春田重昭
はるたしげあき
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月10日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号 議事録を見る | ○春田分科員 最初に大臣に、健保改正の問題につきまして大臣の率直なる御見解をお伺いしたいと思います。 今回の健康保険の改正につきましては、五十九年から本人負担を一割、六十一年から二割、さらに高額の療養費自己負担の限度額を五万一千円から五万四千円に強化しようという案を出しておる...全文を見る |
○春田分科員 今回の改正で国民の負担はかなり大きくなるわけであって、医療改正が何も保険料を引き上げることによって抜本的であるわけじゃないわけであって、もっとほかにあると思うのです。 特に今回の改正案の中では、政府与党の自民党の中でも、例えば六十一年の二割の負担というのは無理で...全文を見る | ||
○春田分科員 こうした受託治験機関ですか、これは全国にどれくらいあるのですか。新聞では東京と大阪の二機関という形で報道されておりましたけれども、それだけなのか。 また、この受託治験機関に対してボランティアを送り込む業者も存在するやに伺うわけでございますけれども、こういった業者...全文を見る | ||
○春田分科員 数社というのは抽象的ですけれども、何社ぐらいなんですか、何社ぐらいつかんでいるのですか。 | ||
○春田分科員 先ほど言ったように、こうした民間の受託治験機関というのは、後発品の同等性試験を行う必要性が出てきてから、当然病院や大学や大手製薬の研究機関等でやっているわけでございますけれども、それでも足らないということでどんどん民風に流れていく傾向が強くなってくるのではないかと思...全文を見る | ||
○春田分科員 私は、大阪の研究機関をこの前視察してきたわけでございますけれども、設備、またいろいろな対応等においては、私の見る限りにおいては、十分そういう環境は整っているということを感じてきたわけでございまして、むしろ病院や大学やいわゆる製薬会社の研究所みたいなのが灯台もと暗しで...全文を見る | ||
○春田分科員 夏ごろ大体案が発表できるのじゃないかという形で報道されている面もあるわけでございますけれども、この点どうですか。 | ||
○春田分科員 さらに、民間のいわゆる受託機関はこの基準の中には入っていないような報道もされているわけでございますけれども、その民間のいわゆる受託機関はこの基準づくりの中では検討されているのですか。 | ||
○春田分科員 今、基準づくりを急いでいるということでございますけれども、まだまだ時間がかかりそうでございます。当然この基準をつくるまでには、そういった治験のいわゆる臨床試験がどんどん行われているわけでございますから、現在野放しと言ったら悪いですけれども、そうした基準がないわけです...全文を見る | ||
○春田分科員 どういう形で指導を徹底していくのですか。 | ||
○春田分科員 先ほども言ったように、大学とか病院が案外そうした面で手を抜いている点があるのじゃないかという意見もあるわけでございますから、そういった面も十分指導を徹底していただきたいと思いますので、要望しておきます。 さらに、GCPでは治験の審査委員会が設置されるように聞いて...全文を見る | ||
○春田分科員 人数は別として医療関係以外の第三者、例えば弁護士とか宗教家、こういった点はアメリカでも採用しているわけですね。大阪にある医療機関、ここでもそういう形で倫理委員会というようなものをつくって、弁護士や宗教家、また先生でも文科系の先生を入れるとか、そして中心には医療関係の...全文を見る | ||
○春田分科員 倫理の問題ですから、当然医学、薬学の先生以外でも、文化系の先生やそうした法曹関係の先生たちも入れながら構成していくことが必要じゃないか、こういう意見を持っておりますので、その点も考慮していただきたいと思うのです。 さらに、被験者でございますが、ボランティア、この...全文を見る | ||
○春田分科員 女性はどうですか、 | ||
○春田分科員 最後に、大臣の御見解をお伺いしたいわけでございますが、いずれにいたしましても薬の臨床試験というのは、先発品はもちろんのこと、後発品にも必要性が課せられたわけでございますから、これからどんどんふえてくるわけでございます。そういった面で被験者、ボランティアが、ある薬につ...全文を見る | ||
○春田分科員 時間があと五分ということでございますが、腎炎ネフローゼの問題について最後にお伺いしたいと思います。 この腎炎ネフローゼは、昭和四十二年ぐらいから急速に低学年の間から患者がふえてきた、そういう形で今日まできておるわけでございますが、もう十数年たっている。ところが、...全文を見る | ||
○春田分科員 終わりたいと思いますけれども、従来の見解から一歩も出ていないと私は思います。機会あるたびにこの問題をやっていきますから、厚生省ではひとつ前向きに検討していただきたいと要望しておきます。 | ||
03月12日 | 第101回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号 議事録を見る | ○春田分科員 私は外国人登録法の改正問題につきまして、先ほど同僚議員の同じような趣旨の質問があったと思いますが、この問題につきまして御質問したいと思います。若干重複する点があると思いますけれども、御了解いただきたいと思います。 外国人登録法では、我が国では指紋の押捺制度を採用...全文を見る |
○春田分科員 今日までの法務省の見解をいろいろ調べてみますと、この登録制度を採用している理由としては、登録証明書の不正発給、偽造を防止するためである、さらに、登録証明書の正当な所持する人を証明するために必要である、このような理由が出されているわけでございますけれども、私は不正利用...全文を見る | ||
○春田分科員 在住外国人に対して指紋押捺の制度を要求している国というのは、世界の中で何カ国ぐらいあるのですか。 | ||
○春田分科員 いずれにいたしましても、世界百六十数カ国の中で三十三カ国しか実施していない。こういう面から考えてみても、また完全実施しているのは三カ国ぐらいであるという点から考えても、これから国際化社会に向かっていく中にあって、また世界は一つという点から考えても、私は、国際社会の中...全文を見る | ||
○春田分科員 さらに、日本で生まれた、また日本で育った二世、三世にも十六歳になれば強要されるわけでございます。彼らが母国に帰って生活するということは考えることはできないわけですね。ほとんど日本で生活し、永住する方たちばかりであります。また、彼らは、要するに十六歳という年齢は自我に...全文を見る | ||
○春田分科員 近々国籍法の改正案が国会へ提案されるみたいでございますが、この改正案が出れば、従来の父系主義から両系主義になってくるわけでございます。となれば、いわゆる親権者の届けいかんによりましては、兄弟姉妹の中でも押捺する人としない人に分かれてきて、兄弟の中、家族の中でも溝がで...全文を見る | ||
○春田分科員 毎年五千作ものそうした修正中皆といいますか、案件が出てくるということでございますが、もっと別な考えでやればできないこともないわけですよ。そういった面で、こうしたいわゆる二世、三世の問題、また五年ごとの切りかえ時の押捺制度については、考える必要があるのではないかと私は...全文を見る | ||
○春田分科員 時間もございませんので、最後に大臣の御見解をお伺いしたいと思うわけでございますが、この指紋押捺制度につきましては、直接の窓口になります地方自治体においても、いわゆる全廃ないし軽減措置をとっていただきたいという声が非常に強いわけです。また、この指紋押捺の制度改正につき...全文を見る | ||
○春田分科員 今の大臣の、客観情勢が変わってないというのは、私は、甚だ認識不足じゃないかと思うのです。客観情勢は変わりつつあるのですよ。法務省は、事件、事故が起こることだけを想定しながらこうした制度存続を考えるのではなくして、人権尊重の立場に立って、そうした方々の立場を考えて、ひ...全文を見る | ||
○春田分科員 そんな人任せみたいなことは言わないで、直接作業は自治省がやるわけでございますけれども、閣議等でもあったらどんどん積極的に発言されて、是正の促進を図っていかなければいけないのじゃないかと思うのです。 各党の試案みたいなものも報道されております。例えば、自民党の一部...全文を見る | ||
○春田分科員 終わります。 | ||
03月27日 | 第101回国会 衆議院 環境委員会 第3号 議事録を見る | ○春田委員 最初に、大臣にお伺いしたいと思います。 最近社会的な大きな問題となっております水銀入りの乾電池、この問題でございますが、この水銀入り乾電池は、環境衛生といいますか、環境保全上大きな問題となっております。そこで、この細かい問題に入る前に、環境庁として、また大臣として...全文を見る |
○春田委員 この水銀乾電池の直接の窓口は厚生省でございます。厚生省につきましては、この乾電池にいかなる対応をなさっておりますか、ひとつお伺いしたいと思います。 | ||
○春田委員 そこで、大臣からもまた課長からもお答えがありましたように、現在この水銀入りの乾電池につきましては、いわゆる業界の回収、自治体による分別収集、これが挙げられておるわけでございますけれども、この業界回収の問題、企業回収の問題について、まず細部にわたって御質問していきたいと...全文を見る | ||
○春田委員 説明があったように、非常に水銀の含有量が多い水銀乾電池の量が相当ふえていっております。特にアルカリ乾電池は四十八年当時より約十倍以上になっております。このように水銀入りの乾電池の驚異的な利用拡大を物語っているのではないかと思っているわけでございます。したがって、この消...全文を見る | ||
○春田委員 この第三条第一項、第二項におきましては、別に強制力はないけれども、業界の自主回収をお願いをした、こういうことでございますが、特に京都のある先生におきましては、水銀の乾電池につきましては、分別収集また混合収集にしても、地方自治体が大変な迷惑をこうむっている、全部一般の市...全文を見る | ||
○春田委員 通産省にお伺いしますけれども、この業界の自主回収はいかなる方法をとっているのか、簡単に御説明いただきたいと思います。 | ||
○春田委員 ボタン型乾電池は回収するということでございますが、筒型乾電池の回収は今回されないわけでございます。せっかくボタン型電池を回収する方法等いろいろ工夫をされて、十一万個ですか、回収箱をいろいろな販売店に置いて回収されるわけでございますから、やり方によっては、私は筒型乾電池...全文を見る | ||
○春田委員 モニター制をとりまして、三カ月後に大体ボタン型乾電池の回収率の状況がわかるということでございますから、それらも踏まえながら、この筒型乾電池の回収もさらに努力すべきであると私は主張しておきたいと思います。 そこで、乾電池に使用される水銀の量は、先ほど、全体で国内で大...全文を見る | ||
○春田委員 この方法によりまして業界は何%回収できると主張なさっているのか、また通産省としては何%くらい大体回収できると推定されているのか、両方ちょっとお答えいただきたいと思います。 | ||
○春田委員 業界側としてはいわゆる水銀の乾電池の約半分を回収すると言っておりますから、ボタン型乾電池を一〇〇%回収するということじゃないかと思うのですね。しかし、専門家の先生に言わせれば、大体この種の回収というのはよくいって六〇%じゃないか、こういう見方もあるわけです。したがって...全文を見る | ||
○春田委員 業界が一生懸命おやりになっているのを頭からだめだ、少ないということはちょっと言えない面もありますけれども、しかし、まあ常識的に判断して大体そんなものじゃないかと思うのですね。そういう点で、当然これは市民の、消費者の協力がなかったらできないことでございますから、私は限界...全文を見る | ||
○春田委員 いずれにいたしましても、この業界、企業による回収というものは、私は従来から考えたら一歩前進の評価をいたしますけれども、限界があろう、こういうことを主張していきたいと思います。 さらに、業界回収とともに、市民の協力のもとで現在実施がされております地方自治体の分別収集...全文を見る | ||
○春田委員 正確な数はなくとも、多いか少ないか、その辺の見通しはどうですか。 | ||
○春田委員 大都市での分別収集状況はどうですか。何か聞くところによると、大都市では分別収集は非常に難しい、混合収集をほとんどやっているという話を聞いておりますが、どうでしょうか。 | ||
○春田委員 ごみの収集につきましてはいわゆる燃えるごみと燃えないごみ、燃えないごみの中に乾電池を捨てるやり方と、また有害ごみを完全に除去して乾電池のみを収集している方法と、いろいろ乾電池の収集についてはあろうかと私は思うわけでございますが、新聞の記事等をいろいろ見れば、大体乾電池...全文を見る | ||
○春田委員 広島でそういうやり方をやっているわけでございますけれども、広島であえて有害ごみとして乾電池を収集してやっているわけですね。これで、市民の協力で何%ぐらいが実際回収されているのか。具体的な数字は出ないと思いますけれども、アバウト的にどれくらい回収されるのか、通産省として...全文を見る | ||
○春田委員 ここに一つの資料があるわけでございます。月刊「廃棄物」という雑誌がございますが、その一月号に京都の高月先生の報告書があるわけでございます。その高月報告書によりますと、五十七年度の乾電池の生産量が二十六億三千万個、国内の消費量が十四億七千万個ある。乾電池一個当たりの平均...全文を見る | ||
○春田委員 いずれにいたしましても、この一七・六%は、正確な数字じゃなくとも一つの目安になるのではなかろうか。こういう点で、分別収集をしても、やはり市民の協力がなかったらできないということで、いわゆる分別収集による使用済み乾電池の収集というものがかなり難しいことを示しているのでは...全文を見る | ||
○春田委員 話はちょっと飛びますけれども、厚生省としては自治体の分別収集に対しまして助成制度等はあるのですか。 | ||
○春田委員 ここにも分別収集の困難性があると私は思うのですね。例えば分別収集と混合収集のコストを比較した場合、分別収集した場合は収集車の配車や収集回数、袋、人件費、また処理先での処理費用、こういうことを考えた場合、混合収集と比べて非常に割高になる。これも「暮しの手帖」という本に載...全文を見る | ||
○春田委員 そこで、一般ごみの焼却場での水銀対策に入る前に、環境庁にお伺いしたいと思います。 大気汚染防止法や水質汚濁防止法では、有害ガスや有害物質について規制をなさっています。その基準を簡単に御説明をいただきたいと思うのです。 | ||
○春田委員 今局長がおっしゃったように、大気汚染防止法では、ばいじんと硫黄酸化物SOx、それから窒素酸化物NO、と塩化水素の四種類の有害ガスについて規制されております。 ところで、一般ごみの焼却炉から出てまいります有害物質、有害重金属等はどんなものが出てくるのか、ちょっと御説...全文を見る | ||
○春田委員 それらの有害の重金属については現在規制はされていないわけでございますけれども、規制されていないということは人体に影響がないということでそういうふうになさっているのだと思いますが、排出量はどれくらいかつかんでおられますか。 | ||
○春田委員 そこで、水銀の問題でございますが、焼却施設の煙突から排ガスとともに大気へ放出される水銀の量は大体どれくらいなのか、WHOの基準に照らしてみてどんなものなのか。さらに昨年十一月、東京都公害研の調査によりますと、ごみ焼却炉の煙突の煙道の排ガス一立方メートル中に一ないし五ミ...全文を見る | ||
○春田委員 御存じのように、水銀というのは空気一立方メートル中数ミリグラムの濃度で人間の中枢神経を侵すということで非常に猛毒と言われているわけですね。だから、煙突から出た排出水銀が上空で拡散されて薄まりますから現在は心配ないと言っても、全国で約二千カ所ぐらいの焼却施設があるわけで...全文を見る | ||
○春田委員 そこで、今局長がおっしゃったように、地方自治体では有害ガスにつきまして、特に塩化水素は、当然はいじんやSOxに関係がありますから、現在、国の基準は四三〇ppmでございますが、大都市の大阪市なんかは、例えば鶴見区の場合は九二ppm、これは条例でつくっております。そのほか...全文を見る | ||
○春田委員 この論議はちょっと時間がございませんから、次の機会にまた譲ります。 そこで、最後になりますけれども、いずれにいたしましても業界の回収、自治体の分別回収に期待するけれども、現実的な対応はやはり焼却場において水銀の乾電池は対応する以外にないわけです。 そこで、市町...全文を見る | ||
○春田委員 水銀についてはどうですか。 | ||
○春田委員 乾式と湿式があるわけでございますけれども、それぞれ一長一短があるわけです。ところが、乾式の場合、現在四三〇ppmの塩化水素の基準がありますけれども、これだったら何とかクリアできますけれども、例えば神戸や福岡や東京の杉並みたいな二五ないし三〇ppmの塩化水素の基準だった...全文を見る | ||
○春田委員 乾式では困難なんですね。それから、重金属につきましては現在排ガスの規制がないものですから野放しになっているから、今乾式でもいいわけでございますけれども、先ほど私が言ったように、いわゆる乾式だったら水銀の場合は大体八〇から九〇ぐらい大気に逃げる。ところが、湿式の場合は八...全文を見る | ||
○春田委員 おたくの課長ではそこまでしか答弁できないと思いますので、さらにこの問題につきましては別の段階でやりたいと思います。 いずれにいたしましても、この水銀の乾電池の問題につきましては、先ほどから言っておるように、現在は業界による自主回収、そして地方自治体の分別回収によっ...全文を見る | ||
○春田委員 終わります。 | ||
04月13日 | 第101回国会 衆議院 環境委員会 第5号 議事録を見る | ○春田委員 私は、ただいま議決されました水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 ...全文を見る |
04月27日 | 第101回国会 衆議院 運輸委員会地方行政委員会建設委員会環境委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○春田委員 運輸省が五十六年の五月に三点セットとして提出した中の一つで環境アセスメントがございます。このアセスメントにつきましては、大阪府が翌年の七月、和歌山県が八月、おおむね妥当という回答をしているわけでございます。ところが、国として環境保全に一番関心を持たなければならない環境...全文を見る |
○春田委員 長官の今の答弁を見ても、どうも余り前向きじゃないのですよ。意見交換されてきたと思いますけれども、そんな陰でごそごそやらないで、大阪や和歌山などはちゃんと書類で発表しているわけですから、そういった面で私は公表すべきじゃないかと思うのですよ。 いずれにいたしましても、...全文を見る | ||
○春田委員 だから、埋め立てによる海洋汚染については環境庁としてはどういう態度をとっていくのですか。 | ||
○春田委員 だから、工法についてもそういう汚染がないような工法をとっていくと思うのですけれども、もし着工して建設されて現実にそういった問題が起こってきた場合には、環境庁として改善命令や勧告を出すのかどうかということを聞いているのです。 | ||
○春田委員 それは当然ですよ。起こらないようにするのが当然ですけれども、起こった場合どうするのかと聞いているのですよ。それは答弁にならないですよ。 | ||
○春田委員 ということは、当然改善命令や勧告は出す、こう受け取っていいですね。 | ||
○春田委員 時間がないので最後に土取りの問題でございますが、この土取りの場所や量はどれくらいなのか、また運搬法はどういう方法でやっていくのか。また土砂採取、運搬につきましては、先日のある報道では第三セクターで行うのではないかという見方もあるわけでございますが、この問題につきまして...全文を見る | ||
○春田委員 いずれにいたしましても第二の大阪空港にならないように、建設優先、環境第二義という考え方にならないように十分に地元の府県また住民の理解を得た上で着工を進めていただきたい、このように要望して終わります。 | ||
05月18日 | 第101回国会 衆議院 環境委員会 第10号 議事録を見る | ○春田委員 政府提出の湖沼水質保全特別措置法案につきましては、今日まで本委員会で種々論議されてきているわけでございますが、私は本日は時間の都合もあり、基本的なことを再確認しておきたいと思っているわけでございます。 まず、湖沼の水質の環境基準達成状況についてお答えいただきたいと...全文を見る |
○春田委員 大臣は、去る二月二日ですか、湖沼で汚染度全国ナンバーワンの千葉県の手賀沼を視察されたと聞いておるわけでございます。大臣は視察後、記者会見の中で、湖沼法の制定で手賀沼を浄化へのモデルケースとしたい、こういう抱負を述べられたと報道されておりますが、これはいかなることを指し...全文を見る | ||
○春田委員 その汚染されている最大の原因は何と思いますか。 | ||
○春田委員 大臣も御存じのように、手賀沼は環境基準五ミリグラム・パー・リッター、五ppmに対しまして、五十七年度COD測定値で二五ppmとなっているわけでございまして、基準の五倍の汚染度であります。我が党の独自の調査を、今週の十四日、十五日、月曜と火曜に調査したわけでございますが...全文を見る | ||
○春田委員 今後この法案が制定されれば、当然各地方自治体で保全計画を立てていくわけでございます。したがって、その保全計画に大きな決め手があると思いますし、さらに、環境庁一省だけではできない問題だと私も承知しているわけです。建設省や通産省や農水省、厚生省等の協力がなかったならば湖沼...全文を見る | ||
○春田委員 確かに今言ったような理由で、具体的に何年後には何%にするという明確な数字を出すことは難しいとしても、しかし、政府提出の湖沼法案につきましては賛否両論の意見があるわけです。例えば、内容はいまいちであるけれども一歩前進というか、二、三歩前進であるがゆえに賛成して通していこ...全文を見る | ||
○春田委員 大臣からいみじくも答弁されましたけれども、調整官庁であるという概念は捨てなかったらいけないと私は思うのです。環境庁が実施しなかったらできないのだ、そういう腹を持っていなかったら湖沼法は何にもならないのです。 そこで、具体的な問題に入っていきたいと思いますが、環境保...全文を見る | ||
○春田委員 五年でその効果が十分出なかったとして、この法案が制定されても結果的に余りよくないとなった場合、十年以内においては湖沼法案の見直しを含めて十分検討する余地があるのではなかろうかと私は指摘しておきます。 さらに、この保全計画は都道府県知事が立てますけれども、この計画を...全文を見る | ||
○春田委員 当面十湖沼ということでございますが、今回の指定湖沼については十ないし二十ということをおっしゃっておりますけれども、どうなんでしょうか。 | ||
○春田委員 この保全計画に対する費用というのは、地方自治体の要望の大きな項目の一つになっていたわけですね。そういった面でひとつ前向きに取り上げていただきたいと思うわけでございます。 さらに、指定湖沼は環境庁としては十カ所の湖沼名を挙げておられますし、あと十カ所ぐらいを追加して...全文を見る | ||
○春田委員 そうしたら、二十湖沼と固定しないで、要するに都道府県知事がどうしても指定湖沼に入れてほしいと言った場合については、環境庁としては若干広げる御意思はある、そう考えていいのですか。 | ||
○春田委員 いずれにいたしましても、五十七年の調査段階では環境基準未達成の湖沼が六十あるわけですから、二十と固定しないで、さらに広げていただきたい、私はこう要望しておきます。 次に、湖沼に流入する事業所の窒素、燐の排水規制の設定でございます。 中央公害対策審議会に昨年一月...全文を見る | ||
○春田委員 湖沼法の制定とリンクするようなそうした設定の時期にしていただきたいと思います。 ところで、排水基準でございますが、伝えられるところによりますと、各省との協議がありますので相当後退といいますか、緩やかな規制になっていくんではなかろうかと言われているわけでございます。...全文を見る | ||
○春田委員 若干緩目になるどころか大幅に緩目にならないように、ひとつ環境庁として十分その協議の場で主張していただきたい。当然各省との協議が必要でございますのでわかりますけれども、妥協の産物としてあってもなくてもいいような環境基準で決着がつかないように、あくまでも公害防止、環境を守...全文を見る | ||
○春田委員 厚生省が五十九年度から補助の対象にしたわけでございますが、これも百人以上の施設については補助の対象にしたわけでございまして、百人以上と限らず、これは各家庭でもつけておるわけでございますから、この枠を拡大してもっと下げるべきだ、環境庁としてどんどん厚生省に要望していただ...全文を見る | ||
○春田委員 終わります。 | ||
07月03日 | 第101回国会 衆議院 環境委員会 第12号 議事録を見る | ○春田委員 私は、水銀入りの乾電池の対策についてお伺いいたしたいと思います。私はこの問題につきましては昨年の十月六日決算委員会で、またことしの三月二十七日、当環境委員会で質問したわけでございます。今回は第三弾ということで再びお伺いしたいと思うわけでございますが、若干重複する点、ま...全文を見る |
○春田委員 回収率がどれくらいになるか非常に注目されているわけでございますが、こうした利用者の協力による回収はせいぜい五〇%前後じゃないかとも言われておりますけれども、現時点で通産省の感触がわかればお伺いしたいと思うのです。 | ||
○春田委員 まだ回収の途中ということで、回収率はまだわからないということでございましょう。 そこで、回収率の算出方法でございますけれども、分母、分子になる数字というのは何を根拠にしているのかお伺いしたいと思います。 また、実際の回収では、ボタン型乾電池以外に単三、単四の小...全文を見る | ||
○春田委員 厚生省の方にお伺いしたいと思いますけれども、この乾電池の製造メーカーは、筒型乾電池につきましては、回収、処理を求める地方自治体や国民の要望に対しましては拒否の回答をしております。私は、水銀の含有量の半分以上を占めているこの筒型乾電池を回収しないのは片手落ちだと思うので...全文を見る | ||
○春田委員 そこで、現在厚生省では、今御答弁ございましたように生活環境審議会の適正処理専門委員会の中で、この使用済み乾電池の回収、処理につきまして検討されているやに伺っているのでありますが、答申といいますか報告といいますか、これがなされるのは大体いつごろなのか、お伺いしたいと思い...全文を見る | ||
○春田委員 乾電池に関しましては来年の夏ということでございますが、一年以上かかるわけです。業界や地方自治体の素早い対応に対しましては、余りにもちょっと時間がかかり過ぎるのではなかろうかという感じを持っているわけでございます。 既に全国都市清掃会議や全国市長会でも、国の早急な対...全文を見る | ||
○春田委員 ところで、通産省にお伺いしますけれども、業界によって回収されたボタン型電池はどういう処理、処分がされていくのか、お答えいただきたいと思います。 | ||
○春田委員 厚生省にお伺いしますけれども、地方自治体によって分別収集された乾電池、この処理、処分はどうしているんですか。 | ||
○春田委員 今水銀回収工場という話が出ましたけれども、これは全国で何カ所ぐらいあるのですか。 | ||
○春田委員 分別収集によって回収された乾電池は、先ほど北海道の水銀回収工場ということでございますが、この水銀回収工場で処理するものとコンクリート固化して埋め立てて処分するものとあるわけでございますけれども、厚生省としてはどちらの方を推し進めていこうとお考えになっているのですか。 | ||
○春田委員 水銀回収は、現在一カ所しかございませんから北海道へ持ち運ばれているわけですね。せっかく回収しても輸送コストが非常に高い。これは正確な数字じゃないかもしれませんけれども、例えば大阪で回収したものを北海道の水銀回収工場へ持っていった場合、処理コストがトン当たり大体五万円前...全文を見る | ||
○春田委員 調査検討して、要するに厚生省としては何カ所かふやしたい、そういう希望ですか。 | ||
○春田委員 次に、厚生省にお伺いいたしますけれども、この水銀入りの乾電池の処理は、今お話があったように業界によって自主回収する方法、自治体によって分別収集する方法、いわゆる回収をするわけです。これともう一つ、残りのものは焼却場に持ち込まれまして一般ごみと一緒に混合焼却されるわけで...全文を見る | ||
○春田委員 そういった観点からしても、現時点では一般のごみ清掃工場の焼却炉で混合焼却される率が非常に高いということでございます。 そこで、環境庁の方にお伺いいたします。 この水銀入り乾電池の処理対策として最も有効な対策は、今言ったように乾電池を業界で回収することが第一案、...全文を見る | ||
○春田委員 通産省の方、これから技術の問題に入りますから結構です。 現在の規制基準をクリアすればそれでよいという考えではなく、将来起こるかもしれないという防止のためにも、未然の対策が必要であろうと私は思います。環境庁も厚生省もそうした考えに立つべきであろうと私は思っております...全文を見る | ||
○春田委員 そこで、若干技術的な問題に入りますけれども、湿式の洗煙方式にも簡易型と完全型がございます。この湿式の簡易型では水銀の除去が三〇から五〇%しかできないと言われているのです。完全型では水銀の除去が九〇%できると言われております。もちろん、有害重金属の除去も同程度であろうと...全文を見る | ||
○春田委員 今労働省の方から御説明があったように、この硫化ナトリウムというのは化学反応でいわゆる硫化水素という有毒ガスを発生するのです。すなわち、硫化水素ガスは七〇〇ppmで即死、一〇〇ppmで不快の状態になると言われる非常に危険な物質でございます。過去、この硫化水素ガスの発生で...全文を見る | ||
○春田委員 私の調査によりますと、東京が使用を制限しておるのですね。杉並と光ヶ丘の焼却炉はこの硫化ナトリウムを使っておるわけでございますけれども、こういうような形で制限しておる。すなわちph八から一〇のアルカリサイドでは硫化水素ガスが発生しにくいということで、この範囲で使用してい...全文を見る | ||
○春田委員 既にNHK等では、都内の処分地の四カ所のうち三カ所からメチル水銀が出てきている、こういう報道もされているわけでございます。この値が基準以下であるから当面心配はないということでございますが、こういったいわゆる水銀問題が大きな社会的な不安となっている状況からして、全国には...全文を見る | ||
○春田委員 環境庁はどう考えていますか。 | ||
○春田委員 さて、こうして論議して言えることは、何回も繰り返すことになりますけれども、焼却施設には湿式の洗煙方式がいい、いいけれども、硫化ナトリウムを使用する凝沈法では、一歩間違えば危険な状態になるおそれがある。これを使用しないで水銀や重金属を除去する方法があれば一番いいのであり...全文を見る | ||
○春田委員 いずれにいたしましても、この水銀入り乾電池、水銀入りの蛍光灯や体温計がふえている今日、厚生省としても、そうした業界回収や分別回収だけの一時しのぎの対策でなくて、二重、三重の抜本的な対策を立てることを強く望むものであります。 また、環境庁はこれらの問題の根幹をなす強...全文を見る | ||
○春田委員 どうも大臣のお話を聞いておると、あなた任せみたいな感じがするわけですね。やってもらっている、いわゆる業界で回収してもらっておりますと言いますけれども、大臣、ボタン型乾電池は半分ぐらいが回収できないのです。分別収集も、市町村が多くなってきているといっても、現時点では二割...全文を見る | ||
○春田委員 だから、当然相談しなきゃいけませんよ。しかし私は、環境庁は環境庁として、やはり業界はこうあるべきである、こういう姿勢であるべきである、また地方自治体はこうあるべきであるということの、両省に遠慮しての対策でなくして、環境行政の上からこうすべきであると、両省に環境行政の上...全文を見る | ||
○春田委員 それは努力するのはわかりますよ。けれども、結果としては一〇〇%絶対出てきますか。本当に自信ありますか。 | ||
○春田委員 一生懸命やったけれども結果としてはだめだった、そんなことにならないように、ひとつ大臣お願いしますよ。過去には出されてきて、上田環境庁長官の時代に出てこないでオジャンになったということになったら、やはり大臣のメンツもあると思いますし、一〇〇%とおっしゃったんですから、ひ...全文を見る | ||
07月31日 | 第101回国会 衆議院 環境委員会 第14号 議事録を見る | ○春田委員 私は、若干時間を拝借いたしまして、質問といいますか、確認をしておきたいと思います。 長かった国会もあと数日で終わろうとしているわけでございます。参議院の方では今重要法案の最後の攻防といいますか、慎重な審議がなされているわけでございますけれども、我が衆議院におきまし...全文を見る |
○春田委員 私の感じからすれば、確かにこの国会におきましては、環境行政としては湖沼法が一応成立した、内容について見ればまだまだ不十分な面があるわけでございますけれども、湖沼を抱えておる地方自治体の方たちは歓迎しているわけでございまして、この湖沼法の成立は一歩前進と評価してもやぶさ...全文を見る | ||
○春田委員 当初の意欲からすれば相当大きなトーンダウンじゃないかと思うのですね。まさに大臣の本日の答弁では、成立というよりもむしろ提出という方に重きをかけられているわけでありまして、これは物理的に考えてみましても成立は無理だと思いますので、あとは提出、ここに大臣が意をかけるのはわ...全文を見る | ||
○春田委員 与えられた時間がもうございませんので、最後に私の意見として述べたいと思いますが、環境行政の後退が非常に心配されております。その一つが環境アセスメント法案の国会未提出の問題であろうと私は思うわけでございます。 既に大臣も環境庁も御案内のとおり、この法案に関しましては...全文を見る |