春田重昭

はるたしげあき



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春田重昭の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第84回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○春田分科員 私は、五年目を迎えた経済不況により深刻になった雇用問題につきまして質問をしてまいりたいと思いますが、まず最初に、一番新しい時点の完全失業者と失業率をお示し願いたいと思います。
○春田分科員 それは何月の時点ですか。
○春田分科員 例年一月、二月、特に三月ごろが失業者が一番ふえる時期なのでございますけれども、この三月ぐらいに政府としては、どのくらい失業者が出ると見込んでいるのですか。
○春田分科員 そこで、百十万から百二十万、石三十万という非常に膨大な失業者が出ているわけでございますけれども、この中で中高年齢者はどのくらい占めているか、おわかりだったら御説明願いたいと思うのです。
○春田分科員 中高年といったら四十五歳以上ですから、四割弱だと、人数にして四十万ぐらいじゃないかと私たち踏んでいるわけでございます。そこで、政府としては新年度五十三年度には経済成長率を七%と見ておりますけれども、この七%成長を達成するためには雇用創出をどのくらい見ておるのか御説明...全文を見る
○春田分科員 その五十五万人増の中で中高年者はどのくらい雇用を見ているのか、わかれば御説明願いたいと思います。
○春田分科員 努力するのはわかりますけれども、大体どれくらいを、たとえば三割とか四割とか、半分まで見るか、その辺の見通しというのは立てられないのですか。
○春田分科員 失業の原因はいろいろな原因があると思いますけれども、大体要約すれば、企業の人減らし、また構造不況業種の職業転換の困難、そういうものが主な原因だと言われておりますけれども、特に高年齢者の方々が定年で退職したり会社が倒産して失業になったということで、非常に生活が苦しくて...全文を見る
○春田分科員 上と下をとった場合に、百名から三百名、これが八・三%、一応達成しておるわけです。ところが千名以上になったら三・九%、これは非常に達成してない。私から言わせれば非常に逆ではないか、このように思うわけでございます。  そこで、私の地元のを一応私も調査してみたわけでござ...全文を見る
○春田分科員 その原因はいいですよ。そこで、こういう法があるわけですから、名のみあって実なしでは何にもならないのですから、それに対する対策、処置、行政指導、どういうことを政府としてはやっているのか、それを聞きたいのです。
○春田分科員 ただいま政府の助成強化と達成計画、こういう面から、この雇用率を達成していきたいという話があったわけでございますが、それも必要と思いますけれども、私はこの六%も低いと思っているのですよ。だから根本的には雇用率というものが一つは努力目標という形になっている。この努力目標...全文を見る
○春田分科員 確かにわかりますよ。わかりますけれども、大臣はよく認識なされていると思いますが、私の地元、守口の職業安定所で調べた統計によりますと、これは守口市と門真市、二市あるわけです。そこの求職数は三千四百六十五名になっております。ところが、求人倍率が平均で言ったら0・四七なん...全文を見る
○春田分科員 そこで、この中高年齢層の方たちの能力を開発したり職業転換をやるために職業訓練校というのがあるわけでございます。この職業訓練校というのは、職業訓練法の中で昭和三十三年制定されたわけでございますけれども、ここで明確に記されておるわけでございますが、この中身の問題でござい...全文を見る
○春田分科員 これらの問題は、いま審議会で鋭意検討されているということを聞いておりますし、この審議会で諮問されたものの答申が来るでしょう。これはこの通常国会に出す予定なんですか。出すとすればいつごろになるのか、明確にしていただきたいと思います。
○春田分科員 それは時期的に大体いつごろですか。
○春田分科員 最後に、時間が参りましたのでまとめて質問していきたいと思いますが、一つは、せっかく訓練校へ行っても、それが就職に結ばないという面があるわけでございまして、そこで企業との雇用予約制度といいますか、契約制度といいますか、非常にむずかしい問題もあると思いますけれども、これ...全文を見る
○春田分科員 いずれにしても中高年層の雇用問題は大きな問題でございます。今回、法改正されようとするものが雇用創出につながる、それが永続性につながるものとして私は運用を望む次第でございます。  最後に、この職業訓練校には身障者の訓練や指導員の待遇改善、設備老朽化の改善等々、様々な...全文を見る
03月01日第84回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○春田分科員 私は、人口急増また生徒急増地域の小中学校の学校建設につきまして特に御質問してまいりたいと思いますが、この地域につきましては、文部省としても鋭意いろんな配慮、努力をなさっていただいております。それはよくわかります。しかし、まだまだ未解決な点がたくさんございますので、そ...全文を見る
○春田分科員 八〇%は実績に沿った線であるということでございますけれども、私の地域は大都市大阪でございます。非常にそういう点からいったらぴんとこないわけですね。平均単価が二万八千五百円、平米当たりになっておりますけれども、この平均単価は五十年に二万八千五百円になりまして、五十一年...全文を見る
○春田分科員 実勢価格と実情が合っていないから私は言っているわけでございます。  そこで、時間ございませんので先へ進みますけれども、この用地の取得の問題につきまして、ついででございますから質問していきたいと思うのですが、いわゆる補助率の問題でございます。国庫補助率は三分の一、御...全文を見る
○春田分科員 地方債で認めるといっても、地方債というのはどうせ借金なんですから、後年度返していかなければならないわけです。まして教育債というのは、起債の約半分ぐらい占めるわけです。したがって、ほかの事業が制約される、こういう問題もあるわけでありまして、地方債を発行している、交付税...全文を見る
○春田分科員 用地取得の全体の面積の中で、急増市町村が七割ということでございますか、正確に言ってください、五十一年の実績で。
○春田分科員 0・七七でないですか。
○春田分科員 いずれにしても、私の考え方とすれば、一般地域には用地の取得の補助は出していない、それを承知の上で私は言っているわけでありますけれども、学校の建物というのは土地がなくては建たないのですから、一般の地域においても少なくとも三分の一、人口急増地域には三分の二、そういう補助...全文を見る
○春田分科員 検討する、その検討がどうか政治用語で終わらないように、ひとつ前向きに検討していただきたいと思います。  さらに超過負担の中でいわゆる対象差の問題でございますけれども、五十二年度におきましては門とか囲障等が含まれまして補助の対象になりました。ところが五十三年度ではほ...全文を見る
○春田分科員 それは、現在補助の対象になっていないから入れてないのであって、対象に入れたら当然、これが現在ついてない学校等はつけてくるのですよ。そういう問題があるのです。その辺はよく検討していただきたいと思うのです。  さらに、老朽危険校舎の問題でございます。この増築、改築の問...全文を見る
○春田分科員 この問題につきましては、公共事業を消化する上においても、土地の取得の必要がないわけですから、そういう点では非常にやりやすいのではないかと思うのです。大臣も予算委員会では前向きに答弁されておりますので、その辺でひとつ前向きに検討していただきたいと思います。  それで...全文を見る
○春田分科員 確かに一連の事件、犯罪というものを、学校教育の現場に携わる先生たちだけを責めるわけにいかないと思います。家庭教育、社会教育、いろいろな問題がある。全部そういうものがまざってそういうものが今日の社会的問題になっていると思うのですけれども、少なくとも生徒は月曜から土曜ま...全文を見る
○春田分科員 ありがとうございました。
03月23日第84回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 私も、官房長官に対する質問は、審議の最終点でその決意なりをお尋ねしたかったわけでございますけれども、せっかくおいでになりましたので、あわせて御答弁いただきたいわけでございますけれども、先ほど安藤委員からも質問がありました公営競技問題懇談会の問題でございますが、三月八日...全文を見る
○春田委員 懇談会というのはすでに設置されているのでしょう。その懇談会を審議会に格上げしようという動きがあるということですから、私は、時代の流れに逆らっているのではないかということなのですよ。どうなんですか。
○春田委員 最後に、官房長官に御認識いただきたいと思うわけでございますけれども、長官からは非常に積極的に懇談会が行われている、七回行われたということでありますけれども、新聞の報道においては、いわゆる出席率が非常に悪い。中には、メンバーの作家の佐藤愛子さんですか、この方は最初聞いた...全文を見る
○春田委員 最初に、公務員の定年制の問題について若干お尋ねしてまいりたいと思いますけれども、政府は行政改革の一環として、昨年の十二月二十三日の閣議決定によりまして、国家公務員の定年制の導入を図ることを決定されたわけでございまして、その具体的な準備及びこれに関連する現行諸制度の見直...全文を見る
○春田委員 人事院の見解は、二月三日ですから、結論出ないと思います。  そこで、長官御自身はどのようなお考えを持っているか、それをお尋ねしたいのです。
○春田委員 そこで、最近人事院の外郭団体である財団法人の日本人事行政研究所というのがありますね。あそこで研究会を設けて公務員の六十五歳定年制の採用、これを骨子とする提言をまとめて、近く政府の方へ提出するということで新聞報道されておりますけれども、非常に思い切った提言ではないか、私...全文を見る
○春田委員 新聞報道によれば、五月にも政府の方に提出するという形で書いてありますので、届いてないと思いますけれども、非常に興味ある提言じゃないかと私は思っておるわけでございます。  そこで、人事院の方にお尋ねしたいわけでございますけれども、今回の行政改革の一環として定年制の導入...全文を見る
○春田委員 詳しい御答弁がありましたのでそれ以上質問いたしませんけれども、いずれにいたしましても失業者の約四割が四十五歳以上の中高年の方で占められている。ただいま御説明があったようにわが国は高齢化社会に入っていく、こういう非常に厳しい現状でございますし、国家公務員の定年制のその線...全文を見る
○春田委員 今国会に法案が提出されているわけでございますけれども、私から言わせれば非常に遅過ぎた感がある、こう指摘したいと思うのです。  すでに行政改革は特殊法人、公益法人、部局の削減等を順次進められておりますし、すでに実施されているものもあるわけでございますが、それらに比べれ...全文を見る
○春田委員 自信、確信とまではおっしゃっていませんけれども、今回の行政改革においては各省庁の協力がなかったらできませんけれども、私、率直に言いまして、総理府所管の審議会もかなりあるわけでございますけれども、総理府の十分な協力は得られたという感触はありますか。
○春田委員 何か奥歯にはさまっておるような感じがいたしますけれども、一応今回の法案改正は最大限の一つの調和の結果として出てきた、このように自信を持っておる、このように理解していいわけですね。  それから、総理府の方にお尋ねしてまいりますけれども、総理府が主管しておる審議会は現在...全文を見る
○春田委員 その中で、たとえば総理府のいわゆる専管といいますか、事務一切合財やっておる審議会、他省庁と共管しておるような審議会と、また全く外局の審議会、このように分けることができるのじゃなかろうかと思いますけれども、三つに分けた場合、その数はどうなりますか。
○春田委員 そこで、先ほど行政管理庁の方から四十八の審議会を対象に廃止、整理統合をやったということでございますけれども、総理府のいわゆる五十六の審議会の中でどういう変化がもたらされたか、最終的にどういう形になったのか、三つに分けて御説明願いたい。
○春田委員 ということは、いわゆる総理府本府が庶務を担当しているのが十五そのまま残っているということですね。それから共管となるものはそのまま十二残っている。いわゆる外局に当たる二十九、この中の十九がなくなった、こういうことで理解していいわけですね。したがって残り十ですか。
○春田委員 そこで、このように大きく分けたら三つになっているわけでございますけれども、これは庶務を担当しているかどうかによって区別されているわけでございますか。このように総理府本府の専管的ないわゆる審議会と、いま言ったように通産や農林や厚生省、各省にまたがる審議会がございます。そ...全文を見る
○春田委員 確かに過去の経緯があるでしょう。しかしこの問題は再三指摘されてきているわけです。御存じのとおり、昭和四十二年の閣議口頭了解、四十四年七月の閣議決定の中で「審議会等の設置および運営について」という八項にわたるいわゆる項目が出ておるわけでございますけれども、この四番目には...全文を見る
○春田委員 だめですよ。これは四十二年、四十四年のいわゆる閣議了解から九年もたったのですよ。これが全くそのままになっておったらいいですよ。ところが、今回の行政改革の一環として、いわゆる国土総合開発やまた東北開発やこれらは全部国土審議会の方に統合されて、国土庁に移管するわけでしょう...全文を見る
○春田委員 たとえば審議会を開きますね。そのとき、総理府は実際にいわゆるその審議会の場に参加するのですか。
○春田委員 要するに、外局や共管となっている審議会には、ほとんど総理府の方たちはタッチしていないわけですよ。せめて連絡ぐらいじゃないですか。何月何日審議会開きますよ、これだけをやることがせめても総理府の仕事じゃないですか、予算がないのですから、全くこれはおかしいですよ。力不足とい...全文を見る
○春田委員 検討してもらうのもいいのですけれども、長官としては閣議でこの問題について発言なさったことはありませんか。
○春田委員 いままで一回も発言なさってないみたいでございますので、今後に期待せざるを得ないと思いますけれども、長官、過去の経緯によりましてどうしても引き取り手がないという先ほど局長の答弁がございましたけれども、四十四年以降でも審議会ができたところがあるのです。これは条文にはきちっ...全文を見る
○春田委員 重ねてもう一回確認しておきたいのですが、今回の行政改革で国土審議会に統合されます、国土庁に移管されます、それ以外の審議会につきまして、たとえば外局、各省庁共管の審議会は、一応行政改革でこういう審議会も他局やまた他省庁に移そうという動きはあったんですか、その点どうですか...全文を見る
○春田委員 間に合わないじゃないんですよ、国土審議会はやっているんですからね。そういう点では、先ほど行政管理庁の方から御報告いただきましたけれども、一応万全だということですが、私はこういう点はまだ未整理のままになっているんじゃないかと思うんですよ。行管庁としてはどういう見解なんで...全文を見る
○春田委員 当然閣議決定を一つの線として考えていかなければなりませんよ。しかし中身が問題なんですよ、いまほとんど連絡係に終わっているような総理府のあり方なんですから。各省庁との話し合いがなかったら当然移管できないと思いますけれども、少なくともこの外局等においては予算が全然ない、た...全文を見る
○春田委員 それではちょっと理由にならないんじゃないですか。要するにただ形式的に予算を前年度より下回らない程度に組んでいく。たとえば四十九年度はそういう開催回数が少なかった。委員の人の出席も悪かった。たまたまこういう不用率が六〇%くらい出た。五十年度にはそれによって反省して努力し...全文を見る
○春田委員 それだけではちょっと答弁にならないですよ。要するに開催計画は立てられるのですか。予算措置をやる以上は当然計画を立てられると思うのですけれども、それはありますか。
○春田委員 なぜ計画どおり開催されないのですか。なぜいかないのですか。
○春田委員 となれば、小委員会や幹事会では委員手当は出ないわけですね。
○春田委員 私の手元に委員会の開催というのがあるわけでございますけれども、これによりますと公務員制度審議会というのがあります。これは五十年度、五十一年度とも開催がゼロなんです。それから観光政策審議会というのがございます。これは総会が五十年度三回、五十一年度二回なんです。それから海...全文を見る
○春田委員 公務員制度審議会だって、審議しょうと思ったらいろいろな事項があるのではないのですか。たとえばいま週休二日制の問題だって大きな問題になっているわけですから、やろうと思ったらあるわけでしょう。それを、五十年も五十一年も全然やってない。私は、こういう審議会のあり方というもの...全文を見る
○春田委員 最後に行管庁の方に聞きますけれども、先ほどは万全な体制で今回審議会の行政改革をやったということでございますけれども、私がいま指摘しているように、非常に問題点が数多くあるわけですよ。こういう点も今後行政改革の一環として当然取り上げていくべきじゃないか、私はこのように思い...全文を見る
○春田委員 時間がありませんのでこの点でおきますけれども、いずれにいたしましても、総理府も行管庁においても、審議会というものをもう一回抜本的に考え直して、本当の意味の審議会にしていただきたい、このことを要望しておきます。  それでは最後に、週休二日制の問題についてお尋ねしてまい...全文を見る
○春田委員 前回参加しなかった省庁が一部あると聞いておりますけれども、その省庁は今回いわゆる再試行には参加するわけですか。
○春田委員 公務員の週休二日制については、四十七年ごろからたびたび人事院の勧告があっているわけでございまして、そろそろ一定の線を出してもおかしくないのじゃないかと私は思っておるわけでございます。とりわけ民間企業の約七〇%が週休二日制をとっている。最近では国民にサービスを行う銀行関...全文を見る
04月06日第84回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○春田委員 きょうはいろいろな問題につきまして質問なり御確認をしてまいりたいと思いますので、どうぞ政府側におかれましては簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。最初それを要請しておきます。  まず、成田事件でございますけれども、今回の成田空港の開港までの足取りはさまざまな紆余曲折を...全文を見る
○春田委員 政府部内の一部の声として、成田空港反対運動を、単なる農民の反対運動から昭和四十五年ぐらいから変質して暴力革命を志向した闘争に転化している、このように認識している大臣もおるやに聞いているわけでございますけれども、長官としてはどのような御見解をお持ちですか。
○春田委員 いや、そういう意味じゃなくして、いままでとってきた運動がその延長として今回のいわゆる暴力的な革命につながっていると見ているのかどうか、その点を確認したいのです。
○春田委員 長官としては、いわゆる一部の農民の純粋な運動もそうした過激派の運動と同じ、同調してやっている、このように見ているのですか、その点確認したいのです。
○春田委員 そこで、過激集団や機動隊の両方に痛ましい犠牲が続出しているわけでございますけれども、一連の動きの中で政府部内で自衛隊の出動について検討されたかどうか、この点どうですか。
○春田委員 長官としては自衛隊法の第七十九条で出動の待機のいわゆる権限というのを与えられているわけでございますけれども、この出動待機の発動もされませんでしたか。
○春田委員 千葉県知事からは治安出動に対する要請はありませんでしたか。
○春田委員 自衛隊の行動というもの、また出動というものは防衛庁設置法及び自衛隊法において明確にされておりますけれども、その法の中においては、公共の秩序が破壊されたとき、また治安の維持が困難なときにいわゆる行動ないし出動する、このように定めてあるわけでございますが、非常に抽象的なん...全文を見る
○春田委員 要するに、判断の基準の一つとして警察力でカバーできない場合は自衛隊の出動もあり得る、こう理解したらいいわけですね。  ということは、今回のいわゆる成田事件につきましては警視庁ないし千葉県警で約一万四千名ですかの警察官が当たったわけでございますけれども、ああいう相当混...全文を見る
○春田委員 暴徒の人数とともに、先ほどちょっと話がありました質的に高い武器、これもあると思うのです。いわゆる電気もりとか火炎びん等が相当投げられているわけですけれども、この電気もりというのは質的に高い武器とは解釈されないのですか。
○春田委員 本日の新聞におきまして、政府部内で過激派対策の一つとして団結小屋、要塞の建造物撤去について新立法を考えている、このように大きく報道されているわけでございますけれども、この新立法以外に、周辺警備に対する立法化、警察官の職務権限の強化、それらを含めた治安立法の動きがないの...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、今回の事件を通してさまざまな論議、が交わされるわけでございますけれども、過去に公権力の強化による暗い歴史があるだけに、いま来た道を逆戻りするようなことがあっては絶対ならない。私は、このような点で長官には慎重な行動、対処をしていただきたい、このこ...全文を見る
○春田委員 長官にお尋ねしますけれども、かつて分科会におきましてわが党の委員の質問に対しまして、この竹島には自衛権は及ぶのだ、したがってそれを行使するとともに、日本の安全保障上支障がないとは言えない、このように御答弁されたと聞いておりますけれども、この意味はどういう意味なのか。で...全文を見る
○春田委員 ただいま外務省の方がお答えになったように、年に一回、夏ごろですか、海上保安庁が巡回しているらしいのですね。島の近くに近づいたら、またその岸壁に近づこうとしたら韓国軍が発砲するということも聞いておりますし……。  で、話し合い、平和的手段によって解決していきたいという...全文を見る
○春田委員 そうしたら、外務省の方にお聞きしますけれども、いろいろな抗議ないし話し合いを従来からしてきたということでございますが、この前の分科会ないし委員会の答弁では、外務大臣は、秋ごろ日韓閣僚会議をやるのでその席上に正式に議題としていきたいということでおっしゃっておりますけれど...全文を見る
○春田委員 そうしたら、秋までは正式な話し合いというのは持たれないわけですね。
○春田委員 そこで、五月、福田総理がカーター大統領との首脳会談でお出かけになるわけでございますけれども、いわゆるこの二国間の話し合いが平行線でずっと来ているという中において、第三国、第三者の仲介、特にアメリカの仲介というものはあり得ないのかどうか。どうでしょうか。
○春田委員 この交換公文の中の「両国政府が合意する手続に従い、調停によって解決を図るものとする。」ということは、いわゆる国際司法裁判所の調停に応じて和解の方向に行く、このように理解していいのですか。
○春田委員 裁判もやらないということですね。そうしたら、いままでも何回か話し合いをやってきているわけでしょう。平行線のままに来ている、膠着状態のままになっている。大体どういう条件が出た場合、双方が一つのテーブルに着いて、そしてその話し合いが本当に一つの打開の方向にいくのか。その背...全文を見る
○春田委員 わからないこともないのですが、従来からも粘り強く話し合いの努力をなさっているのですから。私がお聞きしたいのは、従来からも日韓間というのはいいムードではありません。それがやはりいいムードになってくるという条件が芽生えれば、この竹島問題も一つの解決の方向に行くんではなかろ...全文を見る
○春田委員 最後に、従来の領有権、自衛権の問題以外に、最近新聞発表になったわけでございますけれども、韓国が二百海里の実施を検討するということで報道されておりますけれども、また新たな問題がこれによって出てくるのではなかろうかと私は恐れるわけでございます。これによりますと、韓国筋は、...全文を見る
○春田委員 大臣の時間がないそうでございますので、一点だけ確認して、それの答弁で御退場願いたいと思います。  最近防衛庁としては、あのアメリカの安保ただ乗り論ということに対する批判をかわそうという意味で、日米オフセット協定の締結ないしそれに近い体制をつくる動きがある、このように...全文を見る
○春田委員 長官、結構です。  それでは、事務局の方で御答弁願いたいと思いますが、全くそういう歯牙にもかけないという長官の答弁でございますけれども、この新聞以外にも最近の月刊誌「財界」でありますけれども、そこにも同じような記事が載っておるわけですよね。全く防衛庁としても検討もし...全文を見る
○春田委員 続きまして、特別調達資金という問題があるわけでございますけれども、この資金は米軍の需要に応じて物資及び役務の調達となっておりますけれども、物資の調達とはどういうことなのか、また役務の調達とはどういうことを示すのか、具体的に御説明願いたいと思うのです。これは施設庁の方で...全文を見る
○春田委員 物資の調達はないんですか。
○春田委員 燃料調達はどの基地ですか。
○春田委員 その資金の枠と運営、あわせて事務の取り扱いについても御説明願いたいと思います。
○春田委員 その資金の枠と事務の取り扱いについても御説明願います。
○春田委員 事務の委任ということが特別調達資金設置令の第五条にありますけれども、地方公共団体に対する委託でございますけれども、決算額の中にも労務管理事務費の中で地方公共団体に対する委託費というのが設けられております。そこで、この委託費の支出といわゆる償還額の決算額でございますけれ...全文を見る
○春田委員 そこで、四十二年度から四十六年度までの決算を見てみますと、支出額に対する償還額にかなり差がございます。日本政府が一時立てかえ払いとして出すわけでございまして、後で米軍の方へ請求する、米軍の方がそれを調査して償還するわけでございますけれども、四十三年度はただいま御説明が...全文を見る
○春田委員 そこで、全部が全部償還されないという説明がございましたけれども、率からいっても年々償還率が下がっていっておるわけですね。四十六年度まで清算されたこの決算額を見てみましても、四十三年は九〇%、四十四年は八五・五%に下がっている。四十五年が七三・九%に下がっている。四十六...全文を見る
○春田委員 しかし、ここで駐留軍従業員の推移を見ますれば、四十三年五万六百四十八人おられた方が四十四年には五万五百十一人ということで、百人しか減ってないわけです。離職者はわずか百名なんですよ。それにしては率が下がり過ぎているのじゃないですか。  私が言いたいのは、安保ただ乗り論...全文を見る
○春田委員 それにしては償還年数がかなりかかっているわけですよ。昭和四十三年度は、四十七年度までということで五年かかってやっと返されている。四十四年度におきましても四年間、四十五年度につきましては三年間ということで、確かに精算するには相当な日数がかかると思いますけれども、関係都道...全文を見る
○春田委員 大体百二十日以内に調書を出して、それから米軍が調査したとしても、せいぜい十二県ですから、一県一ヵ月としても一年間で終わってしまうわけです。一ヵ月もかからないと思うのです。そういう面からいったら、私はこうしたやり方は米軍の意識的なやり方と思わざるを得ないわけですよ。それ...全文を見る
○春田委員 長官にお尋ねしたいと思いますが、防衛費の問題でございます。  防衛の費用というものはGNP一%というものが国防会議を経て五十一年の十一月五日ですか、閣僚会議で決定されたそうでございますけれども、五十二年度予算では〇・八%に低下していたものが、五十三年度は長官は一%を...全文を見る
○春田委員 長官、私が最初に聞いたのは予算の経過でなくして、一%というガイドライン、これは今後ともかたく守っていくのか、それは将来一%を突破するかもしれない、こういう情勢に合わせて変わっていくのか、その基本的なことをお尋ねしているんですよ。
○春田委員 ことしの一月三十一日の新聞報道では、五十七年度まではGNP一%を維持できるだろうという報道もされております。この点どうか。  それと、長官は当面ということで大体五十八、九年とおっしゃいましたけれども、前期経済計画では五十七年度まで出ているわけですよね。この経済成長は...全文を見る
○春田委員 これは将来のことでございますので、大臣に聞いても確たる回答が出るかどうかわからないわけでございますが、将来GNP一%が崩れる場合は、これは国民のコンセンサスが非常に必要ではなかろうかと私は思います。最近、総理府で自衛隊に対するアンケートをとられたそうでございますけれど...全文を見る
○春田委員 それでは、時間の都合で次へ進みます。  この問題は確認しておきたいわけでございますが、陸上自衛隊に関して、現行の十三個師団の再編成が検討されるということで一部報道されたわけでございますけれども、その後の経過はどのようになっているのか。
○春田委員 当時の防衛庁長官は坂田さんですが、坂田長官と当時の三好陸上幕僚長、このいわゆる文官と制服組の意見が対立していたということで報道されているわけでございますけれども、これは現在どのような方向で進んでいるのか。対立したままで来ているのか、その後話し合いがなされたのかですね。
○春田委員 さらに従来から内局と陸海空の三自衛隊、また統合幕僚会議等を含む機構改革も検討している、このようにも聞いておりますけれども、現況について御説明願います。
○春田委員 次に、自衛隊の定数の問題でございます。  総定員方式を取り入れたいという意向があると聞いておりますけれども、この問題についてはどのような検討がなされているのか。
○春田委員 自衛隊の現員数は定員に相当足らないわけでございますが、先ほどの質問においても充足率ということがあって、必ずしも現員が定員に達していないという御説明がございましたけれども、陸上自衛隊の場合、充足率が八五・七五%になっておりますね。これを絶対数とすれば十五万四千三百五十名...全文を見る
○春田委員 自衛隊の停年制の問題でございますが、この問題も五十年の九月に人事制度調査会が報告を出しております。この報告の中では延長するようにと出ておりますけれども、この経過はどうなっておるか。時間がないので簡単に。
○春田委員 確かに三曹から二佐までは五十年という形になっているわけですね。全体の九割だと聞いております。この方たちを延長すれば相当大きな作業になるのではなかろうかと思いますが、しかし人間にとって五十歳というのは最も働き盛りなんですよ。精強の問題もあると思いますけれども、現在自衛官...全文を見る
○春田委員 大体めどとしては、いつごろまでに大体の方向が出るのかわかりませんか。
○春田委員 最後に、防衛公使というものが五十三年度予算で決定されたわけでございますけれども、いわゆるこの防衛公使というのは、従来あった防衛駐在官とどういう身分的な違いがあるのか、またどういういわゆる使命を帯びていくのか、この点御説明願いたいと思います。
○春田委員 その他の各国には、お考えは持ってないのですか。
○春田委員 質問を終わります。
04月12日第84回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○春田委員 今回の成田事件の教訓として新規立法の動きが出ているわけでございますけれども、本日の新聞を読む限りにおきましては自民党案という形で骨子が出ているわけでございます。  そこで、大臣にお聞きしたいわけでございますが、成田開港に伴うもろもろの法律があるわけでございまして、現...全文を見る
○春田委員 きょうの新聞では、この特別立法はあくまでも建物の撤去が主眼となっているわけでございますが、ただいまの大臣の答弁からすれば、治安立法的な新規立法も必要ではなかろうかとお考えになっているように、私ちらちらいま感じたわけでございますが、あくまで今回の特別立法に対しましては、...全文を見る
○春田委員 自民党内には、今回の治安立法に対しましては、必要ないという意見、いわゆる現行法を最大限に利用していけという意見と、現行法でも不備があるから当然新しい治安立法をつくるべきであるというのと、意見が分かれているように聞いておりますけれども、大臣の個人としての見解は、大体どち...全文を見る
○春田委員 続きまして、ロッキード事件について若干大臣の感触を聞きたいわけでございますが、いよいよこの事件も大詰めの段階を迎えているような感がするわけでございます。  一月三十日の大久保証言、それに続く三月六日の副島証言、そして今月に入りまして三日の伊藤証言、これによって、新聞...全文を見る
○春田委員 そこで、政府はこれまで二回、五十一年の十月と五十二年の二月、中間報告をしておるわけでございますけれども、ほぼ一年経過したわけでございます。そういう点からすれば、この三十ユニットがある程度めどがついた段階でこの中間報告をする必要があるのではなかろうかと思うわけでございま...全文を見る
○春田委員 いわゆる灰色と言われた方々が四名おられるわけでございますけれども、これらの方々がいろんな場所で発言なさっておるわけでございますけれども、この発言の内容と、いわゆる裁判が進行する中で公判における証言が明確になるにつれて、非常に違いが出てきているわけです。そういう面におき...全文を見る
○春田委員 中間報告も明確でないまま総括講評を聞くのはなにだと思いますけれども、従来からの論議の中で、総括講評というのはいわゆる裁判が終わった段階、これは結審した段階を示すのかどうか、確認しておきたいと思います。
○春田委員 いずれにいたしましても、このロッキード事件というのは非常に国民が関心を抱いているわけでございまして、政治の威信回復のためにも重要なポイントであろうと私は思うわけでございます。過去にも東京地検の看板がおろされて幕引きされたのかというような報道もされておりました。どうかひ...全文を見る
○春田委員 いや、私はその中身を問うているわけでございますけれども、要するにこの裁判では、直接の原因であるカネミ倉庫がPCBを食用油に混入させ、それが消費者の台所に入って被害が出た事件でございますけれども、PCB製造元である鐘化にも責任を課した、そういう判決でもきわめて注目される...全文を見る
○春田委員 民法を改正するというのは大作業になると思いますし、非常に困難だと思いますけれども、現在の民法では無過失はうたっていないし、過失でなかったらいけないわけでございます。  そこで、消費者の救済というのは、結局民事訴訟法で、裁判で訴えるよりないわけでございますが、御存じの...全文を見る
○春田委員 厚生省に麻薬取締官というのがいるわけでございますけれども、ただいまの説明ばいわゆる警察庁管内の概況報告でございますが、厚生省としての取り締まり状況、検挙件数、こういう点を説明していただきたいと思います。
○春田委員 ただいまの説明にもあるとおり、その被害は非常に拡大されておるわけでございますけれども、その絶滅に対する対策でございますけれども、いかなる方法をとっておるのか。最初に警察庁、それから厚生省、それぞれ分けて説明いただきたい。
○春田委員 そこで警察庁の方にお尋ねいたしますが、先ほどの報告にもあるように、この八年間で検挙数は二十倍になっているということが答弁されたわけでございますけれども、そこで警察官の人員の件ですが、検挙数においては約二十倍になっておるけれども、それを取り締まる人員はほとんど変わってい...全文を見る
○春田委員 警察活動は非常に複雑だと思うのですよ。そういう面ではやはりそういう専属の警察官が必要じゃないかと思います。先ほど説明もあったように、五十二年度をとらえてみても、全部合わせれば約三万二千件の件数が出ておりまして、それが五百名ぐらいの取締官ではとてもじゃないが取り締まれな...全文を見る
○春田委員 全国で合わせて百七十名というのは非常に少ないと思うのですよ。そういう点で、先ほどの検挙数からしても年間三百件足らずという形になっているわけでございますけれども、いわゆるこの取締官の増員というのはお考えになっていますか。
○春田委員 厚生省の方にさらにお尋ねいたしますけれども、先ほどの対策の中で、中毒患者に対するいろいろな対策をお述べになられたわけでございますけれども、いわゆる覚せい剤患者の入院措置の問題です。  ここに新聞がございますけれども、昨年の八月、「覚せい剤中毒による精神分裂症と幻聴」...全文を見る
○春田委員 きょうは厚生省の方からは説明員の方しかおいでになっておりませんので、これ以上論議しても結果としてある程度の線しか出てこないと思いますので、きょうは法務省所管でございますので、一応結構でございます。  そこで、法務省の方にお伺いいたしますけれども、検挙したその処理状況...全文を見る
○春田委員 覚せい剤、麻薬患者、この起訴率はかなり高いわけでございますが、大麻取締法による患者といいますか、処理される人というのはいま言ったように五八・五%、非常に低いわけでございますが、これはどういう原因なんですか。
○春田委員 起訴率は非常に高くなってきているわけでございますが、一部では、昨年暮れから起こりました芸能人の大麻事件でございますけれども、芸能人であるがゆえに軽いのではなかろうかという意見もあるわけです。たとえば東京地裁である俳優が覚せい剤を使用して執行猶予の判決があって、その一ヵ...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたので、最後に大臣の御感触を伺いたいわけでございますけれども、現在総理府が中心となりまして対策本部を設けておるわけでございますけれども、対策本部を設けておる割りには非常にそういう事件が次から次へと起こっておるわけでございます。そういう面におきましては、や...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月13日第84回国会 衆議院 本会議 第22号
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○春田重昭君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和五十一年度決算等に関して、現在の政治状況に深くかかわりある幾つかの問題点を取り上げ、総理並びに関係閣僚に質疑するものであります。  まず、質問に先立ち、五月三日に開催される日米首脳会談に臨む総理...全文を見る
04月18日第84回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○春田委員 非常に時間が長くなっておりまして、大臣また政府委員におかれましても大変お疲れだと思います。また本日は高木総裁にも御出席をいただいておるわけでございますけれども、私数点にわたりまして御質問いたしますので、どうか誠意ある御答弁をお願いしたいと思います。前もって要望しておき...全文を見る
○春田委員 開港までにはいろいろな問題が残されていると思いますけれども、その残された問題とはどういうことなのか、御説明願いたいと思います。
○春田委員 四番目の反対住民、反対同盟との話し合いでございますが、幾つかの条件が出ているみたいでございますけれども、お互いの話し合いがつかないでも開港される予定なのかどうか。
○春田委員 三番目の警備状況でございますが、警察庁にお尋ねいたします。  警察庁としては、いま空港警備隊というのが構想として上がっているそうでございますが、これはどういう形の警備体制なのか、御答弁願いたいと思います。
○春田委員 そこで、千五百名の空港警備隊でございますけれども、この人員ですね、全国から集められると思うのですが、どういう形で募集されるのですか。
○春田委員 この空港警備隊というのは暫定的なのか、恒久的な存在としていくのか、この辺はどうなんですか。
○春田委員 一応恒久的ということでお考えになっているみたいでございますが、全国から精鋭部隊を集めるわけでしょう。経験者を集めるわけですね。当然、各県におきましてはそのあいた分は不足になるわけでございますから、補充が必要になるわけです。この空港警備隊については一応費用は国家で持とう...全文を見る
○春田委員 そうしたら、当然府県議会がその費用を持つわけでございまして、その辺の府県議会と地元と国の話し合いというのは行われているのですか。
○春田委員 ちょっと時間がないので、この問題はおきます。  次に、過激派のねらいというのは燃料輸送ルートが次のねらいである、このようにうわさされておるわけでございますけれども、これに対する警察庁それから国鉄当局の警備はどういう体制をとっているのか、御説明願いたいと思います。
○春田委員 先ほど警察の方がお答えいただきましたけれども、あれは備蓄のための警備状況でしょう。今後、本格的ないわゆる燃料輸送が行われるわけでございますけれども、それについても三千名張りつけるわけですか。  それと、国鉄の方でございますけれども、いまガードマンないし公安職員ないし...全文を見る
○春田委員 だから、ガードマンは合計何名なんですか。
○春田委員 その重要な個所というのは、たとえば空港内のタンク、また成田の土屋ですか、あそこもタンクがあるそうでございますけれども、そういう点も警備されるんですか。
○春田委員 このルートは大体百キロあると聞いているのですけれども、百キロあるのを百名足らずの——公安職員が四十名加わりますから百二十名ですか、警察は、ほとんどそういう本格的になりましたら当てにならないと思うんですよ。したがって、この貨車輸送ルートというのは、パイプラインができるま...全文を見る
○春田委員 いずれにしてもこの貨車輸送ルートにはいろいろな問題が残っていると思います。成田の土屋から空港までの八キロくらいのパイプもあるみたいですけれども、これについても深さ一メートルくらいしか入っていませんので、その破壊工作がないとはいえませんし、本当にそういう問題では、マスコ...全文を見る
○春田委員 これは着工したら建設期間というのはどのくらいかかるのですか。
○春田委員 地元との話し合いがことしから始まったみたいでございますけれども、いまの航空局長の話では順調にいっているという話でございますが、私の聞いている範囲内では、非常に難航していくのではないか、したがって、この秋までに話し合いの打開の方向にはいかないのじゃないか、したがって、二...全文を見る
○春田委員 続きまして、空港問題が出ましたので関連いたしまして関西新空港についてお尋ねいたしますが、この関西新空港につきましては、四十九年八月、航空審議会から答申が出されておるわけでございます。この答申の中には、調査期間を五十三年いっぱいで終わる、そして開港目標として大体六十年代...全文を見る
○春田委員 調査は五十一年度から三年以内という形でされているみたいでございますけれども、調査の終わる段階というのは大体何年ぐらいをめどにされておるのですか。
○春田委員 この空港も、先ほどと同じようにお尋ねいたしますけれども、着工して大体どれぐらいで完成するのですか。
○春田委員 そこで、いまの建設工法でございますけれども、答申の中でもいろいろな形でされておりますが、原則として主体としては埋め立てというのが答申の中にありますけれども、それは予算委員会で大臣が、いわゆる現状の社会情勢、経済情勢を踏まえて、現時点でならば浮体工法だって考えられる、そ...全文を見る
○春田委員 浮体工法でやっている空港というのは世界のどこかにあるのですか。
○春田委員 不況産業を救おうという意味で大臣の発想があったと思いますけれども、発想はいいとしても技術的には非常にむずかしい面が残っているんではなかろうかと思いますので、より慎重を期していただきたいと思います。  最後に、関西新空港がもし完成した場合、現伊丹空港の存続、廃港という...全文を見る
○春田委員 いずれにしましても、関西新空港も成田空港を他山の石として、より慎重を期していただきたいと思います。  それでは、続きまして国鉄の問題でございます。  高木総裁御出席いただいておりますので、御質問いたしたいと思いますが、国鉄の累積赤字は五十年度に三兆一千六百十億円に...全文を見る
○春田委員 ただいまの説明、特に総裁のお話の中で、国民の負担も願いたいし、政府の援助もいただきたい、それ以上に国鉄も一生懸命努力をやっています、こういうお話があったわけでございますけれども、しかし毎年純損失が一兆円に近い額が出ているわけでございます。このように赤字が続いている国鉄...全文を見る
○春田委員 私は誤解しているんですかね。私の資料では、国鉄法施行令第一条の第七号、第八号、第九号で二十八社、第六号で一社だけ設立されているわけでございまして、臨海鉄道事業等も傘下にありますけれども、いまこれを聞いているんじゃないのです。  そこで、このいわゆる施行令第一条によっ...全文を見る
○春田委員 そこで、経常収益を上げていない会社が十一社ということでございますけれども、この会社の赤字になっている理由というのを一つ一つ聞いたらちょっと時間がありませんのでなんでございますけれども、その主な理由というのはどういう理由なのか。
○春田委員 施行令第一条第六号によって設立されました京浜パイプライン株式会社というのがあります。御存じだと思いますが、この企業はいかなる目的のために設置されたのか、背景について御説明いただきたいと思います。
○春田委員 私の調査では、この企業は四十七年の一月に設立されております。経常利益、当期利益はいずれも今月までゼロで推移しております。さらに資本金は四億円で、そのうち一億八千万を国鉄が出資しているわけでございますけれども、今日までその四億円のうち約二億円が食いつぶされている状況にな...全文を見る
○春田委員 私が聞いているのは、そういうやりくりで当面をしのぐというものではないのですよ。四十七年一月に設立して、事業は全然やっていないわけでしょう。その理由は何なのかと聞いているのです。
○春田委員 たとえばこの会社が半年前、一年前に設立されてその後全然動いてない、実を言うと成田の問題もあるし地元の了解もないから現在このように休眠しているのだ、そういうのなら理由だってある程度わからないこともないのですよ。ところがすでに、六年前設立されているわけでしょう。それがいま...全文を見る
○春田委員 あせってはならない、それはわかりますよ。趣旨もよくわかりますけれども、約四億円のうち一億八千万円、約四五%国鉄が出資をしているわけです。設立されたのが六年前ですよ。それがいま開店休業で全然動いていないわけですから、四億円のうち二億円は人件費等で食われてもうないわけでし...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、こうした、いわゆるつくったわ、その後全然動いていないという企業が、やはりそのまま放任されていたというのは私は問題だと思うのですよ。先ほど、ターミナルビル等も赤字が出ているけれどもこれは必ず将来黒に転換するということで理事のお話もございましたし、...全文を見る
○春田委員 せっかく国鉄の問題が出ましたので、一点だけ確認いたしますけれども、昨日の新聞で報道されました公共企業体等基本問題会議で意見が出ましたいわゆる国鉄分割構想ですね、国鉄は都市間輸送のみに限って、国電、地方線は特殊会社運営にしたらどうかという、こういう意見のあれが出ているよ...全文を見る
○春田委員 次に、石油の備蓄でございますけれども、先ほども若干質問が出ておりましたけれども、この石油の備蓄につきましては、九十日備蓄を民間、その後は国家備蓄ということで進められたわけでございますけれども、最近話題になっているのに洋上備蓄とタンカー備蓄というのがありますけれども、最...全文を見る
○春田委員 四月七日に審議会の答申が出たそうでございますけれども、それを受けて国として具体的な安全指針といいますか基準というものをつくる必要があると思うのですが、それは大体いつごろまでにつくる予定なんですか。
○春田委員 時間がありませんので、次にタンカー備蓄に移ります。  先ほど、タンカー備蓄につきましては、政府側から五百万キロリットルを大体目標としていくという話がございましたけれども、タンカー備蓄はあくまでもつなぎである、こういう形になっておりますが、これはいつまでをつなぎとして...全文を見る
○春田委員 ということは、三年間と見ていいわけですね。
○春田委員 五百万キロリットルを備蓄するいわゆるタンカーでございますけれども、これはどれぐらいの規模のタンカーが何隻ぐらい必要なのか、またそのめどがあるのか。時間がございませんので、ひとつ要領よく答えてください。
○春田委員 さらに、停泊地の問題でございますが、これは運輸省が探すのか、それとも通産省が探すのか、どちらなのですか。
○春田委員 両省の話し合いはいいわけですよ。どっちが主体なんですか。
○春田委員 一説によると、通産省はこれは運輸省だ、運輸省は通産省だ、お互いが言い合っているということも聞いているわけでございますが、いずれにしてもうまい話し合いをやって、そういうけんかはしないようにしていただきたいと思います。  先ほどの、このいわゆる停泊地につきましては、交付...全文を見る
○春田委員 その漁業補償は、新聞等によりますと、キロリットル四百円という形になっておりますけれども、これは間違いないですか。
○春田委員 そうしたら、大体両方合わせて五百円。五百万キロリットルだったら大体年間二十五億円という形になってしまうわけですね。そう見ていいわけですか。
○春田委員 そういう停泊の場所はいま検討中だという話がございましたけれども、一部、長崎の橘湾におきましては、地元の知事さんないし市長さんが、そういう交付金なり補償をくれればOKしてもいいというような感触があったと聞いておりますけれども、その点どうなんですか。
○春田委員 それから、コストの問題でございますが、先ほどの説明では、陸よりも若干安くなるんではないかという話がございましたけれども、いろいろな漁業補償等の問題を考えれば、いわゆるタンカー備蓄の方が高くつくのじゃないか、それが消費者の方へはね返ってくるのじゃないかという考え方もあり...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、この石油の備蓄という問題は非常に急務になっているわけでございますけれども、どういう遊休タンカーを選ぶか、それからどこの所属の船舶会社になるか、この辺は船主協会等との話し合いになると思いますけれども、一部いわゆる政治家とのつながりとかいううわさも...全文を見る
04月20日第84回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○春田委員 きょうは厚生省に三点につきまして御質問したいと思います。  一つは薬務行政について伺います。二番目ははり、きゅう師の問題でございます。三番目が、いま質問がありましたごみの問題でございます。よろしくお願いいたします。  そこで、その前に、先月起こったコレラの問題でご...全文を見る
○春田委員 そこで、今回の事件に際しまして、三月二十二日、厚生省が鶴見川から菌を検出したわけです。四月十五日に特定の病院が挙がってまいりましたけれども、そこまでかなり日数がかかっているわけでございます。そこで四月十一日、地元川崎市においてはこれ以上待てないということで上流である有...全文を見る
○春田委員 今回の事件は、三月二十二日検出して四月十五日わかるまで約三週間以上かかっているわけですよ。従来の伝染病の汚染ルートからすれば非常に時間的にかかっております。そういう面においてはこういう問題は迅速に調査して、その菌を発見しなかったらいけないと思うのです。そういう面では一...全文を見る
○春田委員 大臣からいみじくも薬づけ社会という形でお話がございましたように、確かに使用量、生産高からいっても、わが日本というのは世界第二をいっているわけです。そういう面におきましては、確かに薬務行政というのは非常に重要になってくると私たちは考えておるわけでございます。  そこで...全文を見る
○春田委員 ただいまの局長からの御説明のとおり、生産高からいっても五十一年度二兆一千六百二十億円出ております。内訳を言いますと、正確に言いますと、医家向けは八三%を占めております。一般用は一七%になっております。ところが、昭和三十年当時は、医家向けは四五%で、一般向けは五五%、い...全文を見る
○春田委員 確かに、昭和三十六年に国民皆保険になったわけでございまして、三十七年からぐっとそういう点で薬の量がふえているわけですよ。当然診療報酬制度等の問題があるわけでございますけれども、これはさておくとしまして、五十一年度の二兆一千六百二十四億円という生産高、これを国民一人一人...全文を見る
○春田委員 私は健保改正の問題につきましてはここで論議するつもりはありませんので、問題は違う面で申し上げたいと思うのですが、いま大臣も、厚生省としては安全性の確保に特に留意していきたいという話がありましたので、そちらの方に入りたいと思います。  昨年の一月東京の地裁で起きました...全文を見る
○春田委員 確かに法的な根拠はないわけでございますけれども、いま大胆がおっしゃった和解の線がそういう形できたということは、やはり国も責任を認めた、こういうことではないかと私は思うわけでございます。  そこで、現在薬害訴訟といいますか、係争中のものはたくさんございますけれども、ど...全文を見る
○春田委員 こうした事件が起きた背景というのは、やはり企業としては利潤追求のために大量の薬を生産し販売し、それを監督する国の安全義務に手落ちがあった、このように私たちは思っているわけでございますけれども こうした事件というものは、いわゆる薬づけ社会と言われた日本の一つの象徴的な事...全文を見る
○春田委員 いまはそういう点で調査、実態把握等を厳しくやっているという話でございますけれども、こうした事件が起こったというのも国の安全確保という面で従来手落ちがあったのではなかろうかと私は指摘をしておきます。  そこで、五十一年の十月厚生省が行った調査によりますと、約八人に一人...全文を見る
○春田委員 そこで、再評価を昭和四十八年から五十三年の三月まで行われているわけでございますけれども、その中で行別性が認められるもの、それから一部認められるもの、全然根拠がないものという形で数字が出ておりますけれども、この数字を御説明いただきたいと思います。
○春田委員 いまの局長の説明の中にありました適応の一部について有用性が認められるもの四千四百三十一、これについては製造中止するということなんですか、それともラベル等を変えて製造会社で販売するという形になるわけですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、薬害は非常に大きな社会問題になっております。こうした薬禍問題を絶滅していくためにも、厳重の上にも厳重を期して薬品の安全度を周めていただきたい、このようにお願いしておきます。  この問題はこれで終わりますけれども、一点だけお尋ねしたいと思います...全文を見る
○春田委員 日本ではたとえば歯みがき等に弗素が添加されて販売されておりますね。歯みがきですから飲み込まないわけでございますけれども、子供なんかわからずに一緒に飲んでしまう例があるわけですよ。そういう点から危険性がないかどうかということを私たち心配するわけでございますけれども、その...全文を見る
○春田委員 それでは続きまして、はり、きゅうの治療と健康保険制につきましてお尋ねしていきたいと思いますが、わが国の医学界は西洋医学一辺倒でございまして、東洋医学というのは非常に軽視されているわけでございますけれども、最近このはりときゅうの治療が非常に注目されてきているわけでござい...全文を見る
○春田委員 現在、このはり、きゅうは医療の範疇に入っていないわけでございますが、大臣としてはどのようにお考えになっておられますか。
○春田委員 そこで、大臣がいまおっしゃった保険の適用でございますけれども、確かに保険はききます。しかし、一定の歯どめがあるわけですね。一定の歯どめというのは医者の同意ということでございます。それで、昨日私がいただいた資料によると、これは政管健保でございますけれども、政管健保から支...全文を見る
○春田委員 大臣、これは局長通知があるわけですよ。その中には、慢性病に適当な治療手段のないものと判断した者についてはいわゆる同意書を発行してもいいという形になっているわけでしょう。ということは、医療の限界、いわゆる西洋医学である程度限界があるものについては、こちらに頼ってもいい、...全文を見る
○春田委員 私が言いました周知徹底、これは国民に対してなされているのですか。こんなもの案外知らないですよ。  また、医者に対して同意書の要請があった場合は出してくださいよという、そういう通達とか何か出したことがあるのですか。
○春田委員 地方団体では、市の保険課が窓口になりまして、いろんな給付金を支給している例もあるわけです。地方公共団体それなりにいろんな工夫をしてこれらもPRしているみたいでございますけれども、国が先駆けてやってほしい、このように要望しておきます。  そこで、先ほど大臣がおっしゃっ...全文を見る
○春田委員 いま中国とは尖閣諸島の問題でちょっと険悪なものになっておりますけれども、平和条約もその機が熟しているわけでございまして、一衣帯水の関係にある中国と日本のそういう間柄でありますから、ぜひ行ってほしいと思うのです。  私も昨年の九月に行きまして、ちょうどはり麻酔のそうい...全文を見る
○春田委員 調査の発表では年間の排出するごみの量が六百三十万トンという形で発表なさっておりますけれども、どういうものが出てきたのか、種類別に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 それだけでは六百三十万トンにならないでしょう。故紙と、いわゆる有機物がありますね。合わせて六百三十万トン、一日当たり約一万七千トンという非常に膨大ないわゆるごみの量が出てきたわけでございまして、このごみ問題というのは、もう決して無視することができない。  私も先ほど...全文を見る
○春田委員 確かに局長の言ったような理由もあるでしょう。それは私は一部だと思うのですよ。中小というよりもむしろ零細家内企業的な会社が四九%の中に含まれておるのではないかと私は読んでおるわけでございまして、その理由というのはやはり処分法に困っている。恐らくそういう企業ですから敷地内...全文を見る
○春田委員 時間がありませんのでその問題は次のときといたしますけれども、この中で埋め立て処分が九十六万トン出ております。全体の六五%を占めておるわけでございますが、この数字だけでははっきりわかりませんけれども、これはいわゆる産廃法に照らしてみてきちっとした処理、処分がされておるわ...全文を見る
○春田委員 昨年の三月施行されたわけでございますけれども、この法そのものは四十六年からあるわけでありまして、二ヵ年にわたりまして大規模な実態調査をされてそういうものが出てきたわけでございますが、しかしこれはいまから七年前からあるわけですから、それなりに十分指導、監督をやっていれば...全文を見る
○春田委員 もぐり業者が四人に一人、こういう実態が出ていることは、こうしたいわゆる現在の事業所ないしは市町村段階では、すでにごみを処理していく能力、それ以上のものが出ている。したがって、すでにもう市町村や事業所段階では、とてもじゃないが、処理し切れない。それでこうしたもぐり業者の...全文を見る
○春田委員 教えていただきたいのですが、一日に排出する一般ごみは大体どのくらいなんですか。それから産廃はどのくらいなんですか。大体でいいです。
○春田委員 五万トンだったら年間千八百万トンになるのですか。合わせて一億二千万トンくらいになるのですか。これだけのごみを処分するほか下水の汚泥だって出てきますから、相当な最終処分が必要になってくると思います。  一説によりますと十年くらいまだもつ、余力があるという話もございます...全文を見る
○春田委員 実態がはっきりつかめてないということですから、私は問題が残ると思うのです。五十二年度では調査費として初めて五千万つけられました。これとても東京や大阪の自治体からの要望は二億円という形で出ていたわけでしょう。調査費を二億円つけろという形で出ていたわけですが、それが五千万...全文を見る
○春田委員 特に大阪、東京は、いま言ったように赤字転落寸前の地方自治体なんですよ。だから市町村が、府県が、出していくというのはとてもできないじゃないかと思うのです。そういう点では国が建設して使用料を応分の負担として取っていくというやり方でないと、この事業は問題が残ると思うのですよ...全文を見る
○春田委員 終わります。
05月10日第84回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○春田委員 最初に、本題に入る前に、昨日からいろいろ論議されております。%経済成長の問題と六十億ドルの経常収支黒字の問題でございますが、昨日の本会議でも大臣からるる御説明がございましたけれども、大臣は二十九、三十日IMF総会に出席されて、現地の外人記者と懇談をなされまして、その席...全文を見る
○春田委員 追加補正の問題がちらほらと出てきているわけでございますが、この七%経済成長を設定したのが昨年の十一月。当時は対ドルレートは二百四十五円でございます。現在は二百二十円台ということで一〇%アップしているわけでございます。経済の専門家によれば、一〇%のいわゆる円高になれば経...全文を見る
○春田委員 続きまして、これも本題に入る前にもう一点だけお尋ねいたしますが、今月の初めに、新聞で報道されましたように日本銀行の決算が発表になったわけでございます。御存じのとおり赤字決算という形で五十二年度下期が出されましたけれども、これによる国の法人税、地方の法人事業税、住民税、...全文を見る
○春田委員 それでは、国庫納付金はどれぐらいになるのですか。
○春田委員 この国庫納付金制度は、当然その純利益がありまして、それにあと配当分や内部留保金を引いて、残りが国庫納付金という形になるわけでございますが、いま御説明のあったように、いわゆる法人税がゼロ、地方の事業税、住民税もゼロ、しかもそういう状態でありながら国庫納付金が二千百五十四...全文を見る
○春田委員 この問題は四十九年当時からも盛んに言われているわけでございまして、いわゆる国庫納付金は日銀の特権事項であるといっても、大蔵省の強い要請といいますか、それがあるがゆえに国庫納付金というのは年々高くなっていっているわけです。この表を見ても、四十九年の上期に、それまでは大体...全文を見る
○春田委員 それはわかっているのですよ。現実としてそのように地方税が零になるということは、いわゆる四十九年当時から盛んに論議されてきたことでありまして、それは交付税をやるとか減収補てん債でカバーするとか、これは自治省の方になるかもしれませんけれども、そういう保護があったけれども、...全文を見る
○春田委員 この経費は、いわゆる内閣官房の所管経費として出されておるわけでございますが、五十年度のこの予備費を見てみましても、一億四百一万四千円が出ております。五十一年度は八千十八万円が予備費から流用されておるわけでございます。  そこで、過去の総理の海外訪問を調べてみますと、...全文を見る
○春田委員 それは予見しがたいけれども、このように毎年行っておるわけでしょう。ある程度予見できるのじゃないですか。それは、相手国はあります。相手国はありますけれども、その折衝というのは大体一年くらい前からやっているのじゃないですか。     〔委員長退席、原(茂)委員長代理着席...全文を見る
○春田委員 その細かい数字はわからなくとも、毎年毎年行っておるのであって、ことしも福田総理が七千数百万使っておりますね。この一覧表を見ましたら、大体五千万ないし六千万、福田総理が七千万というふうになっていますよ。一年前じゃなくても、予算というのは大体夏ごろ出てきて、十一月か十二月...全文を見る
○春田委員 しかし、どの予算を見ても、細かい正確な数字が出てないじゃないですか。大体ある程度のめどを出して予算折衝をするのであって、過去の例から見てもこれくらい予見できないことはないと私は思いますよ。十分今後検討してください。  この中で、それぞれ予備費を使ったりその他、中には...全文を見る
○春田委員 また、一番最近の卑近な例からすれば、福田総理がアメリカへ行かれました。この費用が予備費から七千五百九十六万七千円出ております。ところが、同じ時期に通産省の方から通産大臣が四月三十日から五月六日まで七日間ASEAN諸国を訪問されておりますね。このときの旅費は三百八十五万...全文を見る
○春田委員 要するに、憲法八十七条というのは予見しがたいもの、これは額の多い、少ないじゃないでしょう。そういう点からすれば、通産省の方はちゃんと当初予算から組んでいるわけですよ。ところが内閣の方は予備費から流用している。どうも納得できないですね。額が多い、少ないの問題じゃないじゃ...全文を見る
○春田委員 主計局次長がおいでになりましたが、先ほどから内閣の方とやりとりをやっていますけれども、総理の海外訪問というのは毎年一回ないし二回やっておるわけですね。これは時期的に大体わかっておるわけです。金額の点でわからないという点がございますけれども、金額だって大体五千万ないし六...全文を見る
○春田委員 この論議は何回やっても平行線だと思うのですけれども、つまり私が言いたいのは、いままでの予備費の扱い方、考え方というものが非常にあいまいである。たとえば先ほどの質問であったように、主計局次長は、予備費の大枠というのはどれくらい考えておるのかという質問に対して、その辺のと...全文を見る
○春田委員 予備費というのは算定、積算が非常にむずかしいのは当然わかりますけれども、やはり少な目にして、それを機動的、機能的、効果的に使っていく、この姿勢が大事じゃなかろうかと思うのですね。予備費があるからそれを使っていくというような感じ、山があるから山に登るのだというような人が...全文を見る
○春田委員 その生活扶助人員の増加の件ですね、その正確な数字、出ませんか。
○春田委員 当初予算で見込んだ生活扶助人員よりもそれだけ増加した、七千九百五十四名増加したということで予備費から出ておるわけでございますけれども、この問題も、私、先ほどと同じような論調でいくわけでございますが、いわゆる過去五年間の予備費支出を見ますと、四十七年度に二十八億円出てお...全文を見る
○春田委員 さらに、この生活保護扶助金というのは当初予算で組んで、最初大体二月ぐらいに予備費で出して、また足らない分を翌年度の補正で組んで補てんしておりますね。五十一年度におきましてはこの補正額と人員というのは大体どれぐらいか、つかんでおりますか。
○春田委員 五十二年の補正で組んだやつですよ、補てん額ですよ。
○春田委員 これは、私の調査によりますと一億四千七百二十二万二千円という額で、員数で一千六百六十三名が出ておるわけですけれども、五十二年の十月三日ですか、補正予算が出ていますね。
○春田委員 それでいいんです。人数は千六百六十三名のはずです。したがって、その予備費で組んだ人員が七千九百五十四名ですから、九千六百十七名で当初予算よりふえている、こういう感じなんですよね。このように生活保護の補助人員というのは毎月毎月非常にふえるわけでございまして、正確にはつか...全文を見る
○春田委員 四十九年度の実績と五十年度の実績ですけれども、五十年度の実績というのは大体何月ぐらいまでの実績を見ているわけですか。
○春田委員 予備費を出すのは、これは何月ぐらいですか。
○春田委員 わかりました。  そこで、八月までの当該前年度の実績しかわからない。したがって、ほとんどの当初予算の組み方は二年前の実績をもとに立てているわけですよ。そういう点で、このように多額の予備費を流用せざるを得ないというような形になってきているんではなかろうかと私は思います...全文を見る
○春田委員 いずれにしましても、予備費というのは予見しがたい予算であって、毎年毎年先ほど言ったようにこれほど多額の金を出すということは、やはりもうちょっと努力をしていただきたいということなんですよ。  それで、もう一点だけお尋ねいたしますけれども、五十一年度の予備費の決定が五十...全文を見る
○春田委員 同じ福祉関係でこれは四十八年度の実績でございますけれども、老人医療費というのが出ているのですよ。老人医療費も算定が非常にむずかしい。そういうことで一時予備費を使用していたわけでございますけれども、この四十八年度の実績を見ますとほとんど補正で組んでいるのですね。四十七年...全文を見る
○春田委員 私が聞いているのは、五十一年度のものは五十三年の二月に決算上では精算されると聞いておりますけれども、違いますか。
○春田委員 したがって、その分だけ地方自治体が負担しているわけですよ、国からの精算がない間は。そういう点ではもうちょっとこの精算を早くする必要があるのではないですか。少なくとも秋ぐらいまでに精算して地方団体へ返すべきじゃないですか。
○春田委員 五十一年度のものが五十三年の二月くらいになるということは相当遅くなるわけであって、もうちょっと作業を進めていただきたい、このように要望しておきます。  続きまして、生活保護の細かい問題になりますけれども、いま生活保護は級地が定まっております。一級、二級、三級という形...全文を見る
○春田委員 たとえば標準世帯で見ますれば、一級地は十万五千五百七十七円、二級地は九万六千七十四円なんですよ。したがって、一級と二級では九千五百三円の差がある。二級と三級では九千四百九十七円、これだけの差がございます。したがって、一級と三級の差は実に一万九千円くらいあるわけです。 ...全文を見る
○春田委員 誤解されては困りますから言っておきますけれども、たとえ二つに分けても、私はその差を大きくつけるべきではない、これだけ言っておきます。田舎の方の方から声が出ておりますので、後で苦情を言われたらかないませんので、それだけ言っておきます。  老人世帯の場合、特に単身世帯の...全文を見る
○春田委員 第一類で七十歳の単身世帯の場合、金額はどれくらいになりますか。
○春田委員 第一類が飲食を中心とした費用ですね。七十歳二万三千二百八十円でございますけれども、これを三十で割った場合一日八百円になりますけれども、一日八百円を三食で分けた場合二百七十円くらいになってしまうわけです。これで生活できるとお考えになっているのですか。何を根拠として、何を...全文を見る
○春田委員 しかし、第二類は、ガス代や水道料金やいろいろそういう経費が要るわけであって、それをそこの世帯できちっと払っていかなければならないわけでしょう。加算金が一万円くらいありますけれども、それにしても非常に安いわけです。実感として、机上の計算ではなくして、実際の生活の上でそう...全文を見る
○春田委員 課長も御存じだと思いますけれども、特に高齢世帯、七十歳代では男女差はないと思うのです。しかし現実には、男性が二万三千二百八十円、女性が一万九千八百四十円で三千四百四十円の差が出ているわけです。若いときはある程度の差があるかもしれませんけれども、七十歳になったら男女差は...全文を見る
○春田委員 この点も相当いろいろな相談がございまして、長いという点が指摘されております。それは一月や二月ぐらいでは蒸発したかどうかわからない点があると思いますけれども、少なくとも三カ月ないし半年たてば大体遺棄したかどうか、蒸発したかどうかわかると思うのですよ。いわゆる遺棄すること...全文を見る
○春田委員 それでは時間が参りましたので終わますけれども、保育所の問題もやる予定でございましたけれども、相当長時間になっておりますので、保育所の問題は次の機会にやりたいと思っております。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○春田委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました予備費案件につきまして、不承認の意思を表明するものであります。  その理由として、さきの八十通常国会に提出されました予備費案件の審議の折、予備費使用について、財政の国会議決主義の原則からかんがみ、予備...全文を見る
06月01日第84回国会 衆議院 決算委員会 第13号
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○春田委員 最初に検査院の体制についてお尋ねします。  この問題につきましては先ほど原委員から御質問があったわけでございますが、さらに五十年度決算議決案にもちゃんと挙げられておりますし、たびたび委員会でも指摘されておることでございます。この会計検査院の充実強化というものは、最近...全文を見る
○春田委員 院長からは現状とそれに対する若干のこうしてもらいたいという要望もまじっていたように思うわけでございますが、きょうは大蔵省の方においでいただいておりますので、まず大蔵省の方にお尋ねいたします。  会計検査院は、院法第一条で内閣に対して独立の地位を有しております。これは...全文を見る
○春田委員 しかし、現実にはふえてないわけでしょう。御存じかもしれませんけれども、今後調査官の欠員というのは年ごとに増加していく、こういうことを私は聞いているわけでございます。ここに資料をいただいておりますけれども、新しい院法ができたのが昭和二十二、三年だそうでございまして、その...全文を見る
○春田委員 そういうように事務的な答弁じゃなくして、おたくは課長さんですからそれ以上答弁できないかもしれませんけれども、この数字は事実でございますから深刻に受けとめていただきたいと思うのです。  いずれにいたしましても、若い人が入っても、検査官になるまでは大体五、六年かかると言...全文を見る
○春田委員 これは会計検査院だけじゃなくして一般公務員全部に共通する問題でございますけれども、大蔵省の方、三等級から五等級の方で大都市に行った場合は食事つきで六千五百円、六等級以下の方は五千二百円、実はこの額で済みますか、どうなんですか。
○春田委員 そういうように一々調整しなければならないようなことではいけないと思うのです。やはり現実に合った額にすべきだと思うのですよ。逐次改定する意向でございますということですが、近いうちにという形で、たとえば来年くらいに改定する意向があるのかどうか、どうなんですか。
○春田委員 実態の調査をやっていると言いましても、この問題は昨年から問題になっているわけですよ。非常に遅いじゃないですか。要するに、やる気があればそういうことはもうすでに結論が出ているのではないですか。私もそういう調査官の生々しい声を実際に聞いておりますけれども、検査院の方たちは...全文を見る
○春田委員 ただいま御説明あったように、検査の実施率はきわめて低いわけでございまして、まだ一割にも達してないわけでございますが、これによる不当事項、それから批難金額というものがここの私の資料にございますけれども、たとえば昭和四十七年は不当件数が百七十六件で批難金額が十四億四千五百...全文を見る
○春田委員 続きまして、検査院が不当と認めた事項、意見を表示または処置を要求した事項というのがございますけれども、特に資料によりますと、この「不当事項」、「意見を表示し又は処置を要求した事項」の中で、農林省と建設省が非常に多いわけですね。これはどういう理由なのか、御説明いただきた...全文を見る
○春田委員 次長からそういう説明がございましたけれども、私は農林省と建設省は補助事業が非常に多い、そういう補助事業が多いがゆえにそれに対する不当貸し付け等が非常に多いのではなかろうかと思っておるわけでございます。この中で、たとえば農林省の例の中で、農業改良資金というものがあります...全文を見る
○春田委員 三年間の説明がございましたけれども、特に五十一年度が件数にしても金額にしても非常に多く出ているわけでございますけれども、この理由はどういう理由なんですか。
○春田委員 それは何らかの理由があると思いますけれども、こうして十年一筋、会計検査院としては不当事項として挙げる、それが一向に直っていない、またその件数が年々多くなってきているということは、何ぼ会計検査院が不当事項として挙げても農林省はそれを真剣に受けとめていない。これは会計検査...全文を見る
○春田委員 処置要求してどういう形で農林省が姿勢を改めるか、それはまた五十三年度の決算時に見なければなりませんけれども、いずれにしても、こうした問題は農林省に限らず、たとえば労働省におきましては雇用調整給付金、建設省におきましても補助事業で共通したことが言えるわけですよ。  私...全文を見る
○春田委員 それでは、この問題につきましては終わります。  続きまして、石油開発公団の点につきましてお尋ねいたしますが、「昭和五十一年度決算検査報告」の中に石油開発公団の特記事項が掲載されておりますけれども、きょうは資源エネルギー庁の方がお見えになっておりますので、そちらの方か...全文を見る
○春田委員 この決算報告の中には「休眠会社」という形でうたわれておりますけれども、この中で何社休眠会社があるのか、そして休眠会社に至った理由、これをもう少し御説明いただきたいと思います。
○春田委員 いまの説明からわかるように、成功率が非常に悪いわけですね。いわゆる商業ベースで成功したのは五・二%である、しかしこれは他の自由世界から比べれば若干高い、こういう説明でございますけれども、探鉱しても、掘っても、九五%が不成功になっているわけですね。そういう面からいきまし...全文を見る
○春田委員 この決算報告書によれば、五十一年度までの公団の投融資額が二千八百七十九億七百五十五万円ということで上がっております。したがって、五%の成功ですから、この投融資額のほとんどが不良資産になってくるということは当然だと思うわけですね。  そこで、検査院の方にお尋ねいたしま...全文を見る
○春田委員 したがって、そういう意味からいったら、休眠会社ではなくてすでに倒産と考えてもいいわけでしょう。それを会計検査院では非常に気を使って遠回しでこのような書き方をなさっておりますけれども、いわゆる先ほどエネ庁からの説明からいけば、もう再び探鉱しないということですから、倒産会...全文を見る
○春田委員 多分にこの石油公団というのが政策的なものがございますので、会計検査院としては非常にそういう面では気を使っておられるということはよくわかりますけれども、しかしこの言葉の言う「休眠会社」というのは、私は先ほどの説明からいったらこれはもう倒産会社であって、早晩整理しなければ...全文を見る
○春田委員 私もわからないわけじゃないわけですけれども、この文章を読んだら何か本当に何らかの処置を要求しているように私は思えるわけでございますけれども、こういう表現で終わっているわけでございますが、エネ庁の方にお聞きをいたしますけれども、決算報告の中では、このように改善要求なり処...全文を見る
○春田委員 それでは、エネルギー庁の方、結構でございます。  次に、経企庁の方においでになっていただいておりますけれども、海外経済協力基金の問題につきまして若干お尋ねいたしますが、去る五月二十七日読売に載りました、インドネシアにありますカマンタ・ベジタブルオイル社、現在係争中で...全文を見る
○春田委員 これはいつ設立されたのですか。  それから、基金からどれだけの融資額が行ったのか。その二点、ちょっとお尋ねいたします。
○春田委員 経営不振になった理由は、干ばつが理由で結局原料商になったということでございますけれども、これは設立してわずか二、三年で経営不振になっているわけです。確かに基金としてはお金は返してもらっているから現在は貸借関係はないわけでございますけれども、二、三年で経営不振になって倒...全文を見る
○春田委員 時間がありませんが、いずれにいたしましてもこうしたケースというのは、企業の思うがままに今回の基金の融資がなされたように私は思います。そういう点で、返ってきたのでいいようなものでありますけれども、やはり基金の融資のあり方というのは今後非常に大事になってくるのではなかろう...全文を見る
06月06日第84回国会 衆議院 決算委員会 第14号
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○春田委員 今回社会的な大きな反響を呼びました日本歯科大学理事長の通称隠し預金の件でございますけれども、文部省としては事情聴取に当たっていると私は聞いておりますけれども、まず簡単にその概況につきまして御説明をいただきたいと思います。
○春田委員 文部省としては私立学校法によりまして必要な書類の提出を求めることができるわけでございますけれども、寄付金が学校法人会計に入っていたかどうかは一応事情聴取をやったということですね。今後また新たに必要なものを調査したいという局長の答弁がいまございましたけれども、それ以外の...全文を見る
○春田委員 新聞の報道では、昭和四十八年から五十二年の間の寄付金総計が実際学校法人会計に振り込まれている額と相当の開きがある、五、六億円くらいあるのじゃないかということでありますけれども、この辺の調査はされたのですか。
○春田委員 また報道によれば、この金額が学校法人に振り込まれてないということは他に流用されたおそれがあるのではないか。たとえば医師会の選挙等において利用されたのではないかということも報道されておりますけれども、そういう点の調査もなされるのですか。
○春田委員 さらに金銭の管理は、ただいまの局長の答弁では理事会の承認を得て理事長が管理しているということでございますが、この理事長は独裁といいますかワンマンといいますか、そういう点で金銭の取り扱いは一人でやっていたような経緯があるのではないかということも報道されておりますけれども...全文を見る
○春田委員 要するに調査の一項に入っているということですね。  それで、確認しておきますけれども、この理事長は、以前問題になりました金沢医大の副学長も兼任しているわけですか。
○春田委員 会計検査院の方にお伺いいたしますけれども、この学校に対しまして、過去、検査を行ったことはあるかどうか。お伺いしたいと思います。
○春田委員 その後はやってないわけですね。
○春田委員 文部省にお尋ねいたしますけれども、その後補助金が出てないということは、向こうの方が断ったわけですか。
○春田委員 各私立大学では、補助金はもう一円でも多く取ろうとしているわけですよ。当然この大学はそういう資格があるわけでしょう。資格があるにかかわらず申請が出てないということは、どうしても常識的に考えてみて何かあるのかなという感じがするわけでございますけれども、これは局長、どのよう...全文を見る
○春田委員 普通は、考えてみただけでも、当然資格がありながら申請しないということはおかしい。それは申請しなかったらそれだけ国の補助金が出ないわけですから、国にとってはいい面もあるわけでございますけれども、常識から考えて、やはり国家権力のそういう介入等を好まないといいますか、非常に...全文を見る
○春田委員 そこで、入学寄付金はなくなったけれども学生納付金が急に上がっていっているという問題があります。六年間グロスで計算した場合、入学寄付金はなくなったけれども、要するに学生納付金等が非常に大きくなってきている、授業料も上がってきている、こういうことで、やはり入学寄付金を、昨...全文を見る
○春田委員 そういう通達や指導をしていますけれども、結果的には六年間のグロスとして千七百六十七万出ているわけでしょう。だから学生納付金としては、それは初年度は少ないですよ、少ないけれども、六年間のグロスは、いわゆる従来取ってきた寄付金と一緒のような額になっているわけですよ。何ら変...全文を見る
○春田委員 私大協会がガイドラインを一千万以下であるということを主張しているみたいでございますけれども、御存じですか。
○春田委員 しかし、一千万円がある程度目安になっているのは間違いないわけですよ。したがって、確かに寄付金が入学の条件にはなってないとしても、その反動として学生納付金が四倍になったわけですから、このことは、考えてみれば、要するに成績のいい人、まじめな青年、まじめな学生がそういう家庭...全文を見る
○春田委員 いずれにしろ、時間がなくなりましたので大臣に要望しておきますが、確かに寄付金はなくなりましたけれども、学生納付金が約四倍になり、授業料が三倍ないし五倍になって、六年間のグロスというものはほとんど変わらないわけですよ。そういう点からいったら、いままで成績の優秀な学生等は...全文を見る
06月08日第84回国会 衆議院 決算委員会 第15号
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○春田委員 銀行預金で少額貯蓄非課税制度があります。いわゆるマル優制度でございますけれども、現在このマル優制度は三百万が限度となっておりますが、最近、この制度は、銀行利子も低くなったことでもあり、預金者保護の上からも限度額を上げるべきである、そういう声が一部ございますけれども、大...全文を見る
○春田委員 ただいま審議官から御説明のあった、そういう説もございますが、確かに国債、公債というのは期間が非常に長いわけですよね。割り引いても五年、利率で十年という、一般の人には余りなじめないものでございますし、まあ郵便貯金がございますから、郵便貯金と銀行預金を入れたら六百万あるで...全文を見る
○春田委員 今後の課題として問題提起をしておきます。  続きまして、先日来有名人、文化人等の脱税が国税庁より摘発され、大きな社会問題になっておることは御承知のとおりでございます。  そこで、国税庁の方にお尋ねいたしますけれども、脱税に使われている実態はどういう形態が多いのか、...全文を見る
○春田委員 国税庁は守秘義務があるわけでございますので、名前は発表できないということでございますけれども、最近の新聞報道によれば、たとえば最近の事件では日展の会長が二億円相当の架空名義の隠し預金をやっていた。また日本歯科大学の理事長が四億八千万円の架空名義また無記名の隠し預金があ...全文を見る
○春田委員 国税庁の方が銀行局の方の答弁もしていただいたわけでございますけれども、これに対して銀行局はどういう見解をお持ちなのか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 いま国税庁の方と銀行局の方は若干やはりニュアンスが違うと思うのですよ。国税庁の方としては余り好ましくない、したがって、脱税等を挙げる場合はあらゆる情報を駆使してという話がありましたけれども、恐らく国税庁だけの調査では非常にむずかしいと思うのですよ。内部告発とかいろんな...全文を見る
○春田委員 聞くところによりますと、この架空名義というのは、各銀行に一人の人がずうっと行くのじゃなくして、特定の銀行に、ある人が何十本という判こを持って、行っている例がある。それは銀行側としては、あるときは加藤清正であり、あるときは大橋巨泉であり、いろいろこう持ってくるわけでしょ...全文を見る
○春田委員 昭和二十二年に貯蓄奨励、増強で発足して、昭和二十四年シャウプ勧告で一たん廃止になって、昭和二十七年再度復活してきているわけですね。現在までなっている。確かにたんす預金等のそういう頭金を引き出すためにこの制度ができたと思いますけれども、しかし確かにこれは  一定の役割...全文を見る
○春田委員 そういう話もわかりますけれども、しかし、銀行預金に関しては一定の役割りを果たしたと私は思うわけです。再度検討する時期に来ていると私は意見として言っておきます。  最後に、大臣の方にお尋ねいたしますけれども、先日の税調でも利子配当の所得の課税、これが昭和五十五年十二月...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたけれども、もう一点だけ。  同じく税調の審議の中でも、分離課税から総合課税に移行する段階において、架空名義、それから無記名の預金については当然取り締まりの強化といいますか、管理というものが大事である、このような一項が投げかけられているみたいでございま...全文を見る
○春田委員 終わります。
06月15日第84回国会 衆議院 決算委員会 第16号
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○春田委員 最初に長官に環境保全に対する基本的な認識についてお尋ねいたします。  環境庁設置法第三条には、国民の健康で文化的な生活を確保するために自然保護に全力を挙げる、このように明確にうたわれておりますけれども、昨今の自然破壊、これから行われようとする行為、いろいろあります。...全文を見る
○春田委員 そこで、一昨日、本四架橋の問題につきまして自然環境保全審議会の小委員会が持たれましたね。そこで意見がまとまったようでございますけれども、その概要につきまして御説明いただきたいと思います。
○春田委員 この小委員会を開くに至った理由は、本四架橋公団から協議を受けたそうでございますけれども、その受けた日にちですね、その受けた日にちから何回小委員会を開いたか、それを御説明いただきたいと思います。
○春田委員 事前にはいろいろな調査ないし懇談会があったそうでございますけれども、しかしいずれにしましてもこの小委員会にかかった日にちが五月八日でしょう。結論が出たのは六月十三日、その間に四回委員会を開いている、こういうことでございますが、非常に結論が早いわけですよ。それはいろいろ...全文を見る
○春田委員 この着工の予定は、予定どおりいくとすれば大体何月ごろなんですか。
○春田委員 そうしたら長官にお尋ねをいたします。  小委員会で一応の結論が出た、それを環境庁がある程度また検討して公団側に回答するわけですね。それは大体いつごろと見ていいのですか。
○春田委員 現段階で長官の感触をお尋ねいたしますけれども、着工やむなし、同意するというお考えなのかどうか。
○春田委員 答申そのものがいわゆる同意という形ですから、それに長官がいまそういう答弁ですから着工やむなしという形で出てくるのじゃないかと思います。新聞報道によれば大体九月ごろが着工予定だということでございますので、住民公開のとき、ドラフトのときに地元住民から二千幾つかのいろいろな...全文を見る
○春田委員 先ほどの質問の中にも、中央においても各省の連絡会議を開いているということでございますけれども、私はこの各省の連絡会議、ここに何か一つの問題があるように思えてならないわけでございます。一つは、これが隠れみのみたいになって、やっているやっていると言いながら実際は会議だけ、...全文を見る
○春田委員 したがって、いわゆる各省連絡会議をやっているでしょう。どこの省が中心になってやっているのですか。最終的にどこがまとめて大阪府に対していろいろな要望等を出しておるわけですか。
○春田委員 連絡だけはするけれどもその後の責任は持たないような、そういう答弁だったら困りますよ。大阪府だって土砂採出のこういう連絡会議というものを持っておるわけですよ。一本になってやっておるわけです。対応しておるわけですよ。したがって、やはりこれは環境庁が——いろいろな法律等があ...全文を見る
○春田委員 局長が地元に行かれて、いわゆる地元市町村である四条畷市にはほとんど連絡がないわけですよ。大阪府と回ったんですか。
○春田委員 現地を見たことについては何も文句をつけるわけではないですけれども、何か局長がお見えになったみたいだということがうわさに出ております。しかし、地元市町村は全然知らないわけですよ。国の立場で見ていかれるのはいいですよ。しかし、現実の問題を一番知っておるのは大阪府ではないの...全文を見る
○春田委員 私が今週の月曜日に行きまして現地において聞いた声は六つと違いますよ。業者は十一おるけれども実際工事をやっておるのは八業者だと言っています。全然違うじゃないですか。どこからの資料ですか。
○春田委員 四条畷は約一千二百ヘクタールあるわけですよ。その中で自然公園が七百七十ヘクタールあるわけでしょう。公園以外でも掘っている業者があるわけですから、含めて言ってくださいよ。八つでしょう。それはいいです。  問題は、この業者の姿勢ではないかと思うのですよね。先ほどの答弁を...全文を見る
○春田委員 結局、業者の指導は大阪府でしょう。大阪府だからって任せっ放しじゃなくして、いかなる指導をしているのか、こういうこともきちっと掌握すべきでしょう。実際、組合をつくれと言っても、組合はつくりましたけれども形だけなんです。だから、もっと実情を知るためには、大阪府をこっちへ呼...全文を見る
○春田委員 要するに、自分一人行かないで地元に連絡して地元市町村と一緒に行ってくださいよ。それは行ったと言えないですよ。  長官、この問題につきましては前長官であった石原長官は、昨年の十月ですか、行くと約束されたのですが、ちょっとした事情で急遽やめられたんですよ。ぜひ長官の現地...全文を見る
○春田委員 行く予定で計画を組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  そこで、さらに大きな問題としまして、前も取り上げましたけれども、土砂採取をやる、聞くところによると大体一日千台ないし千五百台のダンプがその土砂を市内へ運んでいるわけですよ。問題は帰りなん...全文を見る
○春田委員 前回質問してからその後大阪府に聞きましたか。
○春田委員 大阪府もなれ合いになっているのですよ。だから、根本は大阪府の姿勢もあるのですけれども、私は現実に現場へ行って見てきたのです。そして現場でパトロールをやっている市の職員に聞いたのですから。約半分は持ち込みがあるというのですよ。確かに投棄しています。産業廃棄物や一般廃棄物...全文を見る
○春田委員 いずれにしましても、この北生駒公園は国定公園と指定されておりますけれども、美しい自然や緑が破壊されて、いまはごみの山と化そうとしているのですよ。大変な問題になってきています。それだけに、この問題についてはいままでも鋭意努力していただいていますけれども、それ以上に真剣に...全文を見る
○春田委員 最後に、この問題につきましては再三取り上げながらなかなか実態的な調査が進んでいないわけでございますけれども、それはやはり調査費がついていないことも一つの原因じゃなかろうかと思うんですね。したがって、この際調査費をつけてひとつこの問題に専門的に取り組んでいただきたい、こ...全文を見る
○春田委員 それでは、続きまして細かい問題でございますけれども、環境保全研究促進調整費というのがありますね。この問題につきまして若干触れてみたいと思うんですが、この費用というのは、調整費ですけれども、どういう目的のための費用なのか、簡単に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 性格的には予備費と非常に似ていますよね。どういう点で違うのか、御説明いただきます。
○春田委員 予見しがたい、予知しがたい緊急事態のためのいわゆる研究調査のみの限定された費用である、そう理解するわけでございます。  そこで、問題になっているのは、四十九年度からここに資料がございますけれども、現額と歳出と結果的に不用額というのが上がっているわけでございますけれど...全文を見る
○春田委員 もう一回、予算額じゃなくして、予算額の中に移しがえがかなりありますね。したがって、いわゆる環境庁自身の予算現額、この額をもう一回説明してくれますか。
○春田委員 かなりの不用額が出ているわけでございますけれども、特に昭和五十一年度の決算を見ますと、予算現額が三億一千九百八十万八千円に対しまして歳出額が九千二百五十万四千八百二十円、したがって、不用額が二億二千七百三十万三千百八十円となっていますね。したがって、これを不用率にしま...全文を見る
○春田委員 いままでの実績を踏まえまして若干下げたと言っておるけれども、五十二年度は最終的な決算は出ていませんけれども、予算現額が二億二千四百四十万円に対しまして不用額が現時点で一億七千五百十万円、したがって、七八%が不用額になっているわけですよ。こういう点からしたら、若干額とし...全文を見る
○春田委員 私も局長の言わんとするのはよくわかるわけですけれどもね。しかしながら、不用率が非常に高いという面から、また最近の厳しい財政難からもう少し厳しくやる必要があるのではないか、こういうふうに要望をしておきますので、今後の課題としていただきたいと思います。  続きまして、騒...全文を見る
○春田委員 条例で徹底するということでございますけれども、この条例も制定している県と制定していない県がある。まあ、ほとんどが制定しておりますけれども、差異があるわけですよね。これにつきましては指導していくということでございますけれども、現在条例をつくっていない都道府県につきまして...全文を見る
○春田委員 いろいろな網をかぶせる、軽犯罪法、風俗営業法、また建築基準法等においても働きかけていきたい、もっと根本は条例だ、こういうことでございますけれども、風俗営業法や軽犯罪法というのは、これは騒音を対象とした法じゃないわけですよね。条例にしても、近隣騒音というそういう細かい規...全文を見る
○春田委員 確かに音そのものを騒音と感じるか感じないかというのはいろいろな性格もありましょうし、個人的な差もあると思うのです。そういう点から非常にむずかしいなということは私もわからないことはないのです。しかし、最近この種の事件が多いだけに野放しにはできないということで、ひとつ前向...全文を見る
○春田委員 そこで建設省の方がお見えになっていると思いますので、建設省にお尋ねいたします。  この調査の中では、民間の分譲マンションは経費を安上がりにするために資材の節約、工事の手抜きが多く、結果的には床や天井、隣との壁が薄く、音に対する苦情が出ている、こう出ています。  そ...全文を見る
○春田委員 この調査の中でも次のような提言があるわけでございます。  建築基準法施行令第二十二条の二の中で、騒音は、振動数五百ヘルツに対して透過損失は四十デシベル以上あればよいとしておりますね、御存じのとおりです。しかし、その数値は欧米諸国の基準に比べたら非常に低い。十五デシベ...全文を見る
○春田委員 検討するということでございますから、それ以上は言いませんけれども、科学的、技術的な面でいろいろ問題があるということでございますが、この調査によっては、価格はそう高くならないという形で報告されていますね。大体六十ないし七十平米のマンションであれば、価格的においては、十セ...全文を見る
○春田委員 まだ持ち時間がございますけれども、もう本会議も間近でございますので、これで終わりたいと思いますが、いずれにしましても、建築課の課長さんも検討していきたいということですから、前向きにひとつ検討していただきたいし、環境庁におきましても、この提言は積極的に多方面に、他省庁に...全文を見る
○春田委員 終わります。
08月07日第84回国会 衆議院 決算委員会 第18号
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○春田委員 きょうは四点だけお尋ねしたいと思いますが、最初に、先ほども質問が出ました政府専用機の問題でございます。  官房長官に聞きたかったわけでございますけれども、官房長官が在席しておりませんので、内閣の事務局の方にお尋ねいたしますが、先ほどの官房長官の答弁によりますと、持つ...全文を見る
○春田委員 それを受けて内閣の事務局の方には指示があったわけでございますか。指示があれば、どういう指示があったのか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 先ほどの官房長官の答弁でも、現在検討段階であるとか研究段階である、まだ決定はしていないという御答弁がございましたけれども、少なくとも来年度予算に組み入れるとすれば、秋の大体十月ないし十一月くらいまでに結論が出なかったら非常に予算的にむずかしいのじゃないかと思うのですけ...全文を見る
○春田委員 この問題につきましては、持つべきであるという声もありますし、時期的に見てまだ早いのではないかという声もございますし、いろいろあるわけでございますけれども、事務当局としてはどのようにお考えになっておりますか。
○春田委員 確かにいま参事官がおっしゃったような理由もありましょうし、政治が国際化を迎えた事情もありましょうし、黒字減らしの一環としても必要でありましょう。先ほど原委員からは、個人的には持つべきであるというような御意見があったそうでありますけれども、私の個人的な意見は、やはり時期...全文を見る
○春田委員 だから、それは主体は牛や犬やネコという保護動物ですよね。私が言う猛獣ペットについての管理、規制はどこがやるかということです。
○春田委員 先ほどの原委員の質問からしてみても、非常に何かピントが合わないわけでございますけれども、いわゆるいまの答弁からいったら、地方自治体が条例をつくって、それを管理運営するのだというような答弁みたいでございますけれども、政府としては、総理府がいわゆる保護動物も含めて、猛獣ペ...全文を見る
○春田委員 その地方団体をいろいろな面で行政指導していくいわゆる政府の責任があるわけでしょう。それはどこの省庁がやるかというのです。
○春田委員 どうも合わないですね。いわゆる関係省庁と連携をとると言っても、中心のいわゆる所管の省庁はどこなんですか。  長官、猛獣ペットにつきましては総理府は責任を持ってやっていくべき立場じゃないですか。先ほどの室長の答弁と何か合わないのですけれども、先ほどの原質問のあれから見...全文を見る
○春田委員 それが野放しになっている元凶だと思うのですよ。  この前参議院で決算委員会がございました。加藤自治大臣が答弁しておりますけれども、加藤自治大臣は、これはもう私のところでございません、いわゆる動物の保護及び管理に関する法律から見て当然総理府の所管でございますという形で...全文を見る
○春田委員 全国で都道府県は四十七でしょう。指定都市が九都市ありますね。合わせて五十六あるわけです。その中でたった京都と横浜だけでしょう。こういう状態なんですよ。条例をつくるように総理府としては指導なさっているのですか。
○春田委員 そういう全国の課長会議で条例をつくるように指導したということは、総理府としてはやはりこの法律があるから一応いまのところは責任を持ってやっていこうということでやっているわけでしょう。そう理解していいわけですか。
○春田委員 したがって長官、動物保護審議会の答申が出るまでということを何回もおっしゃっておりますけれども、この答申が出るまでは当面は総理府が責任を持ってやっていく、こう理解していいですね。
○春田委員 実は長官自身としては、この間のような事故が起こった場合どこが責任をとるべきだと思っておりますか。
○春田委員 長官、条例ができているのは二つだけなんですからこれはすぐできないですよ。いろいろな本会議が開かれなかったらできないわけですから。  私はこの問題がはっきりしなかったら先に進まないわけですよ。少なくとも現行の動物の保護及び管理に関する法律は総理府で、この中には保護動物...全文を見る
○春田委員 それでは私は、総理府が責任を持って今後対策を練っていただきたいということを前提にしながら、次の質問を展開してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  先ほどの質問の中でも、いま全国で猛獣ペットはどれくらいおるかということが御説明ございました。全国...全文を見る
○春田委員 私が言っているのは、登録制にすべきじゃないか、また販売業者については許可証が必要ではないかということですけれども、この点どうですか。
○春田委員 検討中ということですね。  それからもう一点、国内で繁殖した動物を飼う人もありますけれども、輸入の場合もあるわけですね。この場合の検疫の問題です。ところが、農林省に聞いたところによると、偶蹄類、たとえばひづめが二つに割れているような動物については検疫している。牛とか...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、この猛獣ペットにつきましては、現行法では動物の保護及び管理に関する法律がございますし、そのほか犬、ネコに関する基準、展示動物に関する基準、こういうものがございますけれども、猛獣ペットに関する基準がないわけですね。これはもう先ほどから何回も論議し...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、第二次、第三次の事故が出ないように、早急にひとつ方向づけだけを決めていただきたい、そして審議会の答申が出ましたならば即座に責任体制をとっていただきたい、このことをお願いいたしまして、この問題につきましては終わりたいと思います。  続きまして、...全文を見る
○春田委員 お説のとおりでございますが、全国平均と比べた場合約三倍近く沖繩は高いわけですね。これはどういう原因なのですか。
○春田委員 確かに若年層の失業者が高いわけですよ。十五歳から二十九歳までの統計をとってみましても、全国平均が四一%なのに沖繩は五八・六%、十五歳から三十九歳までの例をとってみますと、全国平均が六〇・一%、沖繩では七二・四%になっております。このように非常に高いわけでございます。い...全文を見る
○春田委員 そこで、これらの異常に高い失業者に対してどういう手を打っているか、どういう施策があるかという問題でございますが、これは、若年者も含めまして、いわゆる沖繩全体の問題として失業者に対してどういう手を打っているのか、現在どういう対策をやっているのか、この辺御説明いただきたい...全文を見る
○春田委員 労働省は労働省なりにそれぞれやっているわけでございますけれども、いかんせん失業率は相変らず高いわけですね。  そこで、沖繩開発庁があるわけでございますけれども、開発庁としてはどういう対策を練っているのか、お答えをいただきたいと思います。
○春田委員 予算が前年度の三五%伸びたということは聞いておりますけれども、いかんせん失業者の方は相も変わらず数多いわけでございまして、いわゆる事業と就職というものが結びつくような施策を今後とも講じていただきたいと思います。  時間がございませんので、この問題、もう一点だけ聞いて...全文を見る
○春田委員 なぜ特定地域に指定されていないのですか、これだけ失業率が高いのに。
○春田委員 確かに振興法の中にうたってありますけれども、しかし、これだけでは救えないわけですよ。現実に国内平均の約三倍ぐらいの失業者がおるわけですから、私はこの沖繩振興開発法とともに、いわゆる特定地域に指定して沖繩の県民も救っていかなかったならば、戦後三十年間、アメリカの傘下で相...全文を見る
○春田委員 最後に、交通遺児対策について御質問いたします。  車社会と言われる今日、交通事故が及ぼす影響は非常に大きいわけでございます。とりわけ輪禍によって生じたいわゆる交通遺児は社会的に大きなハンディを負っております。将来ある子供の育成には万全の配慮がなされなければなりません...全文を見る
○春田委員 いま最後に説明のありました交通遺児等の高等学校授業料減免事業がありますね、これは昭和五十一年度から始まったわけでありますが、五十一年度は運輸省、五十二年度では総理府と運輸省が共管した。さらに五十三年度にはまた運輸省に戻ったという経緯があるわけでございますが、これはどう...全文を見る
○春田委員 となれば、交通遺児対策に関しては、いわゆる総理府独自の事業というのは行われていないわけですよね。先ほども御説明あったように、育成資金は運輸省所管でございますし、それから奨学金の問題につきましては文部省と共管になっておりますし、いま言った高校授業料の減免事業というのは運...全文を見る
○春田委員 時間がございませんのでそれ以上質問いたしませんけれども、さらにお尋ねしたいわけでございます。  この制度、これは国と地方公共団体が二分の一ずつ負担しておりますね。そこで、現況の地方自治体は非常に赤字がふえておるわけでございます。この二分の一負担というものはやはりアッ...全文を見る
○春田委員 さらに、これは高校生のみが対象でございますけれども、大学まで広げるという意思はございませんか。拡大するという意思はございませんか。
○春田委員 それから入学の一時金の問題でございますが、これは授業料とともに非常に父兄から声があるわけでありますけれども、この入学一時金の貸与制度というものを考える必要があるのではないかと思いますけれども、どうでしょうか。
○春田委員 私立はやっているみたいですが、公立がないわけですよね。公立だって大体十万近くかかるわけですよ。そういう面から言っても、公立の場合も考える必要があるのではなかろうかということがあります。  いずれにいたしましても、時間がございませんので、最後に長官の決意をお伺いしたい...全文を見る
10月13日第85回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○春田委員 最初に、日米農産物交渉につきましてお尋ねしてまいりたいと思います。  さきのワシントン会談ではお互いの主張は相入れないままに物別れになっているわけでございますが、農畜産家にとりましては、これにより、ますます不安が増大しているわけでございます。今後の見通しというものを...全文を見る
○春田委員 いま農畜産家にとりましては、いま大臣がおっしゃったように十六日の予備交渉というのは非常に注目しておるわけでございますが、あのワシントン会談におけるストラウスさんの強い姿勢からして、今後の交渉というものは、やはり自由化をたな上げにして交渉することは非常にナンセンスではな...全文を見る
○春田委員 大臣のいまの答弁からしてある程度の幅があるということでございますが、そのような趣旨のことを大臣は帰国後、十日ですか、おっしゃっております。この新聞によりますと、両国の考え方に基本的な違いがあり、円満解決までには一層の努力が必要だとしながらも、私としては詰めのポイントは...全文を見る
○春田委員 それから、自由化とともに関税の引き下げの問題が出ておりますね。豚肉とか鶏肉、それからタラなどの三十七品目ですか、これは一律六〇%引き下げの問題も出ておりますけれども、この辺の感触はどうでしょうか。
○春田委員 さきのボンの首脳会議では、この問題につきましてはいわゆる東京ラウンド、十二月十五日ぐらいまでに解決していきたい、こういう話し合いが行われたそうでございますけれども、十六日から事務レベルの予備交渉があるとしても、成り行きによると思いますけれども、どうですか大臣、十二月十...全文を見る
○春田委員 最後にお尋ねしますけれども、先日来日しましたフランク商務省海洋大気局長が、農産物の交渉がうまくいかなかったならば、いわゆるこれから行われるアメリカとの二百海里の漁業交渉、これは相当規制するぞ、割り当て量を減らすぞ、こういうおどしもやっているみたいでございますけれども、...全文を見る
○春田委員 大臣としてはそのような答弁しかできないと思います。いずれにいたしましても、伝統ある農業を守るためにもひとつ粘り強い交渉をしていただきたいことを要望しておきます。  きょうは質問が六本立てでございますので総花的になりますけれども、ちょっと急いでやりますので、この質問は...全文を見る
○春田委員 趣旨の問題につきましては先ほども大臣から話がございましたけれども、一つには周辺の宅地とのバランスの問題ですね。二番目は宅地化の促進というものが大きな柱になっているのじゃなかろうかと思います。  この二番目の宅地化の促進、三大都市圏には非常に住宅は足らないわけでありま...全文を見る
○春田委員 確かに局長おっしゃるとおりですよ。しかし、自治省から出ている概要からすれば、その趣旨というのは宅地化の促進というのは大きな目玉になっているし、柱になっているわけですよ。これは自治省のいわゆる案ですけれども、それは局長がおっしゃるのはわかりますが、宅地化の促進が大きな柱...全文を見る
○春田委員 最後に、私は宅地並み課税は反対という立場で大臣にお尋ねしたいわけでございますが、都市農業の重要性ということは大臣も御存じのとおりでございます。近郊の都市へ生鮮食品を安定的に送るという役割り、また、災害等が起こった場合のそういう緑地保全という面でも非常に重要な位置づけが...全文を見る
○春田委員 私は農業を守る人には善良も悪玉もいないと思います。すべて善良な人ばかりであると理解しております。そういう立場になって進めていただきたいと思います。  自治省の方、結構でございます。  続きまして、特殊法人の問題について若干お尋ねしたいと思いますが、農林省所管の特殊...全文を見る
○春田委員 その中で整理合理化の対象となったいわゆる法人名は、どういう団体、法人なのか、御説明いただきたいと思います。
○春田委員 「行政改革の推進について」、五十二年の十二月二十三日閣議決定されています。この中に糖価安定事業団というのがございますが、この糖価安定事業団は「引き続き検討を行う」という形になっておりますが、この糖価安定事業団は昭和四十五年ぐらいの行政監理委員会からも何回も意見が出され...全文を見る
○春田委員 行管庁が来ておりますのでお尋ねします。  行政改革というのは福田総理就任のときの大きな柱でございますし、最近の厳しい不況の中で国民の厳しい批判の声が起こっているわけでしょう。そういう中で、十八法人を対象にいろいろやっておるわけでございますが、この糖価安定事業団は、農...全文を見る
○春田委員 基本的には決まっていながら実際できなかったら、これは絵にかいたもちになってしまうわけですから、要するに、勇断を持ってやっていただきたいと思うのですよ。時間がございませんので、その問題は終わります。  次に、漁業共済基金というのがありますね。これも五十二年十二月の閣議...全文を見る
○春田委員 三年後どういう結論が出るか見守っていきたいと思うのです。  最後に、大臣にお尋ねいたしますけれども、いずれにしましても、農林省所管の特殊法人というのは、通産省に次ぐ非常に大きな数になっておりますし、規模になっております。農林省というのはとかく補助金行政ということで、...全文を見る
○春田委員 行管庁の方結構です。  どんどん前へ進みたいと思います。  次に、農村物資等の安定的な供給の確保として、公益法人による備蓄対策がございます。その中で、飼料穀物の備蓄対策がありますけれども、この事業につきまして若干お尋ねしたいと思いますが、この機構が五十年の二月に社...全文を見る
○春田委員 一覧表の資料を提出していただきましたけれども、これを見ますと、サイロ建設は五十一年度末で計画が十八万七千トン、実績が十八万七千トンと、計画どおり行っているわけです。五十二年度も計画が四十万二千トンで実績が四十万二千トン。五十三年度は四十六万九千トンに対して四十七万トン...全文を見る
○春田委員 サイロ建設が先行しなかったら穀物を買っても仕方がない、これはわかりますよ。ただ、私が言っているのは、いわゆる実績というものは計画あって実績があるわけでしょう。ところが、計画は五十一年が十万トン、五十二年が三十万トンと計画を立てながら、いわゆるサイロ建設の工事着工が遅か...全文を見る
○春田委員 これ以上論議しようと思いませんけれども、努力目標だからといって、そんな実績が少ないといったら通じないと思うのですよ。努力目標だったら七割か八割、九割ぐらい行ったらいいですけれども、六割ないし弱ですから、これは。五十四年度の最終目標というのは、どれくらいのトン数になるの...全文を見る
○春田委員 諸外国に比べて自然牧草が非常に少ないわが国だけに、この飼料の備蓄というのは非常に重要だと思いますので、、経営の安定のためにもひとつ鋭意これから努力していただきたいと思います。  続きまして、過剰米対策につきまして若干お尋ねいたします。  本年度の稲作の作柄が先ごろ...全文を見る
○春田委員 政府はことしより三年計画で減反政策を進めておりますね。この兼ね合いをどう見ますか、ことしの豊作と。
○春田委員 全国平均が一〇七ですね。その中で北海道は一一三という形で抜きん出ていますね。減反政策との絡みで北海道をどのようにお考えになっていますか。
○春田委員 そうでなくて、北海道は減反政策が政府の目標どおり進んだかどうかということをお聞きしているのです。
○春田委員 そこで、ことしの大豊作によりまして、古米、古々米の在庫量が相当ふえると思いますけれども、どれくらいの量になるのか。
○春田委員 減反政策によりまして百七十万トンのいわゆる減量を見たわけでしょう。それがいま言ったような原因でさらに上回った。古米も五百三十万トンの予定が二、三十万トンオーバー、新聞報道等によると六百万トンをオーバーするのではないかという形で載っております。この前の報告の中には青田刈...全文を見る
○春田委員 ここに新聞がございまして、古米の処理は来年から十カ年計画で約一兆円つぎ込んでやりたいということが報道されておりますけれども、このような具体的な検討は進められておるのですか。
○春田委員 昭和四十五年当時の過剰米を七年間で処理したその方法として、工業原料とか飼料とか輸出という話がございましたけれども、それらを含めてその他という話がございましたね、答弁でその他の方法と。これはどういうことなんですか。
○春田委員 そこで私は、輸出ではなくして、海外援助というのも一つの策じゃないかと思うのですね。確かに輸出の面においては、国内価格との差がございますし、相当開きがあるみたいでございますから損になるわけでございますけれども、海外援助という形で、特に東南アジア等では、災害、水害がベトナ...全文を見る
○春田委員 それから、処理方法としてはいまやっております学校給食、文部省の方がお見えになっておりますけれども、いわゆる米飯給食ですね。いま所によっては週五回やっているところもあるようでございますが、大体一回が多いみたいでございます。この米飯給食を週二回という案があるわけでございま...全文を見る
○春田委員 それでは時間がございませんので、大臣にこれは一応お聞き願いたいと思います。  いわゆる古米の在庫量がふえることによって、倉庫の保管料が非常に膨大な額になっていっているわけでございます。御存じだと思いますが、昭和五十年では二百四十三億円の保管料を出しておるわけです。五...全文を見る
○春田委員 尖閣あたりは、この問題はどういう形で解決されたのか、もう一回ちょっと、尖閣列島周辺の漁ですね。
○春田委員 二百海里未設定でございますけれども、この一、二年で遅かれ早かれ設定されるのじゃなかろうかということじゃないかと私は思うんですね。  次に、韓国の問題でございますけれども、韓国もまだ二百海里未設定の国でございますが、この辺の見通しですね。  それから同じく竹島周辺で...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたので、そのほかニュージーランド、オーストラリア、それからアメリカ、ソ連と聞きたかったわけでございますけれども、時間がございませんので最後に一点だけ確認しておきたいわけでございますが、いずれにいたしましても今後国際漁業というのは非常に厳しくなってくると思...全文を見る
○春田委員 いずれにしましても、わが国のほとんどの人たちがたん白源を魚に頼っておるわけでございまして、この問題につきましても、今後相当厳しくなると思いますけれども、粘り強い交渉をやって、それなりの一定の成果を得ていただきたい、このことをお願いいたしまして、ちょっと中途半端になりま...全文を見る
10月17日第85回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 最初に原子力船「むつ」の問題についてお尋ねいたします。  先ほどの話によりますと、大臣は、新定係の母港の問題でございますが、要するに地元住民の理解が第一である、新定係港はまだ決まってない、その期間もいつまでとは言えない、こういうようなお話でございましたけれども、それ...全文を見る
○春田委員 原理原則はわかるのですが、要するに、母港に対する具体的なアクションというものはまだ起こしてない、こう理解していいわけですか。
○春田委員 局長の答弁の具体的な活動を起こしているというのは、要するに庁内の活動なんでしょう。先方との具体的なアクションは行われていない、こう理解していいわけですね。
○春田委員 ここに五者協定がございますけれども、五者協定は九項目から成っていますね。これはことしの七月二十一日に結ばれております。その第一項目の中には、科技庁及び事業団は、「「むつ」の新定係港を早期に決定するものとし、「むつ」の佐世保港入港を待たずに新定係港の選定のための努力をす...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、五者協定が決まった以北、この第一項目というのは一番の重要な問題でございますし、そういう第一項目が崩れていったならば、いわゆる五者協定そのものが非常に希薄なものになっていくわけですよ。そういう点で早急にということは、これは大臣、三年間修理期間があ...全文を見る
○春田委員 ちょっといまの大臣の答弁の中で、必ず決めるとは言ってないということはどういう意味なんですか。
○春田委員 確認しますけれども、それは時期の問題ですね。要するに新しい母港というのは必ずつくるんでしょう。そう理解していいんですね。いまの大臣の答弁からいったら、新しい母港を決めるとは必ずしも言ってないように聞き方によっては聞こえるのですけれども、そうじゃないんですね。
○春田委員 それから第五項目に、「一次冷却水を船外に放出しないとともに、環境の保全について十分配慮する」ことになっておりますね。この一次冷却水を船外に出さなかった場合、どういう形でためていくのですか。
○春田委員 修理、点検が三年間でございますし、その間どれだけ冷却水が出るかわかりませんけれども、十分船内のタンクに貯蔵できる可能性があるわけですか。
○春田委員 六項目目に「魚価安定対策として必要な措置を講ずる」となっておりますけれども、これはどれくらいの費用なのか。  それと、いずれにいたしましても、いわゆる相当なお金がかかる「むつ」ということでうわさされておりますけれども、現在まで建造費も含めて、人件費も含めて、大体この...全文を見る
○春田委員 いずれにしましても非常にお金がかかっておるわけでございますが、この「むつ」を建造した目的というものは、将来のエネルギーのいわゆる有限性という問題ですね、そういう点からエネルギーの転換の必要がある、船もコンパクトにしなければいけない、経済的な面でコスト安ということで技術...全文を見る
○春田委員 先ほどの大臣の答弁からして、必ず原子力船の実用化時代が来る、いま局長から十年後だ、こういうお話がございましたけれども、現時点からいった場合、新聞報道によりますと、アメリカのサバンナ号ですか、これは廃船になった。西ドイツも、いま商船で走っておりますけれども、これも経済的...全文を見る
○春田委員 原子力船開発事業団法というのがありますね。この法の改正といいますか、また事業団の改組というものがいま問題になっておりますけれども、このいわゆる事業団を研究所に変えて、この「むつ」は実用化の時代は非常にむずかしい、今後研究段階に持っていったらどうかという話が出ているよう...全文を見る
○春田委員 これから修理、点検をやっていくわけでございますが、これは事業団がやると思うのですが、業者との契約等はもう終わったのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、「むつ」に対する政府の姿勢というのは非常に場当たり的といいますか、一貫性がないように私は思えてなりませんし、またああいう放射漏れが起こったことに端を発していろいろな問題を起こしておりますし、今日までの「むつ」の教訓というものを生かして、今後さら...全文を見る
○春田委員 続きまして、再処理工場における放射漏れ、それから原子力発電所のいろいろな事故、この問題につきまして若干お伺いしたいと思います。  東海村再処理工場の放射漏れがことしの八月二十四日発生したわけでございますけれども、この原因につきまして、概要につきまして、簡単で結構でご...全文を見る
○春田委員 この原因の解明がいまされておりますけれども、大体いつごろ最終結論が出るのか、それによって修理がどれぐらいかかるのか、それから運転再開が大体いつごろなのか。新聞等では、年内は無理ではないかという報道もされておりますけれども、その辺の見通しですね。
○春田委員 ホット試験、総合試験において、九十九トンのうち十九トンが再処理をされたわけですよ。日米協定によっては、これは二年間となっております。五十二年の九月から五十四年の九月までが、協定によっては一応再処理してもいいという形になっているというふうに聞いておりますが、年内が無理で...全文を見る
○春田委員 一年間で十九トンしか処理できなかったわけでございますし、来年に入ったらあと九カ月しかございませんし、半分もいかないと思いますけれども、早急な修理点検をしていただきたいと思います。  そこで、再処理工場においては、過去に何回か事故が起こっております。五十年の十一月から...全文を見る
○春田委員 そこで、同じく局長にお尋ねいたしますが、再処理工場は六回でございますが、国内の原子力施設、原子炉においてもいろいろな事故が起こったり故障が起こったりしておりますけれども、非常に数多く出ておるわけですね。これは年次ごとに大体説明していただけませんか、件数だけで結構ですか...全文を見る
○春田委員 局長は最近の事例を御説明いただいたわけでございますが、私の手元に昭和四十一年度からの事故件数がございますけれども、昭和四十一年に十三件、それから四十二年に六件、こう来まして、四十六年十三件になっております。それから、五十一年になりましたら二十六件出ておるわけですね。五...全文を見る
○春田委員 原子炉の基数がふえたから事故もおのずとふえてくる、こういう理論は成り立たないと思うのですよ。何のために原子力安全局があるか、そういう存在から考えてみても、何ぼ基数がふえたとしても、事故は反比例して減っていくのが皆さん方の立場でしょう。やはりこうした事故が起こるたびにマ...全文を見る
○春田委員 それはわかりますけれども、何かぴんと来ないのです。  最後に、四十六年七月でございますけれども、原発の東海発電所の中で三名の方が被曝を受けているわけですね。先ほどの局長からの話でいけば、周辺、いわゆる人体の影響は非常に少ないということでございましたけれども、過去にお...全文を見る
○春田委員 健康診断をやっているということでございますけれども、表面上は別としまして、いわゆる従来から比べてかぜを引きやすくなったとか体が弱くなったとか、そういう本人からの訴えはございませんか。また家族への影響というのはどうですか、考えられませんか。
○春田委員 いずれにいたしましても、先ほどから申しておりますように、この事故、故障というものは国民にとって相当の大きな疑惑になるわけでございまして、万全の体制で今後臨んでいただきたい、このことをお願いしておきます。  続きまして、再処理の問題でございます。  現在動燃で再処理...全文を見る
○春田委員 年間二百十トンですか、これは原子力発電の何キロワットに相当するわけですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、これを本格的に操業しようと思ったら日米協定が要るわけですね。五十四年九月に二年間の再処理協定は切れます。これは九十九トンでございますから、それ以降は新たな交渉になると思いますけれども、この本格的な処理、二百十トンを処理しようという時期的な面は、...全文を見る
○春田委員 五十七、八年となればあと三、四年でございますけれども、今後の交渉にはよると思いますけれども、従来からのアメリカとのいろいろな折衝からして、その辺の十分な、いわゆる本格的な操業の感触というものは得ているわけですか。
○春田委員 交渉は来年になると思いますけれども、大体いつごろやるかということはまだ決まっていないわけですか。
○春田委員 そこで、もとに戻りますけれども、二百十トンで原子力発電の大体七百万キロということで聞いておりますが、現在わが国の原子力発電所は何基あるのか、それからどれくらいの稼働率なのか、その発電出力というのはトータルすればどれくらいになるのか、まずこの点から御説明いただきたいと思...全文を見る
○春田委員 将来計画、大体何年までにどれくらいの出力の発電所を備えたい、そういう構想を持っておられると思いますけれども、次にそれを説明していただきたいと思います。
○春田委員 六十年に三千三百万キロワット、六十五年に六千万キロワットとすれば、現在の再処理工場においては二百十トンで七百万ですか、これでは当然足りませんね。この残った、いわゆる再処理工場でできなかった分についてはどのようにお考えになっておるのですか。
○春田委員 第二再処理工場の構想がいま出されましたけれども、これは大体何年ぐらいで建てる予定なんですか。
○春田委員 それ以外を海外への委託に任せておるということでございますけれども、海外の委託の処理費が非常に高いと聞いておりますけれども、いわゆる海外の処理費と動燃が本格的に動いた場合の処理費、この関係はどうなりますか。
○春田委員 時間がなくなってきましたけれども、昭和六十五年までは海外委託とそれから動燃の第一処理で何とか賄っていく、六十五年以降第二再処理を考えているという話でございましたけれども、動燃の再処理で先ほど二千トンという話がございましたね。そうじゃないですか。いわゆる海外委託とプラス...全文を見る
○春田委員 となれば、動燃では年間二百十トンしかできないわけでしょう。二千百トンというのは、十年間必要ですね。当初の局長の説明では、大体五十七、八年ぐらいから運転開始したいという話がございましたけれども、ちょっと計算が合わないのじゃないですか。昭和六十五年までだったら、五十六年か...全文を見る
○春田委員 いや、十三年間あるけれども、先ほど局長は、日米の協定では当面九十九トンができなかったわけでしょう。本格操業をしようと思ったら、大体五十七、八年ごろになるという話がございましたでしょう。そうしたら、要するに数字的に合わないのじゃないですか。十年間要るわけですよ、二千百ト...全文を見る
○春田委員 五十四年何トンですか。
○春田委員 そうしたら、この前やったのは十九トンでしょう。あと残り六十一トン、来年中にできますか。
○春田委員 結構です。いずれにしましても、動燃で二千百トンというのはやはり非常に厳しいのじゃないかと思うのです。その分だけ海外委託がふえてくると思います。海外委託がふえれば当然それだけのお金も出ていくわけでございまして、早急な第二再処理、また濃縮の新たな構想もあるそうでございます...全文を見る