日笠勝之
ひかさかつゆき
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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08月20日 | 第143回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○日笠勝之君 私もかつて衆議院に十三年近くおりまして、この七月の参議院選挙、公明の比例区の方でこちらの方へ当選をさせていただきました。まだ参議院の慣例といいましょうかマナーがわかりませんので、もし失礼がありますれば、どうぞお許しをいただきたいと思うわけでございます。 まず小渕...全文を見る |
○日笠勝之君 ぜひ、一国のかじ取りでありますから、この三資質を大いに発揮していただきたいということを御期待申し上げます。 さて、経済再生内閣と銘打って出発されました。現下の経済不況ということで、十兆円規模の追加景気対策だとか七兆円規模のいわゆる恒久的減税であるとか金融の不良債...全文を見る | ||
○日笠勝之君 大変細かいことで恐縮なんです。 実は、恒久的減税もどういう意味なのか、一両年中というのはいつのことまでを言うのか、いろいろお聞きしようと思いましたら、衆議院の方でもう終わってしまったようでございます。 ただ、恒久的減税の御説明はちょっと適切的確でなかったよう...全文を見る | ||
○日笠勝之君 今のお答えをしんしゃくいたしますと、二期以上プラス成長率になるということが経済が回復軌道に乗ったと、こういうふうに理解していいんでしょうか。二期、ことし、来年どうか。 | ||
○日笠勝之君 そういう方向で頑張っていただきたいと思います。 では、俗に言う恒久的減税、税制について少しお尋ねいたします。 先ほども同僚議員から御質問がありましたので、私の方からは観点を変えてお答えいただこうと思っております。 それは所得課税、いわゆる最高税率六五%を...全文を見る | ||
○日笠勝之君 そうしますと、これから調整をされるということですが、いわゆる所得税は四〇%に下げて、住民税を一〇%にする、それで合計五〇%。こういうふうにお聞きしましたが、それはこれから自治省と御相談をする、こういうことでよろしいんですね。 | ||
○日笠勝之君 そうしますと、例えば所得税ですが、一〇%、二〇%、三〇%、四〇%の四段階。この一〇パー、二〇パーという区切りのいいパーセントは、これは変わらないんでしょうか。ひょっとすれば一五パーとか一八パーとかそういう区切りになることもあるんでしょうか。 段階とその区切りのパ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ちょっと説明が悪かったです。私は累進構造の段階を一〇パー、二〇パー、三〇パー、四〇パーという区切りのいいものにするのか、それとも、自治省の方から見れば、住民税は五パーと一〇パーの二段階だと。そうすると、試算しますと、住民税の減税はこれだけでもう六千億、所得税の方は二...全文を見る | ||
○日笠勝之君 それは恒久減税じゃなくて、特別的な一定期間だけの定率減税になるわけですね、当然。 | ||
○日笠勝之君 そうしますと、大体わかってきましたが、上限とか課税最低限は、これはいらうんですか、いらわないんですか。 上限というのは、例えば、定率減税の複数化であるとか、一律なのか複数なのか、課税最低限は今特別減税で四百九十二万ぐらいになっていますが、このところはいらうかいら...全文を見る | ||
○日笠勝之君 実は、大蔵大臣に就任されて、テレビや新聞のインタビューを見たり、それから衆議院での議論を聞いていると、この恒久的減税、定率減税というものは、私自身あいまいな、漠としてまだはっきりとした姿形が見えてこないわけなんです。表紙はあるけれども中身がないということで、何かひと...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ですから、国民はトータルはわかったけれども自分はどうなるかということがわからない、だからマインドが冷え込む、こういうことを申し上げておるわけです。だから細かな、特に所得税と地方住民税については、どういう定率減税、これを早く発表されるべきだろう、こう思います。 そ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 では、またもう少し定率減税のことに戻りますが、この定率減税を実施するとすれば、いつからできるんですか、実施は。 | ||
○日笠勝之君 だから、いつ、何月ごろ、国会に法案を出すとか、いろいろなことがあるでしょう。何月ごろからならこれ実施が可能かどうか。 | ||
○日笠勝之君 まさかちびちび返すんじゃなくて、夏のボーナスぐらいでまず半年分どん、それから冬のボーナスでどん、こういうふうに思えばいいでしょうか。毎月少しずつ返すんですか。 | ||
○日笠勝之君 もし夏のボーナスで一月から六月分を合わせて還付するというのであれば、来年ですよ、来年六月、七月、早くて一年後に初めて定率減税なるものの果実が手元に来る。これは景気対策上即効性は余りないんじゃないんでしょうか、来年六月のボーナス期でなきゃ返ってこないというようなもし選...全文を見る | ||
○日笠勝之君 今のは個人ですか、長官としての見解ですか。 まあわかりました。アナウンス効果ですね、景気の気は気分の気ですから。私は経済学を学んだときに、経済学とは心理学なりと学びましたけれども、おっしゃることはわかります。しかし、まず全体像もわからないし、どうも来年の七月まで...全文を見る | ||
○日笠勝之君 お忙しいから連絡をとれないと思いまして、私が地元の町会議員さんに連絡をとりましてお聞きしましたところ、非常に売れ行きが好調だそうでございます。そういうことでございます。 そこで、港区の方も、これは与謝野通産大臣の御地元ですが、区が商店街連合会へ補助金を出して大い...全文を見る | ||
○日笠勝之君 割引が云々じゃなくて、商品券というものがいかに市民に受け入れられて、景気活性化になるのではないかという一例を申し上げたのです。 それで、最後に総理にこの件についての御答弁をお願いしたいのですが、つい先日もある新聞を見ますと、ロンドン大学のロナルド・ドーアさんとい...全文を見る | ||
○日笠勝之君 官房長官の弟さんの新聞への提言によりますと、最後にこう書いています。「このテーマに限らず創意工夫をこらし、生きた政治を実行しようという決意が政治家にあれば、道は開けてくると思う。」と。 ぜひ官房長官も総理を補佐する立場として賢兄賢弟となれるように、ひとつ最後にこ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ぜひひとつ前向き、積極的に御検討いただきたいと思います。 あと時間もわずかとなりましたので、いわゆる金融再生法に絡む、ブリッジバンク法と言った方がいいかもしれません、我々も一生懸命今どうすれば本当に日本の金融機関の再生ができるのかな、日本発の世界同時不況だけには...全文を見る | ||
○日笠勝之君 そうすると、行政の裁量的なものとか政治家などの介入ですね、ここはどうも融資をさらに継続してもらおうと思ったんだけれども、だめらしいけれども何とかしてやってくださいよと、そういう裁量とか政治家の介入は防止できるんですかということを申し上げておるんです。 | ||
○日笠勝之君 地方にも地方政治家の方がたくさんいらっしゃいまして、そういう方々が、あそこは善意の健全な借り手じゃないか、何とかしてやってくれよと、こういうふうなことがないような、きちっとしたやはり透明性、公平性のあるような、そういうものでなくちゃいかぬということを申し上げておるわ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 だから、だれがそういう道筋をつけてあげるんですかということを言っているわけです。不良債権の額もわからないで何のしようもないじゃないですか。 | ||
○日笠勝之君 時間が来ましたので、終わります。 どうもありがとうございました。 | ||
09月17日 | 第143回国会 参議院 総務委員会 第3号 議事録を見る | ○日笠勝之君 公明の日笠勝之でございます。 総務委員会では初めての質問でございますので、ひとつお手やわらかにお願い申し上げたいと思います。 まず官房長官、今回の防衛庁の調達実施本部の背任事件、証拠隠滅疑惑に関しまして、綱紀粛正の徹底はされましたですか。 |
○日笠勝之君 かつてリクルート事件のときには「官庁綱紀の粛正について」ということで閣議決定をされております。それから、地方公共団体による各省庁に対する接待の問題に対する取り組みは、平成七年八月十五日、官庁綱紀の粛正についてということで閣僚懇談会における内閣官房長官及び総務庁長官の...全文を見る | ||
○日笠勝之君 さて、会計検査院の方へお伺いしたいと思います。 今回の背任事件と称するものは前々から、一年前から既にそういう新聞のスクープによりましていろいろ検査もされておられたと思うわけです。 去年の十一月十二日の衆議院の決算委員会で、会計検査院はこの調達実施本部の水増し...全文を見る | ||
○日笠勝之君 現状は今どういう認識をされていますか。 | ||
○日笠勝之君 それは検査でも何でもない、報告を聞いただけじゃないですか。 それからまた、伝票がなかったらそれは証拠隠滅で燃やしておったのかもしれません。 | ||
○日笠勝之君 そうすると、検査じゃなくて会計報告院ですね。自分は検査しなくて、報告聞いて、はいよろしいと、こういうことじゃないですか。 | ||
○日笠勝之君 検査じゃなくて報告を受けただけでしょう。ちゃんと書いております。「東洋通信機株式会社についてでございますが、」「この結果、六年から七年にかけて約八億七千万円の是正処理を行った旨の報告を受けた」と。 そういうことで、会計検査院といえば、これは内閣から独立した機関で...全文を見る | ||
○日笠勝之君 それは、じゃ本人の実力というか、本人がその会社に行きたいといって試験を受けて通ったと、だれからも世話もあっせんもなくということですか。 | ||
○日笠勝之君 本人に当たったんですか、その子弟に。 | ||
○日笠勝之君 もう一度、聞こえない。 | ||
○日笠勝之君 それは言われたらそう言うでしょう。当たり前のことじゃないですか、そんなのは。 まさに公務員は、先ほど太田総務庁長官がおっしゃったように、高尚な高潔な、こういう意識がなきゃいかぬわけですよ。では、局長は、昔から言いますね、李下に冠を正さず、瓜田にくつを入れず。これ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 慎むじゃない、やるなということなんです、これは。全然認識が違うんじゃないですか。正さず、正しちゃいけませんよということ。慎みなさい、時々は片手でも冠を正してもいいですよ、そういう意味じゃないでしょう、これは。 そういうまず防御が甘い。ですから、OBの子弟が何人か...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ここで余り大きな声を出してもいけませんので、というぐらい、私がここでこういう大きな声をするぐらい国民の怒りは頂点に達していると思いますよ、これは背任罪ですから。証拠隠滅、これはもう大変な罪ですよね、公用文書の毀棄というのは普通の証拠隠滅とは違うわけですから。 そ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 では会計検査院、最後に、いわゆる行革、行政改革について、総務庁長官は本当に男子の本懐ということで今大変な作業をされていると思うんです。 そこで、会計検査院はこの行革ということについてどのようにとらえ、またどういう方針で臨もうとされているか。これは内閣から独立した...全文を見る | ||
○日笠勝之君 行政改革会議の最終報告、去年の十二月三日、「会計検査院による評価」というところに、「同院の機能の充実強化を図るべきである。」と。ですから、行革だから人数を減らせ、庁費を減らそうとかいうんじゃなくて、大体年間二、三百億円ぐらいですか、不当事項だとかなんとかということで...全文を見る | ||
○日笠勝之君 次に、官房長官、よろしいですか。 八月末に北朝鮮のミサイル、テポドンというんですか、打ち上げられました。初めはミサイルの実験とかということでして、何か最近アメリカの方では人工衛星ではなかったのかとか、いろいろ今もってその実態というものが把握、掌握をされていないよ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 おっしゃるように長距離ミサイルなんでしょうね、頭についておるのが何だったかということがいろいろ言われているんだと思うんですが。もう射程距離なんかはいろいろ報道によりますと五千キロとか、アメリカの近くまで飛ぶというような、そういうことだそうでございます。いずれにしても...全文を見る | ||
○日笠勝之君 総務庁長官、ちょっと時間もなくなりましたので、はしょってだだだと言うかもしれませんが、御答弁をお願いしたいと思います。 まず、省の名称ですが、教育科学技術省ですか、教科省なんて言われているんですね、略語で。やっぱり名は体をあらわすですから、きちっとした名前を早く...全文を見る | ||
○日笠勝之君 この際、国民総ぐるみで行革ということで、これはどうですか、公募でもされたらいかがなんでしょうかね。今インターネットもありますし、ファクスもありますし、いかがですか。 | ||
○日笠勝之君 ぜひ、インターネットは別に人が来て大きな声をするわけじゃありませんし、さっとEメールで来るわけですから、整然とできますから、御検討いただければと思います。 それから、通達行政でございますが、総務庁は各省庁の通達が何ぽぐらいあるか把握はされているんでしょうか。 | ||
○日笠勝之君 通達というものは国家行政組織法十四条で明確に規定をされておるわけですが、どうも裁量行政というか、例えば先日、ある町村が入札の条件に株価が百円未満はだめだとか、こういうことを言いますと、直ちに建設省と自治省が共管で俗に言う通達を出されたようですが、こういう権限はどこか...全文を見る | ||
○日笠勝之君 通達と言っている。 | ||
○日笠勝之君 聞いていますと、これは小さな親切、大きなお世話ですね。地方自治体が地方分権の時代で自分たちが税金でつくる建物や土木工事をこういう基準でやりたいと言うと、直ちにばあんと、今通達とおっしゃって通知と訂正されましたけれども、こういうものは地方分権に反するんじゃないかと思い...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ですから、優先順位があって、JR西日本だったら大阪とか神戸とか、ああいうところを先につけないと予算がないわけですよ。バリアフリーで高齢者に優しい町づくりということでつけたいけれども、全額負担してはだめだと。だから、そろそろこういうのも地方の自主性に任せる、高齢者に優...全文を見る | ||
○日笠勝之君 それは、二分の一、三分の二、わかっているんですよ。では全額負担でつくっちゃだめなんですね。なぜ、地方分権であり、高齢者に優しい町づくりで。 だから、私が言いたいのは、そろそろ通達行政なるものを、二十一世紀まであと八百日ほどですから、そろそろ行政改革して新しい省庁...全文を見る | ||
○日笠勝之君 いや、時間がなくなっちゃったけれども、総務庁長官、情報公開法ですが、野党が言っている知る権利だとかそれから手数料の問題とか、いろいろ大きなハードルはあるんですが、これはぜひ与党の方にも、何とかすり合わせて、修正できるところは修正して今国会でやるように、長官は長官で御...全文を見る | ||
○日笠勝之君 修正。 | ||
○日笠勝之君 これから修正論議をさせていただこうとは思っております。江田先生も一緒にやっていただくようになっておりますが、いずれにしても歩み寄るところは歩み寄って、とにかく小さく産んで大きく育てるということも大事ですから、ぜひひとつ与党の方も歩み寄るべきところは歩み寄っていただき...全文を見る | ||
○日笠勝之君 今ので三十秒ほどおくれましたから。 | ||
○日笠勝之君 最後、一問。 扶養手当、いわゆる高校、大学生の扶養手当でございますが、十六歳以上二十三歳未満ということですね。ところが、今、医学部の学生は六年ですし、大学院もありますし、そろそろそういうふうなことも想定してこの扶養手当は今後お考えになるかどうか。 | ||
○日笠勝之君 終わります。 | ||
10月08日 | 第143回国会 参議院 総務委員会 第4号 議事録を見る | ○日笠勝之君 私どもも、このたびの人事院勧告どおり実施されること、そしてまた特別職の一部修正につきましても、まず賛成の意を表しているところでございます。 しかし、御存じのように、公務員の定数というのは、地方公務員、特殊法人の職員まで入れますと四百九万人から全国にいらっしゃるわ...全文を見る |
○日笠勝之君 どうぞさらなる御努力を要請しておきたいと思います。 次に移ります。 このたび、指定職の号俸の改正がございます。この号俸の中で国立大学の学長の俸給でございますが、最高の十二号俸が東京大学と京都大学の学長さん、その次の十一号俸がいわゆる旧帝大です。北大から九大ま...全文を見る | ||
○日笠勝之君 規模と言われましたけれども、私が聞き及んでいるところによりますと、キャンパスでいくと北海道大学が一番、二番目が岡大なんです。ですから、どう考えてもこれは東大、京大を中心とする国立大学のピラミッド型になっているというふうに思います。 そしてまた、もう一つお聞きした...全文を見る | ||
○日笠勝之君 押しなべて一律ですよね。差がない、それは当たり前だと思います。何で東大の学長がそんなに給料が高くてうちの近くの学長はこんなに低いんだろうかと絶対に思いますよ、これは。 そこで、その次が主題なんです、総務庁長官。 大臣は中央省庁等改革推進本部の副本部長もされて...全文を見る | ||
○日笠勝之君 お断りしておかなければいけませんのは、決して学歴コンプレックスで申し上げておるわけじゃないということでございます。 さて、次の質問に移りたいと思いますが、九月十七日の当総務委員会で防衛庁の調達本部の件が大変な議題になりました。論議されました。そこで、長官も近々に...全文を見る | ||
○日笠勝之君 恐らく国民は期待していると思います。 ただ一つ、私が実際に防衛庁の仕事をしておる人に聞きますと、幾らこういうペーパーの注文書とか請求書を見てもわからぬようになっているんだそうですね。コンピューターです、問題は。このコンピューターのソフト、操作の上手な人を連れてい...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ぜひ、再度調査をお願いしたいと思います。 この前もこの委員会で申し上げたのが、自治省の財政局長通達なるものがいかに地域のバリアフリー、高齢者に優しい町づくりを阻害しておるか、こういうふうに申し上げました。もし、そういう長官の閣議での発言が正当性を帯びますと、今ま...全文を見る | ||
10月13日 | 第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○日笠勝之君 私は二年間ほど浪人しておりまして、この夏の参議院選挙でこちらに参りました。久しぶりに、三年ぶりでしょうか、各省庁所管の各目明細書、平成十年度でございますが、もう既に予算は通っておりますので去年の暦のようなことを話しますが、まずこの各目細書についてお伺いをいたします。...全文を見る |
○日笠勝之君 いわゆる予算審議の参考にする資料である、国権の最高機関である国会での予算審議の参考にする資料であるということです。 全省庁やりたかったんですが、きょうは運輸省と農水省所管の法案の審議でありますから、運輸省と農水省の各目明細書の何点かについてお伺いをしたいと思いま...全文を見る | ||
○日笠勝之君 それから、同じく業務勘定の中に自動車損害賠償責任再保険審査会委員手当が二十一万八千円ついております。この自動車損害賠償責任再保険審査会の委員というのは任命されていますか。 | ||
○日笠勝之君 では、調べていただいている間に農水省、農水省の方も今回の林野事業に関係がありますが、その前に農水本省、この農水本省の勤勉手当二千八百六十名となっておりますが、これで正しいんですか。 | ||
○日笠勝之君 では、林野庁の林野特会です。まさに今回議論をしようとしているところでございますが、この林野特会の国有林野事業勘定の調整手当七千九百七十九名、これで正しいですか。 | ||
○日笠勝之君 それから、林野特会の森林総合研究所、これわかる人いるの。――いなきやしようがない。通信専用料の積算の内訳が違う、これは言っておきます。 それから、農水省、中央生乳取引調停審議会と輸出水産業振興審議会、ともに予算がついておりますが、委員がいますか。 | ||
○日笠勝之君 通告したつもりなんですけれども、農水省、各目明細で一々皆さん部屋に来られたでしょう。 いずれにいたしましても、なぜこんなことをやっているかというと、別に重箱の底をつまようじでつつくのが趣味じゃありませんが、私がなぜこういうことをやったかといいますと、まさにこれは...全文を見る | ||
○日笠勝之君 いやいや、わざわざいただいたペーパーに日切れ法案だと、期限までに法案が成立しないとデフォルトに陥ると書いてある。 こうやってこそくな、何か開き直ったような言い方で、とにかく早く通してくれ、こういう言い方はないでしょうと。ちゃんと予算総則第十一条で限度額を百分の五...全文を見る | ||
○日笠勝之君 それでは、次に移りますが、いわゆる債務の返還の通年ベースといいましょうか、こういう資料もいただきまして、どうやってどこから調達して返していくのか、いわゆるスキームですね、これはもう御存じのとおりでございます。 これを見ていますと、ははあ本当にこれはもうガラス細工...全文を見る | ||
○日笠勝之君 そうすると、この運輸省予算からの補助金、当初計画で六百五十億円は、最短何年、最長何年ぐらいを想定しておられますか。 | ||
○日笠勝之君 最短でいくと六年、一千八百億を入れると九年ということですね。 そうなると、何かこれを見ている限りのスキームでいくと、ずっとJRの負担が十九年ですから十九年ぐらいおつき合いするのかなと思っていると、いやそうじゃないんですと。条件がありますね、株が高く売れるとか。そ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 そうすると、元本がゼロになるまで続けるということでいいんですか。 | ||
○日笠勝之君 次の郵貯特会からの特別繰り入れ、毎年二千億、五年で一兆円ですね。 きょうは野田大臣、御苦労さまでございます。これはなぜこうなったのかということなんですが、と申しますのも、大臣の日経のインタビューによりますと、今議論している債務処理法案が見直されるならば郵貯も仕切...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ですから、インタビューには仕切り直しをする必要があるとあるから、どうなんですかと聞いているんです。 | ||
○日笠勝之君 非常に気前がよろしいですね。私だったら半分にしてくれと言いますね、大蔵大臣に。 と申しますのも、郵貯特会も今は五兆円ぐらいの積立金がある。しかし、来年度の概算要求を今されておりますが、相当のマイナス、赤字になる、再来年も少しなるんではないか。これから日本の人口は...全文を見る | ||
○日笠勝之君 この法案の附則第二条に「検討」というところがありますね。これは「平成十四年度において、郵便貯金事業の経営の健全性の確保の観点から必要と認められる場合には、繰り入れた特別繰入金の総額、同事業を取り巻く経済社会情勢等を踏まえ、同事業の経営の健全性の確保のための適切な措置...全文を見る | ||
○日笠勝之君 では、大蔵大臣、これは検討するわけですが、これは平成十四年度と書いてありますね。例えば、平成十四年度にいろいろ検討したけれども、赤字ではない、黒字でまあまあやっているよと。ところが、二、三年後に激変があって赤字になっちゃったというと、それはこの検討の対象になって、今...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ちょっと言い方が悪かったかな。 平成十六年、十七年、十八年とか、例えばそのころ大変厳しくなったと。では少し繰り戻していただけますかといったときにはどうなんですかと言っておるわけです。 | ||
○日笠勝之君 だから、そうじゃなくて、十七年、十八年のときと。 | ||
○日笠勝之君 もう一度言いますよ。平成十四年度においてずっと飛ばしていくと適切な措置を検討するんですよ、この法案は。このときはクリアできたと。私が言っているのは、これが過ぎちゃった、平成十七年、十八年になったら、いや赤字になっちゃった、赤字になりそうだ、健全経営できないと。いわゆ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 ちょっと意味が違うと思うんですが、私の言っていることと御答弁が。 もう一回言います。平成十四年度に検討するんですよ、いいですか、平成十四年度。そのときに、郵便貯金特会は大丈夫だねとなった。だから、もうこれで終わりです、もういただかなくてよろしい、返さなくてもよろ...全文を見る | ||
○日笠勝之君 そういうことなんです。 ですから、要は一兆円いただきましてありがとう、さようならということなんです。そういうことなんですよ。ですから、気前がいいんですよ、郵政省は。一兆円もお金を差し上げて、運輸大臣の方へ行くんですからね、結論的には。感謝しなければいけませんよ、...全文を見る | ||
○日笠勝之君 そうすると、このスキームを見て、たばこ業者だけはこのたばこ特別税でマージンがふえるわけですね、実質。ですから、これは国民に負担をかけないでやろうというんですけれども、一部の方だけはいわゆる焼け太りというんでしょうか、ということになってくるわけですよ。計算すると百五、...全文を見る | ||
○日笠勝之君 お決めになっても、許可をするのは大蔵省じゃないですか。 時間がありません。先ほど申し上げましたこのスキーム、本当に危うきこと累卵のごとしで、恐らく数年たったらもう一度見直さなきゃいけなくなるんじゃないか。運輸大臣は抜本的なスキームだと先ほど答弁でおっしゃっていま...全文を見る | ||
○日笠勝之君 以上です。(拍手) |