春名直章

はるななおあき



当選回数回

春名直章の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章です。  きょうは、貴重なお話、ありがとうございました。  新しい人権についてお聞きしたいと思います。  いわゆる環境権、プライバシー権、知る権利、こういう新しい人権は、五十年前の憲法制定当時には当然予想されていないことでした。だから、これ...全文を見る
○春名小委員 この法学セミナーの論文は二〇〇〇年八月ということだったと思います。それはそれでいいです。ありがとうございます。  それから、私人間の関係についてなんですが、きょうはお時間がなくて十分な陳述の時間がなかったということなんですが、この私人間の人権紛争について、憲法学の...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございます。  最後に、昨年の八月に、国連の社会権規約委員会と呼んでいますが、経済的、社会的及び文化的権利に関する委員会の日本に対しての最終見解が出されました。  それで、人権、権利の問題で懸念される問題がいっぱいあると指摘されていまして、例えば、過大...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 私は、新しい人権と憲法との関係に絞って発言をさせてもらいます。  いわゆる環境権、それからプライバシー権、知る権利という新しい人権ですが、五十年前の憲法制定当時には当然予想できませんでした。ですから、これらの権利を保障するために明文規定が必要じゃないかという意見も...全文を見る
○春名小委員 しゃべってもいいんですか、五分過ぎても。
○春名小委員 先ほど申し上げたように、外国人について直接の規定はありませんので、私は、だけれども、この第三章、国民の権利義務、特に三十条にわたる権利の中で、いろいろな角度でその問題についても対応できるというように思っています。  地方政治に対する参政権を付与するということも、こ...全文を見る
02月14日第154回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。私は、経済産業大臣と厚生労働大臣に伺っていきたいと思います。  まず、大企業のリストラ、人減らしの問題について伺いたいと思います。  もうるる述べられていますが、完全失業率が五・六%、小泉内閣になってからの数カ月間で〇・八ポイント上がって...全文を見る
○春名委員 デフレを克服するということの前提に、こんな事態を放置しておいてデフレ克服できるんですかということを私は問うているんですね。  もう一点、厚生労働大臣にお聞きしておきますが、この表を見ておわかりのように、今まで電機あるいは輸送機器、自動車それから鉄鋼、こういうところの...全文を見る
○春名委員 全くそれは事実でございまして、ですから、その大規模なリストラを、大企業が行っているリストラが重大な影響を雇用に与えているということを今お話しいただいたんで、それをそのまま放置したままで本当にいいんでしょうか、これで雇用環境を改善するという根拠がどこにあるんでしょうかと...全文を見る
○春名委員 社会的責任があるというのはまさにそのとおりで、ただ言葉で社会的責任があるんだ、配慮してもらわなきゃいけないと言っていてもしようがないんですよ、実際こうなっているんですから。この事実を目の当たりにして、政府としてはどうするのかということが問われるわけでしょう。私、そのこ...全文を見る
○春名委員 一般論では間違ったことは言われてないと思うのですね。しかし、現実はこう進んでいるわけなんですね。  それで、先ほど再就職をもっと進めてくれということも大事じゃないかというふうにおっしゃったんだが、雇用に対する責任を果たしてもらいたいというふうに経済産業大臣はおっしゃ...全文を見る
○春名委員 厚生労働大臣、今、平沼大臣から言われましたが、解雇をしやすくするルールはつくるつもりはないというふうに大臣はおっしゃっていますよね。整理解雇四要件という判例がありますから、これをきちっと法律にする、これしかないですよ。  それから、工場閉鎖などを一方的に強行するよう...全文を見る
○春名委員 ですから、解雇のルールというのであれば、既に整理解雇四要件という判例がちゃんとできて、それをきちっと法令にするという以外にないじゃないかと言っているのに、そのことにはお触れにならないから、いや、これは緩くするんじゃないかといって要らぬ心配するんですから、規制をきちっと...全文を見る
○春名委員 ごめんなさい。いいですか。——それで、時間が進みますので、ちょっと見てもらって。  これは、東日本と西日本で、労働者一人一人に雇用形態の選択を迫る「雇用形態選択通知書」というものでございます。一月の三十一日でこれが全部締め切られたわけです。  この「雇用形態選択通...全文を見る
○春名委員 国が責任をと言われても困ると言うけれども、四六%の最大の株主ですからね。そして、一人一人の選択の問題を私は聞いているんであって、労働組合と契約がどうこうという話じゃないんですよ。あなたは労働者の生活と権利を守る先頭に立つ人でしょう、厚生労働大臣は。そういう目から見たと...全文を見る
○春名委員 今度のこの仕組みは、退職、再雇用、私たちは転籍だと思いますが、退職、再雇用という道を選ばせるときにどんな仕打ちを労働者に迫って、事実上同意をさせているか。私はNTTの労働者、たくさんの労働者の人からもう生の話をたくさん聞いて、もう涙が出るような話を聞いてきました。 ...全文を見る
○春名委員 先ほどから言っているように、労働組合と経営陣の契約がどうこうという話をしているんじゃないんです。労働者一人一人の権利として守るかどうかということが問われているんです、これは。そのときに無理やり同意を押しつけられて三割賃金カットをのまされるというような仕組みが、今私は一...全文を見る
○春名委員 お話し合いで済まないから私は言っているんですよ。  そして、私が今言っているのは、国として、法令、判例、これを守らす責任があるという角度から言っているんです。労働組合の契約がどうこうという話じゃないんですよ。国として法律を守らせる責任があるでしょうと言っているんです...全文を見る
○春名委員 地域の話ではなくて全体の話です。そのことは言っておきますね。それで、守られていないとすればそれは問題だとおっしゃったので、私はその言葉をしっかり胸にとめておきますので、ぜひそういう対応をしていただくことをお願いしておきます。  この五十歳になったら退職、再雇用という...全文を見る
○春名委員 先ほどから私は何を言ってきたのか。要するに、労働者の希望を尊重しない仕組みをつくり上げているということを言ってきたんですよ。  退職、再雇用、確かに六十歳まで満了型を選べるという選択肢はある。しかし、それを選択した人たちには会社ぐるみで、そんなところには仕事がないぞ...全文を見る
○春名委員 私、最後に申し上げますが、このような中高年の労働者に対する人権侵害とか差別を厳しく禁止せよと勧告したのが国連の社会権規約委員会の勧告ですよ。厚生労働大臣、昨年八月の日本への勧告で、「委員会は、労働者は四十五歳以降、十分な補償なしに、給与を削減され、あるいは解雇される恐...全文を見る
○春名委員 強く申し上げまして、質問を終わります。
02月22日第154回国会 衆議院 本会議 第10号
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○春名直章君 私は、日本共産党を代表して、地方財政計画外二法に関連して質問をいたします。(拍手)  小泉内閣は、失業、倒産の激増、社会保障の切り下げなど、国民に塗炭の苦しみを押しつけています。その弱肉強食の路線は、地方自治体とそこに住む住民にも耐えがたい痛みとなって、今、あらわ...全文を見る
02月28日第154回国会 衆議院 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第1号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章です。きょうは本当に貴重なお話、ありがとうございました。  最初に、憲法調査会ですので、憲法八章に地方自治の章が設けられています。非常にコンパクトで、四つの条文しかないわけですけれども、地方自治の本旨、そしてその本旨の中身として、九十三条で住民...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございます。  申しわけないですが、戦前の地方自治の認識は、少し僕は異なっていまして、地方制度はあったけれども、地方自治と言われるものは余りなかったんじゃないかなという認識を持っているんですが、それはそういうことでおいておいて。  次に、先ほど日本型の...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございます。  それから、先生の文献で、「分権型社会を創る 七 市町村の規模と能力」という著作がありまして、拝見したんですが、基礎的自治体の適正規模についてお述べになっておられて、基礎自治体の規模を考える際の出発点は、保健、医療、福祉、介護、教育な...全文を見る
○春名小委員 最後に一点だけ。地方交付税が今何かと話題になっておりまして、先ほどの議論でもありましたが、時間がないので短く行きます。一兆円削減しようかという話が最初に出て大騒ぎになったり、それから、今は小さな自治体に段階補正というのをやっていますけれども、それがちょっとずつ削減さ...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 日本共産党の春名直章です。  この機会ですので、私は、国会に寄せていただいてから六年間、地方行政をずっと委員会に所属して勉強してきている者の一人ですので、その角度から幾つか。  一つは、日本国憲法の大切な原則の一つが地方自治でして、その先駆性ということについて改...全文を見る
03月06日第154回国会 衆議院 総務委員会 第5号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  冒頭に、国会での答弁の持つ意味についてひとつただしておきたいと思います。  総務省は、住民基本台帳ネットワークの国の事務への利用を大幅に拡大する方針だと伝えられております。まだ施行もされていない段階で、今国会に改正案を提案する...全文を見る
○春名委員 まだ個人情報保護法の法案は成立しておりませんし、するかどうかもわからない段階です。野党四党はこれに反対ですという態度をとっております。そのとき、早くも国の事務への利用を十省庁九十三事務から百事務以上へ拡大する、そういう方針であるということが伝えられているわけです。確認...全文を見る
○春名委員 質問に答えてもらいたいのですがね。要するに、私は中身について今議論しているのじゃないんですね。必要性はもちろんおありだから出すんでしょうから。そうではなくて、総理の答弁との関係を伺っておるのです。  前提だと。包括的な個人情報保護法をつくるのがそのシステムを確立する...全文を見る
○春名委員 こっちの行政情報の個人情報保護法を出すからいいんだというような答弁をされているのですが、それは全然違いますよ。民間を含めた包括的な個人情報保護法をきちっとつくらないと住民基本台帳ネットワークシステムはやりませんと言っているのですよ。そういう議論の結論になっているのです...全文を見る
○春名委員 違います。今のはすごい後退した答弁をされているので、大変な問題になるのです、これから。  民間部門も対象とした個人情報保護に関する法整備を含めたシステムを整えることが前提である。前提であるということは私も繰り返し確認をしているのです。前提なんです。法整備は前提なんで...全文を見る
○春名委員 私は精神論を言っているんじゃないのです、精神論を言っているんじゃないのです。法律をつくる、システムを整える、これを前提にしなければ住民基本台帳ネットワークシステムは施行しませんと。当然、利用範囲の拡大なんというのはその次の話ですから、そんなことは問題にならないのですね...全文を見る
○春名委員 新聞情報じゃなくて、検討中という正式文書ですので。  それから、大臣に私が保守主義と言われるとは思いませんでした。決して私は保守主義ではありませんで、国会の答弁というのはそれだけ重いということですよ。そういう深刻な議論をしてきたということですよ。その重みを、精神じゃ...全文を見る
○春名委員 今回、二つの改正が地方税法でされようとしております。  一つは、今までは、平成十三年四月一日時点で有効利用される予定、計画があって徴収猶予を受けているというものが、計画変更する際にも徴収猶予の特例を受けることができておりましたが、その日付、平成十三年四月時点というの...全文を見る
○春名委員 それでは、そういう改正によって流動化促進、土地利用の促進というのは進んでいるんですか。
○春名委員 あなた方は、土地利用を進める、流動化する、だから、持つことについてもっと軽くしてあげる、それから範囲を広げる、そういうことをずっとやってきて、平成三年に強化したことを全部取っ払って、軽く軽くしたわけです。結果、どうなっていますか。  徴収猶予分の土地、平成元年、十二...全文を見る
○春名委員 土地の有効利用は、一般的には賛成です。しかし、あなた方がやっている政策は逆の方向に行っているじゃないかと言っているんです。持っていることが苦痛でなくなってきているわけよ、毎年毎年。安心して土地をそのまま抱えているわけですよ。だから、猶予している土地がこの十年間で一八〇...全文を見る
○春名委員 残すことに大賛成であります。そんなに怒らないでください。だから、その政策税制の目的にふさわしく政策を実行したらどうですかと私は言っているんです。  僕と大臣は特別土地保有税を強化するという方向で一致するのであれば非常にいいわけですが、では、本当に、有効に利用するとい...全文を見る
○春名委員 このやり方はちょっといただけないということを申し上げておきたいと思います。  続いて、地方交付税法の改正の問題について触れたいと思います。  私たちは、最初に言っておきますが、地方税と地方交付税法は別個に議論をきちっとしていただきたい。とりわけ地方交付税法は、日切...全文を見る
○春名委員 まとまって言っていただいたんで、もう少しきちっと確認していきたいんですが。  要するに、財源不足の補てんについて赤字地方債を発行したとしても、今回のように後で元利償還を交付税で全部面倒を見るということであれば、国の責任を果たしたことになるので六条三の第二項に違反する...全文を見る
○春名委員 今、セットの中身、三点おっしゃったんですね。一つは、財源不足を国と地方で半分ずつ折半していく。二つ目に、その赤字地方債の補てんについては、地方交付税で補てんをする。そして、それを法律に明記をすると。この三点セットがあるので法律違反にはならないんじゃないか、こういう御認...全文を見る
○春名委員 それで、その三点について少しずつ聞いていきます。一つは、地方交付税で補てんをするということについては、これは大臣、やはり少しはっきりさせておきたいのは、地方交付税というのは地方の共有財源でしょう、これは旧自治省の公式見解ですので。ですから、地方の共有財源という、その地...全文を見る
○春名委員 それで、後で交付税で見るということは、一〇〇%地方交付税で見るから責任を果たしたというふうにお考えなのか、それだから合法なんだというふうに認識しているのか。それとも、一〇〇%でなくて、これが九割、八割しか補てんしない、後で見ないということになったら、これは責任を果たし...全文を見る
○春名委員 丸々面倒を見るというのが国の責任であるとおっしゃいました。根掘り葉掘り聞き始めているのはやはり理由がありまして、気を悪くなさらないでいただきたいんですが、来年以降もこの赤字地方債、ふえるでしょう、これは。こういう方向になりかねないと思うんです。だから、これはどうなるの...全文を見る
○春名委員 今おっしゃったのは、来年度までは二分の一ずつ折半で持っていくというルールと枠組みを御説明いただいたわけです。  それは私も理解しているんですが、改めてお聞きします。赤字地方債を発行し、一〇〇%交付税で後年度措置をするという仕組みであれば、どれぐらいの割合だろうが、ど...全文を見る
○春名委員 枠組みのお話をしていただいているんですが、十六年以降の、そのときの情勢を見て決める際にも、原則論が明確でないとだめだと思うんですね。  要するに、赤字地方債の発行で、交付税を一〇〇%後で基準財政需要額に算入すればいいんだ、国の責任を果たすという仕組みを導入した、それ...全文を見る
○春名委員 私の質問にうまいこと答えずに終わられるんですけれども、仕組みはわかっているんです。十六年度以降は議論をそうやって新たに構築するということもわかります。  そうではなくて、この赤字地方債というのが、以前は、六条の三第二項に明白に違反している、導入してはならない、非常に...全文を見る
○春名委員 同じ答弁になるので視点を変えますが、六条の三の第二項は、御存じのとおり、二つ言っているわけですね。一つは、制度の改正、三年後も一割以上不足になったら。その次は、交付税率の引き上げ。しかし、赤字地方債は制度の改正に当たらない。私は、もうはっきりしていると思うんです。 ...全文を見る
○春名委員 いや、私が言っているのは、地方交付税法の第六条三の第二項というのは、交付税率の引き上げによって国の責任を果たすという立場に、かつて、七九年当時も含めて立っておられたわけですよね。  しかし、それを今度は、法律違反ではないと、私から言わせれば強弁されて、この内容を導入...全文を見る
○春名委員 議論が平行線ですので、次に進みたいと思います。  大臣は、私の本会議質問で、合併のむちとしての段階補正の見直し中止を求めた際に、現在の実情を見たときに、それは少し優遇過ぎるのではないかという御指摘もありますので、我々は実態調査をしまして、実態に即したものに少しカット...全文を見る
○春名委員 今の話は、計算手法を変えたという話だけなんですよ。私が聞きたいのは、あなた方が地方に優遇過ぎると言っている根拠を言うてくれと言っているんですよ。どこが優遇過ぎるのかという事実を具体的に示さないと、納得できないでしょうと言うているんです。今言ったのは、効率的にやっておら...全文を見る
○春名委員 優遇した段階補正はないんだとおっしゃった、これは大事だと思いますね。地方に優遇過ぎるということはないんですよ。だから、あなた方は、地方に優遇過ぎるかのような言い方をして、地方の財政を、これをやったら五万人以下の自治体がだんだん削られていくことになるわけですね。地方に優...全文を見る
○春名委員 地方に優遇過ぎるということではなくて、効率化への努力が足りないからもっとやりなさい、インセンティブを与えるものだということだそうです。これは全く説得力に欠けていると私は思いますね。  十一月にも私言いましたけれども、国民の多くは、地方が特別のいろいろな事情があって、...全文を見る
03月14日第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第2号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは、外国人の人権ということで、大変大切なお話をしていただきまして、ありがとうございます。  第一点は、先ほど参考人は、日本に外国人が入国する権利は憲法上保障されていないということで、これは通説の立場だと思うのですけれど...全文を見る
○春名小委員 それから、憲法上の権利の享有が認められるか否かということについては、法律の世界で具体的に決めていくというお話を今いただいたと思うのですが、この点でいいますと、先ほどから議論になっておりますが、最も熱い外国人の人権にかかわる問題の一つが、定住外国人への地方参政権の付与...全文を見る
○春名小委員 大体、日本に生活の本拠を置いて日本で生活をしている外国人の方々に、国籍を持っていないからという理由だけで人権の保障について日本の国民と異なった取り扱いをするということは、率直に言って、私も情緒的に言わせていただければ、それは余り合理性がないなということを感じるのです...全文を見る
○春名小委員 もう一点、今日的な問題で、指紋押捺制度は今廃止されるということになったわけですけれども、例えば、七九年の国際人権規約の批准、それから八二年の難民条約への加入、こういう流れの中で、社会保障の関係は、国民年金、児童諸手当、公共住宅などについてはようやく対象になるというよ...全文を見る
○春名小委員 日本共産党の春名直章ですが、二点発言させてもらいます。  外国人の人権を考える場合には、やはり日本で考えているわけですから、日本の特殊性や歴史、これを抜きには語れない。  先ほども発言したんですけれども、今、日本に住む外国人の方は百六十八万人を超えていますけれど...全文を見る
03月20日第154回国会 衆議院 総務委員会 第7号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。昨年に続いて字幕放送の推進についてお聞きをしたいと思います。  総務省は、九七年に、二〇〇七年までに字幕付与可能番組に一〇〇%字幕を付与することを目標に、ガイドライン、指針ですね、これを示してこられました。まず、NHKの番組への二〇...全文を見る
○春名委員 前倒しをして一〇〇%やるということでありまして、その点でいいますと、NHKの努力は大変すばらしいと思うんですね。敬意を表したいと思っております。  さて、問題は民放であります。民放の字幕付与率、そして二〇〇七年の達成見通し、これがどうなっているのか、お答えください。
○春名委員 字幕付与可能番組比で、現在わずか八・六%なんですね。そして、全番組比でいうとわずか三・三%、現状が。そして、二〇〇七年の最終目標でいっても八割台、一番多いところのテレビ朝日が九〇%だということなわけですね。おくれは歴然です。これではガイドラインが絵にかいたもちになりま...全文を見る
○春名委員 いや、私は、NHKは前倒しして一〇〇%やるという意気込みで、目標も明確にしてやられているわけですよね。しかし、皆さんが掲げられた二〇〇七年度までの、皆さん自身が掲げられた目標が二〇〇七年でしょう。それを、計画を出させたところ、八割、一番高いところが九割しかいかないとい...全文を見る
○春名委員 今お二人からやはり予算の問題とかあるということが出たので、この点についてきょうはきちっと議論しておきたいと思うんです。  総務省の資料によりますと、NHKの二〇〇〇年度の字幕予算は七億四千万円、これは決算で七億四千万円ですね。二〇〇一年で八億二千万、二〇〇二年で十億...全文を見る
○春名委員 大変な経常利益ですよね、超優良企業という言葉も出ましたが。二〇〇〇年度、ほかを調べてみますと、フジテレビは売り上げ三千三百九十六億円で経常利益五百二十九億円。TBSが二千七百二十八億円で三百一億円。テレビ朝日が二千七十四億円で百八十二億円。  この上に、民放全体に国...全文を見る
○春名委員 全然答えになっておりません。  昨年十二月、全日本聾唖連盟、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会主催で、聴覚障害者の放送バリアフリーを考えるシンポジウムが開催されております。その中で提案された放送バリアフリー法案というのは、端的に言えば、総務省がおっしゃっているガイド...全文を見る
○春名委員 強い要請をしていただくのは結構なんですが、私の提案もぜひ聞いていただきたいと思っております。  それで、一点ちょっと聞いておきますが、次世代の字幕研究会、今つくっていらっしゃいますよね。そこで、二十一世紀の字幕、技術的問題も含めてどう推進するか、それを議論されている...全文を見る
○春名委員 最後に、海老沢会長に一点だけお願いして終わりたいと思います。  NHKは、生番組の字幕放送のパイオニアとして頑張ってこられて、ソルトレークの経験もあります。聴覚障害者の意見も集約していただいて、ぜひ、ことしの最大のイベントの一つである日韓ワールドカップの字幕化に向け...全文を見る
○春名委員 以上で終わります。
03月28日第154回国会 衆議院 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第2号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは、先生、どうもありがとうございました。  二十一世紀の地方自治を考えるときに、憲法の今お話も出ました第八章、地方自治を規定している、その意義を踏まえていくことが私は大事かなと思っております。  それで、戦前は、地方...全文を見る
○春名小委員 続いて、地方自治制度の意義なんですけれども、住民の人権保障と民主主義を体現するといいますか、実践するということがその中心じゃないかと思うんですが、先ほどもお話が出た団体自治と並んで、地方自治の本旨の中身として、住民自治がやはり大きな柱であると思うんですよ。この意義は...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございます。  ただ、今の進め方で、先生も危惧されているということで、一千を目標にして十七年の三月末までというような進め方、私の印象では、それ自身が、住民自治、分権という角度からいえば、どうかなという印象をやはり少し持っているということだけは言って...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 道州制等については、何のためにそれほど自治体の拡大をやる必要があるのかという、そこの理念が私はよく今のところ見えませんので賛同しかねる面はあるんですが、いずれにしても、住民が、どういう自治体に、どういうところに住むのかということを決定することが一番大事なことですので...全文を見る
04月02日第154回国会 衆議院 総務委員会 第9号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  NTTが進めております十一万人のリストラ問題について、きょうは人権を守るという角度から質問をさせていただきます。  厚生労働省にまずお聞きをしたいと思います。  ILOの百十一号条約、雇用及び職業についての差別待遇に関する条約、これ...全文を見る
○春名委員 勧告は何が差別であるのかというガイドラインを明示しておりまして、今箇条書き的に読まれなかったので、後でまた言っていただければいいんですが、この条約も賛成、そしてこの勧告も賛成なんですね。勧告の方は法的拘束力はもちろんないわけですが、加盟国に差別待遇防止措置をそれぞれ求...全文を見る
○春名委員 国内の慣行に従うと言われるんだが、そんな慣行は今までなかったんですよ、このNTTがやるまでは。五十歳という年齢で一律全員を退職させるなんという仕組みは、今度初めて出たんですよ。だから、そんな仕組みを、この勧告や条約を賛成し、条約は批准はしていないですよ、しかし、その批...全文を見る
○春名委員 それは違いまして、裁判例等で話し合って労使で決めたらいいというんじゃなくて、その決めた中身が条約、勧告に沿って本当にいいのかどうかを今問うているわけなんですね。労使間の話し合いは関係ないんです、人権を守るというのはそんな問題じゃないですから。  それで、今お話が出た...全文を見る
○春名委員 すぐ労使の問題だからと言ってそこに持っていかれるんだが、だから私は、きょうは人権という世界基準の問題で議論をしているわけです。人権を守る、それから、みずから賛成をした条約、勧告を守る、人権侵害を許さないというのは当然政府としての断固とした姿勢だと私は考えますが、総務大...全文を見る
○春名委員 日経新聞の三月三十日付、NTT最終赤字一兆円である、特損二兆円超すという記事を私も見ております。中身は、何のことはありませんね。第一は、ドコモの海外出資先四社に対する評価損、総額で一兆円前後。NTTコム、海外出資先のベリオの評価損が五千億円。西日本、東日本の今やられて...全文を見る
○春名委員 今お読みいただいたその項目の中でも、例えば(d)、同一価値の労働に対する報酬、年齢によってこの報酬に差別をつけてはならない。それから(f)、労働条件、労働条件も、年齢によっていわれない差別をしてはならない。はっきりしているんですよ、これ。  皆さんは、もし人権侵害で...全文を見る
○春名委員 先ほどから同じことを答弁されているので困っちゃうわけですけれども、労使が合意をしたということがにしきの御旗にされているんですけれども、そのことは自明の前提で私は議論をしておりまして、労使といっても、大きな労働組合は合意しているかもしれませんが、そうでない組合もあります...全文を見る
○春名委員 もし労使でそういう合意をしたかというのを繰り返し言うのであれば、それはそれでいいですが、今転籍のお話をされているので言いますけれども、転籍というのは本人の同意がしっかりあって初めて成り立つものであって、その同意についてこのような二つの選択肢しか用意をしていないという仕...全文を見る
○春名委員 生き残りのためなら人権侵害してもいいとはならないと思いますので、きょう私は議論をしているわけであります。  それで、一点、私、聞いておきたいと思いますが、今度は厚生労働省にお聞きしておきますね。憲法十四条には、法のもとの平等という大変大事な基本的人権の骨格になる条文...全文を見る
○春名委員 私は、労働基準法の一般的な解釈を聞いておるわけでありまして、これは信条や社会的身分を理由とする差別は禁止をする、年齢というのは入っておりませんけれども、しかし、その趣旨は、合理的な理由がなければ年齢なども含めたそういう労働条件の差別はしないと。  そして、アメリカで...全文を見る
○春名委員 しっかり伝えていただくということ、何かの機会ではなくて。だって、一月の三十一日にそういう選択を迫って、五月の一日に子会社ができて、もう本当にみんな労働者は、今回の対象は五万五千人ですよね、来年も同じことが全部五十歳になったらやられるんですよ。五十歳という年齢になったが...全文を見る
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号
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○春名分科員 日本共産党の春名直章でございます。  愛媛県の肱川町山鳥坂地域、肱川上流の一つの支流に国直轄の山鳥坂ダム計画がされています。このダム建設の最大の目的は中予分水事業でありましたが、これが中止になりました。私は、この地点に立って、既に建設の合理的根拠がなくなった山鳥坂...全文を見る
○春名分科員 今再検討の段階に入っているということでありますので、その議論を実りあるものにする上で、きょう議論を深めておきたいと思います。  まず、もう一点聞きますが、二〇〇〇年の八月二十八日付の例の与党三党の、公共事業の抜本的見直しに関する三党合意というものがなされています。...全文を見る
○春名分科員 県から強い要望があったので、それをしんしゃくしたということなんですが、そして、一年たちまして議論をした結果、見直し案が出されて、その見直し案がまただめになったんですよ。その見直し案の中の、大事な中予分水事業とおっしゃる部分が受け入れられずに中止をする、そういう経過を...全文を見る
○春名分科員 治水対策について私は否定するものじゃありませんし、重視をしなきゃいけないわけですが、その点は後でちょっと少し議論したいと思うんです。  もう一点お聞きしておきますが、私どうもわからないのは、建設費用のことなんですね。山鳥坂ダム本体事業費が、ダムの堰堤ですよ、これが...全文を見る
○春名分科員 それはちょっとおかしいんで、見直し案によって、山鳥坂ダム事業は千七十億円から千三百三十億円にはね上がったんですね。そのうち中予水道企業団、この水利権設定に伴う費用負担を主体に担う三市五町の中予水道企業団が負担する金額は、千七十億円のときには二百十八億円、そして、千三...全文を見る
○春名分科員 水をもらう、もらわないという話はされたんですが、もらう、もらわないという話がもう既に中止されたんです。中止されたんです。したがって、分水の量が減ったら単価が高くなって、二百四十億円に負担する金額が上がっているわけですね。この上がった二百四十億円の負担金が今雲散霧消し...全文を見る
○春名分科員 今大臣が大事なことをおっしゃったと思います。代替案の検討は大切なことであるとおっしゃいました。その代替案を検討する際に、前提として山鳥坂ダムは先にありきというふうにしないでほしいということを私が言っているわけなんですよ。なぜ中予分水というもう片っ方の大変大事な事業は...全文を見る
○春名分科員 ところが、この五千七百トンの治水能力のうち、山鳥坂ダムが受け持つのは毎秒二百四十トンにすぎないわけですね。もともと山鳥坂ダムの集水面積というのは六十五平方キロしかないんですね。支流の支流の小さいところにつくるんですね、まあ深いわけですけれども。肱川流域全体の集水面積...全文を見る
○春名分科員 私の質問に答えてもらいたいんですけれども、既往最大級の洪水に備えるということを指定すれば、山鳥坂ダム計画そのものがこのあなた方の計画では必要ないということになっていませんかと問うているわけです。  それで、肱川の治水計画の推移を見てみたいと思います。  一九五三...全文を見る
○春名分科員 だから、私は、戦後立てた三つの計画の中の堤防の計画が、全く遅々として進んでいないということについて責任を感じてもらいたいということを言っているわけですよ。  この計画見直し案には前提がある、これは愛媛新聞の十二月三日付の記事ですが、この見直し案には前提がある、下流...全文を見る
○春名分科員 ぜひ、大臣のイニシアチブを期待しておきたいと思います。  以上で質問を終わります。
04月08日第154回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  尾崎氏、業際研と参考人との関係についてお聞かせいただきたいと思います。  参考人は、先ほど来の議論の中で、自民党を九四年離党されて新党・みらいをつくった。その九四年当時から、尾崎氏も秘書をやめる、関係がほとんどなくなっているということ...全文を見る
○春名委員 先ほど来議論になっておりますが、一昨年六月十三日告示の前回の衆議院選挙でありますが、この衆議院選挙告示後、尾崎氏が山形市内に来ていたことは認識されていますか。
○春名委員 市長の日程というのを私たち調べてまいりまして、六月十六日、告示後三日後なんですが、十六時に鹿野代議士元秘書尾崎様来室、こういうふうになっていることを確認してまいりました。十六日に来られているということは確実だと思われます。  六月の十五日、私は、現地で参考人と尾崎氏...全文を見る
○春名委員 参考人は、山形の特産のサクランボを出す政治資金パーティーを開いていらっしゃいます。サクランボパーティーというふうに銘打っておられるようですが、自民党時代には年一回ですか、それから、九五年からは年二回に分けて開催をされているようです。  あなたと尾崎氏をよく知っている...全文を見る
○春名委員 昨年の六月二十九日に、第一ホテル東京でこのパーティーをお開きになっていますが、このパーティーで業際研の事務員の方が手伝いをされているというように私、認識しておりますが、この点はいかがですか。
○春名委員 次に、三重の親族企業による厚生年金や政府管掌健保の加入と肩がわりの問題についてお聞きいたします。  実際、勤務実態がなくて会社の業務と無関係な場合、本来適用できないというのが厚生労働省の公式な見解だろうと思います。そして、加入資格については、給与が支払われていること...全文を見る
○春名委員 以上で終わります。
04月11日第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第3号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。きょうは、貴重なお話を本当にありがとうございました。  単刀直入に教えてほしいんですが、サミット参加七カ国ありますね。その中で、基本的人権の条項、第三章、三十条にわたって日本の憲法はあるわけですけれども、他の国との比較で、基本的人...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  それで、きょうの議論の中で一つの核心の部分の十三条の幸福追求権のことで少し教えていただきたいんです。  私の聞きかじった勉強では、初期の十三条の学説は、その名のとおり、個人の自由、生命、幸福追求の権利、人権一般原則としての宣言といいま...全文を見る
○春名小委員 その御質問をさせていただいたのは、私の問題意識の中に、明文にはプライバシー権などないわけですけれども、一つは、国民の運動といいますか、環境権という問題も、やはり公害が出てきて環境を守るという訴訟の運動があって、その運動の根拠として憲法十三条の幸福追求権や二十五条を活...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  憲法で規定されている人権の規定と現実の法律のそごの一例として、一点だけちょっと聞いておきたいと思うんですが、通信傍受法という法律ができまして、ことし一月にそれが実施をされたという報道がこの間されておりまして、そのときに、憲法第二十一条の...全文を見る
○春名小委員 時間が来ましたので終わります。  どうもありがとうございました。
○春名小委員 私、夫婦別姓の問題では、やはり民主主義の成熟と発展という問題だと思います。当然の流れとして、そういう方向に前進していくということが時代的に要請されている。世代間の違いとかそういう問題じゃないと私は思っております。  一点だけ、新しい人権と日本国憲法がきょうの議論で...全文を見る
04月11日第154回国会 衆議院 総務委員会 第12号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  法案の内容の議論に入る前に、きょうは、徳島県の例が出て恐縮ですが、一昨年末に発覚した徳島県阿南市の野村市長による共済組合法違反、不正蓄財事件の問題について、総務省の見解を聞いておきたいと思います。  阿南市の野村市長は、自分が...全文を見る
○春名委員 組合に損害が与えられていないということではないと思うのですね。私の見解では五千四百三十万円実際利得を得ているということですので、これは承服はできないのですが。  次に、その知人は、市長の選挙区阿南市の有権者の方でした。その人物に五千四百万円以上超える利得を与えるとい...全文を見る
○春名委員 判断を避けられているわけなんですが、いろいろな政治家、公職にある者の大きな腐敗の問題がこれだけ大きな議論になっている、とりわけきょうは共済組合法の議論ですので、その理事長の地位を利用した非常に悪質なこういう事件について、関連しておりますので取り上げたわけであります。 ...全文を見る
○春名委員 では次に、改正案の問題について議論を進めていきたいと思います。  当面の地方議員の年金の破綻を回避するというのが今度の改正案の趣旨だろうと思います。同時に、先ほどから議論になっておりますように、当面の破綻を回避できても、その先安定して運営していくためには、そもそも地...全文を見る
○春名委員 もう一度、念のために確認しておきたいのですが、他の公的年金と類似の、同様の財政運営を行っているというのが今の特徴であるということなんですが、この制度の方向性と私が聞いたのは、二十年たった以降も基本的にはそういう制度の枠組みとして運用していくということを決められたのかな...全文を見る
○春名委員 大臣、先ほどの同僚議員の議論の中で、この制度の仕組みの性格そのものも検討しなきゃいけない必要性が出てくるな、こういうふうにおっしゃっていたと思うのですが、この点、もう一度、どういう御認識なのか、御説明いただけますか。
○春名委員 行革それから市町村合併の強制で、地方議員の定数の削減が激しいわけですね、先ほども出ました。もともと現行の議員数が、二〇〇〇年度で見てみると、県議が二千八百七十三人なんですね、市議が一万九千三百四十二人、町村議が三万九千五百九十四人、合計六万一千八百九名ということになっ...全文を見る
○春名委員 つまり、現役の議員の掛金で年金を支えるという今の枠組みのあり方も含めて性格をどうするのかということも検討しなきゃいけないというふうに御認識されているのかどうかということを聞いておるわけです。
○春名委員 もう一方、先ほどの松崎委員の質問とも絡むのですけれども、公費負担の割合なんですけれども、この間、一%から九・五%まで上がってきているわけですね。これは総務省の見解を聞いておきたいのですが、公費負担の上限については今の時点ではどうお考えになっているのか。他の公務員年金は...全文を見る
○春名委員 いや、私が聞いておりますのは、上限についてどういうお考えなのかということを聞いておるので、今の、現時点では上限は、そういうことは考えたことがないということなのか、ほかの公務員年金のように五対五までが上限だというふうな認識でおられるのか。そこら辺はどういう御認識なのかと...全文を見る
○春名委員 どうも聞いていると将来が全然、ちょっと不安で見えてこないのですけれども。  それで、もう一つ不安な材料は、皆さんが御質問されているのですが、掛金を払う地方議員の激減ですね。それで、私、総務大臣とも本会議のときに試算してお伝えしたのですが、一千の市町村合併、もし目標に...全文を見る
○春名委員 最後に、今までの議論を聞いていてもう一度、感じたことを含めて、大臣に御質問して終わりたいと思います。  今、御存じかと思うのですけれども、町村議員は、六十歳の現役を終えた年齢の議員さんが五割を超えているのですね。地方議員は、他に収入がある人か、あるいは定年退職した人...全文を見る
○春名委員 それでは、終わります。
04月18日第154回国会 衆議院 総務委員会 第14号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  これまで、首長や自治体が、民間の知恵や力をかりる、民間活力導入ということで、第三セクターをつくったり開発仕事を推進してきたという経験がありますが、それが失敗して、自治体財政を破局に導く重大な要因の一つになってきたことは周知のことです。 ...全文を見る
○春名委員 外部の人材の活用が有意義かどうかは別にして、その使い方を間違えますと大変なことになるので、そういう角度から議論をしているわけなんです。  東京新聞の去年の十一月二十四日付によりますと、第三セクターの四百六十三社が債務超過と、惨たんたる状況を伝えています。この中で、旧...全文を見る
○春名委員 その専門能力の使い方が問題だと言っているわけなんです。  といいますのは、既に前例がありまして、一九八七年に例のリゾート法ができまして、総合保養地域整備法ができて、各自治体が競って次々と大規模リゾート基地構想を打ち出して推進しましたよね、御存じのとおり。シーガイアを...全文を見る
○春名委員 その首長の権限といいますか、裁量が随分広がってきているというのが今の特徴でして、昨年の臨時国会でも議論になりました住民訴訟法では、長個人は問われない、こういう仕組みになりましたし、今度の場合は、後で議論しますけれども、人事委員会がないところはノーチェックという事態があ...全文を見る
○春名委員 るる言われるんですけれども、短くしてくださいね、時間がないんですから。  国家公務員の任期付職員の採用については、人事院の承認が必要です。一昨年の十一月十六日、内閣委員会で、先ほどお出になっていた中島総裁などが出てきてどういうチェックをするかということを明言しており...全文を見る
○春名委員 何の保証もないんですね。  三千以上の自治体は人事委員会がないわけですよ。圧倒的にないんです。三つのチェックをする、できればそういうふうにしてもらいたいというだけの話。チェックする機関がないんですよ。国家公務員がやったから地方公務員もやったらいいという、そんな単純な...全文を見る
○春名委員 さっきから同じことばかり言って、公正に、適切に、責任を持って。結局、首長が裁量を持ってやるんですよ。三千の自治体はそういう仕組みになっているんですよ。  もう一回聞きますよ。国家公務員の場合は、人事院規則二三—〇第二条の二項で、公正を確保するため特に必要があると認め...全文を見る
○春名委員 後半。  出身企業に対する行政権限の行使にかかわるセクションには配属しない、官民癒着を防止する上で絶対必要ですが、これはどういうふうに担保するんですか。
○春名委員 いや、助言するのはいいんですけれども、法律の枠組みを導入するのはあなた方ですから、どうするのかと聞いているんです。  官民のこういう癒着を防ぐためには、少なくとも、こういう行政権限の行使にかかわるようなセクションには配属しない、当然のことでしょう、そんなもの。しかし...全文を見る
○春名委員 いいですか。単独設置が六十一、組合設置が一で、六十二の人事委員会の中で、常勤として仕事をしているところがある団体は七団体しかないわけです。県のレベルでも、常勤者がいないところが圧倒的に多いわけです。しかも、いずれも、全部一人だけです。少なくとも、人事院は、総裁を初めた...全文を見る
○春名委員 全く、話をすりかえて、本当に信じられませんけれどもね、私は。  チェックをする機関を同時になぜつくらないのですかと、こんないいかげんなチェックの仕方でいいのかという問題提起をしているときに、何でも反対と、そんな誤ったことは言わないでください。訂正してください、本当に...全文を見る
○春名委員 では、いつまでに、この報告書に載せられている人事委員会の強化、公平委員会の強化、いつまでに具体的にされるんですか。
○春名委員 ですから、いいとこ取りだと私は言っているんですよ。  それで、専門家の能力、民間の人の能力をかりるということを一般に私は反対しているつもりはありませんよ。先ほどの議論をよく聞いていただいたら、そんな結論に絶対なりませんからね。  しかし、今回こういうふうな導入をす...全文を見る
04月25日第154回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  沖縄地方公聴会に参加して実感し、本調査会に問われていることを述べてみたいと思います。  一つは、沖縄こそ憲法の実現を切実に求めているという、このことであります。  地上戦で十万人を超える県民の犠牲者を生み出した沖縄。戦後も二度にわた...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  六人の公述人の皆さん、本当にきょうはありがとうございました。大変貴重なお話だったと思います。  先ほど、平和の礎に私も行ってきたんですが、その前に行ったときに、平和祈念資料館に行きまして、「展示の結びのことば」を印象深く残して...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  安次富公述人にお伺いしたいと思います。  先ほど、人権尊重の面からも、日米地位協定の見直しが大事であるということを御発言いただきました。私も同感で、あの九五年の少女暴行事件が起こって、県民的な大運動に広がって、十一項目の改定ということを...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  それから、新垣さんにもう一問だけ。  弁護士として、今、日弁連でも有事法制問題について御検討されていると聞いておりますけれども、先ほどの議論もありましたが、憲法の枠内の有事法制という議論もありますし、憲法を変えて有事法制という御意見も恵...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。  最後に一言申し上げて終わりたいと思います。  憲法九条についてはいろいろな議論がありますが、国権の発動たる戦争、武力による威嚇、武力の行使、これを放棄したという特徴と同時に、陸海空、その軍隊、戦力を保持しない、一切の常備軍を持つこ...全文を見る
05月09日第154回国会 衆議院 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第3号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章です。  きょうは、先生、本当にどうもありがとうございます。  言うまでもなく、戦後の出発点の、憲法が制定されたときに、第八章地方自治の章ができた。このできた大きな要因が、戦前の大日本帝国憲法の中には地方自治の章は一切なくて、国家の政策の遂行...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  不可欠の財政調整制度の問題についてちょっと教えていただきたいと思いますが、日本は地方交付税なわけですけれども、先ほどの陳述のお話の中でも、ヨーロッパ自治憲章でも、単なる国税の地方への分配の問題だけではなくて、需要の不均衡を補うということ...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  少し生々しい質問で、答えにくかったらそれであれなんですけれども、地方自治の小委員会ですので、今、地方自治をめぐって、一つの法案で私が非常に問題意識を持っているのがありまして、それは有事法制なんです。  武力攻撃事態法という法律が提案を...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 最初に苦言で申しわけないんですけれども、国の基本という憲法調査会の議論にしては余りにも参加が悪過ぎて、これでは期待にこたえられないということを強く私は申し上げておきたいと思います。だれが悪いというわけじゃないんですけれども、小委員長もぜひ努力をしていただいて、本当に...全文を見る
05月23日第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第4号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  私も、三点ほどお聞きしたいことがありますので、よろしくお願いしたいと思います。  きょうの参考人のお話の一つの核心は、国家あっての権利の存在、国家あっての権利の保障ということが基本になるんじゃないかというお話だったと思うんで...全文を見る
○春名小委員 やはりちょっと違いますねということで申しわけないんですけれども、考え方の違いは当然あるものですので、それを議論すれば私はいいと思っておりますので。  先生のお話を聞いていると、どうも頭の隅に明治憲法を思い出すんですよ。臣民の権利と義務という項目が出てきまして、法律...全文を見る
○春名小委員 質問を終わりますので、最後にちょっと、済みません、一言だけ言わせていただいて終わりたいと思います。  先ほど、法律によって留保されているということだけで考えちゃだめだということを言われたんですが、そういう戦前の反省もあって、何の制約も持たずに三十条の人権を豊かに規...全文を見る
○春名小委員 先ほどの葉梨先生のお話の中で、新しい歴史教科書の問題が出ましたので、一言だけ私の意見を言っておきます。  私、抗議する自由もしっかり保障されないといけないと思うんですよ。それこそ二十一条が保障されていることですし、表現の自由、言論の自由ですので、そのことを葉梨先生...全文を見る
05月28日第154回国会 衆議院 総務委員会 第18号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  今回の法案は、法人税に連結納税制度が導入されることに伴って、その承認を受けた法人に課する法人事業税及び法人住民税について、これまでどおり単体法人を納税単位とするための改正ということになっていると思います。連結納税の地方税への影響を遮断す...全文を見る
○春名委員 国際的に法人税の水準が高過ぎるという議論はくみすることができなくて、そんなことはないという研究も随分たくさんありますので、そのことを議論するとまたたくさん時間がかかりますので、きょうはやりませんが、ただ、私は、これをもとに、前の税率に戻すというようなことも含めて検討す...全文を見る
○春名委員 昨年十一月にお出しになった総務省案は、旧自治省案を手直しする形で導入されているんですが、この総務省案でも、それから旧自治省案でも同様に、「小規模法人への配慮」という項目で、資本金一千万円未満の法人には、付加価値割額及び資本割の合計額にかえて、定額年四万八千円、簡易外形...全文を見る
○春名委員 先ほど税収中立とおっしゃったので、もう一回お聞かせいただきたいんですが、これは基本的には増減税同額になる、そういう趣旨ですか。
○春名委員 済みません。一億円以上のブロック、一億円以下のブロック、それぞれのブロックごとに増減税同額にする、そういう仕組みを導入しているんですか、これは。もう一回、確認。
○春名委員 そうしたら、もう一度、ちょっと突っ込んで聞きますが、先ほど、確実に増税になるのは九十七万社の欠損法人なんですね。つまり、選択制でどちらを選択したとしても、今は赤字で払えないわけですので、それが全部四万八千円、限度額を払うという仕組みになりますので、その部分は増税になる...全文を見る
○春名委員 妙によくわからないんですが、もう一回聞きます。  先ほど、一億円以下と一億円以上というブロックと言ったんですが、私は、一千万円以下と一千万円以上というブロックでちょっと考えてほしいんです。利益法人の三十三万社ですね。一千万円以下のうちの企業の中で、三十三万社がある。...全文を見る
○春名委員 それがよくわからないんですよね。  要するに、資本割と付加価値割のその部分が四万八千円より多かった場合は、四万八千円を全員選択すると思うんですよ。ということは、四万八千円が最低全部かかってくるということになるのと違うんですか、欠損法人でいえば。利益法人の場合は、それ...全文を見る
○春名委員 賃金課税という批判は当たらない。そういう懸念があるので、その部分の比率を下げる、それで見直しをやる。一方、担税力ということでいえば、そういう意見もあるので資本割を導入するということで、両方の批判をかわすというのですか、意見をかわすという趣旨かなと今思ったんですが、本当...全文を見る
○春名委員 ちょっと戻りますが、賃金課税について少し聞いておきます。今度は付加価値額を二にし、資本割を一入れて、付加価値額の比率が下がりましたので、付加価値額の大多数が賃金、給与ということですので、全体の比率は低くなるという手直しをされているわけなんですけれども、依然この付加価値...全文を見る
○春名委員 それでは、ちょっと大臣、今の議論も聞いていただいた上で、少し御認識をお聞かせいただきたいんですが、総務省は、付加価値を基準とする旧自治省案が理論的にすぐれているというふうに認識をされている。しかし、なかなかいろいろ意見もあるのでということで今日のような案になっているわ...全文を見る
○春名委員 まあ、すっきりするんだというふうに率直に御発言されているんですけれども、そうすると、やはりこういうことになりますか。  例えば、一九六八年の税制調査会の答申で、課税標準を所得と付加価値とで併用して、経過措置の中で順次付加価値のウエートを高めていくという方向が検討され...全文を見る
○春名委員 私が言っているような方向を検討しないと、ちょっとおかしなことになるんですね、それは僕は逆説的に言っているんですけれども。  それは、例えば税率の算定として、八九年から九八年までの十年間の平均税額を根拠にして、基本的にはその間の事業税の収入と同じだけの税額が納入される...全文を見る
○春名委員 今大臣が最後に言われた点を局長の方にもう少し聞いておきたいと思うんですが、大都市部で税収が減るんじゃないかというシミュレーションがある。地方の自治体の税収はふえるということになるのかどうか。どういう姿を想定されているのか。  いただいた資料の中では、段階的な導入とい...全文を見る
○春名委員 時間が来ましたので、一言だけ言って終わります。  今のお話の中で、小さな企業、業者には確実に負担が広がるということがわかりました。それから、議論を通じて、小さく産んで大きく育てるというニュアンスも結構あるなというのもわかりました。税というのは、応益負担の話もあります...全文を見る
06月06日第154回国会 衆議院 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第4号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章です。  きょうは、現場の実践を踏まえた大変貴重なお話を本当にありがとうございました。  ところで、知事がこういう実践をされる際のバックボーンとして、憲法をどう受けとめていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。知事としての姿勢にどういうふう...全文を見る
○春名小委員 その人権の尊重をバックボーンにされるというお話で非常に大事な問題が、一昨年の十月六日に起こった鳥取県西部地震だったと思います。私も、鳥取県境の岡山県生まれでして、人ごとではありませんでした。私の実家は大変揺れました。  それで、片山知事のとられた行政というのは非常...全文を見る
○春名小委員 その住宅再建のための予算をどういうふうに努力してつくられたんですか。
○春名小委員 ありがとうございました。  あと一点お聞きしますが、先ほど町村合併のお話が出たんですけれども、今、御存じのとおり、二〇〇五年までが期限で一千ぐらいにするということが目標で、そういう方針が政府としてあるわけですね、どう受けとめておられるか。  それを実践する際に、...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 先ほどの伊藤委員のお話の続きになるのですけれども、百万円の個人補償がようやく議員立法でできましたが、その経緯を見ますと、住民の皆さんの粘り強い運動によって初めて困難な扉を開いたということだったと思います。  その後、行政の、片山知事の努力などによって、個人の財産は...全文を見る
06月10日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第14号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  二度にわたる原爆投下で、一瞬のうちに二十万人を超える人々の命が奪われました。今なお数十万人の方々が苦しめられているのが核兵器、大量殺りく残虐兵器です。この悲劇を世界でただ一つ体験した被爆国がこの日本です。  小泉総理にまず伺いたいと思...全文を見る
○春名委員 歴代政府は、例えば三木首相、七五年二月十三日、「日本の不変の原則」だと、この非核三原則を。不変の原則。それから、七八年三月六日衆議院予算委員会、福田首相、いかなる政府ができても、非核三原則の国会決議は「いかなる政府によっても守られなければならないし、守られる」。一九八...全文を見る
○春名委員 それでは、お聞きをしますけれども、福田長官は、国の安全保障のあり方については、それぞれの時代、状況、国際情勢等を踏まえたさまざまな国民的な議論があり得るということを、この間の六日の参議院の外交防衛委員会でもお答えになっているし、先ほどの委員のいろいろな質問にも、そうお...全文を見る
○春名委員 国の安全保障のあり方については、それぞれの時代、状況、国際情勢を踏まえた国民的な議論があり得る、これは国会答弁で言っている。  もう一度確認しますが、国の安全保障のあり方の中には当然非核三原則も入るでしょう。
○春名委員 そういうことでしょう。だから、情勢によっては、国民の変化によっては、この安全保障、その中の大きな部分を占めている非核三原則の問題についても検討の対象になるときが来るかもしれない、そういうニュアンスのことを少なくともおっしゃっているということを今お認めになっているわけで...全文を見る
○春名委員 何か、報道した記者の方に責任をなすりつけるようなとんでもない発言なんですね。いいですか。産経新聞の一日付、「非核三原則は、今まで憲法に近いものだった。でも今は憲法も変えようという時代だから、国民が持つべきだとなったら、これからは分からないかもしれない。」これが一日付。...全文を見る
○春名委員 もう一回聞きます。  二十一世紀の世界から、この非核三原則を日本が守るだけではなくて、核を一刻も早くなくしていく、そういう決意がこのメッセージに込められているというように、当然国民みんな受け取っているわけですが、総理も同じ御認識でしょうか。
○春名委員 いや、私が聞いているのは、日本の決意として、それはそうなんです。持たない、これからも持ち込ませない、つくらせない。当然なんですけれども、世界から、今核兵器がある、核兵器をなくすという決意を日本の立場として表明しているものであるという認識でいいかどうかと聞いているんです...全文を見る
○春名委員 要するに、将来どうなるか、あるいは国際情勢がどのようになっていくか、そういうことにかかわらず、今私は、非核三原則の精神が世界の流れと合流しつつある、非常に大事なときに来ていると思うんですね。つまり、核兵器の廃絶が、今や究極の課題ではなくて、期限を切った課題となってきて...全文を見る
○春名委員 一般的に核廃絶の努力を聞いているのではないのです。世界では、期限を切って、究極的ではなくて核廃絶をする、二十一世紀の早い段階にこれを実現しようというとうとうとした流れがある。いいですか。その流れの最先頭に立って、あなた方が言うのであれば、非核三原則をこのように守ると言...全文を見る
○春名委員 いや、そうではなくて、今問題になっているのは、努力をするのは当たり前なんです。期限を切って、明確に、一日も早く核廃絶を実現するというのが流れになっている。その流れの先頭に立ってほしい、立つべきだ、これが非核三原則の精神じゃないかということを言っているんです。その点どう...全文を見る
○春名委員 一日でも早く核廃絶できればいいとおっしゃったんだが、実際、日本政府がやっていることはどういうことですか。昨年の国連総会、二〇〇〇年の決議の中で最も重要だった内容である、核保有国は自国の核兵器の完全な廃絶を達成することを明確に約束、明確に約束ですね、というふうにするとい...全文を見る
○春名委員 その現実が、世界では、核兵器を期限を切って廃絶しようという流れになっているということを私は言っているんです。指摘しているんです。なぜそこの先頭に立つと言えないんですか。
○春名委員 では、総理にお聞きしますけれども、先ほど私、二番目にお聞きしましたけれども、ブッシュ政権になって非常に重大な発言が相次いでいますね。核兵器を使うこともあり得る、小型の核兵器を新しく開発する、包括的核実験禁止条約からの離脱、ミサイル防衛構想、大変憂慮していますよ、ほかの...全文を見る
○春名委員 ですから私は言っているんですよ。理想と現実がギャップがあるとあなたが言う。だから、今、その世界の中で、核兵器を期限を切ってなくそう、残虐兵器は直ちになくしたい、そういう強い流れがあるわけでしょう。その強い流れを推し進めれば、その理想を早く現実のものにできるじゃないです...全文を見る
○春名委員 安保の話とは別次元でありまして、国民の総意として、核兵器を廃絶、非核三原則を守る、これを世界に生かす、これが国民の総意、だから国是なんですよ。安保の次元の話じゃないんですよ。その先頭に立とうと当たり前のことを言っているのに、そのことがあいまいなままにされる。私は、これ...全文を見る
06月11日第154回国会 衆議院 総務委員会 第22号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。三人の参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。  まず、石川参考人にお伺いしたいと思います。  郵政改革というのであれば、私は、今一番最初にやるべきことは、国民の皆さんが考えていることは、高祖事件に見られるような政権党...全文を見る
○春名委員 もう一つ、石川さんにお聞きします。  先ほども議論が少しありましたが、民間業者が参入をしまして、競争が激化するということになりますと、率直に考えると、二つの心配が生まれてきます。一つは、ユニバーサルサービスの後退が生まれるんじゃないかという面、もう一つは、労働者への...全文を見る
○春名委員 それでは、與那國参考人に一点、お聞かせいただきたいと思います。  はるばる、本当に御苦労さまでした。今、皆さんの周りに、郵便局を民営化してほしいという声がどれぐらいありますか。あるとすれば、なぜ民営化してほしいのかという理由、同時に、もし一層改善をしてほしいというこ...全文を見る
○春名委員 大変率直な御意見をありがとうございました。  続いて、有冨参考人にお伺いしたいと思います。  先ほどの議論も聞いておりまして、やはり民間参入とユニバーサルサービスという問題が最大の焦点だと私は思っております。昨年の十月の公社化研究会の報告の中では、ヤマトさんの代表...全文を見る
○春名委員 ヤマトさんが、ヤマトさんというか有冨さんがお考えになっている、そのユニバーサルサービスの内容なんですけれども、今、御存じのとおり一種、二種、三種、四種ありますね、一種、二種が大宗を占めているわけですけれども。それから政策減免をやっていますね、三種、四種。定期刊行物の減...全文を見る
○春名委員 そうしますと、ちょっと私わからないのは、私は信書便法案は賛成じゃありませんけれども、今の信書便法案の中での参入の条件というのは、ハードルが高過ぎるというふうに私もイメージを受けたんです。それで参入しないというふうにお考えになっているように受け取っているんですが、その辺...全文を見る
○春名委員 そうしますと、信書のサイズの大きさとか信書の解釈の拡大ということで、今、民間のヤマトさんなどがやっておられる事業そのものも信書便法案の中に取り込まれてしまうと。ということになりますと、今度、法律の中に信書の定義をどうするかというのが今議論になっているんですけれども、例...全文を見る
○春名委員 信書の大部分は、はがきと封書でございますね、今の大宗は。それで、この分野で全国的、全面的な競争が起きますと、例えば、五十円、八十円のはがきや封書が安くなることもあるかもしれない。ところが、ヤマトさんの代表は、昨年十月の公社化研究会で、五十円、八十円のはがきと封書に類す...全文を見る
○春名委員 御存じのとおり、一種から四種までありますけれども、一種、二種によって、そこのとりわけ大都会の収入によって、三種、四種、あるいは過疎の地域を支えるというのが全体としてつくられているというのは、もう御存じのとおりですね。  そうしますと、そこに向けて進めていくということ...全文を見る
○春名委員 四月九日付の東京新聞に「いまこの人に」という記事がちょっと出ておりまして、ちょうど見つけたものですから、きょうここに持ってきているんですが、ヤマト運輸の常務さんの山崎さんという方がインタビューに答えておられまして、興味深く読ませていただいたんですけれども、その中に一つ...全文を見る
○春名委員 大変貴重な御意見をありがとうございました。終わります。
06月25日第154回国会 衆議院 総務委員会 第24号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  片山大臣に、質問通告ではなかったんですが、きょう記事が出たものですから、先ほど同僚委員が何人か御質問されたので、私もその点について最初にお聞かせいただきたいと思います。  六月二十五日、きょうの山陽新聞に、中国建設ですけれども...全文を見る
○春名委員 それから、その際には給与はどこから出ていたか、ここまでなかなか御記憶ないかもしれませんが、どういうことになっていたでしょうか。
○春名委員 そこが少し問題なものですから、今は突然のお尋ねですので、わからなければ後で報告いただきたいんですが、公職選挙法、御存じのとおり百九十九条があります。つまり、この百九十九条は、国または地方公共団体と特別の関係がある者の寄附の禁止という条項になっています。衆議院選挙や参議...全文を見る
○春名委員 いや、これは公職選挙法の所管大臣として、百九十九条についてどういう事態になっているのかということが問われる大変大事な問題でございますので、報告するかどうかはわからない、そういうあいまいなことでは困りますので、きちっと調べていただいて、当委員会に御報告をお願いします。
○春名委員 選管との話ではなくて、所管している公職選挙法の条文との関係で、百九十九条に違反している疑いがあるということを問題提起しているわけですので、その疑惑についてきちっと解明をしていただいて晴らしていただくということにすればいいわけです。したがって、報告をしていただきたいとい...全文を見る
○春名委員 わかりました。  では、続いて行きます、うなずかれたので。  それから、政治資金規正法違反の問題についての大臣としての責任をどう感じておられるかということについてであります。  政治資金収支報告書の修正をされるというふうになっているわけですが、これは、そういう修...全文を見る
○春名委員 この念のためにお調べになったということについては、だれから指摘があってそういうふうにされたのですか。
○春名委員 私が聞いているところによりますと、マスコミからの指摘もあって、それが発端になってきょうの記事にもなっているという状況なんですね。昨年の十月からこの方は派遣をされておられますね。この夏までという約束でやられているようですが、当然、大臣自身がこのことは了解をされてこの方を...全文を見る
○春名委員 しかし、政治資金収支報告書を修正するという行為自身が、誤っていたということをあなたがお認めになっているわけですから、そのことについて、昨年の十月からそういう事態が続いていたわけですから、そして、私の知り及ぶところによりますと、マスコミからもそういう指摘がされて、そして...全文を見る
○春名委員 第二岡山参議院選挙区支部の方に所属というんですか、入っているということだそうですけれども、私も調べてみましたけれども、この第二支部は、率直に言って片山大臣の事務所そのものだと思います。住所が岡山市富田町二の五の十一で、第二支部、それから片山さんの後援会の事務所、全く同...全文を見る
○春名委員 今の話は訂正しなさい。何がお得意ですか。ちゃんと事実に沿って言っているんですよ。訂正しなさい。訂正してください。——委員長、時間がもったいないですから……(発言する者あり)何を言っているんですか。私は、事実に沿って一つ一つ聞いているんです。いいですか、今政治と金の問題...全文を見る
○春名委員 この問題は非常に大事な問題でして、今国会の主題の一つでもありますので、そういう点で、私は、きちっとそういう二つの法律の所管大臣としても明確にしていただきたいということを改めて強く要請をして、次の問題に入りたいと思います。  今、郵政事業に求められている改革は何かとい...全文を見る
○春名委員 今お話しになった改革ですよね、効果は大分上がり始めているんでしょうか。
○春名委員 いろいろ変化をつくって努力されているということだと思うんですが、本当にそうなのかということを次に聞きたいんです。  まず、志願制なんですが、ここに読売新聞の四月十一日付の宮城版がございます。志願制の導入の結果について述べておりまして、結果はどうだったか。東北特推連で...全文を見る
○春名委員 私どもの調査でも、この読売新聞の調査を裏づけている資料を今配付させていただいております。委員各位にぜひごらんいただきたいと思います。  二ページを開いていただきたいと思います。  ショッキングな表題にしていますが、表裏一体表というふうにしました。東北だけではなくて...全文を見る
○春名委員 結果的に一致しているなんという生易しいものじゃないですよ、これは。九八%が同じなんですよ。  あなたは、識見やさまざまな評価で議論してこういうふうになったというふうにおっしゃいました。それでは、私は聞きます。  近畿郵政局で繰り広げられた高祖事件で、近畿郵政局内の...全文を見る
○春名委員 今、長官は、別々に決めているんだ、任意団体は任意団体で決める、特推連は皆さんの業務組織ですから公的な部門で決めるとおっしゃるんだけれども、この表を何のためにつくっているかといいますと、任意団体の特定局長会の総会は大体二月から三月にやられるんですよ。そこでそこの会長が決...全文を見る
○春名委員 だれが聞いてもそんなことは信頼できません。ブロックの特推連や全国の特推連を廃止しても、地方組織の特推連と、それに対応する地方特定局長会はそのまま健在です。その下の部会単位の特推連と局長会も一緒に健在です。要するに、実動部隊は何も変わっていない。むしろ国民から隠れたとこ...全文を見る
06月27日第154回国会 衆議院 総務委員会 第25号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  本委員会でも最大の争点の一つになっていますのが、信書の定義の問題です。同僚委員がいろいろな角度から議論をされていますが、私からもこの点についてまずお聞きをしたいと思います。  まず、基本的な確認を行いたいと思いますが、今回の信書の定義...全文を見る
○春名委員 片山大臣の御答弁は終始一貫しておられまして、今お聞きしたことは一貫して言われているというふうに私も思っております。  それで、それは確かに文書にもなっていまして、私も昨日いただいたんですが、九九年の八月に郵政省が作成した「信書のしおり」というのを見せていただきまして...全文を見る
○春名委員 さっぱりわからないんですけれども、私。  現実をリアルに見ますと、皆さんのお宅にもダイレクトメールが届くわけなんですけれども、多くの人に見てもらっても構わないというようなものが圧倒的多数だと思うんですね。宣伝チラシを封書に入れているようなものだとか、先ほど言いました...全文を見る
○春名委員 今までの範囲を広げることを考えているのではない、現状を変えるものじゃないという認識はよくわかるんです。ただ、小泉総理大臣の答弁を聞いていると、その現状を広げようとしているというふうにしか読み取れない中身なんですね。  もう一つ、小泉総理大臣の御答弁を紹介しますと、今...全文を見る
○春名委員 大臣のおっしゃっていることもわかるんですよ。ダイレクトメールにいろいろな形態ができてきているので、ダイレクトメールというのがあると。そのうちの一部分がグレーゾーンになって、なかなか解釈が難しくなってきているので、これをガイドラインで決めていこうというような認識を言われ...全文を見る
○春名委員 今読んでいただいた広告郵便物の定義、これはほぼイコールダイレクトメールと考えていいんじゃないですか。
○春名委員 そのとおりですね。  二点言われているわけですね。一つ、内容は専ら商品の広告その他これに類する営業に関する活動、二つ、同一内容で大量に作成された印刷物、この二つの要素を満たしているものが広告郵便物で、料金の特例、二十七条の三に規定されているわけですね。これはまさに、...全文を見る
○春名委員 シェアでは二〇・二%、売上高では千九百六十五億円で、全体の一二%を占めるということになっているわけですね。これがイコールダイレクトメールなわけですね。  郵便事業は、この間、約一千億円の減収で、最大六百二十五億円の赤字になったことがあります。もし、小泉首相が言うよう...全文を見る
○春名委員 その説明はいいんですけれども、小泉総理大臣と皆さんがおっしゃっていることが食い違っているので、私はよくわからないので質問しているんですね。  もう一回言います。私はできるだけダイレクトメールも、多くの人に見てもらっても構わないというようなものは、どんどん信書の定義か...全文を見る
○春名委員 総理の意図というのは一体どういうことかというのをちょっと察してほしいんですけれども。  私は、定義をガイドラインで変えるなんということは一言も言っていないんですよ。定義は決まったと。その定義に基づいて、有権解釈でこれからガイドラインをおつくりになって具体化していく。...全文を見る
○春名委員 そこを、その大もとになる法案の一番大事な骨格が示されないままに、統一した見解が出ないままに、私たちに目隠しをして採決に参加しなさいということにどうしてもなりますので、先ほど言いましたように、シェアでいえば二〇%、収入でいえば、広告郵便物ですけれども、二千億円という大変...全文を見る
○春名委員 そのことを、総理が言っていることとの関係で最初から問題にしているわけですから、そのことをきょうは議論しているわけなんです。あとは、後にその議論がまた続くことになると思います。  それでは、時間があれになりましたので、次の問題に入りたいと思います。第四種の無料化問題に...全文を見る
○春名委員 別人格の郵政公社になるからこそ、ここだけは守るというものを法律に明記することが特別に大事なんじゃないでしょうか。経営の自由、裁量の問題と言われるんですけれども、この分野はそういう自由裁量に任せてはならない分野だという認識を持つべきだと私は思います。  お聞きしたいと...全文を見る
○春名委員 今お話しいただきましたが、公社のカナダでは、郵便法の第十九条で、無料にする規定を置くことができる。それからフランスは、同じく公社ですが、これは政令ですけれども、郵便電気通信法典政令第三十三条ですが、盲人用郵便物は、規則の定める条件及び制限で、郵便料金及び書留、受け取り...全文を見る
○春名委員 しつこく聞いて申しわけないんですけれども、本当に死活的な問題ですから。  無料条項を削るということは、選択肢は次は有料にするということしかないんですね。そうでしょう、無料条項を削るわけですから。有料にするという方向の選択肢しか出てこないわけですよね。だから、視覚障害...全文を見る
○春名委員 そこが、改めてお聞きいただきたい、もう御存じのとおりなんですけれども、点字郵便とか録音物というのは視力障害者の生活を支える、要するに不可欠の構成部分ですよね。だから、人権の一部と考えなきゃいけないと思うんですよ。だから諸外国でも公社化になろうが無料を法律に明定して、何...全文を見る
○春名委員 終わりますが、地域に密着した局そのものを廃止せいとか、そんな話ではなくて、こういう制度的な体系を見直すときに来ているんじゃないかということを今申し上げているわけです。そのことを申し上げまして、質問を終わりたいと思います。
07月04日第154回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第5号
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○春名小委員 参考人には、本当にきょうは貴重なお話をありがとうございました。日本共産党の春名直章でございます。  最初に、働く者の権利が憲法上の権利として明記されたことの意義について伺いたいと思います。  今お話がありましたように、第二十七条で勤労の権利と義務、労働基準の法定...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  ところが、憲法制定直後から、これへの、率直に言って攻撃といいますか、ということが歴史だったと思うんですね。  一九四七年一月三十一日には、有名な二・一ゼネストへのマッカーサーによる中止命令が出されました。争議権の侵害です。一九四八年七...全文を見る
○春名小委員 続いて、最近の労働法制の変遷について御見解をお聞かせいただきたいんですが、例えば職安法では労働者派遣業というのは原則禁止なんですね。ところが、今、現時点、はっきり言いまして、特に九九年ですけれども、労働者派遣業は原則自由化になっちゃったんですね。それから、裁量労働制...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  それでなくても日本は、ヨーロッパなんかと比べますと、労働者を守る法制は非常に弱いわけですね、憲法上はそういう明記がされているんですが。ですから私は、これからの日本を考えたときに、例えば労働基準法の中で残業の上限が規定されてないというよう...全文を見る
○春名小委員 ちょうど時間になりましたので、どうもありがとうございました。
○春名小委員 日本共産党の春名直章です。  憲法に定める労働権それから労働基本権が、先進諸国の憲法と比べても先駆的なものであること、そして、今後の労働者の生活と権利を守る上で指針たり得ることが、きょうの参考人の質疑を通じても明らかになったと思います。  戦後、憲法の諸原則を出...全文を見る
07月04日第154回国会 衆議院 総務委員会 第26号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは、三人の陳述人の皆さん、本当にありがとうございました。  最初に、今川さんと山本さんにお伺いしたいと思います。  今川さんの方から最初に、なぜ今さら公社化しなきゃいけないのかと非常に根本的な意見を言っていただいたと思...全文を見る
○春名委員 続いて、西田さんにお伺いします。  今、無料化条項の削除ということについて、どうしても復活してほしいという切実なお話を聞かせていただきました。無料化条項を削除するということは、次は有料化するという選択肢しかないわけですから、もし有料になった場合は、図書館の経営上、ど...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  そういう深刻な状況が想定されるにもかかわらず、無料化条項が削除されるということを実施しようとしている理由として、私たちが国会で質問しますと、公社になるので、自由裁量の経営がやられなければならないんだ、裁量があるんだ、そこまで無料化条項をそ...全文を見る
○春名委員 公社になっても、アメリカ、カナダ、フランスは、無料化にしても構わないという法律と政令をちゃんとつくっているんですよね。公社になったから無料化条項を削除しなきゃいけないといういわれは全くありません。そのことをぜひ、さらに声も大きくして私たちも頑張りますので、そういう方向...全文を見る
○春名委員 三人の皆さんの貴重な声をしっかり国会論議にも反映できるように努力していきたいと思います。どうもありがとうございました。
07月05日第154回国会 衆議院 総務委員会 第27号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  総理は、「郵政民営化論」というこの本を九九年の十二月にお出しになっていますが、ここで、郵政のぐるみ選挙への批判を展開しております。その後、この本を出した以降、昨年、国民的批判を浴びた高祖事件が現実に起こりました。国民が求める郵政改革とい...全文を見る
○春名委員 本委員会で私は論議したんですが、例えば、特推連と特定局長会の会長が表裏一体、九四%、こういう事態になっていること、近畿であれだけ問題になって辞任をされた三十一名の会長の中で二十一名が四月一日に復活していること、全然実態は直っていないです。ここを正さなければ、国民の期待...全文を見る
○春名委員 私は、制度の仕組みそのものを問題にしているのです。どういう公社になろうが、今おっしゃられたように、国民の信頼を確保するために努力しなきゃいけないのは当然であります。今回できる公社の仕組みそのものが、例えば、予決算の国会のチェックがなくなるとか、あるいは、総理も以前言わ...全文を見る
○春名委員 それどころか、郵政公社の出資条項が盛り込まれた修正案が出されまして、一層、癒着、天下りがはびこりかねない改革になっているんですね。  読売新聞の七月四日付の社説、ごらんになったと思いますが、「公社が民間企業に出資して子会社や孫会社を作る弊害は、日本道路公団のケースで...全文を見る
○春名委員 懸念がないようにという精神論はいいんですが、実際、九六年の九月の二十日に、総理、閣議決定で、「「公益法人の設立許可及び指導監督基準」及び「公益法人に対する検査等の委託等に関する基準」について」という閣議決定をしておりまして、公益法人が営利企業の設立などを行うのは不適当...全文を見る
○春名委員 一般論として競争原理を否定はしませんけれども、私は、事郵政事業については特性をよく考えなきゃだめだと思うんですよ。  要するに、郵便事業というのは、日本のように都市部と地方が歴然としているところでは、もうかるところともうからないところが必然的に生まれるんですね。当然...全文を見る
○春名委員 ヤマトが利益を上げているのは、六百四十円の付加価値の、あの小包を中心にやっているから利益を上げているんですね。五十円、八十円じゃないんですよ。そういうことをよく考えてください。  余りにもやるべきことをやらないで、やってはならないことをやっているのがこの法案です。私...全文を見る
07月09日第154回国会 衆議院 本会議 第46号
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○春名直章君 私は、日本共産党を代表して、郵政関連四法案に反対の討論を行います。(拍手)  まず、信書便法案であります。  郵便法第一条は、「郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供すること」、すなわち、ユニバーサルサービスを国民に保障することを国の責務としており...全文を見る
07月11日第154回国会 衆議院 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第5号
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○春名小委員 北川さんには、本当にきょうはありがとうございました。大変興味深いお話を聞かせていただきました。  私、ここは憲法調査会の地方自治小委員会なものですので、参考人に来ていただいた方にいつもこういう御質問をさせていただいているので、御了解いただきたいんです。  憲法に...全文を見る
○春名小委員 もう一つお聞きしたいことは、ニューパブリックマネジメントの話なんです。  三重県政は、北川知事になってから、その点では全国のモデル的なことになってきているという認識を私も持っておるんですけれども、地方自治体の使命と、民間企業における経営手法、あるいは事例を可能な限...全文を見る
○春名小委員 もう一つ、シャープに九十億円というお話が出て、非常に意見もあるところだけれども努力をしているという話なんですが、そこで率直にお聞きしたいんですけれども、今まで外部から企業を誘致して、それで採算が合わなくなったら残念ながら出ていっちゃって、海外にも出ていくということに...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 一分だけ、済みません。今のお話を聞いていて、今後、道州制について考えていくべき視点を投げかけて、一点だけ。  つまり、九十二条で言っているのは、住民自治と団体自治なんですね。住民自治というものをいかに具現化するかということが地方自治の観点では非常に大事なことなので...全文を見る
07月22日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第3号
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○春名分科員 日本共産党の春名直章でございます。遠山文部大臣とはきょう初めて議論させていただきます。よろしくお願いします。  国立大学の教育学部と附属学校の統廃合問題について、私、実は高知大学の教育学部出身でして、この教育学部も大変揺れております、これを例に挙げて質問させていた...全文を見る
○春名分科員 教員養成機能を一層強化するということは、私も当然だと思いますし、賛成です。ただ、その手法をめぐって、どういうふうなやり方をするのかがこれから問われるんだと思うんですね。  そこで、今大臣が最後におっしゃったんですが、二月の二十六日の橋本知事の要請の際にも、大臣自身...全文を見る
○春名分科員 地元の意向を大体網羅しているつもりの私の話を今から聞いていただきたいと思うんですが、知事や県議会それから県民、大体共通して合意していることは、一つは、高知大学の教育学部をそのまま存続してもらいたいということ、二つは、附属校園をしっかり存続してほしいということ、その中...全文を見る
○春名分科員 確かに、それはあると思います。  それで、もう一つだけお伝えしておきたいと思うんですが、附属学校のPTAの方々が一番心配していまして、学校がなくなってしまうんじゃないか、そのことだけが先に走るわけですね。そういうふうになっているんです、実態としては。それは非常に心...全文を見る
○春名分科員 もう一つ、局長にお聞きしておきます。  地元の皆さんの大きな心配事は、先ほど大臣にお伝えしたように、附属学校が廃止されるんじゃないかということが大きいわけですね。仮に教育学部がもし廃止した場合であっても、附属学校は必ず廃止しなきゃならない、そうなるのかどうか。そう...全文を見る
○春名分科員 この問題の最後に、大臣にあと一点だけ。  大臣は、二月二十七日の我が党の石井郁子議員の質問に答えて、各大学の取り組み、またそのプランがいいものであれば、それを最大限尊重していきたい、こういうふうにおっしゃっておられます。  それで、今お話が出たように、この統廃合...全文を見る
○春名分科員 それじゃ、残りの時間で水産実習の問題についてお聞かせいただきたいと思います。  昨年の二月の九日に、米原潜グリーンビルの緊急浮上によって実習船えひめ丸が沈没させられました。将来ある高校生ら九名が帰らぬ人となりました。心から哀悼の意を表したいと思います。米軍の行動は...全文を見る
○春名分科員 一層製は魚を釣り上げていくのに安全な仕組みなんだと言われましたが、それは漁獲を上げるためが最優先されているということで、生徒二の次の証明でもあるんですね。だから、安全な船をつくっていくという努力を、今おっしゃっていただきましたけれども、改めて要請しておきます。  ...全文を見る
○春名分科員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
07月25日第154回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  まず、札幌地方公聴会について申し上げたいと思います。  最大の特徴は、陳述人の大多数が、憲法第九条を日本の平和を守ってきたものとして高く評価するとともに、今後も日本の平和と安全の道しるべとして一層重視すべきという立場を表明した...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章です。  きょうは、六人の陳述人の皆さん、本当にありがとうございました。  最初に、田中陳述人にお伺いしたいと思います。  北海道は、自衛隊の違憲性が正面から問われた恵庭事件、それから長沼事件、それから公務員の選挙活動の自由にかかわる猿払事件...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  馬杉陳述人にお伺いしますが、先ほど、陳述の中で、今お話しにも出ましたけれども、五十年たった二十一世紀にこそ、この憲法はその真価が発揮されるはずのものだと考えております、こういう陳述をしていただきました。  その真価が発揮されるべきもので...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。  佐藤陳述人にお伺いします。  先日、非核三原則の見直しの趣旨の発言が飛び出して、私も大変驚いたんです。  そのときに私も、初めてではないのですけれども、知ったんですが、憲法九条の解釈として、小型の自衛型の核兵器は持つことができる...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。  石塚陳述人にお伺いします。  政府の政策で自給率が下がったということで、政策の間違いの象徴が、今、BSE問題ですね。このBSE問題の、北海道における農業、酪農家に対する大きな影響という問題をどういうふうにごらんになっているのかとい...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  自給国家を目指すということで、もし将来つけ加えることがあればということをおっしゃったわけなんだけれども、私は、今四〇%の自給率、二九%の穀物自給率というこの事態は、まさに憲法の生存権を脅かしていることになるし、国家主権、国民主権を脅かして...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。
09月06日第154回国会 衆議院 総務委員会 第30号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  ことしの人勧は、今議論されていますように、給与勧告制度創設以来初めて月例給の二・〇三%の引き下げ、ボーナス〇・〇五カ月引き下げなどで、年間給与は二・三%引き下がる、平均十五万円もの大幅賃下げを行うというものです。人勧は労働基本権...全文を見る
○春名委員 厚生労働省の毎月勤労統計の所定内賃金でも、昨年の同月、四月比ですが、一・三%のマイナスなんですね。今お話が出たラスパイレス方式で精緻にやっておられるということなんですが、これらの指標から見ても、調査方法の違いはあると思いますが、マイナス二・〇三%というのは非常に、いか...全文を見る
○春名委員 公務員の賃金が高いという声を受けとめて調査方法を変更した、その結果二・〇三%のマイナスになって、春闘相場などから見てもかなり大きな開きができているというように、状況としてはそう受けとめざるを得ません。  そこで、総裁に、説明責任を果たすという意味で、今回の場合の調査...全文を見る
○春名委員 労働者の納得を得るということが、国民の納得を得ることと同時に非常に大事です。これだけ不利益を得るわけですから、それをどう甘んじるか、そういう非常にぎりぎりの議論になっているわけですから、そういう説明責任は最大限果たすということをぜひお願いしたいと思っております。  ...全文を見る
○春名委員 過去に確定して適正にやられているもの、とりわけ金銭債権、それをさかのぼって覆すことはできないというのがこの原則だということで、人勧の中にも明記をされているわけです。  ところが、勧告は、不利益不遡及の原則に基づいて勧告実施時期は四月に遡及することはしないが、年間にお...全文を見る
○春名委員 それはあなた方が言っているへ理屈でして、実質なんですよ、問題は。四月に勧告を実施したと仮定して、そのマイナス分を時期だけずらして十二月に実施するというものでしょう。形式だけ繕った不利益遡及じゃないですか。だれが見たってわかることじゃないですか、それは。こんなことをやら...全文を見る
○春名委員 国民の理解ということを先ほどからおっしゃっているんで、私、国民の理解という土俵に乗って一言言いますけれども、こういう不利益遡及を実質進めてしまうようなことを許せば、労働債権について、事後に決定された契約が不利益であっても遡及できるという労働法上の先例になりかねぬわけで...全文を見る
○春名委員 そこから一歩も出ない話をされるので困るわけですけれども、やはり、人事院は労働基本権の代償機能を持った組織ですから、その労働基本権の代償機能をきちっと果たすという角度から考えて、こういう一方的な不利益遡及というようなやり方を持ち込むということを私は再考してほしいと改めて...全文を見る
○春名委員 はい、これで終わります。
○春名委員 人事院に直接おっしゃっていなくても、そういうことを発言しておるんです。政府には、こうしたひどい人勧は実施すべきではないということを強く申し上げまして、私の質問を終わります。
10月29日第155回国会 衆議院 総務委員会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。黄川田委員に御了解をいただきまして、先にやらせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  ふるさとづくり事業など、箱物づくりの地方単独事業を推進する上で大変大きな役割を占めてきた地域総合整備事業債が二〇〇一年度で廃止をさ...全文を見る
○春名委員 今、廃止した理由の中で、一つは、交付税で後で措置するという仕組みが安易に事業を進めていくことにつながる、そして対象事業が大変広範で、むだな箱物建設にも拍車をかける、こういう理由があるということをおっしゃいました。  そこで、それを深める形でお聞きしておきたいと思うん...全文を見る
○春名委員 一九九一年から九四年度までの単独事業の伸び率を私も見てみましたけれども、九二年から景気対策で単独事業が導入されるという仕掛けができて、大体、対前年度比で二けた台、一〇%から一二%ぐらいずんずん伸びる。その年度、直轄事業や補助事業というのは三%程度なんですね。自治省は単...全文を見る
○春名委員 そこで、本題の話なんですけれども、合併特例債の話なんですね。  御存じのとおり、合併特例債というのは九五%の充当率なんですね。そして、交付税算入率は何と七〇%なんですね。地総債を廃止した、財政破綻を招いた一要因になったこういう仕掛けを、なぜ合併特例債という形で一層進...全文を見る
○春名委員 とても大目には見られないので、きょう質問しているんですよ。  ですから、地総債というのは、おっしゃったとおり有利な債券ですよね、交付税算入三〇%から五五%。そして充当率、七五%、九〇%。こういう仕掛けをつくって、地方単独事業をまさに景気対策と一にして大推進をする。し...全文を見る
○春名委員 もとに戻ってもう一回お聞きしますけれども、充当率を高める、そして交付税に算入する率を高める、そういう有利な仕掛けをつくった。大きなケーキを目の前にぶら下げて、食べなさいと。その仕掛けそのものが今日の地方財政の雪だるま式な破綻に大きなインセンティブを与えた、こういう御認...全文を見る
○春名委員 自治省出身の鳥取県知事の片山知事が、本音は財政破綻になりそうだから合併せよというのに、合併すると特例債の発行が認められる、起債して交付税の先食いをし、地方の財政を傷めたのに、また借金させて箱物や道路をつくらせようとする、やり方がこっけいであると。大目に見られないと言っ...全文を見る
○春名委員 私、全く納得できないのですが、最後に申し上げておきますが、構造改革というのであれば、合併をしたらこのような箱物を幾らでも有利な債券使ってつくれますよ、そんなやり方するのは間違っていますよ。同じことを繰り返す。だから、地総債もやめるという一つの決断をされたんだと私は思っ...全文を見る
11月01日第155回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
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○春名委員 日本共産党は、今提案されました中間報告書案に反対であります。  第一に、何のために中間報告書をまとめるのか、その趣旨が明らかではありません。  言うまでもなく、憲法調査会は、日本国憲法の広範かつ総合的な調査を行うことを目的にしたものでありまして、改憲のための調査会...全文を見る
11月07日第155回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○春名委員 イギリス、タイ、シンガポール、中国、韓国の海外調査に参加しましての私の感想を述べたいと思います。  イギリスは不文憲法の国ですし、タイは繰り返してのクーデターから九七年に初めて民主的手続で憲法が制定された国、それから韓国も八八年に軍事政権から民主政権に前進したことを...全文を見る
11月07日第155回国会 衆議院 総務委員会 第3号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の国家公務員一般職の給与法改正案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、今回の法案が深刻な不況に追い打ちをかけ、デフレ克服に水を差し、日本経済に大きなマイナスをもたらすからであります。  今回の大幅賃下げは、七百五十万人の...全文を見る
11月11日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第3号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  今、国民が特殊法人改革にどういうことを期待しているんだろうか。私は、第一に、むだな部門を思い切って削減する、このことだと思います。本来企業や業界の責任と負担で行うような、そういう事業を肩がわりしたり、あるいは企業への補助金ばらま...全文を見る
○春名委員 確かに、石油公団という組織自身は廃止をするということを決めたわけですね。ただ、一番批判が大きかった問題は何かといいますと、成功払い制度といいまして、なぜ一兆円もの負債が出てきたかといえば、発掘に成功しなければ融資したお金は返済しなくてもよい、こういう制度をつくって、二...全文を見る
○春名委員 要するに、国民が一番怒っているのは、成功払い制度で、発掘しなかったら全部それはいいですよという仕掛けをつくって一兆数千億円の負債ができたわけですね。エネルギー政策は大事です。しかし同時に、そういうやり方をそのまま、中身としては形を変えて引き継いでやっているということが...全文を見る
○春名委員 整理合理化計画の中には廃止するという選択肢はないんですよ。廃止するんですか。そういうことを考えているんですか。
○春名委員 今出た苫東は九九年に破綻しまして、ところが政府は何とかこの事業を引き継がなきゃいけないということで、それこそ政策投資銀行から五四%の出資をさせて新会社を設立して無理やり事業を継続させたけれども、全く展望がない、今でもそういう事態になっているということですから、今、廃止...全文を見る
○春名委員 ですから、その天下りの問題を今度の改革の中で何をどうされようとしているんですか。
○春名委員 退職金の話はいいんですよ。天下り、特殊法人が最大の天下り先になっているわけですね。そしてそこが、子会社にまたその役員が行って、そこに仕事を全部回して利益を得る、そこからまた献金が来る、こういう仕掛けがあるわけですよね、これを変えなきゃどうにもならない。退職金の一割削減...全文を見る
○春名委員 民営化すれば、今構造的になっている天下りがなくなるということとは別問題なんですね。  もう総理なんかはよく御存じだと思いますが、これは、国土交通省の幹部が道路公団へいかに指定席で天下っているかというのをちょっとつくってきたんですけれども、歴代事務次官、全部、道路公団...全文を見る
○春名委員 その勢いで天下りを禁止しようと言っていますが、私もそうだと思いますよ。民営化をすればひとりでに天下りがなくなるわけではないということを私は先ほどから証明しているんですよ。  それから、総理、一言言っておきますが、一層天下りを緩めようとしているんですよ、あなた方は。 ...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので終わりますが、今、人数がふえているというのは、有利子化の奨学金がふえているんですね。ローン化になっているんじゃないかという意見だってあるんです。  しかも、最後に行きますけれども、「新たな学生支援機関の在り方について」というのを十月の七日に出され...全文を見る
○春名委員 午前中に続いて質問をさせていただきます。  総理との関係で、特殊法人改革というのであれば、国民の暮らしを支える部門を、また事業を充実させるということも改革の非常に大事な柱なんだということを申し上げました。その角度から、きょうは、提出されている四十六本の法案の中で特に...全文を見る
○春名委員 今のお話でどういう改革をするかということが語られたんですが、消費者からの相談でいえば、国民生活センター、そこへの直接の相談件数、これは大臣じゃなくても結構なんですが、どういう傾向になっているのか、どれぐらいふえてきているのか、そのあたりを御答弁いただけますか。
○春名委員 今、二〇〇一年度は九千二百数十件、四分の三が直接相談、四分の一が経由相談だということですが、その前も大体七千件から七千六百件ぐらいの相談が寄せられていて、二〇〇〇年には八千件、二〇〇一年には九千三百件、毎年非常にふえているわけですね、国民生活センターに対する相談が。 ...全文を見る
○春名委員 今大臣も言われたように、例えばこれから、今もそうですが、インターネット被害とか、それから金融商品関連など、そういう専門性、複雑性も増してきているわけですね、相談の中身が。それから、企業のモラルの崩壊と言われるような、雪印食品の問題とか、三菱自動車のリコール隠しとか、電...全文を見る
○春名委員 今、設置箇所は多少ふえているという御答弁をされているんだけれども、全国消費者団体連絡会が、一九九七年から二〇〇一年の五年間の四十七都道府県の消費者行政を調査しております。この五年間で、何と消費者行政、消費者を守る行政の予算はマイナス二五・六%、四分の一も激減しているわ...全文を見る
○春名委員 余り説得力がないんですけれども。やはり国民の生活、そういう相談を受けながら、そういう相談能力を身につけて、集約をして、そしてまた地方に返していく。また、比較テストもしっかりやっていく。こういうことが今こそ問われているときに、どう見ても撤退をしている方向だとしか見えませ...全文を見る
○春名委員 それで、今度のこの法案、四つの機構が一体になるんですね。医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構、これを廃止して、国立衛生研究所審査センター、医療機器センターなどと統合する。三つですか。そして、独立行政法人医薬品医療機器総合機構というのを新たに設置するということになって...全文を見る
○春名委員 今、例えば原子力発電の問題をめぐって、推進する機関と規制機関が両方、経済産業省が担当しているということについて、大変大きな問題になって、知事自身がこれは切り離すべきだということを要求する、こんな事態が起こっていますね。効率優先の統廃合ということでいえば、私は、被害者救...全文を見る
○春名委員 今、大臣がおっしゃったのでお聞きしますが、例えば情報公開のことを少し聞きたいと思うのですけれども、薬害エイズ事件の重大な教訓というのは、議事録などを含めて、必要な情報が隠され続けてきたというのが大きな問題だったと思うんですね。独立行政法人になりますので、独立行政法人の...全文を見る
○春名委員 何の根拠もなく御心配なくと言われるので、非常に不安が先に募るわけであります。  私、新法人で、特に医薬品被害の救済それから研究開発、中できちっと業務を切り離してやりますということをおっしゃるのであれば、例えば、二つの具体的な提案をしますけれども、少なくとも機構の名称...全文を見る
○春名委員 名は体をあらわすという言葉もありまして、本当に救済機関という原点をきちっと守っていくという姿勢が、私は、率直に言って、名前にもあらわれているように思えてならないわけですね。今までずっとさまざまな、スモンの問題、最近の薬害エイズの、本当に悲惨なあの問題、苦しめられ、そし...全文を見る
○春名委員 そうなるにこしたことはありませんが、ただ、今まで審査官は、国立でしたから公務員ですよね、大臣。今度の機構によって、その国立のセンターが独立行政法人の方に移行するわけですね、非国家公務員になるわけです。審査官の人件費というのは基本的に製薬企業からの手数料収入で賄うことに...全文を見る
○春名委員 依頼をされたところから審査をする、どうのこうの言うことはないというんですけれども、だから心配ですね。五割ふやすというけれども、そんなことは企業の姿勢にかかわっているということだと思います。保証がないわけです。  承認審査業務というのは採算性を重視する独立行政法人には...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第5号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。若松副大臣と石原担当大臣、お二人にまずお伺いしたいと思います。  六月十八日の日本経済新聞に記事が出ておりまして、「独立行政法人業績で格付け 非効率なら交付金カット」、そういう記事が掲載されております。財務省と総務省が「独立行政法人...全文を見る
○春名委員 評価をするというのは、もう既に通則法で全体の方針として決まっているわけなので、それを具体化する中で、この日本経済新聞は随分具体的に書いてあるんですよね。一年間ごとに利益や研究成果などを見て、そして財務諸表を調査して、その中身をよく吟味して、五段階で、一から五までかAB...全文を見る
○春名委員 そうすると、この記事の確認をもう一回しておきたいんですけれども、要するに、評価というのは独立行政法人にとっては命みたいなものでしょう。残るのか廃止するのか、これから続けるのか、効率化はできているのか、全部この評価によって決まることなので、非常に大事な位置を占めているわ...全文を見る
○春名委員 今の御説明は大変理解できるんです。要するに、予算のルール化をこれからどうするかという段階に来ていると。したがって、財務諸表などを点検し、五段階程度で決めるようなこういう格付制度というのも、そういう制度設計の一つであるというふうに今検討されているということですね。そうい...全文を見る
○春名委員 財務諸表などを点検して、五段階にするのかわかりませんが、ランキングづけをする、格付をするのか、そういうことを今検討中であるということで、日経新聞は少し憶測も入っておられるということなんですが、ただ、全く憶測ばかりでこういうふうに考えているわけじゃないだろうなと思います...全文を見る
○春名委員 そもそも公共性があって民間に任せたらやらない業務を担うのが独立行政法人というのがたてりになっておりますので、今お話が出た例もそうですし、私が見ても、今度独法化にたくさんの特殊法人が移行しますけれども、例えば日本芸術文化振興会、これらは芸術活動への支援とか伝承者の養成と...全文を見る
○春名委員 済みません。指名したんですが、時間が物すごくたってしまいましたので、次に進みますので、若松副大臣、どうもありがとうございました。  次に、天下り問題についてお話を聞きたいと思います。  先ほどの山井委員の話も私は全部頭に入れているつもりですので、その上に立って、人...全文を見る
○春名委員 そうつれない答弁をしないように。私にも山井さんのようにしっかり答弁していただければありがたいんですが、それはそういうことなんです。  それから、石原大臣に確認しておきますが、もともと天下りを承認して人事院に申請しているのは大臣である、そしてその申請されたものを事前承...全文を見る
○春名委員 ここで疑問なのは、先ほどの議論の続きになるんですが、そういう仕組みがもともとあるわけです。大臣が承認をし確認をして、それを人事院に上げるわけです。それで、事前チェックも第三者機関にするんです。なぜ第三者機関のチェックを外さなければならないんだろうか。大臣の承認は、今も...全文を見る
○春名委員 そのことはもう理解しているんですが、あえてなぜそういう形にするのか、今も大臣が各省の天下りについて承認をした上で申請をして、第三者機関のチェックも含めて受けるという仕掛けがあるのに、それだけをなくすのかというのがわからないんです。  私は、大臣が言われることはこの間...全文を見る
○春名委員 今の大臣の話の中で幾つか私も、反論も含めてちょっと議論したいんですが、電話一本かければそれ自身に刑事罰が下る、こういう行為規制をつくるという話でしょう。それは、アメリカでは余り機能していないということも言われていますね。つまり、大臣が、大臣自身が中尾栄一被告のようなこ...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので終わりますが、特殊法人そのものへの天下りの規制問題とか、まだまだやるべきことはたくさん残されております。これから公務員制度改革の議論もやられますので、また引き続き深めていきたいということを申し上げまして、質問を終わります。
11月14日第155回国会 衆議院 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第1号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。きょうは、大変示唆に富んだお話をありがとうございました。  最初に、日本国憲法と政党の問題を考える場合の踏まえるべき基本認識というか、ちょっと大きな話で悪いんですけれども、それをもう一度お聞きしたいんです。  といいますのは、日...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  九四年の政治改革が日本国憲法に照らして違憲的なものがあるんじゃないかということと、いいとこ取りになっているという御指摘がありましたが、その具体的な中身と、そのときにできました政党助成制度についてですけれども、先生の論文を読ませていただい...全文を見る
○春名小委員 最後に、政党に対する企業・団体献金の憲法的問題について、二つの角度から御見解をお願いしたいと思います。  政党への企業・団体献金は、一方では企業も社会的存在ですので、企業献金も認められるという論もあります。ただ、日本の場合は、それによって利権政治が随分横行するとい...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 きょうの参考人のお話を聞いて感じたことを一点だけ申し上げたいと思います。  国民主権と民主主義の原則を発露する、そして民主制にとって政党の持っている重みといいますか、その存在意義が非常に大きいものである。それだけに私自身も政党人としてみずからも律しながら努力をする...全文を見る
11月18日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第8号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。  総理は、改革なくして成長なしと唱えられて、その一環としてこの特殊法人改革を提案されてこられました。しかし、この改革は単なる看板のつけかえだ、改革の名に値しないということが審議でも明らかになったのじゃないかと思います。そこで、私は、肝心の...全文を見る
○春名委員 国民生活は深刻で配慮しなきゃいけないということは今おっしゃったと思うんですね。ただ、私が憂慮しますのは、今でさえこういう深刻な状況になっているのに、小泉内閣のこれからのプラン、メニューを見てみると、より一層生活を、家計をだめにしていく方向のプランしか見えてこないという...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので終わりますが、制度を維持するということを言われるんですけれども、それは国民の暮らしがしっかりそこにあって、経済がまともになってこそ制度が維持できるんでしょう。  そして、財政はどうするかという話がありましたが、まだまだむだ遣い、いっぱいあります。...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 本会議 第11号
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○春名直章君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人国民生活センター法案等特殊法人等改革関連四十六法案すべてに反対の討論を行います。(拍手)  すべての法案に反対する最大の理由は、今回の特殊法人改革の多くが看板のかけかえにすぎず、改革の名に値しないものだからであります。  ...全文を見る
11月28日第155回国会 衆議院 憲法調査会地方自治に関する調査小委員会 第1号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。きょうは大変貴重なお話をありがとうございました。  地方自治小委員会に来ていただいている参考人の皆さんに必ず私お聞きしていることがありますので、同様に聞かせていただきますが、先ほど少しお話出ましたが、日本国憲法の第八章に九十二条か...全文を見る
○春名小委員 先ほどの武山議員のお話の続きなんですが、二十五人学級とホームスタディー制度なんですが、これは憲法二十六条に規定する教育を受ける権利を地方で具現化する注目すべき施策だと私は思っております。この制度をそもそも導入しようと思った動機、それから努力した点とか住民の皆さんの反...全文を見る
○春名小委員 私は非常にこれは注目していますし、全国に広がればいいなと思うような制度だということは申し上げておきたいと思います。  それから、地方自立計画についてなんですが、私も、地方が国から自立することは当然の方向だと思いまして、一般論では大賛成なんですが、参考人のおっしゃる...全文を見る
○春名小委員 この文書の「計画の理念と目的」の中で、「憲法が保障する地方自治の本旨である真の住民自治を実現する」ということのためにこれを実施しているというふうに書いてありまして、非常に大事なことだと思うんです。ただ、少し議論になったらあれなんですけれども、住民自治というのは、住民...全文を見る
○春名小委員 新しい試みでもありますので、ぜひ市民の皆さんの声をよく聞いていただきながら進めていただけたらと思います。  最後になりますが、皆さんから質問も出ましたが、今、合併問題で、私は今の市長さんのお話を聞いていまして、こういう意見があるんですよ。合併しないと分権の受け皿に...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 日本共産党の春名直章です。短く二点だけ感じたことを申し上げます。  一つは、今の憲法の八章に大枠しかなくて、全部丸投げになっているというお話が参考人からも出たんですが、確かに、書いてあることは短いわけですね。ただ、中身は、皆さん御存じのとおり、九十二条で地方自治の...全文を見る
12月03日第155回国会 衆議院 総務委員会 第9号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  このオンライン三法は、さまざまな同僚委員の質問にもありますように、八月五日に多くの反対を押し切って稼働し始めた住基ネットシステムを土台にしたものになっております。  一般的に電子化で便利になることは私も否定しませんけれども、そ...全文を見る
○春名委員 もう一つ、同じ中身になるかと思うのですが、先ほどの島委員の質問の中でも、法的には別に問題ないんだとおっしゃって、ただ、政治的には若干問題があるかなというふうに御答弁されているんですが、この政治的には若干問題があるかなと御答弁されている、その中身ですよね。その認識はどう...全文を見る
○春名委員 今おっしゃったことで、私、言いますと、政治的には問題なしとしない、若干問題があるという御認識を持っていらっしゃるということであれば、先ほど最初に御答弁いただいた、政治的な問題もきちっと国民に解決をして進めるという道筋があったわけですね。それは、延期の法案を出すというこ...全文を見る
○春名委員 九九年、三年前ですね、小渕総理がわざわざ地方行政委員会に出席をされる、そしてさっき引用されている発言をする、こういう経過になったのは、当時国対におられたと思いますので、よく御存じだと思うのですけれども、なぜわざわざ総理が出席をされてああいう発言をされることになったのか...全文を見る
○春名委員 小渕さん自身の答弁の中にもありますし、先日の内閣委員会での福田官房長官の引用にもあるのですけれども、今大臣もおっしゃっていたのだけれども、住基台帳のシステムそのものは個人情報保護で万全を期している、最高度のものをやっている、しかしなお、国民の間にプライバシー保護に対す...全文を見る
○春名委員 完全に払拭はされていないが理解されてきているというお話なんですが、例えば、全国で番号を返上しますというような申し出がどれぐらいあると思いますか。もしわかれば言ってください。
○春名委員 私が住んでいる高知市、三十二万高知市民で五千人が返上しております。受け取り拒否です。各地で住基ネット差しとめ訴訟が随分広がっております。名古屋などでは、十一けたの番号を勝手に振ることそのものが嫌だ、嫌だけれども振られてしまうので行政不服審査請求をやろう、数百人の人がそ...全文を見る
○春名委員 今の発言を聞きますと、国民の方が不安がる方が悪いというように聞こえるので、そういうことを言われるから不安が広がるんじゃないですかね。  要するに、そういう不安があるから包括的な個人情報保護法も万全につくって、その上で国民に信を問おうという話になったんじゃないんですか...全文を見る
○春名委員 私は自分の認識が間違っていたら、別にそれは指摘されていただくのはいいんですけれども、国民の間にそういう意識があるということについて、むしろ三年以上前にこの住基ネットの問題が浮上して、稼働される直前になってこういうことがやられるということが知らされる過程の中で、自分の情...全文を見る
○春名委員 そのとおりなんですね。非公開情報なわけです。これが提供される機関が今回の法案で二百六十四事務に急激に拡大されるわけですね。  私は、この点、三月の質問でも総務大臣にただしたんですけれども、これは、まだ個人情報保護法もできていないうちから、利用を安易に拡大しないという...全文を見る
○春名委員 システムの利用の安易な拡大を図らないという附帯決議については、当時の野田大臣が、「政府といたしましても、その御趣旨を尊重し、善処してまいりたいと存じます。」と、きちっと述べておられます。  システム利用の安易な拡大を図らないということを、みずから政府自身が縛りをかけ...全文を見る
○春名委員 それを聞いていて、皆さん、どう思うでしょうかね。  例えば、e—Japan戦略というのは、個人情報保護法をつくるから政府としては責任を果たすと言っているんだけれども、二百六十四事務にふやそうという方向は、個人情報保護法なんかできるかどうかも全くわからないような時点で...全文を見る
○春名委員 不安の震源地を考えていただきたいと私は思います。  もともと、この住基ネットの稼働は、どういう目的で検討が始まったかということを議論しておきたいと思います。私は、旧自治省にあった住民記録システムのネットワークの構築等に関する研究会、この議論がはしりだと思いますけれど...全文を見る
○春名委員 この研究会の設立の趣旨なんですが、「現在、住民基本台帳の利用については、そのデータの収集や管理方法、プライバシーの観点もあり、都道府県や国が行政目的のために統一的に利用する仕組みとはなっていない。」そこで住民基本台帳の国、都道府県及び市町村における行政目的のための統一...全文を見る
○春名委員 それは私も認識しておりまして、ただ、今局長がお読みになったとおり、将来、納税者番号制度が導入されることになる場合においては、このネットワークシステムを活用することが可能となるという報告書が出ているんですね。  確認しますが、納番制をもし導入する際には、この住基ネット...全文を見る
○春名委員 そこで、大臣、ちょっと聞いてもらいたいんだけれども、今、番号を告知しない、それから、民間利用は禁止している、おっしゃっているとおりで、この法律はそうなっているので、当然それは今のままでは納番制には利用不可能であるということは言えると思うんですよ。  そこで、ちょっと...全文を見る
○春名委員 先ほど申し上げた九六年の三月の報告書は、局長が読み上げたように、ネットワークシステムを活用することが可能になるということをはっきり活字で書いているわけね。そして、二〇〇〇年の答申、二〇〇二年の答申、なるべく早く成案を得る、全国一連番号の導入ということを受けて、そういう...全文を見る
○春名委員 その原理のことをもう一回、局長でも結構です、確認しておきたいのですが、政府税調の納税者番号制度の定義によりますと、納税者番号制度とは、税務行政全般にわたる効率化を図るために、納税者に広く番号を付し、「各種の取引を行う際に取引の相手方に番号を告知すること並びに納税者及び...全文を見る
○春名委員 九六年のときから、このシステムは民間に納税者番号を含めた利用もできるということで、研究もするというふうに出発しているわけですよね。ですから、私はアンチテーゼ的な言い方をしますけれども、そういうことも含めて真剣にやっているというのを、事実を、情報をきちっと正直に全部伝え...全文を見る
12月05日第155回国会 衆議院 総務委員会 第10号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  先ほど、大出委員が整備法案の中の行政書士の関連法案について御質問されましたが、それに続いて、この分野の問題を質問したいと思います。  同法の第十九条に、先ほど質問もありましたが、第一項に、定型的かつ容易に行えるものとして総務省...全文を見る
○春名委員 理由は、簡素効率化に資するということだけですか。
○春名委員 効率化とあわせて規制緩和をするんだというのが今の理由だということを確認しておきますが、おいおい議論します。  国土交通省にお聞きしますが、法案準備の段階で、海事代理士法にも同様の改正をしようとしたと思いますが、それは改正案にはなくなっております。なぜこれはやめたんで...全文を見る
○春名委員 行政書士の分野だけは簡素で簡単にできるかのような、これは聞いていたらそういう話になるわけですけれども、決してそうではないと思うんです。  国民が直接手続を行って負担を減らすことは私たちも賛成であります。しかし、それならば国民が直接できるようにすればいいのです。どうし...全文を見る
○春名委員 全然説得力ないですよね、局長。国民が直接やれるようにするのがいいんですよ。何で新たに、相当の経験、能力を有する者という規定を置いて、業としてお金を取るような、そういうところをふやすのかと聞いているんですよ。IT化というのは国民の負担を減らすためにやるんでしょう。それが...全文を見る
○春名委員 ですから、説得力全然ないんです。  要するに、今お話に出たけれども、特定の者というのは日本自動車販売協会連合会、自販連の自動車登録業務代行センターである、今はそれ以外には想定されていないというのが先ほどの大出委員への答弁でありました。今でも代行センターは、自動車登録...全文を見る
○春名委員 御指摘のとおりなんですね。  それで、今回の改正では、電子申請については、行政書士の独占ではなくなって、総務省令で認められれば、代行センターが晴れて業としてお金を取って申請を行うことができるようになるわけですよね。建前としては、国民はセンターに頼めば無料だった。建前...全文を見る
○春名委員 国民の選択が広がるということを一般的に否定しませんけれども、新たに業として、国民の負担がふえるような仕組みをあえてなぜ今入れなきゃいけないのかというふうに言っているわけですね。  お聞きしますが、この代行センターに対しては、行政書士法十条の二は、業務に関して受ける報...全文を見る
○春名委員 今行政書士にはかけられている、報酬の額がどれだけかというような発表も、これからやろうとしている者に対しては、今の時点ではないわけですよね。  それから、先ほど大出委員が御質問がありましたが、大問題だと思うのは、守秘義務の問題ですよね。経験と能力を有する者には行政書士...全文を見る
○春名委員 要件にするのは当然なんですけれども、一方では、行政書士法の中では、書類を扱う際に守秘義務がかけられて、資格を取ってやっているわけでしょう。今度の場合は、その法律はないわけですよね。当然、罰則はないわけです。  私、おかしいと思うんですよ。以前、総務省は、自動車登録の...全文を見る
○春名委員 IT社会というふうにまくら言葉をつければ何でもやっていいということにはならないわけで、間違っていることはやってはだめなんですよね。簡単な手続だとしても、住民票や戸籍の添付が必要な場合は往々にしてあるわけでして、当然守秘義務が必要なんですよね。しかし、それは要らない、総...全文を見る
○春名委員 大臣は、一昨日の委員会で、自動車保有関係のワンストップサービスのことに少し触れられた。自動車保有関係手続のワンストップサービスプロジェクト最終報告というのが出ていますが、きょうは国土交通省に来ていただいているので、このワンストップサービス、OSSという機関をこの文書で...全文を見る
○春名委員 要するに、国土交通省のワンストップサービスの機関は別に外にやってもらうということではないわけですね。もし外で、委託をして、そこで電子手続、オンラインでやっていくということであって、そこを特定の者とかこの法令でもし位置づけるんであれば、話は多少わかるかなと思いましたが、...全文を見る
○春名委員 この問題ばかりはできませんので最後にしますけれども、なぜこのような、私から見れば非常に理不尽な改正が入るのかということで一言言っておきますが、例えば、自販連には、九九年二月十七日の読売新聞の調査では、地方の支部を合わせて三十人以上の運輸省のOB、警察、法務・検察関係、...全文を見る
○春名委員 二日前も同じことを言っていたんですよね。そういう大臣が不安の震源地なんですね、皆さん。国民の不安は、国民すべてに共通番号が振られるということについて、これについてどうなんだろうかという率直な疑問を持っているわけですね。私はそこに不安の根源があるというように感じるんです...全文を見る
○春名委員 ちょっと質問の趣旨が違うんですよね。生まれてから死ぬまですべての国民に一つの住民票コードという言い方をしてもいいし、行政コードという言い方をしてもいいけれども、そういう番号が一億二千万人すべてにつけられるというのは今回初めてですねと聞いているんです。初めてでしょう、だ...全文を見る
○春名委員 本人確認のための番号なんだから全員についている、生まれてから死ぬまでつく番号であるというのは確認できました。要するに、この住民票コードというのは、そういう意味で汎用番号になり得る、マスターキーになり得るという番号なんですね。この国民一人一人に番号を振ることに、コードを...全文を見る
○春名委員 そうでしょう。消去できないんですよ。全員にずっと最後まで番号がついて回るという仕組みが初めて今度できて、それが稼働することについて、それでいいのかという疑問を持っているわけでしょう。  そこで、次の問題です。  大臣は、参議院の議論でも私の議論でも、コードが漏れれ...全文を見る
○春名委員 ですから、ほとんど変えられないということですよね。だって、そうでしょう。例えばインターネットの接続パスワードなどは、ネット上では当然行えるようになっているわけです。なぜかといえば、頻繁に変えることによって、パスワードを特定されずに、情報が漏えいする危険を減らすためにそ...全文を見る
○春名委員 普通の人にわかるようにつくってほしいんですよね、法律というのは。全くこれは込み入って、理解するのが大変でした。技術的な問題だということですが、しかし、そうとられても仕方がないような書き方になっていることも事実であります。  すべての国民に史上初めて共通番号が振られる...全文を見る
12月12日第155回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  まず、福岡地方公聴会の感想についてであります。  第一に、今度の地方公聴会では、意見陳述者の全員が九条の問題について触れました。アメリカが起こそうとしているイラクへの戦争に対して日本がイージス艦を派遣する問題、それから国民の世...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  六名の陳述人の皆さん、きょうは本当にありがとうございました。心からお礼を申し上げます。  戦争と平和の問題が熱い議論になっておりますので、最も大きな話題の一つであるイラク戦争の問題について、まず日下部さんと石村さんにお伺いした...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  それだけではなくて、御存じのとおり、PKO法、周辺事態法、そしてテロ特措法、今議論されている有事法制、それぞれ大きな国民的な危惧の広がりの中で議論され、採決されてきている中身があります。つまり、七〇年代、六〇年代と違うのは、今、九〇年代、...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。  基本的人権の問題についてですが、きょうの陳述人の皆さんの中で、ハンセン病の問題、薬害スモンの問題、部落差別の問題、さまざまな今の日本社会の抱えている問題が鋭く告発されました。非常に深く胸に刻みました。  ところで、第十四条には、法...全文を見る
○春名委員 ありがとうございます。  最後に、後藤さんに、人権を守る弁護士としての御感想をお聞きしたいと思いますが、新しい人権の問題がきょうも議論になっています。知る権利、あるいはプライバシー権、あるいは環境権、憲法は五十六年たっていますので、そのときにはそういう新しい概念はな...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。