましては二〇%ぐらいに、...全文を見る
03月15日第80回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○春田委員 本日も会計検査院から農林省の不当事項というものが挙げられましたけれども、他の省庁と比較した場合、農林省の不当事項が非常に多いわけですね。たとえば、昭和四十八年は六十一件指摘されております。また四十九年では四十一件、さらに五十年では三十四件という形で出ております。この件...全文を見る
○春田委員 そういう答弁が大臣から返ってくるんじゃなかろうかと私も予想しておったわけでございますけれども、実は農林省と建設省というのは、大体同じような事業量があるわけですね。たとえば、昭和四十九年度の農林省の公共事業関係工事は十万四百四十八ヵ所となっております。そして、そのうちの...全文を見る
○春田委員 さらに具体的に申しますと、先ほど大臣もおっしゃったように、政府の補助金の対象事業の中に、この不当事項の主な原因があるわけでございまして、特に、農林省関係の中で農業改良資金という貸付制度がございますけれども、この制度は四十九年でも二十一件、全体の約半分も出ておりますし、...全文を見る
○春田委員 この制度の運営のやり方というのは、借り受け者が農協に行きまして、農協、市町村、もう一方普及員の調査といいますか参考意見を求めるようになっておりますね。その市町村の意見と普及員の意見を府県が上げて、そして最終的に貸し付けするかどうかを決めるわけでございますけれども、そう...全文を見る
○春田委員 いずれにしましても、そちらが専門なんですから、五十一年度はいま調査の段階だと思いますが、このような不当不正事項がさらに五十二年度以降上がってこないように、ひとつそれなりの努力を払っていただきたい、このように思う次第でございます。  続きまして、せっかくいま農業改良資...全文を見る
○春田委員 私、この資料をいただきまして、予算の枠と対照してみたわけでございますけれども、昭和四十九年度の貸付枠と実績を見た場合、技術導入資金で約十億円、それから農家生活改良資金では約十二億円、実績の方が貸付枠より上回っているわけです。それから五十年度は、農家生活改良資金で十二億...全文を見る
○春田委員 ところが、そういう局長の答弁からすれば、昭和四十九年度では、実績が約二百二十億円上がっているわけです。ところが、予算としては二百十億なんですね。いま局長がおっしゃったことは、お互いに流用するという点ではうなずけるのですけれども、私の計算した段階では約十億円、昭和四十九...全文を見る
○春田委員 いま金額の面の実績がございましたけれども、需要者の申込件数、それから実績の借り受け者の件数でございますね、これは資料があったら出してほしいのです。私がお聞きしたいのは、需要者に対してオール一〇〇%実際貸し付けられているかどうか、その辺のことを、わかれば御答弁願いたいと...全文を見る
○春田委員 そうすると、いまの答弁では何か普及所任せの、いわゆる国としての本当に自主性のある姿勢というものが余り見られないわけですね。普及所に何件申込者があったかわからないという国の態度では、これが果たして有効に使われているかどうか、目的に沿った使い方をされているかどうか、これは...全文を見る
○春田委員 私は大阪でございますので、大阪の実態を調査してきたわけでございますけれども、技術導入資金では需要量の約七割しか貸付対象になっていないわけです。それから生活改善では申し込みの約半分、五〇%です。ちょうどその年の終わりに計画を立てるそうでございますけれども、したがって、残...全文を見る
○春田委員 続きまして、後継者問題につきましてお尋ねしたいと思うのですが、この問題は、これまでにもさまざまな角度から論じられてきたことでございますけれども、しかし今日まで解決策を見出し得ないままに至っているというのが現状ではなかろうかと思います。  そういう点で、まず今日までの...全文を見る
○春田委員 時間が参ったようでございますが、最後に二点だけ御質問をするわけでございます。  経済成長も低成長から安定成長、そして今日に移りつつあるわけでございまして、いままで見られた高度成長時代の農地転用や、また農業以外の他産業への就職というものは非常に困難になってくると思うの...全文を見る
○春田委員 終わります。
03月16日第80回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○春田委員 私は、最初に婦人問題についてお聞きしてまいりたいと思います。  政府は、ことしの二月一日、一昨年国連で行われました国際婦人年世界会議で採択されました世界行動計画の日本版とも言うべき「婦人の十年国内行動計画」を発表したわけでございますけれども、これにつきましては賛否両...全文を見る
○春田委員 結構です。  大臣から答弁があったように、努力していくということで、その姿勢はうかがわれたわけでございますけれども、私はこの計画を推進するに当たりましては、当然国内法規の見直しもする必要があると思いますけれども、それ以上に、問題になっておりますILOの条約、つまり八...全文を見る
○春田委員 いまの段階では明確にされてないわけでございまして、早急に批准をしたいという大臣の答弁があったわけでございますけれども、早急にということは、これは前から問題になっているわけでございまして、この段階におきまして大体めどをいつごろの時期に置くのか、その辺のあれがわかっておれ...全文を見る
○春田委員 検討していきたいということでございますので、これは早急にひとつその辺のところを検討願いたいと思うわけでございますが、そこで国内法の労働基準法の問題が出てきたわけでございますけれども、この労働基準法の改正も、男女平等の労働権を確立するためには、やはり重要な問題であろうか...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、この行動計画が絵にかいたモチにならないためにも、労働省だけの問題でもありませんし、関係各省庁と連絡をとり合いながら各階層の意見もまた取り入れて、早急に婦人の地位向上を図るために急いでいただきたい、このように要望しておきます。  続きまして、こ...全文を見る
○春田委員 それで大臣としては、今国会にその法案を、法制化するために提出する腹があるかどうか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 続きまして週休二日制の問題についてお尋ねしてまいりたいと思いますが、最初にこの問題につきましては、人事院の方から御答弁を願いたいと思います。  政府は、昨年の十月、試験的に公務員の週休二日制を実施されたわけでございますが、まだ継続中とお聞きいたしております。この公務...全文を見る
○春田委員 まだ中間段階でございますので、早急にこの結論は出しがたいと思いますけれども、現在まで試行されて、十月からですから、大体半年近くなるわけでございまして、現在まで週休二日制をして、どのような変化があったか、御説明をひとつ願いたいと思うのです。
○春田委員 現在は、まだ報告の段階に入っていないということでございますけれども、ことしの九月まで一応行われるわけでございますけれども、中間的な報告はおとりになる意思のように、いまの答弁で拝されたわけでございますが、大体いつの時点で中間的な報告をお受けになるのか、明らかにしていただ...全文を見る
○春田委員 私なりに週休二日制の問題は、いろいろ考えているわけでございますけれども、四月のまとまった段階で改めて御質問を展開してまいりたい、このように思っておるわけでございます。  それでは、大臣の方にお伺いいたしますけれども、労働省としては、この週休二日制の問題につきましては...全文を見る
○春田委員 政府としては「週休二日制の普及促進について」ということで通達を出されているようでございます。この中で、その普及目標を設定されているわけでございます。  第一点としましては、読んでみますと、「一九八〇年代早期までに、完全週休二日制、週四〇時間労働制を全産業界に一般化す...全文を見る
○春田委員 この目標達成の見通しは、どのようにお考えになっていますか。
○春田委員 いまの局長の答弁でもあるように、この四十八年の通達はまだ生きているわけでございますけれども、私はやはり早急に見直す必要があるのではなかろうかと思います。  そこで、いま局長からも、中小企業の特に週休二日制が実態としては非常に悪いということの話がありました。確かに、先...全文を見る
○春田委員 中小企業の週休二日制という問題は、これは労働省だけではなくて、中小企業の振興対策上におきましても、やはり他の省庁と連絡をとり合い協議し合って、いろんな助成等も図っていく必要がある、私はこのように思うわけでございまして、その点は十分配慮して今後進めていただきたいというよ...全文を見る
○春田委員 それでは、現在の利用状況について数字を挙げて御説明を願いたいと思うのですが、一番新しい資料で、どれだけの運営戸数がありまして、入居者がどれだけありまして、空き家がどれだけあるかということを、数字の上で御説明願いたいと思うのです。
○春田委員 先ほど大臣からも御答弁がありましたけれども、やはり若干空き家にしておく必要があるということでございますが、いま御説明があったように、全体の一割弱があいているわけでございますけれども、私にしては一割でも、ちょっとあき過ぎではないかという感触を持っておるわけでございますけ...全文を見る
○春田委員 いま局長から先に答弁がありましたので、ちょっとあれなんですけれども、そういう実態が大阪でもあるわけでございまして、一割以上あいているところがあるわけでございます。そういう点で、私が住宅を調査したところによると、余りにもこの住宅が、近代生活をするには間取りとか設備とか、...全文を見る
○春田委員 漸次改善されているということでございますけれども、それではちょっと追いつかないのですよ。現在入っている方たちの苦情は、とてもじゃないが、いろいろな苦情を聞きましたけれども、大変な状態にございます。  たとえば、こういうことはできるのですか。家族が四人住んでいる。お互...全文を見る
○春田委員 空き家があれば考えていくということでございますが、それも無差別にはできないと思うのですね。たとえば四人家族とか五人家族とか、家族の中でも、子供さんが中学に上がったとか高校に上がったとか、そういう年齢的な面もあると思うのですが、そういう基準はないのですか。
○春田委員 私が聞いている範囲内では、これは大阪のある住宅でございますけれども、いまの局長よりもぐっと進んでいるわけですよ。実際四人家族で子供さんが十五歳以上になれば分離しておりますということで、支部支部単位で、各支部で、それは自主性に任されているのではなかろうかと思いますけれど...全文を見る
○春田委員 それではもう一点あるわけでございますが、いわゆる電力の容量の問題があるわけですね。現在、私が知っておる大阪の一住宅でございますが、ここで二・〇ミリの電線を使っているのです。一般家庭は二・六を使っているのですね。したがって許容アンペア数が十五アンペアなんです。こういうこ...全文を見る
○春田委員 いま局長は、クーラーを使っているのは感慨無量とかおっしゃいましたけれども、いまクーラーは生活必需品の一つとなっておりまして、決してぜいたく品ではないと私は思うのですよ。こういうことで、どうか前向きに検討をなさっていただきまして、三年前から電力アップをなさっていると聞い...全文を見る
○春田委員 この問題は大臣にお伺いしたいと思いますが、労働省として、ことしの初め、この有効求人倍率の回復と、完全失業の減少に対しまして目標をお立てになったと思うのです。その目標の数字はどれくらいだったか、お聞きしたいと思います。
○春田委員 努力目標でございます。そう言えば済むことではないと私は思います。先ほどおっしゃったように、一月の時点で〇・六二、三月目標は〇・七七でございまして、かなりの差がありますし、完全失業者にしても、目標の九十万は三月の時点でございますけれども、一月現在で百十四万あるということ...全文を見る
○春田委員 確かに景気が回復しないという点が大きな原因じゃなかろうかと私も思います。しかし、やはり根本的には、長期的な、また総合的な視野に立った雇用政策の欠落ということにもあると私は思うのです。そういう点で、やはり労働省独自の雇用政策を立てるべきでありますし、今日までその対処をな...全文を見る
○春田委員 確かに、いま大臣がおっしゃったように、この雇用対策では、社会的に弱者である中高年の方、それから身体障害者の方であるとか、寡婦、こういう問題が非常に大きなウエートを占めているのじゃないかと私も思います。きょうは時間がございませんので、また別の機会に、その問題で雇用率の問...全文を見る
○春田委員 私は、この雇用安定資金というのは、労働者の雇用安定が目的でございますので、そういう点では、労働者の雇用保険の立場から参加するのは当然である、このように主張しておきます。  最後に、この雇用安定資金制度は、この雇用保険に入っていない方たちの救済は、どのようにお考えにな...全文を見る
○春田委員 いまの御答弁にあったように、中小企業といいますか零細家内企業の方たちで、非常に漏れている方が多いわけでございまして、本来こういう方たちを救済すべきものが、この雇用安定資金制度ではないか、このように私は思うわけでございまして、政府の前向きの施策を期待いたしまして、私の質...全文を見る
03月22日第80回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○春田委員 私は、最初に「むつ」問題についてお尋ねしたいと思います。この問題につきましては、先ほどの委員と若干重複する点があると思いますが、その点はどうか御了解願いたいと思います。  昭和四十九年の十月十四日に、政府と、それから青森県知事と、むつ市長と、それから青森県の魚連の間...全文を見る
○春田委員 いまのご説明ありましたように、特に第一項目の二年半以内に、むつ港を撤去して新定係港に移転するということでございますが、長官は最近の発言で、この新定係港は若干おくれるかもしれないが、極力努力して四月十四日という身近な線で検討していきたい、このように答弁なされておりますけ...全文を見る
○春田委員 いまの長官の答弁からすれば、長崎県がオーケーと言わないので、むつを離れることができない、こういうことで、あたかも長崎県の佐世保の方が責任があるみたいな答弁に私聞こえたわけでございますけれども、決してそうではない。二年半の期間があったわけでありますので、その間政府がどれ...全文を見る
○春田委員 受け入れ側の長崎県の方では、知事の諮問機関である原子力安全研究委員会ですか、これがちょうどあすですか、二十三日、大体答申をまとめて知事へ出すわけでございますけれども、あしたでないとわからないわけでございますが、大体の予想としては、安全性を保つためには核燃料を抜いて入港...全文を見る
○春田委員 そうすると、もう一回確認しておきたいのですが、もしあすの答申で核燃料体を取り除くべきであるという答申が出た場合は、長官としては、その方法で入港させたいということで考えてよろしいですか。
○春田委員 確かに長官がおっしゃったように、もし長崎県の方で抜くべきであるという答申が出された場合、そうすると、それをどこで抜くべきかということが当然問題になるわけでございまして、青森県としては当然拒むでありましょうし、そうしたら海の真ん中でやるかという問題の新たな条件も出される...全文を見る
○春田委員 長官のいまの答弁でもわかりますけれども、さきの十五日の閣議後、記者会見の中でも長官は、いまのような発言をなさったわけでございますが、あわせて、新母港というのは「むつ」だけを対象として考えない、十万トンクラスの相当大型な原子力船等が活躍するそういう原子力時代を考えて、い...全文を見る
○春田委員 先ほども若干触れましたけれども、地元長崎県の「むつ」の安全性に関する研究委員会に、科学技術庁の石渡参事官ですか、研究委員会の答申原案について数項目のコメントしたメモを渡したということで、地元県議会では相当紛糾しております。地元側に言わせれば、この研究委員会というのは自...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、この「むつ」問題は石油依存のエネルギーから原子力エネルギーへ転換していく今日、真剣に考えていかなければならない問題でございますけれども、しかし原子力開発と、この「むつ」を同一時点で考えるのはまだ早計である。まだまだ技術的な研究段階であり、事故、トラブル...全文を見る
○春田委員 総合エネルギー調査会が出しました長期エネルギー需給計画というものが一昨年の八月十五日、中間答申を出しておりますけれども、これは現在も生きておりますか。
○春田委員 いま審議官もおっしゃったように、一つはやはり見直す段階に来ているんじゃなかろうかと思います。  計画では、昭和五十五年度におきましては原子力は一千五百五十万キロ、昭和五十九年度で二千百八十九万キロということになっております。この中には建設中のものもありますし、安全委...全文を見る
○春田委員 電調審の決定を得てからも、建設にかかり、それから運転開始にかかる年数というものは、やはり大体五、六年かかってしまうわけですね。そういう点から言ったら、まだ八年ありますけれども、やはり相当厳しいのじゃないかと私は思います。そういう点で、この計画というものが政府側の努力目...全文を見る
○春田委員 いまの二番目の中で立地条件ということを言われましたけれども、原子力発電はやはり海岸部に建てなければならないという面があるわけでございますが、特に海岸部の建設の場合は沿岸漁業の面で大きな問題が起こるわけでございます。とりわけ昨今の二百海里問題で遠洋ができないということで...全文を見る
○春田委員 続きまして、日米会談の問題につきましてお尋ねしていきたいと思います。  日本時間で、きょうとあすだと思いますけれども、福田総理とカーター大統領の会談があるわけでございますが、その最大の訪米の目的は、使用済み核燃料の再処理の問題ではなかろうかと思うのです。この問題につ...全文を見る
○春田委員 あすの会談では結論は出ないと思います。四月中ごろですか、アメリカ政府としては核問題についての政策を発表するそうでございますので、あしたの段階では、結論は出ないと思いますけれども、きわめて重視する問題ではなかろうかと私は思っておるわけでございます。  日米会談とともに...全文を見る
○春田委員 この問題も、あすの会談、それ以後に待たなければならないと思いますけれども、一応アメリカは提案の中で、使用済み核燃料を全面的にアメリカへ集めて、そしてアメリカ国内で貯蔵する体制を主張しているわけでございますけれども、現在わが国の対応策は、これに対してどのようにとろうとな...全文を見る
○春田委員 いま長官から西ドイツの話が出ましたので、あわせてお尋ねしたいと思うのですが、このようにアメリカは非常に厳しい態度をとってきているわけでございまして、今後の成り行きが注目されるわけでございます。こうした態度は一挙にやわらぐようには、やはり考えられないという点で、一部では...全文を見る
○春田委員 現在の原子力発電の電気出力は七百四十二万キロと言われておりますけれども、この出力に要した使用済み核燃料というのは年間どれくらいの量が出るのか、この点ちょっとお聞きしたいと思うのです。  また、この使用済み核燃料はいま海外へ再処理を委託しているわけでございますけれども...全文を見る
○春田委員 一九八五年四千九百万キロワットというのは、先ほども問題になりまして、これはちょっと不可能じゃないかと思うのですね。その時点で約四千百トンの使用済み核燃料が出るということで長官も、いまおっしゃいましたけれども、私、七百四十二万キロワットがいま出力されているわけでございま...全文を見る
○春田委員 海外委託量はどうです。
○春田委員 それは契約であって、現在委託しているのは、これだけの量はないでしょう。もっと少ないのじゃないですか。
○春田委員 いま局長がおっしゃいましたように、海外委託というのは、イギリスとフランスだけですか、確認したいと思うのです。
○春田委員 この海外委託というのは、日米の原子力協定第八条C項にあります、米国から輸入した核燃料を再処理するには、すべてアメリカ政府の同意が必要であるということでありますけれども、これに抵触いたしますか。
○春田委員 抵触するとすれば、いま話題になっている、あすの会談が非常に重要視されるわけでございますけれども、万が一アメリカ政府が再処理はだめだ、海外委託もだめだ、こう言った場合、これはもう全面ストップか一時ストップになるわけでございまして、こうした場合、現在のイギリスまたフランス...全文を見る
○春田委員 現在、海外委託で再処理されているものには、抽出されるものに濃縮ウランとプルトニウムと廃棄物があると思うのですが、これらのすべては全部日本へ持ち帰っているのですか。
○春田委員 イギリスでは、将来ですけれども、放射能灰は日本で処理してほしい、そのように望むというようなことも、何か最近発言しているみたいでございますけれども、日本で処理してほしいとなった場合、その処理方法は考えておりますか。
○春田委員 時間がありませんので、次に進みます。  いま話題になりました、日本で国有第一号として再処理施設のものが、東海村に動燃事業団として建設されているものがあるわけでございますけれども、これは現在完成されたのですか。完成されたとすれば、運転可能はいつごろの予定なのか、あわせ...全文を見る
○春田委員 夏ごろからホット試験を開始する場合、当然全国の原子力発電所から使用済みの核燃料を受け入れなければなりませんね。その受け入れる場合の輸送体制は船なのか、陸送なのか、そういう安全面においては、どういう点を考えているのかお答え願いたいと思います。
○春田委員 船舶から動燃事業団へ行くまでの、これは当然トラックで輸送になると思いますけれども、その通過道路が、一部住民の反対で問題になっているということをちょっとお聞きしたのですが、そういう問題は起こっておりませんか。
○春田委員 先ほど長官もおっしゃいましたけれども、将来国有第一号に続いて民間主導で二号基が建設される予定だ、こういうことで発言なさいましたが、どのような計画なのか、内容を詳細に御説明願いたいと思います。
○春田委員 聞くところによると、千五百トンですか、それくらいの大きな規模の二号基を計画していると聞いておりますけれども、さきの一号基が二百十トンですから、合わせて千七百十トンになるわけですね。この場合、海外委託というものも並行して考えていくつもりなんですか。
○春田委員 動燃事業団が三月発表しております使用済み核燃料の再処理の工程において、従来ウランとプルトニウムというものが分離されておったわけでございますけれども、この分離されていたものを混合状態で抽出する。そのほか、廃棄物だけを除去して、このウランとプルトニウムだけの混合状態で抽出...全文を見る
○春田委員 こうした日本での再処理が活発になれば、それと廃棄物の量もたくさん出てくると思うのですね。先ほど局長からは、その処理が十分可能であるということを言われましたけれども、いかなる方法で処理されていくのか、具体的な、たとえば灰をコンクリで固めて、どこかへ捨てるとか、そういう具...全文を見る
○春田委員 最後に、事故の問題でございますけれども、これはさきの予算委員会でも、関電の美浜発電所の第一号炉の問題が指摘されました。その舌の根も乾かないうちに、また東海原子力発電所の事故が起こっているわけですね。いずれも報告が非常に遅かった、こういう形になっておりますけれども、今後...全文を見る
04月07日第80回国会 衆議院 決算委員会 第12号
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○春田委員 最初に水資源の問題でお尋ねいたしたいと思いますが、その前に気象庁の方にお伺いしたいわけでございますが、ことしの一月から二月にかけましては、昭和三十五年以来の異常寒波ということで、本当に大自然の恐ろしさというものを目の当たりに私たち見たわけでございますけれども、このよう...全文を見る
○春田委員 もう一点だけ確認してみたいと思うのですが、私、素人でわからないのですけれども、長期予想というものは、周期的に予報である程度つかめることができると聞いております。そこで、ことしあたりは太陽活動の極少期ですか、そういう年に当たり、こういうときにはデータから言うならば、異常...全文を見る
○春田委員 そこで、国土庁にお尋ねしたいわけでございますけれども、昨年の二月、水需要の調査結果とその検討、こういうものを発表されたわけでございます。この内容につきまして、大臣にお聞きしたいわけでございますけれども、大臣が中座しておりますので、国土庁の責任のある方にお伺いいたします...全文を見る
○春田委員 それならば第三次案となると思いますけれども、来年の四月ごろですか、正確に発表できるのは。その時期は大体いつごろですか。
○春田委員 ただいま局長から話があったように、トータルで大体四十ないし六十億トン不足するという話で中間発表にも出ておりますけれども、ここで問題なのは、関東の臨海地域と東海地域、また近畿の臨海地域の人口が非常に集中している地域、ここで生活用水が需要量に対して供給量が大幅に不足してい...全文を見る
○春田委員 下水の再処理の問題につきましては後でお尋ねしたいと思いますけれども、関東地域と近畿地域におきましては、いま局長から御説明あったように、再処理の問題と、それから節水のPRをなさっていくということでおっしゃいましたけれども、非常に私はむずかしいんじゃないかと思っております...全文を見る
○春田委員 若干の可能性があるととっていいわけですね。  それで、いま特に関東方面と近畿方面で聞いたわけでございますけれども、全体のトータルを見ても、いまおっしゃったように四十億トンないし六十億トン足らないということになっておりますけれども、私は、この数字をずっと調べてみました...全文を見る
○春田委員 この一年間で検討されるわけでございますので、いま早急に結論を出せというわけじゃないですけれども、聞くところによりますと、昭和四十八年度、四十九年度に調査した結果、こういう形になっておるということで、高度成長時代であるから需要量も非常に高く見ておる。現在、減速経済から安...全文を見る
○春田委員 続きまして、都市用水には河川用水だの地下用水があるわけでございますけれども、これらの水資源が無限であることは考えられません。有限であると思います。そこで、先ほどトータル的に水の需要供給の問題を御質問したわけでございますけれども、さらに河川水と地下水、そのように分けて考...全文を見る
○春田委員 いま局長からも御答弁がありましたように、地下水の問題は、私たちも非常に関心があるわけでございます。地下水の依存度は、私、昭和四十七年しか資料がありませんので、それによりますと、水道用水が二十九・七億トン、工業用水が七十二・四億トンになっておりまして、約三分の二が工業用...全文を見る
○春田委員 この地下水の見通しは、来年発表の第三次案には織り込まれますか。
○春田委員 ただいままでの質疑の中から、やはり水資源は、将来非常に憂慮されてくるということは間違いないと思います。  そこで、局長からも先ほどの答弁の中にありましたように、河川水や地下水だけを頼るのではなくして、下水の処理水の再生利用とか、また海水の淡水化、プラント化、工場汚水...全文を見る
○春田委員 工業用水の回収率の問題でございますけれども、この回収率は年々高くなっていると聞いておりますけれども、現時点における回収率はどれくらいなのか、また将来、この回収率はどれくらいまで高めていきたいと、目標ですね、努力目標をそちらの方で持っておられるのか、御答弁願いたいと思い...全文を見る
○春田委員 昭和六十年までに七〇%に回収率を高めたい、こういうことでございますけれども、関東地域とか一部九州地域では、すでに回収率を七〇%保持している、そういう企業もあると聞いておりますけれども、こういう点から考えたら、私、素人でわかりませんけれども、もっと高めることができるんじ...全文を見る
○春田委員 先ほどから何回も論議しているように、地下水の依存度の約三分の二が工業用水ということで、そういう面からいったら、今後非常に地下水の規制もされていきますので、工業用水の供給量が非常に減っていくのじゃないか、こう思うのです。  そこで今後、また次の時点で質問したいと思いま...全文を見る
○春田委員 ただいま場所の説明がありましたけれども、どれくらいの処理能力で、実際にどれくらい処理されているのか、その辺の説明がなかったと思うのですけれども……。
○春田委員 この地域の再処理された水の性格といいますか水質は、二次処理がゆえに非常に劣るということを聞いております。現在これより高度な処理で三次処理、良質な水を得るための三次処理が造水促進センターで行われておるということですが、この開発の促進状態といいますか、進捗状態といいますか...全文を見る
○春田委員 ということは、二次処理と三次処理の進め方ですけれども、政府としては、二次処理もやりながら、三次処理も並行してやっていく、このように理解していいわけですか。
○春田委員 もう一回さかのぼりますけれども、造水促進センターがやっているこの三次処理の問題でございますけれども、五十三年から行いたいということで、いま説明があったわけでございますけれども、当初これは五十一年の予定ではなかったのですか。そのおくれた理由というのは、どういう理由なんで...全文を見る
○春田委員 昭和五十年度における下水道の普及率は全国で約二二・八%だと聞いております。そこで行われる下水の処理水は約五十億トンと聞いているんですね。そこで、この下水の処理水を二分の一か三分の一でも再生すれば、非常に将来の水不足に対して画期的なものになるのじゃなかろうかと思いますけ...全文を見る
○春田委員 参考にお聞きしますけれども、二次処理と三次処理の完成された水のコストですね、これは大体どれくらいになるんですかね。
○春田委員 次に、海水の淡水化プランのことでございますけれども、この問題も、下水の処理水の再生利用とともに非常に真剣に考えていく必要があるのではなかろうかと思いますけれども、この開発は進んでいるんですか。
○春田委員 いまエネルギー政策というものは非常に重要視されているとき、エネルギーに限界があるということで、非常にそういう面では淡水化プランは不適当だという意見も一部ありますけれども、先ほどの下水の再処理問題とともに淡水化プランというものを、やはり重要視していく必要があるんじゃなか...全文を見る
○春田委員 来年の三月、第三次案が出るそうでございます。その案に私も期待するわけでございまして、どうか実のある、内容のある第三次案を出していただきたい、このように要望して、この水資源の問題は、終わります。  続きまして、国土庁が今月の一日、発表しました土地の公示価格の問題でござ...全文を見る
○春田委員 確かに長官がいまお答えになったように、昨年が〇・五%、ことしが一・五%ですから、安定状態といいますか、横ばい状態になっていったのは、客観的に見てそうだと思います。消費者物価指数が九・二%ですから、そういう面においては安定基調ということも言えるかもしれませんけれども、こ...全文を見る
○春田委員 確かに、いま土地を持っている方が、ローンで買った場合、それを下げるとなった場合、その人たちの立場をどうするのかという考え方もありますけれども、私は、まだまだ住宅要望の強い今日、この土地というのは下げていくべきである、このように思っておるわけでございまして、先ほど大臣も...全文を見る
○春田委員 先ほども若干質問が出たわけでございますけれども、最近民間業者による土地の細分化、ミニ開発ですね。この問題が大きな話題といいますか、焦点となっておりますけれども、このミニ開発による開発が、一面から言ったら単価の上昇を大きく押し上げている。土地の公示価格は全国平均で一・五...全文を見る
○春田委員 ミニ開発の問題は、価格の引き上げとともに、また大きな弊害があるのですね。たとえば住宅を建てる場合に建蔽率というのがあります。住居地域においては六〇%になっておるわけでありますけれども、この六〇%を遵守している業者というのは、ほとんどないのですね。私の地域なんか人口急増...全文を見る
○春田委員 以上で、質問を終わります。
04月12日第80回国会 衆議院 決算委員会 第13号
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○春田委員 私は、景気対策と、それから物価対策の二面につきまして御質問を展開してまいりたいと思いますが、最初に景気対策の問題につきまして長官にお尋ねするわけでございますが、現在、日本経済が当面している最大の問題というものは、三年来の不況ということでございまして、この不況を何とか克...全文を見る
○春田委員 私は、対応策を聞いたわけですが、いろいろ御説明があったわけでございますけれども、政府としては、昨年の十一月九日、七項目の景気対策を行いまして、何とか景気回復の決め手にしていこうとされたわけでございます。さらに引き続きまして、二月二十二日に補正予算を組まれて、それを目玉...全文を見る
○春田委員 大臣としては、効果が出てきている予想が非常に強いということをおっしゃいましたけれども、私、倒産件数を調べてみましたら、昨年の十一月が一千五百九十八件、十二月が一千六百八十五件、一月が千二百八十五件、二月が千三百六十四件、三月が先ほど言ったように千七百六件、このように、...全文を見る
○春田委員 そこで各地方自治体の公共事業に対する裏負担の問題があるわけでございますが、昨年でも、地方自治体におきましては、確かに公共事業を推進したい、しかし裏負担が相当きついので、やろうと思ってもできないんだ、こういう問題があったわけでございます。これらの問題につきましては、大蔵...全文を見る
○春田委員 この問題につきましては、大蔵省、自治省の所管のときに、また質問を展開していきたいと思っております。  さらに住宅の建設でございますけれども、政府経済指標によれば、民間で約一六・五%の伸びを見ておられます。また政府資本の伸びの中におきましても、公団、公社等の建設等積極...全文を見る
○春田委員 経済企画庁が実際にやるわけでありませんので、その取りまとめ役が経済企画庁でございますので、さらに突っ込んだ質問ができないと思いますけれども、いずれにしても、土地の価格は先日の公示価格の発表でも、全国平均で一・五%ですか、さらに都心部においては相当な高騰を示しているわけ...全文を見る
○春田委員 長官もきょうの新聞をお読みになったと思いますが、朝日のトップ記事では「公定歩合再下げ、来月中旬にも」という大きな一面のトップ記事で出ているわけですね。「幅は〇・五—一%」ということで「政府・日銀筋」ということで書いてあります。ところが、同じ新聞でも日経新聞等を読んでみ...全文を見る
○春田委員 この新聞が出されまして、大臣としては、日銀の方に問い合わせるということが私は必要でないかと思うのですが、そういう問い合わせをされましたか。
○春田委員 それはいろんな問い合わせや、いろんな記事が出るでしょう。しかし公定歩合の問題につきましては、いま産業界初め各企業においても相当な関心を持っているわけですよ。そういう点では、問い合わせしないというのは、私は、ちょっと大臣としては、その辺消極的だなと思うわけです。大臣みず...全文を見る
○春田委員 大臣として深い関心を持っているのであれば、聞いても何ら損はないのではないかという気持ちで私は言っているわけでありまして、大臣みずから聞かなくても、側近の方が聞いてもいいわけでありまして、しかも新聞のトップ記事なんですから。その辺は議論していても、お互い平行線をたどりま...全文を見る
○春田委員 公的機関でありながら貸出金利が高いという声も上がっておりますので、さらに努力していただきたいと思います。この貸出金利の引き下げも、景気回復の一つの大きな決め手ではだかろうか、このように私は思うわけでございます。  さらに、民間の設備投資の件でございますけれども、五十...全文を見る
○春田委員 五十一年度が実質三・八で、五十二年度は実質七%、約倍を見ているわけでございますけれども、その根拠はあるのですか。
○春田委員 企業によっては、かなりの在庫があるところもありまして、設備投資までいかないという声が多いと聞いておりますし、心配するわけでございます。  それで、いま大臣からも話が出ました電力会社の設備投資ですが、きょうの新聞を見ても、二〇・九%の伸びを期待するということが書いてあ...全文を見る
○春田委員 電力の問題におきましては、原子力発電もあるわけでございまして、核の使用済み燃料の処理をめぐって、いまアメリカと丁々発止やっております。そういう問題もありますので、非常に心配するわけでございます。その辺のところは、通産省にしりをたたいて、ひとつ進めていただきたいと思うわ...全文を見る
○春田委員 確かに大臣がおっしゃったように、増税してという、今日の財政事情の悪化のとき、逆戻りするようなことがあれば大変でございますので、この点は、やはり慎重に考える必要があるんじゃなかろうかと思います。  さらに、いま個人消費の問題出ましたけれども、この指標を見てみれば、伸び...全文を見る
○春田委員 この減税の問題につきましては、再三総理が、減税の効果は景気浮揚には余り出てこないのだ、ほとんどが貯蓄に回っていくのだ、このようにもおっしゃっておりまして、いろいろ論議を呼んだわけでございますが、最終的には三千億の追加になったわけでございます。したがって、この三千億の減...全文を見る
○春田委員 先ほどの原委員の質問にもダブリますけれども、去る八日の物価安定政策会議では、本年度の経済成長率六・七%を達成するためには、現状のままではむずかしいだろう、何とか大きな対策が必要じゃなかろうか、それには大型補正予算等も必要じゃなかろうかということが指摘されているわけでご...全文を見る
○春田委員 ただ心配するのは、最近の民間におけるいろいろな調査研究によりますと、ほとんどが経済成長率は六・七%はむずかしいだろう。せんだっても東京、大阪、名古屋において九十六社の調査アンケートがあったそうでございますけれども、三分の一は、やはり無理だろう、六・四ぐらいじゃないか、...全文を見る
○春田委員 続きまして、物価対策につきましてお尋ねしたいわけでございます。  三月二十五日の総理府統計局の発表では、この一年間の消費者物価上昇率は東京で九・三%、全国平均では九・二%になるだろう、この数字は確実だろうと言われております。当初政府は、八%を一応目標と決めまして、年...全文を見る
○春田委員 そこで、公共料金と異常寒波が特に大きな原因であると言われておりますけれども、公共料金の場合が三%ということを言われておりますが、異常寒波による物価上昇の押し上げ率、これはどれぐらいに見られていますか。
○春田委員 そこで、五十一年度がそういう形で九・二%でございます。さらに五十二年度を目標として七・七%でございますけれども、公共料金は五十二年度は何%ぐらいにアップ率を見ているのか、また、野菜、果物、魚等によるアップ率は、どれぐらい見ているのか。細かな問題になりますけれども、御答...全文を見る
○春田委員 大ざっぱに出さざるを得ないと思います。しかし、いま言ったように、公共料金が二%ということで、さらに野菜、果物、魚等が五十一年が大体一%と見ておれば、七・七にするためには、さらにこれを下げざるを得ないと思うのですね。その他、一般の品目においても、やはり下げなかったら、で...全文を見る
○春田委員 さらに、その他の品目におきましても、最近不況カルテルが非常にふえているわけですね。たとえば鉄鋼や綿紡、梳毛とか平電炉のそういう不況カルテルが相当出ております。こういう状況を考えてみた場合も、一般品目におきましては、五十一年度よりさらに消費者物価指数の上昇率は上がってい...全文を見る
○春田委員 物価安定が非常にむずかしいことは、よくわかります。そのために倉成長官が大臣にお座りになったのですから、それだけ国民からは期待されているわけですよ。がんばっていただきたいと思うのです。  そこで、いまるる述べたことは、いろいろな値上げの要素があるではないか、したがって...全文を見る
○春田委員 追跡調査をされているということでございますけれども、現在までどういう品目を対象に追跡調査をなさっているのか、それをちょっと明らかにしてほしいと思うのです。
○春田委員 ここに一つの資料があるわけでございますが、これはことしの三月物価局から出された「輸入消費財の価格動向」でございます。御存じですね。この中を見ても、牛肉は非常に安くたっております。ところが、輸入物価は非常に安くなってきているのに、消費者物価は上昇をたどっているわけですね...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたので、これで終わりますけれでも、いずれにしても大臣、この消費者物価上昇率の七・七%は、国民に対する一つの政府の公約であると私は思うのですね。五十一年度は、そういう期待に反してオーバーしたわけでございますので、どうか五十二年度におきましては七・七%の達成...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月14日第80回国会 衆議院 決算委員会 第15号
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○春田委員 私は、午前中から引き続き行政改革の問題につきまして、大臣に御所見を賜りたいと思いますが、何点かにわたりまして重複する点があると思いますが、その点はどうか御了解いただきまして、誠意ある回答をお願いいたします。  この行政改革の問題でございますけれども、古くて新しい課題...全文を見る
○春田委員 確かに努力はされているわけでございますけれども、しかし一般的に、客観的に見て、非常に行政改革は進んでおらない。国民からもいろいろな提言もありますし、批判もあるわけでございますけれども、その根本的な、国民の期待する結果になってないという点は、大臣としては、どのようにお考...全文を見る
○春田委員 この行政改革につきましては、大臣からも野党の皆さんの御支援をお願いしたいということでございますけれども、公明党は一貫して過去から叫んでおるわけでございまして、私個人も本当に協力していきたいと思っておるわけでございます。  そこで、さまざまな理由がありますし、いろいろ...全文を見る
○春田委員 政治主導で行うためには、行管庁の指導力といいますか、権威といいますか、権限というものが求められると思うのですね。そこで行政管理庁の長官という位置づけを、非常に経験豊かな西村大臣として現在の位置づけで、従来からいろいろな問題が上がっております行政改革ができるというお考え...全文を見る
○春田委員 私の言わんとするところは、行管庁の権威というものは、各省庁の取りまとめみたいな役で、従来各省庁のまた一部官僚等のそういう言い分に押し通されてきた感が強い面があるのじゃなかろうか。こういう面で行管庁の権威というものを、人事院や会計検査院並みのそれだけの権限を持たせる必要...全文を見る
○春田委員 高度成長時代の水ぶくれ体質を本当に改革するのは、私は、いまが絶好のチャンスといいますか、時ではないか、こういうことで長官の遺憾ない力を発揮していただきたい、このように思うわけでございます。  さらに、先々月の二月二十四日ですが、行政改革に対する基本的な四項目というも...全文を見る
○春田委員 ところで、心配な点が一つあるわけですけれども、この新聞の報道の面から考えて、総理の考え方と長官の考え方が、行政改革に対して若干ニュアンスが違うような報道をされたことがあるわけです。  二月の十日だったと思うのですけれども、長官の記者会見で、あの総理の行政改革に対する...全文を見る
○春田委員 国民は期待しているわけでございますし、私たちも期待しているわけでございますから、大いにやっていただきたいと思うのですが、答弁等によりますと、八月までに大体成案が出されるということでございますけれども、この八月までという点ですね、時間的に十分ございますか。
○春田委員 八月までに成案ができることを期待しております。  そこで、この実施、実行というのは、これは予算の関係もあるという大臣の答弁もございましたけれども、五十三年度から実施、実行となるわけでございますか。
○春田委員 そこで、具体的な個々の問題を取り上げていきたいと思いますが、最初に、四項目の中でも最大の目玉と言われる特殊法人の問題でございます。  この特殊法人の整理合理化という問題は、昭和四十二年に九法人の整理、昭和五十年の閣議で十八法人の整理合理化を検討するということで進めら...全文を見る
○春田委員 素案ということでございますけれども、やはり出す以上は行政管理庁としても、それだけの腹をくくって出されたと思うのです。それが若干後退しているということは、世間で取りざたされているわけですから、そういう点は、もうちょっと強い姿勢というものが必要じゃないかと私は思うのです。...全文を見る
○春田委員 抽象的で、ちょっとはっきりわからないのですけれども、さらに日本硫安輸出株式会社が五十一年度廃止となっていたのが、その後廃止の可否について検討ということで、やはり若干後退しているわけですね。この理由は、どういう原因ですか。
○春田委員 さらに日本航空機製造株式会社、これも廃止ということで検討するということが、民間の移行についての可否について検討する、このように後退しているわけですが、この原因は何ですか。
○春田委員 民間に移行するということでございますけれども、この日本航空機製造株式会社は相当な負債を負っていると聞いているのですけれども、聞くところによると、数十億ですか、負債がありながら引き受けるという民間会社があるのですか。
○春田委員 民間に移行した場合、国の出資金が昭和五十年度で約四十二億円出されているのですね。それから補助金が七十五億三千四百万出されているわけでございますけれども、この出資金につきましては、民間に移行した場合は、当然こちらの方に引き揚げるのが本当だと思うのです、また補助金等は打ち...全文を見る
○春田委員 検討するということでございますが、明確に何年度までに検討するということは書かれておりませんけれども、大体めどは、いつごろまでにされておるのですか。
○春田委員 さらにオリンピック記念青少年総合センター、日本鉄道建設公団というのがございますけれども、先ほど原委員の御質問でも、オリンピック記念青少年総合センターにつきましては、質問があったわけでございますけれども、この日本鉄道建設公団につきましては質問がなかったと思いますので、さ...全文を見る
○春田委員 この日本鉄道建設公団につきましては、いろいろなうわさが流れているわけでございますけれども、とりわけ中小企業の下請等に、支払いの面で非常に遅延する傾向が多いとか、金額の面で非常にシビアであるとかいう苦情があるわけでございまして、そういう点も含めて検討していただきたいと思...全文を見る
○春田委員 私が言いたいのは、すべての特殊法人を整理合理化していけというわけではなくして、少なくとも行政管理庁が原案としてつくったものくらいは、後退しないで前へ進めていただきたい。そうしなかったら、そのほかの、百十三のうち、十八引いたら九十五くらいですか、それだって当然できないわ...全文を見る
○春田委員 時間が迫ってまいりましたので、次に、各種審議会の実態についてお尋ねしたいと思います。  この審議会の整理、合理化につきましては、過去何回かやられておるわけでございますが、その経過を御説明願いたいと思います。
○春田委員 審議会は現在二百四十六ということで、いま局長から説明があったわけでございますけれども、この審議会の設置、運営については何らかの規定といいますか、規則があると思うのですけれども、簡単に要点だけ御説明願いたいと思います。
○春田委員 これは、規定といいますか、規則、条件といいますか、守られておりますか。
○春田委員 確かに人事の面におきましては、全く守られてないわけでございます。せっかく昭和四十四年に閣議決定されていながら、国会議員や行政の職員を原則として構成員にしないとか、委員の構成は二十人であるとか、また併職においては最高四つであるとかという項目が入っておりますけれども、全く...全文を見る
○春田委員 審議会は、私もいま実態を調査しているわけですけれども、ぜひやってもらわなければならぬ審議会が、かなりあるのではなかろうかと思うのです。  五十年度、五十一年度の各審議会の会合の開催数が挙がっているわけでございますけれども、五十年度と五十一年度に、総会ないしまた部会を...全文を見る
○春田委員 それでは、その二年間に全然開いてない、また一回だけだ、二回だけだという審議会に対しては、どういうふうに検討されていくのですか。
○春田委員 全部の審議会につきまして、一つ一つやっていけば時間がたってしまいますので、一つだけ取り上げさしていただきたいと思うのですが、通産省の中に石油需給調整審議会というのがあるのですね。これはいま言ったように五十年度、五十一年度二年間で全く一回も開催していないわけです。ところ...全文を見る
○春田委員 この閣議決定の三項目にも「審議事項が臨時的な審議会等については、存置期限を付するものとする。」となっているのですね。こういう点で、過去にも四十九年はやったでしょうが、五十年、五十一年は全然やっていないわけですから、これは当然石油審議会に統合してもいいのじゃないかという...全文を見る
○春田委員 この許認可事務につきましても、あのロッキード事件がきっかけとなって、運輸省が抱える膨大なその事務について話題になっただけに、早急に縮小していただきたい、このように思うわけでございます。  さらに、特殊法人や各種審議会につきまして、この特殊法人、各種審議会というのは、...全文を見る
○春田委員 ただ、北海道開発庁の問題でございますけれども、国土庁があの日本列島改造のとき誕生したわけですが、その計画案の段階で行政監理委員会から、北海道開発庁というのは、首都圏整備委員会や近畿圏整備委員会と同じ性格、地域開発という性格のものであるので、国土庁に統合したらどうかとい...全文を見る
○春田委員 以上で終わります。
04月20日第80回国会 衆議院 決算委員会 第16号
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○春田委員 私は最初に、昨日行われました公定歩合の再引き下げの問題につきまして、その背景を最初にお尋ねしたいわけでございますが、政府としては、三月十二日、六・五が六・〇、〇・五%引き下げたわけでございますけれども、昨日の十九日に、さらに一%下げたわけでございますが、今回の措置とい...全文を見る
○春田委員 大臣がおっしゃっているように、公定歩合とは、やっぱり機動的にやっていくべきだと私も思いますが、政府としては景気対策のかなめとして昨年の十一月、景気対策の七項目というのを挙げられたわけです。さらに、ことしに入りまして二月、三千億以上の補正予算を組まれました。新年度予算で...全文を見る
○春田委員 大臣としては期待されるのは当然だろうと思いますが、産業界、企業界では、そういう点では非常に危惧しているわけでございまして、ことしの経済成長六・七%も、このような対策をとったとしても非常に危ないのじゃないか、よくいって六%前後じゃないか、このような見方もされているわけで...全文を見る
○春田委員 ただ、昨年がそういう事例があるだけに、やはり心配されているわけでございまして、昨年の公共事業の発注も前期において六五%でございましたけれども、結果的には、やはり後半に息切れしたわけでございますから、今年度は、当初七〇%をさらに三%上積みで七三%集中して発注していく、こ...全文を見る
○春田委員 その日銀の金利調整審議会ですか、時期的には大体いつごろ結論が出そうなんですか。
○春田委員 その二十六日で結論が出ると考えていいわけですか。
○春田委員 さらに、郵政省の貯金の問題があるわけでございますが、貯金の金利の引き下げの件につきましては、郵政省と話し合いはされておるわけですか。
○春田委員 次に、財政収支試算表によると、税収の伸びを昭和五十三年に二十三兆九千四百億円、さらに五十四年に二十九兆一千九百億円、五十五年に三十五兆五千八百億円と、非常に大幅な伸びを見ているわけでございますが、現在の税体制で、これだけの自然増収というものが見込めるとは私は思いません...全文を見る
○春田委員 この問題は、また別の機会に私たちの党の委員が大蔵委員会等で質問していくと思います。  さらに、減税の問題でございますが、ちょうど決算委員会の中断のとき、その財源という問題が大蔵委員会で中心になって論議がされたと聞いておりますけれども、この三千億円の財源は、どういう形...全文を見る
○春田委員 大体わかりましたが、具体的ないわゆる剰余金として幾ら、特例公債として幾ら、こういう数字はまだ出てないのですか。
○春田委員 ということは、この剰余金は、全額そこの赤字国債の管理基金の中に入れてしまうということですか。
○春田委員 いずれにしても、剰余金は別として、特例公債で財源を賄うということは、私たちの党は一貫して反対してきておりますが、私たちの財源措置としては、不公平税制をまず改正して、その財源に充てるべきである、こういう形で今後詰めていきたいと思っております。  さらに銀行店舗の問題に...全文を見る
○春田委員 店舗の新設が五十年度、五十一年度では、二年間で二店舗でございましたのが、今回三店舗になったわけですね。そこで金融機関が全然ないところ——全然と書いてありませんが、ないところは二店舗、人口急増や企業が著しく増加している地域においては一店舗という形になっておりますが、五十...全文を見る
○春田委員 五百メートルですね。
○春田委員 通達が出されたのが四月六日になっております。きょうが二十日で二週間たっておるわけでありますが、この通達を出されて以後、そういう申請の要請というものが何件くらい出ているか、わかれば御説明願います。
○春田委員 さらに配置転換の問題ですが、いま局長がおっしゃったように、そういう過密から過疎の方に行った場合いいわけですが、過疎で経営の採算が合わないからといって過密の方へ来る場合もあると思うのですね。この場合は、一応通達の中では地元の住民等が不便をこうむらないようにしなければなら...全文を見る
○春田委員 住民等の苦情はなかったと考えていいわけですね。
○春田委員 さらに、銀行進出の行う弊害という問題に、地価の高騰という問題があるわけですね。この通達を見ても、何といいますか、不当に高額である場合は認めないとなっておりますが、この不当に高額であると認められた場合というのは、どの辺でこれ理解していいのか、ちょっと判断に苦しむわけでご...全文を見る
○春田委員 過去にこの項目に抵触する、そういう措置はありましたか。
○春田委員 私の地元の大阪府の大東市というところでございますが、国鉄の高架に伴いまして複線化ができるようになっているわけでございまして、人口が非常に集中してきているわけです。その駅前は、かなり、金融機関がひしめき合っているのです。はっきりした年数はわからないとおっしゃっておりまし...全文を見る
○春田委員 過去のことですから、これいまさら取り壊せとかいうことはできませんので、今後こういう点を十分留意して、ここに書いてありますけれども、ただ単なる通達のみで終わるのじゃなくして十分注意していただきたい、このように思うわけでございます。  最後に、銀行新設の緩和政策といいま...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、私はあえて緩和政策と言いたいわけでございますが、今回の新設の問題につきましては、先ほどから何点か述べておるように、土地の価格の問題等や地元住民とのそういう納得のいく、理解される、そういう声を施策としてとるべきであると私は思うわけでございまして、...全文を見る
04月22日第80回国会 衆議院 決算委員会 第18号
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○春田委員 私は、本日はマルチ商法とネズミ講対策につきまして、お尋ねしてまいりたいと思っております。  最初に、マルチレベル・マーケティング・プラン、通称マルチ商法でございますけれども、この定義並びにマルチ商法の販売方法について大臣に御説明願いたいと思います。
○春田委員 この問題につきましては、過去においても再三国会で論議になっておるわけでございます。大臣として余り詳しくはわからないというような答弁であっては、私は困ると思うのですね。  確かに通産省は、他の省と違って広い範囲内のいろいろな問題等がありますけれども、このマルチ商法につ...全文を見る
○春田委員 警察庁の方にお尋ねいたしますが、先ほど通産省としては、四十五社ぐらい大体想定しているということで話があったわけでございますが、警察庁としては、八都道府県で十五社をいま内偵中だということでございますし、さらに四十組織ぐらいだということで、若干この差があるわけでございます...全文を見る
○春田委員 八都道府県で十五社しかやってないのでしょう。
○春田委員 それを全国的にやらないかということです。
○春田委員 再度お尋ねしますが、この十五社というのは、一応四十社全部調査して、十五社ぐらいが法律違反の疑いがあるのではなかろうかということで、しぼって十五社、こういう形で理解していいのですか。
○春田委員 ということは、一応四十社全部当たって、そのうちのしぼって十五社、こう理解していいわけですね。
○春田委員 経企庁にお尋ねしますが、減ってはいないようでございますということですが、ということは、ふえているということですか。それとも現状維持ということですか。
○春田委員 この問題につきまして通産省の見解をお尋ねいたします。
○春田委員 そうじゃないのですよ。会社がふえているか減っているかじゃなくして、いまいろいろな会社を対象にやっておるわけでしょう。その中で、参加者、加入者がふえていないかどうかという問題です。
○春田委員 いまの通産省の答弁と、先ほどの経企庁の答弁では大きく違うわけですよ。通産省の方はふえていると思う、経企庁の方は減っていると思います、お互いに連絡とっていないのですか。これはどうなんですか。
○春田委員 要するにふえているか減っているかによって、企画庁の方は、これをPRなんかやっていくわけでしょう。その辺で、減っているのだったら、それなりの対応策を経企庁がやるだろうし、ふえていれば、ふえているなりの対応策があるわけであって、ここで根本的な大きな違いが出てくるわけですよ...全文を見る
○春田委員 先ほど通産省の方から減っている人もある、脱退者もあるということが答弁ありましたけれども、それは私も否定はしないです。脱退する人はあるでしょう。しかし、それは微々たるものですよ。ほとんどふえているのです。  どういう人がふえているかということを私たちが調査したわけでご...全文を見る
○春田委員 えらい確信を持って、自信を持って減っているとおっしゃっていますが、そういう事実が、証拠があるのですか。たとえば、どこの地方で減っているとか、数字の上では、これだけ減っているとか、そういう証拠があったら示してください。
○春田委員 えらい自信を持っておられますけれども、先ほど言ったように、そういう純真な純朴な方たちが入っていっているわけです。通産省としては、各地方の通産局の方に指示徹底はされているのですか。
○春田委員 その通達というのは、いつ出されたのですか。
○春田委員 その八通産局の中に大阪は入っていますか。
○春田委員 私の大阪の枚方の、被害者対策委員会の一員から手紙が参っておりますが、「通産省は国会でたびたびマルチ禁止の姿勢を示したいきさつがありながら、大阪通産局に対しては現在に至るも一片の通達も出さず、担当の消費経済課長は、本省から指令があれば動くことになるでしょうが、今のところ...全文を見る
○春田委員 この被害者の方が直接当たって、こういう、担当課長がおっしゃっているのですよ。これは間違いないと思いますよ。だから、何ぼ本庁では調査しています、努力していますと言っても、地方へ行ったら、こういう状態なんですよ。この事実を大臣もよく知っていただきたいと思うのです。だから、...全文を見る
○春田委員 資料にも出ておりますが、そういう苦情またその相談を持ち込んだ方たちなんて、全体の三%だというのですよ。だから九七%の方たちは泣き寝入りしている状態が判断されるわけです。そういう点で、減っているなんて、私はそういう言葉を二度と使ってもらいたくないと思うのです。  減っ...全文を見る
○春田委員 いま保安課長から答弁がございましたが、この方はベストラインの社員ということは、いま答弁があったとおりでございまして、サラ金業者から百万円を借りたということですね。なぜ百万借りたかというのは、このベストラインに入ろうと思ったら、六十三万のお金を払わないといけないわけです...全文を見る
○春田委員 もう一点、お尋ねいたしますが、ある新聞社の記者の方が、堺北署ですか、この所轄の警察署に電話して、ベストラインはマルチではないかと聞いたところ、そうではない、サラ金業者である、金融であると答えたというのですね。マルチを取り締まるべき所轄が、この高名なマルチを知らないとい...全文を見る
○春田委員 これは事実なんです。したがって堺だけの問題ではなくして、全国的にそういう形で周知徹底していただきたい、このように思っております。  さらに悪徳商法被害者対策委員会の調査では、これまでに判明しただけでも、このマルチ以外の自殺者は四名、うち一人は大阪の高校生になっており...全文を見る
○春田委員 先ほどマルチ企業は国内で四十五社くらいということで報告されましたけれども、現在この四十五社の中で最大の規模、販売方法を誇っている会社は、どこと推察されますか。
○春田委員 このベストラインという会社は、いまや北は北海道の山の中から、南は八重山群島、沖繩の果てのそういう小さい島までも広がって、これまでも全国的に約五万人の人々が参加している、このように言われております。私は、この五万人の方々がほとんど被害者である、このように思うわけでござい...全文を見る
○春田委員 この十二条、十三条につきまして、警察庁はどのように御見解を持っていますか。
○春田委員 具体的なそういう事例があったらということで、警察庁の答弁があったわけでございますが、ここにベストラインの、いま全国二百カ所でやられている催眠的な集団説明のテープがあるわけです。このテープは法律が施行された後のテープなんです。どういうことを言っているか、ちょっと時間もあ...全文を見る
○春田委員 この資料は通産省に貸しますから、調査してください。  さらに、いま私が一部読みました中にも、ベストラインは映画を見せるわけですね。世界各国で非常に隆盛の一途をたどっておるような形で説明しております。この点、実際世界的な企業なのかどうか、調査していますか。
○春田委員 この本国のベストライン社は、一九七三年の六月、カリフォルニアの法務当局によって、ベストライン社と、その親会社のベストラインコーポレーションと、役員らは告発されているのです。そして、五億五千万の罰金処分を受けております。そして倒産しております。また、昨年六月十八日、ベス...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、十二条の重要事項の不告知に完全に当てはまることでありまして、これは法律違反に間違いないと思うのです。十二条、十三条というものが施行されたわけでございますけれども、確かに違反すれば、実質の禁止ということを、目的を達成するようになっているわけです。ところが...全文を見る
○春田委員 最終的にこの十二条、十三条の運用は、大臣がお決めになると思いますが、この運用に期待していいですか。
○春田委員 説明会場が全国で二百カ所ぐらい行われているわけですね。先ほどの答弁では、会場に行くのが非常にむずかしいという話がありましたけれども、本省の方たちは顔が知られて、当然チェックされると思うのです。地方通産局の方とか、そういう方たちは余り顔を知られていないから、会場に乗り込...全文を見る
○春田委員 契約解除の問題でございますが、十六条に規定されておりますけれども、これは五十一年の五月の商工委員会で、東大教授の竹内参考人がお述べになって、皆さん方も御存じだと思いますが、答申では、この契約を解除した場合、普通十四日間になっているはずですね。契約解除して、その経過後も...全文を見る
○春田委員 このマルチ商法に対する国民への啓蒙でございます、PRでございますけれども、被害者の増加を見ると、その実効が上がってないように私は思うわけでございます。これにつきまして、それぞれ、通産、経企は予算があると思いますけれども、どのような形でPRしているのか、この辺具体的に説...全文を見る
○春田委員 通産省の方が、各通産局ごとに説明会を開いているという説明がありましたけれども、こういうことがあれば、先ほどの提案の文書とまた矛盾を感じるわけでございまして、本当に周知徹底されておるかどうか疑いたくなるんですが、その辺、事実をちょっと調べてください。  経企庁にお尋ね...全文を見る
○春田委員 百六十二カ所でございますが、都道府県でどれだけ、市町村でどれだけ。
○春田委員 都道府県の六十四カ所は別として、私はこのような苦情相談、いろいろな問題等を吸い上げていくためには、やはり身近な市町村が一番行きやすいと思うのですね。この市町村、市町だけだそうでございますが、九十八カ所というのは、余りにも少ないんじゃないか、こう思うわけでございます。 ...全文を見る
○春田委員 時間がありませんから、その論議はまた別にしますが、私は被害者を救うためには、内部からと外部からのそういう調整が必要だと思うのです。そういう点で、まず内部に入っている人たちが、どういう形でこのマルチにひかれたのか、また被害に気づいたきっかけはどういうことか、こういう点も...全文を見る
○春田委員 情報の提供をお互いにやっていると言いますけれども、現在では一方的にもらっているのが多いのであって、民間の善意に甘えてはならないと思うのですね。そういう意味で、物心ともに援助といいますか、補助が必要じゃないかと私は思います。そうしなかったら、何ぼ知らない人にPRをやった...全文を見る
○春田委員 そこで、五十一年五月の通産省の天谷審議官の答弁になってくるわけでございます。最初はマルチの全面禁止法を私たちは主張したわけでございますが、こういう形の行為規制になってしまった。しかし、この運用につきましては「実態に応じまして機動的に物事を処理していくことも可能であろう...全文を見る
○春田委員 期待しておりますよ。  最後に、大蔵省にお尋ねいたします。  一般的に見て、マルチ商法に対する税の申告の問題でございますが、いろいろな申告漏れ等があるように聞いておりますけれども、適正な課税はなされておりますか。
○春田委員 わが国のマルチ商法に対しては、結構ホリデイマジック社に対しては独禁法に違反するということで破棄勧告がなされたり、またエー・ピー・オー・ジャパンに対しても直接立入検査をなさった経緯がございます。しかし、いずれにしても現在は野放しの状態であると言っても、私は決して過言では...全文を見る
○春田委員 時間が迫ってまいりましたが、次に、マルチ商法の一番大もとであるネズミ講の問題でございます。  このネズミ講には、通称天下一家の会、第一相互経済研究所というのがございます。全国で約百五十万と称して、昨年秋には日本武道館に一万三千人ですか、人を集めて、その勢力を誇示して...全文を見る
○春田委員 大臣にお尋ねいたしますけれども、このネズミ講とマルチ商法の違いを御存じですか。
○春田委員 最初にも申し上げましたけれども、これは大きな問題になっているわけでございまして、社会的な問題が発生しているわけですから、もうちょっと大臣、さらにひとつ研究、勉強していただきたいと思うのです。  警察庁の方からは、対象にならないということでありますけれども、大蔵省の方...全文を見る
○春田委員 通産省の方にお尋ねいたしますが、これは訪問販売等の法律の対象になりますか。
○春田委員 去る三月三十日でございますが、長野地裁で第一相互経済研究所に対する判決が出ております。代表者の内村氏に対して訴訟を起こしていた原告の五百二十名に対して、ネズミ講は民法第九十条公序良俗に反し無効であり、入会金二千二百八十七万円を返せという判決が出されました。読んだと思い...全文を見る
○春田委員 ネズミ講につきましては、社会的に問題化した時点からその規制、立法化が叫ばれてきたわけでございますけれども、現在まで野放し状態になっているわけでございます。そこで政府は、昨年の秋、十一月二十六日だったと思いますが、第九回の消費者保護会議で、この規制を打ち出したはずでござ...全文を見る
○春田委員 経企庁は法務省とその辺について、お互いに連絡をとり合っていると思いますが、法務省としては、この点をどういうふうにお考えになっておりますか。
○春田委員 このネズミ講につきましては、主要官庁は経企庁ですか。確認したいと思うのです。
○春田委員 関係各省が十省庁あると聞いておりますけれども、この連絡会議、これは大体年間、また月にどれぐらいやっているのですか。
○春田委員 先ほど経企庁の課長から答弁がございましたけれども、この問題につきましては、さきの国会でも、私たちの渡部一郎議員が予算委員会で取り上げているわけですね。その中で総理の答弁は、早急に検討する、速やかに結論を出すということをおっしゃっているわけです。ところが一部新聞では、こ...全文を見る
○春田委員 そうすると、立法化は見送られたということは考える必要ないわけですね。今後立法化に進む、そのように理解していいわけですね。
○春田委員 立法の方向で検討しなかったら、この予算委員会の総理の答弁はおかしいわけですよ、前向きで検討するとおっしゃっているのですからね。そういう点では、ひとつよろしくお願いしたいと思うのです。  このネズミ講とマルチの関係でございますけれども、マルチが、先ほど言ったように、ベ...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、マルチの根源はネズミであって、ネズミ講対策が根本的にできれば、マルチも自然となくなっていく、このように私は思っているわけでございます。  いずれにしても、このように不労所得を推奨し、拝金風潮を助長するネズミ講は、その存在自体、明らかに社会悪であると私...全文を見る
○春田委員 その早急というのは、大体いつごろをめどにしたらいいのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、きょう取り上げたネズミ講、またマルチ商法につきましては、非常に害が大になっております。そういう点で、委員会また本会議が開かれるたびに、努力している、検討している、調査中でありますということではなくして、何回も申し上げますが、一日二百会場で大体一...全文を見る
04月27日第80回国会 衆議院 決算委員会 第20号
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○春田委員 私は、最初に北海道の総合開発についてお伺いしたいと思いますが、この開発計画につきましては、第一期が昭和二十七年より始まりまして、第二期を過ぎました。さらに第三期の時代に入ったわけでございますが、この第三期計画の期間は、昭和四十六年から昭和五十五年の十カ年計画という形に...全文を見る
○春田委員 見直していくという話がございましたけれども、この第三期総合開発計画では、政府の投資資金が八兆五千五百億円、民間の企業投資が約十二兆二千億円、合計二十兆七千五百億円という膨大な大型のナショナルプランであったわけでございますが、いま説明があったように、石炭産業の斜陽化、ま...全文を見る
○春田委員 だから、政府としてはどう考えておるのですか。北海道はそう考えているけれども。
○春田委員 その企業誘致の問題につきましては、後でまた質問をしていきたいと思いますので、ここでは省きますが、北海道の総合開発計画では第三セクターというものを加えて事業の推進に当たろうということになさっていますね。民間資金を投入して官民一体として事業の推進に当たる、このような考えだ...全文を見る
○春田委員 開発庁が第三セクターを積極的に取り入れているその理由というものは、どういうものか、またそのメリットはどういう点にあるのか、あわせて御説明願いたいと思うのです。
○春田委員 具体的に言ったら、どういう恩典があるのですか。
○春田委員 いま監理官がおっしゃったように、政府として、第三セクターに対してどこまで責任を持っていくかという問題ですね。どこまで、どの範囲まで指導、助成ができるかという問題です。この点の線引きが、私が、この前説明を聞いた範囲では、ちょっとあいまいになっているわけですね。その点、明...全文を見る
○春田委員 確かに一企業でありますから、会社の内部の面まで立ち入ることはできないと思います。ただ行政指導で推進を図っていくということでございますが、たとえば一つの計画があります。その場合、その進捗状態は非常におくれているとなった場合、そちらの方で指導をやって、そして早急に進めるよ...全文を見る
○春田委員 いま苫小牧の具体的な事例が出ましたけれども、この問題をこれから質問をしていくわけでございますが、私が心配しているのは、北海道の総合開発が昭和二十六年から第一期、第二期、第三期と始まって、第三期に入ったわけでしょう。この第三期の開発の計画については、政府が責任を持ってい...全文を見る
○春田委員 最初から余り煙幕を張られたのでは質問しにくいのですけれども、責任を持っていただきたいわけでございますが、いま問題になりました北海道総合計画の中における大規模な開発プロジェクトの一つである苫小牧の東部の開発の問題がございます。  これは昭和四十七年の三月の基本計画、マ...全文を見る
○春田委員 経済情勢が変われば、当然いろいろな見直しが必要であるということで、盛んに先ほどから煙幕を張られておるわけでございますけれども、案だから、これは途中で変わってもしようがないというような考え方ではいけないと思うのです。それは、そのとおりに移行するとは限りませんよ。変わる面...全文を見る
○春田委員 市議会で議決されたのが昭和四十八年十一月十七日でございまして、二日後の十一月十九日、開発庁も入りまして九者連ですか、これは了承しております。したがって、この企業立地想定については、開発庁は責任を持つ必要がある。私は、このように理解しておるわけですけれども、それでいいで...全文を見る
○春田委員 そこで、縮小した計画を第一次計画と一応呼びましょう。第一次計画でございますけれども、現在原野を造成にかかっておると聞いておりますけれども、その造成は大体いつごろ完成されるのか、また、どれくらいの範囲を造成しているのか、それを具体的に説明していただきたいと思います。
○春田委員 着手にかかるのはいいんですが、いつごろ完成するんですか。
○春田委員 造成したものを企業に分譲していくのは、大体いつごろかかるのですか。
○春田委員 その五十五年というのは、分譲を開始したいんですか。それとも、石炭火力、石油精製へ化学、いろいろ来るでしょう、それが完成するのが五十五年という意味ですか。
○春田委員 ちょっとそれがあいまいでわからないのですが、土地の造成は一応五十二年、五十三年、二年間で終わっちゃうわけですね。五十四年から売りにかかって——いまのところは、石炭火力だけしか来ないということです。それから、いろいろな石油精製や化学や自動車、鉄なんかも呼ぶわけでしょう。...全文を見る
○春田委員 ということは、苫小牧市議会で議決した五十三年のこの計画というのは、全くおくれるわけでしょう。開発庁は、先ほど責任を持ちますということだったのですが、この辺は矛盾するんじゃないですか。どうお考えになっているのですか。
○春田委員 そういうふうに理詰めで、しゃあしゃあと説明してもだめですよ。いずれにしても、あの計画を大きく方向転換して縮小して、五十二年には、このようにやりましょうという形で進めたわけでしょう。それがさらに五十六年になる、五十七年になる、こういう形で——これは当然いろいろな問題を発...全文を見る
○春田委員 一部ということですね。わかりました。  それで、企業の誘致につきましては、自動車企業の誘致もされております。昭和五十三年で十八万台になっておりますが、これはこの三百八十ヘクタールの中に入ってしまうのですか。
○春田委員 入ってないということは、そうしたら、さらに五十六年以降になってしまうわけですね。
○春田委員 さらに六十年代の計画と五十三年の計画では、先ほど言ったように非鉄と鉄鋼が入ってないわけですね。これはどういう理由なんですか。
○春田委員 事実としては、実際は鉄鋼の方に呼びかけたけれども、来なかったのじゃないですか。要するに、業界の読みでは、昭和六十年までの鉄鋼需要は一億七千万から八千万トンと予想しているわけですね。この数字は、いずれも既存の製鉄所の増設で十分賄えるというのですよ。またある企業では、海外...全文を見る
○春田委員 通産省の方にお伺いいたしますけれども、この東部開発につきまして、鉄鋼関係の企業につきまして誘致する、そういう打診はしましたか。
○春田委員 「財界展望」という本の昨年の九月号に、開発会社が打診している資料があるわけです。この中では、鉄は全く見通しがないようになっているのです。そういう事情で、先ほど言ったような既存の製鉄所で十分間に合うというわけですよ。こういうことを考えた場合、私は、この計画は、全くそこか...全文を見る
○春田委員 それは政府の方の希望であって、実は苫小牧開発会社が調べたはずなんですよ。実際に調べてどれだけ、たとえば石油化学、石油精製、自動車、いろいろ打診をしているわけですよ、大体いつごろ来てくれますかと。ところが、石油精製に関しては、昭和五十五年とか五十七年とか検討中とかいう形...全文を見る
○春田委員 そうしたら、通産省の方にお伺いいたしますが、鉄鋼に関しましては、いま言ったような形で会社が調べた時点では、苫小牧に行く必要はないと言っているのですよ。通産省としては、それだけの需要と供給の関係で新設する必要があるかどうかということはお考えになっていますか。
○春田委員 時間がありませんので……。  いずれにしても、鉄鋼が来なかったら、この計画は絵にかいたもちになると思うのですが、鉄鋼は絶対必要なんですね、その点だけ確認しておきます。
○春田委員 電力会社への融資は決定したそうでございますけれども、いつごろ運転開始なのか、それと環境アセスメントの問題はなかったのか、その点お伺いしたいと思います。
○春田委員 時間がないから、要領よく答弁してください。  発電所の建設は、着工して完成するまでに大体どのくらいかかるのですか。
○春田委員 さらに漁業補償の問題が、前からも地元の問題としていろいろ上がっておりましたけれども、この問題は解決したのですか。
○春田委員 幾らですか。
○春田委員 次は、土地の買収状況についてお尋ねしてまいりますが、マスタープランでは全体面積は一万二千六百五十ヘクタールということになっておりますが、この用地は、すべて買収をしていくのですか。
○春田委員 一応買収対象地は八千八百八十八ヘクタールということになっておりますが、このうち、すでに買収した用地はどれだけか、さらにその買収した用地を国有地と民有地に分けて御説明願いたいと思います。
○春田委員 そういう経過は要らないですから、私の質問だけに答弁してくださいよ。  それから、買収済みの用地の六千七百三十ヘクタールのうち、北海道庁が買収した土地がどれくらいあるのか、また、そのうち、第三セクターである東部開発公社が、この北海道庁からどれだけ譲渡されているのか、そ...全文を見る
○春田委員 数字がずいぶんちょこちょこ違いますよ。私、持っているのですから。  六千五百四十九ヘクタールでしょう。そのうちの三千五百五十六ヘクタールを、すでに譲り受けているわけですよ。とすれば、北海道庁がいま手持ちに持っているのは、差し引くと二千九百九十三ヘクタールになるわけで...全文を見る
○春田委員 五十五年までに譲り受けるとなっておりますけれども、開発公社の資金として十分それに対応できますか。
○春田委員 融資でもいいから、間に合いますか。十分それだけの資金がありますか。
○春田委員 監理官も資料を持っておると思うのですが、昭和四十七年から五十一年度までに、北海道庁から譲渡しているわけですよ。それで、昭和四十七年に平米当たり千十九円で譲り受けているわけですね。五十一年には平米当たり千二百七十三円になっています。間違いないですね。となれば、五十二年度...全文を見る
○春田委員 トータルでそういう形になっていくわけですけれども、昭和五十五年までに、一応北海道庁から持っている二千九百九十三ヘクタールは、全部第三セクタ−である東部開発が譲り受けるわけでしょう。いま半分ぐらい譲り受けたわけですよ。ところが、まだ二千九百九十三ヘクタール残っているので...全文を見る
○春田委員 となれば、大体四百億円ぐらい要るのですよ。最低でも四百億円。毎年百億円ですよ。五十五年までに返せますか。基本協定を結んでいるでしょう。五十五年までに買い戻します、北海道庁から譲り受けますとなっているのですよ。いままで見ても、大体最高で四十七年で八十九億ですよ。五十一年...全文を見る
○春田委員 それは売れたらいいわけですよ。結局、売れないから問題になっているわけでしょう。先ほどの話もあったように、やっと石炭火力だけ決まっただけですよ。それも、四百ヘクタールのうち、一部でしょう。一万二千のうち、約九千買っているのですよ。そのうちのやっと四百を造成にかかって、そ...全文を見る
○春田委員 大臣、そんなことで逃げたらだめですよ。四十四年から買収しているのですよ。経済の情勢が変わったのは、四十八年の石油ショックからじゃないですか。四十五年、四十六年、四十七年、四十八年、四年間は土地が遊んでいるのですよ。その分だけ金利が上がって、どぶへ捨てるようなものじゃな...全文を見る
○春田委員 その民有地というのは、どれくらいあるのですか。
○春田委員 聞くところによると、相当に土地の値段が高騰して、こちらの方としては平米当たり千円ぐらいですか、それが向こうの方では相当高いというように聞いているわけですが、この問題につきましては、先行した土地と、後から買っていく土地のその差が、かなり大きな問題になっていくわけですね。...全文を見る
○春田委員 ところが、きょうの新聞では、大阪の万博の用地買収の件で大阪地裁に地主さんが、非常に安い、大阪府の場合は平米当たり三千五百円でしか買収しなかった、本人は八千円と言っているのです。それが昭和四十三年時点の値段なんですよ。これは最終的な判決では、平米当たり七千円ぐらいは当然...全文を見る
○春田委員 五十一年は三十六億でしょう。
○春田委員 このように二百二十四億相当の融資を受けているわけです。この利息は、一体どれくらいついているかということで私も計算したわけでございますが、黒田監理官、知っていますか。
○春田委員 ずばりそのとおりです。四十八年に三億、四十九年に六億一千五百万、五十年に十億一千万、五十一年で十五億、合計三十四億二千五百万なんです。特に一日の利子も四十八年が八十二万なんです。四十九年で百六十八万、五十年になったら二百七十七万になっているのです。さらに五十一年になっ...全文を見る
○春田委員 その利子はどれぐらいですか。
○春田委員 正確に言ったら百億四千九百万になっているのですね。この数字は間違いないでしょう。
○春田委員 いずれにしても大差ないですよ。
○春田委員 正確な数字でないのが、先ほどから何回か出ているわけですから、大臣、それは違いますよ。  さらに質問を続けます。  大臣にお尋ねしますが、企業誘致の見通しは、このように暗いわけです。私はほとんどないと言っても過言でないと思います。したがって、土地は売れないわけです。...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、もう一回見直してやっていただきたい。こういう問題が起これば、当然開発庁の存在そのものが必要ないのではなかろうかという論議だって出てくるわけです。先ほど原先生からも、そういう質問がありましたし、私はそこまで言いませんけれども、どうか開発庁が先頭に立って、...全文を見る
○春田委員 大阪だけでも、先ほどの百五十メートルの間隔がなくて百二十メートル、百三十メートルというようなホール間隔のところが十六カ所あるのです。というのは、パブリックコースを設けることによって大衆を呼ぼう、そういう形でパブリックコースを設けたがゆえに、ホール間隔が百五十メートル以...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたので、要点だけ。  次に、警察庁の方にお尋ねいたしますが、いまの自動販売機の中で問題になっているポルノ雑誌等の自動販売機、これによって非行化されている少年が非常に多いと聞いております。この問題にどういうふうに対処していっているのか。  それからさら...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたので、最後に要望だけ言っておきます。  いずれにしても、青少年白書によりますと、青少年の犯罪も非常に多岐にわたりまして、特にその中でも、性犯罪がふえていると書いてありますし、特に女子学生の売春等が問題になっておりますので、その大きな一因となっている自...全文を見る
05月17日第80回国会 衆議院 決算委員会 第23号
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○春田委員 私は、予備費の本質、またそのあり方、運用等につきまして、きょうは予備費の問題点のみにしぼりまして、最初にお伺いしたいと思っているわけでございますが、まず最初に、予備費の原則的な問題につきまして質問を展開してまいりたいと思っております。  予備費の項目を分けてみますれ...全文を見る
○春田委員 第一予備金と第二予備金というふうに呼んでいたわけでございますけれども、このように旧会計法で分類したのは、その取り扱いに差をつける必要があるということで、このようになったと思うわけでございますけれども、その点をもう一回確認しておきたいと思うわけでございます。  つまり...全文を見る
○春田委員 一体とはなっておりますけれども、この第一予備金的なものと、第二予備金的なものとの質的差異に基づいて、との取り扱いについても当然差異があるべきであると私は思うわけでございますけれども、その点はどうでしょうか。
○春田委員 次に、国会開会中の予備費の現実の取り扱いは、どうなっているかを御質問していきたいと思っておるわけでございます。  第一点は、五十年度の一般会計予備費使用総調費(その2)の閣議決定分とございますが、これは何件でございますか。
○春田委員 少なくとも閣議決定された分ぐらいは、ちゃんと記憶にとめておいてほしいのですがね。これは大事な問題ですよ。  それから、その閣議決定の時期に相応する第七十七国会の開催された時期は、何年何月何日から何年何月何日までか、それは御存じですか。
○春田委員 ただいま答弁のありました二十二件の閣議決定の時期と、この第七十七回国会の会期とは、どうであったかということでございますけれども、この二十二件は会期中であったかどうか、この辺お答え願いたいと思うのです。
○春田委員 いや、私が聞いているのは閣議決定されたのが二十二件でしょう。この二十二件が、いずれも七十七回国会中に決定されたかどうかということを聞いているのです。件数を聞いているのです。     〔原(茂)委員長代理退席、委員長着席〕
○春田委員 なぜこのような質問をするかと言えば、予備費の使用と国会の審議の重要性の問題につきまして、非常に関連があるということで私は聞いているわけでございまして、大蔵省から出た資料を見れば、これはすぐわかることでありまして、当然頭の中に置いていただきたいということで私は質問してい...全文を見る
○春田委員 それでは、いまの質問と同じようなことでございますが、五十一年度の一般会計の予備費使用総調書(その一)にも閣議決定分が記載されておりますけれども、これは何件か御存じですか。
○春田委員 これも調べてくださいよ、恐らくこれも即答できないと思いますから。同じく第七十八回国会の会期、いつから始まっていつ終わったかということ、さらに三十二件、一応その二点だけ答えてください。
○春田委員 限られた時間でありますので、こちらの方から、もう答えを出しますけれども、三十二件なんです。この三十二件のうちで、国会開会中に決定したものは五件になっているわけです。よく御承知願いたいと思うのです。  このように質問に、すらすらお答え願えないということ自体が、国会開会...全文を見る
○春田委員 予備費の使用につきましては、憲法第八十七条にも「豫見し難い豫算の不足に充てる」こういうことで財政法第二十四条にもそれを受けて、相当額を歳入歳出予算に計上できるとうたわれてありますけれども、少なくとも国会開会中は、できるだけ補正予算として国会の議決を求めるように努めると...全文を見る
○春田委員 大臣、しかし現実に、いま質問したように、五十年度では二十二件の閣議決定のうち、国会開会中で全部が予備費として使用されているわけでしょう。五十一年につきましては、三十二件のうち、五件が国会開会中で、やはり予備費として使用されているわけですからね。こういう現実を踏まえて、...全文を見る
○春田委員 私は、いままでの政府姿勢、つまり国会軽視という姿勢が、去る二月の予算委員会における国会の予算修正権の範囲に対する政府答弁にも、如実にあらわれておったようにも思うわけであります。  ここで改めて御質問をいたしますが、国会の予算修正権は、新しい項目の設定を含むかどうか、...全文を見る
○春田委員 この回答、答弁がなかったら、ちょっと次の質問ができないわけですけれども、どれぐらいかかるのですか。
○春田委員 それでは、その時間だけもったいないので、次の問題を続けさせていただきますけれども、五十一年度の一般会計の公共事業等予備費について、お尋ねしていきたいと思うわけでございます。  公共事業等につきましては、五十一年度予算総則第七条に規定されております。この「公共事業等」...全文を見る
○春田委員 この予備費の総額は幾らなのか、それから使用額は幾らなのか、これをお答え願いたいと思います。
○春田委員 次長、使用額をもう一回お答え願います。
○春田委員 この予算総額一千三百五十億円の予備費というものは、憲法第八十七条、また財政法第二十四条の予見できない費用であったかどうか、この点はどうですか。
○春田委員 これは先ほどから論議を展開しております第一予備金か第二予備金かと分けた場合、どちらの方に入りますか。
○春田委員 ただいま答弁がありましたように、第一予備金の範疇のものということは、予算総則第七条の本予算の項でしか使用できないものかどうか、この点をお伺いいたします。
○春田委員 この第一予備金の範疇の中で千三百五十億円だけは、なぜ本予算の中の項を決めて、それ以外には使用できなくしたのか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
○春田委員 もう一回確認しますけれども、この公共事業による景気浮揚のために限定したということなのかどうか、明らかにしていただきたいと思うのです。
○春田委員 この公共投資予算は補正で上げることができなかったのか、その点をお聞きしたいわけでございますが、それとともに、閣議決定三十二件のうち、七十八国会中のものは何件で、金額は幾らか、この点も明らかにしていただきたいと思うのです。
○春田委員 金額を出してくださいよ。
○春田委員 答弁がばらばらですので、質問もばらばらになってしまうわけですけれども、予算修正権の問題につきましても答弁がありましたから、その問題に入っていきますけれども、予算修正権の問題が、国会の力関係の変化によって、この予算修正権の内容、範囲も当然変化が起こると思うのですね。現実...全文を見る
○春田委員 先ほどの金額はわかりませんか。
○春田委員 この予算は、補正に入れるべきではないかと私は思うわけでございますけれども、その点どうですか。
○春田委員 私の見解は、ちょっと大蔵省の見解と違うわけでございますけれども、千三百五十億円は憲法第八十七条、財政法二十四条の予見できない使用ではなくて、景気調整対策費用を補正する手続に拘束されないで、政府が勝手に使用できるようにしたままのことであって、私は歴史的にも異例のものであ...全文を見る
○春田委員 次に、会計検査の不当事項と、五十年度予備費使用についてお尋ねしていきたいと思うのですが、最初に、五十年度会計検査院報告の八十五ページから八十七ページの労働省所管就職支度金についての報告番号六二号と、同じく雇用調整給付金の支給についての報告番号六三号について、会計検査院...全文を見る
○春田委員 それでは、会計検査院の方にさらにお尋ねしますけれども、この六二号において、七千二百六十八万七千百四十円の不適正な支給が札幌公共職業安定所ほか百六十一カ所で行われておりますね。この行われた年月日がわかれば、御説明願いたいと思うのです。  また、労働省の方にお尋ねいたし...全文を見る
○春田委員 さらに、六三号の北海道ほか四都県で雇用調整給付金の不適正支給が行われておりますけれども、これも会計検査院の方にお尋ねいたしますけれども、年月日がわかれば、明らかにしていただきたいと思うのです。  また労働省にも、同じく同給付金のための予備費の支出年月日がわかったら、...全文を見る
○春田委員 予備費使用が不当事項となっているかどうか、本委員会で明らかにすることが、私は当然責務であろうと思うわけですね。当然、私は会計検査院の明快な答弁が得られると思っておりましたけれども、ただいま御説明あったように、会計検査院の方は、後でお答えするということで即答できないわけ...全文を見る
○春田委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました予備費案件につきまして、不承認の意思を表明するものであります。  その理由は、先ほどの質疑で、次のことが明らかになったからでございます。  第一に、予備費について政府は、既定予算の項の額の不足を補う...全文を見る
06月08日第80回国会 衆議院 決算委員会 第26号
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○春田委員 私は、本日は最初に会計検査院の権限といいますか立場、第二点として国有財産の検査につきまして、第三点といたしまして私大における補助金と寄付金のあり方、大きく分けて、この三点につきまして御質問を展開してまいりたいと思っております。  最初に、会計検査院の方にお尋ねいたし...全文を見る
○春田委員 この決算報告が開始された時期というのは、新憲法制定後、いつごろなのかお答え願いたいと思うのです。
○春田委員 そこで具体的な問題につきまして、お尋ねいたしますけれども、租税の徴収の過不足の問題でございますが、昭和二十四年度におきます会計検査院の報告を見ますれば、その概要の中には、企業名や個人名も明確に記載されております。  たとえば四十二ページの「徴収不足一事項百万円以上の...全文を見る
○春田委員 個人名または企業名を公表することがいいか悪いかという是非論はあると思いますけれども、このように一応検査報告が国会に報告されることは、大きな社会的な制裁があるのではなかろうかと私は思っているわけです。そういう点で四十九年、五十年という形で、一年度まとめて検査報告が国会に...全文を見る
○春田委員 私は、会計検査院で検査されて不当事項、不正事項が挙がって、そういう者が社会的な制裁を受けなかったら、会計検査院の立場というものは、何のためにあるかと言いたいわけですね。ところが、そういう税金の問題について国税当局だけを責めて、それ以上言わない、公表しないとなれば、果た...全文を見る
○春田委員 プライバシーとか守秘義務とかいろいろむずかしい問題もあろうと思いますが、考え方によれば、そういう企業や圧力団体からの圧力によって、公表を差し控えるということが起こったのではなかろうかという疑念もわいてくるわけです。そういう面では、国税当局をしかって、納税者に対して何も...全文を見る
○春田委員 次に、過日の三月十六日の予算委員会の集中審議の際に、ソウルの地下鉄の日韓癒着の問題で焦点となりました海外経済協力基金についてお尋ねいたします。  その当時の会計検査院の答弁の趣旨を私なりにまとめてみたわけでございます。  四項目あると思いますが、一つは、海外経済協...全文を見る
○春田委員 詳細な具体的な資料がないということでございますが、これらに関しましては韓国に対しまして、そういう具体的な資料なりデータの請求というものはできないのですか。
○春田委員 今後具体的な資料といいますか、詳細な資料が入る見込みがあるのですか。
○春田委員 要するに、これは海の向こうのことでありますので、なかなか調査できないということでございますけれども、先ほど租税の問題で、過不足の問題が徴収であったわけでございますけれども、会計検査院は、税務署管内で、要するに関係資料で問題点をただすことができない場合は、税務署員の質問...全文を見る
○春田委員 だから、経企庁なり外務省を通して行っていくべきである。会計検査院が単独で行っていけと言うのじゃないのですよ。
○春田委員 確かに、主権侵害という問題が、そこに大きくかかわるわけでございますけれども、この海外経済協力基金を初めとしまして輸銀、開銀等におきましては、たびたび国会でも、その運営面が非常に明朗を欠くということで指摘されておるわけでございまして、非常に私は遺憾に感じるわけですね。そ...全文を見る
○春田委員 院長からそういう答弁がありましたので、あえてこれを質問する必要はないわけでございますけれども、市中金融機関が融資する際は、書類を業者側に提出させるわけですね。このようにやっておりますので、当然国費により支出されておる性格のあるものだけに、私はやはりシビアにやらなくては...全文を見る
○春田委員 前向きに検討されているものと私は理解いたしまして、質問を終わりたいと思います。  続きまして、国有財産の検査につきまして、お尋ねしていきたいと思います。  検査院では、近いうちに沖繩県下の国有財産に対しまして、実地検査を行われるということを聞いておりますけれども、...全文を見る
○春田委員 その実地調査には沖繩県下所在の国有林野等も含むと思いますけれども、特に今国会で問題になりました読谷飛行場等の、現在まで国有地扱いになっているものを含むかどうか、この点をお伺いしたいと思います。
○春田委員 国有財産検査全般について言えることでございますけれども、たとえば読谷飛行場は、国有財産台帳に記載されたのは、昭和四十七年四、五月ということは御存じのとおりでございます。その後四十七年、四十八年、四十九年度、会計検査院は検査を終了しているわけでございますけれども、読谷飛...全文を見る
○春田委員 その場合の検査の内容といいますか、着目点というものは、当該財産の取得が憲法とか国有財産法の上から、法的な問題があるかないかということが重大なポイントであると思いますが、この点いかがでしょうか。
○春田委員 御承知のことと思いますけれども、この読谷飛行場の問題につきましては、本国会において予算委員会、また本委員会でも取り上げられまして、政府の見解に対しまして、われわれは大きな疑義を持っているものでございます。  そこで検査院は、この財産取得の是非を検査するに当たりまして...全文を見る
○春田委員 その点が、前回委員会で大きな問題になったわけでございまして、要は、政府は、資料というか物的証拠がないから、八重山とか宮古等における、そういう近い例から類推できるものと決めてかかっているわけです。これでは、国有財産法二条で言う国の負担で取得した云々という根本の点において...全文を見る
○春田委員 いままでの答弁を聞いておったら、何か大蔵省の答弁みたいに思うわけでございますけれども、そういう先入観を持って、大蔵省の考え方を先入観として検査に当たったら大変だと思うのですよ。詳細につきましては、しかるべきときにお尋ねいたしますけれども、この点につきましては、決算委員...全文を見る
○春田委員 続きまして、岐阜歯科大学の入学時の納付金並びに寄付金の問題につきまして、前回委員会でお尋ねいたしましたが、その時点では、会計検査院の調査する以前の時期でございましたので、具体的な答弁が得られませんでした。その後、会計検査院では調査されたと聞いておりますけれども、その概...全文を見る
○春田委員 助成が開始されたのが、この岐阜歯大は昭和四十九年からと聞いておりますけれども、四十九年度から今日まで、補助金はどれだけ交付されたのか、金額を御説明願いたいと思います。
○春田委員 この助成措置につきましては、補助基準に照らしてみても、何ら間違いはない、正しいという御答弁が先ほどございましたけれども、補助の対象になるのは、先ほど局長がおっしゃったように専任教員数、専任職員数ですね、それから学生数が大体主体となって決められると聞いておりますけれども...全文を見る
○春田委員 専任教員が八十一名、学生数が四百八十名ですね。専任職員は何名ですか。
○春田委員 先ほど専任教員は教授、助教授何名というお答えがありましたが、合計数で専任教員は何名ですか。
○春田委員 配分の基礎は専任教員が八十一名、実際は百六十二名いるけれども、これは半分になっているわけですね。専任職員が百五十九名で八十一名、生徒数が四百八十名という形になっておりますけれども、文部省の方がおいでになっておりますので、文部省の方にお伺いいたします。  このように未...全文を見る
○春田委員 その補助率というのは、どういう形になっていますか。
○春田委員 ただいま説明があったように、医歯系の新設校は二年まで全く補助金はなく、三年目から逓増率が掛けられまして補助が開始されるわけでございます。  したがって、私は思うわけでございますけれども、非常に補助金も、そういう点では抑えられているわけですね。勢いやはり入学金や、また...全文を見る
○春田委員 文部省としては、できるだけやっているということでございますけれども、たとえば人件費を一つの例にとってみても、非常に現状と合わないわけですね。  たとえば、昭和五十年の私立大学の学生一人当たりの収支の内訳を、医歯系と文科系を比較した場合どうなるかということですが、支出...全文を見る
○春田委員 確かに人件費の五%までは上限として見ているわけですけれども、たとえば国立大学の場合は、八月の人勧を待って秋の給与改定を行って、その四月からの差額は、全部国の方が支給しているわけでしょう。こういう点においては、相当国立と私立の場合には、その考え方が違うわけですよ。そうい...全文を見る
○春田委員 高くなっていますけれども、五〇%については、まだ半分なんです、そうでしょう。五〇%を助成すると、私学振興助成法で法的にちゃんとうたっているわけですから、わずか一%、二%上がって手厚い保護をしているということは言えないと私は思うのですよ。  時間がだんだん参りましたの...全文を見る
○春田委員 莫大な金額になっておりますけれども、この寄付金を納付した学生は、全体のうち何名なのか、この点も明らかにしていただきたいと思います。
○春田委員 寄付をしなかった者が若干あるわけでございますけれども、この寄付をしなかった数名につきましては、なぜしなかったのか、その辺調べましたか。
○春田委員 ということは、それだけのお金がないので納められないということで、学校側がそれを了解した、このように理解していいのですか。
○春田委員 さらに、寄付金が学生の成績順によって金額に差がある、ランクによって決めている、こういう事実があることを御存じですか。
○春田委員 そこまで検査したのか、それともそこまで会計検査院の権限ではないということで検査しなかったのか、どちらですか。
○春田委員 私は、寄付金の問題につきましては、あれだけ社会的に大きな問題になっただけに、会計検査院としては、補助の対象でないのだから、むずかしいとお考えになっているみたいでございますけれども、院法二十二条、施行規則の十五条によりまして、調査なり、また報告すべきであると考えておりま...全文を見る
○春田委員 検査院としては、表面的にさらりと言って、それで終わりだ。具体的問題につきましては権限がないということで、その辺非常に遠慮なさった面があるのじゃなかろうかと私は思うのでございます。  この寄付金の問題を、具体的に詳細に今後調査するとすれば、たとえば補助金の問題につきま...全文を見る
○春田委員 なぜ私が、このようにしつこく聞くかというのは、私の調査の段階によりますと、これは昭和五十二年度ですけれども、一番新しい年度の岐阜歯大におきましては、五百八十二名が受験しているわけです。第一次で七十八名が入学しております。そして第二次と合わせて大体百三十名ないし百四十名...全文を見る
○春田委員 重大な問題でございますけれども、この点は、文部省としては知っていますか。
○春田委員 文部省としても、この事実は知らなかったと思うのですが、このように合格順、いわゆる成績順によって、ランクによって寄付金が違うわけですよ。このように寄付金を入学の条件としないという規定ですね、通達がありますね。あれに全く反して、金のかさによって入学されると思いますけれども...全文を見る
○春田委員 文部省としては、任意であるからということで理解しているみたいですけれども、このように合格者に対して、任意的また好意的に取っておるということにおいて、これだけの額が出てきますか。そうでしょう、任意ですから、好意的に受け取るのですから。何も金額のせいにしなかったら、これだ...全文を見る
○春田委員 一部と思っているのですか。一部じゃないですよ、これは全体ですよ。そういう文部省の見解であるから、このように寄付金につきましては規制ができないのであって、弱腰なんですよ。五年前には、昭和四十七年度の入学者の中には、四千八百万を出して裏口で入学した人もあるのです、こういう...全文を見る
○春田委員 ということは、先ほど私が言いました成績順によって、ランク別によって、現実に金額が違うわけですよ。こういう事実があった場合には、文部省としては、明らかに不正である、このように認めるのですね。
○春田委員 いや、成績と家庭が貧しいとかいう問題は、また別個でしょう。先ほどの一番から十番まで、十一番から百十三番まで、百十四から百二十四というのは、明らかに成績順なんですよ。これによって金額が違うのです。たとえば一律の線を引いて1私学において寄付金を全然取ってはならないと私は言...全文を見る
○春田委員 そういう遠回しな言い方でなくして、今回の場合は、はっきりそれをしているわけですから、こういう点は事実としてあるのですから、調査して、それは是正してくださいよ、いいですか。  時間が参りましたので、もっと質問したかったわけでございますけれども、最後に、私は提案するわけ...全文を見る
○春田委員 終わります。
08月24日第81回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○春田委員 鳩山外相は、今月の初めより福田首相に同行されまして、東南アジア諸国連合、いわゆるASEAN諸国の五ヵ国とビルマの訪問の旅に立たれたわけでございまして、去る十八日帰国されたわけでございますけれども、暑いさなか大変御苦労さまでございました。  そこで、まずお尋ねしたいわ...全文を見る
○春田委員 今回のASEAN諸国に対する経済協力というものは、随行の政府関係者をして、異例にして最大であると非常に驚かせているわけでございますけれども、今後、政府がとる海外協力の基本的な態度、方向ですか、この辺のところをお聞かせいただきたいと思います。
○春田委員 そこでASEANの五ヵ国と、それからビルマに対しまして、具体的に、その金額と内容を各国別にお示し願いたいと思います。
○春田委員 一般的に新聞に報道されております四千億円の経済援助というものは、これを細かく分けた場合、円借款と無償協力と、それから工業プロジェクトに対する援助というもので分けられると思うのですが、その三点に分けた場合、どういう形で金額はあらわせますか。
○春田委員 まあ大体政府援助は合計千八百億円くらいという形になってまいります。さらに工業化のプロジェクトに対する十億ドルでございますが、これは民間の援助もあると聞いておりますけれども、大まかに民間ベースと政府援助と分けた場合、この十億ドルというのは大体どれくらいの比率になってくる...全文を見る
○春田委員 民間ベースの場合は非常に金利が高いということを聞いております。したがって、相手国としては政府援助の金利の低い、そういう援助が非常に欲しいということを言っているそうでございます。  いずれにしても、大臣御存じのとおり、政府援助というものはOECDのDAC委員会ですか、...全文を見る
○春田委員 その五年間で倍ということがGNPの目標一%に値するわけですか。
○春田委員 さらに、いま問題になりました五大工業プロジェクトの問題でございますけれども、政府も民間も合わせて十億ドルの経済援助をしていくということで報道されているわけでございます。このプロジェクトの問題でございますが、現在いわゆる各国の青写真といいますか、計画といいますか、それは...全文を見る
○春田委員 外務省から資料として「プロジェクトの概要」というものをいただいておるわけでございますが、これは最終的に、まだ確定はしてないわけですか。
○春田委員 私たちの聞いている範囲内では、たとえばフィリピンの過燐酸の肥料工場というものが一応、計画では、されておりますけれども、これは十分な調査がされてない。したがって、原料の過燐酸をどこから持ってくるかも、はっきり決まってないというのですね。果たして、そういう点で工場が建つか...全文を見る
○春田委員 確かに共同声明を読んでみますと、「日本は、ASEAN各国における一つのASEAN産業プロジェクトに対し、各プロジェクトがASEANプロジェクトとして確立され」た後「種々の形での資金援助を行うことに同意した。」こういう形で書いてあります。一応、十億ドルということで経済援...全文を見る
○春田委員 大臣、そういう抽象的なあれではなくして、大体のめど、時期ですね。これは大臣として大体いつごろだと読んでいるのですか。
○春田委員 国によっては、ずいぶん長い期間かかる場合もあるということで大臣も想定されているみたいでございますけれども、この十億ドルという大枠はASEAN五ヵ国に対しての、いわゆる政府援助である。民間ベースも一緒でございますけれども、経済援助なんですね。そこで各国に、これを均等に割...全文を見る
○春田委員 政府の円借款というものがございますね。金利三%くらいで非常に安い形で貸し出されると聞いておりますけれども、これと大体同等の金利、また貸し付けの年数も政府の円借款でいけば二十五年ないし三十年で返還、こういう形になっていると聞いておりますけれども、大体それと歩調を合わせる...全文を見る
○春田委員 決まっていないということでございますけれども、政府の円借款よりも高くなるかどうかという問題でございますが、その辺はどうですか。
○春田委員 さらに、民間の援助でございますけれども、これは日本の財界としては、特に東南アジア等においては相当厳しい反発を買っておりますので、果たして、それだけ反発を買って東南アジア、ASEAN諸国に対して金や技術を投げ出すかどうかというので、心配の面もあると思うのですね。こういう...全文を見る
○春田委員 それでは、かつて石油ショックの際、政府が中近東諸国に対して経済援助の約束をされて三木さんや中曾根さん、また小坂さん等が行かれて、いろいろ実績をつくられたと聞いておりますけれども、その実績というものは、どういう形で今日まで、きているか、御説明願いたいと思うのです。
○春田委員 このように中近東においても、まだ約束されたことが履行されていないところがあるわけでございまして、そういう面では、この五大工業プロジェクトにつきましては、先ほどから何回も言っているように、不安定な要素がたくさんあるわけですね。そういう面で海外援助というものは、一たん約束...全文を見る
○春田委員 さらに、マニラにおける宣言、声明というものがございますけれども「インドシナ諸国との間には相互理解に基づく関係の醸成をはかり、もって東南アジア全域にわたる平和と繁栄の構築に寄与する。」このようにうたってあるわけでありますけれども、インドシナ三国に対しての経済援助は、どの...全文を見る
○春田委員 その債権債務の問題でございますけれども、インドシナ三国に対する内戦終結時の政府借款の金額ですね、それと民間投資額はどのくらいあったのか、それがわかれば御説明願いたいと思うのです。
○春田委員 ラオスとカンボジアはないのですか。
○春田委員 そこで、報道等によりますと、大臣は、未回収の金額は無償援助という名目で棒引きしたい、こういう方針であると聞いておりますけれども、たとえばベトナム政権におきましては、旧政権、かいらい政権に与えられた政府援助であって、いまさら、それを棒引きしたいと言っても通らない、それは...全文を見る
○春田委員 それは向こう側と大臣の見解は違うんじゃないですか。政府としては、非常に返還が大変だから無償援助という形でやりましょうということで大臣は発言されたと思いますけれども、向こうとしては全然そういう援助なんかしてもらっていないんだ、それは、いわゆるかいらい政権に対する援助であ...全文を見る
○春田委員 交渉中ということであっては、いたし方ありません。私は、じっと見ていきたいと思うのですけれども、棒引きの問題は、民間のそういう投資につきましても棒引きする、こういう考え方ですか。政府援助のみを棒引きする、民間の場合考えない、どちらですか。
○春田委員 これらの問題は今後のことにも関連いたしますので、私は大臣に警告をしておきたいと思うのです。  わが党の見解は、ベトナム内戦当時の政府のサイゴン政権への借款、経済援助につきましては、慎重に対処すべきである、このように言ってきたわけでございますけれども、政府はこれを入れ...全文を見る
○春田委員 南ベトナムの福祉の向上ということで政府は援助したと思いますが、結果的には、こういう形になっているわけですね。今日の、そういう一つの紛争の種になっておるわけでございます。それは旧政権の債権債務は新政権に無条件に継承されるという古い国際法論に固執しているのではないかと私は...全文を見る
○春田委員 その問題は、もう時間がありませんので、今後の課題といたします。  あと三点だけお聞かせいただきたいと思いますので、答弁は簡単に要領よく、やっていただきたいと思います。  マニラ声明の中に、心と心の相互信頼関係ということで、非常に格調高い文章が入っておりますけれども...全文を見る
○春田委員 五千六百名のうち、アジアの諸国から四千三百三十八名、約七六%が日本に留学に来ているわけでありますけれども、このように高い比率をアジア諸国の学生が示しているという点につきまして、大臣はどのように、この現状を御認識されますか。
○春田委員 この国際学友会の問題でございますけれども、この経緯は時間がありませんので、ここではお尋ねするわけにはいかないわけでございますけれども、日本語学校を建てかえた場合、現在の生徒数と新しい生徒数はどのくらいになるのか。
○春田委員 現在の、この留学生の学習期間は一年間だと聞いておるわけでございますが、日本語というのは非常にむずかしいと言われておりますけれども、一年間でマスターするのは期間的に非常に短いのではないか。ある人によれば、少なくとも二年ぐらい必要じゃないかという説もあるわけでございますが...全文を見る
○春田委員 そういう大部分の学生が一年間コースということを望んでいるみたいでございますけれども、一年以上、いわゆる一年半ないし二年も研修したいという学生もおるわけですから、その辺は十分検討をしていただきたい、このように私はお願いするわけでございます。  さらに、日本語学校の新し...全文を見る
○春田委員 一室何名なんですか。
○春田委員 新しい方も。
○春田委員 ということは、建てかえる前は百五十四名でしょう。建てかえた後は百名ですね。減るわけでしょう。減少するわけですね。あれほど大騒ぎして、一部留学生の中には、後輩のためにも退寮しないということで、ずいぶん、がんばった学生もおるみたいでございます。外務省としては、どうしようも...全文を見る
○春田委員 私の考えでは、学生をだまして出したようなものだと思うのですね。要するに、減ったわけでしょう。出すときの条件としては、質量ともに非常によい寮をつくるということが条件だったと聞いているわけでございます。  その論議は、時間がありませんので、また後ほどといたしまして、この...全文を見る
○春田委員 ここに新聞があるわけでございますけれども、私費留学生のAさんという方の言葉の中に、後輩から日本に留学したいという問い合わせもあったが、私は日本にだけは来るなと返事を出した、こんな苦しみは私だけでよい、簡単でございますけれども、前から読んだら、ちょっと時間がありませんの...全文を見る
○春田委員 大臣は中性子爆弾はどんなものかわからないということは、一応そういうあれであって、もう百も承知の上で御答弁なさっているんじゃないかと思いますけれども、七月の初旬の新聞には、これは東京新聞でございますが、これが中性子爆弾だということで詳しく載っております。また七月十二日は...全文を見る
○春田委員 この日中平和友好条約で、最大の問題点というのは覇権条項、こう言っても過言ではないと思いますけれども、かつて元外相であった宮澤外相が四項目の解釈を出して中国側からの批判を受けたわけでございますけれども、鳩山大臣に至っては、覇権条項につきまして、どういう御見解を持っている...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたので、これで終わりにしたいと思いますが、いずれにしても、九月の中ごろですか、国連総会があると聞いておりますし、外相もそちらの方に出席されると聞いておりますし、当然、中国側の外相だって、また問題によってはソ連側の外相だって、おいでになると思いますし、そう...全文を見る
10月14日第82回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○春田委員 私は、最初に環境アセスメント法案についてお尋ねしてまいりたいと思います。  この環境アセスメント法案は昨年とことし、過去二度にわたって国会提出が約束されながら、いずれも流産したという経緯がございます。また、この臨時国会でも見送られているわけでございますが、申すまでも...全文を見る
○春田委員 省庁の反対はもちろんのこと、産業界の強い圧力があったということも聞いておりますけれども、この点はどうですか。
○春田委員 長官が五月十三日の閣議で発言されている第二項目に、「このため、今国会に法案を提出すべく関係省庁と鋭意協議を進めてきたところであるが、重要な事項をめぐって、なお、未調整の点が残っている。」ここに非常に大きな意味がかかっているのではなかろうかと思いますが、「重要な事項をめ...全文を見る
○春田委員 この法案は、外国でもまたわが国の地方自治体でも多く実施したり検討しているわけでございまして、長官そのほか関係理事者の方もすでに御存じのとおり、アメリカでも昭和四十四年、一九六九年に国家環境政策法というものを一応成立させて実施しておりますし、またカナダ、西ドイツ、オース...全文を見る
○春田委員 過去の議会に私たちは期待していたわけでございますけれども、最後は出てこなかったわけでございますから、次の通常国会には必ず提出する、そういう決意で万全を期していただきたい、このように思うわけでございます。  さて私は、環境アセスメント法案が提出されたものとして若干質問...全文を見る
○春田委員 要するに、住民に公開するということがありますけれども、これはあくまでもこういう予測がされるだろうという形の準備書なり評価書なんですね。したがって、一応それを公開して意見書が出てくる、いざ建設にかかる、そして実測をしますね。その実測した結果の細かいデータ等は、再び二回目...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、これは第二次案をもとに私は質問しているわけです。よりましな法案を出していただきたいという点で、私は質問しているわけでございまして、住民の発言権というものは十分に認めていただきたい、このように思うわけでございます。  さらに第二次案では、住民の意見書は...全文を見る
○春田委員 そのほか、この対象範囲でございますけれども、公害、自然環境というものを対象にしておるわけでございまして、大気汚染とか水質汚濁とか、こういったいわゆる典型七公害を中心としているわけですね。今回東京で出たもの、あるいはそれ以外でも放射能汚染とか、歴史的な、文化的な、そうい...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、過去二回流れているわけでございますから、そういう後退したような法案が出てきたら、それこそ環境庁の環境行政に対する惑いというか、そういう批判の声が上がってくるのは間違いないと思いますし、その辺鋭意努力されて、よりましな法案を私たちは期待しておりま...全文を見る
○春田委員 確かに各省庁にまたがっていますよ。自然公園法では環境庁であろうし、砂防法では建設省であろうし、業者の指導等は通産省になると思いますし、そのほかいろいろな各省庁が入りまじっておりますけれども、前回の質問のときは、各省連絡会議をやりますということで、その中心は、軸は環境庁...全文を見る
○春田委員 局長に言っておきますけれども、業者は決して多くありません。十四業者ですから、決して多くありません。  この問題につきましては、業者の指導監督という立場で通産省の方にも御所見を賜りたいと思います。——通産省の方、来ているでしょう。
○春田委員 それからもう一点、早急に対策を立てる必要のあるものが——先ほど言いましたように産廃やヘドロをこちらの方に持ってくるわけですね。遊水地やその他の地域へ不法投棄しているわけでございますけれども、この二次災害が考えられるわけです。有機物を含んだ産廃、ヘドロを投棄する、これが...全文を見る
○春田委員 課長に言っておきますけれども、ヘドロは認めるけれども、産廃とかそういうことはないということでございますけれども、それは恐らく大阪府に聞かれたと思うのですが、大阪府は知らないのですよ、地元から上がってきているのですから。要するに、業者は、いわゆる採石業者と運搬業者とそれ...全文を見る
○春田委員 長官、三月十一日の分科会でも、私は現場主義であるから必ず折を見まして行きますという答弁をいただいているわけですよ。私もそれをいつかいつかという形で一日千秋の思いで待っているわけでございますけれども、地元住民もそうでございます。近いうちということでございますけれども、そ...全文を見る
○春田委員 期待しております。  それから、瀬戸内海の環境保全の問題につき何点かお尋ねしてまいりたいと思います。  最初に、赤潮の問題でございますけれども、赤潮の発生はますます広域化、長期化、多発化の傾向にあるわけでございまして、四十六年ごろからの最近の例を見ましても、四十七...全文を見る
○春田委員 答弁者の方にお願いするわけでございますが、時間の関係上私の質問の要旨のみを要領よくここでひとつ答えていただきたいと思います。  それでは、環境庁の方にお尋ねいたしますけれども、環境庁としては、この赤潮の原因究明につきましては、どのように対策をとっておられるのか、また...全文を見る
○春田委員 どうも環境庁の立場としては、赤潮が発生したら調査班を出したり、そうして研究をしたりというような、後追い的な感じがするわけであって、水産庁が中心にやっているからということで、どうもちょっとおくれをとっておるように思うわけですね。環境庁独自としては、そういう研究機関という...全文を見る
○春田委員 中央公害研究所といっても、いま局長おっしゃったように、茨城県の山の中にあるわけであって、海のことなんて、相当隔たりもあるし、むずかしい問題だと思うのですよ。富栄養化対策連絡会ですかも持っておられるみたいですけれども、これも年一回ぐらいで、会があるだけで、余り会議がなさ...全文を見る
○春田委員 そこで、赤潮の原因の基礎要因が燐と窒素で、それにいろんな気象条件や、塩分や、さまざまな条件が相乗して赤潮が発生するという答弁が先ほどございましたけれども、この燐や窒素が出る原因というものには、やはり都市下水と、工場排水と、その他農業、田畑から出るまた養豚から出るそうい...全文を見る
○春田委員 そこで、工場排水の問題でございますが、これは瀬戸内海環境保全臨時措置法において汚濁負荷量というものが各県に指示されまして、四十七年の発生当時よりも二分の一という形で目標が各府県に与えられたそうでございます。これは目標を達成したのではないかという形で新聞報道されておりま...全文を見る
○春田委員 産業排水がそういう厳しい規制のもとで十分規制されて守られたということで、これは喜ばしいことでございます。  そこで、残るはその他の排水と生活排水になるわけですが、生活排水は、窒素と燐を除去するためには一つは下水道の完備、またもう一つは洗剤の問題があると思うのですね。...全文を見る
○春田委員 このように府県によって非常に高い低いがあるわけでございますが、政府としては、この下水道対策、整備でございますが、特に赤潮の原因と言われる窒素、燐が下水道を通して流入するということで、早急にこの対策を図る必要があるわけでございますが、こういう重点的、緊急な地域に対しては...全文を見る
○春田委員 次に、先ほど言った合成洗剤の問題でございますが、ここには燐と窒素、強いて言えば燐が非常に含まれているわけでございますが、この燐を含んだ合成洗剤というものは生活排水の中でどれぐらいの割合を示しているのか、この点御説明願えますか。
○春田委員 非常に高い比率を示しているわけですね。  そこで、最近、合成洗剤につきまして、通産省を初め環境庁も、何とか燐の規制を図る必要があるのではなかろうか、低減の方向にお考えになっているみたいでございますが、最初に通産省の方にお聞きしていきますが、合成洗剤に占める燐の規制と...全文を見る
○春田委員 環境庁は、環境保全という立場から考えて、この燐対策はどのようにお考えになっておりますか。
○春田委員 長官の方からそのような答弁があったわけでございますけれども、いま大手二社、第一位、第二位のメーカーですか、第二位のメーカーは燐の含有率を八%ぐらいにしたい、また技術的にもできる、このようにして今月から生産にかかっているみたいでございますけれども、第一のところは、コスト...全文を見る
○春田委員 燐の規制というのは、水質汚濁防止法ではまだ規制されてないわけでございますけれども、早急に基準といいますか、ガイドラインを決めるべきである、設定すべきであると思っておりますが、この点どうお考えになっていますか。
○春田委員 さらに、瀬戸内海を航行する船舶の安全対策でございますけれども、瀬戸内海には非常に狭い水路がたくさんあるわけです。明石海峡とか釣島水道とか、また濃霧もよく発生いたしますし、非常に海難事故が起こっているわけでございますが、四十八年に八百五隻、四十九年に六百七十二隻、そのう...全文を見る
○春田委員 しかし、どんな法律があったとしても、これだけ毎年毎年五百件も六百件も事故があっておったら、法律なんてざる法と一緒ですよ。もっとこの規則の強化とか巡視艇を出して厳しく見守るとか、こういう点で配慮していただきたいと思うのです。時間がありませんのでそれ以上は言いませんけれど...全文を見る
○春田委員 それでは海上保安庁としては、いま油回収船は、そういう船舶所有者に義務づけておるわけでございますけれども、一隻もないと考えていいのですか。
○春田委員 その三隻というのは——要するに総トン数以上の船舶所有者に対して義務づけているわけでしょう。ということは、いまその船舶所有者というのは何トンのタンカーを持っているのですか。
○春田委員 九十隻ありますけれども、その三隻あるというのはどういうことですか。その関係はどういうことですか。
○春田委員 その九十隻は油回収をする能力があると海上保安庁としては認めているわけですか。
○春田委員 冗談じゃないですよ。要するにその三年間の猶予期間というのは、いま鋭意検討しておるわけでしょう。開発しているんでしょう。いまの油回収船は能力がほとんどない。あの水島でも相当出ました。九十隻のうち半分は出たわけですよ。全然能力がなかったじゃないですか。相当たたかれたでしょ...全文を見る
○春田委員 そうでしょう。現在の油回収船はほとんど能力がないのですよ。だから、いま鋭意検討して開発しているのでしょう。これは読売新聞でも出ておりますけれども、この水島事故の教訓というものは出ておりますけれども、ほとんど役立ってないわけです。だから、波の高さ、また油の流れ方なんとい...全文を見る
○春田委員 仮に五千トン以上の大型タンカーに油回収船を義務づけるわけでございますが、対象者は大体何人くらいですか。
○春田委員 それが五十四年の七月まで間に合いますか。
○春田委員 なるべくじゃないのですよ。間に合いますかと言っているのですよ。法律で義務づけているのでしょう。間に合いますか。
○春田委員 要するに、物理的に考えてみて、設計から建造するのに大体一年ないし一年半かかりますよ。あと二年ないんですよ。調べていますか。全国で建造できるそういう造船所が何台あるか御存じですか。五千トンクラスの——いわゆる何トンクラスの回収船をつくるかわかりませんけれども、全国で百カ...全文を見る
○春田委員 そういうあいまいな答弁じゃだめですよ。時間がございませんので、この問題は後日にします。  それでは最後に、長官にお尋ねいたしますが、瀬戸内海環境保全臨時措置法というのは来年の十月末で切れます。後継法が問題になっておるわけでございますが、当然環境庁としてはお考えになっ...全文を見る
○春田委員 終わります。
11月01日第82回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○春田委員 最初に景気の動向についてお伺いしたいと思いますが、今日の日本経済というものは円高の動きに一喜一憂しているわけでございまして、このことは大臣も先刻御承知のとおりでございます。政府は五十二年度の経済成長の見通しを実質において六・七%、名目で一三・七%ですかに置いております...全文を見る
○春田委員 円高もそうでございますけれども、日本経済は非常に不景気のどん底にあるわけでございまして、そういう面から言ったならば、昨年が実質経済成長目標は五・七%で、最終的には五・八%で終わったわけでございます。ことしは六・七%を置いているわけでございますけれども、そういういろいろ...全文を見る
○春田委員 もう少し推移を見たいということでございますけれども、そうしたら、現時点では長官としては六・七%の経済成長はできるという考え方に立っておられてそういう御答弁になっているのか、その点もう一回確認したいと思います。
○春田委員 最善の努力を尽くすということでございまして、達成できるという確信は得られなかったわけでございますけれども、長官、この二兆円の総合景気対策で何%の経済成長が押し上げられると見てこの景気対策を組まれたのか、その点どうですか。
○春田委員 となれば、いわゆる総合景気対策を行う前の状態であれば六%弱で、今回〇・七足して最終的に六・七いけるのじゃなかろうかという見通しじゃないかと思うのですね。そこで、先ほど長官からもお話があったように、総合景気対策が九月三日に一応試案を出されて十月初めに閣議決定されたと聞い...全文を見る
○春田委員 二百六十六円から二百六十七円ということでしょう。今日においては二百五十円ですね。そうしたら十六円ないし十七円の円高になっておるわけでございます。経済の専門家によれば、円がドルに対して一〇%切り上げられた場合においては成長率は大体〇・五%ダウンするのじゃなかろうか、この...全文を見る
○春田委員 この問題につきましては、経済界からも非常に厳しいのではないか、また自民党の河本政調会長も第一次の総合景気対策が円高によって相殺されたのだ、したがって第二の総合景気対策が至当ではないか、このような発言も各所随所にあるわけでございます。  その背景は、経済成長六・七%を...全文を見る
○春田委員 先ほどの第二の総合景気対策という面でお尋ねいたします。  一昨日の新聞では、第二の総合景気対策に政府としては五千億くらいの年末融資を中心とした対策を立てたいということで柱が出ておりますけれども、この辺のところは、やはり円高による相殺をなくして、これによって成長率を上...全文を見る
○春田委員 さらに、経済企画庁では五十二年度経済見通しを立てられております。十月三日改定見通しが閣議決定されたわけでございますが、これは先ほど言ったように、九月二日のそちらの試案という形で出てきて改定されているわけでございますけれども、その後急速に円高になっておりますので、この改...全文を見る
○春田委員 長官としては一応六・七%に向かって全力を挙げて努力する、こういうことでございます。  若干角度を変えますが、マクロ的に六・七%成長を達成したとしても、ミクロ的に見た場合に、全体の成長の中に残された構造不況業種というものがあるわけですね。これは決して忘れてはならない。...全文を見る
○春田委員 「昭和五十二年度の経済見通しと経済運営の基本的態度」というのをことしの二月三日に閣議決定されているわけでございます。これは毎年こういう形で出てくると思うのですが、いま言ったマクロ的な考え方じゃなくして、ミクロ的にも細かい配慮をして、経企庁が各省庁にそういう連絡調整を図...全文を見る
○春田委員 いまの原油と非鉄金属の備蓄につきましては金額の明示があったわけでございますが、ウラン鉱石は予想では大体どれくらいなのか、具体的に……。
○春田委員 そうしたら、当面の黒字減らし対策として、全体の額としてどれくらいの額になるのですか。
○春田委員 ということは七億八百万ドル、こういうことでいいわけですね。
○春田委員 現在の外貨準備高というのはどれくらいあるのですか。
○春田委員 円高の直接の原因が国際収支の黒字ということで、総理は当初七億ドルの赤字ということで所信表明をおっしゃったのですが、六十五億ドルの黒字になったのだということで、八月末で大体百七十七億ドル、たしか十月ごろには百九十億ぐらいの準備高になっているのではなかろうかという記事をぼ...全文を見る
○春田委員 いま関税の引き下げの問題がございましたけれども、これは東京ラウンドの交渉妥結を待たず、その前に引き下げるといううわさが出ているように聞いているのですけれども、その点はどうなんですか。
○春田委員 明快な答えがないわけでございますが、一説によると、五十四年度を待たず特定品目に限り来年度から、五十三年度より引き下げる意思がある、固まった、こういうことも聞かれているわけでございますが、そういう点どうですか。
○春田委員 年度ですよ。そういう細かい問題でなくして、五十三年度に引き下げる意思があるということで……。
○春田委員 さらに、この黒字減らし対策の中に、海外での企業誘致という問題がいま非常に熱が上がっているように聞いているのですが、この点はどのように考えておられますか。
○春田委員 そこで、関連して、通産省の方来ていると思うのですが、昨日の新聞で、イラン政府の要請で石油精製所を海外に立地したいという計画があるように記事が載っているわけでございますが、この話はどの辺まで進んでいるのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても海外での投資でございます。特に企業誘致の問題につきましてはともかくも、過去においてはいろいろ日本企業の活躍がエコノミックアニマルとして相当ひんしゅくを買っている面もありますので、その辺のところは局長として黒字減らし対策のために積極的に進めるととも...全文を見る
○春田委員 ことしはいいとしても、五十五年の三月までに九十日備蓄はできる見通しはあるのですか。
○春田委員 用地の確保で非常に厳しいんではなかろうかと私たちも見ているわけでございますが、今回打ち出されたいわゆる石油の備蓄、黒字減らし対策の中に入っておりますけれども、これは昭和五十五年三月までに九十日分で六千八百万キロリットルですか、これで一応終わり、このような考え方で今回の...全文を見る
○春田委員 そこで、非常に用地の確保がむずかしいわけでございますけれども、電源立地の場合は交付金というものが各都道府県ないし市町村に出るようになっていますね。ところが、この石油の備蓄の用地確保については交付金が出ないのですよね。この辺の努力というものはされているのですか。見通しは...全文を見る
○春田委員 そこで、いわゆる陸地の石油の備蓄が非常に用地難ということが今後も考えられますので、対策として地下に貯蔵するとか海上備蓄、こういう問題を通産省としては検討されているみたいでございますが、地下の備蓄は別問題として、ここで海上の石油の備蓄の問題につきまして、いま長崎県の上五...全文を見る
○春田委員 大体設計して建設して実用化の段階までにどれくらいかかっちゃうのですか。
○春田委員 となれば、五十五年春ということは、来年の春までに地元において話し合い、調整がつかなかったらだめなんですね。安全面とか環境保全ですか、汚染の問題等でずいぶん問題になっておるみたいでございますけれども、来年の春まで、いま鋭意努力なさっていると思いますが、間違いないですか。
○春田委員 これは五十五年から五カ年で一千万の積み増しの計画の中に入っているのですか。
○春田委員 さらに運輸省の方にお尋ねしたいのですが、この問題につきましては運輸審議会に諮問なされていますね。この答申はいつごろ出るんですか。
○春田委員 時間がありませんので、この問題はまた次回にいたします。  次に円高による影響ということで二点につきましてお尋ねします。  最初に構造不況業種、いわゆる輸出関連産業につきましての御質問でございますけれども、いま企画庁では輸出産業者を対象に調査をなさっていると聞いてお...全文を見る
○春田委員 通産省の方にお尋ねいたしますけれども、輸出関連企業が非常に厳しい中で、その対策として為替変動対策緊急融資制度というものがありますね。これは輸出比率二〇%以上の中小企業者を条件としておるわけでございますけれども、中には、特に繊維業者の中では、滋賀の高島の産地では平均一七...全文を見る
○春田委員 私が平均一七%と言ったのは、滋賀の高島の産地では全体で平均一七%の輸出比率だ、こういうことなんですよ。したがって、恩典が受けられるところもあるし、この制度が利用できないところもあるという意味なんで、かなりボーダーラインに近い線が滋賀のこういう繊維業者の中ではあるのでは...全文を見る
○春田委員 さらに、これは何回か指摘されていると思いますが、貸し出しの金利が市中金利の七・六%と同じということになっておりますけれども、これは私は納得がいかないわけです。こういう状態で厳しいので、この制度を利用したいという方が多いわけでございまして、政府としては何らか利子補給をす...全文を見る
○春田委員 要するに課長さんでございますので、その辺の答えがきちっと出てこないと思うのですけれども、この金利の問題は相当あちこちから出ているわけでございまして、この制度を業者の方はほとんど知っているけれども、実際三分の一は、知っているが借りないという答えが調査で出ているのです。経...全文を見る
○春田委員 長官から詳しく説明されましたので、それ以上言う必要はないと思いますが、特に長官もおっしゃった、輸入価格が下落しながら小売価格が上昇しているものが七品目ある。マグロとかチーズとかストーブ、レコード、めがねフレーム、釣り具、鉄鋼製品、こういうものにつきましては、さらに目を...全文を見る
○春田委員 民族系と外資系合わせれば、トータルで一応赤字が出ているわけでございますが、外資系は相当もうかっているんですよ。民族系がそういう点で赤字が出ているわけでございますが、この違いというのはどういう理由なんですか。時間ありませんから、簡単に言ってください。
○春田委員 外資系がガソリンの占めるシェアが多いので黒字が出ているということでございますが、全体的にしたら、企業が三十六社あるわけでしょう。そのうち赤字欠損会社が十六社ということで、二十社はもうかっているわけですよね。したがって、石油は円高によって、一円上がることによって大体八十...全文を見る
○春田委員 そういう答弁では困るのです。確かに一月にOPECの会議があって、大体五%から七%ぐらい値上がりするんじゃなかろうかという線が出ておりますけれども、そういう線が出た段階で検討するのじゃなくして、大体そういうふうに予想しながら現在打ち出せるのじゃないかと思うのです。一説に...全文を見る
○春田委員 それじゃ、外国の例もありますし、わが国でも電力業界においてはそのように長期間据え置きという線も出ているわけですから、石油業界においてもそういう線で、要するに国民が納得するような形の公表をすべきである、この点を私は要望いたしまして終わりたいと思います。どうもありがとうご...全文を見る
11月07日第82回国会 衆議院 本会議 第11号
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○春田重昭君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま発議されました十八日間に及ぶ会期延長に関する議題に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)  そもそも臨時会の会期は、およそ当面する政治課題の審議、解決のために設けらるべきものであります。  しかるに、ただいま、今...全文を見る
11月17日第82回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○春田委員 最初に、本日の新聞報道に歳入欠陥五千億突破は確実ということで、本年度の歳入欠陥がこのように大幅に出てくるのではなかろうかということで報道されておりますけれども、大臣、これはどういう形で受けとめられておるのか。また、確実とすればその原因はどういうところによるのか、これを...全文を見る
○春田委員 となれば、五千億は数字的にはかなり多いかもしれないけれども、確実に歳入欠陥は数千億生まれるのじゃないかという見通しはどうなんですか。
○春田委員 来年度五十三年度の予算ですけれども、いつごろをめどに作成をなされているのか、お答え願いたいと思います。
○春田委員 いろいろな新聞や雑誌等に来年度の歳入歳出面について非常にいろんな形で書かれております。非常に長期にわたる不況ということと、円高によるデフレということで財源が非常にむずかしいのではなかろうかということで、特に歳入面におきましては、一般消費税の導入とかまた公共料金の大幅値...全文を見る
○春田委員 このように非常に国民の関心の深い問題につきましては、野党との話し合いは当然あるべきだと思いますけれども、野党との話し合いがついた段階でこういうものを予算案として、原案として盛り込むべきであると私は思っておりますが、大臣はどのようにお考えになっていますか。
○春田委員 ということは、年内に予算の編成を終わるということでございますが、その話し合いは年内と考えていいわけですね。
○春田委員 それでは、二点につきお尋ねしてまいります。最初はサラ金の問題、第二点は専売公社の問題についてお尋ねしてまいりたいと思います。  最初に貸金業であるサラリーマン金融、通称サラ金でございますが、四年にわたる不況ということと、最近の円高によるデフレ効果といった経済環境を反...全文を見る
○春田委員 このサラ金業を担当する所管というのはどこの省庁になるのですか。
○春田委員 先ほど大臣からも話があった各省庁の連絡会議、これはどういう省庁なのか、どこが軸となってやっているのか御説明願いたいと思います。
○春田委員 総理府が軸になってやっているということでございますけれども、総理府はあくまでも連絡調整機関であって、いわゆる総理府を無視するわけではないけれども、責任性というのは非常に薄いと思うのです。二回連絡会議をなさっているみたいですけれども、なぜ大蔵省がこの中心となってやれない...全文を見る
○春田委員 あくまでもそのような社会的な事犯を起こしているのは、後でまた質問してまいりますけれども、金利の問題と届け出の問題でしょう。この二つの問題は大蔵省の所管じゃないですか。したがって総理府が中心でやるというのはおかしいですよ。それも月一回しかやっていないのでしょう。それはど...全文を見る
○春田委員 進行状況を説明してくださいよ。
○春田委員 いまの説明では一向に進んでないですよ。お互いになわ張り争いで責任を他省に転嫁する、そういうやり方にしか私には見れないわけですよね。この問題につきましては、相当以前からいろいろな角度から問題になっているわけですよ。マスコミも取り上げているし、新聞では毎日サラ金による被害...全文を見る
○春田委員 大体いつごろまでにある程度のめどというか、結論が出そうなんですか。
○春田委員 大臣にお聞きしますけれども、昨年の五月に当時の大平大臣が、次の通常国会までにこの貸金業に対する法規制は強化していきたい、提出してまいりたい、このように答弁されておりますけれども、この点は御存じですね。その後これはどうなっているのですか。いま見通しが全然つかないというこ...全文を見る
○春田委員 いや、承っておるじゃないのですよ。大臣がかわったら政府の方針が変わってくるんですか。おかしいじゃないですか。
○春田委員 大平大臣は昨年の五月に、次の通常国会までには出すとおっしゃったのです。通常国会は終わりましたよ。それでは大臣としてはいつまでに出すおつもりなんですか。
○春田委員 何回もこだわりますけれども、この問題は昨今起こった問題ではないのですよ。もう相当前から論議されているわけでしょう。いま自民党の幹事長である大平前大臣だって、かつて来年の通常国会に出すとおっしゃったのですから、その辺のところはやはり責任を持って政府内でやっていかなかった...全文を見る
○春田委員 この問題は昭和三十五年ぐらいから起こっているわけですよね。団地金融という形で出発したと聞いておりますけれども、まあ世論の喚起で政府もやっとこの九月連絡会議をやって、十月に二回目、こういう形で、大臣は真剣にやっている、鋭意努力しているとおっしゃいますけれども、非常にスロ...全文を見る
○春田委員 十五万数千が貸金業として届けているわけでございますが、実際営業をやっているのはかなり少ないんじゃないですか。その辺実態をつかんでおられますか。
○春田委員 休眠貸金業がどれくらいあるかということがはっきりつかめないので、どれくらいやっているかわからないと思いますが、一般には五万人ぐらいが営業をやっているんじゃないかということでいろいろ報道されております。  そこで、社団法人であります庶民金融業協会に加入している方が一万...全文を見る
○春田委員 ということは、この協会に加入しない業者というのは、いま非常に評判になっている悪質な悪徳な業者としてほとんど見ていいのか、協会に加入している業者は良心的なのか、その辺ではっきり線引きしていいのかどうか。その点どうですか。
○春田委員 これはわかりますか、サラ金業者の上位三社の五十一年度の決算はわかりますか。
○春田委員 恐らくそういう答弁が返ってくるんじゃないかと思っておりましたけれども、私の持っている週刊朝日、ことしの五月に発売されたものでございますが、これによりますと、サラ金の上位三社というのはナンバーワンがマルイト、ナンバーツーがプロミストラスト、ナンバースリーはレイクという形...全文を見る
○春田委員 課題ですけれども、大蔵省としてはこの届け出を非常に渋っているわけでございますけれども、これはどういう理由なんですか。
○春田委員 確かに許認可制にしたら、大蔵省は指導監督という一つの権限が与えられますけれども、事務的に非常に増大することは間違いないと思いますし、いろいろな人員の確保等めんどうなことが付帯する、ここに大蔵省が非常に慎重に考えている点があるのではなかろうかと思います。ある学者におきま...全文を見る
○春田委員 それでは大蔵省にお尋ねしますけれども、この出資法で定める日歩三十銭、年率一〇九・五%ですか、これは現代のこのように大きな問題を醸し出しているサラ金の業界に対しまして妥当かどうかという問題ですね。アメリカでは、連邦法で何かこの日本の出資法に当たるものでは四五%ですか、英...全文を見る
○春田委員 指導していますけれども、現実は日歩二十八銭ないし三十銭取っているのでしょう、庶民金融業協会は。あんまり変わらないじゃないですか。二十八銭でも年率一〇〇%ですよ。
○春田委員 私の手元に各都道府県の金利一覧表がありますけれども、二十銭ってどこですか、どこの県ですか。
○春田委員 いま、千葉県では、あれは二十万円以上ですか。
○春田委員 いずれにしても、それは低い例でありまして、ほとんどが二十七銭ないし二十八銭、群馬県においては三十銭、北海道も三十銭、滋賀県三十銭、山梨三十銭、愛媛三十銭、それから長崎も三十銭。先ほど大臣が、自主規制の助長に関する法律のもとで業者内部のそういう規律を持ちたいとおっしゃっ...全文を見る
○春田委員 これも大蔵省に確認したいわけでございますが、現在の貸し出し残高、これはどれくらいと見ていますか。わかりますか。
○春田委員 私の手元にあるこの二月のエコノミストにおいては、これも推計ですが、大体一千七百億円の貸し出しがあるのではなかろうか、このように書かれております。したがって、先ほどの訴訟の問題でございますが、いわゆる二〇%以上を超えたものについては返還すべきであるということですから、仮...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、この金利の問題も、先ほどから何回も質問しているように、ぼくはアメリカの例を何回でも出しますけれども、普通の銀行利子よりは若干上回る、そういう利子で貸している。いわゆる小口金融法というのがあるわけですよ。アメリカもかつて六十年ないし七十年前は、日本と同じ...全文を見る
○春田委員 件数でいまお話がありましたけれども、人員からいったら昭和五十一年千二百九十九人になっておりますね。いわゆる検挙されたのは千二百九十九人、これだけの数だけれども、起訴されたのは何名か、起訴されてどういう処分になったのか、その辺の内訳を御説明願いたいと思います。
○春田委員 略式というのはどういう処分ですか。
○春田委員 罰金刑というのはどのくらいですか。
○春田委員 いずれにしても、検挙されたのはこれだけの数が挙がっておりますけれども、これは検挙されても氷山の一角であると私は思う。もっと泣き寝入りしている人、知らない人、それを挙げれば数限りないと思うのですよね。しかも検挙された人数でもこれだけありますけれども、実際起訴されたのは本...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので、一応サラ金の問題はこれで終わりたいと思いますが、いずれにしてもこの出資法が昭和二十九年のものであり、二十三年前であって、当時と現在とはそういう社会情勢も非常に変わってきていると思うのです。そういう点では、現在の消費者金融分野の形成という新しい時...全文を見る
○春田委員 この専売納付金の問題でございますけれども、これは大蔵省はどういうお考えを持っていますか。     〔原(茂)委員長代理退席、委員長着席〕
○春田委員 総裁にお伺いしますけれども、この専売納付金制度をそのようになくして、消費税という形で国庫に納付する場合においては、法改正が必要になると思うのです。第二十四条だと思いますけれども、この辺も改正する必要があると思っているのですか。
○春田委員 私は総裁の考え方もわからないことはないのですけれども、消費税を導入するということは、いま問題になっていますいわゆる大蔵省が考えている一般消費税の問題と関連して、他の消費税の導入の引き金になってくるのじゃないか、たばこの値上げにつながってくるのじゃないかという感じを持っ...全文を見る
○春田委員 時間がありませんので簡単にひとつ御答弁願いたいと思うのですが、きょうの新聞では、五十三年度二〇%くらいの引き上げを大蔵省は望んでおるということでございますが、専売公社としてはどういうふうにお考えでございます
○春田委員 最近の専売公社にまつわるたばこの問題については、私は一連の流れがあるように思えてならないのです。いわゆる総裁の発言、この背景を自分なりに考えるわけでありますが、専売納付金はやめて消費税にするということは、確かに専売納付金が、値上げしなかったらだんだん下がっていくわけで...全文を見る
○春田委員 そういうことで検討していただきたいと思うのです。  いずれにしろこういう問題が起こったのは、交付税が三二%ということで非常に低い、こういう点から持ち上がった問題ではなかろうかと思いますし、五十二年度は三二%プラス三・六%ですか、九千四百億ぐらいの特例金がついたみたい...全文を見る
○春田委員 アメリカの場合の契約は毎年七月ですか、契約なさっているみたいですね。年一回と聞いておりますけれども、これは間違いありませんか。
○春田委員 何月と何月ですか。
○春田委員 たしか契約月は七月だと思いますけれども、このようにいま非常に為替レートの変動が激しいときだけに、年一回の契約で、それで今回の場合も七月で当時二百六十八円のレートで契約なさったみたいですけれども、現在二百四十五円ということでかなり上がっているわけですね。こういう点で、国...全文を見る
○春田委員 それでは以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
○春田委員 ところが税務署の職員の中には、この議決された請願、さらには「税務運営方針」、これを全く知らないということを公然と述べている職員の人がおるわけです。だから税務調査に行きますと、事前に連絡がないじゃないか、いま商売で忙しい真っ最中なんだ、どうして事前に連絡してくれないのだ...全文を見る
12月08日第83回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○春田委員 私は、本日は三点につきましてお尋ねしてまいりたいと思います。  一つは、前国会で問題になりました過剰接待の問題につきまして、二点が土地税制の重課税の緩和の問題につきまして、三点目が下水道事業の問題につきまして、お尋ねしていきたいと思っております。  先ほど来原委員...全文を見る
○春田委員 現地調査はもうすでに終わったわけでございますけれども、特に三名一組として三班に分けて調査なさったようでございますが、日数的に非常にわずかな期間で行われているわけでございます。そういう点で、徹底したそういう調査が行われたかどうかということが一点あるわけでございまして、特...全文を見る
○春田委員 現地に赴いて個々のお店にも行ったと言われておりますけれども、最初の答弁の中ではことさら正当化されて、いわゆる問題はないような形で報告されておりますけれども、新聞紙上には、請求書また領収書の問題につきましても、東京国道事務所におきましては、東寿司の御主人の聴書がきちっと...全文を見る
○春田委員 そういう事実はなかったのですか。
○春田委員 それから、おみやげは個人で負担しているという先ほど答弁がございましたけれども、木曽川の上流事務所のときは新茶や陶器類がおみやげとして出されたということですが、このことですか。  それからもう一点ですが、ついでに聞きますけれども、いわゆる宴席には女性を呼んでないという...全文を見る
○春田委員 先ほどのみやげの件ですけれども、常識的に考えて、所長みずからが個人負担で会計検査院の方におみやげをつけるなんて考えられないんじゃないですか。  これは、建設省、ほかに防衛庁等もあると思いますが、先ほどの事務総長のお話では、会計検査院としては近くかかりたい、また入って...全文を見る
○春田委員 会計検査院としては、建設省がすでに調査した事項というものは一応参考にして、現地へ赴くことは考えることができるのですか。
○春田委員 会計検査院の方にお尋ねいたしますけれども、先ほど建設省の答弁では、飯田事務所におきましてはいわゆる新茶のおみやげは個人負担だというお話がありました。こういう例が過去にありますか。
○春田委員 しかし、今回の場合はかなりの人数でありますし、いろいろ会計検査が来るたびに個人負担しておったら、どんな局長であっても所長であってももたないですね。この点、検査院の方が調査をやるわけですから、そういう点も踏まえて調査をやっていただきたいと思います。  さらに建設省の方...全文を見る
○春田委員 それから一部の新聞の報道では、今回のことにつきまして、いわゆる建設省の首脳がその処理、処分といいますか、いわゆる軽い、厳重注意やそれから訓告ぐらいで終わらそうという考え方がある、こういう形で書かれておりますけれども、これはこの新聞の憶測なのか事実なのか、そういう考え方...全文を見る
○春田委員 建設省としては、今回の問題が起こったことにつきまして次官通達をお出しになっておりますけれども、この次官通達は、私は何かその場しのぎ、その場逃れの一時的なかっこうをつけたように感じてなりませんし、会計検査院の場合は非常に厳しい具体的な内容で調査員に対して出しているわけで...全文を見る
○春田委員 最後にお尋ねいたしますけれども、前国会の終わりの十一月二十五日、当決算委員会としては福田総理の出席を求めたわけでございますけれども、総理は事務繁多ということで、かわりに官房長官がおいでになったわけです。その席上で、今後あらゆる省を調査をいたしまして、会計上どうも不適当...全文を見る
○春田委員 この新聞のは憶測だと思いますけれども、非常に食べ得、飲み得で終わっている、処分が甘いという形で一応書かれております。そういう点で非常に国民も注目しているだけに、何か国民が納得するような、そういう処理、処分というものをやっていただきたい、特に大臣に要望しておきます。 ...全文を見る
○春田委員 国土庁としては、九月に税調に一応要望をしておるわけでございます。その中で、土地の譲渡益重課税は適正利益率を全面的に廃止してほしい、現在二七%でございますけれども、これを廃止してほしいということで書かれております。さらに、保有税の面につきましても廃止してもらいたいという...全文を見る
○春田委員 そうした場合、国土庁、政府側は、土地の供給の増大につながる、いわゆる宅地の造成につながって、それが景気の枠外に入っていく、これが名目だと思うのですが、調べたところによると、企業の保有する対象地の約八〇%、これは宅地化を規制されている市街化調整区域なんですね。それから山...全文を見る
○春田委員 それでは、下水道の整備についてお伺いしてまいりたいと思っております。  近代都市の条件の一つとしては、下水道の整備というものは欠くことができない問題でございます。この下水道の普及率、これは現在どれぐらい進んでいるのか、お答え願いたいと思います。
○春田委員 五十年度末は何%ですか。
○春田委員 現在、第四次の下水道の整備計画というものが五カ年計画で行われておりますけれども、できたら、この年次ごとのいわゆる普及率を御説明願いたいと思うのですが。
○春田委員 五十年度には二二・八%、さらに五十一年度は二四%、五三年度は二六・六%という御説明がございましたけれども、この五カ年で最終年度五十五年、四〇%というのが目標でございますが、このいまの推移からいった場合、五十年から五十一年については一・二%しか上がっていませんし、五十一...全文を見る
○春田委員 五十三年度の事業に対する予算要求が、一兆二千六百二十一億九千四百万円もされるようになっておりますけれども、現下の厳しいこの財政事情で、これだけの予算要求に対して獲得できるという自信をお持ちになっておりますか。
○春田委員 部長は十分できると自信をお示しになりましたけれども、この下水道の事業というのは、ほとんど補助金と起債で各地方自治体がやっておるわけでございまして、公共下水道は市町村、流域は都道府県が施行しているわけでありますけれども、聞くところによると、地方自治体も非常に厳しく、五十...全文を見る
○春田委員 それで、下水道の一番心臓部と言われるいわゆる終末処理場でございますけれども、現在、全国的に何カ所ぐらいあるのですか。
○春田委員 そうしたら、全国の地方自治体は約三千二、三百ありますね。この三千二、三百から、現在動いている終末処理場が二百三十カ所か四十カ所となれば、約三千カ所ぐらいはほとんどまだいわゆる下水管が入ってないし、処理場も運転されてないということで、ほとんどの工場排水や家庭の雑排水等、...全文を見る
○春田委員 外国の場合は、先進国では七〇%ないし八〇%ぐらい進んでいるところもあるわけです。そういう点では、近代都市の最大の条件である下水道については、近来とみに進んできたと思っておりますけれども、まだまだ日本の行政の中では下水道は非常に低い位置にあります。そういう点では、ひとつ...全文を見る
○春田委員 そうしたら、大体一日当たり七千ないし八千トンという形で計算していいわけですね。  この汚泥の処理、処分でございますけれども、現在どういう方法で行われているのですか。
○春田委員 埋め立てが八〇%、農地還元が一〇%、海洋投棄ですか、これが一〇%という割合になるということで、いま御説明がありましたけれども、埋め立ての場合、海面の埋め立てと陸地の埋め立てがあると思うのですけれども、この割合は大体どれぐらいになるのですか。
○春田委員 その正確な数字は後でお知らせ願いたいと思います。  そこで、陸上の埋め立てでございますけれども、これは海面の埋め立ても一緒でございますが、非常に用地の確保が困難であるということで新聞紙上をにぎわしておりますけれども、それも環境汚染の問題、それから安全性の問題等がある...全文を見る
○春田委員 ところが、御存じのとおり、各地方自治体ではこの最終処分地の確保に非常に頭を悩ましておるわけです。そういう点ではいろいろな陳情等が国にあると思いますけれども、国はこれに対してどういう指導ないし助成をなさっているのか、具体的に御説明願いたいと思うのです。
○春田委員 このまま下水道が普及していけば当然汚泥の量が増していくわけですね。このままの状態で進んでいった場合、この処分地はどれくらいでピークになってしまうのか、捨てる場所がなくなってしまうのか。新しい場所を今後深していかなければならないと思いますが、このままの状態で進んでいった...全文を見る
○春田委員 数年と抽象的でございますが、二、三年ですか、四、五年ですか、また十年ですか。
○春田委員 五十年に二二・八%が五十五年に四〇%の普及率になれば、当然汚泥の量だって倍になると考えてもいいわけですよ。それだけにその対策というのは非常に急務であります。  部長、局長も御存じだと思いますけれども、行政管理庁が下水道の監察を行いました結果が昨年出ておりますけれども...全文を見る
○春田委員 確かに、そういう流域別の下水道というものが四十年代の後半から非常に飛躍的に伸びてきたということは聞いております。この流域下水道といわゆる市町村が単独で行う公共下水道の補助の問題でございますけれども、流域下水道の事業に対しては四分の三ですか、単独の公共下水道の事業につい...全文を見る
○春田委員 ところが、私の住んでいる市はそれが半々に分かれているわけでございまして、単独の公共下水道の場合、これは補助率がそういう点では若干低いわけでございまして、悩んでいるわけでございます。  流域の下水道の場合においては何市か集まって一部組合ができて、最終の処分地につきまし...全文を見る
○春田委員 市町村単独でやっておる下水道というのは大変なんです。いわゆる最終処分地の確保もしなければならないし、責任を持ってやらなければならないという点で、そういう点も十分考慮していただきたいと思います。  それでは、厚生省の方がお見えになっておりますので、厚生省の方にお尋ねし...全文を見る
○春田委員 これは今後の問題でございますけれども、地元との話し合い、特に当該市町村の問題があると思うのです。たとえば大阪においては現在堺にあるわけです。ところが、他市から持ってくるごみはお断りという形でずいぶん激しい運動もありまして、そういうことで一時ごたごたしたことがあるわけで...全文を見る
○春田委員 確かに大都市等では農地還元はできないわけですからね。これは田舎の方が農地還元できるわけですね。しかし、大都市ではそういう点で、先ほど言っているように、土地が非常にないという点では焼却炉というのが非常に必要になってくるのじゃなかろうかと思うのですね、環境上の問題もござい...全文を見る
○春田委員 それから、海洋投棄は先ほどの御答弁では一〇%くらいの都市がやっている、こういう話がございましたけれども、どういう都市がやっているのか、また現在どの辺に捨てられているのか、投棄されているのか、御説明願いたいと思います。
○春田委員 それから、この海洋投棄でございますけれども、汚泥の検査体制が、調べたところによりますとまだまだ十分ではないように思います。不十分なままで技術員も少ないみたいでございますけれども、そういう中で投棄されているわけでございまして、海洋汚染防止法の絡みがありますけれども、十分...全文を見る
○春田委員 方向としては、いわゆる陸地の確保がむずかしい現在、海洋投棄というのはやはり農地還元と同じく、今後の汚泥の処分として考えていくつもりなんですか。
○春田委員 最後に、有効利用として農地還元の問題があるわけでございますけれども、確かに今後農地還元というのは脚光を浴びてくるのじゃなかろうかと思いますし、鋭意研究開発をやっていただきたいと思うのですが、それにしては下水道事業団の予算の中身を見ても、非常にそういう研究開発費用という...全文を見る
○春田委員 農林省ともタイアップして、さらに効果的な面が出るようにひとつ鋭意努力をやっていただきたいと思ます。  それでは、大臣にお尋ねして、時間が参りましたので終わりたいと思います。  いろいろな角度から質問したように、下水道の事業というのは非常に重大な事業になってきており...全文を見る
○春田委員 まあ大臣から前向きの答弁がございましたのでこれ以上質問いたしませんが、いずれにしてもこの五カ年計画は当初十一兆円の計画で行われて最終七兆五千億に下がったわけでございまして、どうか五十三年度の予算要求でも、大臣、もう大蔵省に一歩も一兆二千億から下がらない、そういう決意で...全文を見る
12月09日第83回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 最初に、教育ローン、進学ローンについて若干お尋ねをしていきたいと思います。  この問題につきましては、前大臣がことしの十月に閣議後記者会見で初めて発表されて以来、賛否両論いろいろ話題をまいたわけでございますけれども、その後の経過とその内容につきまして、そしてその実現...全文を見る
○春田委員 ただいま大臣からもお話があったように、この問題につきましては大蔵省やまた文部省としてもかなりいろいろ意見があるみたいでございまして、大蔵省は、何か予算の運用というものが二元化されるとか、そういう能力が郵政省にはないんじゃないかとか、文部省に至っては、そういう学費の軽減...全文を見る
○春田委員 文部省としては結構であるということでございますが、お金を出す方の大蔵省としては非常に難色を示しておるわけでございまして、大臣の目の前であのように担当課長が御答弁なさったわけでございますが、この問題につきましては、今年度公定歩合が三回下がって、郵貯利子も二回下がったとい...全文を見る
○春田委員 私も、この設立の趣旨は理解できないわけでもないわけです。その言葉をかりれば、資源有限の国である、しかしわが国は技術が非常に優秀であるという点で、確かに技術や経済面の協力、援助というのは必要だと思います。  そこで、大臣、これは小宮山前大臣が発表なさったのですが、就任...全文を見る
○春田委員 そこで、この内容を拝見いたしますと、まだ煮詰まっていない点がかなりあります。出損金ですか、これは電電や国際電電、日本放送協会、金融機関等から総額約五億円を予定していると書いてありますし、関係諸団体等から賛助金を求めるというように書かれておりますけれども、関係団体という...全文を見る
○春田委員 職員は、一応専門職員が数名、一般職員数名という形で書かれておりますけれども、この数名というのは大体何名ぐらいになるのですか。
○春田委員 したがって、十名ぐらいでございますという答弁がございましたけれども、大体十名の方たちの年間のいわゆる経常費特に給料等を計算した場合、年間四百万としても四千万ですね。それから理事長と理事二十五名のうち五名を常任として、この方たちは有給という形になっていますね。さらにこの...全文を見る
○春田委員 間違いなくいけるということで官房長はおっしゃいましたけれども、先ほどのお話の中にもあったように、欧米諸国はこういう面では非常に諸外国に食い込んでいるわけでしょう。その中へ初めて日本が食い込んでいくわけでございますけれども、技術面においては日本はすぐれておると言っても、...全文を見る
○春田委員 その場合、電電公社法に、海外での活動というものは国内業務に支障があった場合はできないようになっているでしょう。だから、大型プロジェクトを請負った場合、電電公社の職員の方が、大型のときはもう五十名ないし百名の方が行くことになった場合、この公社法の規定に触れませんか。一応...全文を見る
○春田委員 それとともに、それだけの大型のいわゆるプロジェクトを編成した場合、果たして電電やまたNHK等に余力があるかという問題ですね。この点もあると思うのですけれども、その辺のいわゆる煮詰めというものはきちっと相手側にされているのですか。
○春田委員 それから、もう一点だけ心配な面があるわけでございますが、これは技術援助をやるわけでございまして、それとともに、新聞等を読めば、機材の売り込みもやりたい、国内はもう行き詰まっている、そういう点では海外に販路を求めたいということで書かれておりますけれども、こうした場合に、...全文を見る
○春田委員 こうした海外協力というか、援助というのは、えてしてどうしても黒い霧というものにつながるわけでありまして、前国会で問題になりました日韓の癒着の問題とか、インドネシアのLNGの問題とか、海外問題はそういう問題が毎年出てきますので、海外問題についてはどうかそういう点に十分配...全文を見る
○春田委員 それから、「郵便事業の運営に関する行政監察」の結果が出ております。郵政省としてもその回答を先月に出しておるところでございますけれども、この勧告の中で遅配の原因が示されております。  原因として、大きく分けたら三つということで挙げられておりますが、一つが班の設置の件、...全文を見る
○春田委員 具体的に措置をとっていきたいということでございますけれども、私から言えば、たとえば班制度の問題につきましては、すでに昭和三十八年十月三十一日付の公達で指摘されておるわけです。さらに、業務運行記録表の作成につきましても、昭和四十四年の六月十六日付の郵便業第二百五十四号で...全文を見る
○春田委員 いまの答弁で、職員の理解を得なければならないということでございますけれども、郵便事業が、人力といいますか、それに依存する度合いが非常に高いだけに、職員の待遇改善等も毎回出ておりますけれども、これは郵政審議会が七月二十日に答申なさっておりますが、この郵政審議会の答申の中...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、職員がやる気を出すような、そういう制度改善をやるべきである、このように要望しておきます。  さらに郵便区と速達区の区域の問題でございますけれども、規則によれば速達配達区等は集配局から四キロ以内がその配達区域となっていますね。ところが、道路が新しくでき...全文を見る
○春田委員 この百一条では一応四キロ以内という形になっておりますけれども、例外措置がとられておりますね。たとえば住宅等が密集している場合とか、配達度数が非常に多い、たとえば工業団地とか、そういう場合には八キロ以内でもいいという形になっているでしょう。この住宅の密集地というのは、大...全文を見る
○春田委員 そういう例外措置としては、いわゆる世帯数が三百世帯集中しているというような部落は八キロ以内ならいいわけでしょう。配達部数が十通程度であればそういう工業団地は速達区域としていく、また市街地とつながっている場合も速達区域となるわけですね。  実は、卑近な例として私の住ん...全文を見る
○春田委員 そういうように地元の郵便局も、また地元の業者の方たち、住んでいる方たちも挙げて要請しているわけでございますから、どうかひとつよく検討していただきたいと思います。現在この津田局では八千世帯あるそうでございますけれども、一人の方が速達配達をやっているわけでありまして、速達...全文を見る
○春田委員 この問題とともに、サービスの低下につながるのじゃなかろうかという問題で、窓口時間の短縮の問題がございますね。これにつきましても、審議会では短くしていったらいいのではないかという形で答申されておりますけれども、この問題についてはどのようにお考えになっていますか。
○春田委員 この問題につきましては、大臣の見解を聞きたいと思ったのですが、大臣いないので後で聞きます。  それから、外部の委託の問題がございますけれども、現況どうなっておるのか、その対応策についてはどう考えておるのか、この問題についてもお答え願いたいと思います。
○春田委員 大臣がお席に着きましたので、最後にまとめて聞きたいのですが、いわゆる配達度数を、二回を一回にしたらいいのではないかという郵政審議会の答申が出ております。さらに窓口時間の短縮の問題でございますけれども、こういう問題もやはり審議会で答申されているわけでございますが、こうし...全文を見る
○春田委員 それから郵便料金の値上げの問題でございますけれども、たしか大臣は就任早々、来年の郵便料金については値上げをしないということを早々と発表なさいましたけれども、審議会の答申の中では、たとえばはがきの価格がいま二十円、封書は五十円でございますが、取扱事務としては一緒じゃない...全文を見る
○春田委員 値上げはしないということで、大臣は再度ここで確認されたわけでございます。五十年度値上げして、五十一年度は利用者が約八%減になっておりますし、国民というのはそういう点で非常に敏感でございますし、やはりあくまでも国民の立場に立った考え方をしていただきたい、このように要望を...全文を見る