東順治

ひがしじゅんじ



当選回数回

東順治の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第123回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
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○東(順)委員 大臣、朝から長時間の審議でございまして、質問も重なるような点もございますかと思いますが、大変お疲れのところを恐縮でございますが、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  初めに、私はいつもこの産炭地振興ということで思うわけでございますが、時代の流れとともに産業構造...全文を見る
○東(順)委員 非常に大切な、ソフトランディングとよく使われますが、決着の十年というか、そういう段階に、大変力を持っておられる大臣が御就任なさいまして、ぜひ大臣のお力をもちまして、各省庁間の連携というところをひとつ一歩も二歩も深く、そして強く、そういう形の中で実りある今後の政策を...全文を見る
○東(順)委員 今、地元の取り組み方ということでございますが、要するに、こういうのはせんじ詰めれば費用の問題なんですね。莫大な費用がかかる。地元としても、皆さんの声というのは、新駅ができればその沿線に人口がふえてくる、そうすると地元の財政力も上がってくる、また、すぐ近くに日本一の...全文を見る
○東(順)委員 大臣、鉄道ですから運輸省あるいは建設省、この辺との省庁間の連携というようなところでぜひこの問題を心にとどめていただきまして、これが実は筑豊という旧産炭地の、先ほども大臣おっしゃっていましたが、長い間日本というこの国の経済を浮揚させていくために頑張ってきた機関車的な...全文を見る
○東(順)委員 沿線の人口が約三十万人、それからこれは電化・複線化が実現しできますれば、もちろん電化・複線化ということも、全面的に電化・複線化あるいは部分電化・複線化、いろいろなケースがあるわけですが、いずれにしても列車の本数がふえてくる。そしてまたスピードアップされてくる。それ...全文を見る
○東(順)委員 その検討が、極めて妥当なものである、はじき出した数字も妥当であるというようなことであれば、国としてもこの財源のそういう担保にやぶさかではない、こういう方向でとらえておってよいのでしょうか。いかがでしょうか。
○東(順)委員 最大限の協力で支援をしていきたいという力強い話でございます。どうぞ今後ともよろしくお願いしたいと思います。  大臣、大臣はこれまでこのエネルギー対策につきまして大変な意欲を持って取り組んでこられたというふうに伺いました。また、産炭地の視察等も、北海道なんかも行か...全文を見る
○東(順)委員 よくおわかりだというふうに思います。どうぞ、その御理解の中で、やはり単に鉄道という問題ではなくて、旧産炭地の地域浮揚という大きな大きな問題でございますので、今後ともしっかりと、この大きな政治的命題に対して取り組んでいただきますよう心より切望したいと思います。  ...全文を見る
○東(順)委員 大臣、ここに大牟田の「NOW」という、こういう雑誌があるのです。これを見ますと、一ページ目に「会心のレース 大牟田」、全国高校駅伝で優勝したのでしょうか、こういう記事が出ているわけですね。そして、一番最後に今度は「’91ありあけレディースロードレース」、女性のマラ...全文を見る
○東(順)委員 このように、地元が主体的にさまざまにこういうプロジェクトで意欲的に取り組んでおるわけでございます。  そこで大臣、この所信の中にも、「石炭鉱業の構造調整に即応した先行的な対策を、特に現行稼行炭鉱地域に対して集中的に実施していくことが必要であります。」このようにお...全文を見る
○東(順)委員 力強いお言葉ありがとうございました。どうぞよろしくお願い申し上げます。  最後に、鉱害問題について一点お伺いさせていただきたいというふうに思います。  今、筑豊の飯塚市の上三緒地区というところの一般家屋及び農地の鉱害復旧地域、これは実は昭和三十七年以来約三十年...全文を見る
○東(順)委員 そのボーリング調査というのは、いつから手がけられるんでしょうか。
○東(順)委員 その結果が九月に結論が出る、こういうことですね。非常に地元としてもこの問題は長い間脳み続けてきて、また大変注目をされているところでございますので、ひとつこのボーリング調査というもの、そしてまた学識経験者の方々に依頼して最終結論を出す、大変ナイーブな問題でございます...全文を見る
03月04日第123回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
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○東(順)委員 参考人の皆様、大変御多忙の中を足をお運びくださいまして、また、先ほどは大変貴重な御意見を御開陳いただきまして、まことにありがとうございました。何人もこの場で御質問。させていただいておりますので、重複する箇所も出てくるかとは思いますが、お答えをお願いしたいと思います...全文を見る
○東(順)委員 もう一点お伺いいたします。  先ほど、自立的経済社会への振興ができますように、この十年後、他地域並みの振興をというお話がございました。そこで、これからの十年間、最後の十年、極めて大事な十年でございます。しかし、お話の中でもございました鉱害問題一つをとりましても、...全文を見る
○東(順)委員 ありがとうございました。  次に、大牟田市長の塩塚市長さんにお願いいたします。  先ほど意見陳述の中で、この維持存続について特段の配慮をということを申されておられました。先ほどもちょっと細谷委員の方から出ておりましたが、原案は維持存続ということを熱くうたってお...全文を見る
○東(順)委員 わかりました。すべてやられれば初めて生き残れる、そういう切実な状況であるということはよくわかりました。  それで、今の話にも関連するかとは思いますが、大牟田というのは福岡市のベッドタウンという側面も持っておられますね。当然、福岡と大牟田の間に久留米という大きな町...全文を見る
○東(順)委員 では、最後に荒牧参考人にお願いいたします。  先ほどの意見陳述を伺っておりまして、最後に参考人はこう申されました。私たちにとって毎日が極度の不安なんです、官民一体で互いが英知を結集して石炭鉱害をこの世から完全に追放したい、このようにおっしゃられました。本当に胸の...全文を見る
○東(順)委員 ありがとうございました。
03月05日第123回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
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○東(順)委員 まず最初に、今回この審議に当たりまして八つの法律案というものを一括して審議するということでございますが、審査の万全を期すということで妥当性を欠いていると思いますけれども、この点についての御所見を伺いたいというふうに思うわけでございます。  第七十二回国会、昭和四...全文を見る
○東(順)委員 それじゃ、以下、法案に沿いまして御質問させていただきたいと思います。  最初に臨鉱法の一部改正についてから伺いたいと思いますが、鉱害復旧の長期計画につきまして、先ほどから審議の中で出ておりましたけれども、地域ごとに復旧すべき鉱害量を定めるということの、この地域が...全文を見る
○東(順)委員 全国ベースを県にしたというところに、一歩前進と申しますか、対応に対する一つの積極性というものが出ておると思います。と同時に、先ほど来も話が出ておりましたけれども、やはり県としても大変広範囲になるわけで、さまざまに、例えば筑豊なんかは、現実には東・中、西というような...全文を見る
○東(順)委員 必要があれば見直すこともやぶさかではない、そういう弾力性を持たせる、こういうことでございますね。確かに、もう最後の十年、ここで達成されなければという、そういう非常に緊迫した状況の中での長期計画でございますので、ぜひそのような幅のある対応で行っていただきたい、このよ...全文を見る
○東(順)委員 実態に即して、関係者と協議の上で、こういうことになるわけですね。先ほどからの議論にもありましたけれども、一定の若干の余裕を持って、そして公示をする、こういう答弁がありましたね、先ほど。ということは、一定期間を設けて、そしていろいろな角度から、これは公示していいかど...全文を見る
○東(順)委員 それでは、復旧基本計画でございますけれども、この中で「特定鉱害復旧事業」、こうございます。それで、この事業内容というものはどういうものになるんでしょうか。
○東(順)委員 では、その浅所陥没等という等の中に、例えば赤水だとか湧水だとか、かんがい処理施設、そういうものも含まれる、このように判断してよろしいですか。
○東(順)委員 では、浅所陥没が対象、こういうことでございますね。そうすると、これがわざわざ政令ということではなくても、法に明文化できないということは何ゆえなんでしょうか。
○東(順)委員 それでは改めてここで、浅所陥没の定義についてもう一度確認をしておきたいと思います。
○東(順)委員 今度は、主務大臣による調整制度のことについて伺いたいと思います。  主務大臣は復旧工事の施行者から、さまざまな事由によって復旧工事の施行が困難である、あるいはまた不適当である、そういった旨の事由書が提出された場合に、この事由によっては復旧工事の施行が困難と認めら...全文を見る
○東(順)委員 例えば、客観的に見て復旧工事が現実にはしっかりできるのだけれども、ところが若干難しい事柄が起こってきそうなので、これはもう、ちょっと復旧工事の施行が難しいですよ、安易にそういう報告があったときに、それはもう一回しっかり検討して、できるじゃないか、やりなさい、こうい...全文を見る
○東(順)委員 わかりました。  今度は、主務大臣から逆に通産大臣にもう工事が無理ですということで来た場合に、通産大臣は復旧計画の変更によって当該事由を除去することができる、こうあります。この当該事由を除去することができる場合というこの意味、これは具体的な例示をぜひお示しをいた...全文を見る
○東(順)委員 それから「復旧基本計画を変更して、その通知に係る農地、農業用施設、公共施設又は家屋等を復旧の目的としないものとするときは、被害者の意向に十分配慮するよう努めるものとする。」このようにあります。この「被害者の意向に十分配慮する」という事柄はどうでしょうか。この具体的...全文を見る
○東(順)委員 と申しますのも、これは現実段階になったときにさまざまに難しいケースを恐らく生み出すだろうというふうに思われます。  私も例えば鉱害で被害を受けているところなんか何度か視察をさせていただいたり訪問させていただいたときに、本当に猫の額のような小さな地域に行っただけで...全文を見る
○東(順)委員 それじゃ、金銭で支払う道ができるということでございますけれども、この金銭支払い制度の基本的な考え方を重ねてもう一度確認をしておきたいと思います。どのような考え方でもってこの金銭支払い制度というものを運用されようとされるのか、この点について伺っておきたいと思います。
○東(順)委員 大変もうトラブっていて全然にっちもさっちもいかないからこれはもうお金で片づけてしまおうというようなことで、ともかくこの十年で終わらせなければいけないのだからということでこの金銭支払い制度みたいなことが出されてきたというふうになってしまうと、これはまた新しい混乱、火...全文を見る
○東(順)委員 丁寧に御答弁いただきましてありがとうございました。  新たな選択肢がふえてそこに窓口が広がって、そして本当にこの鉱害の問題で苦しんできた大勢の人がより公平にまた的確に救済されていく、こういうことであるというように受けとめました。  それから、この問題等も含めま...全文を見る
○東(順)委員 ありがとうございます。ぜひ実現方をよろしくお願い申し上げたいと思います。  続きまして、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正についてですけれども、まず、この目的変更の趣旨ということについて伺いたいと思います。  というのも、閉山・合理化促進ということが逆に、逆に...全文を見る
○東(順)委員 次に、この構造調整の基本計画作成、それからまた、この基本計画に基づいての合理化実施計画を毎年作成、こうなっておりますけれども、それぞれ基本計画あるいは実施計画、この作成段階におきまして関係自治体、それからまた労働組合等が参加できるようになっているのかどうか、この辺...全文を見る
○東(順)委員 それでは、この基本計画に定めております事項として新分野の開拓、こうございます。この新分野というのはどのような定義になるのか、その範囲、その具体的内容について改めてお伺いしたいと思います。
○東(順)委員 わかりました。  それでは、「親会社と共同して、石炭会社、親会社又は関係事業者が実施する新分野の開拓についての計画を作成し」、このようにありますけれども、ここで言う関係事業者、この範囲について。
○東(順)委員 それから、細かく伺って大変恐縮なんですが、新分野開拓計画、これにはやはり労働組合との協議というもの、これは義務づけられるのでしょうか、どうでしょうか。
○東(順)委員 それから、この新分野開拓計画の労務に関する事項内容として、石炭労働者の雇用の割合とかあるいは雇用者の数、こういった数字のようなものは盛り込まれるのでしょうか。
○東(順)委員 それでは、通産大臣は、その新分野開拓計画が基本計画に照らして適当なものであること等の基準に適合すると認めるときはその承認をする、こうなっておりますけれども、この承認をする基準ですね、これを具体的にお示しいただければと思います。
○東(順)委員 では、炭鉱離職者臨時措置法の改正について伺いたいと思います。  鉱業権者等の雇用安定措置についてでございますけれども、「職業の転換のために必要な教育訓練その他の措置の実施に努めなければならない。」このようにございます。「努めなければならない」ということですが、こ...全文を見る
○東(順)委員 第二条の五に「雇用安定計画に基づく教育訓練の円滑な実施に資するため、必要な職業訓練の迅速かつ効果的な実施について特別の措置を講ずるものとする。」こうなっております。この特別の措置ということについて、どういうことなのかお伺いしたいと思います。
○東(順)委員 先日、北海道の芦別に私、行かせていただきました。そのときに、働いていらっしゃる人たちの状況をいろいろ伺ったのですが、まず一つに、大変に高齢である、年齢が非常に高いですね。こういう人たちが本当に、転職をする、新しい仕事をする、こうなったときに、現実問題として、やはり...全文を見る
○東(順)委員 以上で質問を終わります。
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○東(順)分科員 私は、今鹿児島県出水平野の秋から冬にかけての風物詩となっておりますツルの飛来の問題につきまして、お伺いしたいと思います。  秋深くなって飛来して、そして春には北に帰っていくこの出水のツル。今シーズンは九千六百六十羽、約一万羽近くが飛来しております。このうち、ナ...全文を見る
○東(順)分科員 現実的には昨年も外遊地の借り上げをめぐりまして、四十三ヘクタールの地権者百三十三人と、この県ツル保護会との交渉が大変難航したということを伺いました。それで、この保護会が三つの提案ということで、今後、これは後から触れますが、国の方に減反免除の陳情を行う、あるいはこ...全文を見る
○東(順)分科員 その際、向こうの生産者の皆さんだとかそういった方たちからもいろいろと詳しい事情を伺ったのですか。
○東(順)分科員 この辺の善処方をひとつよろしくお願いをしたいと思います。  それで、毎年十一万人ぐらいの学術関係者とか観光客がたくさんここに来ているわけですね。それだけに地元の人たちもツルの保護ということに対して大変強い意識があるわけで、またそういう人たちの善意でもってツルが...全文を見る
○東(順)分科員 よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、四年置きにローテーションで転作問題というものがめぐってくるわけでございますけれども、先ほどもお話をさせていただきましたツルの外遊地借り上げをめぐって農家との交渉が難航する原因の大きなものの一つに、四年置きにローテ...全文を見る
○東(順)分科員 続きまして、こういうふうに以上述べましたように、借り上げ料の問題、それから転作問題、こういうものがございまして、毎年交渉が、現実には借り上げ斜交渉というのが難航する。ところがツルは必ず来る。そしてどんどんどんどんふえてきている。こういうことで、現実には外遊地とい...全文を見る
○東(順)分科員 今公有地化する目的あるいは範囲、こういったことがはっきりしないという御答弁でございましたけれども、公有地化する目的というのは、現実には、先ほども申し上げましたように、世界の、全世界のナベヅルの八割が、これはもう日本の、しかも鹿児島の出水の、しかも荒崎という本当に...全文を見る
○東(順)分科員 さて今度は、このツルの問題というのは外遊地のみに実はとどまっていないわけでございます。この外遊地とあぜ道一本あるいは田畑一枚隔てた隣接するそういう農地等に対しまして、やはりツルの食害というものが起こっておるわけでございます。こういう隣接地域は外遊地ではございませ...全文を見る
○東(順)分科員 文化庁はいかがですか。
○東(順)分科員 時間が参りましたのでこれ以上言いませんけれども、現実はそういう食害対策として国が出しているその費用、そこからくるところの防護網だとかビニールだとか、そういったことで現地の人たちはどうしようもないからといって泣いているわけでございますので、その上で何とかできないの...全文を見る
03月12日第123回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
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○東(順)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。時間がありませんので、早目に朗読いたします。     石炭鉱業の構造調整の推進等の石炭対策の総合的な実施のための関係法律の整備等に関...全文を見る
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○東(順)分科員 どうも長官、お疲れさまでございます。  私は、いろいろな方々がいろいろな角度から今回お尋ねになっておることとは思いますが、同和問題につきましてお伺いさせていただきます。  最初に、長官も御存じたとは思いますが、ことしの一月末から二月にかけて、被差別部落に対す...全文を見る
○東(順)分科員 今長官、こういう事件がまだまだ後を絶たない、このようにございましたけれども、この事件が起こった福岡県で年間八十件前後の差別発言あるいは落書き事件等がやはり発生をしておるわけですね。  また、これは九〇年の十月十一日ですか、文部省の初等中等教育局の教科調査員とい...全文を見る
○東(順)分科員 今、研修会を三泊四日の合宿方式でいろいろなことをやっていらっしゃると伺いましたけれども、私が伺いたかったのは、いろいろな努力をやっていらっしゃるけれども、果たしてそれがどのくらいの効果を上げておるのか、そのフォローと申しますか、その効果をしっかり掌握をされる具体...全文を見る
○東(順)分科員 せっかく三泊四日で集まられていろいろな意見交換をしたり、学識者の方のいるいろいろな話を聞かれたりというようなことで、いろいろなやり方が出てくるのだろうと思います。例えば、企業なんかがやっていらっしゃいます人権標語を募集したり、あるいは論文の募集をしたり、ともかく...全文を見る
○東(順)分科員 今長官は、心理的差別がどれだけ進むか、こうおっしゃいましたけれども、心理的差別の解消がという意味ですね。  今、機関の意味につきまして、物的事業とともに心理的差別を解消していくということを重視しての、二十一世紀に差別を残さないためのさまざまな施策、こういう場と...全文を見る
○東(順)分科員 総理に最終的に、それこそ意見具申じゃございませんけれども、持っていかれるときに最も大きな影響力を持たれる、その方が長官でございますので、どうかしっかりといろいろな人たちの意見を聞かれまして、踏まえられて、この重大な機関を構成する人たちの人選に当たられたい、このよ...全文を見る
○東(順)分科員 時間が来てしまいましたのでこれで終わらせてもらいたいと思いますけれども、いずれにしても客観的に、考えられるデータすべてを網羅した上で、それがすべて反映されるような、そういう調査方法で臨まれますように心から期待するものでございます。  ありがとうございました。
04月07日第123回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○東(順)委員 最初に、大臣にお伺いしたいと思います。  大気汚染の悪化の問題でございますけれども、私、福岡に住んでおりまして、およそ週に一回上京してまいりますが、やはり東京の空、この大気汚染、いろいろな努力はしているけれどもなかなか深刻だなと、実感として感じることがよくござい...全文を見る
○東(順)委員 大変重要なというか深刻な状況というものが背景となって本法案提出、こういうことでございますけれども、ここで何回も議論に上がっておりますが、特定地域として政令で定めるということで、東京特別区と横浜市と大阪市、あるいは周辺地域、千葉、埼玉、兵庫県の一部、こういうものを想...全文を見る
○東(順)委員 なぜ心配するかといいますと、こういう地方都市というのは、都心部に通勤をしてくる人たちの通勤の足というのが、公共交通機関とともにやはりマイカー通勤というのがすごい大きいわけですね。マイカー通勤が大きいというのは、後から話が出ますが、特にディーゼル乗用車みたいなものが...全文を見る
○東(順)委員 同じく最終報告で、ディーゼル乗用車につきましても、「現在の汚染寄与は少ないものの、近年著しい増加傾向にあり、東京、神奈川、大阪においては、昭和六十年度末から平成二年度末までの五年間に二・三〜二・五倍もの伸びを示している。ディーゼル乗用車は、ガソリン乗用車に比して窒...全文を見る
○東(順)委員 おっしゃるように、まさに重要な課題だと私は認識しております。  ディーゼル車の増加要因の一つとして、燃費、消費量あるいは燃料価格、こういった差があります。乗用車で今リッター幾らでしょうか、ガソリンが百二十円ぐらいでしょうか。それに対してディーゼル、軽油が七十円く...全文を見る
○東(順)委員 まさにガソリンとディーゼルを公平にという、これはもうそこから出発しない限りはというふうに私は思います。  それで、何回も重ねて言うようでございますが、東京都区内に住んでいる人たちと地方に住んでいる人たちのマイカーに関する感覚は若干違うような気がしますね。御存じの...全文を見る
○東(順)委員 国が行うことが有効、国が積極的に責任を持って行うことがということでございますけれども、それでは、都道府県知事が削減計画を策定する、こうなっておりまして、この計画の策定について関係機関、市町村等から成る総量削減計画策定協議会を都道府県に置くことになっておりますね。こ...全文を見る
○東(順)委員 実効性のある計画をつくることを目的としてということでございますが、そこでお伺いしたいのですが、先ほども質問させていただきましたが、結局自治体というものが一歩後ろに下がって、そして、実際の指導助言というところには国が出てくる。ところが、この削減の計画は自治体が立てる...全文を見る
○東(順)委員 私、どうもよくわからないのですが、例えば、昭和四十年代の中盤ごろですか、公害問題が全国的に起こりましたね。この公害問題の克服というのは結局どこがやったのか。それはやはり、当該の自治体というものが死に物狂いで公害克服に取り組みましたよね。そして、そのそれぞれの公害に...全文を見る
○東(順)委員 そちらの方がより効果的と思われるわけですね、わかりました。それはどうでしょうかねというふうに思うのですが、まあなかなか答弁できない難しい状況というのが絡んでおるからそういう苦しい御答弁になるのだろうというふうに思うわけでございますが、やはりこの問題は加害者も被害者...全文を見る
○東(順)委員 ありがとうございました。  それから、昨年十二月十八日に発表されております自動車交通騒音の調査結果についても、あわせて御説明いただければと思います。
○東(順)委員 それからもう一点、環境庁の国立環境研究所と東日本学園大学の薬学部の共同研究グループで、ディーゼル車の排ガス中の微粒子には未知の強い毒性物質が含まれているということが動物実験で明らかになっておると伺っておりますが、このデータも御説明いただけますか。
○東(順)委員 大変ありがとうございました。いずれも、酸性雨については欧米並みである、さらに餌が厳しくなってきている、あるいは自動車交通騒音の調査では前年より悪化して大変厳しい状況になってきている、あるいはまたディーゼル排ガスが人に発がん性というものを与える、そういう危険性も考え...全文を見る
○東(順)委員 協力を呼びかけるあるいは周知させるということですけれども、具体的に法律で縛れないとすれば、どういう方法というものである程度の効果が上がる、こういうふうにお考えでしょうか。例えば周知の仕方にしても、何かお考えがあったらお聞かせ願いたいと思います。
○東(順)委員 まだ具体的にはこれからですか。
○東(順)委員 そこで、私は思うわけでございますが、指定区域内はそれぞれ中型、小型まで含んでということでございますけれども、私は最低限、流入してくる車両については大型のトラックあるいはバス、特にバスとか大型トラックというのは大体もともとつかまりやすいわけですね。例えば東京に行く、...全文を見る
○東(順)委員 あらかじめ特定しやすいわけでございますので、ひとつ具体的な効果があるそういう指導、あるいは周知させていくという努力をぜひお願いしたいと思います。  それから、最後になりましたけれども、都心部とか交通混雑の激しい地域への車の流入というもの、車そのものの総量を規制し...全文を見る
○東(順)委員 同じ件を大臣、車の総量規制というものをそろそろ考えなければいけないのではなかろうか、こういうふうに思うわけですが、大臣としての御見解をお願いします。
○東(順)委員 では、時間が参りましたので、以上で終わります。  ありがとうございました。
04月21日第123回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○東(順)委員 いろいろ重なる質問もあるかと思いますが、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  初めに、国内希少野生動植物種の問題でございます。政令で定めるということでございますが、どのような種を何種ぐらい指定されようとされておるのか、また、この指定種を決定する際のガイドラ...全文を見る
○東(順)委員 ガイドラインなり基準なりはどうですか。
○東(順)委員 それから、この生息地等保護区を種ごとに指定ということになっておりますけれども、この指定について何種を想定されておられるのか、それからまた、先ほどからも議論に出ておりましたけれども、この生息地保全について広い観点から考えるべきではなかろうか、このように思うわけでござ...全文を見る
○東(順)委員 それから、この保護区の指定でございますが、関係行政機関の長と協議する、あるいは自然環境保全審議会あるいは地方公共団体の意見を聞くとともに、指定の案を公衆の縦覧に供し、住民及び利害関係人の意見書の提出があったとき等は必ず公聴会を開催するもの、こういうふうになっており...全文を見る
○東(順)委員 わかりました。その反対する理由が極めて合理的であればこれはやぶさかではない、しかし、それでもさまざまな問題でこじれた場合には予算措置ということまでやはり裏打ちしておかなければいけない、こういうことですね。  それから、この法案をつくるときに、例えばNGOなんかの...全文を見る
○東(順)委員 なぜこういう質問をさせていただいたかと申しますと、私もこの本年一月十八日ですか、「滅びゆく野生生物種を救うために」というシンポジウム報告を読んでまして、この中に、三月にワシントン条約の締約国会議が京都で行われましたけれども、この垂オ込みのときに、この垂オ込みの締め...全文を見る
○東(順)委員 次の質問に移ります。  これも先ほどからの議論に出ておりましたが、指定地域を公開することによりまして逆にマニアの人とかカメラマン、そういう人たちが生息地にどんどん入ってくる、そういう危険性が十分考えられるわけでございます。したがってパトロールとか監視というような...全文を見る
○東(順)委員 かなり善意に負うところが多いみたいな感じ。それからまた、環境庁の職員の方も取り締まり官という新たな立場を与えるということですから、人間はふえないわけですね、ふえないで肩書がふえるということで、現実にパトロール、監視ということになってくるとやはり人の数とか経験みたい...全文を見る
○東(順)委員 ある本によりますと、学術研究目的と称してとりまくる学者もいるなんという激しい表現の記述が載っかっていた本もございました。  ワシントン条約の決議で、例えば学術研究目的であったとしても、人工繁殖された個体が入手できないという証明が必要である、これがガイドラインの一...全文を見る
○東(順)委員 研究機関が非常に信用の置けるといいますか、どういう研究機関に属しているか、あるいは個人であっても、これまでどういう論文を出されているか、あるいは公的調査みたいなものをこれまで任されたことがあるのかとか、そういったことだというふうに思いますが、やはりこれは具体的に項...全文を見る
○東(順)委員 よろしくお願い申し上げたいと思います。  それから、レッドデータブックという言葉が先ほどからどんどん出ておりますが、日本の野生植物五千三百種のうち、レッドデータブックにリストアップされているのが八百九十五種だ、このように承知しております。つまり、六種に一種の割合...全文を見る
○東(順)委員 全くおっしゃるとおりだと思います。このメルクマールづくりというのは非常に重要なことだと僕は思います。  というのも、さっきも話が出ていましたが、この四月十八日、土曜日の夕刊にアマミノクロウサギの記事がどんと載っていて、ちょうどこの法案の勉強をしている最中にこれが...全文を見る
○東(順)委員 それは、例えば開発行為がもう実際に進んでいて、移植する場合に、事業者に移植の義務づけをするのですか。
○東(順)委員 そうすると、緊急避難として、例えば植物園等の施設で緊急に保護するというようなことしか現実としてはやはり考えられないということですか。非常にまれなる種がそこで見つかった、これは大変だ、このまま工事を進めてしまうと絶滅する危険性がある、こういった場合、後手だけれども、...全文を見る
○東(順)委員 では、その工事がもう既に始まってしまった場合。
○東(順)委員 わかりました。  それでは、特定の希少野生植物の具体的な例としてお伺いしますけれども、ムニンノボタンという野生植物がありますね。これの我が国における生育及び生育地の現状、これはどうなっておりますか。ムニンノボタンです。
○東(順)委員 おっしゃるとおり、大変貴重な成功例であるというように私も認識をいたしております。これは、こういう絶滅が危惧される植物種の緊急避難として植物園のような施設でこれを確保するということが極めて重要な例だろうというふうに思います。  そこで、日本の植物園、例えば小笠原の...全文を見る
○東(順)委員 二十人のうち事実上五人の方たちが保護増殖に携わっておられるということでございました。  そこで、東大の植物園と対比して世界的に有名なイギリスのキュー植物園、これについての人員面、予算も伺いたかったのですけれども、文部省の方ではわかりかねるということでございました...全文を見る
○東(順)委員 この岩槻先生に伺いますと、実際にこの保護増殖に携わっていらっしゃる方は五、六人だとおっしゃっていました。だから、今おっしゃった人数の中で現実に保護増殖に携わった方は五人ないし六人という、こういう認識でよろしいですね。  そういうことで、何とかこれ以上減らないよう...全文を見る
○東(順)委員 それと、これも先ほどの質問の中に出ておりましたけれども、地域拠点の問題です。八百九十五種というこの種を、これは植物ですが、全国的に呼びかけて守ろう、こうすれば今の体制ではとても無理である。したがって、地方の植物相を調査したり、データを収集したり、あるいは自生地を守...全文を見る
○東(順)委員 こういう今、佐渡や釧路でつくろうとされている野生生物保護センターみたいなものをこれから必要に応じて順次全国的に広げていこうとされておるわけですか。
○東(順)委員 大変強い要望でございます。ぜひとも順次広げていっていただきたい、このように思うわけでございます。  また、こうした現場での具体的な研究ということが実際絶滅のおそれのある野生動植物を保存する上で大きな貢献ができる、このように思うわけでございます。地球的に見ても、そ...全文を見る
○東(順)委員 六月の地球サミットで提出が予定されております生物多様性条約、この内容と本法との関係についてお伺いしたいと思います。  この生物多様性条約の内容をある程度踏まえて本法があるのかどうなのか、あるいは、この条約が批准された場合の国内法との整合性というものはどうなってい...全文を見る
○東(順)委員 時間も最後になりまして、最後に私は、さきの分科会でちょっと質問をさせていただいた、鹿児島県出水に飛来するツルの問題についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  これは、毎年秋に飛来してきて春になったら北帰行していくということで、年々飛来するツルがふ...全文を見る
○東(順)委員 そこで大臣にお伺いしたいのですが、今言いましたように、この問題には、減反問題とかで農水省が絡んでいる、文化庁が借り上げの問題で絡んでいる。それから、周りの食害の問題も文化庁、環境ということで環境庁。そういうふうに多省庁にわたる場合の環境庁としての役割、これはぜひ一...全文を見る
○東(順)委員 では、時間が参りましたので、終わります、ありがとうございました。