春田重昭

はるたしげあき



当選回数回

春田重昭の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月22日第91回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 最初に私は、国際情勢をめぐるわが国といいますか農水省の対応について、若干御質問したいと思います。  まず第一点は、国際問題になっておるアフガニスタンの問題です。この問題につきましては、わが国に対して全く影響がなしということは言えない要素をはらんでいると思います。また...全文を見る
○春田委員 この日ソサケ・マス交渉の割り当て量でございますけれども、昨年は四万二千五百トンですか、その前も四万二千五百トンであったと聞いております。その前は六万二千トンであったと聞いております。そういう点で昨年は前年と同じ量であったわけでございますけれども、その前からしてはやはり...全文を見る
○春田委員 それからもう一点は、アメリカの対ソ制裁措置の一つとして穀物の輸出停止をソ連側に対してやったわけですね。聞くところによりますと、一千七百万トンぐらいあるらしいのですが、この浮いた分を日本で当然買え、肩がわりしろという話が、アメリカ側からちょっと打診があったように聞いてい...全文を見る
○春田委員 それでは本題の質疑に入ってまいりたいと思います。  まず、会計検査院の方にお伺いいたしますけれども、午前中も報告のあった五十二年度決算報告の中で、特に掲記を要すると認めた事項の中で、灌漑排水事業の三地区についてその概要の説明があったわけでございますが、再度この問題に...全文を見る
○春田委員 この種の事業は特別会計になっておるわけでございますけれども、会計検査院の指摘の中で、こうした特別会計で実施する事業はおおむね七年以内で完了することが要請されるという形になっておりますけれども、この根拠は何かあるのですか。
○春田委員 特に検査院から指摘されたこの三地区、いわゆる静清庵が四十六年でしょう。西濃用水が四十三年にかかっている。東播用水が四十五年ですから、おおむね十年近くかかっているわけですね。そういう点から言ったら、非常に長期間かかっているということで、非常に能率が悪い、効率が悪いわけで...全文を見る
○春田委員 ただいまの説明では、西濃と東播につきましてはある程度めどがついたみたいでございますけれども、静清庵がちょっとむずかしいような話でございます。五十五年度に事業開始ができるのかどうか、その辺の見通しはどうなんですか。
○春田委員 先ほども言ったように、四十六年から事業を開始しているわけですよね。今日、ほぼ八年たっているわけですけれども、五十五年度もむずかしいとなったら、これは相当長期化するんじゃないかと思うのです。工事の進捗状況は、この静清庵につきましては現在どれぐらいいっているのですか。何%...全文を見る
○春田委員 八年かかって二三%、約四分の一でしょう。それは主要点がある程度解決したら一挙に進むのではないかと思いますけれども、それでも残りは四分の三、これは相当長期化するわけですね。そうしたら、先ほど検査院からの報告もあったように、かなりの資金運用部資金を使っておるわけですから、...全文を見る
○春田委員 会計検査院から報告があったように、この六地区の負担金未収額が合計したら何と七十四億あるのです。五十三年度時点で印旛沼と横島が解決して、二十八億差し引いたとしても四十六億ぐらいあるんですね。当然徴収すべきお金が取られていない。相当多額の投資をし、完成しながら、取っていな...全文を見る
○春田委員 ただいまの説明では、大和平野と王喜につきましてはある程度めどが立ったということでしょう。ところが阿知須と有明というのは調整中ということですね。調整中ということは、大体まだはっきりした見通しが立っていないわけでしょう。その点、もう一回明らかにしてください。
○春田委員 結論から言えば、まだ見通しが立っていないということですね。  ところで、この特別会計の事業資金の内容、内訳ですけれども、どういう資金が使われているのですか。
○春田委員 この国と地元と受益者の負担割合は何%なのですか。
○春田委員 そうすると、残り二五%が県と受益者となるわけですね。その県と受益者の負担割合は明確にはないのですか。
○春田委員 その割合ははっきりしてないということですね。わかりました。  そこで、この借入金の財投ですけれども、この利子は大体%くらいになるのですか。
○春田委員 ということで、財投から借りているお金といっても利子がつくわけでございますから、それだけ負担金の徴収時期がおくれれば当然金利が増していくわけですよ。最終的にはそれが受益者の負担になってくるという形になるわけです。この会計検査院の報告の中でも、五十二年度末における借入金の...全文を見る
○春田委員 検査院の報告では、現在、事業そのものが休止になっている地区は、高浜入、佐賀、羊角湾、それと長崎南部が未着工ということでございますけれども、現時点におけるその状況はどうなっているのか、その見通しですね、これは農水省の方からお答えいただきたいと思います。
○春田委員 そこで、高浜入の干拓事業についてお尋ねしてまいりたいと思うのですが、いまの局長の御答弁では、さらりと廃止してそれから水資源の事業に入っていきたいという形で言っておられますけれども、相当の事業費をつぎ込んで長期間たっているわけですよ。そんな干拓事業を簡単にやめてしまって...全文を見る
○春田委員 いまの話では、地元県側の意向で事業そのものを変更するような言い方でございますけれども、これは国の直轄事業でしょう。国の直轄事業でありながら、県の意向で干拓を簡単に水資源にかえるということができるのですか。
○春田委員 もう一度はっきりと確認しておきたいのですけれども、事業開始のいわゆる全体設計に入ったのはいつなのか。第二点としては、事業を開始したのはいつなのか。第三点としては、実際工事にかかって中止したのはいつなのか。最後に、事務所を閉鎖したのがいつなのか。時期を四点に分けて明確に...全文を見る
○春田委員 結果的に五十四年度からいわゆる廃止していく、休止を廃止にしていく、こういうことですね。
○春田委員 いま説明があったように、要するに事業を開始したのが四十二年ですから、今日まで約十二年かかっているわけですね。全体設計にかかったのが四十年ですから、それから積算すれば十四年たっているわけです。この間の投資は、先ほど検査院からも報告があったように二十四億になっているわけで...全文を見る
○春田委員 こうした補償問題というのは利害が絡むだけにむずかしことはわかりますけれども、私が調べてみても、どの事業でもいわゆる事業を開始する前に大体三年ないし四年くらいは全体実施計画といいますか、設計があるわけですよ。大体三年ないし四年かけて、この事業そのものがどういう形で進展し...全文を見る
○春田委員 厳しい言い方になるかもしれませんが、こうした事業で中止したりまた廃止になっていくのは、やはり根底に親方日の丸的な存在があるのじゃないか。民間だったらこんなことはできませんよ。あらゆる根回しをやって事業の推進をやっていきますよ。そういう点で私は猛省を促すわけでございます...全文を見る
○春田委員 以上でもってこの種の問題の質問を終わらせていただきます。  続いて補助金の問題につきまして御質問を展開してまいりたいと思いますが、その補助金に入る前に、行政改革の第一弾として特殊法人の統廃合が昨年末に行われたわけでございますけれども、第二次大平内閣の最大の目玉だった...全文を見る
○春田委員 漁業共済基金が五十七年度中、それから日本蚕糸事業団と糖価安定事業団の統合が五十六年の十月、こういうことでございます。この種の特殊法人というのは、過去にも問題になったのは大臣も御存じだと思うのです。五十年、五十二年の閣議了解、また決定でも決まっているわけですよね。そうい...全文を見る
○春田委員 そこで、行政改革の特殊法人の統廃合が第一弾とするならば、今後第二弾、第三弾の行政改革が必要であると思いますけれども、私はここで補助金の整理合理化の問題につきましてお尋ねしていきたいと思うのです。  大蔵省の方がお見えになっておりますので、まずそちらの方からお尋ねして...全文を見る
○春田委員 五十五年度では大体千五百億ぐらいですか、大蔵省としてはやりたいというお話を聞いておりますけれども、どれくらいなのか、そのうち農水省としてはどれくらいの整理合理化をやっていくのか、方針が決まっておれば御答弁いただきたいと思います。
○春田委員 いま補助金の整理合理化の額を示していただいたわけでございますけれども、さらに補助金の総額はどういう推移になっているのか、これを全体額と農水省に分けて説明いただきたいと思います。
○春田委員 それで農水省にお伺いいたしますけれども、いま大蔵省の方から御説明があったように、補助金の整理合理化というのは年次ごとにかなり進んでいっておるわけです。額もふえていっております。ところが補助金総額そのものは、合理化をやった割りにはふえていっておるわけですね。これは新しい...全文を見る
○春田委員 当然農水省としてはそれなりの見直しをやっておられると思いますけれども、私から言わせれば、もっともっと徹底的にやってほしいというのが希望でございます。  その補助金のむだ遣いという点につきまして、いま五十二年度でございますけれども、昨年暮れ五十三年度の決算報告が出てお...全文を見る
○春田委員 それは一つの例なんです。  そこで、こうした補助金関係の批難件数というのが会計検査院から報告されておりますけれども、五十年から五十三年にわたる批難件数そして金額、これを全体と農水省を合わせて二段階でまた御報告いただきたいと思います。
○春田委員 いま資料がお手元にないということでございますけれども、私の方には検査院から出された資料があるわけでございます。これは大臣に聞いていただきたいのですが、要するに補助金関係の批難件数が会計検査院から報告されています。いまお話があったように、四十九年度は全体で七十件、そのう...全文を見る
○春田委員 あと五分でございます。  最後に、行政改革の一端として農水省は食糧庁に属する食糧事務所職員、いわゆる農産物の検査官の他省庁への配置転換をお考えになっているみたいでございますけれども、現段階でどこまで進んでいるのか、その取り組む姿勢といいますか、この辺の問題を、簡単で...全文を見る
○春田委員 以上でもって終わります。
01月24日第91回国会 衆議院 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号
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○春田小委員 いま館長から報告があったように、検査院から指摘があったわけでしょう。要するに検定するわけですね、ミスについて。その前に一応国会図書館としては先に出してしまったのですね。各省どうもその辺の連携がばらばらじゃないかということをいろいろ言われておりますけれども、私たち非常...全文を見る
02月22日第91回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○春田委員 私は最初に、高齢者対策の一環として政府が考えておりますシルバー人材センターの構想、趣旨、その事業の内容について、まずお尋ねしてまいりたいと思います。
○春田委員 すでに各地方団体では四十九年十二月、東京を皮切りに〇〇市、また東京都においては〇〇区ですか、高齢者事業団という形で発足しておるわけでございますけれども、すでに全国でどれくらいの数になっておるのか、それと今回のシルバー人材センターとの関連ですね、どう位置づけていけばいい...全文を見る
○春田委員 すでに発足している地方の高齢者事業団に対する補助でございますけれども、これは種々雑多だといういまの御答弁でございますけれども、このシルバー人材センターの構想と若干やはり違うところがあると思うのですね。そこに対しては補助するのかどうか、また既成のいわゆるそういう団体に対...全文を見る
○春田委員 条件の一つに人口二十万以上というのが大きなウエートを占めているわけですね。人口二十万以上の都市というのは大体全国でどのくらい数があるのか。
○春田委員 新年度は、七月から発足するみたいでございますけれども、要するに百団体、六百万、六億円の予算が組まれているわけですね。したがって、全国で百十七団体でしょう。その百十七団体が全部やって初めてこの予算が消化できるわけですよね。ところが、要するに、すでに百団体あると聞いており...全文を見る
○春田委員 確認の意味で大臣にお聞きしたいのですが、すでに発足している地方のいわゆる事業団に対しては、たとえ二十万を下回っても、もうつけてあげる。これはもう国に先駆けてやったわけでございますから。これから新発足するところは二十万以上という線を設けてもいいですけれども。いままでやっ...全文を見る
○春田委員 それから、先ほどの答弁の中で、大体一府県で三カ所ぐらいというお答えがございましたけれども、これはたとえば東京や大阪という大都市と、たとえば北の方の農村地帯の府県とは違うと思うのですよ。だから、画一的に一府県で三カ所というのじゃなくして、要するにこの条件に合いさえすれば...全文を見る
○春田委員 次に、労働省から出ているこのシルバー人材センターの構想の中に、年齢の面で、会員は主として六十歳以上、六十五歳未満となっていますね。先ほどの答弁では、六十五歳以上でも健康な人であればいいとなっておりますけれども、そちらから出ている書類には六十五歳未満となっているわけです...全文を見る
○春田委員 それから、補助期間が五年となっております。これはレクの段階で、新規事業の補助は五年間が最高限度である、こういうことで五年となりましたという答えをいただいたわけでございますけれども、この高齢者事業団というのは非常に好評を得ているわけですね。私の市でも、当初、請負契約が大...全文を見る
○春田委員 続きまして、このたび新聞でもかなり報道されましたけれども、日本建設雇用管理協会、こういう公益法人がございますけれども、この協会に絡む詐欺事件というのが勃発したわけでございます。御存じのとおりだと思います。その事件の経過並びにそれに対応する労働省のいわゆる御見解をお聞か...全文を見る
○春田委員 労働省から雇用促進事業団に交付金という形でいっている。それから、雇用促進事業団からいわゆる助成金という形でこの協会にお金が渡っているわけですね。助成金、補助金がいっているわけです。この補助金の支給状況を数字をもってお示しいただきたいと思うのです。
○春田委員 ところで今回の詐欺事件でございますけれども、これは理事長なる川渕だけの単独犯なのか、それとも協会の役員の一部が加担していたのかどうか、どうでございましょう。
○春田委員 いま警察に逮捕されているのは川渕だけなんですか。
○春田委員 これは毎日新聞の二月十六日の夕刊でございますけれども、この中には、長野県の建設会社社長をだまして約三千六百万のお金を得たとなっておるわけですね。この中で、この管理協会の種々の運営について川渕とともにいわゆるAなる同協会の幹部、参事となっておりますけれども、新聞ではAと...全文を見る
○春田委員 この協会には参事というのはおるのですか。その方を労働省としては呼んで事情を聴取したのかどうか。わからない、わからないでは事件に対する責任というのは一向に解明されないのじゃないですか。労働省としては呼んで事情を聴取したのですか。
○春田委員 聞いておるけれども、要するにこの詐欺事件に関しては川渕の、理事長だけの単独犯である、このように認識なさっているのですか。
○春田委員 いまの局長の答弁を聞いたら、まだ非常にあいまいなのですね。Aなる人が告訴すると言っているのですから、本人を呼んで労働省としてはきちっといわゆる前後の事情等を聞くべきじゃないですか。そういうあいまいな形で済ましてしまったら、これは大変なことになるのじゃないですか。
○春田委員 この協会が設立されたのはいつなのですか。
○春田委員 四月十一日申請して約二週間後の二十六日にはもう公益法人として認可しているわけですね。労働省には公益法人が百数社ありますけれども、公益法人の認可というものは、大体二週間程度で全部認可するのですか。
○春田委員 その事前審査とか事前調査をやられたのは大体いつごろなんですか。
○春田委員 また、これも新聞報道によりますと、理事長の川渕は過去にも北海道において、これと似た詐欺事件を起こして二年六カ月間の実刑判決を受けているわけですね。いわゆる前科者なんですよ。この協会の中心である、軸である理事長がこういう詐欺事件を二回も起こしているわけでしょう。そういう...全文を見る
○春田委員 この川渕なる人物は、過去には東建災防協会の中心的人物だったわけでございまして、そのころから労働省とはおつき合いがあったと思うのですね。そういう点では、なれ合いといいますか、そういう面があったのではないかと思うのです。二年六カ月の実刑を受けているという前科犯なんですから...全文を見る
○春田委員 この住宅分譲をやってはならないというのは、五十三年十月労働省としては行政指導をしている、こうなっているわけですね。ところが、十月二十日には住宅分譲を行う日本建設雇用管理センター、いわゆる協会をセンターにかえただけなんですね、これをつくっているわけですよ。十月には指導し...全文を見る
○春田委員 この住宅分譲を行うセンターをつくったのはいつなんですか。
○春田委員 ちょっとおかしいのじゃないですか。住宅分譲は行ってはならないというのを十月二十日に指導して、その日にもうつくってしまったのですか。いまのところ、おかしいんじゃないですか。
○春田委員 一応指導したと言うけれども、実際は二カ月後には会社をつくっているわけですよね。その職員と役員、また事務所も全く一緒であるという、いま局長の答弁がございましたけれども、そこらは昨年十月に調査してわかったというのですね。ところが、要するに一昨年にこれをつくっているわけでし...全文を見る
○春田委員 さらに六月には診療所の設置を申請したわけですね。これに対して労働省はどういう手を打ったのですか。
○春田委員 実際、ではその診療所はどうなったのですか。できたのですか、できなかったのですか。
○春田委員 このように、ことごとく、労働省は一応指導したと言いますけれども、全然その指導どおりやっていないわけですね。それで、営利活動にもせっせと励んでいるわけです。  五十三年十月には住宅分譲を行うためのセンターをつくった。そして翌年の二月にはホテルフェニックスを買収している...全文を見る
○春田委員 雇用促進事業団の方がお見えになっておりますけれども、実際はこの雇用促進事業団を通して補助金が出ているわけですね。雇用促進事業団は、政府だけに任せっ放しではなくして、事業団としてそれなりの調査をやったのかどうか、お尋ねしたいと思うのです。
○春田委員 そうしたら、お尋ねしますけれども、事業団としては、協会の理事長がいわゆる営利活動をやっていたという事実は御存じなんですか。
○春田委員 事業団の中野さんの話によれば、当然協会の仕事は一応やっているということで、まあ助成してもこれはあたりまえである、補助金を出してもあたりまえであるという考え方みたいでございますけれども、しかし、少なくとも協会そのものが別会社をつくって営利をやっている、そして多額の負債を...全文を見る
○春田委員 ところで、この協会に対する労働省から、また事業団からの天下りというのはないのですか。
○春田委員 ところで、今回のいわゆる詐欺事件が勃発して、かなりの全容が浮かび上がってきたわけでございますけれども、それによると、いわゆる宅地分譲に手を出したことによってかなりの負債が出ているみたいでございます。現時点で協会でどれだけの負債があるのか、またセンターと言えどもかなり協...全文を見る
○春田委員 この両方合わせて約三十億円あるわけでございますけれども、これに対するいわゆる本省の責任というのはあるのかどうか。
○春田委員 いや、このセンターの負債も協会の方から裏保証をやっているわけでしょう。最終的には協会の責任という形になっていくんじゃないですか。まあ政府としては、もう金の問題は商行為としてのあれだから責任はない、いわゆる協会そのものが処理してもらいたいという考えみたいでございますけれ...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので先を急ぎますけれども、今回の事件でわかったのは、非常に経理があいまいだということですね。管理協会と管理センンターがごっちゃになっているみたいな感じがする。いわゆる協会の金がかなりセンターの分譲住宅の方に行っている。そういう懸念があるわけですよ。そ...全文を見る
○春田委員 こうした不祥事件を起こしたわけでございますけれども、この協会の存続はどう考えているのですか。
○春田委員 会計検査院の方がお見えになっていますのでお尋ねをしますけれども、以上、大体の流れを答弁の中である程度御理解いただいたと思うのですけれども、会計検査院としては今回のこうした公益法人の不祥事件に対して、私はやはり立入検査をやるべきじゃないかと思っておりますけれども、どのよ...全文を見る
○春田委員 最後になりましたけれども、いずれにいたしましても、労働省のいわゆる対応は非常に後手後手になっていたのは、もう否めない事実でございます。そういう点でいま以上に政府全体、国会全体が——特殊法人というものは非常に目が行き届いておりますけれども、こうしたいわゆる公益法人、認可...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、この協会の存続それから解散、これから債権者を集めていろいろな会議が行われるみたいでございますけれども、そのてんまつにつきましては必ず後日書類でもって報告いただきたい、このように局長の方にお願いするわけでございますけれども、どうでございましょう。
○春田委員 終わります。
03月04日第91回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○春田委員 まず長官にお尋ねしてまいりたいと思いますが、これは午前中も論議されたわけでございますけれども、「あやめ一号」「二号」の失敗、非常に大きな話題になっているわけでございますけれども、この失敗により、今後の宇宙計画を長官としてはどう見通されているのか、この辺からまずお伺いし...全文を見る
○春田委員 一応宇宙開発事業団から参考人の方がおいでになっておりますので、同じ質問をするわけでございますけれども、事業団としてはどういう御認識を持っておられますか。
○春田委員 事業団は過去何回か人工衛星を打ち上げているわけでございますけれども、過去打ち上げた回数と、それによって失敗した機数、成功した機数があると思うのですけれども、それを数字をもってお示しいただきたいと思うのです。
○春田委員 私はいま、事業団に限ってということで質問したわけでございまして、事業団としては合計九回ですね。日本で六回、アメリカで三回ということになっておりますけれども、事業団だけのいわゆる成功、失敗、これを分けて説明いただきたいと思うのです。
○春田委員 この原因究明でございますけれども、これは開発委員会の第四部会でこれから調査するということで午前中も御説明ございましたけれども、大体いつごろをめどにするのか、これがわかった段階で世間に公表するのかどうか、この点ちょっと明らかにしていただきたいのです。
○春田委員 それを公表するのですか。
○春田委員 思いますじゃなくして、公表するのですか。はっきりしてください。
○春田委員 この「あやめ一号」と「二号」の失敗の原因ですけれども、主たる原因といいますか、どこに原因があったのか。一号と二号の失敗した原因の違い、これを明らかにしていただきたいと思います。
○春田委員 したがって、今回の「あやめ二号」に関しては、一号で起こしたそういう第三段ロケットの切り離しは一応正常に動いたけれども、静止軌道に乗せるアポジモーターの時点で点火の後に事故が起こったということで、まあ若干の違いがあるわけですね。そこでこのアポジモーターというのは今後非常...全文を見る
○春田委員 この「あやめ二号」のアポジモーターのメーカーですね、どこの製品を使っていたのですか。
○春田委員 そうしたら、エアロジェットから、今回打ち上げる前に、先ほどの局長の答弁では生産者側の専門家に来てもらったということでございますけれども、アメリカ側から来たわけですね。十分なる点検をしてわけですな。
○春田委員 ということは、この衛星そのものに  つきましては、アメリカからそっくり入ったものをノーチェックで組み込んだという形で、日本としては調査といいますか点検は全然しなかった、こういうことですね。
○春田委員 先ほど十回失敗の中で五回がアポジ  モーターということになっていますけれども、この失敗したアポジモーターのメーカーはどこか調べましたか。
○春田委員 そんなことは聞いてないんだよ、時間がないから。十回失敗したうち五回がそれが原因だと言われているでしょう。そのメーカーを調べましたかと聞いているんです。
○春田委員 五回アメリカで失敗したのはどこのメーカーかと聞いているのです。
○春田委員 いずれにしてもアポジモーターというのは今後の正式の路線には重要な機械部門になってくると思うのです。エアロジェットが世界有数のメーカーだとは一応聞いておりますけれども、そのほとんどの失敗がそういう形でそのメーカーの製品なんですよね。そういう点でそのメーカーのものだけを買...全文を見る
○春田委員 大体いつごろをめどに完成させようという計画なんですか。
○春田委員 どこの機関でこれは開発しているのですか。民間ですか。
○春田委員 ところで今後の人工衛星の計画でございますけれども、どういう計画になっているのか、わかっておる範囲内で御説明いただきたいと思います。
○春田委員 五十三、五十四でNIのロケットを使って「あやめ一号」「二号」が失敗したわけですね。原因が究明されていないという形のままに五十五年度にはさらに大きなロケットNIIを使ってこのETSの衛星を打ち上げようとなさっておるわけでしょう。この「あやめ一号」「一号」の教訓というのは...全文を見る
○春田委員 ETSという衛星そのものは過去成功しているから今回一段階上がったということでございますけれども、やはり何といいますか一号、二号が連続して失敗しているわけですから、その失敗した中で、まだ手探りの状態の中で一段上のNIIに上げていいものかどうかという問題ですね。だから、こ...全文を見る
○春田委員 最後に保険契約の件で御質問いたしますけれども、いわゆる一号では入っていた、二号では入っていなかったということで、これも大きな話題になっているわけでございますけれども、年前中の答弁ではやはり「あやめ一号」の場合は予備機である二号があったのでつけたのだ、こういうことなんで...全文を見る
○春田委員 何か午前中は大蔵省の指示は全然なかったという話がございましたけれども、局長の答弁を聞いたら、その予算がつかなかったら保険に入れないようなニュアンスに聞くわけですけれども、今後それだけの予算がつけば保険に加入した方がいいという局長の答弁なのですが、科技庁としては保険に入...全文を見る
○春田委員 この五十五年以降の計画で八機飛ばすようになっておりますね。このうち保険をかけるべきであると局長の方で考えているのはどれとどれですか。
○春田委員 「あやめ一号」では約三億近くの保険をかけて、保険料を入れて二十八億返ってきたわけです。そういう面では、それが二号に生かされたわけでございます。この保険の加入、不加入という問題、いろいろな論議があると思うのです。成功した場合はそれがむだになっちゃうわけですから、そういう...全文を見る
○春田委員 この法人は北の丸公園に位置しているわけですね。この用地は国有地なんですね、確認しておきます。
○春田委員 この建物はどこの建物ですか。
○春田委員 大蔵省の方にお尋ねしますけれども、こうした国有地に永久建造物の民間の建物を建てていいかどうかという問題、これはどうなんですかね。過去の例でそういうのがありますか。
○春田委員 ところで国有地でございますから、借地になりますね。したがって、借地なら当然使用料を納めなければならないわけでございますけれども、この使用料の問題、正確に納められていますか。
○春田委員 ところで、五十二年までは一応使用料は納められているわけですね。五十三年度以降はまだ残っているわけでございますけれども、この資料によりますと、使用料が決定したのが非常に遅いわけですね。大臣、ちょっとお聞きいただきたいと思うのですけれども、昭和四十年、四十五年、これはまだ...全文を見る
○春田委員 これは、大蔵省が来ておりますけれども、要するに財団の経営状態がよくないから三、四年もおくらして決定しているというのですね。要するに国有地を使っているわけでしょう。大蔵省としては税金取るのが商売ですよね。こんな状態でいいのですか。
○春田委員 これは環境庁が使用料を決定するわけでございますけれども、民間の鑑定人が鑑定するわけですね。それで時間的な差があるということでございますけれども、民間の鑑定人に依頼するのに三、四年もかかってしまうのですか。環境庁、お答えください。
○春田委員 慎重を期するのに大体三、四年かかっちゃうのですか。それがあたりまえなんですか。
○春田委員 最近早くなったというのは、私が質問するから科技庁でも環境庁でもあわてたのであって、これは長官、そういう経緯を含んでいるのです。実際、使用料を決定するのは環境庁が大蔵省と協議して決めるのですが、主管庁は科技庁なんです。そういうあいまいな形で来ているわけです。  五十二...全文を見る
○春田委員 そういうことで、これはこちらが質問するまでは本当に野放し状態だったのです。やっとあわてて、そちらの方も大変だということでこういう配慮をなさっているみたいでございますけれども、そういう国有地の有効な利用のためにもきちっとしていただきたいと思うのです。  ところで、この...全文を見る
○春田委員 いろいろ事業の中身を充実してきていると言っていますけれども、現実には入場者数は減っているわけです。五十四年はまだ出ていませんけれども、五十二年で六十七万だったのが、五十三年度には六十一万に減っている。六万減っているのですよ。中身は変わってないのです。そういう意味ではど...全文を見る
○春田委員 これは新聞の報道ですからどこまで正確かわかりませんけれども、いずれにしても、  こういう話は地元では出たと思うのです。したがって、もしこういう形で永久的にこういう博物館を建てるとなったら、いまある科学技術館と全く同じような建物になってしまうのですね。ですから、いずれ...全文を見る
○春田委員 一点だけ、ちょっと忘れていました。  民間の再処理会社の設立のうわさがあるわけでございますけれども、何か三月初めに設立されたということも聞いておりますけれども、どういう構想なのか。場所でございますが、いろいろ報道されておりますね。種子島とか徳之島とか、いろいろなとこ...全文を見る
○春田委員 終わります。
03月05日第91回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○春田分科員 昨年の十二月の十七日から二十日までカラカスでOPECの総会が開かれたのは御存じのとおりでございます。     〔主査退席、片岡主査代理着席〕 この総会では価格の面で統一されないままで終わったわけでございまして、全く不正常な状態で終わったわけですよね。そこで、こう...全文を見る
○春田分科員 ああいう形で終わっただけに恐らく臨時総会が開かれると思うのです。そこで当然メーンテーマは石油の供給の面と価格の安定の面じゃなかろうかと思うわけでございますが、もしこの臨時総会が開かれた場合、わが国に対するその影響といいますか、どういう結果になるのか、通産省としてはど...全文を見る
○春田分科員 昨年のカラカス総会では、穏健派のサウジ関係が一バレル二十六ドルですか、それから強硬派の方、リビアなんかは三十四ドルになっておるわけですね。これは五月までそのままの形で推移していく、こう見ておるわけですか。
○春田分科員 ところで、現在の石油製品の量的な面から見た場合、十分確保されているかどうかという問題でございますけれども、備蓄はどれぐらいなのか、それからいわゆる消費量はどれぐらいなのか、一番新しい時点で結構でございますので、対前年と比較しながらお示しいただきたいと思います。
○春田分科員 そんなくどくど言わないで、要するに一月時点や二月時点で速報値のわかった時点で昨年と比較して何%落ち込んでいる、どれぐらい備蓄が進んでいる、こう言ってもらったらいいのですよ、時間ないのですから。  在庫量はどうですか。
○春田分科員 次に、石油製品の価格の問題でございますけれども、この辺はどうですか。
○春田分科員 いずれにいたしましても備蓄は進んでいる。要するに消費量も落ち込んでいるから、在庫量も相当ふえつつあるわけですね。そういう中で価格面を見た場合、昨年対比で倍近くになっているわけでございますけれども、この点は、いまの局長のお話では、要するに原油が上がったからやむを得ない...全文を見る
○春田分科員 ということは、法的に発動したことはない、独占禁止法、売り惜しみ買い占めの法律がありますけれども、これを発動したことはない、こういうことですね。
○春田分科員 それから、末端においてはモニター等で調査して吸い上げて、その推移を見ておるそうでございますけれども、それによっての行政指導なんかは一回もやったことはないのですか。
○春田分科員 原油価格が上がってきたというのは、一昨年の十二月ぐらいからずっと上がってきて、ことしの一月、二月にかけて大体七回ぐらい上がっているわけでしょう。この間で何回ぐらい行政指導をしたのですか。
○春田分科員 それから、いま消費者団体等から、いわゆる政府の標準価格を決めてほしいし発表してほしいという声がありますけれども、これに対してはどう理解しますか。
○春田分科員 要するに量的確保はされているのですよ。ところが、価格面で国民はいま大きな不安を抱いているわけです。かつて第一次石油ショックのとき、四十九年のときには発表したわけでしょう。それと同じような情勢にいまなってきているわけです。そういう面においてはできないことはないと思うの...全文を見る
○春田分科員 大臣にお尋ねしますけれども、これから四月、五月になりましたらいわゆる需要期外になってくるわけですね。昨年の五月ですか、当時の通産大臣でございました江崎さんが、需要期以外の灯油価格の凍結を解除して原油のアップは製品に転嫁してもやむを得ないような発言がございまして、それ...全文を見る
○春田分科員 時間がございませんので先に進みます。  きょうは自治省の方がおいでになっておりますけれども、いま地方自治体は、屎尿処理場とか火葬場とかごみ焼却場、また市民病院を持っているところ、県立病院を持っているところは、そういう公的な病院等に非常に石油製品を使っているわけです...全文を見る
○春田分科員 それから浴場組合からかなりいろいろな陳情とか請願とか来ているわけでございますけれども、この浴場組合というのは当然府県がそういう料金を決めるわけでございますが、この点の手当ては考えておりますか。
○春田分科員 厚生省の方もお見えになっておりますけれども、時間がないので、私は決算の段階でやらしていただきたいと思います。せっかくおいでいただきましたけれども、次の段階にさせていただきたいと思います。  最後に、大臣にお尋ねします。いま電力料金が大きな論議になっているわけでござ...全文を見る
○春田分科員 終わります。
03月05日第91回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○春田分科員 就学援助制度というのがございます。正確に言ったら準要保護児童生徒認定、こういう制度でございますけれども、この認定にはいろいろな条件といいますか、基準があるみたいでございますが、まずそれをお示しいただきたいと思います。
○春田分科員 そうしたいわゆる認定基準の統一的な国の見解というものは、これは市町村側の教育委員会がやっているわけでございますけれども、きちっと明確に徹底されているんですか。
○春田分科員 それが地方団体では、こういう文章ではわかっていても、いざこの人が本当に対象者かどうかということは、一つの税金の額とかそういう形にしなかったら、機械的といいますか、事務的になかなか処理できないわけですよ。そういう点で、文部省が昭和四十八年に研修会を行いまして、このとき...全文を見る
○春田分科員 四十八年文部省が一つの目安を出されたときは生活保護基準額が六十七万、非課税の世帯の方が八十六万ということで、いわゆる生保の方を一・三倍したら大体この八十六万くらいになるということで、目安として出されたわけです。今日、昭和五十四年になったら、生保が百六十一万九千円にな...全文を見る
○春田分科員 局長は、言っていますと言うけれども、聞いてないのですよ、これは。いついかなるときにどこでどういう形で明確に指導したか言ってください。
○春田分科員 大臣、昭和四十八年は全国から全部集めて、テキストを渡して、文部省のえらいさんが、当時の目安としては大体一・三ぐらい、どうですかと全部説明したんです、ところが、そういう経済状態の変動でいわゆる生保の方が非課税より上回ってきているわけですよ。現在、一・三倍ないし一・五倍...全文を見る
○春田分科員 それに対しては文部省としてどういう見解なんですか。現実にそういう形でやっているわけでしょう。それに対してはどういう見解なんですか。
○春田分科員 それでは、要するにお金は国が上げるから、これも枠がありますけれども、実施するのは市町村だからあなたのところは予算内で適当にやっていけということで、これは無責任になりますよ。こうした国の補助金がつくわけですから、国の統一見解を出して、そして理想的なそういう就学援助制度...全文を見る
○春田分科員 そういう全国レベルの実績があるわけですね。  私の地元は大阪なんです。この大阪でも本当にひどいのですよ。守口なんというのは、五十三年度で国が大体五・〇三ですか、守口は小学校で一三%、中学校で二%、大東市では小学校は九%、中学校は七%、東大阪市というのがあるのですが...全文を見る
○春田分科員 よく検討していただきたいと思うのですよ。  それで、認定率というのが一・三から一・五ありますけれども、いままでの論争からすればこれはいまは全然ないと考えていいわけですね。
○春田分科員 それから、いわゆる収入を総収入と考えるか所得と考えるかという点でございますけれども、この点どうですか。
○春田分科員 ということは総収入ということですか。
○春田分科員 ところが、これも市によっては所得でやっているところがあるのですよ。所得でやっているところは大体総収入の七割ないし八割ですから、その分だけ、たとえば限度額が二百六十万で総収入でやっているところはいいですけれども、所得でやっているところは三百万ぐらいになるわけですよ。だ...全文を見る
○春田分科員 これは市町村に提出する期日というのは決まっているのですか。
○春田分科員 というように、私が言ったように認定率も一・三を使っているところもある、一・五を使っているところもある。ところが、国はそういうものを全然考えていないと言っても、現実にやっているわけですよ。収入の面でも総収入を採用しているところもあるし、所得を採用しているところもある。...全文を見る
○春田分科員 いや、そういうことじゃなくして、本人自身が申請して認定になるか、不認定になるかの手順なんですよ。
○春田分科員 いまの局長のお話では、民生委員や社会福祉事務所のそういう助言も必要であるということでございますけれども、教育委員会単独で決定しているところもあるのです。ところが、民生委員の判こがなかったら認定になっていないところもあるのですよ。こういうばらばらあるのですけれども、こ...全文を見る
○春田分科員 申請ですけれども、これは個人申請がたてまえであると思いますが、どうでしょうか。
○春田分科員 ところが、個人申請もありますけれども、団体申請がかなりあるところがあるのですよ。こういうお話聞いたことがございますか。
○春田分科員 よく実態をつかんでほしいと思うのです。これは現実に行われているのです。要するに個人申請が主義です、たてまえです。本人がどうしてもやむを得ない場合は、代理申請でいいと思うのですよ。ところが、団体で申し込んできて、それで手続を全部終わってしまう、こういうケースがいま私の...全文を見る
○春田分科員 最後に、ちょっと苦情になりますが、大阪のある市がこの問題について文部省の方に文書でもって問い合わせたわけです。ところが、公文書で問い合わせていながら全く誠意ある回答がなかったということで、私の方に意見がましいお話があったわけでございます。御記憶ありますか。
○春田分科員 それに対してどういう回答のやり方をなさいましたか。
○春田分科員 そうじゃない、回答しているのです。大阪府の一係長に電話で、大阪の大東市からこういう問い合わせがあった、要するに公文書で質問が来たけれども、これはおまえのところに電話で答えておく、大阪府、おまえは大東市へ行ってよく説得しろ、平たく言ったらそういう回答なんです。これでい...全文を見る
○春田分科員 ということで、公文書で問い合わせ、質問があった場合、やはり公文書で丁寧にお答えするのが筋ではないかと思うのです。それが本当の地方の時代、いわゆる地方を大事にする国のやり方ではないかと思うのです。そういう点で反省を求める次第でございまして、これはまだ出してないわけでご...全文を見る
○春田分科員 それでは時間が参りましたので、以上で終わります。
03月19日第91回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○春田委員 私は最初に、KDD事件の問題についてお尋ねしてまいりたいと思います。  郵政省の元幹部二名が警視庁に任意同行から昨日逮捕に切りかわったわけでありますけれども、これまでのKDD事件のいきさつからして、法務省としては警視庁と十分連絡をとっておられると思います。  そこ...全文を見る
○春田委員 逮捕または公判の維持のためには確かな証拠が必要であると思いますけれども、それらはつかんでおられるのか。
○春田委員 報道等では、この二人は昭和五十二年の五月から六月にかけて国際会議に出席した。その会議終了後、KDDより一人当たり五十数万円相当の海外観光旅行のもてなし、いわゆる接待を受けたという形で報道をされておりますけれども、その事実はつかんでいるのか、また立証できる要素があるのか...全文を見る
○春田委員 一人当たり五十万円相当のもてなしということは、これは単なる社交儀礼の範囲と見るのか、それともそれを逸脱した行為と見るのか、この辺の判断はどうでしょうか。
○春田委員 今回の海外の観光旅行、これは国内でKDDとこの二人の間で事前約束されたものなのか、それとも、KDDの海外事務所がありますけれども、そこが単独でやったものなのか、法務省としてはどちらをとっておるか、御見解をいただきたいと思います。
○春田委員 佐藤前社長室長は業務上横領、関税法違反で逮捕され、起訴されているわけでございます。そこで、疑惑の中心人物と見られている板野学前社長でございますけれども、この人の刑事責任は問われないのですか。
○春田委員 再度お尋ねしますけれども、業務上横領の事実はつかんでいる、しかしそれ以上の大きなものを洗い出すために時期を見ているんだ、前社長の板野学につきましては捜査中である、こういうようなうわさもあるわけです。そういう点ではどうでございましょう。
○春田委員 今回の事件では刑法第四条海外犯の適用をするみたいでございますけれども、今回の事件に関しては収賄側と贈賄側においてはその適用範囲が違うわけですね。そういう面から考えて、今後この種の犯罪といいますか事件等が非常に国際化していく傾向が強いわけでございますけれども、そういった...全文を見る
○春田委員 最後に法務大臣にお伺いするわけでございますけれども、一連のKDD事件に対する今後の対応ですね。要するに、密輸入が発覚したのが昨年の十月二日だと聞いております。したがって、もう五カ月半以上になるわけでございますけれども、今後捜査はどこに的をしぼって展開されていくのか、こ...全文を見る
○春田委員 この事件に対する法務大臣の御見解を最後にお尋ねして、この問題については終わりたいと思います。
○春田委員 国民からすれば、まだまだ解明してもらいたいというのが本音じゃなかろうかと思うのです。まだまだ事件というのはこれからだと思うのですね。これからが山場であり、核心じゃないかと思うのです。そういう点で、事件解明に対する大臣の努力を期待するものでございます。  それでは続い...全文を見る
○春田委員 確認の意味も含めて再度お尋ねするわけでございますけれども、刑事訴訟法第二百三十九条の第二項、公務員はいわゆる告発をしなければならないとなっておりますけれども、これは義務規定なのか単なる訓示規定なのか、明らかにしていただきたいと思います。
○春田委員 一方、日本国憲法の第三十八条には「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」ということになっているわけです。この辺との絡みから考えてみても、この刑事訴訟法の二百三十九条第二項は、これは同僚や上司をかばい、実効面では効果が上がらないのではないか、形骸化されているのでは...全文を見る
○春田委員 今後に期待しなければならないわけでございますけれども、いざそうしたいわゆる実効面で見た場合には、このように本人自身が告発するかどうかという点では非常に疑問視されているわけでございます。  この点で、総理府人事局で、この統一見解が出たわけでございますけれども、今後公務...全文を見る
○春田委員 そこで、実効面で疑問視されているわけですけれども、もしこの不正を見逃した場合、そしてそれが後で判明した場合、要するに公務員としては告発義務違反として処分されるかどうかという問題です。この点どうでしょうか。
○春田委員 なり得ると思いますということでございますけれども、過去の事例からして、この告発義務違反として八十二条の第二項を適用されたことがございますか。
○春田委員 ということで、非常に私自身も期待するわけでございます。  続いて質問に参りますけれども、刑事訴訟法二百三十九条の条文には、先ほど前田局長もおっしゃったように「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。」こうなってお...全文を見る
○春田委員 たとえば専売公社とか国鉄等はそれぞれ設置法があるわけでございますけれども、設置法によればいわゆる公務員とみなす、普通みなし公務員と呼んでいるようでございますけれども、こうした方たちもこの官吏、公吏の中に入ってくるのかどうか。
○春田委員 昨日、専売公社の方にお尋ねしましたら、やはりこの二百三十九条の第二項につきましては準用する、このように専売公社の方たちも言っておるわけでございますけれども、いま局長は当たらないとおっしゃいました。向こうは準用する、こう言っているわけですね。その辺の食い違いがあるわけで...全文を見る
○春田委員 要するに尊重すべきであるということで、義務規定ではない、こういう御理解じゃないかと思うのですけれども、私が直接聞いた範囲の中では、二百三十九条については私たちは守るように言われております、こう言っておるわけですね。その辺のところをひとつ確認をしていただきたいと思うので...全文を見る
○春田委員 それから、刑事訴訟法の全面改正の報道があるわけでございますけれども、そうした作業が進んでいるのかどうか、お尋ねしておきたいのです。
○春田委員 次に、相続権の問題につきまして、民法の一部改正が注目されているわけでございますけれども、新聞等で骨子が発表されましたけれども、この内容について法務当局の御説明をいただきたいと思うのです。
○春田委員 法制審議会で答申が出たのはいつですか。
○春田委員 そうしたら、この問題をその審議会に諮問したのはいつですか。
○春田委員 昭和二十九年に諮問したわけでしょう。各分科会といいますか小委員会があると思うのですが、この相続権につきましての小委員会というのは身分法小委員会でございますね。この小委員会でこの問題を扱い出したのは大体いつごろからなんですか。
○春田委員 私が聞く範囲内では、昭和二十九年に諮問したけれども、昭和四十六年ぐらいからこの問題を扱い出した、となれば相当、七、八年たっておるわけですね。確かに大事な法律改正です。これは基本法でございますから大事な点でございますけれども、それにしても非常に長き年月を要しているのでは...全文を見る
○春田委員 五十六年の一月一日から施行ということでございますけれども、法案が五月ごろで大体通過するわけですね、順調にいったとして。五月十八日が会期切れでございますから、それから半年以上たつわけでございます。そういった面から周知徹底もあると思いますけれども、関係者からはもっと早くす...全文を見る
○春田委員 物理的に不可能であればやむを得ませんけれども、やり方によってはもっと早めることができるのではないかと思いますので、これは意見として述べておきます。  さらに、寄与分制度というものが新しく導入されたわけでございますけれども、この条文の中には「特別の寄与」となっているわ...全文を見る
○春田委員 いままで条文がなくとも家裁ではこうした寄与分というのは認めていたわけですね。これがはっきりとこうした条文に盛られてくるとなれば相当従来と違った角度で、考え方でこの寄与というのが相当大きなウエートを示していくのではなかろうかという考え方もあるわけでございまして、従来いろ...全文を見る
○春田委員 それから、嫡出子と非嫡出子の問題でございます。意見としては同等化すべきであるという意見もありますけれども、今回見送られているわけでございまして、欧米諸国ではそういう同等化が取り入れられているように聞いております。生まれた子供さんには何といいますか責任はないのであって、...全文を見る
○春田委員 何もかも欧米を見習うべきであるということではないのであって、それは当然国民感情をよく見ながらこの問題には対処していただきたい、こう思います。  最後に、配偶者税法の優遇措置があるわけでございますけれども、今回の民法改正で、同じく優遇措置を、是正しなかったらその分だけ...全文を見る
○春田委員 今回の寄与分については、税法上の恩典というのはないのですか。
○春田委員 それは大蔵省の言い分であると思います。しかし、せっかく民法でこうした配慮をしたわけでございまして、税金でその分だけ持っていかれるとなったら、いわゆるこの寄与分というのをせっかく新しく導入した趣旨が生かされないのではないか、こう思うわけでございまして、法務省としてはこの...全文を見る
○春田委員 もう一点、行政改革の問題があるわけでございますけれども、どうにもKDDの事件が入りまして時間がなくなってまいりました。そこでこの問題につきましては、せっかく行政管理庁の方もおいでになっていただいておりますけれども、次の機会に譲っていきたいと思いますので、御了承いただき...全文を見る
○春田委員 一部の新聞では、入国管理事務所の統配合で、固有名詞も出ておりますね。鹿児島とか下関の廃止ということが挙がっておりますけれども、こうした鹿児島や下関の具体的な個所に関して検討が加えられているのかどうか。
○春田委員 この地方ブロックの入管の統廃合についてはやる、どこどことはまだ言えないけれども、入管の統廃合についてはやっていく、そういう基本的な方針ですか。
○春田委員 私なりの意見でございますけれども、鹿児島は別として下関ですね。いろいろ統計的に見ても、もし下関が統廃合の対象、廃止の対象になっていれば非常に問題点も多いのじゃないか。というのは、下関は非常に韓国と近いもので、不法入国とか密入とか、いろいろなそういう問題が絡んだ地域だと...全文を見る
04月02日第91回国会 衆議院 決算委員会 第12号
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○春田委員 年金福祉事業団という特殊法人があるわけでございますけれども、この事業団の概要とその内容につきましてまず最初にお伺いしたいわけでございますけれども、時間の関係上、簡略に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 設立された年月日、それから役員数及び職員数はどれぐらいか教えていただきたいと思います。
○春田委員 出原さんは理事でございますから覚えていただきたいのですが、設立されたのは昭和三十六年の十一月二十五日となっております。  そこで、一昨日の三月三十一日でございます。政労協が調査したのが新聞で発表されておりますけれども、御存じだと思います。この中では役員五名はおろか部...全文を見る
○春田委員 きょう内閣の方からおいでいただいておりますけれども、内閣としては、この年金福祉事業団の役員構成をどう評価されておりますか。
○春田委員 昨年十二月十八日の閣議了解で、役員の構成は、国家公務員の場合は全体の約半数以内にとどめる、こういう形で了解されているわけでございますけれども、その作業というのはいかなる手法で行っていくのか、再度お答えをいただきたいと思います。
○春田委員 現在役員の方が五名おられるわけでございますけれども、この方たちの就任年月日を私自体で調べたところ、五十四年十二月十八日以前に御就任なさっているわけでございまして、この閣議了解の対象にならなかったわけでございますが、いずれにしても五十六年から五十七年にかけて任期が切れま...全文を見る
○春田委員 それでは大臣にお聞きしますけれども、役員に限らず、中間管理職以上も全部国家公務員で占められているわけですね。特殊法人が百幾つございますけれども、いわゆる中間管理職すべてが全部天下り、出向ということは考えられないと思うのですよ。この点、大臣としてはどのようにお考えになっ...全文を見る
○春田委員 閣議了解は、一応役員の選考ということになっているわけですね。中間管理職とか職員数まではうたっていないわけでございますけれども、確かに業務の内容によっては、そういう深い関係のある所管庁から来た方が得ですよ。メリットもあります。しかし私は、このように全体の約七割が天下りで...全文を見る
○春田委員 事業団の出原理事としては、全体の約七割がそういう方で占められているわけでございますけれども、この点どう認識なさっているのですか。
○春田委員 そこで、私は具体的な問題につきまして御質問を展開してまいりたいと思うのですが、会計検査院の方に最初にお尋ねしたいと思います。  現在五十二年度の決算の審議中でございますけれども、五十三年度の決算も報告されておりますので、そこでこの五十三年度決算報告で報告された中で、...全文を見る
○春田委員 ただいま検査院の方から御報告があったように、今回五十三年度指摘されたものにつきましては、五十一年度にも同じく、不当事項じゃございませんけれども、意見の表示または処置の要求ということで、軽い警告であったと思うのですけれども、一応指摘されているわけですね。それがさらに五十...全文を見る
○春田委員 検査院からは金融機関に対する徹底的な指導ということでございますけれども、これは厚生省としてはどういう手当てをしたわけですか。どういう指導をしてきたのですか。
○春田委員 そこで、事業団の事業の中で福祉施設設置整備資金という項目でございます。この借り入れの順序、手順でございますけれども、これをまず説明いただきたいと思うのです。
○春田委員 私は手元にここ四、五年の貸付状況を見ているわけでございますけれども、かなり横ばい状態になってきているわけですね。この借り入れの状況、事業主が申し込みますね、借入金額というのは貸付金額と相対してどういう形で推移しているのか。一応、貸し付けの決定額はいただいておりますけれ...全文を見る
○春田委員 五十二年が九百八十二億で九百六億決定しているわけですね。五十三年が八百六十五億で八百二十三億ですか。申し込んだ方がほとんど、この数字だったら九割以上だと思うのですけれども、決定しているわけですね。こういう点で適正な審査といいますか、これが行われていたかどうかということ...全文を見る
○春田委員 そうしたら、貸し付けが決定されるのは、要するに事業団がオーケーして初めて事業主にそれが連絡されるわけですか、決定されるわけですか。
○春田委員 ところが、そういう二重の審査をやりながら、チェックをしながら、現実はそういう事故が起きているわけですね。  そこで検査院にお伺いしますけれども、五十三年度決算では九件が不当事項として、適正を欠いていたということで指摘されているわけですね。調査した件数はもっと多いと思...全文を見る
○春田委員 百十件抽出した、そのうちの九件が不当事項で挙がったわけですね。指摘率ということで言えば大体八・一八%ですね。非常に高い旅になっているわけでございます。また、貸付金額も全体で七億七千五百五十万のうち批難金額が一億三千五百五十万という形になっております。相当膨大な不当貸し...全文を見る
○春田委員 検査院からは非常に高い指摘率だということがいま御答弁ございましたけれども、金融機関でもチェックし、再度事業団でもチェックしながら、なぜこのように高い指摘率になるのか、本当に事業団として任せっ放しでなくして事業団独自でも調査しているのか、審査しているのか、疑いたくなるわ...全文を見る
○春田委員 事業団としては書類上のチェックだけ、審査だけであって現地調査やってないからわからない、こういうことですね。それだったら本当の審査かどうかわからないと思うのですよ。国から与えられた助成金をもって事業主に貸しているわけですから。また、いわゆる厚生年金や船員保険、国民年金を...全文を見る
○春田委員 そこで、九件指摘されているわけでございますけれども、この九件の中で金融機関として第一勧銀と北陸銀行、この二行がそれぞれ二件不正貸し付けで指摘されているわけですね。この点をどう思っておりますか。
○春田委員 特に第一勧銀の場合は五十一年二月二十五日、休養施設の貸し付けをやっておるわけですね。一億九千九百五十万、そのうちのいわゆる適正を欠いたという金額が五千三十万なんですね。非常に過大貸し付けをやっておるわけでございまして、先ほど出原理事からこうした金融機関、銀行に対しては...全文を見る
○春田委員 金融機関に対してのペナルティーはわかりましたけれども、お金を借りる側の事業主に対するペナルティーとか、要するに不正で申し込んでいるわけですから、これに対してはどうお考えになりますか。
○春田委員 この五十三年当時と今日、そう情勢は違わないと私は思うのですよ。やはり見積もり金額と実勢価格とでは相当違うわけですから、そういう点ではただお金を返してもらったらそれでおしまいじゃなくして、今後のためにも一定の歯どめをかける必要がある、こう私は主張しておきます。そういうこ...全文を見る
○春田委員 次に、腎炎とネフローゼの問題についてお伺いしたいと思います。  厚生省として現在この腎炎・ネフローゼの患者が全国的にどのくらいおられるのか、掌握されているのか、まずお答えいただきたいと思います。
○春田委員 推計ということであれば、要するに潜在患者を含めるともっと多いということで考えてもいいですか。
○春田委員 この種の病気の原因ですね。これはまだ明確にはされていないと聞いておりますけれども、現在まで厚生省としてはいろいろな大学やまた先生方に依頼されて研究されていると思いますけれども、現在までの研究からして原因は何から起こると見ておられますか。
○春田委員 この難病といわれる病気に対しまして、厚生省として、政府としていかなる諸施策をなさっているのか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 腎炎・ネフローゼ児を守る会という団体がございます。御存じだと思いますが、この守る会から再三再四、国立の腎センターの設立が要望されておりますけれども、その見通しについてお伺いしたいと思います。
○春田委員 さらに医療費の公費負担の問題でございますけれども、現在入院患者のみを対象としておりますね。いわゆる通院患者の場合は、対象外になっております。すでに地方自治体では、大阪なんかは以前は十八歳まで見ていたわけでございますけれども、五十五年度予算で二十歳までの通院患者の公費負...全文を見る
○春田委員 確かに限られた予算の中でやっていくわけですから、一定の線といいますか、基準といいますか、査定が厳しくなるのはわかりますけれども、そういった角度からの論争ではなくて、すでに地方自治体でも出しているわけですよ。地方自治体が出していなかったら私は何も言いませんけれども、地方...全文を見る
○春田委員 時間がありませんので、その論争はまた機会を変えたいと思うのですが、さらに病院内の学級の設置の要望があります。また、尿の検査でございますけれども、現在年二回まで見ているそうでございますが、これをさらに拡充すべきであるという主張もあるわけでございます。この二点、病院内の学...全文を見る
○春田委員 最後に、五十五年度予算要求の中で社会、公明、民社で難病の公費負担の医療対策費を、現在二十一ないし二十二、それをさらに拡充すべきであると要望されましたけれども、この点どのように対応なさっておられますか。
○春田委員 専門家の懇談会といいますか委員会で今後検討されていくと思いますけれども、私たちの予算修正では、難病というのは六十二疾患ある、現在二十一ないし二十二だからもっと広げろ、六十二まで持ってこいという要望をしたわけでございますけれども、結果的には十億円の予算修正であった。この...全文を見る
○春田委員 これからやっていくことですから、こういう質問はまだ早いかもしれませんけれども、厚生省の感触としてはこの二十一疾患をどれくらいまで広げられそうなのか。それは難病によってはいろいろ違うと思いますけれども、その辺お持ちですか。
○春田委員 次に第三点目に、福祉電話についてお尋ねしてまいりたいと思います。  ひとり暮らしの老人や重度の身障者に対して福祉電話という制度があるわけでございますけれども、現在福祉電話は何台ぐらい全国的に設置されているのか、それから、最終目的は何台なのか、この辺から御説明をいただ...全文を見る
○春田委員 ということは、五十五年度でこの事業は終わりそう考えていいわけですね。
○春田委員 そこで現在の補助の内容でございますけれども、国の補助は設置補助がありますね。これは補助単価八万三百円ですか、それを国三分の一、都道府県三分の一、市町村三分の一で負担しているわけでございますけれども、ところが運営補助費、いわゆる通話料、また基本料金、これについての補助は...全文を見る
○春田委員 郵政省の方がお見えになっておりますのでお尋ねしますけれども、公衆電気通信法の七十条に「料金の減免」、七十二条においても「公社又は会社は、その総収入に著しい影響を及ぼさない範囲内において、臨時に、公衆電気通信役務の料金を減免することができる。」となっておるわけでございま...全文を見る
○春田委員 それはそういう答弁が返ってくると思いました。  そこで、昭和五十一年の第七十八回国会において公衆電気通信法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の第三に「寝たきり老人、心身障害者などの生活維持に必要な電信電話の利用については、設備料、通話料の減免及び設備料の分割払い...全文を見る
○春田委員 最後に、福祉電話は業務用となっておるわけですね。住宅用じゃないわけです。業務用だったら住宅用より大体四割ないし五割高いわけです。業務用から住宅用に変えてほしいという要望があるわけでございますけれども、この点、厚生省としてはどう考えておるのかお聞きいたしまして、終わりた...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月09日第91回国会 衆議院 決算委員会 第13号
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○春田委員 私は、イラン石化事業についてお伺いしたいと思います。  まず基本的に、この種の事業につきましての私の見解を示しておきたいと思うのですが、私は、こうした事業について大いに賛成するものでございます。資源のないわが国の石油また石油製品の安価な確保という面におきましても、わ...全文を見る
○春田委員 開始したのはいつですか。
○春田委員 当初三井グループで出発したと聞いております。いわゆる民間事業として出発したわけでございますけれども、その後、後で質問してまいりますけれども、プロジェクトが政府支援の形に変わってきたわけですね。ところが、十数年前、民間グループ、いわゆる三井グループで出発したときに、政府...全文を見る
○春田委員 確認されてないということは事実でないということとちょっとニュアンスが違うと思うのですけれども、民間プロジェクトで出発したのが、昨年十月十二日に基金からもお金が出ているわけでございまして、いわゆる政府支援のプロジェクトになったわけでございますけれども、その理由というのは...全文を見る
○春田委員 要するに基金からお金が出た、いわゆる政府支援が決定したのは昨年の十月十二日でございます。閣議でも相当もんだと聞いておりますけれども、長官としてはこの点どのように思われていたのか、簡単で結構ですから、お伺いしたいと思います。
○春田委員 一般的な論議ではなくして、この問題につきましては、後でも質問しますけれども、相当事業が進んでいった、あと残り数%で行き詰まった、そこで昨年十月ですが、政府に泣き込んだといいますか知らないけれども、持ち込んでそういう政府支援になったわけでございまして、ちょっと従来の一般...全文を見る
○春田委員 長官は最近就任されたわけでございますが、この事業は四十六年から始まったわけでございまして、十数年前から始まっているわけでございますが、そのときは出資ではなくして、融資という形で始まったわけです。それが昨年出資の方も加わったわけでございまして、当然その意思があるならば、...全文を見る
○春田委員 すでに他の商社、いわゆる住友とか三菱なんかもサウジやシンガポールでやっているわけです。これは最初から出資として決まっているわけですよ。三井だけが違うわけです。そういう点でちょっと立ち上がりがおかしいのじゃないか、こういうことです。私は事業そのものは賛意を示しているので...全文を見る
○春田委員 ということで、いわゆる途中から入ってきたわけでございましょう。ほとんど終わりの方から入ってきたわけですね。そういう点で基金の総裁としてはどういう御見解をお持ちですか。
○春田委員 これ以上責めようと思っておりません。  次に、いわゆる今後の建設スケジュール、資金計画、収支計画、また販売路先の確保、こうした問題等が当然残っておるわけでございますけれども、十分調査されたと思うのですが、建設計画についてお伺いします。  現在、全体の何%が完成して...全文を見る
○春田委員 昨日のいわゆるカーター大統領の対イラン制裁の問題が華々しく報道されているわけでございますけれども、順調に行って八一年末完成だと思うのですが、そういう新たな様相が出てきた場合に、この事業に対する影響度といいますか、この辺、ないとは言えないと思うのですね。この辺の見通し、...全文を見る
○春田委員 長官にお伺いしますけれども、これは内閣全体の問題だと思うのです。要するに今後いろいろな形でアメリカから要請があると思うのです。そういういろんな圧力といいますか、要請にかかわらず、このイラン石化事業については断固として、基金を通して二百億も出している、その監督官庁である...全文を見る
○春田委員 最後に全力を尽くしたいというお話がございましたけれども、どうかひとつ断固として、これはわが国の中東における象徴的な事業という形で見ているわけでございますから、いろいろな圧力があろうと推進していただきたい。撤退してはならない、こういう私の感じでございますので、よろしくお...全文を見る
○春田委員 基金の出資はないとしても、たとえば行き詰まった、そこで利子補給を政府の方にお願いしてきた場合、これは政府として何か考える余地があるかどうか、この点どうでしょうか。
○春田委員 限られた時間でございますので、先に進みたいと思います。  次は採算性の問題でございます。生産がいつ開始されて、いつから軌道に乗っていくのかということで、最初にお答えいただきたいと思います。  それから、このコストで一番左右されるのは、随伴ガス、いわゆる原料ガスの問...全文を見る
○春田委員 恐らくこの製品はイラン国内だけで消化できないと思うのですよ。そういう点で、今後三菱とサウジ、それから住友とシンガポール等、いろいろな石化事業があちこちで始まっていますので、本当にこれだけ膨大なお金がかかってきたのに対して、価格競争ができるかという心配の面があると思うの...全文を見る
○春田委員 確かに、量的には昨年よりことしは約束がされているということでは私も評価したいわけでございますが、これは一点確認したいのですけれども、昨年十月、当時の通産大臣だった江崎さんが行って、工事を再開してほしいというイラン側の要請を受けて、こちらとしては、そうしたら対日供給量を...全文を見る
○春田委員 三菱とサウジの石化事業に対しては、先日サウジの関係者が、ボーナス原油供給の構想を打ち出していますね。今回のこのイラン石化事業については、そうした話は向こう側から持ち上がっていないのですか。
○春田委員 これは長官、サウジ側がそういう形で自分のところの石化事業については非常に配慮しているわけですね。ボーナス原油を出す、こう言っておるわけでございます。イランの生産そのものがぐっと落ちた中で、対日供給が一応前年より上回っておる、それは評価するとしても、サウジもそういう形で...全文を見る
○春田委員 先ほどから話しているように、昨年十月十二日に基金から、一応延び延びになっていた出資が決定して、この三月三十一日ですか、二百億のうち二十八億出したということで報道されておりますけれども、それは工事が再開されたというはっきりしためどがあっての基金の出資なのかどうか、この点...全文を見る
○春田委員 最盛期は日本から三千ないし四千行ったと聞いているのです。ところがいまは六十名ということで、私は、これで本当の再開と言えるかどうかという疑問があるわけです。年度内ぎりぎりに、三月三十一日に一応出資したわけでございますけれども、何かあわててやったような感じがしてならないわ...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので、こっちの聞きたいことが全部聞けませんで残念でございますけれども、最後に長官にお尋ねします。  今回のイラン石化というのは、一応大義名分は立てられておりますね。どうもそれがたてまえ上みたいな感じがするわけでございます。先ほどから言っているように...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月15日第91回国会 衆議院 決算委員会 第14号
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○春田委員 私は、午前中の質問と若干重複する点があると思いますけれども、まず対イラン問題につきまして御質問申し上げたいと思っております。  まず、アメリカの対イラン制裁に対するわが国の対応といいますか、これをお伺いしたいと思います。
○春田委員 当面EC共同体とともに行動する、見守るという形で総理等も発言なさっているみたいでございますけれども、この姿勢といいますか基調というのは、今後とも行動は一にしていく、EC共同体と一緒にやっていく、こういう形で受け取っていいわけですか。
○春田委員 EC諸国より決して前に出ない、たとえば外交政策、経済制裁面においては決して前に出ない、いわゆる行動はともに一にするかまたは一歩おくれてやっていくかという点でございますけれども、その点どうお考えになりますか。
○春田委員 アメリカのつながりといいますか、関係というのはECよりも日本の方が非常に強いように私は思うわけでございますけれども、そうした面で、日本政府が非常に慎重なのはいいわけでございますが、今後、要するにEC側が慎重を期して余りアメリカ側の言うことを聞かなかった場合、アメリカ側...全文を見る
○春田委員 外相はアメリカとイランの全面対決を避けるための第三の道ということを主張されておりますが、この第三の道というのはどういうことなんですか。
○春田委員 アメリカ、イランどちらを支持するかという問題でございます。外交的な措置もだめだった、経済措置もだめだった、こういうことで最終的にどちらを選ぶか、今後、平和的手段でいろいろ模索してこれから解決をされていくと思うのですけれども、どうしても解決の糸が見出せないとなった場合、...全文を見る
○春田委員 外務大臣は、四月十一日外人の記者団との会見の席上で、二者択一のそういう選択を迫られた場合はアメリカ寄りといいますか、アメリカ重視をせざるを得ないような発言をされた、こう聞いておりますけれども、この点どうですか。
○春田委員 できるだけイランとの関係は今後ともつながりを強化していきたい、その気持ちはわかりますけれども、アメリカの意向というのが相当強まってきた場合、アメリカ側の意向をくまざるを得ないと思うのですね。そうした場合、一番問題なのはやはり油の問題、もう一つは昭和四十六年から手がけた...全文を見る
○春田委員 この問題は仮定の問題かもしれませんけれども、現実的にだんだんそういう形で解決しそうなのがまた悪化していっているわけでしょう。そういう形になってくると思うのですね。そうした場合、油のいわゆる日量五十二、三万バレルですか、これが入ってこないということが考えられるわけですよ...全文を見る
○春田委員 その油がたとえ停止されたとしてもこれはやむを得ないという政府間のいわゆる話し合いになったとすれば、非常に大きな痛手になると思うのですね。原油一〇%が今後入ってこない。聞くところによると政府としてはもう手当てしているのじゃないか、メキシコから入ってくるのじゃないかという...全文を見る
○春田委員 検討して話し合っているということでございますが、具体的な一〇%カットの分の補給というものは出てきているのですか。
○春田委員 さらに、在留邦人が、イラン石化の工事に行った方大体百名ですかを含めて八百名から九百名おると聞いておるわけでございますが、この人たちの身の危険といいますか、人道上の問題で引き揚げということは、現段階ではお考えになっていないわけですか。
○春田委員 カーター大統領のイランに対する国交断絶の問題が一部報道されておりますが、事実わが国に対してもそういう要請があったかどうか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 すぐとはいかないまでもということでございますが、一部では、五月初めにとか、この二、三週間の間という形で報道されておりますけれども、その点どうでしょう。
○春田委員 わが国の対イラン経済制裁とはどういうことが考えられるのですか。
○春田委員 全面的な輸出禁止ということはあり得るのですか。
○春田委員 全面的ではなくて、いわゆる一部輸出禁止ということはあり得ると考えていいわけですか。
○春田委員 和田大使があす帰国するということでございますけれども、これはどういう理由なんですか。
○春田委員 その報告を受けたらすぐ大使は帰るわけですか。
○春田委員 召還ではない、一時帰国である、こう受け取っていいわけですね。  さらに、ECの大使と和田大使がバニサドル大統領と会った、その会談の内容につきましては公表できないという形で言われておりますけれども、外務省としては、また外務大臣としてはその報告の内容というものはお聞きに...全文を見る
○春田委員 電信の内容といいますか、それによる感触ですね、これは人質解放の希望といいますか、その辺の感触はどのようにお受けになりましたか。
○春田委員 当然この会談の内容はアメリカ側に伝わっていると思いますけれども、それに対するアメリカ側の反応というものはどのようにお受けになっておられますか。
○春田委員 確認しますけれども、この会談の内容についてはアメリカ側に伝わっておることは間違いないわけですか。
○春田委員 それでは時間の関係もございますので、次に進めさせていただきたいと思います。  次に、在日米軍の駐留経費の問題でございます。アメリカ側の負担と日本側の負担でございますけれども、ここ二、三年の推移を数字をもって御説明いただきたいと思います。
○春田委員 ただいまの説明では、労務費の問題がございましたけれども、ドルという話でございましたね。これはドルで間違いないのですか。
○春田委員 ただいまの答弁では労務費の問題だけでございましたけれども、外務省からいただいた資料によりますと、いわゆる施設費、労務費を含めて総額として昭和五十年度におきますわが国の負担として約四億ドル、アメリカ側が十一億ドル、大体一対三の割合になっておるのですね。それが五十三年度に...全文を見る
○春田委員 確かに地位協定の二十四条の枠の中でということで言われておりますけれども、昭和五十三年ごろから、当時の防衛庁長官が金丸さんですか、非常に拡大解釈されて、防衛庁長官も言っておりますけれども、思いやり予算だという形でつけられているわけですね。そういう点で、安保ただ乗りといい...全文を見る
○春田委員 それで一部の報道では、近い将来には日本側が全面的な負担をしていくのじゃないかということも言われておりますけれども、この点確認しておきたいと思います。
○春田委員 地位協定の改定の話は出ておりますか。
○春田委員 最後に、時局の問題としてオリンピックの問題についてお伺いしたいと思います。  午前中の外相の答弁を聞いておりますと、オリンピック参加につきましては、JOCであろうと個人参加であろうと、程度の差こそあれ外交上好ましくない、こういう発言があったと記憶しておるわけでござい...全文を見る
○春田委員 アメリカの場合には、要するに企業に対する寄付金の抑制とか中止とか、ビザの発行をやらないとかいう強硬的な措置をとるように書いてありますけれども、この問題を御質問してもどうお答えになるかわかりませんけれども、この点どうですか。
○春田委員 それでは私は、海外移住の問題について御質問を展開してまいりたいと思います。  海外移住全般に対する外務省の御見解をまず最初に、簡単で結構でございますから、承りたいと思います。
○春田委員 外相にお伺いしますけれども、この海外移住に対する基本的な見解といいますか、今後どういう面で力を入れていくのか、海外移住に対するどういうウエートを政府としては置いているのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。
○春田委員 ただいまの大臣の答弁は政府開発援助についてのお話だと思うのですけれども、私が言っているのは、海外移住に対するいわゆるウエート。後で御説明いただきますけれども、移住者がだんだん少なくなってきているわけですよ。そういう点で、今後日本政府としてこの海外移住に対してはどういう...全文を見る
○春田委員 そういう抽象的な話じゃなくして、移住者が減ってきておるわけでしょう。そういう点で外相はどういう認識をなさっておるのですか。
○春田委員 どうも大臣の答弁を聞いておったら、日本の給料が数年前に比べたら相当よくなってきているので、移民も減少してきてもこれはあたりまえだというような、そういう感じを受けるわけですよ。私は、これから展開してまいりますけれども、やはり狭い国土でこれだけ一億一千万人の国民が本当に密...全文を見る
○春田委員 移住には自由移住と計画移住があるわけでしょう。計画移住というのは、政府がいろいろな面で手当てをして、援助をして、そしてどんどん積極的に海外移住させていくわけですね。そういう温かい政府の援助が非常に少ないように思うから言っているわけでございまして、どうもいわゆる海外移住...全文を見る
○春田委員 だから、従来と違って、単純労働者というのは非常に望まなくなってきた、いろいろな技術を有した人を望んできているという各国の事情もあるわけですから、それはそれなりに対応しながら、海外移住全般に対してはもっと積極的にやっていくべきだと私は思っているわけですよ。先ほどからの大...全文を見る
○春田委員 数字的にとってみれば、これは全部含めてでございますが、昭和三十年代、特に前半、昭和三十二年は一万六千六百二十人、さらに昭和三十三年が一万六千四百四十人の方が移住しているわけですね。ところが、最近の昭和五十年代に入りまして、五十二年が四千三百六十九名、五十三年が三千六百...全文を見る
○春田委員 いろいろな理由があると思うのですよ。それは、その辺のところを勘案すれば、やむを得ないという考え方になるかもしれませんけれども、やむを得ないと考えるか、これではいけない、要するに訓練とかPRとか、またいろいろな渡航費に対する援助とか、そういういわゆる政府援助についてもっ...全文を見る
○春田委員 そこで、政府援助の一環として渡航費の問題がございますけれども、現在渡航費は一部出されておりますが、これも所得制限があるのですね。そういう点で、本当に海外にどんどん青年が、またその家族の方が行けるように、こうした所得制限も撤廃すべきじゃないかと思うのですけれども、どうで...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので、先に進みたいと思います。  そこで、ブラジルの問題でございますが、現地移住者に対する援助制度ですね。これは現在JAMIC、JEMISですか、そういう法人があると聞いておりますけれども、この法人の廃止が最近ブラジル側から言われているそうでござい...全文を見る
○春田委員 部長から詳しく御説明があったわけでございますが、現地移住民、またこれからの移住者になくてはならない現地機関です。JAMICが土地を造成し分譲していく法人だと聞いておりますし、JEMISが農機具等の資金融資の法人である。こうした本当に現地移住民になくてはならない法人を二...全文を見る
○春田委員 この二法人の廃止というのは、もう決定的なんですか。
○春田委員 それにかわる機関を現地で探すということでございますが、これが、現地のどういう機関になるかわかりませんけれども、JAMIC、JEMISと同じような働きがあるかどうか、いわゆる恩恵があるかどうかという問題ですね。たとえば聞くところによると、現地の金融機関は利子が相当高いみ...全文を見る
○春田委員 それに土地の分譲でございますけれども、現在まだ売れてないのが二万三千九百十九ヘクタールあるわけですね。このうちの約一万七千がまだ造成もやってない、造成しているのは約六千ぐらいあるわけでございます。この二万三千の面積でございます、いわゆる未分譲の土地でございますが、当然...全文を見る
○春田委員 ことしのブラジル移住でございますけれども、何名の方が応募なさっているのですか、そして何名決定されたのですか。
○春田委員 四百七名ということでございますが、この人たちにつきましてはまだ許可がおりてないみたいですね。例年大体三月ごろ要するに向こうの方から通知があって、そして順次行かれるみたいでございますが、もう四月の中旬になってもまだ通知がないということでございますけれども、この辺の見通し...全文を見る
○春田委員 こうしたことで、ブラジルに対する移住というのは、いまでも相当減ってきているわけでございますけれども、今後減っていくんじゃないかと思います。五十二年度六百八十名、五十三年五百八十四名、五十四年五百名、今回また四百名ですから、百名減ってきているわけですね。そういう形で、ブ...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたけれども、最後に大臣、ブラジルの例一つとってみても非常に険しくなってきておるわけでございます。そういう点で、私は先ほども言ったように海外移住は日本に課せられた一つの宿命みたいなものだと思うのです。これに相当力を入れていただきたいと私は思っているわけでご...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月17日第91回国会 衆議院 決算委員会 第15号
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○春田委員 私は最初に、アメリカの対イラン制裁問題につきましてお聞きしたいと思います。  この問題につきましては、日本でもその協力を各般にわたってアメリカから要請されている、こう思っているわけでございますけれども、防衛庁に対してはそうした要請は来てないかどうか、最初にお伺いした...全文を見る
○春田委員 これは仮定の問題かもしれませんけれども、、たとえばアメリカがいま経済制裁とか外交制裁をやっているわけですね。そうした制裁でも要するに効果がないと見た場合、一部軍事協力という問題、軍事行動によって日本に対する軍事協力という問題が起こってくるかもわからない。こうしたことが...全文を見る
○春田委員 続いて問題を展開してまいりたいと思いますが、防衛庁、最近内外ともに防衛力の強化につきましていろいろ高まっているわけでございますけれども、それに対する見解をお伺いしたいと思います。
○春田委員 大蔵省の方がお見えになっておると思いますが、それでは財政当局の大蔵省にお伺いしますけれども、この防衛費の増加についてはいかなる御見解をお持ちなのか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 そこで、若干午前中の質問と重複する点があるかもしれませんけれども、防衛庁が出しました中期業務見積もり、略して中業見積もりと今後とも言ってまいりたいと思いますが、この見積もりとはどういう性格なのかお伺いしたいと思います。
○春田委員 努力目標という話があったわけでございますけれども、この中業見積もりには、ただいま局長がお話しになったように、正面装備の内容につきまして、まり具体的に示されているわけですね。これは五十五年度から五十九年度予算において実施していく、こういう形ですね。努力目標ということは、...全文を見る
○春田委員 実現しなければならないという精神はわかるのですけれども、その裏づけとなる財政の問題が、午前中にも論議がありましたように相当厳しい、やはり高いレベルにアップしなければできないわけでしょう。財政当局の見解も聞きたいと思いますけれども、そうすると非常に実現不可能の数字が出さ...全文を見る
○春田委員 もう一つはっきりしないわけでございますけれども、いずれにいたしましても、日本の防衛というのは、昭和五十一年の防衛大綱にはっきり明示されているわけでしょう。それが今日こうして改めて中業見積もりというのが出てきたというその背景、これはどうも納得できないわけでございまして、...全文を見る
○春田委員 この見積もりは防衛庁限りである、政府全体では全然認知していないということらしいですけれども、一応こうした形で防衛庁が出した以上、大蔵省でも検討されたと思うのですが、いわゆる五カ年間で二兆七千億から二兆八千億の正面装備だけの費用の捻出、これは可能と見るかどうか、大蔵省と...全文を見る
○春田委員 その問題はまた後で質問していきたいと思います。  そこで、中業見積もりにつきましては、いわゆる防衛庁限りである、政府全体としては知らないという感覚で、日本国内ではそうなっておりますけれども、いわゆる海の向こうのアメリカは非常に高く評価しているような感じがしてならない...全文を見る
○春田委員 ということは、長官のいまのお話では、アメリカ向けにはかなりこういう内容で、これは必ずこういう優先度にしていくということは、実現可能なそういう線でお話しになっているような感じを受けるわけでありますけれども、どうなんですか。その中業見積もりの性格というものは、先ほど局長か...全文を見る
○春田委員 その正面装備が五年間でこれだけのものをやっていくという形の御説明をなさっていると思いますが、これは当然、いま優先度という話が長官からございましたが、実現するという形のお話をなさっているのか。実は日本の経済状態、財政状態非常に厳しい、いわゆる増税もできない、これ以上赤字...全文を見る
○春田委員 その財政事情は説明しても、その正面装備のいろいろ年度計画をこれからなさると思いますけれども、二兆七千から八千については実現するかどうかという問題につきましては、アメリカ側にどういう形のお話をなさっているのですか。
○春田委員 どうも外向けにはこういう形でやりますという形で、アメリカ向けのポーズといいますか、そういうものがうかがえますし、国内においては努力目標であって、これはそういう水準に近づけたいという形で、外と内では何かニュアンスが若干違うような感じを私は持つわけでございますけれども、そ...全文を見る
○春田委員 この中業見積もりにつきましては、この着実と顕著のどっちに入ってくるのです。
○春田委員 要するに五年を四年にして、一年間縮めてほしいというようなことを、それ以外にいろいろな注文が、政府段階じゃございませんけれども、議会側からも、いろいろなところからアメリカ側は声が起こっているわけです。そういう点で、この中業見積もりというのは、アメリカ側は非常に高く評価し...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので、先に進みたいと思います。  この計画見積もりというのは昨年七月の作成ですね。その後、国際情勢というのは非常に変化しているわけでございまして、とりわけソ連のアフガン事件というのはことしの一月起こったわけでございますけれども、こうしたことで一段と...全文を見る
○春田委員 さらに防衛費の問題でございますが、昭和五十五年では防衛費はGNPの〇・九%という形になっておりますね。昭和五十一年の閣議決定では一%以内という形でなっているわけでございまして、まだ一%にはなっていないわけでございますけれども、この一%に近づけるといいますか、一%は大体...全文を見る
○春田委員 この中業見積もりは五十五年から五十九年に正面装備だけ、主要装備だけということで計画を立てられているわけでございますが、五十九年度にGNP一%に持っていきたいという形で正面装備の二兆七千から八千になったと見る方もあるわけでございますが、この点の観念はどうでございましょう...全文を見る
○春田委員 そこで、防衛費の中で正面装備というのは装備品等購入費の中に入ると思うのですね。この中で昭和五十四年と五十五年の正面装備だけの費用はどれくらいと見積もっておられるのか、お答えいただきたいと思うのです。
○春田委員 昭和五十四年度はどうですか。
○春田委員 対五十四年度の正面装備だけ見た場合、伸び率は約一三%になりますね。この率で昭和五十六年、五十七年、五十八年、五十九年度と行ったとしても、私の計算からいったら合計二兆五千億にしかならないわけですね。対前年比一三%でこの正面装備だけ伸ばしたとしても、二兆五千億にしかなりま...全文を見る
○春田委員 そのようにお考えになっているのを何もこっちは否定はしていないのですけれども、財政的な裏づけというものがどうも一致してないという点で論議しているわけでございまして、要するに防衛費は一般会計予算に対して年々減ってきておりますだけに、正面装備の費用だけが軒並みこういう形で伸...全文を見る
○春田委員 大体いつごろ結論を出せる予定なんですか。
○春田委員 近いうちといったらいつごろなんですか。何月ぐらいなんですか。
○春田委員 時間が参りましたから、終わります。
04月23日第91回国会 衆議院 決算委員会 第17号
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○春田委員 何点かにわたって質問を展開してまいりますが、まず最初に、苫小牧東部大規模工業基地開発というのがあります。この開発の基本計画が策定された時期、それから内容について、簡潔にお答えいただきたいと思います。
○春田委員 そこで、第一段階の工業開発計画すなわち基本方針がその後発表されておりますけれども、その時期と内容について……。
○春田委員 さらに、その基本方針の見直しがきれておりますけれども、その時期と内容について、
○春田委員 若干おくれている、おくれているけれどもその目標に向かっているという答弁がございましたけれども、私はそう認識してないわけでございます。  現在までの答弁を私なりにまとめてみますと、すなわち、この苫東の工業開発、いわゆる北海道の第三期総合計画を受けて昭和四十六年の八月に...全文を見る
○春田委員 開発庁が発表されました生産規模というのが昭和五十八年代で載っていますね。これはどう理解したらいいのですか。いま立地ということでございますけれども、ただ誘致するのが五十八年度であって、実はその稼働する、生産する、これは認めないような話でございますけれども、開発庁としては...全文を見る
○春田委員 それはちょっと監理官ごまかしじゃないですか。マスタープランを受けての第一段階の計画でしょう。マスタープランにはちゃんと昭和五十五年には一兆三千億の生産高を見込むとなっているじゃないですか、六十年代には三兆三千億となっているじゃないですか。マスタープランと第一段階のこの...全文を見る
○春田委員 要するに、昭和四十八年の石油ショックで五十三年完成が五年延長されたということになっているのでしょう。その五十八年もどうも操業開始ができないような答弁では、何のための計画かわからないじゃないですか。これから実態を明らかにしてまいりますけれども、五十八年これこれの企業が来...全文を見る
○春田委員 いいですよ、自信があるかどうか、それだけでいいです。時間がないから簡単に言ってください。
○春田委員 そこで、土地の問題についてお聞きしてまいりますけれども、この開発に必要な全体の土地面積、これは幾らか。
○春田委員 この一万一千二百五十ヘクタールのうち公園緑地、道路、河川、鉄道等が含まれると思いますけれども、要するに工業用の基地だけに必要な土地面積はどれだけか。
○春田委員 違うのですよ。ぼくが言っているのは、一万一千二百五十ヘクタールのうち、工業基地はどれくらい必要なのかと聞いているのです。
○春田委員 五千六百八十ヘクタールが工業基地のいわゆる用地、こういうことですね。そこで、先ほどお話のございました買収に要する面積は九千二百二十四ヘクタールでございますが、そのうち現在買収されている土地は幾らなんですか。
○春田委員 この買収作業は北海道と、それから苫東いわゆる第三セクターの会社の直買い、二通りで行われておりますけれども、この買収の基本的な態度、これはどういう形でおやりになっておるのか、お聞きしたいと思います。
○春田委員 この苫東会社が現在取得している土地はどれくらいなんですか。
○春田委員 北海道が多く買収しているわけでございます。その一部が苫東に譲渡されているわけでございますけれども、現在北海道が持っている土地はどのくらいか。北海道の保有している土地は、最終全部苫東の第三セクターの方に譲渡されるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○春田委員 最終的に道から苫東の方に移譲される時期というのはいつなんですか。
○春田委員 これから買収する土地は別といたしましても、現在北海道が保有している土地が二千八百八十ヘクタールあるわけですね。五十五年までに全部引き取ると言いながら引き取ってないわけです。そういう点で北海道は相当大変な金利負担もあるだろうし相当な投資をしているわけです。五十四年までこ...全文を見る
○春田委員 土地の買収はいつごろから始めたのですか。
○春田委員 第一段階の工業計画で企業の誘致が正式に決まったのはいつですか。
○春田委員 正式契約したのは五十三年十二月の二十五日ということでいいですね。そこで第二号として決まったのが北海道の石油備蓄、これが五十四年五月十五日、三番手が苫小牧の総合化学開発これが五十五年の三月三十一日、いまこの三社だけが一応決まっているわけですね。間違いないですか。
○春田委員 したがって、四十四年に土地を買収したわけでございまして、九年たってやっと第一号の企業誘致が決まった、こういうことでございます。土地を買収する場合には当然先行取得をした方が安く買えるという原則でお買いになったと思いますけれども、こうして大幅におくれてきている、結果的に大...全文を見る
○春田委員 買収されたものが有効的に利用されていればいいわけでございますが、五十五年の三月末現在で買収した土地が七千三百九十四ヘクタールあるわけでございます。要はこのうちどれだけ利用されるか、これが今後の問題になるわけですね。そこで土地を一応買収した、その後この土地を造成する必要...全文を見る
○春田委員 造成中の三百七十七ヘクタールでございますけれども、いつまでに完成するのですか。
○春田委員 第一段階の工業開発計画で、企業に必要な土地の面積は大体幾らぐらいと見ているのですか。
○春田委員 いまの説明では、先ほどの造成中と造成済みのもので八百二十九ヘクタールでしょう。足りませんね。これはどうするのですか。
○春田委員 第一段階の工業開発計画では千二十九ヘクタール必要である。五十七年までに完成するのが八百二十九ヘクタールでございます。そこで、現在明確に企業進出が三社決まっておりますが、その企業が必要とする用地面積は幾らと見ていますか。
○春田委員 ただいままでの説明からしてまとめてみますと、工業用地に必要な土地面積は五千六百八十ヘクタール。先ほど説明がありましたね。そのうちのいわゆる二百九十四ヘクタールしか現時点では企業誘致が決まってないわけです。したがって、全体の約五%しか決まってないのです。残り九五%が結局...全文を見る
○春田委員 最大の努力をされるというのはわかりますけれども、現在要するに工業用地が必要なのが五%しか埋まってないわけですね。残り九五%、五十八年まで、大丈夫ですか。  そこで企業の進出状態を聞いてまいりたいと思いますけれども、現在どういう企業が進出するかは、先ほど御説明ございま...全文を見る
○春田委員 基本計画にはこの鉄鋼、非鉄が入っているわけでございますけれども、恐らく第二段階、第三段階の計画がなされていくと思いますけれども、その段階では入ってくるのですか。
○春田委員 第一二段階という話がございましたけれども、マスタープランでは昭和六十年度完成ということになっていますね。この第二段階、第三段階の計画というのは、ある程度開発庁としては構想を持っているわけですか。
○春田委員 ということは、その六十年代にはほぼマスタープランの計画は生産規模、生産高はいける、こう見ていいわけですか。
○春田委員 この苫東の開発につきましては、基本計画では、国家的大事業である、世界に類を見ない事業である、相当大きなふろしきを広げられたわけでございますけれども、ただいまの話では相当おくれるというような感じがするわけでございます。  そこで、第一段階で自動車企業が入っておりますけ...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので先に進みたいと思いますけれども、この企業誘致とともに関連の公共事業が進められております。港湾事業とかダムとか道路それから水道事業が行われておりますが、進捗状態はどのようになっておりますか。簡単で結構でございますから御説明いただきたいと思います。
○春田委員 この事業にはどれだけの事業費が使われているのか、その中でどれくらいの国費が投資されているのか。
○春田委員 五百十一億という中で四百七十二億の膨大な国費が使われておる、こういうことでございます。これらの四事業は、工業地区基盤整備に必要なものばかりでございますけれども、それ以外に、たとえば住宅の整備とか交通通信の整備、鉄道、こういうものも必要になってくるわけでございますけれど...全文を見る
○春田委員 それから、第三セクターの苫東の会社でございますけれども、この会社に対する政府の責任はどう考えておりますか。
○春田委員 そこで苫東の借入金の問題でございますけれども、昭和五十二年、五十三年、五十四年、その借入金の額の累計を数字をもってお示しいただきたいと思います。
○春田委員 償還額と支払い利息を同じく累計でもって、北東と市中銀行に分けて御説明いただきたいと思います。
○春田委員 いまの数字を御説明聞いて、本当に苫東会社というものは大変な状態になっているわけですね。これは大臣、よく聞いていただきたいのですけれども、年度ごとに御説明申し上げますと、五十二年度に借り入れしたのが百二十八億一千八百万です。その年度の償還金額は二十五億五千五百万、支払い...全文を見る
○春田委員 こういう実態を大蔵省が知ったら本当にどうなるかということなんです。  そこで、きょうは北東公庫の総裁がお見えになっておりますけれども、苫東の会社の約四分の一、資本金の六十億の四分の一ですから十五億円を出資なさっております。総裁はこの実態をどう見ておられますか。
○春田委員 先ほど五十五年度、六年度、七年度ぐらいに企業誘致でその売却費が若干入ってくるという話がございましたけれども、いわゆる償還計画はちゃんと明確におつくりになっているのですか。
○春田委員 このやりくり状態を直していこうと思って、先ほどおっしゃったように、何といっても企業誘致が最大の条件になってくると思いますけれども、それ以外に出資金の増加とか、また、これは通産省の所管でございますけれども利子補給金の増加とか、この辺の問題も一応対応として考えていく必要が...全文を見る
○春田委員 現在この開発計画に対してどれだけの国費が投入されているかという問題でございますが、関連の公共事業も含めて・それから利子補給とか第三セクターに対する出資、融資も含めて、現在までにどれくらいのお金が投入されておりますか。
○春田委員 これは大臣にお尋ねします。  このように八百八十余億円という膨大な資本投下がされておりますけれども、これでどれだけの経済効果があるかということでございますけれども、大臣、どうですか。
○春田委員 この問題につきましては、私は昭和四十九年の決算のときも質問しております。その後、五十一年の決算でも指摘がありまして、いずれも議決案として出されているわけです。内閣の責任ある態度を求めて、それに対する内閣の措置が表明されておるわけでございますけれども、今日に至ってまでも...全文を見る
○春田委員 最後に、私はいままで相当厳しい話をしてきたわけでございますけれども、頭からこの開発を否定するわけではございませんし、日本の将来の経済の発展を展望したときも、ある程度必要ではないかと思っております。  立地的にもまた、広大な土地と港を有している苫小牧に誘致されるという...全文を見る
○春田委員 続きまして、誘拐殺人事件についてお尋ねしたいと思います。  公庫の総裁もう結構でございます。  時間がございませんので走って聞いていきたいと思いますけれども、今回の長野の寺沢由美子さん、富山の長岡陽子さんの誘拐殺人事件ですが、世界一優秀な日本の警察としては、非常に...全文を見る
○春田委員 長岡陽子さんと寺田由美子さんが殺されたのはいつなんですか。
○春田委員 犯人の宮崎と北野に最初に事情聴取したのはどこの県警ですか。
○春田委員 それはいつの日ですか。
○春田委員 その前に長岡陽子さんの両親ですか、富山署の係員に北陸企画の方へ一緒に行ってほしいということで、その係員の方が二月二十六日、この宮崎と北野に事情聴取したと聞いておりますけれども、その点はどうですか。
○春田委員 マスコミではこの初動捜査のミスと甘さというのが指摘されているわけでございまして、二月二十六日の最初に会った富山の係員の方がその辺がはっきりわかっていれば、長岡さんがいつ殺されたかわかりませんけれども、この由美子さんと陽子さんの事件はなかったのじゃないかということが言わ...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので、突っ込んだ話はできませんけれども、岐阜と富山と長野県警がそれぞれ犯人の宮崎と北野に疑いを持ったのは大体いつごろなんですか。
○春田委員 要するに犯人の宮崎と北野に事情を聴取したのは三県警ですね。いつだったかということです。
○春田委員 連絡したのはいつですか。
○春田委員 即日というのは三月九日ですか。
○春田委員 富山と岐阜県の合同捜査本部ができたのはいつですか。
○春田委員 さらに長野を含めた三県の合同本部ができたのはいつですか。
○春田委員 形の上だけかもしれませんけれども、三県の合同本部らしいものができたのは三月三十日だというふうに報道されておりますけれども、三月九日、長野の方に通知しながら相当、二週間ぐらいあいているわけですね。その辺のものがどうもお互いのなわ張りといいますか、セクトといいますか、その...全文を見る
○春田委員 私は、きょうは、そのほかに事業所税の拡大の問題、さらに開発庁の備品の高価買い入れの問題をそれぞれ質問する予定でございましたが、どうも時間が来たみたいでございますので、この問題は次の機会に譲るといたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうござい...全文を見る
05月07日第91回国会 衆議院 決算委員会 第19号
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○春田委員 きょうは非常に短い質問時間しかないわけでございます。しかし、私は相当多くの質問を用意しておりますので、まずお断りしておきますけれども、答弁者の方は要領よく御答弁いただきたい、このように思う次第でございます。  まず、財政再建問題に絡む諸問題についてお伺いしたいと思い...全文を見る
○春田委員 昨年の十二月二十八日、自民党三役とそれから政府側が野呂厚生大臣、竹下大蔵大臣が立ち会いのもとで覚書が交わされたと聞いておるわけでありますけれども、ただいまの御答弁では、いずれにしても五十六年度は見直していく、五十五年はいわゆる歳出の見合わせをやったし、自然増収がかなり...全文を見る
○春田委員 次に同じく確認しておきたいことは、一般消費税の導入の問題でございますが、これについてはどうお考えになっていますか。
○春田委員 ということは、要するに一般的な商品にはかけないけれども、特定のいわゆる品目にはかけていきたい、いわゆる間接税の枠を広げていきたい、こういうお考えですか。
○春田委員 さらに第三点目は補助金の整理合理化の問題でございます。  これは予算修正の段階におきまして四党合意でなされているわけでございますけれども、いわゆる四党合意の中では、補助金の整理合理化についてはサマーレビューを行って、その線に従って合理化していきたい、こういうことでご...全文を見る
○春田委員 確かに大臣の言われるのはわからないことはないのですよ。補助金全体の七割から八割までが公共事業とか社会保障、また文教関係の補助金だということはわかっているのです。しかし、どうしても全体的な感じで補助金を論ずるのではなくして、やはり各論を見た場合、一つ一つ見た場合、本当に...全文を見る
○春田委員 大臣、いま廃止が四百三と言われたでしょう。そのうちの整理合理化が三百二十八なんです。したがって、残り約八十件というのは自然廃止なんですね。要するに大蔵省が中心となって整理合理化したのが三百二十八件である。しかし、新規補助金が三百二件ふえてきているわけですよ。本当にこれ...全文を見る
○春田委員 さらにもう一点、予備費に入る前にお尋ねしたい問題がございます。いわゆる防衛費の問題でございます。きょうは防衛庁の方、お見えになっておると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  五月一日、日米首脳会談が行われまして、大平総理はカーター大統領との会見で、防...全文を見る
○春田委員 再三論議になっておりますけれども、この中業見積もりの一年繰り上げ、前倒し、これについては防衛庁としてはどういう御見解ですか。
○春田委員 その見直し作業というのは大体いつごろ出てくるのですか。
○春田委員 一カ月ということは五月いっぱいですか、六月いっぱいですか、いつごろですか。
○春田委員 昨日、大平総理はオタワの記者会見で、アメリカの防衛力強化要請につきましては五十六年度予算でこたえていきたい、こういう発言をなさっておりますね。これについては五十六年度予算はいま見直し作業をやっているということで、今月いっぱいでできそうだということでございますけれども、...全文を見る
○春田委員 この来年度予算の問題につきましては、大平総理が訪米しなくてもかなり前から高まっているわけですね。要するに、五十六年度予算でこたえていきたいというのは前々から言われているわけでしょう。そういう点でこの五十六年度予算でございますけれども、五十五年度では対前年度伸び率が六・...全文を見る
○春田委員 そこで、大蔵大臣にお尋ねしますけれども、最近防衛費の増加の問題が非常に高まっておるわけでございます。大平総理の訪米によりましてさらにそれが増幅された形で返ってきておるわけですね。そういう点で、五十六年度予算でこたえていきたいという総理の発言があったと聞いておるわけでご...全文を見る
○春田委員 そこで防衛庁の方がせっかくおいでになっていますからもう一点確認いたしますけれども、この中業の見積もりでは正面装備五年間で二兆七千から八千億の計画を立てているわけですね。ところが正面装備の費用しか出てないわけです。いわゆる後方支援体制それから食糧人件費等を含めた防衛費の...全文を見る
○春田委員 計算してない、試算をしてないというのはおかしいのじゃないですか。これは防衛庁も御存じだと思いますけれども、大蔵省が試算しましたGNP一%とした場合の防衛費の伸び率を出しているものがありますね。これと同じように、正面装備が二兆七千億から八千億かかるのですから、五十五年が...全文を見る
○春田委員 防衛を論ずる場合、正面装備だけを論じて防衛費全体を論議しないというのはおかしいと思うのですよ。構想そのものが、それは積算しているけれども公表できないという問題で明らかにしていないのかどうかわかりませんけれども、どうも頭だけを示して体全体を示さないというのはおかしいのじ...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので、ここではこれ以上論議しても答えが出てこないみたいでございますから、次の機会に譲りたいと思います。防衛庁の方、結構でございます。  さて、本題に入ります。  いわゆる予備費の問題でございますが、昭和五十四年度一般会計予備費使用調書(その1)の...全文を見る
○春田委員 マラッカ海峡協議会ですか、これは公益法人ですか。
○春田委員 このマラッカ海峡の浅瀬除去の工事でございますけれども、構想は昭和五十二年国際機関でございますIMCOにおいて決議をされたと聞いておるわけでございますが、この決議に基づいて施行するとすれば、当然これまでの各年度の当初予算でこれは計上すべきじゃないかと思っておるわけでござ...全文を見る
○春田委員 その口上書をお互いに交換したのは、大体いつなのですか。
○春田委員 そこで、工事の進捗状態はどうなっているのですか。
○春田委員 いつから工事にかかっているのですか。
○春田委員 この予備費の閣議決定は昭和五十四年九月十四日であるわけですね。したがって、工事が本格的に行われたのは三月ということでございまして、約半年間、これは調査にかかったかもしれませんけれども、工事そのものにはかかっていなかったわけでございます。そういう点で結果的には五十五年の...全文を見る
○春田委員 大蔵大臣にお尋ねしますけれども、こうした予備費というものは当初予算で総枠として計上されて承認されるわけでございます。承認されたらその使途等については政府に一任されるわけですね。そういう点で、こうした公益法人への今回は補助金ですね、補助金といった性格のものは当然当初予算...全文を見る
○春田委員 時期の問題とともに、こうした公益法人への補助金のいわゆる交付の問題でございますけれども、公益法人は国の統廃合の強制ができない、また、会計検査院も全部の検査ができないようになっているわけです。そういう点で、公益法人に補助金をどんどん出していくというのは今日までもいろいろ...全文を見る
○春田委員 また同じく昭和五十四年度一般会計予備費使用総調書(その1)で、これも運輸省所管でございますけれども、運輸本省と海上保安庁に同じく予備費十億九千七百六十五万七千円が使われております。その中でも特に海上保安庁でございますけれども、海上保安庁で九億三千四百九十六万六千円が使...全文を見る
○春田委員 この重油、軽油の基準単価を決めるところはどこなんですか、運輸省で決めてしまうのですか。
○春田委員 これを大蔵省が査定した時期はいつなんですか。
○春田委員 当初予算で組んだときのいわゆる査定した時期なんですよ。それは予備費を支出したときの年月日でしょう。だから、当初予算でどれだけ組んで、そして重油、軽油の相当な値上がりによってこれだけの予備費を流用といいますか使用したことになるわけですから、いわゆる当初予算で組んだ時期で...全文を見る
○春田委員 答えが出ないみたいですね。これはきのうお聞きした段階では五十三年の十二月に決めたということを聞いているわけでございますけれども、それは結構です。  これは運輸省だけが一応予備費から流用されているわけですね。他の省庁でも使っているわけでしょう。他の省庁では全然予備費は...全文を見る
○春田委員 要するに、重油でキロリットル当たり約四二%ですか、軽油で約四一%アップした、したがってこの分だけ予備費を使用した、こういうことでございますけれども、油の年度内の価格上昇というのは一つの常識みたいになっているのですね。だから、査定されたのが五十三年の十二月と聞きますけれ...全文を見る
○春田委員 それが筋論かもしれませんけれども、近年海上保安庁の責務は非常に重要になってきているわけです。御存じのとおり、スラッジの不法投棄に見られる公害のたれ流しの問題、また領海侵犯も年々相当多くなってきておりますし、また二百海里経済水域の監視等の問題にしても非常に海上保安庁の重...全文を見る
○春田委員 もう一分間あるみたいでございますので最後に国税庁の方にお尋ねします。  先月の二十五日に銀座で起こった一億円の拾得事件ですね。これはまだ落とした人が出てきてないわけでございまして、どういう性格のものかはっきりとわからないわけでございます。一部、いわゆる法人や個人の大...全文を見る
○春田委員 終わります。
○春田委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書等の承諾を求めるの件について、不承認の意思を表明するものであります。  わが党は、これまで予備費使用に関し、財政の国会議決主義の原則にかんがみ、予価費使用の分の...全文を見る
09月04日第92回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 関西新空港の問題についてお尋ねしてまいりたいと思います。  この新空港の問題は、運輸大臣に地元の塩川大臣が就任された、そのほか関西関係から三名のいわゆる大臣が就任されているということで、非常に機運が一気に高まったような感じがするわけでございます。さらに九月一日、航空...全文を見る
○春田委員 大臣初め答弁者の方に断っておきますけれども、時間の制約で非常に限られた時間でございますので、ひとつ簡潔に御答弁いただきたいと思います。  私がいまお尋ねしたのは、地元の諸問題を解決しないで着手してはならない、これが私の質問の趣旨でございます。そこで、今後の運輸省が描...全文を見る
○春田委員 これは大臣の方にお尋ねした方がいいと思いますが、九月一日答申が出た、その後記者会見をなさっておりますけれども、大臣は具体的に、環境アセスメントは十月末、周辺の整備計画は十二月じゅうにまとめる、来年早々に地元と話し合いをしたいというスケジュールをお述べになっておりますけ...全文を見る
○春田委員 三点セットということが言われておりますけれども、これは、とりあえず周辺の整備計画ですね、これが十二月いっぱいまでまとまるかどうかという問題、それから環境アセスメントの問題もそうでございますけれども、環境庁の金子事務次官ですか、この方が記者会見で、要するに年内に間に合わ...全文を見る
○春田委員 あくまでも地元と話し合う段階におきましては、三点セット、いわゆる空港計画案とアセスメントとそれから周辺の地域整備、このいわゆる三セットがそろわなかったら話し合いに入らない、協議に入らない、こう理解していいですか。
○春田委員 もしその中で一点でもそろわなかった場合、二点だけでいわゆる協議に入るということ、こういうことはあり得るかどうか、再度お尋ねしたいと思います。
○春田委員 そこで、地元の方でございますけれども、大阪府と十二市町があるわけでございますが、ほとんどの市町が反対決議を議会でやっているわけですよね。大阪府は今春条件は出しておりますけれども一応撤回しておりますし、泉南市が白紙撤回しております。それ以外の市町はまだ反対決議が生きてい...全文を見る
○春田委員 そこで、話し合いに入るわけでございますけれども、順調な話し合いがいって、工事の着手は大体五十七年度ぐらいにやりたい、完成のめどは六十四、五年ですか、このように大臣もおっしゃっておりますけれども、これは間違いないかどうか、お尋ねしたいと思うのです。
○春田委員 そこで、現大阪空港の問題でございますけれども、具体的な問題はこの後、中野さんがやられると思いますので一点だけお尋ねしたいわけでございますが、現大阪空港一これは新空港ができた場合どういう取り扱いになるのかどうか、運輸省としてのお考え、現在持っておられますか。
○春田委員 ところで建設工法でございますけれども、これは浮体と埋め立ての工法が二つが挙がりまして最終決選投票で埋め立てに決まったわけでございますけれども、この埋め立てに必要な土砂の手当てといいますか確保はどのようにお考えになっているのですか。
○春田委員 当然この土砂の採取地域は関係府県であります大阪、それから兵庫、それから和歌山になると思うのですけれども、いまの局長の答弁では、まだ具体的に候補地は決まってないということでございますが、一部うわさでは、大阪では生駒山系が再び崩されるのじゃないか、こう見られておりますけれ...全文を見る
○春田委員 断っておきますけれども、これは私の地元なんですよね。この生駒山系は昭和四十五年の大阪万博のときに全部運ばれまして、いまはまるで本当にアパッチが出るみたいな山はだをむき出しにしているわけです。そういう跡地計画もなかったものですから、とるだけとって野ざらしの状態で、非常に...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので先を急ぎますが、飛行経路が一応示されております。出発が十四ですか、進入が二経路ですか、示されておりますけれども、なるべく沿岸住民の騒音被害がないように海上部を飛ぶようになっていますが、そのうちの何線かが淡路島の上空を飛ぶようになっておりますね。こ...全文を見る
○春田委員 それから、空港の事業形態ですね、その組織といいますか。それから、かなり大規模なプロジェクトになります。空港建設だけでも二兆四千億ですか、周辺の整備で二兆円ということが言われておりますけれども、この資金調達はどのようにお考えになっておるのですか。
○春田委員 関西新空港は第一種空港ですよね。第一種空港の場合は国の責任において建設していくということになっております。そういう点からいったら、私は国の直営ということが当然というか筋であると思いますけれども、最近の渡辺大蔵大臣のいろいろな発言とか、また塩川大臣の発言等を見ても、地元...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、この関西新空港というのは、答申が出され、やっとはい出したといいますか、踏み出した状態だと思うのです。私は、これからこうしたいろいろな懸案事項、諸問題を一つ一つ解決しながら、その上に当然地元の繁栄といいますか、住民の福祉向上、これを勘案しながら進...全文を見る
○春田委員 続いて国鉄の再建問題について若干お尋ねしてまいりたいと思いますが、国鉄の五十四年度決算と監査報告が先日なされましたね。この決算、監査報告から考えて、今日の国鉄の財政再建という大きな観点から運輸大臣の御見解をまずお伺いしたいと思うのです。
○春田委員 国鉄の再建には、昭和四十四年以来、国鉄自身の企業努力、それから国の助成が二番目にありまして、三番目に運賃の値上げというものがあるわけでございまして、いま大臣の御答弁のように、国鉄自身も合理化等で何名か減りまして努力はしているでしょう。また、国の助成も若干なされておりま...全文を見る
○春田委員 競争関係も勘案しながらという御答弁がございましたけれども、特に大都市間のいわゆる国鉄と私鉄の比較ですね。これは私、大阪でございますので大阪の例を出しますと、大阪−京都間で国鉄は四百四十円なんです。私鉄の阪急と京阪が走っておりますけれども、二百五十円。大阪−三宮間は国鉄...全文を見る
○春田委員 大都市間の格差を地方の方で、いわゆるローカルの方で高くするということは、これはまた別の論議になりますのでここではやめますけれども、いずれにいたしましても、国鉄の運賃値上げが、要するに法定制の緩和で大臣の裁断で値上げされる、この安易な国鉄の値上げ、法定制の緩和という問題...全文を見る
○春田委員 私は、運賃値上げが国鉄再建の決め手にならない、抜本的な改善にならないという点を——今日まで五十三年以降ずっと上げているわけでしょう。来年上がったら四年連続ですよ。それでもって一兆円近くの赤字が出るわけですから、私は、もっと抜本的な改善が必要である、こう思うのです。 ...全文を見る
○春田委員 終わります。
10月15日第93回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○春田委員 最初に、イラン・イラク戦争の問題についてお尋ねしてまいりたいと思いますが、外務省の方にお尋ねいたします。  紛争停止の時期でございますが、これは当事国じゃないわが国としては判断が非常にむずかしいと思うのですけれども、外務省としてはあらゆる情報を仕入れていると思ってい...全文を見る
○春田委員 米ソ大国を含めて第三国の両国に対する武器また弾薬の補給がされているということはつかんでおられるのですか。
○春田委員 そうすれば、戦争というのは武器がなかったらできないわけですね。そういう点で、両国間の武器弾薬の手持ちというものから考えても、大体長引いて最悪どれぐらいかということは判断できるのではなかろうかと思いますけれども、外務省としては、非常に判断はむずかしいと思いますが、しかし...全文を見る
○春田委員 当初、短期戦で終わるのではなかろうかという見通しであったわけでございますが、ここ今日に至って大体四週目に入っているわけですね。いまの話からすれば、大規模なそういう紛争はないけれども、小規模な小競り合い等を含めれば相当かかるのではなかろうかという外務省の読みですね。とい...全文を見る
○春田委員 時間がございませんから先に急ぎますけれども、現在、在留邦人が相当おるわけでございますけれども、この戦争による死傷者は出ておりませんか。
○春田委員 そこで、IJPCの関連の従業員の方が先ほどの大臣のお話では七百四十四名がバンダルホメイニからテヘランに向かって編成して第一陣から第四陣までいま大移動している。先ほど無事全員が到着したという話がございましたけれども、これのいわゆる大移動における死傷者は出ておりませんか。
○春田委員 このテヘランに移動というのはあくまでも和田大使の考えで移ったみたいに報道されておりますけれども、このテヘランそのものを安全地帯という形で外務省は見ておられるのですか。
○春田委員 現にテヘランでも空港等が襲撃されているわけです。決して安全地帯ではない。いまの御説明では、住宅を襲撃されていないから大丈夫だろうという、そういう希望的な考え方なんですね。そういう点では決して安全地帯ではないと私は思います。現にテヘランにおりました婦女子の方たちもトルコ...全文を見る
○春田委員 この一時退避の解釈でございますけれども、これはテヘランにずっと残留するのか、それとも日本に帰国するのか、その点の御判断はどうなんですか。
○春田委員 イラン側は、前例でも、革命が起こったとき日本人の技術者が引き揚げたということにかなり批判的だったですね。そういう点で、今回の場合も、いわゆる一時退避、一時帰国というものが相当長引くのではないかという不安もしているのではないかと伝えられているわけでございますけれども、今...全文を見る
○春田委員 ところで、イラン大使館の館員数でございますけれども、何名ぐらいいるのですか。
○春田委員 イラン大使館はわずか十三名なんですね。現在IJPCの方たちが七百四十四名引き揚げてきている、脱出してきているということも考えて、先ほどからお話があったように、生活物資の問題とかいろいろなエネルギーの問題等が今後そういう面で相当不安な面があるという話もございましたし、日...全文を見る
○春田委員 いまの大使館員で十分対応できるのかと、応援部隊は要らないのかということを聞いているのですよ。
○春田委員 時間がございませんからね。要するに、いま十三名と聞いたのですよ。十三名でこれだけの大人数の方たちの身の安全確保ができるかと、だから応援は要らないかと、また政府高官の、ないしそういう特派員が必要じゃないかと、こういうことを聞いているのですよ。
○春田委員 時間がございませんので、外務省の方はもう結構でございます。  大臣にお尋ねいたしますけれども、本日の外電によりますと、イラン、イラク両国の石油輸出施設でございますけれども、戦争で施設がかなり被害を受けている。その修復も含めて、年内輸出は無理ではないかという形で報道さ...全文を見る
○春田委員 いろいろ聞いていきたいのですが、時間がございませんので、的をしぼって聞いてまいりたいと思います。  先ほど同僚議員から質問がございました三井物産社長の発言でございますけれども、それに対し、大臣は、自信のないような発言であったという御答弁をなされましたが、これはうがっ...全文を見る
○春田委員 現在中断されているわけでございますけれども、基本的にはこの事業についてはいわゆる継続なのか、それとも三回の爆撃、今後どうなるかわからないという点から考えて、いわゆる見送ってしまうのか、その辺の基本的な通産省の考え方はどうお持ちなんですか。
○春田委員 総事業費でございますけれども、当初が五千五百億だった、昨年十月千八百億追加されて、七千三百億になっているわけですね。  ところで、今回三回の爆撃を受けた、それと、いま中断していますから、従業員の生活保障、また一日一億円の金利と言われている莫大な利子、こういうものを勘...全文を見る
○春田委員 一、二回の爆撃の被害額は大体三井側も算出しているみたいでございますけれども、三回目がまだわからないということですよね。それはそれとしまして、いずれにいたしましても七千三百億円の事業費というものは、いわゆる九月から再開していけば何とかおさまるだろうという総事業費でしょう...全文を見る
○春田委員 すでに基金からは、昨年十月十二日、二百億円がいわゆる出資という形で出されるようになっています。この基金からの出資というのは、今後これ以上出さないと決めておられるのか、それとも今後いろいろ資料等を集めて、その事業費が相当かさむ場合においてはやむを得ないという方針なのか、...全文を見る
○春田委員 いや、そうじゃないのですよ。いま二百億円決定したでしょう。すでに過去二回出していますよ。合計で五十四億出しているわけでしょう。今度は二百億以上にさらに基金から出すのかどうかということなんです。
○春田委員 これは大臣にお尋ねしますけれども、いまの話は、三井グループから、さらに二百億以上のいわゆる基金の出資増加ですね、これについては、先ほどの大臣答弁ではそういう要請はなかったということでございますけれども、十三日の夕方の記者会見のあの八尋発言は、政府出資を仰ぐ以外にないと...全文を見る
○春田委員 それでは、出資じゃなくして輸銀等の融資等の話もございませんでしたか。
○春田委員 最後になりますけれども、輸出保険の適用ということでございますが、かなり新聞等ではいろいろ扱っておりますけれども、この輸出保険の適用はどうお考えになっておりますか。
○春田委員 三井グループはこの事業に対してどれくらいの保険金を掛けているのですか。
○春田委員 それから、採算の点で一番問題なのは原料ガスとナフサの安定供給でございますけれども、これが報道等では、これを産出する油田等が戦争によってかなりやられている。したがって、その安定供給が非常にむずかしいのではないか。ということは、要するにこのプロジェクトそのものが採算面で非...全文を見る
○春田委員 それは戦争の起こる前の約束でしょう。今回の戦争によってかなり被害を受けていると聞いているわけでございますけれども、その点の確認はされているのですか。
○春田委員 時間が来たみたいでございますので、最後に大臣に決意をお伺いしたいのでございますけれども、今回の三井・イランのナショナルプロジェクトでございますが、今後三菱がサウジと、それから住友がシンガポールと、同じような合弁事業をやるように聞いておりますけれども、今回のこの三井・イ...全文を見る
○春田委員 終わります。
10月20日第93回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 さて、総理は就任されて今日まで外遊を一回もなされてませんけれども、総理の外遊計画というものはあるのか、また検討されているかどうか、まずお答えいただきたいと思います。
○春田委員 ASEAN方面を外遊したい、いま検討しているということでございますが、歴代総理がまず第一回外遊されたのを調べてみますと、佐藤さん以後田中さん、三木さん、福田さん、大平総理、全部アメリカへ第一歩をしるされているわけですね。鈴木総理はASEANに行かれるということでござい...全文を見る
○春田委員 いまわが国は、アメリカと通商問題でいろいろな経済摩擦を起こしているわけですね。これにつきましては、外務大臣や大来さん等がアメリカへ行かれましていろいろ折衝なさっているみたいでございますけれども、総理みずからもおいでになりまして、こうした諸問題をみずから解決していく、そ...全文を見る
○春田委員 関係大臣にお任せするということでございますけれども、来年一月上旬にはASEANに行かれる。その後でございますが、アメリカ行きということは、上旬、中旬、下旬、少なくとも来年いっぱいにはお行きになると鈴木総理御自身はお考えになっているかどうか、再度伺いたいと思います。
○春田委員 それでは、何点かの問題をこれから質問してまいりますけれども、これからする質問は、代表質問または衆参の予算委員会等で論議されてきたものでございます。しかし、関係委員会等ではまだつぶさに明らかになってない問題もございますので、それを明らかにしていきたいし、また確認の意味の...全文を見る
○春田委員 特に鈴木総理は政治倫理の確立を、これは公に国民の皆さん方にお約束したわけでございますから、そういう点で御意見を聞いたわけでございますけれども、これはやむを得なかった、こういうお考えですか、航特委廃止はやむを得ないと。
○春田委員 さて、その政治倫理委員会の問題でございますが、これは鈴木総理も、つくる、その背景には航特委の廃止があったと私は思うのですけれども、制度協議会か何かでいろいろもんでいるみたいですが、なかなか浮かび上がってこないわけですね。これにつきましては、要するに鈴木さんとしては、特...全文を見る
○春田委員 これは、新聞の報道なんかでは、自民党内の反対が非常に多くてなかなか俎上に上がってこないという報道もされておりますけれども、その作業は順調に進んでいるのですか。
○春田委員 ということは、今国会、いわゆる臨時国会で、政治倫理委員会設置の成案が出てくるとお考えになっておりますか。
○春田委員 それは国会の問題でございますけれども、私は、ここでやはり鈴木総理の強いリーダーシップを希望して、この設置ができるように要望しておきます。  さらにもう一点、政治資金規正法の改正の問題でございますが、これも今国会に上程されるような御答弁がなされておりますけれども、国会...全文を見る
○春田委員 さて、財政再建の問題でございますが、総理は、現行税制の基本的な枠組みの中で歳入歳出の見直しを行うと、こうお述べになっておりますね。特に歳出の場合でございますが、社会保障も聖域ではない、見直しという御指示をなさっているみたいでございますが、いま総理がお考えになっているい...全文を見る
○春田委員 全体を検討するのは当然ですよ。しかし、社会保障も聖域ではないと総理はおっしゃっているわけですよ。だから、やはり社会保障の中でどういうものを見直すか、検討するか、それは頭の中にあると思うのですよ。それを具体的にお聞きしたいのですよ。総理にお聞きしたいのです。
○春田委員 いまの質問については総理の御答弁をいただきたいと思います。
○春田委員 あらゆる分野で検討する、こういうことでございますが、昨年の十二月二十八日、いわゆる六者協定ですね。この中では老人医療の問題と児童手当の問題と教科書の無償配付の問題が六者協定で覚書として残っているわけですね。特にこの老人医療の問題と、いわゆる児童手当の分野、これはあらゆ...全文を見る
○春田委員 だから、私言っておるでしょう、最優先課題として最初に取り組むのかと。
○春田委員 そこで、児童手当の問題につきましてお尋ねしてまいりたいと思います。  この児童手当の問題につきましても、いままで代表質問や関係委員会でいろいろな質疑が展開されたと聞いております。それらの答弁でございますが、いろいろ調べてみますと、人によって若干ニュアンスが違うような...全文を見る
○春田委員 存続はするけれども、いわゆる据え置きなのか、後退なのか、いわゆる前進なのか、内容によっては違うわけですよね。  そこで、せっかくここで厚生大臣もお見えになっておりますので、この児童手当の問題につきまして厚生大臣は、存続、維持したいという非常に前向きな、積極的な御答弁...全文を見る
○春田委員 私はここで大蔵大臣の御答弁もいただきたかったわけでございますけれども、むしろ所得制限を強化するような御答弁が返ってきたらまずいので、いまの厚生大臣の御意思を体しまして、ここで打ち切りたいと思います。  さて、歳入の見直しでございますが、これも先ほど言ったように、総理...全文を見る
○春田委員 いま歳出の見直しがされているわけでございます。これによって若干抑制されるでしょう。それから税外収入がふえる。しかしなお歳入が不足した場合はどうお考えですか。
○春田委員 大蔵大臣は、自然増収が要するに四兆数千億あるということで明確な御答弁をなさっておりますけれども、この四兆数千億の数字を示された根拠というのはどこにあるのか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 最後に大蔵大臣にお尋ねしますけれども、所得税の課税最低額ですね、これは五十二年以来平均標準世帯四人家族で二百一万五千円ですか、四年間据え置かれたままになっているわけでございまして、最近の景気のかげりの最大原因がいわゆるGNPに占める個人消費だ、こういうことで、非常に個...全文を見る
○春田委員 時間が来ましたので、終わります。
○春田委員 私は、先ほどの総理質問に関連しまして若干補足質問してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  第一点は政治資金規正法の改正でございますが、先ほどの官房長官の御答弁では今週の閣議に提出する、こういうお話があったわけでございますけれども、この政治資金...全文を見る
○春田委員 上程することは聞いたわけですよ。そこで、今国会のスケジュールからいって十分成立する見通しがあるかどうか、その決意を聞いているのです。
○春田委員 さて、限られた時間でございますので、これを追って質問してまいりたいと思います。  先ほど児童手当の問題で基本的な見解は厚生大臣からお答えいただいたわけでございますけれども、さらに何点か組かい問題で御質問したいと思います。  先ほどの厚生大臣の御答弁では維持存続して...全文を見る
○春田委員 折衝中ということでございますが、大臣に重ねて質問します。大臣はいわゆる維持、存続していくというお答えでございますけれども、要するに据え置きということはそういう児童対象が減っていくわけですね。そういう点で私は、維持、存続ということは所得制限額の引き上げというふうに理解し...全文を見る
○春田委員 さらに第二点でございますけれども、中央児童福祉審議会の意見具申が九月十日に出されております。この意見の中では、現在の第三子支給を第一子から、このような積極的な意見が出ておるわけでございますけれども、この点大臣はどのようにお考えになっておりますか。
○春田委員 さらに審議会の意見では、支給方法について、現行制度では受給権者の多くが父親となっている、これを母親に支給することも考えてはという意見が出ておるわけでございますけれども、この点について大臣の御見解をいただきたいと思います。
○春田委員 具体的な御答弁がなかったわけでございますけれども、いままでの国会答弁で大臣は非常に前向きな、積極的な御答弁をいただいておるわけでございます。聞くところによると、大蔵省は非常に厳しい査定をするみたいでございますけれども、負けないで維持、存続、拡大の方向でがんばっていただ...全文を見る
○春田委員 しかし、現実的には歳出を抑えるということはできないわけでございますね。したがって、当然、増税という形に力点が置かれるのではないかと私は思いますけれども、その点どうでしょうか。
○春田委員 財政再建というのは国民の協力なしにはできないわけでございまして、ゼロリストは大蔵省挙げての、要するに財政危機をことさらに誇大宣伝して、結論は増税以外にない、このように主張しているものと思っているわけでございまして、私は撤回すべきであると思っているわけでございます。 ...全文を見る
○春田委員 率直な御答弁があったわけでございますが、しかし消費者物価指数も八%以上、非常に高くなっているわけでございまして、これも当然行うべきであると主張しておきます。  さて、通産大臣の方にお尋ねしてまいりたいと思います。  昨年の石油関連会社の売り上げは非常に莫大な利益が...全文を見る
○春田委員 昨年通産当局は三月、十一月と通達をお出しになっていますね。これは便乗値上げを食いとめるための通達ではなかったのですか。
○春田委員 要するに便乗値上げはなかった、未然に防ぐためにこういうものを出した、こういう御答弁ですね。となれば、昨年は三月と十一月に二回通達が出ているわけでありますが、一年以上たっているわけです。さらにことしはイラン・イラク戦争等の新たな要素が加味されているわけでございまして、こ...全文を見る
○春田委員 量的な面の確保はされているわけですね。備蓄が百十一日分、かなりあるわけでございます。しかし、価格の面は不安な面がたくさんございます。たとえば、サウジが今度八月一日にさかのぼって二ドル上げた、UAEが九月一日にさかのぼって二ドル上げたという状況もあるわけですよ。まして昨...全文を見る
○春田委員 当然、需給の動静も見ながら価格動向を厳しくチェックしていただきたいと私は思っているわけでございます。  さらに、寒冷地はすでに需要期を迎えているわけでございますが、昨年は売り惜しみとか抱き合わせ販売等不当な行為がこれらの地域で相当あったわけでございます。こうしたこと...全文を見る
○春田委員 昨年は新婚さんとか新しく転入してきた方、一見には売らないという例がたくさんあったわけでございますから、そういう面では機動的に対処していただきたい、このように要望しておきます。  さらに、イラン・イラク戦争でございますけれども、日本の場合は全体の輸入の約七〇%がペルシ...全文を見る
○春田委員 イラク側は領土を取り返した段階で戦争終結のそういうものを国連にも出しておるわけでございますからわかりますけれども、イラン側の具体的なそういう戦争終結への動きといいますか、それはつかんでおられませんか。
○春田委員 最後に、ホルムズ海峡でございますけれども、いまの大臣の御答弁では、間違っても封鎖はあり得ない、私はそう受け取っておるわけでございますけれども、この点を確認しておきたいと思うのです。
○春田委員 終わります。
10月23日第93回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○春田委員 私は、まず最初に基本的な問題についてお伺いしたいと思いますが、消費者物価指数の問題でございます。  いままでの国会答弁で長官は何回も御答弁なさっておるわけでございますが、この消費者物価指数は上半期は七月を除いてずっと八%台で推移をしておるわけでございます。したがって...全文を見る
○春田委員 上半期の悪影響は解消されつつあるという御答弁でございますけれども、具体的に一体どういうものが解消されるのか、また新たに下半期はどういう手を打っていくのか、もう少し具体的に御答弁いただきたいと思います。
○春田委員 ところで、この消費者物価指数ですけれども、政府目標、これは努力目標なのか、それとも国民の前に明らかにしたわけでございますから公約的なものなのか、どちらなんですか。
○春田委員 できるだけ実現しなければならないということでございますので、それはそれなりに一生懸命手を打つけれども、最終六・四%を上回ってもその点はやむを得ない、こういうお考えですか。
○春田委員 必ず実現しなければならない、私はそうとるわけでございます。  そこで、九月五日の経済対策閣僚会議で「経済の現状と経済運営の基本方針」が出されたわけでございますが、この中の「経済の現状」の中の三項目に「一方、物価については、卸売物価は騰勢が鈍化しており、ほぼ山を越した...全文を見る
○春田委員 先ほど長官から六・四%は必ず実現しなければならないというお話があったわけでございますが、この文章を読んだ段階では、消費者物価そのものは八%を推移しているけれども落ちついているのだということで、何か六・四%は余り重要視してないような感じを持つわけでございます。したがって...全文を見る
○春田委員 基本方針にはこういう形で書いてあるけれども、あくまでも消費者物価指数は六・四におさめる、これがいわゆる国民に約束した経済企画庁としての責任である、このように理解していいですね。
○春田委員 そこで、下半期四・六%に抑えなければならないわけでございますけれども、私は諸情勢を勘案したとき非常に厳しいんじゃないかという見方をしているわけでございます。経企庁が出しています消費者物価指数のいわゆる季節商品と季節商品を除く総合というものがございますけれども、この中で...全文を見る
○春田委員 寄与率でなくして、要するに消費者物価指数全体を一〇〇とした場合、野菜は一〇〇のうち何%を占めるのか、公共料金は何%を占めるのか、そのことなんです。
○春田委員 ただいま御説明があったように、消費者物価指数全体の割合の中では季節商品というのは八・四%で非常に低いわけですね。さらに野菜だけ取り上げていった場合、三%と聞いております。したがって、公共料金や一般商品サービス、この辺のウエートが非常に高いわけですね。この辺の動きが大き...全文を見る
○春田委員 私は季節商品は野放しであっていいという意味じゃないんで、要するにウエートの大きい公共料金、またその他一般商品等に十分配慮しなかったら四・六に抑えることは非常に厳しいんではないか、そういう見方をしているわけでございまして、当然季節商品もそれなりの対策をしていかぬといけな...全文を見る
○春田委員 郵便料金以外に、今後私鉄運賃、タクシー、バス等が申請されていると聞いております。さらに消費者米価の問題は、大体例年なら来年二月から上がるわけです。この辺の歯どめといいますか抑制についてはどのような御見解なんですか。
○春田委員 そこで、長官にお尋ねしたいわけでございますが、これらの公共料金が今後予想されているわけでございまして、いずれにいたしましても、今後四・六%に落とすためには、先ほど言ったように、公共料金のウエートが非常に大きいわけですよね。     〔武部委員長代理退席、委員長着席〕...全文を見る
○春田委員 郵便とか消費者米価はわかりますけれども、タクシーとかバス、私鉄運賃、これらはもうすでに織り込んでいるのですか。
○春田委員 予算関連であれば、タクシーとかバスとか私鉄運賃は入りませんね。これは要するに、いま四・六%の中のウエートがございましたけれども、その中に入ってませんね。そう見ていいわけですね。
○春田委員 何もこちらも値上げを期待しているのじゃないのですけれども、そういうおそれがあることは十分考えられるわけです。そういう点で、タクシーやバス、私鉄運賃等が出てくれば、当然消費者物価指数を押し上げるわけですから、そういう点からいったら、四・六%は非常にむずかしいのじゃないか...全文を見る
○春田委員 そういう希望的観測でございまして、実際そういうものが出てきた場合には、やはり非常に厳しいのじゃないかと私は思うわけでございます。そういう点で、この前もうちの同僚議員の長田議員から質問がございましたように、こういう公共料金は、今後消費者物価を四・六%に抑えるためには凍結...全文を見る
○春田委員 ということは、要するに八月一日にさかのぼってサウジが上げた、UAEが九月一日にさかのぼって上げたけれども、これは円高によって相殺されて、いわゆる末端価格には影響ない、こういうことですね。  そこで、今後は産油国がどういう値上げをしてくるかわからないけれどもというお話...全文を見る
○春田委員 通産当局は、備蓄は百十一日あるのだからいまは大丈夫ですと言っておるのでしょう。そこへもってきて、いまスポットという話が出ましたけれども、いわゆる石油会社がスポットを買った場合高くなるから、それは値段に反映するかわからないという御答弁だと思うのですけれども、いま原油の備...全文を見る
○春田委員 ことに灯油につきましては、八月の在庫数が九月の目標に近づいているわけであって、相当在庫があるわけですよ。そういう点で量はあるわけですから、そんなスポットを買う必要はないと私は思うのですけれども、昨年の実績からいきましたら、灯油価格でございますが、一月あたりが七百円台だ...全文を見る
○春田委員 したがって、八月が千五百九十四円、九月が千五百八十一円ですから、レートが変わらない限り、円高傾向がずっと続く限り、少なくとも年内、これはもうたとえ需要期が来たとしても、灯油はこれ以上上がらない、そう見ていいわけですね。
○春田委員 次に、この前も問題になっておりました物価対策費五百億円の使途の問題でございますが、これは去る二十一日、公社民と自民党の四党間の合意によりましてある程度詰めがされたわけでございますけれども、長官は昨日の参議院の物特でございますか、十三項目のうち一つ二つぐらいむずかしいけ...全文を見る
○春田委員 この一つか二つむずかしいというものはどういう項目なのですか。
○春田委員 所得減税の話だけあったわけでございますけれども、何か具体的にわかりませんか。それ以外、この三党申し入れについてはちょっと厳しいというような項目が、長官自身は十三項目のうち一つか二つおっしゃっているわけですから、ちゃんと頭の中にあると思うのですけれども……。資料見せまし...全文を見る
○春田委員 この五百億円の使途につきましては、大蔵省はもう了解したのですか。
○春田委員 社会党、公明党、民社党が使えということで意見が一致しているわけでございますから、あとは自民党の問題だと思うんですね。そこで、党内においても非常に最有力の長官でございますので、その辺も説得されて、ぜひこれが実現方が成るように要望しておきます。  さらには、もう一点だけ...全文を見る
○春田委員 これは長官にもう一回確認しますけれども、先ほど、一、二項目はむずかしいものがあるということでございますが、その一、二項目にこれは入っておりませんか。
○春田委員 ぜひ実行していただきたいと要望しておきます。  さらに、既定経費の中で、物価対策費で三十億円ことし出ているわけですね。これは、例年の推移を私、ずっと調べてみますと、四十九年と五十年には五十億円が使われているわけです。五十一年には四十億円が使われているわけですね。そう...全文を見る
○春田委員 時間がそうございませんので、次へ進みたいと思います。  次に、景気対策の問題でございますが、実質経済成長率政府目標が四・八%でございますが、四月-六月期におきましては、年率に直せば二・四%と非常に低い数字なんですね。現在は十月の下旬でございますけれども、この七月から...全文を見る
○春田委員 いまお話があったように、九月の指数はまだ出ておりませんけれども、七月、八月のそういう個人消費の問題とか設備投資等を見ればやはり非常に厳しい、数字で見てもわかるわけです。そういう点では、この七、八、九の期におきましても低迷するんじゃなかろうかと私は思うわけでございますけ...全文を見る
○春田委員 しかし、GNPの五三%を占める個人消費がやはり相当冷え込んで低迷しておるわけですね。この辺が私は問題だと思うのです。民間の設備投資は確かに若干そういう点では上向いていますけれども、個人消費、これをどう上向かせていくかというのが今後の課題じゃないかと思うのです。そういう...全文を見る
○春田委員 住宅の取得につきましては、いまお話があったように非常に土地が高い。また建設資材も非常に高くなってきておるわけですよね。さらに、いま金利の問題がございました。しかし、きのうの新聞を見れば、銀行協会が住宅ローンを引き下げる方向になってきたような話が出ていたわけでございます...全文を見る
○春田委員 長官にも確認しておきたいわけでございますが、九月五日の経済対策では、そういう住宅を促進するという形になっておるわけでございますが、大蔵省は財政再建というたてまえのもとで、こういう形で非常に住宅促進を阻害するような方針を出してきているわけですね。そういう面でも長官として...全文を見る
○春田委員 最後になりますけれども、これは先ほども質問がございました公定歩合の問題でございます。再引き下げの声が出ているわけですね。これは日銀の専権事項であると思いますけれども、この公定歩合を引き下げた場合は円安の方向になりがちで、物価がそれによって上がっていくのではなかろうかと...全文を見る
○春田委員 きょうは建設省と公取の方にも来ていただいたわけでございますけれども、何せ限られた時間でございますので、質問事項はあるわけでございますけれども、時間が参ったようでございますので、次の機会に譲らせていただきまして、せっかく御足労いただいたわけでございますけれども、御了解い...全文を見る
11月04日第93回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○春田委員 院法改正の問題は官房長官がお見えになりまして質問していきたいと思います。  まず第一点でございますけれども、昭和五十三年度の会計検査の決算検査報告を見ますと、その中で特に目立つものに空出張、架空会議といった不正経理の問題がございます。検査報告の中では、防衛庁、環境庁...全文を見る
○春田委員 ただいま説明があったように、防衛庁、それから環境庁におきましては全額返済しているわけです。その他の各機関では一部返済で、かなりの残額があるわけでございますけれども、これでもって検査院としては了解しているわけですか。
○春田委員 通産省の札幌通商産業局、それから札幌鉱山保安監督局、それから国鉄の盛岡その他の機関、これの残額返済されていないのは国損ではないと、こう検査院としてはお認めになっているのですね。
○春田委員 もう一回だけ確認しますけれども、要するに国損となるべき額は全額返されている、こう検査院としては認めているのですね。
○春田委員 防衛庁と環境庁は全額返済されていますね。これは、当然国損の対象になる額だったということで全額返済されているのですか。
○春田委員 と思うのですがね、私も。そういう点からいったら、防衛庁や環境庁だけが全額返済されて、その他の機関は返済されてないわけですよね。同じ機関としては、何か不自然なような感じを持つわけでございますけれども、この点どうですか。
○春田委員 防衛庁と環境庁は、検定会議で有責、無責が出る前に全額返済されたものですか。
○春田委員 となれば、このような形で処理されたということで、防衛庁と環境庁が、他の省庁は全額返してないじゃないかと、自分たちは国損以上の金を返しているかもしれない、もう一回正式に検査院の方で見直してほしい、その上で国損以上の金を返していた場合には返還せよと言われた場合にはどうなる...全文を見る
○春田委員 道義的責任で全額返したということでございまして、やはりこうした一つの例が出てしまえば、今後先に返すのは損だという形になってしまいますよね。道義的もへったくれもない、要するに検査院の最終決定を見て返せばいいという形になると思うのです。そこで、全額早く返してしまった防衛庁...全文を見る
○春田委員 官房長官はずっとよろしいですか。それでは、官房長官お見えになりましたけれども、その前にいまの問題を続けさせていただきたいと思っております。  そこで、この検定結果はいわゆる有責、無責という結果が出るわけでございますけれども、どういう結果になったのですか。
○春田委員 ところで、特殊法人では鉄建公団だけが指摘されておりますけれども、その他の公社、公団の方にはメスが入れられたのかどうか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 検査院としては書面検査と実地検査をなさっておるわけでございますけれども、いわゆる実地検査施行率は五十三年度では平均で八・四%になっておりますが、この四、五年の実地検査の施行率の推移をずっと述べていただきたいと思うのです。
○春田委員 暦年ずっと八%台でございますけれども、これが限界ですか。
○春田委員 検査院は現在の態勢ではもうこれが精いっぱいである、限度である、限界である、こういうことでございますけれども、検査院としては平均して大体何%ぐらいまで将来持っていきたい、そういう御希望はお持ちなんですか。
○春田委員 一〇%持っていくために当然増員が必要になってくるわけでございますけれども、そういう増員の要望、要求というものは大蔵省に対しては来年度どれくらいされているのですか。
○春田委員 二十名というのは全部いわゆる現地調査する調査官ですか。
○春田委員 その二十名のいわゆる増員態勢で一〇%持っていけますか。
○春田委員 大蔵省の方がお見えになっていると思いますので、お尋ねしたいと思います。  大蔵省の方は口を開けばすぐ財政再建という形で、増員問題ではかなり厳しい査定をなさっているわけでございます。しかし私は、先ほどから論議されているように会計検査院というのは独立機関でありますし、第...全文を見る
○春田委員 実際検査に従事する人でございますけれども、この資料によりますと、毎年大体二名ぐらいしか純増されていないわけですよ。いま二十名とおっしゃいましたけれども、それはいろいろ入れかわりがありますからそうなのですけれども、純増は大体二名なんですよ。大蔵省の方も御存じだと思います...全文を見る
○春田委員 検査院として基本方針が決まったのが五十三年の七月ですね。その後この基本方針をもとに、この法改正を実現するために各省庁とのお話し合いがなされております。その話し合いの中でこの基本方針は若干の手直しがされていると私は思うのですが、そういう修正された個所があるのですか。
○春田委員 その会計検査院としての要綱がまとまったのはいつなんですか。
○春田委員 昨年の五月にいわゆる最終要綱が決定したわけですね。そこで、午前中も御答弁があったわけでございますが、その後各省と話し合いをされまして、ことしに至って一月の十七日ですか、関係各省の責任者会議があったという話がございましたけれども、その中で最終要綱をお示しになって御説明な...全文を見る
○春田委員 事務総長も出席しているわけでしょう。事務総長の感触はどうなんですか、各省庁の対応というのは。
○春田委員 そこで、いまボールは内閣の方に投げられてきているわけでございますけれども、官房長官がおいでになっておりますのでお聞きしたいのでございますが、正直言って、各省の合意が得られないから今日までまだ国会提出がなされていないわけでございますけれども、どこの省庁の合意が得られない...全文を見る
○春田委員 検査院としては、基本方針を決めて、各省庁の意見も聞きながら若干の手直しをして、要するにかなり当初の方針と違った緩やかな院法改正になってきたのではなかろうかと私は思っているわけでございますが、その最終要綱でもまだ各省の合意が得られない、こういう現段階にあるわけですね。 ...全文を見る
○春田委員 なかなか官房長官のガードがかたいもので、午前中の答弁から一歩も出ないわけでございますけれども、仮に、院長お聞きしますけれども、昨年の四月最終要綱が決まりましたけれども、これでもまだ合意がされていないわけでありまして、内閣からもう一回合意が得られるように見直しをしろとい...全文を見る
○春田委員 要するに、もう一回見直せ、各省の合意が得られるようにもう一回見直せ、そういう声が上がった場合はどうなのか。検査院としては、昨年の四月九日の最終要綱、これがもう最後だ、これ以上手直しする必要はない、そう思っておられるのかどうかという点をお聞きしているのです。
○春田委員 いずれにいたしましても、私は官房長官にお願いするわけでございまして、そういう経緯、背景があるわけでございますから、次の国会には必ず提出するように強く要望する次第でございます。  それでは私は、あと備品の高価買いの問題と、それから郵政職員の不正問題があったわけでござい...全文を見る
11月07日第93回国会 衆議院 本会議 第13号
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○春田重昭君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十三年度決算に関して、現在の政治状況に深くかかわる幾つかの問題点を取り上げ、総理並びに関係大臣に質問するものであります。  まず初めに、具体的な質問に先立ち、数点総理の御見解を承りたい。  その一つ...全文を見る
11月11日第93回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○春田委員 最初に、IJPCの今後の見通しについてお尋ねしてまいりたいと思いますが、経済協力基金という政府出資をいたしておるわけでございますけれども、この点から、まず経企庁の今後の見通しの御見解をお尋ねしてまいりたいと思います。
○春田委員 この時点で明確な政府見解は出ないと思いますけれども、長官の感触という点でお尋ねしてまいりたいと思います。  今後このIJPCとの事業をやはり継続していくのか、さらに完全撤退していくのか、さらに事業そのものも縮小していくのかという三つの選択があるという形で言われておる...全文を見る
○春田委員 せんだって通産大臣にお聞きした時点では、政府で決めた以上、あらゆる障害を、困難を乗り越えて今後ともやっていきたいという強い決意があったわけでございます。  政府側としては、一応昨年の十月、国家プロジェクトに格上げして、千八百億円の追加事業のうち二百億円を海外協力基金...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、七千三百億円では足らないと思うのです。今後どれぐらいかかるかわからないですけれども、政府としては、今後この事業費がかさんで、どうしても私企業では限界であるから何とか政府にお願いしますと要請した段階では検討する余地があるのかどうか、もう二百億円以...全文を見る
○春田委員 最後に、現在二百億円決定された中で、すでに第一回二十八億円、第二回二十六億円、合計五十四億円が協力基金から出されているわけです。報道等では、第三回を三十億円ぐらいを出す予定であった、ところがイランの革命とか戦争ということで中断されて今日になってきているというように言わ...全文を見る
○春田委員 続きまして、公定歩合の再引き下げの問題についてお伺いしてまいりたいと思います。  今月の六日、再引き下げがされまして、さきの八月の時点と合わせまして一・七五%の引き下げとなったわけでございます。この二回の引き下げにより、金利水準はことしの三月以前の水準となったわけで...全文を見る
○春田委員 確かに、景気の面では大きな刺激になると思うのですけれども、公定歩合が引き下げられたことによって円安傾向になって、それが結局物価の面において価格上昇の傾向があらわれてくるのじゃないかという心配の面もあるわけです。この点どうお考えになっていますか。
○春田委員 今回の再引き下げにも企業の一部にはまだまだ金利水準が高いという声もあるわけですね。長官は、六日の引き下げの前日ですか、五日の日に記者会見されたそうでございますが、この時点で、これが正確かどうかはわかりませんけれども、これが景気浮揚の決め手になるとは思われないという発言...全文を見る
○春田委員 今回の再引き下げは、若干のはずみはあるけれども根本的なはずみはないというような長官のお考えみたいでございますけれども、これも新聞なんかには、年内にもう一回再々引き下げをする必要があるのじゃないかとか、半年以内に再々引き下げという声もあるわけでございますけれども、この時...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても公定歩合の引き下げの問題は、景気の問題だけでなく物価という面も考えながらひとつ機動的に対処していただきたい。政府の見解では物価は落ちついているというふうな見方をされているみたいでございますけれども、私たちから言えばこれは高値の安定であって決して非...全文を見る
○春田委員 相当な経常利益が出ておるわけでございますけれども、この経常利益を生んだ原因というのは、通産当局は分析といいますか、検討はされているのですか。
○春田委員 円高差益がかなり出ているということでいま御答弁があったわけでございますけれども、世上、円高差益は当然国民の方に還元すべきであるという声もあるわけです。この点を通産当局はどのようにお考えになっておりますか。
○春田委員 原油価格が上がったということで、今後の差益還元はできないような御答弁でございますけれども、いわゆる円高基調がずっと続いているわけでしょう。原油が幾らだったかわかりませんけれども、その辺は相殺されて十分差益還元ができる現状にあるのではなかろうかと私は思っておるのですけれ...全文を見る
○春田委員 この点に関しましては、消費者の立場にあると思われる経企庁の御見解はどうですか。
○春田委員 いろいろな見方がされると思うのですよ。しかし経企庁の考え方は、要するに差益を還元するよりもまず価格を据え置いて、価格引き上げをさせないことで国民を守っていきたい、こういう御見解ではなかろうかと私は思っているわけでございますけれども、先ほどの通産当局の説明でキロリッター...全文を見る
○春田委員 第一の要因であるいわゆる需給関係については、量的には非常にあるわけでございますからこれは問題ないと思います。第二点の外部要因でございます。確かにそういう点が現在のままの推移でいけば心配ないと思いますけれども、どれだけ原油が上がるか、円レートがどう変わっていくのか、それ...全文を見る
○春田委員 そういう意味じゃなくて、円レートがどう動くかによって、いわゆる円安基調になった場合は当然価格が上がるということでございましょう。だから大体幾らぐらいをベースにしてどれくらい動いた場合にそれが石油製品にはね返ってくるのか、こういう問題なんです。
○春田委員 時間がございませんので、深く質問できないわけでございますけれども、これはきょうの新聞ですか、石油連盟の永山会長ですか、この方が現状、いわゆる原油も上がらない、円レートもこのまま推移すれば、来春まで石油価格は凍結という談話を発表しているわけでございますけれども、この点、...全文を見る
○春田委員 最後に私の見解を述べておきますけれども、昨年の例を見ても、灯油価格は十一月の時点で千百円だったのが、十二月になったら千三百円になっているわけですね。そういう点で、需要期になりますと、年末になりますと途端に高くなってしまうわけです。そういう傾向があるわけでございますので...全文を見る
11月13日第93回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
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○春田委員 緊急物価対策費の使途についてお伺いしてまいりたいと思います。  去る十日三十日、公社民と自民党の政調、政審会長会談でこの緊急物価対策について自民党から回答があったと聞いております。政府はこれを受けまして関係各省庁の物価担当官会議を開いて具体策を講じたようでございます...全文を見る
○春田委員 それだけの省庁が参加しているわけでございますけれども、中心の省庁はどこですか。
○春田委員 経企庁がこの物価対策を推進していくと私は理解しておるわけでございます。そこで、今回の緊急物価対策に必要な経費は幾らなのか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 この三十七億円というのは、この春の予算修正で社公民が自民党と合意したあの五百億円の中から全額出費されるわけですか。
○春田委員 一応三十七億円という経費が計上された。それで六億円をいままで経企庁にありました既定経費の三十億円の中から出していく、したがって五百億円の中から出していくのは新規経費としては三十一億円である、こういうことですね。三十一億円と言えば全体の五百億円のわずか六%にしか当たらな...全文を見る
○春田委員 現段階で考えられる五百億円の使途につきましては一応三十一億円、これは一応今回緊急物価対策で出てまいりましたけれども、それ以外には考えられませんか。
○春田委員 経企庁は、年末年始対策としていわゆる正月のいろいろな商品を確保するための対策を十一月中旬ごろお決めになるようでございますけれども、この費用の捻出は五百億円の中からは出てこないわけですか。
○春田委員 先ほどの答弁では当面の対策という話がございましたけれども、今後の物価の変動いかんによっては第二段第三段の手を打つ必要があるのじゃなかろうかと思いますけれども、その際はこの五百億円の中から使っていく、こういうお考えですか。
○春田委員 もう少し具体的に言っていただきたいのですが、その五百億円の使途につきましては、今回は一応三十億円決まりましたでしょう。今後それにつきましては使う必要はないと現時点では思っておられるのですか。
○春田委員 そこで具体的な問題についてお尋ねしてまいりたいと思いますが、既定経費の三十億円の中から先ほどの御説明で六億円が出されているわけでございますけれども、その事業が今回の自民党の回答でもまた物価担当官会議の中でも数項目が上げられているわけでございますけれども、この事業は来年...全文を見る
○春田委員 この既定経費は来年度は三十一億五千万円ですか概算要求で要望されていると聞いておりますけれども、いずれにいたしましても今回の三十七億のうち六億円が既定経費から出ているわけですね。そういう面からいってもこの事業は来年度も継続してやっていくべきである。この事業を継続しなかっ...全文を見る
○春田委員 今回の緊急物価政策の上ではこれが目玉だと思うのです。三十一億円のうちの二十五億円ですから、金額の上ではこれが目玉だと思うのですけれども、価格暴落のときの生産者農家への価格保障ということですね。これは具体的に言ったら、たとえば水準から何割ぐらい下がった場合補償するのです...全文を見る
○春田委員 そうしたら、その趨勢値の九割以下にならなかった場合、暴落しなかった場合においてはこの金額は使われない、そういうこともあり得る、こういうことですか。
○春田委員 そういうことで三十七億、新規費用が三十一億円という形で一応大々的に報道されておりますけれども、要するに野菜の価格が安定した場合にはそういう形で補償費は出ないわけですから、これは使われない場合だってあるわけですね。そういう面では、これは四党合意したわけでございますけれど...全文を見る
○春田委員 この点も要望しておきますけれども、昨年のカズノコ騒動のように商社等の買い占め売り惜しみがないように厳しい監視体制を持っていただきたい。これを要望しておきます。  それから、小売価格運動の推進という形で六億円の経費が出されておりますけれども、この小売価格の推進の中で、...全文を見る
○春田委員 さらにフードウイーク、商業サービスでございますけれども、私たちの要求では、十一月から来年の三月まで毎月開催を主張していたわけでございますけれども、今回の皆さん方がお決めになった当面の物価対策では、開催都市を若干ふやす程度で従来どおり一回である、このようになっているわけ...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので最後に要望しておきますけれども、先ほどから言っているように、今回五百億円の緊急物価対策の中から運用されるのはわずか三十一億円だけである、率にして六%だけであるということで、今回の緊急物価対策で効果が出なかった場合には第二段、第三段の手を打ってひと...全文を見る
○春田委員 従来は消費生活相談員ですね。この方たちの資質を向上するとか水準の維持を図るという目的で公的制度を打ち出したようでございますけれども、現在までの消費生活相談の中で、同じ案件、同じ事件、同じ問題でも人によって若干の見解といいますか答えが違うということもあり得たわけでござい...全文を見る
○春田委員 それは確かにそうだと思うのです。先ほど話があったように十八万件の相談があったわけでございますから、人によって必ずしも統一した答えは返ってこないと思いますけれども、たとえば、新聞等でも、洗たく機の商品テストにおいても、同じ新製品でありながら、片方は三洋電機の洗たく機がい...全文を見る
○春田委員 それから、こうした苦情処理というのはほとんど個別処理で扱われているわけですね。これを集積して行政に反映するという点で、現段階では的確に反映されているかどうか、この点をお尋ねしたいと思います。
○春田委員 さらに、現在通産省がお考えになっているみたいでございますけれども、消費生活アドバイザーですか、これも通産省が公的資格を与えて権威を高めようということで、ことしの十一月八日におやりになったみたいでございますが、この辺で今回の消費生活専門相談員との競合というものはありませ...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、いま消費者から、また国民から持ち出されるいろいろな相談がありますが、その内容というものは相当多様化しておりますから、そういう面では今回の、いわゆる公的制度を打ち出して相談員の資質を向上させるということは、私は非常に賛成であります。そういう面で、...全文を見る
12月08日第93回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○春田委員 最初に、原子力発電所の運転、建設状況につきまして通産省の方にお尋ねしてまいりたいと思います。  運転中のもの、建設中のもの、建設準備中のものがございます。それぞれに分けまして現在何基動いておるのか、また建設していくのか、その出力キロワット数はどれくらいなのか、予想す...全文を見る
○春田委員 ただいまの説明でいけば、建設準備中のものも合わせまして二千七百八十八万キロワットになります。ところが「長期エネルギー需給暫定見通し」では、昭和六十年度には三千万キロワットになっておりますけれども、これは間違いございませんか。
○春田委員 建設準備中のものが三カ所ございます。日本原子力発電敦賀二号、これが百十六万キロワット、それから中電の浜岡原子力三号、これが百十万キロワット、九電の川内二号、これが八十九万キロワットになっております。これは現在申請中となっておりますが、大体いつごろ許可し、着工し、運転開...全文を見る
○春田委員 時間がないからよく質問の意味を聞いてください。いつごろ着工し、運転開始はいつごろなのかと聞いているのです。
○春田委員 これはおたくの資料でしょう。「原子力発電所の運転・建設状況(電気事業用)」という形で昭和五十五年十一月十八日に出されておりますこの資料によりますと、運転開始年月日は、日本原子力発電の敦賀は六十一年三月、中電の浜岡は六十年九月、九電の川内は六十一年三月、これは間違いない...全文を見る
○春田委員 聞くところによりますと、日本原子力発電所敦賀の方は年度内いっぱい、来年の三月か四月ころにおりるだろう、中電については若干おくれて来年の夏くらいではないかということを聞いているわけでございますが、いままでの建設の時期は大体五、六年かかっているわけです。そういう点から言っ...全文を見る
○春田委員 この申請中の三基を合わせたとしても二千七百八十八万でしょう。先ほどの長期需給暫定見通しでは三千万キロ、約二百万キロの差があいているわけでございますが、これは何か建設中のものがあるのですか。
○春田委員 少なくと「長期エネルギー需給暫定見通し」は修正しなかったらいけませんね。三千万キロじゃなくて二千七百八十八が正解である。この三基が順調に工事が着工されて運転開始が六十一年三月の予定いっぱいいっぱいいったとしても二千七百八十八でございますから、三千万は修正する必要があり...全文を見る
○春田委員 昨年十二月にはこれが若干の幅を持たされまして二千八百という形で修正されておりますけれども、いずれにしても、この申請中の三基が予定どおり運転されたとしても二千七百八十八でございますから、私の感触としてはこの敦賀と浜岡は非常にむずかしいのではないか、いわゆる二千八百を合わ...全文を見る
○春田委員 昭和四十一年から百七十七億ですか、国費が投入されて、現在までいわゆるウランの調査探掘がされているわけでございますけれども、現在まで、生産に入る、そういう実績がありや否やお答えいただきたいと思うのです。
○春田委員 いま使われている、それなりのという言葉が出てまいりましたけれども、まだ実績は上がってないわけですね。このウラン調査探鉱に対してはいろいろな見方があると思うのですね。調査開始当初に比べて、今日では相当状況も変わっていると思うのです。  そこで大臣の御見解をお伺いしたい...全文を見る
○春田委員 私も大臣の御見解にはほぼ同意をするわけでございますけれども、ただ、ウランの発掘が、調査探鉱は政府の資金で行い、いわゆる開発生産の段階で企業に引き継がれるというシステムがありますね。この考え方は石油と同じような考え方だと思うのですけれども、やはり考える必要があるのではな...全文を見る
○春田委員 続いて再処理の問題についてお尋ねをしてまいりたいと思いますが、先ほども同僚議員から出ました問題でございます。この再処理問題につきましては、日米原子力協定につきまして昭和五十六年の四月まで九十九トンが認められているわけですね。再処理についてはアメリカはいままで非常に難色...全文を見る
○春田委員 事前交渉が行われているということでございますから、その辺の感触ですね。従来よりも前進すると見ているのかどうか、その辺の見解わかりませんか。
○春田委員 続いて使用済み燃料でございますけれども、百万キロワットの発電で年間約三十トンの使用済み燃料が出てくる、そういう基本的な考え方でいいですか。
○春田委員 それならば先ほど通産の方にお伺いしましたこの計画でいきますと、昭和五十五年が千四百九十五万キロワットでございますから約一千五百万キロワットとして大体四百五十トンの使用済み燃料が出てくる、こう考えていいと思うのです。昭和六十年は三千万でなくして二千八百万で計算いたします...全文を見る
○春田委員 昭和五十五年ではどれくらいですか。四百五十トンでしょう。昭和六十年度ですよ。年度だげですよ。いわゆる年間の使用済み燃料ですよ。累計じゃないですよ。
○春田委員 計算が合わないじゃないですか。百万キロワットで大体三十トンでしょう。これは間違いないと、いま返事がございましたね。昭和六十年度には二千八百万だったら、三十トン掛ける二十八で八百四十トンになるのじゃないですか、計算上は。
○春田委員 だから、端数がございますけれども、百十万キロワットだったらそれだけ端数が出てくるわけでしょう。まあこれに近い数字が出てくるわけですね。いずれにしても、時間がございませんから先に進みます。  そこで、東海村の再処理工場がフル運転する時期というのはいつなのか。そして、フ...全文を見る
○春田委員 当初計画では三百日の稼働日数で二百十トンになっておりましたが、これは修正したわけですか。
○春田委員 そこで、現在ではほとんどの再処理はフランス、イギリスの方に海外委託しているわけですね。この海外委託の契約期限というのは大体いつまでなんですか。
○春田委員 それでは六十年以降は、どういう形の再処理をしていくのですか。
○春田委員 伝えられるところによりますと、日本原燃サービスが東海村に次ぐ第二の再処理工場をいま計画中である、こういうことでござい.ます。現時点でどういう場所に設置するのか、そして運転開始の時期は、そしてその処理能力はどれくらいあるのか、三点について簡単に御説明いただきたいと思うの...全文を見る
○春田委員 もう一回通産の方にお尋ねしますけれども、昭和六十五年度に使用済み燃料はどれくらい出てきますか。
○春田委員 累積じゃなくして、単年度でどれくらい出てくるのですか。
○春田委員 そうしたら、昭和六十五年以降は海外委託しないで、動燃が百四十トン、この民間の日本原燃の再処理工場が千二百トンですから、これで十分賄える、海外委託する必要はない、こうお考えになっているのですね。
○春田委員 わかりました。  そこで、現在海外委託しているわけでございますけれども、その状況を若干お尋ねしてまいりたいと思います。すでにもう再処理が行われているのかどうか、そして再処理したら当然廃棄物が出てまいりますけれども、その廃棄物も向こうが引き取ってくれるのかどうか、この...全文を見る
○春田委員 そこで廃棄物の処理処分が問題になってくるわけでございます。先ほどの答弁を聞いても方針は決定しているみたいでございますけれども、果たしてどこまでそれが実施されるか非常に不安定な要素がたくさんあるわけですね。私も質問する予定でございましたが時間がございませんのでその点は後...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、再処理工場につきましては東海村でもウランのテストやホット試験や試運転の段階でトラブルを出しているわけですね。また、プルトニウムが危険要素を持っていることを考えたときに、私は、こうした構想、また民間で千二百トンの処理能力がある処理工場をつくるという計画が...全文を見る
○春田委員 三十六万本の貯蔵能力があって二十一万本ですからあと十五万本、半分以上が埋まっているわけですね。私の計算でいきますと大体百万キロワットの発電所で大体三千五百本でございますから、昭和五十五年の段階で約五万本出るだろう、昭和六十年になりましたらこれが二千八百の発電ができると...全文を見る
○春田委員 それでは、もう時間が参りましたので、最後に申しておきたいことは、先ほどから言っているように、石油代替エネルギーとしての原子力発電が注目されるのはわかるわけです。しかし、あくまでも原子力発電というのは住民の合意と厳格な安全審査がなくては建設できないと私は思うわけです。通...全文を見る