春名直章

はるななおあき



当選回数回

春名直章の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第156回国会 衆議院 総務委員会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  今度の法案は、年度当初に決めた交付税総額、これは国の責任できちっと確保するということがやはり責務だと思うんですね。しかも、国税の見込み違いそのものが小泉改革のやはり破綻の証明ということだと思うんですね。しかし、半分は地方に負担を...全文を見る
○春名委員 今、こういう案がいろいろ出てきますと、二〇〇五年の三月末までが一つの特例法期限切れの期限じゃないですか。今、合併法定協議会をつくるかどうか、どういう方向で将来進むかという真剣な議論をしているときですよね。そのときに、小さな自治体でそのまま残ったら、それはもう自治体と認...全文を見る
○春名委員 民主党さんもそういう方針は出されていると思うんですね。共産党ももちろんそういう方針を持っていますしね。しかし、やはりすごく政治的意図を感じるんですよ。要するに、今一番大事な将来の議論をしているときに、全国会議の文書の中に、自民党のプロジェクトチームの案の中には一万以下...全文を見る
○春名委員 今おっしゃったことを全部否定するわけじゃありませんけれども、今、現時点でこういう二〇〇五年以降の方針をどうするかということが出されて、それは非常に乱暴なんですよね。人口で自治体でなくすということが正面から出ているわけですよね。そういう案が出ているときに、総務省は、そん...全文を見る
○春名委員 私、全国の自治体、特に四国出身でございますから、四国の自治体の町長とか村長、かなり会っているんですよ。そうしますと、率直にお伝えします。ある町長は、どうして総務省はあのような西尾案などはあり得ないという公式見解を言わないんだろうか、びっくりする。小さな市町村はなくなっ...全文を見る
○春名委員 自主的な合併を支援するというふうにおっしゃるのは、私は、それはそれで理解しているわけなんですね。  しかし、今私が言っているのは、地域の将来を真剣に考えて、二〇〇五年以降もこういう方向で努力しよう、そういう方向で議論している最中に、その先に法律をつくって、そこは自治...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので終わりたいと思いますが、そういう自立、そして個性を生かす上でも、今議論している自主性を剥奪して追いやるようなやり方はやめていただきたいというのを私はきょう言いたかったわけです。  そのことをはっきり申し上げまして、きょうは質問を終わりたいと思いま...全文を見る
01月30日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  最初に、四つの小委員会の設置について一言発言をさせていただきます。  憲法の運用実態の調査というテーマについては、私は以前から、広範かつ総合的な調査を行う憲法調査会としての調査の主要な内容であると主張してきたものであります。と...全文を見る
○春名委員 最初の質問の、日本の平和が五十数年間どういう形で守られてきたかについてですが、これは、憲法九条と前文に基づく平和主義が大きな貢献をしてきていることはもう間違いないと思います。今まで、戦後、軍隊が外に出ていって人を殺すということは一度もやりませんでした。その徹底した平和...全文を見る
○春名委員 先日、九月から十月にかけて中国、韓国などへ憲法調査会の海外視察で私参加させていただいたときに、中国の張さんという法制工作委員会副主任がお話をされたことが印象に残っています。日本はこの平和憲法を持っている力で戦後の繁栄をつくってきた、そのことを非常に尊敬して見ている、こ...全文を見る
○春名委員 一つはまず、拉致の疑惑が拉致の犯罪になったということが九月の十七日に明らかになって、そのとき既に明らかにしていますが、これは国家犯罪であって絶対に許されることではない、そして、補償の問題、全面的な事実を究明する問題等々、これから交渉ルートを開く努力を通じて、交渉の中で...全文を見る
02月06日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第1号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  お二人の参考人には、本当にきょうはありがとうございます。  まず、森本参考人にお伺いしたいと思うんですが、先生がお書きになった「有事法制」という冊子を読ませていただいて、そこの二十九ページに、今政府が提案している有事三法案に...全文を見る
○春名小委員 私も直接リンクしているというふうに質問しているわけではございませんで、例えば周辺事態と武力攻撃事態は重なり合うというふうにもうはっきり政府が答弁されておられますし、周辺事態というのは、アメリカがどこかに介入して、そして日本の安全を脅かす事態になったときに起こる事態、...全文を見る
○春名小委員 非常事態、緊急事態といいますときに、有事、大規模災害、テロ、それから不審船の問題とか、その他いろいろな区分けができると思うんですが、有事というのは武力攻撃という問題なんですよね。その武力攻撃の可能性というのは、今参考人の森本さんもおっしゃいましたけれども、周辺事態が...全文を見る
○春名小委員 時間が参りましたので終わりますが、日本国憲法は平和的生存権、これを高らかにうたって、その意味で、大規模災害だとかさまざまな国民の命を脅かすような問題について、やはり憲法の要請に沿って対策をしっかりやる、そういうことが必要です。  ただ、軍事的な対応という問題は明確...全文を見る
02月13日第156回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。きょうはお二人の参考人の皆様、本当にありがとうございました。  まず、鳥居参考人にお伺いしたいと思うんです。  中央教育審議会の会長もされて大変御苦労されていると思います。今、話題になっているのが教育基本法の改正問題でございます...全文を見る
○春名小委員 岡村参考人にお伺いしたいと思うんです。  レジュメにも書いてありますし、今陳述の中にも出てきたんですが、教育基本法にはあれが足りない、これも足りない、だから足りない点を加えて改正するんだということになりますと、教育基本法の性格をいびつなものに変形させてしまうんじゃ...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。  五十数年たつわけですね、教育基本法ができて、憲法ができて。やはり私、この理念を今いよいよ本当に実現させる、そういう目標を達成させる努力こそ問われているなというのを非常に感じるんですよ。  先日、東大の苅谷教授が来られて、保護者の...全文を見る
○春名小委員 二点、発言させていただきたいと思います。  今もお話が出ました教育基本法と教育勅語の関係についてでございますが、そもそも、日本国憲法がその前文で、日本国憲法に反する憲法、法令及び詔勅を排除すると前文で明記しているんですね。つまり、日本国憲法が制定された段階で、詔勅...全文を見る
○春名小委員 一点だけ。短く終わりますので。  先ほど、教育勅語についてスピリッツというお話があったので、一点だけ申し上げておきたいと思います。  確かに、いろいろな徳目が書いてあるんですけれども、その徳目、最後の結論は、「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」、つまり天皇のために命を...全文を見る
02月18日第156回国会 衆議院 本会議 第9号
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○春名直章君 私は、日本共産党を代表して、地方財政計画外二法案に対して質問いたします。(拍手)  小泉内閣が発足して約二年、その失政の連続は、経済も財政も惨たんたる状況に陥れました。小泉改革の破綻ぶりは、今や、だれの目にも明らかであり、地方政治、地方財政の分野もその例外ではあり...全文を見る
02月26日第156回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  藤田元秘書が、八戸スカイビルのオーナーから六百万円を受け取っていたことが明らかになりました。先ほども議論がありましたが、大島農水大臣に伺いたいと思います。  あなたは、藤田秘書本人がそのまま一年半預かっていた、秘書個人のところ...全文を見る
○春名委員 現金であるのか、預金にしていたのか、どんな形で保管していたのか。六百万円ですからね。そして、どこに実際保管していたのか。当然、流用するということは、彼が横領罪になるわけですからね。どうして、どこにこの一年半保管していたのか、明確にするなんというのは当たり前のことでしょ...全文を見る
○春名委員 おかしいですね。事務所の中にそのいただいたお金は置いたこともないと、あなた、断言しているんですよ、二月の二十日のときに。どこに置いたかは聞いていないけれども、事務所の中にいただいたお金は置いたことはないとは断言している。どうしてですか。聞いていないのであれば、どうして...全文を見る
○春名委員 全然つじつまが合わないんですね。  あなた、流用を、流用したということを断定しているわけでしょう、あなたが判断で。その根拠になる一番大事な、最初の出発点じゃないですか。一年半、どこに保管をしていたのか。  では、次、聞きますよ。  流用したといってあなたは断定し...全文を見る
○春名委員 全く納得がいかないわけですがね。  ノーと言いませんでしたということによって流用というふうにあなたは断定したというふうにおっしゃるわけだが、藤田元秘書は、私が流用しましたということを言っていないんですか、言っているんですか。
○春名委員 あなたが流用と決めつけた根拠をきちっとみんなに明らかにしてくれということを言っているわけです。  流用しましたというふうに御本人が本当に言われたのか、言われていないのか。流用しているのであれば、幾ら流用したのか。そんなことは基本中の基本であって、泣くほど詰めていると...全文を見る
○春名委員 本人が言っていないのかどうか、言ったというふうに言わないわけですけれども、二月の二十七日付の週刊文春によりますと、この藤田元秘書は、懐に入れたことはありません、お金はきちんと渡しています、お金は宮内さんに渡しています。使い込み発覚でやめさせられたのではという問いに、秘...全文を見る
○春名委員 はっきり言いまして、全く疑惑晴れません。六百万円という大金を一年半にわたって、あなたの選挙資金だからといって受け取って、しかし、一年半保管していたけれども、保管場所もわからない、幾ら使ったかも聞かない。あうんの呼吸かどうか知りませんけれども、そういう形で、流用したとい...全文を見る
○春名委員 大島大臣、結構です。  続いて、総務大臣に、強制合併と市町村切り捨て、小規模市町村の問題についてお聞きしたいと思います。  昨日、町村自治確立総決起大会が開催されました。全国から町村長、町村議長が総結集して、合併の強制や、人口が一定規模に満たない町村の権限を制限、...全文を見る
○春名委員 役割が今果たせていないかのような発言をされるのは、それは心外でありますし、訂正していただきたいと思いますが、あなたは、西尾案をたたき台の一つだと言って、否定しておりませんね。たたき台の一つだと言われている。そこで、私は一つの作業をしてみました。かけがえのない役割を担っ...全文を見る
○春名委員 現実と歴史を見ない空論を言っておられる。昭和の大合併で地域が廃れていった事実を多くの国民がこの目で見て、そのことによって、こういう深刻な事態も一要因となって推進していったということを、みんな知っているんです。歴史と現実を見てください。とにかく大きくなれば何とでもなる、...全文を見る
○春名委員 要らぬことを言いなさんな。  二月の三日、長野県の栄村の議会議員の有志の皆さんが、「市町村合併問題について学習する講演会」を開きました。そこで、総務省の自治行政局の市町村課の課長補佐さんが講演されています。  「西尾案は、」今さっき、一つのたたき台だと言いましたね...全文を見る
○春名委員 質問に答えてくださいね。  もう時間がなくなりましたから終わりますけれども、たたき台だと言っておきながら、現場では、自立を模索したり住民との間で議論している自治体の中では、そうではない、こんなことになるよと言って、合併に追いやるてこに使っているじゃないですかと言って...全文を見る
02月27日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
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○春名委員 日本共産党の春名直章です。二点ほど申し上げたいと思います。  やはり、国民の命や安全、生命を守ることは、政治の務めであるし、根本問題だと思うんですね。ただ、非常事態ということで漠然とした話にしないで、やはり実態に即してそのことをどう達成するかということが大事だと思い...全文を見る
○春名委員 春名です。  子供の荒れ、教育の荒廃について真剣に考えています。国民みんなが今、力を合わせるときだと思います。ただ、その原因を教育基本法にあるというふうにすることにはくみすることはできません。根拠がありません。そのことをまず申し上げておきたいと思います。  とりわ...全文を見る
○春名委員 申しわけありません、一言で終わりますので。  今お話が出たことで私感じていることですが、たくましいそのもの一般を否定はしないんですが、たくましい子供の方がいいに決まっているので。ただ、そのたくましいというのは何を意味しているのかはよく見えないということが一つ。  ...全文を見る
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○春名分科員 日本共産党の春名直章でございます。農水大臣と生産局長に主にお話を聞いていきたいと思います。  肉骨粉の処分をめぐる問題について伺いたいと思います。  先日、肉骨粉を焼却している京都の園部町のカンポリサイクルプラザというところがありますが、野中一二三町長が初代社長...全文を見る
○春名分科員 この不明瞭な送金は、肉骨粉適正処分緊急対策事業に基づく補助金がその原資になっているのではないかとの疑惑が出ています。BSE問題をめぐっては、牛肉偽装事件など国の補助事業を悪用した事件が相次いで起こって、大きな社会問題となりました。国のチェックのずさんさということも指...全文を見る
○春名分科員 その五千六百二十四トンは、徳島県の徳島化製というレンダリング業者からのものでしょうか。
○春名分科員 肉骨粉の焼却量については、環境省も独自に数字をとっているんですね。「一般廃棄物焼却施設の肉骨粉焼却に関する調査結果」というのが出されておりまして、ホームページ上にもそれが掲載をされているんです。これを見ますと、平成十三年度の京都の焼却量は、ことしの二月五日までは二千...全文を見る
○春名分科員 今、三月分が二千トンだったというふうにおっしゃったですよね。京都の焼却量、二月五日までは二千十四トン、二月五日のホームページ上の資料で二千十四トンになっているんですが、三月分というのはいつの三月分ですか。
○春名分科員 だから、昨年の三月分だと二千十四トンは関係ないんですね。去年の二月の五日までが二千十四トンとして掲載されていて、そして、変ですね、二月六日、次の日に五千四百四十九トンに書きかえられていて、その違いは三月分の分が違っていたと。一体どういうことなんだろうか、全く理解でき...全文を見る
○春名分科員 私、三月分というものを、ちょっと去年とことし、勘違いしていたので、それは訂正します。  それで、今、正確な計量をしているというふうにおっしゃったんだけれども、先ほど言いましたように、不明朗な送金という問題も横たわっていますので、さらに詳しく聞いていきます。  徳...全文を見る
○春名分科員 事情に応じて直接、おのおの別々にということなんですが、この場合はどういう事情でそういうふうにしているのですか。
○春名分科員 ただ、いただいた資料によりますと、製造経費、焼却経費、それぞれ徳島化製に交付されているような資料なんですよね、副産物協会の資料。製造経費が幾ら、焼却経費が幾ら、こういう資料の出し方をされると、そうやって直接そこに渡っているんだったら、その焼却経費の方はどこにどれだけ...全文を見る
○春名分科員 では要請ですが、実態がわかるような資料をこれからは必ず出すようにしてほしい。それを答えてください。  徳島化製への補助金というのは物すごい金額なんですからね。焼却経費だけで、十三年度ですよ、全国大体トップだと思うんですが四億七千三百十万円。それから製造経費、四億七...全文を見る
○春名分科員 十三年度、二億九千万。それで、さっき言ったけれども、そういう詳しい、業者ごとの、補助金がどれだけ支出されているかを私が言ってもなかなか出してくれないの。きちっとそういうものは出してもらって、国民の目にさらして、公正透明にやるということが絶対必要なんですね。だって、肉...全文を見る
○春名分科員 先ほど同意を得てにしたいというふうに言っていましたが、その同意を得るか得ないかは別にしても、焼却業者には補助金が入っているわけですから、国民の目にさらすことは当然必要だということは一言申し上げておきます。  さて、残りの時間、短時間ですが、三年前の六月十九日にJA...全文を見る
○春名分科員 愛媛県は。
○春名分科員 そこで、生産局長に事実を申し上げますので、検討していただきたいことがあります。なぜこういう疑惑事件が起こるかということなんですが、事実上無競争入札になっているという疑いが濃いんですね。愛媛県では、九九年度五件、二〇〇〇年度四件、二〇〇一年度当初一件、合わせて十件の光...全文を見る
○春名分科員 終わりますが、無競争入札の事例を今私は言いましたので、こういうことが起こってそのまま放置されますと、結局、国民の税金が不当に高い価格でおりていくということになるわけですから、きちっとそういうことはしないとやはり信頼を得られないと思いますので、ぜひよろしくお願いしたい...全文を見る
02月28日第156回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○春名分科員 日本共産党の春名直章です。  大臣、おはようございます。  こんなに朝早く質問させていただくのは初めてでございますが、いつも夕方ぐらいになっているものですから、すがすがしい気持ちできょうはやらせていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  まず、...全文を見る
○春名分科員 解釈は私も全く共通しているわけなんですが、事総務大臣という重責でありますので、団体自治と住民自治について解釈をすると同時に、それを実際に守っていくというんですか、あるいは拡充していくというしっかりした立場が改めて今大事なように私は思うんです。  みずからが実践する...全文を見る
○春名分科員 今、団体自治、住民自治を拡充していくのがみずからの責務であるということでお話をいただいたと思います。その土台に立って、今から質問させていただきたいと思います。  団体自治が発揮されているのかどうかということについて、合併問題に関連してお話を聞いていきたい。  国...全文を見る
○春名分科員 地方自治の本旨の理解の上に立った合併の考え方を今お話しいただいたわけですけれども、それを体現する最前線に立っていらっしゃる大臣の立場から見て、私は率直にお聞きしたいのは、やはり今度出された西尾私案というのは、地方制度のあり方を検討する要するにたたき台にしていいのかど...全文を見る
○春名分科員 今おっしゃったように、政府はこれまで、法律上は五十万以上、運用で百万ですか、今度は少し、七十万ということもありますが、法律上、五十万以上を政令指定都市と定めて、児童福祉、都市計画などの権限を政令市に移譲するということをやってこられた。また最近では、九五年四月、中核市...全文を見る
○春名分科員 西尾さんの意図や解釈についてはそういうことだろうと思うんですけれども、私がお聞きしたいのは、今大臣自身もびっくりしたというふうにおっしゃっているわけなんですけれども、そのびっくりした中身を詰めて、冷静にぜひ今検討してほしいと思っているんです。  地方自治法は、憲法...全文を見る
○春名分科員 私、もう一度大臣にお聞きしたいんですけれども、仕事ができるできないということを今おっしゃったんだけれども、それは当該の自治体が決めることだと思うんですね。  つまり、私は、今その代行制度があるのを知っています。今度の西尾さんの私案というのは、法律によって一律に人口...全文を見る
○春名分科員 今おっしゃったように、一律というふうに出てびっくりされているということで、私もそこなんですね。冒頭からお話ししているのは、地方自治の本旨というのは団体自治である、自立性、独立性であると。つまり、今度の案がもし法律化されるようなことになりますと、その団体の意思というの...全文を見る
○春名分科員 繰り返し聞いて申しわけないんですけれども、西尾さんの案というのが大きな反発が出ているのは、大臣もそういうふうに今おっしゃっているわけだけれども、一律に、しかも人口だけですよ、人口何万以下というのを明定して、それで、それ以上の人口に向けて数年間は、強制合併法をつくるの...全文を見る
○春名分科員 松本英昭さん、元事務次官いらっしゃいますよね。今地方制度調査会の専門小委員会の委員長をされていますが、「逐条地方自治法」一番権威ある解説書と言っていいと思うんですが、その中でこういう解説をされていまして「「住民自治」及び「団体自治」の二つの要素とする「地方自治の本旨...全文を見る
○春名分科員 ですから、私、冒頭に言いましたように、たたき台として一つの検討俎上にのせるということについて、それにふさわしいものかどうかということ自身をよく検討してくださいと申し上げているわけですね。  それから、二日前に予算委員会の方では、短時間でしたけれども、既にこの西尾私...全文を見る
○春名分科員 では、最後にもう一点だけ聞いて終わりにしたいと思います。  しつこく聞いているのは、やはり地方自治制度の根幹にかかわるような問題提起がされているものですから、この際、原理原則を明確にしなければならないという気持ちが私、非常に強くあるもので、きょうは憲法論から入って...全文を見る
○春名分科員 以上で終わりますが、冒頭で述べた団体自治を尊重する責務が、九十九条、憲法擁護義務がありますので、そういう立場に立って職務に当たっていただきますようお願いしまして、私の質問にします。
03月03日第156回国会 衆議院 総務委員会 第4号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  まず、地方財政計画の定員削減問題から伺いたいと思います。  片山大臣が、昨年の十一月二十日、経済財政諮問会議に三位一体の改革をお出しになっておられます。その中で、四年間で地方財政計画上人員を四万人以上純減するという計画を発表し...全文を見る
○春名委員 先回りしていろいろお話ししたいのかもしれませんが。  来年度の地方財政計画上の今言われた一般職員の数が、これは警察とか高校事務職員とかを除きますね、来年度の計画でいきますと、百六万六千七百十九人になります。来年度が一万人減るということですから、これから四万人純減して...全文を見る
○春名委員 それで、一つの事例できょうは議論したいと思います、公務員部長にも来ていただいているので。  財団法人地方公務員安全衛生推進協会というのが地方公務員月報に毎年調査結果を発表していまして、公務員の健康状況、このことについて、どういう状況になっているかという問題なんです。...全文を見る
○春名委員 今、大事なことを言われたんですね。要するに、精神及び行動の障害ですね。十万人率がふえているのは、精神及び行動の障害で休む職員がふえていることに比例していると。公務員部長、そうですね。そういうことだと思うんですね。それで、それは民間も同じようにふえているんだという御説明...全文を見る
○春名委員 確定的には言えないと言われるんだが、今、公務員部長、私、調べた数字をきちっと言っていますので、その数字は、都道府県、政令指定都市の職員の減少というのは一般市や町村と比べてもかなり速いスピードで、昔から職員の減少率が高い、数も多い。そこの部分が、長期病休者の数の伸びてい...全文を見る
○春名委員 いや、世界じゅう、日本じゅうの問題だからこそ、きょうこういう問題提起をしているわけですので、その職員の減少という問題とあわせて、ストレス、過密労働によって、超過酷な労働によってこういう事態が起こっているという可能性は否定できないわけですから、今御検討されると言われたと...全文を見る
○春名委員 そうしますと、こう認識してよろしいですか。今の大臣のお話ですが、赤字地方債で補てんできる条件として、第一に、その元利償還の全額が後の地方交付税の基準財政需要額に算入される、第二に、国と地方折半だというふうにおっしゃいましたが、その上限は財源不足額の半分までである、この...全文を見る
○春名委員 そうすると、半分を超えることもあるし三分の一もあるしということになりますと、財源不足の全額を赤字地方債で埋めるということも、それは制度改正の中身としていい、こういうお考えなんですか。
○春名委員 委員長、もう終わりますので。  今の発言、看過できないんですね。本来、国が全部責任を持たなきゃいけないのを地方と折半しているわけですね。しかし、その折半も時と場合によるというような話をされると、一体どこに責任があるのかという事態になりますので、この点は、改めて指摘を...全文を見る
03月06日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第2号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。きょうはどうもありがとうございました。  今、日本国憲法、生存権の話とかが少し出たんですが、これは質問ではありません。日本国憲法、生存権を守るという点では、非常にはっきりしたメッセージがありまして、前文で、平和共存の道を歩むという...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございます。  それから、大災害が起こったら、大きな問題は、その後の復興をどうするかということが最大の課題になりますよね。阪神・淡路の場合は、私が知っている限りでは、仮設住宅だとか災害復興住宅などで亡くなっている方がいまだに続いているわけですね。合計四百...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございます。  最後に、災害の救助、その真ん中の救助、救援ということについて少しお聞きしたいんです。  自衛隊をもっと動きやすくしようとか、そこを先頭にとか中心にしたらどうかとか、そういう議論がいろいろ言われていますが、私はこれは本末転倒だなと思ってい...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。
○春名小委員 一言だけ発言させていただきます。  下地委員がおっしゃった日米地位協定の改定というのはごく当然のことでありまして、これほど不平等なものはないと私も思うんですよね。ですから、一刻も早く、運用ではなくて実際に改定する。同時に、新基地を今から十五年期限もあいまいなままで...全文を見る
03月06日第156回国会 衆議院 総務委員会 第6号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  私も、まず、法人事業税への外形標準課税の導入問題について伺いたいと思います。  大臣は、法人事業税はそもそも応益課税であるべきというふうにお述べになって、だから外形課税にするということで、その導入の目的を語っていらっしゃるわけ...全文を見る
○春名委員 それで、反論しろと言っていますので反論しますが、事業活動に注目しているということで、それはそういうことでやるということなんですが、その規模を示すものとして付加価値ということにしているわけでしょう、今度。そうすると、その事業活動の規模と公共サービスによる受益が相関関係に...全文を見る
○春名委員 今度の課税標準を見ますと、外形課税部分の三分の一を資本割としていますね。これは固定資産税との二重課税問題というのが生じませんか。
○春名委員 少し前の自治省の見解を持ち出して恐縮なんだけれども、七七年の三月二十二日に地方行政委員会で税務局長がこういう答弁をされている。資本は設備投資に回るわけでございますので、固定資産税との重複と申しますか、固定資産税にさらに重ねて税負担をかけていくということになりますので、...全文を見る
○春名委員 要するに、二重課税的な側面があるということはお認めになるんですか。
○春名委員 そういう性格の問題も、私、ちょっと大きな問題だと思うんですね。  それから、中身の問題に入っていきますが、今度の外形課税は、増減税同額という制度設計で理解していいんでしょうか。
○春名委員 一億円超の企業の平成三年から十二年までの平均税収を出して、物価補正をかけて税収中立にすると二兆五百億円になるので、そのうちの四分の一、五千百億円を外形化して、その金額が増税になって大きくなったりとかしないようにした、そういう税率にしたという御説明をされていると思うんで...全文を見る
○春名委員 本会議でも私たちが試算したものを言いましたが、全部計算してみまして、なかなか複雑な計算でしたが、一番新しい経常利益などを加味してやってみたんですね。  まず、トヨタ自動車百六十二億円の減税、NTTドコモ六十八億円の減税、武田薬品五十億円、エンショップ武富士二十四億円...全文を見る
○春名委員 私たちでも計算、仮定で置いてできるんですから、やってみてくださいね、これを導入したら実際どういう事態になるのか。  一億円超の企業にしたから大丈夫ですというふうに言われるけれども、率直に申し上げて、トヨタ自動車などの大変大きな収益を上げている企業はこれだけの減税にな...全文を見る
○春名委員 大臣の方がオーバーに言っているんだと思うんですが。  大きな売り上げを上げている企業が全く税金を何年間も払っていないというのは僕もおかしいと思うんです。何でそういうふうになっているか。例えば退職引当金などはそのまま、ほとんどの従業員が一遍に退職したときに、そのために...全文を見る
○春名委員 いや、〇・一%に満たないどころの話じゃなくて、二万四千百八十社のうち百社なんですよ。〇・〇〇四%、一千億円以上ですよ。一千億円以上から五千億円未満が八十八社、五千億円以上が十二社ということになっております。見込み数、私出してもらっているので、百社なんですよ。  現行...全文を見る
○春名委員 説明になっていないんですね。事業活動の規模との関係で適当でないと言っているだけの話なんですね。この恩恵にあずかるのは、持ち株会社をつくっているようなNTTグループとか巨大金融グループですよ。五千億円以上は十二社しかない。一兆円以上だったらゼロでいい、五千億円だったら二...全文を見る
○春名委員 ですから、さっき言ったでしょう、法人住民税の均等割は、資本の額に応じて五ランクに区分されて引き上げているんですと。そういう、皆さんが今までやってきたこととの関係でも全く整合性ないでしょうということを私言っているわけですよ。  それから、とにかく念願だったということだ...全文を見る
○春名委員 土地の流動化促進のためと言うんですが、本当にそうなるんですかね。  まず一つは事業所税について、時間もあれですから、両方聞きます。事業所税は、交通や上下水道、防災、公害対策などの都市の再生の事業を遂行するための目的税だと思うんですね。その新増設分を廃止することによっ...全文を見る
○春名委員 本当に土地の流動化を促進するのであれば、歴史が証明しているように、この猶予分の土地がそれだけふえているわけですよ。頑として持っているわけですよ。それで、今度、この特別土地保有税をなくしちゃうわけでしょう、凍結ということは。どうして流動化に資することになるんですか。私、...全文を見る
○春名委員 今、おっしゃったけれども、一般的には課税対象にしない、均衡上課税客体としなければならないものを除いてというふうになっていましたね。この均衡上課税客体としなければならないというのが実に広くとられている場合が多いんですね。そういう事例をたくさん聞いているんですよ。  ち...全文を見る
○春名委員 いろいろな機会をとらえて説明していただくということを徹底してください。指導するというふうにはできないと思いますけれども、事例としてこういうことが事実としてありますので、そういうことも踏まえて対応してほしいんです。  最後に、もう一つは市街化区域農地について、農業収益...全文を見る
○春名委員 そういうしゃくし定規な答弁じゃなくて、心をちょっと農民の方に重きを置きながら答えてほしいんだけれども、例えば、一昨年三月二十八日の最高裁の判例で、「小作地に対していわゆる宅地並み課税がされたことによって固定資産税及び都市計画税の額が増加したことを理由として小作料の増額...全文を見る
○春名委員 時間が参りましたので終わります。  今度の地方税法の改正、外形標準課税の問題とか土地税制の問題とか配偶者特別控除の廃止の問題とか、非常に大きな問題を持っていまして、とても看過できないなということを改めて申し上げまして、私の質問を終わります。
03月13日第156回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第2号
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○春名小委員 きょうは、お二人の参考人には大変ありがとうございました。日本共産党の春名直章でございます。  菅野参考人にまずお伺いしたいと思います。  先ほど二十七条、二十八条が非常に柔軟で弾力的な条項で、立法政策を阻害するものではないということをお述べになって、全く認識を共...全文を見る
○春名小委員 もう一点は、ILO勧告です。  結社の自由委員会の中間報告ではなくて、それを踏まえた勧告の方の冒頭で、公務員の労働基本権に対する現行の制約を維持するとの考えを再考すべきであるというのを冒頭に述べられているわけですね。その上で、消防職員、監獄職員の団結権、それから国...全文を見る
○春名小委員 続いて、藤井参考人にお伺いしたいと思います。  お話を伺いまして、今、女性をめぐるさまざまな差別が厳然と残っているわけですが、これは日本国憲法そのものに問題があるんじゃなくて、実際、それを実行するための立法や行政がまだまだ追いついていない、したがって、憲法第十四条...全文を見る
○春名小委員 ちょっと捨象し過ぎたかもしれません、済みません。  男性に対する女性の平均賃金が四九・一%と、冷厳な事実があるわけですよね。つまり、例えば九九年には改正均等法が出されて、募集とか採用とか配置とか昇進とか、差別について、努力義務から禁止規定に一応なりましたよね。にも...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 一言だけ発言させてもらいます。  ILO勧告についての位置づけが議論されているので、申し上げたいと思います。  ILOに日本が加盟したときに、ILO基準が各国に一律にかつ一貫して適用されるということを、既に日本政府が確認をしております。さらに、あらゆる政府は、I...全文を見る
○春名小委員 ごめんなさい、一分で終わりますので。  平林先生がいなくなっちゃったんで、言う相手がいなくなったんですけれども、私が言っているのは、ILOに加入して、八十七号条約、九十八号条約、批准しているわけですよね、日本は。だから、そのみずから選択している目から見たときに、改...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 総務委員会 第8号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  東京、大阪、名古屋の三大都市圏で、ことし十二月から地上波デジタル放送が開始されます。しかし、アナ・アナ変換が大きくおくれて、費用も増大するなど、率直に言って、計画は総崩れという状態であります。このまま突っ走っていいのかどうかが非...全文を見る
○春名委員 最近の内閣府の調査をずっと時系列に見ますと、消費動向調査ですが、カラーテレビで、平均使用年数、八年、九年というよりも、九年から十年というような数字が大体並んでおります。  二〇一一年にアナログ波を停止いたしますと、視聴者の自然な買いかえでは追いつかない事態が予想され...全文を見る
○春名委員 国会で決めたことは事実であります。ただ、私たちは、それは無理があるということで反対したんですけれども。  その前提になるアナ・アナ変換の費用や計画、それは総務省、NHKも、民放と加わって、その予測も立ててやってこられたわけですので、国会で決めたことですから私たちはど...全文を見る
○春名委員 目標の一千日一千万世帯という点で見ますと、今お話が出ましたように、大体八百日ちょっと経過して、三百八十三万世帯に残念ながらとどまっている。テレビとチューナーの台数はお話しになりませんでしたが、事前に聞きましたら、チューナー含めて二百一万台ということになっている。その理...全文を見る
○春名委員 今お話しいただいたように、二〇〇七年に停波しますと五百万世帯ぐらいが残ってしまうんじゃないかということを想定されておられるわけですね。今BSデジタルの普及は、お話が出たとおり、全く目標に追いついていません。大きなおくれになっています。そして会長自身がそのことをよく御存...全文を見る
○春名委員 興味深い調査がありまして、民放の経営研究会というところのある研究者が、カラーテレビの普及のことを調査したんですね。そうしますと、当時カラーテレビは、現在の価格に直して約五十万円した。それぐらいの値段をしていたけれども、半数以上の世帯に一挙に普及したという数字があるんで...全文を見る
○春名委員 時間が来ましたので終わりますが、デジタルそのものの前進を否定しているわけじゃないんですね。つまり、円滑な移行、国民視聴者の立場、この点に立ち切っていただきたいということなんですね。そうすると、二〇一一年までにおしりを切るというので本当にいいのかどうかが今問われているん...全文を見る
03月20日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  一昨日、ブッシュ大統領が最後通告の演説を行って、この調査会が開かれている間にも攻撃開始があり得るという大変緊迫した状況であります。しかし、アメリカのイラク戦争には一片の道理も大義もありません。直ちに中止を強く求めたいと思います。...全文を見る
03月27日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  今の島委員のお話の続きということになるかもしれませんが、労働基本権と公務員制度を検討するに当たって、ILO勧告、中間報告をどう受けとめるかは決定的だと思っています。  一つは、日本の公務員制度、とりわけ労働基本権の制約という実...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  イラク戦争が開始されて一週間になりました。前回の自由討論で、この戦争が国連憲章、国際法違反の先制攻撃であること、査察強化による平和解決の道を断ち切ったこと、罪のない市民への大きな犠牲を生み出すものであること、こういう三つの点で、...全文を見る
04月03日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第3号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章です。  きょうはお二人、大変御苦労さまです。  最初に、野田さんと首藤さんお二人に端的にちょっと聞いてみたいんですが、日本のODAを考えるときに、ODAのゆがみで私は一番問題だと思っていますのは、人道的援助の分野が極めて小さい、弱いというこ...全文を見る
○春名小委員 日本の人道的援助の弱さというのは、数字でも私も幾つか見てみたんですけれども、例えばBHN、社会インフラとサービス、農林水産業、それから開発的食糧援助、緊急援助という四つの分野、これを基礎生活分野と呼ぶんだそうですが、そのBHNの分野の援助が日本は二国間のODA全体の...全文を見る
○春名小委員 首藤委員から、ODAの理念を前文だけではなく本文にも規定したらという御意見もありましたが、九条、それから九十八条の二項などで国際協調主義は憲法全体として担保されていて、その方向で進むということも多数でもあると思うのですね。ですから、新たな規定ということは、私は必要な...全文を見る
04月08日第156回国会 衆議院 本会議 第21号
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○春名直章君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案並びに野党提出の個人情報の保護に関する法律案及び関連三法案について、小泉総理及び野党案提出者に質問いたします。(拍手)  初めに、個人情報保護特別委員会の設置について申し上げます。 ...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 総務委員会 第11号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、国家公務員退職手当法改正案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、高級官僚の天下り、高額退職金に対する措置が極めて不十分だという点であります。  本改正案は、早期退職特例措置を見直して、事務次官などについては割り増しの不適用とした...全文を見る
04月16日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第4号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  今の、細田大臣、質問通告していないんですが、恐縮ですが、一点だけ、細田大臣よろしいですか。  吉井議員の質問の原発のことについてなんですが、要するに細田大臣は、原発問題につきましてさまざまな、いわば汚らわしいというような感覚で...全文を見る
○春名委員 そういう発言もあるということだけれども、そうすると、そういう発言を汚らわしいと、反対運動をしている人は汚らわしいんだということになるわけですね。(発言する者あり)いや、そうですよ。いいですか。この原子力発電問題につきましてさまざまな、いわば汚らわしいというような感覚で...全文を見る
○春名委員 ですから、汚らわしいというような感覚で議論されている方もたくさんおられますと言っているわけですよ。これはそうですね。これはもうそのまま書いてあるわけですから。ですから、汚らわしいというような感覚で議論されている方というのは、どこにいらっしゃって、どういう人のことをあな...全文を見る
○春名委員 ですから、汚らわしいということについて、それ自身は訂正されるということでよろしいですね、これは侮辱になりますからね。それだけ確認してください。
○春名委員 では、次に進みたいと思います。  防衛庁のリスト問題について、官房長官を中心にお伺いしたいと思いますが、情報公開請求者に対して、請求書に記入していない秘密事項まで調査をして、各部局に回していた、こういう事件でございます。  情報公開はすべての省庁を対象に行われてお...全文を見る
○春名委員 冗談じゃないですよ、こんな運営をされて。どういうことですか。  私は、今言われたことは全部理解した上で、その評価について内閣はどう考えているのかと聞いているんですよ。要らぬこと、何を言っているんですか。ちょっと議論してください。速記とめてください。
○春名委員 大きな問題はなかったと言うんですが、その結果、受付簿などのリストを作成していたのが千四十七課室で、千二百九十六件。驚くことに、十一機関の三十二部署で、開示請求書に記載された事項以外のもの、請求者の勤務先、新聞社名、所属団体、企業、職業、学部名などの個人情報を記載したリ...全文を見る
○春名委員 今大臣おっしゃった、連絡をとるためのもの、本人から得たもので問題ないという答弁なんですが、その連絡をとるためとの収集目的や、本人から得たという収集方法について、それは各省庁からの申告をまとめただけのものなのか、それとも、内閣あるいは総務省が各省庁にそれが事実かどうか具...全文を見る
○春名委員 開示請求者と話し合って書いたというふうになっているんですが、そういうことが、つまり、私が聞いたのは、申告をやっているわけです、アンケートをとっているわけです。そのアンケートをそのままうのみにされて報道しているのか、公開したのか。そういう三十二の部署の問題についてはきち...全文を見る
○春名委員 大臣に聞いているときには大臣が答えてください。  今、ヒアリングをやっているというふうにおっしゃいました。どこの省庁のどのリストについてヒアリングをやったのか答えてください。
○春名委員 そうすると、八月の二十八日にこれは調査報告を出していますけれども、その同じ日に一枚の通知書、一層慎重かつ厳正な運用に努めてくださいという通知書だけ出しているんですね。今おっしゃったのは、この調査をやって、全省庁にヒアリングをやって後づけ調査をやって、その上で三十二の、...全文を見る
○春名委員 いや、ですから、ヒアリングをやったというふうにおっしゃっているわけだけれども、そのヒアリングで三十二項目について、連絡をとるためのものでやったんだ、本人から得たもので問題ないんだというふうに総務省は断定されているということなんだけれども、それは一つ一つどういうヒアリン...全文を見る
○春名委員 では、警察庁の情報公開室は、具体的に聞きますからね、全部やっていると言うんだから。所属団体及びその種類という項目を設けて、マスコミ、市民グループなどの記載があったということが言われていますね。いいですね。調べているんだから答えてくださいよ。はっきり言って、防衛庁と同様...全文を見る
○春名委員 では、二点、総務大臣に聞きます。  警察庁の場合は、マスコミ、市民グループというのが記載されていたわけです。それはさっきお話が出ました。こういうものを情報公開請求者でリスト化する、どうして必要なのかということを総務大臣はどう考えますかということと、こういうリストをつ...全文を見る
○春名委員 大臣に聞いていて、大臣が出てこずに、全然私の答弁と違うことを答えるんですね。全然話にならないですよ。もう一回大臣に聞きますからね。  第四条に、個人情報ファイルの作成は必要な場合に限り、記録する項目も作成目的に必要な限度を超えない範囲とする、現行の行政機関の個人情報...全文を見る
○春名委員 さらに、担当課室内でアクセス制限されていないケースが五十二件あったという報告であります。原子力安全・保安院では、職員がアクセスできるネットワーク内の共有フォルダにこのリストが保管されておりまして、請求を受けた各課の情報公開担当者が書き込めたり、肩書きや職業などの情報が...全文を見る
○春名委員 官房長官、おいでているので最後に聞きますけれども、要するに、この法案、非常に大事な法案でして、議論を真摯にやろうということでやっているわけですけれども、その前提として、去年八月に報告された、こういう情報公開の請求者のリストについて、別の項目を平然と書いている、それがた...全文を見る
○春名委員 引き続き議論は深めていきたいと思います。以上で終わります。
04月17日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○春名委員 先ほど平林委員がおっしゃったことで、一言だけ申し上げておきます。  あたかも憲法調査会が憲法の欠陥について改めておくような提案をすべきであるというような御発言をされましたが、改めて申し上げますが、憲法調査会は、広範かつ総合的な日本国憲法の調査を行うこと、五年をめどに...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章です。  昨年十月に実施した内閣府の世論調査なんですが、経済協力について、今後なるべく少なくすべき、それから、やめるべきというのが三〇%に迫って、この二十年来最高になってしまいました。  その理由として、内容の不透明性、現地住民への配慮不足、こ...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  イラク戦争という世界の平和秩序を揺るがす大問題が起こる中での五十六回目の憲法記念日を迎えることになります。  まず第一に、戦争が始まって四週間が経過した今日、一体、何のための戦争だったかが改めて問われる事態です。  第一に、...全文を見る
○春名委員 会長、会長。
○春名委員 今の御意見にちょっと一言、意見がありますので。
○春名委員 それでは、個人的発言なのか、会全体を代表する会長の発言なのか、もし後者であれば同意できない部分がたくさんございますので、そこを明確にしていただけませんか。
04月18日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第6号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは一定の時間をいただきましたので、じっくり幾つかの問題について伺いたいと思いますが、同時に、政府への質問とともに野党案についても、両方お聞きするということで進めていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○春名委員 その上で、今の認識の上に立ってですけれども、公権力が個人のプライバシーに介入しないということは、当委員会でも議論されてきているように、憲法上の原則だと思います。まして、個人のセンシティブな情報については、行政機関であっても、それから民間の事業者であっても、原則は、当然...全文を見る
○春名委員 そこで、野党案の提出者に伺いたいと思うんですね。今の御答弁でも、さまざまな対応があるので一概になかなか類型化して明定するのは難しいと、大臣はそういう御認識を持っていらっしゃるということなんだけれども、野党案は、国内の取り組みの現状も踏まえて類型化をして提出していると私...全文を見る
○春名委員 細田大臣にもう一度お願いしたいんですが、今、九七年のガイドラインと九八年の電気通信事業のガイドライン、二つが、政府の省庁の中でも既にそういう類型を明記してセンシティブ情報として扱ってやっているという事態があるわけですから、政府でもそういう切り分けがきちっとできているに...全文を見る
○春名委員 大臣、野党案への批判については、私の質問ではありませんので、それは余り触れないようにしてください。それはそれでわきまえてやっておりますので。  それで、先ほど言った、旧通産省が出した九七年の、民間部門における電子計算機処理に係る個人情報保護ガイドラインの解説を読みま...全文を見る
○春名委員 細田大臣、もう一度お聞きしたいんですが、こういうEU指令、そこでも明示されている。そして、それを踏まえて日本の省庁でも、旧郵政省と通産省は、私見たわけですけれども、ガイドラインとして、その類型化をし、そして、それに基づいて運用していくという努力もされてきた。確かに、類...全文を見る
○春名委員 もう一つ、違う角度からお聞きしますね。  今度は片山大臣にお聞きしたいんですが、個人情報保護を条例で定めている自治体で、センシティブ情報を明記し、既に運用している自治体が六割に及んでおります。これだけの自治体が実際に運用をしているわけですので、私の疑問は、国が例示を...全文を見る
○春名委員 自治体で特区みたいなものだと言うんですが、六〇%がそういうふうにしているということですから、これは特区とは言えませんね。それから、運用は同じようなものだろうというふうに言われるのであれば、その運用の状況をみずからお調べになって、現状がどうなっているのかを私たちに伝えて...全文を見る
○春名委員 今センシティブ情報を最初に議論させていただきましたが、やはり世界の流れ、それからそれを受けた政府自身の取り組み、それから自治体レベルの取り組みを見ても、こういう問題にきちっと例示も含めて対応していくということが二十一世紀の流れだというふうに私は確信を持っております。そ...全文を見る
○春名委員 同じく疑問が出されている点でいいますと、なぜ個人情報取扱事業者の範囲について、政府案と同じように営利、非営利を問わない一般の個人も含むということにしてしまったんだという御意見があります。労働組合や市民団体などが規制されてしまうんじゃないかという心配の声が出されているの...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。  さて、私は、今から、行政機関の個人情報保護法案について、幾つか大事なポイントを突っ込んで聞いていきたいと思います。これも、政府案、野党提出者、両方に伺いたいと思います。  まず、目的規定についてです。  政府案の目的規定は、「行...全文を見る
○春名委員 大変よくできた規定と言われるんですけれども、これは、実は旧法と全く同じ表現なんですね。旧法ができたのは一九八七年、今から十六年前のことなんですね。それで、この十六年間の進歩発展というのをやはり考慮に入れる必要があると思うんですよ。  つまり、例えばプライバシー権の内...全文を見る
○春名委員 それでは、野党案は、この点についてどうお考えでしょうか。
○春名委員 私も、単に目的規定が十六年前と同じだということにとどまらずに、やはり一条の「目的」から始まって、二条以降の中身が、権利利益を本当に保護するというのが第一義で最優先であるということになっていない面が政府案の新法の中には散見できると思っております。  したがって、目的規...全文を見る
○春名委員 それは当然のことでして、条文をそうやって読んで、その認定をすればそうなるに決まっているんです。  その前提問題なんですけれども、職務の用であれば処罰されないというのが政府案のみそなんですね。ここが今、一番議論になっているわけです。  そこで、防衛庁の調査報告書、こ...全文を見る
○春名委員 ですから私、最初から問題提起をしているのは、防衛庁の事案で、この調査報告書では、職務の用でやったんですと本人が言っていると、そういう調査結果を出して、そういうものが目の前に出ているわけですよね。  こういう事案について、二度と起こさないようにしなければいけないからと...全文を見る
○春名委員 冒頭に目的規定の議論をしたんですけれども、こういうところにも私はあらわれているなという気がするんですよ。  つまり、国民の、行政機関が持っている個人情報を守る、その権利利益を守るというのがこの法律であるべきなんですね、その見地が一番大事なわけだと思うんですよ。職務の...全文を見る
○春名委員 罰則規定については、この間いろいろな角度から議論されていますが、私、非常に大事な問題だと思いますし、率直に言って、行政機関の新法はこの部分しか変わっていないんですね。あとは全部一緒なんですね。だから、この新しくなった部分ということのポイントがどうなのかという非常に大事...全文を見る
○春名委員 それでは、今二つの例を挙げていただきましたが、それ以外も含めてあるのであれば、それを一覧表にして出していただけますか。いいですね。
○春名委員 それで、私、こういう懸念を一つ持っているんです。  つまり、従来の法令は、個人情報保護について、今日の到達点でつくられていない面があるわけですね。個人情報の保護を十分な意識を持ってつくられているとは言えない。「法令」を緩やかに解してしまうというようなことはないのか。...全文を見る
○春名委員 よくわからないんですが。  もう一点聞いておきます。  目的外利用の判断を下すのは、政府案では行政機関の長ということは、いいですか。
○春名委員 それは事後の話でして、第三者的な機関がその活用についてチェックする仕組みは政府案にはないわけです。  それで、本当に公正がしっかり保てる、そうなっていただきたいわけだけれども、公正中立、公正が本当に保てる、その根拠を述べていただきたい。
○春名委員 それは、そうあればいいわけですけれどもね。それは、言っていることは当たり前のことなんだけれども、その上で、この法律は個人の権利利益を守るという法律なわけですね。その客観性、公正性をいかにしっかりつくるかというところに法律をつくる意味があるわけで、この法律をつくるんです...全文を見る
○春名委員 法令に基づくというのを先ほど聞いたんですが、もう一つあるのは、「相当な理由」というところですね。先ほども議論になっていましたけれども、八条の二項二号ですね。「行政機関が法令の定める所掌事務の遂行に必要な限度で保有個人情報を内部で利用する場合であって、当該保有個人情報を...全文を見る
○春名委員 今のはちょっとよくわかりませんね。  要するに、法令で定める所掌事務の遂行に必要性はあるけれども相当な理由はないという場合にどんな場合があるかとお聞きしたんですが、いや、そういう場合はないんじゃなくて、そういう場合もありますというふうな答弁だけなので、具体的にどうい...全文を見る
○春名委員 そういうことがあるんですか。初めて私は知りました。  では、大臣は非常に博識ですので、もう一点、三号の方を聞きますけれども、三号の方は、他の行政機関や独立行政法人等、個人情報を受ける側の者が、法令の定める事務または業務の遂行に必要で相当な理由がある場合というふうにな...全文を見る
○春名委員 今、一つの例を出していただいたんですが、そういう素朴な疑問がこの条文の中からは随分出てくるわけですね。  したがって、今私が二点聞きました、法令の定める所掌事務の遂行に必要だが相当な理由はないというのはどういう場合か、それから、法令の定める事務または業務の遂行には必...全文を見る
○春名委員 この問題の最後に、目的外利用との関係で、データマッチングについてお聞きをしておきたいと思います。  利用目的が異なる二つ以上の個人情報ファイルを照合し、または結合することを、その点ではデータマッチングと表現させていただきます。これがやられますと、個人の情報が丸裸にな...全文を見る
○春名委員 データマッチングそれ自体が権利利益を侵害するものではない、必要なことはあるということを、最初にそういう発言をされると非常に心配になるわけですね。それは、そういう場合も必要だということは認めますけれども、ただし、今、現時点はどうなっているかというと、先ほど言ったように、...全文を見る
○春名委員 以上で野党案提出者の皆さんへの質問は終わりますので、出ていってというか、出ていったら困るんですけれども、そこのいすにはおられなくても結構です。どうもありがとうございました。  最後に、私は片山総務大臣に、住民基本台帳ネットワークシステムの問題で残りの時間御質問させて...全文を見る
○春名委員 今読んでいただいたのが技術基準ですね。もう一回読みます。「本人確認情報の保存を行う必要がある期間経過後遅滞なく、当該本人確認情報を確実に消去すること」ということですね。そういう表現になっているわけです。  つまり、これは、確認をしたらすぐ消去というふうに書いているわ...全文を見る
○春名委員 これは、あると言ったら大ごとになるわけでして、実は、住民基本台帳ネットワークの議論のときに、当時、野田自治大臣なんかと私はずっとやっていたんですが、鈴木行政局長なども、例えば住基台帳法の三十条の三十四で、データマッチングは禁止になるんだ、目的外利用にしたら禁止されるん...全文を見る
○春名委員 三十条の三十四に「処理以外の目的のために受領した本人確認情報の全部又は一部を利用し、又は提供してはならない。」というふうに示しておりますので、本人確認情報、住民票コードは、旅券の管理と出入国管理のデータをマッチングしたときにも、旅券の管理の方には六情報が行くようになっ...全文を見る
○春名委員 今の話はちょっと私も初めて聞いたことなので、「遅滞なく、」というのはそういう意味で、事務の性格によって、本人確認情報は、地方自治情報センターから提供されてから六カ月ぐらいまではそのまま保存されているという事務もあるということですね。  そうしましたら、その六カ月間に...全文を見る
○春名委員 では、その問題を三点確認し、最後の答弁をしていただきたい。  一つは、一定期間六情報が保有されるという事務がどういうものがあるのかを一覧表でお示しいただきたい。  第二、禁止規定があるから大丈夫だというふうになっているんですが、当時から議論になりましたが、罰則規定...全文を見る
○春名委員 最後にしますが、消去の期間を各省庁で設けよというのは、各省庁が持っている個人情報保護のガイドラインをすべてそういうふうにせいという意味ではなくて、そこにつけ加えて、住基台帳からとる六情報を使う場合には、それを使った後には直ちに消去するということをそれぞれの省庁のガイド...全文を見る
○春名委員 では、時間が来ましたので以上で終わりますが、引き続き、いろいろな議論をしなきゃいけないことがあると思いますので、深めていきたいと思います。  以上です。
04月22日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第8号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  午前中から問題になっております防衛庁の自衛官募集リストの問題について伺いたいと思います、防衛庁にも来ていただいておりますので。  まず総務省に、住民基本台帳についてお聞きをしておきたいと思います。  住民基本台帳法の第十一条...全文を見る
○春名委員 要するに、原則閲覧を請求できる、四情報だということでありますが、十八歳の適齢者を自治体に一律に提供させる、それができる根拠が住民基本台帳法にはあるのかないのか、お答えください。
○春名委員 先ほどの議論で、自衛隊法で募集の協力を、各地方自治体に一部協力要請できるという趣旨のことがあるということでありますが、住民基本台帳法は、閲覧はよいけれども、十八歳の人を一律に自衛隊に提供するということは想定しておりませんし、法の趣旨からいっても私は許されないんじゃない...全文を見る
○春名委員 住民基本台帳法にそういうことが出ていますか。違いますでしょう。自衛隊法とそれに基づく省令でそういう業務をやらせるということがあるから、それでやむなく協力をさせられているということではないんですか。  横浜市の市民局の窓口サービス課の方に、この事件が起こりまして、午前...全文を見る
○春名委員 こういうふうな規定があって情報を提供しているのは、恐らく、私が知っている限り、自衛隊法だけだと思うんですね。あとは、そういうことをしない。  住基台帳法というのは、三条に、「住民に関する記録の管理が適正に行われるように必要な措置を講ずる」、三十六条では、「その事務に...全文を見る
○春名委員 要するに、そういう情報を報道して、十八歳の適齢者名簿を提供してない自治体が肩身が狭くなるような、そういう思いをさせているという事実があるわけでしょう。ですから、住民基本台帳というのは、四情報は確かに公開情報であるけれども、しかし、今、それも制限しようという世の中の流れ...全文を見る
○春名委員 ですから、私、もうここは終わりますけれども、本当に、今、個人情報がどういうふうに扱われているかというのが一番問題になっているときでして、適正にこれが使われて活用されればいいんだというふうに言われますけれども、住民基本台帳法の趣旨というのは、そういう趣旨ではないというの...全文を見る
○春名委員 それじゃもう一回、人事局長、調査したものをきちっと、当委員会、個人情報保護の委員会ですので、しっかり報告していただいて、それに基づき議論をしっかりやりたいと思いますが、そのことを、確認をお願いします。
○春名委員 募集の手引、現物ではないんですが、私は午前中に石川県にすぐ連絡をとりまして、石川県がやっているその情報、連絡部との関係でつくっている募集要項とか、すぐ手に入りますから。ここにありますので。  したがって、五十連絡部ですから、そう大きな数ではありません。いつまでにこれ...全文を見る
○春名委員 しかし、今度の委員会では、行政機関の個人情報保護法の議論の第一の柱は、センシティブ情報をどうするかという議論をしているわけですよね。野党案は、それをきちっと明記して、類型化して、これを守るというのをはっきりさせなきゃいけないと、重要な論点で議論して、そういう法律を今議...全文を見る
○春名委員 早急に調整していただくということと同時に、次に聞きたいのは、地方連絡部は市町村提供の適齢者名簿についてパソコンに入力し管理していたと報道されているんですが、パソコンに入力、管理をしているのかどうか、これを確認したいと思います。
○春名委員 これは技術的な問題ではありませんで、非常に重要な問題でして、そういう管理をしておりますと、現行法の、行政機関の保有する電算機処理に係る個人情報保護法の対象のファイルとなります。第四条には個人情報ファイルの保有制限が明記をされております。この保有制限では、個人情報の電子...全文を見る
○春名委員 ダイレクトメールを送るために、十八歳の適齢者を、住民基本台帳の情報を提供してもらうということで、それを各地方連絡部が個人情報ファイルにファイルしているということであれば、それ以外の情報を、もし、この報道にあるような、家族の実態だとか続き柄だとか職業だとか免許だとか、こ...全文を見る
○春名委員 委員長に、このことを提出していただいて、実のある議論になることを要請しておきたいと思います。よろしくお願いします。
○春名委員 第三番目に、通知、開示の適用除外問題についてです。  先ほどの議論で、集めたリストは、現行法でも新法でも、総務大臣への通知、開示の適用除外になるということを御説明されました。  その根拠として、新法でいいますと、第十条の二項の適用除外の項目の中の第三号「行政機関の...全文を見る
○春名委員 疑義が残るということをおっしゃいました。それ自身が大事な答弁だと思います。  やり方を変えるというのはどういうことでしょうか。一律に十八歳の提供をさせるというふうなことをしないという意味なのか、それとも、今の現行法の中でこれも適用、開示できるようにちゃんとするという...全文を見る
○春名委員 厳密に管理するのは当たり前のことでして、私が言っているのは、この表現でいいますと、「採用試験に関する個人情報ファイル」が、地方自治体から十八歳以上ぐらいの適齢者の名簿をごそっと提出させておいて、その名簿が全部採用試験に関する情報であって、ファイルであって、これは開示請...全文を見る
○春名委員 だから、話をすりかえないでほしいんですが、もう時間がないのでやめますけれども、その集めることについてどうこう言っているんじゃなくて、あなた方は、この十条二項三号に適合して開示の対象にもならぬと、こんな、例外だというようなことで本当にいいのか、そこを変えるというつもりじ...全文を見る
○春名委員 次に、基本法の方の六条三項の問題についてお聞きをいたします。  「格別の措置」をとる必要があるということがここで書かれておりますが、これは、幾つかの分野では個別法の制定が必要だという御認識を明記しているものかと思います。  細田大臣に改めてお聞きをしますが、政府と...全文を見る
○春名委員 大臣、申しわけない、もう一点だけ確認ですが、十五日の日に、この六条第三項に基づきまして追加的な保護措置が必要なものは、その性質や利用目的によっては個人の権利利益の侵害のおそれが高いもののことでございますと。そのとおりだと思うんですね。これに該当する個人情報については、...全文を見る
○春名委員 大臣は、どうしても必要だという認識は言わないわけですけれども、しかし、十分かどうか、よく検討せにゃいかぬということですね。それは言われているわけです。  そこで、その信用分野を担当する金融庁と経済産業省に来ていただいたのでお話を聞いていきたいと思いますが、金融庁は、...全文を見る
○春名委員 今の答弁には、私はちょっと理解ができません。必要か否かを含めて検討すると言われるんですね、必要か否かを含めて検討すると。ということは、要らないということも結論としてはあるという御認識ですか、金融庁は。
○春名委員 全然後退していると思いますよ、私。  例えば、一九九九年十一月、高度情報通信社会推進本部個人情報保護検討部会中間報告、別途検討する分野として信用情報が必要であると。個人信用情報保護・利用の在り方に関する懇談会報告書、九八年六月、いろいろ一般的な法律でやる考え方もある...全文を見る
○春名委員 どういう事態になっているかは、午前中に横路委員も御質問されていましたが、本当に深刻な事態が続発しているわけですよ。だから、信用、医療の分野などは特別の措置が要るというふうに今までおっしゃってきたわけですよ。  例えば、商工ローンの業界最大手の日栄、ありますね。あの日...全文を見る
○春名委員 高市副大臣に来ていただいているのに申しわけなかったんですが、一問聞きます。  同じ信用情報の分野を担当する経済産業省の認識を伺いたいんですが、クレジットカードなどを担当されているわけでして、そういうあなた方の目から見て、信用情報の個別法の必要性はどのように認識されて...全文を見る
○春名委員 金融庁とほぼ同じ認識を言われて驚いたんですが。  最後になりますけれども、高市副大臣、一点だけ聞きますね。  四月十七日付の御答弁で、今度の基本法ができたらガイドラインの変更が必要になるという御答弁をされておられます。それが必要だと考えています、今のガイドラインの...全文を見る
○春名委員 終わりますけれども、基本法ができたら今あるガイドラインがこれほど緩くなってしまう、これは大問題だということを、私は、きょうはっきりしましたので、改めて指摘をして、きょうの質問を終わります。
04月23日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第9号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  まず、事実関係をリアルに聞いていきたいと思います。  適齢者名簿を住基から提供してもらう作業は、毎年五十の各地方連絡部が漏れなく行っているのか、それともどれぐらいの連絡部が行っているのか、またどの程度の自治体からその名簿を受け...全文を見る
○春名委員 どの程度の自治体からその名簿を提供していただいた上で、協力を得られない自治体にある適齢者の名簿はどうやって集めておられるのか、これを御答弁ください。
○春名委員 それらを含めまして、年間にどの程度の適齢者名簿を全国で収集されているんですか。
○春名委員 一学年、一年齢でいいますと、大体百二十万から百五十万人いるわけですよね。その適齢年齢ということで、七百九十四の自治体からは住基台帳からもらう、それ以外のものは、皆さんが閲覧に行って一生懸命チェックしているわけでしょう。ということは、一年間に百二十万人、ほぼそれぐらいの...全文を見る
○春名委員 それでは、どの程度把握されているのか、きょう、今すぐわからないということですので、後でお知らせいただきたい。  それから、適齢年齢というのは、防衛庁はどういうのを適齢年齢と言っておられるのか、何歳のことを指しているのか。実際に何歳から名簿を受け取るようにしているのか...全文を見る
○春名委員 そうすると、適齢年齢というのはそういう幅のある年齢であって、その辺の年齢の名簿をすべて掌握されているというふうに理解していいんですか。
○春名委員 それでは、下限の年齢を聞きますが、先ほど細野委員も質問されていたもので、七尾市長あてに、自衛隊石川地方連絡部七尾出張所長が「自衛隊生徒募集における適齢者情報の提供について(ご依頼)」という文書を発表して、私も持っております。  ここを見ますと、昭和六十二年四月二日生...全文を見る
○春名委員 そうしましたら、自衛隊の生徒の募集ということで、十三歳から三年に一回集めるという場合があるということで、それはこの七尾市以外にも全国的にそういうことがやられているというふうに理解していいのか、その点をお聞かせください。
○春名委員 それでは、今度の事件で、国民の不安といいますのは二つありまして、一つは、自分の秘密的な情報、健康状態などが知らされていたんじゃないかという不安があるわけでしょう、否定されてあれしていますけれども。そういう不安と同時に、うわあ、三十七年間もこれだけの名簿が自治体を通じて...全文を見る
○春名委員 そういうことですか。そういうことで、この文書は電子化していないから、だからオーケーなんだという説明ですね。本当にそうなんですか。そうしたら、これは確かめたんですね、七尾市にも、それから地方連絡部にも。
○春名委員 そういうことも明らかにしなければ、すべて一年で消去していると、していないじゃないかという例外を私が言ったら、それは電子情報ファイルじゃないんです、紙ですからこの法律には違反になりませんと。逃げてばかりですよね。しかし、その根拠をちゃんと言ってくださいよ。この場で言わな...全文を見る
○春名委員 ですから、聞いているのは、これは電子情報ファイルではなくて文書ですから、三年間保存していてもいいんですというふうにあなた方は今言ったわけでしょう。だけれども、その文書なのかどうか。本当に七尾市の市役所は、ダイレクトメールとして、では文書でまた書いて、さっきもお話に出ま...全文を見る
○春名委員 ですから、そういういいかげんなことを答弁されて、電子情報ファイルだからいいんだと、一年、もう本当にきのうからの話を聞いていると、私も頭にきてしようがないんですけれども、人事ファイルだということをきのう本当におっしゃったんですよ。  それで、私もその採用試験にかかわる...全文を見る
○春名委員 ちゃんと調べてそれも明らかにした上で議論しましょう。そうしなければ議論が進みません。いいですね。  次に進みたいと思います。  「地方公共団体から地連への情報提供の内容等」というこの五枚目の資料で、その他の部分に、群馬、埼玉、千葉は一連番号というのが出てきますが、...全文を見る
○春名委員 そうしましたら、ちょっと疑問ですが、石川県のこの七尾市の場合も保護者を知らせてもらうようにしていますよね。この調査の中には、これは手引だからというのかもしれませんが、調査した結果ですので、父兄というのは出てきませんね、石川県には。これは何でですか。
○春名委員 これは私は朝もらったんですが、私がぱっと見ただけでも、そういう問題点が、これを見ただけでは全くわからないことがたくさんありますので、これで大体現時点でもう十分調査は済んだというふうにはとてもなりませんので、議論はこれから続くということを銘記しておいていただきたいのと、...全文を見る
○春名委員 この適格者名簿というのは、適齢者名簿のことであるということですね。しかし、表現は適格者名簿という名前でまだ残っているということですね。  確認しますが、適齢者の中で健康状態とかいろいろなものを調べて、その中にセンシティブな情報もいろいろ入って、市町村が、適齢者の中で...全文を見る
○春名委員 それでは、その第三の項目に「市町村は、適格者に異動があった場合は、その都度地連部長等に通報するように努めるものとする。」という表現が出てまいりますが、これはどういう意味合いになるのか。適齢者に異動があった場合に全部一々通報するという意味なのか、適格者という一定の、今否...全文を見る
○春名委員 適齢者の人が異動した場合には通報するという趣旨だということで今御答弁ありました。  そこで、そうしますと、二ページはぐって、こっちの手引でも、こちらの文書でも「適格者名簿」というのが、名簿の様式がありますが、これを適齢者名簿に読みかえましょう。適齢者名簿で、こちらの...全文を見る
○春名委員 長野県の場合は、職業、世帯主氏名、備考ということが、実際の適格者(適齢者)名簿にはその様式がそのまま残っていて、それを提出してもらうという仕組みになっているわけですよね。実際、これを使って市町村はやっているわけでしょう。  そうすると、この長野県の場合はどういう事例...全文を見る
○春名委員 それは何年間ですか。いつまでお調べになりましたか。
○春名委員 ですから、現存する資料の結果ということは、何年間の結果ですか。過去何年間ですか。
○春名委員 これは肝心なところなんですよね、先ほど細野さんも言いましたけれども。このファイルが残っている二年間ぐらいはいそいそとやっていたのかもしれないけれども、それ以前は、こういう名簿が厳然として残って、しかも適格者名簿という名前まで残って、備考、何をしていたのかわからない。世...全文を見る
○春名委員 現存する限り調査をしていただきたいと強く要望しておきます。  同じく、福井県の広報・募集のしおりもここに手に入れました。福井県の募集のしおりも、住所、氏名、生年月日、職業、世帯主との続柄、世帯主名、備考、つまり、長野県と同じ様式をそのまま活用しているということになっ...全文を見る
○春名委員 掌握していないばかりなんですよね、聞いていただければわかるように。こういう部分を明確にしないと議論にはならないということを言っているわけです。福井県、長野県、具体的に申し上げましたので、明確にしてください。それに基づいて再び集中審議などをやっていただきたい。  それ...全文を見る
○春名委員 それぞれの判断でやったものというふうに言われますけれども、こういうものを勝手に町がやるとは考えにくいですよね。だから、それぞれのところに協力要請があって、ひな形なんかを渡して、こういうことでやってくださいということを受けてこういう名簿をつくるということは、当然想定しな...全文を見る
○春名委員 例えば、山梨の職業、それから島根の父兄、これは、どういう名簿から、自治体のどういう業務からこれを受け取るようにしているんですか。
○春名委員 ですから、先ほど、総務大臣とはきのうもやったんですけれども、四情報は公開情報なのでまあ仕方がないというふうに皆さんは言ってるわけです。今は、その四情報だってDMに使われて、閲覧自由はやめようというふうな流れになっているんですね。いいですか、そういう中で、自衛隊の業務だ...全文を見る
○春名委員 法定受託事務だといっても、個人の情報をどんどん広げていいというふうにならないということと、同時に、住基台帳法は、昨日も言いましたけれども、その趣旨は情報を守る、四情報の開示だけということになっているわけでありまして、そういう趣旨を踏まえなければ政府の信頼は得られません...全文を見る
04月25日第156回国会 衆議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第11号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  初めに、防衛庁の適齢者リスト収集問題について、総理の姿勢と認識を伺いたいと思います。  防衛庁が、自衛隊入隊を勧めるために、十八歳になった青年の氏名、住所、年齢、性別という四つの情報を適齢者名簿として集めていることが明らかにな...全文を見る
○春名委員 それで、今おっしゃったことは重要なことなんですが、同時に、私驚いたのは、一つは、十三歳の中学校一年生から名簿を集めているという問題。同時に、国民が強い批判を持ちますのは、その四つの情報だけではなくて、自衛官募集に全く関係ない、今おっしゃいました、健康状態や職業、技能、...全文を見る
○春名委員 ですから、応募者のことを警察に情報を持ち込むことは何にも必要ないわけでして、そのことをなぜやるのかということが第一大きな問題です。  同時に、私どもは、地方自治体に自衛隊の募集事務そのものをさせることには反対ですが、しかし、仮に必要だとしても、個人情報保護の観点から...全文を見る
○春名委員 時間がないんですから、やめてください。(発言する者あり)
○春名委員 求めていないですから。早くしてください。(発言する者あり)
○春名委員 私は、指してもいない人が出てきてほしくないんですね。  それで、総理、応募したい人はいいんですよ。私はそんなことを言っているんじゃないでしょう、さっきから。本人の知らないところで、四つの情報、公開情報以外の情報も集めて、そして、大規模に集めてそれが警察にも渡っている...全文を見る
○春名委員 今お話しいただきましたように、野党案は、行政に関する個人情報保護法でも、行政の都合優先ではなくて、個人の情報、権利利益をきちっと守るということを貫いております。さらに、民間の方のその基本法についても、センシティブ情報の収集の問題など、今大きな問題になっていることについ...全文を見る
○春名委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案に反対、並びに野党提出の個人情報の保護に関する法律案及び関連三法案について賛成の討論を行います。  政府案に反対する理由の第一は、表現、報道の自由を侵害するおそれがあるということです。 ...全文を見る
05月06日第156回国会 衆議院 本会議 第26号
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○春名直章君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の個人情報の保護に関する法律案及び関連四法案に反対、野党提出の個人情報の保護に関する法律案及び関連三法案に賛成の討論を行います。(拍手)  まず初めに、国民の個人情報の取り扱いに対する政府の姿勢が厳しく問われている自衛官適齢者名...全文を見る
05月08日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第4号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは、お二人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  最初に菅波参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、お話の中で、アフガニスタンでの北部同盟とタリバンとの間でのワクチン停戦に努力された、ただ、九・一一が起こ...全文を見る
○春名小委員 先ほど、人間の安全保障を提唱できる数少ない国の一つだということをおっしゃって、なるほどなと私は思いまして、緑と水がある、それから平均寿命が高い、国がそれを保障する努力をしている国だということ、武器輸出の禁止を決めているモラルの高い国だということ、同時に、それらを包括...全文を見る
○春名小委員 もう一つ、このイラク戦争の問題で国連自身が果たした役割についてなんですが、先ほど参考人のお話の中でも少し出てきたんですが、無力になったというような意見も少なくなくあります。しかし、私は、それは非常に悲壮な見方だと思うんです。  つまり、イラク問題を平和的な解決の方...全文を見る
○春名小委員 時間が来ましたので終わりますが、だからこそ、ブリクス委員長が査察の継続強化であと数カ月ということも提案したことをやはり受けとめる必要性もあったというふうに私は認識をしております。  以上で終わりたいと思います。
○春名小委員 春名です。  もう時間もあれですので、簡潔に申し上げます。  国連の改革というときに、やはり国連憲章が示す方向を実らせるという方向での改革というのが一番大事だと考えます。その立場から現実のゆがみを正すということが何より大事で、その点からいいますと、イラク戦争の問...全文を見る
05月08日第156回国会 衆議院 総務委員会 第13号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の電波法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、今回の電波利用料額の改定が、既に破綻が明確になっている二〇一一年に地上アナログテレビ放送を打ち切る前回の改正を前提にしたものだからであります。  地上デ...全文を見る
05月15日第156回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第3号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  先生、本当にきょうはありがとうございました。九九年の住民基本台帳ネットワークシステムのときの参考人でもお話を聞かせていただき、先日の個人情報保護法の特別委員会での参考人でもお話を聞かせていただきまして、大変示唆に富んだお話を何...全文を見る
○春名小委員 今、行政のあり方を変えることへの抵抗が強いというお話もいただいて、私、なるほどなと感じたことがこの間たくさんありまして、例えば適齢者名簿の提供問題、八百二十二自治体にそれを、住民基本台帳法の趣旨を踏みにじって提供させる。それから、昨年は、知る権利の行使としてやった情...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございました。  最後に一点だけ。個人情報保護法の議論の一つの焦点で、第三者機関を置くか置かないかという議論があります。それで、やはり報道の自由、表現の自由を守ることと同時に、個人の情報を守るということを両立させるためには、行政の恣意を入れないで、独立し...全文を見る
○春名小委員 きょうの討論を聞いていまして、二つ発言させていただきます。  一つは、表現の自由、メディア規制の問題についてです。  国民の知る権利にこたえる取材、報道に伴って収集し、そして管理し、公表される個人情報は、本来、政府の統治目的だとか、あるいは一般的な民間事業者の営...全文を見る
05月19日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○春名分科員 日本共産党の春名直章でございます。  鴻池大臣を初め関係省庁の皆さんに、東南海・南海地震対策について伺いたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  南海トラフ沿いでの巨大地震の発生は、トルコ北部のアナトリア断層で起きる地震と並んで、世界でただ二つ、長...全文を見る
○春名分科員 今おっしゃった主要動が到達する前に検知して災害に備える、この十秒の差、五秒の差、大変大きい違いがあるというふうに思うんですね。やはり、その揺れ、その破壊が始まったということを検知し、そこをいかに早く県庁や公的な機関に伝えて一人一人の住民に徹底できるかということは、私...全文を見る
○春名分科員 先ほど私は、地震計に到達する秒数を三秒から五秒と言いましたが、私の勘違いで、それは約二十秒ぐらいかかるということで、その二十秒をもっと縮めるという意味で、今申し上げたのです。  今そういう方向、お金も要りますのでそう簡単なことではないというふうには思いますけれども...全文を見る
○春名分科員 続いて、第二番目に、公共施設と住宅の耐震化問題についてなんです。  これは、鴻池大臣にも災害対策特別委員会などでいろいろな委員の人が御質問もされておりますし、今、全国的にも大きな課題であるというふうに思いますので、私の方からも、その上に立って、特にということを中心...全文を見る
○春名分科員 そこで、二〇三〇年までに、南海でいえば大体四〇%、東南海でいえば五〇%という最大級の地震が想定されているわけですので、むやみに慌ててやれということは言いませんけれども、例えば、二十年の計画で耐震化率を確実に一〇〇%にする、そういう年次計画を確実に政府として策定をする...全文を見る
○春名分科員 それで、二点、もっと具体的な提案をさせていただきたいと思うんです。  一つは、小中学校の校舎については、耐震改修に取り組んだ場合に、補助率のかさ上げをしまして、二分の一に引き上げるというふうにしているわけです。しかし、同じ敷地の中にある体育館は三分の一のままなわけ...全文を見る
○春名分科員 命と安全ということでいいますと、同じ学校の敷地の中に体育館もあるわけですよ。小学校、中学校の生徒も使っているわけですね。生徒が使うために体育館があって、しかも、緊急時には避難場所になるわけですね。  その意味では、学校の校舎、教室と同じ重さで整備をするという緊急性...全文を見る
○春名分科員 大臣に、この点を最後、一言伺っておきたいんですけれども、地方債と元利償還について、例えば、今おっしゃいましたけれども、インセンティブを与えたらまずいからということとか、のべつ幕なしになるとまずいという話が出たんですけれども、例えば、合併特例債は、九〇%以上が充当率で...全文を見る
○春名分科員 それでは、最後の問題で、津波対策についてお聞かせいただきたいと思います。  特別措置法も津波対策に力点を置いているのが特徴だと認識しております。高知県の場合は、土佐湾沿岸部では大体十メートルの津波が押し寄せて、須崎市というところがありますが、そこでは市街地全部が波...全文を見る
○春名分科員 私は、一つの例を挙げたことですので、他の自治体からも同じような問題は当然、検討されることになると思うんですね。せっかく遠隔操作ができて自動開閉ができて、津波対策でしっかりとその湾を確保することができるのに、水系が違うために、管理が違うためにその部分だけはぽっかり口を...全文を見る
○春名分科員 済みません、終わりましたので。  結局、最後の耐震評価などの調査費への補助制度ということについては答えずに長々としゃべられるんで、困るんですけれども、私は、幾つか新しい提案も含めて、措置法ができたわけですから、大臣、それが本当に実を持って成果が上がっていくような方...全文を見る
05月20日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
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○春名分科員 日本共産党の春名直章です。いつも御苦労さまです。  昨年十一月、ILOは、日本の公務員制度改革にかかわりまして中間報告、勧告を出しました。その第一番目の勧告の内容に、消防職員と監獄職員への団結権の付与問題ということが出されました。今回の公務員制度改革の中で必ず決着...全文を見る
○春名分科員 「この条約に規定する保障を軍隊及び警察に適用する範囲は、国内法令で定める。」ということになっていまして、軍隊と警察は国内法令でどうするかを定めるということであって、全部適用除外しているということではないんですね。その点は間違いないようにしていただきたいと思うんですが...全文を見る
○春名分科員 長官に出てこいと言っていないんだけれども、出てきたので聞きますが、根拠法令を示せと言っているんです。警察の組織の構成員であるという根拠法令が国内にあるんですか。
○春名分科員 ですから、それはあなた方がそう考えているのであって、趣旨じゃないんですよ、根拠法令があるかと聞いているんです。一九六五年に八十七号条約を批准した後、今日まで、ILOに根拠法令はこれですということを示したことがありますか。
○春名分科員 だから、その考え方を変えなさいと言っているんですよ。根拠法令、ないんです。  消防の任務は、消防組織法一条、長官言われたように、国民の身体及び財産を火災から保護する、及びこれらの災害を軽減する。警察の任務は、警察法第二条、警察は、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の...全文を見る
○春名分科員 では、実際の仕事をお聞きします。  消防庁長官、消防職員が警察の指揮下に入って活動していることがありますか。
○春名分科員 昨年五月末から六月にかけて、ワールドカップという大イベントも開かれました。その際の体制でも、警察と連携は確かにとってこられたと思うんですね。ただ、消防は警察内のそういう組織として動いているんじゃなくて、対等の、独自の組織として消防救急体制をとってやっているわけですよ...全文を見る
○春名分科員 直ちにというふうにならないというおっしゃり方をされているんですけれども、もう五十数年来のあれでしょう、公務員制度改革に今着手しているわけでしょう。能力等級が一番今大きな柱だというふうにあなた方はおっしゃるのかもしれないけれども、この公務員制度改革、五十年来になかった...全文を見る
○春名分科員 今何を言っているのかよくわからないんですけれどもね。  私の質問に答えてほしいんですよ。どの勧告や文書でもう団結権問題は解決済みだ、そんなものがありますかと。あなた方の、いいですか、この政府追加情報の中には、ILOは満足を持って歓迎してくれた、そのことしか書いてな...全文を見る
○春名分科員 最大級の受けとめだというふうにおっしゃるんだが、その同じ文書で、大臣、何を言っているか、もう一回読んでみてほしいんですよ。いいですか、「「当委員会」は、満足をもって条約適用へ向かうこの重要な一歩として歓迎し、」、今言った、「当局と自治体労働者の組合が対話を続けるよう...全文を見る
○春名分科員 今大臣、非常に大事なことをおっしゃったと思います。次のステップであり、最終的解決とは思っていないということをおっしゃったと思います。  それで、今消防職員委員会ができて七年目でありますが、これが代償措置として機能できるように見守ってほしいという趣旨も言われました。...全文を見る
○春名分科員 最近では開催そのものがされていないところがふえて、ついに三〇%程度が開催そのものをしていないという状況になっているということです。大臣、これが第一です。  第二に、審議件数、同じく過去五年間でどんな状況でしょうか。
○春名分科員 八年度は八千七百件あったのが、十三年度は四千九百件になっているということです。取り上げられる、審議をされる件数も残念ながら減っているという状況であります。  三番目に、各年度、取り上げられた要求の中で、実施することが適当であるという数値が出ます。十二年度は二千十四...全文を見る
○春名分科員 きょう初めてその数字を聞いて、私は進歩だというふうに思います。今まで、その数字はとっておりません、わかりません、各消防長、消防本部長などに任せてありますという御答弁をずっとされてきたんです。ですから、私はこれは一歩進歩だと思います。  ただ、その中で、今、五七%、...全文を見る
○春名分科員 ですから、ILOに、三割ぐらいは実際には委員会がやられていないんだ、労働組合の方、自主組織の方からはそういう報告は行っているんですよ。それでILOが自覚して、ああそうなっているのかと驚いているわけですから、あなた方の報告の中にも、そういう十分でない面も含めてきちっと...全文を見る
○春名分科員 今私が申し上げたのはごく一部でありまして、私、この消防職員委員会の問題を取り上げるのは三回目で、系統的に実態を私自身も努力してつかんでおりますので、そういう点の積み上げの上に立って質問をしておりまして、この七年間の経過を見ますと、私は、消防職員委員会そのものを全否定...全文を見る
○春名分科員 長い経緯のもとに、一九六五年からの経緯のもとに今回そういう段階に立ち至っているということを、その重みを受けとめて対処することが大事だと私は思います。そのことを最後に申し上げまして、質問といたします。
05月27日第156回国会 衆議院 総務委員会 第15号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  先ほど来議論されております地方分権改革の問題について、当委員会の最重要課題の一つだと考えますので、委員長にお願いですが、一般質疑ないしは集中審議をこの国会中にぜひしっかり時間をとってやっていただきたいと要望しておきたいと思います...全文を見る
○春名委員 法案についての審議を行います。  部局の法定廃止については、遅きに失したぐらいであって、当然だと考えます。もう一つの指定管理者制度は問題が大きい。この点に絞って議論をしていきたいと思います。  今度の法改正で指定管理者制度が導入をされて、委託の対象が、公共性を持た...全文を見る
○春名委員 委員長にお願いですが、私は副大臣を呼んでいないんですよね、大臣に答弁をしていただくと。
○春名委員 自治行政局長も、私は質問をしていませんので、そのルールを守ってください、私の。きのうそのことははっきり言ってありますので、その点、明確にしておいていただきたい。  さて、今お話が出た点を議論していきたいと思いますが、今までは、曲がりなりにも自治体が出資をする第三セク...全文を見る
○春名委員 住民のサービスの向上のためにこういう制度も設けるんだということを前提の認識として持つ必要があると私は思うんですね。先ほどの御説明の中でも、とにかく財政が大変なので、公が管理をすれば効率的でないので、そこを解決するかのような認識が非常に強いんですけれども、公の施設ですか...全文を見る
○春名委員 その角度から少しお聞きしますが、九一年に、今お話が出た出資法人、第三セクターに公の施設を管理委託できるという仕組みを導入しましたね。九一年から今十二年たっていまして、このことによって住民サービスがどのように向上したのか具体的に説明していただけますか。
○春名委員 利用料金制をとっていると柔軟になって、それで取り組みがうまくいっているという、その程度の話かなと今聞いたわけです。  問題は、公共性の保持ということについて、この法案、改正案も含めてどう担保しているかということについて具体的に伺っていきたいと思うんですね。  この...全文を見る
○春名委員 留保されているというお話ですけれども、今回の改正で、特に公権力の行使にかかわる権限の移譲があるのかどうか。
○春名委員 今、使用許可という権限の行使は管理受託者にできるというお話ですが、それ以外にはないと考えてよろしいですか。
○春名委員 今お話が出た、公物警察権は委託できない、それから使用料の強制徴収も委託できないというお話でしたが、それ以外にも管理ということではたくさんありまして、これはどうですか。許可の取り消し、使用の中止、施設の退去命令、施設設備の点検、過料の賦課、不服申し立てに対する決定、こう...全文を見る
○春名委員 許可の取り消しと許可を与えるということだけだというふうに認識していいですね。いいですね、それで。
○春名委員 今これを詳しく聞いておりますのは、先ほどの山名委員の質問もあったんですけれども、例えば、やはりリスクが出てくるわけですよね。破綻をしますね、委託した管理者が。その際に、その負債をだれがかぶるのかということが具体的な問題になってくるわけです。どう解決するのか。住民の負担...全文を見る
○春名委員 今の説明、ちょっとよくわからなくて、済みません。要するに、サービスの提供が大前提で、必要なので、継続させるためには破綻処理を税金を投入してもあり得るという認識なのか、そうではないのか。  それから、監査についてですけれども、自治体の監査は、当然、指定管理者に及ぶのか...全文を見る
○春名委員 次に、個別法との関係を聞いておきます。  今回の制度導入の対象になる公の施設で、その施設にかかわる個別の法律が既に存在しているものが少なくなくあります。公立図書館を律する図書館法、公民館を律する社会教育法、上下水道、地下鉄、バスなどの公営企業には公営企業法、これらが...全文を見る
○春名委員 公民館について具体的にお聞きしておきます。  公民館は社会教育法に規定をされております。二十条で、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図る、そして、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的と...全文を見る
○春名委員 それから、公立図書館についても一点聞いておきたいと思います。  図書館法二章に公立図書館が規定されております。十七条では、「公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。」とあります。この趣旨について述べていただきたいのと、今...全文を見る
○春名委員 時間が参りました。最後に一言申し上げて終わります。  今、学校給食とか保育所などの民間委託がかなり進んでいまして、その中で、住民の間から、やはり安全の問題、安心の問題、非常に大きな問題になっています。それから、自治体の責任があいまいになっている問題、住民のチェックが...全文を見る
05月29日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  国際機関と憲法について議論する上で、やはり、今の中川委員のお話とも結びついた話になりますが、一つは、イラク戦争をどう見て、世界の平和秩序を展望する上でこれがどういう意味を持っているのか。二つは、その中で国連あるいは国際社会の動き...全文を見る
○春名委員 知る権利、アクセス権、プライバシー権というのは大変国民の関心も高いものですし、この間、情報公開法あるいは個人情報保護法などの審議で国会でも議論をされてきました。国民の権利を拡充するという上で、やはり大変重要な課題だと私も思っています。その点で、今大事なことは何かという...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは、五人の陳述人の皆さん、ありがとうございました。  まず最初に、島田参考人に少しお伺いしたいのですけれども、お話を聞いていまして、私たちも、そして皆さんもそうだと思いますが、拉致の問題や核開発の問題について、大変な危惧...全文を見る
○春名委員 今の島田さんの御意見について、岩淵参考人はどうお考えになっているか聞きたいのです。  一つ参考に私も申し上げておきますが、実は、九四年に北朝鮮の核危機がありました。あと一歩手前のところで戦争になるという危険性があったときに、韓国の大統領が電話で直談判して、それを押し...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  同じく、これは本当に今、国の大きな問題ですので、鴨野参考人にも、この北朝鮮問題について、どういう方向で解決する必要があるかということについて御発言をお願いします。
○春名委員 続いて、松田参考人に伺います。それから、岩淵さんも同じ質問です。  北朝鮮のそういう脅威があるので日本は有事法制が必要であるということが、今、国会で最大の議論になっているわけですね。ただ、私たちは、議論してきて、これは日本の国内の国民を守るという法制ではなくて、率直...全文を見る
○春名委員 最後に、松田参考人にもう一問だけ。新しい人権問題についてなんです。  私、個人情報保護特別委員をやって、ずっと議論してきたんですよ。その間に例の自衛隊適齢者名簿事件というのが石川県を中心にして出まして、これは大問題だということで、行政は勝手に個人情報をこうやって活用...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。
06月03日第156回国会 衆議院 総務委員会 第17号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  本法律案は、住民の代表機関である議会の関与が極めて限定的です。今、地方分権の推進はだれもが否定できない、そういう流れでありまして、そのためには、住民の代表機関である議会の活動はこれからもっともっと拡充強化しなければならないと思い...全文を見る
○春名委員 国と地方というのは制度上大きな違いがありまして、先ほど大臣言われたとおり、大統領制と議院内閣制の違いということでいえば、大臣自身もこの委員会でもよく答弁されているように、地方の議会と首長というのは車の両輪であって、チェック・アンド・バランスが非常に大事なんだという指摘...全文を見る
○春名委員 午前中からその答弁を繰り返しておられるんだが、制度を導入するのは国なんですよ。制度を導入するのはあなた方なんですよ。そのあなた方が導入する根本の思想と考え方を私は聞いているんですよ。地方分権に反するんじゃないか、そういう認識はないのかというのを聞いておるわけですね。だ...全文を見る
○春名委員 話のすりかえでありまして、制度を入れることではなくて、制度設計そのものの問題点を私は指摘しているんです。そのことを聞いているんですよ。議会の関与をあえて少なくするような、そういう制度設計を地方分権の時代にどうして入れるのかと。それをあなた方が入れるんですから、そこのと...全文を見る
○春名委員 第三セクターは、今おっしゃったとおり、民間の発想や活力を導入しながら推進しよう、そのために議会や住民のチェックをできるだけ少なくして、弾力的に運営できるシステムということで導入されてやってきたわけですね。  その結果がどうなったかということが、もう冷厳な事実で明らか...全文を見る
○春名委員 議会のチェックが弱かったのが要因ではないなんておっしゃるけれども、それならば何でこういう通達を出すんですかと言っているんですよ。全部が全部、議会のチェックが弱かったとか住民の監視が弱かった、一〇〇%そうだとは僕も言いません。いろいろな問題があるでしょう。しかし、その一...全文を見る
○春名委員 いや、違いますって、弱まっているんですって。そういう制度設計していると言っているじゃないですか、議会の関与は弱めるんだいうて言ったじゃないですか、副大臣がさっき。それがいいんかというて聞いておるんですよ、私は。  議会は何をするか、私も読み込みましたけれども、議会が...全文を見る
○春名委員 情報公開をきちっとすべての業務にわたってやるというのであれば、一般的努力義務規定じゃなくて、法案の中に地方分権の流れをちゃんと入れて、そのことを明確にするというぐらいやったらどうですか。  住民監査請求、これはできない、当然、住民訴訟も対象にならない、お金を出したと...全文を見る
○春名委員 やはり総務大臣はああ言えばこう言う人だなと思います、本当に。地方分権といったら、議会の機能が拡大強化するというのは中核中の中核じゃないですか。一言だけ申し上げておきます。  それで、今、公立病院のお話が出ましたけれども、自治体病院協議会の会長で、岩手県立病院の院長で...全文を見る
○春名委員 みずから主体となって直接に実施する必要があるからこそ、不採算であっても、赤字を出しながらも、それぞれの自治体病院が努力をしているというのが今の現実だと私は思うんですね。それを、みずから主体となって直接に実施する必要がないものの範疇にあなた方は入れているわけです。  ...全文を見る
○春名委員 私は、こういうツールを今導入して、さあどうぞというのをするのが国や総務省の仕事じゃないと思いますよ。  今、全国の自治体病院は、特別要望で、一、小児医療対策、二、精神医療対策、三、医師不足対策、緊急三課題、これを訴え続けています。そして、総務省に対しては、そのための...全文を見る
○春名委員 評価委員会は、長が任命して、議会の条例ですか、それで決めるということにはなっていますけれども、そういうものですからね。しかも、私はやはり思いますに、三年から五年で業績評価するんでしょう、少なくとも五年の間には。その先どうなるのか、やはりそういう制度設計になっているわけ...全文を見る
○春名委員 六十六条に、「政令で定めるところにより設立団体の長が定めるものは、当該移行型地方独立行政法人の成立の時において当該移行型地方独立行政法人が承継する。」というふうになっているわけですね、六十六条、公務員部長。だから、この政令の中に、今までの労働条件というのは当然私は入っ...全文を見る
○春名委員 そうしたら、これからの議論になるということですね、労使交渉で。そういうことですね。  それで、私、ちょっと根本的な問題を聞きます。  これまで地方公務員はその身分を保障されて、法定の事由がなければ、その意思に反して身分を失うことはないとされてきました。ところが、移...全文を見る
○春名委員 私、聞いているのは、移行型一般地方独立行政法人、五十九条の二項のところで、非公務員型になるでしょう。非公務員型は、さっき言った五万四千施設、五十万人職員、極端に言ったら全部ですね、非公務員型でもあり得るという制度設計なんですよ、これは。この二項のところでそういうふうに...全文を見る
○春名委員 国の独法のことはいいんですよ。  身分が変わる。しかし、それを可能にする条文を、「相当の職員となる」というのを、五十九条の一項と二項で一行加えているので、それでいいんだということなんですが、私が問うているのは、地方公務員として、公務員として、全体の奉仕者として、住民...全文を見る
○春名委員 大臣、どう思いますか、私のこの問題提起。
○春名委員 自分が瑕疵もないのに一方的に公務員でなくなることが突然ある、これは許されないことだと思いますし、中沢委員も言われていましたけれども、こういう問題は労使協議によってしっかり合意をしながら当然進めていくということだと思うんですね。これは大臣、もう一回、確認ですけれども。
○春名委員 管理運営事項じゃなくて、さっき言ったでしょう、労働者との話し合いによってこういう問題もきちっと決めていくと、当然ですね、非公務員型、公務員型になるかを含めてということを。それは確認しておきたいと思うんで、もう一回答弁してください。  ただ、今の議論を聞いていて、民間...全文を見る
○春名委員 以上で終わりますが、ちょっとこの制度は、やはり地方自治という観点から見るといただけないということをはっきり申し上げまして、終わりたいと思います。
06月05日第156回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第4号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは貴重なお話をありがとうございました。公共の福祉論について私からもお伺いしたいと思います。  憲法学界が、国家による人権制限を防止するために、公共の福祉の解釈を限定的に行ってきたというのはそのとおりでありまして、それに...全文を見る
○春名小委員 家族の問題を次に聞きたいんです。  参考人からお話があったように、個人対国家という二項対立を超えて、共同体、家族との関係の再構築を考えるというのは極めて重要である、ただし、これは義務条項を入れるような憲法改正論には直ちには結びつかない、こういうことをきょう陳述いた...全文を見る
○春名小委員 公共哲学の問題で、先生今、公共哲学ネットワークの活動をされて、いろいろ注目されていると思うのですけれども、その公共哲学の観点から見たときに、この間、先ほど最初の質問でも少しお答えいただいたのですが、アメリカの行動とか、報復戦争、イラク戦争が世界にもたらしてきたものが...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
06月10日第156回国会 衆議院 総務委員会 第19号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  現行の消防庁長官の措置要求の仕組みに加えて、消防庁長官による指示の規定を盛り込むことに関連して、質問したいと思います。  一九九五年に創設された緊急消防援助隊ですけれども、その活動を私も消防白書で拾ってみました。九六年十二月の...全文を見る
○春名委員 今お話が出た指示という制度を導入するという一方で、現行の消防庁長官が要請する制度も残しておられるというのは、今のままの制度であっても十分その役割を果たしてきているということでもあろうと思うんですね。今度の制度は、今言った、その現行の制度は残しつつ、新たに消防庁長官によ...全文を見る
○春名委員 そうしますと、今私が申し上げた五つの事例、これらは、この指示の対象にはならない事例ということになりますか。
○春名委員 今度は、求めるということとは異なって、消防庁長官による指示ですので、これは要するに、正当な理由がなければ断れないということですし、応じなければならないということだと思うんですね。  御存じのとおり、消防は自治事務でありまして、その世界に国の機関である消防庁長官による...全文を見る
○春名委員 広域的な消防体制の整備は、否定もしませんし、重要だと思います。私も、南海地震が起これば、もろに地元にもなりますし、そういうことを想定しなければならないので、そのこと自身を否定するつもりは全くないんです。  次に論点として聞いていきたいのは、大事なのは、やはりその事態...全文を見る
○春名委員 安全管理員が現場に配置されていなかったということはなかったということなんですか、この場合は。
○春名委員 基準はわかったんですが、この記事によりますと、この火災は安全管理員が現場に配置されなかったことが一つの要因になっているという記事になっているわけですね。それは偽りであって、むしろ、充実した体制で、二隊八人で対応し、そのうちのお一人が安全管理員も兼ねてきちっとした対応を...全文を見る
○春名委員 充実した体制をとって取り組まれるということは非常に重要なことでして、そのことを大いに奨励する必要があると思うんですが、現実にこういう指摘もされていますので、また、その原因についての分析は今途上ということでもありますので、後に私にまた詳しく教えていただきたいということを...全文を見る
○春名委員 前段は、要するに、今でも消防力の基準を大きく割り込む充足率にとどまっている。その到達を反映している決算額、これと比較しても、地方交付税に算入される基準財政需要額がそれよりまだ少ない。今数字を挙げられたように、九三%から九四%しかないという状況だということが今の話でわか...全文を見る
○春名委員 以上で終わります。
06月12日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  基本的人権と公共の福祉について、二点に絞って発言いたします。  まず、日本国憲法のコミュニタリアニズム的解釈と新しい人権の問題について述べます。  小林参考人は、日本国憲法をコミュニタリアニズム的に解釈することによって、環境...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  私は、これまでの自由討論で、イラク戦争が国連憲章、国際法に違反する無法な戦争であることを批判してまいりましたが、今この戦争の正当性が改めて問われる事態となっております。それは、戦争の最大の口実とされた大量破壊兵器がいまだに見つか...全文を見る
○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  六名の陳述人の皆さん、きょうは本当にありがとうございました。  お話の中で、憲法の理念と現実が矛盾し、そごを来しているという陳述が共通して寄せられました。とりわけそれが九条と平和主義を軸にして語られました。それは事実です。 ...全文を見る
○春名委員 ありがとうございました。  西原さん、続いてお願いします。  もう一つ大事なことは、これ以上憲法違反を積み重ねちゃならぬということなんですね。やはり、引け目を感じるのは、憲法がありながら憲法に違反するような現実をつくることに引け目を感じるわけなので、憲法があるので...全文を見る
○春名委員 鹿子嶋さんにお伺いします。  九十二条、九十三条、九十四条、九十五条と第八章があるわけですけれども、陳述人のお話では、ちょっと簡素過ぎるなという御意見が出されたと思うんですが、私はそれについては意見を異にしております。  それはさておき、要するに、住民自治が根づい...全文を見る
○春名委員 現実に、九十二条には地方自治の本旨が掲げられていて、その中の第一の柱は住民自治であるということはもう定説であり、はっきりしているわけですね。しかし、現実の政治がそれを拒んでいるんじゃないかという具体例を今申し上げたわけなので、そここそが今問われている憲法的な問題じゃな...全文を見る
○春名委員 どうもありがとうございました。
06月26日第156回国会 衆議院 総務委員会 第21号
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○春名委員 私は、日本共産党を代表して、日本郵政公社法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  本法案は、日本郵政公社の郵便貯金資金等の運用方法にコール資金の貸し付けと投資顧問業者との投資一任契約の締結による信託会社への信託をつけ加えるものであります。  反対の...全文を見る
06月30日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  当委員会で、自衛隊を送るイラクの占領統治の実態がどのような状況になっているか、議論になっております。派遣する先がどのようになっているのか、なかなか政府は明らかにしません。  そこで、私も、占領統治の機構がどのようになっているか...全文を見る
○春名委員 これは当事国に実力部隊を直接送り込むという法律なんですよね、今度。その実力部隊、自衛隊がどういう向こうの統治機構の中で、指揮下の話も出ていますけれども、どういう形で行動するのか、何をするのかという、いわば法律の前提になる大事な問題じゃないんですか。国防総省から出してい...全文を見る
○春名委員 同じことを、御答弁繰り返しているので、今度この表を出したんですよ。  つまり、ここを見ていただければわかりますけれども、連合軍司令部の下に、いいですか、この表をよくごらんになっていただきたい、左は、連合軍司令部は治安及び援助任務なんです。セキュリティー・アンド・サポ...全文を見る
○春名委員 全く私の質問に答えていただいていないんですね。その答弁は何度もおっしゃっているのは私はよく認識しておりますので、したがって、今回こういうものをお出しして、もっと具体的に言ってほしいということを伝えているわけです。  連合軍司令部が治安及び援助任務、セキュリティー・ア...全文を見る
○春名委員 初めからそう言っていただければいいんです。そんな難しいことを聞いているつもりはないわけでして。  ところで、この治安・軍事部隊が行っていることは、バース党の残党掃討作戦、今度はガラガラヘビ作戦、あるいはイラク住民のデモ隊の鎮圧なども当然その任務として含まれていると思...全文を見る
○春名委員 こういう答弁なんですね。  右を見てください。「指揮・統制」、黒い線でなっているんです。中央軍が連合軍司令部を指揮統制するという仕組みになっているんですね。こんなのは常識なわけです。そのもとにある治安・軍事部隊がですよ、今これからやろうとしているガラガラヘビの作戦も...全文を見る
○春名委員 それは確認してもらえばいいんだけれども、実際はこういう中央軍の指揮を受けて、連合軍司令部、治安・軍事部隊というのはそこにきちっと配置されていて、いいですか、人道の方は右ですから関係ないんです、そういう治安を維持するということで、実際イラクでやっていることは掃討作戦であ...全文を見る
○春名委員 非戦闘地域の話はちょっとおいておいてください、さっきからそういう議論になっているので。  要するに、私は占領統治の統治図をきょうお示ししているわけです。このCRFというのは、御存じのとおり、ブッシュ大統領にも安全保障問題で提言をするような、フォーリン・アフェアーズを...全文を見る
○春名委員 出していないから答えられないと言われるんだけれども、占領統治がどうなっているかというのを聞きますよというのは、私は質問を出しているわけですよね。そんな前提の問題であって、そういう議論もしているわけですし、そして私は具体的に聞いているのに、そのことについてもお答えになれ...全文を見る
○春名委員 そうでしょう。だから、三条の二項は、左側の治安・軍事部隊のところでやるんでしょうと。そして、その治安・軍事部隊が実際イラクでやっていることは、治安の維持ということでいろいろやっておられるが、その中には掃討作戦もあり、デモの鎮圧ということも当然含まれているでしょう、それ...全文を見る
○春名委員 それでは、例えば派遣された自衛隊が水を補給するという任務を安定確保支援活動でやるとします。同じ米軍でも、掃討作戦やデモ鎮圧作戦をやっている米軍には水はやりません、そうでない、いいことをしている米軍に、いいことと言ったら失礼ですけれども、そうでないところには水を渡します...全文を見る
○春名委員 話を次に進めますが、ちなみに、この治安・軍事部隊のもとで活動している外国軍はどこですか、現在。治安・軍事部隊のもとで活動している外国軍はどこですか。
○春名委員 先日、六月二十四日現在判明分であなた方が委員会に出した資料では、「安定・安全の確保」の活動で派遣中というのは、リトアニア一カ国ということがここで示されているわけでありますね。  それで、報道では、六月二十八日の朝日新聞に出ているのですけれども、イラク国内の治安維持な...全文を見る
○春名委員 じゃ、一方、六月二十八日付、同じ日の、私、高知県なものですから、高知新聞の一面に、これは共同通信の配信だと思いますが、派遣する自衛隊の拠点を米軍が駐屯し管理下に置いているバグダッド国際空港にするという検討が行われているということが報じられております。こういう検討を防衛...全文を見る
○春名委員 じゃ、今の答弁の上にもう一度お聞きしますが、この報道によりますと、政府は、バグダッド国際空港を拠点とすることによって、一、米軍が空港周辺を厳重に警備しており安全性が高まる、二、危険が迫った場合には航空機で退避できる、こういうふうに判断している。  今、いろいろな可能...全文を見る
○春名委員 非戦闘地域というのは、この法律が憲法違反でないという根底の概念として繰り返し、先ほど佐藤委員の議論でも、議論されてきたわけです。  どういう場合が非戦闘地域なのかという、やはりその定義、内容を示さなければならないと思うんですね。それはあなた方に責任があると思うんです...全文を見る
○春名委員 では、委員長に改めてお願いしておきます。  今の議論の中で、一つは占領統治の実態がどうなっていて、この図が正しいのかどうかも含めて、そして自衛隊がどういう入り方をするのか、もし法律ができたときに。そのことはやはり委員全体で明確にした上で議論する必要がありますので、そ...全文を見る
○春名委員 では、最後に、残りの時間、一言言いたいと思いますが、要するに、今度の法律といいますのは、史上初めて、占領している国に、領土の中に入っていく、地上軍が入っていく、武器弾薬もこの中で輸送することができるという点では、しかも、大規模な戦闘は終わっているという認識ですが、戦闘...全文を見る
○春名委員 それは本当に詭弁だと思いますよ。今いみじくもおっしゃったけれども、停戦合意を第一の原則にするというのは戦闘が行われていないということを担保するためだとおっしゃったけれども、それが今議論になって、戦闘地域、戦闘している国なんですよ、それはあなた方も認めているじゃないです...全文を見る
07月03日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第5号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  お二人、きょうはありがとうございました。  まず藤井さんに、近くで済みません、日米同盟のことなんですけれども、今のアメリカの戦略をどうごらんになっているのか。つまり、今野さんもちょっとおっしゃいましたけれども、一国主義と批判...全文を見る
○春名小委員 私も、世界戦略としてこういう方向をとっていることの危険性ということと、国内の中で民主主義を定着させる努力だとか、その点で、世界の中で果たしたアメリカの国民の役割というのは全く否定するものじゃないし、大事な点はあると思っております。その点は申し上げておきたいと思います...全文を見る
○春名小委員 大変正直な答弁をいただいたと思うんです。  つまり、それならば、今日本の憲法で記された理念と現実がこれだけ乖離してきているのに、その違憲の状態を、違憲とは言いません、違憲の状態を、それ自身を正すという選択肢がなぜ出てこないのかというのを聞きたいわけですね。憲法の理...全文を見る
○春名小委員 現実の変化ですよね。それがあるから乖離があって、だから憲法がついていっていないというお話だと思うんですが、その点での議論に次に入ります。  例えば、武力行使をやらない。憲法九条は、その武力行使をやらないということを戦力を持たないというところまで押し上げているわけで...全文を見る
○春名小委員 済みません、もう終わりますので一言だけ。  大体お話を聞いていてわかったんですけれども、要するに、今の憲法で、武力行使がこの憲法ではできにくいので、やれるようにしたいというふうにやはり聞こえてくるわけでして、その点ではやはり、そうではない選択肢をどう知恵と力を尽く...全文を見る
○春名小委員 近藤さんのお話なども聞いていまして、私が思っていることを一言述べたいと思います。  一九九二年にPKO法ができましてから、九九年に周辺事態法、それから二〇〇一年にテロ特措法、二〇〇三年に武力攻撃事態法、そして、ちょうど今ですか、イラク新法が委員会で採択されたのでし...全文を見る
○春名小委員 済みません、一言。  葉梨先生に一つだけちょっとお聞かせいただきたいんですけれども、世界の平和、そして国際貢献、日本は国の力も大きいですので、二十一世紀に本当にもっともっと努力する必要があると思うんです。全く共通しています。ただ、それが非軍事の分野ではなぜだめなの...全文を見る
07月03日第156回国会 衆議院 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第5号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  参考人は、日本国憲法の前文が、どこの国の憲法の前文としても通用する、無国籍だという問題と、それから、古くなって賞味期限が切れたということで改正というお話をしていただいたんですが、それにかかわってまず二点伺いたいと思うんです。 ...全文を見る
○春名小委員 私も、中山太郎会長が書いた「世界は「憲法前文」をどう作っているか」というのを拝見したんですけれども、今おっしゃったように、侵略戦争への反省とこうした戦争は繰り返さないということを決意した前文は、日本国憲法しかないんですね。政府が起こすんです、戦争は。それに国民が動員...全文を見る
○春名小委員 この平和的生存権については、今国際的な注目を浴びているんですね。国連総会の決議でも使われるようになっているんですよ。  一九七八年十二月十五日に国連総会が採択した平和に生きる社会の準備に関する宣言というのがございます。そこでは、各国民と各人は、人種、思想、言語、性...全文を見る
○春名小委員 これは、もう御存じかと思うんですけれども、日本国民が、自分の国の安全、国民の命と安全と生存を戦前のように、それから他の国家がそうであるように、最後的には武力や戦争によって維持する、安全と生存を維持する仕方をそういうところにゆだねないという意味なんですよね。戦争によっ...全文を見る
○春名小委員 この点でも、やはり私、世界の流れを見る必要があると思うんですね、賞味期限というお話も出ましたので。  例えば、イラク戦争が起こって、百九十一の国のうち百三十の国が、この戦争はおかしいぞ、異議があるぞ、反対だという声を上げているわけですね。今度のイラクへのこの占領支...全文を見る
○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。  討論、参考人のお話を聞いて、なお二点について発言させてもらいます。  一点は、前文には、日本の歴史、伝統、文化がない、あるいはオリジナリティーがないという意見、議論についてであります。  前文は、憲法の基本原則や理想を宣言...全文を見る
07月10日第156回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第5号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章でございます。お二人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  まず、中村参考人にお伺いしたいと思います。  日本国憲法二十五条の規定の世界の憲法との比較についてちょっとお伺いしたいんですが、冒頭に、すべての国民が健康で文化的な最低限...全文を見る
○春名小委員 そこで、その二十五条の解釈の問題で、私は、先生もおっしゃったように、これは実体的な権利の保障の中身であると思うんですね。朝日訴訟なんかでそういう実体的な権利の中身を闘い取ってきたと言ったら表現は悪いかもしれませんけれども、そういうものではないかと思うんです。  た...全文を見る
○春名小委員 先生の陳述の中で、九五年の社会保障制度審議会の勧告のお話を出していただきました。社会保障制度は、みんなのためにつくり、みんなで支えていくものとして、二十一世紀の社会連帯のあかしとしなければならないという理念が述べられていて、これは当然のことだと私も思うんです。  ...全文を見る
○春名小委員 ありがとうございます。  小塩参考人にお伺いしますが、年金の非常に詳しいお話をいただいて、勉強になって、ありがとうございました。  それで、少し広い話で申しわけないんですが、やはり少子化社会を克服するというのは大命題だと思うんですね。高齢化社会、長生きするという...全文を見る
○春名小委員 どうもありがとうございました。
○春名小委員 きょうの参考人質疑を通じて、憲法二十五条が、やはり世界の憲法との比較で見ても非常に先駆的な規定をしているということと同時に、やはり二十一世紀の日本の進路たり得る中身を持っているということが、私自身非常に明白になったなと思っています。  生存権の内容についても御説明...全文を見る
07月10日第156回国会 衆議院 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第5号
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○春名小委員 日本共産党の春名直章です。二人の皆さん、どうも御苦労さんでした。  古川さんに最初にずばりお聞きしたいのですが、日本の議院内閣制と、それから国会と内閣の関係ということで、きょう陳述いただきましたが、問題の所在が何かということでもう一回改めて確認したいのですが、官の...全文を見る
○春名小委員 そうしますと、その上に立って議論をしますと、憲法上の明文の中にいろいろな不備があるのでこういう問題が起こっているというよりも、私の認識は、その運用に問題があるという認識を持っています。  そういう点で、ちょっと議論をしたいと思うんですけれども、一つは、官僚機構が政...全文を見る
○春名小委員 お話も出ましたけれども、内閣が行政権の主体というふうに新憲法でされたのは、明治憲法からの反省がやはり大きくあるわけですよね。立法、司法、行政の区別は明治憲法のときにもありましたけれども、実際は、行政権は全部天皇が直接やる、こういう体制になっていて、国務大臣が内閣とい...全文を見る
○春名小委員 政治と官僚の問題などについて議論する際には、やはり癒着という問題は、日本にとっては避けて通れない大きな柱の問題だというふうに私は思っていまして、別個とはとても思っておりません。それはもう見解の違いかもしれませんが。  最後に、国権の最高機関という点について、古川さ...全文を見る
○春名小委員 終わります。ありがとうございました。
○春名小委員 春名です。  お二人に、もう少し、質問を含めて発言をさせてもらいます。  先ほどの、第九十六条の憲法改正条項の問題についてですね。この九十六条では、発議は、国会がこれを発議するということになっています。内閣はそれを行うということにはなっていないということ。それか...全文を見る
07月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第18号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  きょうは、吉井議員にかわりまして、私の方から鴻池大臣、そして石原大臣に質問したいと思います。  まず、鴻池大臣の、先ほどの、長崎の事件にかかわる十一日の記者会見での発言の問題について質問させていただきます。  過激な発言で、...全文を見る
○春名委員 市中引き回しの上打ち首という暴言は到底許されないわけでありますが、今大臣がおっしゃった、政治家としての考え方にはいろいろある、加害者が出てこない、この問題について私はこう考えている、このことを言ったまでであると。  確かに、七月の十一日の記者会見では、信賞必罰、勧善...全文を見る
○春名委員 青少年問題の対策を考える際に、世界の標準である子どもの権利条約の中心点をもし御理解されていないとすれば、私は、それだけでも大問題だと率直に申し上げておきたい。罪を犯した少年に対して、人間としての尊厳の回復と価値観の獲得、早期の社会復帰、復帰後の建設的な社会参加の促進こ...全文を見る
○春名委員 大臣やめた方がいいですね。どうすれば解決するか、みんな胸を痛めているんですよ。その世界の到達点がこういう子どもの権利条約の四十条の中身になって、日本も批准しているんじゃないですか。この四十条の第二項には、罪を犯した子供たちの司法手続のすべての段階でプライバシーの保護が...全文を見る
○春名委員 加害者の人権も被害者の人権も同等に大事なんです。それをどうすれば守れるのか、そして、二度とこのようなことが起こらない、そういう凶悪な犯罪が起こらないようにどうするのかということを英知を集めてつくり出したのが、子どもの権利条約のそのポイントじゃないですかと言っているんで...全文を見る
○春名委員 話をすりかえないでほしいんですけれどもね。  あなたは、十一日の記者会見で、厳しい罰則をつくるべきである、勧善懲悪であって、罰則を強化しないとびりびりこない、こういうことは不適切だといって取り消しても何にもないんですよ。そういう考え方を持っていらっしゃるわけですよ。...全文を見る
○春名委員 政府が国連に提出した児童の権利に関する第一回報告、平成八年の五月にこの文書を政府自身の決定として国連に出しています。その中にはこう書いてあります。  罪を犯した少年に対しては、刑罰による非難を加えるよりも、保護、教育を行うことが健全育成に役立つと考え、性格の矯正と環...全文を見る
○春名委員 私の質問に答えてください。両立するんですかと聞いているんです。
○春名委員 今議論してきたとおり、例えば、鴻池大臣、権利条約も少年法も、余り読んでいらっしゃらないのか、知っているけれども言わないのかわかりませんけれども、一九二二年の旧少年法から、一九四九年一月に新少年法に変わりました。日本国憲法の、新しい憲法のもとで、基本的人権を保障するとい...全文を見る
○春名委員 実態からいって、そういう、提出して、やるというような状況にはないというふうに思いますし、そのことを肝に銘じておいていただきたいんですが、そのことについて今から議論を進めていきたいと思うんです。  それで、七月の十三日の新聞あるいは九日などの幾つかの新聞に、自民党の了...全文を見る
○春名委員 五日たって、まだどこからどういう指示でこういうものが出たのかおわかりにならないということなんですね。  そうしましたら、後で議論しますが、これはなかなかえぐい話がたくさん出てくるので、十八日に閣議決定するためにこういう手だてでやりなさいとか、物すごく生々しい話なので...全文を見る
○春名委員 大臣、異常じゃないですか、これ。五日たってもまだわからない。しかし、中身はすごいことが書いてあるわけで、大臣が考えていないことも含めてかもしれません。後でちょっと言いますけれども、これはどう考えますか。
○春名委員 本当に重大な問題で、例えば石原大臣一つ、中身をごらんになっているので、中身にかかわって、怪文書だからわからないとおっしゃるかもしれませんけれども、少し聞いておきます。  「ネタメモ」といって、手書きされているんですね。その「ネタメモ」と手書きされた文章の中にこういう...全文を見る
○春名委員 そういう発言をしたという書き方ではなくて、恐らくこういうことも反論でしゃべれというような、これはサジェスチョンではないかと思いますがね、この文章は。  こういうようなことまで議論されているわけであって、行革推進事務局の皆さんや大臣にとっては、こんなおぞましい話はない...全文を見る
○春名委員 ILOに適宜情報を提供して理解をしていただきたいという立場に立っていること自身が問題なんじゃないですか。十一月に勧告が出されて、中間報告といいますが、もちろん中間報告ですが、そして三月に分厚いこういう政府の追加情報を皆さんが反論として出されて、そしてこの追加情報の反論...全文を見る
○春名委員 ですから、先ほど私が申し上げているように、例えば石原大臣は、消防職員は職員委員会をつくったという自分たちの歴史がある、だから団結権と言われても困るということをおっしゃっているけれども、そういうことを全部わかった上で、そうではなくてその上に立っても、その上に立ってもです...全文を見る
○春名委員 非常に軽く見ているように思えてならないんですね。  長い歴史があるわけです。長い歴史があって、その上に立って五十数年ぶりの公務員制度の大改革をやる際に、この問題について、現行の制約をそのまま置いたままで改革をするという提案がされて、そのことについて、本当にそれでいい...全文を見る
○春名委員 大臣がこの発言で示した手順は、だれが見ても、意味ある交渉、協議、合意に達する努力という点で、こういう手順を踏むのはいわば当然というように思うんですね。これをまた薄めるということになりますと、また話が違ってくると思うんですね。  それで、労働側との話し合いを誠実に行う...全文を見る
○春名委員 果たしてそうでしょうか。それは全く違うんじゃないでしょうか。  連合とよく話をすることは当然であります。最も数も大きいですし、しっかり議論をしていただく、協議機関もつくってやられるということは当然です。同時に、ILOにはほぼ同じ中身で提訴をし、その二つの提訴に対して...全文を見る
○春名委員 日本には二つのナショナルセンターがあるんですね。ILOは、例えばことしの三月六日、七日に結社の自由委員会を開催しまして、その報告の中で、二十六、二十八日の理事会で承認しているものですけれども、「委員会は、第二十八期中労委への任命の機会に、あるいはそれ以前であってもその...全文を見る
○春名委員 ですから、そういうレベルの話を私はしているんじゃなくて、いいですか、今度の公務員制度改革の問題とそれに対する中間報告と勧告というのは、日本にある連合と全労連がほぼ同じ内容で、労働基本権の問題を含めて提訴して、それに対する中間報告と勧告が出されているわけです。二つのナシ...全文を見る
○春名委員 責任を持って対応しているということについて今おっしゃっているわけですので、そして差別をすることはないということもおっしゃっているわけですので、このことをこれからの意義ある協議に生かしていただくということを強く改めて要請しておきたいと思います。  さて、最後に、石原大...全文を見る
○春名委員 今の人事院の御説明について、石原大臣はそうは考えないという、ちょっと違うということだというふうに私は理解しているんですが、少し、違うということだけで結構なんですが、どうですか。
○春名委員 時間が参りましたので、今お二人の答弁を聞いていても、根本的な問題が食い違っているということがはっきりわかりました。そこの違いもいいかげんなままに閣議決定をしたり、あるいは今、労働組合との関係では全く不十分でありますし、最初に申し上げたように閣議決定をするような条件は全...全文を見る
07月24日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第9号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  今国会は、イラク戦争と世界の平和のルールという問題が正面から問われて、当委員会でも幾度となく議論が行われました。  今、イラク戦争の大義とされていたものが失われたことが明らかになってきました。もともと、国連決議もない、国連憲章...全文を見る
○春名委員 先ほどの中川委員に意見を申し上げると同時に、御質問させていただきますので、よろしくお願いします。  一つは、大量破壊兵器の断定の根拠となるその証拠が崩れたことが、重箱の隅をつつくようなものだという発言について、私は撤回をしていただきたいと思っていますが、真意を聞きた...全文を見る
○春名委員 葉梨先生の天皇元首化のことについて一言だけ発言させていただきたいと思います。  御存じのとおり、日本国憲法は、天皇条項については、「国政に関する権能を有しない。」という制限規定を厳しく設けております。これを厳格に守ることが何より大事かと思います。  この象徴天皇制...全文を見る
10月02日第157回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  本調査会でも繰り返し議論となりました、イラク戦争と世界の平和秩序、世界の激動の中での日本国憲法九条の値打ちについて発言をいたします。  日本共産党は、イラク戦争に対して、これが国連憲章の平和のルールをじゅうりんする不法不当な戦...全文を見る
10月03日第157回国会 衆議院 総務委員会 第1号
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○春名委員 日本共産党の春名直章でございます。  郵政民営化問題を麻生大臣に最初にお聞きします。  九月二十六日の記者会見で、郵政三事業の在り方について考える懇談会、この小泉懇談会の三案以外に、「第三の道があると思っている」こういうふうにおっしゃっている。そして、記者に突っ込...全文を見る
○春名委員 それでは、続いて聞きますが、つぶれない民営化、過疎地それから地方から郵便局がなくならない民営化というのは、どういうものを想定しているんですか。
○春名委員 国営ですから、もうからないところももうかるところも相殺しながらこのネットワークサービスを、ユニバーサルサービスを続けている。これはもう歴然たる事実ですね。  それで、今お話が出ましたが、例えば民間の金融機関というのは今どんな事態になっているかというと、調べてみたんで...全文を見る
○春名委員 大臣の話を聞いていると、何で民営化しなきゃいけないのか全く出てきませんね、率直に言いまして。本当に、今私が言ったそういう二万四千七百のネットワークが大事な役割を果たしている、そして地域の金融機関の役割を大きく果たしている、そこをしっかり支えてさらに住民の利便を推進して...全文を見る
○春名委員 もう少し精緻に議論したいんですけれども、直にという話とかいうんじゃなくて。  人勧は、賃金だけを切り下げるものじゃないですよね。公的年金の給付の切り下げ、それから生活保護基準、失業給付、社会保障給付のこういう全面的な切り下げにもつながりますね。そういう影響について、...全文を見る
○春名委員 本当にひどいですね。  一つは、影響を受ける労働者は七百五十万人になるんですよ、大臣。七百五十万人に影響するんです。国家公務員の賃金削減額は二千二百二十億円、直接。地方公務員が四千三百八十億円、同様の賃下げをやられますと。国の特別会計分がこれで五百三十億円の影響。要...全文を見る
○春名委員 直接の四百三十万を言っているんじゃないんですよ。七百五十万人が影響を受けるということはもう明らかなんですよ。そのぐらいのことは認識しておいていただきたいと思うんです。  昨年のマイナス勧告がやられて、例えば昨年十月から十二月期の個人消費が〇・五%、ことしの四月から六...全文を見る
○春名委員 ですから、公務員の賃金の切り下げが民間に影響を与える、民間に影響を与えたその賃金を基準にしてまた公務員賃金の切り下げが起こるという賃金引き下げのスパイラルになっているんじゃないですか、そういう御認識はないのでしょうかということを聞いているわけです。  例えば、ことし...全文を見る
○春名委員 先日、日本世論調査会が暮らし向き世論調査というのをやったんですね。そうしますと、九月の下旬ですけれども、十年前と比べた暮らし向きが、悪くなった、やや悪くなったが五五・三、よくなった、ややよくなったが一三・五で、四倍以上なんですね。暮らし向きが悪くなっていると。悪くなっ...全文を見る
○春名委員 調査の仕方が違うからやむを得ないというお話なんですが、ぜひ公務員労働者そのものにその中身をきちっと説明しないと、私は納得を得られないと思うんですね。  毎月勤労世帯調査というのは、もう今のお話にも出ましたけれども、その前の年との比較では〇・四%減ですよね。民間の春闘...全文を見る
○春名委員 私、特に問題だと思っているのを一点、総裁、もう一点聞かせていただきたいんですが、初任給周辺は〇・五%にマイナスを抑えるというふうにされていますよね。しかし、人事院の調査でも、大学卒業で八四・四%、高卒で八四・八%は初任給はマイナスではなくて据え置きをしている、こういう...全文を見る
○春名委員 おおむね労働者の同意を得られるようにというふうにおっしゃるわけですけれども、その合意、議論が得られるようにという意味できょう質問しているわけであります。  もう一つ今度の勧告の問題点ですが、調整措置が結局不利益遡及に当たるという問題についてです。  ことしは、各人...全文を見る
○春名委員 どういう簡素化をしようが、不利益を遡及しているというその事実には変わりないわけでして、だから、要するに、労働者は労働基本権を剥奪されていて、代償機能として人事院勧告があるわけです。これだけの不利益をこうむる勧告に対しても、労使の交渉によって妥結をしていくということはで...全文を見る
○春名委員 一九八六年には、3種採用者は一万三千二百九十六名いたんですね。それが、今お話がありましたように、二〇〇二年に三千七百十七名、二〇〇三年が三千四百五十二名、はっきり言って激減しているわけですね、激減。一方、2種は、大学卒程度、官職で二級ですけれども、二千五十三名から三千...全文を見る
○春名委員 終わります。