春田重昭

はるたしげあき



当選回数回

春田重昭の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第98回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○春田分科員 私はハイタク業界の諸問題についてお伺いしたいと思いますが、まずハイヤー・タクシー業界の概況といいますか、現況につきまして御説明いただきたいと思います。  なお、企業の経営状態、また、そこに働く運転手の賃金状態、労務状態、若干労働省にもかかりますけれども、運輸省とし...全文を見る
○春田分科員 輸送人員でございますけれども、ただいま御説明があったように、非常に低下しているわけでございまして、かつて昭和四十五年には四十二億八千万人の輸送人員があったわけでございますけれども、五十四年を境にして年々低下している、減ってきているという状況ですね。また、賃金状況も必...全文を見る
○春田分科員 特にタクシーの増車の問題でございますけれども、タクシー会社に従事する運転者の個々にとってみれば、当然増車になれば過当競争になっていくわけでございまして、水揚げ率も低くなるわけですね。したがって、当然無理してスピードを出したり、労基法に決められている以上の労働時間にな...全文を見る
○春田分科員 さらに、次の点も強調してほしいわけでございますけれども、タクシー運転手の安全といいますか、衛生の面からいって特に注意しなければならないのは、タクシーの中でお客さんがたばこを吸うわけですね。そのいわゆるたばこ公害というのが非常に多いと言うのです。そういう面でタクシーの...全文を見る
○春田分科員 もし申請があって見直す場合、大臣、物価も落ちついているわけでございますし、燃料も安くなっているわけでございますし、まして利用者が減っている段階で上げれば、国鉄と同じような状態になるのじゃないかと思うのですね。そういった面からもタクシーの運賃改定につきましては慎重に配...全文を見る
○春田分科員 それからもう一点お伺いしますけれども、この問題は再三国会で論議されております国鉄の身障者の割引制度でございます。  これは御案内のとおり、現行制度は、身体障害者の中でも内部疾患の方または精薄の方は対象になってないわけでございます。いろいろな経緯があるみたいでござい...全文を見る
○春田分科員 いまおっしゃったように、臨調答申の中にも文教、社会福祉政策の観点から割引制度云々については所要の措置を講ずるですか、こういうことで出ているわけでございます。いま運輸省を中心に、その他大蔵とか経企庁、厚生省等が入って国鉄公共負担軽減対策検討会議というのが行われているや...全文を見る
○春田分科員 せっかく総裁がお見えになっておりますので、総裁、この問題については国鉄自身としてはどうお考えになっておりますか。
○春田分科員 福祉を守る立場の厚生省の方からもお見えになっておりますので、厚生省の御所見をお伺いしたいと思います。
○春田分科員 課長のお話を聞いておったら、何か受け身のような感じがするわけです。厚生省としては、要するにこういう身体障害者の方、当然内部疾患も含めて精薄の方もいわゆる割引制度をしてほしい、拡大をすべきであると主張するのが本当でしょう。何か臨調答申が出たからといって受け身になってい...全文を見る
○春田分科員 時間が参りましたけれども、大臣、これは内部疾患の方、精薄の方以外に、現在そういう割引制度の恩恵をこうむっている方も、昨年のこの臨調の基本答申に相当危惧を抱いているわけです。心配しているわけですよ。やはり現行制度そのものもなくなっていくのじゃないかという心配があるわけ...全文を見る
○春田分科員 当然現行制度を維持しながら拡大強化を図っていただきたい。強く要望しておきます。  終わります。
03月22日第98回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 まず景気の問題についてお伺いします。若干同僚議員と重複する点があると思いますけれども、御理解いただきたいと思います。  今日のわが国の景気というものは、景気動向指数によりますと、昭和五十五年の二月以来三十六カ月の景気低迷と言われているわけでございまして、その意味では...全文を見る
○春田委員 不況の原因といいますか、景気低迷の原因というものは何かと聞けば、長官初め経企庁の皆さん方は第一番に海外要因を挙げられるわけでございます。それもあるでありましょうけれども、私は内需の問題に、その対策に大きな問題があったのではなかろうかと思っているわけでございます。そうし...全文を見る
○春田委員 下方修正をやられまして三・一%の見通しを立てられたわけでございますけれども、その達成はほぼ間違いない、こう見ていいわけですか。
○春田委員 いまでこそ長官三・一%は達成できると胸を張っておられるわけでございますけれども、経企庁の当初の見通しは五・二%なんです。昨年の十月になりますと三・四%に修正されまして、さらに十二月の時点で三・一と二度修正なさっているわけですね。したがって、いわゆる当初見通しは五・二だ...全文を見る
○春田委員 五十七年度の景気対策の中に、いろいろな項目がございますけれども、たとえば民間住宅を政府当初方針では対前年度一〇・四と見られたわけでございますけれども、結果的には〇・五、民間の企業設備投資は当初七・七が二・〇ということで、決していわゆる海外要因だけの結果として経済成長が...全文を見る
○春田委員 そこで、五十八年度の景気対策でございますけれども、同僚議員からもいろいろな角度から質問がございましたけれども、この景気対策というのは、新聞であちこち、ちらほら出てきておりますけれども、まだ正確ないわゆる政府としての景気対策を発表なさってないわけですね。  新聞報道に...全文を見る
○春田委員 そこで、公共事業の問題でございます。  先ほども前倒しの問題が質問ございました。昨年は七七・二、三%の前倒しをやった、今年度はどうなんだということで、先ほどの答弁では、まだ決まっておりません、こういうことでございます。自民党の部会では八〇%前後の前倒しをやるべきだと...全文を見る
○春田委員 公共事業の執行に当たりましては、これは私の党は前々から主張しておりますし、せんだっての日曜日のNHKの景気問題でも、長官御出席なさって、うちの政審会長正木の話を聞いておられると思いますが、要するに、中身の問題でやはり改善する必要があるのではないか。たとえば、公共事業を...全文を見る
○春田委員 さらに、減税の問題でございます。  これは、共産党を除く与野党で大幅な減税ということが合意されているわけでございます。私たちは、所得税で一兆円、住民税で四千億、一兆四千億ぐらいの大幅な減税でなかったら景気浮揚に役立つ減税ではないのだ、こういうことを主張しているわけで...全文を見る
○春田委員 さらに、原油の引き下げによる差益の還元の問題ですが、ある試算によりますと、一バレル当たり一ドル下がるということは約一千億円浮くのだということをうたっておりますけれども、五ドルの値下げでございますから五千億は浮くわけでございます。  中でも、石油依存の高い電気料金です...全文を見る
○春田委員 確かに電力業界の設備投資意欲は統計的には非常に低くなっておりますので、浮いた分だけ投資に回すというのはわからないわけじゃないですけれども、要するに、円安になっていけば大変だから値上げしてくれということで、そういう原油引き上げ、円安ということになれば、すぐ上げてくれと言...全文を見る
○春田委員 この問題は金を出す大蔵省に聞いたらいいと思うのですが、大蔵省はどうですか。
○春田委員 聞き方によっては、八三年度八・九%もやっと伸ばしたんだ、八四年、八五年はむずかしいようなとり方にもなるわけでございます。  時間がございませんから、長官、最後にまとめて申し上げますと、この海外経済協力基金の原資は、一般会計からのものと財投からの資金運用部資金、これに...全文を見る
○春田委員 基金には交付金制度というものがあるみたいでございますので、赤字になった分は、この基金からいわゆる交付金でも出して処理していくという御計画みたいでございますけれども、そうした後処理でやるよりも、最初から一般会計でつぎ込んで赤字が出ないようにしていったらいいんじゃないかと...全文を見る
03月23日第98回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○春田委員 何点かお尋ねします。  まず最初に、アメリカの原子力空母エンタープライズが十五年ぶりに佐世保に入港したわけでございますけれども、この入港の目的、それから十五年前の昭和四十三年当時の入港と今回の入港では大きなさま変わりをしているのではないかということが言われているわけ...全文を見る
○春田委員 米側の見解じゃないのですよ。わが国のいわゆる政府として、外務省としての認識、これを聞きたいのです。
○春田委員 国民の間に意識の変化があったと外務省は見ておりますか。
○春田委員 それでは長官にお尋ねしますけれども、いま外務省からいろいろお話があったわけでございますけれども、長官としては率直にこのエンタープライズの入港、十五年前と受け入れ側も相当変わっているような報道がされておりますけれども、これについてどう認識なさっているか。
○春田委員 防衛庁長官としてはそう認識なさっているわけでございますけれども、国民の間ではそれがどう受けとめられているか、長官、どうお考えになりますか。
○春田委員 今回の寄港というものは、外務省から言わせれば乗組員の休養とレクリエーションのためであるという御説明をなさっておるわけでございますけれども、そう国民は見ていないし、私もそう思うのです。表面上はそうであったとしても、本質というものはいわゆる米国の対ソ戦略の一環の延長線上に...全文を見る
○春田委員 まあ報道等でも、今後最新空母のカール・ビンソンや戦艦のニュージャージー等も頻繁に寄港するだろう、このエンタープライズも反復寄港するだろう、こういうことでおのずとその答えが出てくるわけでございます。  そこで、反復寄港ということで、今回は一時寄港でございますけれども、...全文を見る
○春田委員 長官はどうですか。
○春田委員 今時点ではそうかもしれませんけれども、将来とも全くそういうことがないと言えるのか、断言できるのか。また、米側から今後要請が出てくるおそれがないと言えるのか、この点再度お尋ねしたいと思います。
○春田委員 そこで、問題は非核三原則でございますけれども、核を持たず、つくらず、持ち込ませずというのが三原則でございますが、今回のエンタープライズについてはこれに抵触する心配はないと言えるか。
○春田委員 たしか五十六年五月のライシャワー発言にありますように、一時寄港や通過は事前協議の対象に含まれないという発言がかつてあったわけでございますけれども、安倍外相がマンスフィールド大使との会談でこの点については明確に確認されたかどうか。これは外務省の見解を聞きたいと思います。
○春田委員 まあ十分取りつけたとおっしゃいますけれども、要するに非常に灰色のままで今日まで来ているわけです。核兵器積載可能なエンタープライズが日本に寄港して、どこにおろしてきたかというのは従来からも再三国会で論議されてきたわけです。だから、日本は非核三原則があるのだという表明だけ...全文を見る
○春田委員 それだけ日米間に信頼があるのだったら、なお一歩突っ込んで論議してもいいのではないかと思うのです。それがいまの形でいけば、ただ表面にさわっているだけでお互い信頼している、こう言って、言葉だけにすぎないのですよ。だから国民の間には不安が残っているわけです。  ところで、...全文を見る
○春田委員 国を守るべき防衛庁の長官に、いまと同じような質問ですが、お答えをいただきたいと思います。
○春田委員 最後に、このエンタープライズ及びベインブリッジの周辺の海水の採取を科技庁が行っているようでございますけれども、放射能の有無の結果が現時点でわかっているかどうか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 続いて、三沢の問題でございます。  その前に長官にお伺いしますけれども、最近のソ連のいろいろな動きにつきまして、いろいろな形で政府首脳からの発言があるわけでございますけれども、長官は、ソ連について認識をどう持っておられますか、まずお答えいただきたいと思います。
○春田委員 今国会の政府首脳の答弁の中で、ソ連の認識につきまして、特に総理また安倍外務大臣の発言は、従来わが国がとっておりました潜在的脅威というソ連の認識から一歩踏み出しているような見方もあるわけです。総理の日米運命共同体とか三海峡封鎖とか不沈空母等の発言は、従来の潜在的脅威から...全文を見る
○春田委員 意図ということを二回も長官は繰り返されたわけでございますけれども、意図はないけれども能力はある、こういうことですね。だから、能力と意思が一致して初めて事実上脅威といいますか、そういう形になってくるのじゃないかと思うのですけれども、この点、どうなんですか。能力はあると見...全文を見る
○春田委員 総理も、仮想敵国のわが党の質問の中で、ソ連は能力はあるけれども、意図といいますか意思はないのだ、したがって、いまは仮想敵国とは見ないのだということを国会答弁でなさっているわけでございますけれども、同じような意味だと思うのですが、ということは、五十八年度の防衛白書がいま...全文を見る
○春田委員 ということで、五十八年度の防衛白書も変わらないという認識でいいわけですか。もう一回確認します。
○春田委員 基本的にはということは例外もあり得るということで、勘ぐるわけでございますけれども、防衛白書が大体夏ごろ出てくるわけでございますが、その辺でさらに極東のソ連の軍事体制が変わってくれば、この潜在的脅威というものも変わり得る、こう思ってもいいのですか。
○春田委員 時間がないので先へ急ぎます。  そこで、F16が昭和六十年から四年間かかって大体四十機ないし五十機配備されるという構想が打ち出されたわけでございますけれども、午前中の同僚議員の質問にもございましたけれども、三沢にはかつてF4ファントムが配備されていたわけでございます...全文を見る
○春田委員 そうしたいわゆるマクロ的なといいますか、全体的な目的というのはわかるわけでございますけれども、なぜF16が配備されるのかという、この直接的な役目というのはどこに主眼が置かれているのですか。
○春田委員 米ソの軍事バランスが崩れているからこのF16を配備したんだということでございますけれども、そうしたら、どういう面でソ連がアメリカより優勢な面があるのか、これを明らかにしていただきたいと思います。
○春田委員 極東における最近のソ連の戦力について、具体的に説明いただきたいと思うのです。
○春田委員 北方領土におけるソ連の兵隊ですね。それから、ミグ21が配備されておると聞いておりますけれども、大体何機ぐらいいるのか。また、ソ連領土内におけるバックファイアの数。また、SS20の極東へ向けての配置数。この四点について数字を挙げてください。
○春田委員 それから、北方領土にソ連兵士はどれくらいいるか。
○春田委員 アメリカ側とすれば、今日の極東の軍事バランスのためにF16を三沢に六十年から四十ないし五十機置くんだ、こういう形で言うわけでございますけれども、ソ連から言わせれば、要するにかなり対ソむき出しの戦略であるからということで、さらにバックファイアまたはSS20等を北方領土等...全文を見る
○春田委員 時間がございませんから、先へ進みたいと思います。  この三沢基地には将来P3CやE2C等の軍用機が来るとも言われているわけでございます。ところが、現在、三沢基地には民間航空機、いわゆる全日空の民間機が飛んでいるわけでございます。そうしてF16やP3CやE2C等がどん...全文を見る
○春田委員 外務省にお聞きしますけれども、わが国が直接武力攻撃を受けなくて、米軍が単独で世界戦略または極東戦略の一環として戦闘作戦行動をとった場合に、これは事前協議の対象になると思いますけれども、どうですか。
○春田委員 たとえばこの三沢から米軍の軍用機が飛び立つ。ところが、飛び立つけれども、第三国で戦闘行動をとった場合はどうなるのか。
○春田委員 いわゆる戦闘作戦行動でなかった場合においては事前協議の対象にならないと見ていいわけですね。
○春田委員 その辺の判断が非常にむずかしくなってくると思いますけれども、あと問題がちょっとありますので、この問題はこれで打ち切りたいと思います。  いずれにいたしましても、わが国は、日本国憲法の遵守、非核三原則、専守防衛また個別的自衛権といった従来の政府方針なり国是があるわけで...全文を見る
○春田委員 この防衛費GNP一%問題につきましては、防衛庁初め、総理もそうでございますけれども、必ず注釈がつくわけでございまして、「現在は」というのがいつも言われるんですね。この「現在は」に力点を置かれているということは、将来といいますか、近いうちにGNP一%を突破することは目に...全文を見る
○春田委員 その数字を出したら、必ずGNP対比の問題で指摘されるからあなたのところはあえて出さないわけですよね。  素人の私でも大体試算してみれば、五十八年度に比較して五十九年度に防衛費が当然これだけはふえるという数字、正確じゃないとしても、たとえば後年度負担として約二兆円があ...全文を見る
○春田委員 若干の変動があるとしても、人件費はこれぐらい必要なのだということは間違いないわけです。  そこで、分母となる方のGNPの問題でございます。確かにいま五十八年度の経済成長がどれぐらいかわからないわけでございまして、五十九年度も果たしてどれぐらいの成長率かわからないけれ...全文を見る
○春田委員 最後に、五六中業の問題についてお尋ねします。  五六中葉は、五十八年度を初年度として六十二年までですか、「防衛計画の大綱」に定める防衛力の水準を達成することを基本として、長官指示なり国防会議にかかっておるわけでございますけれども、五十八年度、初年度からしていわゆる装...全文を見る
○春田委員 時間が参りましたから、終わります。
03月25日第98回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○春田委員 私は最初に、人事院勧告の問題についてお尋ねしていきたいと思いますが、五十七年の人事院勧告が昨年の八日に四・五八%勧告されているわけでございますが、政府方針で現在凍結の状態となっております。人事院としての御心境なり対応をまずお伺いしたいと思うんです。
○春田委員 昭和二十三年に人事院が創設されて今日までなるわけでございますけれども、こうしたいわゆる凍結という状態は過去例があるんですか。
○春田委員 昭和二十三年に創設されて、昭和二十四年にドッジ・ラインで一時凍結された例があるみたいでございますが、昭和四十五年以来今日までずっと完全実施されているということでございます。そうしたことが五十七年度に来て崩れるということは、人事院としては財政事情が非常に厳しいのでやむを...全文を見る
○春田委員 五十七年度も、三月がいわゆる年度末とすればあと一週間もないわけでありますけれども、現在与野党の実務者会議で検討されているわけでございますが、その見通しをどう見ておられるのか。これは内閣官房の方から大体の見通しをお聞かせいただけますか。
○春田委員 そういう経緯は知っているのですよ。大体いつごろ出そうなのか、その辺の見通しはわからないのですか。わからないならわからないと言っていいのですよ。
○春田委員 これは総理府の方は知っていますか、この辺のことを。
○春田委員 要するに内閣官房として、この問題というのは、いわゆる国会だけでなしに国民の大きな焦点になっているわけですよ。会議だけやって中身は知らない、推移もわからないというようでは、これは怠慢と言わざるを得ないんじゃないですか。  人勧制度というものは、先ほどからも話していると...全文を見る
○春田委員 内閣で決まったことを飛び出して発言をしたら、内閣不統一という問題で、これもまた野党から突かれるから、その辺も確かにつらい面があろうかと思いますけれども、決まるまでは大臣としては相当努力したという話でございます。確かに御努力なさったと思いますけれども、一たん決まったけれ...全文を見る
○春田委員 介入しなくてもその影響はあるわけですよ。たとえば、春闘というのは労使の話し合いといいますか綱引きになるわけでございまして、経営者側としては少しでも抑えようとするし、いわゆる働く労働者としては少しでもベースアップしたいという、この綱引きで決まってくるわけです。そういう面...全文を見る
○春田委員 景気の問題はかなりいろいろな要素がございます。しかし私はあえてひっかけるならば、人勧凍結というものが景気の足を引っ張る方にいくのではないか、いわゆる直接的な大きな影響はないとしても、間接的なものはある、こう思っているわけですよ。大臣、その点はどうですか。
○春田委員 意地悪質問ではございませんけれども、大臣、五十八年度の経済成長の目標、目安は何%か御存じですか。
○春田委員 そのうち内需で何%の寄与度と見ているか、御存じですか。
○春田委員 別にいじめるためにやったのではないですけれども、いずれにしましても、私の考え方としては、人勧、春闘、こうした問題は、やはり景気の中で、要するに個人消費という全体を一〇〇としたら五二%を占める。これに非常に大きな影響がある。現在この個人消費は若干伸びつつあるといえども、...全文を見る
○春田委員 どうもかみ合わないのですけれども、次へ進みます。  大臣の私的諮問機関でございます産業労働懇話会で論議されております人事院そして公労委の制度見直しについて、端的に言いますならば、二点について大臣の御意見を聞きたいわけでございます。  一つは、官公労働者のスト権付与...全文を見る
○春田委員 次に進みます。  人事院にお伺いいたしますけれども、昨年の夏答申されました臨調の基本答申の中には、民間給与の実態について、いわゆる小規模企業の民間給与もそうした実態の中に入れるべきじゃないかということで、民間給与の実態について広げるべきであるという意見があるやに聞い...全文を見る
○春田委員 次に、国鉄、林野の三月の期末手当の問題について。  期末手当をカットするという報道も出ているわけでございますけれども、政府の御見解をいただきたいわけでございます。この問題も労使の問題だと思いますけれども、国からかなり出資金なり補助金等を出している部門でございますし、...全文を見る
○春田委員 もし三公社五現業の間で賃金格差が出た場合は、政府としては、これはやむを得ないとお思いになるのか、格差はなくすべきであるという御見解なのか、その辺のところをお答えいただきたいと思います。
○春田委員 時間がございませんので、この問題はこれで終わりたいと思いますが、いずれにいたしましても、仲裁裁定は昨年国会で六・九%と決定されてございますけれども、六月と十二月の期末手当は旧ベースで支払われているわけでございまして、その上こうした格差というのはやはり好ましくないと私は...全文を見る
○春田委員 いま検査院から御報告があったように、要するに入居状況、入居率でございますけれども、特に五十六年三月末現在で入居率は、当然資格があって入るべき人の平均が大体三二%だというのですね。五十年以降のものになりますと四・八%しか入っていない、こういうことなんですね。  そこで...全文を見る
○春田委員 要するに建設地が一つの大きな問題じゃないかと思うのです。雇用促進事業団一般業務方法書、その中の三十二条には「宿舎」というものは「特に当該地域における移転就職者の受け入れ数、宿舎の必要度等を勘案して設置するものとし、その設置の場所を選定するに当っては、就職先の事業所との...全文を見る
○春田委員 先ほどもお話があったように、いわゆる資格のある人の平均入居率は三二%である。ところが、移転就職者の流入の多い十都道府県の入居率は五六%という形ですね。平均を約二〇%も上回っているわけです。ところが、その他の三十七県では一九%しか入っていないということで、この点からも今...全文を見る
○春田委員 最後に、この移転就職者用の宿舎でございますが、既存の古い宿舎については、非常に狭いということで、入っている方からいろいろ要望が出ているわけでございます。たとえば二戸一改造の問題とか一部屋増築とか、そうした要望が出ているわけでございますけれども、これについては、要するに...全文を見る
○春田委員 私の地元の私部宿舎でも一部そうした工事に取りかかっているわけでございますけれども、今後引き続き鋭意工事を続行していただきたいということを要望しておきます。  最後に、雇用促進事業団の宿舎につきまして、大臣のまとめの御答弁をいただきたいと思うのです。
○春田委員 もう時間がないものですから、この問題についてはもっと突っ込んでやりたかったわけでございますけれども、建設省の方せっかくおいでいただいたわけでございますけれども、次回に質問していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  あと五分ということでございますけ...全文を見る
○春田委員 さらに年次有給休暇の問題も、法の上では勤続一年八割以上の出勤をしていれば有給休暇を与えなければならないとなっておりますけれども、パートタイマーについては、わかっている範囲では二二・七%しか年次有給休暇の付与もされてない、こういうデータが出ております。また、雇用契約期間...全文を見る
○春田委員 高等職業訓練所の決算的な問題もやる予定でございましたが、時間がございませんので次回にやらしていただきたいと思っております。  終わります。
05月11日第98回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○春田委員 最初に、薬価問題についてお尋ねしていきたいと思います。  薬価基準制度の見直しについて報道がなされているわけでございます。その内容を見ますと、第一点は、「現在、保険が適用されているビタミン剤や総合感冒剤、漢方薬などを薬価基準から削除する」、第二点としては、「同一規格...全文を見る
○春田委員 第一点のビタミン剤、総合感冒剤、湿布薬、これらはすでに諸外国では一般薬局で販売されていると伺っているわけでございます。局長の御答弁では検討しているということでございますが、これは将来何らかの手直しがあるものと、そう期待していいのですか。
○春田委員 さらに、第二点の現行の銘柄別収載の是正についてでございますけれども、私もかねてから主張しているとおり、同一規格、同一成分であるものは先発品、後発品ということで価格差を設けてはならない。先発品につきましては保証期間が六年間あるわけでありまして、六年間過ぎれば同一価格にす...全文を見る
○春田委員 ところで、薬価がことしも一月一日より四・九%引き下げられたわけでございます。この目的は、国民医療費の中に占める薬剤費が諸外国に比べて異常に高いということ、また薬づけ医療という批判に対し薬剤費を減少させるための措置であろうと思っておるわけでございます。  そこでお伺い...全文を見る
○春田委員 局長の答弁では、推計であるけれども下がったと思う、こういうことでございます。さらに確かな数字が出た段階で私はこの問題については質問していきたいと思いますけれども、国立の大学病院ではこうした薬価引き下げの効果が全く見られず、かえって薬剤の購入費が増加しているという現象も...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、アメリカはMAC制度、また西ドイツは公的な病院等は安い薬剤を使うという制度があるわけでございまして、こうした諸外国の例を十分参考にしながら、要するに国民医療費の中で薬剤費が三十数%ということは諸外国に比べて異常である、そういう批判があるわけでご...全文を見る
○春田委員 当時の報道では、厚生省の経済課の幹部が薬価基準引き下げに関連してこうしたやみカルテルの問題を誘引したのではないかと報道されておりましたけれども、そうしたことが調査の段階で出たのかどうか、お答えになれればお答えいただきたいと思うのです。
○春田委員 それでは厚生省の名誉のためにも、経済課の御意見をお伺いしたいと思うのです。
○春田委員 この点につきましては、わが党の議員からもことしの二月の予算委員会で質問されているわけでございます。立入検査されてからもう一年半たっているわけでございまして、それだけ規模の大きいものであろうと察します。しかし、通常の公取の検査結果の発表に比べて相当期間が長いわけでござい...全文を見る
○春田委員 保険医療機関の審査、監査体制でございますけれども、社会保険の支払基金、国民健康保険の団体連合会の審査機関とは別に、いま局長から御説明がありました医療監査制度がございますけれども、この監査の目的はいかなるものなのか、簡単で結構でございますから、御説明いただきたいと思いま...全文を見る
○春田委員 この監査に従事する担当官といいますか技官といいますか、現在、定員に対して現員は何名いるのか、御説明いただきたいと思います。
○春田委員 定員に対して現員が少ないわけです。特に、資料をいただいた中では、栃木県、山梨県、愛媛県、高知県、宮崎県の五県では全く専任者がいないという実態になっているわけです。県でゼロということは、先ほど局長から御説明があったように、診療報酬の不正や診療内容の適正化を図る、いわゆる...全文を見る
○春田委員 人材がいないということでありますけれども、兼任という話もありましたが、現在、保険を扱っている医療機関だけでも全国で十五万、お医者さんでも三十二万いるわけであって、そうした相当広い規模の医療機関、医者に対して、兼任なんというのではとてもじゃないができるはずがないわけであ...全文を見る
○春田委員 現在、指導医療官は全国で七十八名おられますけれども、平均年齢は何歳ぐらいなんですか。
○春田委員 聞くところによると六十歳以上の方がかなりおられるということでございまして、そういった面から考えれば、現員も少ないけれども、将来こういう方で高齢者であれば当然おやめになる率も高くなるわけでございまして、先細りになってくるわけですね。医師としての資格が必要である、そういっ...全文を見る
○春田委員 大臣の答弁がいままでございませんので、お疲れだと思いますけれども、この点について大臣からの御見解を伺っておきたいと思います。
○春田委員 ところで、この指導医療官と事務指導官の監査状況について、簡潔に御説明いただきたいと思います。
○春田委員 五十六年度の監査の内容はただいま御説明あったとおりであります。  不正請求の返還額は、国民医療費十二兆八千億円のうち十一億六千四百四万円、取り消し処分に遭った医療機関、十五万三千七百二十七機関のうち三十六機関、医師数では三十二万七百十六人のうち三十二名が取り消しの処...全文を見る
○春田委員 五十五年度の国税庁の税務調査では二十六億六千万円の不正請求が見つかっているわけです。それに比較しますと、厚生省の場合は、五十五年度の不正請求の返還額は六億三十四万円となっております。専門の厚生省の額に比べていわゆる専門外の国税庁の不正請求の額の方が大きいわけでございま...全文を見る
○春田委員 ただいまの質問につきまして、同じく大臣に御見解を伺いたいと思います。  とともに、さらにもう一点、ある調査によりますと、三人に一人が医者に不満であるというデータも出ているわけです。大臣としては何か初めてお聞きになったように思われますので申し上げますと、これは健康保険...全文を見る
○春田委員 さきの質問に対しましては、大臣もかなり慎重な御答弁であろうと思っているわけでございますが、さらに確認といいますか、重ねて質問しますけれども、局長は、不正請求の問題については、要するに医師会の立ち会いのないままに行政庁が単独で監査してもいいんじゃないか、十分話し合い、連...全文を見る
○春田委員 最後にまとめとして、行政改革の第一次答申の中にも「医療機関に対する指導監査の強化、不正・不当請求事案についての厳正な処分の実施を図る。」べきであると明記しております。政府は行革を進めているわけでございます。行革は人減らしから始まるといいますけれども、いわゆる金減らしに...全文を見る
○春田委員 大学や日本産科婦人科学会等では倫理的な基準が設けられているやに伺っているわけでございますけれども、厚生省としてはこうしたものをうかがっておるという答弁でございますが、厚生省単独で、いわゆる政府としてこうした基準といいますか、規則といいますか、こういうことを設ける気とい...全文を見る
○春田委員 毎月一回懇談会といいますか、そうした場を設けているということでございますけれども、大臣、これは集大成として、将来そういうことも必要になった場合は考える、こういうことなんですか。
○春田委員 大臣がおっしゃっているように、不妊症に悩む夫婦にとってはまことに喜ぶべきものであると私は思います。しかし、何万人という患者にこうしたことが行われた場合、夫婦や医師だけの問題ではなくなってしまうおそれが出てくると私は思います。生まれる子供の立場、生命と医学という関係等、...全文を見る
○春田委員 終わります。
05月19日第98回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○春田委員 まず、総理に解散問題についてお伺いします。  衆参のダブル選の回避はほぼ間違いないと見られておりますが、その後、秋口解散のうわさが出ているわけでございます。総理の御真意をお聞かせいただきたいと思います。
○春田委員 総理は、たてまえ上衆議院は任期満了説をおっしゃっております。しかし、解散の引き金となる、たとえば国会の審議がストップした場合とか内閣の不信任案が出た場合においては解散するかもしれないという御答弁があったわけでございますけれども、これはいまも変わりございませんか。
○春田委員 時間がございませんので、走っていきます。  次に、原油値下げによる電気料金の値下げの問題でございます。  山中通産大臣はこの値下げに積極的な御発言をなさっておりますが、総理はさきの物価安定会議の中では、むしろ設備投資に回した方がいいのではないかというお話があったよ...全文を見る
○春田委員 この問題についての総理の御答弁をいただきます。
○春田委員 鈴木前総理の財政再建というものは、五十九年度をめどに赤字国債の脱却を目指したわけでございます。結果的には挫折したわけでございますが、中曽根総理の財政改革は何年を赤字国債脱却のめどとしているのか、お答えいただきたい。現時点で明確にお答えできない場合は、この計画はいつごろ...全文を見る
○春田委員 その経済審議会の中長期の経済展望が出るのは大体いつごろなのですか。
○春田委員 防衛予算は、五十九年度、対GNP一%を突破することはほぼ間違いないと言われているわけであります。総理は昨年の臨時国会で、この問題につきまして次のように御答弁なさっております。最大限の努力をしても、その後の情勢変化が出てくれば突破もやむを得ないとおっしゃっているように聞...全文を見る
○春田委員 全力を尽くしても突破した場合にはやむを得ないと見ているのか、これを聞いているのです。
○春田委員 五十七年度人勧は凍結されました。五十八年度人勧は八月上旬に勧告されるはずでございます。  そこで、五十八年度人勧についてお伺いしますけれども、政府側の答弁は、二年連続して凍結はないと言っております。この意味は、五十八年度は実施するということでございまして、この実施は...全文を見る
○春田委員 五十九年度予算は五十八年度以上に厳しいと見られているわけであります。予算編成作業は七月以降にかかるとしても、基本的な問題として私はお伺いしたいと思います。  従来、政府は、歳出削減では聖域はないとしても、たとえば国際条約に伴う歳出の増加、エネルギー関係費、政府開発の...全文を見る
○春田委員 次に、減税問題についてお伺いします。  本日の与野党幹事長・書記長会談で五項目の合意がなされております。この中を見ますと、規模と実施時期は明示されてないわけであります。しかしよく読むと、たとえば二項目の減税の規模については、国民の期待に沿うよう最大限の努力をする。時...全文を見る
○春田委員 総理に確認したいわけでございますが、大蔵省としては、五十七年度税収が大体七月ごろわかる、その後検討の作業をしていくということでございますが、総理は政治生命をかけて、この減税は五十七年度どういう税収状況になろうと断固やっていく、この決意に変わりないか、この点をお伺いした...全文を見る
○春田委員 教科書の無償制度であります。  昭和三十八年以来、憲法二十六条及び教育基本法の精神に基づいて堅持されてきております。ところが、毎年予算編成のときに有償化の話が出てくるわけでございます。また、臨調でも制度の検討を示唆しているわけでございますが、この件につきましては、要...全文を見る
○春田委員 最後にお伺いいたしますけれども、わが国は憲法上、男女平等であるとしております。しかし現実はかなり差別されている面がございます。その代表的なものに、婦人の社会進出に伴う職場の男女差別が挙げられます。  現在、婦人労働者は雇用者総数の約三四・六%、一千四百十八万でござい...全文を見る
○春田委員 時間が制約されておりましたのでかなり走っての質問でございます。どうか総理は私の質問の意を十分酌んでいただきまして、早急な対策を講じていただきたい、このように要望し、質問を終わります。
○春田委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま委員長から提案されました議決案件に対し、反対の意を表明するものであります。  議決案第一項におきましては、本委員会での決算審査の際、各委員より政府に対して問題が指摘され、政府の速やかにして厳正な措置が強く望まれた事項...全文を見る
07月07日第98回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○春田委員 私は、いま大きな社会問題となっております戸塚ヨットスクールの問題についてお伺いしたいと思います。  去る七月五日、名古屋地検が戸塚ヨットスクールの戸塚校長及びコーチ六名を傷害致死罪で起訴したわけでございますが、この起訴に至る経緯を、時間がございませんのでひとつ簡潔に...全文を見る
○春田委員 死亡事件は、この小川真人君のほかに、五十四年の二月に見学君、それから五十五年の十一月には吉川君の二件があります。見学君は不起訴、吉川君は捜査中となっておりますが、今回のこの小川真人君の起訴により、この過去の両事件というものは新たな展開が予想されると私は思いますけれども...全文を見る
○春田委員 もうすでにこの補充捜査が開始されていると見ていいわけですか。
○春田委員 警察の方にお伺いしますけれども、補充捜査を開始しているのかどうか。
○春田委員 この戸塚ヨットスクールは、新聞や雑誌等を見る限り、社会通念上から考えられない事件や行為が行われているわけであります。先ほどの死亡事件の三件のほか、行方不明が二件、また木刀や角材、火あぶりによる暴力、女性に対するわいせつ行為、手錠や牢屋等に押し込めたりする監禁行為、脱走...全文を見る
○春田委員 社会通念上から大きく逸脱しているのは間違いないと思いますし、程度と言いますけれども、死亡事件が出ているわけでございますから、限界をはるかに超えた行為じゃなかろうかと私は思うわけでございます。  ところで、この戸塚ヨットスクールというのは情緒障害児を治すという教育訓練...全文を見る
○春田委員 設立されまして今日までに卒業した人員は何名くらいか、つかんでおられますか。
○春田委員 また、このスクールは情緒障害児を対象にということで、小学生以上を訓練生としているそうでございますが、いわゆる訓練生というのはすべて情緒障害児が対象なのかどうか。
○春田委員 先ほどの亡くなられた小川真人君はそうした生徒だったのかどうか。
○春田委員 校長の戸塚宏は情緒障害児を四百名治したと豪語しているそうでございますけれども、捜査の段階で、そうした情緒障害児が治ったという形跡といいますか、また、今後治るであろうという形跡というものがあるのかどうか、どう認識されていますか。
○春田委員 大臣、こういう訓練のやり方に対して、人権上許されると思いますか。
○春田委員 この戸塚ヨットスクールには、児童福祉法に当たる十八歳未満の訓練生が多いと聞いているわけです。この児童福祉法に照らして、児童虐待に当たる行為とならないのかどうか、この点、厚生省としてはどう見ておられますか。
○春田委員 こうした情緒障害児の子を持つ親やそうした子供に対する適切な施設があればこういう問題が起こらないわけであって、そこら辺、厚生省としてはどうとらえているのですか。
○春田委員 今回の事件で、預けた父兄の側にも責任があると一部言われているわけでありますけれども、全部が全部情緒障害児じゃないと思いますけれども、情緒障害児を持つ親として、家庭としては、わらをもつかむ思いでスクールに子供を託したと思うのです。そうした家庭状況も勘案して障害児対策とい...全文を見る
○春田委員 何せ時間が三十分ということでございますので、もう一点だけやらせていただきます。  法務省に矯正医官修学資金というのがありますね。この目的について簡潔に御説明いただきたいと思うのです。     〔委員長退席、東家委員長代理着席〕
○春田委員 この制度が発足したのは昭和三十六年ですが、この修学資金を貸与した者は三十六年から現在まで何名くらいいるのか、そのうち医師国家試験に合格した者は何名いて、その後矯正施設の医師として勤務したのは何名か、そして現在施設に勤務しているのは何名なのか、数字であらわしていただきた...全文を見る
○春田委員 ただいま説明あったように、百二十名に貸与して医師国家試験には全員が合格した。そして矯正施設に勤務したのがそのうちの約三分の一弱に当たる三十七名、その後現在残っているのは三名ということでございますから、三十四名がもう退職しているわけですね。要するに、矯正医官になるという...全文を見る
○春田委員 これは予期した成果が全くない、百二十名が受けてわずか三名しか残っていないわけですから、全くないと言ってもいいのじゃないですか。三十七名も勤めた中で三十四名が退職しておりますけれども、平均勤務年数はいま言ったように三年二カ月ということで非常に短い。  これは、この貸与...全文を見る
○春田委員 矯正施設、たとえば刑務所、少年院や少年鑑別所、婦人補導院には必ず医師が必要になっているわけでございます。  定員に対する現員は九一%ということで、一〇%の欠員になっているわけでございます。特に少年院の静岡、新潟、奈良、沖縄、それから少年鑑別所の千葉、前橋、静岡、ここ...全文を見る
○春田委員 それでは、時間が参ったようでございますので、非常に走って質問いたしましたけれども、これで終わります。
○春田委員 私も、公職選挙法の一部改正の法律の中での比例区の問題と定数是正の問題について、若干重複する点があるかと思いますけれども、質問させていただきたいと思います。  今回の参議院選挙から初めて導入されました比例代表区の選挙については、見直し説があちらこちらから出ているわけで...全文を見る
○春田委員 わが党としても、この比例代表区選挙につきましては、メリットな部分もあるけれどもデメリットの部分が大きいということで、終始反対をしてきたわけでございます。  そこで、何点かにわたりまして御意見を伺いたいと思いますが、まず第一点は、今回の参議院選は史上最低の投票率、五七...全文を見る
○春田委員 まさに今回の投票率が低かったのは、いま選挙部長がおっしゃったように、今回の制度というものが非常に国民になじまなかったからだと私も思う。なじまなかった最大の理由は、政党への投票という問題ですね。やはり、この政党への投票という問題が、私たちもいろいろな政治活動、選挙運動を...全文を見る
○春田委員 次に、議席配分のドント方式でございますけれども、このドント方式というのは少数政党には非常に不利でございまして、大政党に有利な方式であると、やる前から言われていたわけでございますけれども、結果的にもそうなっているわけです。  各党の得票数を、そのときの単純な一議席当た...全文を見る
○春田委員 結果的には不公平になっているじゃないですか。そういうような自治省の認識では困りますよ。各党の話し合いになると思いますけれども、結果的には不公平になっているじゃないですか。金がかからないと言いながら、テレビスポットやまた新聞への広告等で、結果は非常に金がかかっているとい...全文を見る
○春田委員 もう一点だけ確認しておきますけれども、大臣は自民党員でございます。自民党の方針は、参議院は比例代表制をとり、衆議院は将来小選挙区制を頭に置いているやに伺っているわけでございますけれども、大臣は小選挙区制導入に対してどう思っておられますか。
○春田委員 かれこれ言うのはおかしい、それはどうなんですか、大臣として小選挙区の導入を自分の自治大臣の間には全く考えていない、また、個人的にはどう思っておられるかわかりませんけれども、大臣の間ではどう思っておられるのか、それくらい御答弁してくださいよ。
○春田委員 続きまして、同じく公職選挙法で定められております衆参両院の議員定数の問題でございます。  衆議院、参議院の国政選挙のたびごとに、有権者数と議員定数のアンバランスの問題が各地で問題となっているわけでございます。大臣としての御所見をお伺いしたいと思います。
○春田委員 大臣がおっしゃったように、公職選挙法は昭和二十五年に制定されまして、衆議院では昭和三十九年と昭和五十年の二回、一部改正されているわけです。参議院では全くされていないわけです。そこで、衆議院、参議院両院の一票の格差は現在どうなっているのかということです。  まず、参議...全文を見る
○春田委員 この一票の格差は確実に拡大しているわけです。  そこで、また衆議院の場合でございます。衆議院の場合は昭和五十年に改正しておりますけれども、昭和五十一年時と、そして前回の選挙の五十五年、一番新しい時点ですね、この辺の実情はどうなっておりますか。
○春田委員 衆議院の方でも同じ現象が出ているわけです。  このように衆議院、参議院、ともに一票の重みの格差というのは拡大する一方でございます。その結果、今回の参議院選でも、低い得票での当選者十人のうち九人までが自民党さんで占められている。高い得票で落選している十人のうち八人まで...全文を見る
○春田委員 そういうことで自治省はすぐ逃げるわけです。先ほども話があったように、こうした現象に各地の有権者の間で司法の判断を求める訴訟等が提起されているわけです。衆議院では、五十一年の四月から五十六年の十月まで五度の違憲判決が出ております。現在係争中のものは、衆議院で十六件、参議...全文を見る
○春田委員 そうした現実の面がなかなかできないから、第三者機関にゆだねた方がいいと私は思うのです。  地方議会では、五年ごとの国勢調査によってその都度定数是正をしておるわけですよ。したがって、裁判等の問題も地方議会では全然ない。地方を指導していくべき国が、そういう司法で判断がさ...全文を見る
○春田委員 時間がなくなってまいりましたけれども、もう一点だけ覚せい剤の問題について、走ってお伺いしたいと思います。  いわゆる覚せい剤に汚染された事件というものは、あちらこちらに大きな社会問題となっておるわけでございますけれども、厚生大臣の諮問機関でございます公衆衛生審議会が...全文を見る
○春田委員 時間がオーバーしましたけれども、最後にもう一点だけ法務省にお伺いします。  覚せい剤中毒者に対する医療充実は、各界各層から意見が出されているところでございます。  ところで、法務省は、覚せい剤中毒患者に対し現行刑法では十分な対処ができないとして、刑法を改正し、保安...全文を見る
○春田委員 それは次の臨時国会に出す予定なんですか。
○春田委員 日弁連等もいろいろ反対しているみたいですが、その辺もよく話し合いしながら慎重に対応していただきたい。  時間超過しましたけれども、以上で質問を終わります。
07月08日第98回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○春田委員 まず、経企庁にお尋ねしますけれども、わが国の景気の動向を最初に御説明をいただきたいと思います。
○春田委員 今年度の経済成長率の見通しは三・四%だったと思いますけれども、この達成の見通しはどうでしょうか。
○春田委員 若干の明るさが見えてきたということでございますが、私はまだまだ景気低迷を脱したとは言えないと思うのですね。特に輸出の面がいま強調されました。四月、五月は対前年比で相当大きな伸びが見えているわけでございますけれども、この輸出のいわゆる伸びの兆しというものが一面また最近貿...全文を見る
○春田委員 そこで、内需の柱でございます住宅政策といいますか、住宅建築の問題についてお伺いしたいと思います。  その前に、大臣にお伺いいたしますけれども、五十九年度予算は厳しい財政状況の中でマイナス一〇%のシーリングがいま打ち出されているやに聞いているわけでございます。となれば...全文を見る
○春田委員 経企庁の方はもう結構です。  御案内のとおり、公共事業は五十五年からこの四年間予算的には据え置きということで、事業量としては一〇%ないし一五%ぐらい減っているわけでございます。そういった面で、何といっても、内需喚起のためには公共事業が必要であるわけでございますから、...全文を見る
○春田委員 五十八年度は五十七年度並みになるのではなかろうかというお話がございましたけれども、五十七年度は百三十万戸に建設の目標を置かれて、結果的には百十五万七千戸になったわけでございますけれども、五十八年度の着工目標というのはお決めになっているのですか。
○春田委員 目標を立てないでいくと、いわゆる成り行き任せじゃないですけれども、要するに今回は民間の力をかろうという見通し、これはやはり大きな違いが出てくると私は思うのです。昨年度でも百三十万戸に目標を置いて力を入れていたわけでございますけれども、結果的には先ほど言ったように百十五...全文を見る
○春田委員 ところで、大臣、第四期の住宅五カ年計画、五十六年度から六十年度七百七十万戸、これはまだ生きているのですか。
○春田委員 それは努力してもらわなければいけませんけれども、この七百七十万戸はまだ生きているということでございますが、この七百七十万戸、二年とちょっと過ぎているわけでございますが、達成可能、そう見ておられるのですか。
○春田委員 これは大臣に聞いたらいいと思うのですけれども、七百七十万戸を五カ年で割ったら、単年度は百五十四万戸になるのですよ。五十六年、五十七年で百十四万と百十五万、恐らく五十八年はもっと下回ると思うのですよ。五十九年度、六十年度で残りをカバーできるかといったら、これはだれが考え...全文を見る
○春田委員 内需中心の柱といいながら、住宅の建設というのが非常に厳しくなってきているわけですよ。そういった面で、一面財政的な面もありますけれども、本当に建設省が住宅に力を入れているのかどうか疑う面があるわけでございます。  そこで、住宅金融公庫の問題について質問を移していきたい...全文を見る
○春田委員 そういうことで、この公的資金、住宅金融公庫の建設が非常に問題になっているわけでございます。持ち家、マンション、分譲とも落ち込んでいるわけでございます。  そこで、大臣、昨年度は予算的には五十四万戸で、二万戸が追加されて、五十七万戸の実績があるわけですね。今年度は予算...全文を見る
○春田委員 そこで、いわゆる一戸建ての中古住宅が公庫の融資対象に五十八年度からなったわけでございますけれども、その内容について概略御説明いただきたいと思います。
○春田委員 私は、せっかくの中古住宅の融資制度が生かされない面があるのではなかろうか、こう思っておるのです。たとえば、融資対象地域が三大都市圏プラス五十万の都市であるという面、また、金利も一般の公庫融資と比べて、一般融資は五・五%でございますが、この場合は六・五%ということで利子...全文を見る
○春田委員 まあ中古住宅の中では過去融資対象になってこういう新制度でつかないという面があるわけですから、整合性という面はわかりますけれども、特例措置として考えるべきじゃなかろうか。中古住宅制度というのをせっかく設けるのだったらその辺も勘案してほしい、こういうことです。大臣、よく覚...全文を見る
○春田委員 この民賃制度というのは、昭和四十九年の四月から施行されまして、五十六年度までの実績は二千八十八件、五万六千二百四十六戸、建設費の総額が三百八十億三千四百二万円となっております。そして、そのうち滞納額が、いま検査院から御報告あったように、六十七億六千八百九十四万円、全体...全文を見る
○春田委員 この検査院の報告書を読んでみますれば、公団側の、甘いといいますか、その辺の事前事後のいわゆる審査体制が非常に甘かったんじゃないかという面がうかがえるわけですね。当然返還すべき金を他に流用したり、返還するだけのお金がありながら返さないといった、何といいますか、そうした非...全文を見る
○春田委員 時間がなくなってきましたので、最後に民間の都市の再開発の問題と宅地の開発の要綱の問題について二点お伺いしたいと思います。  建設省は、都市対策推進委員会を設けて、その中で、都市の再開発の問題、宅地開発の要綱の問題等、いかに民間の建設、住宅投資の促進を図ることができる...全文を見る
○春田委員 いま鋭意検討して取りまとめ中ということでございますけれども、この開発区域内の区画道路の幅員の問題ですね、一部報道では六メートルを限度とするよう地方自治体に指導方針を出されるように固められた。現在この土地区画整理法の施行規則では、区画道路は住宅地内では幅員が六メートル以...全文を見る
○春田委員 私の資料では、六メーター以上が全体の自治体の中で一〇%ぐらいあると聞いているわけでございます。そういった面が要するに業者に大きな負担になるということで、宅地開発の促進に支障を来すということでこういう形になったのだろうと思いますけれども、その一方、そうした面が地方自治体...全文を見る
○春田委員 終わります。
09月29日第100回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○春田委員 最初に、日米農産物交渉の問題についてお伺いしたいと思いますが、去る九月十四、十五日の両日にわたりまして日米の農産物交渉が行われたわけでございますけれども、農水省として、この交渉をどう評価しておられるのかお伺いしたいと思います。
○春田委員 ただいまの答弁は抽象的で中身がさっぱりわからないわけでございますけれども、交渉の中身につきましては先方の意向により公表できないということでございますけれども、アウトラインだけでも御説明できないのですか。
○春田委員 政府側が公表できないとなれば、新聞でいろんな角度から報道されておりますので、この点で確認をしていきたいと思います。  まず第一点、穀物肥育牛肉を一定期間毎年六〇から七〇%輸入枠を拡大する、オレンジの場合も同様に三〇%ないし四〇%輸入枠を拡大する、さらに畜産振興事業団...全文を見る
○春田委員 これまでの日米農産物交渉の米側の要求は、昭和五十年十月ハワイ交渉、また本年四月のワシントン交渉、いずれも完全自由化の要求だったわけでございます。今回の交渉におきましては、ほとんどの報道等でされておりますので間違いないと思いますけれども、完全自由化のかたいガードから一転...全文を見る
○春田委員 大臣にお伺いしますけれども、今月三日、東京新聞の記者とのインタビューに応じられましたかどうか、そういう事実があったかどうか、お伺いします。
○春田委員 私の質問にお答えになってないのです。いまの大臣のお話の中で、農産物交渉の中身については大臣は御報告を受けてないのですか。
○春田委員 どうも解せないわけでございますけれども、大臣は農水省の最高の責任者でありますし、聞かない方がいいというのはどうも私ははっきりわからないわけでございますけれども、やはり農産物の交渉についていわゆる中身を聞く、さらに報道されるその報道が真実かどうか、そこまで突っ込んで事務...全文を見る
○春田委員 交渉というものは相手があるわけでございますから、筋書きどおりいかないと思います。最終的には政治的な決断というものも必要かと思いますけれども、やはりその政治的決断というのは、ある程度全体がわかった上でないと決断というのはできないと思うのですね。どうも大臣のお話を聞けば、...全文を見る
○春田委員 今月の三日です。
○春田委員 そこで、質問いたしますけれども、大臣は、あの記事は正確ではないという御答弁でございますけれども、確認します。新聞では、単独インタビューに応じられまして、大臣は、自由化の明示はむずかしいけれども、牛肉、オレンジの対米輸出枠を八四年度から最低三年間程度にわたって拡大する協...全文を見る
○春田委員 そうしたら、具体的なことは言ってないけれども、完全自由化は反対だけれども、輸入枠の拡大についてはある程度必要じゃないかというお考えなんですか。
○春田委員 ところで、大臣は中曽根内閣の閣僚の一人でございます。総理は、日米間の懸案事項はレーガン大統領の訪日前に解決するように全力を挙げたいとおっしゃっております。そういう意向だと思います。したがって、高度な政治判断によってレーガン大統領の訪日前に決着を図りたいという、従来総理...全文を見る
○春田委員 大体大臣の御意向はわかりました。  いずれにいたしましても、近々農民の一万人集会もあるやに聞いているわけでございます。そうした本当に農民の方たちが真剣なさなかに、そうしたいわゆる裏取引といいますか、政治的決断で、安易な形で解決されることは農民を裏切ることになるわけで...全文を見る
○春田委員 御説明のあったように、生乳の生産は、五十一年から五十二年度におきましては、対前年度七%から九%の大きな伸びとなったわけでございまして、過剰生産となったわけですね。このため五十四年から計画生産となりまして、その伸びも大きく鈍化しております。しかし、昨年から生乳の伸びがま...全文を見る
○春田委員 次に、飲用牛乳についてお伺いしますけれども、飲用牛乳の流通が混乱しで、その結果、価格の低下が続いていることは御承知のとおりでございます。農水省は、加工原料乳につきましては、保証価格を設定し、行政がコントロールしているわけですね。しかし、飲用牛乳につきましては、生産者、...全文を見る
○春田委員 遅まきながら、九月九日の局長名における知事あてに対する「飲用牛乳の流通に関する取扱指針」ですか、出されたわけでございまして、私は評価したいと思うのですが、この中身について若干何点かについてお伺いします。  この中で、「指定生乳生産者団体の機能の再整備」という形でうた...全文を見る
○春田委員 指定団体等には補助金が行っているわけでございますから、もう少し強い姿勢で臨まなくてはいけないと思うのです。いま局長も御答弁ありましたように、やはり配乳等の問題で公正な配乳がされてない。いわゆる農協系や自分のところにはどんどん出すけれども、商系には出さない、こういった面...全文を見る
○春田委員 次に、飲用牛乳の価格の問題でございます。  先ほどまくらにおいて局長からお話がございましたけれども、スーパーでの牛乳の小売価格の実態をどうつかんでおられるのか、ちょっと時間がなくなってきましたので、ひとつ簡潔に御答弁いただきたいと思います。
○春田委員 公取の方においでいただいておりますのでお伺いしますけれども、苦情、要望等の申告件数が近年どれくらいになっているのか、その処置はどういう方法をとられているのか。また、スーパー等の納入業者に対する大幅な値引き、協賛金の提供等、こういった問題も出ているわけでございますが、こ...全文を見る
○春田委員 時間がございませんので、公取の方にはもう質問いたしませんけれども、警告、忠告だけで終わるのじゃなくして、その後再び不当廉売をやっていないかどうか、そうした追跡調査もして、厳しい監視の目を光らせていただきたいと要望しておきます。  農水省にお伺いしますけれども、メーカ...全文を見る
○春田委員 私は大阪でございますけれども、先般も大手系列の販売店の方です、牛乳専売店の方でございますけれども、この方にお伺いしたところ、現在百八十六円三十六銭で入っている、したがって、これに諸経費や利益等を加えれば二百四十円で売らなければならないけれども、現行では過当競争があるの...全文を見る
○春田委員 こういった実態の中で、牛乳専売店、小売店の方たちの苦労はもう大変なものでございます。統計にも昭和五十一年に二万一千軒あった商店数が、昭和五十七年には一万七千八百軒に減っている。三年に一回の更新でございますし、保健所に届けない方もあろうし、もう廃業に近い方たちの数字もこ...全文を見る
○春田委員 この後、LL牛乳の問題、学校給食の問題等御質問したかったわけでございますけれども、あと三分になりましたので、このLL牛乳の問題につきまして何点か簡単にお伺いしますので、お答えいただきたいと思います。  LL牛乳につきましては、この春、厚生省の国立予防衛生研究所で品質...全文を見る
○春田委員 一点だけ。合意された中で、販売量というのは五万キロリットル以内を当面の目標とする、これは守っていくのですか。
○春田委員 最後に、大臣、この牛乳の問題につきましては、国民の健康を守る上で、また児童の育成の上において非常に大事な問題でございます。その大事な牛乳が特に飲用について大きな混乱を来しているわけでございますから、速やかにリーダーシップを大臣初め農水省がとって正常化していただきたいと...全文を見る
○春田委員 終わります。
10月06日第100回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○春田委員 私は、本日は時間が非常に限られておりますので、教育の基本的な問題のみをお尋ねしていきたいと思います。  まず、教育の荒廃という現実の中から、さまざまな教育改革が論じられているわけであります。そうした状況の中で、文部省は、児童生徒の急増、急減対策等に関する連絡会議を設...全文を見る
○春田委員 この学制改革六・三・三制の問題につきましては、昭和四十六年中央教育審議会が答申されまして、その後今日まで厳しく言えば棚ざらしになっているわけでございます。そこへもってきて、最近急にこの問題が大きく日教組の中でも論議されてきているということは、いま局長御答弁になったよう...全文を見る
○春田委員 特に、このプロジェクトの中でいま論議されて検討されているわけでございますけれども、巷間言われる中で、小学校就学前の児童、特に幼稚園や保育園というのが非常に盛んになってきているわけですけれども、こういった面からも、いわゆる六歳児就学じゃなくして、それ以前の就学といいます...全文を見る
○春田委員 この問題につきまして大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
○春田委員 このプロジェクトチームの大体の結論といいますか方向が出るのは、時期的にはいつごろとお見通しなんですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、学制改革というものは、いろいろな現状の教育の荒廃の中で、やはり生き生きした教育といいますか、それを確立するためにも、慎重の上にも意欲を持って取り組んでいただきたいと要望しておきます。  次に、現在自民党の部会の中で検討されているとお伺いしてお...全文を見る
○春田委員 教科書法というのは、扱い方いかんによっては、検定や採択それから発行という面につきまして国が一段と介入していくということで、国家的な統制の強い心配があるということも意見が出ているわけでございます。そういった面で、決して一部の偏向教育であってはならないし、そういった心配が...全文を見る
○春田委員 大蔵省の財政制度審議会、また臨調答申、また自民党の文教部会、文教制度調査会等では、無償制度そのものを時期的にこの際見直すべきではなかろうかという意見が出ているわけでございます。しかし、いま大臣がおっしゃったように、五十九年度概算要求では無償制度は継続という形になってお...全文を見る
○春田委員 それでは、持ち時間があと若干ございますけれども、以上でもって終わりたいと思います。
○春田委員 私は、都市の一般、ごみの廃棄物処理対策などについてお伺いいたします。御答弁いただく方は、時間が、ございませんので、ひとつ簡潔によろしくお願いしたいと思います。  まず、環境庁にお伺いいたしますけれども、ごみの処理施設における大気、水質の有害ガス、物質の規制をしている...全文を見る
○春田委員 塩化水素は、大気に排出される許容限度が七百ミリグラムというのは四三〇ppmでございます。水銀は排水の出口で〇・〇〇五ppmとなっております。  それで、まず、塩化水素の問題についてお伺いいたしますけれども、塩化水素は、諸外国、特に西ドイツは五〇ppmと聞いております...全文を見る
○春田委員 したがって、現在の体制でいけば、たとえば、隣接市町村で厳しい公害規制をする市町村はそれなりの対応がありますし、いわゆる緩やかな規制をすればそれなりの対応で、当然住民間のトラブルが境界線で起こってくるわけですね。そういった面で、私は、いわゆる全国一律に一元化することがむ...全文を見る
○春田委員 要するに、環境庁の存在というのは、国民の立場から考えれば、公害防止をしていくということが環境庁の最大の役目なんですね。目的なんです。その環境庁が、要するに地方自治体が上乗せしているからそれに任せればいいというような考えでいけば、私は余りにも身勝手過ぎるのじゃなかろうか...全文を見る
○春田委員 ただいまの御説明があったように、水銀を使用する乾電池、全体で二十六億個ですか、したがって、水銀の約四〇%を占めると言われております。しかも、水銀が一番多いアルカリ電池は十年前に比べて十倍にふえている、こういう報告です。  こうした乾電池は、家庭用ごみとして焼却場に送...全文を見る
○春田委員 厚生省にお伺いしますけれども、現在問題が起こってないということでございますが、現在問題が起こっているんです。私は非常に認識が甘いんじゃないかと思うのですけれども、これが厚生省としては、今後ふえてくれば問題になるかもしれないけれども、現在はそう問題ではないということでご...全文を見る
○春田委員 基準値〇・〇〇五ppmはいいんです。いわゆるその基準値を守らんがためにその処理の過程の中でいろんな問題があろうと私は思っておるわけでございます。その問題はこれから指摘したいと思います。  環境庁にお伺いいたしますけれども、水銀は水質汚濁防止法では先ほどおっしゃったよ...全文を見る
○春田委員 私は、この問題につきましては、将来問題を含めて十分検討する必要があるのではなかろうかと要望しておきます。  次に、若干技術的な問題も含めまして、有害ガスと有害物質等を除去する処理施設、排水、排ガス規制でございますけれども、この問題についてお伺いしたいと思います。 ...全文を見る
○春田委員 今後把握する、そういう必要性を感じませんか。
○春田委員 私は、この問題につきましては早急に実態の調査をしていただきたい。私の調査の段階では、全国で、大阪府、これは条例がございますからほとんど湿式でございます。東京でも武蔵野、三鷹、杉並と、それからこの辺の神奈川等でも川崎や横浜、それから九州は福岡、そして広島、それから兵庫県...全文を見る
○春田委員 いま労働省から発表があったのは、有機ガス、有機物の腐敗によって硫化水素が発生した、その事故である、こういうことでございますが、いずれにいたしましても、この清掃工場以外でも、硫化ソーダを扱うことによって硫化水素が出てくるということで、企業等でも死亡者が出ている実例はある...全文を見る
○春田委員 現在は事故が起きてないからそれでいいというような考え方は私は誤りだと思うのです。現実、この硫化ナトリウムを使いソーダを使って、非常に危険度が高い、においも非常にきついということで、焼却炉がとまっているところもあるのですよ。知っていますか。
○春田委員 そうじゃなくして、そういう危険度が高い、においがきついということで、硫化ソーダを使ってない清掃工場があるという、ちょっと私も言い間違えましたけれども、そういう工場もあるのです。  また、要するにこの水銀を除去するためには、非常に、一定量だけではちょっと足らないという...全文を見る
○春田委員 きょうは、持ち時間がございませんので、大まかにしか質問ができませんし、細かい点まで質問できませんけれども、私は、この問題につきましては機会があればまた次からやっていきたいと思いますけれども、いずれにしましてもこういう問題があるということを認識していただいて、環境庁、労...全文を見る
○春田委員 東京や大阪だけではないですよ。全国あちこちやっていますから、その点ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それでは終わります。