春田重昭

はるたしげあき



当選回数回

春田重昭の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第104回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○春田分科員 渡辺通産大臣に最初にお伺いしたいと思いますが、フィリピンの政権が今般、マルコス政権からアキノ政権に移譲したわけであります。アキノ政権に対しましては、諸外国も非常に好意的でございまして、ほとんどの国が認めているわけであります。このように政治そのものは安定しつつあるよう...全文を見る
○春田分科員 特にアメリカ側から、日米共同でひとつやっていこう、特に日本も強力に、また積極的に援助してほしい、そういう要請があるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○春田分科員 昨日も取り上げられたみたいでございますけれども、マルコス前大統領の多額の私財の問題が、友好国であります。アメリカでも非常に大きな問題となっているわけであります。その私財の中には、日本からの経済援助も多分含まれているんではなかろうかという疑問も出ております。また、その...全文を見る
○春田分科員 今後調査する必要もないと思いますか。
○春田分科員 海外経済援助は、いろんなプロジェクトでいろいろ検討するのは、通産省も一役買っておるわけでありますから、全く関係ないことはないわけですよ。したがって、外務省や経企庁やその他関係各省ともよく連携をとりながら、そういう問題については対処していただきたいと要望しておきます。...全文を見る
○春田分科員 ただいま大臣からそういう決意みたいな御答弁がございましたので、この問題につきましては終わりたいと思いますが、いずれにいたしましても、経済援助というものは、つかみ金的な、やみくもな援助はやめてもらいたいし、そういうプロジェクトに対するきめ細かな援助をすべきであろうと私...全文を見る
○春田分科員 それでは、次の問題に移りたいと思いますが、我が国の円高対策に対しまして、アメリカ側からいろいろな抗議ないし異議みたいなものが出されております。中小企業の輸出関連業者に対しまして通産省が行いました特別融資制度がございますけれども、この制度につきまして、アメリカの政府よ...全文を見る
○春田分科員 通産省がそういう趣旨といいますか、目的なりをアメリカ側に説明したと思うのですが、米側の反応はどうなんですか。
○春田分科員 新聞報道では、ウォリス国務次官ですか、この発言が掲載されているわけでございまして、アメリカ側としては納得してない。だから、理解と納得でございますけれども、日本側の説明については、ある程度理解するけれども納得までいかない、こういう態度なのか、全くアメリカ側としてはこの...全文を見る
○春田分科員 政府側は一応、日本側の説明を持って議会に説明するわけでございますけれども、議会側の反応次第によってはまたこの問題が蒸し返されるおそれもある、こういうことだろうと思うのですが、いずれにいたしましても、新たな日米貿易摩擦の火種にならないように十分な対応をしていただきたい...全文を見る
○春田分科員 要するに、事業主が出している保険であって、我が国としては問題ないという問題にしても、このようにアメリカ側がいろいろな抗議や異議を出してくるということは、やはり対米貿易黒字が四百億ドル近いとも言われているわけでございますので、こういった問題は、日本側としてはよかれと思...全文を見る
○春田分科員 次に、電力、ガス業界の差益還元策でございますが、円高によりまして、また原油の引き下げによりまして、年間数兆円に及ぶ差益が出てくる、こう言われておるわけであります。この還元策につきましては、さまざまな御意見が出ておるように伺っているわけでございますけれども、通産省とし...全文を見る
○春田分科員 確かに円レートというのは非常に、生き物でございますからどうなるかわかりませんけれども、先進国の通貨当局については、ドル高是正で歩調を合わしているわけでございますし、現在の円相場がそう急激かつ大幅に下落することはないと思うのですね。また、昨日やきょうの新聞を見れば、か...全文を見る
○春田分科員 関係者の中には、消費者団体の方たちは入っているんでしょうか。
○春田分科員 わかりました。  いずれにいたしましても、昭和五十五年にも、一世帯当たり数百円還元された例がございましたけれども、その後すぐ円安になって上げたということですね。円高になれば還元し、円安になればすぐまた上げるという形になれば、いろんな問題点もあろうかと思います。いず...全文を見る
○春田分科員 先月二十四日ですか、〇・五%下がったわけでございますけれども、報道を見れば大臣、何か随分思い切ったいわゆる引き下げを、一%ぐらいということで報道されているんじゃないですか、そんな発言をなさったのですか。
○春田分科員 質問を終わりたいと思いますが、いずれにしましても大臣初め当局、通産省としては、現下いろんな円高の問題について、中小企業等も困っておりますし、また日米の貿易摩擦の問題もありますし、非常に重要な時期といいますか、段階に来ていると思います。そういった面で、どうか誤りのなき...全文を見る
○春田分科員 終わります。
03月07日第104回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○春田分科員 国際花と緑の博覧会が我が国で昭和六十五年四月一日から九月三十日の約半年間開催されると伺っておるわけでございますけれども、農水省として、この花博についていかなる計画また構想を掲げ、成功させようとしているのか、まずお伺いしたいと思います。
○春田分科員 この花博は各省にまたがっておるわけでございますけれども、担当大臣といいますか担当省といいますか、これはどこの省ですか。
○春田分科員 それで、建設省の方にお伺いしたいと思いますけれども、この開催期間中の入場者数はどれくらいを想定されておるのか、お伺いしたいと思います。
○春田分科員 過去、日本で国際博覧会は三回開かれているわけでございます。日本万国博覧会、それから沖縄の海洋博覧会、そして昨年行われました国際科学技術博覧会と三回あるわけでございますけれども、それぞれの入場者数を御説明いただきたいと思います。
○春田分科員 沖縄海洋博は、場所が沖縄ということでございますので、遠隔地であるということでおのずと入場者数も制限されたと思いますけれども、吹田・千里で行われた日本万博、また茨城の国際科学博、それぞれの催しは人を呼ぶにふさわしい内容であったかと私は思うのです。  ところが、この六...全文を見る
○春田分科員 花というのは生き物でございまして、おのずと寿命があるわけですね。その寿命がある花、これを六カ月、約百八十日でございますけれども、もたそうと思ったら大変な努力が必要だと私は思うのです。現在いろいろな団体があろうかと思いますけれども、六カ月間長期に花をもたせるだけの供給...全文を見る
○春田分科員 この会場建設費また公園の整備費等につきましては、国並びに地方自治体、大阪府や大阪市その他衛星都市等の地方団体等の費用、それから民間団体からの協力といった考え方が過去の例からしても考えられるわけでございますけれども、この国庫補助の問題でございますが、いわゆる筑波の科学...全文を見る
○春田分科員 大阪市に花博を導入するに当たってはいろいろな経緯があったことも私も聞いております。しかし、一たん決定した以上、また国際博覧会と名がついた以上、国としても、大蔵省としても、はた迷惑なようなそんな考え方を持たないで、ひとつ積極的にやっていただきたいと思うのです。これは大...全文を見る
○春田分科員 建設省と協議してという話がございました。大蔵省は金を出す方でございますけれども、建設省の方は、先ほど言ったようにそういう整備を万全にしなかったならば成功しないわけでございますので、その点ひとつ守口市に対するいろいろな援助等十分考えていただきたいと思うのです。建設省の...全文を見る
○春田分科員 ところで、運営費の捻出はどう考えているんですか。
○春田分科員 まだ決定はしてないということでございますが、入場料は大体どれくらい事務局としては想定しておりますか。
○春田分科員 ここに一応資料が出ているわけでございますけれども、要するに事務的な考え方としては、入場者数は大体二千方人、会場運営費が大体三百四十億くらいかかるだろうということになれば、大体一人平均が千七百円、こういう計算になってくるわけでございますけれども、こういう考え方でいいの...全文を見る
○春田分科員 いずれにいたしましても、科技博の入場料が一つの参考になるのではなかろうか、こう思っておるわけでございます。もし仮に千七百円となった場合、科技博と比べてどうか。先ほど言ったように内容面において相当な工夫、努力が必要であろうと私は思うわけでございますし、そういった面で千...全文を見る
○春田分科員 大阪市から大阪府の方に一月三十一日提出されたということでございまして、現段階では大阪府でとまっているわけですが、大阪府から国に上がってくる予定は大体いつごろとお聞きになっているのですか。
○春田分科員 いずれにいたしましても、この地下鉄は花博だけでなくして、先ほども言っているように将来のいわゆる市民生活向上のためにも必要になってくるわけでございますから、ひとつ十分対応していただきたいし、当然この花博に間に合うような着工、完成を目指していただきたい、前向きに取り組ん...全文を見る
○春田分科員 この花博では商取引というのはどうなんですか、禁止されているのですか。
○春田分科員 非常に微妙な言い方でございますけれども、BIEの関係等もありますので、ここはそれまでにしておきたいと思います。  それでは最後に大臣にお伺いしますけれども、この開催に当たりましては、先ほどから言っているように大阪市が相当な努力をされて日本誘致に持ち込んだと聞いてい...全文を見る
○春田分科員 以上で終わります。
03月07日第104回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○春田分科員 私は、ここに「二十一世紀をになう道路づくり第二京阪道路」ということですばらしいパンフレットができ上がっておりますけれども、特に関西国際新空港または関西学研都市とも密接につながる第二京阪道路につきまして大臣並びに関係政府委員にお尋ねしたいと思います。  まず、この道...全文を見る
○春田分科員 現在地元の地方自治体でも一部先行して進めているわけでございますけれども、現在までの進捗状況はどんなものでしょうか。
○春田分科員 ただいま御説明になったように、大阪側と京都側といずれにしましても都市計画決定がされておるわけでございますけれども、大阪側が昭和四十四年五月に都市計画決定された。事業化されたのが昭和五十八年である。十四年間のずれがあるわけですね。京都側はいろいろな地理の問題等で都市計...全文を見る
○春田分科員 大臣、この都市計画決定というものは全国至るところでされているわけでございまして、今言ったようなこの第二国道だけではなくして全国的にあるわけですね。もう現時点で、都市計画を打っているけれども事業化されるのはほぼ難しいのではないかというところも私の地域にも大変あるのです...全文を見る
○春田分科員 当然事業化に当たっては住民等のいろいろな御意見等が必要になります。賛否両論がいろいろあろうと思いますけれども、その辺のところは――計画決定を打っているが、地元の住民の方たちも、これはとてもじゃない、無理であるというところも現実私の方もあるのですよ。時間がございません...全文を見る
○春田分科員 今説明ございましたけれども、この一般道路とそれから、専用部、いわゆる高速、この道路形態といいますか、車線形態といいますか、これは今検討しているということで語がございましたけれども、基本的にどんなお考えをお持ちなのか、公害等でいろいろ検討、見直しがされているみたいでご...全文を見る
○春田分科員 この事業主体については、日本道路公団と阪神高速公団ですか、お互いがかなり競い合っているみたいでございますけれども、最終的には日本道路公団がそういう形で事業主体になるみたいです。  そこで、突然でないと思うのですけれども、大阪から京都に行く道路は、今一号線がございま...全文を見る
○春田分科員 道路の必要性は私もわかります。  ただ、第二京阪道路が、今おっしゃったように大阪府側の用地取得はまだ一一%しかいっていないわけです。それで七十年代の前半に完成したいといっても、これは並み大抵のものじゃないのですよ。いろいろな問題があります。そこへ持ってきて、突然第...全文を見る
○春田分科員 いずれにしましても、分科会でございますので時間がございませんから先へ進めたいと思いますけれども、その問題をひとつよろしくお願いしたい、こう思っております。私は決して第三の方を否定しているわけじゃないのですよ。早く大阪府民、京都府民のプラスになるように道路を完成しろと...全文を見る
○春田分科員 この第二京阪道路に沿う、鉄道にかわって花の万博の方の地下鉄が出てまいりましたのでどうもそちらの方に移行しそうでございます。この問題につきましては、また後日質問させていただきますので、荒井さんもう結構です。  ところで、大阪府が先行取得している土地がございます。これ...全文を見る
○春田分科員 それから、道路建設に伴いまして、地元の住民ないし地方自治体からさまざまな要求や問題等が提起されております。建設省にもかなり陳情がされておるのでお聞きになっておると思いますが、例えば自動車の騒音問題、排ガスの問題、こういった公害問題、それから、六十メーターないし八十メ...全文を見る
○春田分科員 聞くところによりますと、半地下式にしたら相当工事費もかさみますし、何か地下水が出てくるという問題等もあるみたいでございますけれども、この地域はかなりそういった反対運動もあった地域でございますので、地元住民の合意がない限りは着工しない、こういう形でどうかひとつ十分精力...全文を見る
○春田分科員 あと二分ありますので、大臣にまとめて、花の万博の問題と学研都市の問題、二点についてちょっとお尋ねしたいと思います。  先ほども農水省所管の場で建設省の方に来ていただきまして御答弁いただきましたけれども、この際、大臣からも御決意をいただきたいと思います。  花の万...全文を見る
○春田分科員 終わります。
03月20日第104回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○春田委員 五十八年度の決算検査報告につきまして、会計検査院長の御所見をひとつ簡潔にお願いしたいと思います。
○春田委員 会計検査院の指摘があったのが、百七十七件で百七十一億四百万となっております。しかも八・四%の実地検査の結果でありまして、したがって、この件数、金額は氷山の一角でありましょう。こうした不正、不当事項というのは、毎年会計検査院が指摘しても事態がなかなか改善されないものもあ...全文を見る
○春田委員 私は、会計検査院が検査するだけが目的ではない、国会へ報告するだけが目的ではないと思うんですよ。なぜ検査院が検査するのか、なぜ国会へ報告するのか。その結果によって再発が防止される、これが最大の主眼でなければいけないわけですよ。  それは当局が一生懸命やってもらわなけれ...全文を見る
○春田委員 わかりました。検査院が御努力なさっているのはわかっているのですよ。わかっているけれども、改善されない項目が非常に多過ぎると言っているわけです。  そこで、十二月の国会への報告についてでございますが、これを何とかもうちょっと早くできないかということです。これは大蔵省が...全文を見る
○春田委員 検査の途中でもそれは十分対応できるわけでございますから、それなりにひとつ努力してやっていただきたいと思います。  五十八年度の検査報告の中で、文部省の不当事項、義務教育の国庫負担金の経理が不当と認められるものが挙げられておりますけれども、この問題につきまして簡単にひ...全文を見る
○春田委員 この問題につきましては、五十九年度の決算報告、昨年十二月に出されておりますが、この中でも不当事項として挙がっております。すなわち、五十六年度、五十七年度、五十八年度における公立小学校、中学校の児童生徒の水増しによる教職員の国庫負担金の不正要求である。  この国庫負担...全文を見る
○春田委員 ただいま局長からも御答弁がございましたけれども、私の手元に昭和五十九年度の検査の中で、五十七年度、五十八年度に行った事例についてどういう不正が行われたかという資料があるわけでございます。それによりますと、実在してない者、まあ幽霊児童生徒が全体の五九%になっております。...全文を見る
○春田委員 文部省としては絶滅のために最大限の努力をしているという話でございますが、例えば五十八年度の検査の中では、五十六年度、五十七年度の両年度の補助金の問題につきまして十二都道県やって、六都道県から問題があると指摘されたわけですね。したがって、やってない都道府県につきましても...全文を見る
○春田委員 見直しをせよということで、五十七、五十八、五十九年やったわけでございます。その結果は会計検査院の方に報告されまして、問題ありませんという県が、実は奈良県等におきましても五十九年度の検査院の中で報告されている。特に奈良県等は非常に幽霊児童が多いという形で報告されています...全文を見る
○春田委員 義務教育並びに高校の年二回入学制度につきましては、どうお考えになっておりますか。
○春田委員 最後になりますけれども、検査院長、先ほど言ったように同じ事項が毎年、しかも数年間続いているというこの指摘の問題、この問題につきましては、私は従来のやり方でそれが再発防止になるかというと、ちょっとやはり懸念を持ちますので、その辺のところは十分ひとつ院内で御検討いただきま...全文を見る
○春田委員 終わります。
04月15日第104回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○春田委員 私は、本日の環境決算委員会で四点だけ質問させていただきます。  まず第一点は、先月の三月二十七日、熊本地裁で、水俣病の認定申請を棄却された患者四人が、熊本県、鹿児島県両知事を相手に棄却処分の取り消しを求めた行政訴訟の判決が言い渡されましたけれども、患者側の勝訴となっ...全文を見る
○春田委員 水俣病の現在の認定患者数、中術者数、棄却者数、未処分者数のおのおのの数を述べていただきたいと思います。
○春田委員 そうしたら、棄却者は何名になりますか。
○春田委員 この判決以後、同じような棄却処分の取り消しを求める裁判等は起こっておりませんか。
○春田委員 ただいま御説明あったように、認定患者が申請者数全体の一七%しかないわけです。これはこの認定の基準の条件が非常に狭く、厳しいのではないか、こう私は思います。この熊本地裁の判決におきましても、水俣病像の認定基準につきましては、症状が水俣病と同一症状である場合、専ら水俣病以...全文を見る
○春田委員 この水俣病の認定基準については医学界が必ずしも一本にはなっていない、考え方がいろいろ分かれているみたいに私も聞いているわけであります。そういった面で私は、患者の立場に立った認定基準に考え直すべきであろう、このように主張をしておきます。  また判決では、認定か棄却の判...全文を見る
○春田委員 水俣病は、熊本、鹿児島、新潟、そして新潟市の三県一市で争われている裁判でございます。環境庁は、先生方や県や市に任せるだけではなくて、やはり行き詰まっている問題には積極的に乗り出していく姿勢が大事ではないか、私はこのように思います。先ほども香ったように、公害においては、...全文を見る
○春田委員 森長官になりまして、環境問題については非常に積極的にやっておられるという評価を受けているわけでございますので、今の水俣病については私も残念でたまらないわけでございます。この問題については数十年の歴史がたっているわけでございますけれども、どうかひとつ患者の立場になって進...全文を見る
○春田委員 行革審の結論はまだ出ていない、ヒアリングの段階であるということでございます。この二回のヒアリングで、環境庁としては当然事業団の存続を強く打ち出しておられると思うのですが、この感触はどのように受けとめておられますか。
○春田委員 公害防止事業団が設立されたのが、昭和四十年の十月であります。約二十年の歴史と実績があります。この間、公害防止のための融資や建設譲渡に大いに貢献したことは御承知のとおりであります。  行政改革は、余分なぜい肉を取り、人や金減らしをすることが目的であることは言うまでもあ...全文を見る
○春田委員 この小委員会の答申が出まして、行革審の最終答申というのは大体いつごろ出る予定になっておるのですか。
○春田委員 いずれにしましてもことしの六月に切れるわけでございますから、近々そういう答申が出されると思いますけれども、それまでにもどうか長官並びに局長からも、先ほど言ったような理由でこの事業団の廃止に反対されて、制度見直しをやりながらますます充実強化を図っていただきたい、このよう...全文を見る
○春田委員 第三点目の質問は、カネミ油症の事件でも御存じのように、環境汚染と生体への影響で大きな社会問題となりましたPCBの問題について御質問いたします。  PCBには、一つ、液状のPCB、二つ、電気PCB、三つ、紙PCBが製品として社会へ既に出回っているのでありますが、有害物...全文を見る
○春田委員 カネミ油症事件が発生したのが昭和四十三年、そして昭和四十七年にはPCB及びその使用製品の生産中止、製品の回収が行われた経緯がございます。そこで私は、紙のPCBのノーカーボン紙の問題について、特に後処理問題について御質問を展開したいと思います。  昭和四十七年時点での...全文を見る
○春田委員 ただいまの説明では、約三千五百トンが当時において生産されまして、うち千八百トンが洋上で焼却された、残りが千七百トン、正確に言ったら千六百六十トンが現在未処分の量として保管されている、こういうことでございます。この千六百六十トンを中央官庁または地方自治体、一般事業者は今...全文を見る
○春田委員 厚生省の方は後で質問をいたしますけれども、まず、この千八百トンの洋上焼却というのは、これは法に照らして適正に行われたのかどうか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 当時は法に照らして適法であるということでございますが、現時点ではどうなんですか。
○春田委員 地元の反対があったということでございますが、法に照らしてみた場合、どうなんですか。法に照らして適法なんだけれども、地元の団体等の御理解がいただけなかったから現在はできない、こういうことなのか、それとも、これは法に照らして違法である、当時はよかったけれども現在の法に照ら...全文を見る
○春田委員 新聞報道には、横浜の自治体の方には一切届けはなくて、後で事実がわかったということで大問題になったという形で報道されておりますけれども、その辺、どうなんですか。
○春田委員 いや、指導しているんではなくて、地元自治体の方には事前に十分通告して焼却したのかどうか、このことを聞いているのですよ。こちらの質問に的確に答えてくださいよ。これは通産省じゃないの。どうなんですか。
○春田委員 事前に地方団体には届け出るということは、はっきりと文書で残っているのですね。もう一回確認をします。
○春田委員 その打ち合わせは持っているのですけれども、地元自治体の了解を得て焼いた、これは断言できますね。地元の自治体の了解を得ているのですか。それははっきりしてください。七月十五日やったというのだけれども、打ち合わせやったのでしょう、やったのだけれども、それは地元自治体の了解を...全文を見る
○春田委員 計画を進めるようにとか指導とか、そんなことじゃなくて、事実、地方公共団体の確認をとったかと聞いているのですよ。はっきり答えなさいよ。現状がわからないならわからないで答えなさいよ。
○春田委員 だから、あなたの出番じゃないんだ。通産省が答弁したらいいのだよ。通産省、はっきり言いなさいよ。現状でわからなかったら、後で調査して出しますとか、はっきりしなさい。
○春田委員 その通知というのはいつですか。何年何月何日ですか。いずれにしても、ちょっと時間がございませんので、この問題についてはいつ地方自治体に申請したのか、そしていつ許可がおりたのか、それを明確に書類として提出してください。委員長、よろしくお願いします。
○春田委員 だから、五十二年の何月何日、それがわからないのですよ。それをはっきりして書類で提出してください。委員長、よろしくお願いいたします。
○春田委員 厚生省にお尋ねしますけれども、本年三月二十七日の通達で、六月三十日までに各都道府県並びに政令指定都市に保管状況を提出するように指示されていますね。この保管状況でございますが、かつて通産省が昭和五十四年にアバウト的に調査したわけでございます。その時点で約千七百トン、千六...全文を見る
○春田委員 ただいま説明があったように、マスコミの調査で保管状況のいいかげんさが指摘されているわけでございます。毒性の強いPCB含有のノーカーボン紙の扱い、保管が全く野放しになっている状態であると報道されました。そこで、厚生省としてはおくればせながらの再調査になったのであります。...全文を見る
○春田委員 PCBは、燃焼温度が千二百から千四百度以上であれば、分解されて無害になると言われております。自治体の焼却炉の燃焼温度は約七百度から八百度であると言われております。この温度では、むしろ有毒の、有害のガスが発生され、非常に危険であると言われておりますけれども、この点、環境...全文を見る
○春田委員 要するに、完全に分解されないで有毒のガスが発生される、そういう事実になるのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても大問題であると私は思いますけれども、厚生省、この問題につきましてとう受けとめておりますか。
○春田委員 PCBそのものは検出されていないとしても、今の大気汚染というのは複合汚染になっているわけです。そういった面で、このPCBのいわゆる焼却というものが大気中を汚染することは間違いないわけですから、PCBが検出されないから問題ない、そういう形で簡単に片づけられる問題ではない...全文を見る
○春田委員 約千七百トンのうち三%ということは、これが全部一般焼却炉でもし燃やしたとなれば、五十トンのPCBのガスが、いわゆる有毒ガスが出ていくということで、まことに危険な状況になろうと私は思っているわけでございまして、この問題はひとつ慎重に扱わなければならないと思っているわけで...全文を見る
○春田委員 その結論は、大体いつごろ出るのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、この洋上焼却が昭和五十二年から五十四年の段階でされたわけです。そして、六年経過した昨年の十二月、鐘淵の高砂工場で液状PCB焼却の実験がやっと開始されたと伺っているわけでございます。これは事実ですか。
○春田委員 一体この約六年間、通産省としては何をしていたのですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、昨年の国会で問題にならなければ、また新聞で報道されなければ、これは野放しの状態で今日まで来たわけでございます。それが昨年指摘されて、こういう形で厚生省は保管状況のいわゆる実態調査とか、また環境庁におきましてはそういう液状PCBの試験等をやってい...全文を見る
○春田委員 近いうちにとは、今月か来月早々にはできる、こう理解していいのですか。
○春田委員 ところで、このPCBのいわゆる環境基準です。大気汚染防止法、また水質汚濁防止法でそれぞれ定めていると思いますけれども、環境基準を御説明いただきたいと思います。
○春田委員 この排出の暫定許容限界ですか、これは大体どれぐらい定めているのですか。数字がわかったらちょっと説明してください。
○春田委員 そうしたら、このノーカーボン紙の場合には一立米中に〇・一五ミリグラム、これが要するに環境基準という形で理解していいわけですか。
○春田委員 ただいまそういう形で鐘淵の高砂工場で試験をされているみたいでございますが、こうしたいわゆる環境基準、これは十分クリアできる自信はございますか。
○春田委員 この処理体制が決まった場合に、費用負担はどこが負担するのですか。通産省からお伺いします。
○春田委員 そうしたら、メーカー四社の薮用負担は一切ない、こういうことですか。
○春田委員 いずれにいたしましても、環境庁、通産省、厚生省、三省ともにPCBの処理体制は今日まで野放し状態であり、全く手ぬるいと言わざるを得ないわけであります。あれだけ社会問題になったPC頂に対する認識が甘いのか、それとも風化してしまって忘れてしまったのか、三省とも深く反省しても...全文を見る
○春田委員 それでは、最後の問題であります。  公害健康被害補償制度の見直しを環境庁は検討しています。せんだって、中央公害対策審議会環境保健部会の専門委員会の報告が公表されました。この報告に対する環境庁の御所見をまず承りたいと思います。
○春田委員 最終的に環境保健部会から中公審、そして環境庁へ答申がされる時期は大体いつごろとお見通しされているのか、お答えいただきたいと思います。
○春田委員 この検討にかかったのが五十八年十一月でございますので、既に約二年半たつわけであります。できるだけ早くと今御答弁ございましたけれども、これは年内報告できるかどうかということですが、どうなんですか。
○春田委員 どういう形で報告されるか、今非常に注目を集めているわけであります。  そこでお伺いいたしますけれども、現在第一種の指定地域は全国で四十一カ所あります。認定患者も約九万二千人と言われております。私は大阪の守口市に住んでおりますけれども、守口市でも患者数は三千二百四十八...全文を見る
○春田委員 専門委員会の報告のみで断定はできませんけれども、環境庁はこの報告を、指定地域、いわゆる第一種の四十一カ所の縮小ないし解除につながっていくと見ているのか、それとも、この中間報告、専門委員会の報告の中では、道路沿いまた工場の近隣地域も新たな指定地域にする等の意見も出ている...全文を見る
○春田委員 中公審というのは公正申立て御判断をいただけると思いますけれども、患者団体としては非常に懸念をしているわけであります。先ほど言ったように四十一カ所が解除になるか、また縮小されるということで非常に強い懸念を抱いているわけでございます。そういった面でこの中公審というものが、...全文を見る
○春田委員 この問題について長官の御所見をいただきたいと思うのです。いわゆる経団連は縮小、患者団体は当然残すべきであり、さらに拡大すべきである、こういう意見がございますけれども、環境庁長官は基本的にはどのようなお考えをお持ちですか。
○春田委員 ただいまの長官の高く評価しているという御答弁でございますが、もう少し突っ込んで御答弁いただきたいと思うのです。どんな面で高く評価されておりますか。
○春田委員 いわゆる患者団体の意見を十分酌み取って、この四十一カ所をさらに拡大していく、そのように私は理解しておりますので、長官もそういう形でひとつお働きをいただきたいと思っております。  時間がございませんけれども、最後に大気汚染対策についてお伺いしたいと思います。  運輸...全文を見る
○春田委員 既に地方自治体では東京が、また大阪もそういう形で試験化するみたいであります。このメタノール車につきましては、燃料の供給体制等の問題点もあるやに伺っておりますけれども、都市の自動車排ガス公審一掃のためにも非常に有能であるということも聞いておりますので、実用化について私は...全文を見る
○春田委員 長々と答弁があったわけでございますが、的確な御答弁をいただけないように思うのですが、これは時間がございませんので、また改めて建設省所管のときに御質問したいと思います。  地方自治体の東京の練馬、板橋、また宮城県の仙台等では、緑化基金を設けて、相続税や開発で緑が消滅す...全文を見る
○春田委員 私は、この問題は防衛庁だけの問題とか地元の問題だけで済まされる問題じゃないと思うのですよ。当然環境庁としては、環境を守る立場から、同じ政府機関である防衛庁にも物申しても決しておかしくない。環境庁は、自然公園法とかいろんな法の範囲外のことであるということで、非常にこの問...全文を見る
○春田委員 そうしたら、本日は四点につきまして御質問させていただいたわけでございますけれども、時間の制約もございますのでこれで終わりたいと思いますが、いずれにいたしましても、どうか環境庁、各政府機関の連絡調整機関という、そんな消極的な考え方、立場でなくして、環境を守り、公害を絶滅...全文を見る
05月13日第104回国会 衆議院 本会議 第28号
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○春田重昭君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度決算に関して、現在の政治状況に深くかかわる諸問題を踏まえつつ、総理並びに関係大臣に質問するものであります。  当面する我が国経済は、急激かつ大幅な円高によって、輸出関連中小企業はもとより、景気...全文を見る
10月28日第107回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○春田委員 私は、本日の委員会におきまして、公健法その他何点かについて質問をしたいと思います。午前中に同僚議員から同じような趣旨の質問がございましたので、共通点があるかと思いますが、どうかこの点は御了解いただきたいと思います。  まず、公害健康被害補償制度でございますが、もう限...全文を見る
○春田委員 環境庁としては、答申を尊重しながら慎重にやっていきたいということでございますが、この法案につきましては次期の通常国会に改正案を出す予定なのですか。
○春田委員 そこで、長官に御所見を承りたいと思いますが、答申が出てないわけでございますが、既にマスコミ等で専門委員会並びに環境保健部会等の作業を通しましてその骨子が報道されておりますので、今まで報道された内容につきまして長官の御所見をお伺いしたいと思います。
○春田委員 報道によりますと、指定地域は四十一カ所あるわけでございますが、これを全面解除する、そういった動きがあるわけでございますけれども、その全面解除する理由というものはどういうところからきているとお思いになるのですか。
○春田委員 個人から地域全体ということで、補償の対象が変わったように思いますけれども、この春の専門委員会の報告では、現在の大気汚染が呼吸器の健康被害に「何らかの影響を及ぼしている可能性は否定できない」、こういったようなことが報告されているわけでありまして、こういった問題点を残しな...全文を見る
○春田委員 新聞でも既に報道されておりますけれども、地方自治体の方から、指定地域の全面解除につきましては慎重を期してほしいとか存続してほしいとか、いろいろな要望等が環境庁に出されているみたいでございますけれども、現在どれくらい地方自治体の方からそういった要望書なりが来ておるのでし...全文を見る
○春田委員 これから答申が出されれば、当然各地方団体、関係団体から相当そういった意見が出てくるのではなかろうかと思っております。そういうことで、これから答申が出まして環境庁でいろいろ法案の作成、改正案につきまして煮詰めていくと思いますが、先ほどもお話があったように、中公審でも患者...全文を見る
○春田委員 今回の指定地域解除の原因というのが、二酸化硫黄が相当減ってきたということが一つの大きな原因ではなかろうかと思いますが、指定地域内の現在の大気の汚染状況はどうなっているのか。二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び浮遊粉じんにつきまして環境基準に対してどういう状況なの...全文を見る
○春田委員 ただいま部長から御説明があったように、二酸化硫黄につきましてはかつての五分の一ぐらいに減ってきておりますね。そういった点で二酸化硫黄が減っているというのはわかりますけれども、二酸化窒素そして浮遊粉じん等は年々高くなっておりますし、特に二酸化窒素につきましては自動車排出...全文を見る
○春田委員 それから患者の救済につきましては、先ほど部長から話があったように旧患者につきましては従来どおり補償は継続していく、ところが新規患者につきましては今後認めない、こういうことでございます。患者の推移を環境庁からもらっておりますけれども、数字をもってちょっと説明してくれませ...全文を見る
○春田委員 作業小委員会なりまた環境保健部会等の報告の中では、新規患者につきましては今後は補償していかない、こういう報告になっているわけですね。今御説明になったように最近では新規患者は九千名、そして患者の認定は二年ごとに更新されるみたいでございますが、患者で認定されない人が六千人...全文を見る
○春田委員 先ほども言いましたように、春の専門委員会の報告の中では、現在の大気汚染というものが呼吸器の健康被害に何らかの影響を及ぼしている可能性は否定できない、こういう報告もあるわけでございますので、現実に八千名ないしことしは九千名ですか、患者がふえているわけでございますから、こ...全文を見る
○春田委員 委員会でそういうものが論議されてきたならば、それは当然国や環境庁が施策をやってもおかしくないわけですよ。それが企業からの基金構想ということは、これはどうなんですか。環境庁が企業側に打診しなかったらこういう構想は出てこないのじゃないですか。
○春田委員 ちょっと苦しそうな答弁でございますからこれ以上もう深追いはいたしません。  先ほど同僚議員からも質問がございましたが、中公審のメンバーの中に被害者の代表が入っていないということです。私のところにもこういった要望が相当強いわけでございますが、こういった中公審のメンバー...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、この問題につきましては今後いろいろな機会を通しまして御質問をやっていきたいと思いますので、とりあえずきょうは時間の関係でこれで終わりたいと思います。  続きまして、午前中も質問がございました知床問題でございます。  知床の国有林の伐採につき...全文を見る
○春田委員 当初、林野庁としては相当いろいろ検討した結果こういった伐採計画を出して、自然保護団体の方たちが大きく反対して、それがマスコミを通して全国的に大きな反響を呼んできたということで、伐採計画が相当変わってきたという経緯があろうと思うのです。林野庁としても、相当慎重にやってき...全文を見る
○春田委員 若干戻りますが、先ほどの調査メンバーでございますが、これは当然学識経験者や専門家がなると思うのですけれども、その中には自然保護団体のメンバーは加える予定になっているのですか。
○春田委員 環境庁にお尋ねしたいと思うのですが、こうして相当反対の機運が高まってきたわけですけれども、自然公園法上の対応というのが今回の知床の自然林の伐採問題で適切であったかどうかということが言われると思うのですが、環境庁としてはどう思いますか。
○春田委員 二年前この見直しがされたわけでございますが、特別保護地区とか第一種はそう変わってない。第二種、第三種が若干広がったような見直しだったのですね。今回の伐採計画は第二種と第三種でありますが、第二種でも間引きしながら伐採するみたいでございますけれども、さらに格上げして特別地...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、今後の見直しでは第一種地域、さらに特別地区を相当広げていくように環境庁としては図っていただきたいなと要望しておきます。  長官にお伺いしますが、先ほども出ました中央のナショナルトラストの問題でございます。長官は現地の知床へ行かれましてそういっ...全文を見る
○春田委員 最後に、時間がそうありませんけれども、PCBの焼却問題、きょう新聞で報道されておりますが、兵庫県の鐘化の高砂工業所におきまして、いわゆる液状のPCB、これを高熱の熱分解で処理すればガス等が発生しないということで、地元の審査委員会等でゴーサインが出たみたいでございますが...全文を見る
○春田委員 これは地元住民との話し合いはされたのですか。
○春田委員 この液状廃PCBやそれからまた固体のPCBというのは、特に固体の場合については地方自治体や企業等に相当滞積しているのです。カーボン紙なんかも相当まだ残っているわけです。かつて海上投棄がされて大きな問題になったのですが、今後これがこういう形になってきた場合には、海上投棄...全文を見る
○春田委員 一応液状のPCBにつきましてはこういった鐘化の高温の処理施設で環境は十分クリアできる、こういう形で出たわけでございますが、私が心配しておるのはそういったいわゆるトランスまたはカーボン紙が相当残っているのです。それで、これは通産省や厚生省にも私は決算委員会で相当質問した...全文を見る
○春田委員 ちょうど時間が来たようでございます。  いずれにいたしましても長官、環境行政というのはこれから非常に重要になってくると思うのです。きょうのある新聞報道では水質の環境問題、PCBの問題、それから湖沼法に諏訪湖が指定されたとか、また先ほど午前中質問があった石綿のああいっ...全文を見る
11月28日第107回国会 衆議院 本会議 第16号
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○春田重昭君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました今臨時会の会期を十一月三十日から十二月二十日までの二十一日間延長する件に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)  そもそも、中曽根総理は、今国会の冒頭における所信表明演説の中で、今臨時国会を...全文を見る
12月12日第107回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○春田委員 今後非常に心配といいますか懸念される環境問題の中で、窒素酸化物による大気汚染の問題があろうと思います。それから生活雑排水による水質の汚濁の問題、さらにバイオなど先端技術によるハイテク汚染、さらに酸性の雨や雪による樹木や湖沼、建物等の汚染被害等の問題があろうかと思います...全文を見る
○春田委員 六十年値はまだ出てないわけでございますが、相当よくなってきているという話でございます。五十九年度の環境庁の調査では、御案内のとおり、自動車の主要道路沿いでは環境基準に対して二七%が未達成である、さらに東京、大阪、神奈川等の大都市圏では七六%が基準を達成してない、こうい...全文を見る
○春田委員 環境庁は五十三年の改定当時、少なくとも六十年度、七カ年の間において基準達成したい、これを目標年度に置かれたわけでございますが、今言ったように、主要道路ないし大都市圏では基準達成をオーバーしているところが非常に多いわけですよ。したがって、中公審の答申は出ましたけれども、...全文を見る
○春田委員 そういうNOxの削減対策は後で聞きますけれども、五十三年当時には六十年までに抑えるという一つのめどをつけたわけですよ。今日においてはいつごろまでに基準達成するということは出ていないわけです。それを聞いているのです。
○春田委員 そんなあいまいなことで環境行政が守れるのですか。要するに環境庁は、六十年の目標が達成できないということで六十五年ぐらいに、努力目標というのですかね、そういう報道も一部されたわけですよ。そういったことで、六十五年度も努力目標というあいまいな形で表現されておるわけですよ。...全文を見る
○春田委員 私は何も数字にこだわっているわけじゃないですけれども、長官、この環境基準をオーバーした場合は、環境庁の調査でも、例えば児童等のぜんそくの症状、その有症率が非常にはね上がるというのですよ。データも出ているわけですよ。だから私は、この環境基準というものは、環境庁が一応決め...全文を見る
○春田委員 それから、削減対策ですね、これはどういうことを考えていますか。
○春田委員 ただいま局長から御答弁があったように、自動車の中でもトラックの台数が非常にふえている。国鉄にかわりまして宅配便というのが非常に利便さを買われているわけです。そのトラックのほとんど、九六%ぐらいがディーゼル車であると聞いておるわけでございます。このディーゼル車というのは...全文を見る
○春田委員 同じくその趣旨について、運輸省がおいでになっていると思いますが、ひとつ運輸省の方から御答弁いただきたい。
○春田委員 その環境庁の告示というのは大体いつごろに出る予定ですか。
○春田委員 そこで、大都市圏、とりわけ東京、これはせんだって四全総の報告もございましたけれども、特に四全総の中でも、機能が東京へ集中するような報告になっております。そういった面で、ますます大気汚染といいますか深刻化するのじゃなかろうかと心配されております。私が住んでいる大阪でも、...全文を見る
○春田委員 いずれにいたしましても、NOx対策というのは、自動車単体に対する対策と交通網全体に対する対策とありますから、これは環境庁だけではできない問題でございますので、そういった交通網に対するいろいろな対策につきましては十分御協力いただきたいと要望して、警察庁の方はこれで結構で...全文を見る
○春田委員 鋭意努力なさって早急な結論を検討会の方で出していただきたい、こう思います。  最後になりますけれども、低公害車として非常に評判のいい一つはメタノール車、かなり試験が行われているみたいでございますけれども、どこまで進んでいっているのか、それからさらに電気自動車、この普...全文を見る
○春田委員 時間がなくなってまいりましたけれども、もう一点酸性雨による被害という問題がこれから心配されるわけでございます。この問題につきまして質問いたします。  我が国は昭和四十年代の後半ですか、この酸性雨による被害というのが報告されておるわけでございます。その後今日まで、全国...全文を見る
○春田委員 関東方面の被害状況の御報告があったわけでございますが、その後島根県の松江市で松枯れという現象が出てきた。それから琵琶湖のいわゆる富栄養化の問題も酸性雨の影響じゃなかろうかということも滋賀県の方から報告されているわけでございますけれども、こういった因果関係というのはどう...全文を見る
○春田委員 これは新聞報道で、私自身直接松江市に聞いたわけではないのですけれども、その報道によりますと、五十九年六月から六十一年十月の二年四カ月でいわゆるpH三台が十三カ月も測定された。酸性雨というのは大体pH五・六以下ですね。三台になってきたら相当な影響が出てくるのではなかろう...全文を見る
○春田委員 国立公害研究所の予算と合わせても一億以下です。微々たるものですよね、長官。本当に我が国の環境行政というのは常に後追い行政になりまして、地方自治体がいろいろな報告をする、琵琶湖がそういうおそれがあるのではないか、松江でそういう報告がある、また、浦和とか兵庫でいろいろな報...全文を見る
○春田委員 時間が来ましたので終わりたいと思いますが、環境庁、上海の問題にしても、これは大阪市が力を入れ、また国際協力事業団が力を入れてやっているのであって、電気自動車も東京都が力を入れてやっている。環境庁というのは地方自治体に協力できないのか、他の省庁に協力できないのか。そうい...全文を見る