日笠勝之

ひかさかつゆき



当選回数回

日笠勝之の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第104回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○日笠分科員 大臣、遅くまで御苦労さまです。この委員会は大変希望者が多くて夜遅くまでやるそうで、食事もいただけないということで、非人間的な分科会でございますけれども、答弁の方はひとつ人間性あふれる御答弁をお願い申し上げたいと思います。何項目が、大変項目が多うございますので、できる...全文を見る
○日笠分科員 これがスムーズにまとまりますと、いつごろから成分表示、原料表示が実施されるとお考えでございますか。予測で結構です。
○日笠分科員 ぜひひとつ精力的にお願いを申し上げたいと思います。  続いて、昨年大変に問題になりましたジエチレングリコールワイン問題でございます。  これにつきまして、昨年の十二月二十六日にワイン表示問題検討協議会で「国産ワインの表示等に関する暫定措置について」というものが発...全文を見る
○日笠分科員 公取の黒田課長さんにもおいでいただいておりますけれども、このワイン表示問題検討協議会の暫定措置でございますが、どのような御感想ですか。
○日笠分科員 ひとつワインの信用回復のためにも前向きの検討をお願い申し上げたいと思います。  続きまして、昨年当委員会でも申し上げました未成年の飲酒対策でございます。一これは本来ならば厚生省ないしは文部省、警察庁等々だと思うのですけれども、まあお酒の監督官庁は国税庁でございます...全文を見る
○日笠分科員 その点をよろしくお願いを申し上げて、次に移ります。  これは政策減税の分野になるわけでございますが、先日、文部省の方で五十九年度の学生生活費調査というものの発表がございました。これは大学生のことでございますが、国公立それから私立、学校への納付金を初め生活費も含めて...全文を見る
○日笠分科員 続いて医療費控除でございます。  これは確定申告等々で皆さんが感じられることで、新聞の投書欄なんかにもよく出ておりますが、いわゆる眼鏡とかコンタクトレンズの医療費控除、これは当然治療とか手術、手術することです、それから検診こういうようなものに付随するものでないと医...全文を見る
○日笠分科員 矯正治療と言うんですからね、治療の一種だと思うのですよ。これは、別に所得税法で眼鏡はだめだと書いてあるわけじゃありません。矯正治療ということを考えますと、通達で弾力的に運用すればできることですね。そういうことで、お父さんも、お母さんも、子供さんにも全部眼鏡かけるとい...全文を見る
○日笠分科員 それでは紙おむつはどうでしょうかね。国立療養所はこれは予算化されまして、紙おむつの費用は払わなくてもいいんですね。国立病院は自己負担。もちろん家に在宅の寝たきり介護老人、これも当然自己負担になっております。これも私は医療費控除に入れてもらいたいと思うのです。それは、...全文を見る
○日笠分科員 ですから、そういうアンバランスがあるわけですね、今おっしゃったように。一括して保険なら保険でやるわけでしょう。
○日笠分科員 ですから、在宅の人と病院の人、また在宅の人と国立療養所の人は違うわけです。アンバランスがあるわけですから何らかの救済措置をすべきである、これは要請をしておきます。  続きまして、これは岡山県という局所的な問題かと思いますか、神戸協和会事件というのがございます。昭和...全文を見る
○日笠分科員 そうすると、こういう九千五百名からの被害者、三十億とも四十億とも言われる焦げつき、こういうふうな大事件になって、それまでいろいろな協議を受けておったけれども、これは県の問題だ、県の商放課の問題だ、大蔵省は全然関係ないんだ、こういうことですか。
○日笠分科員 最後に要請をしておきます。  こういう業態が全国にあるかと思いますので、一遍その実態を把握しなければいけないのではないかということ、それから、協議を受けて、これは県の問題だと突っぱねるのじゃなくて、相互銀行法違反で指名手配されているわけですから、相互銀行というのは...全文を見る
○日笠分科員 終わります。
03月07日第104回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○日笠分科員 お昼前は私が最後だそうでございますから、もうしばらくおつき合いをお願いしたいと思います。  長官は昨年御就任されてから精力的に科学技術に関する各種施設を御視察になられ、まさに科学技術立国日本にふさわしい長官であると私は心から敬意を表する次第でございます。  そこ...全文を見る
○日笠分科員 慎重な対応が望まれるわけでございますので、どうかひとつよろしくお願いしたいと思います。  次は、私の地元の問題ということになります。局所的な、地方的な、ローカルな問題かもしれませんけれども、高レベル放射性廃棄物の処理ということにつきましては大変に大きな問題でござい...全文を見る
○日笠分科員 どこまで選定が進んだかということでございますが、結論的にはいかなる岩石でもいい、こういうことですね。玄武岩でも花崗岩でも石灰岩でもよかろうということだそうですね。  今第二段階に入っておるわけでございますが、例えば、第一段階の作業が終わって具体的にどういう地域、地...全文を見る
○日笠分科員 ところで、これは電気タイムスという業界の新聞社でございますが、「エネルギー  動静」という業界紙を発行しております。昨年の六月二十八日でございましたか八月二十八日でございましたか、こういう記事が出ております。「高レベルは岡山県・哲多に」、哲多町というところでござい...全文を見る
○日笠分科員 では、この哲多町について、ここから先も考えたこともない、こういうことでしょうか。それとも、地層的には非常にいいんだそうですね。そういうことも含めてまあ全般的にはいいんだけれどもというふうな、地層的にはいいんだ、そういうふうな認識ですか。どういうことでしょうか。
○日笠分科員 今のお話を聞きますと、地元の方からということですが、私どもが聞いている範囲では、御存じのように原子力産業会議がございますね。あの原子力産業会議の幹部の方が地元に接触をして、そしていろいろと話し合った上、東海村の方にも視察をするのにいろいろ便宜を図った。ですから向こう...全文を見る
○日笠分科員 これの事実関係を一度はっきりと、地元から誘致したいと言ってきたのか、こちらから――こちらというのは原子力産業会議のことですが、話しかけられたのか。この辺はどっちですか局長、いわゆるもともとの出だしは。向こうから誘致をしたいからと言ってきたのか、こちらから話をかけたの...全文を見る
○日笠分科員 ですからもう一度聞きます。簡単なんですよ。地元から誘致をしたいという希望があって原子力産業会議が動いたのか。原子力産業会議の方が、今おっしゃいましたね、地下水がない、非常に候補地として適地だ、そのように数ある中の一つであるということからどうかということで話しかけたの...全文を見る
○日笠分科員 そうしますと、実は地元には御存じのように動燃さんの人形峠があります。今、六十三年稼働予定の原型プラントの工事の方も着実に進んでおります。そういうもろもろのことがございまして、私はこれから時間の許す限り、一つ一つ地元にわだかまっておりますおりのようなものを取り除いてい...全文を見る
○日笠分科員 それでは白紙で結構ですが、もし西日本一カ所、東日本一カ所ということで六カ所村に商業プラントができる、西日本にどこかつくる場合、その場合も岡山県と限りませんけれども、商業プラントと高レベル放射性廃棄物の処理とを抱き合わせでお願いするということはあり得るのですか、それは...全文を見る
○日笠分科員 もう一つわだかまっておる問題でございますが、これは私が申し上げました哲多町の隣の町、備中町と成羽町という町がございます。そこに鉱山の廃坑がございますが、実はここで財団法人の原子力環境整備センターさんが、低レベルの放射性廃棄物地下保存の適性試験というものを過去行ってお...全文を見る
○日笠分科員 全く関係ないわけですね。わかりました。  それともう一つ、先ほどの哲多町の件でございますが、地層的には非常にいい岩石の層だ、地下水も少ない。しかしながら、これはちょっと岡山の北の方にございまして、港が瀬戸内海としますと、そこから、もし哲多町に決まったとしてですよ、...全文を見る
○日笠分科員 そうしますと、今のことを全部ここでまとめてみますと、この岡山県哲多町に政府首脳と原子力産業界の首脳が決めた、腹を固めたというこの電気タイムス社の「エネルギー 動静」とか、またその前、去年五月二十三日に出ております土木通信社の「プロジェクト・ウイークリー」、ともに出て...全文を見る
○日笠分科員 産業界はわからないというのは、産業界はそういう動きがあるということですか。局長の知っている限りでは産業界もそういうふうな意向はない、こういうことでしょうか。
○日笠分科員 大体浮き彫りになってまいりました。私は賛成とか反対を言う立場じゃなくて、きょうは科学技術庁の、いわゆる国の原子力行政の特に一番の問題であるこの高レベル放射性廃棄物の処理についての御見解をお聞きしたわけでございます。  長官、今の論議を聞いておられまして、この高レベ...全文を見る
○日笠分科員 そこで、今PRの件、私も昨年のこの分科会で岡山県の人形峠に第二PR館ということで非常に善処をしていただきまして、これは感謝申し上げております。聞きますと、東京都内に余りないのですね。原子力発電所とか濃縮工場の隣には立派なPR館がございますけれども、東京都内、科学技術...全文を見る
○日笠分科員 では最後に、本当に時間がございません。海洋投棄のことにつきましてずっと流れを追ってみますと、六十年一月には中曽根総理が豪州初め大洋州の四カ国を訪問し、海洋投棄については一応強行しない、こういうようにはっきりと言明されておりますし、その後ロンドン条約の件であるとか、ア...全文を見る
○日笠分科員 どうか長く長官を続けてください。終わります。どうもありがとうございました。
03月07日第104回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○日笠分科員 文部省への質問は私が最後だそうでございますから、今しばらくお時間をいただきたいと思います。  海部さんは、いわゆる文教族と言われる中でも特に高い見識と手腕の持ち主である、こういうことで、今日の荒れる教育の蘇生をする救世主ではないかという熱い熱い国民の期待もございま...全文を見る
○日笠分科員 ですから、この人は「特殊教育」という文言を法律の文面の上から削除してもらいたいという大臣へのお願いですが、これは難しいです、法制の問題ですから。だけれども、大臣の個人的な見解として、こういう言葉は現在適当ではないのではないか、勉強でもしたい、研究でもしてみたい、こう...全文を見る
○日笠分科員 こういう細かい質問、実はほかにもございましたね、最近の新聞で。いわゆる今のテレビの番組は性風俗、暴力、こういうものが非常に蔓延しておる。これも大臣は御存じですか。大臣、一度一日テレビを見てください。果たしてこれで子供の教育にいいんだろうかというのがありましたね。そう...全文を見る
○日笠分科員 僕は一度要請はできると思いますね、個人的に。文部大臣ならあれでしょうけれども、海部さんという一人の政治家として要請できると思いますので、一度また機会があればぜひ要請をしていただきたいと思います。  きょうは、国連大学のことにつきまして少しお時間をいただきたいと思い...全文を見る
○日笠分科員 二カ年というのは去年とことしという意味ですか、それともことしと来年、六十一年度、六十二年度という意味でしょうか。
○日笠分科員 そうしますと、六十一年度予算で一応基本設計は終わる。ということは、既に設計をする方はお決まりなんでしょうか。私は、国際公開コンペといいましょうか、国連大学でございますから、国際的建物でございますから、世界じゅうの建築家のすばらしいアイデアをちりばめた設計を公開募集し...全文を見る
○日笠分科員 差し支えなければお聞きできませんか。
○日笠分科員 そうしますと、来年、六十二年から着工に入るのでしょうか。
○日笠分科員 予定とすればいつ着工でしょうか。今考えられておる予定でいきますと、年度でいきますといつ着工になりますか。
○日笠分科員 隣に厚生省所轄のこどもの城というのがありますが、これは基本構想作成から六年で着工しておりますね。調べたらそうなんです。基本構想の作成から着工まで六年間です。では、この国連大学は基本構想作成から着工まで結局とのくらいかかると見込んでおられるわけでしょうか。
○日笠分科員 大体わかりました。六十二年、六十三年ぐらいというように一応踏んでおけばいいのじゃないかと思います。  では、もう基本設計が始まったということは、規模ですね、高さが何階建て、どのぐらいのものであるとか、総建坪数であるとか、こういうものも既にお決まりでしょうか。決まっ...全文を見る
○日笠分科員 出し惜しみしないで、小出しにしないで、具体的に何階ぐらいで、どのくらいの坪数で、総建築予算がどれぐらいかということを、差し支えなければ、概略でいいですから。当然それは途中で変わるわけですから……。
○日笠分科員 二万一千平米、では大体百億前後ぐらいの見当ですね、どうでしょうか。百億が五百億になるということはないでしょうが、百億前後と見ていいでしょうか。
○日笠分科員 都民の方はどういう青写真ができるか早く知りたいと望んでいるし、私たちも、国連大学はいつできるのだろうか、せっかく東京都が無償で一万八千平米近い一等地を提供されているのだし。実は私、この前の日曜日に行ってきたのです。東京都の消防庁の訓練場ですよ。それは訓練を一等地です...全文を見る
○日笠分科員 鈴木都知事はODA予算でやったらどうかという新提案をされましたが、この可能性はあるのでしょうか、建築の方は。
○日笠分科員 ODAでも何でも立派なものができればいいわけでございますから、ひとつ積極的に、とにかく早く建設をするということで、前向きにお願いをしたいと思います。  この国連大学をつくるということで、東京都を通じて地元から陳情なり要請がいろいろと皆さんの方に来ているのじゃないか...全文を見る
○日笠分科員 続きまして、学校における児童生徒の健康診断でございます。  もうこれは皆さん御存じのように、学校保健法で規定をされておりますが、特に突然死でございますね。ある日突然学校でばったりと亡くなるという突然死、これは五十九年度でございますが、例えば心臓系の突然死は百二十四...全文を見る
○日笠分科員 続いて、学校保健法でも明確に、施行規則でございますけれども、いわゆる精神神経症その他、精神障害も発見に努めるとあるわけでございます。特に自閉症だとか、登校拒否だとか、いじめの問題も、一部精神的な問題もあると思います。  こういうことで、例えば岡山県の県の単独事業で...全文を見る
○日笠分科員 確かにそういう方向であることは重々知っておるわけでありますが、校医さんとしてつけるということでなくて、例えば市で一人でも結構ですし、郡で一人でも結構ですし、大きい市であれば二人とか、そういうふうに教育委員会なら教育委員会の中にそういう専門の方を置いて、学校の先生がそ...全文を見る
○日笠分科員 続いて健康問題に関しますが、アルコール問題でございます。  一遍、大臣にもぜひひとつ詳しいデータをお見せしたいと思うのですけれども、ある市民団体が調査したところによりますと、中学生で一週間に数回以上お酒を飲む、低アルコール分だと思いますけれども、中学生でそういうの...全文を見る
○日笠分科員 これは札幌市の学校保健会の「体をむしばむもの タバコ、シンナー、アルコール」というリーフレットでございます。これは、全札幌の中学校一年生の生徒さん全員に渡すのだそうですね。保健体育の時間のみならず、そういうリーフレット、副読本的なものをつくって自覚をしてもらう。ただ...全文を見る
○日笠分科員 喫煙ができると、ぜひ次は飲酒の問題もお願いしたいと思うのですが、どうでしょうか。
○日笠分科員 時間も迫りましたので、最後に地元問題でございますが、私の岡山県におきまして、県北に津山市というところがございます。その津山市の皆さん方がぜひ技術科学大学を設置していただきたい、こういう強い強い要望がもう十年来ぐらい出ておると思うのです。この技術科学大学の今後の方向性...全文を見る
○日笠分科員 その津山高等専門学校で、金属科を情報工学科にこの四月から改組をしていただきまして非常に感謝するわけですが、この高等専門学校、高専という名前を、専科大学でございますから短期大学であるとかいう名前に呼称を変えたらという意見が非常に多いように聞いておりますが、大臣どうです...全文を見る
○日笠分科員 最後に、これも津山市の問題でございますが、史跡津山城趾、大変立派な石垣がある城跡でございます。ここが、一部のところが途中でちょっとおなかが出るようにぽこっと石垣が、だれが見ても危ない、私も何遍も見ましたけれども、いつ崩れるのかというぐらいに非常に危険な様相を呈してお...全文を見る
○日笠分科員 前向きにお願いします。  以上です。
03月20日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○日笠委員 恩給法等の一部改正問題、また、そのほかの行政改革、貿易摩擦の問題、青少年対策の問題で、時間のある限り政府の御答弁をいただきたいと思うわけでございます。  まず、恩給の件でございます。御承知のとおり、昭和五十六年七月の臨時行政調査会の行政改革に関する第一次答申、この中...全文を見る
○日笠委員 この「年金制度とのバランス」という中の一つの概念としまして、いわゆる旧軍人軍属の恩給欠格者の方々の場合、国民年金であるとか厚生年金には引き継げないわけですが、そういうことも考えておられるというふうに理解してよろしいでしょうか。
○日笠委員 戦後処理懇の基金の問題についてはまだ後ほどお尋ねをしたいと思いますが、これは局長どうなんでしょうか、いつごろまでに目安をつけるとかは。年金制度とのバランスを見直すということですが、そういうタイムスケジュール的なものはあるのでしょうか。
○日笠委員 また後ほど聞きますけれども、御承知のとおり、行革審も六月で一応卒業論文を書かれて、法律的には廃止になるわけでございますが、未措置といいましょうか改善措置ができてない分につきましては、これは当然何らかの形でやらないと、中曽根内閣の大きな柱であります行政改革、財政改革、教...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、約六十五万人ぐらいが未請求であるということでございますね。六十五万というと大都市の人口ぐらいに匹敵する方でございます。これの時効という問題がありますけれども、その辺は弾力的に運用してくださっておるようでございますが、もちろん亡くなられた方であるとか、いろ...全文を見る
○日笠委員 続きまして、死亡とか婚姻によります恩給の失権者、これは資料をいただきまして、五十九年度は十四万八千件、こういうことでございますが、会計検査院の方の五十九年度のいわゆる不当事項であるとかいうことで取り上げられておるものの中に、厚生年金及び国民年金の支給が不適切ということ...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、今は現況届は二年に一度でございますね。戸籍謄本でなくても抄本でいい、弾力的にやっていただいておるそうでございますけれども、国民年金、厚生年金は一年に一度でございます。その一年に一度でも、先ほど言ったような相当の過払いが起きておるわけですね。そうなりますと...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、先ほど局長がおっしゃった、高齢者の方は中間でもということでございますね。その中間というのは毎年という意味にとらえていいのでしょうか。
○日笠委員 そうしますと、ちょっとこれはひとつどうなのかなと思うことがございます。それは、厚生年金と国民年金の現況届は、市町村の役場へあらかじめ社会保険庁から送ってきました現況届書を提出しますと、それに居住地証明の判こを押してくれて、それをそのまま社会保険庁へ送り返せばいいという...全文を見る
○日笠委員 もらう方は老後になっていただくわけですから、年金でも恩給でも老後の生活保障の資金でございますから、片一方は二年に一遍で戸籍謄本をつける、片一方は居住地の市町村の判こだけでいい、こういういわゆるアンバランスがあるわけですから、横並び、公平ということを考えても、できる限り...全文を見る
○日笠委員 それから次に、行政監察局の方になるかと思いますが、いわゆる恩給にかかわる行政相談の件数でございます。  これは一応五十八年度までの資料をいただいておりますが、年度によって違うわけですが大体千件、多いときは千六百件、相当ございますが、恩給にかかわる行政相談の中身はどう...全文を見る
○日笠委員 はい、了解いたしました。  続いて、全国市町村職員年金者連盟の方から既に陳情が行っていると思います、いわゆる現職公務員の給与改定の実施より一年おくれであるのでこれを解消されたいという陳情でありますが、これは毎回の附帯決議でも、参議院、衆議院ともに、附帯決議でそのこと...全文を見る
○日笠委員 それから二つ目に、恩給受給者に対する老齢福祉年金の支給制限を撤廃されたいとありますが、この辺はどうでしょうか。
○日笠委員 この陳情書は恐らく行っておると思いますので、もう一度よく御検討いただければと思います。  それから、これは非常に細かいことでございますが、「恩給法令要覧」なんという法律書を見ますと、これ一冊、とてもとてもこんなものを一夜漬けで質問しろというのは無理なようなことでござ...全文を見る
○日笠委員 これは台湾の人が見たらどうなんでしょうね。自分のところが蛮族で、それを治められるのかということですね。恩給法というのはほとんど毎年一部改正されていますね。そういうところで、台湾の人から見れば「理蕃」、私たちは野蛮未開のところであって、それを治めるのが日本だ、こういうこ...全文を見る
○日笠委員 恩給局長はこれ一筋で何十年ですから、使いなれた言葉ですから非常にわかりやすいと思いますけれども、先ほどから言っていますように対外的なことも考えなければいけませんし、ぜひひとつ前向きに検討してみてください。  恩給の件は以上で終わりまして、続いて戦後処理問題につきまし...全文を見る
○日笠委員 いわゆる八条機関でない私的諮問機関、靖国懇のことを実はきょうも質問したかったのですが、官房長官がだめだということでしたので。――この方向性はまあいいと思うのですけれども、私的諮問機関が報告をする、それを受けて即予算化をしていくというのは、もちろん予算化をするには最終的...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、あくまでもこれは特別基金の皆さんの御意見を伺うアンケートであって、個人補償を考えたアンケートではない、こういうふうに理解をするわけでございます。  ところが、恩欠の方々のいろいろな団体がございますけれども、そういう方々の機関紙といいましょうか会報を見ま...全文を見る
○日笠委員 もう一度総理府の方に確認いたしますと、このアンケートはあくまでも、基金をつくる、その基金をどのような形で運用していくかといいましょうか、こういうことをお聞きするものであって、別に誘導的な内容を含んでいるものとは考えなくていいわけですか。こういうものだと、具体的なものじ...全文を見る
○日笠委員 だけれども、このアンケートを見ますと、展示館を設けての常設展示はどうかとか、刊行物の発行であるとか、また記録映画であるとか、それからまたこっちの方には会館の件、平和会館というのですか、大体そういうことでこのアンケートをとられています。このアンケートから考えますと、もう...全文を見る
○日笠委員 御努力の跡はうかがえますけれども、最後にフリーで書くところもございますし、いい知恵が出てくる、このようにも思いますが。  これは別の分野からお聞きしますけれども、この特別基金検討調査室は、一億円くらいで、今アンケートの回収を始めておりますね。そのほかにも、全国にある...全文を見る
○日笠委員 「お願い」というのが皆入っていくわけですね。これを見ても、戦後処理問題懇談会でいわゆる基金の創設を提唱するとぴしっと入るわけですね。ですからもらった方は、個人補償のことではなくてあくまでも基金に対するアンケートだな、こういうふうに理解をすると思うのです。  この恩欠...全文を見る
○日笠委員 ここで、政府と自民党さんとの昭和四十二年六月の了解事項がございますね。これは三項目ございますが、ちょっと読んでみましょうか。       了 解 事 項  1 引揚者に対する特別交付金の総額は、一九二五億円とする。  2 本施策により在外財産問題あるいは引揚者に...全文を見る
○日笠委員 国会第一でございますから、立法措置さえできれば恩欠者の方々にも救済措置の可能性は残るわけですね。立法措置ができればできるということを確認をして、次へ移りたいと思います。  今度は行政改革の件でございます。五十九年十月の御存じのように行革審の「臨時行政調査会答申の推進...全文を見る
○日笠委員 自己評価は非常に難しいということですね。未措置の部分もたくさんありますね。  当委員会でもいろいろな観点から論議されておるわけでありますが、いわゆる国土庁、北海道開発庁及び沖縄開発庁の三庁統合というのが昭和五十七年の基本答申に、「特殊事情を考慮する」という言葉があり...全文を見る
○日笠委員 事ほどさようで、行政改革もだんだんトーンダウンをしているような気もするわけですね。八ブロック制でも六十年度末で、地方の機関でございますね、八ブロック制にするということも、三つは残そうとか、今までの答申後の状況変化にかんがみて当面の間は八ブロックもやらないという、電波監...全文を見る
○日笠委員 最後に、青少年対策本部長は長官でございますので、ひとつお願いを申し上げたいと思うのです。  六十年版の青少年白書、いじめのことがちょっと出ていますね。今学校で大変話題になっておりますいじめの問題、ちょっと出ております。そこで、今、法務省は人権侵害だというようなことで...全文を見る
○日笠委員 ちょっと答弁漏れですね。長官、青少年問題審議会に諮問をしていただけるかどうかということ、これは最後が答弁漏れでございますから。それで終わります。
○日笠委員 時間が来たから終わります。
03月25日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○日笠委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、恩給法等の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。  恩給法は、昭和四十八年に給与スライド方式が採用され、昭和五十二年からは現在の給与回帰方式が定着して、毎年の国家公務員給与の改定に基づいて恩給年額を増額...全文を見る
03月25日第104回国会 衆議院 本会議 第13号
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○日笠勝之君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま趣旨説明のございました安全保障会議設置法案に対し、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたすものであります。  我が党はかねてより、安全保障問題を考えるに際しては、国防の面からだけではなく、平和への外交的努力や、経済、資源、エネ...全文を見る
04月08日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○日笠委員 安倍外務大臣、久方ぶりの内閣委員会でございまして、なかなか御質問する時間がありませんので、在勤法の一部改正の前に何点かお伺いをしておきたいと思います。  去る六日に、東北とかまた埼玉とか地方遊説が精力的に行われておるようでございます。東北も秋田の方では、記者会見でい...全文を見る
○日笠委員 今同僚議員からも、結局走らせているからだれもいない。我々であれば土曜日、日曜日に帰って田の草取りと称するものをやりますよ。しかしながら、そういう解散風をどなたかが吹かすがゆえに――慎重に審議しなければいけないものがこの内閣委員会にいっぱいあるわけですよ、そういうことか...全文を見る
○日笠委員 そういうことで、衆議院というのは任期四年あるわけです。私もまだ一年生議員ですから二年三カ月少々、もうこの二年三カ月の間に何回地元に帰らなければいけないか。参議院みたいに六年間あれば、しっかり国民の御委託で勉強もできて、大臣にも鋭い質問もできるんじゃないかと思うのですけ...全文を見る
○日笠委員 ぜひひとつ、特にミニ外務省は、課長さんクラスが地方へ行きまして地方の行政ということを知ることもまた大きな勉強になりまして、将来の役に立つ、こういうふうに言われておるわけでございますから、積極的にひとつお願いをしたいと思います。  SDIについて若干触れておきたいと思...全文を見る
○日笠委員 いろいろなパターンがあるし、研究を今しておるわけでございますが、例えば三月十二日の参議院の予算委員会で中曽根総理は、いわゆるSDIの参加は、昭和四十四年五月の宇宙の平和利用に関する国会決議、これに反するかどうか、政府の態度を決めてから法制局に勉強してもらう、こういう答...全文を見る
○日笠委員 そうすると、四十四年五月の宇宙の平和利用に関する国会決議案に外務大臣も賛同されたお一人だと思うのですが、SDIはこの決議に反しない、反する、どちらですか。
○日笠委員 だれが見てもこれは宇宙の平和利用に反する、こう思うわけですけれども、研究参加に態度を決める前には、ぜひこういう決議も最重要視してお考えいただかなければいけないだろう、かように思います。  それから非核三原則でございます。エックス線レーザー光線の場合は核爆発を利用する...全文を見る
○日笠委員 続いて、昨年の六月四日にこの委員会で、私は中曽根総理に、SDI参加の場合は国会の承認は要るのではないか、こう質問したら、要らない、不要なんだ、こういう答弁がございました。この手続論なんですけれども、第三次調査団が行って帰ってきて、いろいろと協議をされるわけでしょうけれ...全文を見る
○日笠委員 例えば条約とか、先ほどの西ドイツのように協定を結んだ場合、これは国会では全然承認も審議もしてもらわないということですか。
○日笠委員 サミット前に決めるとか決めないというお話もございましたし、国民は、SDIを決めるのに、どういう手続で、どういう場を踏まえて最終的に政府は決定するんだろうか、こういうことに大変関心を持っておるわけでございますから、ひとつイニシアチブを握る外務大臣、その辺のところも既にお...全文を見る
○日笠委員 具体的にサハリンに核りゅう弾砲、百五十二ミリ砲で射程距離三十キロ、いわゆる原子砲、こういうものがあるということが具体的に出ているのですけれども、これは別に百五十二ミリのりゅう弾砲であれば核、非核両方使えるからということで、確認はしてないということでしょうか。可能性はあ...全文を見る
○日笠委員 こういう重大なことが、アメリカの国防長官の記者会見で初めて知るという外務省の情報網というのは、一体どうなっているんだろうか。これから在勤法をやりますけれども、ある人に言わすと、外務省無用論、無能論、いろんなことがあります。七つの大罪とも言われております。こういう重大な...全文を見る
○日笠委員 新聞報道ですと、もう五月下旬の線で準備を進めている、これでよろしいんでしょうか。
○日笠委員 北方領土問題が最大懸案事項でございますが、外務省の六十年版の「わが外交の近況 外交青書」でございますね。これを見ますと、いわゆる「報道協力・広報活動の現状」という項目のところに、 「外国教科書・地図等の調査・是正」という項目がございまして、「外国教科書、百科事典、地図...全文を見る
○日笠委員 粘り強い対応をされているということは重々知っております。今後もひとつ、トルコの例のように粘り強い、在外公館の一つの大きな使命でもあると思いますので、御努力を要請をしておきたいと思います。  それから、続いて国際救援隊でございますけれども、時間がありませんから一つだけ...全文を見る
○日笠委員 わかりました。要はその国に応じた心のこもった説明書も今後は配慮する、こういうふうに理解してよろしいですね。  続きまして、先般我が党の竹入委員長が訪米をいたしましたが、シュルツ国務長官に対しまして会談のときに、国連憲章の敵国条項の削除への協力を要請したわけでございま...全文を見る
○日笠委員 では、本題の在勤法の一部改正でございますが、今回はスペインのバルセロナに総領事館を置くということでございます。私ども「バルセロナ物語」というスペイン映画を見て非常に感銘を受けたわけでございますが、外務大臣も若かりしころ見られたのじゃないかと思いますけれども、相対立する...全文を見る
○日笠委員 同時に、在外公館の大きな使命であります日本の文化、現状というもののPRがあると思いますね。特にこれは、具体的にロンドンにあります日本広報文化センター図書室、私は行ったことがないのですけれども、新聞報道によりますと、十畳ほどの部屋に六人分のいす、机、それに五段の書架が八...全文を見る
○日笠委員 では次に、いわゆるフィリピンの円借款問題と称するものにつきまして御質問を続けたいと思います。  非常に細かいことで恐縮でございますけれども、いわゆる外国から国賓、公賓等が来られた場合、これは特に外務大臣なんか一番にお会いする立場にあるわけですけれども、儀礼的にも寄贈...全文を見る
○日笠委員 マルコス氏は大統領になられて二回ですか、イメルダ夫人は公式には七回来ておられますね。また、日本からもフィリピンに総理及び外務大臣もたびたび足を運んでおられます。そういうことから、今外務省の手持ちの資料の中で、マルコス、イメルダ夫人からの贈り物のリスト、どういうものがあ...全文を見る
○日笠委員 そういうようになってくるとだんだん、儀礼的なものだから礼儀としてわかるのですが、アメリカなんか非常にオープンですね。レーガン夫人なんか百万か百二十万の毛皮をもらって、ちゃんとそれをホワイトハウスにとっておる。きちんとした受付簿もある。宮内庁も何か明治十八年から外国人献...全文を見る
○日笠委員 このお土産問題というのは、ひとつきちっと公的立場として、寄贈品受付簿だとかこういうものはやはりするべきだ。内閣官房、総理の方には、官邸の方にはないそうですから、安倍外務大臣が将来総理になられたときにはきちっと今の経験を生かされてやるように、ひとつお願いしたいと思います...全文を見る
○日笠委員 それにしてはそういう敷居が非常に高いわけで、いわゆるODA研究会の「ODAの効果的・効率的実施についての報告書」、これを見ましても非常にわかりやすく書いていますよ。援助の積極的な推進に対する国民の理解と支持を得るためにも大きな重要性をODAは有しておる、しかしながら国...全文を見る
○日笠委員 では順番に大蔵省、通産省。
○日笠委員 そうすると、きょうは参考人で青木副総裁にお出ましいただいておりますが、OECFは政府じゃないわけですね、きょうは参考人で来られているように。OECFではどうですか、この受注企業と金額について公表するお考えは。
○日笠委員 そうすると、ますます四省庁一基金が足並みをそろえて公表しない、こういうことですね。では、公表しないならこちらから聞きますからそれが合っているかどうか、イエスかノーかお答えいただければと思うのですね。  まず、我が党がフィリピンに調査団を送りまして手に入れてきました資...全文を見る
○日笠委員 では局長、受注企業と金額は外務省としてはつかんでいるわけですね。
○日笠委員 金額はどうですか。
○日笠委員 そうすると、公表しない、公表しないと言いながら、実はきょうはサンデー毎日、週刊誌にはっと出ておりますね、極秘資料というので。一番に買いました。持っておられるでしょう。委員長、ゼロックスしてきましたので今ちょっとお渡しいただけませんか。まだ読んでおりませんとかまだ見てま...全文を見る
○日笠委員 そうすると受注金額はいい。今発表されましたね、基金承認金額ですけれども。企業名はだめだ。こういうふうなことでいいんですか。局長、もう一遍。金額はいいけれども受注企業についてはだめなんだ、こういうことですか。両方ともだめだということですか。
○日笠委員 そういうふうに非常に敷居が高い、高いからいろいろな新聞社なりマスコミの皆さんが必死でいろいろ探されるわけですね。四月一日には朝日新聞にも「これが日本の受注企業」、第五次借款以降、どっと出ておりますね。これは受注金額が出ておりませんね。限度額だけです。それから第二弾は同...全文を見る
○日笠委員 国政調査権の絡みからでもだめですかね。国会でこれだけ大きな問題になっている、特別委員会もつくられるのだ。そういうことで外務大臣、どんなですかね。フィリピンに公表してもいいかどうか要請をするということですね。
○日笠委員 これはもう一つ資料が行っていますね。これは八二年度版と八六年度版の「経済・技術協力便覧」ですね、情報企画研究所から出ております。これは全体のフレームはわかりません。五十三年―五十六年と、それから五十八年から六十年までの個別の細切れしかわかりません。というのは大分探した...全文を見る
○日笠委員 いずれにしましても、それぞれがいろんな独自の入手ルートで一生懸命調べて、何とか国民の皆さんの前にガラス張りの経済援助を示していこう、こういう中にあって、かたくなに受注企業名と金額を公表しない、このことについては本当に遺憾だと思いますね。  先ほど、フィリピン政府は協...全文を見る
○日笠委員 それは公表されていないから極秘資料なんです。  いずれにいたしましても、先ほどから具体的に一つ一つ聞きましたけれども、プロジェクトの内容は合っておる、上限の金額も合っておる、しかし企業と受注額は公表できない、こういうお立場をずっととっておるわけでございます。  そ...全文を見る
○日笠委員 これについてはマスコミ等に公表する、どういうふうなところにどういうことを聞いたか、結果はどうだったかを発表する用意はあるのでしょうか。
○日笠委員 それでは、いわゆる援助をした後の評価の問題ですね。  まず会計検査院、きょうは来ていただいておりますけれども、五十三年、五十五年と二回フィリピンに行かれて検査をした、こういうふうに言われておりますが、何人で行かれて、また行かれた方はどういう部門の専門家であって、何を...全文を見る
○日笠委員 どことどこを検査されましたか。バターンの輸出加工区だとか人づくりセンターだとか、いろいろ問題点を後で述べますけれども、どことどこを検査されたのですか。当然、全部じゃないでしょう。
○日笠委員 何人で行かれたと言いましたかね。五十三年は何名、五十五年は何名。
○日笠委員 二名で、これは一回の滞在日数が四、五日だと聞いていますが、五十三年が三カ所、五十五年が二カ所ですか、よほどの専門家でないと、これだけの検査をするというのは非常に難しいのじゃないかと思うのですけれども、これは工事の専門家に聞きますと、まず図面があって、建築資材の単価、数...全文を見る
○日笠委員 OECFの会計検査、これはやっておられるのですか。
○日笠委員 そうすると、今回のいろいろな疑惑が云々されているわけですけれども、会計検査院とすれば、OECF、在外公館等々の協力も得たりして、このフィリピン問題については何らかのアクションを起こそう、何らかの方向で疑惑を解明していく一助となるような資料をつくろう、こういうようなお考...全文を見る
○日笠委員 続いて副総裁にお伺いしますが、マニラに駐在員さんが何名いらっしゃって、どういう専門家の方でございますか。
○日笠委員 それは基金の経験ということなので、具体的な工事の中身までわかる人ではないわけですね。
○日笠委員 そうしますと、次はいわゆる評価の問題ですね。  外務省の方も、経済協力評価委員会で報告書をつくっておられます。去年の三月で三回目ですね。それから通産省は、五十七年に「経済協力効果研究」というのを出されていますね。それから会計検査院さんは、会計検査院さんの立場でまた行...全文を見る
○日笠委員 では、どうぞ外務大臣、御退席して結構です。  続いて経企庁の方にお聞きをしたいと思いますが、経企庁とすれば、海外経済協力基金法第三十四条によりまして報告及び検査ができるようになっております。これは「経済企画庁長官は、必要があると認めるときは、基金に対して報告をさせ、...全文を見る
○日笠委員 ほかの委員会で、今回の円借款の問題は、同じく海外経済協力基金法二十条、二十一条違反の疑いがあるというふうな話が出ましたでしょう。その認識には変わりないのですか。
○日笠委員 続きまして、交換公文の件でございます。  これは昭和六十年十二月二十三日のフィリピンとの円借款に関する交換公文でございますが、交換公文は国会の承認を得よというふうなことも他の委員会で言われておりますけれども、国会の承認は必要ないということでございます。どういう根拠に...全文を見る
○日笠委員 この交換公文の中に一項目、「義務違反がある場合は協議を提起できる。」という条文があります。過去、義務違反だということで協議を提起したことがあるのでしょうか。交換公文の適正使用条項、これを発動したことがあるのでしょうか。
○日笠委員 いや、内容はいいのです。今までこういうふうな協議をされたことがあるかどうか。どこの国とは言いません。別にフィリピンでなくてもいい。全体的にです。
○日笠委員 ちょっと冷たいですね。要は今回のような問題が、風説でございますが仄聞するところによりますと、インドネシアににも過去にはあったし、あるのではないか。韓国も過去にあったような疑いも云々されておるわけでございます。そういうことで、交換公文にこういう一項目を入れましてチェック...全文を見る
○日笠委員 ODA研究会の報告によりますと、十四省庁にわたっている援助予算を一本化することは屋上屋を架することである、一元化は望まないような報告です。しかしながら、「我が国独自の援助基本政策を確立していくことが望まれる。」と明確にあるわけですけれども、これは基本法をつくれという示...全文を見る
○日笠委員 最後に、いわゆる円借款を行った、いずれは返していただく日本人の血税でございますが、これは断片的な資料をまとめますとこうなってしまうのですけれども、サロンガ委員長は、リベート分は差し引いて返済したい、こういうふうに言っているという報道もあります。それからアキノ大統領も、...全文を見る
○日笠委員 これは「援助途上国ニッポン」という本の中に出てくる一節でありますが、「政府開発援助のカネは機密費みたいなもんだ。どの国へいくらと国会できめるわけじゃなし、どう使われているか国民にはほとんど知らされていない。おまけに、もっと増やせ、増やせだ。政治資金というタマゴを産むニ...全文を見る
○日笠委員 終わります。
04月16日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○日笠委員 厚生省設置法の一部を改正する法律案につきまして、早速でございますが、何点かお尋ねをしたいと思います。  今回は、国立がんセンターとか国立循環器病センター等のいわゆる法律事項になっておりましたものが、高度専門医療センターということで政令事項に落とされるわけでございます...全文を見る
○日笠委員 機動的、弾力的にとおっしゃいましたけれども、先年国家行政組織法が改正になりまして、いわゆる政令事項に落としてどんどんと行政府の方で弾力的、機動的にということでやっているということも耳にしておりますけれども、どうもその一環ではないか。と申しますのは、機動的、弾力的にやる...全文を見る
○日笠委員 この高度専門医療センターが順調に発展していけば問題はないと思うのですが、いわゆる赤字問題等々でやはりこれは改称すべきだ、あるいは廃止した方がいいのではないかということになれば、政令事項でありますから、別にこういう委員会で審議しなくても、大臣のお考え一つでできるというこ...全文を見る
○日笠委員 それから、今回の法律案を提出されました理由の中には、いわゆる赤字問題については一切触れられていないのですが、その辺との絡みはないのですか。
○日笠委員 この高度専門医療センター、ナショナルセンターでございますが、考えておられる範囲で結構でございますが、具体的にどういうものをいつごろ創設するのか、御説明願いたいと思います。
○日笠委員 ナショナルセンターの今の基本的な将来計画をお聞きしましても、ほとんど関東、東京近郊ですね。大阪に循環器病センターがあるわけでございますが、今後はナショナルセンターと称するものはどうしても関東、東京偏在になっていく方向ですか。
○日笠委員 地方の時代とも言われております。ナショナルセンターを、必ずしも関東、東京近郊でなくてはいけないということじゃないわけでございますから、それをよくにらみながら、地方にもつくっていいものがあればできるだけそういう方向で検討していただきたいと思うわけでございます。
○日笠委員 この法案を外れますけれども、いわゆる国立病院・療養所の再編成・統合・移譲の問題について何点かお伺いしておきたいと思います。  まず、これは大変失礼なんですが、今井厚生大臣、愛媛県は三つございますね。全然対象じゃございませんですね。これは一月九日に一応発表になりました...全文を見る
○日笠委員 やはり行政改革の一環でもこれあるわけですね。臨調、行革審から指摘されておることでもございます。やはりみずからのところから血を出していかなければ、なかなかほかの県へこういうことをお願いするというのは難しいわけです。もし厚生大臣が、どこかの県の移譲なり統合なりするところの...全文を見る
○日笠委員 六十一年度に八県十八施設の統合に着手することになっておりますね。そういう十八施設の中で、先ほどおっしゃったのと同じようなへんぴなところ、他の医療機関がないというところ、だけれども、この長寿園の場合は診療所も四月一日オープンになっておるわけですけれども、へんぴなところで...全文を見る
○日笠委員 ですから、そういう長寿園と同じような状況にあれば残る可能性もあるのですかと聞いておるわけです。決意じゃなく、その可能性はあるわけですね。
○日笠委員 いや、組織として残っている。実態はあるわけですよ。名前がなくなっただけですから。そういうことから考えれば、何回も申し上げますが、十八施設については——これは大臣にお聞きしましょうか。この長寿園と大体同じような状態にある施設については、先ほど言いましたように長寿園は一応...全文を見る
○日笠委員 ケース・バイ・ケースということですね。わかりました。  再編成した後の国立病院・療養所の機能及び配置の原則というのが出ておりますね。ナショナルセンター、基幹施設、高度総合診療施設、総合診療施設に専門医療施設ですね。例えば基幹施設の中で王子、立川両病院を統合して、立川...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、今ある王子と立川の両病院は、これは売却して立川基地のところに新しくセンターをつくる、こういう意味ですか。
○日笠委員 審議官、さきの問題に戻りますけれども、そうすると、第三の場所に基幹施設等々で新しくつくる場合、国有地を売る場合もあるわけですね。国有地は、地価の高騰の問題であるとか場所もいいところにあるようでございますし、前から国会で何回も論議されておりますように国鉄用地も公平、公正...全文を見る
○日笠委員 続いて、移譲問題についてお伺いします。  かつて、昭和二十七年に地方への移譲ということで六十カ所の候補地が挙がりましたけれども、結論としては十カ所しか地方に移譲できなかったわけです。現実に、五十カ所というのは計画倒れだったわけです。私も生まれてまだ七歳か八歳のころで...全文を見る
○日笠委員 このいただいた資料を読みますと、「協力病院の設定」ということがございます。「経営移譲対象施設については、受入先が決まるまでは従来どおり国立医療機関として存続させるものとし、その間、医療内容が低下しないよう医療スタッフ等については協力病院を定め、支援するものとする。」 ...全文を見る
○日笠委員 そうすると、これはからめ手というのですか、外堀を埋めていくような方式じゃないかというふうにも私は勘ぐるのです。例えば国立の津山病院のお医者さんをあえて転勤させる、そして後の受け入れ手がない、また看護婦さんがやめたけれどもあえて入れないというように、外堀を埋めて医療サー...全文を見る
○日笠委員 また話が戻りますが、先ほど私が読んだように「受入先が決まるまで」ですから、受け入れ先が決まった後ではないのです。「決まるまでは」「医療内容が低下しないよう医療スタッフ等については協力病院を定め、支援する」というわけですから、審議官が今おっしゃったのは、受け入れ先が決ま...全文を見る
○日笠委員 ですから、あえてここにこういうふうに書かずに、今までどおりでいいわけです。国立病院があるわけですから、受け入れ先が決まろうと決まるまいと、近隣の協力病院から医療スタッフ等については支援をしていただいて、医療内容が低下しないようにやっていくということで。こういうふうな資...全文を見る
○日笠委員 それでは次に、先ほど二十七年当時は地方財政も厳しかったとおっしゃいました。じゃ今日、地方財政はどうなのか。私、具体的に国立療養所津山病院の移譲問題についてお伺いしますけれども、この津山市の財政状態、経常収支比率は八〇・八%、これは地方財政に詳しい方は御存じのとおり、八...全文を見る
○日笠委員 先ほどから申し上げていますように、財政状態をどう把握しているかということも大事なことでありましょう。それから協力病院の件も、先ほど言いましたように立ち枯れをさせて、いたし方なく移譲を受けざるを得ないような状況づくりをするための一つの方策ではないかとも勘ぐられる。こうい...全文を見る
○日笠委員 これは半分というと物すごい、ゼロか半分ですからね。そうなってくると、おおむね半分ですから、四五%はどうするんですか。あるいは四三%の人が残った。その辺のガイドラインというのはあるのですか。おおむねじゃなくて、明確に。五〇%以上が残ればこれは二分の一の運営補助金を出す、...全文を見る
○日笠委員 いずれにいたしましても、国立療養所津山病院は、昭和二十六年開設以来、特に岡山県北の不採算医療の中核医療機関としての重要な役目を果たしてきました。中国自動車道の中間都市としても、その緊急病院としての使命も大きいわけでございます。どうかひとつ熟慮の上、慎重な御対処をお願い...全文を見る
○日笠委員 お酒の方の監督官庁であります国税庁さんは、酒税の徴収の方に大変御尽力をされておるわけでありますけれども、売るばかりじゃいけないわけでございまして、アフターフォローが大事なのですが、未成年の飲酒についてどういうふうに現状を認識しておられるか、国税庁さんの方から。
○日笠委員 そうすると、次は青少年対策本部ですね。いろいろ対策は総務庁の中にもあるわけでございますし、厚生省、国税庁、文部省、警察の方も含めた調整機関として、青対の方でこれはいろいろと考えていただかなければいけないと思いますが、まず青少年対策本部としてはこの未成年の飲酒の状況につ...全文を見る
○日笠委員 皆さん、いつもそういう大変模範的な答弁をしてくださるわけでありますが、現実的には一気飲みで急性アルコール中毒で亡くなる方、また、学校の先生を中学生が飲んだ勢いで殴り殺したということも青森の方でございましたね。また、飲酒の上での交通事故、全部未成年のですよ。そういうよう...全文を見る
○日笠委員 もう質問を終わってもいいぐらいですが、まだ時間がありますから……。  青少年対策本部、最近課長さんクラスの皆さん方とこのことについてヒアリングというのでしょうかやられたということですが、やられたのでしょうか。倉地次長さん、どうでしょうか。
○日笠委員 そこで、何点か各省に提案を申し上げたいと思うのです。  まず文部省さん、先ほど申し上げましたように、中学生時代から月に数回以上飲むというお子さんが二割ぐらいいらっしゃるわけです。中学校の保健体育の学習指導要領を見ましたら、たばことか麻薬、覚せい剤のことについては配慮...全文を見る
○日笠委員 それからもう一つ、これは札幌市の学校保健会が発行しております中学校一年生用のリーフレットでございます。これはたばことシンナーとお酒の医学的な見地からの勧告をするといいましょうか注意を喚起するパンフレットでございます。同時に先生用のテキストもできております。地域において...全文を見る
○日笠委員 それから国税庁さんに、この前の分科会でも提案いたしましたけれども、コマーシャルですね。先ほど私が言いました七時から九時のゴールデンタイムには放映しないとか、有名タレントを使わないとか、ぐいぐい飲んでいるような場面は放映しないとか、小売の組合員の皆様方も過度な広告は自粛...全文を見る
○日笠委員 国税庁さんの方は、約二兆円ぐらいの酒税が入ってきますけれども、そういう意味の政府広報をする予算はないわけですね。どうでしょうか、国税庁さんも政府広報の割り当ての枠は取れるはずなんですね。申請すれば取れるのです。そういう意味では、一度少しかっこのいい広告、広報を打ってみ...全文を見る
○日笠委員 厚生省さんに提案申し上げたいのですが、先ほどお見せしました学校保健会のリーフレットでありますけれども、やはり国民の健康を守るということは厚生省さんの所轄だと思いますので、どうでしょうか、副読本、たばこはあるそうですが、お酒の、未成年の飲酒を含めた副読本というのは余り出...全文を見る
○日笠委員 大変前向きな御答弁をいただきまして、私も大変感激しておりますが、同時に公衆衛生審議会、これは八条機関でございますが、厚生大臣に出された意見書というものは大変重要な示唆に富んでおる内容があるわけでございます。先ほどから申し上げておるコマーシャルだとか広告の件、自動販売機...全文を見る
○日笠委員 ぜひ業界の酒造会社の方、つくる方、メーカーさんの方に。広告は大体メーカーさんがほとんどでございます。小売店や卸屋さんがするということはほとんどない、あっても小さい広告でございます。テレビコマーシャル、新聞の一ページ大の広告、週刊誌の一ページ大の広告、これはほとんどメー...全文を見る
○日笠委員 御尽力をされておることは重々承知をしております。昨年いろいろ問題がありましたね。問題があったというかマスコミ等で取り上げられたということでヒアリンゲ等を行いまして、また日ごろ問題と言われておる病院につきましては実地調査等されまして、二十四の病院が取り消しになった、十の...全文を見る
○日笠委員 きょうは総務庁からも来ていただいておりますが、この基準看護の制度につきまして、いろいろと先ほどからもお話がありますように、北九州の老人病院を含めた問題が多いこと、私も現実に二人も三人もそういうふうなことを聞いております。こういうものは行政監察の対象になりますでしょうか...全文を見る
○日笠委員 今後もそういう問題が起きればそれを端緒として行政監察はできる、このように考えてよろしいですか。
○日笠委員 じゃ医療課の皆さん、総務庁の皆さん結構ですよ。  では厚生大臣、昨年、我が国山県にらい療養所愛生園、光明園というのがございます。長島という島にこの二つの療養所がございまして、長島という島の名前をとりまして長島架橋ということで、人間回復の橋ということで、大変全国の十六...全文を見る
○日笠委員 もう一つ、これは大臣から面接お考えをお聞きしたいのですけれども、橋の名前です。長島架橋という略称で起工式も行われましたけれども、ネーミングの問題ですが、どうでしょうか。全国で十三の国立、三つの私立の療養所、施設がございますが、そこの患者の皆さんでも結構でありますし、ま...全文を見る
○日笠委員 わかりました。いずれにしても厚生省さんも入っておるわけですから、そういうときには御尽力いただくということでお願いしたいと思います。  次に、献血のことについてお伺いしたいと思います。この四月から四百ccの採血が可能になってきたわけでございますが、時間もありませんので...全文を見る
○日笠委員 十六歳から献血できるわけですが、一部の高校の先生の中では、今の高校生は貧血の人が大変多いということで、ヘモグロビンを検査すれば貧血だとわかるのだけれども、比重はクリアしている、比重だけを見れば献血してもいいということで、ヘモグロビンとか赤血球数とかいうものも検査しなけ...全文を見る
○日笠委員 そういう意味では、二十の献血と並んで十六歳の献血というものも安心なんだということで大いにPRしていただきまして、ぜひお願い申し上げたいと思うのです。  高等学校の保健体育の学習指導要領を見ますと、献血のことは言葉としては出てきません。「国際赤十字社、ユニセフなどの活...全文を見る
○日笠委員 最後に、腎移植の件についてお伺いしたいと思います。  人工透析患者の皆さんにおきましては、腎移植は大変重要なテーマでございます。最近は非常に技術的にも向上いたしまして、死体腎を、いわゆる遺体から腎を取り出しまして、十時間以内であればこれは何とか移植が可能というふうに...全文を見る
○日笠委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月06日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○日笠委員 いよいよ東京サミットも大詰めに来たわけであります。官房長官も裏方で大変御苦労のことと思いますけれども、当初の明るい希望の東京サミットに比べて何かしら薄暗いような感じがする、前向きでないといいましょうか、日本にとりましてこのサミットいかがなものなのかな、というふうな声も...全文を見る
○日笠委員 時間の経過とともにどういう評価になるか、後のお楽しみにしておきたいと思います。  さて、安全保障会議設置法の審議に入る前に、これはひとつ確認をしておきたいと思うのですけれども、いわゆるSDI、戦略防衛構想でありますけれども、第三次の官民調査団が帰ってきまして報告書を...全文を見る
○日笠委員 最終決定をする前に、今で言えば国防会議ですね、今の予定でいくと、法案が通れば七月から安全保障会議になるわけでしょうけれども、今で言うところの国防会議に諮られるものかどうか、SDIに参加するとかしないとかいうことを。そういう諮問をされるのでしょうか、されないのでしょうか...全文を見る
○日笠委員 国防会議に諮る事項ではないということですね。ところが、国防会議に語らなければならないことで、先ほどから言っておりますように「国防の基本方針」、これは恐らくこれにもひっかかるのじゃないかと思いますし、また「国防に関する重要事項」というものにもなると思うのですね。これはS...全文を見る
○日笠委員 中身の方へいきたいと思います。  いろいろ先輩の委員の皆さんが今まで何回も当委員会で議論をほとんど尽くされている感があるわけですけれども、しかし、どの委員の皆さんも取り上げられるのがいわゆる重大緊急事態のことなんです。例えが悪いかもしれませんけれども、ちょうどのどに...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、具体的にどういうものがあるかということになりますと、予見しがたいものが多いわけということですね。例えとしては四つ出されました。ダッカであるとか、ミグ25であるとか、それから大韓航空機、関東大震災に匹敵するような大災害。それからきょうは、小川先生の御質問で...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、今回の安全保障会議設置法を提案されましたのは、いわゆる六十年七月の行革審答申にのっとって法案を提出された、これはよろしいですね。これは先ほどの御質問もございましたけれども、再確認でございます。
○日笠委員 そうしますと、七月二十二日の行革審答申でございますけれども、「安全保障会議は、現行国防会議の国防に関する事項に係る任務のほかこれは今までと同じでございます。それに新たにつけ加わるわけですが、「重大緊急事態に関する次の重要事項について平常時から調査審議し、必要に応じ内閣...全文を見る
○日笠委員 ですから、想定をして平常時から調査審議しなさいというけれども、四つ、五つしかないということですね、典型的な例は。そういうことになりますと、この行革審が言っているのは、その前のページにもございますね、大停電、通信網の断絶から含めて、エネルギーの問題から領空・領海の侵犯の...全文を見る
○日笠委員 要はマニュアルをつくられるわけですね。  それで、大韓航空機の撃墜事件がございまして、これは後藤田官房長官大活躍をされた、歴史に残るようなお仕班だと思うのですけれども、官房長官は、大韓航空機の撃墜事件のときこの委員会でもおっしゃっていましたね、いろいろ対処方法が大変...全文を見る
○日笠委員 そうすると、大韓航空機撃墜事件についてはもうマニュアルはほぼできておるわけですね、経験があるわけですから。こういう問題があって、それに対してはこういう対処をすればいいのだということを、官房長官はもう既に御経験済みなわけですね。そういう意味では大韓航空機撃墜事件について...全文を見る
○日笠委員 そうしますと、きょうは国土庁の方からも来ていただいておりますが、関東大震災級の災害が起こった場合国土庁としてはどのような対処をされるか、法的根拠に基づいて御説明をいただければと思います。
○日笠委員 その中には、いわゆる安全保障会議でもこの問題を諮問するというふうに先ほどから申し上げておるとおりでございますけれども、そういう治安関係、治安問題についてはこの中央防災会議等では一切考えない、こういうことでしょうか。
○日笠委員 そうすると、今もし万が一関東大震災級の災害が起きた場合は、今の中央防災会議や緊急災害対策本部では対処できない、災害対策基本法ではそういうことは想定していない、こう考えればいいのですか。そうしたら欠陥法じゃありませんか。第百五条には「非常災害が発生し、かつ、当該災害が国...全文を見る
○日笠委員 そうすると、今もし起こった場合はもう全然手が出せない。安全保障会議はできていません、重大緊急事態対処についてはまだこれからやろうかというわけですから。そういう欠陥法なわけですか、この災害対策基本法というのは。今言いましたね、秩序を守ると。どうなんでしょうか、今起こった...全文を見る
○日笠委員 そうすると、安全保障会議は関東大震災級の災害が起こった場合は何をするのですか。中央防災会議に任せておけばいいじゃないですか。会長は総理大臣ですよ。
○日笠委員 何となくわかったようなわからないような、何か屋上屋を築くような、中央防災会議ではちっとやればできるだけの法的根拠もあるでしょう。それで、この安全保障会議でも同じ総理大臣が議長、こちらは防災会議の会長。屋上屋を築き、何か一つのことを両方からからめ手でやっていくような感じ...全文を見る
○日笠委員 そうすると、もう一度国土庁さんにお伺いしなければいけないのですけれども、そういうパニックが起こるようなことは全然想定をしていない、緊急対策本部も中央防災会議もそれは想定していない、別個である、あくまでも災害の復旧だけである。付随してそういうパニックも起こる可能性がある...全文を見る
○日笠委員 そうするとできるんですから、安全保障会議で何をやるのですか。屋上屋で二つも、何もこんなに忙しい事態のときに——官房長官、きょうも高輪宿舎からバスに私たち十人ほど乗ってきたんですよ。首相官邸の下でバスがとめられて、ちょっと待ってくれ、無線で聞かなければあなた方が本物かど...全文を見る
○日笠委員 結局、マニュアルを決めてトップダウン方式で指示をしていくわけですね。それが中央防災会議から流れてくる。安全保障会議からも流れてくる。こういう緊急事態の連絡は一本でなければいかぬですよ。ちゃんと次の行革審答申でもおっしゃっていますが、「(連絡責任者、連絡ルート、二十四時...全文を見る
○日笠委員 小さいパニックは想定をする、大きいパニックはできないというのは、何となく中央防災会議、緊急対策本部の方は、きょうは官房長官も来られておるし、遠慮をされておるのじゃないかと思うのですね。本来できるはずですよ。だって、関東大震災が起こったわけですし、それからできた災害対策...全文を見る
○日笠委員 押し問答になりますから、次にいきましょう。  安全保障会議で我が党の市川委員がおっしゃった超法規は考えない、こういうふうにおっしゃったと思いますが、それでよろしいのでしょうか。
○日笠委員 何となく事後相違してくるのですけれども、じゃ有事の第三分類、これについては安全保障会議で検討されるお考えがあるかどうか。どうでしょうか。
○日笠委員 そうしますと、私たちもぜひ知りたいことがあるのですが、きょうは防衛庁も来ておりますけれども、財団法人平和安全保障問題研究所、猪木正道元防衛大校長が理事長をされておられます研究所でございますが、毎年一回防衛庁から委託を受けまして、有事に関する研究を行っておられますね。そ...全文を見る
○日笠委員 じゃ先に進みましょう。  マニュアルは、先ほどから言っておりますように今後いろいろと検討をされるわけですけれども、当季貰会の委員の皆さんの御審議をお聞きしますと、これは広く国民には公表しない、閣僚全部にも公表しない、総理大臣と官房長官のみに報告する、こういうことなん...全文を見る
○日笠委員 では、閣僚の皆さんには当然知らせるわけですね、秘密規定もありますけれども。ですから、閣僚の中でも会議のメンバーだけということですか。
○日笠委員 それでは防衛庁さん、まださっきの答えは出ませんか。——では、何となく靖国神社の問題にいくのですが、じゃ後でお頼いしましょう。  また暑い夏がいよいよ参ります。そうなってくると、どうしても八月十五日の靖国神社の公式参拝のことでございますけれども、いわゆる靖国懇が報告書...全文を見る
○日笠委員 まず第一点、「参拝」という意味ですが、これはもう広辞苑か何か辞典を引かなければわからない。「参拝」とは「社寺に参って神仏を拝むこと」なのです。ですから追悼じゃない。公式参拝と名がつけば「参拝」ですから。これは帰って広辞苑を見てください。「社寺に参って抑仏を拝むこと」、...全文を見る
○日笠委員 もう少し正確な言葉を法制局ですから使っていただきたいと思いますね。これは大漢和辞典を引いてみてください。これは供花料となっています。供花。花を供える供花とか供花とか言うのでしょうけれども、一応正式には供花。これはどういう意味か。仏教用語である。「花を仏に供べること」を...全文を見る
○日笠委員 中心的存在と言うけれども、これは厚生省——きょうは厚生省は来ておりませんが、厚生省がいわゆる祭神として、戦没者の名簿を集めて、国費で出してそこへ置いたということですね。だから中心的施設だとおっしゃる。国が全部やっておいて中心的施設だとおっしゃっている。それはきょうは時...全文を見る
○日笠委員 防衛庁、来ましたか。
○日笠委員 では、ぜひひとつ資料を要求したいと思います。  それから靖国の件、もうあと一分しかありませんけれども、要は一礼ということで、一拝ということで、当委員会で藤波官房長官は、もう宗教的儀式を薄めた、薄めたと何遍もおっしゃいました。それが頭にあります。それは実は「神社新報」...全文を見る
○日笠委員 終わります。
05月08日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○日笠委員 私は、公明党・国民会議を代表し、安全保障会議設置法緊に反対の討論を行うものであります。  安全保障の問題は、単なる軍事面の問題だけではなく、資源、エネルギー、食糧等幅広い視野と長期的展望に立って検討する必要があります。なかんずく、総合的安全保障政策の中で、軍事面の役...全文を見る
12月12日第107回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○日笠委員 堀大先輩の大論陣の後、数段格落ちでございますけれども、しばらくおつき合いいただきたいと思います。  最近いわゆる税制の改正に関する報道が連日マスコミに大きく取り上げられているわけでございますが、国民の関心も非常に高まっておるわけであります。ところが、仮称売上税と称す...全文を見る
○日笠委員 では、仮称売上税、変わる場合も考えられるわけですね。  これは、五十四年十二月のいわゆる国会決議、一般消費税、これとどこが違うのでしょうか。どこがどのように異なるがゆえにいわゆる大型間接税と言わないのか、また一般消費税と言わないのか、この違いを明確に御答弁をお願いい...全文を見る
○日笠委員 ですから、いわゆる税額控除票を使うとか一億円を免税点にするとかいう、これが先日、内閣委員会でしたか、いわゆる外角すれすれストライクということになっちゃうわけですね。地びき網と称して、すぐ訂正されたようでございますけれども、これは総理の公約の党員、国民が反対するようない...全文を見る
○日笠委員 時間がありませんので、次の国会あたりで本格的な論議が行われると思うのですけれども、売上税をもし導入した場合、そういうことがあってはならないと思うのですが、国民の皆さんにもどういうふうなものかを理解していただくために、仮定でございますけれどももし導入した場合、先日大蔵大...全文を見る
○日笠委員 EC型付加価値税が導入されたとき、EC等においては物価上昇はどうだったのでしょうか。
○日笠委員 税調の答申には、一時的には物価上昇はある、それは一回限りのものであろうというふうに載っております。ある信頼すべき研究所のシミュレーションによりますと、もし導入した場合、便乗値上げ等も含めて、五%の売上税であれば五%の、またそれ以上の物価が上昇するのではないかというシミ...全文を見る
○日笠委員 そうすると、割り増しの方は可能性は十分あるのでしょうか。自動車の二三%とか小型テレビの一五%とか高い税率の分がありますね。ですから、軽減はないだろう、しかし割り増しの方はある可能性も残る、こういうことですか。
○日笠委員 検討課題。これからお尋ねすることもほとんどそういう御答弁になるかと思うのですが、最終的に大体いつまでに大蔵省としては煮詰める予定ですか。
○日笠委員 非課税品目を一応七項目挙げておられるようですけれども、これから個別にさらに詳しくやることだろうとは思いますが、これは最終的には法律事項に盛り込まれるのでしょうか、政省令でいくのですか、どちらですか。
○日笠委員 これが自民党税調では今大変大きな問題になっているようですが、例えば専修学校の授業料とか有料老人ホームの入居料とか、こういう個別的なことで、ほかにもたくさんあるのですが、二つ例を出しましたけれども、これらはどう考えてもやはり非課税品目になるべきものだとは思うのですが、そ...全文を見る
○日笠委員 これはちょっと大臣にお聞きしたいのですが、マル優の件です。  老人と寡婦、身体障害者というような話が出ておりますけれども、マル優を廃止した場合、例外適用を老人であれば何歳以上ぐらいから、また寡婦それから身体障害者、こういう方は大臣は一政治家として温かい配慮という意味...全文を見る
○日笠委員 売上税、マル優のことで最後に総括的に大臣にお聞きしたいと思うのですが、国民的な反対の盛り上がり、また各種マスコミの論調等を見ましても、総理の国民、党員が反対しないような云々という選挙のときのあの公約、先ほど主税局長はクリアしているとおっしゃいましたけれども、どう考えて...全文を見る
○日笠委員 税制改正で一つだけ個別になるのですが、自民党税調の方で森林・河川緊急整備税というのが今検討事項になっているようでございますけれども、これは一つの目的税でございます。弾力的財政の運用ということから見ても、また治山治水というものは国の基でございますから、本来一般会計でやる...全文を見る
○日笠委員 大蔵省が検討すると言うと、何となくそういう目的税を今後どんどんつくっても構わないというふうにもとれるのですけれども、そういういわゆる目的税的な税金の創設というのは基本的に望ましいのか望ましくないのか、その点だけ。
○日笠委員 最後に、先ほども御質問がありましたECの対日要望、象徴的ないわゆるアルコール類でございます。これは新聞等の報道によりますと、倉成外務大臣は今ベルギーへ行かれておるようでございますが、大蔵省の方にも相当根回し、打診をされていっているようでございまして、向こうの方ではいわ...全文を見る
○日笠委員 これは税調の十月の答申で急に出たわけではなくて、酒税法改正のたびに必ず附帯決議で言われていることでございます。五十六年の衆議院大蔵委員会におきます酒税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議にも、これは清酒ですが、級別制度、また酒類間のバランスについて広く意見を求め、...全文を見る
○日笠委員 これは関税率審議会の方で検討させている。もう諮問はしたのですか。
○日笠委員 それから、ECの要求でアルコール度数の単一課税、こう言われておりますけれども、いわゆるアルコール度数に応じた課税ですね、これは現実にEC自身もアメリカ自身もお酒についてはそうなっているんですか。
○日笠委員 これは私、調べますと、イギリスは大体四分類ぐらいしていますね。それから西ドイツが五分類、フランスが八分類、アメリカが六分類、これは蒸留酒というのじゃなくて、例えばビールとかワインとかリンゴ酒とかそういう分類でございます。ですから、すべてのアルコールがすべてアルコール度...全文を見る
○日笠委員 じゃ、この新聞報道は誤りということですね。はい、わかりました。  では、時間が参りましたけれども、最後に一言だけ。  我が党も税制改革大綱の中間報告を去る十一月二十七日に発表いたしました。ぜひひとつこれは大臣にも読んでいただきたいと思うのです。というのは、我々の税...全文を見る