日笠勝之
ひかさかつゆき
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月24日 | 第108回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号 議事録を見る | ○日笠委員 法案審議の前に、一、二御所見をお伺いしたいことがございます。 まず、きょうの新聞報道によりますと、四月八日、アメリカでG5が開催される、こういうことでございます。ベーカー財務長官もドル相場の望ましい範囲についてはパリでは合意してない、こういうような報道も流れておる...全文を見る |
○日笠委員 為替相場も安定しておったわけでございますが、ここに来まして百五十円そこそこということでございまして、このG5ではパリ合意をもう一度確認をする、こういう立場なんでしょうか、それとも新たにもう一度こういう為替相場についての見解をとってくるといいましょうか、どういうふうなお...全文を見る | ||
○日笠委員 国民の大変関心の高い問題でございますから、日本経済を守る、国民生活を守る立場での御発言をひとつお願いをしておきたいと思います。 さて、売上税の件でございますが、修正論議が大変かまびすしく云々をされておるわけでございますが、大蔵大臣の御見解としては、この売上税という...全文を見る | ||
○日笠委員 日経連の方からも修正論が発言されておるようでございますし、最善最高の法案である、一字一句たりとも修正をする気はないということであれば、総理もよくおっしゃっておるように世論に耳を傾ける、こういうことと相反するのではないか。いわゆる世間の言うことは聞きおき候で、聞くだけは...全文を見る | ||
○日笠委員 一昨日、二十二日の朝九時からNHKテレビで、「徹底インタビュー・税制改革」という番組がございました。三時間近い長番組でございましたけれども、宮澤大蔵大臣もこれに出席され、いろいろと御発言されております。その中で、私、ビデオを再生して書いたもので正確だと思いますので、ち...全文を見る | ||
○日笠委員 これは私もある方から電話をいただいたのですけれども、一万点というのは、消費者物価指数をとるのに対象品目一万点ぐらいとっておるのだ、それをそれぐらい精査してやっておるのだというふうにとっている視聴者の方もいるようなんですね。これは一万点とは言いませんね、これは一方ですね...全文を見る | ||
○日笠委員 経企庁がこの売上税の非課税対象品目のウエートですね、先ほど言いました一万のウエート、これが平年度で六割強だ、こういう資料、参議院の方へ提出しておりますが、これは間違いございませんか。 | ||
○日笠委員 そうすると、NTTのいわゆる通信通話料の課税が平年度ベースで入ってこなければいかぬわけですね。そうすると詳しく言うと、大臣がおっしゃったように六五、六千五百ウエートですね、これは六十三年末まではいわゆる通信料、電話代の売上税が入る、こういうことで先取りをしているわけで...全文を見る | ||
○日笠委員 そうすると、六五%というのは、これはまだ何とか言いようがあるのじゃないでしょうか。 | ||
○日笠委員 きょうは、売上税の問題ではございませんのでこの辺にしておきますけれども、法案の審議を進めていきたいと思います。 関税率の一部改正の審議の方に入っていきたいと思いますが、まず、アルコール飲料十八品目について課税率を原則三〇%引き下げる、こういうことでございますが、こ...全文を見る | ||
○日笠委員 六十億円でございますが、この六十億円ぐらいの減収で、EC、アメリカがアルコール問題を一つのテストケース、象徴としてとらえておるわけですが、ガットのパネル協議も今進んでおるようでございますし、そういう非難に対して耐え得るかどうか、この点についてはいかがでしょうか。 | ||
○日笠委員 私、ヨーロッパの酒類製造業協会へこの一月出かけていきまして、向こうの当事者の方々からいろいろお聞きをして帰ったところでございます。そうこうしているうちに去る三月二日、社団法人経済団体連合会、いわゆる経団連から「洋酒の輸入円滑化に関する見解」と称するものが出ておるわけで...全文を見る | ||
○日笠委員 私もヨーロッパの酒類製造業協会の幹部の方とお話ししまして、やはりお酒に関しては二つ、大きな意見の相違があったようでございます。一つは、今回下げたとしてもまだ相当関税は高い。試算によりますとまだ数倍ぐらいのものがあるわけですね。それともう一つはレッテル表示の問題。この二...全文を見る | ||
○日笠委員 それから、たばこの方の問題でございますが、昨年三月二十五日に衆議院大蔵委員会で附帯決議がついておるわけでございます。まず、この附帯決議をどのように見ておられるのか、これは大臣の方にお伺いしたいのです。 | ||
○日笠委員 去年ですよね。ちょっと読んでみましょうか。「現行の製造たばこの関税率水準及びたばこ事業法の製造の規定については、これを維持するよう努めること。」つまり、関税率の水準についてはこれ以上引き下げない、これは附帯決議にあるわけです。今回はたばこの関税については無税にする、こ...全文を見る | ||
○日笠委員 やはりこの委員会での附帯決議は重要視していただく方向でないと、何のためにここで審議し、附帯決議をつけておるのか、こういうことにも相なるかと思います。 それに関連しまして、たばこの民営化ということか言われて久しいわけでございますが、本当に民営化になっているのか、形だ...全文を見る | ||
○日笠委員 当分の間と言ったって、一年も当分ですし、十年も当分です。私が今言っているのは、むやみやたらと小売免許をおろすのではなくて、小売屋さんから預かった形で出張販売している、不特定多数ではなくて、例えば食堂の中とか店の中でしか買えないところがありますでしょう、そういうところに...全文を見る | ||
○日笠委員 それで、こういう関税率を無税にいたしますと、国内の葉たばこ生産に携わっている方々にいろいろな影響が出てくるわけですが、その対応策は当然考えておられると思いますが、具体的にお答えいただければと思います。 | ||
○日笠委員 葉たばこ生産近代化財団法人に五億円補助を出すということで、これは東西二カ所、常設の研修所、試験場をということらしいですが、具体的にもう立候補地、手を挙げておるところはあるのですか。 | ||
○日笠委員 では、たばこ塩事業の方は終わりですので、御苦労さまでした。 続いて、税関の関係で何点かお伺いをしたいと思います。 いわゆる野生希少動植物保護ということでのワシントン条約の締結を、昭和五十五年十一月に日本も六十番目の締結国として参加をしておるわけでございます。こ...全文を見る | ||
○日笠委員 二つほど御提案を申し上げたいと思うのですが、一つはここに持ってきましたチラシ、これは通産省が出しております。海外旅行をされる方に、ワシントン条約を守るためにこういうことに注意してくださいというように出ておりますが、これは今年度、六十二年度五十万部だそうです。五百万人の...全文を見る | ||
○日笠委員 もう一点、実はきょう図鑑も持ってきておりますが、もう御存じなのでここにお持ちするほどでないと思います。いろいろ見ますと、白黒のところもありますし、カラーのところもありますし、それからアロワナという魚の場合は成魚、いわゆる大人になった魚の写真で、稚魚が輸入されるわけです...全文を見る | ||
○日笠委員 水際での強化チェックをされます税関職員の皆さんのことでございますが、つい先日も三月二十日にいわゆるにせブランド商品を水際でストップ、スポーツシューズ十万足送り返させたという。税関の皆さんもにせブランドという非常に識別の難しいものをいろいろと情報を集めてやっておられる、...全文を見る | ||
○日笠委員 それと同時に、安全対策でございます。社会悪物品と称する銃砲刀類からいわゆる麻薬に至るまでやられるわけでございますので、過去にもいろいろな事件、事故が起こってとうとい命をなくされておられる方々もいらっしゃるわけでございます。例えば船の下の方の倉庫におりていて酸欠で亡くな...全文を見る | ||
○日笠委員 では、もう一法案の租特法の改正でございますが、もう時間もありませんので、二つほどお聞きして、続けて御答弁いただければ結構でございます。 一つは、たばこ消費税の税率等の特例ということで、これがまた延長になるわけでございます。これは、附帯決議にも「昭和六十二年度以降の...全文を見る | ||
○日笠委員 いわゆる障害者への雇用抑制にならないような温かい御配慮をお願いして終わりたいと思います。ありがとうございました。 | ||
05月20日 | 第108回国会 衆議院 本会議 第19号 議事録を見る | ○日笠勝之君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和六十二年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案並びに同修正に対し、反対の討論を行うものであります。 周知のとおり、中曽根内閣は、政権発足以来、財政再建を公約し、六十五年度...全文を見る |
05月21日 | 第108回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号 議事録を見る | ○日笠委員 今国会もいよいよ終幕に近づきまして、当大蔵委員会で大蔵大臣とも質疑をさせていただくことが、私の質問としてはこれが最後になるかと思いますので、とりあえず国民の大変関心の高い所得税減税の問題について、まずお伺いをしたいと思います。 昨日、宮澤大蔵大臣は記者会見をされて...全文を見る |
○日笠委員 昨日の報道によりますと、赤字国債発行も考えられるような意味の御発言があったというわけですが、これはよろしいのですか。 | ||
○日笠委員 もし減税先行でいきますと、財源措置については当然考えなくてはいけないわけですが、これは総理が昨年の衆参同日選挙のときに、私もテレビで何回も見ましたけれども、その財源とすれば大型間接税ではなくて、例えばNTTの株の売却があり、そしてこれまた日航の株の売却もある、国有地の...全文を見る | ||
○日笠委員 これは総理が明確に、NTTの株、日航の株、国有地売却ということを公約としておっしゃっているわけですから、当然これは減税先行、戻し減税ということであれば考える素地がある、このように私は思いますし、そのことをまず申し添えておきたいと思います。 続きまして、豊田商事事件...全文を見る | ||
○日笠委員 早急にということでございますが、大体五月いっぱいだとか六月の上旬、中旬、下旬だとか、こういうことはどうですか。決定は、目途は言えませんですか。 | ||
○日笠委員 詐欺集団と言われる豊田商事のいわゆる源泉徴収したお金でございますので、大岡裁きではありませんが、国税庁当局の早目の御配慮ある決定をお願い申し上げたい、まずこのように要請をしておきたいと思います。 それでは本題であります通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律案、以下...全文を見る | ||
○日笠委員 その都度でございますね。そうすると、国家的行事ということであれば、例えば国際的行事のものは発行は厳しい。 例えばオーストラリアでございますか、国際平和年記念の二百ドル金貨であるとか、カナダの国際平和記念百ドル金貨であるとか、またWWF、世界野生生物基金二十五周年記...全文を見る | ||
○日笠委員 国家的行事でなくても、諸外国は発行しておるものがございます。例えば香港、マカオ、中国、シンガポールでは、とらだとかとりだとかいう、えとシリーズということで発行しております。そういうふうなものも考えられるということでしょうか。それと国家的行事とどういう関係があるのでしょ...全文を見る | ||
○日笠委員 それからアメリカでは、自由の女神像百周年記念コインということで、これは破損の目立ちます自由の女神とエリス島の復興や修復と、将来の保存のための財団設立に役立てるということで発行しております。それからまた中国では、千元金貨ということでパンダ救済ということで同じく出しており...全文を見る | ||
○日笠委員 例えば盛岡から青森までの整備新幹線のルートでございますが、ああいうふうな財源にしようということで、特に岩手県や青森県の方に大量に買っていただいて財源の一部にする、そういうふうなことはもう全然考えられない、こういうことでございますか。 | ||
○日笠委員 今度は私の地元の県で恐縮でございますけれども、来年春供用開始予定の本州四国連絡架橋児島−坂出ルート、いわゆる瀬戸大橋、大臣もよく御存じでございますが、この瀬戸大橋というのはどういうものであるかというのは今さら説明を要するまでもなく、自動車橋と鉄道橋、併用では世界一のも...全文を見る | ||
○日笠委員 そうしますと、私がその次にお聞きしたいのは発行頻度ですね。これは、どれくらいの発行頻度を目安に今後記念貨幣というものは考えておられるのかということと、それからもう一つは、発行する場合どなたが一体決められるのか。閣議決定だそうでございますが、それまでの段階、先ほど申しま...全文を見る | ||
○日笠委員 ですから、一万円以上のものは立法措置をしなければ発行できませんでしょう。だから、そういう一万円以下の、いわゆる今の五百円硬貨を記念行事ということで新たなデザインで発行する、そういうことでの手続するといいましょうか、審議するといいましょうか検討する機関、こういうものをつ...全文を見る | ||
○日笠委員 そうすると、集約をしてデザインを決めたり発行枚数を決めて閣議へかけるまでの手続は、どなたが責任を持ってやるわけですか。 | ||
○日笠委員 これは、じゃ御要望になるかもしれませんけれども、ぜひひとつそういう機関をつくっていただいた方が公平なことにもなるんじゃないかと思います。 と同時に、もう一つ、天皇在位六十周年の記念金貨が出まして、いわゆるコインマニアもふえた。三百万とも五百万とも言われておりますが...全文を見る | ||
○日笠委員 そうしませんと、大変失礼なことになるかもしれませんが、とにかく浩宮様御成婚記念貨幣だとか、大変失礼ですが天皇即位だとか、それから大阪で行われる花と緑の万博とか、もう同じような天皇家か万博が、そういうようなものしか発行されない。これでもって弾力的な発行と言えるのかという...全文を見る | ||
○日笠委員 大臣の一言は、大変に重みがあると私は感じております。 それでは、天皇在位六十周年の記念金貨のプルーフ、いわゆる光沢仕上げの金貨の発行、これについては先日も当委員会で御質問ございました。もう一度確認をしておきたいと思いますが、これの申し込みの時期、それから配付をする...全文を見る | ||
○日笠委員 最高三十万枚ですが、もし申し込みが多ければ抽せんとか先着順とか、こういうことになるかと思いますが、これはどうでしょうか。 | ||
○日笠委員 この値段ですね。販売するということは、来年の四月一日からの法律ですから、今後このプルーフの金貨の販売価格ですが、これは大体目安というのはあるのですか。十万円ですが、それにプラス加工賃とか輸送賃だとかいろいろあるわけです。一部の新聞報道によると、数倍するなんというような...全文を見る | ||
○日笠委員 では、十五万円以内ぐらいであろうという概算でございますね。そうすると、これは今貴金属三万七千五百円以上の場合は一五%の物品税がつくわけですが、もし例えば今、十五万円としましょうか、十五万円とした場合は、それにプラス一五%の物品税は、その申し込みされた方からいただくよう...全文を見る | ||
○日笠委員 では間税部長さん、大体十五万円という概略ですが、十五万円ならどうなりますか。二万二千五百円プラスして当然物品税をいただくようになるわけですか。仮定で結構です。 | ||
○日笠委員 これはいいですね。物品税をいただき、プルーフ仕上げの手数料もいただきというと、これは二重にいただけるわけで、財政再建には大いに弾力的に発行すべきだ、こう思うわけでございますが、私、六十二年度の天皇御在位六十年の記念金貨について、市中のコイン屋さんに電話をして聞きました...全文を見る | ||
○日笠委員 これは一遍理財局の方で研究してもらいたいのですけれども、外国によりますとこういうものが無税、物品税対象外というところもあるそうでございます。そうすると、市中のコイン屋さんにも、物品税高いですから、そういうものが出回るということも考えられますし、広く皆さんに、またコイン...全文を見る | ||
○日笠委員 大臣、日銀の場合、私行きましたけれども、これはきちっとした入り口が別にありまして、警備上余り問題ないと思います。ですから、日銀の貨幣博物館については土、日開放はいかがかという要請を一遍していただきたい、こう思いますので、この点を最後にお願いして終わりたいと思います。 | ||
08月18日 | 第109回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号 議事録を見る | ○日笠委員 お盆明け、早速の大蔵委員会開会でございますが、NTT関連二法案、中身の審議の前に、ウォーミングアップじゃございませんが、しばらく委員会から遠ざかっておりましたので、大臣に所信を少々お聞きしたいと思います。 まず、第三次中曽根内閣が成立いたしまして、宮澤大蔵大臣にお...全文を見る |
○日笠委員 そうしますと、激動のこの一年間であったわけですが、自己採点しますと、宮澤大蔵大臣、この一年有余は何点ですか。 | ||
○日笠委員 次の質問に移ります。 八月十五日、毎年暑い夏、敗戦の記念日ということで迎えるわけでございますが、今回、靖国神社の参拝に当たりまして、内閣官房より留意事項ということで、参拝は一礼にとどめ二社二拍手、いわゆるかしわ手を打つことですが、二社二拍手一礼など神道形式は行わな...全文を見る | ||
○日笠委員 そうすると、もう一遍お聞きしますが、二社二拍手一礼であったのかどうかということと、それから、総理大臣が公式に参拝をするということ、これについてはいかがお考えですか。 | ||
○日笠委員 急いで次の質問に移りたいと思います。 七月二十九日にロッキード裁判の控訴審判決があったわけでございます。この控訴審判決は厳しいものであったわけでございますが、この後のいわゆるマスコミの報道を見ましても、政治家自身に対する襟を正していくべきである、こういう報道が非常...全文を見る | ||
○日笠委員 これは大蔵大臣のところ、宮澤派のことだそうでございますが、先月の二十七日に未閣僚経験者、いわゆる閣僚未経験者について夏の手当として一律三百万円を配ったということだそうでございます。こういうふうにはっきり新聞報道されているわけでございますが、三百万円配った。これは政治家...全文を見る | ||
○日笠委員 御信用申し上げて、とにかく国民の皆さんから、政治家だけがいわゆるクシピンのピンでほとんど課税されない、こういう疑惑の目からこれを消し去っていかなければ、襟を正していかなければならないと思います。昔は派閥から盆暮れに幾らもらったとかそういうことは内密の問題であった。最近...全文を見る | ||
○日笠委員 大変前向きな答弁が出ましたので、多くの寝たきり介護老人を抱えた家族の経済的負担等々を考えていただきまして、さらに突っ込んで検討していただけることをお願い申し上げておきたいと思います。 続きましていわゆるマル優問題でございます。 ちょっと関係当局のお方にお聞きい...全文を見る | ||
○日笠委員 大変回りくどい言い方でよくわかりませんが、要はフランス、イギリスでは若干なりともそういう制度はあるということですね。もう一度お願いします。 | ||
○日笠委員 そういたしますと、これは本年七月八日の衆議院本会議におきまして社会党さんの代表質問に対して総理大臣がこのように答弁をされております。これは官報の号外にあるわけでございますが、このように総理はマル優について答弁をされておられます。「マル優につきましては、これは外国から非...全文を見る | ||
○日笠委員 そうすると、これはちょっと言い過ぎということですね。日本だけという断定した言い方でございます。正確な言い方をしていただかないと、本会議でおっしゃるようなことは、こうやって官報号外で国民の皆さんに広く目にとまるわけでございます。そういうふうな印刷物として出回るものに、知...全文を見る | ||
○日笠委員 私、実はことしの一月に公明党から欧州税制調査団の一員として派遣をされました。諸外国といいましてもイギリス、フランス、西ドイツ、スペインの四カ国でございましたけれども、参ったわけでございます。その中で、イギリスについては、これからどんどんいわゆる国営企業を民間にしていく...全文を見る | ||
○日笠委員 年収四百万円以下のサラリーマンが約八〇%ぐらいいらっしゃるというふうに聞いております。こういう方々はいわゆる所得税は税率でいきますと一〇・五%から一二%ぐらいでいいわけですね、標準家族ということにしますと。若干の利子課税を含めて総合課税しても一〇・五%から一二%の税率...全文を見る | ||
○日笠委員 論議はまた次の機会に譲りますが、このマル優制度という名前はこのまま残るのですか。いわゆる六十五歳以上の方とか母子家庭の方とかこういう社会的弱者の方々を配慮してそれは残すということでございます。マル優制度という名称にするのでしょうか、それとも新型マル優制度というのでしょ...全文を見る | ||
○日笠委員 では、いよいよNTTの法律にいかないと、もう時間が半分過ぎましたので、ちょっと回り遣いたしましたけれども、NTT関連二法案の審議、まずその周辺のことにつきましてお伺いしたいと思います。 NTT株の売却益を社会資本整備に使うという法案でございます。これはどうして減税...全文を見る | ||
○日笠委員 知恵を使ってとおっしゃっておりますし、財源の一つであろうというその一つも実現されないということですね。NTTの株、日本航空の株、それから国有地売却、一つもそれが実施されない、その程度の総理の発言のみである、このようにとらざるを得ないわけでございます。これは私は厳重に申...全文を見る | ||
○日笠委員 今御答弁ありました紙幣類似証券取締法、これは管轄は大蔵省ですね。今言ったことはこの法律から見てできないのですか。どうでしょう。 | ||
○日笠委員 デパートで商品を買いましてそれを銀行へ振り込む場合、まさかデパートの商品券で銀行に持っていく人はいないわけです。デパートヘ直接行って物を買ったときにそのデパートの商品券で決済をするわけですね。ですから、先ほどおっしゃったように、電話料金を銀行へ振り込むときに、今のデパ...全文を見る | ||
○日笠委員 白紙のもとを代理店に渡してそこで印刷していくわけですから、もとはNTTが発行しておられるわけですから、しつこいようでございますが、これはひとつ前向きに検討していただかなければ、このテレホンカードの退蔵ということで、せっかく前払いで払ったカードがそこらそんじょに残って使...全文を見る | ||
○日笠委員 郵送料は取られるのですか。私、電話で聞きましたら、郵送料もサービスしますと言っておりましたけれども、どうですか。 | ||
○日笠委員 電話での聞き方が悪かったのでしょう。郵送料は無料ですか有料ですかと聞いたら、無料ですとはっきりおっしゃいましたけれどもね。いずれにしても、新電電の方はそこまでサービスをしていこう、片一方NTTさんの方はそういうサービスは実費をいただきます、郵送料もいただきます、これじ...全文を見る | ||
○日笠委員 収益が上がらないようなものに貸し付けをする。では、反対に、収益が上がらないところか全然大損をするというのがありますね。公園のそばに駐車場をつくった、全然だれも使わない、もうとにかく返済できない、こういう場合はではどうするのですか、反対に。そういうものに貸し付けするわけ...全文を見る | ||
○日笠委員 そのお言葉を信用したいわけでございますが、今までいろいろな補助金でも、漁港をつくったけれども全然だれも使ってない、そのために大きな冷蔵庫をつくった、これも全然使われてない、会計検査院が毎年毎年そういう報告書を山ほど出しておるわけでございますから、全然ないということを信...全文を見る | ||
○日笠委員 この貸付対象は、会計検査院の検査の対象になるのですか。 | ||
○日笠委員 では、大蔵省内部のそういうチェック機能、それから会計検査院の検査機能というものがスムーズにうまくいく、このように御信用申し上げておきたいと思います。 さて、これから三年ないし四年間で社会資本整備ということで相当の金額が出ていくわけでございます。しかし、用地取得費と...全文を見る | ||
○日笠委員 さらにお聞きをいたしますが、これは社会資本整備に限るわけでございます。しかし、いろいろな方々がおっしゃっているのは、果たしてそれだけの事業ができるのだろうか、使い切れない、消化し切れない、そういう面も考えられる。と申しますのは、いわゆるミスマッチということで、鉄筋工だ...全文を見る | ||
○日笠委員 最後に、大臣に二点ほどまとめてお伺いいたします。 一つは、使い切れない、消化し切れないというおそれも出てくるわけですね。用地取得費のいろいろな高騰の問題もございますし、またそれを極力割いて事業量ということでふやしていこうということでございます。そうしますと、私に言...全文を見る | ||
○日笠委員 それでは終わります。御丁寧にありがとうございました。 | ||
08月27日 | 第109回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号 議事録を見る | ○日笠委員 私は本来は大蔵委員会でございますけれども、私の地元の国立療養所津山病院のことが今回の法案で大きな影響を受けますので、差しかえではございますけれども、若干の時間をいただきまして質問をさせていただきたいと思います。 まず、国立病院・療養所の再編成を促進しようとされる斎...全文を見る |
○日笠委員 今回の計画によりますと、再編成計画では統合による減が四十カ所、移譲による減が三十四、合わせて七十四カ所というふうになるわけでございます。これについてはどうも数字のごろ合わせが非常によろしゅうございまして、国立病院の統合による減、移譲による減が三十四、移譲による減は国立...全文を見る | ||
○日笠委員 例えば厚生大臣の地元の三重県でございます。私、岡山県でございますが、三重県は人口百七十七万、我が岡山県は百九十二万、面積はちょっと三重県の方が小そうございまして五千七百平方キロ、岡山県は七千九十平方キロ、岡山県の方が人口、面積も広い。再編成になれば、我が岡山県はどうな...全文を見る | ||
○日笠委員 残る数を私は言っている。残るのは岡山県が二つ、三重県が三つ、こういうことでございます。意図的なことはない、先輩でもありますから、それ以上は言わないことにしますけれども。 では、今度は具体的な我が津山病院のことについてお伺いをしたいと思うわけでございます。存続の陳情...全文を見る | ||
○日笠委員 この津山病院は非常に特徴がございまして、救急医療ということで地域の方々には命の綱といいましょうか命のともしびとも申すべき存在価値があるわけでございます。私、厚生省さんのいろいろな資料を見ますと、今回統廃合をしていく中で、基幹施設として、例えばがんであるとか循環器である...全文を見る | ||
○日笠委員 ですから、第三次の救急医療ということで、基幹施設の、防災もあります、国際医療協力もありますが、そこの中に第三次救急ということで項目をつくって津山病院を残す、こういうことは全然考えられないか。この中に救急という一番大切な医療でございますけれども、ないわけですね。防災はあ...全文を見る | ||
○日笠委員 それはわかるのですよ。だから残して、さらに拡充、充実をしていけばいいのじゃないかと思うのです。というのは、例えば岡山市の場合、日赤だけと申しましたが、岡山大学附属病院にも蘇生科というのが今度新設されまして、救急患者に備える、こうなっているわけですね。そうなってきますと...全文を見る | ||
○日笠委員 ですから、先ほど申し上げましたように、この地図を見て、いろいろな統計を見てやれば、大臣のおっしゃるようなことも、それは答弁としてはわかるのですけれども、では一度津山に来て視察していただきたいですね。先ほど二カ所あるとおっしゃいましたけれども、津山からの国道五十三号線、...全文を見る | ||
○日笠委員 ほかの方のちらほら聞こえてくる話もあるのですが、岡山病院と国立療養所南岡山病院とを統合する。倉敷-岡山間といいますと、バイパスで三十分もあったら行くような近接都市でございます。そういう話もちらほら耳に聞こえてきますが、この点の計画はどうでしょうか。 | ||
○日笠委員 ですから、将来的に移転をする可能性もある、そのときにあわせて南岡山病院も一緒にしてしまって、スクラップ・アンド・ビルドで、もう少しアウフヘーベンして、もっと大きな立派なものにするという計画は、将来的な話で一切ないということですか。 | ||
○日笠委員 そうなってきますと、岡山病院は確かに駐車場も狭い、建物もだんだん古くなってきた、そこで移転をするとなれば、当然今以上の立派な施設になるわけでありましょう。それだけの費用があるならば、何とかして津山病院を存続してもらえないか、こういうふうな地元の皆さんのお考えもあるよう...全文を見る | ||
○日笠委員 地元のどなたかに経営をしていただければということですが、ではおおむね十年ぐらいの長期計画で実施をしていくということでございますが、だれも受け手がない、全然なかったという場合はどうなるのでしょうか。 | ||
○日笠委員 本当に今厚生省さんが国家権力を使ってやろうと思えばできないことはないのですね。兵糧攻めという手があるわけです。お医者さんが例えば定年でやめた。もう医者はいませんから派遣しません。定員の問題がありますなどと言う。看護婦さんがやめた。もうこれも採用しません。建物も改築して...全文を見る | ||
○日笠委員 最後に、こういうふうな再編成をやっていくわけでございますが、七十四カ所という国立療養所・病院がおおむね十年ぐらいでなくなっていくということでございます。昭和二十七年でございましたか、一応計画は立てられましたけれども、結局は六分の一しかできなかったのでしょう。今回も、賛...全文を見る | ||
○日笠委員 では、いよいよ最後の質問でございますが、厚生省側が粘り強くやっていく、地域住民は粘り強くそれに対抗していく、こういうような売上税みたいな構図になってくるわけでございますが、私も一つ考えますことは、例えば移譲のところ、統廃合のところを全国から何カ所か厚生省さんがモデル的...全文を見る | ||
○日笠委員 もう一遍お願いだけしておきます。 粘り強くやっていただきたいということ、それからもし引受手がない場合は兵糧攻めにしないということ、この二点を最後にお願いして終わりたいと思います。ありがとうございました。 | ||
09月01日 | 第109回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号 議事録を見る | ○日笠委員 まず、昨日各省庁が大蔵省に六十三年度の予算の概算要求を提出し、締め切られたわけでございます。そのことにつきまして、まだ時期が早いのかもしれませんけれども、大蔵大臣に、今後の予算編成、どのようなめり張りをつけて編成していきたいと考えておられるか、お聞きしたいと思います。 |
○日笠委員 次は、一問一答形式で、理屈はよろしいですから、そうであるかないかだけちょっとお聞きしたいと思います。 大蔵大臣は、新型といえばいいんですか、大型といえばいいんでしょうか、間接税導入論者であるかどうか、これについてまず。理屈はいいです。 | ||
○日笠委員 大きなものというとやはり大型間接税と私は理解いたします。 じゃあ次は、キャピタルゲイン課税論者であるかどうか。 | ||
○日笠委員 これも原則的にはキャピタルゲイン課税論者であると私は理解いたします。 三つ目、総合課税論者であるかどうか。 | ||
○日笠委員 一問一答の最後でございますが、衆議院議長あっせんの中にも直間比率見直し云々という言葉がございますが、直間比率見直しの前に、直接税の中のいわゆる不公平税制の見直しということは、それが先かどうか、どうですか。 | ||
○日笠委員 じゃあ大蔵大臣の基本的なお考えを確認した上で、次の質問に移ります。 今回の所得税法の一部改正のいわゆる基本理念、これは那辺にあるや、お伺いをしたいと思います。基本理念。 | ||
○日笠委員 政府税調の抜本的見直しの基本理念としては、公平、公正、簡素、選択、活力、中立性、国際性、こういう視野からも配慮する、こうなっておりますが、今回のいわゆる税制改正はこれらに当てはまるんでしょうか。それともこういうものに行き着く前の一里塚、このように考えたらいいんでしょう...全文を見る | ||
○日笠委員 そうすると全体像というものはいつごろ示すんですか。抜本税制改革の全体像、こういうものはいつごろから着手されますか。 | ||
○日笠委員 そうすると売上税もその中に入るんですか、どうですか。 | ||
○日笠委員 今度の概算要求に伴いまして、例えば運輸省からは通行税を廃止してもらいたいとか、また通産の方からは石油税を値上げしたいだとか、また、これは大蔵の中でございましょうけれども、相続税の減税をしたい、いわゆる課税最低限を引き上げたい、こういう個別に各省庁担当の部署の権限の範囲...全文を見る | ||
○日笠委員 じゃあ、この審議が済んだ後、年末までにお考えになるということでございますが、その点について二つほどお聞きしたいと思うのですが、最近の週刊誌によりますと、いよいよ大蔵省の逆襲が始まるということで、アメリカ型の小売売上税を導入しようか云々というような話がございますが、いわ...全文を見る | ||
○日笠委員 今回のマル優原則廃止も、装いを新たにして出てきたわけでございまして、原則的には前回の少額貯蓄非課税制度の廃止というのとほとんど一緒なわけでございます。一部例外ができたということで我々は理解しておるわけでございます。 先ほどおっしゃったように三つの類型がある。あと二...全文を見る | ||
○日笠委員 申し上げられる段階ではないということは、そういうこともあり得るというふうに理解できるわけですから、本当ははっきりと、そういうことはない、アメリカ型の小売売上税を導入するつもりはないというふうに明言していただければ一番いいわけですけれども。 間接税ということでござい...全文を見る | ||
○日笠委員 前回も、酒税も関税は下げる、そして従価税を従量税に移行する。これは、もちろん売上税が絡んでいるわけでございますが、今回の税制改正は売上税絡みは出さないという原則でございますが、しかしいかんせん、そういうEC諸国からもこの酒税については強い強い改正が望まれておるわけでご...全文を見る | ||
○日笠委員 そうすると、次の税制改正、これまた入れるということは、明言は避けられるわけですね。御論議を踏まえてということですね。 では、大蔵大臣、ちょっとお聞きしますが、酒の中でも特にビールならビールをとりますと、今ビールの税率は小売価格の四八・八%、これは高いと思いますか、...全文を見る | ||
○日笠委員 自民党の諸君の中にはビールを下げる会ができたというふうに聞いておるのですけれども、えらい話が違うようでございますが、やはり直間比率でも、余りにも直接税に偏り過ぎて、見直さなければいけないということですね、直間比率。そうすると、ビールの酒税の中に占めるシェア、これは大変...全文を見る | ||
○日笠委員 では、大蔵大臣は、ビールの今の税率は適当であると。これはちょっとよく耳をほじくってもう一遍確認しなければいけません。 さすれば、国会でも再三附帯決議が出ております。例えば酒税負担格差の是正ということも言われておるわけです。お酒の中でいろいろな税率の違いがあるとか、...全文を見る | ||
○日笠委員 大蔵大臣は、ほかのものを上げろ、こういうことでしょう。それで格差を是正する。それはおかしいわけでございますから、世界各国でこれほど高いアルコールの、ビールとかそういうものに対しての税率はないというのは説明したとおりでございますから、やはり国際性ということを考えてもバラ...全文を見る | ||
○日笠委員 では、ビール談義はこれで終わります。暑い中でしたから一服の清涼剤と思ってやったわけでございます。 では次に、減税について御質問いたします。 その前に、減税のことにつきまして税制協議会で議長へ中間報告をいたしましたね。その中身でございますが、その報告によりますと...全文を見る | ||
○日笠委員 最大限に尊重するのですね。 | ||
○日笠委員 そうすると、午前中の論議をちょっとお聞きしておりますと、主税局長は、減税の財源、恒久財源としては厳しいものがある、やりくりしなければいけないというような御答弁をされておりましたね。現実にどうなんですか。六十二年度減税をしますが、これは恒久財源じゃなくほとんどが剰余金で...全文を見る | ||
○日笠委員 五、六年後は何とか財源になるということですね。ということは、この前いただきました資料を見ますと、今度のマル優廃止によって利子課税の増収は一兆六千百六十億、平均利回りが四・一%ということでございますが、これは五、六年後にはこの一兆六千億円以上の税収があるというように見て...全文を見る | ||
○日笠委員 そうしますと、それにプラスして、今回、金融の類似商品の増収が七百億円ぐらいですか、これは合わせて約一兆六千八百億ぐらいですね。まだまだ足らないのじゃないですか。住民税、所得税減税は平年度ベースで二兆二千億円でしょう。そうするとどうしてもまだ約五千億足らないわけですね。...全文を見る | ||
○日笠委員 言葉で言うとわからぬ。数字を言ってみてください。じゃ、登録免許税、それから事業用資産買いかえはどのぐらいの増収を見込んでおるのですか。言葉で並べてもわかりません。数字はこれが幾ら、これが幾ら、それでちゃんと見合うかどうか検討しましょう。 | ||
○日笠委員 さて、大臣、そうなってくるとどうなりますか。先ほど尊重されると言った。けれども恒久財源は確保されていないのですね。やりくりするとか、時限的な立法ですから恒久財源とは言えないという主税局長の御答弁です。しかし、この与野党の意見の一致は、「減税の実施に当たっては、恒久財源...全文を見る | ||
○日笠委員 それはそうですよ。だから、六十二年度は足らぬことはわかっておるのです。だけれども、恒久財源がいつかの時点で確保されなくてはいかぬわけでしょう。そうでしょう。いつかの時点で。それはどうなるのですか。その先の項目は飛ばして突然そこに来られるとおかしなことになるので、いつか...全文を見る | ||
○日笠委員 そうすると、何遍もしつこいようですが、恒久財源が確保されていないのに減税をやってしまう、こういうことですね。与野党の意見の一致を見たというのですが、一致したものを無視する、こういうことですね。このとおり報告を見ますとそうですが。 | ||
○日笠委員 そうすると、これは与野党の税制協議会で示してくれるのを待っているということですか。 だったら、委員長、私はここで申し上げておきますけれども、ならば大蔵委員会の存在価値はどこにあるのですか。大蔵委員会で、この結論が決まって、一兆五千四百億円からびた一文動かないのでし...全文を見る | ||
○日笠委員 年末までにこの忙しいさなか税制協議会で恒久財源が見つかると私は思いませんね、その手品みたいなことは。 ですから、これはどうですか、委員長。委員長に私は申し上げますが、当大蔵委員会の中にそれなら財源小委員会とか減税小委員会とかこういうものを設けて、税制協議会だけに任...全文を見る | ||
○日笠委員 大蔵大臣、率直にお聞きしますが、もう一兆五千四百億円びた一文減税額はふやすことはできませんね。 | ||
○日笠委員 そうすると、大臣、この一兆五千四百億円はこれ以上御無理だとお酌み取りください。ならば、その一兆五千四百億円という金額は動かさずに実質的にさらに減税になる方法はないのか。いいですね。 これは一つは医療費控除でございます。これは主税局長どうですか。医療控除を今回五万が...全文を見る | ||
○日笠委員 百億円の一応増収にはなるわけですね。そうすると、これは大臣、一兆五千四百億円の所得税の減税のこれはカウント外ですよ。そうですね、主税局長。百億円という数は一兆五千四百億円の減税額のカウント外でしょう。 | ||
○日笠委員 そうすると、大蔵大臣、どうでしょうか、足切り五万円を十万円、これを据え置いたらどうでしょうか。実質減税みたいなものですよ。本当は百億円の増収が見込まれておるのを据え置きにすればもともとですから、これは百億円減税したのと同じですね。そうすると我々大蔵委員会も面目立ちます...全文を見る | ||
○日笠委員 局長のおっしゃることはおっしゃることでそれはよくわかるのですが、私が今申し上げているのは、この大蔵委員会でこれだけ長時間かけて審議をして、もう与野党幹事長・書記長会談で一兆五千四百億円になってしまった、そこから先幾らここで論議してもびた一文何も上積みもできない、マル優...全文を見る | ||
○日笠委員 これも委員長にお願いいたしますが、後ほど理事会でぜひそういう医療費控除は現行据え置きということでひとつ与野党の理事さんの間でよくもんでいただきたい、そしてしかるべき結論を出して、大蔵省の方に申し出をし、修正をいたしていただきたい、かように思いますが、委員長、どうですか...全文を見る | ||
○日笠委員 ぜひひとつ大蔵大臣、一兆五千四百億円びた一文も上積みできないということでございますので、これは不平不満でございますけれども、医療費控除だけは据え置きすると実質百億円の減税になるわけでございますから、篤と頭に入れておいていただきたいと思います。 それから、医療費が出...全文を見る | ||
○日笠委員 ワクチンもいろいろございまして、今度は子供のワクチンでございますが、百日ぜき、ジフテリア、破傷風の三種混合ワクチンの場合ですと、一回が大体二千五百円以上、そして四回しなければいけないから子供一人一万円かかってしまう。これだけではありません。あと、おたふく風邪もあります...全文を見る | ||
○日笠委員 しかし、通達上でとなると、これは検討してもだめというふうになる可能性の方が強いわけです。だから、これは本当に前向きの前向きで考えていかなければならない。 それじゃ、主税局長、どうですか。これについては最後に大臣にも聞きますよ。国民の命という大事な問題です。健康保険...全文を見る | ||
○日笠委員 大臣、どうですか。未来の総理を担おうかという方ですから、国民の健康を守るとい立場で、B型肝炎の患者がいる、伝染しないようにその家族がワクチンを接種する、それは健康保険で見られなくて全額自己負担、これじゃ私はちょっと納得できませんね。よく検討していい答弁を……。 | ||
○日笠委員 事務当局の方に検討していただくということでございますから、大臣にそういうふうにおっしゃっていただいたのですから、まさか後ろ向きの検討した結果が出るとは私はつゆとも思わないで、大確信をしていきたいと思います。 では、ちょっとマル優の問題にいきたいと思います。 こ...全文を見る | ||
○日笠委員 本当は、マル優はやはり残すという立場で私は一つ一つ反論したいのですけれども、時間の関係で一つ二つちょっとお聞きしたいと思います。 先ほど三番目の中で、一人九百万、四人家族ですと三千六百万ですか、そういうふうに世帯人数が多ければ多いほどいわゆる使える金額も多くなる、...全文を見る | ||
○日笠委員 そうしたら、六十万以上は贈与税ですね。そういうふうなことで、おっしゃいましたように、例えば一家で三千六百万あるというような家庭で、じゃだれが子供に与え、おじいちゃん、おばあちゃんに与えてそうなっているのかということを調査したことがありますか。それによって、どれだけの贈...全文を見る | ||
○日笠委員 だから、調査したことがあるのか。あれば、それだけでどのくらい税収が上がったのか。調査もしてなくて、四人家族で三千六百万のような高額のものがあってどうのこうのというのは理屈だけでありまして、実体はないわけでしょう。例えば、どこかの金融機関なら金融機関だけでも調査をしたこ...全文を見る | ||
○日笠委員 恐らくそういうことで調査してない。調査してない、実体がないのに、推測で四人家族なら三千六百万からの多額の資産があり、預貯金があって、それに対して課税されぬのはおかしいというのは理屈にならぬということですね。ですから、後で調査をした、しない、したならばどれだけの人をして...全文を見る | ||
○日笠委員 私は、それについては納得できません。ドラスチックな改革をやるならば、同僚議員も提案しました一店舗、一種類、五百万なら五百万ということにまずして、それから今回のようにやるというような中途経過があってもいいと思いますね。まさにこれはドラスチック過ぎますよ。そういうことでご...全文を見る | ||
○日笠委員 私の子供が今何か五万か六万あるのだそうですが、とんでもないと怒っていました。何か取られる利子で、一カ月分の自分の小遣い分だそうですよ。だから、子供の本当に少額の預貯金まで利子を取るというのは、先ほど同僚議員も後ろの方で血も涙もないと言っておりましたが、私もそう思います...全文を見る | ||
○日笠委員 要は課税ということですね。ですから、うんと少額な定期をしている子供さんのものにも利子課税、それから子供さんが障害者でお父さん、お母さんが一生懸命働いて将来の子供のためにということ、これも一応課税になる、まさに血も涙もないような感じになってくるかと私は思うのですね。 ...全文を見る | ||
○日笠委員 それはマル優のことだけれども、私が言ったのは、最高税率が六〇%にも下がり、有価証券取引税も下がるのでしょう。トータルして言っておるわけですよ。だから、トリプル減税だと言っておるわけです。 では、ちょっと計算できかねるかと思いますが、具体的にお聞きします。例えば今、...全文を見る | ||
○日笠委員 だから、問題の設定が違うのです。一人が五千万円持っていて、九百万円までのマル優適用を受けていた場合、あとの四千百万円は三五%払っていた場合ですよ。どうなりますか、簡単に。増税か減税かわかるでしょう。減税になるんですよ、減税でしょう。計算はいいですよ、幾らという金額は。...全文を見る | ||
○日笠委員 時間がありませんので、最後ちょっと急いで。——労働省さんに来ていただいておりますか。 財形のことを実はもう少し詳しくやりたかったわけでございますが、一般財形でございますが、これを今度年金と住宅については五百万円までは非課税ということになるわけでございます。一定の要...全文を見る | ||
○日笠委員 そうしますと、そういうふうにシフトができるわけですが、駆け込み加入ではございませんが、今自分の会社にある、天引きだ、今一万円ぐらいしかやっていない、これを今度一般財形だから年金にしようかということで、また住宅でもよろしい、住みかえということもできるわけですから。一挙に...全文を見る | ||
○日笠委員 ということなんですよ。だから、私がもしサラリーマンなら、給料が四十万あったとしましょうか、今から来年の三月三十一日まで何カ月間、全部給料を一般財形の年金やっちやうんですね、シフトさすのです。それでマル優を取り崩すのですよ、五百万円までは無税ですから。これはちょっと問題...全文を見る | ||
○日笠委員 最後に、医療費控除の件につきまして、私は、据え置き、現行どおりということにこれから理事会等で検討していただき、政府も、もしそういうふうに理事会でまとまりましたら、このことについては前向きに検討し、実質百億円の減税ということをお願いを申し上げたい。 以上で終わりたい...全文を見る | ||
09月02日 | 第109回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号 議事録を見る | ○日笠委員 私は、公明党・国民会議を代表して、所得税法等の一部を改正する法律案並びに同修正案について、反対討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、同法案が与野党合意に反し、税制改革協議会の審議を全く無視したものであることであります。 すなわち、同法案は前国会で廃...全文を見る |
09月08日 | 第109回国会 衆議院 本会議 第17号 議事録を見る | ○日笠勝之君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました第百九臨時国会の会期を十一日間延長する件に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手) 御案内のとおり、今臨時国会の最大のテーマは、さきの通常国会で十分審議できなかった国政上の諸問題、すなわち、...全文を見る |