肥田美代子

ひだみよこ



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肥田美代子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第120回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○肥田美代子君 法律案の審議に先立って、日ソ問題について基本的なことを一点だけ伺わせていただきます。  ソ連に対して本格的に経済支援をする構想が報じられまして、その額が二百六十億ドルとも報じられたわけですけれども、もう一方では、きょうの新聞あたりでは、小沢幹事長とゴルバチョフ大...全文を見る
○肥田美代子君 そうしますと、小沢幹事長初め自民党は、従来どおりの出口論では前に進めないから、通産とか大蔵、財界を中心にして入り口論で外交に風穴を開けるというような考え方で今度外交に進んでいらっしゃるような気がするんです けれども、出口論にまだ固執というか、大臣はやっぱり出口論...全文を見る
○肥田美代子君 そうしますと、私たちが新聞で見ます今の日本の外交の状況というのは外務省とは関係ないということになりますと、そういうふうな言い方をしたらいいかどうかわかりませんけれども、二元外交ということに今なっているのでしょうか。
○肥田美代子君 そういうふうに感ずるわけでして、もしこれが二元外交に近いニュアンスであるとするならばどうなのかなというお尋ねなんですけれども。
○肥田美代子君 では、外務省の見解は、今も政経不可分ということをきっちりと固められていらっしゃるというふうに認識してよろしいのですか。
○肥田美代子君 次に、在外公館の法律に関して少し質問させていただきます。  私が外務委員会に入らせていただきましたのは、この委員会がとてもロマンがあるなと思って本当に無理やり希望させていただいたわけですけれども、このごろちょっといろいろな新聞の中で外務省はだめだだめだという意見...全文を見る
○肥田美代子君 人数が不足であるというのは、確かに私もそうだと思います。例えば、商社を例にとると悪いんですけれども、三菱商事が九千二百十五名、三井物産が九千九十四名、住友商事が六千二百八十四名ですね。外務省の人数はそれよりも少ない。確かに人数的には、一年に例えば八十人か九十人ふえ...全文を見る
○肥田美代子君 確かに人数をふやすだけがこれの解決になりませんでして、新人を何百人ふやしたところで機能はすぐに上がるものじゃないと思うんですね。  これはすごく粗っぽい言い方なんですけれども、例えば他官庁のすぐれた人材とか民間の中堅どころとかそういう方々をスカウトしてきて外務省...全文を見る
○肥田美代子君 それでは、次は機能面でお伺いするんですけれども、例えば条約局の中で、十年前と今とで部屋のOA機器とかそういうハイテク機器の様子が変わりましたか。それとも十年前と同じですか。どのぐらい変わったかちょっと教えてください。
○肥田美代子君 在外公館は全部ファクスを持っていますか。
○肥田美代子君 そうしますと、全部には行き渡ってないということですね。
○肥田美代子君 私のような新人議員の部屋にもファクスは大体一台ございますし、そういう意味ではぜひそういうことは基本的に早目にお願いしたいと思います。  それから、この間外務大臣が外交衛星のことをおっしゃっていらっしゃいましたけれども、外交衛星が可能になるまで、例えば電話回線がな...全文を見る
○肥田美代子君 その件に関して最後に大臣にお尋ねしますけれども、大臣が夜休んでいられて外から緊急の連絡が入った場合に、大臣と総理と次官、そういう方々が三者か四者でお互い同時に交信できるというような、話し合いできるというような方法をお持ちですか。夜間はどういうふうな連絡をなさってい...全文を見る
○肥田美代子君 確かに、火急の連絡が入る可能性は今回の場合を考えましてもありますので、ぜひ何というか、ホットラインというよりも、本当にもっともっとホットなやつを考えていただきたいなと思うんですけれども、御意見をお聞かせください。
○肥田美代子君 それでは、次の質問に移らせていただきます。  子供の権利条約なんですけれども、現在批准している国は世界じゅうで何カ国ございますか。
○肥田美代子君 じゃ、日本はいつごろ国会に提出される御予定でしょうか。
○肥田美代子君 それでは、日本語テキストはもうできておりますか、それともまだですか。
○肥田美代子君 そういたしますと、私はそのタイトルに大変固執するわけですけれども、チャイルドという言葉は児童と訳されるんでしょうか、子供と訳されるんでしょうか。
○肥田美代子君 そうしますと、子供になるか児童になるかというお話し合いを今この場でさせていただいても、決定までには十分私の意見も聞き入れていただけるということでしょうか。
○肥田美代子君 そういたしますと、まず議事録を見ますと全部児童の権利条約になっているんですね。質問者は子供の権利条約としておりますのに、お答えは全部児童の権利条約なんです。それは私大変気に入らないわけです。人が子供と聞いているのに、翻訳して児童と答える感性というのは何なんだろうな...全文を見る
○肥田美代子君 今国内法の問題をおっしゃいましたけれども、例えば私が調べました限りでは、児童という言葉は学校教育法では小学生なんですね。それで、児童福祉法では十八歳末満、それから道路交通法では六歳から十三歳。児童の年齢が全部違うわけですね。それから、確かに条約の中では大体児童と言...全文を見る
○肥田美代子君 じゃ、もう少しだけ子供についてこだわっている部分について話させてください。  私は、この条約ができました趣旨というのは新しい子供観に基づくものだと思うんです。今まで子供というのは保護の対象であったけれども、この条約でもって子供が一つの人格の主体者であるというふう...全文を見る
○肥田美代子君 確かに条約の先例でありますとか法律とかというものがありますけれども、それを抜け出したところに今回のこの子供の権利条約の存在価値があるわけでして、今までのそういう考え方を全部払拭していただかないと、私はやっぱり何となくそちらの方で児童に決められてしまいそうなまだ悪い...全文を見る
○肥田美代子君 外務大臣にお伺いしますが、外務大臣が多分この条約を後世に残してくださる大臣になると私は思うのですけれども、そのときに、二十一世紀に育っている子供たちが子供の権利条約という名前の条約をバトンタッチされた方がいいのか、児童の権利条約という条約を受け取った方がいいのか、...全文を見る
○肥田美代子君 今外務大臣から大変優しい御意見をいただいたような気がしておりますので、これは随分可能性があるななんて気がしておりますが、確かに去年、大臣もそれから海部総理も九月三十日の子供サミットに行かれまして、私も厚かましく傍聴させていただいたのですけれども、そのサミットがもし...全文を見る
○肥田美代子君 今大臣はそうおっしゃいましたが、ちょっとお言葉を返すようですけれども、私は今、大人の感性より子供の感性の方がいいと思うんです。  それで、少なくとも十四歳になりますとある程度の判断ができますから、例えば十四歳から十八歳の子供、その子たちは自分たちのことを児童と言...全文を見る
○肥田美代子君 大変ありがたいお言葉で、うれしく思います。  それで、条約の批准のいわゆる日本語のテキストが上がってきたときには、恐らくもう変更されないと思うんですね。例えば児童と上がってきましたら、私が幾ら子供だって泣きわめいてもそれは無理だと思いますので、その前にぜひぜひ御...全文を見る
○肥田美代子君 外務大臣の勇気ある決断を大変期待いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
04月09日第120回国会 参議院 本会議 第16号
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○肥田美代子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました特別協定につきまして反対の討論を述べさせていただきます。  まず、私は湾岸戦争終結後行われました日米両国での世論調査に注目いたしたいと思います。  先日、アメリカで行われました世論調査では、...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○肥田美代子君 私は、日本とバングラデシュとの租税条約についてお尋ねしたいと思います。  まず、租税条約締結の意義について御説明ください。
○肥田美代子君 バングラデシュから今回の条約締結について申し入れがあったのはいつごろでしょうか。
○肥田美代子君 そうしますともう十年たっているわけですけれども、十年間も過ぎたという理由について御説明いただきますか。
○肥田美代子君 そうしますと、今回の租税条約で三十八カ国なのですけれども、まだ新しく日本と締結を希望している国は何カ国くらいございますか。
○肥田美代子君 その国をちょっとおっしゃっていただけますでしょうか。
○肥田美代子君 改正を希望している国は何カ国ぐらいございますか。
○肥田美代子君 その中で今回バングラデシュが選ばれたというのは何か理由があるのでしょうか。
○肥田美代子君 それでは、現在バングラデシュに直接投資している日本企業の数とその業種についてお願いします。
○肥田美代子君 そうしますと、この条約締結後、進出を希望しているというか、予定している企業の数はどのぐらいありますか。
○肥田美代子君 今、中小企業というふうにおっしゃいましたのでそのことを伺いたいのですけれども、日本では今人手不足で、その解決のために安い労働力のバングラデシュに出向いて仕事をする、そういうことになりますとある意味ではまた安い賃金で働かせるということで反日感情なんかが出ないかなとい...全文を見る
○肥田美代子君 そういう相手国の期待を裏切らないためにも外務省はそのあたりにしっかりと目を光らせていただきたいと思うのですけれども、日本の政府から対バングラデシュの政策について何か今お考えのものはありますか。
○肥田美代子君 今、暫定政権ですよね、バングラデシュは。その暫定政権とこの条約を結ぶことについては構わないのですね。
○肥田美代子君 バングラデシュについて一つのいいニュースを新聞で見たのですけれども、国連の予防接種運動が大変功を奏しているという。それで、どうしてバングラデシュでその予防接種の運動が成功したのかということについて何か把握していらっしゃることがあったら御説明いただきたいと思います。
○肥田美代子君 その報道では、一九八五年から五年間の間に予防接種の接種率が一、二%であったのが六〇%から八〇%ぐらいまで伸びたということなんですね。ですから、確かに国連の大きな努力もあったのですけれども、地道に国民が努力をされたのだなという気がしているわけです。それで、乳児の死亡...全文を見る
○肥田美代子君 今データをいただいたのですけれども、特に子供のことを考えますと、小学校の就学率というのは割合に六七%ぐらいでいいのですけれども、入ってから一年か二年でもう学校をやめちゃうわけですね。それはやっぱり働かなきゃいけないという事情があるし、バングラデシュの厳しい識字にま...全文を見る
○肥田美代子君 その昨年の子供のための世界サミットの場所で私も海部総理の演説を聞かせていただいたのですけれども、そのときに私は大変感動したわけです。  海部総理のその演説の中でこういうのがあるんですね。「教育環境に恵まれない開発途上国では子供達が人間らしい尊厳に満ちた生活を営む...全文を見る
○肥田美代子君 私はその信託基金ができたことは大変うれしく思うのですけれども、この予算、今七十万ドルとおっしゃいましたですね。この金額が私は海部総理の演説のすばらしさに比べると随分低いのじゃないかという気がするのですけれども、どういうふうにお考えでしょうか。それはもちろん主観的な...全文を見る
○肥田美代子君 今教育は各国の自助努力でとおっしゃいましたけれども、例えば初等教育を受けるように援助するというのもやっぱりある意味で開発計画の一つだと思うわけですね。ですから私は、産業とか大きなプロジェクトについてお金を出されるのももちろん日本としては大切なことですけれども、教育...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございます。そうおっしゃっていただけることが私は本当に心強い思いがいたします。  それで、この信託基金と申しますのはアジア・太平洋地域の非識字をなくすための基金であると聞いておりますけれども、アジア・太平洋地域に今どのぐらいの非識字というか、初等教育が...全文を見る
○肥田美代子君 そうしますと、概算で結構ですけれども、その人たちが非識字者でなくなって識字者になるためにはどのぐらいの予算が必要だと思われますか。
○肥田美代子君 そうしますと、今回海部総理がサミットに出席されて、二〇〇〇年までの行動計画が大会宣言で発表されたわけですけれども、この十年の間に五十億ドルが必要だということになりますと、日本がこの信託基金にかけるお金というのはやっぱり少な過ぎるのじゃないかという気がするのです。そ...全文を見る
○肥田美代子君 恐らく海部総理がおっしゃったあのときの気持ちというのは、本当に世界から非識字をなくそうという大変輝かしい発想だったと思うのですね。その輝かしい発想をもっともっと日本としては永続しそれから発展させていくために、私はこの基金にもっとお金をつけるべきだと思うのです。その...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございます。終わります。
04月25日第120回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○肥田美代子君 麻薬新条約についてお伺いしたいと思います。  この条約は、麻薬及び向精神薬の不正取引の防止及び処罰のための国際的枠組みをつくるものであると認識いたしております。この協定の十一条に新たに麻薬捜査の方法について監視付移転、いわゆるコントロールドデリバリーというのが挿...全文を見る
○肥田美代子君 このコントロールドデリバリーについて、例えば他の締約国から要請があった場合には必らずその要請に協力する義務があるのですか。
○肥田美代子君 我が国は八ルートの麻薬の中継地点になっていると言われておりますけれども、今後こういうコントロールドデリバリーが要請される事態が多くなると思うのですね。それで、薬物の監視とか追跡の失敗で例えば国内に薬物が散逸した場合が予想されるのですけれども、そういうときの対策をど...全文を見る
○肥田美代子君 次の質問に参らせていただきます。  高校生を中心に今未成年者の大麻の乱用が急速に広がっているのですけれども、その実態について警視庁の報告も報道されているのですが、過去四年間の摘発数について未成年者に限ってお願いいたします。
○肥田美代子君 この摘発されたのはまさに氷山の一角だという気がするのです。それで、未成年者の大麻の乱用というのはまさに大人社会の乱用と連動しているように思えるわけです。  特に最近、芸能人が不正使用して新聞紙上をにぎわすケースが多いのですけれども、一例を引かせていただきますと、...全文を見る
○肥田美代子君 強制退去を命ぜられたということは事実ですか。
○肥田美代子君 そういたしますと、もう一年以上たつのですけれども、日本では強制的にこちらに引き渡し請求ができないわけですか。
○肥田美代子君 今おっしゃったことを繰り返しますと、引き渡し条約でこちらが請求するほどに報告書が参ってないということですか、向こうから。
○肥田美代子君 これは報道にちょっと寄りかかりながらお尋ねするわけですけれども、日本で所持していたというふうにも書かれておりまして、日本で目こぼししたものがアメリカで検挙されたと。そうしますと、どうも芸能関係の人に日本の警察が甘いのじゃないかという感じを持つのです。  芸能人の...全文を見る
○肥田美代子君 麻薬等の不正使用が人類にとって最大の悪であるという意味合いからもこの種の事件について厳正に対処していってほしいと思うのですけれども、麻薬の新条約に加盟しますと、日本人が外国で行った薬物犯罪について的確にその処罰をしたり犯罪人としての引き渡しを求めたりすることができ...全文を見る
○肥田美代子君 そうしますと、もう一度お尋ねいたしますけれども、例えば今例を挙げさせていただきました勝新太郎の場合ですけれども、今おっしゃいましたように、犯罪要件が整わないということがあるとおっしゃいましたけれども、向こうで所持をしているということがはっきり今回のことでわかったわ...全文を見る
○肥田美代子君 ちょっとわかりかねるのですけれども、そうしますと、所持で逮捕された人は日本ではもう所持については逮捕することができないということですか。
○肥田美代子君 そうしますと、くどいようですけれども、勝新太郎の場合でしたらこの条約ができた段階でどういうふうになるのですか。
○肥田美代子君 日本の薬物汚染は欧米諸国に比べてそれほど深刻でないという認識を持たれているのですけれども、私はちょっとこれは随分違う話だと思うわけです。  それで、薬物汚染対策は先手必勝ということが原則でございますし、だれの目にも深刻に映り始めてはもう遅いわけです。覚せい剤を使...全文を見る
○肥田美代子君 ありがとうございました。終わります。
11月21日第122回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○肥田美代子君 肥田と申します。  午前中の大臣のお話を伺っておりまして、私は大変心強い思いがいたしました。と申しますの、は、教育というのは人を幸せにするためにある、そういうふうに大臣はおっしゃったんですけれども、そのお言葉を引用しますと、この文教委員会というのは幸せづくりをす...全文を見る
○肥田美代子君 ことしの通常国会で著作権法の改正が行われたわけですけれども、レンタル権をアメリカのレコード会社に認めることになった理由について今おっしゃっていただいたんですけれども、そうしますと、その段階でアメリカは日本にレンタル制度があるということを前提として要求していたわけで...全文を見る
○肥田美代子君 そうしますと、今回アメリカはそのレンタル制度を禁止しろという主張だと理解していいと思いますけれども、そうしますと、アメリカの主張は前回の主張と違うのじゃないですか。
○肥田美代子君 レコードレンタルの制度によってレコードの売り上げが落ちるとか、そういうことをアメリカのレコード会社とか作詞家、作曲家は心配しているのでしょうか。例えば今、洋盤の売り上げはどうなっていますか、お願いします。
○肥田美代子君 レコードレンタル制度は若者の音楽の普及に大変役立っていると私は思うんです。その若者たちが、最近の新聞報道を見まして、レンタル制度がなくなるのじゃないかと心配し始めております。  ところで、大臣は、若者代表としてレコードレンタルの制度が若者の文化に大いに寄与してい...全文を見る
○肥田美代子君 大臣の今のお言葉を伺いまして、私は信じておりますので、どうぞ頑張ってくださいませ。  それから、次の質問に参らせていただきます。  子供時代に読んで感動した本といいますのは、その人の人生を何らかの形で決めていくと思うんです。それで、大臣にももちろん子供のときに...全文を見る
○肥田美代子君 チョウの図鑑、とってもすばらしい愛読書だと私は思います。ありがとうございます。  それでは、子供たちの一日の生活をちょっと考えてみたいのですけれども、ほとんどの時間を学校で過ごすのですね。それで、その学校がおもしろくないという子供たちはますますふえている。どうし...全文を見る
○肥田美代子君 お話を伺っておりまして、大臣が、とりわけ本の大切さ、それから学校の本当に本来あるべき姿について深い御認識を持っておられることを伺いまして安心いたしました。  その学校の中における図書館のことなんでございますけれども、例えば私の地元の大阪で先生方にいろんなアンケー...全文を見る
○肥田美代子君 どうしてこういう結果になったかという一番大きな理由の中に、司書教諭の配置がほとんど行われていないという現状があるわけですね。子供たちが教育の中で図書館を使うためには、司書教諭というのは本と子供たちの橋渡しをする大切な役目でありまして、片手間でやれる仕事じゃないと私...全文を見る
○肥田美代子君 この「当分の間こというのはかなり漠然とした表現なんですけれども、そのころには何年ぐらいとお考えになったんでしょうか。
○肥田美代子君 「当分の間こというのが四十年近いと、そういう国語辞典はないような気がいたしますけれども、そうしますと、「当分の間こという間に例えば司書教諭を図書館に配置するように努力はなさっていらっしゃいましたか。さっき、講習会があったとか、そういうことを伺いましたんですけれども...全文を見る
○肥田美代子君 今、小学校と中学校について数字をおっしゃっていただいたんですけれども、その小学校五十九、中学校九十四というのは、人が聞いていますとパーセンテージに聞こえますけれども、これは何校という校ですね。
○肥田美代子君 人数ですね。
○肥田美代子君 じゃ、五十九人ですね、小学校では。そうですか。これはもう、今、そちらで失笑が起こりましたように、本当にだれが聞いても少ない数だと思います。  それで、指導要領の中には、みずから学ぶ意欲をつける、そういうふうに指導されておりますけれども、学校図書館がかぎがかかって...全文を見る
○肥田美代子君 それを一番最初の仕事にしていただけたらとてもありがたいと思います。よろしくお願いいたします。  それで、一九八九年なんですけれども、アメリカの議会で、青少年に読書をもっともっと勧めようじゃないか、そういう決議が行われまして、レーガン大統領の名前で声明文も出ており...全文を見る
○肥田美代子君 次に、子供の権利条約について少々お尋ねしたいと思うんです。  それで、恐らく次の通常国会にこれは条約として上がってくるというふうに政府の方でお答えになっているようですが、そのことについては変わりございませんか。
○肥田美代子君 それでは、この子供の権利条約は、鳩山大臣は本当に熟読玩味していただいておると思いますが、この条約は二十一世紀に向かって全世界の子供たちへの約束事というふうに私は受け取っております。大臣はこの条約の意義についてどのようにお考えでしょうか。
○肥田美代子君 それでは、本日はその条約の趣旨を文部省がどのように生かそうとしていらっしゃるかについて質問したいと思います。  まず、学校教育に責任を持つ文部省としては子供の人権ということを基本的にどのように考えておられるか、お聞かせください。文部省は、子供にも大人と同じように...全文を見る
○肥田美代子君 子供が権利を持ち、これを保障することが必要であるという意識はお持ちのようですが、実際には子供の権利が侵害されているんな事件が起きています。特に、学校では厳し過ぎる校則、体罰、いじめ等、子供の人権侵害が後を絶っていません。文部省は子供の権利を保障するとおっしゃいます...全文を見る
○肥田美代子君 では、子供の権利条約と文部省の施策の関係に入りたいと思いますが、まず基本的なことを伺います。  文部省は、この条約が批准されても学校教育は何ら変わらない、そういうふうにお考えなんでしょうか。私は、この条約が批准されたら、あるいは批准される前においてもですけれども...全文を見る
○肥田美代子君 日本の子供の権利が一〇〇%保障されていないということは、今おっしゃっていただいたことでよく認識していただいているということがよくわかりました。先ほども申しましたように、いろいろな事件が続発しているわけです。日本の子供の権利も今以上に保障されなければいけないと思いま...全文を見る
○肥田美代子君 先日、NHKのテレビを見ておりましたら、文部省の研究指定校とかになっている中学校のことなんですけれども、いわゆる習熟度別クラスというのをやっておりまして、そこでじっくりコースとスピードコースというのがあるんですね。それを決めるのは子供なんです。文部省の研究指定校で...全文を見る
○肥田美代子君 もう残念なことに時間が迫ってまいりましたけれども、今のチョウのお話はとっても暗示に満ちたものだったと私は思います。  それで、私は一番日本で困ったことだなと思うのは、教育的配慮でもっていろんなことが行われているということなんですね。学校教育法施行規則の中に教育と...全文を見る