春田重昭

はるたしげあき



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開催日 会議名 発言
02月25日第96回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○春田委員 質問の前に各大臣にお願いするわけでございますけれども、質問事項が多岐にわたっておりますので、御答弁はひとつ簡潔に、明瞭にお願いしたい、こう思っております。  最初に、石油の問題について御質問申し上げますが、最近の円相場の乱高下といいますか、揺れは非常に大きいわけでご...全文を見る
○春田委員 現在、通産省としては各会社ごとにシーリングの枠を定めておるわけでありますけれども、石油のだぶつきといいますか、また、お互いの乱売という形でシーリング枠いっぱいいっていないので、それまで上げたいという意向があるみたいでございますけれども、こうしたいわゆる円安傾向が長く続...全文を見る
○春田委員 したがって、私が聞いているのは、いわゆる円安傾向が続いたならばどうなるか、こういうことなんです。
○春田委員 ということは、供給面でもかなりだぶついている、また、原油価格も昨年、一年前に比べましたら大体一バレル二ドルないし二・五ドル下がっている、こういう現状でございますから上がる状況ではない、したがって、当面心配ない、こういうことですね。もう一回確認しておきます。
○春田委員 シーリングの枠内ではある程度やむを得ない、こういうことですね。  いずれにいたしましても、石油製品の値上げというものは物価に与える影響が非常に大きいわけでございますので、先ほど来言っておるように、石油が非常にだぶついている、原油が下がってきている段階でございますから...全文を見る
○春田委員 石油というものは円相場の動向に大きく左右されるわけでございまして、一年で、年間五百数十億円が高くなったり安くなったり、これは輸入代金でございますけれども、そうなると言われているわけでございます。しかし、石油業界は、円高差益のときは国民への還元を拒否し、いわゆる円安差損...全文を見る
○春田委員 準備金制度以外にも円建ての予約とか、いろいろな方法があるわけでございますから、そういった意味でも考えていただきたい、こう思っております。  なお、石油業界での再編合理化の問題がございますけれども、これは石審の答申では、いわゆる元売りが非常に多い、そういった意味ではグ...全文を見る
○春田委員 政策的な支援ということで、新年度におきましては、かつて行ったような低利な融資が、こういう合理化されたところには、また再編されたところには融資がされるみたいでございますけれども、いずれにいたしましても、私は、そうしたいわゆる再編といいますか、そういう時期にちょうどかかっ...全文を見る
○春田委員 公共事業の前倒しですけれども、これは予算的にも公共事業は三年間横ばいになっておるわけでございます。したがって、前半に七〇%ないし八〇%前倒した場合、下半期には相当不足になってくるわけでございます。そこで、景気刺激策としていわゆる後半も必要であるとなれば、いわゆる公共事...全文を見る
○春田委員 政府は五十七年度の実質経済成長を五・二%と目標を定めているわけでございますけれども、民間の各機関はほとんど三%台を大体予測しているわけです。そういう点で、五・二%達成が本当に可能かどうか、この点を長官に確認したい。  それとともに、五・二%のうち、内需で四・一%押し...全文を見る
○春田委員 内需四・一%の寄与度の内訳を見ますと、個人消費が二・一、住宅が〇・六、企業設備が一・三、それから在庫が〇・一、合計で四・一になるわけでございます。  個人消費につきまして若干お伺いしますけれども、個人消費は昨年の試算では五十六年で一・八%の伸び、五十七年度では三・九...全文を見る
○春田委員 ベースアップにつきましては論評しないということでございますが、経企庁が出しています「昭和五十七年度の経済見通し」がございます。これは雇用者所得が五十六年度では七・八%の伸び、五十七年度で八・六%の伸びとなっております。〇・八伸びているわけです。そこで、八・六伸ばすため...全文を見る
○春田委員 次に、可処分所得のプラスの要因として減税があるわけでございますけれども、先ほども大臣答弁ありましたように、五十八年以降条件整備をする、こういう話でございますけれども、いわゆる条件整備ができたら減税をする、こういうことですね。これは大蔵大臣、河本長官の御意見と全く同じで...全文を見る
○春田委員 大蔵大臣にお伺いしますけれども、今日までの大臣の国会答弁は、減税は不可能説が非常に強いわけでございます。非常に強いというか、そのとおりですね。今日の景気回復は財政面からのいわゆるてこ入れ以外にもうない、このような声が圧倒的でございます。そうした面で、私たちが主張してい...全文を見る
○春田委員 昨年のベースアップが七・七%でございますけれども、ある機関の統計では、そのうちの六二%が税金と社会保険料に消えている、こういうことです。したがって、残りの三八%があるわけでございますけれども、これも公共料金や物価値上げでマイナス、それが今年度の可処分所得のマイナスがず...全文を見る
○春田委員 ところで、十一月に可処分所得がプラスになったわけでございますけれども、これは〇・三%でございます。この原因を調べてみますと、妻の収入が対前年度同月比で一〇・九%ふえているわけですね。つまり、パートの主婦がふえている、そのことを示しているわけでございます。ところが、この...全文を見る
○春田委員 私たち中道間では、今回の一兆円減税につきまして、この給与所得控除を五万円積み上げ、基礎控除を三万円積み上げて、現行七十九万を当面八十七万にしていくという案を出しているわけでございますので、政府としてもこれを鋭意検討していただきたい、こう思います。  次に、先ほど内需...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、内需四・一、外需一・一ということは、内需には力を入れるけれども外需には余り力を入れないでいいような感じを受ける向きがあるわけですね。そういう点では、内需を拡大するとともに、外需だって当然、一・一どころか、さらに広げていかなくてはいけないという意...全文を見る
○春田委員 貿易収支のバランスのためには、輸入の自由化が必要になってくるわけでございます。現在、江崎さんが行かれているわけでございますけれども、その席上でも、米国から強い要求が出ております牛肉、オレンジの輸入枠の拡大の問題が出ているわけでございます。この輸入拡大、自由化の問題につ...全文を見る
○春田委員 そうした背景を踏まえながら、江崎さんがアメリカへ行っていま交渉されていると思いますけれども、しかし、それを知りながらあえてこうした牛肉やオレンジの自由化、二十二品目の自由化、こういうことが出てきていると思うのですね。そういう点で、従来から農水省は絶対のめないという形で...全文を見る
○春田委員 通産大臣は退席されておりますけれども、政府委員がお見えになっていると思いますからお聞きしますが、通産省としては農産物を含めた全品目の輸入の拡大を図っていく立場にあるわけでございますけれども、もし仮に農産物の輸入自由化拡大ができないとなった場合、いま米国で問題になってお...全文を見る
○春田委員 もし農産物の輸入自由化拡大ができなかった場合、説得できる自信がございますか。
○春田委員 時間がございませんから、次に進みたいと思います。  物価の問題でございますけれども、五十六年の実績見込みは四・五%となっております。五十七年度は四・七%の見通しをお立てになっておりますけれども、長官は物価は非常に落ちついているという御主張でございますが、この五十六年...全文を見る
○春田委員 一昨年の七・八%の物価上昇と比べれば、格段の急降下をしているわけでございます。ところが、先日のある民間の新聞社のアンケートによりますと、非常に生活が苦しくなってきた、その原因の中に、四人のうち三人が、非常に物価が高くなってきたというデータが出ているのです。また、総理府...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、ベースアップは経営者のかたいガード、減税は大蔵大臣を中心とした政府のかたいガードがございます。せめてこの物価だけは目標以下に抑えていただきたいと要望しておきます。  さて、内需の大きな支えといいますか柱は、住宅問題でございます。政府は、五十七...全文を見る
○春田委員 鈴木総理は行革に政治生命をかけるとおっしゃっている。大臣は百三十万戸建設に政治生命をかけるくらいの決意が必要だと私は思うのです。大臣は非常に甘いといいますか、楽観されたような御答弁だと私は伺うわけでございますが、かなり厳しいと私は思うのです。  第四期の住宅建設計画...全文を見る
○春田委員 しかし大臣、正直言ってこの五十六年度百十五万戸、五十七年度百三十五尺残りで五百万戸が必要なんですよ。できないじゃないですか、実際考えてみても。通産省だって、この石油の需給見通しは訂正したんです。見直した。大蔵省だって、経済見通しは見直そうというときなんですから、不可能...全文を見る
○春田委員 大きいことがいいことだというあれがありますけれども、しかし大臣、いま建設業界というのは物すごい倒産件数になっているのです。全倒産件数の中で約三三%倒産しているのです。だから、建設業界の方たちは政府の政策に非常に関心があるわけですよ。それが現実離れしたそういう政策ででき...全文を見る
○春田委員 時間がございませんから細かい論議はできませんけれども、いずれにしましても、金利の問題は非常に借りやすいけれども返しにくい制度になるわけです。労働省所管の財形にしても、二%下げるといっても一、二年目まででしょう。三年目からは一%下げるといっているけれども、六年目以降にな...全文を見る
○春田委員 次に進みます。建設大臣、結構です。  次に、中国残留孤児の問題について若干厚生大臣にお伺いしたいと思います。  現在、厚生省で把握しています調査中の中国残留孤児は、九百十二名と聞いております。そのうちの遼寧省と黒竜江省のメンバー六十名が、昨年に続いて、今回第二回の...全文を見る
○春田委員 昨年の三月、第一回目の来日があるわけでございますけれども、そのときは何名来日されまして、身寄りがわかったのは何名ですか。
○春田委員 今回六十名のメンバーが来日しておるわけでございますけれども、九百十二名の中で六十名が選定されたその根拠というのはどこにあるのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、非常に確率が悪いわけですね。昨年が四十七名中二十五名でございますから五〇%、今回が三十名中の九名、これは遼寧省、黒竜江省は現在三十名中四名と聞くわけでございます。非常に期待して来日されたと思うし、厚生省としてもあらゆる資料をもとに今回の残留孤児...全文を見る
○春田委員 かなりの方がまだ残っておるわけでございますけれども、第三回以降の肉親捜しは大体いつごろ行われるのですか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 第一回が四十七名、そして五十六年度が六十名、五十七年度で百二十名と年々ふえているわけでございますけれども、しかし、こういうベースでいくとあと六、七年かかるのですね。そういう点からいったならば、やはり中には中国残留孤児の肉親と会うことが戦争が終わったことになるという方も...全文を見る
○春田委員 これは、予算を配分する大蔵大臣としてはどう思いますか。
○春田委員 大臣、違うのですよ。薬価基準はそれは実勢から見直さなければいけないけれども、私が言っているのは、国立病院、国立大病院には先発品がほとんど入って、後発品が入っていない。これは国費の節減に大きく影響しているんじゃないか。後発品だって薬効性は一緒なんですから、経済性も加味し...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたけれども、最後に官房長官、会計検査院法の改正が五十四年に出されて三年になっているわけです。現在まだ国会に上程されておりません。これは当事者間の話し合いという形になっているわけでございますけれども、衆参の本会議で六回、決算委員会で六回決議されているのです...全文を見る
○春田委員 きょうは公正取引委員会のメンバーの方、会計検査院のメンバーの方がお見えになっておりますけれども、時間がございませんので後日また質問さしていただきたいと思いますので、どうか御理解いただきたいと思います。  終わります。
02月26日第96回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○春田分科員 最初に、貿易摩擦問題についてお伺いいたします。  米国からの日本の市場開放要求につきましては、一段と強まってきている感じがするわけでございます。江崎さんもアメリカでは大分御苦労なさっているみたいでございますけれども、日本側の対応は、それにしてはちょっとすっきりしな...全文を見る
○春田分科員 大臣は、訪米の御意思があるみたいでございますけれども、大体いつごろなのか。
○春田分科員 大臣が訪米するまでには、当面三月の九日、十日ですか、日米の貿易小委員会があると聞いております。これで詰めができなかったならば、その後また随時の委員会が行われる、協議が行われると思いますけれども、いずれにいたしましても、大臣が訪米するときは大体の大枠を相手側に示すこと...全文を見る
○春田分科員 ところが心配なのが、いま問題となっております米議会に出ております相互主義法案ですね。これが裏側にあるわけでございまして、日本側が輸入の拡大ないし自由化をしなかったならばこの法案を通すぞという、一種のおどしがあるわけでございます。どうも、この法案の議会の通過が、三月な...全文を見る
○春田分科員 もし通過するとすれば、大体何月ぐらいと読んでおられるのですか。
○春田分科員 一部では大体三月の公聴会で、早かったら四月ぐらいに通過するんじゃないかということも言われておるわけでございまして、そういった面からいったら、この輸入自由化の問題につきましては早急な対策が必要であると私は思うのですね。そういった面からも、大臣の三月ないし五月の連休の訪...全文を見る
○春田分科員 通産大臣の安倍さんはずいぶん御心配なさっているのですよ。きのうの委員会の中でも、ひょっとしたら通過するのじゃないかという御懸念をなさっているわけでありまして、いずれにいたしましても、政府の三月かの経済閣僚会議で対策が出るみたいでございますけれども、十分なる対案を出し...全文を見る
○春田分科員 五十七年度の経済成長の中で、経企庁は、この貿易収支の問題につきましては三百億ドルの黒字になっていくのじゃないかという見方をしておるわけでございまして、かなりアメリカ、欧州等におきまして輸出過超になるのじゃないかという見方をしているわけです。そうした、五十七年度もかな...全文を見る
○春田分科員 しかしいずれにいたしましても、欧州また米国がねらうのは、やはりほとんど貿易摩擦の問題ではないかと思うのですね。いずれにいたしましても、政府として十分な対処をしていただきたいと思います。  時間がございませんので、次に日韓経済協力問題について若干質問いたします。 ...全文を見る
○春田分科員 その話し合いで合意は何点かされたのですか。
○春田分科員 外務省としては、この問題につきまして大体いつごろをめどに決着したいというお考えなんですか。
○春田分科員 第一回、第二回ではいずれも詰めの段階になってない。第三回以降の実務者レベルの会談の予定日ですか、そういうのは決まっているのですか。
○春田分科員 大臣の訪韓の計画といいますか御意思といいますか、それはあるのですか。
○春田分科員 行く意思があるということでございますけれども、大臣が訪韓されるときのいわゆる環境といいますか、どこまで進んでいったならば大臣として訪韓したい——一部、政治決着という問題が新聞でも出まして、実務者の間である程度詰まって、要するにかなり厳しい内容になるかもしれないので、...全文を見る
○春田分科員 韓国が提示した円借款の内容は、十一のプロジェクトで三十五億ドル、商品借款で二十五億ドル、合計六十億ドルという形で言われておりますけれども、これで間違いありませんか。
○春田分科員 商品借款でございますが、これは後進国につきましては従来例があったと聞きますけれども、いわゆる中進国にもなったこうした国には過去には例がないんじゃないかということも言われております。商品借款につきましてはどういうお考えですか。
○春田分科員 それは、いわゆる前向きの検討ということでこちらはとっていいのですか。
○春田分科員 この十一のプロジェクトの中での借款でございますけれども、低利の海外経済協力基金が主となると思うのですけれども、すべてこの基金だけで三十五億ドルという向こうが出しております円借款になるのか、それとも民間の金が流用されるのかどうか、その点お伺いしたいと思います。
○春田分科員 民生安定、向上のための借款ということが大前提でございますけれども、これが一応原則となっているのですね。原則以外で考えられることございますか。
○春田分科員 たとえば、韓国で八八年オリンピックがあるわけでございますけれども、間接的な周辺整備の道路等、これがいわゆる民生安定、向上のための借款か、それとも民生安定につながる借款か、非常に判断がしにくいと思うのですけれども、たとえばオリンピックの費用に使うということになれば、政...全文を見る
○春田分科員 従来、韓国への円借款につきましては、昨年が百九十億円、一昨年も百九十億円ぐらいになっているわけでございますが、今回五年間で六十億ドルといえば単年度十二億ドル、これは円レート二百二十円で計算すれば大体二千七百億、約十四、五倍になっちゃうと思うのです。これで決まるかどう...全文を見る
○春田分科員 総理の海外訪問計画にはまだこの韓国は入ってないわけでございますが、もし韓国との経済協力の問題が解決した場合は、総理のことしの訪韓はあり得るとお考えになっておりますか。
○春田分科員 この日韓関係につきましては、残念ながら過去一部すっきりしない点もあったわけでございますので、その轍を踏まないように、この日韓経済協力問題につきましてはすっきりした形で決着をつけていただきたい、このように要望しておきます。大臣の決意を聞いて終わります。
○春田分科員 終わります。
03月08日第96回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○春田分科員 私は、医薬品の問題につきまして、さきの予算委員会一般質問で質問したわけでございますけれども時間切れでございましたので、きょうは具体的な問題につきまして御質問を申し上げたいと思います。  薬価基準の引き下げが昨年の六月行われたわけでございますけれども、この改正により...全文を見る
○春田分科員 一応試算では七千六百七十億の引き下げが行われるだろう、こう試算しておるわけですね。現在調査中であるからわからないということでございますが、しかし薬価基準の引き下げがどういう結果になるのか、これは非常に関心があるところなんです。六月一日引き下げになりまして、すでにもう...全文を見る
○春田分科員 大手製薬十二社の中間決算が出ているわけでございますけれども、これで確実な判断ができると私どもは思っておりませんけれども、少なくともこの十二社の昨年九月の中間決算によれば、かなりプラスになっている会社が多いわけですね。マイナスの会社もございます。こういう点からしたら余...全文を見る
○春田分科員 これは、たとえば大体の結論が五月ないし六月出ますね。そこで厚生省の試算したとおりの引き下げの効果がなかったとした場合に、さらに薬価基準の改正、引き下げを行うのかどうか、その辺どうですか。まあ結果次第だと思うのですけれども、要するに財政効果があったならば五十七年度はや...全文を見る
○春田分科員 薬価調査は毎年行うのですか。
○春田分科員 そこで、国立病院の医薬品購入の入札制度についてこれから質問したいと思うわけでございますが、時間がございませんから、簡単に入札制度の概略について御説明いただきたいと思います。
○春田分科員 随契の場合は金額幾ら以下なんですか。
○春田分科員 私が聞いているのは、随契というのは契約金額は何ぼ以下かと聞いているのですよ。
○春田分科員 それ以上は一般競争になるわけですね。  予決令の九十七条には、競争参加者は十名以上となっておりますけれども、実態はどうですか。
○春田分科員 いま、国立病院の医薬品の購入の流れといいますか、フローチャートの説明があったわけでございますが、医薬品は薬剤委員会が大体決定する、こういうことでございます。これは当然医師の処方権という形で薬が決定されると思うのですけれども、この医薬品の決定は銘柄別なのか薬効別で選ば...全文を見る
○春田分科員 銘柄別の場合、複数なのかそれとも単数で選ばれるのか、どちらなんですか。
○春田分科員 薬は何種類とあるわけでございます。そこで薬剤委員会の医師が単数の銘柄、商品名を選ぶわけですね。先ほどの説明によりますと、この選んだ薬を物品使用職員とか物品供与官を経て支出負担行為担当官、いわゆる事務部長が数量と銘柄を挙げて、それを取り扱っている販売業者、卸業者の何社...全文を見る
○春田分科員 それはどういう理由ですか。
○春田分科員 御指導はなさっているわけでございますけれども指導どおりいっていないというのが実態じゃないかと思うのですね。  そこで、国立病院の医療センターの場合どういう薬が使われているのか。先発と後発で分けた場合どういう傾向になっているのか。全品種を調べるわけにはいかないと思い...全文を見る
○春田分科員 これは何年度の実態ですか。
○春田分科員 厚生省は経済性を加味して後発品も購入しろということを御指導なさっているわけですが、これはいつごろからおやりになっているのですか。
○春田分科員 先ほど医療センターの一部門という形で数字を示していただいたわけでございますけれども、一割の百六十品目の中で約八割が先発品ということで来ているというのですね。この実態をどう分析されているのですか。
○春田分科員 要するに先発品も後発品も薬には変わりないわけですよ。同種同効の原則ということで薬事審議会を通っているわけですから、同じ原材料を使った薬は同じ効果があるということで、後発品だって同じ効果があるわけですよ。ただ、薬価基準の差が先発と後発で設けられているのは、当然先発品は...全文を見る
○春田分科員 先ほどの五十六年度の医療センターの百六十品目の中の八割については、これでやむを得ないとお認めになっているのですか。もっと改善する余地があるのじゃないか、こうも思っておられるのか、どちらなんですか。
○春田分科員 この二割が後発品ということでございますけれども、後発品の中でも、さらに分析すれば、いわゆる大手メーカーの後発品もあるわけです。二十数品目の中でさらにこれを分析すれば——あなたの資料によれば、上位価格の品目が百四十三、中位価格の品目が十七、下位価格の品目が十二、合計百...全文を見る
○春田分科員 大蔵省、お見えになっていると思いますけれども、先ほど言ったように、アメリカで公金、税金を使う場合、安い薬を仕入れるというのが原則になっているわけですね。日本の場合は、そういう形でほとんど高い薬が使われている、こういう現況でございますけれども、大蔵省はどういうお考えで...全文を見る
○春田分科員 会計検査院の方に来ていただいておりますけれども、現在の国立病院の医薬品の入札購入制度につきましていかなる御見解をお持ちか、時間がございませんから簡単に。
○春田分科員 検査院は、かつて、備品の高値買いという形で各省を指摘したことがございますね。それとこれとは全く同じケースとは言えませんけれども、いわゆる先発、後発は薬効上一緒である、しかしながら高いものが買われているという点で、むだとは言いませんけれども、やはり節約する意味において...全文を見る
○春田分科員 公正取引委員会の方がお見えになっておりますけれども、現在公正取引委員会は、大手製薬メーカーと卸業者のやみ再販の問題、メーカー同士のやみカルテルの問題、業者同士の談合問題等調査されておりますが、たとえば、先ほど言ったように、先発品と後発品の場合、薬効上からも同じなんで...全文を見る
○春田分科員 要するに、先ほど言ったように、単数のいわゆる特定銘柄が薬剤委員会へ出てくるわけですね。したがって、卸業者の競合はありますけれども、メーカー同士の競合はないわけですね。これは独禁法にひっかからないのかどうか、この点。  最後に、大臣に、この問題につきましてどういう御...全文を見る
○春田分科員 大臣の意のある御答弁をいただきまして、非常に心強く思っておるわけでございます。よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
03月25日第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○春田委員 私は、きょうは日米の貿易摩擦の問題と国内景気の問題、この二点にしぼって質問していきたいと思っております。  まず、日米の貿易摩擦の問題でございますが、実は、私も日米青年議員交流の一員として、先週ワシントンに行って、政府、議会、多くの方々と会談してきたわけでございます...全文を見る
○春田委員 その厳しい状況を踏まえて、外務省としてはどう対応するのか、これは大臣が帰っておられませんのでむずかしいと思いますけれども、外務省としてはどう具体的な対応をするのか、いまお考えになっているのか、その点お聞きしたと思います。
○春田委員 短期的な対応策でございますけれども、外務大臣は、レーガン大統領との会談で、サミット前を念頭に置きながらあらゆる努力をする、こうおっしゃっているわけでございますけれども、佐藤さん、参事官でございますけれども、どうですか、この時期というのは大体いつぐらいなのか、お答えでき...全文を見る
○春田委員 もっと具体的に言えば、ブッシュ副大統領が四月の下旬訪日されるとも報道されているわけでございますので、その時点で出さなかったらかなり厳しいのじゃないか、こういうことも出ているわけでございますが、この点どうでしょうか。簡単で結構です。
○春田委員 河本長官にお伺いしますけれども、長官は対外経済対策閣僚メンバーの一員でございますし、重要な位置にあるわけでございますので、この問題につきまして長官の御所見をお伺いしたいと思います。
○春田委員 経企庁としては、この貿易摩擦問題につきましていろいろな対応を講じられているわけでございます。その中の一つに、市場開放問題苦情処理推進本部ですか、オンブズマンの制度を導入されているわけでございますけれども、この処理状況をひとつ簡単に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 この推進本部は臨時仮設の本部である、こう思うのでございますけれども、これは常設機関として対応する必要があるのではないかと私は思いますけれども、どうでしょうか。
○春田委員 この対外摩擦問題というのは、日本が貿易立国であるという宿命を担っている以上、アメリカだけではございませんし、ECからも出てまいります。また、その他各国からも今後出てくるのじゃないかと思うのです。そういった面からも、この本部ないし制度といいますか機関というものは、常設し...全文を見る
○春田委員 次に進みます。  昨年の十二月十六日、経済対策閣僚会議の中で決定されました、対外経済対策の一つに挙げられております輸出対策でございますけれども、時間がございませんので、具体的な問題にもう進んでいきたいと思うのです。  この個別問題として、自動車の問題についてお尋ね...全文を見る
○春田委員 私も、一週間の短い期間でございますけれども、いろいろな人に会いました。また、米国に進出しているトヨタの幹部の方にも会いましたけれども、米国内でもいろいろな意見があるというのですね。日本車は非常に低燃費であるし、安全性、確実性があるということで、利用者にとってみればどん...全文を見る
○春田委員 長官にこの点でお伺いしたいのですが、昨年の十月から十二月の実質経済成長はコンマ九%マイナスになっている。その原因は外的要因ということになっておるわけでございます。さらに今年一月になりましても、輸出は鈍化いたしましてマイナスになっております。そういう点で、国内の景気を上...全文を見る
○春田委員 次に、具体的な問題で、何回も会談した中で向こうも非常に抽象的な問題を言うわけです。具体的には何をやってほしいのかと言いましたら、政府、議会のある人は、次の三点である、牛肉、オレンジ、そしてたばこだ、この三点が大きな柱である、こういう言い方をしているわけでございますけれ...全文を見る
○春田委員 それから、この点もお伺いしたいのですが、一部言われておりました輸出課徴金の問題ですね。この点につきましては、長官はどういう御所見ですか。
○春田委員 また、ある専門家は、牛肉が完全に自由化になった場合に市価の半値ぐらいになるだろう、したがって、消費者はそれだけ安く手に入り、需要も約八割ぐらいふえるだろう、こういう見方もあるわけでございます。したがって、自由化することによって畜産農家が非常に被害をこうむる、その被害を...全文を見る
○春田委員 本来、自由貿易体制ということは拡大均衡であるべきであると私は思うわけであります。したがって、自動車の面とかこうした輸出を規制するということは、縮小均衡という保護貿易に近い流れになってくるわけでございます。しかし、車の輸出が米国の車産業の不況につながり、それがわが国の畜...全文を見る
○春田委員 経済協力基金がこの地域に過去かなりの実績が出されておるわけでございますけれども、これは、経済企画庁の方から過去の実績を御説明いただきたいと思います。
○春田委員 一九七三年のコスタリカ、一九七四年のエルサルバドル、これについてはどうなんですか。円借款、出ているんじゃないですか。
○春田委員 全体の円借款といいますか経済協力基金の額からすれば、この地域については微々たる額でございますけれども、日米間のきずなが非常にまずくなっているときに、これはリンクしないとは表面上言っているかもしれませんけれども、私たちも行きまして、防衛と貿易摩擦はどうなんだと言ったら、...全文を見る
○春田委員 ところで、特にアメリカ側が望んでいるエルサルバドルの援助の問題でございますけれども、きのう隣国のグアテマラでクーデターが起こりましたね。御存じだと思うのです。それから、エルサルバドルではゲリラが騒動を起こして大変な状況になっている、こう聞いておるわけでございますけれど...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、政情が非常に不安定な地域でございますので、ここで社会経済面の発展のために援助すると言っても、紛争に巻き込まれないとも限らないわけでございますので、そういう点は十分配慮しながら、技術また円借款の協力をやっていただきたい、このように切望しておきます...全文を見る
○春田委員 それでは、時間がちょっと過ぎましたので、国内の景気の問題についてお尋ねしておきたいと思います。  先ほども言いましたように、五十六年の十月から十二月期、これは実質経済成長がマイナス〇・九%ということで、四十九年以来の大きなマイナス成長となり、非常に最悪の状態になった...全文を見る
○春田委員 この第三・四半期の基調というものが五十七年の一-三月期にはどう出てくるのか、非常に心配されているわけでございますけれども、経企庁としてはどう分析されているのですか。
○春田委員 特に五十七年の一月期の輸出につきましては、先行指標では対前年同期比がマイナス三・五という形で出ているわけですね。いま局長の説明では、十二月にとまっていた船舶が出るからプラスになるのではなかろうかというお話がございましたけれども、輸出信用状の推移では、予測ではマイナスに...全文を見る
○春田委員 三%台を割るということは考えられませんか。
○春田委員 三%台の線には、一-三月で前期比二・一%の成長がなかったらいけないということが言われておりますので、この点もかなり厳しくなってきているのじゃないかと私は思っているわけでございます。  そこで、五十七年度の経済成長目標は五・二%でございますが、五十六年度が三%台という...全文を見る
○春田委員 OECDはアメリカ経済の後半の成長を四%と出しておりますけれども、これは夏に減税をするということで景気回復をするということでございまして、そういうことでは減税が大きなインパクトにアメリカはなっていくのじゃなかろうかと予測されているのであって、非常に減税の効果が大きいと...全文を見る
○春田委員 その検討の中に個人消費、民間住宅建設、この指数は入っているのか。
○春田委員 三月十六日の閣議で決定されました景気対策でございますが、大きく三点あると思うのです。第一点が公共事業の上半期七五%の前倒し、第二点が金融政策の機動的な運用、第三点が公的資金による住宅建設の促進、こうだと思うのですが、第一点の公共事業の前倒し、この上半期で七五%前倒しを...全文を見る
○春田委員 公共事業の前倒しについては私も賛成でございますが、しかし中身について一言言わせていただければ、次の三点を配慮していただきたいと要望しておきます。  一つは、生活関連の事業を重視していただきたい。第二点としては、効果的にするために土地代のかからない公共事業をやっていた...全文を見る
○春田委員 今回のこの景気対策の中では、個人消費を伸ばす対策は私はないと思うのです。いま必要なのは、景気の約半分を占めます個人消費の伸びといいますか、回復でございます。十一月にやっと五カ月ぶりに可処分所得がプラスになったわけでございますけれども、十二月にはまたマイナスになったわけ...全文を見る
○春田委員 アメリカの景気回復は減税が大きな要因になると言われておるわけですね。そういう点でも、私は、わが国の景気回復は減税が大きなインパクトになると思いますので、議長見解でも示されておりますが、五十七年度早期にやるということでございますから、政府でも努力をしていただきたいと思っ...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月19日第96回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 私は、限られた時間内で数多くの質問をしたいと思いますので、質問事項は要点のみ申しますので、その点、意向をよく酌んで御答弁いただきたい、かように思っておるわけでございます。  防衛庁長官に質問いたします。  わが国の外交は日米関係を基軸として展開されているわけでござ...全文を見る
○春田委員 シーレーンの防衛問題についてお尋ねしますが、日本側のシーレーン防衛につきまして、また米側のシーレーン防衛につきまして、基本的にはそう考え方が変わってない、いわゆる不一致点は見られないと思いますけれども、特に装備論におきまして、わが国の考える装備論、またアメリカ側から要...全文を見る
○春田委員 この一千海里問題につきましては、米側からさまざまな意見が出ているみたいでございますけれども、現時点ではこたえることはできないけれども、いわゆる五六中業が間もなく上がってくると思いますが、この五六中業、いわゆる六十二年までに防衛大綱の水準を達成するのだからその期待にこた...全文を見る
○春田委員 五六中業が昨年の四月二十八日国防会議で、一年をめどとして作成するということで、防衛庁のいわゆる内案といいますか、防衛庁案というものがほぼまとまった段階じゃないかと思うのです。これから大蔵省や各省といろいろ折衝があると思いますけれども、ほぼ防衛庁案がまとまったと思います...全文を見る
○春田委員 長官がおっしゃっているこの時点というのはいまの段階ですか、それとも五六中業期間の六十二年までもはっきりわからない、期待にこたえることができない、こういうことなんですか。どちらなんですか。
○春田委員 総理が昨年五月アメリカに行かれまして、ナショナル・プレス・センターでこの一千海里防衛につきましては公約である云々という話が、相当今国会でも問題になっておるわけでございますけれども、総理は公約でない、官房長官、外務大臣等は、これは公約に値するんだ、こうおっしゃっておりま...全文を見る
○春田委員 この五六中業の作業というものは、いま鋭意防衛庁でされているわけでございますけれども、新聞では相当いろいろな形で報道されております。大体四月にまとまって、これから国防会議や大蔵省との折衝、そして七月に国防会議付議、八月に概算要求に間に合うように出してくる、こういう形で報...全文を見る
○春田委員 この五六中業は防衛大綱の達成を基本に作成するということになっておりますが、そこで問題は、この大綱の水準を達成するためには相当の予算を食うだろうということが言われておるわけでございます。防衛に関しましては、昭和五十一年に、GNPの一%以内ということが一つの閣議方針になっ...全文を見る
○春田委員 一%以内ということを念頭に置き、いま検討している、こういうことで、これは一%以内ということを遵守していくのだ、守っていくのだというのとは相当ニュアンスが違いますし、相当後退する発言だと私は思うわけでございます。これは今後国防との話し合いがされると思いますけれども、防衛...全文を見る
○春田委員 限られた時間でございますので、まだ突っ込んで質問したいわけでございますけれども、この問題につきましては次回に譲りたいと思います。  いずれにいたしましても、わが国の防衛政策というものは憲法の制約、非核三原則、また予算との整合性、いろいろな制約等があるわけでございます...全文を見る
○春田委員 この対韓援助の問題につきましては、外務省としては、韓国側が五年間で六十億ドルに対しまして六年間で四十億ドルという案がいま出てきているわけでございます。内容も円借款が十五億ドルで輸銀やその他金融機関等で二十五億ドルということが外務省案として報道されているわけでございます...全文を見る
○春田委員 対韓援助につきましては昨年からかなりいろいろ検討もされ問題にもされてきまして、いわば大詰めの段階だと私は思っているわけでございますけれども、五月連休の外相の訪韓が、五月中旬、下旬といろいろうわさされているわけでございますが、この問題、国会の会期がいまのところ五月十九日...全文を見る
○春田委員 もう一点外務大臣にお伺いしますけれども、いまの日米貿易摩擦問題で第二弾の市場開放策が検討されているわけでございますが、各省それぞれ御努力なさっているみたいでございます。  通産省はそれぞれ先端技術の問題や自動車の問題、さまざまな問題で前向きの検討をされておりますし、...全文を見る
○春田委員 いや、そうじゃないんですよ。これは経企庁長官に聞きますけれども、第二弾の中に農産物の市場開放、いわゆる自由化という問題については当然入れなければ米側としては承知しないのじゃないかと思うのですけれども、どうでしょうか。農水省はのせないという発言もあるわけですね。この点に...全文を見る
○春田委員 長官の個人的見解ではどう思いますか。
○春田委員 この問題につきましては総理質問のときにまた伺いたいと思います。  あと七分しかございませんので大蔵大臣にお伺いしますけれども、グリーンカード問題については先ほども質問がございました。いささかも五十九年一月実施については方針変更する気持ちはない。ただそれには環境整備が...全文を見る
○春田委員 大臣は税の見直しにつきまして、四月八日の信託大会で所得税の最高税率七五%を五五%、住民税の一八%を一二%と引き下げる、こういう趣旨の演説をなさっておるようでございますが、まだ国会では明確な御答弁がないと私は記憶しておるわけでございますけれども、この発言はあくまでも大臣...全文を見る
○春田委員 大臣はこの問題につきましては現在まで国会審議の中でその持論というべきことをお述べになっているわけでございます。私たち野党は所得税減税は高額の見直しも必要かもしれないけれども、むしろ低所得、中所得の税の見直しも必要であるということで、五年間据え置かれた非課税限度額を引き...全文を見る
○春田委員 河本長官は五十七年度の税収の見通しにつきまして、いわゆる条件つきでございますけれども、追加政策次第では大蔵省が見積もっている四兆円からさらに二兆円プラスして六兆円くらいの税の増収になっていくんじゃないか、こういうようなことを十五日の社会経済国民会議の講演でなさったやに...全文を見る
○春田委員 渡辺大蔵大臣は五十六年度が数%の歳入欠損、こうおっしゃっておるわけでございまして、五十七年度もこの基調でいけば何らかの不足を生ずるのを避けられないんじゃないかという御見解をお述べになっていると聞いているわけでございますが、この点、河本長官の御所見と、私たち客観的に見て...全文を見る
○春田委員 臨調の基本答申が七月に出されると聞いているわけでございますが、いわばシーリングが六月の初めから行われると私は思うわけでございまして、五十八年度の予算要求に反映しようと思ったならばこの七月の上旬か中旬か下旬かによって影響度が相当違うと思うのでございます。臨調答申は当初上...全文を見る
○春田委員 総理の公約が行政改革と財政再建ということでございますが、この財政再建は、総理は一つは増税なき財政再建であるとおっしゃっております。二番目には、したがって増税なしの財政再建というのは徹底した歳出削減、合理化でやっていくとおっしゃっているわけでございます。この第二臨調の答...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたから、これで終わります。
○春田委員 私は、何点か総理に、確認及び質問をしたいと思います。したがって、答弁は簡潔にお願いしたいと思うわけでございます。  第一点の確認の問題でございますが、シーレーンの一千海里防衛の問題でございます。  総理は、昨年五月アメリカへ行かれまして、ナショナル・プレス・センタ...全文を見る
○春田委員 政府側の、外務省や防衛庁長官、また官房長官は、いわゆる公約に値するとおっしゃっているのですね。この点、総理はどうですか。
○春田委員 防衛というのは自主路線というのが大事でございますから、当然そうでございます。しかしこの問題につきましては、きょうは時間がございませんので、また後日いろいろな角度から質問してまいりたいと思います。  第二点の確認事項は五六中業でございます。  いま防衛庁内で検討され...全文を見る
○春田委員 当面というこの当面の期間は、五六中業では五十八年から六十二年までの防衛関係費を見積もっているわけですね、昭和六十二年ということで理解していいのですか。
○春田委員 何か意味深長な御答弁でございますけれども、時間がございませんから。  第三点は貿易摩擦の問題でございます。  総理は陣頭指揮をとるということで、いま第二弾の市場開放策が経企庁や外務省を中心に種々各省関係部局等が集まって検討され、五月七日に大体成案が出るやに聞いてお...全文を見る
○春田委員 農産物、特に牛肉とオレンジにつきましては、八三年の末までの自主的といいますか輸入制限があるわけでございまして、決められた数字があるわけでございますけれども、八四年以降は十月一日から相談になるわけですね。  そこで総理、総理自身のお考えでございますけれども、いろいろな...全文を見る
○春田委員 第四点目に、財政再建と行政改革と景気浮揚、これは当然同じレベルで存立してこそいいわけでございますが、これは理想であって、現実的には非常にむずかしい問題があると思うのですね。  そこで、総理は財政再建は私の政治生命をかけるのだとおっしゃっておるわけでございますけれども...全文を見る
○春田委員 最後に、財政再建の手法として、河本長官は積極経済運営論をお述べになっております。五十七年度には追加政策をとれば、大蔵省が試算した四兆円の自然増収プラス二兆円ぐらいの自然増収があるだろう、そういう積極的な経済運営を河本長官が唱えられているわけですね。一方、渡辺大蔵大臣は...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月22日第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
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○春田委員 最初に、景気の問題についてお伺いしたいと思いますが、質問の流れの上で同僚議員と重複する点がございますけれども、どうかその点は御理解をいただきたいと思います。  日本経済は依然として低迷状態にあるわけでございます。この原因を海外面と国内面の両面でとらえた場合に、経企庁...全文を見る
○春田委員 今後の経済の見通しでございますけれども、特に世界経済につきましては、せんだって国連の事務局が、依然として後半期も厳しいのじゃないかという見方をしております。また、OECDの発表によりますと、後半にはかなり回復するのじゃないかという見方もあるわけですね。そのように、見方...全文を見る
○春田委員 日本経済というのは、貿易立国という立場上といいますか、宿命にありますので、世界経済に依存する度が非常に強いわけですね。そういう面で、世界経済がどうなるかというのは私たちも非常に関心があるわけでございますけれども、長官、この世界経済の好転する条件はどういう点にあるとお考...全文を見る
○春田委員 国内景気でございますけれども、昨年の十月から十二月期の実質経済成長は、前期に比べて〇・九%のマイナスであったわけでございます。そこで、まだ明確な数字が出てないと思うわけでございますけれども、この一−三月の基調といいますか、大体の推測といいますか、この辺、長官はどのよう...全文を見る
○春田委員 五十六年の四月から十二月期の成長率は二・五%ないし二・六%と聞いておるわけでございます。そこで、一−三月期が大体六月ぐらいに明確になって、五十六年度全体の成長率が出ると思うわけでございますけれども、マイナスにならないけれどもということは、そうプラスにもならないというこ...全文を見る
○春田委員 特に、海外需要の中で輸出の増勢が非常に鈍化して、非常に大きな問題となっているわけでございます。特に十月から十二月期におきましては、この輸出が相当落ち込んでいるわけでございます。これは対米を初め対ECに対する貿易摩擦というのが相当大きな問題になっているわけでございますけ...全文を見る
○春田委員 経企庁が出します景気動向には、個人消費は一進一退で回復の方向にある、このようにお述べになっておりますけれども、これはいかなる理由によってそのようになっているのか、お伺いしたいと思うのです。
○春田委員 内需拡大といいますか、個人消費拡大のためには可処分所得がプラスにならなければならないと先ほど長官もおっしゃったわけでございますけれども、この可処分所得については、昨年の六月から十月までがマイナスだったのですね。十一月にプラスになりましたけれども、十二月にまたマイナスに...全文を見る
○春田委員 そこで、五十七年度の経済成長率でございますが、先ほども質問が出ておりました、五・二%の数字は達成可能かどうかという問題でございます。  五十六年度の経済成長率が大体三%弱になるだろうということから推測して、五十七年度は五・二%というのは相当きつい数字じゃないかと私も...全文を見る
○春田委員 ことしの春闘の相場は一応山場を越したと思うのですが、大体現在までは七%程度の賃上げ率になる公算が強いわけでございます。この七%程度の賃上げは、経済効果でとらえた場合、長官はどう評価されるとお考えになっておりますか。
○春田委員 昨年は大体七・七%の賃上げ率であったわけでございます。消費者物価も大体四%台で、非常に落ちついていたわけでございますけれども、そうした数字にあったにもかかわらず、可処分所得は御案内のとおりマイナスになったわけでございます。そして、個人消費もそう伸びなかったわけでござい...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、五十七年度経済成長は五・二%を政府は立てているわけでございまして、この五・二%を達成するためには、やはり雇用者所得の伸びと減税で可処分所得がプラスにならなかったならば達成しないわけでございますので、私は、長官も政府有力閣僚の一人として、強くこの...全文を見る
○春田委員 長官は、先ほど同僚議員の質問でもお答えになっておりましたけれども、五十七年度の税収は大体四兆円の自然増収があるように見ておるわけでございますが、追加財政次第によってはさらに二兆円、六兆円の自然増収があるという御意見もお述べになっておるわけでございますけれども、大蔵大臣...全文を見る
○春田委員 官房長官は、新聞報道によりますと、六月ぐらいに大体五十六年度の税収の見通しは明確になる、こういう時点で歳入欠陥があった場合は、財政再建の計画の見直しもあるやに報道されているわけでございます。長官は、五十七年度の税収がどうなるかわからないのだから、いまからそういう見直し...全文を見る
○春田委員 時間がございませんから、この問題はこれで終わりまして、次の問題に移りたいと思います。いずれにいたしましても、鈴木政権の財政再建計画というのは、どうも数字のつじつま合わせみたいになっているような感じがしてならないわけであります。そういう点で、たてまえ論だけじゃなくして、...全文を見る
○春田委員 難航している最大の原因は農産物の開放じゃないか、こう私は思うわけでございます。この農産物の開放については、三月九日、十日、日本で日米貿易小委員会が行われたわけでございまして、その後、今月に入りまして、十二、十三日ですか、ワシントンで農産物の作業部会が行われたわけでござ...全文を見る
○春田委員 農産物以外のいろいろな摩擦の問題につきましては、通産省においては、先端技術の問題とか、自動車の問題とか、いろいろ前向きの検討がされているやに聞いているわけでございますし、また、大蔵省においても、たばこの販売店が二十五万店ある中でいま二万店しかないので、さらに広げようと...全文を見る
○春田委員 最後に、住宅問題についてお尋ねしておきたいと思います。  施政方針は、五十七年度は内需拡大の大きな柱として住宅百三十万戸を建設する、こうなっているわけでございます。五十六年度の住宅着工戸数は、まだ三月の時点が出ておりませんので最終はわかりませんけれども、昨年並みとし...全文を見る
○春田委員 かなり促進されるということでございますけれども、百三十万戸建設するというのは絶対自信がございますか。
○春田委員 確かに、住宅取得希望者の所得と、いわゆる住宅価格の差といいますか、乖離があるから伸びない、これが原因だと思うのですよ。これが五十七年度そう変わるかといったら、そう変わらないと私は見ているのです。  先ほどもベースアップの問題で質問しましたけれども、昨年は七・七%です...全文を見る
○春田委員 確かに、建設省、また住宅金融公庫、前進する政策が出ているわけでございまして、私もそれは評価します。当初五十一万戸を五十四万戸に拡大したり、また、五百五十万の限度額を六百二十万にしたり、また、マンションの購入価格も一千七十万ですか、上げたり、いろいろされておるのは聞いて...全文を見る
05月12日第96回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○春田委員 まず予備費の問題についてお伺いします。  五十六年度一般会計予備費(その1)で総理の外遊経費が、三億七千六百十八万三千円が計上されております。この種の経費は、過去からも私も指摘しておりますが、当初経費で計上できる性質のものであると私は思っておるわけでございますけれど...全文を見る
○春田委員 予備費は、憲法八十七条を踏まえて、財政法二十四条に規定されました「予見し難い予算の不足に充てる」これが使用目的でございます。確かに、訪問する国や期間等は正確にわからなくとも、総理が毎年外遊されることは間違いないわけですね。特に、サミットなどは翌年度の開催につきましては...全文を見る
○春田委員 続きまして、会計検査院法の改正問題についてお伺いいたします。内閣の方は結構でございます。  院法改正要綱が検査院より内閣に提出されたのが昭和五十四年の五月でございますので、約三年経過しているわけでございます。この院法改正が国会に上程されない理由としては、会計検査院と...全文を見る
○春田委員 大蔵省所管の同じ金融機関でも、国民金融公庫等はいままで協力しておったわけですね。ところが、輸開銀につきましてはこの肩越し検査の協力を全然してなかったわけです。それが昨年の七月の内閣の通達、また八月の銀行局長からの輸開銀ないし国民金融公庫への協力依頼、こういうことで、今...全文を見る
○春田委員 先ほど大蔵省は、要するに検査院の機能強化といいますか、検査充実については協力するという話がございますけれども、いわゆる院法を改正しないで現行体制の中でやっていきたい、こういうことですね。その場合、予算と人員の配慮はどうお考えになっておりますか。
○春田委員 会計検査院の充実強化につきましては、過去の決算委員会では毎年度決議されているわけでございまして、特に昨年におきましては、予算、人員面におきましては十分配慮するという決議も出ているわけでございます。ただいまの説明では、そういう点で配慮しているという話がございましたけれど...全文を見る
○春田委員 この関税の引き下げの問題につきましては、昨年の十一月十六日ですか、パラグラフ在京米国公使の書簡によりまして、五十六年度から五十七年度におきましておおむね下がっている項目があるわけでございますが、農産物だけにつきましては、関税の引き下げが全然行われていないわけでございま...全文を見る
○春田委員 大臣、農産物に関しての引き下げなんですよ。わかっている人から言いなさい。
○春田委員 さらに、大蔵省所管の問題としてはたばこの市場開放の問題があるわけでございます。これは約二十五、六万店のうち約二万店が外国たばこを扱っている、こういうことでアメリカの要求に対して一応こたえたわけでございますが、さらに米国の主張はこれ以上広げろ、販売店をふやせ、こう言って...全文を見る
○春田委員 さらに、たばこの広告宣伝活動の問題につきましてどうお考えになっているのか。  さらに、資本金融の自由化の問題につきましても要求しているわけでございますけれども、要するに大蔵省は、いわゆる欧州並みに十分自由化しているんだと反論なさっているわけでございますけれども、この...全文を見る
○春田委員 次に、グリーンカードの問題について若干お伺いしたいと思いますが、グリーンカード制度の廃止及び延期の見直し論議が非常に盛んでございます。この見直し論を主張する人たちにつきましては、グリーンカード制度を導入することによって、たとえば金への換物とかゼロクーポン債などに対する...全文を見る
○春田委員 特に政府与党の自民党のグリーンカード対策議員連盟では、三百十六名ですか、の反対署名が集まったと言われているわけでございます。これらの方は、反対、いわゆる廃止ないし三年延期という説が非常に強いわけでございますけれども、大臣は、こうした関係者にお会いになって、そして話し合...全文を見る
○春田委員 このグリーンカード制度導入につきましては、すでに大蔵省を初め関係機関で、五十八年一月一日発足、五十九年一月一日実施の準備が着々と進められておると私は聞いておるわけでございます。もし伝えられているような見直しについて、この国会で決着がつかない場合、次の臨時国会でもしそう...全文を見る
○春田委員 先ほど大臣も御答弁された中で私もお聞きしたいと思ったことがあるわけでございますが、このグリーンカード制の実施とともに、高額所得者の所得税ないしまた住民税の緩和是正、また利子配当所得のいわゆる分離課税の存続という問題がやはり出てきておるわけでございますけれども、こうした...全文を見る
○春田委員 このグリーンカードにつきましては、不公平税制の是正ということで与野党一致しまして、共産党さんを除いてですか、その他野党一致して、五十五年の所得税法の改正で決まったものであります。納税の不公平が問題になっている今日、このグリーンカード制につきましては当初方針どおり貫かれ...全文を見る
○春田委員 まだ基本方針が決まっていないということでございますけれども、伝えられますように五十六年度が二、三兆円の歳入欠陥、五十七年度も相当厳しいだろう、こういう中で、要するに五十八年度の予算への取り組み姿勢というものは相当厳しくなっていくのではないか。巷間、昨年のシーリングがゼ...全文を見る
○春田委員 五十七年度予算では、ゼロシーリングの中で防衛費やエネルギー対策費、対外経済援助等は別扱いされたわけでございますけれども、五十八年度予算方針ではその基調は続くものと考えていいのかどうか、大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
○春田委員 その中で特に関心のあるのが防衛費の問題でございます。特に五十八年度からは、56中業の業務見積もりでいま作業が進められているとおり、正面装備費がかなり繰り込まれてくるわけでございまして、報道等では、この五十八年から六十二年の五年間で約五兆円くらいの費用が要るんではなかろ...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたので、最後に意見だけ述べたいと思います。  五十八年度につきましては新型の、いわゆる大型の新税はないということで国会答弁されているわけでございますけれども、新税導入はないけれども、たとえば物品税、法人税等の既存の税体系を洗い直して増税の方向で考えてい...全文を見る
05月14日第96回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○春田委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書等の承諾を求めるの件について、不承諾の意思を表明するものであります。  わが党は、かねてより予備費使用について、財政の国会議決主議の原則にかんがみ、予備費使用の基本的か...全文を見る
07月07日第96回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○春田委員 私は、行政改革の問題について、時間がございませんけれども、しぼって御質問申し上げたいと思います。  第二臨時行政調査会では、今月末の基本答申を目指して鋭意作業が続いているわけでございますけれども、すでに部会報告が発表されております。この部会報告につきましては、政府の...全文を見る
○春田委員 大臣としての御所見をお伺いしたいと思います。
○春田委員 行政改革というのは、農林省に限らず、従来の権益といいますか権限というものを侵すような答申が出れば、それに対して抵抗といいますか反対する声が出てくるのは官僚としては私は当然だと思うのです。しかし、田澤農林大臣は、大臣であるとしても、いわゆる国民の代表としての国会議員でご...全文を見る
○春田委員 そこで会計検査院にお伺いいたしますけれども、五十五年度決算検査報告の中で指摘されております干拓事業の特記事項について、時間の関係で簡単に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 この干拓事業につきましては、五十五年の決算報告で指摘されているわけでございますけれども、過去何回くらい指摘されているのですか。
○春田委員 ただいま御答弁がありましたように、三十五年から始まりまして三十六年度、三十七年度は農水省としての処置に対する回答ですからこれは入らないと思いますけれども、四十年、五十一年、そして今回の五十五年ということで都合五回指摘されている、私はこう思っておるわけでございます。これ...全文を見る
○春田委員 もっと詰めた御質問をしたいわけでございますけれども、そう時間がございませんので、結論の方に入ってまいりたいと思います。  この干拓事業に限らず、特定土地改良工事にはそのほかに灌漑排水事業というのがありますし、農用地の開発事業というものもあります。これらの問題について...全文を見る
○春田委員 私は、干拓事業そのものを否定するわけじゃないのです。目的というか意義というのは私なりに理解しているわけでございますけれども、こう再三同じことが指摘されれば、農水省、何をやっているのかと、こう思わざるを得ないわけですね。指摘せざるを得ないわけですよ。だから私は、干拓事業...全文を見る
○春田委員 終わります。
08月10日第96回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○春田委員 何点かお伺いしますけれども、官房長官におかれましてはなるべく抽象的な答弁でなくして、わかりやすい形で御答弁をいただきたいと思います。  まず、臨調の問題についてお伺いいたしますけれども、第二臨調の基本答申が七月三十日に政府に提出されておるわけでありますが、この答申に...全文を見る
○春田委員 急ぐものは速やかに成案を得て早急に取りまとめていくということでございますけれども、政府としては臨時国会を、いろいろ取りざたされておりますけれども、お考えになっておるのですか。
○春田委員 決定はしてなくとも、この臨調答申だけでなくして、景気の問題もありますし、またいわゆる歳入欠陥の問題、財政運営の問題その他必要事項がたくさんあるわけでございまして、臨時国会というのは時期の問題は別として、必要性は非常に高まっているのではないかと思うのですけれども、官房長...全文を見る
○春田委員 この臨時国会というのは、総理だけのそういう個人的な、そういう心境だけで決められる問題ではないと私は思うわけでございまして、国民のそうした緊急の大きな問題、課題等があるわけでございますから、わが党としても中道四党で要求しているわけでございまして、この臨時国会は、私は当然...全文を見る
○春田委員 そうした官房長官の答弁が、とり方によっては、総論は賛成するけれども各論は反対であるという声になってくるわけですね。現実に、たとえば省庁の統廃合の問題の中では、臨調のいろいろな部会報告の中でも相当反対の声もあったわけでございますけれども、基本答申には出されております。 ...全文を見る
○春田委員 私は、今回の基本答申に盛られております省庁の統廃合の扱い方いかんによっては、恐らく来春に出されるでありましょう省庁の統廃合の問題がかなり影響されるんではなかろうかと思うのですね。そういう点でいろいろな論議をされたけれども、いま一番国民が望んでいるのは、いわゆる省庁の統...全文を見る
○春田委員 長官も第三次答申の中身は隅から隅とまではいかないかもしれませんけれども、重要な部分はごらんになったと思うのです。この中で「全体としての租税負担率の上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的にはとらない、」この項目でございますが、税制上の新たな措置というのは、新税で...全文を見る
○春田委員 この問題につきましては、また大蔵省所管のときに具体的に質問してまいりたいと思います。  時間の関係で結論だけ申し上げますと、いずれにしましても、わが党は基本的には今回の臨調答申をおおむね評価はしているわけでございますけれども、具体的内容やプロセスにつきましては不鮮明...全文を見る
○春田委員 別問題とは言いながら、向こう側としてはリンクしているように感じているのではないかと思うのです。教科書問題も大きな問題でございますけれども、相当いろいろなデモとか暴動等が起こっているみたいでございますけれども、そうした底流には経済援助がうまくいかないという点もリンクして...全文を見る
○春田委員 最後に防衛問題について若干お伺いしますけれども、五十八年度の予算は各省マイナス五%シーリングの中で、防衛庁の予算は七・三五%の伸びになったわけでございます。国民の批判の声もあるわけでございますけれども、せんだって七月二十三日に防衛庁が五六中業を発表されております。この...全文を見る
○春田委員 防衛庁の試算では、正面装備費用が期間中で四兆四千億から四兆六千億になっております。その他後方支援とかいわゆる食糧費ですか、糧食費というのが出ておりまして、総予算額は十五兆六千億から十六兆四千億になっておりますけれども、私から言わせれば、後方支援の問題、人件費、糧食費の...全文を見る
○春田委員 くどいようでございますけれどももう一度確認しますが、いわゆる数字の変化次第によっては一%を突破してもやむを得ないというお考えになっているのかどうか、この点だけもう一回お答えいただきたいと思います。
○春田委員 時間が参りましたので、この問題は別の機会にまた改めて御質問申し上げたいと思いますが、いずれにいたしましても、五十一年十一月五日に閣議決定されたGNP一%の防衛費の予算、これを破壊するということは、非核三原則や武器輸出の禁止三原則、こうした問題をなし崩しに崩壊してしまう...全文を見る
09月21日第96回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○春田委員 外務省の広報活動についてまず御質問したいと思います。  日本の商品の広告宣伝というのは一流である、ところが政府の日本紹介は二流とよく言われておるわけでございまして、この海外広報につきまして外務省の基本方針、また現在とっている活動について簡潔にまず御説明いただきたいと...全文を見る
○春田委員 大臣にお尋ねしたいと思いますが、今回の日本の教科書の問題、侵略というものを進出、侵攻と、また削除したり、満州事変や南京事件等の誤った紹介、こうしたものにつきまして外国から痛烈な抗議が出ておるわけでございますけれども、大臣としてはどのような御認識なのか、御見解をお伺いし...全文を見る
○春田委員 その国を正しく理解したり、またしてもらうためには教科書が最も重要な資料となるわけでございます。日本紹介の各国の教科書があるわけでございますけれども、大臣、各国の教科書の中にも誤った日本の紹介がされていること、そうした事実を御存じですか。——大臣です、大臣に聞いているの...全文を見る
○春田委員 日本の紹介というのは当然文部省がやるとともに、外務省ないし在外公館の業務の一環として日常やっていく必要があるわけでございます。いま大臣がおっしゃいました財団法人の国際教育情報センターが出しております資料の中にも、これはオーストリアの教科書でございますけれども、日本の銀...全文を見る
○春田委員 そんな人任せみたいな発言じゃなくして、いわゆる過去から問題となり指摘もした、努力もしたとおっしゃっても、現実そのような紹介が相も変わらずに出ているわけですよ。そういう点で、外郭団体だけに任すんじゃなくして、もっと本省、在外公館が努力すべきだと私は思うのです。たとえば米...全文を見る
○春田委員 広報活動もさることながら、また情報活動も非常に弱いわけですね。たとえば最近の例では日米の貿易摩擦の問題、また日米の経済摩擦の問題、対ソ経済制裁の措置の問題、または対韓の経済援助の問題、高金利政策に対する対米の分析の問題、防衛費の増額要求問題、過去においてはオイルショッ...全文を見る
○春田委員 そこで、外務省本省には報償費というのが本省と在外公館に予算化されておりますけれども、この性格と予算額につきまして簡単に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 情報収集のために、たとえば先ほど問題になりましたIBM事件のように、要するにお金で情報を買うというのですか、こういうことは外務省としてやっているのですか。また、それは許されることなのですか。
○春田委員 合法的にはやるけれども、いわゆる情報を得るためにはお金を出すこともある、代償はお金と理解してもいいんですか。
○春田委員 お金もありますか。
○春田委員 先ほど局長の方からいわゆる情報活動は非常に大事であるということで、予算、人員面でも今後増加していきたいという話がございましたけれども、この報償費に関しましては、先ほど局長が御説明あったように五十四年度から年々減少しているわけですね。全体の予算が厳しいのはわかりますけれ...全文を見る
○春田委員 最後に大臣にお伺いしますけれども、いずれにいたしましてもこの広報、情報活動というものは人をふやしたから、予算をふやしたからということで得られるものではないわけでありまして、やはり臨調答申の中にあります外交機能の強化というものは現存機能の強化と体質改善ということにもとれ...全文を見る
○春田委員 第二番目は国援法による帰国者の送還費の問題についてお伺いいたします。  日本の海外旅行者は毎年増加し続けておりまして、現在約四百万と言われているわけです。また移住、留学、勤務等の関係で海外に在住している人は約四十四万人と言われております。このように邦人の海外旅行、滞...全文を見る
○春田委員 この予算といわゆる歳出済み額と不用額というもの、この点で実態を調べてみますとかなり不用額が多いのですね。  たとえば昭和五十一年の予算額は二千六万五千円です。使用した額は六百三十一万五千円ということで、不用額は一千三百七十四万九千円、実に不用額は六八・五%になってい...全文を見る
○春田委員 それはわかるのですけれども、最近の実績を見れば非常に少なくなってきているということで、オーバーしても予備費があるわけですから、そうした予見しがたいものについては予備費を流用できるわけですから、そうした面で今後一考を要する問題であると私は主張しておきます。  この送還...全文を見る
○春田委員 昭和五十四年の決算額で見ますれば十六件の貸し付け、四十人が出ているわけですね。貸付額が六百十万円、返済額が三百十九万円となっております。そして貸付残高は昭和五十四年度の場合で一億九千九百十八万円となっているわけですね。五十七年四月三十日現在ではこの貸付残高が二億一千百...全文を見る
○春田委員 必ずしも全部が全部病人や老人じゃないと思うのですね。そういう点で帰国してくる、そうして自分の田舎に帰るということで、在外公館ではいろいろな誓約書、何年間で返済するとかそうしたものを書くみたいでございますけれども、なかなか返さないということで外務省そのものが地方にそうい...全文を見る
○春田委員 非常に少ないということを聞いているのですよ。そういう点で外務省は本省一本ですから、大阪に事務所みたいなのがあるみたいですけれども、全国くまなく調べていくのは大変だと思うのです。そういう面でも、今後いろいろな面を考えていく必要があるのではないかと私は意見を言っておきます...全文を見る
○春田委員 続いて中国在留邦人の帰国問題について御質問いたします。  中国在留邦人の引き揚げ、一時帰国問題でございますけれども、この帰国手続と引き揚げ者、一時帰国者が何名おるのか、この実態についてまず御説明いただきたいと思います。
○春田委員 この引き揚げまた一時帰国者の手続はどういう手続をとったらいいのですか。
○春田委員 この在留邦人の帰国旅費の負担が外務省と厚生省で分かれているわけでございますけれども、どういうところで負担が分かれているのか、これを簡単に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 そこでお伺いしますけれども、先ほどお伺いしました国援法におきましては外地の負担は全部外務省が持っているわけですよ。要するに在留地から北京や上海に来るまでは全部外務省、それから北京、上海から船や飛行機で日本に来る、それも外務省、そして日本に着いてから自分の田舎に帰るまで...全文を見る
○春田委員 確かに昭和二十八年からそういう形でやってきているわけでございますけれども、日中正常化したのが昭和四十七年で、それから大使館もできたわけでございます。四十七年以前は大使館がなかったわけでございますからそういう形でもいいと思うけれども、国交が正常化して大使館ができた以上四...全文を見る
○春田委員 そこで問題なのは、この永住帰国者の場合、中国に残る養父母、または配偶者、奥さんや子供さんですね、これに対する措置が問題になったわけでございますけれども、その後厚生省でいろいろ検討されていると聞いておりますが、どういう見解になったのですか。
○春田委員 外務省にお伺いしますけれども、この日本側の意向に対しまして中国政府の対応はどう出ているのですか。
○春田委員 当初中国側の政府の意向は、そうした世帯更生資金による貸し付けでなくして、いわゆる援助、補助という考え方であったやに聞きますけれども、この点どうですか。
○春田委員 この中国孤児に関する養父母の問題、また配偶者の問題、これは日本側からボールを投げて、中国がそれを受けて、いま中国側で検討中ということですね。  そこで大臣にお伺いしますけれども、大臣は二十六日から総理と訪中されるわけでございますが、この問題につきましてはテーマの中に...全文を見る
○春田委員 この中国の孤児の肉親捜しにつきましては、昭和五十五年から予算化されましてその調査費用が出ておるわけでございます。五十五年が四十七名、五十六年が六十名日本に来ているわけでございます。五十七年度におきましては百二十名が見込まれているわけでございますけれども、そうした問題が...全文を見る
○春田委員 文部省の方にはおいでいただきましたけれども、せっかくでございますがちょっと時間がございませんので、また後日御質問したいと思いますので、きょうはもう結構でございます。  最後に、アメリカの軍事技術の協力問題でございます。  現在外務省、防衛庁、通産省三省で検討中であ...全文を見る
○春田委員 結論が出てないということでございますが、外務大臣訪中されまして、その後国連に十月一日から五日まで行かれますね。この時期までには政府方針を決めてお行きになるのかどうか、その辺の見通しはどうでしょうか。
○春田委員 私たちは、この軍事技術というものは武器輸出三原則の中で武器とともに軍事技術も含むと理解しておるわけでございまして、今回のこの問題につきましては明らかに武器輸出三原則に抵触するものである、このように思っております。  政府としましては、この問題がアメリカから要求された...全文を見る
○春田委員 委員部から時間を厳守せよということで言ってきました。大臣は宮中でサッチャー首相との晩さん会があるみたいでございますので時間厳守を言ってきたのじゃないかと思いますが、いずれにいたしましてもこの問題につきましてはまた後日防衛庁の決算委員会がございますので、その時点で改めて...全文を見る
10月12日第96回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○春田委員 何点か御質問申し上げますが、若干午前中の質問と重複する点があるかもしれません。極力避けるようにいたしますけれども、その点はどうか御了解いただきたいと思います。  まず、F16の三沢基地の問題でございます。  午前、午後にわたって相当論議されたわけでございますけれど...全文を見る
○春田委員 まあ基本的な目的はわかるわけでございますけれども、具体的には、このF16という戦闘機を持ってきたのはどういう意図があるのか。
○春田委員 極東における軍事バランスの改善ということでございますけれども、ということは、いわゆるバランスが崩れている、アンバランスだということですね。どこの国とのいわゆるバランスがとれていないのか、防衛庁はどう見ているのですか。
○春田委員 ということは、アメリカのいわゆる対ソ戦略の一環として今回のF16はある、こう理解していいわけですね。
○春田委員 では、その真の目的は何か。新聞等で報道されていますのを総括してまとめてみますと、一つは、ソ連沿海州への攻撃である。二点目には、北方領土のソ連基地への攻撃である。三点目には、宗谷海峡封鎖のための配備である。四点目には、いわゆる韓国への派遣のための配備である等々、さまざま...全文を見る
○春田委員 長官は先月末訪米されたわけでございますけれども、この問題につきましては六月ごろ米側からそうした意思の確認がありまして、それぞれ検討した結果、長官が訪米されて合意された、こういうことですね。そのワインバーガー長官との会談の中で、この問題にさらに、いま政府委員から説明がご...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、今回の措置というものは、午前中にも井上委員から出ましたけれども、かなりソ連側への刺激を大きくするということで、私はマイナス面が非常に大きいと思うのです。かつて三沢基地にはファントム4Dが七十二機、七一年まで常駐していたわけでございまして、それ以...全文を見る
○春田委員 その費用負担の原則はどう考えているのですか。
○春田委員 大体三千五百人ということは一千世帯以上になると思うのですね。一千戸の隊舎、宿舎が必要であるとすれば相当な費用がかかるわけでありまして、また、下水道とかそうした周辺整備等も要るでありましょう。新聞によりますと、大体四百億から六百億ぐらいの費用がかかるのではないかという形...全文を見る
○春田委員 大体この全体の何割ぐらい日本側が負担していたかというのはわかりませんか。
○春田委員 いずれにいたしましても、膨大な費用がかかるわけでございまして、仮に日本側が二分の一負担すれば、いわゆる三百億前後の負担になるわけですね。これは五六中業期間内でございますし、当然正面装備の費用が相当出ております。それ以上に後方支援費また人件糧食、この辺の負担の方に食い込...全文を見る
○春田委員 先ほどの問題でございますけれども、当然全部わが国が負担すればそれだけ財政負担になってくるわけですから、これまた問題だと思うのですね。  いまの後段の質問でございますけれども、長官は要するに地元の了解がなかったらできない問題だとおっしゃるわけでございますが、そうなれば...全文を見る
○春田委員 六月に米側から伝えられて、長官が訪米されるまでに約三カ月間あるわけですね。その間、米側の真意がつかめないなんてあり得ないと思うのですね。それで地元には全然相談なしなんて、それじゃ通らないじゃないですか。地元青森県や、三沢市とか周辺の市町村、六カ村ぐらいあると聞いており...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、長官、日米安保があるといえども、国内の協議といいますか、そうした事前の話し合いをやった上でやらなかったら、これは日米安保が優先なのか国内協議が優先なのか、よく考えてみたら全くの日本の自主外交はないですね。アメリカの言いなりのそうした外交政策と言...全文を見る
○春田委員 いずれにしろ理解に苦しむ今回の防衛庁の態度だと思うのです。  さらに、この基地には民間航空機が飛来しているわけですね。東亜国内航空が離発着しているわけです。一日に十往復しているわけですけれども、今回のこの措置によりまして、自衛隊、民間、そして米国の空軍と、非常に複雑...全文を見る
○春田委員 三沢には滑走路が一本しかないわけですから、五十機が配備された時点では、相当混雑といいますか、相当いろいろな問題が出てくるのじゃないかと思うのですね。そうした面も十分対応して臨んでいただきたい、こう主張しておきます。  続いて、五六中業の問題についてお伺いしていきたい...全文を見る
○春田委員 粘り強い交渉で説得できるということでございますけれども、どうもいま政府がとっている行動と言っていることが矛盾しているし、また、本音とたてまえがあるように考えるわけでございます。わが国が軍事大国にならない歯どめとして、さまざまな制約なりいろいろな拘束的な条件があるわけで...全文を見る
○春田委員 五十一年の十月に決められましたこの「防衛計画の大綱」は、要するに「防衛計画の大綱」に示された防衛力の整備はいついつまでには達成するということは示されてないわけでございますけれども、この五六中業期間に防衛力の整備水準に達する、このようにお考えになっておるのですか。
○春田委員 五六中業期間中にほぼ達成される、こう理解していいわけですね。もう一度確認します。
○春田委員 五六中業期間中にほぼ達成される、こうしたいわゆる枠をはめることによって、GNPの一%問題が、これは後で質問いたしますけれども、当然出てくるわけですよ。そういう点で私は、五十八年から六十二年まで防衛力の整備をやっていくわけでございますけれども、何もほぼ達成しなくても、若...全文を見る
○春田委員 そこで、GNP一%問題について質問いたしますけれども、GNP一%という昭和五十一年十一月の閣議決定というのはいまでも変わらない、午前中そういう答弁がございましたけれども、再度確認していきたいと思います。
○春田委員 いまのところというのは、要するに五六中業期間も入っておるのですか。
○春田委員 長官は、五六中業期間中平均で一%以内である、このような発言をされたと聞いておるわけでございますけれども、平均一%ということは、後半になったら一%も超えるかもしれない、こういうことを含んでいるのですか。
○春田委員 ということは、昭和六十年、六十一年、六十二年度になってもGNP一%を絶対超えることはない、こう思っていいわけですね。
○春田委員 変える必要がないというよりも、変えてはならないという観点から防衛費を算出しなければいけないと私は思うのですよ。GNP一%という答えは、分母に当該年度の国民総生産、GNPが入ってくるわけですよ。その上に当該年度の防衛費が分子として出てきて、そして答えがGNP一%以内とい...全文を見る
○春田委員 長官、そんなことを言っているのじゃないのですよ。GNPがたとえ鈍化しても、それに合わせて防衛費もスローダウンしたらいいじゃないですか。そうしたら、答えがGNP一%以内になってくるじゃないですか。五十一年の閣議方針のGNP一%を守るというこれさえはっきりすれば、調整でき...全文を見る
○春田委員 ということは、いまの答弁は、五十一年当時と国際情勢が相当変わってきたのだ、したがって、結果的には一%を超えてもやむを得ない状況になるのではないか、そういうものを含んだ答弁ですか。
○春田委員 長官は、結果的にGNP一%を突破することもあり得る、そういうお考えを持っておりますか。正直に言って、正直に。
○春田委員 あくまでも閣議方針は守る。GNP一%は守る。しかし、経済成長がどうなるかわからない。不確定要素である。これがスローダウンする。国民総生産が鈍化する。そして防衛費は固定されているから、結果的に一%を超えても、それは結果論であってやむを得ない、こう考えておるかと聞いておる...全文を見る
○春田委員 GNP一%以内を守るということを明確に答弁できないということは、その裏に、そうしたGNP一彩突破もやむを得ないということを含んだ防衛庁の考え方だろうと私は思うわけです。このGNP一%の問題は、そうした防衛庁の考え方であれば、時間の問題で、私は必ず突破するのではないかと...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、一%突破は時間の問題ですよ。だから、はっきりと防衛庁としてはGNP一考を守るのだということになれば、先ほど言ったように防衛費を鈍化すればいいわけですよ。GNP一%が閣議方針としてある、これは堅持していただきたいということを特に要望しておきます。...全文を見る
○春田委員 変わってないということでございますけれども、この五六中業のシナリオでは、この限定的小規模の能力をはるかに超えた整備が行われていくおそれがある。先ほども言ったように、完全にアメリカの世界戦略、極東戦略の中にはまった軍事大国化に進むおそれがある、きわめて危険な方向に進んで...全文を見る
○春田委員 通産、外務、防衛三省で検討されていると聞いているわけでございますけれども、大体いつごろをめどに結論を出そうとお考えになっているのですか。
○春田委員 どうもわからないのは、軍事面ではアメリカが圧倒的な優位を誇っているわけですね。それがわが国にいわゆる技術を提供しろと言うのは何を提供しろと言っているのか、その意図というのはどういう点にあるのですかね。
○春田委員 では、アメリカ側の具体的な意図がわからないで検討できるのですか。
○春田委員 どうもはっきりしないわけでございますけれども、先ほども長官がおっしゃったように、一方では日米安保があり、一方では武器輸出三原則がある、こういう中でいま模索し、検討しているのだ、こういうことでございます。  きょうは通産省の方がおいでになっておると思いますけれども、こ...全文を見る
○春田委員 長い間検討をされているわけでございます。これも憶測かもしれませんけれども、いろいろな意見が出ているわけです。もう三省の間では検討を終えてあとは発表の段階である、いろいろな複数の案が内閣官房の方に送られている、こういう話も出ているわけでございますけれども、この点、どうで...全文を見る
○春田委員 いずれにしても、長官は、日米安保がある以上、ある程度基本的には応ぜざるを得ないのじゃないか、このようにお考えになっているのですか、正直言って。検討中だということでございますけれども、原則的にはやはり何らかの条件をつけて、制約があったとしても応ぜざるを得ないのじゃないか...全文を見る
○春田委員 それ以上答えが出ないみたいですからこれで終わりますが、最後に大蔵省の方にお伺いします。  五十八年度の概算要求、各省マイナスシーリングの中で防衛費は七・三五%という伸びでございまして、私たちは防衛費突出と言っているわけでございますけれども、こうしたいわゆる防衛費が七...全文を見る
○春田委員 大蔵省にお願いといいますか、要求したいわけでございますけれども、いま防衛費は、五六中業に伴う予算というものが来年から始まっていくわけでございます。五六中業は、御存じのとおりかなり後年度負担が出てくるわけですね。五年契約ということで、初年度は全然支払わなくてもいいし、一...全文を見る
○春田委員 終わります。