春名直章

はるななおあき



当選回数回

春名直章の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月28日第138回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○春名委員 今度新しくこの委員会に所属することになりました日本共産党の春名直章です。どうぞよろしくお願いします。  最初、質問に入る前に、ODA予算のあり方で一言述べておきたいと思います。  政府は、二十六日の閣議決定で六万トンの米を無償援助することを決めました。我が国のOD...全文を見る
○春名委員 結局、一〇〇%本当に苦労して減反に応じてきたのに、こういう深刻な事態が今引き続いて起こっているという大もとにあるのは、やはり米価の下支えの機能がない、これを放棄するような新しい食糧法、新食糧法、これが大きな欠陥があるということが露呈されてきているというふうに私は思いま...全文を見る
○春名委員 やはり、考え方の根本が農家、農村を守る、生産者を守る、そこから出発しないと、一年間たってこれだけ深刻な事態があるという厳然たる事実がやはりあるわけですから、その点で本当にそこに視点を置いてこれから検討していただきたいと心からお願いしたいと思います。  次に、大きな問...全文を見る
○春名委員 需給ギャップがあるということはわかりますが、それではなぜ外米をこれほど輸入するのかという大問題にぶつかってくるわけであります。  私は、この量の問題も非常に深刻な事態があるわけですけれども、そのやり方、減反の強制という問題も今農民の心に大きな傷となってあらわれてきて...全文を見る
○春名委員 この量といい、それからやり方といい、なかなか大きな矛盾を抱えたこの減反政策なんですけれども、その減反をやっていく上で、転作などを受け入れていく条件を拡大していくということもしっかり保証しなければ、やれやれと言うだけでは矛盾が広がっていくことになります。  そこで、私...全文を見る
○春名委員 ぜひ努力して、私たちも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後になりますが、政務次官にぜひお聞きしたいと思います。  本院の予算委員会や農水委員会などで食糧問題を何度となく政務次官取り上げていらっしゃいました。その会議録も一端を拝見させて...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので。やはり、日本の農業がこれからどうなるのかという岐路に今立たされていると思いますし、世界の食糧不足という問題も一刻も猶予ならない問題になってきていますので、全力を尽くして、日本の農業の立て直し、そして世界の飢餓をなくしていくために頑張っていきたいと...全文を見る
12月12日第139回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○春名委員 さきの委員会に続きまして質問させていただきたいと思います。大変お疲れだと思いますけれども、よろしくお願いします。  最初に、住専問題についてお伺いをしておきたいと思います。  この問題は、私たち日本共産党は、母体行の大変大きな責任ということを論点でも明確にしてやっ...全文を見る
○春名委員 今のお話にかかわってもう少しお聞きしますけれども、不動産向けの貸し出しの総量規制が政策課題となっていたときに、信連の住専への融資拡大ぶりは熟知されていたと思うのですが、三業種規制の報告は信連協会への通達では求めなかったわけですね。他の銀行などにあてた通達では抑制効果を...全文を見る
○春名委員 今の話のちょっと続きになりますけれども、なぜこのことをしつこく言うかということなんです。やはり一つは、少なくない信連の経営危機、これと関連しているということは最初申しましたけれども、もう一つは、今お話も少し出ましたが、協同組合としての農協系統の資金運用のあり方が非常に...全文を見る
○春名委員 そういう点でいえば、総量規制というようなすごい手段も通達で出されているというわけですから、こんなひどい状況になっていたというのは、もうわかっているというか、二月の質問のときにもそのことを藤田さんが具体的に追及しているので、それを言い出すとまたそればかりになるので、時間...全文を見る
○春名委員 広域合併の問題とか系統事業、それから組織二段という問題などに触れられましたので、次の問題にちょっと入っていきたいと思いますけれども、そういう大きな流れの一環として、今度の二つの法案が出されていると思います。それで、農協合併助成法、これが合併期限を二〇〇一年三月まで延長...全文を見る
○春名委員 ちょっとそこにかかわって、もう一回お聞きしておきますけれども、部門別の採算を明らかにするということですけれども、営農部門というのは採算が合うというふうになるのですか。最初から、指導する指導員が営農をしていくわけでしょう。それで採算するというのはどういうことになるのです...全文を見る
○春名委員 趣旨はわかりました。  農水省の農協課の調査計画係長の石井さんという方が「総合農協の組織・事業の動向」という論文というか、調査結果を発表されておりまして、これは一つの指標だと思いますけれども、一九九二年の営農指導員の数が一万八千二百五十八人、一九九四年の、二年後の平...全文を見る
○春名委員 これは農家二戸当たりですよね。
○春名委員 この数字は、規模が小さい農家ほどそれなりに数字は上がっているということですね。そういうことを示していますね、この数字の意味は。
○春名委員 その説明もわかりますが、私はこれは言えると思うのですけれども、やはり農家に密着して、先ほど支所を活用するとかいう話も出ましたけれども、身近な農協、親身になって営農指導もして相談もしてくれる、そういうところほど農家は利用しやすいという面がやはりあると思うのです。それがこ...全文を見る
○春名委員 今のお話の中でリストラという言葉も出ましたので、そのことについてちょっと次に質問しておきたいと思います。  五万人の人員削減ということがJAの計画としてされています。それで、まず最初にちょっとお聞きしたいのですけれども、複数の法人組織が合併するなどの場合には、労働契...全文を見る
○春名委員 判例で一般的になっているということについて、必ずしもそうなるかどうかはわからないと言われたのは結構重大な問題じゃないかと私は思います。五万人をじゃとにかく切っていくということしかないんだというようにしか聞こえないのですけれども、そういうことになるのですか。生首が切れる...全文を見る
○春名委員 首にするということではないということですが、例えば出向という形で労働者を厳しい立場に追い込んで、結局退職を余儀なくさせるというような事例も聞いています。  それから、ちょっと最初に言えばよかったのですけれども、合併合併ということで、一体自分はどうなるのだろうといって...全文を見る
○春名委員 それが中心的な方針だというのは私も聞いておりますが、なお本当に農水省としても、労働者に犠牲が覆いかぶさるようなことが絶対ないようによく配慮してやっていただきたいと思いますし、それで、農村地域では特に雇用情勢が厳しいわけですね。二〇〇〇年までに五万人という労働者をそうい...全文を見る
○春名委員 では続きまして、法案そのものについての質問をさせていただきたいと思います。  まず、信連と農林中金の合併に関する法律案の質問です。  それで、参考人の質疑のときにも藤田議員が確認をしておるわけですけれども、これはそれぞれの信連が自主的にやることだということだと思う...全文を見る
○春名委員 わかりました。  それで、膨大な不良債権の、千六百五十億とかいろいろ言われていますが、投資信託の含み損が約三千億というふうにも言われています。本会議で藤田議員が質問いたしましたが、農協系統の組織は二〇〇〇年までに信連と農林中金との統合を行うとの目標を持っておりますけ...全文を見る
○春名委員 もう一つ確認しておきたいことですけれども、大臣が認可されるときの三つの基準というのがありまして、農林中金の経営の健全性が確保されることというのは承認基準として明記をされておりますけれども、改めて単協や組合員の経営の健全性確保ということについてはどういう考慮がされるのか...全文を見る
○春名委員 それじゃ時間があれですので、続いてお聞きしたいと思います。  農協法の関連ですけれども、一番よく確認しておかなければならないことで経営管理委員会制度の問題です。いろいろ聞かなきゃいけないのですけれども、申しわけないのですけれども、経営管理委員会はまずどこで選ばれるか...全文を見る
○春名委員 総会ですね。
○春名委員 それから、経営管理委員会が選ぶ理事ですね。今度それが大きな目玉になるんだと思うのですけれども、それはだれがなってもいいということですね、要するに。済みません、それをちょっと確認をお願いします。
○春名委員 ちょっと極端な話を言って申しわけないですが、銀行や大企業の経営に携わっていたような方でも、もちろん選べば構わぬわけですね。だれでもいいのですからね。そういう可能性もあるということですね。
○春名委員 現行法では、代表理事は正組合員でなければならないと思うのですけれども、これは間違いありませんか。
○春名委員 員外理事というものですね、学識経験者とか、そういう人がなる可能性があるということですね。そういうことですね。
○春名委員 実際はどうなっていますか。実際は正組合員でしょう、全部。
○春名委員 今回の改正では、正組合員、准組合員でもない方が、極端に言えば理事のすべてを占めても構わないということになります。理事会の互選によって、農協法の第三十九条の商法の規定を準用するというので代表理事を選ぶことになっていますから、今はほとんどそういうことはないだろうと言われて...全文を見る
○春名委員 それで、今までもあったのかどうかは僕は調べてないのであれですけれども、代表理事が、そういう形で代表権を持つ方が組合員でない人になることが往々にして起こってくるということになっていくと思うのですね。  そうすると、ちょっと私の印象では、協同組合ですから、組合員がすべて...全文を見る
○春名委員 経営管理委員会は、業務の基本方針の決定、重要な財産の取得及び処分その他の定款で定める組合の業務執行に関する重要事項を決定するということをやるところです。そういうふうになっていますが、それに沿って専門家の集団といいますか理事が組合の業務執行を決するというふうになっていく...全文を見る
○春名委員 それで、解任条項というのがあるのですが、解任は総会に請求することができるということになっておりますが、選任するときには経営管理委員会がやられるのです。解任する場合は直接の権利を持たないというふうにしておりますが、それはなぜかということと、なぜ選任と解任の手続を別のもの...全文を見る
○春名委員 経営管理委員会の中で代表権を持つという人はおらぬわけですね。押しなべて同じということになるわけですね。要するにそこから組合長——今まで組合長と言っていましたけれども、だれか選ぶとか、今までは代表理事が大体組合長という形になっていたと思いますけれども、組合員じゃない人が...全文を見る
○春名委員 時間が大分迫っていますので……。  やはり御説明を聞いてわかった部分もあるわけですが、非常に企業的手法といいますか、利益をいかに確保するか、黒字をふやしていくかということに相当重きが置かれて、それもそれで大事なのでしょうけれども、そのことを追求する体制になってしまう...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので終わりたいと思いますが、結びに当たりまして一言申し上げておきます。  農協系統資金を——冒頭でも住専問題をお話しさせてもらいましたが、話ががらっと変わってしまうのですが、これを本格的に活用して貯貸率も上げていくということを考えたときに、従来から私...全文を見る