春名直章

はるななおあき



当選回数回

春名直章の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第147回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  まず、二月の十五日の朝刊の全国紙、地方紙の深谷さんのこのすてきな笑顔ですけれども、この写真ですね。この新聞。調べてみましたけれども、私の地元の高知新聞とか愛媛新聞とか全部出ております。全国新聞。「あなたの「やる気」を、確かな自信に。」と...全文を見る
○春名委員 もちろん、東京新聞にも出ております。  そこで、大臣、この広告料、全部で幾らでした。
○春名委員 一億一千万円であります。  通産省として中小企業の政策を、今お話がありましたように新聞広告で知らせるということは場合によってはあると思うんですね、確かに。しかし、その場合に、なぜ大臣のお名前を書き、大きな写真を一緒に載せるのかということが私は問題だろうと思います。公...全文を見る
○春名委員 通産省としての政策を知らせるというのは、それは理解しているわけですね。しかし、なぜあなたが出てこの選挙の直前にこういうことをやるのかという話なわけです。  自治省選挙部の課長らの共著で「逐条解説公職選挙法」があります。読んできました。百五十二条というのは、選挙目当て...全文を見る
○春名委員 ですから、誤解を与えるようなことをしないということを明確にしていただいて、これを教訓に各大臣にも内閣にも徹底していただきたい、このことを言っているわけでありまして、その点についてもう一度御答弁お願いします。
○春名委員 大臣が率先してこういう誤解を生むようなことをせずに、法を守り抜くということが本当に大事ですから、おとといの新聞を見まして驚きましたので、あえてきょう私は質問させていただいた次第であります。  次に、総理の秘書官のドコモ株問題についてお聞きをしておきたいと思います。 ...全文を見る
○春名委員 告訴状の話をしているわけじゃないのです。国会に対して、すべからく調査をすると。すべからくというのは必ずという意味です。必ず私は調査をし、きちっとみずから報告をする、こういうふうに御答弁をされているんですね。これは広辞苑で調べましたので、すべからくというのは必ずという意...全文を見る
○春名委員 こういう問題一つとっても、まともな答弁ではないし議論ではないということを思いますので、こういう点を改めて私は強調しておきたいと思います。  次に、吉野川の可動堰問題について、私は建設大臣にお聞きをしていきたいと思います。  大臣とは、私も交渉もさせていただき、住民...全文を見る
○春名委員 ゼロの起点というのは一体何ですか。ゼロというのはどういう意味ですか。
○春名委員 では、今年度の予算も来年度の予算も凍結ですか、調査費は。
○春名委員 私は本当に怒っております。私は、一年半前から、住民投票条例をつくるという運動や、それが否決をされて、一斉地方選挙で住民投票に賛成される方が過半数を占めるというような流れ、そして今度の住民投票等々のすべての流れや経過を知っています。大臣も、去年の十月ですから、そのことを...全文を見る
○春名委員 少数の意見を尊重するということと、建設省がどういう姿勢と立場に立ってやるかというのは別問題です。  今経過を説明したのをよくのみ込んでいただきたい。三十二万署名と言われましたけれども、違います。ある銀行員の人は、一人で十回署名をさせられた。ある町の教育委員会では、町...全文を見る
○春名委員 同じことを堂々めぐりしているんですけれども、その立場に立つということは、計画の白紙撤回も含めて、そういう選択肢を持って、またはそういう姿勢で臨むということについては、私は、建設省自身がお決めになった、提案した新河川法の理念そのものだと思いますよ。  新河川法の、住民...全文を見る
○春名委員 建設省がおつくりになっている「新しい河川制度の構築」、これはパンフレットですけれども、地域の意見を反映した河川整備の推進ということの趣旨は、河川環境の整備と保全を求める国民のニーズにこたえる、河川の特性と地域の風土、文化などの実情に応じた河川整備を推進する、この二点な...全文を見る
○春名委員 まだ新しいこの計画、制度がここには適用されずに来ていますから、このとおりのこと、この条文に沿ってということを言っているわけじゃないんです。理念と趣旨というのは何かというのを私が言ったわけです。それが具体的にあらわれたのが住民投票のその姿じゃないかと私は言ったんです。 ...全文を見る
○春名委員 空想で人をおどしたらだめですよ。現地の工事事務所の……(発言する者あり)いいですか、聞いていて。  現地の工事事務所の五藤さんという副所長が、四国の地形を全く無視しており、安直な考えでつくったことは否めない、誤解を招いたと謝っているんですよ。なぜこういう発言をしたか...全文を見る
○春名委員 住民との議論の中でこういう、何が何でもという誇大な宣伝をされて後で引っ込める、そういうぶざまなことをやられるから、それが不信になって住民投票になったんですよ。そうでしょう。その姿勢を、少なくともこういう不安だけをあおるようなやり方ではなくて、冷静な議論をしましょうと。...全文を見る
○春名委員 本当にこんなことでいいのですかね。住民が泣いていますよ。まともな答弁してください。  住民投票を受けてゼロベースで話し合う、二十年はかかる、こういうふうに言っておるのです。私は本当に残念ですけれども、まさにゼロベースと言うのであれば、そういう選択肢をお持ちになって、...全文を見る
○春名委員 あなたは記者会見で、今、杉さんとおっしゃいましたけれども、会ったことがないかのように言っておられます。(中山国務大臣「全く会ったことはないです」と呼ぶ)では、お聞きします。  まず、これはその杉さんから私どもがもらってきた、五千万円を振り込んだという振り込み用紙の写...全文を見る
○春名委員 この合意書、三ページ目です。平成五年の八月十九日。こういうことです。  そこには、第一に、五千万円の振り込み送金について、中山氏は一切関知していないと、それはさっきおっしゃっていましたけれども。二、中山氏は、五千万円の振り込み送金について道義的政治的責任があることを...全文を見る
○春名委員 会見では、その方におどされて一千万円を恐らく返したのだろうと発言をされています。これはどういう意味ですか。
○春名委員 二月八日の釈明会見に戻りますが、その杉さんが払った五千万円のうち、四千七百五十口、四千七百五十万円を党本部に入金というふうになっています。四千七百五十口、これは御本人が言われている。(中山国務大臣「委員長」と呼ぶ)ちょっと待ってください。そのまま素通りで党本部に送った...全文を見る
○春名委員 それにしても、二百十五万円、これは明らかになっておりません。さらに、あなたの政治団体に会費が一たん振り込まれた、大きな金庫がなかったから、銀行に一たんは振り込んで、すぐに党本部に入れた、こういうふうに言っておられるようです。そうであれば、政治資金管理団体への入金ですの...全文を見る
○春名委員 しかし、政治資金管理団体に一たん入金をしているわけですから、それは間違いないわけですからね、そうでしょう。それはもう御本人が言っている。(中山国務大臣「委員長」と呼ぶ)まあ、ちょっと次も聞きますから。そういう問題は、釈然としない問題があるわけです。  それから、私は...全文を見る
○春名委員 そうであるならば、畠さんという秘書からお話を聞き、田中森一さんという弁護士からお話を聞き、その結果を、身の潔白を、あなた自身がちゃんとただす。ただすじゃなくて、それをきちっとやる。そういうことをやるのが当然でありまして、そのことをちゃんとやってください、身に覚えがない...全文を見る
○春名委員 そんなことを言っているんじゃないのです。こういう雑誌を、例えば名誉毀損で訴えられたらいいわけでしょう。そういう問題もあるでしょう。そしてこの事実がどうなのかということを、みずからがちゃんと潔白を示すというのが当然、政治家の使命じゃないですか、こう言っているんですよ。 ...全文を見る
○春名委員 では、ちょっと確認しておきますけれども、大臣、この字ですね。資料二、住所。御本人の字ですか。どうですか。
○春名委員 そういうものをわざわざこういうふうに言っているわけなんですよ。ですから私は、この人があなたをおとしめようとしているとか、そんなふうに、私はわかりませんけれども、そうは言いませんよ。  だから、その事実を、国政を預かっている大事な大臣なんですから、こういう疑惑をかけら...全文を見る
○春名委員 それでは、この一千万円ですか、これを返した話とか、それは全部、田中さんの話とか、それから畠さんですか、お会いしたという話とか、そういう話はそれはそれとしてここに出ているわけですから、だからその事実を私は確かめたい、そういう思いで、一念で言っているわけなんです。いいです...全文を見る
○春名委員 それでは私は納得できません。  委員長に、この点改めて、そういう問題として今問題提起をしましたので、理事会としても議論していただいて、提出するかどうかも含めてしていただきたいと思いますけれども、そういう議論をしていただきたいと要望しておきたいと思いますが、いかがです...全文を見る
○春名委員 私は、本人に会ってやっているのですよ。ですから、本当の真実をちゃんと明らかにすればいいのです。それだけのことなんです。  そういう点を真剣にやりましょうよ。それだけ国民から疑惑がかけられているのであれば、それをきちっと明らかにすればいいのであって、そういう点を委員会...全文を見る
02月22日第147回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
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○春名委員 私は、新潟県警の虚偽発表事件を中心にきょうは質問をさせていただきます。先ほどの議論でもありましたけれども、まず国家公安委員長にお聞きをしたいと思います。  一月二十八日に、この女性監禁事件で、新潟県警が女性の発見時の状況について最初に記者発表をいたしました。そして、...全文を見る
○春名委員 そのことではなしに、虚偽のマスコミ発表がされて、それを陳謝するということについての認識、それをお聞かせいただきたい。
○春名委員 これは今から議論しますけれども、非常に根本的問題を提起していると思っております。  それで、大臣にこの虚偽報告があったというのが知らされたのはいつか。要するに、マスコミの発表の前に国家公安委員会あるいは国家公安委員長に、虚偽だった、だからこれを訂正する記者会見を行い...全文を見る
○春名委員 私が聞いているのは、思い出していただきたいのですけれども、今、国家公安委員会の機能の強化ということが今度法案で出てくるわけですね。だから、こういう大問題、虚偽の報告があった、これを訂正するということを報道される前に、国家公安委員長はそういうことをお知りになる立場かなと...全文を見る
○春名委員 私の言っている質問にちょっと的が、私自身が外れているのかあれですけれども、要するに、こういう大問題が、一月二十八日に記者会見をやって、その後、その記者会見が間違っていたという記者会見、二回目の記者会見を二月十七日、ちょうど国家公安委員会が開かれているときなんですけれど...全文を見る
○春名委員 今の話で前後がわかりました。要するに、こちらが照会している最中に虚偽だったという記者会見をやったというのが事実だということで、今確認しました。  重大な問題はやはり、この虚偽発表を事前に承認した県警本部長の小林氏が警察庁採用のキャリアであるということなんですね。また...全文を見る
○春名委員 問題は、県警の刑事部長さんから事実と異なる発表を行いますということを持ちかけられたときに、なぜ本部長、トップの小林さんがオーケーを出したのかということなんですね。  小林本部長は、刑事部長から第一発見者の名前を伏せたい、多大な迷惑をかけるのでという申し出があった、そ...全文を見る
○春名委員 小林本部長は、柏崎署の出動要請をめぐる警察の対応の問題がありましたね。  新潟日報には、一時四十分ごろ、携帯電話で柏崎署に、男が暴れているので三人ほど来てほしいと伝えた。同署は、わかった、協議すると答えて、七、八分後に柏崎署は電話で、行けないと返答した。保健所の職員...全文を見る
○春名委員 ですから、私が言っているように、速やかにということをやらなかったわけですね。渋々なんですよ、この経過を見ると。そこに神奈川県警の教訓はどう生かされているのかなというのを問いよるわけですよ、長官。  重大なことは、今回の事態というのは、警察庁の方々が神奈川県警問題から...全文を見る
○春名委員 そうでしょう、全部の本部長を呼んでいるのですからね。そういう議論をしているのですよ。徹底しているのですよ。  では、この本部長の会議の中で、新潟県警のような場合、つまり部下の者がこれはマスコミに発表するのはやめよう、あるいはこうしておこう、結果としてうその発表をする...全文を見る
○春名委員 また、十一月十三日には、警察庁次長名の依命通達というのが出ております。これは、現物がここにありますけれども、この二項目には、「幹部教養の徹底」というのがございます。「組織の根幹を担う幹部としての行動規範について再認識させるため、各級幹部に対して、管理者として必要な基本...全文を見る
○春名委員 グループ研修はまだやっていないということなんですが、さらに聞きます。  九九年九月の九日、「不祥事案の未然防止と適正な処理について」、官房長通達が出ております。これを発表して全国に徹底いたしました。その第五項目めに「適正な報道対応」という項目があります。これは、不祥...全文を見る
○春名委員 まさに、全く逆のことをやっているわけですね。実態を国民に正確に知らせる、真摯な対応をする、全然逆のことをやっているのですよ。  だから、国家公安委員長に、そういう議論を三カ月間積み上げて努力をされてきているさなかに逆のことが起こっているということの深刻さを、どう受け...全文を見る
○春名委員 長官にお願いですが、調査チームの調査報告書は木曜日に出られるのかもしれませんが、その調査報告、全容を当委員会に必ず報告していただきたい、これを今約束をしていただきたいと思いますが、それはいいですか。
○春名委員 では、国家公安委員長、指導をしてください。それで、国家公安委員長に要請して、一言答弁してもらって終わりたいと思います。  国家公安委員長は、監察官制度の機能強化にかかわって、前回の議論で、警務部長の下でではなくて本部長直轄にせねばいかぬ、それから、その本部長は倫理観...全文を見る
○春名委員 以上で終わります。
02月24日第147回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  地方税、非常に大事な法案です。それから交付税も重要な法案です。根幹をなす法案ですので、私たちは二本をぐちゃにして議論するのはやめて、別々にしっかり議論しようということをずっと言ってまいりました。残念ながら、そうは今なっていないのですが、...全文を見る
○春名委員 当然においてやられるものではなくて、必要に応じてやるものだということで、交渉相手もあるということなんですが、それにしても、日本の国内に住んでいるわけですよ。道路を使っているわけですよ。道路損傷の補助というのが大きな理由であるわけでしょう。自動車税の改正というのはそうい...全文を見る
○春名委員 よく相談をして取り扱いを進めるということを御答弁いただきましたので、問題を投げかけましたので、ぜひ御検討いただきたいということを重ねてお願いしておきたいと思います。  それで、内容がまた問題なんですね。お聞きしたいと思います。  小型乗用車の場合について、排気量一...全文を見る
○春名委員 今言いました小型乗用車の二つの区分で、米軍の方々が使用されている台数の九三%を占めている。約五万台。一・五から二の場合は、比率でいいますと米軍の方は一八・九九%、税金の額。それから、一から一・五リットルの場合は二一%ということでありまして、極めて少ないわけですね。こう...全文を見る
○春名委員 昭和二十七年からこれが始まっているということが今御答弁ございました。道路損傷負担金という性格づけで、その使用頻度に合わせてこういう割合を決めてやってきたというお話があって、その性格はずっと続いているという話がありました。  それで、ちょっと確認をしておきたいんですが...全文を見る
○春名委員 わかりました。  確かに、奢侈品というふうにはもうならないと思うんですね。昭和二十七年の当時は三つのそういう性格があったんです。そのときは、日本国内の車の総量が三万六千台だそうです。それで、現在は五千万台を超えて、自家用車だけでも四千二百万台、三人に一人の割合で自家...全文を見る
○春名委員 国の財政も、この議論でも、地方財政も本当に大変なときになって、大変な逼迫状況だという状況があるわけですから、一方で非合理というふうに映る問題が残されているということにも私は目を向けていただきたい。そういう角度で検討されるというふうに御答弁いただいていますので、そのこと...全文を見る
○春名委員 保険料が高いなどの構造的問題で滞納がふえているということは今お話がありましたので、それは確認させていただきたいと思います。  厚生省の調査では、全国の国保料の滞納世帯の数が出ていまして、一九九七年、これが三百三万世帯、一九九八年が三百二十二万世帯、一九九九年、六月一...全文を見る
○春名委員 今、後段に言われた介護保険円滑導入対策、それは私も、これが直接かかわってくることですので調べてみたのですけれども、第二号被保険者が属する世帯の収納率が他の世帯の収納率よりも有意に低下したと認められる場合に、当該収納率低下による財政影響額の二分の一に相当する経費を見まし...全文を見る
○春名委員 それは、協議はぜひやられる必要があると思うのですけれども、私が先ほど言ったのは、激増しているわけです。リストラされた中高年の労働者の方々が国保に入らざるを得ないですね。そういう方々がどんどんふえて、そして滞納が激増する。この二年間、すさまじい勢いで進んでいるわけですね...全文を見る
○春名委員 では、この問題の最後に、大臣の御見解を聞いておきたいと思います。  今、お話がありましたように、大変深刻な事態になっていまして、私は、負のサイクルに入っているなと思うのですね、国保会計、国保の問題は。加入者がふえる、ところが保険料が高くて払えない、滞納者がどんどんふ...全文を見る
○春名委員 私どもは、サービス不足のまま保険料だけ徴収することは許されないということを言ってきました。半年間凍結をするということになりましたけれども、その期間に低所得者の方への減額、免除の制度を国として制度化する問題、あるいは、保険あって介護なしにならないように特養ホームやホーム...全文を見る
○春名委員 小規模住宅用地については六割が税がふえる、一般住宅用地七割が税がふえるということになりました。  調査室の資料を確認しておきたいと思いますけれども、先ほどの話とこれはダブるのかもしれないのだけれども、私が見たのでは、この調査室の資料で、「地方税法改正案に関する論点」...全文を見る
○春名委員 わかりました。  いずれにしても、例えば小規模住宅用地については、先ほど平林さんも御説明されていましたけれども、額はわずかだからというふうに言っておられましたけれども、世帯で言えば、六割の土地ははっきり言って増税になるのですね。それから、一般住宅七割が増税になるので...全文を見る
○春名委員 それは開き直りというものですよ。六分の一、三分の一もうやっているんだから少々高くなってもいいだろうと。しかし、さっき言ったように、三九%、三三%、ずんずん下がってきて、全体としては三百二十億円減収になっているわけでしょう。ところが、六割、七割の住宅地は増税になっている...全文を見る
○春名委員 都市部の商業地に配慮したということと、基幹税目で余り下げ過ぎたらえらいことだということが二つの理由でした。  では、下限を六〇%のまま据え置いているのはどうしてですか。六〇%というのはどういう意味があるのですか。そこを言ってください。短くお願いします。
○春名委員 それでは全然説明になっていなくて、増税しながら取っていくわけですから、下限六〇%と、負担水準六〇%にするというのであれば、これからもずっとそういうふうにするのかどうか知りませんけれども、その合理的根拠を示してもらわぬといかぬのです。  それから、八〇%に張りついてい...全文を見る
○春名委員 そのさまざまな事情を勘案したということなのですが、本当に税を取って、これから九年は、今の仕組みでやれば、少なくとも六割以下のところはだんだん上がっていくのですよ。だから、なぜそこまでいくのか、なぜそこが合理的なのかというのを、一人一人の納税者の方に理解してもらわなけれ...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので終わりますが、そういう御答弁をされると思っていたが、あえてこういう時代だということで提案をさせていただいた次第ですので、今の検討もお願いしまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
02月28日第147回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは地方交付税の質問に絞って準備をしてきました。しかし、残念なことに、きのう、きょうと、こういう新潟県警の重大な事態が起こりました。どうしてもこの問題をたださなければなりません。冒頭、この問題を質問させてもらいたいと思います...全文を見る
○春名委員 そうであるからこそ、申し入れをされたときに、長官がどういう態度をおとりになるのかということが問われていたんじゃないかと私は思うのです。  確かに、いても立ってもおれなくなって、その責任重大性を感じられたんだと思います。それだけに、この申し出があったときに、長官自身が...全文を見る
○春名委員 国家公安委員会に権限が属している小林本部長については懲戒処分をしているわけです。辞職をするということについては、全然性質が違う問題なんですよ。懲戒処分をする、その一点だけでも当然のことと私は思いました。しかし、辞任をそのままお認めになる、こういう態度でいいのかというこ...全文を見る
○春名委員 私は、長官の姿勢がやはり問われていると思います。それは、帰るということについてはそう大きくなくて、自主的に言ってきたということが一番大きいと言われましたけれども、事態の推移を見れば、言わざるを得なくなってきたというのはもう明らかです。どうしてもわかるんですよ、その一日...全文を見る
○春名委員 極めて不適切との認識を持っていらっしゃると言いました。  今、三つ私は言いました。自主的に言ってきたというけれども、その経過の問題。帰れと促したけれども、その問題。そして、遵守事項そのものをみずから踏み破った問題。極めて重大だという認識があるのであれば、改めて検討し...全文を見る
○春名委員 そういうことをおっしゃるから、不信がぬぐえないんです。そのことをきょう議論しているんじゃないでしょうか。私は非常に残念です、そういう点では。  次の問題に移ります。警察庁がやっている特別監察というのは一体何かということについてです。  きょうの夕刊に全部てんまつが...全文を見る
○春名委員 こういう事態ですね。  警察庁の行う監察に関する訓令というのがございます。「服務監察」第五条第六項、「管区警察局長が府県警察について行う服務監察の実施計画の策定に際しては、長官官房と協議をするものとする。」こういうふうになっております。  当然、特別監察であります...全文を見る
○春名委員 それで、実際に実施されたのが今言った内容ですから。知らなかったということも重大ですね。協議をされて、不祥事対策がどれだけ進展しているかということを、わざわざチームをつくって監察に行って、やっていることがこれですよ。  知らなかったんですね。協議して、中身は、調査をす...全文を見る
○春名委員 本当に信じがたいですね。国家公安委員長もおっしゃいましたけれども、昨年来、神奈川県警の問題でどういう議論をしてきたんですか、私たちは。私も追及しましたよ、何回も。その切り札として特別監察を実行するんだ、そういう道筋をつけたからといって前長官もおやめになる。そして、やっ...全文を見る
○春名委員 まさにそういうことをずっとやられてきたんだと思うんですね。ところが、今言ったような、今お話があっただけでも五つか六つの項目がありましたけれども、本部長に十五分間面会して何でそんなことがわかるんですか。わずか一時間で、ほかのメンバーにやらせておいて、さっさと切り上げて温...全文を見る
○春名委員 いや、処分じゃないんですよ、辞任を認めているんですから。そこを区別してくださいね。きちっと懲戒処分するんであればする、そういう立場に立ちましょうよ。そうやって姿勢をきちっと示す、そのことを言っているんであって、そういう処分と辞任と何か使い分けをされていますけれども、明...全文を見る
○春名委員 だから、今おっしゃっていますけれども、警察庁長官はその権限をお持ちになっているんです。ですから、辞任したらどうかということは進言をされたということですけれども、しかし、あなた自身が断固たる立場に立たなければ、警察の再生はありません。こういう問題が起こっても、辞職という...全文を見る
○春名委員 私は、一貫して監察という問題を議論してきました。公安委員長も、先ほどの同僚議員の答弁の中で、監察のあり方が問われていると思う、こういう御発言をされました。食事をしてはならないとかもっと明文化して、もっと厳しくすべきだということもおっしゃいました。私は、それでもだめだと...全文を見る
○春名委員 言語道断の事態で、本当に許しがたいということを公安委員長は繰り返しおっしゃって、私もその気持ちが伝わってくるわけですが、ただし、そこからの教訓として、本当に警察の民主的な再生といいますか、そのことを考えたときに、今のお話を聞いていると、その方向というのは非常に中途半端...全文を見る
○春名委員 それでは、地方交付税法の改正について、一言質問をさせてもらいたいと思います。  用意していた中身が大分できなくなりましたので、大変失礼ですけれども、地方債の繰り上げ償還の廃止問題だけお聞きすることにします。  政府資金に係る地方債の繰り上げ償還の問題で、先週の委員...全文を見る
○春名委員 これは、大蔵省と交渉をするときの姿勢の問題にかかわることでして、一年限りだから残念ながらもうあきらめるというような立場で向かうのか、それとも地方自治体の立場に立って立ち向かうのかという点で非常に大事な問題でして、一九七五年からの財源不足の補てんで、一年限り、一年限りと...全文を見る
○春名委員 御説明では、これをやめたかわりに特別交付税で利子分を見るという制度をつくって、広く薄くやったからなかなかのものだという御説明をされていまして、その点を私は納得ができないものですからこれを質問しているわけでありまして、つまり特別交付税、地方交付税というのは地方の共有財源...全文を見る
○春名委員 では、終わります。今年度と来年度の高利の地方債対策が性格が違ってしまったのだということが、私は非常に残念でならないわけであります。そのことを指摘しまして、私の質問を終わります。
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○春名分科員 日本共産党の春名直章でございます。  今のお話に続いて、国立病院の統廃合の問題について議論をしてみたいと思います。  昨年の三月に、再編計画の見直しが出ましたね。そこの中で、国立香川小児病院の国立善通寺病院への統合が発表されました。今、この発表を受けまして、地元...全文を見る
○春名分科員 まさに私も、その印象のとおりです。  ここにパンフレットもあるのですけれども、この香川小児病院が、国立香川療養所から小児の専門病院として出発したのが、一九七五年四月二日なんですね。そのときに、こういう理念だったそうです、大臣。「もう一度幸せをつかんで帰れる子供たち...全文を見る
○春名分科員 ですから、統合したら必ず機能が強化できるという根拠がどこにあるのかというのを聞いておるのです。簡潔に答えてください。
○春名分科員 総合病院の一小児科になったら大変だという思いがみんな強いわけです。この計画は非常に非現実的だということを議論してみたいのです。  統合するとなりますと、今国立病院部長がおっしゃったけれども、併設されている養護学校を一緒に移設するか、それとも養護学校だけはそのままに...全文を見る
○春名分科員 今検討中だというお話でしたので、大臣、ぜひちょっと聞いていただきたいと思っておりまして、私も視察に行って非常に感じたことなんですけれども、百メートルのスロープで結ばれているのです、善通寺病院とその養護学校というのが。養護学校には百三十五名の子供たちが通っているのです...全文を見る
○春名分科員 理解を得ながらというのはごく当然だと思うのですけれども、私は一般論を聞いているのじゃなくて、今の実態から、私、少し具体的にお伝えしましたけれども、養護学校とこの小児病院というのは医教一体施設、医療、教育、生活が一体化しているのです。だから具体的に聞いているのです。切...全文を見る
○春名分科員 ぜひ厚生大臣、ちょっと古い附帯決議で申しわけないのですが、一九八七年九月三日、衆議院社会労働委員会の附帯決議があります。そのときの三項に、「再編成対象施設に併設されている養護学校等については、児童の教育に支障が生じないよう十分配慮する」、このことが決議として決められ...全文を見る
○春名分科員 今、なかなか物理的には難しそうだというお話がありまして、大臣、これもぜひ聞いていただきたいのですけれども、敷地面積、国立善通寺病院は八ヘクタールなんですよ。小児病院は四ヘクタールなんです。善通寺病院の方が八ヘクタール、統合してもらう方が。小児病院が四ヘクタール、養護...全文を見る
○春名分科員 十分に話し合ってという御答弁をいただいていますので、ぜひそのことを肝に銘じていただいて、お願いしたいと思います。  もう一点、同じく三月の見直し計画の中で、国立南愛媛病院の民間社会福祉法人への移譲、三つのモデルケースの一つということで上がりました。私がこれを聞いて...全文を見る
○春名分科員 私の質問に答えてください。今の病院が患者さんのニーズに十分こたえていないとあなた方は私に言っているのです。どこがこたえていないのかと聞いているのです。  しかも、医学的なケアに特化していくのだ、福祉的ケアでいくのだ、それだったら社会福祉法人でもいけるのだというお話...全文を見る
○春名分科員 結局、機能分担で、自分たちの線で引っ張っているという話なんですけれども、私は、南愛媛病院の充実ということで言うとすれば、重症心身障害の施設について、保育士、指導員、看護助手、看護婦の厚生省の基準を調べてみましたけれども、八十床当たりで、保育士は基準三人に対して二人、...全文を見る
○春名分科員 再編成によって機能強化するのではなくて、今もっともっとこたえていこうと思うのだったら、その基準をクリアするために努力をされて、そして住民の、今でも期待して非常に頼られているのだから、それにこたえていくというのが厚生省としてのあるべき姿ではないかと私は実感をするわけで...全文を見る
○春名分科員 宇和島圏域十二市町村で全部なくなっちゃうのですから、そういう事態になるのだということを知っておいていただきたいということです。  以上で質問を終わりたいと思います。
02月29日第147回国会 衆議院 地方行政委員会 第5号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法等の一部を改正する法律案、地方税法等の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。  まず、地方交付税法案についてであります。  二〇〇〇年度の地方財政は、通常収支の不足分九兆八千六百七十三億円、及び恒久的減税の影響...全文を見る
02月29日第147回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました、日本共産党提出の組み替え動議に対して賛成、政府提出の予算三案に対して反対の討論を行います。  今政治が最優先で取り組まなければならない課題は、言うまでもなく景気の回復であります。また、国民が日本の将来について最も...全文を見る
03月08日第147回国会 衆議院 地方行政委員会 第6号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  今、最高幹部の処分問題を、事もあろうに、二十五日、持ち回りで行ったことに国民の怒りが頂点に達しています。  まず、保利国家公安委員長にお聞きします。  警察法のどこに、このような持ち回りで決裁をしてよいと書いてあるのか、明確にお答え...全文を見る
○春名委員 緊急のもとにという勝手な解釈をされて、法を守るべき国家公安委員長が、こういう重大な問題で持ち回りというのを勝手に運用するということが、本当に許されていいのでしょうか。  もう一点聞きます。国家公安委員会規則には、持ち回りということがどのように記されていますか。
○春名委員 勝手に規則や法律を解釈してもらったら困るわけです、大問題なんですから。国家公安委員長、法を守る番人です。  警察法の第十一条に「会議」という項目がございます。この中に、「国家公安委員会は、委員長及び三人以上の委員の出席がなければ会議を開き、議決をすることができない。...全文を見る
○春名委員 そういう解釈を勝手にやられてやっているわけだけれども、そんなやり方をしていたのか、恐ろしいことだなと。  二十五日の午前中に、別の会議に四人たまたま集まっていて、そこに説明に行って、別室でこういうふうにしましょうという了解をとって、そしてそのまま自宅などを回って、会...全文を見る
○春名委員 今回の事件がこういうやり方でよかったのかということを言っているわけです。  二十四日の夜中に中身が来て、これは大事だということで二十五日に持ち回りをやられて、了承を取りつけて、そして国家公安委員会を開こうと思えば開くこともできたでしょう。それもやらないで、こういうさ...全文を見る
○春名委員 だから、処分は慎重に、事実を全容を解明し、そしてそれに基づき断固として行う、これが大原則かということを聞いているのであって、そういう認識はありますかと。それでいいですか。
○春名委員 それでは、二十四日から二十五日にかけてのこの手続で、国家公安委員長にお聞きしますが、大体この問題の全容が解明をされていた、こういう御認識で当たられましたか。
○春名委員 それでは、お聞きをしていきたいと思います。  中田局長が空監察を行っていたということは、そのとき、二十四日、二十五日の時点で明らかにしていたのですか。
○春名委員 それでは、国家公安委員長にも御確認をします。  関東管区が警察庁に事前に提出をして協議をした新潟県警への監察計画がございます。ここにございます。十一時十分から十五時まで新潟県警本部、十五時三十分から十七時までが警察署、これは抜き打ちですのでどことは書いておりません。...全文を見る
○春名委員 沿わないというのはどういうことでしょうか。二月二十六日の田中長官のその幹部の処分、更迭の記者会見、全部私も記事を読みましたけれども、これは朝日新聞の二十七日付ですけれども、中田局長に対する処分が甘いのではないかという質問が出て、そのときに長官は、監察は一応終わっていた...全文を見る
○春名委員 詭弁を言わないでくださいね。私が聞いているのは、監察計画があなた方に出されて、その中身ととっている行動が全然違うのですから、新幹線がおくれたのであれば、おくれた分長くやればいいのですよ。十一時五十五分からたった十五分間、県警本部長にちょっと話をしただけ、食事に行き、新...全文を見る
○春名委員 ようわからぬのですが、警察庁に協議をして事前に出した計画と実際やっていたことが全く違って、空監察だったというのが大問題になったのでしょう。国家公安委員長の認識、私はそう思っているのですけれども、一連の新聞を見ましても、二十四から二十五日の間にはそういう議論はほとんどな...全文を見る
○春名委員 監察が終了したとあなたは思って、思わされた、しかし中身は全然違っていた、そういう事態になったから、二十八日にもう一回やらないとこれはおさまらぬでという話になったんじゃないんですか。  国家公安委員長はどういう御認識を、大事な中身ですから、処分にかかわる大事な内容です...全文を見る
○春名委員 そういうことだと思うんですね。あるまじき行為をされたというのは、五時以降に、監察した人と一緒に酒を飲み、マージャンもし、帰らなくていいかねと言ったけれども一緒に行った、零時三十分までやった、瓢湖に行ったのも知っていたかわかりませんけれども、そういうあるまじきことをやっ...全文を見る
○春名委員 ホームページに入っていた中身の中に、空監察だという重大な問題が二十五日以降に明らかになって、だから物すごい勢いで批判の声が殺到したんですよ。そういう中身じゃないんですか。それで、本当にこの処置でよかったんだろうかという問題意識をあなたが持たれて、二十八日に緊急に開かれ...全文を見る
○春名委員 例えば、二月二十八日付の毎日新聞の朝刊に、実際には同県警本部の監察を行わず、昼食を優先していたことが二十八日にわかった。二十九日付の日経、処分後に中田局長が同県警本部の特別監察を事実上行っていなかった事態が発覚したことから、保利委員長が緊急の国家公安委員会を招集した。...全文を見る
○春名委員 では、聞き方を変えましょう。  日経の二月二十九日付で、緊急に、そういう事態が発覚をして国家公安委員会を開いた、これもどういう意味で開いたか余り覚えておられないから、これ自身も問題ですけれども、ところが、これまでの処分方針を変えるほどのことはないという結論を出してい...全文を見る
○春名委員 空監察と言うのかどうかわからないというような、わけのわからぬ認識を言われていますけれども、十一時十分から十五時まで警察本部でやるという、協議をして決めているんですよ。文書あるんですよ、ここに。十五時三十分から十七時までは抜き打ちで警察署をやるんだ、そういう確認をして、...全文を見る
○春名委員 では、警察庁長官は、そういうふうに明確に全容を言っている、時間も違う、空監察だ、十一時五十五分に着いたという話もされている、十五分しかやっていないということ、そして西港に行ってしまっているということ、そういうことも全部お話しされているというような意味を言われているので...全文を見る
○春名委員 そんなことは知っていますよ。その了としたことが本当によかったのか、国家公安委員会の責任を果たしたのかということが問われて、今大問題になっているんでしょうが。決裁じゃなくて、了としたときの中身に、空監察という今一番批判が集中しているこの問題が本当に皆さん一人一人の御認識...全文を見る
○春名委員 そんなことはわかっています。  神奈川県警の不祥事を受けて、昨年九月の九日、関東管区本部長会議が開かれました。そこで、関東管区警察局長である中田氏は、その場でどういう指示を出したか。一連の不祥事案の報道がなされて以降、国民の中に警察に対する厳しい不信感の拡大が見られ...全文を見る
○春名委員 やめていただくことがやはり出発点だと、私はきょうの答弁、質問を聞いていても改めて思いました。そのことを最後に申し添えまして、私の質問を終わらせていただきます。
03月13日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  私、地方行政委員会に所属しておりまして、この新潟県警問題、繰り返し長官また国家公安委員長にもお話を伺ってまいりました。改めて事実をしっかり認識をし、その上で警察改革という問題が出てくるのだろうと思います。その点でまだ不十分な点、私わから...全文を見る
○春名委員 それは報告にも、新潟県警をめぐる事案に関する報告書ということで、これにもそういう中身が書かれてあるので、改めて確認をさせていただきました。  ところで、当日の特別監察の計画、どういう計画だったのか、そのことをお伝えください。
○春名委員 当日の計画は、十一時十分から一五時まで約四時間にわたって県警本部を監察するという計画でありました。今お話がありましたように、県警本部に局長がいたのはわずか十五分です。今ので改めて明らかにしておきます。  そこで、二十五日、中田局長辞職を決定する時点では、今お話が出さ...全文を見る
○春名委員 今お話が出ましたけれども、監察の計画とは全然違っていたということについて、基本的な認識はあったということですね。それはよろしいです。  では、国家公安委員長は、今、一月二十八日の具体的なお話が出されました。実際とは全然違っていたというその日程が紹介されましたけれども...全文を見る
○春名委員 もう一回確認しますけれども、五時以降、監察官としてあるまじきことをやっていたということは非常に大問題になったのですね。それはそのとおりです。マージャンもしていた、酒を飲んでいた、雪見酒をやっていた。  ただ、監察官として五時までのその前の時間帯に監察をやっていなかっ...全文を見る
○春名委員 抜け出していたというか、やっていないのですね。先ほどお話がありましたように、十一時十分から十五時まで県警本部できちっと監察をするという計画を、警察庁とも確認してやっているのですね。そして、三時半から五時まで新潟、まあ中央署になったわけだけれども、抜き打ちですから、どこ...全文を見る
○春名委員 委員長は余りよく覚えていないと最初おっしゃって、ただ、ほかのところへ行っていたということぐらいは思い出したと。それから長官は、新潟西港に行った、踏み込んでは言っていない、時刻などについては語っていないということだと御答弁されまして、私はそれだけで唖然としております、実...全文を見る
○春名委員 それではますます疑問がわいてきたのでお聞きします。  この空監察の事実を基本的に全部認識をしていたんだが、辞職発表の理由には全くこのことは書かれておりません。二つの理由が書かれております。  一月二十八日は新潟県警に対する特別監察を実施した当日であるにもかかわらず...全文を見る
○春名委員 では、もう一つ事実を聞きます。  二十六日の記者会見のときに、小林本部長と一緒に中田局長の辞職を発表したその記者会見で、具体的にこの特別監察について、計画どおり全くやられていなかった、どうも空監察という言葉がお嫌いなようですのでそういうふうに言いませんけれども、特別...全文を見る
○春名委員 勝手な解釈だなと思いますね。  二十八日の夕方に全面的に出たんですね、夕刊で。それで、二十七から二十八日に向けて、新潟西港に行って、県警本部には一切行かなかったということもお話しになったというふうに石川官房長は言われたので、それで二十八日の夕刊に全部それが出まして、...全文を見る
○春名委員 今の御答弁にかかわって、ちょっともう一度事実を確認します。  変えるほどのことではない、新たな事実がわかったが辞職というやり方を変えるほどではない、こういうふうに二十八日に結論になったということですが、新たな事実が二十五日以降わかった、認識したというのはどういう事実...全文を見る
○春名委員 いや、これは国家公安委員長が今お答えになったことを言っていますので。どういう、事実が新たにわかったけれども処分を変えるほどのことはないという、どの事実かということ。     〔赤城委員長代理退席、委員長着席〕
○春名委員 監察が短かった、十五分間しかやっていなかったということについての事実が——実はちょっと話が変わりますね。  二十五日の時点ですべてのことを全部話していた、しかし、二十五日過ぎてから、新たな事実として、監察が短くて十五分間しか話していないということがわかったというのは...全文を見る
○春名委員 いろいろ話が変わるのでこっちも質問しにくいんですけれども、結局、二十五分間、時間が違っていたということですね。十一時三十分に着いていたと思ったら十一時五十五分に着いていたんだ、その程度の違いだということですか。
○春名委員 本来であったら四十分だった、しかし、十一時五十五分に着いたので十五分間しかやらなかった、それだけの違いだ、こういう御説明をされたわけです。それならば余計に私は腹が立ちますね。その時点で、二十五日の時点で、全然監察をやっていなかったということがもうはっきりしているんです...全文を見る
○春名委員 それはもう議論済みなんですけれどもね。みずから申告しなければその後にどうせばれるんだったんですよ、そんなものは。わかり切っていることなんです。そういうことをいまだに反省されていないということは本当に許しがたいですね。特別監察というのはそれぐらいの軽さだったのかというふ...全文を見る
○春名委員 とりあえず、いろいろな御意見があったということで、長官はそれを判断材料にさせていただいたという意味で理解しました。  そこで、国家公安委員長、二十五日夕方、処分の案が発表された、委員の判断は決まっていた、それならばということで持ち回りでオーケーを出した、ゴーサインを...全文を見る
○春名委員 その処分案についての前提、そして持ち回りの問題について少し聞きますけれども、委員長がおっしゃっていたように、持ち回りということは最初から私は脱法的だというふうに思いますけれども、ただ、二つの条件があるということを言われて、一つは委員全員が合意をしていること、もう一点は...全文を見る
○春名委員 そのことはよく自覚をしております。決裁はそういうものではない。  しかし、事態は、御存じのとおり、二十六日の記者発表のときに、小林県警本部長等の処分についてという文書を発表されて記者会見をされて、その第一が小林本部長についての百分の二十、一カ月の処分という発表であり...全文を見る
○春名委員 そういう説明をされると本当に私たちはやるせないのですけれども、一緒にこれは全部やっているんですよね。ですから、あなたがこれを全部決めたということならそれでもいいけれども、それはそうでしょうけれども、しかし、国家公安委員会の意見も全部伺って、確認をして、そしてその結果、...全文を見る
○春名委員 中田氏については急がないわけです。それから、事実の全容解明がやはり先でして、処分はそれからというのが教訓なわけですね。この間も、私、話をしましたけれども、それは例の岡光さんの、厚生事務次官のあの辞職の教訓がありましたね。ボーナスが出るということになって大問題になって、...全文を見る
○春名委員 ゆとりがなかったということですけれども、それで今こういう大きな問題になってきているわけですが、私も、ほかの委員会はどうなっているのか、全部ちょっと調べてみました。  例えば公正取引委員会。公正取引委員会の審査及び審判に関する規則二十五条、「委員会が審判手続を行う場合...全文を見る
○春名委員 時間が来ました。こういう誤りを本当に正すことから、そこからやはり教訓を導き出して警察改革というのは取り組まれるべきだ、私は改めてそのことを指摘をしまして、私の質問を終わりたいと思います。
03月28日第147回国会 衆議院 地方行政委員会 第8号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出、参議院送付の地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に反対討論を行います。  本法案は、昨年の第百四十六国会で、参議院で継続となったものであります。私は、本委員会で、第一に、地方公務員共済年金の支給開始を六十五歳に引き上げ...全文を見る
04月06日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  きょうは、貴重な御意見、本当にありがとうございました。  押しつけ憲法論というのが俗によく言われます。その点について、二点、最初に御見解をお聞きしたいと思います。  この議論の特徴は、お話にも出ましたけれども、やはり今の憲法の制定過...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。  土着性ということについて一つ聞いておきます。  先ほどのお話の中でも、植木枝盛の憲法草案から始まって、さまざまな憲法が民衆の中で、国民の中で先にずっと出てきているという過程があります。そういうことを、先生の表現では、GHQもこうい...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。もう一点聞いておきます。  土着化、国際化と、もう一つのキーワードとして先生は戦略化というお話をされております。私はこれにも着目をいたしました。  先生の本の中で、「敗戦の逆説 戦後日本はどうつくられたか」というのがございます。その百...全文を見る
○春名委員 最後に、では一点だけ。  憲法九条論ですけれども、レジュメのIIIの項で、「制憲のかたち—二十一世紀世界につなげる」ということで、「三つのD」の具現化、このことの重要性ということで、今までも大事だし、これからもこれがキーワードだということでお話をいただきまして、そう...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。
04月18日第147回国会 衆議院 地方行政委員会 第10号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  きょうは、最初に警察問題をお聞きしていきたいと思います。  三月の八日に新潟県警の集中審議をやりまして以降、もう皆さんも御承知のとおり、白川代議士秘書による交通違反もみ消し問題、埼玉の桶川問題、愛知の恐喝事件問題等々、重大な警察にかか...全文を見る
○春名委員 システムをつくりたいと御答弁いただきました。  報道によると、大沢、曽根原両被告が、この半年間で別のもみ消し行為を少なくとも六件行っていたということが新たに明らかになっていますね。いずれも行政点数をコンピューターから抹消したものだ、こういう報道がされています。地検は...全文を見る
○春名委員 関連して、これは余り表ざたになっていないことなんですが、一九九八年の八月に千葉西署で、警察官が交通事故の事故証明を改変していたという事件が発覚をしております。その報道もされております。この事件の概要とてんまつについて、簡潔に述べていただきたいと思います。
○春名委員 今送致しているということなんですけれども、問題はこれも、もみ消しとシステムチェックという点では共通する問題があるわけなんですね。つまり、警察官であれば簡単に事故証明を、さまざまな動機があって改変できるような状況だったということが明らかになったわけです。  その後、千...全文を見る
○春名委員 全国に徹底をされていることですので、是正が行き渡っているかどうかをしかるべき時期にぜひ文書で提出していただきたいということが一つ。  この点でも、一千葉県警の問題ではないということですので、その是正の中身が不正を必ず未然に防ぐし、不正が出たらわかるというシステムをや...全文を見る
○春名委員 白川代議士のあのもみ消しの問題とかこの千葉西署の問題などは、確かにそれ一つ一つの事件に背景があるわけでして、それ自身を解明するということが大事なんですけれども、同時に、容易にこういうことができるというところに重大な問題があると私は思うのですね。そこの点をこの二つの事案...全文を見る
○春名委員 今、国民の要望について十分こたえていないという率直な長官のお話がありましたけれども、相次いでまさに耳を疑うようなこういう事件が発覚している以上、その該当の県警とか該当の警察署とか一警察官の問題とか、まさにそういう問題として片づけることができないということが今明らかにな...全文を見る
○春名委員 具体的に、なぜこういう事態が頻発するのか、原因がどこにあるのかは今お答えになりませんでしたので、議論をする上で、参考に二点具体的に聞いてみたいと思います。  この背景に、一つは、昇進などの役に立たない仕事は軽視をするという点数主義とか成績主義、こういうものがはびこっ...全文を見る
○春名委員 以上で警察問題は終わりますが、最後に、三月三十日に日本共産党としても、警察問題、国家公安委員会の改革という問題の緊急提言を出しておりますので、ぜひそれも見ていただきまして、本当に国民の信頼に足る改革をしていくということを提言申し上げておきたいと思います。  次に、公...全文を見る
○春名委員 そのことを前提にすると、公務員といいますのは、本来、公務につくために試験をパスして公務員になる。その公務員を本来業務から離すということは極力避けなければならないというのが当然の帰結になっていくわけです。その点の認識もあわせて確認しておきたいと思います。
○春名委員 特別な定めが必要だということで、原則論を最初確認しましたので、そのことは確認しておきますが、その上に立ってお聞きします。  この法案の成立によって、率直に聞きますけれども、自治体での第三セクターなどへの派遣職員が今三万九千六人と統計ではなっていますね。この三万九千六...全文を見る
○春名委員 ところが、トータルな現状をいいますと、地方公共団体の第三セクターは、このところ、大体毎年二百ぐらいずつふえております。これは、出資が二五%以上という限定したものでさえ、二百毎年ふえております。それから、平成六年四月一日、三万四千三百八十八人だった派遣職員が、先ほど言い...全文を見る
○春名委員 そのことを私は今聞こうとしていたわけです。  今度の法律の中に、その密接な関連を有する事務あるいは業務という言葉が三カ所ほど出てきます。二条にも出てきますし十条にも出てまいります。そこをお聞きしますけれども、今五つのメルクマールで判断するということを言われましたけれ...全文を見る
○春名委員 条例で派遣先を決めるというのは当然なんですけれども、立法者の意思がそこに働きますので、法律そのものの。だからその中身を聞いているわけで、先ほど裁判で争われた中身は、公益性という問題について争われたということが出ました。そのことをまさに私は議論したいわけなんですね。 ...全文を見る
○春名委員 同じ答弁をされているのですけれども、要するに給与支給という問題だというのは当然わかっています。営利法人の方へ行くのは、退職ですから給料を出さない、そういう仕組みをきちっとつくられているということは知っております。そうではなくて、この法律の中に書いてある派遣できる条件と...全文を見る
○春名委員 最後に、この点で一点、特別な例でどうしてもお聞きしておきたいことがございます。東京都の医学系研究機関についてです。  東京都には、神経科学総合研究所、臨床医学総合研究所、精神医学総合研究所、老人総合研究所という四つの都の医学系研究機関があります。この全員が都の職員で...全文を見る
○春名委員 この場合は、特別な例として私言っているのは、技術者と研究者なんです。技術者と研究者の場所がなかったら、技術も研究も生かせないわけですね。そういう問題としてありますので、この法案がもし通ればこういう問題が出てきますので、ぜひ相談をいただきたいといいますか、考慮しておいて...全文を見る
○春名委員 最後に、任期付研究員の問題についてですけれども、短い時間ですので、率直に聞きます。  もう三年近くになりますけれども、国立試験研究所で任期付研究員の制度はもう実行されています。今度、地方公設試験研究機関にもこれを拡大するわけなので、国立でやられてきたこの三年間、研究...全文を見る
○春名委員 時間が来ましたので、一点だけ申し上げて終わりますけれども、任期付研究員なんだけれども、研究者からは不人気なんですよ。それは、全通産がアンケートをやっているのですけれども、パーマネントと任期つきのどちらかを選べるとしたらどちらを選んだかという問いに、七五%の方がパーマネ...全文を見る
○春名委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律案並びに地方公共団体の一般職の任期付研究員の採用等に関する法律案の二案に対する反対の討論を行います。  まず、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律案についてであ...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  大変貴重なお話をありがとうございました。私は、第八章の制定過程に絞って御質問をさせてもらいます。  知事は官選、市長も市会の推薦する候補者の中から内務大臣が天皇の裁可を得て決められる。町村長も町村会の選挙で知事が認可をするという仕組み...全文を見る
○春名委員 それで、先ほどの話の中で、憲法制定過程の中で民間の案も出ます、政党案も出ます、政府の案も出ます。ところが、地方自治のチの字もない、まあ佐々木さんの案にはあったわけですけれども。そういう姿を見てGHQが、例えば本国に報告書を出していますね。「日本の政治的再編成」の一部で...全文を見る
○春名委員 そこら辺が僕もまだ勉強不足なものですからあれなんですけれども、それの流れの中でもう一つ質問します。  先ほどの御説明の中で、基本精神をあらわして、明治以来の地方自治の継続ということから、GHQ案にはなかったが、「地方自治の本旨」、いわゆる九十二条が日本側から修正提案...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  それでは、現代的な問題に引き寄せて少し聞きます。  こういう意見があるんです。現行憲法の中に自治体の課税自主権の規定がないわけです。ですから、そのことも改正の一つに挙げたらどうかという意見が一部にあります。  しかし、私の認識では、「...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  最後に、憲法制定過程にもう一回だけ戻らせていただいて、「地方自治」のこの第八章ができる背景の問題でもう一つ聞きますけれども、当時の地方自治の、世界の流れですね、ヨーロッパあるいはアメリカなどの。そういう世界の地方自治の流れ、動きとの関係で...全文を見る
○春名委員 大変勉強になりました。ありがとうございました。
04月21日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第2号
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○春名分科員 私、日本共産党の春名直章です。大臣、よろしくお願いします。  日本の代表的な農産物のミカンの大暴落問題についてきょうは絞って大臣にお聞きをしていきたいと思います。  まず、これは二月の十二日付の大産地の愛媛の新聞、愛媛新聞の一面ですけれども、「価格低迷、天候不順...全文を見る
○春名分科員 いろいろな対策を表年ということでとっていらっしゃった。そして、雨とかの天候の問題、農産物には天候不順がつきものですので、そういう問題がありました。そして努力もしていただいたわけだが、その結果が、率直に言います、今、現状はこうです。こういう事態になっているということな...全文を見る
○春名分科員 そういう御認識を持っていただいて、その上で、対応について、まず三点私は聞いてみたいと思います。  一つは、りんごわい化栽培等緊急推進対策事業というのがあります。これは、りんごわい化等ということで、ミカンも含まれていますけれども、ミカンの木の改植、高接ぎ事業がここに...全文を見る
○春名分科員 諸般の事情を見きわめつつということをおっしゃられたので、その諸般の事情という中身できょう私言っていまして、まさに、先ほど申しましたように、価格暴落と産地崩壊の危機の上に立って、これから本当に、どう産地を生き延びらせていくのかという瀬戸際でありますから、この点で重要な...全文を見る
○春名分科員 償還の開始と価格の暴落が重なっているということと、そして高齢化の三重苦になっているという状況なんですね。  この写真は本当に象徴的だと思うんですよ、大臣。園地で、ミカンはとれない、ミカンはとれないがスプリンクラーはしっかり設置をされている。この負担だけは借金で残る...全文を見る
○春名分科員 学校総数に対する実施率が約二三%。八パックということで、恐らく年間約一リットルぐらいになるかと思うんですね。  それで、農水省のいろいろな指針を読ませていただきました。例えば果樹農業振興基本指針では、国産果実の需要の維持拡大を政策目標として掲げて努力をする。それか...全文を見る
○春名分科員 緊急に私がぜひやってほしいということを今三点御提案を申し上げまして、ぜひよろしくお願いしたいと思いますが、同時に、大臣、まだ時間があるので、いていただけるのならば、私、ぜひ大臣と議論したいことがありました。  それはやはり輸入の問題です。グレープフルーツの自由化が...全文を見る
○春名分科員 輸入問題はもうけりがついて、安定的に推移しているから、余り影響ないんだというお話だったと思うんですね。それは全然違いますね。  この表は、今御説明いただいたものですけれども、自由化決着後ぐんと伸びて、そして最近落ちついているというのが数字です。ぐんと伸びて最近落ち...全文を見る
○春名分科員 時間も参りましたので終わりますが、政務次官、農協のある幹部の方は、国に一番要望したいのは、国境措置を講じていただく以外にないとはっきりおっしゃっていますね。八八年以降、そのことを実感しているわけですね。そういう事態の中での今の事態です。  そういう点で、ぜひ今度の...全文を見る
04月26日第147回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  私も地方行政委員会に所属しておりまして、この数年間、地方分権の問題と向き合って議論をしてきた者の一人ですので、この一年延長問題について大変関心も持っている者の一人です。その点で質疑をさせていただきたいと思います。  先ほどからの議論も...全文を見る
○春名委員 平林政務次官にもう一度。その充実強化ということは当然なんですけれども、その中の大きな柱は税財源の移譲という問題が大きな柱であるということで、御認識は一致しているかどうか。
○春名委員 きょうは諸井委員長にぜひおいでいただけたらと思っていたんですが、残念ながら来られませんので、事務局長にそういう御権限があるかどうかはわかりませんけれども、推進委員会全体としても、引き続き検討を要する課題の中の重要な柱は税財源の充実強化、なかんずく税財源の配分、移譲とい...全文を見る
○春名委員 それで、政府としては、続長官にもう一回聞いておきますけれども、この一年間に具体的な税財源の配分問題について、移譲問題について、改革案を勧告として出してほしい、そういう意向でこの延長という問題をとらえておられるのか、そこまで行くかどうかわからないというふうにお考えなのか...全文を見る
○春名委員 一定の方向を出していただきたいというのが願いであるということですので、そういう方向、意向だということで認識を一致させておきたいと思うのです。  ただ、先月の二十七日だったと記憶しているのですが、諸井委員長自身は、記者会見で、税財源の移譲の問題は分権推進委員会が単独で...全文を見る
○春名委員 それでは、これから新しい局面に入りますので、そういう議論を正面からしていただくということを期待申し上げておきたいと思うのです。  そこで、いかにこの問題が急がれているかといいますか、喫緊の課題かということについて私自身の認識も申し上げますので、その点について率直な議...全文を見る
○春名委員 今の平林さんのお話にはなかなか同意できかねるところがありまして、今のお話をトータルに言いますと、財源不足がたくさんある、だから地方税の充実が必要なので、中小企業をえらい目に遭わせることになる外形標準課税の導入が先だという話になるんですね。景気の回復を見計らって、大分先...全文を見る
○春名委員 今度は長官にお聞きします。  今の議論を聞いていただいて、私長官の意欲というのは非常に伝わってきたわけですが、実際、例えば四月の十日、第二百十五回の地方分権推進委員会の審議の概要を私いただいているんですけれども、税財源の問題が議論になって、恐らく答弁は全部大蔵省だと...全文を見る
○春名委員 その結論には私はくみすることができないので、一言申し上げておきます。  分権推進委員会事務局長さんに、もう一度最後にお聞きしておきます。  要するに、省庁が納得した案を分権推進委員会は勧告をするという枠が率直に言ってはめられて、それも一つの方法ということでやられて...全文を見る
○春名委員 では、私の思いを酌み取っていただいて、総務庁、自治省、ぜひそういう姿勢で頑張っていただきたいということを申し述べまして、私の質問を終わります。
05月11日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第9号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  今、横内委員のお話も出ましたので、それにも答えながら発言をさせていただきたいと思います、いずれまた議論は大分されることになると思いますが。  憲法草案に反対した理由というのは、第一に、天皇制を残すということが主権在民と矛盾しているとい...全文を見る
08月03日第149回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  今後の憲法調査会の進め方について発言します。  一つは、二十一世紀の日本のあるべき姿をテーマにする、こういう提案がされていますが、本調査会は日本国憲法の広範かつ総合的な調査を目的とするものでありますから、二十一世紀を問題にする場合にも...全文を見る
08月04日第149回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。きょうは警察問題に絞ってやりますので、国家公安委員長と警察庁長官にお伺いしたいと思います。  神奈川、新潟、埼玉、栃木等々、一連の警察による不祥事が続発をして、当委員会でも私も繰り返しただしてまいりました。それで、国家公安委員長も新しくなら...全文を見る
○春名委員 続いて長官に聞きますが、警察の組織と体質に問題があるということが広く指摘をされているわけですが、そういう御認識はお持ちなんですね。
○春名委員 閉鎖性の問題、キャリア制度、無謬性の問題ということが緊急提言で最初の三つの問題点ということで、問題の所在というのが提起されていますね。つまり、あれは緊急提言で議論された中身の前段なわけですけれども、その御認識は警察庁長官も共有している、そういう問題がある、つまり閉鎖性...全文を見る
○春名委員 例えば、閉鎖性や秘密性という提言がされているわけです。具体的にどういうことを指していると思われますか。
○春名委員 少し横道にそれてあれですけれども、私が以前、例えば神奈川の不祥事もみ消しマニュアルを国会に提出しなさいと言ったんですよ。提出しないと言うのですよ。こういうことはこれから解決されるんですか。
○春名委員 国家公安委員長、最初の発言が少し抽象的だったので、今長官は少し項目を追って具体的な話をされているので、国家公安委員長の御認識も聞いておきたいのですが、国家公安委員長、信頼の回復が決定的に大事だということを先ほどの答弁からずっと言われている。信頼の回復をするためには具体...全文を見る
○春名委員 その議論を踏まえて少し具体的に聞いていきますが、さきの通常国会で警察法の改正をお出しになりました。どういう趣旨でこれを出したのか、そして、なぜ一度も審議もされずにこれは廃案になったと考えるのか、出し直しということになるわけですけれども。その持っている政治的重み、どうい...全文を見る
○春名委員 さらにその上に立って具体的に聞きますが、今おっしゃったように、神奈川県警の不祥事を受けて出したのが警察法の改正案で、そのかなめは、国家公安委員会が個別に監察の指示を出せるようにするということが大きかったと思うんですね。しかし、それでは新潟の問題等々の問題に十分こたえる...全文を見る
○春名委員 その三つの外部監察を入れない指摘というのは、国会の論議で石川官房長等が同じことを言っていたのですよ。それがまた同じ中身で入ってくるので私は驚いているのですけれども。  自治体の監察に、例えばこの間外部監査を導入しました。その理由は、仕事に精通した人でないと監査ができ...全文を見る
○春名委員 時間が来ましたので、引き続き議論を深めたいと思います。  以上で終わります。
09月28日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。きょうは先生、貴重なお話をありがとうございました。  先ほどのやりとりの中で、憲法九条の規定、特に二項は少しあいまいなところがあるということをおっしゃったのですけれども、私は、最初にちょっと言っておきますけれども、大変中身は鮮明だと思ってお...全文を見る
○春名委員 五つの合意が結ばれましたね。南北が平和共存を図る、それから自主的な統一を進める、大国の介入にはよらないでやりたいということが文面でも明らかになっているわけです。双方が軍事挑発もしないという合意もされている。そういう点では、おっしゃったように、東アジアの平和にとって非常...全文を見る
○春名委員 閣僚としての発言も国家の意思ということもおっしゃって、繰り返しそれが出てくる背景に、やはりその辺のあいまいさが引き続き危惧を呼んでいるということかなと私も思っているんですけれども、そこでお話も聞きました。  それから三つ目に、二十一世紀を展望したときに、二十世紀の人...全文を見る
10月24日第150回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  いよいよ、国民注視の警察問題の大改革と警察法改正の議論が始まりました。十分な議論をしていただいて、まさに国民の期待にこたえる改革になるように、委員長にもぜひ、十分な議論を保障していただくということでお願いをしておきたいと思います。  ...全文を見る
○春名委員 長官にも同じ問題をお聞きしておきます。
○春名委員 お二人とも重く受けとめるということですから、中身は同じ認識と受けとめていいかもしれませんが、その先に改善の方向、法案の話をされたんですが、その途中が要るんですね。つまり、機能が十分果たされていないとしたというならば、一体、それが具体的にどのようにあらわれているのか、ま...全文を見る
○春名委員 今三つの中身を言われたんですけれども、私、少し議論をしたいんです。  例えば、三月一日の読売新聞の社説で、二月の「二十八日に開かれた国家公安委員会の緊急会議が国民の不満に火をつけた。」「国家公安委員会は、存在価値を示す数少ない機会を逸した」「肝心な時に「お飾り」的な...全文を見る
○春名委員 熱心に議論されるのは当然のことでして、同時に、こういう事態が起こって、そして改革の提案がこれからされなければならないということなわけですね。  しかし、私は非常に危惧を持つのは、こういう事態に立ち至っているのにかかわらず、国家公安委員会がまさにその役割をいまだ果たし...全文を見る
○春名委員 国家公安委員会のホームページを前国家公安委員長のときからお出しするようになって、これを全部持っていますけれども、七月十三日の国家公安委員会に確かに緊急提言について議論されています。重く受けとめるということがネットで出ていますが、その先、緊急提言の内容についてこういう慎...全文を見る
○春名委員 それでは、その六回にわたる議論のまずテーマ、それから議論の特徴、これを公開してください。資料要求します。
○春名委員 そういう大事な議論をしているのであれば、あえてホームページをつくっているんですから、テーマとしてそういう議論をしましたということぐらい書いたらどうですか。全くないんですよ。全部見ました。国家公安委員長が見ていないことの方が驚きですけれども、何を議論したかというのが出て...全文を見る
○春名委員 これは、むだだから、非効率だからといって切り捨てるような性格のものじゃないのですよ。そういう次元の問題ではないのです。本当に警察庁から独立をして、国家公安委員会が独自の立場で管理の機能を発揮する、それができるかどうかが今問われているんですよ。何がむだですか、何が屋上屋...全文を見る
○春名委員 これは、見くびっていないからこそ提案をしていることなんです。本当に国家公安委員会を、その役割を果たすためにどう改革し保証するのかということを真剣に考えたときに、このことを避けて通ることはできない。  なぜ丸抱えと言われるのか。鉛筆一本まで全部警察庁にお世話になる、そ...全文を見る
○春名委員 時間が来ましたので終わりますが、空監察をやって、空会議をやって、空処分をやって、空常勤では浮かばれないわけですよ。そうならないようにしましょうということを提案しているわけなのです。  それで、先ほど緊急突発時にというふうに言いましたけれども、その緊急時というのも、今...全文を見る
10月26日第150回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
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○春名委員 まず、閣法について質疑をしていきたいと思います。  神奈川県警の事件では、警察官の覚せい剤の使用の事実を県警本部長と監察官室長を含めた県警ぐるみで隠ぺいしたことが国民を驚かせて、監察官室が不祥事もみ消し機関になっていたという重大な事実が発覚した。新潟県警の事件は、こ...全文を見る
○春名委員 自浄能力を高めていくことには賛成です。私は、それを否定するものではありません。  第一に、業務に精通した人でないと実効ある監察ができないということについて議論したいと思います。  業務に精通した内部の方が監察することを否定しませんし、今申しましたように、一層自浄能...全文を見る
○春名委員 だから、まず内部の強化を図るというのは反対していないわけなんですね。同時に、その監察を本当に効果的に、国民の目線でしっかりと効果が上がるものにするためにこそ、外部の監察と一体に進めるということこそ必要なんじゃないかというあなた方の論理からいっても、申し上げているわけで...全文を見る
○春名委員 まさにそのとおりで、九七年の通常国会でこれが自治法改正で通ったんですね。議論したんですよ。そのときに、なぜそういうことになったか。当時は、自治体OBなどで自治体監査制度を運用していたんですよ。ところが、そのもとでも官官接待や空出張や裏金づくりなどの不正が次々出る。そし...全文を見る
○春名委員 ですから、今そこの論理を議論しているわけなんですね、犯罪捜査にかかわることですから。捜査の手法とかそういう問題が外に出れば問題が大きくなる、当たり前のことなんですね。  ですから、犯罪捜査について監察するんじゃないですよ、不祥事について監察するんですよ。そして、その...全文を見る
○春名委員 警察官の行動と犯罪捜査は密接に結びついているというのは、当然そうでしょう。警察というのはそのために仕事をしているんですから。ですから私は言っているんですよ。不祥事案と犯罪捜査というのは別なのであって、その不祥事案を本当に根絶して犯罪捜査に邁進できるようにするためにこそ...全文を見る
○春名委員 調査の項目が、本部長の動きは、まさか本部長がという思いがあったでしょうから、項目の中に入っていなかったという面があるのでしょう。ただ、神奈川県警の教訓というのは、県警本部長が中心になっていたのですね。そういう問題だったということから出発して新潟の問題が起こっているわけ...全文を見る
○春名委員 二点申し上げます。  今長官が言われたのは、人事上大事な問題であれば不祥事を甘く見るというふうに聞こえますね。そんな問題じゃないですよ。人事と監察が一体のものだと。しかし、監察というのは非行、不祥事、これをきちっと解決するというためにやることなんであって、それは人事...全文を見る
○春名委員 時間が参りました。国家公安委員会のもとに警察外部の職員から成る監察機構をつくって監察を実行する、警察職員以外の法曹資格などを有した監察官を配置して、警察監察委員会といいましょうか、そういうものを置いてしっかりと見ていくことが必要だというふうに私たちも思っていますし、そ...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。四人の参考人の皆さんには、本当にきょうはお忙しいところありがとうございます。  最初に、大森参考人に、管理の問題でお伺いしたいと思っています。  それで、別紙三で管理についての考え方を非常に鮮明にされているのです。先ほどの説明もあ...全文を見る
○春名委員 ギャップがあるというのは、先ほどのお話を聞いていまして、事務局に二十人ぐらいを想定されていると氏家参考人はおっしゃったのですけれども、警察庁からいただいた資料では十人強というふうになっているんですよ、十三年度。だから、これは半分になっているんですよ。今五人ですから、担...全文を見る
○春名委員 今のお話で、管理上必要と思えば報告を求めることは当然あり得るということなんですけれども、なかなかこういう大事な問題が報告に実態として出てこないものですから、やはりそこのところに光を当てないといけないなということで、一つの例としてお聞きをしたわけです。その点ではありがと...全文を見る
○春名委員 人員の配置という問題については、具体的なお話が出て、そういう提案をされているということですので、具体的にどうなっていくのか、私たちも注目をしておきたいと思うのです。ただ、来年二千七百七十五人増員されるという提案がされているのですね。ところが、その根拠がなかなかお示しい...全文を見る
○春名委員 そこなんですね。  それで私、認識さほど違っていないなと思っていたのは、つまり、国家公安委員会というのは識者が代表しておるわけですから、そういう意味では警察と比べれば外部ですからね。ところが、その国家公安委員会が残念ながら警察の手足にさせられているというんですか、丸...全文を見る
○春名委員 丁寧な御答弁をいただきました四人の先生の皆さん、本当にありがとうございました。  終わります。
10月31日第150回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。四名の参考人の皆さんには、きょうは本当にお忙しいところありがとうございます。  私どもは、相次ぐ警察の不祥事を根絶して、国民の期待にこたえる警察改革を実施する、そのかなめは、国家公安委員会の警察からの独立による管理機能の発揮、もう一つは外部...全文を見る
○春名委員 ありがとうございます。  同じく、大きな一の四のところで、「国家公安委員会は国会に対し、都道府県公安委員会は都道府県議会に対して、警察の管理及び運用について説明責任を負う」というのが改革の提案として出てまいります。これは具体的にどういうことを想定されているのか、この...全文を見る
○春名委員 やはり、年に一回ぐらいはまとまって報告をして目に見えるようなものにするとか、私もそういうことはどうしても今必要じゃないかと思います。  その決議の中の、もう一つお聞きしたいところで、大きな第三の項目のところが、警察官の人権教育の徹底ということなんですね。これは非常に...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございます。  続いて、高木参考人にお伺いしたいと思います。  国家公安委員会の機能強化というのですか、活性化ということは、先ほどのお話の中の第一点の争点ということでお話もあり、私たちも非常に強い問題意識を持って、この改正案でそこが実態として強化さ...全文を見る
○春名委員 林参考人に、続いてお聞きしたいと思います。  先ほど、内部の自浄作用に期待するし、それを強化するということが非常に大事なんじゃないかということについて、私もそれはそのとおりだと思います。そして、その自浄作用を発揮できるような改革をするためにこそ国民の目も入れる、そう...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。  寺澤参考人にお伺いします。警察情報の公開問題についてです。  寺澤さんの論文だとかああいう資料を週刊誌や新聞なんかで見て、それで初めて私たちも気がついて、それでこの場で問題にするというような場面が時々あるわけなんですが、私たちは警...全文を見る
○春名委員 時間が参りました。どうもありがとうございました。
○春名委員 日本共産党の春名直章です。  警察法の改正の議論の前提という問題にもなります、中川前官房長官の捜査情報漏えい問題についてお聞きをしたいと思います。  まず、長官にお聞きしたいと思いますが、警視庁の保安課というのは実在するのですか。
○春名委員 確認させていただきました。  報道されていることですが、九五年の五月に警視庁は、この中川前長官の愛人と言われている女性の港区のマンションに実際に捜査に入って、発見はできなかったという報道がされていますが、このことについて御確認をいただきたいと思います。
○春名委員 十月二十七日の各新聞には、九五年に捜査に入って、覚せい剤見つからずというのが躍っています。ですから、そういうものがもう出ていますので、あえて私はお聞きをしています。しかし、お答えされないということですので、次に進みます。  一般論でお聞きしますが、もし警察官が覚せい...全文を見る
○春名委員 守秘義務違反で地方公務員法違反、あるいは、もし警察庁であれば国家公務員法違反になるのかもしれませんが。それから、教唆犯ということになるであろうということでありました。  そこで、長官の政治的認識といいますか、お聞きしたいと思うのですけれども、これも一般論という形でお...全文を見る
○春名委員 率直なお答えだったと思います。ゆゆしき問題だと思います。  それで、ここから先は具体的に話ができないと今松崎さんにはさんざん言われていたので、どういうお話になるのかと思いますが、ただ私、聞いていただきたいのですが、その会話のテープやその中身、もちろん長官はごらんにな...全文を見る
○春名委員 以前この委員会で、興信所の個人情報の漏えい問題も民主党の議員さんも追及されて、それが議論になりまして、そして逮捕者も出るという事態が起こったと思います。今回の場合は、その方が内閣のかなめだったという問題はもちろんなんですけれども、それが覚せい剤の情報だという点で見ても...全文を見る
○春名委員 その点、もう一回議論しておきます。  具体的な捜査をしてくださいということは、私も言える立場ではないし、言いません、そんなことは。そうではないのです。これは、不祥事案として出てくる、そういう問題にもう発展してきているわけです、警察の側から見れば。監察の対象になり得る...全文を見る
○春名委員 警察法の改正の中で、国家公安委員会が、今度の改正の中で、監察に限っては法律事項として個別具体に指示をするということをあえて入れようということを提案されているわけなので、そういう問題が、今まさに全国民注目の疑惑の問題が目の前に起こっているときに、しかもそれが、警視庁がか...全文を見る
○春名委員 わかりました。そのことを前提にしまして、国家公安委員長に少しお聞きしたいと思います。  具体的な話でありますが、神奈川県警の厚木署の警ら隊が、新入隊員に対して暴行事件を行ったというのを御記憶あると思います。実弾入りのけん銃を突きつけたり、後ろ手に手錠をかけたり、体毛...全文を見る
○春名委員 まさに督励をしていただきたいと思っております。  そこで、私のきょう提案でありますけれども、こういう不祥事件が出ますと、人権侵害の問題が出ますと、やはり国民の目も、警察の中の人権教育というのは一体どんなになっているのだろうということが、率直に疑問として浮かんでくるわ...全文を見る
○春名委員 その答弁はまともといいますか、そのとおりだと思います。  ただ、私があえてここで問題提起しているのは、先ほど犯罪捜査にかかわるからということをおっしゃるのですけれども、教育の中身そのものが、本当にどうなっているのか全くわからないのですね。ベールに包まれていると言って...全文を見る
○春名委員 民事不介入ということでにしきの御旗になって、刑事事件に発展しそうな問題にもしっかりと支援をしていくといいますか、やらないということが問題だということで、そういう御認識で解決のために当たっているということを言われました。そのとおりで結構です。  もう一方、七月の十四日...全文を見る
○春名委員 説明はよくわかるのですが、改めて聞いておきます。  警察学校では十二年前に、民事不介入という問題については、先ほど言ったように、きちっと正確な理解をさせるというふうに変えたということでいいのか。それから、今でも新任警察官向けの警察法の教科書の中には、項目としては民事...全文を見る
○春名委員 この読売新聞の記事では、「〈民事上の争い自体に警察が介入すべきでない〉と述べた後に、〈しかし……それが民事上の法律関係であると同時に、公共の安全と秩序の維持に関連するものとなる場合には……警察活動の対象とすることができる〉」こういういうふうに続いて、だから、先ほど言わ...全文を見る
○春名委員 つまり、今度の改革で重大な焦点の一つとなった民事不介入問題についても、その中身がどう改善強化されているのか、よくなってきているのか私たちに十分伝わってこないというか、こうやって質問したときに少しわかってくるということになっているんですね。そのことが言いたかったわけなん...全文を見る
○春名委員 検討してみたいというお話をいただきましたので、ぜひ積極的に考えていただきたいということをお願いしておきます。  それと、委員長にもう一度伺いますけれども、刷新会議の大森参考人が、個別的な指示について法令で示すということ、管理の概念について法令で示すというふうに言って...全文を見る
○春名委員 申しわけありません。ちょっと質問の仕方が悪かったかと思うのですが、管理概念の明確化を国家公安委員会規則でお示しするということについての質問ではなくて、大森参考人やそれから長官もおっしゃったけれども、法令に違反したり大綱に違反した場合には個別的な指示が出せる、それが管理...全文を見る
○春名委員 では長官、もう一度だけお聞きしておきます。  大綱方針の示し方、それから適合しないときの指示などについて、国家公安委員会規則として定めていきたいということを今おっしゃったわけですが、私の認識が間違っていたらまずいんですけれども、私が聞いていますのは、国家公安委員会が...全文を見る
○春名委員 教養の規則などを出すかもしれないということですが、個別に、それに反した場合どうするということまでその中に書くかどうかは国家公安委員会の判断だというふうに言われたので、ですから、そういうことまで含めて、個別の指示ということについて国家公安委員会は今まで以上に管理を本当に...全文を見る
○春名委員 一歩踏み込まれたと思います、会議録をできるだけ公開されるということで。ホームページをごらんになってくださいね。この間話をしましたけれども、あれは本当に行数、本当に概略しかなくて、全然わからないので。  それで、国家公安委員会の運営規則にも、大臣おっしゃいましたけれど...全文を見る
○春名委員 各県警の予算執行の情報公開について具体的に求めたいと思います。  二重帳簿とか多額なせんべつなどの不正経理などの不祥事を受けて、緊急提言でも、予算執行についての情報公開は最大限徹底されなければならないという提言がされています。ところが、警察庁はこの提言の中身をどのよ...全文を見る
○春名委員 その辺のお話を聞くと、本当に不安になってくるんですよね。会計検査院がお墨つきを与えたからそんなことは把握しておらぬというふうに言われるんですが、自明のことでして、十数県の県警なんかから二重帳簿の問題とか多額のせんべつの問題とか、そういうことはいろいろな告発がされている...全文を見る
○春名委員 では、時間が来ましたから、最後に一点だけ伺っておきたいと思います。  冒頭から私たちが議論してきているように、警察改革を本当に国民の期待にこたえてやろうと思えば、警察庁自身が、やはりある意味で独立をして、本当に管理機能を強化するということで事務局をきちっと持つという...全文を見る
○春名委員 今確認したとおりなんですが、監察は、やはり実際に実行するのは、今までと同じ警察の方々がやられるわけですよ。指示を時々出すということはできるのかもしれないが、その指示をいただくための資料がどれぐらい集まるのかという問題もある。ですから、本当に内部の監察もやりながら外部の...全文を見る
11月02日第150回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の警察法の一部を改正する法律案に反対、民主党提出の警察法の一部を改正する法律案に賛成、社民党提出の警察法の一部を改正する法律案に対する修正案に反対の討論をいたします。  まず、本法案の審議が極めて不十分のまま打ち切られたことに対し...全文を見る
11月09日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。佐々木先生、きょうは本当にありがとうございました。  官主導から政治主導へという政治改革の重要性をうたわれているわけですが、その背景には、現行の政治のあり方が国民主権を十分体現していない、そういう問題意識がおありなのではないかと察しておりま...全文を見る
○春名委員 一人の政治家として、やはり活動の努力をもっとしなきゃいけないということは非常に肝に銘じて頑張りたいと思うのですが、私がそれをお聞きしたのは、官をたたけばという表現は変ですけれども、今の政治の持っている問題を解決できるというふうには単純にはならないと思っていまして、それ...全文を見る
○春名委員 そのルールが、企業献金の禁止の問題だとか天下りの禁止だとか、そういうところからやはり取っかかりを進めていくことが大事かなと私は思っていまして、そういう質問をさせていただきました。  それから、日本国憲法は前文で、日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  四点目に、九十六条の改正手続問題についてお聞きしておきたいと思います。  陳述の中で、発議できない状況をつくることが政治にとって余りよいことではない、そしてよどみを生んできた一つの理由になっていないかという問題提起をされました。  私...全文を見る
○春名委員 憲法を議論するということは、各常任委員会とか、国会ではやってきたと思うのですね。ただ、憲法を議論することと改正手続をどうするかということは区別しなければいけないことだと思っていまして、私はそういう趣旨で質問させていただいたつもりでして、やはり憲法改正の法的限界といいま...全文を見る
11月21日第150回国会 衆議院 地方行政委員会 第6号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  今回の補正予算で追加された補助事業を地方自治体が行う場合に、地方負担の一兆二千億円、これに対して財源措置を二千三百三十億円される、このことを計上することによって、地方自治体が新たな現金の支出、これをしなければならない事態は当面回避できる...全文を見る
○春名委員 現金を一円も出せないという事態まで地方自治体の財政は深刻化しているので、そういう事態を自治省自身が自覚しているからこそ、今回、補助事業をやるときに現金がなくてもできるように対策をとるということにしたけれども、しかし、九千九百億円の地方債を発行する、その残高が確実に増大...全文を見る
○春名委員 私がお聞きしたのは、こういうやり方が地方自治体の財政を非常に困難に陥れてきた、そういう自覚、とりわけ九〇年代の数回にわたる景気対策に地方を動員してきたわけでして、この間議論を大分してきているんですけれども、自治大臣自身が、そこに一つの大きな要因があるということについて...全文を見る
○春名委員 汗をかくのはいいんですが、健全化させていく道から遠ざかっている対策をとっていらっしゃるので、その原因について明確に認識していただきたいということで聞いているわけですが、やはり景気対策というのは努めて国の責任ですから、自治省はここのところを認識して当たらないと私はまずい...全文を見る
○春名委員 その姿勢が私はやはり問題だと思いますね。財源不足について、交付税法六条の三の二項で、交付税の税率の引き上げとかあるいは制度の改正によってこれを解決するというのは努めて国の責任である、こういうことが明記されています。来年度、財源不足が巨額起こるだろう、そのことを想定して...全文を見る
○春名委員 ですから、私が申し上げているのは、折半ルールが今年度で終わって、来年度新しいルールを検討する、その前提に、ことし増額をされた交付税を既に六千億円近く、五千三百億円、その分を補てんするというものに地方の固有財源を先に回してしまう、なぜそういうやり方をするのかということを...全文を見る
○春名委員 最後のところだけでよかったのですけれども。真に必要なものかどうかも含めて、地方自治体がそれを判断すればいいことなのですね。これはそういう政策誘導をするということなのですよ。そこが問題なのです。  そこで、大蔵省自身がこの補助金について問題点を指摘する見解をまとめてい...全文を見る
○春名委員 国、地方の対等・協力の関係を築くという地方分権の流れに、このような補助金で政策誘導するというやり方がおかしいのではないかという指摘を、同じ省庁の中でも指摘されているわけです。それについてどう思うかと聞いているのです。自治大臣。
○春名委員 性急なこういうやり方に異議を申し立てているわけです。  町村会の緊急要望が十月に出ましたね。   市町村合併は、条件が整った地域から住民合意の下、自主的に行われるべきものであり、地域の実情を無視した性急な合併は、かつての経験に鑑みても、行政サービスの低下や地域格差...全文を見る
○春名委員 全党一致が委員長提案の基本です。日本共産党はこの法案に反対です。本来、この法案は議員提案とすべきです。そして、提出者にも質疑を行うべきでした。それをやらずに強引に委員長提案としたことには、まことに私は遺憾であります。  やむなく自治省行政局長にお聞きをいたします。 ...全文を見る
○春名委員 どうして合併のときに限ってこの要件をなくすかということなんですね。五万を三万にする、今合併特例法で四万なんですけれども。それだけじゃなくて、先ほど言った、今度、人口要件以外のものを全部取っ払ってしまうのですね。だから、合併の場合は三万以上、それだけで市ということにする...全文を見る
○春名委員 ですから、本当に合併推進のためなら何でもありなんですよ。市の要件がどうだろうが構わない、そんなことでいいんですかということを私は思うのですね。  一昨年の十二月の八日に四万へと緩和する合併特例法の改正を議論しました。参議院の地方行政委員会で、提出者の自民党の平林議員...全文を見る
○春名委員 全く矛盾していまして、そうであれば、本則について、市の要件について真剣な議論をして、改正を出しなさいよ。本当に合併のためだったら何でもやるということが、短い討議ですが非常に明らかになりました。  市の要件を変えるのであれば、地方自治法をどうするのかという真剣な議論が...全文を見る
11月30日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○春名委員 こんにちは。私、日本共産党の春名直章です。よろしくお願いします。  私、二十一世紀を考えたら、軍事力による紛争解決の時代じゃなくて、国際的な道理に立った外交それから平和的な話し合いが世界の政治を動かす時代、必ずそうなると確信をします。その点で、憲法九条を持つ国として...全文を見る
○春名委員 それですから、私は注意深く言ったつもりなんですが、そういう平和への兆しや流れを、日本はどういう立場に立ってそれを進めていくのかということが外交で大事なんだというふうに私は思っているんです。それは、憲法九条を持っている国として、その憲法九条を輝かせる、生かす道に進んでい...全文を見る
○春名委員 アメリカの特別報告の中では、負担の共有、先ほど言われたバードンシェアリング、それから力の共有、パワーシェアリング、そういうふうに至るときだと。力の共有の中には、もちろん軍事力の共有ということも入ると思うんですね。そういう方向での進むべき道がアジアの平和にとってはとても...全文を見る
○春名委員 時間が来ましたので終わりますが、もし九条を変えるということになりますと、その理想が取っ払われてしまいますので、それには私は明確に反対です。そのことは申し上げておきます。  ありがとうございました。
12月07日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  冒頭に、戦前、戦後の日本の反省ということをおっしゃいましたので、その点について、私は大分意見を異にしておりますので、一言申し上げておきたいと思います。  戦前の反省という点で、社会主義に傾いていったということを反省の中心だというふうに...全文を見る
○春名委員 非常に乱暴な意見だなと私は思います。歴史の事実に目を背けないでいただきたいと思いますし、それから、旧ソ連の体制のことをおっしゃいますけれども、あれは、社会主義の理念を踏みにじって専制政治、覇権主義への道に進んでいったということの帰結ということになっているわけで、その点...全文を見る
○春名委員 不公平な税制という問題を私、問題提起したのは、日本の今の税制度が、例えば大企業にとっては貸倒引当金がある、あるいは退職給与の引当金がある、価格変動準備金などの利益、こういうものが全部除外されて課税ベースが小さい、あるいは大金持ちの方々には利子や配当の源泉分離選択課税制...全文を見る
○春名委員 消費税が五%になって、これでも重大な逆進性という問題で大きな問題にもなっているわけですから、そのことをやはり現実に引き寄せて検討する必要があるんじゃないでしょうか。  それから、最後に一言聞いておきます。  租税国家という問題でいえば、やはりどういう徴収の仕方をす...全文を見る
○春名委員 時間が来ましたので終わりますが、最後に一言だけ申し上げておきます。  九条こそ国家としてあり得べからざるものだということを先ほどお話しになったので、その点について一言申し上げますが、これは全く逆でして、戦争の違法化の歴史の先端にある憲法九条に沿って、その方向に日本と...全文を見る
12月21日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは、貴重なお話を本当に先生ありがとうございました。私は、科学技術の平和利用、そして憲法という角度からお話をお伺いしたいと思います。  先ほど先生のお話の中で、国家社会が研究を請け負わせるプロジェクト型、そういうことが明確...全文を見る
○春名委員 最初から民生費として使えばいいんですけれどもね。お話はわかります。  戦後の科学研究の歴史ということも、かじっただけなんですけれども、例えば、日本学術会議のそれぞれの総会の声明を読ませていただいたんですけれども、戦後直後の四九年の第一回総会では、我が国科学者がとって...全文を見る
○春名委員 そこで、もう一点お聞きしたいんですけれども、第二次世界大戦後もと言った方がいいかもしれませんが、どうしても日本の場合、政府による科学技術の軍事化といいますか軍事目的化といいますか、それが重大な問題になってきたという歴史も一面であると思うんです。  それで、日本学術会...全文を見る
○春名委員 それだからこそ、やはり厳密に平和利用ということを意識することが大事かなと思いますし、その道しるべが憲法に示されている中身ではないかということを私は改めて感じたということを申し上げまして、終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。