春田重昭

はるたしげあき



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開催日 会議名 発言
02月28日第94回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○春田分科員 本題に入る前に大臣に確認しておきたいわけでございますけれども、国鉄の赤字ローカル線の廃止基準、運輸省側の考え方といいますか構想が出たわけでございます。きょうの夕刊によりますと、自治省を中心といたしましてかなり強い抵抗があるみたいでございますか、これを受けて、官房長官...全文を見る
○春田分科員 運輸省もかなり譲歩はしたみたいで、二段階の廃止論を唱えているわけでございますけれども、それにしても第一段階の五十七年ですか、これについてはかなりの抵抗があるみたいでございまして、新聞では手直しという形で出されているわけでございますけれども、運輸省側の考え方、構想は、...全文を見る
○春田分科員 限られた時間でございますので、それでは本題に入りたいと思います。  いま言ったように、国鉄再建の中で赤字ローカル線の廃止が問題になっておりますけれども、一方、大都市間の国鉄輸送体制の見直し、これも重要な課題の一つじゃないかと思うのですね。そこで、この問題につきまし...全文を見る
○春田分科員 きょうは総裁がお見えになっておりますので、いまの問題につきまして同じく総裁の御見解をお伺いしたいと思います。
○春田分科員 確かに私も同感だと思うのです。大都市間の国鉄の使命は非常に大きいわけでございますが、残念ながら私鉄から比べれば相当いろいろな面で劣る面がございます。列車本数にしましてもまた料金面にしましても、特に料金面なんというのは八割方国鉄は高いわけですね。そういう面でも考えてい...全文を見る
○春田分科員 京橋−四条畷間のラッシュ時間の輸送量と乗車効率はおわかりですか。
○春田分科員 乗車効率が二二五%と出ているわけでございますが、これは現在の輸送体系ではやむを得ない、こう見ているのかどうか。いやこれは、二二五は大変だ、もっと本数をふやして緩和していきたいというお考えなのか。
○春田分科員 ところがこの沿線では相当人口がふえているわけでございまして、それにも出ておりますように、五十三年度から五十四年度一年間で輸送量が約一千百名ふえているわけです。国鉄全体が乗車人員が少なくなっている傾向の非常に強いときに、一千百人もふえているということは非常に驚異的な数...全文を見る
○春田分科員 なお四条畷−長尾間では七本なんですね。四条畷−京橋間は十五本になっているわけですよ。その点からいったら特に四条畷以遠といいますか、長尾あたりが相当人口がふえてきているわけでございますから、この七本は十分に余力があるんじゃないかと私は思いますので、これはケース・バイ・...全文を見る
○春田分科員 ぜひそうしていただきたいと要望しておきます。  それから夏のシーズンにおける冷房車の運行状況でございますけれども、この片町線は何%くらいになっておりますか。
○春田分科員 この大阪圏のいわゆる平均冷房化率は何%なんですか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○春田分科員 片町線に関しては半分、こうなるわけですね。大臣のところも関係があるわけですから、ひとつもっと高めていただきたいと思うのですよ。年々高くはしていただいているわけでございますけれども、まだ全体の半分なんですよ。こういうことからして非常に冷房化の要望が強いわけでございます...全文を見る
○春田分科員 それから、この片町線は一昨年の十月、長尾まで複線電化されたわけでございます。ところがまだ各駅停車なんですね。そういう点で快速の要望が非常に強いわけです。ちょうど一昨年の複線電化のときも、国鉄の当初の約束では快速を走らせるような意向があったように聞いておりますけれども...全文を見る
○春田分科員 それから、この片町線は木津まで走っておるわけでございますけれども、一昨年の十月長尾まで複線電化されて、長尾から木津までがまだ単線になっているわけですね。そこで延長大体十八キロぐらいですか、これまでもいわゆる優線電化の要望が強いわけでございまして、特に長尾以遠の田辺あ...全文を見る
○春田分科員 次に、この片町線と国鉄奈良線を直結する短絡新線の計画があるやに聞いておるわけでございますけれども、この作業はどこまで進んでいっているのか、お伺いしたいと思うのです。
○春田分科員 この計画については大臣はどういうお考えを持っておられますか。
○春田分科員 作業としては、鉄道敷設法で昭和三十六年に答申が出ているわけですね。それで都交番で昭和四十六年、同じく答申が出ておるわけでございますけれども、この後は要するにどういう形でやっていくのかという鉄建審に対する諮問がやはり必要になってくると思うのですけれども、これは大臣はも...全文を見る
○春田分科員 鉄建審というのは年何回ぐらい開くのですか。
○春田分科員 回数が少なくても、年に数回開いておるわけですね。ことしも、いわゆるそれには入らない、鉄建審の中には入らない、こういうことですか。
○春田分科員 何か政府委員の答弁と大臣の答弁というのは大きな落差があるみたいですが、これは当然、そういう答申が二十年前に出ておるわけですよ。そういう形で第一関門の鉄建審は通っているわけですから、第二関門のいわゆるこれを調査していくための諮問というものはやはり必要になってくると思う...全文を見る
○春田分科員 そうしたら、まだこの問題については一切調査をやってない、こういうことですな。
○春田分科員 鉄建公団にはもう少し詳しくお尋ねするつもりだったのですけれども、何かメモが来ましてあと二、三分しかないみたいでございますので、次の機会にまたやらしていただきますので、せっかくおいでいただいたのですが、恐縮です。  最後にまとめてお願いしたいわけでございますけれども...全文を見る
○春田分科員 いずれにいたしましても、こうした問題につきましては、いわゆる大臣の決意と官僚の考え方に相当差があるみたいでございます。大阪の問題だから力を入れるというのじゃないのです。これは当然大臣もそういう気持ちはさらさらないと思います。大都市間の交通体系というのは今後非常に重要...全文を見る
03月03日第94回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○春田委員 まず、会計検査院長にお尋ねしますけれども、会計検査院のいわゆる強化を盛り込んだ院法改正の問題でございますが、五十二年五月衆議院の決算委員会で決議されまして今日までいろいろ論議されてきているわけでございますけれども、まだ成案を見ていないということでございます。ところで、...全文を見る
○春田委員 ということは、ぎりぎりの譲歩であって、これ以上要綱を手直すというか見直すという考え方は全く持っていない、こう理解していいわけですか。
○春田委員 官房長官にお尋ねしますけれども、この院法改正問題につきましては本会議で議決、委員会で決議がされているわけでございますけれども、この各党合意の議決に対する基本的なお考え、姿勢というものをお伺いしたいと思うのです。
○春田委員 議決というのは各党合意なんですよね。議決、決議というのは各党合意でなされるものなんです。それが一回だけだったらいいですけれども、過去相当、何回か行われているわけですよ。それが現在まで結論を見ていない。となれば、これはこの院法改正だけじゃなくしてすべての問題に影響する。...全文を見る
○春田委員 官房長官が御努力なさっておるのはわかるのですけれども、五十二年以来もう四年たっておるわけですよ。議決されるたびに早急に結論を出すという形で今日まで来ているわけです。四年たっておるわけですよ。  それで官房長官、この院法改正については本会議で何回議決され、委員会でどれ...全文を見る
○春田委員 正確な数を出しますと、衆議院の本会議で五十二年の五月、五十二年の五月、五十四年の六月、五十五年の十月、四回されております。同じく衆議院の委員会におきましては五十二年の五月、五十二年五月、五十四年六月、五十五年十月、これも四回です。参議院におきましては本会議で五十二年六...全文を見る
○春田委員 それは通常国会中に上程されると考えていいわけですか。
○春田委員 ところで官房長官、先ほどからいろいろな反対の理由が出ておるわけでございまして、官房長官の答弁もあるわけでございます。官房長官は、各省庁に対しては自分なりに説得や努力をやってきたのだ、こうおっしゃっておるわけでございますけれども、いわゆる各省の態度はわかるのですけれども...全文を見る
○春田委員 ところで、先ほどからも問題になっておりました三月一日の新聞報道でございますが、官房長官の御答弁では全く誤りである、政府は会計検査院法の改正については断念するという報道は全く誤りである、こういう御答弁をいただいたわけでございます。しかし、こうした報道が出るということは、...全文を見る
○春田委員 二月二十八日の閣議では、この問題については保全然話題にもならなかったわけですか。議題にもならなかった、こういうことですか。
○春田委員 それでは、きょうは各省からおいでいただいておりますので、代表格であります大蔵、通産それから農水の各省の御見解をお伺いしたいわけでございますけれども、院法改正につきましての各省のいわゆる態度をまず一点、賛成か反対なのかお示しいただきたい。そしてその理由について第二点で明...全文を見る
○春田委員 賛成か反対かという明確な御答弁はなくて、いろいろ説明があったわけでございますけれども、説明の範囲からうかがえば、これは反対である、こういうことですね。  そこで、反対という態度をとっているわけでございますけれども、いわゆるその反対の態度でございますけれども、これは一...全文を見る
○春田委員 いわゆる積極的な反対である、こう理解してもいいと思うのです。反対の理由がいろいろ述べられました。政策金融に支障を来す、公権力の過剰介入、現実に肩越し検査をやっているじゃないかというような反対理由がそれぞれあるわけでございます。  肩越し検査につきましては、先ほどから...全文を見る
○春田委員 いまの件で、検査院の方にお伺いします。  先ほど輸銀の総裁は、五十五年度の実地調査につきましては肩越し検査を全部やりたいという検査院からの要望があった、したがって断ったのだ、こういうことでございますけれども、いまの大蔵省の答弁では、必要なとき、いわゆる特殊事情があっ...全文を見る
○春田委員 大蔵省はいまの会計検査院の御答弁に対してどういう見解を持っていますか。
○春田委員 五十三年、五十四年にそれぞれ何件か出ているわけでございますけれども、これは一部の協力であって包括的な協力じゃないと私は思うのですよ。時間がありませんのでお尋ねできませんけれども、いずれにいたしましても、全面的な協力がないから法改正が必要である。あなたたちは肩越し検査に...全文を見る
○春田委員 最後に官房長官にお伺いしますけれども、いま院長のそういう決意があったわけでございます。そういう点で官房長官は要するに調整役でございますから非常にむずかしい立場にあると思いますけれども、どうも先ほどからの御答弁では政府側のいろいろな御意見の方が強く心の中に残っているよう...全文を見る
○春田委員 終わります。
03月03日第94回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○春田分科員 私はきょうは障害者対策について何点かお尋ねしてまいりたいと思います。  まず第一点は授産施設の問題でございます。  現在障害児を抱えている父母の願いの最大として、義務教育終了までは学校なり養護施設がございますので安心なわけでございますけれども、義務教育終了後、い...全文を見る
○春田分科員 私は大阪でございますけれども、先日も大阪のある市の通所授産施設をこの目で見てきたわけでございますけれども、非常に好評である。定員は非常に枠が狭いものですから、順番を待たねばならないというぐらい非常に好評を得ているわけでございますが、いわゆる国の基準が二十人ということ...全文を見る
○春田分科員 私の地元では収容施設もございませんし、また二十人以上規模の通所授産施設もございませんので、そういう点で何とかミニ授産所に国の助成を願っておるわけでございます。  ところで、このミニ授産所が相当ふえてきているということでございますが、国としてはその実態をつかんでおら...全文を見る
○春田分科員 相当私の地元の例からいってもふえてきているわけです。たとえば、私の知っているところは、公共の施設でございますけれどもその一部屋を借りまして、わずか十名前後でございましたけれども、そういう通所授産施設として使っているわけです。こういうことで、自治体は相当把握しているわ...全文を見る
○春田分科員 確たる法的根拠はない、こういうことですね。
○春田分科員 昨年、五十五年ですか、三十人から二十人にしたわけでございますが、もっと下げろという私の主張なんでございます。やはり限度がそっちの方にもあると思うのですけれども、そうしたミニ授産所が相当数の上に出てきている、実態の上に出てきている、こういうことでございますから、やはり...全文を見る
○春田分科員 同じ障害者でも、精薄者の方は通所授産施設も十五名以上は補助の対象になっているわけですよ。身体障害者の場合は二十人以上と、同じ障害者で差別されているんですね。そういう点から言っても私は、どこで一線を引くかということが問題になると思いますけれども、いわゆる精薄者の方は十...全文を見る
○春田分科員 ということは、そういう実例があった場合でも精薄者の場合は補助の対象になっていない、こういうことですか。
○春田分科員 ここでも同じ障害者として区別されているわけですよ。確かに障害者のための施設かもしれませんけれども、小さい市町村によってはそう障害者の方がいないということで、いわゆる身体障害者の施設に精薄の方が通っておるわけです。いわゆる混合の施設になっているわけです。ところが、身体...全文を見る
○春田分科員 次に、第二点といたしまして国鉄の運賃割引制度につきまして質問していきたいと思いますが、国鉄、運輸省の方はお見えになっておりますね。  現在国鉄の運賃割引制度には、身体障害者の方たち、肢体不自由者、それから耳とか目の見えない方に対してはそういう制度があるわけでござい...全文を見る
○春田分科員 昭和五十一年十月八日の衆議院運輸委員会の附帯決議、さらに五十二年十月二十八日の運輸委員会の基本方向、さらに五十五年十月三十一日の運輸委員会における提言という形でそれぞれこうしたいわゆる政策実行の面におきましてはその担当部門の負担とする、こうなっておるわけですね。それ...全文を見る
○春田分科員 運輸省を中心に各省との折衝が行われておるということでございますけれども、厚生省としてはどういうお考えを持っておられますか。
○春田分科員 この前も説明を受けたわけでございますけれども、現在の身体障害者の方たちのこの割引制度によって大体三十六億円ぐらいが国鉄の負担になっている、さらに内部障害者の方たちを入れたら四十億円、こういうことですから内部障害者の方たちは四億円だけなんです。そういう点から言ったら、...全文を見る
○春田分科員 雇い入れ計画を出させる、なおそれでも悪質なところは勧告する、こういうことですね。勧告してもなお指導どおりしなかった場合はどうするのですか。
○春田分科員 いままで公表したことはあるのですか。
○春田分科員 百十何社が勧告されているわけですね。なおかつその中でも悪質なところは公表していく、こういうことでございます。雇い入れ計画は千百何社ですから、百十何社というのは一〇%。なおかつそれでも悪いところは公表するということでございますけれども、その公表する時期というのは、大体...全文を見る
○春田分科員 ところで、未達成の企業につきましては納付金という形で一人当たり三万円取っておるわけです。ところが、雇用納付金そのものが、ここでも論議されてきましたけれども免罪符みたいになって、納めればいい、そういう風潮が強いわけですね。そういう点で、私は、この三万円の額をもうちょっ...全文を見る
○春田分科員 最後に一点だけお願いします。  特殊法人は一応一・八%の雇用率になっておるわけでございますけれども、実際は一・三四で非常に低い。企業数からいっても六三%が未達成になっているわけです。この特殊法人につきましては納付金制度はないわけですよ。そういう面で、これは国また都...全文を見る
○春田分科員 終わります。
03月17日第94回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 きょうは盛りだくさんの質問を用意しているわけでございますけれども、限られた時間でございますので全部が全部できないと思いますけれども、よろしくお願いしたいわけでございます。  最初に私は、青少年の非行問題につきましてお尋ねをしていきたいと思っております。  この青少...全文を見る
○春田委員 この青少年対策本部は、本部長が総理でございます。副本部長に総理府の長官がおつきになっているわけですね。したがって、形の上では非常に重要視されているわけです。しかし、中身が問題でございます。青少年の非行となれば、文部省や警察庁や厚生省、法務省等がどうしても表へ出ているわ...全文を見る
○春田委員 そこで、青少年対策本部の今年度の予算でございますけれども、前年度と比較してどれくらいの伸びがあるのか、数でもってお示しいただきたい。
○春田委員 五十六年度予算案がいま上程されているわけでございますが、非常に緊縮財政になっている、対前年の伸び率が二けたを割っているわけですね。それでも、公債費や地方交付税、これを差し引いても四・三%の伸びがあるわけです。ところが、いま御存じのように青少年の非行問題が大きく社会的な...全文を見る
○春田委員 そうしたならば、中身をさらに指摘していきたいと思うのですが、青少年の非行防止活動の強化という中で、少年補導センターというのが非常に重要な立場にあるわけです。この少年補導センターの補助が毎年出されているわけでございますけれども、五十六年度で一億一千六十八万九千円が出てお...全文を見る
○春田委員 政府委員から答弁があったわけでございますが、先ほど長官はこれで十分であるということをおっしゃいましたけれども、こうした一つの点を見ても、半分以下の補助対象になっているわけですね、十分じゃないわけですよ。長官としてどうお感じになりますか。
○春田委員 しかしながら、補助対象が五百七十五カ所ありながら半分以下ということは、今後全個所補助対象になるように努力すべきである、こう思っておるわけでございます。  なお、少年補導センターにつきましては、長官の時間の関係で詳しく詰めていきませんけれども、次回に譲りたいと思ってお...全文を見る
○春田委員 この審議会のメンバーは何名で構成されているのですか。
○春田委員 ただいま御説明があったように、総会は何回かやられておるわけでございますけれども、私は専門部会の問題をちょっとお尋ねをしていきたいわけでございますが、二十名のメンバーであればどうしても総会そのものは総花的な話に終わってしまうわけですよ。ところが肝心の専門部会、五十三年度...全文を見る
○春田委員 長官の活躍等は私たちも知っておるわけでございますけれども、青少年対策本部はどうも連絡調整機関ということでちょっと弱いのじゃないか、予算の面を見ても活動の面を見ても若干弱いのじゃないか。それで、御存じだと思いますけれども、総理府設置法の十六条に青少年対策本部が明確に記さ...全文を見る
○春田委員 長官の時間が二時半ということだったものですから、ちょうどこれで結構でございます。  それで、引き続きまして青少年の非行問題の中で、私はシンナーの乱用の問題につきましてお尋ねをしていきたいと思っておるわけでございます。このシンナー等の乱用の実態につきまして、警察庁の方...全文を見る
○春田委員 この数は一応補導された人員でございますけれども、これから推測して、いわゆる吸入そして注射等をやっているそういう潜在者は何名ぐらいと推測できますか。
○春田委員 昭和五十五年度で四万五千人を一応補導されているわけですね。そういう点からいったら、潜在者はこの十倍くらいに匹敵するのじゃないかと私は思うわけでございまして、相当年々拡大されていっている、そういう実態も出ているわけでございます。  さらに問題なのは、この補導された中で...全文を見る
○春田委員 こういう業者に対しては、身分の確認や使用目的の確認等の指導をなさっているみたいでございますけれども、これは指導と言っても、要請といいますか、協力なんですよ。非常に弱い面があるわけです。そういう点で、業者に対しまして、やはり厳しい一定の、何といいますか、取り締まりが必要...全文を見る
○春田委員 法的には五万円の罰金と二年以下の懲役となっているわけでございますが、実態としてはどういう形で上がっておりますか。
○春田委員 そうしたら、罰金の程度でございますが、一応五万円以下の罰金になっておりますけれども、その辺の実態はわかりませんか。
○春田委員 これは比較できないかもしれませんけれども、覚せい剤の場合は罰金は三百万、そして体罰としては無期懲役という形になっているわけですね。ところがシンナー等におきましてはそういういわゆる体罰の例もないし、大体三万円ぐらいの罰金だけで終わっている、こういうところにこの知情販売の...全文を見る
○春田委員 ということは、これは法務省の方で、これは検察庁の段階だと思いますが、もっと厳しく科刑すべきである、こういう形で、厚生省としてはこの法改正はまだ考えてない、こういうことだと思うのです。  そこで、この毒物劇物取締法で業者の方は登録されているわけですね。この登録された業...全文を見る
○春田委員 連絡を受けていないということは、警察から連絡を受けていない、こういうことですか。
○春田委員 警察庁にお尋ねしますけれども、登録業者でこうしたいわゆるトルエンかまたはシンナー等の知情販売をやった業者はいままで出ておりませんか。
○春田委員 把握していないのと実態がないということは違うと思うのですが、先ほどもお話があったように、昭和五十四年に千九百三十人の知情販売、授与行為の取り締まりの実態が上がっているわけですね。昭和五十五年度で二千三百十件上がっているわけです。この中にはその登録業者は全然いないという...全文を見る
○春田委員 そうじゃないでしょう。塗料店や金物雑貨店、薬局化粧品等でも、これは事業物を扱った場合は登録業者になるわけですよ。そういう実態を調べるべきじゃないですか。全然いないということじゃないのでしょう。調べていないだけでしょう。
○春田委員 もう一回確認しますけれども、ここに上がっている実態の中のいわゆる知情販売をやった業者には全然そういう登録業者はいないとはっきり言えますか。
○春田委員 私は調べればあると思うのですよ。そういう点で、厚生省としては登録業者は把握しているわけです。ところが、警察からそういう報告がないから、いわゆる登録の取り消しはできない、こういう現況なのですね。そういう点で今後のいわゆるこの業者の取り締まりについては十分登録業者もしてい...全文を見る
○春田委員 一応対策本部、推進本部はできているわけです。青少年対策本部は二十二億の予算がついておるわけでございますが、この推進本部は予算が全くないと聞いておるわけでございますが、どうでございますか。
○春田委員 総理府の長官がいませんので質問できませんけれども、いずれにしても推進本部をつくっている以上、予算等もつけまして、何ぼ連絡調整機関といえども予算なしの推進なんかできないわけですから、そういう点では今後の予算獲得には、十分それなりの活躍ができるようにつけていくべきである、...全文を見る
○春田委員 船橋の体育センターは、土日祭日は一般市民に開放していない、月曜から金曜まで開放しているみたいでございます。しかし、先ほど言ったように、地方公務員専用の体育センターというのはないわけですよ。この体育センターはほとんど国家資金全額投資で建てられる建物でございますから、そう...全文を見る
○春田委員 そこなんですよね。要するに三月三日では、院法改正をしろ、こういうことで、官房長官の答弁もつぶさに調べたわけでございますけれども、期日は明確にできないけれども各省庁の調整を早急にやりまして国会上程を早くしていきたい、期日は明確にできないけれども院法改正については努力して...全文を見る
○春田委員 現行法で対応するといっても、五十六年度の予算を見ても会計検査院の純然たる人員増がたった二名なんですよ。そういう点でもできませんし、この前から論議しておるように、肩越し検査は認めておるといっても相手の全面的な協力がなかったらできない。こういうことで十分な肩越し検査はでき...全文を見る
○春田委員 最後にもう一点だけお尋ねしますけれども、この問題は、いま官房長官がおっしゃったように第二の繊維交渉にしてはならない、窓口を一本化にすべきであるということでずいぶん苦慮なされたと思うのです。対米の窓口としては大来代表、あと自動車業界につきましてこちらの国内の問題について...全文を見る
03月24日第94回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○春田委員 特殊法人の北海道東北開発公庫、こういうのがありますけれども、この公庫の設立目的について、まずお答えいただきたいと思います。
○春田委員 五十四年の決算報告では、北海道東北開発公庫の船舶資金の貸し付けにつきまして会計検査院から指摘がされております。その内容について概略御説明をいただきたいと思います。
○春田委員 公庫の方に再度お尋ねしますけれども、船舶貸し付けの基準というものがあると思うのですね。これを簡単にお答えいただきたいと思うのです。
○春田委員 検査院の報告では、貸付対象船舶が同地域に就航して同地域における積み荷または揚げ荷を主たる目的とするものに限定しているという形で書いてありますけれども、これは貸付契約書ですか、これでははっきりうたっておるわけですか。
○春田委員 いま総裁からも就航率というものが出ましたけれども、この就航率の定義、これについて簡単に御説明をいただきたいと思います。
○春田委員 ここでは、いわゆる就航率は五〇%以上であれば融資の対象にしていこう、こういう形で公庫としては認めている、こういうことですか。
○春田委員 この北東公庫というものは北海道、東北地方の発展、またその産業の振興等のためにあるわけですね。こういう地域公庫は、この北東公庫以外に沖繩にありますけれども、それ以外にないわけですよ。こうした公庫が設けられたのは、特に北東地域というものは豪雪地帯であるとか、そういう点で産...全文を見る
○春田委員 そこで会計検査院に確認いたしますけれども、いま御説明があったように、公庫では一応貸し付けの基準といいますか、また契約書等でそうしたものをきちっとうたっておるわけですね、それに違反して船舶の貸し付けが行われた、こういうことで検査院としては指摘したのだ、こういうことで理解...全文を見る
○春田委員 会計検査院では船舶四十一隻を検査の対象とした、しかし処置を要求したのが八隻という形になっておるわけでございますけれども、残り三十三隻はこの貸付基準といいますか、契約書どおり守っていた、こういうことですか。
○春田委員 五〇%以上の就航率を二年以上保っているものについては指摘していないけれどもそれ以下のものについてはこのように指摘している、こういうことですね。ということは残り三十三隻も必ずしも就航率を守っているとは言えない。五〇%以下のものもあるし、五〇%以下であっても二年継続してい...全文を見る
○春田委員 その五〇%以下というのは、平均して、両年度を通して大体何%くらいになるのですか。
○春田委員 当然就航率一〇〇%になるべきところが両年度を通して平均三〇%以下の就航しかないというのが指摘されているわけです。残り三十三隻に関しても必ずしも五〇%いっているとは言えないわけですね。そういう面でこの船舶貸し付けというのはきわめて不正常な形で融資されている、貸し付けられ...全文を見る
○春田委員 原因が円高や二百海里宣言等によって北洋漁業が非常に大変な状態になったのでこういう形になったということでございますけれども、この円高や二百海里宣言というのは昭和五十二、三年のころなんですよね。新聞報道等によれば、そうしたことが事前にわかっていながら実際に貸し付けているじ...全文を見る
○春田委員 この問題につきましては昨年の五月、そして六月ごろの新聞等に出ているわけでございまして、すでにもう新聞報道等によりましても四社六隻が判明しているわけでございますが、残り二社二隻はわからないわけでございます。これはいわゆる不正な融資を受けているわけでございまして、中には、...全文を見る
○春田委員 新聞に名前の出ているのがありますので申し上げますけれども、それを確認していきたいと思うのです。相沢海運株式会社、船の名前が勢正丸、それから東京リーファーズ株式会社が「とうきょうりいふあ」、それから八島海運株式会社が岳鳥丸、共栄海運がたかつき丸、ひろつき丸、すずらん丸と...全文を見る
○春田委員 さらに新聞報道ではこういう形で書かれているわけです。  これは公庫の方にお尋ねしますけれども、先ほど円高や二百海里宣言等によって就航率が悪くなったということでございますね。いま言った相沢海運の勢正丸でございますが、これは冷凍運搬船ではない、貨物船であるということで理...全文を見る
○春田委員 検査院にお尋ねしますけれども、こうした問題が発覚したのは五十四年の検査報告で一応出ておるわけですが、それ以前にはわからなかったわけですか。
○春田委員 いま検査院からは、過去にも相当警告してきたということでございます。そうした警告にも耳をかさず、同じ行為をやっていたということは非常に悪質だと思うのですね。それで検査院としても処置要求という形で検査報告にきちっと載ったんだと思うのですね。となれば、要するに処置要求という...全文を見る
○春田委員 これが初犯であればわからないこともないのですけれども、聞くところによると、過去再三指摘されている。警告している。それにも耳をかさずこうした不正行為といいますか、いわゆる適正な融資をやってない、こういうことですから、制度そのものが完備とは言えないけれどもある程度整ってお...全文を見る
○春田委員 どうもいまの答弁聞きますと、起こった原因というのは、どうしても外的条件、外的要因によって今回のこうしたいわゆる事件といいますか問題になった、こういうふうに聞こえるわけですよね。確かにそうしたものもあるかもしれませんけれども、私は、より根本的な問題は、やはり内部の問題だ...全文を見る
○春田委員 こういう制度があるのは公庫は知っていますか。
○春田委員 そうしたら、先ほど言ったように、明らかにこの就航率五〇%以上確保するのはむずかしいような申し込みもあるわけですから、こういう制度があるのだったら、ちゃんとその時点で指導し、相手に説得すれば、こうしたずさんな融資はないと思うのです。そういう指導はしなかったのですか。
○春田委員 長官にお尋ねしますけれども、こうしたいわゆるずさんな融資が行われていたわけでございますけれども、監督官庁としての長官の御見解をお伺いしたいと思います。
○春田委員 思わぬ事故ではないと私は思うのです。これは本当にそういう形で知り得ながらそういう形で融資していたという点では大問題だと思うのです。報告を受けながらそれが虚偽であったという問題、こういう問題もやはり公文書違反になっちゃうわけですよ。そういう点でやはり基本的な問題が欠けて...全文を見る
○春田委員 貸付金を償還すればいいという問題ではないと私は思うのです。  大蔵省にお尋ねしますけれども、農林漁業金融公庫というのがありますけれども、この公庫では、こうした違反行為は繰り上げ償還だけではなくして違約金も取っておると聞いておりますけれども、こうしたいわゆる今回の行為...全文を見る
○春田委員 繰り上げ償還そのものがペナルティーであるという考え方でございますけれども、こうした悪質なものはその報告そのものが就航していると言いながら虚偽なんですから、そういう面では悪質なものはもっと厳罰をもってやるべきであると私は思っておるわけでございます。  時間がございませ...全文を見る
○春田委員 北東公庫はなぜ肩越し検査に協力しないのですか。
○春田委員 公庫と検査院の見解が若干違うと思うのですが、いまの公庫総裁の発言につきまして、検査院としてはこれで肩越し検査ができると理解になりますか。
○春田委員 公庫総裁に確認しますけれども、いままでの帳簿の検査等は公庫等でやっていたわけですね。これは融資先の現場において帳簿の公開に協力していく、こう理解していいのですか、
○春田委員 長官にお伺いしますけれども、会計検査院法の一部改正問題がいま国会で問題になっているわけでございますが、大蔵省を初め通産省等が反対しているわけですよ。その理由の一つに、現行法で十分対応できる、現に肩越し検査をやっているではないかというのが理由のようになっているわけですよ...全文を見る
○春田委員 最後に長官にもう一点だけお答えいただきたいと思うのですが、この北海道東北開発公庫では、私も過去質問したことがあるわけでございますけれども、その出資、融資というのが必ずしも目的どおり使用されていなかったり、莫大な融資の割りには償還計画が明確でなかったりした事例があるわけ...全文を見る
○春田委員 これで終わらしていただきますけれども、実はきょうはあと国土利用法に発表されております遊休地の問題と宅地並み課税の問題について質問する予定でございまして、関係政府委員の方もお見えになっていただいたわけでございますけれども、時間が参りましたので、次の機会に質問さしていただ...全文を見る
03月26日第94回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○春田委員 私は、午前中にも論議されました環境アセスメントの法制化の問題について、まず長官にお伺いしたいと思います。  長官は、二十三日の参議院予算委員会におきまして、このアセス法案につきまして、今国会に上程するということを明言されたと聞いておるわけでございますが、その後、翌日...全文を見る
○春田委員 レクチュアの段階では来月の四日ぐらいに結論が出る、こういうことで、それから政調審議会で決議して、総務会で国会へ上程するかどうか決める、こういうことらしいのですけれども、長官が参議院予算委員会で、提出するということの報道がされたわけでございますけれども、これは単なる長官...全文を見る
○春田委員 御存じのとおり、このアセス法案につきましては、昭和五十年に問題が提起されたと聞いておるわけでございます。その後五回ですか、国会へ上程する段取りが結局は流産されて、昨年の五月二日にやっと政府案が決まりまして、閣議で報告された、こういうことになっていると聞いているわけでご...全文を見る
○春田委員 大阪環境事業協同組合、こういう組合がございますけれども、この事業の概要を同じく簡単に御説明いただきたいと思うのです。
○春田委員 先ほど理事長からお話があったように、この公害防止事業団は、業務として建設譲渡、それから貸し付け、この二つの業務があるわけでございますが、この公害防止事業団が昭和五十二年の六月の二十一日、公害防止の上から、この協同組合に対しまして、土地、建物、機械設備等を含みまして建設...全文を見る
○春田委員 理事長の決意を聞いているのじゃないのですよ、二年前の国会答弁が間違いないかどうかを確認しているのです。
○春田委員 当時のあの会議録がございます。私が言ったことは間違いないわけです。ここにちゃんと載っております。当時から二年を経過しているわけでございます。  そこで、このそれぞれの二点につきまして確認をしていきたいと思いますが、第一の、担保、添え担保の確保、これは理事長は、全力を...全文を見る
○春田委員 土地建物、機械設備だけでも十分な評価がされていない。したがって抵当権も、添え担保も必要である、こういう形で出ているわけでございますか、添え担保のいわゆる抵当権の設定はどうなんですか山
○春田委員 担保も添え担保も全然、その後二年経過しても取ってない、こういうことでございます。いま理事からお話があったように、登録免許税が納められない、こういうことでございますが、この登録免許税というのは大体幾らなんですか。
○春田委員 わずか五百万円の登録免許税も納められなくて、いわゆる公害防止事業団の趣旨に沿った事業活動が本当にこの協同組合としてできるかどうか、私は疑問に思うのですが、どうですか。
○春田委員 公害防止事業団では業務方法書というものがあるわけですが、この第十二条には、担保は明確に取らなければならないということが記載されているわけです、にもかかわらず、検査院の五十三年の検査報告でも、二十件の保全措置が適切でないと指摘されているわけですね。なぜこのようにずさんな...全文を見る
○春田委員 さらに、資金の回収状況でございますが、御説明いただきたいと思います。
○春田委員 償還方法は半年賦の元金均等償還となっております。これまで五十二年の九月と五十三年の三月の利息分七百二十四万三千円しか払っていないわけですね。したがって、利息は五十三年の九月、五十四年の三月、五十四年の九月、五十五年の三月、五十五年の九月、そして五十六年の三月の合計六回...全文を見る
○春田委員 指導してまいっておりますと言うけれども、この会議録によりますと、いまの答弁は、五十五年の四月九日に衆議院の決算委員会が行われておりますけれども、そこでもそういう答弁ですよ。同じく五十四年十二月の参議院の公害対策特別委員会におきましてもそういう答弁なんですよ。二年たって...全文を見る
○春田委員 結果的には何にもやってないことになるじゃないですか。二年前ちゃんとそういう形で、全力を挙げて、事業団を挙げてという答弁をなさっているのです、それが二回の利息分だけで、あとは全然支払われてない。元金なんか全然返ってないじゃないですか、おたくの事業団の業務方法書の第十四条...全文を見る
○春田委員 私は、この問題につきましては、まず審査の時点でやはり厳正にやるべきである、厳格にやるべきであると思うのです。先ほどもお話があったように、この組合につきましては、五十五年の七月に産業廃棄物の不法投棄で大阪府警に逮捕されているわけです。理事長は執行猶予つきの懲役並びに組合...全文を見る
○春田委員 私がこの問題を初めて取り上げたのならわからないこともないのですよ。二年前からこの問題につきましてはそういう形で何回も質疑されているわけですよ。事業団としても全力を挙げて対処していくという決意表明がされたにもかかわらず、二年間ほとんど進展していない。処理場の手数料の改正...全文を見る
○春田委員 長官のそのような答弁がございましたのであえてこれ以上言いませんけれども、大事な大事な国の資金でございます。いま政治の大きな課題は財政再建、それに向かって一丸となって努力しておるわけでしょう。そういう中でのこうしたずさんな貸し付けというものは財政再建に背を向けることであ...全文を見る
○春田委員 この問題は大阪の問題でございます。私の地元の問題でございますから、なおさら関心があるわけでございます。私もこの成り行きを見守っていきたい。必ず次の機会にはこの問題をまた改めてやらせていただくということで、この問題は終わりたいというふうに思います。
04月07日第94回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○春田委員 伊東外相の訪米に続きまして総理の五月訪問、そして事務レベルでの日米安保協議、そして大村長官の訪米と、一連の対米外交スケジュールが立てられていると聞いているわけです。そこで、その時期はいつごろなのか、何を主題として話し合いになっていくのか、目的、内容についておわかりにな...全文を見る
○春田委員 伝えられるところによりますと、日米の安保協議ですか、事務レベルのこの会議は六月早々ハワイで、長官はその後七月ごろに訪米されるのではないか、こういう報道もされているわけでございますけれども、どうでしょうか。
○春田委員 そうしたら、日米安保協議と長官の訪米は、どちらの方が時期的に早いのですか。
○春田委員 それから総理の訪米でございますが、当然自動車輸出の問題と防衛問題が主題になると思いますけれども、そういう点で防衛庁長官は、いわゆる総理の訪米でございますけれども、現時点で可能かどうか、どのように思いますか。
○春田委員 一点だけお尋ねしますけれども、首脳会談の中身を充実するために、事前に防衛問題について事前協議ないし話し合いといいますか、そういうものが行われることを考えているのかどうか、または全くしないかどうか、お尋ねしたいと思います。
○春田委員 いや、総理大臣の手元で検討中であるといっても、防衛の問題については防衛庁が所管なんですから、当然防衛庁の意見なり提言なりがあると思うのですよ。そういう面で私は防衛庁長官に聞いているのです。
○春田委員 時間がございませんので、先に進みたいと思います。  外務省の方がお見えになっておりますのでお尋ねしますが、伊東外相の訪米でいかなる防衛に関する会談がなされたかどうか、簡単に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 同盟国にも応分の協力、こういうことでございますが、この応分の協力という具体的な示唆はなかったわけですか。
○春田委員 先ほども出たわけでございますけれども、北西太平洋地域での分業体制、それから対潜、防空の強化、これが米側より要請された、このように言われておりますけれども、どうでしょうか。
○春田委員 はっきり中身がわからないわけでございますけれども、もし仮にこの海域防衛で米側が意図しておるものが、たとえば航路帯のカバーではなくして面的カバーであった場合、防衛庁はどういうふうに対応するのか、その見解を聞かせていただきたい。
○春田委員 それから伊東外相の訪米は、自動車の輸出問題が主題であったみたいでございまして、防衛問題は影が薄かったようでありますけれども、今後この自動車輸出問題が防衛力増強と取引される心配はないか、おそれはないかということが言われているわけでございますけれども、外務省の見解はどうで...全文を見る
○春田委員 レーガン新政権はわが国の防衛に対していかなる見解を持っているのか、また米側への協力負担をどう求め、期待しているのか、この点をお伺いしたいと思います。
○春田委員 これも報道等でございますけれども、確かにレーガン新政権の日本に対する防衛問題については明確じゃない。しかしワインバーガー国防長官やマンスフィールド駐日大使が記者会見等で言っている、そうした一連のアメリカの要人の発言をまとめてみると、大体対潜、防空についてもっと強化して...全文を見る
○春田委員 伊東外相の訪米では、基本的な線で一致した。恐らく総理の訪米でも、中身の込み入った細かい問題については首脳会談で出ないでしょう。大きな問題で恐らくは会談が行われると思うのです。そういう点で、具体的な中身の問題、これが今後大事になってくると思うのですが、先ほどから論じてお...全文を見る
○春田委員 従来もやってきたのだ、変わりはない、こういうことでございますけれども、しかし、過去と若干情勢が変わってきているのではないか。伊東外相が訪米した、まして総理が初めてアメリカへ行くわけです。それを受けて、日本の今後の防衛といいますか、アメリカに対する協力といいますか、こう...全文を見る
○春田委員 もう一つはっきりしないのですけれども……。  ところで、日米防衛協力指針、ガイドラインというものがございますけれども、ここで基本的な日米間のいわゆる共同作業の計画が練られていると聞いているわけでございますが、これは大体いつごろ終えるのか、またその中身についてお尋ねし...全文を見る
○春田委員 第一段階は近い将来というお答えがありましたけれども、近い将来というのは今国会中の時期にでき上がるのかどうか。それから、この中でいわゆる日本の防衛分担といいますか協力といいますか、そういうものが責任が明確になるかどうか、お尋ねしたいと思います。
○春田委員 極東の地域の日米間のいわゆる防衛分担といいますか協力というものは、この中で研究されていくのでしょうか。
○春田委員 恐らくその中で日本の責任といいますか分担というものが明確にされていくのではないかと思っておるわけでございますが、まだ作業にかかっていないわけですから、その時点でまたお尋ねしてまいりたいと思います。  さらに、マンスフィールド大使は記者会見の中で、防衛大綱が七六年に制...全文を見る
○春田委員 五六中業の作業がいよいよ始まるみたいでございますが、この五六中業の基本的な考え方、これは時期的にはいつごろ完成するのか、それから、時間がありませんので、この五六中業において防衛大綱の水準に達するかどうか、この三点、あわせて簡単にお答えいただきたいと思います。
○春田委員 五六中業においてGNP一%の聖域は超えない、これは断言できますか。
○春田委員 次に、次期主力戦闘機F15、次期対潜哨戒機P3Cの問題でありますが、これは国防会議で決定しております。すでに過去発注されているわけですね。残された分があるわけでございますが、米側より対潜、防空の強化が要望されている今日の中で、いわゆる残された発注の計画というものはどう...全文を見る
○春田委員 報道等では五十七年に、F15三十二機、P3Cが十二機、五十九年にF15が十一機、P3Cが十五機、こういう形で報道されておりますけれども、こういう決定はまだされていない、こういうことで理解していいのですか。
○春田委員 防衛庁の基本的な考え方としては、残されたF15が四十三機ですか、P3Cが二十七機あるわけでございますけれども、従来より速いペースで一挙に発注したい、こういう考え方は持っておりますか。
○春田委員 さらに、五六中業で国防会議で決定している百機、四十五機をさらに超えて、この枠を上回るF15、P3Cが発注される予定があるかどうか、この点どうでしょうか。
○春田委員 いずれにいたしましても、国民の納得のない防衛費増加、防衛力強化については、やるべきではないと私は思っているわけでございます。あくまでも平和憲法、非核三原則、こういう大原則の上で専守防衛に努めるべきである、これを主張いたしまして、あと補助金の問題と防大の問題がございます...全文を見る
○春田委員 総理は第二臨調に政治生命をかけると宣言されています。大村長官のこの第二臨調に対する御見解をお聞かせいただきたいと思います。
○春田委員 さて、行政改革の緊急課題となっておるものに補助金の整理がございます。行管庁並びに大蔵省は現在この補助金の整理削減についてどういう方針を進めようとしておるのか、両省から簡単に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 新聞報道等では一律カットとか、また各省庁に自由裁量を認めるノルマ方式とか、いろいろな形のものが書かれているわけでございますけれども、こうしたものは大蔵省としては決まっていないわけですか。
○春田委員 補助金等の整理合理化、削減といっても、純然たる補助金、負担金、交付金、それから委託費、分担金等があるわけでございますけれども、こうしたものについても全部やっていくのかどうか、この点お伺いしたいと思います。
○春田委員 さて、補助金の削減の問題でございますけれども、防衛庁本庁ないし施設庁にはかなりの補助金があるわけでございます。しかし、防衛予算というのは非常に外圧もありまして、他の予算と違いまして大幅に伸ばそうという動きもあるわけですよ、一面。そうした中で、時の流れは補助金の整理削減...全文を見る
○春田委員 たとえば仮に、いま一部では一〇%の一律カットということも出ているわけでございまして、先ほどの大蔵省の答弁でも、各省の事情を聞いていればなかなかできない、そういう面からはそういう頭越しに一律にやる方法もあるという答えが返ってきたわけでございますけれども、仮に一〇%の削減...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、政府方針なり、また臨調から出た方針については、防衛庁はいろいろな外圧がありまして他の予算と性格上違うという理由は述べないで他の予算と同じように一律に削減していく、こう理解していいですね。
○春田委員 長官に再度お尋ねしますけれども、防衛庁だけを特別扱いはしない、そういう理解をしていいですか。
○春田委員 ところで、昭和五十四年の十二月二十九日閣議決定されております「補助金等の整理合理化」、これは件数の削減を昭和五十五年から四年間で従来あった件数を四分の一整理する、こういう形になっているわけでございますが、防衛庁関係の補助件数はどれくらいあって、現在どれだけ進んでいるの...全文を見る
○春田委員 防衛庁は残りの補助金等の検討をなされていると思いますけれども、その残りの補助金四件カットできるかどうか、自信がございますか。
○春田委員 時間がございませんので、最後に確認しておきたいわけでございますが、先ほど同僚議員からも膨大な任官拒否の問題がございました。長官からは、今後、制度改善について見直していきたい、検討していきたいというお話がございました。  私もこの問題につきましては質問する予定だったわ...全文を見る
○春田委員 以上で終わります、
04月09日第94回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
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○春田委員 私は、物価問題と景気問題に入る前に、長官に行政改革の問題について若干お尋ねしたいと思います。  総理は、第二臨調を主体とした行政改革に政治生命をかけると明言されておるわけでございますが、長官は、この行政改革、第二臨調についてどういう御見解なのか、お伺いしたいと思うの...全文を見る
○春田委員 行政改革といいましても、機構減らしとか人減らし、金減らしがあるわけでございますが、今回の第二臨調では、特に補助金の整理合理化、削減というものが大きく社会的に浮かび上がってきているわけでございまします。この補助金の削減につきましては、新聞の報道等では一律カットだとか、ま...全文を見る
○春田委員 確かにまだ最終方針が決まってないし、七月二十日ぐらいに答申が出るみたいでございます。世上言われているのは、補助金は整理合理化、削減である。率はどのくらいかわからないけれども、たとえば五%ないし一〇%が削減されたと仮定した場合に、経企庁の補助金等を見てみれば、純然たる補...全文を見る
○春田委員 それでは、本題に入りたいと思います。まず物価問題についてお尋ねしてまいりたいと思います。  五十五年度の消費者物価指数最終値はどれぐらいになるのか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 さて、五十六年度の消費者物価指数は政府目標は五・五%になっているわけですね。仮に五十五年度が東京都区部並みに全国が上がるとすれば七・八%。五十五年度と五十六年度で二・三%も下げることになっているわけですね、政府目標というものは。その理由といいますか根拠というものを、簡...全文を見る
○春田委員 直接的な原因として電力、ガスの大型公共料金の値上げはない、また原油値上げ等もないだろう、こういうことでございます。  昨年は非常に異常寒波で、豪雪というのが相当あったわけでございます。こういう面で野菜等の被害も大きく、それが直接消費者物価にはね返ってきたというのがあ...全文を見る
○春田委員 さて、物価対策費でございますけれども、五十五年度予算では、自民党と社公民三党で物価対策費五百億円というのが合意されたわけでございますが、この使用された額は最終どれくらいになっているのか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 五百億円ありながらわずか四十四億円ということで一割弱の使用しかなかった。私は、その結果消費者物価指数は大きく上がりまして、そう鎮静化する役目にならなかったんではないか、せっかく五百億円という大きな物価対策費がありながら十分に発動しなかったんじゃないか、こういう考え方を...全文を見る
○春田委員 経企庁には国民生活安定対策等経済政策推進費ですか、これが毎年予算に計上されているわけでございますが、今年度は幾らございますか。
○春田委員 昨年度、一昨年度はどれぐらいついたのですか。
○春田委員 ことしの物価指数を五・五というのは至上命令というか課題であって、昨年並みにしてはいけないということは先ほど言ったとおりであります。ところが、経済政策推進費が昨年度、一昨年度全く同じ額である。しかし、昨年は五百億円の物価対策費がついたわけでございます。しかし使ったお金は...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、昨年物価対策費が五百億円つきながらどうも後半の方に使われたきらいがあるわけでございまして、機動的にという言葉がございますけれども、私の感じからすれば機動的に運用されたような思いもしないわけでございまして、そういう点では政府の迅速な対応を要望して...全文を見る
○春田委員 まだヒヤリング等をやってないということでございますが、新聞等の報道では、大体三月初旬から業界では上げたかったのだ、これは政府の政策的意図から四月以降だということで延ばしてきているということで、大体四月中旬、また五月の早々じゃないかと言われておるわけですが、業界から新聞...全文を見る
○春田委員 非アラムコ系は三月決算でマイナスになっているだろうという話です。アラムコ系はどうなんですか。
○春田委員 非アラムコ系は明らかにマイナスである。アラムコ系も悪いということですが、これは悪いということは、九月中間決算では業界全体で四千五百億円の相当な黒字が出ている、差益がそのうち三千五百億あるわけですけれども、アラムコ系においてはどうなんですか、三月期はまだ出ておりませんけ...全文を見る
○春田委員 アラムコ系と非アラムコ系では原油輸入価格が違うので当然決算等において大きな差が出てくると思うのです。したがって、価格面や値上げ時期についても通産省としては配慮をされるのかどうか、この点どうですか。
○春田委員 当然市場、マーケットは一緒ですから、多少の差がついたとしても販売価格はそう大きな差をつけることはできないと思うのです。そういう点で、アラムコ系は若干の利益がある、非アラムコ系は相当な赤字である、どの点でその両方を接近させていくかという問題があると思うのです。そこで、自...全文を見る
○春田委員 市場価格というのは需給関係で決まると思うのです。現在、ガソリンは乱売とか灯油等は非常に在庫があるということで市場には石油製品がかなり余っているわけです。そういう面からいったら、アラムコ系が安く出す、非アラムコ系は高く出す、当然アラムコ系の方に消費者の方はいくんじゃない...全文を見る
○春田委員 それで、値上げ方式は等額値上げ方式とか等率値上げ方式というのが言われているわけでございますけれども、通産省の見解はどうですか。
○春田委員 ということは、最終的にはいわゆる従来の等額方式で通産省としては指導していきたいという考え方はまだ持っていないわけですか。
○春田委員 この問題につきましては、石連会長の永山さんが等率値上げ方式を主張し、日石の社長が等額方式を主張しているみたいでございますけれども、いずれにいたしましても、等率値上げになりますと、ガソリンとか灯油等の民生用が高くなるわけです。C重油等の産業用等は安くなってくる、こういう...全文を見る
○春田委員 続いて景気問題についてお尋ねしてまいりたいと思うのですが、五十五年度経済成長率、実績がまだ出ておりませんけれども、その見込み及び五十六年度経済成長率の見通しについて、数字でもってお示しいただきたいと思います。
○春田委員 昨年の成長率四・八%、この四・八%を民間需要と公的需要と海外需要の三段階で立て分けた場合、これも同じく数字でもってお示しいただきたい。
○春田委員 この寄与度でございますけれども、当初見通しは、昭和五十五年度はどうだったのですか。
○春田委員 成長率四・八%そのものは辛うじて達成したわけです。ところが、いま御説明のありましたように、政府見通しの、いわゆる民間需要と、そして海外需要とが全く逆転している。いわゆる内需が当初二・八が一・二、海外需要が一・八が三・三、この逆転で辛うじて全体的には四・八%が達成された...全文を見る
○春田委員 五十六年度は個人消費と住宅部門で大きく民需を回復していきたい、こういうことでございますが、その個人消費でございます。昭和五十六年度は前年度に対して四・九%の増を見ておられるわけでございますけれども、これは自信ありますか。
○春田委員 物価の安定ということをおっしゃいますけれども、私からすれば、五十六年度は五十五年の基調がそのまま推移したとしても、これは高値安定だ、決して物価が安くなったんじゃないという感じを持つわけです。  それとともに一番問題なのは、いま春闘のさなかでございますけれども、賃上げ...全文を見る
○春田委員 何といっても景気回復の最大の手だては個人の消費の喚起と住宅部門、私は不況を脱するにはこの施策が大きな対策じゃないかと思うのですけれども、住宅問題をきょうやる予定でしたけれども、どうも時間が来たみたいなので、これはいずれ決算委員会で建設省所管がございますので、その際質問...全文を見る
○春田委員 それでは、残余の問題につきましては次の機会に譲るという形にしまして、理事会でも言われたように時間厳守ということでございますので、これで終わりたいと思います。
04月17日第94回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○春田委員 最初に、医療費の値上げの問題についてお伺いしたいと思います。  昨日、中央社会保険医療協議会に意見を求めるという形で包括諮問されたわけでございますけれども、結局大臣が御出席がなかったということで何ら審議がないままに散会した、こう報道されておりますけれども、この点につ...全文を見る
○春田委員 当初は、この四月十六日に意見を求めて、各委員の意見を聴取して、その後具体的な医療費の値上げの問題を諮問する、こういうスケジュールでお考えになっていたみたいでございますけれども、こういう形でずれたわけですね。ということで、厚生省が考えている医療費の値上げ、この意図してい...全文を見る
○春田委員 報道等では、五月初めぐらいに具体的な諮問をして大体六月ごろから実施したいという厚生省の意向が掲載されておりますけれども、どうでしょうか。
○春田委員 現在、薬価基準の見直し作業が進められています。薬剤の値下げと医療費の値上げ、これは連動すると思うのですけれども、大臣はどう見ていますか。
○春田委員 たまたま一致した、こういうことだと思うのですけれども、いずれにいたしましても、大体五月ないし六月ぐらいにこの薬剤費の値下げ、医療費の値上げが出てくるのじゃないかと思うのです。これはどちらの方が先になるのか、厚生省はどう考えているのか。
○春田委員 ところで、この問題につきましては、支払い側それから診療側との意見が違うわけでございます。特に支払い側の意見としまして差額ベッド、付添看護婦等の保険外負担の解消、また一部悪質な医療機関等に対しての国民の信頼回復、こういうことが挙げられています。こうした批判に対して大臣は...全文を見る
○春田委員 値上げの幅でございますけれども、まだ具体的な諮問をなさっていないのでありますが、大体想定なさっていると思うのですね。伝えられるところによりますと、薬価基準の引き下げ分が大体一八%前後、この一八%前後は医療費にして六%、したがって、六%を技術料にアップして、それに大体一...全文を見る
○春田委員 薬価基準の見直しというのは国民の強い声があるわけでございます。そういうことで大体一八%前後引き下げになると思うのですけれども、その見返りとして、技術料の六%その他プラスアルファされて医療費そのものが上がったら何のための薬価基準の見直しか、国民はこう見ると思うのですね。...全文を見る
○春田委員 第五回の審議会は五十三年九月二十一日に行われているわけでございます。そして第六回目が五十六年三月十三日で、この間二年半あいているわけですね。第五回までは大体年二、三回行われてきているわけでございますけれども、なぜこの第六回の審議を開くまでに二年半の空白があったのか、お...全文を見る
○春田委員 丸山ワクチンと同じ免疫療法剤としてすでに医薬品となっておりますクレスチンまたピシバニール、この申請及び審査期間及び審査回数を同じく御説明いただきたいと思うのです。
○春田委員 ただいま御説明があったように丸山ワクチンは申請されて四年有半かかっているわけです。まだ結論が出てない。同じ免疫療法剤の大手企業から申請されたクレスチンやピシバニールは、大体一年ないし二年でもう結論が出て医薬品として市場に出回っているわけですね。なぜこのように差があるの...全文を見る
○春田委員 新薬というのは通常一年ないし二年で結論が出るわけですね。ところが丸山ワクチンにつきましては四年半、これは申請の段階で手続上の不備があったということでございますが、厚生省として十分そういう細かい御指導をいただいたのかどうか、その点が問題じゃないかと思うのですね。ともに、...全文を見る
○春田委員 私もいろいろな会議録を読ましていただきまして、園田厚生大臣につきましては非常に御関心があり、御努力なさっておるのは本当に認めるわけでございまして、評価しているわけでございますが、それ以前が問題だったと私は思うのですね。  そこで、今後の薬事審議会の審査のスケジュール...全文を見る
○春田委員 三月十三日、抗悪性腫瘍剤調査会が開かれているわけですね。ここで全員の意見を徴することができなかったということで、四月二十日再度行われるみたいでございますが、さらに追加資料がまだ二カ所、東北と神奈川の臨床データが出ていないということで、大体これは五月中に出てくる、これを...全文を見る
○春田委員 その調査会の意見をもとに、その後、医薬品特別部会、そして常任部会が開かれるわけでございますけれども、この両部会のメンバー数はどれくらいなんですか。何名なんですか。
○春田委員 この両部会での結論といいますか、意見といいますか、賛否両論があった場合、たとえば医薬品としてはまだ認めがたい、いや認めようじゃないか、こういう賛否両論があった場合、いかなる形で上の方に報告されていくのですか。
○春田委員 全会一致が原則だ、いままでそういう賛否論、分かれたことはなかった、こういうことでございますけれども、いわゆる過半数以上の賛成で意見が出てくることもあり得る、こう考えでいいですか。
○春田委員 一部では、五月の追加資料で調査会を開いて、順調にいけば医薬品特別部会が六月ごろ、そして常任部会が夏ごろ、秋には何らかの形で大臣の方に中央薬事審議会としての答申が行われるのじゃないか、こういう見方がされておりますけれども、この点、どうでしょうか。
○春田委員 大臣は、この薬事審の答申を全面的に尊重されますか。
○春田委員 ところで、現在全国でがん患者は何名ぐらいいると推定されておりますか、おわかりになればお示しいただきたいと思うのです。
○春田委員 現在市場に出回っている制がん剤は大体何種類ぐらいあるのですか。
○春田委員 この丸山ワクチンを現在使用している人は何名ぐらいおるのか、また、過去使用した人は何名ぐらいおるのか、厚生省としては御掌握なさっておりますか。
○春田委員 現在、日本医科大学には毎朝全国ないし全世界からも五、六百名の方が行列をつくって丸山ワクチンを持ち帰っているということでございますけれども、大臣はこの実態を御存じですか。
○春田委員 現場へ行ったことはございますか。
○春田委員 大臣は行ってみたいという気は起こりませんか。
○春田委員 この丸山ワクチンにつきましては、先ほどもお話がありましたように、過去十数年間に十二万人の方が使用している、現在でも二万数千名の方が使用しておるわけでございます。この数字でいきますと、先ほどのがん患者が大体推定として三十万人弱ということでございますから、いわゆる制がん剤...全文を見る
○春田委員 それは感情で結論を出していっては困ります。しかしこうした現実の姿というものはやはり見逃すことができない。この点を大臣の脳裏にたたき込んでいただきたいと思うのです。大臣はいま選挙区のお話をなさいましたけれども、私は大阪の出身でございますが、生まれは九州熊本でございまして...全文を見る
○春田委員 その点の問題につきましては後で質問していきたいと思います。  まず、行政改革と言ったら第二臨調、こう思われがちでございまして、まさに第二臨調フィーバーという形になっておるわけでございますが、しかしこのことも、なぜ第二臨調がそういう焦点になってきたかと言えば、過去にも...全文を見る
○春田委員 この整理統合でどういう効果があったのですか。具体的にお答えいただきたいと思うのです。
○春田委員 私は、行政改革というのはいわゆる人減らし、そして機構減らし、これがいわゆる金減らしにつながっていくのじゃないかと思うのです。今回のこの医務局の整理統合につきましては、いままで中国と四国があったわけです。それを整理合理化されまして、いわゆる中国の方の医務局を中国四国地方...全文を見る
○春田委員 それから、厚生省所管には特殊法人が七つ現在あるわけでございますけれども、これも閣議方針の中では、特殊法人の役員数は国家公務員及びこれに準ずる人を半数以内にとどめるように作業を進めていく、こうなっているわけでございますけれども、この実態はどうでございましょう。
○春田委員 五十四年の十二月に閣議方針が決まったわけでございますけれども、この五十四年十二月以降五十六年の四月まで、任期満了で何名かの方が入れかえされているわけでございますけれども、この人員は何名ですか。
○春田委員 現在この二十六名の方が役員として特殊法人七法人の中におられるわけですね。この二十六名の、いわゆる民間人とそれから国家公務員ないしそれに準ずる人、この比率は大体どうなるのですか。
○春田委員 閣議方針では「半数以内にとどめる」、こうなっているわけですね。一割とは書いてないわけです。したがって、五十四年十二月の時点でもそういう民間人は二名だった。そしてその後二年間の間に入れかえが十一名あったわけでございますけれども、依然として民間人は二名、いわゆる天下りが残...全文を見る
○春田委員 補助件数は確かに現実に削減されていっているわけでございますけれども、それと並行して新規の補助金が上がってきておりますね。これは五十五年、五十六年で何件出てきているのですか。
○春田委員 五十五年が二十件、五十六年が三十七件の補助金のいわゆる削減がされているわけです。合計五十七件。しかし、並行して新規の補助金が五十五年が二十八件、五十六年が三十四件ということでございますから六十二件。減っているものよりもふえているものの方が多いわけですね。厚生省に言わせ...全文を見る
○春田委員 先ほど、いみじくも大臣から、カットできるものもあるけれども、どうしても守らなければならないものがあるという御答弁があったわけでございます。厚生省所管は、先ほど言ったように、福祉関係の補助金が非常に多いわけでございますが、こうした社会保障関係のカットについては大臣として...全文を見る
○春田委員 これから検討されるわけでございますけれども、先ほどから言っているように、社会保障関係の補助金が非常に多いだけやはり慎重に行うべきであると思うのです。真の行政改革、補助金のカットというのは、むだな補助金をカットして残すべきものは残す、要するに国民の合意が得られるような補...全文を見る
○春田委員 この母子保健法の改正につきましては、過去、国民の多くから請願書が国会へ提出されているわけです。     〔森下委員長代理退席、越智(通)委員長代理着席〕 五十四年の九月に百七十万名、そして昨年、五十五年の五月三百二万名出ております。これは、多くの国民の声をどうとら...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、この意見書が出てくれば早急に中央児童福祉審議会に諮問すべきであると私は主張しておきます。  なお、社会保障制度審議会の答申の中でも今後引き続き改善するよう指摘されているわけでございまして、その改正はだれが見てもそうした声が出ているわけでござい...全文を見る
○春田委員 この母子保健法の改正につきましては、歴代の厚生大臣の中には非常に前向きに検討する向きの姿勢もあったわけでございますけれども、残念ながら今日まで何ら手をつけ得ないで推移してきたわけでございます。どうか、少なくとも園田厚生大臣のときに決着をつけていただきたい、こう要望する...全文を見る
○春田委員 大臣もお疲れになっているのか、非常に寡黙になっておられますけれども、いずれにいたしましても、どこかの大臣みたいにべらべらしゃべるのでなくして、園田厚生大臣は不言実行、言わないでもやるということを聞いておるわけでございます。そういう点で、ひとつ前向きな取り組みを要望して...全文を見る
04月20日第94回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○春田委員 私は、本日は総括質問ということでございますし、八問くらい質問を用意していたわけでございますけれども、よく考えてみれば、時間が五十五分ということでございます。そういうことでどうか大臣等におきましては、簡潔、明瞭にひとつ御答弁をいただきたい、こう思うわけでございます。 ...全文を見る
○春田委員 私の質問にはそれは明確なる答弁とは言いがたいと思います。私は、要するに物理的な問題から考えて、あと一月という会期末を控えて、今国会上程ができるかどうか、この点について長官の御答弁をいただいているわけでございまして、確たる回答をいただきたいと思います。
○春田委員 私は、会計検査院法というものは、会計検査院が独立機関として存在するか、それとも各省の付属機関として存在するか、基本的な問題であると私は思っているわけでございます。長官も御存じのとおり、この問題につきましては、衆参の本会議で六回の決議また衆参の決算委員会で六回の議決がさ...全文を見る
○春田委員 当然、防衛問題、それから自動車輸出の問題はテーマになると思いますが、午前中から論議されております原潜の問題でございますが、これはテーマの中に入りますかどうか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 この原潜問題につきましては、外務省が中心となっていま対米交渉をやっているわけでございますが、その他防衛庁やそれから運輸省の海上保安庁等も関連するわけでございます。そうしたいわゆる窓口が三つ、現在あるわけでございますが、これは一本化すべきであるという声もあるわけでござい...全文を見る
○春田委員 それでは、官房長官は結構でございます。  続きまして、昭和五十一年以来論議が交わされております環境アセスメント法案につきまして、鯨岡長官にお伺いしたいと思います。  このアセスメント法案は今国会上程ができるかどうか。先ほどと一緒でございますが、簡潔に御答弁いただき...全文を見る
○春田委員 いわゆる政府案といいますが、環境庁案が自民党にいま送られているわけでございます。自民党では、政調、総務、そして三役等でいま検討されているみたいでございますが、この案では、新聞報道では、第一段階ではいわゆる電源立地、発電所を除いて出していく、そしてその成り行きいかんでは...全文を見る
○春田委員 先ほど言ったようないわゆる第一段階、第二段階の形で出されてきた場合、いわゆる骨抜きで送り返されてきた場合、長官はそういう法案を国会に上程するかどうか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 いや私は、電源立地、発電所をこのいわゆる環境庁案から除いた場合、それ以外にもいろいろ変わるかもしれませんけれども、この点に限って言った場合、長官はどういう御見解ですか。
○春田委員 このアセスメント法案には当然入れるべきだ、こう私は主張しておきます。いわゆる片肺どころか心臓がないのと一緒であって、今回のこうした原電の敦賀発電所の事故等から考えてみても、当然環境アセスメント法案には電源立地を入れて国会に上程していただきたい、このように主張しておきま...全文を見る
○春田委員 当然首脳会談ではこの五六中業が問題になると思いますし、防衛大綱の問題も恐らく首脳会談のテーマの中に入っていくと思うのですが、この点につきましては長官の御感触はどうでしょうか。
○春田委員 来年度の予算のシーリングにおいて、財政再建の中でございますので、大蔵省の伸び率は、五十七年度は今年度の三%ないし五%しか認めないという方針があるみたいでございますが、防衛庁だけはいろいろな国際情勢の面からしていわゆる別枠扱いを長官が主張しているみたいでございます。この...全文を見る
○春田委員 防衛庁長官は結構でございます。  続いて通産大臣に何点かお伺いしたいと思います。  まず最初に、自動車の輸出問題でございます。わが国の企業の代表であります自動車産業界の代表でございます石原会長は、この規制期間を一年、年間の輸出台数は昨年並みということでございますか...全文を見る
○春田委員 自民党の自動車訪米議員団のメンバーが昨日夕方帰ってきたわけでございますが、大臣はこれらの関係者の方にお会いされましたか。
○春田委員 それでは、小川団長以下訪米された皆さん方の御意見を聞かれて、現在大臣はどういう御感触を抱いておりますか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 規制期間と輸出台数というのは、大体大臣のお考えはお持ちだと思うのです。したがって、わが国の業界を理解させるためには、またアメリカ政府を理解させるためには、大臣自身としては規制期間、輸出台数はどれくらいにしたらいいか、現在そういうお考えがおありであればひとつ御答弁いただ...全文を見る
○春田委員 大臣の腹といいますか、通産省の一定の方針というのは日米首脳会談前には当然決まる、こう考えていいわけですか。
○春田委員 ところで、大臣は日米首脳会談には総理と同行はしないわけですか。
○春田委員 大臣みずからアメリカへ行くかどうかということを聞いているのです。
○春田委員 次に、先ほどから論議されております原発の問題につきましてお伺いしたいと思いますが、この原電の敦賀発電所の事故の原因、また事故の範囲、事故の発生期間、そしてその安全度、この四点を中心にしながらお伺いしたいと思いますが、事故の原因は本日までの調査では確定した結果はまだ出て...全文を見る
○春田委員 それでは、今回通産省は立入調査権を強行したということを聞いておりますが、その理由はどういうことですか。
○春田委員 この敦賀発電所は昭和四十五年創業以来過去十一年間で三十一回の事故が起こったと聞いております。またこの一月には二回の事故がありながら通産省に報告されていない、こういうことでございます。いわゆる問題の発電所である、こう私は思うわけでございますけれども、大臣どう思いますか。
○春田委員 現在稼働しておるのが二十二基ございますけれども、その中でやはり際立って敦賀発電所は事故が多いわけです。そういう認識に大臣は立っておられるかどうかをお聞きしたいと思います。
○春田委員 現在の調査では、廃棄物処理建物の中から発生しているということを聞いているわけでございますが、この建物は昭和四十五年の三月に建てられて、今日まで数回増改築が行われたわけでございますが、その増改築に際して行う審査といいますか調査といいますか、それは十分行われていたかどうか...全文を見る
○春田委員 マンホールが何か四カ所くらいあるみたいでございますが、このマンホールの中でナンバーツーだけは非常に高い数値をあらわした。このマンホールは一般排水路のマンホールであったものが、いわゆる放射能を廃棄処分する建屋の中に入ってきた、この点については通産省は知っていたのですか。
○春田委員 時間がございませんので、先に進みたいと思いますが、事故の範囲、発生期間でございますが、この点についてはどうでしょうか。
○春田委員 通産省と科技庁は、いち早く魚介類の調査からは人体への影響はないと発表しておりますが、福井県でとれた魚は現在取引されているかどうか、これは水産庁の方がおいでいただいていると思いますが、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 福井漁連から各地の中央卸売市場、たとえば東京とか大阪とか名古屋とか神戸とか、そういったところへの出荷の状況はどうなのですか。
○春田委員 六大市場からは出荷見合わせの依頼が来ている、自粛要請が来ている、こういうことでございます。当然漁民に与える影響というのは大きいと思うのですね。この心理的な魚買い控え、こうしたことによります漁民の補償という問題についてはどう考えているのですか。
○春田委員 大臣にお伺いしますけれども、これは原電側の補償として考えていいと私は思いますけれども、どうでしょうか。
○春田委員 中間報告では廃棄物処理建屋内の事故と見られておりますけれども、これは単なる操作ミスの事故なのか、また単なる配管のひびによる事故なのか、それとも原子炉であります沸騰水型の根本的な事故なのか、この点どう見られているのですか。
○春田委員 この沸騰水型は、現在稼働中二十二基のうち何基あるのですか。
○春田委員 先ほど大臣は原発の再点検をすべてやるということでございますけれども、この点についてもう一回確認したいと思いますが、これは原発、沸騰水型も加圧水型もすべて再点検する、こういう意味でしょうか。
○春田委員 この沸騰水型は設計はアメリカのGE社のものであると聞いております。この沸騰水型を加圧水型と比較した場合に沸騰水型の方が圧倒的に事故が多い、こう聞いておるわけでございます。そこで沸騰水型を重点的にやっていく必要があるのではないか、特にアメリカのGE社からも来てもらって一...全文を見る
○春田委員 この原電敦賀発電所には二号炉の建設が予定されておりますけれども、その建設状況はいかがになっておるか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 通産省の長期エネルギー計画では、この二号炉は大体いつごろから着工していつごろから発電を開始するのか、その点をお伺いしたいと思います。
○春田委員 第二次審査の原子力安全委員会の答申というのは大体いつごろを通産省としては期待しているのですか。
○春田委員 しかし、六十一年三月から発電開始したいとなれば、大体原発の建設期間はどれくらいで、それから運転開始は大体どれくらいでということが逆算できるでしょう。そうしたら最低リミットといいますか、大体いつぐらいまでに出さなかったら六十一年三月には間に合わないという逆計算ができるの...全文を見る
○春田委員 大臣にお伺いしますけれども、この二号炉につきましては通産省の第一次が一応通って、いま第二次の原子力安全委員会に付託されているわけです。その答申が出てきて、あと大臣が認可、承認するわけでございますが、こうして一号炉が三十数回の事故を起こしている、こういう点から考えて住民...全文を見る
○春田委員 どうも私の質問とかみ合わないわけでございますけれども、時間の制約上次へ進みたいと思います。  いずれにしましても原発行政は、いわゆる住民への公開、安全度というのは非常に大事になってくるわけです。こうした敦賀発電所が一月の事故でも隠そうとしている。今回の事故だって相当...全文を見る
○春田委員 原発問題は以上で終わります。  次に、一点だけお伺いしますけれども、石油問題でございます。三月決算が間もなく公表されると思いますが、現在石油業界では、アラムコ系と非アラムコ系でいわゆる原油価格の違いによりまして相当決算内容が違ってくると思うのです。せんだっても非アラ...全文を見る
○春田委員 もう一点お伺いしますけれども、この民族系につきましては、開銀の低利の融資が設備投資という形で政府の援助が行われているわけでございますが、こうして一バレル当たり二ドルも三ドルも民族系といわゆるアラムコ系では差があるわけですね。そういう点で民族系というのは今後非常に大変な...全文を見る
○春田委員 恐らくOPECの価格体系は一本にまとまることはないと思うのですね。今後もばらばらで推移していくのじゃないかと思うのです。  そういうことで、こうしたいわゆる民族系とアラムコ系では相当な差が出てくるということから考えて、たとえば、原油調達を政府一本でやって、そして各企...全文を見る
○春田委員 それでは、通産省の方は結構でございます。  最後に厚生大臣にお伺いします。  時間が切迫してきましたので、細かい質問ができませんけれども、いよいよ薬価の基準の値下げが行われるわけでございますけれども、厚生省は、今回の薬価基準の見直し、値下げというものは、市場の実勢...全文を見る
○春田委員 質疑時間があと五分となりましたので、何点がまとめて御質問申し上げますので、御答弁をいただきたいと思うのです。  私は、今回のいわゆる実勢価格に合った公示をしていくということでございますけれども、実勢価格には近い価格になったとしても、必ずしも実勢価格どおりはいっていな...全文を見る
○春田委員 それでは、もう時間が参りましたので終わりたいと思いますが、時間の制約上細かい内容についての御質問はできなかったわけでございますけれども、私の意を十分体しながら行政を進めていただきたい、このことを要望いたしまして、終わります。
04月27日第94回国会 衆議院 決算委員会 第11号
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○春田委員 本日は予備費の審査でございますので、最初に予備費に関する問題についてお尋ねしてまいりたいと思います。  自民党と社公民の三党でいわゆる緊急物価対策費五百億円が合意されたわけでございますが、結果的に終わってみれば、四十四億円しか使ってないわけです。その中で予備費から使...全文を見る
○春田委員 これだけのお金を投じたわけですからそれなりの効果があった、こう思います。しかし、この物価対策費というのは消費者物価指数を下げるために使われたお金でございますが、結果的には政府目標の六・四%を達成できないで、年度途中には上方修正されまして七%台と政府は変えたわけでござい...全文を見る
○春田委員 しかし、何回も言いますけれども、結果的には七・八%という数字を示したわけであって、せっかく五百億円という枠がありながら四十四億円しか使っていないわけですよ。そういう面では機動的、効果的な今回の物価対策じゃなかったのじゃないか、私はこう思っているわけでございます。なお、...全文を見る
○春田委員 予備費が九百七十九億三千五百万円ということで決定しているわけでございます。この中でも、中身をよく検討いたしますと、当初予算で三千五百億円が計上されておるわけでございます。そしてその中で(その1)、(その2)でかなり予備費が使用されまして、結局九百七十九億三千五百万円が...全文を見る
○春田委員 不用額と自然増収の問題はまだ明らかにされていないわけでございますけれども、この点はちょっと大臣の御見解をお伺いしたいわけでございます。  まず、不用額でございますが、昭和五十四年度には三千七百五十一億円出ているわけです。五十五年度は五十四年度と比較して上回るか、下回...全文を見る
○春田委員 これも明快な答えは出てこないと思いますけれども、自然増収です。これは問題だと思うのですが、昭和五十三年度が七千七百五億円、昭和五十四年度が三千三百三十五億円ということになっております。五十五年度の自然増収については、五月いっぱいまで申告の期間があるからそれ以降でないと...全文を見る
○春田委員 これも明快な答えは出ないと思いますが、きょうの新聞の一面では「剰余金減税至難な情勢」と出ておりますけれども、どうでしょうか。
○春田委員 さらに、国債の未発行分が二千二百億円があるみたいでございますけれども、これはどのようにするのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、いまは個人消費が非常に低迷しておりますので、国民が求めているのは所得税減税で個人消費を喚起する、そして日本経済を建て直す、こういうことでございますから、政府としてもその期待に十分こたえるように最大限の努力をしていただきたいと要望しておきます。 ...全文を見る
○春田委員 補助金のカットの方式はいろいろ論議されておりますけれども、大臣としては、一律カットなのか、また各省庁に選択権を与えるノルマ方式といいますか、そういう方式なのか、どちらがいいとお考えになっているのですか。
○春田委員 防衛庁は、米国の防衛負担の高まりといいますか、国際情勢の変化等で、他省庁と違った別枠の扱いをしてほしいという要望が報道等でされておるわけでございますけれども、こうした要望は現実に防衛庁からあったかどうか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 大臣も内閣の閣僚の一人としてお伺いするわけでございますが、鈴木総理は防衛大綱の水準を六十二年度までに達成するという方針を打ち出していると聞いておるわけでございますが、これは政府方針として固まったのかどうか、お伺いしたいと思います。
○春田委員 その点はもう一度確認しますけれども、この五六中業は五十八年から六十二年までの見積もりなんですね。六十二年度までに達成するとすれば、毎年度の防衛庁の伸び率というのはもう十数%以上になると思うのです。各省とのバランスが崩れると思うのです。またGNP一%に入るかどうかも問題...全文を見る
○春田委員 五十七年度予算では新税の導入はあり得ないと考えでいいですか。
○春田委員 時間が参りましたので、最後に、角度は違いますけれども今回の原電の敦賀発電所の問題について大臣の御所見をお伺いしたいと思います。  この原電の敦賀発電所というのは、御存じのとおり、昭和四十五年に操業開始以来、過去十一年間で三十一回の事故、またことしに入って三回の事故を...全文を見る
○春田委員 それはわかっているのですよ。それはわかった上で私は質問しているわけです。  これはあくまでも所管は通産省でございますけれども、敦賀の原発所というのはそういう体質的な問題があるわけですよ。安全管理、保安体制という最も基本的な問題で原電たる資格はないわけです。私も現地に...全文を見る
○春田委員 終わります。
05月13日第94回国会 衆議院 決算委員会 第12号
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○春田委員 私は、本日、労働省所管の決算に当たりまして、一つは障害者の雇用問題、二点目には地方労働基準局の架空経理の問題、三点目に原電敦賀の事故の問題、この三点につきまして御質問をしてまいりたいと思います。しかし、限られた時間でございますので、どうか答弁に当たりましてはひとつ簡潔...全文を見る
○春田委員 雇用率の改定は五年ごとに見直すということで、ことしの十月がその見直しの時期になっていると聞いておりますが、私はその時期に、いま公表制度というものもあるわけですから、それぞれ官庁によって違いますし、企業によっても違いますけれども、あと何年後までには雇用率を一〇〇%達成す...全文を見る
○春田委員 未達成の企業につきましては計画書を出させる、なおそれでも達成しないところは勧告する、なお達成しない場合には公表という最終の手段があるわけですが、こうした計画書、そして勧告、公表、こういう形で、すんなりいけば大体達成するわけでございますけれども、ぎりぎり最終の公表はない...全文を見る
○春田委員 現在、計画書を出すように労働省が出している企業が千数百社であると聞いておりますが、この計画書を出す時期はばらばらだと思うのですけれども、最終、出してから三年ということですね。ということは、一番遅い企業で、年度で言ったら大体何年くらいなんですか。
○春田委員 それから特殊法人でございますけれども、午前中からも質問がございましたが、各省所管の特殊法人の中でもやっているところとやっていないところがある。ほとんどやっていないというのが六三%という形になっているわけでございます。各省所管の特殊法人、いろいろあるわけでございますが、...全文を見る
○春田委員 それでは建設省はどうでしょうか。
○春田委員 そこで両省にお伺いしますけれども、達成しない理由は結構でございますから、自分の所管の特殊法人の雇用率をいつまでに達成するのか、それぞれ運輸と建設から御説明いただきたいと思うのです。
○春田委員 ちらりと建設省の方が大規模の事業といいますか、プロジェクトが多いからなかなか雇いにくいのだということを言われましたけれども、それはどこの省庁でもあるわけですから理由にならない。先ほど、午前中の質問で藤尾大臣は、両省ともゼロである、したがって私の任期中には少なくとも、幾...全文を見る
○春田委員 時間がないから、ぼくの質問の趣旨をよく聞いてくださいよ。任期中にということは、大体十一月ということで想定されるということで大臣はおっしゃったわけですから、その間にできるかということです。抽象的な答弁は必要ないのです。  これ以上二人に聞いても非常に苦しいと思いますの...全文を見る
○春田委員 それでは、運輸省及び建設省の方は結構でございます。  さらに特殊法人でございますけれども、これは民間企業と違いまして、公共的性格が強いわけです。したがって、民間企業より達成率がよくてあたりまえ、私はこう思っておるわけでございますが、いま言ったように実態は非常に悪いわ...全文を見る
○春田委員 雇用率の場合は民間が一・五、それから特殊法人が一・八、官公庁が現業部門が一・八、非現業が一・九という形で違うわけでありまして、特殊法人も国並みの雇用率を高めているわけでございますが、民間よりも率を高くしているから取る必要はないということではなくして、現状は一・三四とい...全文を見る
○春田委員 この不正経理の手口ですが、どのような形で行われたのか、もう少し具体的に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 出勤簿や賃金支給調書に架空職員の名前や印鑑を使用したということですね。これは公文書偽造まがいの行為じゃないかと思うのですけれども、この点では会計検査院としてはどう御判断なさっているのですか。
○春田委員 ところで、支給人員が千七百二十九名のうち八百八十四名が架空となっているということでございますが、実際の人員は何名なのか、愛知と広島の労働基準局に分けて、数字でもってお答えいただきたいと思うのです。
○春田委員 いま愛知労働基準局では百十三名、広島では三十三名とおっしゃいましたけれども、これは架空の人員じゃないですか。もう一回ちょっと説明していただきたいと思います。
○春田委員 いま御答弁がございましたように、実際の人員は三百四十四名なんですね。そして架空が百四十六名。これは両局を分けた場合、愛知が実人員二百十九名、架空の人員が百十三名、率にして五一%、半分以上が架空の人員です。広島の労働基準局が実人員は百二十五名で三十三名が架空の人員、率に...全文を見る
○春田委員 そうしたら、だれの責任ですか。
○春田委員 そういう抽象的な御答弁じゃわからないのですよ。  これは会計検査院に聞きますけれども、そうした、いわゆる課ぐるみ局ぐるみの不正行為という形で見られませんか。
○春田委員 検査院の答弁と違うじゃないですか。要するに、広島では安全衛生課と労災補償課がかかわっているわけです。それから名古屋の方におきましては庶務課と労災管理課と労災業務課の三つが重なっているのです。これは課長の決裁印が要るのですよ。最終的には局長の決裁も要るのでしょう。知らな...全文を見る
○春田委員 私は大問題だと思うのです。この問題については後で大臣の御見解も承りたいと思いますが、その前に、今回こうした五千万近くの架空金額という形で出ているわけでございますが、検査院として、この弁償責任はどうなるのか、この辺をお伺いしたいと思います。
○春田委員 実際五千万近くの金が出ているわけでございますが、使用していないお金が若干ありますので、実際出ていったお金が四千九百一万円となっております。検定の結果、国損に値するといいますか、その額がいまお話があったように一千八百七十四万円である、したがって残り三千二十六万九千二百七...全文を見る
○春田委員 全体の額の約三分の二が必要経費となっているのですね。必要経費にどういうものがあるかということで私も資料をいただいたわけでございますが、飲食費、アルバイト等に対する付加金、贈答費、雑費、消耗品代という形で書かれておりますが、たとえば飲食費は二千六万円出ております。その中...全文を見る
○春田委員 労働基準局が全国に四十七ございます。この二基準局が今回の検査報告に出ているわけでございますが、残りの基準局も会計検査院としては検査されたと思うのですが、そうしたいわゆる不正経理が出てないかどうか、そして出ていないとすれば、いま検定員がおっしゃったように必要経費というも...全文を見る
○春田委員 ほかの局がそうした架空経理はないし、また必要経費も取っていない、こういうことでございますけれども、そうしたら、同じ労働基準局でありながら——ここは事務量が多いと聞いておりますけれども、この広島、名古屋よりも多い事務量というのは、東京だってありますし大阪だってあるわけで...全文を見る
○春田委員 こうした必要経費というのは、たとえば予算の枠で当然これは見るべきだと思うのですが、こうしたいわゆる当然必要な経費であるということが労働省から予算の段階で出てきた場合は、これは当然予算の枠がふくれ上がると思うのです。これは大蔵省としては認めますか。
○春田委員 だから、ペナルティーとして減額したわけでしょう。ところが、必要経費というのは認めなければいけないわけですよ。増額すべきなんですよ。ところが、大蔵省としてはペナルティーとして減額した。ぼくが聞いているのは、必要経費ということでこれが検定されたわけですよ、そうした場合大蔵...全文を見る
○春田委員 会計検査院の労働検査としては、国の会計基準に従って五千万近いお金が出たわけですよ、ところが、検定の結果約三分の一が国損で三分の二は必要経費である、となれば、この検定の結果というのは国の会計基準そのものを否定することにつながるのじゃないかという疑いを私は持つわけでござい...全文を見る
○春田委員 大臣の懇切丁寧な決意がございましたのでいいわけでございますが、時間の方がなくなりまして、あと原電の敦賀の問題をやる予定でございましたけれども、一、二点だけ触れて終わりたいと思います。  この事故によりまして、敦賀の基準監督署また福井の労働基準局が作業員四十八名ですか...全文を見る
○春田委員 もうしばらくというのは今月いっぱいなのか、あと一週間ぐらいなのか、その辺どうですか。
○春田委員 調査の基準は、いまおっしゃったようにポケット線量計とフィルムバッジで調査されているということでございます。私も現地へ行った人間の一人として、実際中へ入ってポケット線量計をつけたわけでございますが、この敦賀発電所のポケット線量計というものは、入るときにどれだけか、出ると...全文を見る
○春田委員 最後に、この被曝線量の限界というのは、一日が百ミリレム、三カ月で三千ミリレム、そして一年間で五千ミリレムとなっておるわけでございますが、こうした被曝線量を負った労働者というのは、たとえばオーバーしちゃった場合雇ってもらえないわけですね。いわゆる首になっちゃうわけですよ...全文を見る
05月14日第94回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第11号
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○春田委員 私は、きょうの委員会では、まず景気の問題と中小企業の問題について、二点にわたりまして御質問を展開していきたいと思っております。  わが国の産業界は相変わらずの不況感が漂っているわけでございますけれども、先日長官は景気の底入れ宣言をなさった、こういう形で報道されている...全文を見る
○春田委員 ただいま、必ずしも景気が全体的によくなっていくということではないんだ、これ以上悪くはならないけれども、いわゆるよくなったという感もない、マクロ的に見た場合には緩やかに回復するかもしれないけれども、まだ構造不況業種また中小企業等はある、こういう御答弁だったと思います。私...全文を見る
○春田委員 大臣の発言というのは、国民に、また企業に与える影響というのは非常に大きいわけでございまして、そうした大臣の発言が景気がよくなる、こういうことで報道されますと、何か本当によくなってきたのかという感じを持つわけでございますが、一つ一つつぶさに検討していきますれば、景気がよ...全文を見る
○春田委員 アメリカの高金利政策に付随してわが国でも公定歩合の引き上げの必要性については長官、どう見られておりますか。
○春田委員 アメリカの高金利で資本流出や円安傾向になるというおそれがあると言われておるわけでございますが、円安があれば当然輸入物価になりましてインフレ傾向になるわけでございますので、その点もやはりわが国の景気に水を差すという点も考えられますので、十分な対処をお願いしたいと思います...全文を見る
○春田委員 確かに、先の話ですから断定はできないと思うのですけれども、大幅な値上げはないとしても、小幅な値上げはあり得るかどうか。また、小幅の値上げもないのだ、要するに、全く石油需給はだぶついているのだから据え置きという形が考えられる、こうした点については通産省はどう分析している...全文を見る
○春田委員 一つは、いまの原油価格体系がばらばらになっているわけですね。サウジの穏健派と強硬派のリビア、こういう点で、バレル当たり大体三ドルぐらいの違いがあると聞いておるわけでございますので、それを統一しようとしても下方修正されることはないのではないか。統一されるとしても上の方に...全文を見る
○春田委員 確かに、環境としては上げられない環境にあるかもしれませんけれども、産油国としてはやはり上げたいという事情があるわけですよ。その辺がぶつかっちゃってどういう形の結論になるかわからないのですけれども、考えてみれば、大体据え置きということは考えられないし、ある程度小幅にして...全文を見る
○春田委員 長官がおっしゃったように、一たん上げたやつを下げることはできるかというと、やはり非常に疑問があると私は思うのですけれども、いずれにいたしましても五月のOPEC総会というのは、わが国だけでなくて世界経済情勢に非常に大きな影響を与えるわけでございますので注目しなければなら...全文を見る
○春田委員 そこで、五十四年度と五十五年度に年間を通してどれだけの倒産件数があったか。五十六年度については、一月、二月、三月まで出ているみたいでございますので、月別に、まず企業全体の倒産件数を数字でもってお答えいただきたいと思うのです。
○春田委員 五十四年に比べて五十五年はさらにふえていっております。五十六年になりますと、五十五年に比べてさらにふえていっているわけです。特に五十六年に入りましては、一月が一千三百十三件、対前年比で一〇・五%ふえておりますし、二月が千三百二十七件、対前年比で四%ふえております。三月...全文を見る
○春田委員 あえて長官に聞いたのは、長官も大変お忙しい方でございますから、中小企業の倒産数は多いということはお感じになっていても細かい数字はおわかりにならないと思いましたけれども、この景気対策の一項目が入っておりますので、あえてお尋ねしたわけでございまして、いま言ったように千五百...全文を見る
○春田委員 私は一つの事例を申し上げたいと思いますが、これが選別融資かどうかは別としまして、こういうことが現実に行われているわけです。たとえば、特に中小企業の方が申し込む場合審査が非常に厳しい。お金を貸すわけですから、返してもらわなければいけないということで、当然厳しい細かい調査...全文を見る
○春田委員 それで、融資を申し込んでから調査の期間が非常に長いのですね。一月ぐらいかかるわけですよ。そういう点で、一日も早い資金繰りが必要なときに一月では非常に長いという苦情もあるわけです。また保証人の話が出ましたけれども、一人で十分能力がありながら複数の保証人を要求されたりする...全文を見る
○春田委員 要するに、トータルで達成したらいいというふうに考えるのではなくして、やはり一つ一つの特殊法人がその目標に向かっていってこそ初めて全体がそういう形で達成するわけですから。まして従来の三公社の法人から政令の指定で七十四法人になったわけですからね。そういうふうに拡大するわけ...全文を見る
○春田委員 この拘束預金につきましては、改善されつつあるといっても依然としてやはり残っているわけですね。これは公取の方から資料をいただいたわけでございますけれども、五十五年五月末のデータからでも企業の約四七・九%は何らかの拘束預金がありという形で答えているわけでございますし、半分...全文を見る
○春田委員 どうしても報道というのは活字で大きくばんと出るわけですね。そうしたら、特に中小零細企業の方たちなんてそういう考えがないものですから、どうなんだ、早いんじゃないかというような感じを持つ方もやはりあるわけですね。そうした面で先ほど長官の細かい御答弁もございましたので、私な...全文を見る
06月03日第94回国会 衆議院 決算委員会 第14号
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○春田委員 私は、建設省の決算に当たりまして、きょうは三点にわたりまして御質問申し上げたいと思います。  第一点は行政改革の問題でございます。第二点は住宅金融公庫の問題、第三点は公共下水道の問題でございます。  まず第一点の行政改革の問題でございますが、総理の諮問機関でござい...全文を見る
○春田委員 そこで、行政改革の目玉は、補助金の削減、カットでございます。その補助金カットにつきましては、目安として一〇%カット等の案が出たこともございます。この案は公式発言ではないとしても、いずれにいたしましても補助金カットは避けて通れない問題でございますが、補助金カットについて...全文を見る
○春田委員 最近、農水省に続きまして建設省も補助金削減につきましては反論とか非常に消極的だとか、そういう総論賛成だけれども各論反対ということでちらちら新聞で報道されているわけでございます。当然、私たちも、一律カットという問題については種々問題もあると思います。しかし、行政改革の最...全文を見る
○春田委員 特に最近、建設省は、第二臨調の方に建設省としての意見といいますか、何かそういう参考みたいな意見を具申されたと聞いておりますけれども、その内容につきまして御説明いただきたいと思うのです。
○春田委員 確かに、公共事業の影響度といいますか、効果は、ただいま御説明のあったとおりでございます。しかし、公共事業という大義名分の中で、公共事業だから補助金のカットはできない、いわゆる合理化ができないとなれば、私は問題があると思うのです。やはり公共事業の中身を見直して検討して、...全文を見る
○春田委員 建設省からの資料が私の手元にありますけれども、ちょっといまの説明と額が違うんですね。補助金等といっても、いろいろな補給金や交付金や負担金がございますが、純然たる補助金の額は、私の手元では五十四年度が三兆一千二百八十二億円、それが五十五年度は三兆一千六百九十六億円となっ...全文を見る
○春田委員 そこで、建設省としては、いま行革の最大の柱であります補助金カットにつきまして、これだけの額があるわけです、三兆円以上の補助金事業があるわけでございますが、この補助金の、一〇%でなくしても何%かカットしなければならない、補助金カットは避けられないということで独自で検討し...全文を見る
○春田委員 まあ第二臨調の中間答申を待つまでもなく、過去いろいろ検査院から、いわゆる国損までいかなくても、不適正な補助金であるとか、むだな補助金でありますとか、そういうものが指摘されているわけでありますけれども、そういう面の検討はされているのですか。
○春田委員 それでは検査院の方にお伺いしますけれども、検査院で過去建設省の検査をなさっているわけでございますけれども、特に五十二年度から五十四年度の三カ年にかけて、建設省の補助事業の中で不当金額というものが掲記されております。まず、この不当金額の件数と金額につきまして御説明いただ...全文を見る
○春田委員 さらに、不当事項以外に、処置要求事項とか改善処置済み事項というもので、やはり不適正な補助金事業であるという形で指摘されておりますけれども、これもあわせて、合計で結構でございますから御説明いただきたいと思います。
○春田委員 ただいま検査院の方から報告いただいたわけでございますけれども、先ほどの不当事項といま説明のありました処置要求ないし改善処置済み事項の金額、全額むだとは言いませんけれども、むだを含めた不適正ないわゆる補助金といいますか、これを合算いたしますと、五十二年度では一億六千八百...全文を見る
○春田委員 だから、私は、こうしたむだを含めた不適正な補助金を見直していくのが今回の行政改革じゃないかと思うのですよ。当初から、要するに公共事業というものは地方団体に与える影響が大きいし、景気に与える影響が大きいからなかなかカットができないようなお話でございましたけれども、私はい...全文を見る
○春田委員 私は、何も公共事業を否定するものではないのですよ、大臣、公共事業公共事業という言葉で論議したら、公共事業の影響度というか波及というか、私はそれは当然理解しているわけです。これは必要なのです。ただ、公共事業の中でも、そういう公共事業という大義名分の中でもっとその中身を検...全文を見る
○春田委員 いままでもそうした通達を出しながら一向に効果が上がらなかったわけでございますので、今後の建設省の内部監査を十分やっていただきたい。とともに、やはり検査院も二十七年ぶりに思い出したみたいにやるのではなくして、過去に何回か指摘したと言っておりますけれども、やはりこうした常...全文を見る
○春田委員 会計検査院としては毎年検査報告を出しまして、各省にいろいろそうした不当事項や処置改善事項等を示して、それで各省がそれに対応しているわけでございますけれども、私は、検査報告を出すだけではなくして、今回の第二臨調というのは絶好の機会だと思うのです。そういう面から検査院とし...全文を見る
○春田委員 臨調の事務局の方に申し上げますけれども、検査院としてはそういうふうに積極的に協力するということでございますから、ただ検査報告の本をもらってそれでよしとせず、どんどん会計検査院の方に来てもらって各省のむだなところをどんどん吸い上げて反映していく、これが一番最短な道じゃな...全文を見る
○春田委員 一般住宅の申し込み状況が十万二千三百八十七戸という御説明がありましたけれども、これをさらに分析して一般住宅と建て売り住宅に分けて、予定数がどれだけで申し込み数がどれだけ、こういう形で再度御答弁いただきたいと思います。
○春田委員 この一般住宅とマンションの二部門で申し込み予定数に対しまして応募が不足したわけでございますけれども、公庫としてはこれをどう分析しておるのですか。
○春田委員 第一回の申し込みで五十六年度の住宅建設を予想することはむずかしいわけでございますが、いずれにいたしましても一般住宅の場合は十万戸で九万五千五百七十戸。予定数に対しまして申し込みが足らなかったわけですね。マンションの場合も予定数が八千戸で、申し込み数が七千九百九十二戸で...全文を見る
○春田委員 建て売り住宅の場合、この敷地面積というのは大体どれくらいなんですか。
○春田委員 百平米ということは坪にして三十坪でございますが、東京特別地区、いわゆる二十三区プラス若干、横浜が入るようでございますが、この二十三区で、三十坪の土地つきで、大体二階建てになると思うのですが、二千九百万でできるかどうかという問題。私は大阪に住んでいるわけでございますが、...全文を見る
○春田委員 いまの公庫の理事の後段の方は、政策金融であるから余り高うしてもいけないような話に私は聞こえたわけでございますけれども、これは当然建設省の指導によってこういう形が出ているわけでございます。そうしたら本省の建設省にお尋ねをしたいと思うのですが、大臣は静岡だと思うのですけれ...全文を見る
○春田委員 大臣、どうですか。
○春田委員 先ほどの政府委員の説明では、東京のど真ん中、大阪のど真ん中が無理じゃないかということで、高層住宅でもお願いしたいというように聞えるわけですね。ところが、先ほども言ったように、第一回の申し込みではマンションは八千戸なんですよ、一戸建てが十万戸なんですね。十人に一人しか高...全文を見る
○春田委員 補助対象率も広げて、さらに補助率も十分の六を変えていただきたいと思います。要望しておきます。  終わります。
07月21日第94回国会 衆議院 決算委員会 第15号
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○春田委員 第二臨調の第一次答申が出たわけでございますけれども、この第一次答申に対してまず大臣の御感触をお伺いしたいと思います。
○春田委員 午前中の答弁では、臨調答申を尊重するということで大臣はおっしゃいました。いまの私の質問に対しましては、尊重するということはそのまま実行するという意味ではないのだ、要するに文部省としては守るべきものは守って、いろいろな歴史があるのだから、その国民的立場に立って守っていく...全文を見る
○春田委員 もう少し具体的に御質問をしていきたいと思うわけでございますが、まず第一点の義務教育のいわゆる教科書無償制度でございます。答申では「廃止等を含め検討する。」となっているわけでございます。昭和三十八年からこの教科書無償制度が実施されまして昭和四十四年で完全実施された、こう...全文を見る
○春田委員 その大臣の初志というのは、廃止も含め当然所得制限等も含まない、こう理解していいですか。
○春田委員 それから第二の四十人学級の件でございますが、これはやはりゆとりある充実した教育を取り戻すためにも当然必要でありますし、また校内暴力の一つの原因とも言われております落ちこぼれ者をなくするためにも当然当初計画を引き続き鋭意進めるべきでございますけれども、この答申では当面財...全文を見る
○春田委員 文部省が出された資料の中では、先ほど局長がおっしゃったように、五十七年、五十八年、五十九年の三カ年を見ますれば、五十八年、五十九年は自然増はございませんが、五十七年で九千百二十客の自然増があるわけですね。したがって自然増に伴う四十人学級以外の教員の増員が当然必要になっ...全文を見る
○春田委員 一つの検討課題でございますけれども、大体八月三十一日までが概算要求の期日になるわけでございます。文部省としては現時点ではどう考えているのですか。全くふやさないと考えているのか、それともある程度の人員の増が必要であると考えているのか、この点もうちょっと明らかにしてくださ...全文を見る
○春田委員 ということは、配置率を変えないということは要するに教員を増員する以外にない、こう理解していいと思うわけでございます。  さらに、三点目の私立の学校への助成の問題でございますが、これは「総額を前年度と同額以下に抑制する。」、こうなっておりますけれども、これは答申どおり...全文を見る
○春田委員 五十六年度の私立大学の補助金が二千八百三十五億になっております。これをそのまま臨調答申どおりこれ以下に抑えようとすれば、当然学生に対する、また父兄に対する負担が過重になってくると思うのですが、こういう点もやはり配慮する必要があると私は思うのです。  さらに、私立は大...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、八月いっぱいで概算要求を出しまして、年末に向かってこれから大蔵省と綱引きがされるわけでございますけれども、きょう大蔵省の方がお見えになっておりますので、大蔵省の御見解を聞きたいわけでございます。  ただいま三点に限っての大蔵省の考え方といいま...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、今回の臨調答申は、先ほどから言っているように、社会的、経済的に弱い方たちに重い負担がかかっているような感じがするわけでございます。特に教育、福祉が具体的なそういう答申が出ておりますけれども、たとえば大企業とかまた圧力団体に対しては抽象的な表現で...全文を見る
○春田委員 さらには、この認定の事務作業でございます。これは文部省で出しておりますこういう書類がございます。「全国市町村教育委員会財務事務担当者研修会実施要項」というのが毎年出ておりますけれども、この中では、「認定の事務作業は三月末日をもって終了とする。新しく小学校へ入学する者に...全文を見る
○春田委員 転入学やまた災害のみにとらわれないで、有資格者の申請漏れがあった場合、常時受け付けていただきたい、こう私は要望しておきます。  さらに、行政改革との絡みの中で、補助金の整理合理化がうたわれておりますけれども、私は教育の機会均等の視点からも、この制度については拡充こそ...全文を見る
○春田委員 臨調答申の補助金のいわゆる整理合理化が出ておりますけれども、これは生活保護費を除くということになっておりますので、この就学援助金制度も生活保護に準じた制度でございますから、そうしたいわゆる拡大をしていっていただきたい、このように要望しておきます。  それから時間がな...全文を見る
○春田委員 時間がないので結論を先に言ったわけでございますけれども、いずれにいたしましても、校内暴力という問題はただ単なる学校と先生だけの問題ではない、生徒と先生だけの問題ではない、これはわかります。当然地域、家庭そしていろいろな行政との絡みの中で解決していく問題でございます。し...全文を見る
○春田委員 終わります。
08月04日第94回国会 衆議院 決算委員会 第16号
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○春田委員 私は、第二臨調の第一次答申について御質問してまいりたいと思います。午前中の同僚議員の質問と若干ふくそうする面があると思いますけれども、その点はどうか御了解いただきたいと思います。まず最初に、大臣の今回の第一次答申に対する御所見をお伺いしたいと思います。
○春田委員 私も大臣の御意見と非常に同じ考え方を持っておるわけでございまして、今回の第一次答申につきましては、非常に声の小さいといいますか、抵抗の少ない教育や福祉方面に相当切り込んだ答申になっておりますし、また地方公共団体に相当なしわ寄せがいきそうな答申になっております。そういう...全文を見る
○春田委員 ただいま厚生省の方から御答弁いただいたわけでございますけれども、第一次答申を尊重していくという御答弁があったわけでございます。尊重するということは実行したいという面にウエートが置かれているのではないかと私は思いますけれども、大臣は先ほど、尊重するけれども調整していかな...全文を見る
○春田委員 自治省の御見解はわかったわけでございますけれども、しかし厚生省としては何か事務的な作業を進められているように聞いているわけでございます。  伝えられるところによりますと、国民健康保険の場合、国庫負担の五%ですか、金額にして二千二百億円程度の額を地方に負担させようとい...全文を見る
○春田委員 厚生省から数字のお答えはなかったわけでございますけれども、これに近い検討はなされていると思うのですが、自治省としては、こうした地方財政が非常に厳しい中でそれにまた地方公共団体の負担になるわけでございまして、決して受けられないことだと思いますけれども、この点どうですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、国民健康保険というのは、国のいわゆる政策の一環として地方自治体が委任を受けてやっているわけであって、これは当然国が責任を持つべきであると私は思っておるわけでございますし、また児童扶養手当にしても、特別児童扶養手当にしましても、類似制度があるわけ...全文を見る
○春田委員 地方制度調査会なるものがあるわけでございますが、この中でも、干渉するのはおかしい、あくまでも地方自治体の自主性を尊重すべきというそういう内容も出ているわけでございますので、当然そういう方向で進めていただきたい、このように思っておるわけでございます。  それから第三番...全文を見る
○春田委員 両省の言い分はそうでございますけれども、大蔵省が最近出しました「地域立法等による補助率カサ上げ等の見直しについて」という厳しい文書があるわけですね。たとえば終期到来のもの、これは「財政再建期間中に終期が到来するもの」で、国土庁所管では、先ほど話があったように琵琶湖総合...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので先に進みたいと思いますが、事業官庁ではございませんけれども、いわゆる地域特例に非常に関係の深い自治省としてはどういう御見解なのか、簡単にお答えいただきたいと思います。
○春田委員 それぞれの特例措置には目的といいますか背景があるわけでございますから、そういう点を十分配慮しながら慎重に対処すべきである、このように思っておるわけでございます。  それでは、国土庁の方と沖繩開発庁の方は結構でございます。  さらに、地方公務員の定員と給与の適正化と...全文を見る
○春田委員 審議の際に、昭和四十二年から五十五年までですかへ地方公務員が八十万人ふえた、国家公務員は全然ふえてないのにふえ過ぎじゃないかという論議もあったみたいでございますが、そのうち、学校の先生であるとか、消防職員であるとか、また福祉関係の保母さんであるとか警察官という国に関係...全文を見る
○春田委員 給与、退職金の問題は、確かに一部の地方団体が住民から給与水準が高いということで厳しい批判を受けておるところもあるわけでございまして、こういう点はやはり手直しをしていかなければならないと思いますけれども、それをもって全部がこれに当たるということはないと私は思うのですね。...全文を見る
○春田委員 この臨調答申は、議会に公表するのじゃなくして——確かに議会は住民の代表ですよ——一部の地方公共団体がやっているように、広報に職員の平均年齢から平均給与全部を出して住民一人一人に知らせる、こういう意図が含まれているように私は思うのですが、すでに一部の自給体がそういう形で...全文を見る
○春田委員 そのほか、交付税率の三二%の問題が、答申では出ておりませんけれども、議論の中で、財界の方から交付税率三二%を引き下げろという声もかなり上がったように聞いておりますが、この点については大臣はどう思いますか。
○春田委員 引き上げることはあっても絶対引き下げてはならないと私は思うわけでございます。  いずれにいたしましても、今回の第一次答申は国民が期待したわりには余り評価されていないわけでございまして、どうか自治省関係におかれましてもその関係の諸問題につきましては、何回も言いますけれ...全文を見る
○春田委員 最後に大臣にお伺いしたいわけでございますけれども、地方の時代と言われて久しいわけでございますが、地方自治体は依然として国の交付金や補助金行政といいますか、ひもつき行政で行っているわけでございまして、自主性に非常に乏しいわけです。その意味で、この事業所税のいわゆる課税団...全文を見る
09月08日第94回国会 衆議院 決算委員会 第17号
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○春田委員 私は、きょうは石油問題とそれから中小企業の対策の問題にしぼって質問していきたいと思いますが、まず最初に、若干午前中の質問ともダブると思いますが、IJPCの問題につきまして確認していきたいと思うわけでございます。  午前、午後の大臣のあの答弁からいたしまして、現在この...全文を見る
○春田委員 その打診した結果はどうなんですか。確たるいわゆる返事等はないわけですか。
○春田委員 報道では石油相がどうもかわったみたいでございまして、やはり積極的にこちらから働きかけていかなかったら、いつまでも膠着状態が続くのじゃないかと思うのですね。そういう点で、向こうから来るのを待つのも結構でございますけれども、こちらから出かけていくのもいいのじゃないかと思う...全文を見る
○春田委員 民間の私企業であります三井グループはどうも撤退の意向をほのめかしているわけですね。そういう点でこの事業というものはナショナルプロジェクトとして格上げされておるわけですから、政府としてもやはり無関心であってはならないと思うのです。やはり積極的にやっていくべきだ、こう思っ...全文を見る
○春田委員 ということは、年内にはある程度見通しが立つ、こう理解していいですか。
○春田委員 時間がございませんので、次に進みます。  次は石油問題でございますけれども、八月にOPECのジュネーブ石油相会議があったわけですね。さらに十二月にはアブダビの総会が予定されておりますけれども、この総会を通しまして、課題となっておりますOPECの石油価格、また統一価格...全文を見る
○春田委員 OPECの政府公式販売価格ですね、穏健、中間、強硬派ということで価格体系が違うわけでございますけれども、これは現在どうなっていますか。
○春田委員 部長の先ほどの答弁でも、十二月の定例総会前に臨時の会議が開かれるような御答弁がございましたけれども、そういうニュースはお聞きになっているのですか。
○春田委員 こうしたOPECの統一価格が不可能だったことによってわが国の石油業界も非常に苦しい状況に追い込まれているというのが現況じゃないかと思うのですね。特に非アラムコ系の高い原油を購入している石油業界にとりましては、ますますアンバランスになりまして経営不振になっている、こうい...全文を見る
○春田委員 標準額の設定につきましては条件があるということで、四点お挙げになりましたね。一つは、業界の減産指導がどこまでいっているか、二点が、要するに円の動向、この問題がある、三点目が、春と八月上げました石油価格がどこまで浸透していくか、OPECの問題が四点、こういうことでござい...全文を見る
○春田委員 九月十六日、審議会が大体一応の報告を出すわけでございますけれども、この答申につきましては通産省としてはどう扱うのですか。
○春田委員 もし審議会がこれは標準額設定を発動すべきだとなれば、これは最終的なしわ寄せが消費者になってくるわけですね。昨年の九月の石油業界の決算期はかなりの黒字を出しているわけです。したがって、私たちもこれは、かなり円高差益というものがあったものですから、還元しろということでずい...全文を見る
○春田委員 次に、石油問題の第三点といたしまして、業界再編の問題をお尋ねしてまいりたいと思います。  この業界再編というものは古くて新しい論議でございまして、再び火がついてきているような感じがするわけでございます。この業界再編につきまして通産省の基本的なお考えをお尋ねしたいと思...全文を見る
○春田委員 八月の石油審議会の小委員会でも、元売り企業が相当多いということで中間報告が出ておりますけれども、元売り会社というのは専業だけ見れば五社ですね。それから精製と元売り兼業で十三社でございます。これに比べて精製専業は二十二社ありまして、これに元売り兼業も含めますと三十九社あ...全文を見る
○春田委員 元売り会社の過当競争の一番端的なあらわれがいわゆるガソリンスタンドですよ。正確な数字かわかりませんけれども、昭和四十五年で約三万七千四百カ所あったと聞いております。昭和五十年が四万六千二百カ所へ昭和五十五年には五万四千百カ所ということで、増加の一途をたどっておるわけで...全文を見る
○春田委員 最後に大臣にお尋ねしたいと思うのですが、政府としては昭和四十年、民族系の擁立ということで共石をつくりましたね。御存じのとおり、民族糸というのは非常に高い原油ということで、いま大変な状況になっているわけでございますけれども、こうした中で、先ほどから論議しているような業界...全文を見る
○春田委員 一般の声としては、通産省は石油業界に甘いのじゃないかという声も出ているわけでございますから、いま大臣おっしゃったように、自助努力ですね。やはり業界自身が、困ったときになるとすぐ政府に泣きついてくる、円高でもうけているときはしこたまいろいろもうける、そういう体質というも...全文を見る
○春田委員 この三千万キロリットル構想というのは、昭和六十三年ということで間違いございませんか。
○春田委員 その達成に自信ございますか。
○春田委員 通産省が六月発表いたしました石油供給計画案では、国家備蓄が昭和五十六年で二百五十万、五十七年が二百五十万、五十八年も二百五十万、五十九年、六十年が五百万となっております。この数字は間違いございませんか。
○春田委員 現在の国家備蓄はすべてタンカー備蓄であるという話がございました。この十二日分というのは量にしてどれくらいなんですか。それで五十六年度には最終このタンカー備蓄は何千万キロリットルになるのか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 国家備蓄は石油公団が委託されてやっておるわけでございますけれども、きょうは公団の理事の方がお見えになっておりますね、このタンカー備蓄が一千万キロリットル、それ以上はふやさない、これが限度である、こういうことでいいのですか。
○春田委員 現時点で七百八十万トン、それからさらにタンカー備蓄を追加して今年じゅう一千万キロリットル、そういうことですね。そこで、各二百五十万トンの石油国家備蓄をすでにやっております。恒久施設のむつ小川原、苫東、それからもう一カ所、福岡県の白島ですか、これが恒久施設としてあるわけ...全文を見る
○春田委員 現在あいているのですか。
○春田委員 先ほど言ったように、五十七年、五十八年が二百五十万、五十九年が五百万でしょう。これはタンカー備蓄がなかったら、民間の余ったタンクに入れるといってもそうないわけでしょう、満杯だという話があったわけですから。この石油供給計画ではこういう形で三千万に持っていく、こういうこと...全文を見る
○春田委員 若干の積み増しはできるとしても、その二百五十万とかいう量を民間の余ったタンクに備蓄することはちょっと不可能じゃないのですか。その具体的な、いわゆる正確な数字はつかんでいるのですか。
○春田委員 ある程度はできたとしても、二百五十万は不可能ですよね。
○春田委員 私もいろいろな調査からいったら不可能じゃないかと思うのです。先ほど部長、民間の百八日分は維持しながらという話がございましたから減るということはないわけでございますので、民間の余ったタンクに、二百五十万トン、五十八年も二百五十万トン、合計五百万トンですね、五十八年の後半...全文を見る
○春田委員 努力としても、数字的に追っていけば不可能に近いのですよ。  ところで、時間がございませんので次へ行きますけれども、タンカー備蓄でございますが、公団の方お見えになっておりますけれども、大体いつごろまでやるおつもりなんですか。要するに恒久施設ができるまでの一時的な備蓄と...全文を見る
○春田委員 通産省が考えておる三千万キロリットルというのは、タンカー備蓄も含めての三千万なんですね。むつ小川原、苫東、白島が完成したとしても、一千七百四十万トンなんですよ。だから、毎年積み増しやっているのですからね。したがって、三千万の体制に持っていこうと思ったら、タンカー備蓄一...全文を見る
○春田委員 私の計算ではそれくらいになるわけですね。  そこで最後に大臣、国家備蓄の必要性は私どもわかるのです。大臣も、いま石油がだぶついているから、いまこそ国家備蓄をしていかなければならないという午前中の答弁もあったわけでございますけれども、このタンカー備蓄とは一隻当たり月大...全文を見る
○春田委員 それから、環境庁が反対しております鹿児島の志布志湾備蓄、公団としてはこの計画を立てたみたいでございますが、環境庁としては、いわゆる半地下方式だったらいいけれども、地上方式は反対である、こういうことで鯨岡長官も記者会見をしているわけです。これに対して通産省としてはどう考...全文を見る
○春田委員 中小企業問題について質問する予定でございましたけれども、時間が切迫しましたので一、二点ちょっとお聞きしておきます。  いまの景気の動向というのは底上げをしたということで経企庁は発表しているわけでございますが、まだまだら現象といいますか、構造的不況業種、また中小企業等...全文を見る
○春田委員 中小企業は設備投資というものがやっと上向いてきたような状況なんですね。ところが最近大蔵省が、国債の消化が非常に悪いということで国債の金利を上げるということで、その余波によって当然市中銀行の金利も上がってくるわけでございます。となれば、やっと上向いた中小企業の設備投資の...全文を見る
○春田委員 最後に大臣、九月の総合景気対策は経企庁からは確たる答弁はなかったわけでございますけれども、総合景気対策は必要と考えるかどうか、また個別的なそういう対策でいいと思うかどうか。大臣の御見解を開いて、終わりたいと思います。
○春田委員 終わります。
10月16日第95回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○春田委員 きょうは何点か質問したいわけでございますけれども、最初に中東問題を大臣にお尋ねしたいと思います。これは午前中、そしていまの質問と若干重複する点があるかもしれませんけれども、その点はどうか御了解いただきたいと思うわけでございます。  今回のサダト大統領の暗殺事件で、わ...全文を見る
○春田委員 エジプトにおきましては、この十四日にムバラク副大統領が国民投票で大統領に推薦されたわけでございます。この大統領はサダト路線を継承していくということをおっしゃっておりますけれども、わが国としてはこれにどう対応していくのか、どう見ているのか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 先日、PLOを代表するアラファト議長が訪日されたわけでございますけれども、政府としてはこのPLO議長の訪日を高く評価されているわけでございます。昨日も外務委員会があったわけでございますが、この外務委員会で外務大臣は、PLO機関を唯一のいわゆる正統な機関である、唯一正統...全文を見る
○春田委員 ところで、当初はサダト大統領も来月訪日の予定だったと聞くわけですね。こうしたPLOの議長とサダト大統領を呼ぶことによって、複雑な中東情勢の均衡というかバランスを保とうという外務省の御見解だったみたいでございますが、あのような急死によりましてサダト大統領が来られない。こ...全文を見る
○春田委員 そこで、いずれにいたしましても、外務大臣が中東に行かれまして、相当変わってくるだろうということで、一国の首相である総理もやはり中東を訪問する必要があるとお考えになりまして進言されたそうでございますけれども、この辺の総理の中東訪問の時期といいますか見通しといいますか、そ...全文を見る
○春田委員 中東訪問が外相としては最優先であろう、こういうことですね。  そこで、先ほどから話題になっております中東和平の交渉でございますけれども、大臣はいわゆる関係紛争国の調停とか、アメリカには当然要求すべきものは言っていく、こういうようなお話をなさっているわけでございますが...全文を見る
○春田委員 経済協力には、いわゆる技術協力とか民間ベースの協力とか、また政府開発援助による協力とかあるわけでございますが、政府開発援助を見た場合、五十五年度ベースでエジプトに対しましては一億二千二百万ドルが借款されていると思うのです。この額は五十四年度よりも約一千万ドル減っている...全文を見る
○春田委員 その検討しているというのは、要するに増額の方向で検討しているのかどうか、その点ちょっともう一遍確認したいと思います。
○春田委員 これは大臣の方にお尋ねしますけれども、経済援助という問題はいままでのベースからいきますと、アジア地域は約七割、その他中東地域を含めて三割。     〔東家委員長代理退席、委員長着席〕 中東地域は二国間ベースだけ見れば一〇・四%の実績が上がっているわけですね。そうい...全文を見る
○春田委員 私は、対エジプトの政府借款も必要でございますけれども、中東全般としてこれはやはり考えていく必要があるのじゃなかろうか、こういう提言でございますので、どうか前向きな検討をよろしくお願いしたい、こう思っておるわけでございます。  そこで、先ほど若干聞くのを忘れたわけでご...全文を見る
○春田委員 この八項目の中でイスラエルの生存権が出されているわけでございますけれども、この項目につきまして、せんだってのPLOの議長との会談の中で、大臣から、こうした八項目のいわゆるイスラエルの生存権に対してPLOはどう思っているのかとお尋ねになったのですか。そしてお尋ねになった...全文を見る
○春田委員 まあはっきりした答えは返ってこなかったけれども、別段反対の意思もなかった、こういうことですか。
○春田委員 そこで、もう一点だけお尋ねしますけれども、今後わが国に対する影響という点で石油問題が上がってきているわけでございます。というのは、サダト大統領が亡くなったということで予想される一つの懸念として、反サダト路線というのが結束されるのじゃないか、サウジ内で起こるのじゃないか...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、石油の問題につきましては九九・八%が輸入しておりますし、その九九・八%のうちの約七割を中東地域に依存しているわけでございますので、この問題につきましては通産省の所管でございますけれども、どうか外務省におきましてもそうしたことを踏まえながらの対応...全文を見る
○春田委員 それでは時間の関係で、次に南北サミットの問題につきましてお尋ねしていきたいと思います。  今月の二十二、二十三日ですか、メキシコで南北サミットが開かれるわけでございますけれども、この南北サミットの大きなかぎというのが国連包括交渉の問題でございます。この問題につきまし...全文を見る
○春田委員 アメリカの言い分は、相当石油が上がってくるのじゃないかという見方と、世銀とかアジア銀行、そうした既存の国際機関を利用してやっていけばいいのであるという言い方もしておるわけでございます。そういう点でアメリカは非常に強硬に反対しているので、南側としては日本にその説得役をや...全文を見る
○春田委員 それからもう一点、経済援助の問題が話題になるわけでございます。政府系開発援助、ODAでございますけれども、これは今後五年間、要するに昭和五十六年から六十一年までですか、前五年間の実績の倍増の中期目標が課されておるわけでございます。ところが、政府開発援助の量的な面では、...全文を見る
○春田委員 五年後のGNPの動きがどのようになるかわかりませんから正確にはじくことはできないとしても、いわゆるDAC十七カ国の平均の水準を上回るように、こういうことだったら、自由圏ではGNP第二位の日本としては、いささかさびしい感じがするわけです。総理の諮問機関でございます対外経...全文を見る
○春田委員 それから、この原資の問題ですが、一般会計と財投が出てますね。そういうことで、借款の条件は三%前後の非常に低率になっていますね。したがって、これからいわゆる量的な面でふえてくれば、当然一般会計の持ち出しが必要になってきます、財投との金利差がありますから。そういう点では、...全文を見る
○春田委員 具体的な数字が出ないわけでございますけれども、時間がございませんので、最後に大臣、このように量的な面では十七カ国中十一番目、質的な面では下位の方に近いわけですね。そうした面で、やはり日本が世界に貢献できるのは経済援助以外にないわけです。いわゆる軍事協力ができないわけで...全文を見る
○春田委員 続いて、対韓援助の問題につきましてお尋ねしてまいりたいと思います。  日韓経済協力の問題というのは、継続というよりも、現在は中断状態になっているわけですね。午前中の質問でもまだ見通しが立ってないという話でございましたけれども、これは首脳会談は別としましても、事務レベ...全文を見る
○春田委員 だから、その話し合いの糸口というのは、めどというのは全く立ってないのですか。
○春田委員 相手側の韓国は、もうボールは日本側に投げ返したのだからそれを待っているのだ、こう言っているわけでございます。ところが、わが国としては、向こう側から確たるプロジェクトというかそういうものを示さない限り応じられない、こういうような態度だと思うのですけれども、せんだってある...全文を見る
○春田委員 一説によりますと、六十億ドルというのは、毎年毎年政府借款が行われておるわけでございますけれども、昨年の実績で百九十億、一昨年が百九十億出ておりますけれども、このいわゆる毎年行われる政府借款と違った、別次元の六十億ドルのいわゆる要求であるということも聞くわけでございます...全文を見る
○春田委員 そこで、相手側からいわゆる確実なといいますか、まともな、そうした正確なプロジェクトが出ない限り日本側としては応じられない、こういうことではないかと私は思うわけでございますけれども、例年からいきますと、昨年、一昨年の実績からいきますと、交換公文、協定書といいますか、これ...全文を見る
○春田委員 これはちょっと事務的な問題ですけれども、従来、たとえば政府で交換公文が交わされまして、そして一つの事業計画ごとにどれくらいのお金が要るかということで算出されます。そこで、政府借款は基金の方から出ていくと思うのですけれども、この支払い方法でございます。これはいわゆる契約...全文を見る
○春田委員 最後に、韓国側の借款の問題につきましては非常に大きな関心が持たれているわけでございますので、慎重に配慮せねばならないと私は思うわけでございます。韓国では、五十七年から第五次の経済社会発展五カ年計画と並行して第二次防衛力強化五カ年計画がなされているわけでございますので、...全文を見る
○春田委員 終わります。